カテゴリ:八ヶ岳エリア( 5 )

南八ヶ岳 初夏の南八ヶ岳縦走(後編)稜線散歩で見た景色と花     Akadake in Southern Yatsugatake

Tuesday, June 7, 2017
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無雪期の南八ヶ岳山行の二日目は赤岳鉱泉から硫黄岳に登り、赤岳まで縦走して行者小屋を経由し柳川南沢ルートを降る。 お目当てのツクモグサなどの高山植物を愛でながらの山行である。 花は主に横岳から赤岳周辺に集中している。 今年は雪解けが遅いせいかツクモグサは蕾のものが多く、他の高山植物にも少し早い感じであった。 やはり八ヶ岳の花見山行は、6月中旬から7月中旬までの1ヶ月間が最も華やかな季節だろう。




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赤岳鉱泉の小屋を早い時間に出発するには、朝食時間を気にしないですむ素泊まり(または朝食無し)が良いだろう。 硫黄岳へのトレイルは前日に行ったジョウゴ沢と同じだ。 ジョウゴ沢出合で左側の尾根を登る。 シラビソの針葉樹林帯の中を残雪に気をつけながら登って行く。 
赤岳鉱泉までのアプローチはこちらから → “南八ヶ岳 初夏の南八ヶ岳縦走(前編)柳沢北沢とジョウゴ沢     Akadake in Southern Yatsugatake ”




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林床には花こそまだであるがイワカガミやコケモモが至る所に生えている。 




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シラビソの森がハイマツに変わると森林限界となる。 視界が開け南に阿弥陀岳が現われれば、赤岩ノ頭はもうすぐである。




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赤岳鉱泉から1時間半の登行で雪を残す赤岩ノ頭に着いた。 南アルプスから中央アルプス、乗鞍岳、北アルプスなどの西側の展望が一気に開ける。




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赤岩ノ頭の少し上部で左へオーレン小屋へのトレイルを分け、さらに20分ほど登れば硫黄岳に着く。 山頂は無数の石で覆われた広い稜で、東側の火口壁が圧巻である。 




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北側には風除けになりそうな小さな石室(実は雨量計跡)があり、眼前には北八ヶ岳の広大な原生林が広がっている。




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そして、南側にはこれから向かう赤岳までの稜線が続く。 




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大きなケルンに導かれて南下すれば、そこは高山植物の宝庫である緩やかな大ダルミである。 あと一月もすれば吹き渡る風に花々が揺れる素敵な場所になるだろう。 トレイルの左側には硫黄岳山荘がある。




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さて、まずは横岳へ向けて西側が切れた長い稜線歩きが始まる。 




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避雷針地獄! 雷注意報の時にはここは歩きたくないね。  (*_*;




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横岳主峰の西側が黒い影を作っている。 横岳西壁には大同心、小同心の岩塔をはじめ何本ものクライミングルートがあり、もっぱら冬期登攀の入門ルートとして登られていた?いる? 今でも登るクライマーはいるのかな~? 




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陽当たりの良い稜線では、何種類もの高山植物が咲き始めている。 

まずは、米の様な葉に小さな花冠をつけて群生しているコメバツガザクラ(写真上)が広範囲で見られる。 

ミヤマキンバイやミヤマダイコンソウ(写真右)のイエローの花はまだまだこれからだ。

意外に多いな~と感じたのは、オヤマノエンドウというパープルの花だ。




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硫黄岳から横岳の周辺はキバナシャクナゲの自生地らしく、丸い葉っぱのキバナシャクナゲの低木が多くなる。奥秩父などでよく見かけるアズマシャクナゲやハクサンシャクナゲより生息環境が厳しい高所に生えるため樹高がとても低い。 残念ながらまだ蕾だった。 キバナシャクナゲを見るならあと1週間後の方がベターだろう。 GO!!GO!!ヾ(>∇<*)o!!




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花を見ながら緩やかなアップダウンを繰り返す。 やがて大同心を右下に見るあたりで、東側のクサリ場に取り付く。




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東側のクサリと階段で写真の岩峰を越えれば、横岳主峰に着く。




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横岳(2829m)からの展望。 北側は歩いてきた硫黄岳のたおやかな稜線が見える。 正面に見える残雪の辺りが赤岩ノ頭で、その左(西側)にそびえるピークは峰ノ松目のようだ。 大同心、小同心もいつの間にか眼下に低くなっている。




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この日、東面は朝から雲海が広がり、雲が下界を覆い隠していた。 雲の切れ間から見える田園風景は水をはった苗代かな? 高原野菜のビニール畑の反射かな?




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そして南側は、これから向かう赤岳と阿弥陀岳の美しい山容。




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バックの雲海にズームしてみれば、南アルプスのマウンテンレンジが見える。 北岳、甲斐駒、千丈あたりだと思うけど・・




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さて、赤岳を目指して前進。 しばらくして同行者が足元の砂れきに生えるウルップソウ(写真上)を発見。
まだ蕾? 何だか青いコーンのようだね。 (^<^)クスクス

この稜線では、他にもたくさんの開花前の植物を確認した。
特に多かったのはチョウノスケソウ(写真右)で、小さな葉があちらこちらに広がっていた。

トウヤクリンドウ、ハクサンイチゲ、イワウメ、イワヒゲ、チシマアマナなどは葉っぱだけか、まだ蕾状態であった。 残念!




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横岳からピークをひとつ超えると三叉(さんじゃ)峰で、杣添(そまぞえ)尾根が東側へ下っている。 




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この辺りはオヤマノエンドウが花盛りで、さしずめエンドウ畑だ。 ヾ(o≧∀≦o)ノ゙♪♪♪ オヤマノエンドウに関してはドンピチャの時期であったようだ。 陽当たりの良い場所だと枯れ始めているものもあるのでオヤマノエンドウを見たいなら今すぐ行くべし! GO!!GO!!ヾ(>∇<*)o!!




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そして、ちらほらとお目見えくださったのが、お目当てのツクモグサ!
このモコモコ感がたまらないよね~  o(*゚∀゚*)ウキウキ♪

同じキンポウゲ科のオキナグサという花を群馬県の王城山で見て以来、このツクモグサにも会ってみたいと思っていた。 → “群馬の駅からハイク vol.10 : 長野原町 オキナグサを訪ねて王城山    Mount Ōjyō in Naganohara”





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こちらもお初にお目にかかります、ミネズオウ。
蕾の状態のものは、見落としてしまいそうなほど小さな小さな赤い蕾だ。

やはり花が出てくると歩みが止まるね。  GO!!GO!!ヾ(>∇<*)o!!  




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三叉峰からは石尊峰、鉾岳、日ノ岳、二十三夜峰とご丁寧に名前がついている小ピークを越えて行く。 場所によっては西壁側を巻いたり・・




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一枚岩の急なクサリ場を降りたりして行く。




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赤岳の東面がかっこいい! 遥か後方に富士山が雲の上に頭をのぞかせている。




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加えてこの日は、上空に湿度があるようで、何本もの飛行機雲が出来ていた。 見ている間にも飛行機が上昇していき、さながらエアホースのエアショーを見ているようだった。




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おっと、ここにも何か咲いているし! ミヤマタネツケバナのようだ。 たくさんの花をつけるが根本は一つ。




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そして、稜線上に立つピナクルの横を通り、登り返せば地蔵尾根の分岐(地蔵ノ頭)である。




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地蔵ノ頭から振り返れば、峻険な横岳の群峰がそびえている。 




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西側には中岳と阿弥陀岳が手の届きそうなほど近くに、そして大きく見える。 右のスカイラインが阿弥陀岳の北西稜で、その左の尾根が北稜である。 南に伸びる岩稜が阿弥陀岳南稜で、ともに冬期のバリエーションルートとしてお馴染みだ。 と、どうしても過去に登ったラインに目がいってしまう。 (^.^)




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地蔵ノ頭からひと下りした所に赤岳展望荘(赤岳石屋)がある。 ここで赤岳への最後の登りに備えて一休みしておこう。




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赤岳へはザレた岩場をより安定したスタンスを探しながら登る。
標高は約2900m。 さすがに息が切れる。 
辛抱つよく頑張って登って行くこと約40分、八ヶ岳随一の展望をもつ赤岳に着く。
硫黄岳からの稜線散歩が約4時間といったところだ。
南峰山頂にはコンクリートで固められた石祠などが多数ある。
ちなみに、赤岳頂上山荘の裏手から県界尾根が東の野辺山高原へと下っている。




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赤岳山頂で360度の眺望を楽しんだ後は、文三郎尾根を降ることにする。 山頂からまっすぐ南に向かう尾根はキレット小屋を経由して権現岳へ続くトレイルである。 




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文三郎尾根は、山頂直下のギャップから右(西)ヘ曲がり阿弥陀岳を眼前に進む。 足場の悪いクサリ場が続き、“落石注意”の看板のあるセクションは浮石も多いので、上からの落石に加え、自分も落石を起こさないように細心の注意を払おう。 




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岩場が終わると中岳のコル(文三郎尾根分岐)なので、中岳へは行かず、行者小屋を目指して右へ下る。
阿弥陀岳南稜がスカイラインに浮かんでいる。 自分が新人の頃は先輩に連れられ、そして何度も後輩を連れて登った思い出のバリエーションルートだ。 改めてこうして見ても長くて良いルートだな~。




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文三郎道は、昔、行者小屋を経営していた茅野文三郎氏が開いたもので、行者小屋と中岳のコルを直線的に結ぶバイパスルートである。 確かに下降は速い!




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当時は樹林とハイマツの急斜面を木登りを交えながら登ったらしいが、現在は階段地獄になっている。 でも、赤岳の西壁を観察するには好いルートだ。




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赤岳から1時間強、中岳のコルから約40分で行者小屋に到着。




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小屋のベンチで、朝から歩いてきた稜線を見上げながらの休憩は、心地良い疲労感と達成感を味わえる。 ハイカーなら誰しもが味わう common sense だろうね。




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横岳西壁をいつまでも眺めていたいが、そろそろ下山に取りかかろう。 下山の柳川南沢ルートは、入山時に歩いた柳川北沢と中山尾根を挟んで南に流れる沢である。 川と言ってもはじめは涸れた沢筋を行き樹林帯へ降る。  昔は無かった河原に作られたヘリポートをみて、時の流れを感じてしまうSue であった。 (*_*;




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行者小屋から1時間くらい歩くと、南沢は水流のある支流を合わせながら徐々に沢水を増していく。 しかし、北沢とは違い、ほとんど花などは咲いていなかった。




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右へ左へと数回沢を渡り返し、やがて大きな堤防をかけた水量のある南沢の右岸に出る。 ここまで降ると一気に標高を下げた感がある。 




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再び樹林の中を行くと、ロープで仕切られたエリアがあり、案内板によれば、絶滅危惧種のホテイランの保護地区のようだ。 初めて見るホテイランに感動しつつも、名前通りに布袋様のメタボ腹のような顔立ちと、大阪のおばちゃん顔負けのトラ模様、加えて花の下から伸びる2本の貝柱のような物のいやらしさに・・う~ん、私の趣味ではないな~ やっぱりツクモグサの方が好きだな。
ホテイランの保護地から美濃戸山荘、赤岳山荘のパーキングへは5分ほどで着く。

八ヶ岳は登ってよい山だとは思っていたが、その展望は素晴らしく、改めて良い山だと認識した。 また、ツクモグサの他にもたくさんの花を見ることができ、ここまで高山植物の宝庫であることに驚いた。 まあ、もっとも訪れていた時期が冬ばかりだったので気づくはずもないのだが・・(^◇^)hahaha  

本ルートのマップ
私のこのトレイルへの評価: 5★ 中級者向け
距離:約11km/ 時間:約10時間(赤岳鉱泉5:30‐赤岩ノ頭7:00‐硫黄岳7:20‐横岳中8:50‐赤岳展望荘10:30/10:45‐赤岳11:30‐中岳のコル12:00‐行者小屋12:40/13:00‐ホテイラン群生地15:00/15:20‐赤岳山荘P 15:30)
標高差: 約+700m / -1200m

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by dream8sue | 2017-06-06 13:27 | 八ヶ岳エリア | Trackback | Comments(2)

南八ヶ岳 初夏の南八ヶ岳縦走(前編)柳沢北沢とジョウゴ沢     Akadake in Southern Yatsugatake

Monday, June 6, 2017
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無雪期の南八ヶ岳を訪れたのはいつが最後だったろう? 登山を始めた頃に稲子湯から権現岳までテントを担いで縦走した記憶はあるが、圧倒的に冬の八ヶ岳のイメージである。 南八ヶ岳には冬壁の入門ルートが多く、ここで練習して穂高や剣の冬壁に挑んだ。 また、後半はアイスクライミングにはまって、もっぱらアイスクライミングのトレーニングとして通った。 だから、無雪期の南八ヶ岳にはタイムマシンに乗って昔の自分に会いに行く感覚だった。
今回の無雪期南八ヶ岳訪問の目的は横岳に咲くツクモグサを見るためで、雪解けの時季でないと見られないらしい。 花を見る山行は、ゆっくりのタイム設定でないと花を楽しめない。 なので初日は赤岳鉱泉まで入り小屋に泊まることにする。




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公共機関利用の場合や、マイカーでも車種によっては美濃戸口でパーキングした方が良い。
私達はダートにつよい車だったので柳川が北沢と南沢に分かれる二俣(赤岳山荘)まで車を入れることができた。(赤岳山荘のパーキング1000円/1日)
美濃戸口からこの間は悪路で、ハイカーも歩いているので車で入る場合は十分な配慮をしてほしい。




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美濃戸山荘の先で柳川南沢ルートを右にみて、左の柳川北沢のトレイルに進む。 始めは道幅の広い作業道を行く。 路肩にはトリカブトやマムシグサなどの植物が生えている。




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針葉樹の森の中は苔むした林床が続き、たくさんのコミヤマカタバミが木漏れ日を受けて白い花を咲かせていた。 

結構広範囲にわたって咲いており、さしずめカタバミ・ロードである。




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北沢の流れは清く、あたりはまだ新緑でとても気持ちの良いトレイルだ。 ♪ 




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タンポポ、スミレに始まって、トレイル脇にはシロバナヘビイチゴがカーペットのように群生している。




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パーキングから40分くらい歩き、資材置き場の先で北沢の堤防を越えて沢沿いの路に入る。 




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沢沿いのトレイルにはスミレの花がたくさん見られる。 特にイエローのキバナノコマノツメ(写真左)はまさに今が最盛期のようだ。 パープルのスミレはミヤマスミレかな?




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苔の林床にはカタバミ以外にも、ヒカゲノカズラやマイヅルソウの葉も見られる。 

マイヅルソウは1枚葉だけだと花が咲かない。 

ここは1枚葉が多いな~・・あ、一株だけ2枚葉を発見! しかも、こんなに小さな花芽がついている。




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トレイルは北沢を何度も渡り返しながら東に進む。 桟橋も良くメンテナンスされているので歩き易い。 でも、冬山入山者が多いトレイルなのでアイゼンの跡がすごいけどね。




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川床の色がアンバー色になってくる。 




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上流になってくると新緑も淡く、今まさに芽吹きの時である。 このくらいの春(6月だけど・・)を感じさせる自然が私は大好きだ。 ♪




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キバナノコマノツメに混じって同系色のミツバツチグリも咲いている。 イエローほど目立ちはしないが、ズダヤクシュ(写真左)も地味に可愛いくて私は好きだな。 
ヤマガラシの青々した葉の側らには、白い菜の花を思わせるミヤマハタザオ(写真右)がアブラナ科特有の十字形の白花を咲かせている。 ハタザオで思い出したが、日光の男体山でイワハタザオを見たが、あちらは花も大きくて目立った。 → “日光 志津峠から登る男体山はイワカガミの花園     Mount Nantai in Nikkō National Park”





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やがて、左岸(川下に向かって左側)から右岸に渡るあたりで視界が開けてきて、正面に横岳西壁が見えてくる。




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そして左から支流(ジョウゴ沢)の合流をみれば、赤岳鉱泉小屋まではもうすぐだ。




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横岳西壁の偉観が迫ってくる。




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西壁に一際大きくそびえる岩塔が大同心だ。 冬期の白い大同心しか見たことがないので、黒い大同心を見るのは新鮮だ。 




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赤岳山荘のパーキングから約2時間弱で今夜の宿泊地である赤岳鉱泉に到着。
赤岳鉱泉は横岳西壁クライミングの拠点で、過去には何度となくここでキャンプをした。 近年ではアイスクライミングのコンペなどもここで行われていて、その人工壁周辺には役目を終えたシーズンオフの雪が残っている。
ちなみに、赤岳山荘パーキングで標高1700m、ここ赤岳鉱泉ですでに2200mである。 行程が2時間と短いが、いや、むしろ短時間で標高2000mを越える場所に入るので高山病にかかるリスクを考慮しよう。 私は昔からこの赤岳鉱泉とは相性が悪く、いつも気分が悪くなっていた。




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小屋のチェックインを済ませたら、時間つぶしにジョウゴ沢の滝を見に行くことにする。 赤岳鉱泉小屋の裏手から硫黄岳へのトレイルを15分くらい登る。 裏同心沢の次に出合う沢がジョウゴ沢だ。
 
注意:ジョウゴ沢には一般トレイルはありません。 沢登りルートなので入山に際しては自己責任であることを自覚してください。 




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ジョウゴ沢は、八ヶ岳での最もポピュラーなアイスクライミング入門ルートである。 本流にF1~F6の滝をかけ硫黄岳へと登っている。また、支流にもヴァーティカルな滝があるので初級者に限らず、中級以上のクライマーでもそこそこ遊べる。 私も何度となく登っている勝って知ったる沢である。 しかし、無雪期のジョウゴ沢は初めてで、懐かしさと新鮮さが入り混じった気持ちだ。
入渓して右岸の踏み跡を行けば、すぐにF1の8m滝に着く。 2筋滝の左岸(向かって右側)の壁を登ってF2へ向かう。 なお、F1の右岸樹林帯には巻き路があるが、カモシカの死骸があったので巻き路には行かずに沢の中を行った方が良い。




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F1を超え開けたゴルジュ帯の先にはF2が見える。




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冬期は雪でカバーされている沢床は、無雪期は長いナメ滝が現れ左岸のちょっと悪いスラブを登る。




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F2は無雪期の方が大きく見える。 冬期はこの滝にトップロープをかけてトレーニングするパーティーの姿をよく見かけた。 無雪期の沢登りでは右岸のルンゼにフィックスロープがかかっていたので、F2はそこから容易に巻けるようだ。 涸れ果てた私のクライマー魂であるが、一瞬このまま沢をつめて硫黄岳まで登っていきたい衝動に駆られた。 

八ヶ岳山行の初日は、私にノスタルジーを感じさせるものがあったが、翌日はいよいよ快晴の天気の中、硫黄岳から赤岳までの楽しい稜線散歩である。 ツクモグサは咲いているかな~?

本ルートのマップ
私のこのトレイルへの評価: 4★ 中級者向け
距離:約5km/ 時間:約3.5時間(赤岳山荘P 12:30‐赤岳鉱泉小屋14:10/15:00 ‐ジョウゴ沢滝見物-赤岳鉱泉小屋16:00)
標高差: 約650m

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by dream8sue | 2017-06-05 13:52 | 八ヶ岳エリア | Trackback | Comments(0)

北八ヶ岳 秋の白駒の池ひと巡り     Shirakomaike in Northern Yatsugatake

Saturday, October 4, 2014
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同日に、近くに位置する雨池をハイキングした後、帰り道の途中にある白駒の池に立ち寄った。
ここはハイキングトレイルのほかに、湖畔に遊歩道があるので観光客も多い。紅葉シーズンなどは非常に混雑するので、早い現地到着を強くお勧めする。




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白駒池有料駐車場に車を停め、コメツガやシラビソ、トウヒなどの原生林の中をよく整備されたトレイルで南に向かう。樹林帯の足元に広がる絨毯のようなコケが美しい。 072.gif




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駐車場から15分も歩けば湖畔にカラフルな紅葉を装った白駒池が現れる。 072.gif




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白駒の池は周囲に遊歩道があり30~40分ほどで一周できので、是非歩いて欲しい。 049.gif 070.gif




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南に向かって反時計廻りで1/4周(池の西岸)ほどに白駒荘がある。ここも紅葉真っ盛りで、訪れるハイカーを迎えてくれる。 035.gif




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白駒荘の裏手にはこんな白い葉が陽に反射して輝いていた。072.gif 072.gif 072.gif “Wow! まるで降りしきる雪のようだ。” と感じたのは私だけ?
白駒荘のすぐ先には “高見石” への登山路分岐がある。白駒の池をはじめ素晴らしいパノラマが見れる展望台だ。時間があるならこのトレイルも登ってみたい。




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そして、左に池を見ながら、更に針葉樹林帯の湖畔を半周ほど行くと、“もののけの森” と名づけられた、ひと際薄暗い原生林が現れる。ムツデチョウチンゴケという種類のコケに覆われた森である。ここまで深いコケの森を見たことがない。一見の価値ありだね。 049.gif




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針葉樹林帯がじょじょに明るくなり・・ 072.gif




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突然、白樺の林に囲まれた明るいキャンプ場に着く。白駒の池キャンプ場だ。 072.gif 落ち葉が舞うキャンプ場はとても風情がある。こんなキャンプ場なら泊まってみたいと久しぶりに思った。 045.gif




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ボート乗り場もあり、ボートで池を観察することもできる。




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池の周辺の紅葉が実に美しい。072.gif 072.gif 天候も良く暖かな南カリフォルニアのハイキングは実に快適であったが、紅葉だけは日本のほうが勝ると思う。やはり植生と温度変化の違いだろうな~




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<マイカーの場合(前橋方面から)>
上信越道佐久IC出口を右折、国道141号線に突き当たったら左折して141号線に入り、道なりに約30分進む。 “清水町” を右折し国道299号線(メルヘン街道)に入る。30分程登坂すると左側に八千穂高原自然園の駐車場が現れる。白駒池有料駐車場はそこから更に少し行けば右手にある。

<公共交通の場合>
JR小海線八千穂駅からバス1時間5分
バス時刻表などは 佐久穂町観光協会公式HP に詳しく載っている。


私のこのトレイルへの評価:5★(秋限定) 初心者、初級者向け
行程距離:約2km(白駒池有料駐車場‐白駒池1周‐白駒池有料駐車場)
行動時間:約1時間

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by dream8sue | 2014-10-04 23:51 | 八ヶ岳エリア | Trackback | Comments(0)

北八ヶ岳 雨池で紅葉狩り     Ameike in Northern Yatsugatake

Saturday, October 4, 2014
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日本に帰国して初めて行ったハイキングトレイルが北八ヶ岳の双子池だった。5月のまだ残雪がいっぱいのスノーハイクだった。その時に雪の無い北八ヶ岳もぜひ歩いてみたいと思った。そして今秋、双子池から南に位置する雨池に行くことができた。070.gif 060.gif
雨池へのトレイルはいくつかあるが、麦草峠に駐車可能であれば茶臼山や縞枯山などの縦走と合わせて訪れることが出来る。が、紅葉シーズンの麦草峠は渋滞が激しく駐車スペースを確保することが難しい。
麦草峠に駐車できなかった我々は北八ヶ岳ロープウェイ(ピラタス蓼科ロープウェイ/往復1,900円/片道1000円)からアプローチすることにした。ロープウェイ山麓駅(標高1,771m)から山頂駅(同2,237m)までの高低差466mを約7分で駆け上がり、降り立った山頂には、ハイマツやコメツガなどの低木が溶岩台地を覆う “坪庭自然園” が広がっている。




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<マイカーの場合(前橋方面から)>
上信越自動車道を佐久ICでおり、県道141号で南下し “浅間中学西” の信号を右折、県道44号/中山道を西に行く。 “百沢東” で斜め右に折れて県道144号に入り、南に少し行ったら “望月” で左折し県道152号で南下を続ける。 県道40号、192号/ビーナスラインと乗り継ぎ更に南下する。 ロープウェイ山麓駅への曲がり角には立派な案内板があるので、案内板を左折すればロープウェイ山麓駅に至る。

<公共交通の場合>
バスがJR東日本中央線茅野(ちの)駅から出ている。 茅野駅西口アルピコ交通バス乗り場 2番のりば “北八ヶ岳ロープウェイ” 行き(約60分)




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山頂駅を出発して坪庭自然園を左に見ながら、右の平坦な道を行く。10分も歩けば縞枯山荘に着く。さらに縞枯山と雨池山の谷間に付けられた木道を進む。071.gif




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右手に “縞枯れ現象” で有名な縞枯山を見ながら笹が生茂るトレイルを雨池峠に向かって東に進む。071.gif




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モコモコの笹原に霧がかかり幻想的だ。072.gif




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ロープウェイ山頂駅から約1時間で雨池峠に着く。

雨池峠は雨池山(北)、縞枯山(南)、雨池方面(東)、ロープウェイ駅(西)への交差点である。




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雨池方面に進むとトレイルは急な下り坂になり、大きな石が出てきて歩きづらい。周辺は深い針葉樹林帯であるが、所々から遠くの紅葉が垣間見れる。 072.gif




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雨池峠から30分も下ると、突然、大石川林道/大河原峠線に合流する。 この林道は現在、ここから双子池までの間(北方面)は落石により危険なため立入禁止となっている。 034.gif

 


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林道を右に折れ、車道のような広い林道をしばらく南に行く。072.gif 071.gif




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林道脇にはクマザサが生茂り、白樺やカエデなどの紅葉が見られる。072.gif




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林道を30分も南に行くと、雨池への標識(迂回登山道)があるので、標識に従ってカラマツなどの針葉樹の森の中を進んでいく。

5分程進むと木立の向うに雨池が見えてくる。




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トレイルは雨池の西岸に飛び出る。針葉樹の森からいきなり湖畔の色とりどりの景色が飛び込んできて、思わず歓声を上げてしまうだろう。って、実際に歓声を上げたのは私だけ?041.gif




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池の北側には水位がある。 057.gif




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池の南側の水は枯れ上がり、湖面は緑の草で覆われている。渇水時と雪解け、梅雨時季とでは池の水位が大きく異なるのがこの池の特徴だ。雨が少ない年は池全体が枯れてしまうらしい。 005.gif 058.gif




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湖畔をズームしてみれば、赤や黄色の紅葉がいっぱいだ。 072.gif




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素晴らしい景色を堪能しながら、湖畔でゆっくりランチタイム。 063.gif こんな贅沢なランチはないね。 043.gif 045.gif
水位の少ない今の時季は、雨池の岸辺(南岸)を歩いて麦草峠への分岐に向かうことができる。岸辺には大きな岩がゴロゴロしている。 005.gif




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雨池南岸で池と離れて、南に向かう。 071.gif なお、湖畔周遊コース(1,4km)もあるので時間が有れば一周してみるのも良いだろう。 049.gif




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雨池南岸から最後の湖畔の景色を楽しむ。 072.gif




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池の西側には茶臼、縞枯山が見える。 072.gif

 


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雨池に別れを告げて木道のある湿地帯を進む。木道の入口にも見事な紅葉が。ナナカマドかな? 072.gif




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笹原の中に敷かれた木道を10分も歩けば、再び大石川林道/大河原峠線(麦草峠への分岐)に合流する。

林道を左(南)に行けば麦草峠に至る。

私たちはロープウェイ駅に戻るので右(北)に進み、往路である雨池峠に戻る。071.gif




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雨池峠からロープウェイ駅に戻る途中で、坪庭自然園に立ち寄った。坪庭は横岳と縞枯山の鞍部に広がる約10万坪の溶岩台地だ。遊歩道は1周約1kmで30分もあれば廻れるだろう。




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夏は多くの高山植物が咲き誇る。秋は花は無いが、溶岩台地に生えたハイマツやコメツガなどの常緑針葉樹とのコントラストが楽しめる。 072.gif
晴れていれば眼前に横岳が見えるのだが、この日は残念ながら霧が濃くて見えなかった。 002.gif



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麦草峠に駐車できなかった我々は、このハイキングの帰りに麦草峠に戻り、せめて白駒の池だけでも歩くことにした。 → “北八ヶ岳 秋の白駒の池ひと巡り   Shirakomaike in Northern Yatsugatake”


私のこのトレイルへの評価:5★(秋限定) 初級者向け

行程距離:約5km(北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅‐雨池峠‐雨池‐大石川林道麦草峠分岐‐雨池峠‐坪庭-山頂駅)

高低差:約170m 行動時間:約4時間(休憩込み)



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by dream8sue | 2014-10-04 03:07 | 八ヶ岳エリア | Trackback | Comments(0)

北八ヶ岳 残雪の双子山から双子池へ     Futagoike in Northern Yatsugatake

May 4, 2014
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久しぶりの日本の山。八ヶ岳連峰の北八ヶ岳は山梨県との県境に近い長野県の南に位置する。
八ヶ岳連峰は夏沢峠付近を境に南北でガラリと山の形態が異なる。赤岳を代表とする険しい岩稜を持つアルペン的な南八ヶ岳とは対照的に、北八ヶ岳は何処が尾根の背骨なのか分からない2000m級の山々と深い森林が特徴的だ。

北八ヶ岳には風光明媚な湖が多く点在する。そんな中でも北八ヶ岳を代表する湖の一つである双子池に行ってきた。今年の日本は冬に大雪が降ったので5月の北八ヶ岳は例年より雪が多く、予想外の雪山ハイキングとなった。 008.gif
 

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群馬からのアクセスは上信越自動車道で佐久市(長野県)にぬけ、国道142から152で白樺湖を目指す。白樺湖からはビーナスライン40で女神湖方面に向かい、蓼科牧場の交差点でふれあい牧場裏手の林道(昔の有料道路)に入る。この林道で双子山の登山口である大河原峠まで行ける・・と思いきや、6km手前の蓼科山七合目登山口で通行止めになっていた。。OH!Boy!  005.gif 070.gif
でも、夕日に染まる白樺がとても綺麗で、日本の高原の美しさが目に染みる光景だ。 072.gif


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この鳥居が蓼科山七合目登山口である。ほとんどのハイカーが蓼科山を目指す。ここから通行止めの車道を歩いて双子池を目指すハイカーは私達だけだ。


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蓼科山七合目登山口のあずま屋にテントを張り夜を明かす。
五月晴れの良いお天気の中、まずは本来の双子池登山口である大河原峠を目指す。 071.gif


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林道からは白樺の森が美しい。遠くには北アルプス連邦が白い峰峰を連ねている。 072.gif


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蓼科山七合目登山口から約1時間半くらいの地点に“兜巾の岩(トキンノイワ)”という見晴らしの良いスポットがあったので寄ってみた。車でアクセスしていたら気づかずに見落としてしまっただろう。

短い岩場を登りきると小さな祠が祭ってある。以前は何とも思わなかったが異文化圏から戻ると、こんな所にも日本は神仏を崇めてきた国なんだということを思い知る。宇宙飛行士が宇宙から地球に戻ると引力の存在を思い知り、何度もボールペンを床に落として確認するという話を聞いたことがあるが、それに似た感覚かもしれない。 045.gif 


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林道の先に雪に覆われた大河原峠が見える。美しい白樺の森を走る林道は、夏の山岳ドライブも快適だろう。


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振り向けば群馬県民にはお馴染みの浅間山がそびえている。


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そして、兜巾の岩から歩くこと約40分、蓼科山と双子山の間に緩やかに広がる大河原峠(2,093m)に到着!大河原ヒュッテの三角屋根が見えている。小屋の東側に見えている山が双子山だ。峠の北側は急傾斜となって鹿曲側(カクマガワ)を落とし、残雪も多いのでアイゼンを着用したほうが無難である。私はアイゼンを持っていかなかったので一歩一歩キックステップで慎重にトラバースしたが、結構緊張した。 042.gif


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大河原峠は峠と高原が渾然一体となってとけ込んだ穏やかな場所だ。一休みするには最適な場所だ。 063.gif


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さあ、ひと休みしたら双子山の登りにかかろう。
トレイルは所々で夏道が現れているが、残雪でぬかるんでいる。 


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この辺りから笹原が現れる。秋にはコケモモやガンコウランが甘酸っぱい実をつける場所でもある。


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大河原峠から約30分で双子山(2,224m)に到着! 066.gif
双子山は3,000mの山々のような際立った高さは無いが、幽玄さの漂う北八ヶ岳の良さを一望できる十分な高さとポジジョンだ。 049.gif


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双子山山頂周辺はホーロク平とも呼ばれる広い草原で、正に笹の海である。


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山頂の南面には遠く南アルプスも見える。 072.gif


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ひとしきり双子山山頂からの展望を楽しんだら、本日の目的地である双子池を目指そう。
山頂の南東末端まで行くと、いきなり針葉樹の森に入る。残雪で判然としないトレイルを追いながら一気に下降する。木々の間を通り向けて行くと途中で松ノ木の森を通過する。不思議の国のアリスが現れそうだ。この雰囲気、アメリカでも味わったがアメリカのアリスの国とはだいぶ雰囲気が違うな。。

アメリカ版、不思議の国のアリス山行はこちらから→不思議の森のアリスになるマリブの森  - Malibu / Castro Crest Trail -


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尾根を下りきると林道に合流する。双子池へは林道に合流したら直ぐに右に曲がり判然としない尾根を南に向かって降りよう。10分くらいで双子池に着くだろう。私達は雪で池への下降路が分からず、しばらく林道を行ってしまった。雪山では夏山以上に読図能力やコンパスなどの基本技術が試される。まあ、今の時代はGPSなどの文明の利器があるから、時代遅れの知識など必要ないと言えば其れまでだが。 039.gif


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双子池は双子池ヒュッテを挟んで、北の池を雌池、南を雄池と呼ぶ。この時季はどちらも雪と氷に覆われていた。キャンプ場は雌池側にある。


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雄池の水は飲用に使える。
双子池周辺には他にも亀甲池や七ツ池、雨池などの魅力的な池があるので、次回は緑の時季にお池めぐり山行をしたいな。 001.gif

この時季に行くなら、しっかりした雪山仕様の登山靴で行ったほうが良い。私は雨の降らない南カリフォルニアで使っていたハイキング靴だったので最後は足がぐしょぐしょに濡れてました。 041.gif。。お天気が良かったので笑い事で済んだか悪天なら凍傷になる可能性があるからね。 034.gif

私のこのコースへの評価:4★
全行程18km(内、林道12km)、所要時間8時間(休憩込み)、林道歩きですが残雪路ということで中級レベル



おまけ:今回は植物の写真を撮れなかったので、代りに愛犬のクロの写真です。彼女も老犬ながら頑張りました! 058.gif
余談ですが、アメリカでは飼い主がリーシュを外して単独で歩く犬が多いですが、日本は必ずリーシュをつけて飼い主の歩調で歩くんですね。ここにもお国柄を感じるな~ 005.gif
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by dream8sue | 2014-05-04 17:23 | 八ヶ岳エリア | Trackback | Comments(0)