上野村 西上州の秘峰 帳付山と天丸山     Chōtsukeyama & Tenmaruyama in Ueno, Gunma

Wednesday, December 2, 2015
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今秋に西上州の奥山とも言うべき諏訪山に登ったが、帳付山はそのすぐ東に位置する山である。群馬県上野村と埼玉県秩父市の県境であり、こちらも諏訪山同様に西上州の秘峰といえるだろう。




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<マイカーの場合>
帳付山の玄関口である野栗地区までは、10月に歩いた大ナゲシ北稜のアクセスと同じなので、合わせてチェックしてほしい。 040.gif

国道462号線で神流町に入り、国道299号線を左から合わせ上野村に入る。向屋温泉 “ヴィラせせらぎ” の手前を左に曲がり野栗地区を通過する。野栗沢に掛かる橋を渡り “すりばち荘” を過ぎてから分岐を右折して奥名郷集落に入る。集落から約2kmで大山、天丸山の登山口である天丸橋に到着する。

帳付山の登山口である社檀乗越へは、天丸橋からさらに1.5kmほど登る。林道の切通しのカーブの所(写真左)で、パーキングスペースは1台がやっとである

車2台の場合は天丸橋周辺(駐車20台可能)に1台を置き、カーシャトルすれば社檀乗越間の車道歩き(約40分)を省略できる。 049.gif




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馬道は、路幅の広い水平道で歩き易い。小さな尾根を巻き、沢筋を横切りながら南に位置する県境尾根へと向かう。




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馬道は自然観察路として整備されているが、横切る沢筋(地図に水場マークあり)などは倒木なども多く荒れている。




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登山口から1時間強ほど歩くと、北面の日陰路となり、いきなり雪の斜面となる。 005.gif




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雪路に足を滑らせないように西に向かって山腹を行けば、陽射しが嬉しい馬道のコルに着く。 058.gif

標識が付いていたと思われる支柱が見事にえぐられている。 005.gif

これって森の熊さんの仕業だよね~?ここに限らず、あちらこちらのトレイルで道標が破壊されているのを見かけるが、熊って道標を壊すのが好きなのかしら?自然界の中では異質な物だという認識ができるのかしら?熊の習性に詳しい方がいましたら教えてください。 040.gif




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コルで一休みしたら帳付山へ向かう。始めは正面の岩場を巻き、平坦な尾根を西に行く。




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やがて、ヤセ尾根となり岩場が現れるようになる。




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石標のある尾根まで登ると、帳付山が進行方向に一際大きく姿を現す。




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北側の展望も開けて、雪をまとった浅間山が遠くに浮かび上がって見える。




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南側には、奥秩父の山並みがグラデェーションを描き美しい。 043.gif




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ヤセ尾根は場所により、尾根直登ルートと巻き路の二手に分かれる。巻き路を選択してみたら、そこはシャクナゲの群落だった。




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やがてフィックスロープがセットされた南側への巻き路となる。曲がった木の幹に馬乗りになって岩場を降る。




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小さなアップダウンを繰り返しながら徐々に高度を上げて行く。尾根がやや南西に向かうと、左手の木立の間から大山、天丸山の山並みが見え、正に波頭のようにウェーブしている。




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山頂へ段々と近づくと、尾根も細いナイフリッジとなる。




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右側(北側)のエッジの下は断崖絶壁となっているので、ブッシュがあるとはいえ、高度感がヒシヒシと伝わってくる。 008.gif 落ちたらいかんぜよ!って、何で坂本竜馬弁なんじゃい! 041.gif




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帳付山のピークがすぐそこまで迫ってきた。北壁が凄い! 004.gif




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最後は尾根が平坦になり、マツの木に覆われた山頂に着く。 066.gif

登山口から約3時間、馬道のコルから約1時間30分ほどだ。 059.gif





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山頂西端の岩場の上からは北東面の展望が良い。手前には9月に登った下ヤツウチグラと諏訪山が良く見える。奥の山並みは御座山方面だ。




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御座山のバックをズームすれば、白い衣をまとった八ヶ岳連峰も見えている。 072.gif




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八ヶ岳の横には、蓼科山もはっきりと見えていた。そして、何と言っても浅間山、西上州の山々の展望が素晴らしい。 072.gif




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さて、山頂で展望を楽しんだら馬道のコルまで戻ろう。下山は1時間ほどで馬道のコルに戻れるだろう。 059.gif

馬道のコル周辺からは天丸山が木々の間から姿をのぞかせている。天丸山は岩山なので倦厭されるハイカーは馬道を戻ろう。 034.gif




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天丸山へは、馬道のコルから東へ続く県境尾根を行く。10分も登ると天丸山への分岐に着く。




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天丸山分岐を左(北)に降っていけば天丸山の岩場の基部へ着く。




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岩場には、山頂直下までフィックスロープが設置されているが、傾斜が急なので十分な注意が必要だ。 034.gif




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馬道のコルから、天丸山ピークまでは30分程で着く。 059.gif

山頂から西側には帳付山の全容が見える。

天丸山一帯は、1995年(平成7年)の山火事で壊滅的な被害を受けたらしい。

山頂にも今だ焼け焦げた樹木の痛々しい姿が残っていた。




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東側には、目の前に大山が立ちはだかり、その奥にはニ子山方面の山々が見える。

ちなみに、私はこの翌週にニ子山の空中散歩を楽しんだ。  → “小鹿野町 二子山上級コースから空中散歩   Futagoyama in Ogano, Saitama




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天丸山の北端からは、北側に社檀乗越へ続く北尾根P3が見える。この北尾根にも登山路があったようだが、現在は廃道のようだ。でも、顕著な三つのピーク(P1~P3)をもつ北尾根は魅力的でいつか歩いてみたいルートである。




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ここでも、浅間山がさえぎる物何ひとつ無く直線距離に見える。雪をまとった山頂部だけが浮き上がったように見え何とも優美である。こんな綺麗な浅間山を見るのは初めてかも。 043.gif 072.gif




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下山は、天丸山から県境尾根にもどり天丸山分岐を左に行く。

ひと登りで倉門山(1,572m)に着く。

倉門山はピークとは言えない稜線の一部のような、余りありがたみの無い山だ。 026.gif




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倉門山を過ぎてすぐに北へ大山へ行く派生尾根がある。天丸橋登山口へはこの尾根に入り、大山へ行く手前で左(西)の斜面に降る。




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一面雪で覆われた西斜面を降ると、大山に登るトレイルを右に分ける。




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開けた沢を下り流水のある沢を横切り、西に大きく曲がれば急な斜面の下りに入る。急傾斜なうえに雪も積もっているので、スリップしないように神経を使う下降である。 008.gif

右上には大山の山稜に並走する二重山稜の岩峰がそびえている。 005.gif




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急斜面を下りきれば、苔むした石がゴロゴロ転がる荒れた沢筋に入る。




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スチールパイプ製の短いハシゴを降りると、三段の滝を左に見る。傾斜が緩やかになりだせば、沢床の中を歩くようになる。




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やがて基部がえぐれた岩壁が見えてくる。このあたりはルートが判然としないので、テープやペンキの目印を見落とさないようにしよう。まあ、基本的には沢筋を行けば大丈夫だ。 034.gif




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フィックスロープの張られた右岸へ登り、二つの滝がかかる沢筋に降りていく。




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その先には、苔むした美しい滝を右手に見ながら下流へ進む。最後まで小滝が連続していて楽しいトレイルだ。 060.gif




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石ころが多いので歩きづらい点はあるが、渓流や水辺のトレイルが好きな私には嬉しいルートだ。 043.gif



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最後は、可愛い顔文字のような堤防がある天丸橋に出てゴールとなる。天丸山から約1時間30分ほどの下山であった。 037.gif




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今回は、日の短い初冬と言う事もあり、大山へは登らなかったが、帳付山、天丸山、大山の3つのピークを登ることも可能である。

今回登れなかった大山は、近隣の焼山や宗四郎山などとセットで登るプランもいいだろう。小さな岩峰がニョキニョキあるこのエリアはまだまだ楽しいトレイルがあるようだ。 060.gif

私のこのトレイルへの評価: 4★ 中級者向け

行程距離: 約9km(社檀乗越‐馬道のコル‐帳付山‐馬道のコル‐天丸山分岐‐天丸山‐天丸山分岐‐倉門山‐大山分岐 -天丸橋)

標高差: 約+420m/ -620m

実動時間: 約7.5時間 (休憩込み)

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by dream8sue | 2015-12-02 02:22 | 群馬県 西上州エリア | Trackback | Comments(0)
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