尾瀬 尾瀬ヶ原の白い妖精たち Ozegahara in Oze National Park

Friday, May 29, 2015
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昨年、アメリカから帰国直後に尾瀬を訪れ、あまりの美しさにその後も足しげく通った。でも、尾瀬はすでに夏を迎えていて、ミズバショウの咲く頃の尾瀬を知らない。
そこで、今年は是が非でも、尾瀬の白い妖精たちに会いたくて雪解けの尾瀬ヶ原にやってきた。 070.gif




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アクセス:毎年、鳩待峠へは5月から10月の間はマイカー規制があるので、事前に規制内容の確認が必要だ。群馬県HPや尾瀬保護財団HPなどで交通規制状況を調べておこう。 034.gif

詳しくはこちらを読んでね→ “尾瀬 尾瀬ヶ原のワタスゲと三条ノ滝 Ozegahara and Sanjo falls in Oze National Park




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鳩待峠から山ノ鼻に向かうトレイルには、まだ雪がたくさん残っていた。 005.gif




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木道に残る雪に、足を滑らせないようにゆっくりと降っていくと、左手に昨年の初秋に登った至仏山が見えてきた。→ “尾瀬 秋色の尾瀬ヶ原から至仏山  Shibutsusan in Oze National Park




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あれ?あんなにフラットな山だったかしら? 039.gif 山ノ鼻からの登行は結構きつかったけどな~・・ 045.gif 042.gif




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鳩待峠から山ノ鼻に至るまでの間は、高山植物がたくさん見られて楽しい。

さっそく現れたのは、見慣れたエンレイソウだ。 この花を初めて見たのが、まさに昨年の尾瀬で、この異様な存在感に魅了された。 016.gif 056.gif




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下界では終ってしまったスミレもまだここでは見られるね。おや、黄色いスミレなんて初めて見たかも? 005.gif オオバキスミレという名のようだ。 056.gif




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イワナシのピンクの花が実に可愛い。 056.gif 043.gif




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そして現れました! 005.gif 043.gif 尾瀬と言えばミズバショウ。尾瀬の代名詞だね。 003.gif




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“湿原に舞い降りた白い妖精” 誰が考えたのか、見事なキャッチコピーだ。 045.gif 037.gif




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残雪に驚き、ミズバショウに感激して、ルンルン気分で下降して行けば、左手に川上川が見えてくる。 072.gif




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川上川に架かる木橋のところには、まだ開花したばかりのオオカメノキの花が、清流と相まって実に美しかった。 072.gif 056.gif




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川上川を渡れば、山ノ鼻はもうすぐそこだ。ブナの林も今まさに芽吹きの時期を迎えている。




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鳩待峠から約1時間で、山ノ鼻に到着。ひと休みしながら、ビジターセンターでミズバショウの開花状況などの情報をゲットしていこう。




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尾瀬ヶ原は、山ノ鼻から牛首分岐あたりまでを “上田代”。 牛首分岐から竜宮小屋のある竜宮十字路までを “中田代”。 竜宮十字路から山小屋が密集している見晴までを “下田代” と呼んだりする。
山ノ鼻から上田代に進むと、左の湿原を流れる小川沿いにミスバショウの群生が見られる。 ミズバショウって本当に水辺がすきだよね。056.gif




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その先で、川が氾濫しているかのような大きな流れのある湿原を行く。雪解けの時期ならではの光景で、夏には気づかなかったな~  005.gif




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ネコヤナギの木が木道の脇にたくさん生えていたが、これも春のみの風景だね。 043.gif




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お約束の燧ヶ岳と尾瀬ヶ原の木道の構図だ。 003.gif

この時期の湿原は、まだ枯れ草色であることに驚いた。考えてみれば、ミズバショウは雪解けと同時に咲くのだから、湿原はまだグリーンに覆われているはずは無いのだ。

そして、草木が成長していない分池塘が目立つ。こんなに池塘が多いのだから木道が無くては歩けないよね。 005.gif




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こちらもお約束の浮島のある池塘だね。バックの山が池塘に映っていい感じ。 072.gif




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こちらの池塘はバックの山が新緑でいい感じ。 072.gif 060.gif




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池塘に燧ヶ岳が映る “逆さ燧” の池塘を過ぎると、上ノ大堀川を渡る。 070.gif

上ノ大堀川付近から竜宮小屋付近にかけて、ヤチヤナギの木が一面にある。夏には見事なグリーンの低木になる木だが、雪解けのこの時期はブラウン色の花には見えない花をつけている。 056.gif

湿原では栄養分が少ないので、木の生育は難しいのだが、このヤチヤナギは、空気中の窒素を取り込める菌を根に共生させ、成長に必要な成分を合成しているらしい。恐るべしヤチヤナギ! 005.gif





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上ノ大堀川を渡れば、間もなく牛首分岐だ。

牛首分岐から竜宮十字路を経由し、ヨッピ吊橋に出て牛首分岐に戻るループトレイルを歩く予定だ。 070.gif




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牛首分岐を東に向かって直進し、しばらく行けば、ここにも雪渓を残す燧ヶ岳がくっきり映っている池塘がある。 072.gif




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振り返れば、こちらも残雪の至仏山が美しい。 飛行機雲が池塘に映っている。 072.gif




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そして、今回の目的地、竜宮十字路の西側にある円形の観察路。ここはミズバショウの群落で有名で、至仏山をバックにしたこの構図は尾瀬のポスターなどでよく見かける風景だ。 072.gif




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まるで、ミズバショウの田んぼ? 041.gif




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ここは、 “カルスト現象” という、水のトンネルでも知られている。南側の池塘には大量の水が流れ込んでいるのに流れ出る所が見えない。一方、北側の湿原では水が流れ出ているだけなのに、いつも満々と水をたたえている。

この場所では南側の池塘の中に水が吸い込まれ、北側の池塘にその水がわき出している。水が吸い込まれていく様をみて、水が “竜宮” まで流れているのでは、ということで竜宮の名がついたらしい。 027.gif 045.gif




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尾瀬ヶ原から見える山は、燧ヶ岳と至仏山だけではない。両者ほど有名ではないが、北側にも景鶴山や与作岳などの美しい山がある。 072.gif




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山ノ鼻から約1時間30分、いくらフラットな木道歩きと言っても、そろそろ疲れてきた。竜宮十字路まではもうすぐだ。 042.gif 070.gif




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竜宮小屋の少し手前には、鮮やかなリュウキンカの花が咲いている。 056.gif ミズバショウと並ぶと、まさに尾瀬ヶ原の名脇役だ。助演女優賞を差し上げます。041.gif




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そして、木道の影に隠れるようにヒメイチゲ(写真左)が咲いていた。可憐だね~。同じイチゲの名前をもつキクザキイチゲ(写真右)は一輪でも存在感がある。こちらは山ノ鼻のビジターセンターの前のトレイル脇に咲いていた。 056.gif




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竜宮小屋が見えてきた!ここでランチ休憩していこう。 063.gif




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午後は竜宮からヨッピ吊橋を目指すべく北東に進む。 070.gif こちら方面の景色も素晴らしい。 072.gif




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左側には至仏山と、まばらなシラカバの木。 072.gif




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右側には燧ヶ岳とシラカバの林。 072.gif




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まだ何も生えていないと思っていた枯れ草色の原には、良く見るとピンクのボンボンみたいなショウジョウバカマや、タテヤマリンドウ?が咲いていた! 005.gif 043.gif 056.gif




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ヒダのような雪渓を残す景鶴山が正面に迫る。 072.gif

シラカバの幹の白さと、葉の新緑のコントラストが美しい。 072.gif




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竜宮小屋から20分ほどでヨッピ吊橋に着き、左に曲がり牛首分岐に戻る。 070.gif

この間も小さな浮島をもつ池塘やシラカバ林を堪能しながら歩く。秋にこのトレイルを歩いた時は、池塘に浮かぶ水草の紅葉がとても美しくて感動の嵐だった。ここは秋がいいよ。→ “尾瀬 秋晴れのヨシッポリ田代と渋沢大滝  Shibusawa falls in Oze National Park




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ヨッピ吊橋と牛首分岐との中間くらいでヨッピ川と大堀川が合流する。ここは池塘というより、もう沼か湖のようで、燧ヶ岳も見事に逆さに映っている。 005.gif072.gif




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OMG!005.gif ミスバショウが水中花になっている。ミスバショウって水の中でも生きられるの? 039.gif




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牛首分岐の近くに戻ると、ここから先は、至仏山がどんどん大きくなってくる。 070.gif 072.gif




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木道の間にもニョキニョキとミズバショウが咲いている。 056.gif




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1本のシラカバがその存在をアピールしている。 072.gif




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牛首分岐からは、山ノ鼻へ往路を戻る。




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帰路は、山ノ鼻から鳩待峠までは200mの標高差の登り坂となる。疲れた身体にはジワジワと堪えるだろうが、ここでも白い妖精たちが元気をくれることだろう。 042.gif 066.gif 056.gif




f0308721_15563229.gif念願のミズバショウが咲く尾瀬を訪れることができた。一生分のミズバショウを見た感じだ。 003.gif

ちなみにこのミズバショウは英語では、skunk cabbage といって悪臭の強い植物ということで、動物のスカンクの名前をとっている。どうやら英語圏では、ミズバショウに対して白い妖精といった美しいイメージはないようだ。 003.gif


私のこのトレイルへの評価: 5★ 初心者、初級者向け

行程距離: 約17km(鳩待峠‐山ノ鼻‐尾瀬ヶ原‐竜宮‐ヨッピ吊橋‐山ノ鼻‐鳩待峠)

標高差: 約200m

実動時間: 約7時間 (休憩込み)

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by dream8sue | 2015-05-29 14:59 | 尾瀬 国立公園 | Trackback(1) | Comments(0)
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