尾瀬 雪解けの会津駒ケ岳で湿原と花を愛でる     Mount Aizukoma in Oze National Park

Wednesday, July 19, 2017
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2132mの会津駒ケ岳の山頂付近の稜線には湿原と池塘があり、広大でなだらかなお花畑が広がる。 会津駒ケ岳は尾瀬国立公園に属している。 やっぱ湿原と池塘といえば尾瀬しょ! 
ということで登山口の檜枝岐村に前日入りしたのだが・・・近隣の魚沼市では避難指示が出るほどの集中豪雨となってしまった。 激しく降る雨を見ながら絶望的な気分になる。 怪しい天気予報ではあったが、まさかここまで悪いとは思わなかった。 果たして会津駒ケ岳は登れるのだろうか?




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<マイカーの場合>
東北自動車道、西那須野塩原ICから国道400号線、121号線、352号線を檜枝岐方面へ向かう。
檜枝岐集落の少し手前で会津駒ヶ岳の登山道入り口(滝沢口)に入る。 
パーキングは林道の車止めゲートの左側の路肩にある。 

登山口は車止めから次のカーブの所で、木の階段が付いている。
初めからやや急な路を登る。
ここから水場までの間が一番苦しい登行である。




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豪雨の影響でトレイルのコンディションが心配されたが、さすが吸水力のあるブナ林である、思ったほど悪いコンディションではなかった。 




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パーキングから1時間30分ほど急登をこなせば水場の休憩地に着く。 水場は南へ2分ほど降った所で、岩の間から清水が出ている。 急なガレを50mほど降らなければならないので、登り返しは5分くらいかかる。
水場を過ぎるとなだらかな路となるが、前日の雨でぬかるんでいる。 加えて今度はブヨのような小さな虫が寄ってくるではないか! 目や鼻や耳や口、すべての穴に飛び込んでくるのでフラストレーションが高まる。 湿度も高く非常に不快である。 o(*≧д≦)oイヤー!!  




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そんな中でも、たくさんの花が現れるので、いくぶん気持ちが救われる。 まずはブナ林に多いオオカメノキである。 低山ではとうにトウが立っている(笑うところだよ・・hahaha)が、ここではまだ蕾も多くフレッシュだ。




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そして、ブナ林と言えば、ギンちゃんこと(って、誰の友達?)ギンリョウソウがムーミンのような馬面を出している。 葉緑素を持たない植物界の変わり者だけど、その存在感はインパクトがある。 私、変わり者は嫌いではないが友達にはなれないな~・・ってか、私は変わり者かも? だから友達がいないのか!




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ブナの根元をぐるりと飾っているのがマイヅルソウである。




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果実は甘酸っぱく “地みかん” と呼んで食べる地方もあるというイワナシ。 梨の味なのか、みかん味なのか?ぜひ一度食してみたいものだ。 花はピンクのベル形で可愛いよね。 




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ドライな時のサンカヨウの花は純白で美しい。 でも、雨に濡れて半透明になったサンカヨウの花も魅惑的である。




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ユキザサも綺麗に咲いている。




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他の山々でも比較的よく見かけるエンレイソウは三枚の葉、三枚の花びら?が異様な存在感を示す。 でも、こんなに綺麗に咲いているエンレイソウは久しぶりに見た気がする。 




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虫と蒸し暑さにイライラしながらも、花に癒されて登ること、水場からおよそ1時間30分(登山口から約3時間)、最初の湿原が現れる。 ここには展望ベンチも設置されているのでゆっくり休憩したいところだ。




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会津駒ケ岳方面の稜線も見えてきた。 




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展望ベンチのある湿原からは、木道が敷かれた湿原が継続して現れる。




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池塘にもイグサ属と思われる植物が生えている。




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やはりいました・・食虫植物のモウセンゴケ




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今年初めてみるコバイケイソウの花。




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今年何度も見ているウラジロヨウラクだけど、雨露に濡れて綺麗だね。




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やがて傾斜のある湿原を登って行く。 濡れた木道は滑るのでスリップに気をつけよう。




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傾斜を登りきると、そこには多数の小さな池塘がある広々とした湿原が開けていた。 




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陽が反射した池塘とバックの残雪が同色化して、どちらも雪模様に見える。




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右(東)の谷は竜ノ門の滝の大瀑がかかる下ノ沢である。 思い出すな~昨年の大いなる迷走、見事な敗退劇の沢登りを・・o(*≧д≦)oクヤチーッ!!  → “尾瀬 滝・滝・滝の会津駒ケ岳下ノ沢(敗退)   Stream Climbing in Aizukomagatake-Shimonosawa”




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イワカガミの三姉妹!




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ハクサンコザクラの三姉妹! 古いガイドブックには、7月にはハクサンコザクラのピンクの花に覆われる・・とあるが、今年の湿原ではまだ咲き始めたばかりである。 今年は雪解けが遅く、全体的に花の開花も遅いようだ。




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ワタスゲと言えば白い綿毛のイメージであるが、白い綿毛は果穂である。 花は、まだ見たことが無いが早春に黄色の花を咲かせるらしい。




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振り返って広大な湿原を見渡す。




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おや、これは何の蕾かな? チングルマだ。 花期や果穂はお馴染みだが、蕾を見たのは初めてだ。 花期は草の様にも思えたが、こうしてみるとバラ科の落葉小低木であることがよくわかる。




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大湿原から盛り上がった残雪の斜面を登り切れば、そこは駒の小屋が建つ台地(池の平)である。
小屋の前には大池があるが、まだ雪に覆われている。
その先には会津駒ケ岳が柔和な山容で鎮座している。




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駒の小屋で一服したら、ドーム状の会津駒ケ岳のピークを目指す。 木道は雪の下である。




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雪稜をトラバースして登りにさしかかる所にも一面イワイチョウが生える湿原がある。




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そのあたりから駒の小屋方向を見る。 残雪に覆われた湿原と、周りにはオオシラビソなどの常緑高木が生えている。 残念ながら尾瀬のシンボル燧ケ岳は雲が多くてよく見えない。




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木道伝いに樹林帯に入って行くと、会津駒ケ岳の左山腹を巻く路となるが、 途中で右へ折れ会津駒ケ岳山頂を目指す。 
巻き路を直進すれば駒ケ岳と中門岳へ続く稜線の鞍部に出る。




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山頂の周辺はハクサンシャクナゲが群生しており、開花時期をむかえていた。




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駒の小屋から約20分で甲斐駒ケ岳(2132m)に到着。 木道に座って休むのはやめようよ~ 通行の邪魔だよ。




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会津駒ケ岳から少し北へ行くと中門岳へ続く緩やかな稜線が見えてくる。




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ここの稜線も一帯は湿原なので複線の木道が整備されている。 が、鞍部から先はたっぷりの残雪が木道を隠している。 




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陽当たりの良いとことではネバリノギラン(写真左)やショウジョウバカマなどが見られるが、湿原はまだ花の時期には少し早かったようだ。 




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中門岳までの稜線は高山植物の宝庫らしいが、残雪が多く花は期待できなさそうなので、ここから巻き路で戻ることにする。 でも、中門岳の山頂には中門大池や池塘がたくさんあるので時間があるなら是非とも往復してもらいたい。 




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下山は往路を戻る。 半日でだいぶ雪が解けた駒ノ大池は、青い空を映すブルーアイのようだった。 昼になりトンボがたくさん飛び始めた。 往路の不快な虫たちを食べてくれたようで、下山ではさほど虫に悩まされることはなかった。 また、往路では頭を垂れてしぼんでいたコミヤマカタバミも、午後の陽ざしを受けてピンクの花を広げていた。 それは “また来てね” とあいさつしているかのようだった。 ( ◠‿◠ )クスクス
尾瀬国立公園はやはりいいな~ 今度は平ヶ岳や、帝釈山~田代山湿原に行ってみたいな。 誰か一緒に行きませんか?

本ルートのマップ
私のこのトレイルへの評価: 4★ 初級~中級者向け
距離:約8.5km/ 所要時間:約7時間(滝沢登山口P 5:00‐水場 6:30/6:45‐駒ノ小屋 8:30/8:45‐会津駒ケ岳9:00‐中門岳とのコル‐駒ノ小屋9:45/10:00‐水場‐滝沢登山口P 12:00)
標高差: 約1000m





【おまけ:モーカケの滝】
会津駒ケ岳の登山口がある檜枝岐村は、平家の落人集落で珍しい民芸品や絶品の蕎麦、古くから伝わる檜枝岐歌舞伎など興味深いものがある。 時間があれば役場に隣接した資料館に立ち寄ってみるのも良いだろう。 
檜枝岐村の中心から尾瀬の御池登山口へ向かう途中に “モーカケの滝” という落差約40mの滝がある。 檜枝岐川支流のモーカケ沢に懸かる滝で国道352号線沿いのパーキングから100mほど歩けば観瀑台がある。

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# by dream8sue | 2017-07-19 22:08 | 尾瀬 国立公園 | Trackback | Comments(0)

戸隠連峰の最高峰 高妻山を登る     Mount Takatsuma in Myōkō-Togakushi Renzan National Park

Monday, July 17, 2017
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2014年10月に戸隠表山を縦走した時に見た高妻山に惚れた。 それまで高妻山なんて存在さえ知らなかった。 別名 “戸隠富士” と言われるだけあって、見る角度によっては実に美しい山容の山である。 しかし、高低差も大きく結構ハードな山登りを強いられる。 戸隠キャンプ場から一不動避難小屋を経て山頂へ至り、下山では途中の六弥勒から弥勒尾根新道を降る。




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<マイカーの場合>
上信越自動車を長野ICでおり、長野市街を北に走る。 
善行寺の西側から飯縄山の南西のすそ野を巻くように県道506号線で戸隠神社方面へ向かう。 
戸隠神社(中社)から戸隠キャンプ場までは約4km程(県道36号線)である。 
パーキング(無料)は、キャンプ場受付の建物がある県道沿いにある。
長野ICから約1時間弱である。

前方(北東方向)に戸隠連山を見ながら広大なキャンプ場を通りぬけて、戸隠牧場の敷地に入る。 
道標に従って牧場の中を北西に進む。




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牧場の草原には、この時期はウツボグサが至る所で咲いている。 牧場なので主役は牛たちだ。 牛たちが“通行料を払え”とばかりにトレイル上に立ちはだかる。 “も~ そんなこと言わないで通してね” ということで交渉成立。 ( ◠‿◠ )クスクス




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牧場の中に生える大木のひとつにサワグルミの木がある。 カンザシのような実?をつけてユニークだ。 クルミと名が付いているが食用にはならない。 




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無事に牧場を抜けると、いよいよ森へ入るゲートがある。 




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森の中をしばらく行き大洞沢の左岸(川下の向いて左)へ渡る。 水辺にはサンカヨウが青紫色の実を付けている。 この実は可食できて甘いらしい。 知らなかった!




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やがて、今度は右岸への渡渉ポイントに着く。 以前(2014年)来た時は、ここには立派な大木が立っていたが現在は倒れている。 沢筋なので台風などの増水時に根が耐えられなかったのだろう。 この倒木の下をくぐって右岸へ渡る。




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右岸に渡ってすぐの所にとてもユニークな花ショウキランを発見。 初めてこの花を見たのは長野県の北東に位置するカヤの平だった。 → “上信越 カヤの平高原 ブナ林に眠る2つの湿原    Kayanodaira in Jōshin'etsu-kōgen National Park” 





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荒れたトレイルを沢筋に沿って登って行くと、やがてクサリのセットされた滑滝が現れる。 滑滝の右壁を慎重に登り滝上へ。




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滑滝からさらに登ると “帯岩” のバンドトラバースとなる。 クサリはあるが、右側が切れているので足元に注意が必要だ。




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そのトラバースの岩壁にはイワギボウシやクルマユリなどが咲いている。 写真を撮るときや濡れているときは特に気をつけよう。




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帯岩のトラバースの先には、不動滝の落口があり3mくらいの垂壁越えとなる。 ここは足場が悪くクサリ頼りになるので緊張する。 




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垂壁をこなし滝上に上がり沢筋を “氷清水(一杯清水)” の水場まで詰める。 
この沢筋はオオバミゾホオズキの群生地となっていた。 
氷清水で十分に水を補給して、高妻山の登行に備えよう。





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水のあるルートには花も多い。 私の好きなミヤマカラマツ(写真左)と、よく似たモミジカラマツ(写真右)も咲いていた。 水場から “一不動避難小屋” まではすぐである。  




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戸隠牧場から約2時間で一不動避難小屋へ到着。 ここから表山縦走路(左の戸隠山への稜線)とは反対に右(北)へ進む。   



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避難小屋から高妻山までは信仰の山らしく “一不動” から “十阿弥陀” の石仏や石祠が置かれている。 




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樹林帯の急登を登り “二釈迦” を過ぎると、戸隠集落を挟み対岸には飯縄山(飯綱山)がよく見えるようになる。
飯縄山は戸隠エリアの中では危険な場所も無く、秋の紅葉が実に素晴らしい山なので初級者にはお勧めだ。 → “秋の飯縄山は黄金の惑星    Mount Iizuna in Myōkō Togakushi renzan National Park”




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倒木につぶされた “三文殊” を過ぎ、 “四普賢” あたりにさしかかると、トレイルの右側(東)が深い谷に切れ落ちている。  この辺りはニッコウキスゲなどのお花畑である。 残念ながら花期は終わっていたがキバナノアツモリソウ(ラン科)というレアな植物も生えている。 




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そして昔、山小屋が建っていたという小高い台地の “五地蔵” に着く。 その先を少し行ったところが五地蔵山(1998m)である。  




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五地蔵山から程なくして、2つの石祠が置かれている “六弥勒” に着く。 周辺はハクサンシャクナゲが満開だった。




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五地蔵岳から北西方向へ2、3の小ピークを越えて八丁ダルミの鞍部まで行く。




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トレイル脇に “七薬師” “八観音”などの石祠を見ながらアップダウンをこなすと、だんだんと高妻山の輪郭が見えてくる。 




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高妻山の肩越しに見える北アルプスをズームアップして見れば、今年はアルプスにも残雪が多いようだ。




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やがて高妻山がクリアーに見える “九勢至” に着く。 近そうに見えるのだが・・・とんでもなかった!




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九勢至の先から尾根を直線的にぐんぐん登るようになるのだが、頂稜まで高低差300mもあり、この間が一番辛いセクションであった。




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左側には谷を挟んで戸隠山から西岳への稜線が続いている。 → “戸隠連山 P1尾根から西岳を登り八方睨への縦走路    Nishidake in Myōkō Togakushi renzan NP”




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頂稜に近くなると岩場やフィックスロープの張られた急坂となる。 この辺りが最後の頑張りどころである。




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まだかまだかと思いながら一歩ずつ高度を上げて行けば、ようやく傾斜が緩やかになり明るい頂稜である。  ヨツバシオガマ(写真左)やトガクシコゴメグサ?(写真右)などの高山植物が目につくようになる。 




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そして大きな御鏡が立つ“十阿弥陀”から100mほど足場の悪い岩稜帯を行けば山頂である。




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岩稜の右側(東側)へ落ちている谷が氷沢(ひょうざわ)で、ミヤマダイコンソウが沢からの涼しい風にイエローの花弁を揺らしていた。 




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岩にへばりつくようにチシマギキョウも咲いている。 よく見ると花に白い毛が生えている。 似た花のイワギキョウには毛が生えていないらしい。




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キャンプ場を出発してから約5時間30分で高妻山(2353m)の山頂に到着。 きつかった~! O(*≧д≦)oフー!!  山頂からは、雲の切れ間に北アルプスから上信国境の山々が見る。 ツマトリソウが咲く山頂で1時間ほどランチタイムを楽しむ。




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北側には妙高連山が見える。 下山中に雲が切れて、火打山が青空にくっきりと残雪の頂を見せてくれた。




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下山路は、六弥勒のピークまで往路を戻る。
九勢至までの急坂では過去に事故も発生しているので下降は要注意だ。
山頂から2時間弱で六弥勒に着く。
六弥勒からは東側の弥勒尾根新道を降る
この弥勒尾根新道は、2012年に長野市が正式に森林管理署より借受け、元々利用されていた作業路を六弥勒まで整備したものらしい。




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弥勒尾根新道を降りだしてすぐにミヤマママコナの群生が目につく。 一不動から六弥勒周辺はこの花が多く自生している。 




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勒尾根新道は、一不動経由のトレイルに比べ危険個所などは少ないが、上部はササの根が多く、降雨後はとても滑り易い。




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悪路をしばらく降ると、林相がとても美しいブナ林となる。 



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足元に落ちていたブナの小枝に実がついていた。 ブナの実を見たのは初めてかも?  長い下降に膝が痛くなる。 そんな時はギンリョウソウやツクバネソウ、アリドオシなどのブナ林にひっそりと咲く花を愛でながら膝休めする。




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六弥勒(弥勒尾根新道分岐)から1時間強の下りで小沢につく。 火照った身体には嬉しい水場である。 頭から水をかぶりクールダウン。 いや~蒸し暑い山行だった。 小沢を渡渉すれば、そこは戸隠牧場である。 牧場の作業道を右方向(南西方向)へ進み、往路の一不動ルートのゲートの前を通りキャンプ場へ戻る。
ハイキングのグレードは中級者なら問題ないと思われるが、とにかく体力と持久力の必要な疲れるトレイルである。

本ルートのマップ
私のこのトレイルへの評価: 4★ 中級者向け
距離:約14km/ 所要時間:約10時間(戸隠牧場 5:00‐第一不動避難小屋7:00/7:15‐五地蔵 8:15‐六弥勒‐九勢至- 高妻山10:30/11:30‐六弥勒13:10/13:20-弥勒尾根新道‐戸隠牧場15:00)
標高差: 約1200m 

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# by dream8sue | 2017-07-17 11:34 | 妙高戸隠連山国立公園 | Trackback | Comments(0)

上信越 涼を求めてコマクサ咲く草津白根山     Mount Kusatsushirane in Jōshin'etsu-kōgen NP

Monday, July 10, 2017
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関東エリアは梅雨明け前だというのに真夏並みの暑さとなった。 ならば何処か高山へ清涼ハイキングと決め込もう。 かねてより見たいと思っていた草津白根山のコマクサが見頃を迎えているというので避暑を兼ねて行ってきた。 ちなみに草津白根山とは、湯釜で知られる白根山やコマクサ群生地のある本白根山などの一帯の総称である。 




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<マイカーの場合>
近年、八ッ場ダムの建設が進む群馬県長野原町から草津温泉へ、国道145から292号線を走る。 
草津温泉の町中を過ぎ志賀草津高原ルートで白根レストハウスのパーキング(500円/1日)へ。

山麓からケーブルカー(白根火山ロープウェイ)を頭上に見ながら292号線を山頂近くまで走ると、活火山の硫黄臭が漂ってくる頃には、草津白根山独特の白い山肌が現れる。

まずは湯釜展望台に上り湯釜をのぞきに行こう。 
展望台への遊歩道入口はパーキングの西側から舗装されたトレイルがある。 
なお、北側にある湯釜へのトレイルは閉鎖されている。




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5分も登ればパーキングが見下ろせる。 国道を挟んで弓池と逢ノ峰も見え、今日のハイキングへの期待が高まる。




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10分も登れば、西側には万座温泉方面の展望が開ける。




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トレイルの脇にはアカモノやイチヤクソウ、ハクサンチドリに似たノビネチドリ(写真上)と思われる花なども咲いていた。




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そして約20分で湯釜展望台に到着。




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絵具を溶かしたようなライトブルーの湖面が特徴的だよね。 




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往復30分の湯釜見物の後は、パーキングに戻り、南側にある弓池を散策してから、コマクサ群生地のある本白根山へと向かうことにする。




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弓池の西側には湿原が広がっていて、木道が設置されている。




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木道があるなら歩くでしょう!




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湿原の中には小さな小池が点在している。 解説板によれば、小池の周りの植物が遺体として堆積し堤防となっているので、小さい割に水深は深いらしい。 また、苔のカーペットは水分をたくさん蓄えているのでイグサなども生育している。 




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弓池の南側にそびえる “蓬来岩” は、弓池火口壁が侵食してできた奇岩とのこと。 




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湖畔を半周すると、対岸に先ほど登った湯釜展望台へのトレイルが見える。




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湖畔にはワタスゲがスゲー! ヾ(o≧∀≦o)ノ゙♪♪♪




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ワタスゲといえば、数年前に行った尾瀬を思い出すな~・・ワタスゲの当たり年だったんだよね~
“尾瀬 尾瀬ヶ原のワタスゲと三条ノ滝    Ozegahara and Sanjo falls in Oze National Park”




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弓池の東には逢ノ峰がそびえ、その南にこれから向かう本白根山の山が見える。




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蓬来岩の基部を通って、弓池の南側の舗装道路に出る。 この舗装道路は、パーキングと本白根山の登山口(リフト乗場)を経由してケーブルカー山頂駅を連結している。




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道端にはマーガレットの花や、シロバナニガナ(写真左)が咲いている。 蕾をたくさんつけたオトギリソウも夏本番を前に出番を今か今かと待っている感じだ。 この2つの花を見ると、夏だな~って感じるよね。 




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舗装道路を10分ほど歩けば本白根山登山口である。 トレイルは、ケーブルカー山頂駅の手前にあるスキーゲレンデを横切って針葉樹林帯へと続いている。 ここのスキーリフトは、夏場は“コマクサリフト”として6月17日~10月29日まで毎日運行している。 コマクサ群生地は観光イベントになっているので、山麓からケーブルカーとこのリフトを使えば容易にコマクサが群生している本白根山の中央火口まで行けるのだ。 樹林帯の登行は20分程で終わるが、それさえも嫌ならリフト(大人片道400円)に乗って少し歩けばコマクサ群生地へ行けるってわけだ。




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その樹林帯に入ると、マイヅルソウにゴゼンタチバナ、ミツバオウレン(写真上)にツマトリソウなど定番の高山植物を楽しみながらの登行となる。 




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樹林帯はシラビソの森で所々に木段がセットされている。




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樹林帯の急登が終わり左からリフトの山頂乗り場への路が合流する。 
さらに直進するとトレイル脇の斜面にツマトリソウが群生していた。 
まるで白い星を散りばめたようだ。 ワ━(〃゚∀゚〃)━オッ♪
そんな星屑に混ざってピンク色のイワカガミも混在している。
まるでこれからお目見えするコマクサ女王へのイントロダクションのようだ。




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低木帯を抜けると、突然目の前に中央火口のクレーター(直径360m)が現れる。 対岸の岩場は “竜王岩” と名付けられているらしい。  ルートは、クレーターを半周するように北から東へ向かう。




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そして、山腹に沿って降って行くと、早速コマクサの群落がはじまる。 
砂礫の斜面にたくさんのコマクサが咲いている。
本当に石しかない瓦礫帯なのに、よく根付くものだな~と、改めてコマクサの生命力に感心する。




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そのコマクサの群生地は、写真正面のガレた斜面の部分である。 




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コマクサ以外でも、ガンコウランの群落に混じってコケモモの小さな花や、コキンレイカ(ハクサンオミナエシ)も蕾をつけている。  




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中央火口を半周すると分岐がある。 右(西側)は遊歩道最高地点(本白根山最高地点ではない)へ行くルートで、コマクサの群生地が点在する。 左はコマクサの群生地を通りぬけて鏡池方面へ行くルートだ。 私にとっては池や湖の方が最高地点やピークなんかよりも数倍素敵なので迷わず左(東)へ行く。 まあ、価値のあるピークならピークハントもいいけどね~他人が決めた百名山なんぞに価値は見出せない。 ( ◠‿◠ )クスクス   ちなみに、本白根山のピーク(2171m)は有毒ガス発生の危険があるため立入禁止である。




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東方向の木段を登れば、すぐに慰霊碑の建つ展望所に着く。 南側には、その遊歩道最高地点とやらが見える。 




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展望所は360度の展望が得られ、スカイコンディションが良ければ志賀高原から浅間山、赤城山や榛名山などの上信の山々が見えるはずなのだが、この日は霞んでいたので草津町方面の展望が見えるくらいだった。




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しかし、コマクサはドンピシャのタイミング開花していた。 一帯のコマクサは地元のボランティアによって移植されているらしい。 




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火口側の砂礫地にも一面のコマクサ。




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ひときわゴージャスな株だね。 ワ━(〃゚∀゚〃)━オッ♪




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展望台のコマクサ群生地から北東へのびる樹林帯へ進む。 観光ハイカーたちはここから引き返す人が多いので、鏡池方面へ進むルートは静かになる。




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ダケカンバの木陰で可愛い花を咲かせていたのがコケモモ(写真左)と、実が可食できるクロマメノキ(写真右)である。




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鏡池へは再びシラビソの樹林帯に入る。  樹林帯ではマイヅルソウやツマトリソウの群落が続き、蝶がたくさん舞っていた。 




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本白根山展望所から約20分の下りで右下に鏡池が見えてくる。 水辺の好きな私が寄って行かない訳がない。 




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鏡池分岐からハイマツのトンネルをくぐるように一気に駆け下りる。 

日光白根山の五色沼を思い出させるようなたたずまいの cozy な鏡池である。
→ “日光 火山湖に彩られる日光白根山    Mount Nikkō-Shirane in Nikkō National Park”

池の周りにはハクサンチドリなどの高山植物が咲き、とてもラブリーな空間である。
ありふれた言い方をすれば、天空の楽園ってやつだ。




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分岐の解説板によれば、鏡池の中には構造土という亀甲状の珍しい模様があるらしいが分かるかな?  構造土は、冬の厳しい気候の中で地下水の働きによって大きな石と細かい砂が分離されてできた物らしい。 




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風は吹いているが音はしない。 静けさの中で、西に傾きだした陽ざしが、まるで意思があるかのように湖面に光のイリュージョンを創造している。




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このまま一晩ここに留まり、湖面に映る星を見ながら幻想的な自然を享受していたい衝動に駆られる。  ワインでも飲みながら森の熊さんと添い寝も楽しいだろうな~ ヾ(o≧∀≦o)ノ゙♪♪♪  




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鏡池で妄想を膨らませた後は、分岐からダケカンバやナナカマドの生える森を行く。 木道が整備されているので歩き易い。




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やがて緩やかな下り坂を降りきれば右に富貴原(ふうきばら)の池方面へのトレイルを分ける。 




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富貴原の池分岐を過ぎると、トレイルはやや北西へ向かうので山腹を左に回り込んで行く。 




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この間はマイヅルソウやツマトリソウも咲いているが、とりわけゴゼンタチバナの群生がすごい! 
ゴゼンタチバナ街道だ。 
ゴゼンタチバナは秋には葉の上にかんざし状に真っ赤な実を付けるので秋も見応えがあるだろう。




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やがて、雪渓の残る涸れ沢(振子沢)をトラバースすれば、ケーブルカー山頂駅が見えてくる。 チシマザサの草原に風が吹き渡り、とても爽快な場所だ。




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ケーブルカー山頂駅とリフト乗場は連絡道で2分。 往路の舗装道路でパーキングまで戻るのもつまらないので逢ノ峰を越えて戻ることにする。 イモリ池の横を通り、道路を横断して逢ノ峰の山頂まで続く長い木段を登る。 木段は急ではあるが、ステップが低いので歩き易い。 写真は、振り返ってコマクサリフトのかかる本白根山方面を見る。




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木段を20分程登れば逢ノ峰山頂に建つ休憩舎に着く。  湯釜の火口や、芳ケ平方面が見渡せる。




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私の中では、草津白根山は山頂付近まで大型バスで行ける観光地というイメージが強く、わざわざハイキングに行く場所でもないだろうと思っていた。 それに加えて硫黄臭い中を歩く活火山というのも倦厭していた理由のひとつである。 しかし今回、湿原や池、湖が多く、高山植物もたくさん咲いていることを知ることができた。 次回は芳ケ平や志賀高原なども歩いてみたいな~

本ルートのマップ
私のこのトレイルへの評価: 4★ 初級者向け(本白根山中央火口までなら初心者でも行ける)
距離:約8.5km/ 所要時間:約4時間(白根レストハウスP 12:00‐湯釜展望台‐弓池周回‐本白根リフト乗場 13:20 ‐本白根山展望台14:10‐鏡池‐本白根リフト乗場 15:30‐逢ノ峰‐白根レストハウスP 16:00)
標高差: 約150m (累計高低差 約350m) 

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# by dream8sue | 2017-07-13 22:54 | 上信越高原 国立公園 | Trackback | Comments(4)

上信越 平標山でハクサンイチゲの群落をみる    Mount Tairapyo in Jōshin'etsu-kōgen NP

Saturday, June 24, 2017
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上越のお花見山行2日目はハクサンイチゲの群落が素晴らしいという定評の平標山へ行くことになった。 前日に登った大源太山でバテバテだったので、はたして高低差1000mもの山に2日続けて登れるものか一抹の不安があった。 しかし、この日は低気圧接近の影響か?朝から風があり湿度と虫の心配は全くなかった。 それどころか休憩中には防寒着が必要なくらいの体感温度となった。 
ハクサンイチゲも満開で、私はここまで大きなハクサンイチゲの群落を見たことが無かったので大いに感動した。 正直なところ、平標山は他の谷川岳の山々に比べてボタ山だし、ササ原のイメージしかなかったので、ハイカーが平標山へ行きたがる訳が分からなかった。 が、今回のハイキングで平標山が高山植物好きのハイカーに愛される理由が分かった。




f0308721_16331320.jpg<マイカーの場合>
群馬県側からは国道17号線で三国峠を越え、左に苗場スキー場をみてから3kmほど走れば元橋の登山口に着く。
登山口の大きなパーキングは有料だが、登山口より少し手前のトンネルを越えた右側の路肩に無料のパーキング(10台可能)がある。
関越自動車道の月夜野ICから国道17号線を北上しても、湯沢ICで降りて国道を南下しても時間的には大差はない。

登行ルートは、元橋から北東に位置する松手山を経由するので “松手山コース” とも言われる平標山への登路では距離的に最短ルートを行く。 
登山口は、元橋のパーキングから二居川を渡ったところから始まる。 




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トレイルはブナの樹林に入り、最初から急な松手山の南西尾根をガンガン登ることになる。




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側らに咲くヤマツツジや足元の小さな花に気持ちを和ませながら、時々立ち止まって呼吸を整える。




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おや、この花は何だろう? ササバギンランかしら? 




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元橋から松手山までの2kmの間に650mの標高を一気に登るので結構きつい。 樹林帯をぬけたプラトーに建つ大きな鉄塔の下で一休みしていこう。




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鉄塔を過ぎ、松手山の登りにさしかかると周りの景色がひらけはじめる。 植生も変わり、高木に変わりササ原と灌木が目立つようになる。 そんな中で一際目立っていたのはピンク色が鮮やかなタニウツギ(写真左)だ。 前日に登った(清水峠に近いほうの)大源太山でもタニウツギが満開で、この時期の新潟の山では定番のようだ。 また、秋には美しく紅葉するコマユミ(写真右)もこの時期は地味で目立たない。
 



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そして、シャクナゲの群落を過ぎれば松手山まではすぐだ。
三角点のある松手山はこれというほどのピークではない。
狭いピークにハイカーがウジャウジャいるのでさっさと通過する。
ちなみに、ピークから北に伸びるトレイルは松手尾根から二居集落へ続くものだ。





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松手山を過ぎると、平標山から南方の大源太山(河内沢ノ頭)へかけての緩やかな起伏が眼前に迫ってくる。 そして、その稜線の西側には広大なササ原がニ居川支流の河内沢へと落ちている。 これぞThe上越!だ。 岩山のアルプスとも、森の秩父多摩とも違う、ササ藪のイメージが上越の山だ。




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展望の良くなった尾根路にはドウダンツツジやムラサキヤシオツツジなども咲いている。




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迷うことの無い一筋の尾根を登れば、トレイルが木道になり、このあたりから高山植物が多く見られるようになる。 振り返れば、歩いてきた松手山からの稜線が眼下に見え、バックには苗場山が大きくそびえる。 2年前の乳癌の放射線治療後に登った苗場山の辛い記憶がよみがえる。 → “上信越 苗場山の山上湿原を訪ねて     Mount Naeba in Jōshin'etsu-kōgen National Park”





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高山植物の似たもの比較(その1)あくまで、この日、同じ場所で同時に咲いていた似ている植物だよ。 左がハクサンチドリ(ラン科)で、右はヨツバシオガマ。 シオガマ類は、自分でも光合成する一方で他の植物にも寄生する“半寄生”という特異な生態を持つらしい。 1人で生きる私にはうらやましいことだ・・私も半分でもいいから誰かに寄生した生き方をしてみたいものだ。 hahaha 




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やがて見晴らしの良い一ノ肩に到着。 ここまで来れば山頂まではもうひと登りだ。




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そして、一ノ肩で待望のハクサンイチゲの群生を見るようになる。





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ハクサンイチゲの群落に気を良くして、疲れも忘れて平標山に到着。
しかし、平標山のササに囲まれた広いピークにはハイカーがウジャウジャ。 
霧も出てきて、展望もイマイチだ。

山頂は4つのルートの交差点になっているので、霧で視界が悪い時などは方向を間違えないよう注意を要する。 北は平標新道で土樽へ、東は仙ノ倉山から万太郎山への主稜線、南は平標山ノ家から三国山方面へのトレイルだ。 




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平標山から仙ノ倉山方面へ植生保護のために張られたロープに従って鞍部まで降る。 




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この間がハクサンイチゲの見どころで、まるでハクサンイチゲの畑状態だ。




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ハクサンイチゲは、茎の途中から数本の花柄が伸びて花をつけるので、どの株もまるでブーケみたいだね~




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時々霧が晴れて仙ノ倉山方面の稜線が見え隠れする。 鞍部にあるベンチでランチ休憩するが、コルなので風通りがよくて寒いくらいだった。 天気が良ければ仙ノ倉山まで往復するのも良いだろう。 ランチ後は平標山まで戻る。 以前はこの鞍部からお花畑の広がる山腹に鑑賞路があったらしいが現在は植生保護のために閉鎖されている。




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ハクサンイチゲの他にもハクサンコザクラやミヤマキンバイ・・




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チングルマなども見られる。




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お花見散策が終わったら平標山ノ家を経由して元橋へ下る(平元新道) 山頂の南側から木道と階段のトレイルに進む。 湿原にはまだ残雪がある。




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似たもの比較(その2)木道の脇に咲くツツジ科の花がこの2つ。 左はウラジロヨウラク(別名ツリガネツツジ)。 右はベニサラサドウダン。 前日に登った大源太山には見飽きるほどこの花が咲いていた。 どちらも赤いベル形の花が可愛いね。




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平標山ノ家まで長い木段が続く。 先ほどまで見えていた大源太山(河内沢ノ頭)は霧に隠れてしまった。




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トレイル脇にはイワナシも多い。 熟した実は梨のような味で可食できるが、まだ不味いよ。




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平標小屋までもう少しという地点ではササ原の中に湿原が広がっている。 保護区なので近づくことはできないが、木道からでもイワイチョウの群落の中にワタスゲやイワカガミが咲いているのが見てとれる。




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木道脇に咲くイワカガミの群落。 Oh!中にはこんなゴージャスな株もある。 
ゴージャス過ぎて笑っちゃう。 ( ◠‿◠ )クスクス




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いたいた、湿原と言えば食虫植物のモウセンゴケだよね。 でも、まさか平標山でこの植物に会えるとは思わなかった。 相変わらずグロテスクだね。 ヾ(o≧∀≦o)ノ゙キャー




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さて、ハイカーで賑わう平標山ノ家でビール休憩?いや、おやつ休憩した後は、小屋の西側から平元新道を降る。 平元新道は、平標山ノ家と元橋を結ぶので名づけられた路で、ルートの半分は樹林帯の中、後の半分は林道歩きとなる。 すぐにブナなどの生える樹林の中に入るが、トレイルは依然として木段が整備されている。 




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展望の無いスイッチバックの路を、エンレイソウ(写真左)、ユキザサ(写真右)、ナルコユリなどを愛でながら高度を下げて行く。




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林道近くまで標高を下げると、ブナなどの自然林からカラマツ林となる。 




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このカラマツ林での似たもの比較(その3)は、こちらの両者。 どちらも花に興味の無いハイカーには目にも鼻にも留まらないくらいの小さな花。 左の花弁に切れ込みがあるのはナデシコ科のハコベ(サワハコベかな?)で、右はキキョウ科のタニギキョウ。 可愛いハコベと、可憐なキキョウ。 私はキキョウ派かな~ あなたはどっち派? 




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おっと、私の好きなオククルマムグラ(言いづらッ!)も群生している。 この花は白い星形の小さな花をたくさんつけるので、上から見ると星屑みたいに見えて素敵だよ。




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そうこうしていると河内沢に沿って作られた岩魚沢林道(平元新道登山口)にでる。 ここから元橋までは約3kmの林道歩きとなる。 始めは河内沢の右岸を、途中にある車止めゲートを過ぎてからは左岸を歩く。




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単調な林道歩きの途中にも興味を引く植物がみられる。 地味なズダヤクシュも群落になると見応えがあるね。




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葵の御紋でお馴染みのアオイの葉。 根元を探ってみれば、何と花が咲いているではないか(花期は秋季) 花のように見えるのは花弁ではなく3枚の萼片で、ギフチョウが産卵する植物でもあるらしい。 う~ん、地味な花は嫌いでは無いが、この花はちょっと・・グロ過ぎて・・好きにはなれないな~ 




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やがて林道は舗装された道となり別荘地へ向かう。 トレイルはその別荘地を迂回するように右の二居川沿いの樹林へ下る。 沢の音を聞きながら行けば、大きなアップダウンも無く0.5kmほどで元橋パーキングに着く。




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パーキングに出る少し手前にある小さなダム湖には立ち枯れした木々が水面に映っていた。 ハイキングのフィナーレに上高地の大正池を思わせるような美しい風景を見ることができた。

今回のトレイル・コンディションは谷川山系の中では良いほうだろう。 なにせ階段が多いからね~。 技術はいらないがそれなりに体力は必要なルートだ。 高山植物好きには楽しいルートだと思う。 だけど、植物も多いけれど人間も多いよ~。 O(*≧д≦)oイヤーッ!!   行くなら週末は避けたいね。

本ルートのマップ
私のこのトレイルへの評価: 4★ 初級者向け
距離:約10km/ 時間:約8時間(元橋P 7:00‐鉄塔8:00/8:20‐松手山‐平標山10:30‐お花畑散策12:00‐平標山ノ家‐平元新道登山口‐元橋P 15:00)
標高差: 約1030m
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# by dream8sue | 2017-06-24 16:01 | 上信越高原 国立公園 | Trackback | Comments(2)

上信越 花盛りの大源太山から七ツ小屋山を歩く     Mount Daigenta in Jōshin'etsu-kōgen NP

Friday, June 23, 2017
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雪深い上越の山は雪解けと同時に高山植物が一斉に咲き始める。 しかし、同時に虫も大量発生するので虫嫌いの私はこの時期に上越の山へ行くのは避けていたのだが・・。 上越のマッターホルンと呼ばれる大源太山に登ったのは、1991年の秋に沢登りで北沢を登った記憶がある。 その後も積雪期の3月と12月に3回ほど尾根から登っているはずであるがあまりよく覚えていない。 長い歳月は私から上越の山の記憶を遠ざけた。 そんな私に数十年ぶりに大源太山を登る機会が訪れた。 




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<マイカーの場合>
関越自動車道の湯沢ICを降りてから県道268号線で南東に走る。 
高速道路の高架を潜り、左手に岩原スキー場の斜面を見ながら東に走る。
県道は457号線に変わり大源太キャニオン青少年旅行村を目指す。 
大源太キャニオンの0.5kmほど手前で直進し林道大源太線に入る。 
道幅の狭くなった林道を3kmほど走れば、登山口のある林道終点のパーキング(10台くらい駐車可能)に着く。 

小坂の集落あたりから見上げる大源太山は、マッターホルンとは似ても似つかないが、ゴツゴツしたその山容は独特で威圧感がある。




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登山口から山菜の定番ワラビの新芽をみながら、スギ林の中をしばらく行く。 程なくして大源太川北沢の渡渉ポイントにでる。 フィックスロープにつかまりながら飛び石で渡る。 北沢は水量が多いので増水時は靴を脱いで渡ることもあるので留意しておこう。





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渡渉後は北沢の左岸(川下に向かって左側)をしばらく行く。 
すぐに、下降で使うシシゴヤノ頭からのトレイルの分岐が現れる。
分岐を右に見送り、ブナやナラの自然林の中を川上へ進む。
ブナの根元にはギンリョウソウのファミリーが顔を出していた。

私の中で、ブナ林と言えばギンリョウソウ、というイメージを持つようになったのは、2015年の初夏に訪れたカヤの平高原(上信越高原国立公園)で日本一美しいというブナ林を歩いた時からだ。




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途中で横切る枝沢には、アルミのハシゴが掛けられているが、グラグラしていて心もとない。




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沢筋のトレイルではシダ類やヤグルマソウの群落をよく見かけるね。




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パーキングから30分ほどで2回目の渡渉をこなし、弥助尾根の支稜、ムラキ尾根に取り付く。




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樹林の中には、タニウツギの鮮やかなピンクの花や、目立たないが可愛いチゴユリやツクバネソウなどが咲いている、

また、花後のイワカガミやイワウチワもたくさん生えている。 花は終わってしまったのかな~? 

ところで、チゴユリと言えば白い花を下向きに咲かせている姿(写真右)が定番だけど、咲き始めの花はこんなに綺麗なんだね~(写真上)




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ムラキ尾根はフィックスロープが張られるほどの急登だ。 私のふくらはぎはすでにパンパンで爆発寸前だ。




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息を整えながら振り返れば、木立の間から足拍子岳~荒沢山と思われる白い側壁が見えてくる。




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そして樹林の中では高山植物の共演が始まる。 この時期の2大主役の1つが、このベニサラサドウダンだ。 大源太山~七つ小屋~シシゴヤノ頭の稜線の至る所でこの花を見た。




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定番のゴゼンタチバナ(写真左)にナエバキスミレ?(写真右)




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そして、今回の2大主役のもう1つは、このアカモノだ。 こちらも広範囲にわたってトレイルの脇を固めていた。 




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やがて樹林帯が終わり、灌木帯に入ると視界が開け南側にコマノカミノ頭が間近に見えるようになる。 こんな誰も知らないようなピークにも、新人だった頃に先輩クライマーに連れられて残雪期の北尾根を登った記憶がよみがえる。




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古木の幹の中に根づくツツジの若葉に感動!




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大源太川の支流である弥助沢の残雪を左側に見ながら、両サイドが切れ落ちたヤセ尾根を行く。




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やがて完全に森林限界となり、弥助尾根のクサリの張られた岩稜の上に立つ。




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登ってきた灌木帯を見下ろせば、遠くに湯沢町の街並みやスキー場が広がっていた。




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高度を上げるに伴い右側に谷川岳の主稜線(上越県境尾根)の山々が見え始める。 高山植物も花盛りで楽しい。 しかし、気温が上がり体感湿度も増し、蒸し暑さはマックスである。 加えて懸念していた虫も発生し顔の周りにまつわりつく。 ムシムシ(蒸し&虫)攻撃で、大源太山(1598m)のピークに着いた時には私の体力も気力も減退していた。 ここで40分ほどの大休憩。




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大源太山ピークから南側の稜線は、主稜線に合流し七ツ小屋山から谷川岳へ、さらに平標山方面へと右方向(西)へ続いている。 




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残雪も豊富だね。




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大源太山の山頂直下からは本ルートの悪場(小さな岩場が2カ所)が始まる。 急下降する岩場にはクサリやロープがセットされてあるので、それらを使って慎重に降りれば問題ないと思う。 が、岩が濡れていると嫌らしい。




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秋にいち早く紅葉するナナカマドはよく見かける落葉樹だけど、花よりもやはり秋に真っ赤になった実の方が印象的だ。

花は全体的にみるとさほど美しいとは思わないが、咲き始めの花をよく見れば、丸い蕾からウメの花のような花をたくさん咲かせていて実に美しい。




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トレイルは、池の平と呼ばれる最低鞍部まで下り、再び七ツ小屋山へ向かってササと低い灌木の中の急勾配の尾根をガンガン登る。 この登り返しが実にきつく、何度も足を止めて呼吸を整える。 (*_*; フゥー




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時々振り返って谷川主稜線から孤立してそびえる大源太山を見れば、丸ノ沢(まんのさわ)側へ切れ落ちる東壁が圧巻だ。 大源太山は別名、丸ノ大源太(丸ノ沢の源頭の意)とも呼ばれている。 ちなみに平標山と三国峠の間にも同名の大源太山があるが、こちらは河内沢ノ頭ともいう。 同エリアに同じ名前の山があるなんて、近藤さんじゃなくても混同しちゃうよね。 ヾ(o≧∀≦o)ノ゙hahaha
 



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足元には相変わらず高山植物が咲き乱れている。 この辺りのイワカガミ(写真上)はまだ満開状態だ。 マイヅルソウ(写真左)も群生している。  おや、シラネアオイ(写真右)もまだ咲いているなんてシラネ~かった。 ヾ(o≧∀≦o)ノ゙hahaha




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主稜線(県境尾根)までの急登は、大源太を登った後だけに身体にこたえる。 大源太山から1時間30分程の登行でようやく主稜線の分岐に出る。 左に行けば清水峠で、七ツ小屋山へは、右(南)へ10分ほど登れば着く。




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主稜線からは東側の展望が開け、眼前には湯檜曽川を挟んで朝日岳から白毛門の尾根が一望できる。 




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その北側へは、朝日岳から巻機山までの長い稜線が連なっている。 この間は不明瞭で歩くハイカーも稀であるが、私は昔、“岳人” という山岳雑誌の依頼原稿の為に単独で歩いた記憶がある。 (岳人507号をお持ちの方は参照されたし)




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三角点のある七ツ小屋山(1675m)に着いた頃からいくぶん風が出てきて体感湿度が軽減された。 




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七ツ小屋から蓬峠方向へのトレイルは、低いササ原の中に小さな湿原があり、高山植物がたくさん咲くラブリーな路だ。 




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タテヤマリンドウだよね? お久しぶりで~す。 




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ツマトリソウ(写真左)がいっぱい。 ヒメイチゲ(写真右)もちらほらと咲いていた。 ヒメイチゲは、数週間前に行った日光の太郎山にたくさん咲いていたな~。



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今年初めてみるハクサンチドリ。 残雪の山と良く似合うね。




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のどかな尾根路は明瞭で迷う心配もない。 現前には蓬峠から武能岳、茂倉岳、そして谷川岳本峰へと続く長い稜線が伸びている。 




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七ツ小屋から30分弱ほど歩き、蓬峠まであと0.6kmといういう場所にシシゴヤノ頭方面への分岐がある。  ここで蓬ヒュッテまで往復するという健脚な同行者達を待ちながら1人でおやつタイムを楽しむ。




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おやつタイム後は、分岐からシシゴヤノ頭を目指し主稜線から分かれて西へ向かう。




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おっと、忘れていた! 今回のルートで2大主役のベニサラサドウダンに似ているがゆえに主役になれなかったウラジロヨウラクだ。 この花も結構たくさん咲いていた。




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このルートは、大源太川北沢を挟んでループになるので、歩いてきた大源太山から七ツ小屋山の稜線が右側に展開する。




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大源太山をズームしてみれば、夏でも白い岩肌をのぞかせる南壁の迫力はまさにマッターホルンの呼び名にふさわしいだろう。 まあ、本家本元のスイスのマッターホルンはこんなもんじゃないけどね。ヾ(o≧∀≦o)ノ゙  私も1992年に登っているけど、ラペルができないと登れても降りられないよ。 だから、眉毛書いてるお笑いタレントは下山時にヘリコプターを利用したんでしょう? 150年前に初登頂したのウインパー隊の下山に伴う悲劇からも分かるように、マッターホルンという山は、登りよりも下山が数倍難しい山なのだよ。
ちなみに、上越のマッターホルンの方は、南壁を挟んで左のスカイラインが登ってきた弥助尾根で、右のラインが悪場のある最低鞍部までの稜線である。




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なんて、スイスのマッターホルンに思いをはせながら歩いていると、小さなアップダウンを繰り返し、ようやくシシゴヤノ頭に着いた。 西にはコマノカミノ頭を経由し、足拍子岳から荒沢山へ続く稜線が伸びる。 この稜線にも昔はトレイルがあったようだが今は廃道のようだ。 しかし、足拍子岳から荒沢山辺りは残雪期の適度なバリエーションルートとして今でも登られている。
さて、シシゴヤノ頭からは、ヒロクボ沢右岸の尾根を北沢へ向かって樹林帯を一気に下降する。 稜線の展望はシシゴヤノ頭で見納めだ。




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樹林帯に入るとスイッチバックの繰り返しが延々と続き、なかなか高度が下がらない。 しかし、そんな退屈な歩きに花を添えるのは、言わずと知れた高山植物の花々だ。 ショウジョウバカマ(写真左)もまだ咲いていた。 チゴユニに似ているが、花のつき方が違うのでタケシマラン(写真右)かな?




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ツバメオモト(写真左)も綺麗に咲いている。 あ、イワウチワ(写真右)もまだ花が残っていた! はじめまして、会いたかったよ~




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展望が無いので足元ばかり見てしまうが、樹冠に目をやればグリーンの中で純白が際立つタムシバ(写真左)とバックにはムラサキヤシオツツジがコラボしている。 Wow! その横にはお馴染みのオオカメノキも存在をアピールするかのように咲いている。 




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徐々に標高を下げて行くと涸れ沢の脇にシラネアオイが咲き、それらの草花の上にタニウツギやブラシのような花をつけるウワミズザクラが覆いかぶさるように咲いている。




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沢音は聞こえるがなかなか川筋には出ない。 倒木がトレイルをふさぎ迂回の為に藪を漕ぐ。 小さな水場に出るあたりで、だいぶ標高を下げた感じになる。




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その水場の周囲に咲く花は、湿った場所でよく見るラショウモンカズラ(写真左)。 このスミレは何だろう・・ツボスミレかな?




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緩やかになった樹林帯の路を行くと、ブナの大木に絡みつくツルアジサイの群落に出会う。 こんな間近で、しかも何本もの大木に及んでいるので圧倒される。  




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そして、シシゴヤノ頭から降ること約2時間、ようやく入山時に通り過ぎた分岐に合流した。 ここからは渡渉を1回して、スギ林の中を通過すればパーキングまでそう遠くはない。




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予想していた通り高山植物は豊富で、まるで植物図鑑をめくるようだった。 私が掲載した花だけでも30種類に及ぶので実際はもっと多くの花に出会っている。
ルートは、大源太山の下降で若干の岩場やヤセ尾根の通過はあるものの、全体的には技術よりも体力勝負だ。 特に大源太山を登った後の七ツ小屋山への登り返しは見た目以上にきつい。 
また、湿度の高いこの時期の上越の山は、熱中症にかかるリスクも考慮して充分な水分補給を心掛けよう。 虫嫌いのハイカーは虫よけ対策も必須である。 
今回の山行で個人的に感じたことは、滑稽な虫除けネットを被ってまで自分が花見ハイクをしたいかと言えばNOである。 自分で思っているより自分は花見ハイキングが好きではないのかもしれない。 やはり西上州などの切り立った岩場歩きの方が好きだということが分かった。

本ルートのマップ
私のこのトレイルへの評価: 4★ 中級者向け
距離:約10km/ 時間:約10時間(林道パーキング5:45‐大源太山9:00/9:40‐七ツ小屋山11:10/11:40‐シシゴヤノ頭分岐12:00/12:30 ‐シシゴヤノ頭13:40‐林道パーキング16:00)
標高差: 約950m(累計高低差1050m)

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# by dream8sue | 2017-06-23 16:58 | 上信越高原 国立公園 | Trackback | Comments(2)

千曲市 冠着山の坊抱岩でクライミング     Rock Climbing at Bokodakiiwa in Chikuma, Nagano

Sunday, June 18, 2017
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妙義山の西大星や、西上州のメンベ岩を一緒に登った先鋭クライマーに誘われて、長野県千曲市の冠着山(かむりきやま)坊抱岩(ぼこだきいわ)でクライミングをしてきた。
冠着山には坊抱岩と涼み岩の2カ所の岩場があり、坊抱岩の多くが清水博氏によって1980年代に拓かれたルートである。 私も何度か清水氏に案内していただいた遠い記憶がある。 また、坊抱岩は尾根上にあるので岩場のトップからの展望も素晴らしい。




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<マイカーの場合>
通常は、冠木山北側にある “坊城平いこいの森(キャンプ場)” からアプローチするが、私達は南側の林道からアプローチする。 上信越自動車道、坂城ICより国道18号を長野方面に走り上山田温泉を目指す。 “戸倉上山田温泉入口” の信号を左折し県道498号線に入り千曲川(万葉橋)を渡る。 その先の “城山入口” の交差点をそのまま直進して山道に入る。 澳津神社の前を通って6kmくらい走ると 道路右手の斜面コンクリート防護壁がと切れた先にフィックスの張られた踏み跡がある。 が、入口が藪に覆われているので初めての場合はわかりづらいだろう。 路肩に2~3台駐車可。 (写真は県道からみた坊抱岩)




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いきなり急登でザレた斜面から針葉樹林帯の小尾根を行く。 少し登るとボルダー群が現れ、右手に涼み岩にトラバースする薄い獣道を見送る。 小尾根を登り詰めれば、県道から20分足らずで稜線(いこいの森方面からの登山道)と合流する。


 

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稜線は冠木山の登山道でもあり、ヤマツツジが満開で、足元には小さな花が風になびいていた。 

この花は何だろう? 一見ハコベのような? オオヤマフスマかな?  (?_?)





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登山道を左に5分も行けば、見覚えのある岩場が現れる。




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坊抱岩にはいくつかのエリアがあるが、まずは下地の良いAボルダーでクライミング。 短いが5.10クラスのグレードのルートがまとまっているので、登れるクライマーでもウォーミングアップに良いエリア。 登れないクライマー(私のこと)はここだけで1日遊べる。 GO!!GO!!ヾ(>∇<*)o!!




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坊抱岩の "ライジングサン10a"  これは見た目以上にかぶったフェイスを登るルートで、登れるクライマーいわく、 “カバばかりで快適に登れる” ・・らしいが・・Sueは・・ ヒィィ((ll゚゚Д゚゚ll))ィィ!!! 




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岩場からの景色は良い。 ただ、風通りが非常によいので曇りの日や気温の低い日に行くと寒い。 天気の良い日に行くべし!




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坊抱岩の前にあるヤマボウシの木が満開だった。




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看板ルートの “コズミックワールド11b” に触ってはみたものの出だしのボルダームーブができず一歩ものぼれなかった。 このルートは昔、坊抱岩で唯一私がレットポイントしたことがある5.11のルートだが、今となっては自分でも信じられないおとぎ話である。 
ちなみに、何でコスミックでは無くコズミック何だろう? カタカナ読みなら “コスミック” だし、英語発音なら “カズミック” だろ? 宇宙じゃないんかい! hahaha

下山しながら冠着山のもうひとつの岩場、涼み岩に寄ってみた。 ちょっと群馬の有笠山に似た感じのドっかぶりの岩場で、登れないクライマーには無縁のエリアだ。 
ともあれ、箸も持てないくらい前腕がパンプした感じは久しぶりである。 登れるクライマーのお陰で楽しいフリークライミングができた。感謝!

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# by dream8sue | 2017-06-18 16:55 | Rock Climbing | Trackback | Comments(4)

日光 ミスティー・ハイキング in 半月山     Mount Hangetsu in Nikkō National Park

Tuesday, June 13, 2017
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日光の梅雨時ハイキングの2日目は半月山と湖畔歩きとなった。 前日に太郎山でゴージャスなシャクナゲを見ることができ気分は上々。 続く2日目も中禅寺湖を眺めながらの稜線散歩と決め込んでいたのだが・・そこは日本のレイニーシーズンである、朝から霧が立ち込め湖畔周辺の山は全く見えない。 かといって雨降りでもなく、諦めきれないので露払いの雨具を着こんで歩くことにする。 ハイキングは天候優先と思い込んでいた私は、思わぬミスティーなコンディション下でのハイキングに不安と期待が入り混じる。




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<マイカーの場合>
前橋市からのアクセスは先日の太郎山山行を参照。 → “日光 太郎山のシャクナゲ群落を行く     Mount Tarō in Nikkō National Park”
金精峠方面から国道120号線を南下して、二荒山神社の先の信号 “立木観音入口” を右折し県道250号線に入る。 中禅寺湖の東岸に沿って0.5kmほど走れば左に立木第一パーキング(無料:5~6台可能)がある。 パーキングの前はボート乗り場の桟橋がある。

 


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パーキングの裏手の道を北へ行き、茶ノ木平への遊歩道に入る。 

道路の土手に咲くウツギの白い花が満開だった。




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遊歩道は良くメンテナンスされていて、立派な道標も設置されている。




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途中、中宮祠へのトレイルを左に分けながら、自然林の中をしばらく登れば茶ノ木平に着く。




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このあたりは広いササ原で、自然観察のための植物案内板なども設置されていて勉強になる。




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茶ノ木平を過ぎるとシロヤシオなどのツツジの木が増えてくる。 春にはアカヤシオも咲き、お花見目的のハイカーで賑わうらしい。



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茶ノ木平から1.2kmほどの所にある展望台からは中禅寺湖が見える・・らしいのだが、残念ながら霧は一向にはれない。 

それどころか、標高を上げれば上げるほど foggy というか misty になっていく。
 (ノω=;)ぅぅ…




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さらに西へ進み、一度、車道(県道250号線)を横切り狸山へのトレイルを登る。




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終わりかけのシロヤシオに代わって、トレイル脇にはサラサドウダンが満開だった。 

ツツジに比べると地味だけど、ベル形の花はとても可愛いね。

やがて鉄塔が建つ狸山に着く。




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その後、雨に濡れたズミの花など見ながら0.4kmほど降ると、突然、県道に隣接する中禅寺湖展望台(パーキング)に出る。 



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中禅寺湖展望台から半月山までは、やや急な登りとなり、トレイルに張られた真新しいロープが霧よりも白く浮き出ていた。




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中禅寺湖展望台から約40分、狸山から約1時間で半月山に到着。
山頂は木立の中でピークと呼ぶにはお粗末な稜線の一部のような所。
ランチ休憩しながら、計画を再検討。
天気が良ければ社山まで行くつもりであったが、諦めて半月峠から下山することにする。




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半月山から0.2kmの所にも半月山展望台があり、男体山や中禅寺湖にイタリア半島の様に突き出た八丁出島が見えるはずなのだが・・霧で真っ白。 O(*≧д≦)oクヤチーッ!!  

半月山から0.5kmの下降で半月峠である。 

半月峠周辺では、コメツガやカラマツの若葉が雫をまとい宝石のように輝いていた。 

展望が無いのは残念だが、見慣れた植物のこんな表情が見られるのはミスティー・ハイキングならでわだ。 イイネ━(〃゚∀゚〃)━♪




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半月峠からは、右(北)へ折れ、湖畔の狸窪(むじなくぼ)へ下る。




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山腹に作られたスイッチバックのトレイルを降る。 樹林の中は一層ミスティーだね。




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ミスティー! 




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半月峠から40分ほどで湖畔周回歩道(中禅寺湖周回線歩道)の一画、狸窪に着く。 湖畔周回歩道に出たら右(東)へ進む。




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湖畔の水際へ寄り道。 ここに来て青空が見え始めた。




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トレイル脇に咲くクリンソウの群落が目をひく。 ピンクの花に混じって白い花もあった。




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人目をひく鮮やかなクリンソウとは対照的に地味過ぎるツクバネソウを発見。 世の中、自己PRの上手い者ばかりがもてはやされる傾向には納得がいかない! 地味だけど味のある者にスポットライトが当たってほしいものだ。 (^^)ヾ(^ )ナデナデ




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湖畔周回歩道で立木第一パーキングへ戻る間には、旧イタリア&英国大使館の別荘地を通りぬける。 天気も良くなってきて、道草、寄り道が止まらない。 O(*゚∀゚*)oワクワク!  




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観光気分を味わいながら、ようやく歌ヶ浜パーキング(トイレもある大きなパーキング)に到着。 初めて見るヒナソウという可愛らしい花が植え込みにたくさん咲いていた。 立木第一パーキングまではここから20分くらいだ。 




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歌ヶ浜パーキングから立木観音前の商店街を通りぬけて第一パーキングへ戻った。 すでに湖畔には陽が当たっているが男体山は霧の中に姿を隠したままだった。 

半日ハイキングではあったが、朝が早かったので6時間40分、10kmと十分なハイキングとなった。 濃霧の中のハイキングだったので、風景よりも草花ばかりが目についてしまったが、晴れの日のハイキングとは一味違う自然に触れることができた。 たまにはミスティー・ハイキングも良いね。 

本ルートのマップ
私のこのトレイルへの評価: 3★ 初級者向け
距離:約10km/ 時間:約6.5時間(立木第一パーキング 6:00‐茶ノ木平 7:00‐狸山 8:15‐中禅寺湖展望台 8:40‐半月山 9:20/9:50‐半月峠 10:00‐狸窪 10:45‐歌ヶ浜パーキング‐立木第一パーキング 12:30)
標高差: 約500m

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# by dream8sue | 2017-06-13 20:29 | 日光 国立公園 | Trackback | Comments(0)

日光 太郎山のシャクナゲ群落を行く     Mount Tarō in Nikkō National Park

Monday, June 12, 2017
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日光の男体山の北に位置する太郎山は、展望も素晴らしく、高山植物も豊富で、岩稜歩きも楽しめる変化に富んだ山である。 ここ数年、日光の山を登る機会が続いたが、男体山や女峰山から見る悠然とした太郎山の存在が気になっていた。 そして、その太郎山に登るべく今年も梅雨の晴れ間を狙って日光国公園立を訪れた。 (Top写真は志津峠から男体山へ登る登山道二合目あたりから見た太郎山)




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<マイカーの場合>
前橋市からだと、関越自動車道沼田インターから国道120で金精峠を越えて行くのと、みどり市から国道122号線で日光市のいろは坂を経由しても大差はない。が、どうせ行くなら初夏の山岳ドライブを楽しみながら走れる金精峠越えをお進めする。 日光市に入ったら光徳牧場をターゲットして走ればよい。 金精峠から日光市方面へ8kmくらい走り左折し2kmほどでアストリアホテルに隣接した大きなパーキングに着く。




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今回のトレイルは、光徳牧場から入り山王帽子山を経て小太郎山、太郎山へと至り、下山は、新薙から志津峠のある裏男体山林道へ下り光徳牧場に戻るループトレイルである。
光徳牧場周辺はキャンプ場もあり路が錯綜しているので、牧場の売店の前を通って山王峠への分岐を左に入ると良い。




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牧場周辺のハイキングトレイルは自然林なので気持ちが良い。 




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ふと足元を見ると、ツマトリソウらしき花が1輪だけ咲いていた。 ツマトリソウは通常花びらは7枚らしいが、この花は8枚あるね。 




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牧場から1時間ほど、奥鬼怒林道(山王林道)の左側に作られたトレイルを登る。 何度か林道をクロスしながらササの刈り込まれた路をたどれば山王峠の太郎山登山口に出る。 マイカーをここに停めて太郎山を往復するハイカーも多い。




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山王峠の登山口からはコメツガやシラビソの樹林帯の急な登りとなる。




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1時間ほど展望の無い樹林帯を登れば、視界が開けてきて山王帽子山(2077m)に着く。
北側は木立で展望は無いが、南側に男体山の全容が見える。




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山王帽子山からは、東に進みコメツガとササ原のトレイルを一気に150mほど下降する。 




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最低鞍部には1本のダケカンバが生えている。 その白い幹と新緑のコントラストが美しく、しばし見とれてしまう。




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鞍部から再び樹林帯を登っていくと、突然シャクナゲの群落が現れる。 
ここまでの道のりではあまり花が無かったので、このシャクナゲの出迎えには歓声が上がる。 (☆。☆)




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シャクナゲのトンネルを抜けると南側がロープでバリケードされたスポットに出る。 ここが廃道(立入禁止)となったハガタテ薙ルートとの合流点かな? 




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シャクナゲ群落からさらに樹林帯を登り上げると、今度はサクラの群生地となる。 陽当たりの良いトレイルにはヒメイチゲやミツバオウレン、スミレやバイケイソウなどの植物が現れだす。 




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特にサクラ(ミネザクラ?)の群生は見事で、期待していなかったサクラに、まさかのお花見気分全開である。 そういえば、日光白根山にもタカネザクラ(ミネザクラ)がたくさん咲いていたけど、これも同じ品種かしら? → “日光 火山湖に彩られる日光白根山    Mount Nikkō-Shirane in Nikkō National Park”




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展望も良くなり、男体山のすそ野の南西方向には中禅寺湖も見える。




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シャクナゲやサクラで道草を食いながらも山王帽子山から2時間弱で小太郎山(太郎山の西峰)に着く。 




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小太郎山からは俄然男体山が近く見える。 残念ながらこの日は雲が多く、男体山のトップは霧に隠れていた。




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早めのランチ休憩を小太郎山で済ませ、いよいよ太郎山への岩稜歩きを開始する。 




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“剣ヶ峰” と書かれた岩場を慎重に降る。 岩場を避ける巻き路が北側にあるので、岩場の苦手なハイカーは巻き路を行ったほうが無難だろう。




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南側が切れ落ちているので絶対にスリップは許されない。 




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スリリングな岩稜歩きの後は、緩やかな尾根を降る。 ササの生い茂るトレイルには、今まで見たことが無いほどのヒメイチゲがササの中から顔を出していた。 




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そして最後の太郎山への登りは岩場である。




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その岩場にもイワカガミなどの高山植物がたくさん咲いている。 白いアブラナ科のイワハタザオ(写真左)は、昨年の男体山でも見たな~。 → “日光 志津峠から登る男体山はイワカガミの花園     Mount Nantai in Nikkō National Park”
イエローのスミレもいっぱい咲いている。 キバナノコマノツメかな・・・?




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岩場を登り上げて振り返れば、小太郎山から降ってきた尾根が見える。 南斜面と北斜面で植生が違うのが見てとれる。




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トレイルは、進路を東からやや北へ向かって行く。 右手に火口岩石の顕著なピナクルを見ながら登れば、多数の立ち枯れした樹木の間から “お花畑” と称されるササ原が見えてくる。




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続く花芽の少ないシャクナゲの群落を過ぎれば、新薙ルートが右に分かれる。 新薙ルート分岐から太郎ピークまではすぐである。




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広い山頂を有する太郎山(2368m)は、男体山、女峰山とともに日光三山を形成する。 古くから山岳信仰の対象であり現在でも山頂には2つの祠ある。  山頂からの展望はすこぶる良く、西側には日光白根山や燧ヶ岳なども見える。 




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南側には男体山から続く・・




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大真名子山、小真名子山、帝釈山と女峰山の山並みが東側に展開している。 




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目の前には小太郎山北面に生えるダケカンバの白い幹が、まるで雷のライトニングのように枝を広げている。  なんか凄い光景だね~  !(゜o゜)!




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さて、山頂での眺望を楽しんだ後は下山にかかろう。 まずは、新薙分岐まで戻り、左(南側)に降りお花畑へ向かう。




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お花畑は、太郎山の旧噴火口で、周囲には奇岩が林立し奇観を呈している。




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ここは、かつては湿地であったが現在はササ原となってしまったので、花畑という名前とは裏腹に実際には花は少ない。




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お花畑の真ん中を突っ切り、火口の縁を乗り越えれば、日光三険のひとつに数えられている “新薙” である。 薙とはガレ場を意味する。 その名の通り崩れた斜面を2回ほどトラバースする。 
ちなみに、三険の他2つは志津峠から登る大真名子山の “千鳥返し” と、帝釈山と女峰山に間の “馬の背渡り” である。 → “日光 志津峠から女峰山へ避難小屋泊縦走(前編)    Mount Nyohō in Nikkō National Park”




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しかし、驚いたことに、そんな悪場に群生していたのが可憐な花を咲かせるツガザクラの大群落であった。 花だけみるとアカモノによく似ているね。 ちなみにアオノツガザクラというのを火打岳で見た記憶があるが、あちらは極めて地味な花だったな~ → “燕温泉から登る妙高山と火打山(後編)   Mount Hiuchi in Myōkō Togakushi renzan National Park”




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ガレ場の先も目がくらみそうな急下降なので、フィックスロープなどを頼りに慎重に降る。 滑りやすい斜面なので濡れている場合は要注意だ。 




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眼前に男体山、大真名子山、小真名子山を見ながらひたすら降る。 一気に標高を下げて行く。 ここに来て霧が上がり男体山のシェイプがくっきりと見えるようになった。




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西の中禅寺湖をズームしてみれば、太陽の光を受けて一際青く輝やいている。 Beautiful!!!!




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やがて樹林帯には大きな倒木が横たわり、2本のフィックスロープが下がっている。 ターザンのようにロープにぶら下がって、この悪場をこなす。 ここを過ぎれば歩き易くなる。




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悪場を終えやれやれだ~。 
と、思ったら辺り一面シャクナゲの群落ではないか!  ォ━━ヾ(o・∀・o)ノ゙━━オ!!  
これって、頑張って悪場をこなしたご褒美かしら?
蕾の株も多く、まだまだこれからの時期も見られるだろう。




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しかも、シャクナゲ群落は広範囲で、私たちの行く手に現れる。
シャクナゲの見事さに、何度も立ち止まりなかなか先へ進まない。 ヾ(o≧∀≦o)ノ゙♪♪♪
足元にはまだ蕾のイワカガミや、満開のミツバオウレンが咲き乱れている。
ミツバオウレンの花って、宝石をちりばめたような花弁が実に美しいよね。




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やがてシャクナゲ群生地が終わり、大きなダケカンバやナラ、ツガなどの森となる。  この標高くらいまでは新緑が淡くて素敵だ。




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太郎山から約2時間の激下りでようやく林道にでる。 分岐に生える1本のシロヤシオが “お疲れ様” と我々の労をねぎらってくれた。




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林道を志津峠(裏男体林道)の分岐まで歩く。 鹿の食害は関東一帯で見られるが、ここでも鹿の食害から樹木を守るネットが張られている。 これって、久しく山から離れていた私には意外とショッキングな光景である。 昔はこんな光景は見たことが無かったのに・・・。




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トレイル脇に咲く白花(シロバナヘビイチゴ?)のカーペットにまたまた足が止まる。




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林道を20分ほど歩くと、裏男体林道に合流する。 ここからさらに50分ほどで梵字飯場跡(一般車両はここまで)である。




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右手には太郎山が顔を出している。 歩いてきた稜線や下降路を確認しながら今日の山行を振り返る。




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裏男体林道から奥鬼怒林道(山王林道)に合流し、右折して光徳牧場のパーキングへと向かう。




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道端にはムラサキサギゴケ、ズダヤクシュ、タチツボスミレ、ツボスミレ(写真上)、クリンソウなどたくさんの花が咲いているので、花好きハイカーは最後まで楽しく歩ける。




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梵字飯場跡から歩くこと約1時間、光徳牧場に到着。 牧場周辺にはズミの花が満開であった。  

太郎山は、男体山や女峰山に比べてハイカーも少なく静かなハイキングが楽しめる。 思っていた以上にシャクナゲや高山植物が多く咲く山だった。 梅雨の時期にしてはまずまずの展望が得られ、日光まで来た甲斐があった。

本ルートのマップ
私のこのトレイルへの評価: 4★ 中級者向け
距離:約16km/ 時間:約10時間(光徳牧場P 7:45 ‐山王峠登山口9:00‐山王帽子山10:00 ‐小太郎山11:40/12:00‐太郎山12:40/12:50‐お花畑‐新薙‐シャクナゲ群生地‐林道分岐‐裏男体林道分岐15:30‐梵字飯場跡16:30‐光徳牧場P 17:30)
標高差: 約950m 

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# by dream8sue | 2017-06-12 22:59 | 日光 国立公園 | Trackback | Comments(0)

高崎市 榛名山黒岩でクライミング     Rock Climbing at Kuroiwa in Mount Haruna, Gunma

Sunday, June 11, 2017
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群馬県の榛名山は上毛三山のひとつとして多くのハイカーに親しまれている山であるが、その南面には昔からクライマーがクライミングの練習に通う黒岩という岩場がある。 群馬で育ったクライマーなら知らないクライマーはいないはず。 もう2度と来ることは無いと思っていた黒岩に、気まぐれにハイカーの岩トレを目的に訪れることになった。

黒岩独特の細かくて固い岩の感触、懐かしさの中に漂う一抹の哀感は何なのだろう。 谷川岳や穂高の壁を登りたくて毎週のように仲間とトレーニングに通った遠い記憶。 そんな仲間たちも、ある者は家庭を持ちいつしか山から去っていった。 また、たぎる想いに突き動かされ高みを目指し、そして山で散った岳友たちもたくさんいる。 

1990年代のフリークライミングの勢威とクライミングジムの普及に伴い群馬のクライマーたちは高グレードの岩場を求めて二子山や有笠山へと通うようになり、いつしか黒岩は忘れ去られた。 2000年代になると金と時間のある中高年登山者がガイド登山をするようになる。 かつて命を懸けて山と向き合っていた岳人たちの汗と涙が染みついた岩は、今はガイドや登山道具店の講習会などの金儲けの場と変わっている。  




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黒岩は、榛名山の南側から榛名湖畔に上る県道28号線で湖畔から4kmほど手前の山腹にある。 
28号線を登って行くとヘアピンカーブの先に木立の間から黒岩の岩壁が見えるだろう。 
カーブの手前左側に10台ほどパーキング可能な路肩がある。 
週末は結構な数のマイカーなので、早めに行くことをお勧めする。




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感傷に浸っている暇があるなら練習しろ~ぃ! ということで、まずはピラミッドフェース(練習岩)で岩に慣れよう。 




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ランチの後は西稜、ヤンキー稜、西18番ルンゼ(ともに入門ルートでⅣ級程度のグレード)などに取り付く。 (写真は西稜の上部)




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ヤンキー稜の取付き。 壁の途中に蛇がいてびっくり!(゚д゚)!




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各ルートの終了点からはラペルで下降。 (写真はヤンキー稜のテラスからのラペル)

黒岩は私をセンチメンタルにさせる。 しかし、私の哀愁などお構いなしに、登るクライマーの年代や目的がどう変わろうと、黒岩は今日も変わらずにクライマーにその黒い岩肌を開いている。 谷川岳が私をクライマーとして強くしてくれた父なる岩場だとすれば、黒岩は、どんな時も(今はハイカーだけど・・)優しく私を迎えてくれる母なる岩場だ。  ちなみに、私が黒岩を訪れたのは、この日が11年ぶり、通算239回目であった。

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# by dream8sue | 2017-06-11 20:31 | Rock Climbing | Trackback | Comments(4)

南八ヶ岳 初夏の南八ヶ岳縦走(後編)稜線散歩で見た景色と花     Akadake in Southern Yatsugatake

Tuesday, June 7, 2017
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無雪期の南八ヶ岳山行の二日目は赤岳鉱泉から硫黄岳に登り、赤岳まで縦走して行者小屋を経由し柳川南沢ルートを降る。 お目当てのツクモグサなどの高山植物を愛でながらの山行である。 花は主に横岳から赤岳周辺に集中している。 今年は雪解けが遅いせいかツクモグサは蕾のものが多く、他の高山植物にも少し早い感じであった。 やはり八ヶ岳の花見山行は、6月中旬から7月中旬までの1ヶ月間が最も華やかな季節だろう。




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赤岳鉱泉の小屋を早い時間に出発するには、朝食時間を気にしないですむ素泊まり(または朝食無し)が良いだろう。 硫黄岳へのトレイルは前日に行ったジョウゴ沢と同じだ。 ジョウゴ沢出合で左側の尾根を登る。 シラビソの針葉樹林帯の中を残雪に気をつけながら登って行く。 
赤岳鉱泉までのアプローチはこちらから → “南八ヶ岳 初夏の南八ヶ岳縦走(前編)柳沢北沢とジョウゴ沢     Akadake in Southern Yatsugatake ”




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林床には花こそまだであるがイワカガミやコケモモが至る所に生えている。 




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シラビソの森がハイマツに変わると森林限界となる。 視界が開け南に阿弥陀岳が現われれば、赤岩ノ頭はもうすぐである。




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赤岳鉱泉から1時間半の登行で雪を残す赤岩ノ頭に着いた。 南アルプスから中央アルプス、乗鞍岳、北アルプスなどの西側の展望が一気に開ける。




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赤岩ノ頭の少し上部で左へオーレン小屋へのトレイルを分け、さらに20分ほど登れば硫黄岳に着く。 山頂は無数の石で覆われた広い稜で、東側の火口壁が圧巻である。 




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北側には風除けになりそうな小さな石室(実は雨量計跡)があり、眼前には北八ヶ岳の広大な原生林が広がっている。




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そして、南側にはこれから向かう赤岳までの稜線が続く。 




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大きなケルンに導かれて南下すれば、そこは高山植物の宝庫である緩やかな大ダルミである。 あと一月もすれば吹き渡る風に花々が揺れる素敵な場所になるだろう。 トレイルの左側には硫黄岳山荘がある。




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さて、まずは横岳へ向けて西側が切れた長い稜線歩きが始まる。 




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避雷針地獄! 雷注意報の時にはここは歩きたくないね。  (*_*;




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横岳主峰の西側が黒い影を作っている。 横岳西壁には大同心、小同心の岩塔をはじめ何本ものクライミングルートがあり、もっぱら冬期登攀の入門ルートとして登られていた?いる? 今でも登るクライマーはいるのかな~? 




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陽当たりの良い稜線では、何種類もの高山植物が咲き始めている。 

まずは、米の様な葉に小さな花冠をつけて群生しているコメバツガザクラ(写真上)が広範囲で見られる。 

ミヤマキンバイやミヤマダイコンソウ(写真右)のイエローの花はまだまだこれからだ。

意外に多いな~と感じたのは、オヤマノエンドウというパープルの花だ。




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硫黄岳から横岳の周辺はキバナシャクナゲの自生地らしく、丸い葉っぱのキバナシャクナゲの低木が多くなる。奥秩父などでよく見かけるアズマシャクナゲやハクサンシャクナゲより生息環境が厳しい高所に生えるため樹高がとても低い。 残念ながらまだ蕾だった。 キバナシャクナゲを見るならあと1週間後の方がベターだろう。 GO!!GO!!ヾ(>∇<*)o!!




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花を見ながら緩やかなアップダウンを繰り返す。 やがて大同心を右下に見るあたりで、東側のクサリ場に取り付く。




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東側のクサリと階段で写真の岩峰を越えれば、横岳主峰に着く。




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横岳(2829m)からの展望。 北側は歩いてきた硫黄岳のたおやかな稜線が見える。 正面に見える残雪の辺りが赤岩ノ頭で、その左(西側)にそびえるピークは峰ノ松目のようだ。 大同心、小同心もいつの間にか眼下に低くなっている。




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この日、東面は朝から雲海が広がり、雲が下界を覆い隠していた。 雲の切れ間から見える田園風景は水をはった苗代かな? 高原野菜のビニール畑の反射かな?




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そして南側は、これから向かう赤岳と阿弥陀岳の美しい山容。




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バックの雲海にズームしてみれば、南アルプスのマウンテンレンジが見える。 北岳、甲斐駒、千丈あたりだと思うけど・・




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さて、赤岳を目指して前進。 しばらくして同行者が足元の砂れきに生えるウルップソウ(写真上)を発見。
まだ蕾? 何だか青いコーンのようだね。 (^<^)クスクス

この稜線では、他にもたくさんの開花前の植物を確認した。
特に多かったのはチョウノスケソウ(写真右)で、小さな葉があちらこちらに広がっていた。

トウヤクリンドウ、ハクサンイチゲ、イワウメ、イワヒゲ、チシマアマナなどは葉っぱだけか、まだ蕾状態であった。 残念!




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横岳からピークをひとつ超えると三叉(さんじゃ)峰で、杣添(そまぞえ)尾根が東側へ下っている。 




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この辺りはオヤマノエンドウが花盛りで、さしずめエンドウ畑だ。 ヾ(o≧∀≦o)ノ゙♪♪♪ オヤマノエンドウに関してはドンピチャの時期であったようだ。 陽当たりの良い場所だと枯れ始めているものもあるのでオヤマノエンドウを見たいなら今すぐ行くべし! GO!!GO!!ヾ(>∇<*)o!!




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そして、ちらほらとお目見えくださったのが、お目当てのツクモグサ!
このモコモコ感がたまらないよね~  o(*゚∀゚*)ウキウキ♪

同じキンポウゲ科のオキナグサという花を群馬県の王城山で見て以来、このツクモグサにも会ってみたいと思っていた。 → “群馬の駅からハイク vol.10 : 長野原町 オキナグサを訪ねて王城山    Mount Ōjyō in Naganohara”





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こちらもお初にお目にかかります、ミネズオウ。
蕾の状態のものは、見落としてしまいそうなほど小さな小さな赤い蕾だ。

やはり花が出てくると歩みが止まるね。  GO!!GO!!ヾ(>∇<*)o!!  




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三叉峰からは石尊峰、鉾岳、日ノ岳、二十三夜峰とご丁寧に名前がついている小ピークを越えて行く。 場所によっては西壁側を巻いたり・・




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一枚岩の急なクサリ場を降りたりして行く。




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赤岳の東面がかっこいい! 遥か後方に富士山が雲の上に頭をのぞかせている。




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加えてこの日は、上空に湿度があるようで、何本もの飛行機雲が出来ていた。 見ている間にも飛行機が上昇していき、さながらエアホースのエアショーを見ているようだった。




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おっと、ここにも何か咲いているし! ミヤマタネツケバナのようだ。 たくさんの花をつけるが根本は一つ。




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そして、稜線上に立つピナクルの横を通り、登り返せば地蔵尾根の分岐(地蔵ノ頭)である。




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地蔵ノ頭から振り返れば、峻険な横岳の群峰がそびえている。 




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西側には中岳と阿弥陀岳が手の届きそうなほど近くに、そして大きく見える。 右のスカイラインが阿弥陀岳の北西稜で、その左の尾根が北稜である。 南に伸びる岩稜が阿弥陀岳南稜で、ともに冬期のバリエーションルートとしてお馴染みだ。 と、どうしても過去に登ったラインに目がいってしまう。 (^.^)




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地蔵ノ頭からひと下りした所に赤岳展望荘(赤岳石屋)がある。 ここで赤岳への最後の登りに備えて一休みしておこう。




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赤岳へはザレた岩場をより安定したスタンスを探しながら登る。
標高は約2900m。 さすがに息が切れる。 
辛抱つよく頑張って登って行くこと約40分、八ヶ岳随一の展望をもつ赤岳に着く。
硫黄岳からの稜線散歩が約4時間といったところだ。
南峰山頂にはコンクリートで固められた石祠などが多数ある。
ちなみに、赤岳頂上山荘の裏手から県界尾根が東の野辺山高原へと下っている。




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赤岳山頂で360度の眺望を楽しんだ後は、文三郎尾根を降ることにする。 山頂からまっすぐ南に向かう尾根はキレット小屋を経由して権現岳へ続くトレイルである。 




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文三郎尾根は、山頂直下のギャップから右(西)ヘ曲がり阿弥陀岳を眼前に進む。 足場の悪いクサリ場が続き、“落石注意”の看板のあるセクションは浮石も多いので、上からの落石に加え、自分も落石を起こさないように細心の注意を払おう。 




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岩場が終わると中岳のコル(文三郎尾根分岐)なので、中岳へは行かず、行者小屋を目指して右へ下る。
阿弥陀岳南稜がスカイラインに浮かんでいる。 自分が新人の頃は先輩に連れられ、そして何度も後輩を連れて登った思い出のバリエーションルートだ。 改めてこうして見ても長くて良いルートだな~。




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文三郎道は、昔、行者小屋を経営していた茅野文三郎氏が開いたもので、行者小屋と中岳のコルを直線的に結ぶバイパスルートである。 確かに下降は速い!




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当時は樹林とハイマツの急斜面を木登りを交えながら登ったらしいが、現在は階段地獄になっている。 でも、赤岳の西壁を観察するには好いルートだ。




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赤岳から1時間強、中岳のコルから約40分で行者小屋に到着。




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小屋のベンチで、朝から歩いてきた稜線を見上げながらの休憩は、心地良い疲労感と達成感を味わえる。 ハイカーなら誰しもが味わう common sense だろうね。




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横岳西壁をいつまでも眺めていたいが、そろそろ下山に取りかかろう。 下山の柳川南沢ルートは、入山時に歩いた柳川北沢と中山尾根を挟んで南に流れる沢である。 川と言ってもはじめは涸れた沢筋を行き樹林帯へ降る。  昔は無かった河原に作られたヘリポートをみて、時の流れを感じてしまうSue であった。 (*_*;




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行者小屋から1時間くらい歩くと、南沢は水流のある支流を合わせながら徐々に沢水を増していく。 しかし、北沢とは違い、ほとんど花などは咲いていなかった。




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右へ左へと数回沢を渡り返し、やがて大きな堤防をかけた水量のある南沢の右岸に出る。 ここまで降ると一気に標高を下げた感がある。 




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再び樹林の中を行くと、ロープで仕切られたエリアがあり、案内板によれば、絶滅危惧種のホテイランの保護地区のようだ。 初めて見るホテイランに感動しつつも、名前通りに布袋様のメタボ腹のような顔立ちと、大阪のおばちゃん顔負けのトラ模様、加えて花の下から伸びる2本の貝柱のような物のいやらしさに・・う~ん、私の趣味ではないな~ やっぱりツクモグサの方が好きだな。
ホテイランの保護地から美濃戸山荘、赤岳山荘のパーキングへは5分ほどで着く。

八ヶ岳は登ってよい山だとは思っていたが、その展望は素晴らしく、改めて良い山だと認識した。 また、ツクモグサの他にもたくさんの花を見ることができ、ここまで高山植物の宝庫であることに驚いた。 まあ、もっとも訪れていた時期が冬ばかりだったので気づくはずもないのだが・・(^◇^)hahaha  

本ルートのマップ
私のこのトレイルへの評価: 5★ 中級者向け
距離:約11km/ 時間:約10時間(赤岳鉱泉5:30‐赤岩ノ頭7:00‐硫黄岳7:20‐横岳中8:50‐赤岳展望荘10:30/10:45‐赤岳11:30‐中岳のコル12:00‐行者小屋12:40/13:00‐ホテイラン群生地15:00/15:20‐赤岳山荘P 15:30)
標高差: 約+700m / -1200m

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# by dream8sue | 2017-06-06 13:27 | 八ヶ岳エリア | Trackback | Comments(2)