下仁田町 妙義山 石門めぐり    Sekimon in Mount Myōgi

Sunday, September 13, 2015
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あまりハイキングには良いというお天気ではなかったが、妙義山へ短いハイキングにいってきた。

時々、神社めぐりの観光客も紛れ込んでくる石門めぐりだ。でも、決して革靴やヒールの靴で登ってはだめだよ! 034.gif 003.gif




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<マイカーの場合>
国道18号で軽井沢方面に向かい、松井田バイパスの先の五料の信号を左折し県道51号線に入り213号線に当たったら右折し、妙義神社方面に向かう。

妙義神社から県道は196号線に変わり、カーブの続く山道を走れば、筆頭岩のある金鶏山のすそ野を巻いて登山口の中之獄神社へと続く。

上信越自動車道利用の場合は松井田妙義ICで降りれば県道51号線に合流するので左折する。




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中之獄神社のパーキングは100台は収容できる広さだ。パーキングからは前衛峰のような “屏風岩” がそびえている。

その後ろには、妙義山の主稜線が霧の中に、その基部のみを覗かせている。もうこの光景だけでもテンションが上ってくる。 060.gif 070.gif 043.gif




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中之獄神社の鳥居を横目に見ながら、車道を100mほど戻る。石門群登山道の立派な道標があるので階段を登って、トレイルに入る。




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トレイルに入ってすぐに “かにのこてしらべ” と命名されたクサリ場が現れる。 ここは3mくらいの簡単な岩場なので問題ない。

このクサリ場の先で、第一、第二石門をスキップして、石門広場に行くトレイルを右に分ける。 ここまで来て、石門を巡らないなんてありえない。迷わず左に行く。




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分岐から第一石門がすでに見えている。第一石門は高くて、美しいアーチ形をしている。よくぞこんなに美しいアーチが自然に創られたものだと関心する。 005.gif 072.gif

妙義山は、火山灰と礫が堆積してできた凝灰角礫岩という地質から成り、この岩は、やわらかく侵食され易いため様々な形になったそうだ。特に岩に穴が開いた状態になっているところが多く、第一から第四石門はその代表的なものらしい。 027.gif




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第一石門の周りは高い樹木で覆われている。

その足元にはヤマジノホトトギスやカニコウモリなどの花にはじまり、谷川山系の西黒沢の沢登りで初めてみたモミジハグマに似た植物が咲いていた。モミジハグマかな?それともトリカブトと誤食されるモミジガサかな?。 056.gif

おや?近くにも面白い形をした植物を発見。(写真右)葉の形から推測するにノブキではないだろうか? 先週行った、奥多摩の御岳渓谷ではまだ花をつけていたが、実になるとこんな面白い形なんだね。 056.gif




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古木には赤い奇妙な形のキノコ? お天気が良くなくてもハイキングトレイルにはお楽しみがたくさんある。




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植物観察しながら歩いていると、早くも第二石門への入口、 “かにの横ばい” に着いてしまった。




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クサリを使って一段高い岩場に登ると、行く手に第二石門が現れる。

“かにの横ばい” は右側が切れ落ちているのでスリップ注意だよ。もちろんクサリが設置されているのでしっかり捕まって歩こうね。 034.gif




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緊張しながら “かにの横ばい” をトラバースしていくと、岩にへばりつくようにツル状の植物が白いつぼみをたくさんつけていた。 056.gif

クサボタンのつぼみのようだ。こんな岩場で初めてみる花に出会えて、緊張が一気に解けていった。 001.gif




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横トラバースが終ると、今度は第二石門の鞍部を目指して登る。この登りには “たてばり” という名がついている。 “まえばり” じゃないよ。 “たてばり” だよ。 041.gif




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鞍部まで登りつめたら、今度は反対側の基部まで降る。この降りのセクションにも “つるべさがり” という名がついている。

登りよりも降りのほうが怖い。しかもスタンスが濡れているのでクサリを握る手に力が入る。 008.gif

そんな岩壁のサイドにはオオバキボウシが群生している。056.gif 写真を撮りたいけど、手が離せない・・ 003.gif




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第二石門をくぐると、眼前にはこんな風景がまっている。こちらにも岩頭がニョキニョキある。 005.gif 072.gif




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基部から、さらにもう1つのクサリ場 “片手さがり” を降りる。この先で、 “かにのこてしらべ” の先で分かれたトレイルと合流し、石門広場へ向かう。




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広場に行く間にも、ユニークな植物と出会った。これはツリバナの実が弾ける前の状態のようだ。

今年の夏に瑞牆山で花をみた。昨年の秋に飯縄山で赤く弾けた実をみて、余りの可愛らしさに感動した記憶がよみがえる。




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キャー!赤いバナナ?ウインナーソーセージ? 005.gif 039.gif

いえいえ、これでもラン科のツチアケビという植物だ。日本固有種で別名ヤマシャクジョウ(山錫杖)というらしい。ぜひ花の時期に見てみたいものだ。 045.gif




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石門広場へ行く、少し手前に第三石門への分岐がある。

5分もかからないので第三石門も間近でみてこよう。 070.gif




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分岐を左に50mくらい行ったところに第三石門はあり、トレイルもそこで行き止まりである。

大三石門は、低いアーチで、アーチの先は谷で行き止まり。アーチの中に見える広葉樹がコウヨウ(紅葉)する頃が美しいだろう。思わず気持ちがコウヨウ(高揚)しちゃうよ。笑、、って、誰か私を止めて! 041.gif 040.gif




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登山口から1時間強で石門広場に到着。広場には東屋やピクニックテーブルがあるので、休憩するには適所だ。

広場からは第四石門が素晴らしいロケーションだ。アーチの中に見えるのが “大砲岩”。 072.gif 072.gif




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第四石門の基部から見た南側の景色。昔の(今のは知らない)昭文社の妙義エアリアマップの表紙がまさにこの景色(日暮らしの景)だった。 072.gif 072.gif 072.gif




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第四石門から見えている大砲岩まで行ってみることにする。

第四石門をくぐり、中間道と呼ばれている表妙義自然探勝路(石門群から妙義神社までいくコース)を10分ほど行けば、右にクサリのある岩場へ続くトレイルがある。

クサリ場は8mくらいの垂壁なので緊張するが、しっかりスタンスを決めて、クサリを頼りに登れば大丈夫だろう。 034.gif




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クサリ場を登りきった先が “胎内くぐり” で、さらにナイフリッジを行けば “大砲岩” だ。

ナイフリッジから先にはクサリもロープもないので高所が苦手な人は近づかないほうが無難だろう。




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“大砲岩” の南には、 “ゆるぎ岩” が揺るぎなく直立している。 003.gif 072.gif




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“大砲岩” の岩の上からも第四石門がよく見える。




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渡ってきたナイフリッジ方向を振り返る。“胎内くぐり” の岩場で東の岩場を指差す同行者だち。




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周辺はまさに天空に広がる岩の要塞だ。霧がその様相をさらにミステリアスなものに見せている。 005.gif




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さて、岩場のスリルと展望を楽しんだら、広場に戻り、見晴台経由で中之獄神社に下ろう。

広場から右のトレイルに進み、10分ほどで金洞山への分岐に出るので、分岐を左に行けば程なく見晴台と呼ばれる岩棚に着く。

残念ながら霧がでて展望は良くなかったが、アキノキリンソウやヤマハギ(写真上)などの秋の草花が満開だった。 056.gif




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そうそう、ドングリと言えばこれでしょう!

“ドングリとは、ブナ科の、特にカシ・ナラ・カシワなどコナラ属樹木の果実の総称である。by Wikipedia” らしいが、私の中のドングリは、やはりこのミズナラの実だね。 045.gif 003.gif

ちなみに、ブナ科の果実というカテゴリーでは栗もドングリのひとつと言えるようだ。 034.gif 027.gif




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見晴台から20分ほど急な下りをこなすと、水の流れる沢を横切る。水平路になりイワタバコが自生する大岩の横を通り、中之獄神社の境内の脇に飛び出る。 071.gif




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中之獄神社の裏手に “轟岩” という岩峰があるので最後に寄っていくことにする。

境内を横切り西側の踏み後から山手に向かう。

すぐにクサリの付いた岩場が現れる。岩場を登りリッジを右に行くと石祠のある小ピークに出る。さらにリッジを行き、階段になった岩を回り込み、最後に鉄ハシゴを登れば轟岩のピークだ。




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轟岩のピークからも妙義山らしい景色が広がっている。




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中之獄神社に戻り、急な石段を降りれば、観光客で賑わう土産屋や食堂のある参道に出る。参道から県道を横切ればパーキングだ。




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妙義山は、国定公園になっているが、国立公園ではない。国立公園内のトレイル以外で、私が5★と感じるトレイルは少ない。今回のルートは2km程度の短いトレイルにも関わらず自然の造形美と、アドベンチャーランドのような楽しさもあり、見て良し、歩いて良しの5★。072.gif 072.gif 072.gif 072.gif 072.gif

伊達に日本三奇勝(他に大分県耶馬渓、香川県寒霞渓)のひとつに入ってはいないと実感した。

ちなみに、1923年(大正12年)には、すでに国の名勝にも指定されているそうな。知らなかった! 005.gif

群馬県で育った者なら誰でも知っている “上毛かるた” で “紅葉に映える妙義山” と詠まれている通り、10月下旬から11月下旬の紅葉シーズンがお勧めだ。 049.gif


私のこのトレイルへの評価: 5★ 中級者向け

行程距離: 約2km(中之獄神社パーキング‐石門群入口‐第一石門‐第二石門‐第三石門‐第四石門‐大砲岩‐第四石門‐見晴台‐轟岩 - 中之獄神社‐中之獄神社パーキング)

標高差: 約100m

実動時間: 約3.5時間 (休憩込み)

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by dream8sue | 2015-09-13 23:58 | 群馬県 西上州エリア | Trackback | Comments(0)
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