安中市松井田町 妙義山 禁断の星穴新道から登る星穴岳     Mount Hoshiana in Annaka, Gunma 

Sunday, April 16, 2017
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3日前に表妙義縦走をして、シーズン始め早々に岩の洗礼を受けた。 そして、今回は表妙義縦走よりもはるかに難易度の高い禁断の星穴新道に行ってきた。 なぜ禁断か? といえば登山禁止ルート(廃道)であるからだ。 廃道になった経緯には1970年に起きた2人の女子高生の遭難も関係しているらしい。 そんな悲劇の舞台ではあるが、私的には2015年の冬に星穴めぐり山行でみたP3のカッコ良さに惚れて、機会があれば登ってみたいと思いを募らせたルートである。




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<マイカーの場合>
登山口の 旧裏妙義国民宿舎 までのアクセス、並びに星穴新道取付きである “星穴沢橋” までは以前登った女坂ルートと同じなので、そちらのレポートを参照してほしい。→ “安中市松井田町 妙義山 裏妙義女坂から登る相馬岳    Somadake in Mount Myogi, Annaka, Gunma”

昨年の3月で閉館となった裏妙義国民宿舎であるが、パーキングは閉鎖されていないのでこちらを利用する。 満開のサクラの木の下で身支度を整え、ヤマブキの黄色い蕾に心を和ませながら軽い足取りで出発する。 登山ポストは、国民宿舎手前の橋の横にあるので必ず提出していこう。 




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中木川に沿って林道を20分ほど上流へ向かって歩けば星穴沢が出合う星穴沢橋に着く。 
左側に慰霊碑のケルンがあり、サクラやスミレの花が慰霊碑を見守るように咲いていた。




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星穴沢の堤防を見ながらしばらく行くと、テープで閉鎖された二股に着く。 左は沢筋に下る女坂ルートだ。 右手の植林された尾根が星穴新道である。 テープをくぐってしばらく踏み跡をたどり、適当な場所から尾根に登る。




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スギ林から雑木林に変わり、所々崩壊したヤセ尾根を交えながらも迷うことのない尾根を行く。 すると数本の鉄のアンカーのみが残っているスラブ斜面が現れるので、ここを慎重にトラバースする。




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スラブの先を尾根の右側から登りつめていく。 すると顕著な岩場が行く手を阻む。 基部には黄色のペンキで “星穴→” とある。 ここがP1であることは間違いなさそうだ。




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右側のフィックスロープの張られた岩場を各自フリーで登る。 Ⅲ級くらいなので岩慣れしている人なら問題ないだろう。 でも、湿った感じの岩場なのでスタンス選びは慎重にね。




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続けて現れるやや傾斜のつよい10mくらいの岩場は、悪そうなので念のためロープ確保で登る。 クサリはあるが使わない方が良いだろう。 なにせ半世紀前のクサリだからね。  ヒィィ((ll゚゚Д゚゚ll))ィィ!!!




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さらにクサリ場が続き、外傾したスタンスの岩場が現れる。 岩登り自体は簡単であるが、上部の斜面がガラ場なので落石には要注意だ。




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P1からの連続した岩場を終えると、尾根も急になり息が上がる。  しばらく行くとP2の岩峰に行き当たる。 岩峰通しには行けないのでルートを探っていると、古ぼけた道標を発見する。 P2岩峰の左側をトラバースするようだ。




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・・と・・こんな岩壁にクサリがついている。 “え!ここ行くの~?” クサリが現役だったとしてもこの斜面は悪すぎる! ロープを出して、この岩壁をトラバースするか迷うところであるが、尾根の少し上部にラペル用のアンカーが残置されていた。




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つまり半世紀の間に、星穴新道の本来のルートをパスし、クライミング用のルートがその後出来上がっている感じである。




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ラペルして登り上げた対岸の尾根からラペルしたP2側壁を見る。 




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P2のトラバースを越えて、東方向へ尾根をたどると基部がハング気味の岩場の下降がある。 
クライミング・ダウンもクサリがあれば問題ないが、フリーでは少し怖いのでラペルする。 
なにせ、こんな細くなったクサリですからね~  Oh~こわッ!   (;^_^アセアセ・・・




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そして、ますます尾根の勾配が増し、P3への登りに入ると、5mくらいだが、ホールドの乏しい岩場が現れる。 この岩場をクサリに体重をかけない程度に利用して何とかこなす。




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標高は高くなり、北方面の景色が開ける。 浅間山の雪もここ数日でだいぶ溶けてきた。 浅間山に前に横たわっている重量感のある山は妙義山塊での最高峰である谷急山(1,162m)である。 縦走コースから離れているので訪れるハイカーも少ないが登りごたえのある立派な山だ。 → “安中市松井田町 妙義山 雪稜の谷急山     Mount Yakyu in Mount Myogi”





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そして、その東へ続く裏妙義の稜線と、眼下には妙義湖(中木ダム)が見える。




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そして、いよいよP3の基部と思わしき場所まで登ると、クサリが左側の絶壁に垂直に下がっている。 クサリがあるとはいえ、かなり急峻な下りなので迷わずラペルする。(またはアンザイレンして越えたほうが良いだろう) 10mくらい下降すると、岩壁に鉄アンカーが打たれてあるので、その鉄アンカーをスタンスにして草付きバンドへ移動する。 




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草付きバンドから岩壁をP3の南側のコルにトラバースする。 高度感で背中がゾクゾクする40mの大トラバースである。 




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そして、何とかP3をクリアしてP3南側のコルに着く。 ここには星穴沢へのラペル支点が残置されている。また、コルの西側は星穴岳から派生している岩稜が立ち並び岩の要塞のような空間となっている。




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おや、イルカ岩?




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P3南側コルからは、星穴岳までの最後の登りである。 振り返りP3を仰ぎ見る。 台形のようなシルクハットのような特徴的な形はクライマーの美観をくすぐるものがある。 私には昔見たコロラド州のスミスロックという岩場にある Monkey Face を連想させる。




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P3南側コルから星穴岳までは、踏み跡が錯綜していて分かりづらい。 ルートは岩場のリッジを直進し、落ち葉と泥藪の窪状を詰めるのが正解だ。 コルから右に回り込む踏み跡は岩壁帯に入っていってしまうのでルート取りに気をつけよう。 
登り詰めた鞍部(星穴岳の西側のコル)には朽ちた道標が倒れている。 ここにもコルから南側へのラペル支点がある。 私たちは星穴岳の東側のコルから星穴(射抜き穴と結び穴)にラペルしたが、ここからも星穴へ潜り込めるようだ。 星穴探検のレポートはこちらから → “下仁田町 星穴探検隊が行く初冬の妙義山     Hoshianadake in Mount Myogi, Gunma”




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星穴岳のピークへは西側のコルからは登れない、東側へまわり、左側が切れ落ちた岩棚をトラバースして、東側コルの下の10mのフェイスを登る。




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この10mのフェイスが、スタンスが乏しく難しい(Ⅳ級) 左の立木から細いフィックスが垂れているが、古くてとても使う気にならない。 フェイスの右側のクラックにジャミングを決めて足はフリクションで少しずつ上げていく。 しかし、クラックの岩も脆くてプロテクションが取れないのでリードにはそれなりの力量が求められるだろう。 本ルートで一番難しいセクションだ。 




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そして、見覚えのある星穴岳東側コルからはさらにⅢ級の岩登りで、2度目の星穴岳のピークに立つ。 狭いピークはまさに天空の城のような浮遊感のある場所だ。 




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星穴岳の北側には先ほどトラバースしたP3がそびえている。 赤いラインがラペルで降りた地点で、青いラインが岩壁トラバースしたラインだ。 こうして見ると、本当に登山道として活用するには無理があるルートだ。 もう立派なクライミングの領域だ。 なので、私のブログでは一般ハイカーが誤認識しないようにクライミングのカテゴリーに記載する。 登攀技術の無い登山者は安易に入らないでくださいね。




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天空の城からの眺めは360度の大パノラマだ。




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東側には、3日前に歩いたばかりの表妙義の縦走路も良く見える。




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山頂でのランチ休憩後は、P3南側のコルまで戻り星穴沢(右俣)にラペルで下降する。 
この下降ルートは結構メジャーなのか? 
今回50mラペルを4回行ったが、いずれの場所にもアンカーにはスリングやカラビナが残置されていた。 




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1ピッチ50mいっぱい下降して沢の左岸の大木に2ピッチ目の支点がある。 2ピッチ目は浮石の多い沢筋から滑り台状の沢を降る。 




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3ピッチ目は、途中にチョックストーンのある急な沢筋を降りる。




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4ピッチ目はだいぶ傾斜が緩くなってくるが、落ち葉と浮石の詰まる歩きにくそうな沢なのでラペルで降る。 ここでロープの出番は終了だ。 




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石がゴロゴロした涸れ沢をしばらく降れば、右から水流のある支流(星穴沢左俣?)と合流する。 落ち葉だらけの茶色の沢床にも、よく見れば小さな緑色の芽が・・ネコノメソウかな?




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幅広の沢になるので、歩きづらい沢筋よりも小尾根を越えて右方向へ降って行くほうが良い。 しばらくすると女坂コースの“国民宿舎”と書かれた道標がある場所にでる。 下降を始めて、ここまで4回のラペルと沢歩きで約2時間くらいだろう。




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女坂コースを30分くらい何度か渡渉しながら進むと、朝に見た星穴新道との二股に着く。 そこからは林道に出て、道端の野花などを見ながらのんびりと旧国民宿舎のパーキングまで歩いた。

星穴新道は、半世紀前のクサリなどのルートを示す残置物があるので、ルートファインディングはさほど難しくはないだろう。 しかし、完全にバリエーションと呼んで差し支えないほどの廃道である。 下降も表妙義の一般道に廻るには時間がかかるルートなので(やるならそれなりの体力が必要)、星穴沢の沢下りとなる。 したがって、ラペルやクライミングのテクニックのある者だけが、自己責任において入ることができるルートだということを肝に銘じてほしい。


本ルートのマップ
私のこのトレイルへの評価: 4★ 上級者以上
行程距離: 約6km(旧国民宿舎‐星穴沢橋‐P1~P3‐星穴岳‐P3南側コル‐星穴沢下降‐女坂合流‐星穴沢橋∸旧国民宿舎)
標高差: 約650m
実動時間: 約9時間 (星穴新道~星穴岳 約5時間、星穴岳~星穴沢下降 約4時間、休憩込み)
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# by dream8sue | 2017-04-16 19:44 | Rock Climbing | Comments(2)

富岡市/下仁田町 白雲山から金洞山へ早春の表妙義縦走     Mount Myogi in Tomioka, Gunma 

Thursday, April 13, 2017
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群馬県西部に位置する妙義山は、妙義湖(中木ダム)を挟んで分かれる表妙義と裏妙義の総称である。 私は昔、表妙義の稜線は何度となく歩いているのだが、白雲山から金洞山まで通しで歩いていないことに気づき、今回は数十年ぶりに表妙義縦走に出かけた。 

<マイカーの場合>
高崎方面から国道18号で軽井沢方面に向かい、国道18号松井田バイパスの先の五料の信号を左折し県道51号線に入り213号線に当たったら右折し、妙義神社方面に向かう。 上信越自動車道利用の場合は松井田妙義ICで降りれば県道51号線に合流するので左折する。 妙義神社の鳥居の先の右側パーキングがある。 向かいの大きなパーキングは道の駅のパーキングである。 
私たちは、下山の中間道歩きを避けるために1台の車を中之獄神社にデポし、カーシャトルすることにした。 妙義神社からカーブの続く山道を走れば、金鶏山のすそ野を巻いて下仁田町側にある中之獄神社に着く。




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サクラが満開の参拝道を登り、境内に設置された登山ポストに計画書を入れて(書いて)行くことを忘れずにね。 神社の階段を登りきれば国指定重要文化財の本殿がある。 階段歩きが嫌な人は本殿の下から右側の登山道に入る。




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本殿から木立に囲まれた急坂を30分も登ればクサリ場が現れ、登り上げた尾根の左に妙義山のシンボル “大の字” がある。 岩壁に張り出したテラスのような大の字は、急登で汗ばんだ身体を休めるにはもってこいの場所だ。




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 バックにはこれから登る表妙義の稜線が頭上高くに仰ぎ見られ、その迫力に嫌でもテンションが上がる。




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大の字のクサリを降り、コルから少し進めば右側からルンゼが合流する “辻” という場所に着く。 ルンゼの出合に “キケン 上級コース” と書かれた岩があり、ここを右に回り込むと “奥の院” の石室がある。 そして、その右側の岩壁に約30mのクサリが設置されている。 さあ、いよいよ始まりだ!




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奥の院のクサリ場から続く、濡れた10mのクサリ場や、メタボのお父さんには苦しいチムニーの岩場などをこなし、クサリ3連結の “ビビリ岩” を登る。 バックには昨年の春に登った相馬岳北稜の側壁が壮大な景色を作っている。 う~ん、シビレル~!   ォ━━ヾ(o・∀・o)ノ゙━━オ!!  
相馬岳北稜の様子はこちらから → “安中市松井田町 妙義山の名ルート相馬岳北稜    North ridge of Sōmadake in Mount Myōgi”




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ビビリ岩からは一気に視界が開け、浅間山や裏妙義の岩峰群などの展望を楽しみながら “背ビレ岩” などのナイフエッジの稜線を進む。 そして、石碑の置かれた360度の展望をもつ “大のぞき” に着く。




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振り返れば、眼前には上毛三山の榛名山と、赤城山も遠くに霞んで見える。




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休憩後は、大のぞきの北側につけられた長いクサリを降る。




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急下降の50mはあろうかと思われる長いクサリ場であるが、岩のフリクションは良いので、しっかりスタンスをきめて降りれば問題ない。 大のぞきのキレットから再び急登を繰り返して “天狗岩” に達する。




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それにしても見事な眺望だ。 眼前には裏妙義の丁須の頭から赤岩までの縦走路が横たわる。 そしてバックには、まだ雪をかぶったままの浅間山と、その右には鼻曲山や草津の山々も見える。 
裏妙義の縦走路も、表妙義縦走に負けないほどの面白いルートなのでぜひトライしてほしい。 → “安中市 篭沢から登る冬の丁須の頭 Mushroom Rock“Chosunokashira”in Mount Myogi”




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短いアップダウンを繰り返し、入り組んだ岩稜を巻きながら行くと、ようやく “タルワキ沢のコル” に着く。 休みたくなる気持ちを押さえて相馬岳のピークへの登りにかかる。




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コルから急登を20分ほどこなし相馬岳に到着! ふぅ~  (;^_^ アセアセ・・・ 登山口から約4時間。だか、まだルートの3分の1くらいである。 行く手には表妙義縦走の核心部である “鷹返し” の岩峰がお目見えだ。 
山頂で逆コースから縦走してきたという単独行の年配男性に会う。速い! 三( ゚Д゚) ス、スゲー!  いえ、私達が遅いのです! (;^_^ )




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相馬岳で20分間のランチ休憩後は、茨尾根へのガラ場の下りが待っている。 急勾配な上に脆い斜面で浮石も多く落石しないように神経をすり減らしながらの下降となる。 
ちなみに相馬岳の西に “裏相馬岳” という地味なピークがあり、2度と来ないかもしれないのでちょっと寄り道させてもらった。 プライベートテラスのような狭い岩稜の先端で南面の展望を束の間楽しんだ。




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ガラ場の下りは、やがてクサリが現れて沢筋の水場へと導かれる。



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嫌なガラ場が終わり、楽しい茨尾根の岩稜歩きとなる。 えぐれた岩壁をトラバースして・・




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急峻なクーロアール状のリッジを四つ足で攀じ登り、岩のアーチをくぐって進む。 




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茨尾根の途中で降り返れば、藪越しに相馬岳がもうあんなに遠く高く見える。




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やがて南の視界が開け、眼下には筆頭岩のある金鶏山や西上州の山々が広がる。 




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中間道に繋がる “ホッキリ” の分岐を過ぎると、岩の基部を巻くように10mくらいの外傾した岩場が現れる。クサリでこれを登り、さらにその先の濡れた嫌らしいスラブ20mほどをクサリでトラバースする。 




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やがて裏妙義の林道へ下る “女坂分岐” を右に分けると、核心部の鷹返しの大岩壁が目の前に迫る。 西側には “射抜き穴” “結び穴” の2つの穴を従えた星穴岳が鬼の顔の様に浮かんでいる。 緊張感マックスであるが、陽当たりの良い茨尾根では、時々見かけるアブラチャンの黄色い花が心を和ませてくれる。




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女坂分岐を過ぎてから尾根の東側を巻きながら鷹返しの大岩壁の基部に至る。 すぐに5mくらいのクサリのかかった岩稜が現れる。 露出感がつよいがスタンスが大きく安定しているので、落ち着いて登れば大丈夫だ。 登り上げた岩バンドを10mほどトラバースすればピカピカのハシゴがセットされている。 まさしく昨年の秋にかけ替えられたばかりのハシゴである。   




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ハシゴからクサリに変わり、40mくらい続く高度感のある岩場を登る。 ここでビビったら無理をせずに引き返そう。 何をもって上級者というのかは定かでないが、妙義山の上級コースに関しては間違いなく岩登りのできる登山者の事であると確信するだろう。 中間テラスから下を見ればこんな感じ。




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中間テラスから上を見ればこんな感じ。




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東に目をやれば、歩いてきた白雲山から相馬岳の岩稜が一望できる。




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40mの垂壁上部でカンテを越えて、右側が切れ落ちた湿った岩場のトラバースをして “鷹返しの頭” へ続く尾根にでる。




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鷹返しの頭からは、今度はルンゼ内の長い下降(約25m)が待っている。 登りより怖い下りなので、安全を考慮してラペルすることにする。 50mロープ必携だよ。 




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どうにか核心部を終えたが、安心するにはまだ早い。 白雲山側に比べると金洞山側のルートの方が悪い気がする。 左に石門群へのエスケープルートを分け、東岳へと進む。 西側には中ノ岳の “コブ岩” 岩稜が逆光の中で黒いシルエットを浮かべていた。




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南側には中之獄神社のパーキングが見えてきた。




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振り返れば安中市、高崎市方面の平野が広大な景色を見せる。




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プチ蟻の塔渡りのようなコブ岩をバランス良く渡り、さらに2段20mくらいのクサリ場を慎重に降る。 疲労感もマックスなので集中力を切らさないように頑張ろう。




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そして最後は濡れた泥壁を慎重に登れば、石祠が置かれた中ノ岳山頂に到着だ。
やれやれ、何とか日暮れ前までに下山できそうだ。
中ノ岳からはフィックスロープの張られたガレた斜面のトラバースをこなし、北側から回り込むように “主稜のコル(中ノ岳と西岳のコル)” に出る。




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主稜のコルからは石門の見晴台方向に下山となる。 コルから中之獄神社までは40分くらいである。 この間は星穴めぐりのレポートを参考にしてね。 → “下仁田町 星穴探検隊が行く初冬の妙義山         Hoshianadake in Mount Myōgi”
なお、中之獄神社のパーキングは午後6時くらいで閉鎖されるので下山時間に留意する必要がある。 私たちはパーキングが閉鎖されることを知らず6時半くらいに下山したら、パーキングの係員が時間を延長して待っていてくれた。 ありがとうございました。 ちなみに、中之獄神社のパーキングから下仁田方面に少し下った所に未舗装のパーキングがあり、こちらは時間制限が無いらしい。  <写真は中之獄神社のパーキングから見た表妙義の稜線>




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中之獄神社の近くにある “さくらの里” のサクラはまだ固い蕾であった。 
早春の表妙義の縦走路は、日陰にはうっすらと氷が張っている場所や濡れた斜面があるものの、核心部の岩場などの状態はまずまずだ。 
シーズン始めでまだ身体が岩に馴染んでいないが、良いウォーミングアップとなった。

私のこのトレイルへの評価: 5★ 上中級者向け
行程距離: 約5km(妙義神社‐大の字∸白雲山‐相馬岳‐鷹返し∸金洞山‐中之獄神社)
標高差: 約630m (アップダウンが多く累計高低差はこれ以上)
実動時間: 約11時間 (妙義神社~相馬岳 約4時間、相馬岳~中之獄神社 約6時間 休憩約1時間込み)

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# by dream8sue | 2017-04-13 22:53 | 群馬県 西上州エリア | Comments(2)

新城市 山全体が天然記念物の鳳来寺山     Mount Horaiji in Shinshiro, Aichi 

Sunday, February 19, 2017
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仕事で愛知県に滞在して、早2ヶ月が過ぎた。 社員寮という名のお城に閉じ込められたお姫様状態。 これは自力で城から脱出して自然の野山へ向かうエピソード2である。 006.gif
豊田市の猿投山(さなげさん)に引き続き神社仏閣に由来する山である鳳来寺山(ほうらいじさん)へ行ってきた。 鳳来寺山は、大河ドラマの舞台になっている三河(愛知県東部)に位置する標高684mの宗教色の強い山である。 このタイプの山は好きではないのだが、山全体が国の名勝であり、天然記念物に指定されているということなので一見の価値があるのではないかと思い訪れた。 (Top写真は新城市のポスターより)




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<公共交通の場合>
名古屋方面からJR東海道本線(豊橋行き)で豊橋駅まで行き、JR飯田線に乗り換えて、本長篠駅にて下車。 本長篠駅前バス停から豊鉄バスの “田口” 行き(田口新城線)で鳳来寺バス停降車。
土日祝日はバスの便が少ないので事前に時刻表を確認しておいた方が良い → 豊鉄バス時刻表
バス停の隣は無料パーキングになっているので、マイカー利用の場合はこちらに駐車可能だ。




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バス停横の三叉路を右に進むと、門前町の風情を残す参道が続く。 鳳来寺山は、 “声の仏法僧” と言われるコノハズクが生息することでも有名らしい。 登山口(表参道石段下)の手前にある鳳来寺自然科学博物館ではコノハズクの鳴くビデオが見られる・・と案内板に書いてあった。 003.gif




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この日は、天気は良いものの風の冷たい日であった。が、参道には白梅や蝋梅が咲き、気持ちをほっこりさせてくれた。 056.gif 043.gif




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バス停(パーキング)から1.2kmほどで登山口ともいうべき、樹林帯の中に続く石段の下に着く。 061.gif




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まずは1425段の石段を鳳来寺本堂まで登る。 1425段!長ッ! 005.gif 008.gif




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右手の樹林帯の奥に岩壁が見えてくると、やがて徳川家光が1630年に着工したという仁王門が現れる。 仁王門は国の重要文化財に指定されているらしい。 027.gif 045.gif




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仁王門を過ぎても、いや、むしろ過ぎてから延々と石段が続く。 008.gif




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仁王門からさほど離れていない場所に、日本一高いとされる樹齢800年以上の “傘杉” がある。




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高さ約60m! 大きい! 005.gif




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さらに進むと、城壁を思わせる石の壁が現れる。 石壁の上から左(西)へ馬の背岩展望台へのトレイルを分ける。下山はこちらの馬の背岩展望台を経由して登山口まで戻ることにしよう。 045.gif




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休むことなく石段を登って、パーキングから約1時間で鳳来寺本堂に到着。 本堂のバックにそびえる大岩壁がすごい! 1425段の石段を登らないと本堂まで来れないのか?といえば、そんなことはない。 東側に鳳来寺山パークウェイという車道があるので、一般参拝者も容易に来られる。 
ちなみに、土日祝日には鳳来寺山パークウェイのパーキングまでアクセスするバス便があるので、石段登りを避けたいハイカーはバスを利用する方法もある。 034.gif




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さて、本堂からは、本堂の西側バックサイトの石段を登り山腹に着いたトレイルを行く。 石段とスチールの階段を交えながら急登をこなして不動堂の前を通る。




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“六本杉” を過ぎて西方向に尾根を廻り込むように奥の院へ向かう。 奥の院の手前には “清浄水” という井戸?がある。 水源など無さそうなドライな地形なので “え!こんな所に?” と驚く水場だ。




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朽ち果てた奥の院から尾根を北に10分ほど行くと、木立に囲まれた展望の悪い鳳来寺山頂である。 066.gif




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鳳来寺山頂から5分ほど北へ行った所に、展望の良い瑠璃山(695m)があるので寄って行こう。 瑠璃山の小さな岩塔に立てば北側には宇連山などの奥三河の山々が連なっている。 そして、その山々へは良く整備された東海自然歩道が続いている。 また、遠方には南アルプスの白い頂も望める。 072.gif 




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東側の展望も素晴らしい。 青い山脈の上空には飛行機雲が空の道を描いていた。 072.gif 043.gif
どこまでも奥三河の山々へ歩いて行きたくなるが、ランチタイムを終えたら、鳳来寺山へ戻り、そこから東に続く自然観察路を周回し本堂へ戻ることにする。 063.gif 070.gif




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鳳来寺山頂からやや下り坂のトレイルを行くと、程なくして天狗岩?かと思われる岩場(実際は名無しの岩場)が現れたので、岩の上に登ってみた。 




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南側の展望が開け、三河湾がはるか遠くで輝いていた。 072.gif




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さらに良く踏まれたトレイルを行くと、壊れそうな休憩舎のある天狗岩に着く。 042.gif




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アルプスの山のような迫力はないが、無数に重なり合う山々が創り出す複雑な地形こそが奥三河の魅力なんだね。 045.gif




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眼下には鷹打場展望台と思われる岩場が見えている。




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では、その鷹打場へ向かって先を急ごう。 緩やかなトレイルは所々で大岩の横をすり抜ける。




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そして陽当たりの良い鷹打場展望台に到着。 鷹打場は展望も良く、石のテーブルもあるので休憩ポイントには最高の場所だ。 063.gif 043.gif




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先端の岩場の先は断崖絶壁なので、はしゃぎすぎて落ちないようにね。 034.gif




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鷹打場分岐に戻り、鳳来寺方面(西)へ進む。 070.gif




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歩き易い緩やかな山路をしばらく降れば東照宮に着く。 東照宮から鳳来寺本堂までは西に300mだ。




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本堂から表参道の石段を降り、石の壁の上から馬の背岩展望台方向へ進む。 070.gif




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辺りは深い森で、樹木の基部には緑の葉が覆っている。  043.gif




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馬の背は短いヤセ岩稜で、岩稜の先には古い休憩舎がある。 そこからは鳳来寺本堂が見える。




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稜線に目をやれば、鳳来寺山方面の岩峰も見えている。 072.gif  この辺りの山は、かつての火山活動の名残りをとどめる火成岩でできているらしい。




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馬の背岩展望台からは、やや荒れた感じのトレイルを仁王門まで下る。 042.gif




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仁王門からは往路でバス停まで戻る。 帰路は馬の背岩展望台へ回ったことで膝に悪い長~い石段の下りを避けることができた。 瑠璃山や鷹打場展望台からは、700mに満たない低山とは思えない素晴らしい景色を楽しむことができた。 何てったって山全体が天然記念物だからね。 049.gif

本ルートのマップ:yahoo! Map
私のこのトレイルへの評価: 4★ 初~中級者向け
行程距離: 約8km(鳳来寺参道入口‐石段下‐仁王門‐鳳来寺‐鳳来寺山‐瑠璃山‐鳳来寺山‐天狗岩‐鷹打場展望台∸東照宮‐鳳来寺‐馬の背岩展望台‐仁王門‐階段下‐鳳来寺参道入口)
標高差: 約500m
実動時間: 約5.5時間 (バス停~鳳来寺 約1時間、鳳来寺~瑠璃山 約1時間、瑠璃山~鷹打場 約1.5時間、鷹打場~バス停 約1.5時間、休憩0.5時間込み)




【おまけ:石雲寺のセツブンソウ】
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マイカー利用なら、鳳来寺山から名号へ移動して石雲寺のセツブンソウを見に行こう。 うめの湯(新城市名号字袋林28‐2)という温泉施設が向かいにあるので、うめの湯をターゲットにするとよいだろう。
私は、初めて見るセツブンソウに大感激。 節分の時季に咲くのでセツブンソウと言うらしい。 節分は過ぎていたがセツブンソウは満開だった! ハクサンイチゲを小さくしたような花だな~と思ったら、同じキンポウゲ科の花のようだ。

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# by dream8sue | 2017-02-26 18:41 | 愛知県エリア | Comments(6)

豊田市 猿投山の東海自然歩道と七滝を歩く     Mount Sanage in Toyata, Aichi

Sunday, January 29, 2017
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仕事で愛知県に滞在して、早1ヶ月が過ぎた。 群馬よりも暖かいと思ったら大間違いで、寒いし雪は降るしで、部屋に幽閉状態の毎日。 お城に閉じ込められた姫は王子様によって助けられる展開のはずなのに・・・。007.gif  誰も助けに来てくれないので自力で城を脱出して自然の野山に飛び出したのであった。 041.gif 
完全awayの知らない土地で、車も無いので、アクセスが比較的容易でメジャーな山ということで、豊田市の猿投山(さなげさん)に行ってきた。 猿投山は、豊田市から北に位置する標高628mの典型的な里山で、冬でも多くのハイカーが訪れている。  034.gif




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<公共交通の場合>
名古屋方面から豊田市駅までは地下鉄と名鉄の2通りの行き方があるようだが、私は豊橋方面の電車に乗って、知立駅で名鉄三河線(猿投行)に乗り換えて豊田市駅まで行った。 
豊田市駅前(西口)からは、とよたおいでんバスの藤岡・豊田線で “猿投山神社前” で下車。 バス停に降り立てば猿投神社の門が目の前に見える。
豊田駅から猿投神社前までバス片道、約30分で、運賃は300円。
 



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猿投神社を左手に見ながら、舗装道路を北へ進むと登山者パーキングが現れる。 決して狭くはないパーキングは満車状態で、猿投山の人気がうかがえる。 005.gif




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猿投神社から登山口までは、舗装道路(林道)を1,6kmほど歩く。 林道は猿投川に沿っているので途中に赤い水車(トロミル水車)なども見られる。 ちなみにこの林道も東海自然歩道の一部である。 関東圏ではあまり馴染みがないが、東海自然歩道とは、東京の八王子から大阪府箕面市までの約1700kmの長距離自然歩道のことである。 034.gif 027.gif




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“お倉岩” という三角の岩を過ぎると、左側に木段で始まる猿投山登山口が現れる。 




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登山口には “御門杉” という大きな杉の木がある。




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山路に入れば、辺りは針葉樹林の森で、トレイルはよく整備されている。




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林床には大きなシダの群落がみられる。




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登山口から15分ほど登ると、林道が交差し、その林道を横切るかたちでトレイルが続いている。 さらに30分ほど登ると休憩舎が現れる。 神社から1時間以上歩いたので、休憩するにはちょうど良い場所だ。 042.gif 063.gif
しかし、ハイカーが多くてうんざりだ。 おばちゃんパーティーはうるさいし、避けることが難しい狭いトレイルで後ろからトレイルランナーにぴったりと追いつかれ、 “さっさと歩け!” 的なプレッシャーを感じながら歩かされて実にuncomfortable なトレイルだ。 021.gif




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休憩舎から少し登った所で、武田道との分岐に着く。 下山はこの武田道で降りるか、七滝コースを行くか迷うところだ・・・う~ん、考え中・・ 039.gif




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武田道の分岐から100mくらい登ると、 “大岩展望台 2分” の道標がある。 トレイルから右斜面についた踏み跡を追い、大きなボルダーの中をぬって3分ほど登った所に大岩展望台がある。




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大岩の上からは豊田市が一望できる。 072.gif




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大岩展望台から東海自然歩道に戻り、左に自然観察路のトレイルを分け、右に少し降れば再び林道に合流する。 東の宮経由で猿投山に登るには、林道を左に50m行けば公衆トイレと東の宮への鳥居があるので、鳥居をくぐって針葉樹林帯を登る。 070.gif




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針葉樹林帯をスギやヒノキの人工林にしては雰囲気が違うな~と思いながら歩いていると、猿投山周辺はツガの原生林である標識があり納得した。 045.gif




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林道の鳥居(東の宮入口)から東の宮まではわずか1kmほどだが、ツガをはじめ常緑樹が多く歩いていて気持ちの良いトレイルだ。 043.gif




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東の宮の手前100mで左に自然観察路へのトレイルが分かれる。 分岐を直進して東の宮境内へ進むと、3本のサクラの大木が迎えてくれる。 春のお花見山行もいいだろう。 冬期の今はツバキの花が咲いていた。 056.gif




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東の宮からコンクリート階段を降りて北西方向へ進むと、南アルプスや御嶽山が望めるビューポイントがある。 




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そして、その先には猿投山名物?の “カエル岩” がある。 

両サイドとも目が描かれていて、口もある。 037.gif




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猿投山へは、決して急ではないがダラダラと長い尾根を行く。 いくつかある小ピークは直登しても巻き路を歩いてもさほど変わらない。




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東の宮から30分ほどで、雪の残る猿投山ピークに到着。 山頂からは北東方面の景色だけが見える。 ハイカーも多く、陽当たりも悪く寒いので休憩することなく下山した。 044.gif 025.gif




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東の宮までは同ルートで戻り、しばし休憩した後に、自然観察路へ回ることにした。 070.gif




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野鳥が飛び交う自然観察路には、何者かが住んでいたと思われる根っこホールがあった。 人間の子供くらいなら入れる大きさの穴だ。 005.gif




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自然観察路に入ったとたんにハイカーがいなくなった。 常緑樹はアセビの他にもヤブツバキや、ヒサカキというツバキ科の樹木が多く生えている。 真冬に緑の森を歩けること自体が私にとってはとても嬉しいことだ。 060.gif




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そうこうしていると、 “御船岩” という2つのミニ戦艦のような岩が現れ、岩の上に立つと展望が開ける。




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御船岩からさらに西へ行くと、コンクリート造りの急な階段が現れる。 なにやら人工物の気配を感じながら階段を降りると、そこは西の宮だった。




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西の宮からは南の石段をおりて人工林の森をぬければ、再再度、林道に合流する。




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さて、この林道を左に行けば武田道へのトレイルにつながるようだが、滝や渓流好きの私は “菊石・七滝” の案内に心を奪われてしまった。 迷わず右へ進む。 070.gif 




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渓流(広沢川)に沿って、舗装道の林道をしばらく行くと、三叉路の分岐に “血洗いの滝” という案内板が現れる。 血洗いの滝は、七滝の1番目の滝で、三叉路を右に150mほど行ったところにある小さな滝だ。




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水辺にはシダ類の他にも心躍る植物がみられる。 どこかで見たことがある、このロゼット状に葉を広げる植物はショウジョウバカマかな?




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三差路の分岐まで戻り、林道を南に行くと、 “二ッ釜の滝” という三条の滝がある。 この滝は滝壺まで行けるので楽しい。 そして、そのまま川床に沿って右岸(川下に向かって右側)に遊歩道が始まる。 070.gif




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遊歩道を歩き出して程なくして “白霧の滝” が現れるが、遊歩道からだと近すぎて滝の全容が見えない。 遊歩道と林道は橋で簡単に行き来ができるので、一旦林道に出て全容を写真に撮り、また遊歩道に戻った。




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さらに川下に降ると、 “千鳥の滝” と “白菊の滝” の案内標識がでてくる。




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何段にもなったいる千鳥の滝の下流に、二条の白菊の滝が横たわっている。 




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そして七滝6番目の “乙女の滝” はくの字型をした一筋の滝である。




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一気に6つの滝が続き、気分も上々だ。 060.gif  遊歩道で唯一の休憩ベンチが川の中に設けられている。 もう少し暖かい時期なら清流を見ながら一息つきたいところだ。




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休憩舎の川下には、1931年(昭和6年)に国の天然記念物に指定されている “猿投山の球状花崗岩” がある。 花崗岩の結晶が菊花の花弁に似ているので“菊石”とも呼ばれている珍しい花崗岩である。 でも、遠目に見た感じではただの岩だった。 003.gif




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滝めぐりの遊歩道と垂れ下がった大きなシダ類が、昨年の冬に行ったタスマニアのトレイルを思い出させる。
タスマニアに興味のある方は、こちらから → “Traveling in Tasmania by Solo Japanese woman <Day 2>     タスマニア横断ドライブと滝めぐり  Mount Field NP in Tasmania AU”





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遊歩道から林道に合流する。  ここから猿投神社までは林道をまだ4kmも歩かなければならない。 林道は広沢川に沿ってさらに南に進む。 途中で砂防ダムなども出てきてしまって、“あれ?七滝のはずだけど・・6滝しかなかったような・・?” 039.gif




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と、諦めかけた時、林道から深い川床に向かって急なトレイルが現れた。 トレイルを降りて行くと、いい感じの渓流に降り立つ。 072.gif




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川床を少し上流へ行けば高さのある “広沢大滝” が現れる。 Wow! 最後に大物がお目見えだ! 005.gif 049.gif




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しかも、滝の基部まで行けるので、マイナスイオンを身体中に注入できる。 016.gif




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退屈な林道歩きかと思いきや、終始、沢音を聞きながら歩ける楽しい道であった。 林道の所々に廃屋跡などを見るようになり、里に下りてきた感じになったころ武田道登山口に着く。




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武田道登山口を過ぎると、広沢神社(広沢天神)入口があり、その先で林道から分かれ左の “さなげウォーキングコース” に入る。 




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のんびりムード全開の田園風景の中を東に行く。 畑のあぜ道で早咲きのタンポポやオオイヌノフグリなどを発見して、しばし温かな気分に浸る。 056.gif 043.gif




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おや、大きな檻があちらこちらに設置されているよ。 イノシシ、二ホンシカ、二ホンサル捕獲の為に豊田市農政課が設置したものらしい。 この檻に入ってみたい衝動に駆られるのは私だけ? でも、城からぬけ出して、檻から出られなくなったら洒落にならないので、檻に入りたい衝動を抑えた。 でも、三つ子の魂百までだから、三歳児のSueだったら絶対に入っているね。 041.gif




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畑路から里山小屋の前を通りぬけると湿地帯となる。 里も変化があって里歩きも悪くないね。 060.gif




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そして、東海環状自動車道の高架下を通って、住宅地を通りぬければ猿投神社の門前通りに出る。
猿投神社前から豊田市駅行きのバスは 14:38 の次は 16:50 まで無いので、バスの時刻はあらかじめ調べておこう。

幽閉された姫の1日大冒険は、人気の東海自然歩道と冬でも楽しい七滝めぐりの約1ヶ月ぶりのハイキングであった。 060.gif

本ルートのマップ: yahoo! map
私のこのトレイルへの評価: 4★ 初~中級者向け
行程距離: 約12km(猿投神社‐大岩展望台‐東の宮‐猿投山‐東の宮‐御船岩‐西の宮‐七滝遊歩道∸広沢神社‐猿投神社)
標高差: 約500m
実動時間: 約6.5時間 (休憩込み)

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# by dream8sue | 2017-01-29 19:44 | 愛知県エリア | Comments(6)

宇都宮市 古賀志山からパラグライダーの飛ぶ赤岩山を縦走     Mount Kogashi in Utsunomiya, Tochigi

Sunday, December 18, 2016
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栃木県内で古くからロッククライミングのゲレンデとして利用されている古賀志山は、東西に連なる連山で、その西端に位置するのが赤岩山である。 この古賀志山から赤岩山までの稜線はヤセ尾根で、クサリ場なども多く低山ながらも面白い岩稜歩きができる。 また、麓にはパラグライダー基地もあり、お天気の良い日にはカラフルなパラグライダーがたくさん飛んでいる。 稜線の高さを飛び交うパラグライダーを横目に見ながらの稜線散歩は楽しいに決まっている!   045.gif  049.gif




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<マイカーの場合>
Point to Point(縦走)の場合で問題になるのは下山後の足である。 バス路線の確認やタクシーの手配など面倒なことが多く嫌厭されてしまう。 ということで今回も2台の車でカーシャトル。 赤岩山の登山口(市営南パーキング)に車1台を残し、古賀志山の登山口である宇都宮市森林公園のパーキングへ向かう。
宇都宮市森林公園までは、前橋市からのローカルなルート(国道50号線から国道293号線をたどるのが比較的わかり易い)はいくつか考えられる。が、時間的には、北関東自動車道~東北自動車道宇都宮ICで降りて森林公園通りまで国道293号線を走るのが早い。
宇都宮市森林公園は、管理された大きな公園である。 → 宇都宮市森林公園公式サイト
(上の写真は朝陽を浴びる古賀志山から赤岩山の全形)



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森林公園のパーキングから舗装された林道を進むと赤川ダムが見えてくる。 古賀志山の東面が大きくそびえている。  006.gif




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赤川ダムを左に見ながら進むと道が二股に分かれる。 左へ行けば古賀志山の最もポピュラーなコースである北登山口である。が、私たちは中尾根コースへ行くので、さらに林道を進み細野ダムの先の橋を渡る。 橋を渡った正面の尾根から取り付く。   070.gif




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いきなり急な斜面の登りとなるが、足元にはたくさんのフユイチゴが緑の葉を茂らせている。 中には赤い実を付けているものもある。 シメジに似たキノコなども生えていた。 056.gif




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尾根の直登が終わり、右の山腹へ曲がっていくと落石と倒木が行く手をふさぐ。 
落石を避け、倒木の下をくぐって行くと岩壁の基部に赤い実を付けた常緑低木が群生していた。 
有毒植物のミヤマキシミのようだ。 
緑が少なくなる初冬のハイキングで、有毒植物だろうが緑の植物がみられることは里山歩きの良さだろう。 




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やがて、長いフィックスロープが張られた急斜面になる。 落ち葉の下の泥斜面はドロドロでとても滑り易く、フィックスロープが実にありがたい。 008.gif 040.gif




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フィックスロープ帯が終わり、登り上げたコルを右に行くと岩混じりの急斜面となる。 標高も上がり、眼下の赤川ダムや東方面の景色が木立の間からのぞくようになる。 072.gif 




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稜線に出ると岩稜のアップダウンとなる。 二枚岩へのトレイルを右に分け、さらに496m高点を過ぎ、559mピークの展望地への分岐を右に分ける。 559mピークは展望が良いので時間があれば寄って行くのも良いだろう。 私たちは左へ進みフィックスロープがセットされた小さな岩場を乗り越えて行く。 042.gif




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小さな岩場の先で、559mピークからのトレイルと合流し左へ行く。 今まで西方向に向かって歩いていたが、ここで南方向へ角度を変えて富士見峠へと向かうことになる。




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右手(西側)の展望が開けて、ますます稜線散歩の気分が高まる。 060.gif




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20分ほど南へ進むと、道標の前にベンチが置かれた富士見峠に着く。 富士見峠は、東側からメジャーな北コースのトレイルが合流するところなので、ハイカーの数も一気に増える。




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富士見峠を直進して露岩の急登をこなせば東稜分岐に出る。 右に行けば古賀志山ピークで、左に行けば東稜見晴台だ。 分岐から3分なのでまずは東稜見晴台へ寄って行こう。 見晴台は狭いが東側から南側の展望が開けていて、遠く筑波山なども見える。 072.gif




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見晴台で展望を楽しんだら、東稜分岐まで戻って古賀志山のピークへ向かう。 やはり3分ほどの登りで古賀志山(583m)のピークに着く。 ピークの東には電波塔が建っていて、広めのベンチなどもあるので団体パーティーはこちらでの休憩をお勧めする。 049.gif



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古賀志山から御嶽山方面(西)へ進む。 途中、赤い鳥居の前を過ぎると南コースの分岐を左に分ける。 岩場が出てきて鉄ハシゴやクサリ場を登れば御嶽山は近い。




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御嶽山ピークからの展望は良く、特に北西方向の日光連山の眺めが素晴らしい。 ランチ休憩しながらこれらの展望を楽しもう。 063.gif 072.gif




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今年の6月に登った男体山と小真名子、大真名子、女峰山の日光ファミリーが白い雪帽子を被っている。 その左後方には日光白根山皇海山袈裟丸山も頭をのぞかせている。


女峰山縦走はこちらから → “日光 志津峠から女峰山へ避難小屋泊縦走(前編)    Mount Nyoho Nikko National Park”




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歩いてきた富士見峠方向の植樹地帯と、バックの山は鞍掛山かな。 その遠方ですそ野を広げている山は那須連峰のようだ。 ちょっと見た目には群馬県の赤城山の様にも見えるね。 039.gif




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そして、西側にはこれから向かう赤岩山方面の稜線がお目見えだ。 009.gif 024.gif




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さて、ランチ後はいよいよ赤岩山への縦走だ。 御嶽山から落ち葉で滑りそうな急な岩稜を西へ降だると、クサリのセットされたチムニー状の岩場(中岩)が現れる。 スタンスもホールドも大きく見た目ほど難しくはない。




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中岩ピークからは宇都宮市街が一望できる。 005.gif 072.gif




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東側には古賀志山からの派生尾根と、基部にはマラ岩と思われる岩塔も見える。




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そのマラ岩をズームで見れば、クライマーがフェイスを登っている。



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中岩からはヤセ尾根の連続である。 060.gif




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ヤセ尾根の先をズームでみれば、パラグライダーのプラットホームと思われる構築物が見える。 背景にあるピークが割れたような山は、その山容の通り二股山というらしい。




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ヤセ尾根を進むとルンゼ状の岩場に長いクサリがセットされている。 ほぼ垂直な個所もあるので下りでは緊張する。 逆コース(赤岩山から古賀志山方向へ)ならこのセクションが登りになるので、それほど緊張はしないだろう。 




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長いクサリ場の先には、 “二尊岩” と書かれた標識のある二つの岩があり、この岩の右側(北側)を巻く。




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そして、続くクサリの掛かる岩場を登れば、中岩から見えていたパラグライダーのプラットホームが左側の茂みの奥にある。 パラグライダーはこんな所からジャンプするのかしら? 怖ッ! 008.gif




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この日は10機以上のパラグライダーが飛んでいた。 もうウジャウジャって感じ。 003.gif




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プラットホームのすぐ先に赤岩山のピークがあるが、展望もあまり良くない縦走路のコブのようなピークだ。  044.gif




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赤岩山からさらに西へ進むと、風雷神社口への分岐を左に分ける。 その先で登れそうもない岩塔(猿岩)に突き当たり右側から巻く。 ちなみにこの猿岩は西側からなら登れるようだ。




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猿岩から樹林帯の尾根を降っていくと、マツの木が根こそぎ倒れた場所を通過する。 その後、樹林帯の中に突然クサリがセットされた露岩が現れるが、ここは簡単な岩場なので問題ない。  




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その後もクサリやフィックスロープのある岩場の通過が続く。 042.gif




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だいぶ標高を下げてきた。 続くヤセ尾根は絶壁になり直進できないので、右側の樹林帯の中をトラロープを頼りに滑りそうな急斜面を巻いて降る。




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鞍部から登り上げた北ノ峯から西へ行くと林道背中当線への分岐となる。 この分岐をさらに西へ進むと “籠岩” へ至る。 分岐からこの籠岩を往復して戻り、素直に林道背中当線へのトレイルを降ればよかったのだが・・  002.gif



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私達は籠岩からさらに西へ進み、マツの木にセットされたフィックスロープで急な岩場を降りてしまった。  




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ここが籠岩から伸びた最も西端と思われる岩壁。 この基部の南に伸びる尾根に沿って降りたがトレイルが不明瞭なうえに、北西方向にも作業路が延びていて紛らわしい。 最後にきて本ルートの中で一番ルートファインディングの難しいセクションへ入ってしまった。 008.gif


 

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とにかく南方向の尾根を降り、多少の藪漕ぎで何とか北ノ峯登山口(林道背中当線)に出た。 




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北ノ峯登山口から車をデポした市営南パーキングまでは、舗装された林道を東に向かって歩く。 途中に風雷神社鳥居や大日堂入口を左に見る。  070.gif




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北ノ峯登山口から林道を歩くこと30分ほどで古賀志林道に合流する。 
南に50mほど降れば市営南パーキングである。


古賀志山は、麓に管理された大きな森林公園があり、初心者やファミリーハイクができるルートから岩場好きな上級者向きルートもあるので賑やかだ。 特に他のエリアが雪や氷で覆われる晩秋から冬にかけては低山の強みで訪れるハイカーが増える。 私のような熊した通らないマイナールート好みにはちょっと避けたいエリアではあるが、お手軽に岩稜歩きが楽しめるエリアとしてマークしておくには良いだろう。 049.gif


本ルートのマップ: yahoo! map
私のこのトレイルへの評価: 4★ 中級~上級者向け
行程距離: 約7.5km(森林公園パーキング~中尾根コース~富士見峠~東稜見晴台~古賀志山~御嶽山~赤岩山~北ノ峯~籠岩~北ノ峯登山口~市営南パーキング)
標高差: 約350m
実動時間: 約7.5時間 (中尾根コースで古賀志山まで 約3時間、古賀志山から赤岩山経由で南パーキングまで約4.5時間、休憩込み)

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# by dream8sue | 2016-12-23 07:13 | 栃木県エリア | Comments(6)

奥秩父 和名倉山(後編)将監峠から和名倉山     Mount Wanakura in Chichibu-Tama-Kai NP

Monday, December 12, 2016
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奥秩父の和名倉山(別名:白石山)ハイキングの2日目。 和名倉山は、奥秩父主脈縦走路から離れてはいるが、秩父湖に注ぎ込む滑川と大洞川を分ける長大な尾根の頂点である。 訪れるハイカーも少なく静かなハイキングができるトレイルなので、いつかは歩いてみたいと思っていた。




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将監小屋で寒い一夜をすごした私たちは、テントなどの荷物を小屋にデポし、明るくなりだした午前6時半に小屋を出た。 070.gif
前日の西御殿岩と将監小屋までのプロセスはこちらから → “奥秩父 和名倉山(前編)七ツ石尾根から西御殿岩     Mount Wanakura in Chichibu-Tama-Kai National Park”




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山ノ神土分岐までは、前日に登った西御殿岩と同じである。 将監峠から山ノ神土分岐へ向かう途中で北側の尾根に朝陽が当たって美しかった。 072.gif




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山ノ神土分岐には小屋を出発してから40分ほどで到着。 和名倉山へは、前日に行った西御殿岩へのトレイルとは160度反対(東方向)にある、やや藪の濃いトレイルへ進む。 070.gif 西御殿岩から派生している尾根の東側を巻くように進むと、ササが谷側へ流れた歩きにくい山腹のトラバース路となる。 




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小さな水の流れる沢を横切り、さらに進むとササ原の広がる展望の良い斜面に出る。 




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南側には今日も富士山が美しいすそ野を広げて鎮座している。 手前に見えている青い山容は大菩薩嶺かな? 072.gif




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西側を巻くトレイルには、半世紀ぶりと言われた11月の降雪の雪が残っていた。 所々アイスバーンになっているので慎重にトラバースする。 008.gif




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リンノ峰(1,974m)は、直登する踏み跡もあるが、西側から巻くのが正解。




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巻き路はツガの樹林帯の山腹を行く。 070.gif




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山ノ神土分岐から1時間ほど歩いて、西仙波の標識がある岩尾根上に着く。 展望は無いが日当たりが良いので一休みしていこう。 063.gif 




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西仙波からシャクナゲの群落をぬけると、顕著な岩場が現れ、視界も一気に開ける。 




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西側を振り返れば、西御殿岩から笠取山などの奥秩父主脈の山々が続いている。 陽当たりのよいこの辺りは、アセビの群落があり早くも赤い蕾を付けている。  056.gif




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北側には奥秩父、西上州の山々が広がっている。 遠方には雲の上に頭を出している浅間山も見える。 072.gif




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東側には、これから向かう東仙波のピーク。 稜線を境に伐採された南斜面のササ原と北斜面の樹林帯とが対照的である。




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東仙波(2,003m)のピークに到着。 066.gif 042.gif




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東仙波からは北へ伸びる穏やかな稜線に進む。 西側は滝川、東側は大洞(おおぼら)川という壮大な2つの谷を分ける尾根である。




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東側に大きく開けた大洞川を挟んで、対岸には秩父三峰山の山並みがそびえている。 




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前日に登った西御殿岩からも見えていたが、ここから見る雲取山は一層大きく見える。




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西側の展望。 しばらくは見通しの良い岩稜を行く。  070.gif




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左側(西側)が崩れた場所などもあるので注意してね。 バームクーヘンのような重層をした岩が面白い。 045.gif




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吹上ノ頭周辺からは西側に白い衣をつけた南アルプスも見える。 やがて緩いアップダウンを繰り返し広い平地にでる。 この辺りが八百平かな? 039.gif




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八百平のやや北にある川又分岐に着く。 秩父側の川又へ通じるトレイルがある?ようだが一般的ではない。 川又へのトレイルは不明瞭で遭難事故も起こっているようなので上級者以外のハイカーは立ち入らないほうが良いだろう。 道迷いしてトレイルを外れ滝川へ迷い込めば、滝川には奥秩父有数の深い沢が(私も豆焼沢を遡行したことがあるが)いくつもあるので脱出が困難になるだろう。 034.gif





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川又分岐の先には、和名倉山の別名、白石(しろいし)山を示す標識も残っていた。 この標識は古い山岳雑誌で見たことがある奥秩父山岳会の物で、個人的にはとても懐かしい気がした。 雑誌では太いナラの木に掛かっていたのになぁ~ 039.gif




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川又分岐から程なくして二瀬分岐に着く。 ここにザックをデポして和名倉山をピストンする。




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二瀬分岐からは、二瀬尾根ルートと分かれて、東の緩やかな山腹をたどる。
カラマツの若木の中を通り抜けると和名倉山への道標があるので、道標に従って北東方向の針葉樹林帯に入って行く。 
見上げれば樹林帯の上の青天に一筋の飛行機雲が白線を描いていた。




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針葉樹林の中は倒木がすごい。 和名倉山は、半世紀以上前には伐採と山火事によって荒廃が目立っていたらしい。 これらの多くの倒木もその影響がまだ残っているのだろうか? 039.gif




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和名倉山(2,036m)のピークは樹林に囲まれていて展望は無い。 小屋からここまで4時間かかった。 苦労してやってくる価値があるか無いかは個人の見解が分かれるところだ。 私? う~ん、ピークそのものは何てことない場所だが、ここに至るまでのトレイル全体に価値があると思う。 なにより私は静かなトレイルが好きなので大満足である。 045.gif 049.gif




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和名倉山からは、将監小屋まで往路を戻る。 東仙波周辺から見える富士山は、まるで裾の長いウェディングドレスのような雲のベールをまとっていた。 072.gif




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将監小屋でデポしておいた荷物を回収して、小屋のバックサイトから林道へ進み登山口まで戻る。 林道はダートではあるが小屋まで自動車で入れるしっかりした道である。

本ルートのマップ: yahoo! map
私のこのトレイルへの評価: 4★ 中級者向け
行程距離: 約24km(将監小屋~将監峠~山ノ神土~西仙波~東仙波~吹上ノ頭~川又分岐~二瀬分岐~和名倉山~二瀬分岐~川又分岐~吹上ノ頭~東仙波~西仙波~山ノ神土~将監峠~将監小屋~将監登山道口)
標高差: 約+300m/-730m
実動時間: 約9時間 (将監小屋~和名倉山 約4時間、和名倉山~将監登山道口 約5時間、休憩込み)
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# by dream8sue | 2016-12-12 18:21 | 秩父多摩甲斐 国立公園 | Comments(0)

奥秩父 和名倉山(前編)七ツ石尾根から西御殿岩     Mount Wanakura in Chichibu-Tama-Kai NP

Sunday, December 11, 2016
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奥秩父の和名倉山(別名:白石山)は、雲取山の北西に位置し、奥秩父主脈縦走路からポツンと離れている。 その為なかなか訪れる機会がないのだが、本格的な冬山になる前のラストチャンスとしてテントを担いで行ってきた。 宿泊予定地の将監小屋は避難小屋として開放されているのでそちらを利用すればテントが無くても大丈夫だ。 034.gif
奥秩父の魅力は圧倒的な量感の深い森林と渓谷だろう。 そんな中でも和名倉山は訪れるハイカーが少ない地味な存在ながら、奥秩父と呼ばれるエリアの一画をなす巨大な山域の頂点である。 アクセスは東京都の奥多摩から入り、アプローチは山梨側の将監登山口で、山頂は埼玉県秩父市に属する。 まさに3県を股にかけてのハイキングである。 遠かった~! 042.gif 003.gif



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<マイカーの場合>
山梨側の将監登山道口へは、国道411号線(青梅街道)で、東京都の奥多摩湖畔をひたすら西に走り県境を越える。 
青梅街道ってこんなにも山深かったのかと改めて驚く。 
柳沢川のオイラン淵のヘアピンカーブで右(北)へ曲がり一ノ瀬林道に入る。 
キャンプ場を過ぎ登山口近くの “民宿みはらし” のパーキングに車を停める。(500円/1日)




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お昼近い遅いスタートで登山口から将監小屋(本日の宿泊予定地)へ通じる林道を行く。 この辺りは奥多摩湖の水源ということもあり水量豊かな沢がいくつも流れ込んでいる。 林道を横切る沢には、このところの冷え込みでツララができ、陽が昇っても解けることはなかった。 002.gif




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登山口から1.5kmほど歩くと、 “牛王院下” の分岐が現れる。 本日は将監小屋までなので、西御殿岩という展望台に寄り道して行くことにする。 この分岐を左の七ツ石尾根に進む。 070.gif




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トレイルは、よく踏まれた作業道でミズナラなどの落葉樹も多く、今の時季はとても明るい。  072.gif




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森の林床には、背の高いクマザサが広がっている。




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急で単調な坂道が続く。 汗ばんだ身体も少し休むとすぐに冷えてくる。 雑木林がカラマツの植林になると右から作業道が合流してくる。




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七ツ石尾根では、至る所で鹿の食害を見かける。 樹皮がむかれたカラマツが痛々しい。 002.gif




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やがて、牛王院平と思われる緩やかな尾根に出る。
この辺りではトレイルに獣避けネットが施されている。
鹿を駆除するハンターにも会った。
鹿公害は日光だけではなく、奥秩父でも深刻なようだ。 039.gif
牛王院平で主脈稜線に合流し、ここに荷物をデポし西御殿岩へ向かう。 070.gif





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主脈稜線を左に10分も行けば、山ノ神土分岐に着く。 042.gif
西御殿岩へは、主脈稜線の南側を行くトレイルを左に分け、右のトレイルに進む。 070.gif 
ちなみに、尾根の脇を東に巻くようについている細い踏み跡が和名倉山へのトレイルである。 034.gif




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西御殿岩へのトレイルに入り山腹を北西に行くと、崩壊地が現れる。 




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崩壊地をやり過ごし西御殿岩への分岐はまだかまだかと息を切らせながら登る。 042.gif
ササに覆われた分岐は見落としやすいので注意してね。 034.gif
分岐を右に曲がり踏み跡を追う。 




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勾配は一層きつくなり、やがて岩場が現れるので、ひと登りすれば西御殿岩だ。




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頑張って登ってきた苦労が報われるような素晴らしい眺望だ。 066.gif 072.gif




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360度の景色を楽しもう。




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南側には、お約束の秀麗な富士山の山容。




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西側は唐松尾山から笠取山への山並みが続く。




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北側には滝川の谷の奥に両神山、その右には和名倉山への稜線が見える。




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そして、東側には雲取山を始めとする三峰山の山々もくっきりと見えている。




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さて、名残惜しいが冷え込む前に将監小屋まで降ろう。 神ノ神土から牛王院平まで往路を戻りザックを回収して将監小屋へ向かう。 主脈尾根を東へ降ること少しで将監峠に着く。




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将監峠から南に草原を少し降れば将監小屋が見えてくる。 将監小屋は、冬季は避難小屋として開放されている。 70人収容可能な小屋はやたらと広く、この時期はかえって寒々しい。002.gif  私達は小屋には入らず外にテントを張って寒い一夜を過ごした。 小屋に泊まった単独の男性いわく、小屋はとても寒くテントの方が暖かいだろうとのことだった。 同感! 003.gif

さて、翌日はいよいよ和名倉山への長いハイキングである。 → “奥秩父 和名倉山(後編)将監峠から和名倉山     Mount Wanakura in Chichibu-Tama-Kai National Park”


本ルートのマップ: yahoo! map
私のこのトレイルへの評価: 4★ 初級~中級者向け
行程距離: 約7.5km(将監登山道口~七ツ尾根~牛王院平~神ノ神土~西御殿岩~神ノ神土~将監峠~将監小屋)
標高差: 約+800m / -300m
実動時間: 約4.5時間 (休憩込み)

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# by dream8sue | 2016-12-11 15:51 | 秩父多摩甲斐 国立公園 | Comments(0)

神流町 サスの峰から栗原山へゴジラの背のようなサス尾根を歩く     Sasunomine in Kanna, Gunma

Wednesday, November 30, 2016
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群馬県神流町には東福寺渓谷という村人も入ったら迷って出られないと言われる険悪な谷がある。 サスの峰はその東福寺渓谷を囲む山稜の東側最奥の峰である。 そしてサスの峰から東西に連なる岩稜がサス尾根と呼ばれる稜線で、ゴジラの背のようにいくつもの岩峰が栗原山まで続いている。
半世紀ぶりという11月の降雪の後、この静寂の地に足を踏み入れた。 表面上はすでに雪は無いが、雪解け水は落ち葉の下で凍結している。 思った以上に日陰の巻き路などはコンディションが悪くスリップが怖い。




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<マイカーの場合>
上信越自動車道の藤岡ICから県道13、41号線とつなぎ国道462号線に合流して西へ走る。 
神流湖(下久保ダム)を過ぎ道の駅万葉の里から4.5kmほど走ると中山神社があるので、その手前の林道を右に入る。 
林道の大福峠を過ぎると林道支線の分岐がある。 
支線入口には鉄の円柱が立ち、山火事用心の看板と、小さな “サスの峰” の道標がある。(写真左) 
ここに2台くらいのパーキングスペースがある。 
私たちは2台の車で行き、1台を下山口となる2km先の船子川の支流との出合にデポしたが、歩いても30分くらいだろう。




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支線に入って300mほど坂を登り右手の尾根末端から雑木林に入る。 踏み跡は限りなく無いに等しく、適当に自然林と植林の境界線あたりを目指して尾根を登る。 急斜面をひと登りすると平坦になり、右側の窪地のような地形を見ながら左の植林帯を行く。 070.gif




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やがて岩塊が現れだし急傾斜となる。 右側に前衛鋒の岩壁が見えたら左にトラバースして少し登ればサスの峰 (1,173m)だ。 登山口から40分とあっけなく着いてしまった。 066.gif サスの峰のピークは広々していて北西方向に栗原山が見える。 063.gif




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サスの峰からは北西に伸びるサス尾根を行く。 サスの峰をP1とし、栗原山まで17ものピークス(ピークと呼ぶにはお粗末な尾根のコブ)が続く。 P4 周辺からは西側に西上州の山々、御座山とその奥には雪を付けた八ヶ岳も見える。 072.gif




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ヤセ尾根ではあるが、P5くらいまではさほど危険な個所も無く行ける。 実際、春のアカヤシオが咲く頃は結構ハイカーも入っているようだ。




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P5を過ぎると四つ足で登るような岩場も増えてくる。 P8への登りには役にたちそうもない古い残置ロープがある。 




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P8周辺から右側の谷(船子川支流)にはツインの三角の岩壁が見える。 005.gif




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P1からP8まで約20分。 思っていたより簡単に着いてしまった。 が、サス尾根の本番はここからだった。 008.gif




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P8を下降して岩壁を振り返る。 藪岩であるが勾配は結構ある。 ブッシュを頼りにフリーで下降も可能であるが、枯れた木なども多く、うっかり掴んでしまうと滑落の危険が大いにあるのでロープを使用した。 045.gif




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P9の前方にはP10~P11の岩峰。




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Ⅲ級くらいの岩場がばんばんお目見えだ。 岩場好きならワクワクするね。 060.gif




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P10の西側は絶壁なので直には降りられない。 ここは右側から巻くのだが、巻き路への下り3mが悪い。 008.gif  万が一ミスれば奈落の底なので、バックアップにロープ確保して下降した。 045.gif



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P11の岩峰を直登する。 右のナラの木に右足をバックステップして岩場に取り付く。 




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P11の登りは、岩場から松の木の生えたかなりの急傾斜を登るのだが、松の葉が滑りそうで岩場よりも嫌らしい。 




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各ピークには青いプレート(写真左)が吊るしてある。 また、細めの標石(写真右)も置かれているピークが多い。 




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P11の下りも落ち葉の下の地面が凍結していて、浮石も多く気が抜けない。 続くP12の下りも急傾斜で悪いのでロープを使った。 045.gif




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左側(西側)にもゴジラの背のような岩稜が見える。 秩父の名峰、両神山の八丁尾根だね。 その手前には赤岩尾根大ナゲシ宗四郎山。 そしてバックに見えているのは甲武信岳に三宝山のようだ。




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右側(東側)には谷を挟んで1,168m峰(栂の頭)の岩塔が見える。 ぜひ立ち寄りたいポイントだ。




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P14のピークでジャスト12時となりランチ休憩とする。 P8から2時間もかかった。 P14は4人が座って休める広さしかない小さなピークだ。 063.gif




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P15への登りも極めて悪い。 右側が崩れた崖でⅢ級+くらいの岩場には落ち葉が詰まり、ホールドが乏しい。 落ちたらアウトなのでロープ確保して登る。 安全第一だからね。 034.gif 045.gif




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30mで区切って、さらに20mほどの湿った急斜面を登る。 071.gif




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P15から藪尾根を歩きP16の岩場の基部に到着。 ルートは右かな?左かな?と迷う。 039.gif




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左側のハングした岩壁の下を基部に沿って登ることも可能なようだ。 が・・




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私達は右側から中間バンドに這い上がり・・




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狭い中間バンドを慎重に左にトラバースして、岩の間から尾根に攀じ登った。 008.gif




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P16のピークから振り返れば、歩いてきたサス尾根が圧巻だ。 005.gif 072.gif




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サス尾根の肩越しには、南に顕著な岩峰が見える。 フリークライミングのゲレンデで有名な二子山だ。
 



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サス尾根の左奥には、天空の里、持倉集落を見守るように赤久縄山がそびえる。 眼下には車をデポした林道の橋(船子川支流)が見える。




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岩場はP16で終わる。 その後は緩やかな尾根を歩きピークらしくない栗原山(1,310m)に到着。 066.gif 山名板がなければピークだとは思わないだろう。 044.gif




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栗原山からはアセビの群生地を通り持倉越まで10分の下降。




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持倉越からは尾根通しに北に登れば南小太郎山である。 ルートは右の山腹を東方向へトラバースして行く。 途中、崩壊地を巻き、涸れ沢を横切り薄暗い植林地帯に入る。




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持倉越から約15分で支尾根に合流し、さらに北東へ登ると、突然、緑のササ原の尾根(大栂尾根)に出るので、この尾根を右(東)に進む。 070.gif




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尾根が一際広くなり、さらに進むと二重山稜となる。 ルートは左の尾根だが、サス尾根から見えていた1,168m峰(栂の頭)へ寄りたいので右の尾根へ進む。




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ルートを外れて10分弱で栂の頭に着く。 先端にある岩塔(お一人様用)からは、谷を挟んでサス尾根が一望できる。 072.gif




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ゴジラの背のようなサス尾根のピークスを確認しながら最後の展望を楽しむ。 072.gif




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栂の頭から大栂尾根に戻り、まるで植樹でもしたのかと思えるようなアセビの群生地を南東に進むと、廃作業路に飛び出る。 



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廃作業路をたどり林道まで降っても良いが、大きく迂回しているので、最短距離を読図してそのまま尾根を南に直進することにした。 踏み跡は皆無で林道に降りるポイントが難しい。 最後はやや左寄りに進み、林道上の崩れたような急斜面を後ろ向きで降りる。 林道から車をデポした川の出合はすぐである。

このルートは、相対的には岩登りよりも藪岩尾根の縦走という要素が強いのでクライミングのカテゴリーには入れなかった。 しかし、ロープなどの登攀用具は携行した方が良いだろう。 加えて踏み跡も薄いので読図やルートファインディングのできる上級者ルートとして認識してほしい。 サス尾根にはアカヤシオなどのツツジの木が多かったので、歩くなら春の頃が良いかもしれない。 049.gif

本ルートのマップ: yahoo! map
私のこのトレイルへの評価: 4★ 上級者向け
行程距離: 約5km(林道支線分岐~サスの峰P1 ~P16~栗原山P17~持倉越~大栂尾根~栂の頭~船子川支流出合)
標高差: 約400m
実動時間: 約7.5時間 (栗原山まで登り 約5時間、栗原山から栂の頭経由での下降 約2時間、休憩 約0.5時間)

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# by dream8sue | 2016-11-30 21:29 | 群馬県 西上州エリア | Comments(2)

生坂村 北アルプス対岸の岩稜 京ヶ倉と大城     Kyogakura and Ōjou in Ikusaka, Nagano

Tuesday, November 22, 2016
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信濃川の支流、犀川は長野県の中央部を貫通して流れる川で、両岸には1000m前後の山が連なっている。 その中の2座、京ヶ倉と大城は “馬の背の道” などの岩稜を持つ山である。 北アルプスに目を奪われてしまい、その存在は目立たないが低山ながら味わいのあるトレイルである。 半世紀ぶりという11月の降雪予報に山行予定日を繰り上げて、晩秋の両山へ訪れた。 TOP写真は上生坂集落から見た両山(右が京ヶ倉、左が大城)




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登山口は、長野県東筑摩郡にある山間部の小さな村、生坂村にある。 時間的には上信越自動車道から長野自動車道へ繋ぎ麻績ICを降りて麻績村から国道19号へ抜けるのが早いようだ。 麻績村から国道403号線、県道55号線とつなぎ国道19号に合流したら南下して生坂村に入る。 私達は北陸新幹線上田駅から車利用だったので、上田駅から国道143号線で青木村を経由し麻績村へぬけた。
生坂村役場前(または、村の特産物などを売っている “かあさん家” )から坂道を上がり生坂小学校の前を通って万平集落へ進む。 集落の南端にある獣避け柵(写真左)の横に草地のパーキング(2~3台可能)がある。 獣避けの柵は開閉できるので、約1km先の こや城跡登山口(写真右)まで車で入ることもできる。 パーキングスペースは登山口の方が広い(約10台可能)。 詳しくはこちらから → 生坂村公式サイト(トレッキング情報)




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登山口から尾根を登り、アカマツの林を行く。 070.gif



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尾根が傾斜を増してくると、片側が浮いている怖いハシゴをフィックスロープにつかまりながら登る個所などもでてくる。 008.gif




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紅葉は終わっているが、足元は落ち葉でいっぱいだ。 サクサクと落ち葉を踏みしめて歩く楽しさは秋のハイキングならではだね。 おや、このカエルの足型のような葉は何かな? 植物に詳しい同行者によれば、ダンコウバイの葉のようだ。 可愛い形だね。 037.gif




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さやに進むと、光沢のある大きな葉の群落が続く。 オオイワカガミかな?




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尾根通しにぐんぐん高度を上げると、 “おおこば見晴台” に着く。 
犀川の眺めが素晴らしい。 
でも高所が苦手な人は、 “おおこば” だけに、お~怖!(おおこわ・・) 041.gif 
Sky conditionが良ければバックに北アルプスが一望できるはずなのだが・・この日はNGで実に残念だ。 002.gif 




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やがて山腹を横切るように左方向に進む。と・・




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砂岩の岩壁が右手に迫るので、基部を左上する。 




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この辺りにはクリーム色のヒカゲツツジが咲いていた。 ツツジは暖かい場所ではよく季節外れの開花を見るね。 赤いサクランボみたいな実は、植物に詳しい同行者によれば、ソヨゴというモチノキ科の常緑小高木らしい。 056.gif 056.gif




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縮物観賞をしながら、左側が切れ落ちた急坂を息を切らせながら登ると、左奥に京ヶ倉が姿を現す。 露出した下部岩壁がすごい! 稜線が近づくにつれ傾斜も強くなりトラロープなどのフィックスが増えてくる。 




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登山口から1時間ほどで稜線に出る。 手作りの道標に従って稜線を左に行く。 ちなみに右に行けば剣刷山であるが、一般的なトレイルではないようだ。 




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稜線をいくと程なくして馬の背と巻き路の分岐が現れる。 迷うことなく馬の背へ行く。 070.gif




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“馬の背の道” は両サイドが切れ落ちていているので慎重に通過する。 




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馬の背のどん詰まりは、この岩壁に行き着く。 アイゼンで歩いたような跡が岩肌に残っているが、ここを直登するには要ロープだろう。 一般ルートはこの岩壁の左を巻く。




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京ヶ倉直下の岩場は左側(西側)が切れ落ちているので要注意だ。 034.gif




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岩場をこなして生坂山脈の最高峰、京ヶ倉(990m)に立つ。 京ヶ倉だけなら登山口から2時間弱である。 山頂標識によれば、このピークは、戦国時代は見張り場でのろし台だったそうだ。 確かにのろしを上げるには最適な場所だろう。 展望も素晴らしい。 072.gif




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歩いてきた南の稜線の先には剣刷山の鋭鋒がそびえている。




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反対の北側にはこれから向かう大城が見える。 台形の山頂部が特徴的だ。




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京ヶ倉のピークでランチ休憩の後、樹林の急坂を降り、大城への縦走路を進む。 こちらにもやせた岩稜がある。 




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東側には樹林帯が広がっている。 




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そして、足元には寒気の到来にも負けずに咲いているママコナ。 翌々日の降雪でどうなってしまっただろう・・ 056.gif 039.gif




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やがて “天狗岩” などの岩塊が現れるので、左(西側)から巻く。 




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すぐに “双子岩” の岩塊と続く。 直進できそうな岩場にも思われる。 樹木に囲まれているので高度感は無い。が、岩山なので無理は禁物だ。 ここも左から巻き路を行く。




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京ヶ倉から30分弱で大城(980m)へ到着。 
山頂は山城の跡で、北側の一段低くなった場所にも “大城二のくるわ” と書かれた城郭跡がある。
あまり人工を加えた様子はなく、自然の城壁だったようだ。 
こういった戦国時代の史跡に触れると “夏草や兵どもが夢の跡” という松尾芭蕉の句を思い出すのは私だけ? 003.gif




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山頂からは東側の展望が得られる。 足元はスパッと切れているので、はしゃぎすぎて落ちないようにね。 037.gif




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東側の岩殿山から続く対岸の山脈がよく見える。 支尾根には蟻の塔渡りのようなナイフリッジも見え興味をそそられる。 013.gif




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下山は京ヶ倉から往路を戻る。 ヤセ尾根の歩行は元より、急な樹林帯のトレイルも落ち葉が滑るのでpay attention だよ。
ちなみに、大城から縦走して眠り峠登山口へぬける場合は車2台でカーシャトルした方が良いだろう。 そうでないと国道を6kmも歩かなくてはならない。  034.gif

急峻で岩稜もあるが、岩場好きなハイカーには楽しいだろう。 眼下の生坂ダムや犀川の流れも美しく、晴れていれば北アルプスをはじめとする素晴らしい展望がある。 もっと近ければ季節を変えてもう一度歩いてみたいトレイルだ。 049.gif

本ルートのマップ: yahoo! map
私のこのトレイルへの評価: 4★ 初級~中級者向け
行程距離: 約6km(京ヶ倉登山口~おおこば見晴台~京ヶ倉~大城~京ヶ倉~おおこば見晴台~京ヶ倉登山口)
標高差: 約400m
実動時間: 約5時間 (京ヶ倉までの登高 約2時間、京ヶ倉から大城ピストン 約1時間、京ヶ倉からの下山 約1.5時間、休憩 約0.5時間)

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# by dream8sue | 2016-11-22 03:31 | 長野県エリア | Comments(0)

上野村 山火事で失われた天丸山北稜から大山北尾根ループ   Mount Tenmaru and Ōyana in Ueno, Gunma

Monday, November 14, 2016
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埼玉県と群馬県の県境にある帳付山と天丸山を、ちょうど1年前の2015年の同時期に登った。 その時に天丸山のピークから北に伸びる起伏のある尾根(北稜)を見て機会があれば登ってみたいと思った。 また、天丸山のすぐ東に位置する大山の顕著な岩峰も登ってみたかった。 今回はその2つの北尾根のループトレイルと、大山よりさらに東にある焼山へもピストンする欲張りルートである。 TOP写真は名栗沢集落から見た大山。登行意欲を掻き立てられるね。 060.gif




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<マイカーの場合>
登山口は帳付山と全く同じなので、そちらを参照してほしい。 → “上野村 西上州の秘峰 帳付山と天丸山     Mount Chotsuke & Tenmaru in Ueno, Gunma”
私達は、今回も昨年同様、2台の車で天丸橋と社壇乗越の間をカーシャトルした。 049.gif

路肩駐車した(写真の白い車)林道のヘアピンカーブの南側の尾根が北陵なので、林道の切通し法面の際を登って尾根に取り付けばよい。 山の紅葉は終わっていたが、名栗沢集落から登山口までの林道沿いの紅葉が実に見事であった。 072.gif




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北稜を南へ急傾斜を登れば、20分もしないでP1(1,307m)に着く。 あまりに早いP1の出現に、はじめはP1とは気づかなかった。 039.gif 北稜の西側には馬道という名の巻き路があり、超付山と天丸山との鞍部(馬道のコル)へと続いている。




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その後程なくして現れるフィックスロープのセットされた凹角状の岩場を登り上げればP2(1,330m)である。




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P2からの下りは左側から巻き、薄いトレースを追い現れた岩壁の右側を登る。
途中でメンバーの1人が鳥の骸骨を見つけた。 005.gif
直径1㎝くらいのとても小さな骸骨なのにちゃんと口ばしの形が分かる。
 


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登りだしから1時間強でP3(1,400m) に着く。 P3ピークは広く平らで3本のマツの木に赤丸印がある。 もっと険しい尾根を想像していたので、あまりにもあっけないP1~P3にややがっかり・・と思いきや・・ 044.gif



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P3からの岩稜のアップダウン、特に下りは急な岩場のクライミングダウンが数カ所あり緊張させられた。 008.gif




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P3先の岩稜から天丸山のピークが見えてきた。 20年以上前の山火事で焼けたと思われる白い枯れ木が特徴的だ。 005.gif




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P3から20分ほど尾根をたどれば天丸山本峰の基部に着く。 この辺りは顕著に山火事の影響が残っており、すこぶる荒れている。 002.gif




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倒木が多く、炭化した木片なども横たわっていた。 踏み跡も薄くルートファインディングに苦戦する。 008.gif




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やがて、山頂直下の岩場へと導かれ、お助けのトラロープで脆い岩場を越えていく。 042.gif




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岩場の上から振り返れば、歩いてきた北稜のP3が見える。  005.gif




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岩場終了点から50mくらいの薮歩きで天丸山へ到着。 P3から約1時間、登山口から約2時間強と意外と早く着いてしまった。 066.gif 063.gif




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山頂から西側には帳付山がよく見える。 072.gif




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その右奥には八ヶ岳。 北側には浅間山。  072.gif




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そして、東側の目の前には、これから向かう大山や、県境尾根に位置する倉門山が望める。




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天丸山からの下降は、南側のフィックスロープのある50mほどの岩壁をクライミングダウンする。 傾斜が急なのでゆっくりと三点支持で降りてね。 034.gif 




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岩場を降りきって、県境尾根に登る。 県境尾根に出たら左(東)へ進み、ピークらしくない倉門山(1,572m)を経て、大山分岐に着く。 時間に余裕があったので大山の東にある焼山まで往復することにした。 059.gif 070.gif




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大山の分岐から焼山の岩稜帯までは左側(北側)が深い谷になった尾根を行く。 冬でも緑の葉をつけるツツジ科のアセビの低木と、カラマツの林の中を東に進む。 途中で南側へ張り出した尾根へ行かないように注意すること。 034.gif




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やがて左の谷に焼岩の岩塔が見えてくる。 この焼岩を県境稜線まで登りつめたポイントが焼山だ。  焼岩ルートに興味のある方はこちらから → “上野村 シャクナゲ咲く焼岩から宗四郎山     Yakeiwa to Mount Soshiro in Ueno, Gunma”




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大山分岐から20分ほどでナイフリッジの岩稜帯が始まる。 071.gif




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岩稜通しでも行けそうだが、右側(南側)から岩壁基部を巻いて焼山手前のコルまで行く。 この巻き路も不明瞭なのでルートファインディング能力が必要。 034.gif




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若干、迷いながらも大きな時間ロスもなく岩稜帯の東のコルに登り上がることができた。 042.gif




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コルからは東の岩場を登れば、見覚えのある焼山のピークに着く。 焼山はピークらしくない稜線上のコブのような場所で、北側の展望は乏しいが、南側の展望は良く、両神山などの秩父の山々が一望できる。 072.gif



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西に大山が良く見える。 右の急峻な尾根が北尾根。 005.gif  焼山でゆっくりランチ休憩をしてから大山分岐まで戻る。 063.gif




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焼山から大山へ戻るルートは、来る時に巻いた岩稜帯が面白そうなので直進することにする。 070.gif



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焼山から降ったコルからⅢ級-くらいの岩場を登る。 ホールドもスタンスも大きいが傾斜があるので慎重に登ろう。  034.gif




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まさに気分爽快、岩塔の山である。 049.gif 016.gif 060.gif




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岩場を登った後もナイフリッジが続く。




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焼山から大山分岐までは40分くらいで戻れる。 059.gif 070.gif




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大山分岐から樹林の中の急斜面を降れば、左に天丸沢へ続く一般ルートを分ける。 ヤセ尾根の岩稜を直進し、岩場を登れば大山山頂だ。 

ちなみに、ゲスト出演の彼女は登山ガイドのYukky! 山女日記の工藤夕貴など足元にも及ばないベテランガイドです。 041.gif  初心者の皆さん、ステップアップしたい登山者の皆さんの頼もしい見方です。 → Happy's Mountain Guide   

Yukkyと歩いたカリフォルニアのトレイルはこちらから → “秋色のビショップ周辺ハイキング ― Baboon Lake via Blue Lake in John Muir Wilderness ―”




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大山分岐から約20分、焼山から約1時間で大山(1,540m)に到着。 066.gif




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岩峰なのでそこそこ展望は良い。が、意外と樹木に覆われている。




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東側は大ナゲシ赤岩岳両神山などの県境の山々の眺望が得られる。 072.gif 072.gif 072.gif




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西側には登ってきた天丸山が低く、その奥には昨年登った帳付山が見える。 右奥には諏訪山、そして昨日登った御座山が霧の中にうっすらと浮かんでいる。 → “北相木村 御座山は八ヶ岳の展望台     Mount Ogura in Kitaaiki, Nagano”




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大山ピークで展望を楽しんでいると、あっという間に霧がわいてきた。 005.gif




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大山ピークから北尾根の下降はかなりの急峻な斜面となる。 008.gif




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赤テープなどのマークを頼りに踏み跡を追う。  042.gif




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北尾根上部は右側(東側)が切れ落ちた尾根を行く。 急な岩場にはフィックスロープが要所要所にある。 034.gif




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徐々に左の山腹寄りに行くが、踏む跡は不明瞭だ。 008.gif




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ようやく傾斜が緩やかになり、左の支尾根にトラバースして、歩き易い支尾根を降る。 043.gif




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短い植林地帯を抜け天丸沢の支流に降り、荒れた沢筋を下流に向かえば右手に大岩壁が迫る。 




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岩壁基部を行き天丸沢右俣本流に合流すれば天丸橋まではすぐだ。 070.gif

今回のルート周辺は、西上州の中でも最も登られていないエリアである。 天丸山北稜は現在は廃道となっている。 また、大山北尾根もとても急峻な尾根である。 焼山への縦走路もヤセ尾根が続き、巻き路は不明瞭である。 上級者ルートなので初心者同志では絶対に行かない方がよいだろう。 しかし、連続する岩稜歩きは適度な緊張感があり上級ハイカーには楽しいルートだと思う。

本ルートのマップ: yahoo! map
私のこのトレイルへの評価: 4★ 上級者向け
行程距離: 約5km(社壇乗越~P1~P2~P3~天丸山~倉門山~大山分岐~焼山~大山分岐~大山~天丸橋)
標高差: 約+400m/-560m
実動時間: 約6.5時間 (社壇乗越~天丸山 約2時間、天丸山~焼山 約1.2時間、焼山~大山 約1時間、大山~天丸橋 約1.5時間、ランチ他休憩 約0.8時間)


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# by dream8sue | 2016-11-14 20:27 | 群馬県 西上州エリア | Comments(0)