上信越 霧積温泉から登る鼻曲山     Hanamagariyama in Annaka,Gunma

Monday, May 4, 2015
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鼻曲山は群馬の西、安中市と長野県軽井沢町との県境にある山で、秀麗な浅間山を眺められる山の一つである。

軽井沢町から登る登山道もあるが、今回は、群馬県側の秘湯 “霧積温泉” からの往復ルートを選んだ。 070.gif

ハイキング後の温泉を楽しむハイカーも多いようだが、私はシャワー派なので普段のハイキングでは温泉は視野に入れていない。

しかし、今回の霧積温泉は、日帰り入浴するにはパーキングから山路を30分歩かないと入れない秘湯ということで、温泉とセットのハイキングとなった。




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前橋、高崎からのアクセス:国道18号で西に向かい(又は上信越自動車道松井田妙義ICから国道18号へ出る)、安中市松井田町の横川駅を過ぎたらバイパスから離れ旧道に入る。

坂本宿の先の玉屋ドライブインを右折して(県道56号線)霧積湖の湖畔を走り霧積温泉に向かう。車道は狭く蛇行しているので慎重に運転しよう。 034.gif

パーキングは20台ほど駐車可能である。以前は、ここに霧積温泉の別館 “霧積館” があったが、現在は更地になっている。 005.gif

公共機関を利用の場合はJR信越線の横川駅で下車。霧積温泉まではタクシーの利用となる。(片道 約30分 ¥3,700程度) 059.gif 065.gif




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パーキングから北に向かい、橋を渡り20分程山路を登れば、霧積温泉の湯元 “金湯館” へ続く林道(一般車通行不可)に出る。

林道を金湯館方向(西)に少し行くと、登山口の道標がある。ここが鼻曲山への実質的な登山口である。

登山口から明るい林の中を進むと、黄色の花(ツルキンバイかな?)が絨毯のように咲くていた。5月の鼻曲山は春爛漫といった感じだね。 056.gif 060.gif 056.gif




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日当たりのよい斜面にはスミレの群落もあり、ところどころにミツバツツジも健在だ。 056.gif




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トレイルは、緩やかではあるが、コンスタンスに傾斜を増していく。 042.gif




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ブナを含む美しい樹林帯を登ること1時間弱で、剣の峰と角落山へ続く “十六曲峠” への分岐がある。ここは標識に従い左に行く。 071.gif




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このあたりは新緑が実に清清しく、オオカメノキの白い花が緑に映えていた。 056.gif

秋の紅葉シーズンもお勧めの素晴らしい場所である。 049.gif 072.gif




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足元には、可愛らしいつぼみをつけたユキザサの群生が見られる。 056.gif




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トレイルは、十六曲峠への分岐から西に進路を曲げる。

30分弱ほどで左側がガレた急峻な谷が現れる。 “霧積のぞき” と呼ばれる場所で、冬枯れの時期なら霧積温泉の建物が見下ろせるらしい。




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温泉の建物は見えなかったが、新緑と霧の中にうっすらと浮かぶ山々のシルエットが柔らかな水彩画のようであった。 072.gif 043.gif




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霧積のぞきから “鼻曲峠” へは、人の背丈ほどある笹のトレイルを西に進む。 070.gif




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笹藪の隙間には、ヤブレガサが大きな手のひらを開いて整列していた。 056.gif 003.gif




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明るい雑木林の中には、他にもヒゲネワチガイソウやマイヅルソウ(写真右)が咲いていた。特に十六曲峠から鼻曲峠の間ではミヤマエンレイソウ(写真右)が多く見られた。 056.gif 056.gif 056.gif




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やがて笹の背丈が低くなり、モミジの若葉が美しい樹林帯になる。 072.gif そして、いよいよ胸突き八丁の急登になる。 042.gif




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フィックスロープがセットされたガレたルンゼを登りきれば鼻曲峠は近い。




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鼻曲峠は軽井沢町からのトレイル(留夫山から熊野神社方面への路)が合流している三差路で、東側に聳える剣の峰、角落山が見える。 072.gif

公共機関を利用の場合は、鼻曲山登頂後にこのトレイルで軽井沢側に下山するのも面白そうだが4時間30分もかかる健脚向きだ。 034.gif

この日は、朝には晴天だった天気が、時々ポツリポツリと雨の降る変わりやすい天気となってしまい、鼻曲峠からの展望は、かろうじて前記の山が判別できる程度であった。 057.gif 002.gif

鼻曲峠から見る角落山はカッコいいね。 004.gif 機会があったらぜひ登ってみたい山だ。 045.gif




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鼻曲峠周辺にもヤブレガサの群落がある。雨に打たれたヤブレガサは、妖怪傘お化け状態になってしぼんでしまった。傘なのに雨でしぼんでしまっては傘の役目してないじゃん! 041.gif




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鼻曲峠からは右(北)に進路を変え、笹の尾根を登る。 042.gif




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鼻曲山の曲がった鼻が見えてきた。




f0308721_22373168.jpg最後は、滑り易い急な斜面を登れば、大天狗とも呼ばれる鼻曲山(1,655m)に到着だ。 066.gif

パーキングから標高差約800mもあり、結構堪える登行であった。 042.gif




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大天狗から3分程西に位置する小天狗の方が展望が良いらしいので行ってみた。が、残念ながら浅間山にはガスがかかっていた。 007.gif




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北側には浅間隠山の全貌が見える。 072.gif

小天狗と浅間隠山の間に位置する二度上峠からも、氷妻山経由で鼻曲山を往復するトレイルがある。

また、小天狗から軽井沢町の長日向(白糸有料道路のバス停)に通じる “乙女コース” というトレイルもあるので、公共機関を利用の場合は長日向へ降り、タクシーで軽井沢駅へ行くのも一案だ。 034.gif




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小天狗の山頂には、はっきりしない展望とは裏腹に、雨に濡れたネコヤナギがやけに生き生きとしていた。 056.gif




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下山は、往路のトレイルを登山口まで戻り、金湯館で温泉に浸かって帰ろう。

登山口から西に10分ほど行けば、霧積渓谷の中にひっそりと建つ金湯館に着く。40度というややぬるめの源泉掛け流し湯だ。(入浴料:¥800には入浴後のお茶サービスが含まれる)065.gif 063.gif

なお、着替えなどのお風呂セットは、入山時に金湯館に立ち寄り預けることもできるので、軽量でハイキングが楽しめる。 049.gif

ちなみにこの霧積温泉は、西條八十の “帽子” という詩の舞台で、この詩をモチーフにした森村誠一の小説 “人間の証明” の舞台でもあることで有名だ。





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この霧積温泉周辺の渓谷には、冬に凍結する滝が数箇所あり、昔よくアイスクライミングの練習に通ったところでもある。

今回は、昔とはまったく違う目的で訪れ、懐かしい場所での新緑ハイキングを楽しんだ。 001.gif


私のこのトレイルへの評価: 4★ 中級者向け

行程距離: 約9km(霧積館パーキング‐登山口‐十六曲峠‐鼻曲峠‐大天狗・小天狗‐鼻曲峠‐十六曲峠‐登山口‐金湯館‐霧積館パーキング)

標高差: 約800m

実動時間: 約7時間 (休憩、1時間の入浴込み)

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by dream8sue | 2015-05-04 01:36 | 上信越高原 国立公園 | Trackback | Comments(0)
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