南足柄市 矢倉岳から足柄古道を歩く     Mount Yagura in Minamiasigara, Kanagawa

Thursday, January 1, 2015
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前日に城ヶ崎海岸でラブリーなハイキングを楽しんだ私は、寒い群馬県に帰ることを嫌い、もう一泊し小田原から近い足柄峠に向かった。おにぎりを立てたような特徴的な山容をした矢倉岳 (870m) を登り、山頂で富士山の展望を楽しんでから、私の好きなコル(足柄峠)を歩くハイキングだ。 058.gif




f0308721_5451887.jpg<公共交通の場合> JR高崎駅から湘南新宿ライン快速で小田原駅まで行き、伊豆箱根鉄道大雄山線に乗り換え大雄山駅に行く。大雄山線は全長10kmの小さな鉄道だ。
駅前の大雄山(関本)から地蔵堂行き(箱根登山バス)に乗り矢倉沢バス停で下りる。

または新宿で小田急小田原線に乗り換えて新松田駅で下車し、そこから同じく地蔵堂行きバスに乗る方法もある。後者の方が運賃は若干安上がりのようだ。どちらの駅からもバスの本数が少ないので、事前にバス時刻などを確認しておこう。 034.gif




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矢倉沢バス停から登山口までは里歩きなので、いささか分かりづらい。矢倉沢バス停は三叉路にあるので、バス路線から離れ北に曲がり(県道726号線の標識がある)内川を渡る。矢倉沢の集落に入ると、家の壁に “矢倉岳ハイキングコース” と書かれている。この家は一般の民家なのかしら?だとしたら何てハイカーに親切な家だろう。040.gif 左折して少し行くと杉林があるので、そこを右折する(写真の今にも消えそうな道標がある)




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民家の細い道に入るが、各分岐には道標があるので迷うことは無いだろう。 白山神社の前を左に行くとだんだんと坂道になってきて、集落から離れていく。 070.gif




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坂道の途中に道路を挟んで2軒の廃屋をみて、その先の分岐を左折すれば、風力発電装置のある茶畑に出る。茶畑の脇に獣除けの柵が設置された道が続いているので、柵を開けて進めば、いよいよ山路らしくなってくる。




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登山道に入ってからも、分かりずらい所には道標が設置させている。




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前半は展望のないスギ林のトレイルを黙々と登る。 070.gif 042.gif




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でも、トレイル脇にはアオキなどの常緑樹が多く、時々立ち止まって植物観察しながらのんびり歩く。このアオキの赤い実は11月〜翌年5月頃まで付いている。実(身)持ちがいいね~って、違う意味か? 041.gif




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全般的にトレイルの侵食が強く、深くえぐれている。 002.gif




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f0308721_5512862.jpg矢倉沢バス停から1時間強、ようやくスギ林の登りが終り、辺りが自然林になり明るくなってきた。 058.gif

この周辺だけフラットであるが、この先も急傾斜のトレイルが続くので、ここで休憩してから先のトレイルに取り付こう。 063.gif

この根元の穴は? きっと誰かの家だよね~?039.gif 037.gif




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ガラッと雰囲気が変わり、葉を落とした明るい広葉樹の森を進む。 042.gif




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“水源の森林” そうだね、アメリカから帰国して、日本は “緑と水の国” だということを実感した。森林が元気でないと私たちが毎日使う水を安定的に確保できないからね。頑張れ神奈川県!私にできることがあったらお手伝いいたします。 040.gif 035.gif 003.gif




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枯れ葉色のキノコ。保護色? 041.gif




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矢倉沢のバス停から約2時間、山頂に近くなり、トレイルには薄っすらと雪が・・やがてススキの原が現われれば、そこは矢倉岳 (870m) の山頂だ。 066.gif 042.gif




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山頂部はススキが一面に生えた平坦な裸地である。360度の眺望があり、富士山、金時山や明神ヶ岳などの箱根山地の山々、丹沢山地などを望むことができる。特に富士山を眺める展望台として人気が高い。 005.gif 072.gif 049.gif




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富士山頂付近には雲がかかっていて少し残念ではあるが、元旦から初富士を見ることができて良い年明けになった。かな・・ 039.gif
いつの頃からだろうか?お正月とかクリスマスなどのイベントが嫌いになったのは・・家族のいない私は、家族との楽しい思い出があるこの時期が嫌いだ。 044.gif 山頂で暖かなコーヒーを沸かしながら、前にもこんな感傷に浸った記憶があるなぁ~と思った。そうだ、あれはBig Bear Lakeのハイキングの時だ。11月のThanksgiving Day感謝祭の日の1人ハイキングだ。ターキーを焼きパンプキンパイを食べながら人々は家族そろってThanksgiving Dayを祝う。そんな中、私は1人でBig Bear Lakeを訪れ、アメリカの雄大な自然に感動し、自然に癒されていた。 → “Big Bear Lake 周辺のハイキング Ⅳ  Cougar Crest Trail to Bertha Peak”




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富士山から左に目をやれば、金太郎伝説で知られる金時山が南側にそびえている。金時山から足柄峠にかけての山々が足柄山と呼ばれている。金時山にもいつか登ってみたいな~ 045.gif
さて、山頂で休憩した後は、その足柄峠を目指して下山する事にしよう。電車、バスでのアクセスの場合は、こういったポイントからポイントを繋ぎ(縦走形式)入山口に戻ることなく行程を展開することが出来るからいいよね。 049.gif




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矢倉岳山頂から、しばらくは富士山の秀麗を見ながら北西に進む。やがて急傾斜の下り坂になり、薄っすらと雪の着いたトレイルは滑り易いので、足元に気を取られながら降りきると、そこは“山伏平(やまぶしだいら)”という樹林帯の中の分岐だ。右に洒水ノ滝へのトレイルを見送り、左に曲がると、すぐに地蔵堂へ行くトレイルと万葉公園へ行くトレイルの分岐があるのでの、右に曲がり万葉公園を目指そう。 071.gif




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山伏平からスギ林の山腹を30分ほど行けば、たくさんの句碑があちこちに建てられた万葉公園に着く。




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万葉公園内にはたくさんの樹木が植えられ、樹木のネームプレートはもとより、その木にちなんだ句なども表示されている。新緑の頃など楽しいだろうな~ 039.gif 072.gif




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ケヤキ、マユミ、サカキ、シキミ、イタヤカエデ、コナラ、ウラジロガシ、ネムノキ、カラタチ、カツラ・・おっと、私の髪の毛はカツラですが、、何か? 041.gif
冬枯れの今の時期はどの木も判別が難しい。そんな中で緑の葉をつけたアセビとヤブツバキの木だけは私でも判別できた。 056.gif




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万葉公園から車道脇に付けられたトレイルに沿って西に行くと足柄峠に至る。古代、足柄峠は西国と東国を結ぶ要路であった。車道を少し行けば静岡県との県境となり、静岡県側には足柄城跡や関所跡のある足柄峠城址公園、聖天堂などがある。富士山の景色が素晴らしい景勝地でもあるので、時間があるようなら寄ってみると良いだろう。 049.gif




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私は足柄峠城址公園には行かず、県境の道路標識から左に入ったところにある足柄明神社の鳥居をくぐり足柄古道にぬけた。 071.gif
足柄古道は足柄峠から、寄りの集落で路線バス便のある地蔵堂地区までの旧足柄道、約3kmを “古道” として整備したものだ。“古道” という響きに惹かれて足柄古道を降った。




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足柄古道は、途中までは石畳の敷かれた風情ある路だったのだが・・ 072.gif




f0308721_623297.jpg古道を1kmも行くと車道に出てしまう。そして、車道を横切り、また古道に入る。

カーブの多い車道をショートカットするように、何度も車道と古道を交互に歩く。

短いところでは100mくらいで車道に出てしまって、何だか興ざめである。 015.gif




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古道の最後は車道歩きになり、相の川を渡り左下に茶畑が見えてくれば足柄古道も終点である。

大きな観光案内板のある三叉路で右折しバス停のある地蔵堂に向かう。 070.gif




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三叉路から0,3kmくらいで地蔵堂に着く。バス停は地蔵堂の左側にあり、茶店もあるのでバス待ちの時間調整には便利だ。 063.gif 矢倉岳山頂から地蔵堂までは、万葉公園での散策も含め約2時間30分くらいだ。 059.gif




f0308721_051408.png私のこのトレイルへの評価: 4★ 中級者向け

行程距離: 約11km(矢倉沢‐矢倉岳‐足柄万葉公園‐足柄峠‐足柄古道‐地蔵堂‐夕日の滝‐地蔵堂)

高低差:約600m

実動時間:約5.5時間(休憩込み)










【おまけ】 夕日の滝
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金太郎が産湯をつかったという “夕日の滝” は地蔵堂から歩いても往復30~40分くらいなので立ち寄ると良い。酒匂川の支流内川にかかる落差23m、幅5mの滝である。地蔵堂から南西にある集落をぬけていく。集落の中には “金太郎生家跡地” や “金太郎の遊び石” などもある。また、猟犬供養塔の前にはイノシシの皮が吊るしてあったりして、野生的なにおいのする里だ。

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by dream8sue | 2015-01-01 00:18 | 神奈川県エリア | Trackback | Comments(0)
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