長野県千曲市の冠着山(かむりきやま)にある坊抱岩(ぼこだきいわ)でクライミングをしてきた。
冠着山には坊抱岩と涼み岩の2カ所の岩場があり、坊抱岩の多くが清水博氏によって1980年代に拓かれたルートである。
私も何度か清水氏に案内していただいた遠い日の記憶がある。
<マイカーの場合>
坊抱岩のアプローチには2ルートあり、冠木山の北側にある “坊城平いこいの森(キャンプ場)” からアプローチするのが一般的だが、
私達は、南側の林道からアプローチする。 こちらのルートは短いが急登である。
上信越自動車道、坂城ICより国道18号を長野方面に走り上山田温泉を目指す。
“戸倉上山田温泉入口” の信号を左折し県道498号線に入り千曲川(万葉橋)を渡る。
その先の “城山入口” の交差点をそのまま直進して山道に入る。
澳津神社の前を通って6kmくらい走ると(第26号カーブの標識あり)
道路右手のコンクリート防護壁が途切れた先にフィックスの張られた踏み跡がある。(夏は入口が藪に覆われて分かりづらい)
第26号カーブの少し先の路肩に2~3台駐車可能なスペースがある。
いきなり急登でザレた斜面から針葉樹林帯の小尾根を行く。
少し登るとボルダー群が現れ、右手に涼み岩にトラバースする薄い獣道を見送る。
登攀具の入った重いザックを背負っての急登はこたえる。
息を切らせて小尾根を登り詰めれば、稜線(いこいの森方面からの登山道)と合流し、左(西側)に坊抱岩が姿を現す。
稜線からは北側に千曲市街と北信の山々が展開する。
陽当たりの良い稜線を西へ向かうと、足元にはスミレの群落が続く。
この稜線は夏にはヤマツツジや、スミレに代わってオオヤマフスマなどが咲き誇る路である。
そして、程なくして見覚えのある岩場が現れる。 林道から約20~30分。
坊抱岩にはいくつかのエリアがあるが、まずは下地の良いAボルダーでクライミング。
短いが5.10台グレードのルートがまとまっているので、初心者の練習やウォーミングアップには良いエリア。
ボルダーエリアはA~E、ツタ、イワタケエリアなどがあるが、AとE、ツタエリア以外のボルダーは崩壊が激しく、欠損してるルートも多いので要注意。
坊抱岩の西・南面には “アッサーⅡ 5.11c” や “コズミックワールド5.11b” などの看板ルートがある。
ちなみに、坊抱岩の前にあるヤマボウシの木が夏には満開になる。
坊抱岩の "ライジングサン10a" これは見た目以上にかぶったフェイスを登るルートで、
登れるクライマーいわく、 “カバばかりで快適に登れる”・・らしいが・・Sueは・・ ヒィィ((ll゚゚Д゚゚ll))ィィ!!!
坊抱岩は、岩場のトップからの展望が素晴らしいので、"ライジングサン10a" から続く上部の易しいフェイス(5.6くらい?)をマルチで登る。
岩場トップからの景色は最高! (上の写真はBボルダーの上からみた坊抱岩)
ただ、坊抱岩は風通りが非常によい岩場なので強風や気温の低い日に行くと寒い。 天気の良い日に行くべし!
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