鹿沼市 かまど倉と川化山を遠部神社からループで歩く     Mount Kamadokura in Kanuma, Tochigi

Saturday, December 9, 2017
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栃木県鹿沼市にある かまど倉の存在は、古い山岳雑誌の岩塔特集で読んで知っていたが、
あまりにマイナーなイメージだったのでイマイチ出かける意欲を感じなかった。

それでも、高山が雪に覆われるこの時季になると、里山の低山ハイクの対象として、
頭の片隅にあったこの山の存在を思い出す。

山域的には、植林地の退屈な山のイメージが強いが、所々で岩峰が屹立しているので、
藪岩好きなハイカーはマークしておくとよいだろう。

このルートは一般登山道ではありません。   
入山に際しては読図や登攀技術など未整備のトレイル歩きの経験が必要であることを留意してください。




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<マイカーの場合>
栃木県足利市方面から国道293号線で(または東北自動車道、鹿沼ICから)鹿沼市に向かう。
鹿沼市に入ったら、下遠部コミュニティーセンターをターゲットしていくと良いだろう。
東部日光線に沿って走る県道164号線に合流して北上する。
板荷駅の手前約2kmあたりで左折して黒川を渡り、集落に入れば、広い庭のある下遠部コミュニティーセンターに着く。
下遠部コミュニティーセンター周辺に数台パーキング可能。
私達は、たまたま遠部神社の道を尋ねたご近所の方の庭先に停めさせてもらった。
地元の方のご親切に感謝いたします。

起点となる遠部神社は、下遠部コミュニティーセンターから300mほど西へ行き、
イノシシ除けの柵を越えて、苔生した石段を登れば神社の境内である。



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神社の裏から、尾根を目指してイバラの薮に突っ込む。
薮はすぐに終わり、ヒノキ林の急斜面となる。

遠部神社からみて南の尾根に乗り、西へ西へとアップダウンを繰り返す。



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終始、スギやヒノキなどの針葉樹林帯の中を歩く感じで、あまり展望は良くない。
似たような尾根の繰り返しなので、しっかり読図しながら行かないと方向を誤ってしまう。

国土地理院の地図の431mピーク周辺は尾根が放射線状に広くなっていてルート取りが難しい。
かまど倉のピークが西に見えるので西に伸びる尾根に進んでしまったが、この尾根は誤りだった。 105.png
やや南西方向へ伸びる尾根に進み、谷を大きく迂回する感じなので要注意だ。



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道祖神の置かれた398mピークまで来て、ようやくかまど倉の南東尾根に乗ったことになる。
この先に最初の岩塊が現れるが、階段状なので問題なく越えられる。



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そして、いよいよ越えられない大岩壁が現れた。
正面突破できないか探ってみたが、中間部が垂直で岩も脆そうで支点も取れそうにない・・ってことで無理! 135.png



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右側の岩壁基部の落葉の詰まったルンゼを登るのが無難のようだ。



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下部は急傾斜の泥壁で、立木に捕まって登れる。
が、中段から逆層の岩盤となり、一部嫌らしい岩登りとなる。
落ち葉が積もっているので、落ち葉を払い除けてホールドとスタンスを探すことになる。



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ルンゼを登りきると、右側にフィックスロープの掛かる5mくらいの岩場がある。
これを登ってヤセ尾根を越えれば、石祠の置かれた岩頭に着く。



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岩頭からは、かまど倉の南東の景色が開ける。
足元には大芦川が流れ、下流には鹿沼市の街並みが広がっている。 対岸に見える山は二股山かな?



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石祠のある岩頭から ひと登りすればかまど倉のピークである。
樹林に囲まれたかまど倉(557m)のピークは・・地味~  105.png



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ピークは地味だが、北に少し行った岩壁(かまど展望台)からは素晴らしい展望が得られる。
霞の上に頭を出している双耳峰は筑波山のようだ。
へえ~あんなに高い山?(高く見える山)なのか~
正直バカにしていたけど、遠目には美しい山じゃん! いつか登ってみようかな~



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東の遠方に見える山並みは古賀志山のようだ。
そういえば、古賀志山から赤岩山へ縦走したのも昨年の今ごろだったな~(下記リンク参照)




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展望台でランチ休憩した後は、川化山(かわばけやま)へ向かう。
展望台から急斜面を降りると、穏やかな尾根路になり、背の高い笹薮を10mほど漕げば高圧線鉄塔に出る。



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高圧線鉄塔の周辺からは、男体山や大真奈子・子真奈子と女峰山(下記リンク参照)などの日光方面の山々が見える。
白くなっているな~・・・う~寒そう! 122.png




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鉄塔からすぐに北東の尾根に入り、今、まさに伐採されている樹林帯を降り、鞍部から川化山へ登り返す。



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川化山のピークは、川化山の南東尾根に登り上げたら、左(北)へ少し行ったヤセ尾根の先になる。



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樹林に囲まれた川化山(497m)のピークも・・地味~  131.png
まあ、展望は無いが、かまど倉と川化山の2つの岩峰を歩いたということで、下山にかかろう。



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下山は、こちらもトレイルの無い川化山の南東尾根を下る。
自然林になるとすぐに岩場となる。
岩場は、何とかクライムダウンで中段までは降りられるが、南面がきれ落ちている上に、落ち葉が滑るのでスリップには要注意だ。



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中段のマツの木の先で絶壁となる。 ここはクライムダウンは無理!



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20mほどのラペルをするが、岩が脆く落石の危険性があるので、先に降りた人は岩壁から離れて待機した方が良いだろう。



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地図の標高400mを過ぎたあたりから尾根が広くなる。
このあたりからは、右に見える鉄塔を目指して、作業路と思われる尾根筋を降れば林道(一般ハイキング路)に出られる。



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適当に尾根を降った結果、ちょうど橋の架かる沢の所に降り立った。



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沢に沿って林道を東に行けば分岐があり、かまど倉の道標が倒れていた。
かまど倉への一般道は、ここを右に行く。
林道をさらに行くと、お墓の前を通りぬけて下遠部集落に出る。
集落の中を遠部神社のある森を目指して右方向に行けば下遠部コミュニティーセンターに着く。

読図や岩場の下降の練習だと思えば、そこそこ楽しめるだろう。
しかし、終始、植林された針葉樹林帯の中を歩くので、一般ハイキングの対象としてはイマイチかな~


本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆ 

私のこのトレイルへの評価: 3★ 中級~上級者向け
距離:約5.5km/ 所要時間:休憩込で約6時間(遠部神社前 10:00‐かまど倉 12:30/13:00‐川化山 13:50‐410mラペル岩 14:20/15:00‐遠部神社 15:40)
標高差: 約350m

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by dream8sue | 2017-12-09 22:42 | 栃木県エリア | Trackback | Comments(0)
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