カテゴリ:群馬県エリア( 28 )

桐生市 桐生川源流の根本山で渓流美とラブリーな尾根歩き     Mount Nemoto in Kiryū, Gunma 

Monday, May 22, 2017
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群馬県と栃木県の県境稜線上にある根本山。 その存在は余りに地味でローカル過ぎて、以前から計画はしていたもののなかなか実現には至らなかった。 そんな知る人ぞ知る山であるが、古くからの信仰の山であり、沢ルートにいたっては根本神社への参道であったという。 参道と言えば針葉樹林の中に石畳や石段が続くイメージであるが、ここはさながら沢登りのような渓流に沿って、かつての丁目石や石仏が置かれいるのが興味深い。 
また、沢ルートというのは(尾根ルートに比べて)得てして荒れやすく廃道になるトレイルも多い。 そのため路迷いや滑落の事故も起こり易く、この根本山の沢ルートでも数年前に、そして今年のGWにも遭難騒ぎがあったばかりのようだ。 どれだけ荒れているのか?どれだけ不明瞭なのか?と一抹の不安を持ちながらも3年越しの計画を実行した。




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<マイカーの場合>
群馬県桐生市街から北東に進む県道66号線で梅田湖方面へ向かう。
梅田湖を過ぎると県道337号線になり “梅田ふるさとセンター”を過ぎると山道となり道幅が狭くなる。 
石鴨集落を過ぎて、林道三境線の分岐に10台くらい可能なパーキングスペースがある。





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パーキングから5分ほどで沢ルートの取り付きである不死熊橋(車止めゲートあり)である。 
左のフィックスロープの張られた外傾した岩場を登り、根本沢左岸のトレイルへと進む。 


沢ルートの記載では右岸、左岸というワードを見ると思うが、基本的に川下に向かって右側が右岸、左側が左岸なので留意しておこう。 
川上へ遡って歩くことが多いので左岸と言った場合は右側になるので混同しないように、しっかり覚えておいてね。 




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トレイルに入ると、崖にはたくさんのヒメウツギが白い花を咲かせていた。




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沢ルートは何度も渡渉を繰り返しながら根本神社奥社まで登る。 信仰の跡を残す丁目石が所々に残っている。ここの丁目石は山麓から神社に向かい、二十丁、九丁、五丁とカウントダウンしていくのが面白い。




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左岸から右岸へ、右岸から左岸へ渡り、沢筋を行くかと思えば、高巻きの路を行く場所もある。 左岸から赤い鉄橋を渡ったスギ林の中洲のような場所には、国有林や自然環境保全地域の案内板がある。




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右岸をしばらく行くと、何本かの支流が合流してくる。 ヒデノキ沢の出合いにはヒメレンゲが咲き、トレイルのあちらこちらにはクワガタソウ(ヤマクワガタ)の可愛らしい花が咲きほこっている。 




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一際大きな岩のある支流の出合いを過ぎると、倒木が沢を埋め尽くしている。 




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倒木を避けながら右岸を登っていくと、谷が深くなる。 この辺りはシオジやブナ、カエデ、モミジなどの原生林で実に美しい。




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まあ!何ともアーティステックなルーツだね。 The artistic beauty of a tree’s root!   河原に降りて右岸から左岸へ渡り、九丁目の丁目石の横を通過したら、また右岸へ渡る。 




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五丁目石が近づくとシダも生い茂って深山の雰囲気が増してくる。




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そして、五丁目石の先には、小さいが苔むした美しい小滝が現れる。




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だが、小滝の先は右岸の高巻があり、ロープの張られた急峻な崖を通過しなければならない。 ここが沢ルートの唯一の悪場かな~? 滑落事故が起こるとすればこのセクションだろう。 




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やがて石祠の前を通るあたりから沢が細くなり幽玄な雰囲気が増してくる。 右手の崖(左岸)のスギの大木を目指して沢を横切れば、かつての参道の名残の石段が現れる。 




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石段を登って行けば、苔むした石灯篭がある分岐(篭堂跡)に着く。 案内板に寄れば、かつては周辺に女人堂や御供所などもあったらしく、すでに神社の一画に来ているようだ。  




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篭堂跡から道標に従って右へ進むと沢は二俣に分かれる。 根本山へは左俣へ行くが、 右の荒れた沢を行けば不動ノ滝がある。 案内板に寄れば、江戸時代はこちらが主参詣路の表坂(男坂)で、滝下の洞穴には不動明王の石像が鎮座しているそうだ。 石像には興味が無いし、滝と言っても涸れ沢で水流も無さそうなのでパスした。




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左俣に進むとすぐに鉄ハシゴが現れる。 こちらが裏坂(女坂)と呼ばれていた参道で、このハシゴは1841年(天保12年)に設置された物らしい。 一部が破損しているものの下手なアルミ製のハシゴより頑丈で176年前の物とは思えない。




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源頭を詰めて行くと、首が無くなった地蔵の上に、スターウォーズのダース・ヴェイダーそっくりの石が乗せてあるのには笑った。 オモロイ〜(>∇<*)~




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ダース・ヴェイダー地蔵の先のクサリ場を登れば行者山の鞍部に着く。 鞍部には根本神社のお堂(老朽化につき立入禁止)と鐘つき堂がある。




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根本神社から根本山へは、鞍部から左のクサリ場を登り行者山を経由して中尾根コースに合流する。




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クサリ場を登りきった岩(獅子岩)の上からは日光の山並みが見える。 ってことは、あっちが北か? 沢の中では方向感覚が分かりづらくなるが、特にこの根本沢は根本神社へ向かってUターンするような地形なので、すっかり方向感覚がおかしくなってしまった。




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にわかに尾根は険しくなり長いクサリ場が続く。  




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クサリ場を越えた所に突然、根本山神社の奥ノ院が置かれている。 “え、こんな所に!” と思うようなヤセ尾根の途中に現れる。




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奥ノ院からひと登りで行者山(峰の平?)に着く。 そこから一度東?のコルに下って、また登り返す。




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足元に咲くとっても小さなフモトスミレを見ながら尾根を登って行くと、中尾根十字路と思われる辺りに出て尾根ルートと合流する。 左に進み、十二山方面へ行く巻き路の手前で尾根を直進すれば程なく根本山ピークに着く。




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根本山(1,199m)は、樹林の中で展望は良くないが、明るい自然林の中なので気持ちが良い場所だ。 この奥にアカヤシオの群落があるらしいので、4月下旬~5月上旬のアカヤシオ開花時期に訪れると良いだろう。 ピークには切株の椅子?も置かれているので、ここでランチタイムとする。 登山口からちょうど4時間といったところだ。




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さて、ランチ後は良く踏まれた尾根路をたどり十二山を目指して北東に進む。 ちなみに、根本山ピークから西側のトレイルは三境山へ向かう縦走路である。




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根本山と十二山の間には十二山神社(跡)がある。 広い境内の十二山神社は、すべての建物が朽ち果てていて、 木造の鳥居と石造りの祠だけが当時の面影を残している。




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十二神社からヤマツツジやシロヤシオの花を愛でながら行くと、粕尾峠、氷室山への分岐のある十二山に着く。健脚ハイカーならここから氷室山を往復することも可能だ。 十二山はピークらしくない、尾根のコブのようなピークで、正直、この山名板が無ければ気にも留まらないだろう。




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十二山から南に進路を変え熊鷹山へ向かう。 途中には、こんなアメリカン?な道標がある。 (私はアメリカのR66を思い出した) この分岐は石鴨林道へいくトレイルかな? 




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緩やかな尾根路にはモミジなどの広葉樹が多く、さぞかし紅葉シーズンは素敵だろうと容易に想像できる。




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グリーンが濃くなって新緑とは言えないが、それでも十分美しい尾根ルートだ。




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根本山から1時間ほどで熊鷹山に到着。 
県境を越えてこちらは栃木県佐野市になる。 
熊鷹山山頂には展望ヤグラがあり、周辺はツツジの群落となっている。 
今はヤマツツジがメインであるが、もう少し早ければミツバツツジやシロヤシオなどの品種も満開だったろう。 




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展望台からは、赤城山袈裟丸山、前日光の山々など360度の展望が楽しめる。 




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下山は西の尾根を降る。




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程なくして、傾いた鳥居のある分岐に着く。 作原町小戸(こおと)への分岐を左に見て直進する。




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次に現れた分岐を右(西)に曲がる。 道標は無く、木に付けられた小さな案内板しかないので見落とし注意だ。 
ちなみに左のしっかりした踏み跡は丸岩岳へと続くトレイルである。 丸岩岳からも地図には無いが石鴨林道へ下る踏み跡はあるようだ。 紅葉シーズンに中尾根ルートから丸岩岳まで縦走するのも面白そうだ。




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自然林からスギの植林帯を降れば林道に飛び出る。(写真左) 後は、道幅の広い林道を降るだけだ。 十二沢の沢筋に出た所で石鴨林道と合流する。(写真右)。 この分岐を右(北)へ行けば十二山から熊鷹山の間にあるアメリカンな道標へ出るトレイルのようだ。 




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約4kmある林道歩きでは、ヤマツツジやコンロンソウが見られる。 
路肩の水溜まりには、ふ化したばかりのオタマジャクシなどもいて、おしゃべりに花が咲く。





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林道を歩くこと1時間弱で、根本山の最もポピュラーな中尾根コースの分岐に着く。
分岐から200mほど西に行ったところが中尾根コースの取付きだ。
初心者、初級者ハイカーは沢ルートよりもこちらの中尾根コースの方が無難だろう。
分岐を直進すれば、ほどなく登山口の不死熊橋に帰り着く。




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当初、心配していた沢ルートのコンディションであるが、沢筋に多少の倒木はあるものの懸念するほどのことは無かった。 遭難騒ぎの直後だったのでルート整備がされたのだろうか? 渓流美を堪能しながら歩ける参道(古道)という特異なトレイルである。 これからもしっかり維持してほしいものだ。 根本山から熊鷹山への尾根路は、鼻歌でも歌いたくなるような穏やかで自然林が実に美しいトレイルである。

私のこのトレイルへの評価: 4★ 中級者向け
距離:約13km/ 実動時間:約8時間(林道三境線P 8:00‐不死熊橋 沢コース入口‐根本山神社奥社10:40‐中尾根十字路‐根本山12:00/12:40 ‐十二山神社跡‐十二山‐熊鷹山展望台13:50/14:20‐石鴨林道出合‐不死熊橋‐林道三境線P 16:00)
標高差: 約630m

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by dream8sue | 2017-05-22 20:53 | 群馬県エリア | Trackback | Comments(0)

桐生市 赤城山 花盛りの利平茶屋周辺尾根から三段ノ滝     Mount Akagi in Kiryū, Gunma 

Tuesday, May 16, 2017
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長年、群馬県に住民票を置きながら初めて赤城山に登ったのはアメリカ在住から戻った2014年であった。 赤城山の素晴らしさに目覚め、この2年間でほとんどのルートを登ってしまった。 そして最近では地図に無いバリエーションルートを行くようになった。 今回のルートは赤城山の東面にある利平茶屋ルートの周辺(北側の尾根から南側の尾根)を周回するものである。 利平茶屋ルート自体も、前橋市方面からアクセスするルートに比べてマイナーである。 そのマイナーなルートのバリエーションということで興味をそそられた。

注意:このルートは一般登山道ではありません。 入山に際しては読図や未整備のトレイル歩きの経験が必要であることを留意してください。  




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<マイカーの場合>
アクセスは桐生市の利平茶屋森林公園をターゲットする。 
群馬県側から日光方面に向かって国道122号線を北上する。
わたらせ渓谷鉄道の水沼駅の手前で左折して県道62号線に入り、一の鳥居跡の交差点を左折して県道70号線を6kmほど走れば利平茶屋森林公園の広いパーキングに着く。

ちなみに、近くにはアカヤシオが咲く、赤城山の展望台のような栗生山もある。 → “桐生市 栗生山は赤城山の展望台     Mount Kuryū in Kiryū, Gunma”





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利平茶屋森林公園からは、鳥居峠にダイレクトに突き上げる一般トレイルがある。しかし、今回は、パーキングの目の前の尾根を詰めるルートなので、公園方向には行かずにパーキングの北側の林道(一般車の車止めあり)に進む。 300mほどで左の尾根に登る踏み跡に入り、適当な斜面から尾根上に上がり、ひたすら尾根上を行く。




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林道周辺には早速、フデリンドウやヒトリシズカなどの春の野花が咲いていた。




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薄い踏み跡をたどる尾根路は、藪も無く歩き易い。




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尾根上にはオオカメノキと思われる木がたくさん生えていて、まさに今が満開である。




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新緑もこの辺りの標高が一番きれいだ。




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新緑と花を楽しんで歩いていると、パーキングから40分ほどで1207mのピークに着いてしまった。 ここまでは尾根もなだらかである。が、この先から傾斜も増し岩場もでてくる。




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この尾根は、鳥居峠の北側の稜線へ突き上げるもので、見えている右のピークを目指していく。 この辺りのアカヤシオは散っていたが、ミツバツツジの蕾やモミジの新葉が美しい。




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岩場が現れるようになると、こんなガレた斜面のトラバースもあるので慎重に歩こうね。




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傾斜が一段と増して、ハングした岩小屋のような岩を左から巻く。




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足場の悪い岩場が続く。 トンガリ帽子のようなミツバツツジの新葉が陽に照らされてシルバーに輝いていた。




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岩場をひとしきり登り、振り返って見れば、眼下には赤城山の長いすそ野の景色が広がっている。




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標高を上げたのでアカヤシオもまだ咲いている。




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足元には小さな白花のフモトスミレも、踏みつけてしまいそうなくらい、たくさん咲いている。




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そして、岩場が終わり稜線に近くなると、アカヤシオの群落が満開状態だ。 赤城山の東面の稜線にアカヤシオが咲くことは、昨年(2016年)行った銚子の伽藍で知ったが、こちらの方が凄いかも!
→ “前橋市 赤城山 アカヤシオ咲く銚子の伽藍      Chōshinogaran in Mount Akagi, Gunma”




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お約束の青空とアカヤシオ。




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バックの山並みは日光方面かな?




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尾根に沿って長い群落なので歩きながら楽しめる。 岩場を過ぎると気持ちの良いササ原の尾根となる。




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やがて、黒檜山や駒ケ岳から続く稜線に合流すると、一般トレイルなので道標も出てくる。 左(南)に曲がり鳥居峠へ降ろう。 鳥居峠の北側に篭山という小さなピークがあるが、こちらもアカヤシオでピンク色に染まっている。




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西側の木立の間から覚満淵が見えてくる。




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アカヤシオばかりに目を奪われるしまうが、地面では清楚なヒメイチゲ?も顔を出していた。 




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覚満淵の西に鎮座する山は、山頂にいくつもの電波塔が建つ地蔵岳だ。 
→ “前橋市 赤城山 霧の地蔵岳と大沼一周     Jizodake in Mount Akagi,Gunma”





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覚満淵バックにある湖が大沼で、その奥のスカイラインが出張山から五輪峠までの山々だ。
 → “前橋市 赤城山 環境ガイド養成講座で歩いた出張峠から陣笠山     Debari to Jingasa in Mount Akagi”




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利平茶屋森林公園から約2時間40分で鳥居峠(1,391m)に到着。 
鳥居峠までは車で入れるので、ウィークデイにも関わらず観光客で賑わっていた。
山行の途中で観光地を通ることがあまり無いので、気がゆるむ。
食堂でビールなど買って、ゆっくり1時間のランチタイムを楽しむ。




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さて、ランチライムを済ませたら南の尾根に向かおう。 食堂の建物の裏脇から林道に入る。 この林道にもタンポポ、スミレ、ワチガイソウなど可愛い花々が脇を固めている。




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“程なくして左に “御神水” を経由して利平茶屋へ下るトレイルを分ける。 
→ 前橋市 赤城山 霧の長七郎山と幻想的なオトギの森      Choshichirosan in Mount Akagi”




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この林道は途中で途絶えている道で、途中の脆い斜面の土砂崩れがすごい。 




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稜線は小地蔵(1,574m)の東面あたりと思われるが、土砂が砂防ダムをも飲み込んでいる。 




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鳥居峠から約30分で林道終点。 ここから直前の尾根を降る。




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降りだしてすぐに小尾根が分かれるので左の沢を見ながら左方向の尾根に入る。 右の尾根にも踏み跡があるので誘われないように気をつけてね。 私たちは誘われて迷走してしまった! (*_*;




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軌道修正して左の尾根に戻る。 このエイリアン?というかイカのお化けのような木がある尾根を降るのが正解。




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ところが、安心したのも束の間、左側がえぐれた、今にも崩壊しそうなナイフリッジの通過を強いられる。 ここマジで怖い! こんな核心部があるなんて知らなかった! 




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細いだけではなくリッジそのものが危うい感じで、リッジ上の石も不安定で不用意な力は加えられない。 でも石の上を通るしか路は無い。 まさにNo way!だ。 上手く説明できないが、そうFragile! 荷物の “割れ物注意“ と同じ感覚かな。  ヒィィ((ll゚゚Д゚゚ll))ィィ!!!




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核心部を越えれば後はラブリーな尾根。 アカヤシオ咲く尾根には・・




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シャクナゲも咲いているし・・




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オオカメノキの花も満開で、トリプル・コラボレーションだ。 Soooo Gorgeous!!!!




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そして、利平茶屋公園からの一般道に合流する。 ここでトレイルは、尾根コースと谷コースに分かれる。 私たちは “三段の滝” のある谷コースへ進む。




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この辺りはシャクナゲ群生地である。




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アカヤシオと入れ替えのようにシャクナゲが咲きだしている。




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地面に落ちたアカヤシオの花を踏みながら、シャクナゲ群生地の中を降ると谷間の堤防にでる。 ここからは谷沿いの巻き路となる。 




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クサリ場のトラバースは足場が悪いので慎重にね。




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そして最後に三段ノ滝(別名:山崖の滝)に降り立つことができる。 新緑に包まれた白い水の流れが美しい。




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フラットになった川筋のトレイルを少し降れば利平茶屋からの広い遊歩道に合流する。 




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グリーンの色が明らかに濃くなっている。 100mの標高ごとに変化する芽吹きの季節。 それを肌で感じられるのもこの時期のハイキングの楽しさだね。




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おや? 小沢の片隅にイエローの花が・・今年お初のクサヤマブキ(ヤマブキソウ)の花だ。 




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そして、吊橋を渡れば利平茶屋自然公園の敷地に入る。 休憩舎の裏には昔のケーブルカー跡もあり哀愁を感じる。




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パーキングまでは、バンガローの建ち並ぶ敷地内をぬければすぐである。

初めから終わりまでたくさんの花を見て歩けるトレイルだった。 バリエーションなのでただのお花見山行とは違いルートも楽しめる。 歩き慣れたハイカーにはお勧めのトレイルだと思う。

本ルートのマップ
私のこのトレイルへの評価: 4★ 上級者向け
距離:約8km / 実動時間: 約6 .5時間(利平茶屋公園9:20 ‐1207mピーク10:00‐鳥居峠12:00/13:00‐林道終点13:30‐三段ノ滝15:00‐利平茶屋公園16:00)
標高差: 約500m
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by dream8sue | 2017-05-16 18:53 | 群馬県エリア | Trackback | Comments(0)

みなかみ町 浮島のある大峰沼から吾妻耶山へ雪のトレイルを歩く  Mount Azumaya in Minakami, Gunma 

Saturday, April 22, 2017
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群馬県前橋市ではサクラの花も散って春本番を迎えている。 なので、そろそろ上越県境付近の低山も雪解けかと思い みなかみ町にある吾妻耶山へ出かけた。 ところが、新緑どころか残雪がいっぱいでルートファインディングにも苦戦するスノーハイクとなった。




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<マイカーの場合>
JR上越線の上牧駅から駅からハイクも可能であるが、大峰沼まで2時間くらいと、やや遠いので、今回は大峰沼の南東にあるパーキングまで車で入る。 
関越自動車道の月夜野ICで高速をおり、国道17号線から県道で新幹線の上毛高原駅の前を通る。 
県道272号線で西に向かえば山道となり、群馬サイクルスポーツセンターの手前で右に曲がる。 
パーキングは左から合流するダート道を0.5kmほど入った所だ。 




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パーキング周辺の沼地にはミズバショウの群落地がある。

よもやこんな所でミズバショウに会えるなんて! 嬉しいな~ ♪




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蕾のショウジョウバカマも発見!




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林道を20分ほど歩くと、モリアオガエルの棲息地として群馬県の天然記念物に指定されている古沼がある。 古沼には、まだ氷が張って寒々としていた。 まだまだ春は遠い感じだ。




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パーキングから大峰沼までの林道は除雪されているものの、雪解けでドロドロの悪路なので、スパッツなどあった方がよいだろう。




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パーキングから30分ほどで大峰沼に到着。 標高1000mにあるこの大峰沼は、東西約150m、南北に約300mで、浮島(高層湿原)があり、こちらも天然記念物になっている。




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浮島には貴重な湿原植物が多数自生していて、 浮島の厚さは約8.6mもあり日本中部の湿原の中では最も厚いらしい。 知らなかった!  ォォォオオ(・д・oノ)ノ!! 




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大峰沼の周辺にはキャンプ施設の建物が並んでいる。




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大峰山へは、沼を左へ半周した所から稜線へのトレイルがあるはずなのだが、雪でトレイルが消えている。 仕方ないので右の林道をたどりスキー場から吾妻耶山を目指すことにする。 スギ林の中をひと登りすると自然林の路になるので右に行く。 しばらくすると “一本鳥居” のある鳥居平に出る。 




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さらに林道を北へ進めば貯水場の脇を通り、ノルン水上スキー場のリフト乗り場に出る。 前方に見えている山が吾妻耶山である。




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営業が終わっているスキー場のゲレンデを吾妻耶山を目指して登る。 振り返れば利根川を挟んで迦葉山玉原高原の山々と、そのバックには上州武尊山の山塊が圧巻だ。




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上部ゲレンデの急斜面を登り上げて振り向けば、いつの間にか鉄塔の建つ大峰山が現れる。 歩いてきた林道は大峰山の東側の麓を巻いているのだ。




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ゲレンデのトップまで登ると道標がある。 




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ルートは右側の樹林帯へ入り、テープやリボンを追いながら東寄りに登っていくと吾妻耶山の肩に飛び出る。 肩から山頂までは右へわずかだ。 ちなみに、肩を左に行けば、仏岩を経由して仏岩峠(赤谷越)へ行く。




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門前石や三基の大きな石祠が並ぶ吾妻耶山(1,341m)ピークには、まだ1mくらい雪が残っていた。 




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ピークからは谷川連峰の南面を眺めることができる。 この日は谷川岳には雲がかかっていたが、手前の阿能川岳は黒く立派に見えた。




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東側にはどっしりとした上州武尊山がそびえる。




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その右(南)手前には上州三峰山が細長い山容で横たわっている。 数年前に、駅からハイクで登ったが、登山口までが結構長くて苦労した記憶がある。 でも、山上には神秘的な人造湖があり充実した山行だった。 → “群馬の駅からハイク vol.2 : みなかみ町 上牧から登る上州三峰山     Mount Mitsumine in Minakami,Gunma”




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山頂で展望とランチを楽しんだ後は、大峰山への縦走路を探す。 いったんスキー場の道標まで戻り、そこから赤谷越峠へ進む。




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木立に巻かれたテープや赤布を頼りに樹林帯を行くと赤谷越峠の分岐に着く。




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赤谷越峠からは最低鞍部を経由し尾根筋を登るようにルートを取って行く。 大きな鉄塔が見えてきたら、その先の平らな尾根が大峰山(1,254m)である。 大峰山周辺には4基の電波塔があり、山というより台地という方が適しているだろう。




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そして、稜線の広い路をさらに南へ進むと展望台が現れる。 展望台と言っても周りの樹木が邪魔をして展望は良くない。 ただでさえ鉄塔が多く興ざめなのに、用をなさないこの展望台はいらない。 




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やがてNHKの中継塔の所でトレイルが交差する。 直進して尾根を行けば鉄ハシゴやクサリ場を通って大峰沼へ。 右へ行けば湯宿温泉から来る林道へ。 私たちは左へ曲がり往路で歩いた東面の林道に降ることにした。




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東面の斜面は雪解けで荒れていて、階段の丸太は崩れていた。




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林道に合流してからも、沼までのトレイルが判然としない。 




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それでも方向的には沼に接近しているという確信があったので、適当にササをかき分けて行くと、突然、沼の湖畔に出た。 




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最後に残雪の大峰沼をみながら休憩をする。 ベンチの側らに生えているスイセンの蕾はまだ固い。 大峰沼からパーキングまでは往路の林道を戻る。
予想外のスノーハイクであったが、久しく雪山をやらない私には、残雪の大峰沼やミズバショウの群落が見れて新鮮な山行であった。  

本ルートのマップ
私のこのトレイルへの評価: 4★ 中級者向け(残雪期)
行程距離: 約9km(大峰山登山口パーキング‐古沼‐大峰沼‐ノルン水上スキー場‐吾妻耶山‐大峰山‐大峰沼‐大峰山登山口パーキング)
標高差: 約480m
実動時間: 約5.5時間 (登山口パーキング~吾妻耶山 約2.5時間、 吾妻耶山~大峰山~登山口パーキング 約2.5時間、休憩 約0.5時間込み)

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by dream8sue | 2017-04-22 14:34 | 群馬県エリア | Trackback | Comments(0)

高崎市 マイナールート男坂から登る角落山と剣の峰     Mount Tunoochi in Takasaki, Gunma

Monday, October 24, 2016
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以前、浅間山の展望台と言われる鼻曲山に登った時に、途中の鼻曲峠から見た角落山がかっこよかった。 その角落山へ男坂から登ることにした。 角落山へは鼻曲山登山口と同じ南側の霧積温泉からアプローチするのが一般的である。 北側の男坂は、歩くハイカーも少なく荒れたルートで、急登な上にルートファインディングも難しい上級者ハイカー向けのルートである。下降は女坂(こちらは男坂よりは入っているハイカーがいるようだ)とするループトレイルだ。 
鼻曲山に興味のある方はこちらから → “上信越 霧積温泉から登る鼻曲山     Hanamagariyama in Annaka,Gunma”




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<マイカーの場合>
男坂登山口は、高崎市倉渕町から二度上峠へ行く県道の途中にある倉渕川浦温泉施設 はまゆう山荘(〒370-3405 群馬県高崎市倉渕町川浦27-80)前から左の林道に入る。 未舗装の林道を1kmほど走れば小沢に架かる橋の所に2~3台のパーキングスペースがある。 この林道をそのまま直進すれば女坂登山口方面であるが、悪路なのでお勧めしない。




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パーキングからいきなり白沢に入渓して上流へ進む。 070.gif




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左岸(川下に向かって左)寄りにうっすらと踏み跡らしきものがあるような無いような・・基本的には沢の中を行き、途中、いくつもの堤防を右岸または左岸より越える。 6つ目?あたりの堤防は、何処からも越えられそうもないように見える。と、よく見ればイエロー矢印のマークがあり、コンクリートに撃ち込まれたハシゴを登って越える。 これって、登山者のための路?なのかしら。 039.gif 




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その後も、沢の中に積まれたケルンや、赤テープを見つけながらルートを探す。 いくつかの小滝も左岸寄りの巻き路などで越える。 




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所々で高巻きなどはあるものの、基本的には白沢の沢筋に沿って上流に行く。 登山口から1時間くらいで錆びた道標と思われるものが現れる。(見落としやすいので注意) ここで沢筋から離れ、左の支尾根に入る。 034.gif




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すぐに小さな涸れ沢の二俣となるので、左の沢筋に進む。 070.gif




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沢は涸れ沢で、沢筋を進むのか、尾根に取り付いた方が良いのか迷うところであるが、忠実に沢筋を行けば、2つのボルダー(大岩)が連続して現れるので、その左脇を巻くように沢を詰める。




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沢は自然と山腹に吸収され、枯れたササの原となり、かすかな踏み跡を探しながら左上していくと岩場が現れる。 悪い岩場を乗り越え山腹をトラバースしながら左の尾根に這い上がる。




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這い上がった尾根は “岩氷・白沢分岐” で、左には雨坊頭へ続く尾根が派生している(登山道はない)。 登りだから分かるものの、このルートを下降する場合はこの分岐は分かりづらいと思う。 尾根を南に進むと角落山の北壁が木立の奥に現れる。 005.gif




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北壁は左から巻く。 側壁をトラバースするためのフィックスロープとクサリのダブルラインが現れる。 クサリの方は登高ラインとしては不自然で使えない。 おそらくクサリは古いラインと思われる。 フィックスロープに方に沿って登る。




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すると、とても登れそうにない奥壁に行き当たり、どうしたものか、とあたりをよく見れば、左端の岩場に斜度70度くらいあるクサリがセットされていた。 傾斜はつよいがスタンスは大きく安定しているので岩場に慣れているハイカーなら問題ない。 クサリ場をこなし右側が切れ落ちたリッジを登る。




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見上げると首が痛くなるような急登を四つ足で登る。 042.gif




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登り上げたリッジから、北側を振り返れば、浅間隠山がスカイラインに浮かんでいた。 この地点まで樹林の中だったので、ここで初めてずいぶんと標高を上げていることに気づく。 005.gif




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さらにリッジを左に回り込むと、再びクサリ場となる。 ここは傾斜はないがスタンスが良くないのでクサリに荷重がかかる。 008.gif




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最後のクサリ場をこなし、左へトラバースすれば “トドメキの頭” と書かれた鉄板の標識が置かれた尾根に飛び出る。 右に少しいけば赤い鳥居をくぐって角落山(1,393m)である。 山頂には山の規模には不釣り合いな大きな賽銭箱のある祠が祀られている。 066.gif




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時計廻りで山頂を一周すれば、西側にはこれから向かう剣の峰が逆光の中に浮かんでいる。




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その北側には浅間山が青い頂をのぞかせている。 072.gif




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裏側に廻って、北東には何やら岩尾根が見える。 何だろう? 名前はあるのかな? 039.gif




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登山口から角落山まで3時間40分ほどの登高であった。  
ゆっくりランチをしてから剣の峰に向かう。 063.gif
明るい雑木林の中を15分も急下降すれば、角落山と剣の峰のコルに着く。
ここは女坂との分岐点でもある。
下山はここから女坂へ。




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コルからは、剣の峰まで直線距離にして0.5kmの登行である。 クサリやフィックスロープのセットされた急登が続くが、男坂の難路に比べれば楽である。




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この大岩を廻り込むと、右側が切れ落ちた急な岩場なので要注意だよ。 034.gif




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フィックスロープのセットされた岩場を登れば遭難碑のある東の峰に着く。 
そこから紅葉した尾根を西に5分足らずで剣の峰(1,430m)に着く。 066.gif
山頂は木立に囲まれていて展望がない。 002.gif




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山頂から西に少し行けば展望が開けた場所がある。 角落山から見えた鼻曲山や浅間山が一段と近くに見える。




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そして、何といっても浅間隠山の姿が美しい。 バックには草津白根山や四阿山なども見える。 072.gif




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さて、下山は角落山とのコルまで戻る。 東の峰周辺まで戻ると先ほどランチ休憩した角落山が目の前に見える。 東斜面の紅葉が陽に照らされて綺麗だ。 072.gif




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クサリ場を慎重に降り、角落山と剣の峰のコルに着く。 ここから左の女坂へ進み、剣が峰の北壁の下をトラバースする。




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絶壁の基部はザレたルンゼ状でクサリがセットさせている。 トレイルはだいぶ踏まれた感じで今はクサリを使わなくても歩けるが、崩壊直後は悪かったと思われる。 また降雨後などもクサリがあることで安心感が得られるだろう。 045.gif




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ザレ場をトラバースすると、急に穏やかな広葉樹の森となる。 荒れた急登の男坂とは対照的で、ホッとする路である。 043.gif




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涸れ沢を横切り、判然としないトレイルを探しながら北に降れば、女坂登山口のある林道終点に出る。
コルの分岐から30分くらいと意外と早く女坂登山口に出た。  059.gif
しかし、ここからの林道歩きが結構長い。




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赤沢川に沿って蛇行している赤沢林道は崩壊地も多く、もはや車は走れないだろう。 050.gif 046.gif




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やがて赤沢川が烏川と合流して、林道を右(東)に曲がり15分ほど行けば男坂登山口に着く。 070.gif

荒れた沢筋のルートファインディングや、岩場にクサリ場と期待通りに登り甲斐のある楽しいルートだった。ただ、お世辞にも綺麗なトレイルとは言えない。 展望は西面と北面は良いが、藪が濃い時期は期待しない方が良いだろう。展望だけなら近隣の鼻曲山や浅間隠山の方が良い。

本ルートのマップ: yahoo! map
私のこのトレイルへの評価: 3★ 上級者向け
行程距離: 約8.5km(男坂登山口 9:30 ~クサリ場 11:00 ~角落山 12:10 ~女坂分岐のコル~剣の峰 13:30 ~女坂分岐のコル 14:00 ~林道終点の女坂登山口~男坂登山口 15:30)
標高差: 約580m(累積高低差740m)
実動時間: 約6時間 (登高 約3時間30分、下降 約2時間、ランチ休憩 約30分込み)

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by dream8sue | 2016-10-24 23:44 | 群馬県エリア | Trackback | Comments(0)

前橋市 赤城山 環境ガイド養成講座で歩いた出張峠から陣笠山     Debari to Jingasa in Mount Akagi

Saturday, October 15, 2016
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赤城山環境ガイドボランティア養成講座とは、NPO法人赤城自然塾が行う赤城山の魅力を発信できる人材育成を目的としたプログラムで、毎年初夏から冬の実践講習を行っている。
日本に帰国して早3年目になり、帰国して初めて赤城山を登った。 この3年間で主なピークは登り、最後に残ったのが今回歩くマイナーな外輪山(出張山・薬師岳・陣笠山)。 どうせ登るならもっと赤城山のことを知るのも良いだろうと思い、この講座に申し込んだ。 ガイドボランティアなんて柄ではないが、前橋市民として、自然を愛するネイチャー人間として地元の赤城山のことを勉強するのもいいだろう。  027.gif
赤城山は富士山に次いで日本で2番目に広いすそ野を持つ山である。 カルデラ湖の大沼を囲むように最高峰の黒檜山を筆頭に駒ケ岳地蔵岳長七郎山などのピークがある。 そんな中で大沼の北西に位置する出張山~薬師岳~陣笠山は標高も低く、訪れるハイカーも少ない地味な外輪山である。




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<公共交通の場合>
今回は時計回りで歩くので登山口は、大沼の西にある厚生団地入口からである。
JR両毛線の前橋駅から路線バス(関越交通)で富士見温泉行きに乗り、赤城ビジターセンター行きに乗り換え、 “厚生団地入口” バス停下車。 
週末は赤城山直通バス(4/1~10/31土日祝運行)もあるので、それらをうまく利用しよう。

<マイカーの場合>
マイカー利用の場合は、国道17号線で渋川方面に向かい、市街の “住吉町交番前” の交差点を右折、その先3つ目の交差点で県道4号線を左折する。
県道4号線は通称 “赤城県道” と言われる道なのでこの道をひたすら赤城山に向かって走れば観光案内所のある白樺牧場を経由し、大沼の湖畔へ下って行く。 
湖畔へ下る途中の “厚生団地入口” バス停の三叉路を左に入り湖畔を西に走る。 
大沼水門の三叉路(県営赤城山キャンプ場まで行かない)を左に入った所に古いトーテムポールの立つパーキングがある。




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厚生団地入口パーキングから西へ舗装道路を林間学校の建物まで行く。 




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林間学校の前から、渋川市赤城町深山へ続く関東ふれあいの道が始まっている。 出張峠まではこの関東ふれあいの道を20分ほど行く。 070.gif




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ちなみに、林間学校の手前の三叉路を右に少し行った空き地にフジアザミの群落がある。 もう花は無いだろうと思っていたら、かろうじて咲いていた。 056.gif




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関東ふれあいの道の緩やかな坂道を登れば、山ブドウの木が生い茂る出張峠に着く。 私はこの峠には今年の夏に鈴ヶ岳に登った際に訪れたばかりである。 ハイキングパートナーについて考えさせられた最悪な思い出の山行だった。 → “前橋市 赤城山 静かなトレイル鈴ヶ岳     Suzugatake in Mount Akagi, Gunma”




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出張峠を右に曲がり、北東に向かって緩やかな尾根を行く。 




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出張峠から15分くらいで大沼方面(東~南側)の眺望が良い出張山(1,475m)に着く。 このルート上の外輪山は尾根の西~北側の展望はあまり良くない。
環境ガイド養成講座ということで、マメ知識その1 : 赤城山は50万年前にできた標高2500mの富士山型の成層火山が20万年前の山体崩壊で大きく崩れ、現在の多くの外輪山と広いすそ野を持つ山となった。とさ。 027.gif




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出張山で一休みしたら、野坂峠を目指して緩やかなアップダウンを繰り返す。




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かすかに始まった湖畔の紅葉を眼下にみながら明るい尾根を行く。




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ミズナラやダケカンバの生える自然林の根元にはササが生い茂っている。
環境ガイド養成講座ということで、マメ知識その2 : 大型のササ類一般をクマザサと言いことが多いが、この周辺のササの品種はスズタケや小型のミヤコザサというのが占めているようだ。 027.gif




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ササの茂みに混じって、ボロボロになったリンドウが1株だけ咲いていた。 紅葉と入れ替えに花のシーズンは終わる。 お疲れ様でした~また来年会おうね。 037.gif 056.gif




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出張山から30分ほどで野坂峠の分岐が現れる。 この分岐を北に行けば沼田方面へ行く。 こんなトレイルもあったなんて知らなかった! 046.gif
野坂峠からひと登りで薬師岳(1,528m)である。 ピークと言っても縦走路の一部のような感じで、眺望も無い、本当に地味な山だ。 025.gif



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薬師岳から陣笠山へのトレイルは東よりに角度を変えて進む。 070.gif




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環境ガイド養成講座ということで、マメ知識その3 :  近年、日光をはじめ鹿の食害が広がっているが、鹿はリョウブの木(写真左)が大好きだ。 山で肌を露わにしているリョウブの木を見かけたら、それはきっと鹿の仕業だろう。 また、鹿の背丈ほどの幹がそっくり樹皮を食べられている(写真右)が、このように幹の円周をそっくり食べられてしまった樹木は光合成で得た栄養が根に届かなくなり枯れてしまうそうだ。 027.gif




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右手には大沼の大展望が広がる。 072.gif 043.gif




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赤城山周辺のカエデの種類など、お勉強しながら歩いているうちに陣笠山(1,489m)に到着。 広場のような陣笠山ピークからは東に黒檜山が大きくそびえている。 ここでゆっくりランチ休憩。 063.gif




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さて、下山は大沼湖畔の県営キャンプ場へ降ろう。 陣笠山から東に行くと五輪峠への分岐が現れるので、ここを右に曲がり南の尾根を降る。 ササの尾根から樹林帯の急な下り坂となる。




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陣笠山から30分ほどで、キャンプ場の上の私道に出る。 左にある閉鎖になった民間施設の脇のトレイルに入り5分くらい降れば湖畔のキャンプサイトに出る。 071.gif




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この県営キャンプ場はわずらわしい予約など一切不要で、きれいなのに無料という、今時珍しく良心的なキャンプ場である。 そしてこの景色つき! 文句なしにtwo thumbs-up! 049.gif 049.gif




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紅葉が青空に映えて綺麗だ。  072.gif 058.gif




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輝く湖面に浮かぶ釣り船がいいね~! 043.gif




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キャンプ場からは湖畔の周回道路を10分ほど西に歩き、水門の所で三叉路を右に曲がればパーキングに戻る。 070.gif




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外輪山ハイキングはここで終わり。
赤城山環境ガイドボランティア養成講座としては、この後、ビジターセンターまで車で移動して1時間ほどの講義を受けて終了。 いや~いろいろ為になりました。 
ちなみに、百名山とやらには全く興味の無い私は、赤城山が百名山の一座ということも今回の講習で初めて知った。 041.gif
赤城山に興味のある人は、毎年行われているようなので1度参加してみたらいかかだろうか。  049.gif
詳細はこちらから → 赤城山環境ガイドボランティア養成講座

帰りのバス待ちの時間があったので、覚満淵を散策することにする。 
大沼の東側(ビジターセンターの隣)に位置する覚満淵は、1周30分程の遊歩道が設けられている赤城山唯一の湿原である。




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私は、何度か歩いている遊歩道であるが、秋の夕暮れに歩くのは初めてだ。




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湿原植物のヌマガヤが白く枯れて、まるで霜が降りたようにも見える。




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鏡のような湖面に映る山と、赤い実が晩秋を感じさせる。 ちょっと寂しい気分になるのは私だけ? 002.gif 003.gif




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小地蔵(1,574m)と、湖面に映し出された逆さ小地蔵。 

3年間で主な赤城山のピークは登ってしまった。 あと気になるのは鈴ヶ岳山行の時に敗退した沼尾川に沿ったトレイルだ。 今は廃道?になってしまったようだが興味をそそられる。 来年、どなたか一緒に廃道探険しませんか? 051.gif

本ルートのマップ: yahoo! map
私のこのトレイルへの評価: 4★ 初級者向け
行程距離: 約4km(厚生団地入口パーキング10:00 ~出張峠~出張山~野坂峠~薬師岳11:30 ~陣笠山11:45-12:40 ~湖畔キャンプ場~厚生団地パーキング13:30)
標高差: 約180m
実動時間: 約3.5時間 (1時間のランチ休憩込み) + 覚満淵1周 約30分

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by dream8sue | 2016-10-15 01:14 | 群馬県エリア | Trackback | Comments(0)

前橋市 赤城山 静かなトレイル鈴ヶ岳     Suzugatake in Mount Akagi, Gunma

Friday, August 26, 2016
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赤城山は、カルデラ湖の大沼を取り囲む外輪山である黒檜山、駒ヶ岳、地蔵岳や、小沼の東にある小地蔵岳や長七郎山、少し離れて位置する鈴ヶ岳、荒山、鍋割山などの総称である。
そして、今回訪れた鈴ヶ岳は、大沼の西に位置し、他の外輪山に比べ地形的に孤立しているので、訪れるハイカーも少なく静かな山行を楽しむことができる。  049.gif




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<公共交通の場合>
JR両毛線の前橋駅から路線バス(関越交通)で富士見温泉行きに乗り、赤城ビジターセンター行きに乗り換え、新坂平バス停下車。 
週末は赤城山直通バス(4/1~10/31土日祝運行)もあるので、それらをうまく利用しよう。

<マイカーの場合>
マイカー利用の場合は、国道17号線で渋川方面に向かい、市街の “住吉町交番前” の交差点を右折、その先3つ目の交差点で県道4号線を左折する。
県道4号線は通称 “赤城県道” と言われる道なのでこの道をひたすら赤城山に向かって走れば観光案内所のある白樺牧場を経由し、大沼の湖畔に至る。
鈴ヶ岳登山口の新坂平は、白樺牧場の南端にある。
白樺牧場の西にはこれから登る鍬柄山などの尾根がそびえている。




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鍬柄山まではツツジと白樺の森を進むこのトレイルは、この時期はササの中を歩く印象だが、新緑やツツジの開花時季ならさぞかし気持ちの良いトレイルかと思う。 ハイキングにおいて、トレイルへの印象は歩く季節で大きく変わるからね。
登山口から少し登ると、途中で2つに分かれる路が数ヶ所あるが、基本的に尾根筋に沿って北に進む。 ずうっと有刺鉄線の柵が設置されているのが気になるが獣避けだろうか?




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30分ほどの登りで1,4987mの小ピークを越える。 その先にある見晴らしの良い露岩にたち寄り、早速展望を楽しむ。 072.gif
眼下には白樺とレンゲツツジの群落である白樺牧場が広がっている。 まだらな樹木はツツジの木で、5月~6月にかけて辺りを紅く染める光景は一見の価値がある。 ちなみに毎年6月上旬にはツツジ祭りが開催されている。
見えている赤い屋根は、赤城山総合観光案内所だ。 赤城山の情報やハイキングマップなどを得ることができる。




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鍬柄峠からやや傾斜のきつい尾根をひと登りで鍬柄山に着く。




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鍬柄山のピークは、それほど広くはないが展望は素晴らしい。 東側には電波塔の建ち並ぶ地蔵岳が県道4号線を挟んで対岸にそびえている。 
地蔵岳ハイクはこちらから → “前橋市 赤城山 霧の地蔵岳と大沼一周   Jizodake in Mount Akagi”





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北側には大沼を取り囲む外輪山、とりわけ赤城山最高峰の黒檜山から駒ケ岳の山並みが一望できる。
晴れていれば、上毛三山の他の2座である榛名山と妙義山をはじめ、浅間山や八ヶ岳、上州武尊山や尾瀬の至仏山や燧ヶ岳なども見えるようだが、この日は雨上がりの雲の多いスカイコンディションで見えなかった。
黒檜山から駒ケ岳ハイクはこちらから →  “前橋市 赤城山 雨あがりの黒檜山から駒ヶ岳   kurobisan & Komagatake in Mount Akagi”





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鍬柄山でしばし展望を楽しんだら、鈴ヶ岳への縦走を続けよう。 鍬柄山直下はガレたヤセ尾根なのでスリップ注意。 034.gif 木立の間から姿をのぞかせる鈴ヶ岳が、思った以上に大きく高く感じる。




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ヤセ尾根を降りきった鞍部が大ダオだ。 南北には渋川市の赤城キャンプ場から周回するルートが交わっている。北回りと南回りがあり、いずれもこの大ダオで私たちが歩いてきた新坂平ルートと合流する。 




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ツツジの咲く初夏とは違い、この時期の鈴ヶ岳は華やかさに欠けている。そんな中で見つけたのがアキノキリンソウ(写真左)とミヤマママコナ(写真右)。今年も会えたね。 043.gif 056.gif




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鈴ヶ岳へは、大ダオを直進して北西の急な尾根を進む。フィックスロープがセットされた岩場が出てくる。




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岩場を越えると南面が切れ落ちた尾根上に出る。南東に歩いてきた鍬柄山方面の稜線が見える。 072.gif




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さらに自然林の尾根を登っていく。 大きな石が露出したトレイルには、側らに石碑が現れる。山頂はもうすぐそこだ。




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ようやくたどり着いた山頂には、かつての信仰の山にありがちな大きな石碑が祀られている。 




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山頂でランチ休憩の際に帰路ルートについて話し合う。
大ダオの登り返しを避け、大沼から流れている沢筋のルートを戻ることにした。
が、このルートは地図上には残っているが、あまり歩かれていないルートのようだ。
万が一、通れなくてもすぐ隣にりっぱな関東ふれあいの道があるので、それを歩けば良いと軽く考えていたのだが・・
鈴ヶ岳から大ダオまでは往路を戻り、大ダオで左に折れ、北回りルートに入る。




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北面に入るやいなやキク科の花が出迎えてくれ、気分はルンルンだ。 056.gif




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やがてシダの森となる。




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どんどん標高を下げて涸れ沢をトラバースする辺りは、日照の少ない北面らしく苔に覆われたしっとりした雰囲気の森となる。 043.gif




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鈴ヶ岳一帯は、 “鈴ヶ岳県自然環境保全地区(特別地区)” に指定されていて、ミズナラなどの自然林からなる優れた自然環境を維持している・・らしい。素晴らしい! 049.gif




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ひとしきり降ると関東ふれあいの道に飛び出る。左に行けば渋川市の赤城キャンプ場へ続く。 ここは右へ折れ大沼方面に進む。




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山腹を巻き降り木橋のかかる顕著な沢(沼尾川)に行き着く。 この沢の左岸にルートがあるわけなのだが、案の定あまり踏まれていない。 039.gif




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それでも行けるところまで沢筋に沿って上流に進んでみた。途中の木に古い赤テープが一カ所だけあった。渡渉して右岸に渡ったあたりまでは地図通りなのだが、右岸の踏み跡が消えてしまっている。沢歩きになってしまったので30分ほど歩いた辺りで引き返した。 070.gif




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木橋まで戻り、そのまま大沼まで関東ふれあいの道を行く。 始めはカラマツ林の中のなだらかな登り坂を行く。 そのうちに自然林に変わり、木段の急な登り坂となる。 予想外の急登に、大沼はまだかまだかと思いながら息を切らせて登ると、大沼の北側に連なる出張山~薬師岳~陣笠山への縦走路の分岐に着く。これらの山は他の外輪山とは異なり標高も低く地味な存在だ。大沼湖畔へは分岐を縦走路から外れて右に進む。 042.gif




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分岐からは、ほぼ水平移動の巻き路で建物の並ぶ舗装道路に出る。




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舗装道路を5分ほど東に行けば大沼湖畔の周遊道路に合流する。 ここからは舗装道路の歩きとなるので、ちょっとかったるいので、昔イタリアでよくやったヒッチハイクをやってみたら、1分もしないで車が捕まった。老夫婦の車にドライバーだけが同乗させてもらい新坂平のパーキングまで車を取りに行く。残りのメンバーは、歩いて青木旅館前で車を待ち、午後4時には帰路についた。




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赤城山周辺のハイキングトレイルは、どこも良く整備されていて迷うことはない。 
今回は下山に余りにマイナーなルートを選んでしまったため、1時間ほど時間をロスしてしまった。
しかし、あくまで私の中では想定内のことであり、遭難レベルの遅れでは全くない。 
今回、途中で引き返した沼尾川沿いのルートは、ほぼ廃道のようだが、いつか機会があったら探索してみたいルートである。


このトレイルへの評価: 4★ 初級~中級者向け
行程距離: 約8km(新坂平パーキング‐鍬柄峠‐鍬柄山‐大ダオ‐鈴ヶ岳‐大ダオ‐関東ふれあいの道分岐‐出張山分岐 - 大沼北岸)
標高差: 約150m (累計高低差 約600m)
実動時間: 約7時間 (沼尾川沿いのルート探索、休憩込み)





【ハイキングパートナー選びについて思ったこと】
今回、同行メンバーの2人(ご夫婦)が下山後に用事があるとのことで、下山予定時間に遅れてしまったことに対して、1人のメンバー(Aさん)からひどくお叱りを受けた。
リーダーだからといってすべてのトレイルを知っている訳ではない。経験値のあるハイカーならこの辺りの事情は分かってもらえるのだが、登山経験の浅いAさんは遭難でもしたかのようなパニック状態になってしまって、Aさんの取り乱しようにこちらのほうが驚いてしまった。
ちなみに、用事とは孫の保育園へのお迎えで、これも孫の母親(Aさんの娘)が行けるので、結局は母親が迎えに行った。
同ルート往復ではなく、ループトレイルに変更したのが悪いと責められ、リーダーであった私への怒りがとまらない様子で、この日を境に絶縁状態になってしまった。下山時間が少し遅れただけでここまで険悪なムードになるとは思ってもいなかったので、私も戸惑ってしまった。

Aさんとは過去にも何度か西上州などのもっと難しい岩山を登っており、多少のトラブルも私の機転で切り抜けてきたし、Aさんもここまでテンバる様子もなく着実に実力をつけていたと思っていたのだが、甘かった。
面倒を見てやったと思っていたのは、どうやら私の一人よがりだったようだ。最後は私のことを自分勝手で危険な人物とまで公に言っていた。
今後はケツカッチン(時間制限のある人)と、短気で冷静さに欠ける人、自分では努力もしないで、すべてリーダーに依存し、何かあればリーダーを責めるような人とは同行したくないと思った。
何が起こるかわからないのが登山やハイキングなどの自然を相手にする遊びである。100%のギャランティーをリーダーに求めるなら、この手のハイカーはお金を払ってガイド登山をするべきだ。

また、今後は向上心と協調性の無い、ハイキングを始めたばかりのド素人とは同行しないと決めた。楽しいはずの、そして気分転換のはずのハイキングで嫌な思いをしたり、ストレスを感じるのでは本末転倒だからね。 生死を共にするクライミングのパートナー選びからみれば、ハイキングのパートナー選びはイージーだと思っていたが、これはこれで色々と人選が必要なようだ。2013年からハイキングを始め、こんなに気分の悪いハイキングは初めてだ。改めてパートナー選びの重要性を感じた。やれやれ疲れるね~

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by dream8sue | 2016-08-26 20:57 | 群馬県エリア | Trackback | Comments(0)

片品村 武尊牧場の湿原巡りで熊の気配とヒメカイウ     Hotaka Marshland in Katashina, Gunma

Friday, June 10, 2016
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日本に帰国して早2年になる。カリフォルニアのトレイルは、トレイル自体が面白いものが多く、必ずしも山頂を極めなくても十分楽しい。だが、日本のトレイルはほとんど山のピークへ登るためのトレイルである。最近は、ハイキングというより登山といった山行が多く、ピークハンターでは無い私としてはちょっと飽き飽きしてきた。 I am getting sick of mountain climbing! 021.gif 015.gif
山登りでは無いとなると、滝巡りか湿原巡りしかないかな~・・ということで、かねてより一度見てみたいと思っていた “ヒメカイウ” を見に上州武尊山の麓にある湿原(花咲湿原、武尊田代)に行くことにした。 056.gif




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<マイカーの場合(前橋方面から)>
関越自動車道の沼田ICで下車し、国道120号線を日光方面へ向かう。 吹割の滝を過ぎて “平川” の信号を左折し県道64号線に入る。約4km走り花咲温泉の民宿通りを過ぎ三叉路を右に進む。 この三叉路までは、川場温泉から背嶺峠(トンネル)を越えるルートもあるが、120号線からの方がわかり易い。 三叉路からは北に6.5kmほど直進すれば武尊牧場のスキー場に着く。途中、西俣沢と東俣沢の合流点に架かる橋を渡るところで、東俣パーキングへ行くゲートがあるが、現在は土砂崩れのため通行禁止で閉鎖されている。

この時季の武尊牧場はレンゲツツジが満開で、夏山リフトが運行している。マイカーはこの夏山リフト乗り場までスキー場の中を走ることができる。
夏山リフトの運行日が決まっているので、事前にカレンダーを調べて行くと良いだろう。→  “片品 ほたか牧場 夏山リフト キャンプ場” 

スキー場から見上げる上州武尊山(写真上)。 こちら側から見る上州武尊山(川場尾根)は、昨年の夏に登った辛い山行を思い出させる。放射線治療を終えたばかりの私は、副作用でヨレヨレになってしまったのだ。 007.gif
→ “片品村 上州武尊山 オグナほたか口から登る夏の剣ヶ峰 Kengamine in Katashina, Gunma




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リフトを降りると、武尊牧場のキャンプ場である。 ここで数日前に “ツツジ祭り” が行われたと言うだけのことはあり、ものすごい数のレンゲツツジが咲き誇っていた。 056.gif




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西には上州武尊山がそびえている。 この武尊牧場からも登山道があり、武尊避難小屋経由で片道約6kmコースだ。 034.gif




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登山口方向(北西方向)に牧場内の舗装道路を行くと、レンゲツツジの群落の中に人工池がある。 072.gif




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池の周りからカエルの合唱が聞こえてくる。近づいて観察するとオタマジャクシがウジャウジャしていた。写真では大きさが伝わらないが、普通のオタマジャクシよりかなり大きい。これだけ集まると、キモイ! 020.gif 池の周りの樹木に綿菓子?・・じゃなくてカエルの卵かな?・・がハンギングしていた。

そういえば、タスマニアの Cradle Mountain にもオタマジャクシがいっぱいの湖があったな~
→ “Traveling in Tasmania by Solo Japanese woman <Day 5>日本人女性のタスマニア一周ひとり旅 Cradle Mountain-Lake St Clair NP in Tasmania AU




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レンゲツツジのドライフラワーかな? 037.gif




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さて、レンゲツツジの花見を楽しんだら、お目当てのヒメカイウを探しに行こう。 休憩所の横を通って森へと進む。 070.gif




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ダケカンバの林の中に咲くレンゲツツジが緑に映えて、これまた美しい。 056.gif 043.gif




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ツツジの他にもキンポウゲの群落や、ベニバナイチヤクソウもちらほらと見うけられる。 056.gif




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そして、登山ポストのある上州武尊山への登山口が現れる。 この登山道とは別にブナ林を歩く4kmトレイル(遊歩道)が、登山道を挟むようにループで作られている。




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登山口から4kmトレイル(遊歩道)の方に行けば、ヒメカイウ群生地があるようなので、この赤い道標に従って左へ行く。




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ブナ林に入って5分程で、 “ヒメカイウ群生地” の小さな看板があり、湿原いっぱいに里芋の葉っぱのような植物がびっしりと生えていた。こんなにたくさんの株なのに1本も花をつけていない。訪れたのが早かったようだ。 “ここで見られないなら武尊田代の方も咲いていないかな~” 039.gif 思いっきり落胆したが、微かな希望を胸に秘めて先を急ぐ。




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ふと見ると、木の根の穴にすっぽり収まってスミレ?が生えていた。 天然の植木鉢みたい。自然ってやっぱりいいな~ 001.gif




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天然植木鉢に気を取り直して、4kmトレイル(遊歩道)を進むと、上州武尊山への登山道に合流する。そこにはコンクリートの池?が作られていて、映画 “眠る男” のロケ地との案内があった。 映画では森の精霊に会うらしいが、実際のこの森では熊との遭遇が懸念される。 025.gif

さて、当初の私の予定では、ここで遊歩道から分かれて、上州武尊山への登山道へ進み途中から湿原ルートに入る(時計回りする)予定だったのだが、ここでまさかのミスジャッジ! 登山道へ行ってはいけないと思い込み4kmトレイルの周回ルートに進み、結果的に登山口方向に戻ってしまった。 008.gif




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それでも、4kmトレイル(遊歩道)はブナ林の中を行く快適なトレイルなので気づかないままルンルン気分で歩く。 060.gif 070.gif




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足元には、ユキザサ、ズダヤクシュ、エゾノヨツバムグラ、タニギキョウ(写真上)、マイヅルソウ(写真右)などが花盛りで楽しい。 056.gif 043.gif





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そして、レンゲツツジの咲く広場に戻ってしまって、初めて自分が4kmトレイル(遊歩道)を周回してしまったことに気づいた。 005.gif 008.gif
仕方なく東俣パーキングへ進み、湿原へ反時計廻りで行くことにする。
東俣パーキングへは木段が埋め込まれた下り坂の連絡トレイルとなる。
が、ここで昨年のものと思われる注意書きが置かれていた。
「花咲湿原付近で熊による人的被害が発生しました。登山道などで遭遇するかもしれません。・・・省略・・・片品村農林建設課」
“う~ん、どうしよう・・とりあえず熊鈴を装着しておこう・・” 008.gif 039.gif




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4kmトレイル(遊歩道)の分岐から東俣パーキングへは0.5kmほどの連絡トレイルだが、この間にもツボスミレ?(写真左)やサワハコベ(写真右)などの野花がたくさん咲いていた。 056.gif
東俣パーキングは、 “こんなに広いパーキングが使用されていないのはもったいないな~” と思えるほど立派なものだ。
 



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実質的な湿原巡りはこのパーキングから始まる。しかし、4kmトレイル(遊歩道)を周回してしまったので、すでに2時間が経っている。 “ここから10kmか~ リフトの最終乗車時刻4時30分に間に合うかな~?” と、いささか時間が気になるが、ヒメカイウを見たい一心で湿原巡りのトレイル(自然観察遊歩道)へ足を踏み入れるのであった。 071.gif




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まずは花咲湿原まで、2つの沢を越える2.6kmのトレイルだ。 東俣パーキングの北側を東西に流れる草倉沢へ降り沢の右岸(川下に向かって右)を行く。




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クリンソウが咲く湿ったトレイルを沢の上流方向に進む。 056.gif




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しばらく行くと、草倉沢を渡渉するポイントに着くが、木橋は破損しているので飛び石で越える。 071.gif




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一旦、沢筋から離れ、しばらく、なだらかな尾根の山腹を行く。 070.gif




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カラマツ林の中の登りをこなせば、休憩舎のある見通しの良い笹原に出る。 072.gif




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笹原から緩やかなアップダウンの後、林道に出る。 林道を右(東)に10m行くと大きな案内板がある。
林道を挟み案内板と反対側の山腹へ進むトレイルに入るのだが、そのトレイルは “え!ここでいいの?” って思うような藪に覆われた入口である。 039.gif 025.gif




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すぐに江戸沢左俣の流れに出る。
ここからは沢筋なので、水辺を好む花がたくさん見られる。 056.gif
一見スミレに似ているがスミレではない、オオバミゾホオズキ。
お久しぶりにぶりで~す。 043.gif
私がこの花を初めて見たのは北海道の雨竜沼湿原であった。
→ “北海道 芽吹きの湿原から南暑寒岳を登る   Minamishokandake in Hokkaido




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江戸沢左俣の支流に沿って行くと、またもや渡渉となる。
オオバミゾホオズキの他にも、水際で華麗に咲く白い花がある。 056.gif
ニリンソウかな? サンリンソウかな?




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渡渉の後は沢から離れ、ダケカンバやブナの森を抜ける。
花咲湿原までは、あと1km弱だ。
ブナの森と言えば、必ずいるはずのギンちゃんこと、ギンリョウソウ。 056.gif

このギンちゃんは色々な山で見かけるが、印象に残っているのが、昨年の今頃に訪れたカヤの平である。
日本一美しいというブナ林には、ギンちゃんファミリーが一族、親戚まで引き連れて群生していた。 041.gif
→ “上信越 カヤの平高原 ブナ林に眠る2つの湿原   Kayanodaira in Jōshin'etsu-kōgen National Park




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そして、東俣パーキングから1時間20分ほどで、ブナ林から突然目の前が開ける。 そこは花咲湿原であった。 古びた木道が北に伸びている。




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と、ここで嫌な予感! 木道は全体的にだいぶ古く朽ち果てている感じなのだが、この荒れ方は尋常ではない。何者かによって破壊されている感じだ。 005.gif 008.gif
 



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そこには何かの足跡も残っている。 鹿かな? 猪かな? もしかして熊? 035.gif 人食い熊のニュースも報じられていたし、 熊だとしたら、それはクマった(困った)な~・・なんてダジャレってる場合ではないぞ! 008.gif  武器はハイキングストックしかないな~・・熊の急所は鼻らしいから、いざとなったらストックで鼻を攻撃しよう。でも、的を外してしまったらどうなるのか? こんなことならフェンシングか剣道でも習っておけばよかった! とりあえず熊鈴を全開で鳴らしてさっさと行こう。 017.gif




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また、木道のコンディションについてであるが、古くて板が腐っているのは仕方ないとしても、釘が高く突起しているのが実に歩きづらい。 008.gif
湿原といっても隣接する尾瀬と比べて魅力も薄い、近年の熊の出没に、東俣パーキングへの林道崩壊など、このエリアへのテコ入れは難しい問題があるのだろうか? 039.gif 002.gif

追記:  片品村役場むらづくり観光課へ確認したところ下記のような回答がありました。
担当の萩原様、丁寧に回答下さりありがとうございます。 大好きな尾瀬をはじめ、自然豊かな片品村を応援しています。 040.gif

【武尊牧場の花咲湿原での木道破損は熊の仕業でしょうか?】
木道破損は「熊」の仕業?!かどうかは確かではありませんが、いずれにしても「熊」の目撃情報は多いですので、熊鈴等の対策装備は十分していただきお越し下さい。

【木道修復の予定などは無いのでしょうか?】
現在、現地調査を行い修復必要な個所は修復する方向で検討しております。
なお、登山の自然性を守るためには、自然状態に近いルートを可能な限り残すことが必要ではないかと考えていますので、過剰な整備等は避けたいと思います。






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熊の気配に恐々としながらも、静かな湿原歩きは気持ちが良い。
水量の多い尾瀬に比べたらだいぶ乾燥化した感じではあるが、その素朴なたたずまいは決して悪くはない。 049.gif
この時季はワタスゲやコバイケイソウ、白や紫のスミレがいっぱい咲いている。 056.gif




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さて、ヒメカイウを求めて花咲湿原から武尊田代の湿原へ向かう。花咲湿原から短い坂を登れば、ブナの森の中に続く歩き易いトレイルとなる。




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そして、花咲湿原と武尊田代の中間くらいに “ヒメカイウ群生地” と書かれた立派な看板が現れた。看板の奥には細い水草のような中にヒメカイウと思われる植物が生えている。




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白い花らしきものが見えるので、ズームしてみれば、ヒメカイウで間違いなさそうだ。 ミズバショウの小型バージョンのような? 花屋で売っているカラーのような? やっと会えたね。 043.gif 熊はミズバショウも食べるらしいから、熊に食べられないようにね。・・って、私も熊の餌にならないように気をつけねば・・ 037.gif 035.gif




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ヒメカイウ群生地から程なくして、武尊牧場90分の道標が現れる。

ここを右に行き、ぬかるんだ湿地帯をトラバースすれば武尊田代の大湿原に着く。




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武尊田代の湿原には木道は無いので、湿原の周りを一周する遊歩道を歩くことになる。ここでもレンゲツツジが美しい。 056.gif




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見た目は湿原というより、大草原のように見えるが、ワタスゲやコバイケイソウなどが群生する湿原である。




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周回トレイルの途中には、みなかみ町からアプローチする、上州武尊山の登山口がある。こちら側からのルートも武尊避難小屋で武尊牧場からのルートと合流する。





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さて、お楽しみの湿原巡りを終え、後は武尊牧場まで90分のトレイル(自然観察遊歩道)をひたすら歩くだけだ。 今までの沢筋のトレイルとは違い、笹の生い茂る広葉樹林の森を行くので、あまり面白くない。




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尾根の山腹を、ときどき小沢を横切りながらのトレイルなので、アップダウンはさほど大きくはない。

武尊田代から3.4km、1時間ほどでようやく上州武尊山の登山道と合流する。




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武尊牧場まで、若いブナの樹林帯を通り、映画のロケ地を経由して登山口まで戻る。 登山口からリフト乗り場までダッシュで戻り、何とか最終乗車時間に間に合った。 042.gif 万が一リフトに乗れなくてもスキー場を歩いて降りるだけなのでリフト乗り場のパーキングまでは15分くらいだろう。 070.gif




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念願のヒメカイウも数は少なかったけれど見ることができたし、何より多くの種類の花を見られた。
単独だったので熊の気配が怖かった。 008.gif
ヒメカイウは6月下旬から7月上旬が見頃らしいので、これから行く方は単独は避けた方が良いだろう。 034.gif
単独で行くなら熊避けグッズは必携だよ。 034.gif
あと熊と戦うならフェンシングを習っておこう。 041.gif

今年は西上州の三ツ岩岳赤城山でアカヤシオ、荒船山でミツバツツジ、高ジョッキでヤマツツジ、庚申山皇海山でシロヤシオを堪能した。
そして締めは武尊牧場でレンゲツツジだった。もうツツジはいいです。 003.gif

私のこのトレイルへの評価: 4★ 中級者向け(4kmトレイルだけなら初心者、初級者向け)
行程距離: 約12km(武尊牧場キャンプ場‐4km遊歩道周回‐東俣パーキング‐花咲湿原‐武尊田代‐上州武尊山登山道分岐‐武尊牧場キャンプ場)
標高差: 約310m(累積高低差 約560m)
実動時間: 約6時間 (4kmトレイル2時間、湿原巡り4時間、休憩込み)

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by dream8sue | 2016-06-10 04:11 | 群馬県エリア | Trackback | Comments(2)

長野原町 小さな2つの山 高ジョッキ・丸岩      Takajyoki & Maruiwa in Higashiagatsuma, Gunma

Saturday, May 21, 2016
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高ジョッキと丸山は浅間山の北東約20kmにある小さな山だ。高く突き出た突起を意味する高ジョッキは、群馬県長野原町と東吾妻町のボーダーラインにある。丸山は長野原町に位置し、JR吾妻線に沿って国道145号線を西に走ると東壁が際立って見える奇峰である。




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<マイカーの場合(前橋方面から)>
アクセスは渋川経由で長野原町へ入るルートもあるが、私は高崎から国道406号線を走り倉渕経由で東吾妻町に入った。 
国道406号線は “草津街道” ともいうらしいが初めて走るこの街道がなかなか良い。 049.gif
“大戸” の信号を左折すると、岩櫃山のミニチュア版みたいな岩壁が現れたり、 “須賀尾宿” という宿場は碓氷峠の坂本宿同様、昔の屋号を家の門に掛けてあったりして面白い。 013.gif 049.gif
→ “群馬の駅からハイク vol.3 : 安中市松井田町  碓井峠のアプトの道を歩く





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高ジョッキの登山口は国道406号線で山道を登り切った “須賀尾峠” (東吾妻町と長野原町の郡境)にある。

峠の右側の一段高い所にある小さな子育地蔵が目印だ。

パーキングは峠周辺の路肩に数台可能。




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登山口から北に伸びるトレイルを進む。コナラの縦縞模様の樹皮が美しい。 072.gif




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奥に進むと、入口からは見えなかったヤマツツジの群落が現れる。 056.gif




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うるさいほどにハルゼミが鳴いている。緑も新緑と呼ぶには遅い、濃い緑になって、一気に夏を感じる気配だ。 042.gif




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北尾根を登り切るあたりに大きな露岩が現れる。

露岩を越えると、真新しい三角点のある伐採地の小ピークに着く。

トレイルはここから右(東)に角度を変える。




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おおむね樹林帯の中であるが、時々、左手(北側)に長野原町の景色が木立の間からのぞく。




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全体的にヤセ尾根であるが、高い樹木の中なので高度感は無い。コナラの木とツツジのコラボレージョンが見事だ。 072.gif




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時々現れる露岩には巻き路が付けられている。 071.gif




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展望は無いが、ツツジのトンネルに心が躍る。 043.gif 056.gif




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尾根上の小さなアップダウンを何度か繰り返した後に、北側がスパッと切れ落ちた急斜面の岩場が出てくる。




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岩場を登ると、北側には丸岩が眼下に見えてくる。丸岩には昔、丸岩城があったらしいが、三方とも岩壁に囲まれた天然要塞だ。特に東壁がすごい! 005.gif この景色をみたら丸岩へも登ってみたくなるでしょう! 041.gif 070.gif




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岩場を登り、なおもヤマツツジの咲くヤセ尾根を進めば高ジョッキの山頂は近い。




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山頂には登山口から1時間もかからないで着いた。 066.gif
旗が掲げられ、低木に囲まれていてあまり展望は良くない。
ミツバツツジの群落になっているが、花は終わっていた。
訪れるのが少し遅かったようだ。 002.gif




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見上げればマルバアオダモの花が満開だ。 056.gif 056.gif




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山頂から北側の展望。国道145号線沿いの街並みを挟んで対岸には、いつか登ってみたい高間山と王城山が見える。秋から冬の空気が澄んでいる時季なら草津白根山や谷川岳なども見えるらしい。 072.gif




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ほぼ真南には秋に登った浅間隠山や、やはりいつか登ってみたい角落山などが見える。
→ “高崎市 二度上峠から登る秋の浅間隠山 Asamakakusiyama in Takasaki, Gunma




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高ジョッキで展望を楽しんだら、下山は須賀尾峠まで往路を戻る。 070.gif

私のこのトレイルへの評価: 4★ 初級者向け
行程距離: 約3km(須賀尾峠登山口‐三角点ピーク‐高ジョッキ‐三角点ピーク‐須賀尾峠登山口)
標高差: 約200m
実動時間: 約2時間 (休憩込み)






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丸岩の登山口は、須賀尾峠を長野原町側へ600mほど進み、ヘアピンカーブの手前に “丸岩入口” と書かれた小さな標識が2つある。

低い標識なので車で移動の場合は見落とさないようにね。




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地図では、丸岩は登山口から北側にあるが、感覚としては登山口から烏帽子岩?の基部を大きく巻いて左へ進むので西に向かっているような感覚になる。
樹林帯を緩やかに登っていく。
足元には可愛らしいチゴユリが咲いている。 056.gif
また、見事なまでに三枚葉のこの植物が山腹一面に群生している。
花が付いていないのでわからないが、オオバショウマかな?気になるな~ 039.gif
花が咲くころに確認に来たいくらいだ。 003.gif




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登山口から結構長いトラバースが続く。途中から石がゴロゴロしたトレイルになる。浮石に乗って足を痛めたりしないようにゆっくりと歩く。 025.gif




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そして、15分~20分ほどで、尾根の鞍部に着く。ここには “イタヤカエデ” のネーム板が付けられたカエデの木がある。右側には烏帽子岩?がすごい傾斜で立ち上がっている。




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左側の緩やかな尾根を行く。高ジョッキほどではないが、こちらの山もツツジが満開である。




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もちろん、コナラをはじめとする自然林も美しい。 072.gif




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高ジョッキのトレイルから見た要塞のような丸岩とは思えないほどの穏やかな路だ。
ふと、何かの気配を感じる。写真は間に合わなかったが、1頭のカモシカがトレイルを横切っていった。 005.gif




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イタヤカエデの生えた鞍部から10分も登らないで小ピークに着く。
え!もう山頂? 039.gif
よく見れば、立木に山名板が付いている。
古城があったとは思えないほど小さなピークだけど・・ 039.gif
私の家のリビングルームくらいの広さしかないよ~・・って、どんだけよ?分かりずら! 033.gif
だって、平米とかよくわからないんだもの・・ 039.gif 041.gif




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東に踏み跡があったので少し偵察してみたが、大木の根元に何やら文字が刻まれた石があるだけだった。 その先は東壁へ至るので、あまり行くと落ちちゃうから気をつけてね。 041.gif

私のこのトレイルへの評価: 3★ 初心者、初級者向け
行程距離: 約1.5km(丸岩登山口‐鞍部‐丸岩‐鞍部‐丸岩登山口)
標高差: 約100m
実動時間: 約1時間 (休憩込み)




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高ジョッキも丸岩も比較的簡単に登れ、ドライブついでのお手軽ハイクにちょうど良い山だ。 この時季はヤマツツジがとても美しい。 辺りは自然林なので、新緑も良いが紅葉の時期もお勧めだ。 049.gif
写真右(2016年7月11日撮影)は、JR吾妻線の長野原草津口駅から見た高ジョッキと丸岩である。 どちらもとても特徴的な山容をしているので一目で分かる。

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by dream8sue | 2016-05-21 17:10 | 群馬県エリア | Trackback | Comments(2)

沼田市 玉原湿原から鹿俣山へ美しいブナ林を歩く     Tanbara Marshland in Numata, Gunma

Thursday, May 5, 2016
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昨年のGWに沼田市の玉原湿原(たんばらしつげん)を計画したのだが、昨年は残雪が多く湿原へは立入禁止であった。それが、今年は一転して雪はまったく無くミズバショウもすでに開花しているとのこと。ならば行くしかないでしょ! 003.gif
玉原湿原ではプチ尾瀬気分を味わい、水源ルートからブナ平へ登り、鹿俣山(かのまたやま)まで縦走した。関東一(本当?)を誇るブナ林を歩くこのルートは、ブナ林の美しさを実感できる素敵なルートである。 049.gif




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<マイカーの場合(前橋方面から)>
玉原湿原、鹿俣山は群馬県沼田市から22kmほど北方にある。国道17号線から県道266号に入り、ロックフィル式の玉原湖(玉原ダム)方面に向かう。
途中(沼田駅から約15km)大きな門のような標識が建つ迦葉山への道を左に見送る。
分岐からさらに10kmほど山道を走れば左に玉原湖が見えてくる。
登山口である “玉原センターハウス” へは玉原湖から約1kmで、大きなパーキング(無料)がある。

ちなみに、昨年行った迦葉山では、60mの大岩壁を登れるのでこちらもお勧めだ。
→ “沼田市 コブシ咲く迦葉山で岩登りと残雪の湿原   Kashōzan in Numata, Gunma

<公共交通の場合>
電車利用の場合はJR上越線、沼田駅から関越交通バス迦葉山行きがあるが、迦葉山バス停から徒歩3時間(10km)も車道歩きをしなければならないので駅からタクシーか、レンタカーを利用するのが良いだろう。
なお、土日祝日に限り “沼田駅~迦葉山~たんばら線” が運行しているが、1日3本なので事前に時間を確認しておこう。  034.gif
また、夏の限られた期間のみ、スキー場は5万本のラベンターが咲くラベンダーパークになるので、この間はシャトルバスが毎日運行される。




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センターハウスの車止めゲートから舗装道路を西に行くと、すぐに野鳥の案内板が立つ水路がある。
ここは、ブナ平へ登る “探鳥路” とスキー場へ行く “銅金沢(どうきんざわ)ルート” とのジョイントでもある。
玉原湿原へは、この野鳥案内板を右に見て、さらに舗装道路を西に進む。
この地域は国有保安林(水源かん養保安林)なので水がとても綺麗だ。
これもブナ林のもたらす人類への素敵なプレゼントなのかもしれないね。 045.gif




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センターハウスから10分くらいで舗装道路から分かれて、木道が敷かれた湿原へ入る。
なお、湿原一周は整備されたトレイルを30分ほどで廻れる。舗装道路を左に行けば自然環境センターもあり、玉原の自然を紹介した展示品などが見られる。




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湿原の入口付近には、この時季はコブシの白い大輪の花がすごい! 043.gif 056.gif




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左に玉原湖を見てから、北へカーブするように進めば、ミズバショウの咲く玉原湿原だ。 070.gif




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尾瀬に比べればとても小さな湿原であるが、ミズバショウをはじめ尾瀬ヶ原と共通する植物が多くみられるので “小尾瀬” とも呼ばれている。




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湿原の白い妖精ミズバショウ、今年も会えたね。 056.gif 035.gif 056.gif ミズバショウの他にピンクの色が目立つショウジョウバカマも咲いていた。 056.gif




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残念なことであるが、近年、玉原湿原は乾燥化が進んでいるそうだ。 002.gif




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コバイケイソウの群落では、たくさんの大きなカエルがゲロゲロとカエルの合唱をしていた。 060.gif 037.gif




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湿原の先を右に行くと、分岐があるので右折して水源ルートに入る。

ちなみに、直進すれば玉原越経由で玉原湖の西にそびえる尼ヶ禿山(あまがはげやま:1,466m)へ登ることもできる。




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水源ルートに入ると、湿原では見られなかったネコノメソウ(写真左)やキクザキイチゲ(写真右)などが水際に咲いていた。やはり水のあるルートは楽しい。 060.gif  しかし、水源ルートはぬかるみも多いので、足元に注意してね。 008.gif 034.gif




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ふと見上げると、コブシの花が青空に浮かび、まるで幽霊が飛んでいるみたいだ。アメリカのユニバーサル・スティディオでこんな幽霊を見た気がするが・・? 005.gif 037.gif




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水源ルートの水流沿いに0.3kmほど行くと、流れから離れて右岸(川下に向かって右)のブナ林を登るようになる。 072.gif




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ブナ林の根元にはエンレイソウ(写真左)が咲き、モコモコ速水もこみち・・じゃなくて~、モコモコの緑の絨毯に伸びるツタの若葉が可愛い。 037.gif




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水源ルートを登りつめると、西の玉原越からの稜線と交流する。ほぼフラットな稜線を右(東)に進みブナ平まで行く。野鳥のさえずりを聞きながら美しいブナ林を歩くのは実に楽しい。 060.gif 070.gif




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時には樹皮に模様?のある木や、たくさんのコブ付きの木もある。




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新緑のブナ林って綺麗~ 043.gif 072.gif




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やがて、 “ブナ地蔵” や大きな “シナノキ” のあるブナ平に着く。
ブナ地蔵って、ブナの根が地上に出たような物?
地蔵という名を付けただけで何だかありがたく感じて賽銭箱まで出現。
これを滑稽だと感じるのは私だけ? 037.gif
自然は何でも神様になってしまうのがThe Japan! だね。 041.gif




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ブナ平分岐からセンターハウスまでは、1km弱(探鳥路 / 25分)で戻れるので、子連れファミリー・ハイクの場合はここから戻ることをお勧めする。




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ブナ平分岐を東に直進し、鹿俣山へ向かう。100mくらいだか背丈ほどのクマザサに覆われた部分があるので軽い藪漕ぎとなる。 008.gif




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ササ原を抜けると突然スキーゲレンデに出る。ゲレンデを直登した方が速いが、忠実にトレイルをたどれば、何度かゲレンデを横切りながら蛇行してリフトのトップ支柱まで登る。




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ブナの木に巻き付くツタの若葉が芸術的に美しくて、思わずパチリ。 072.gif




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春のゲレンデにはスミレの群生をはじめ、エンレイソウやフキノトウなどの野草が見られる。 056.gif 056.gif




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スキーゲレンデのど真ん中! ゲレンデの先にはリゾートセンターや玉原湖が一望できる。




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西側には、谷川連峰の美しい稜線が望める。




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残雪のあるゲレンデを左から回り込んで尾根に上がり、稜線を東に進む。スキー場のスピーカーから流れてくるアメリカンポップのお陰で自然と足取りも軽くなる。 060.gif 070.gif




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稜線のトレイルは徐々に高度を上げて行く。

湿原では白い花を咲かせていたオオカメノキも、この標高ではまだ固い緑の蕾だ。 056.gif

やがてキャンプ場からのトレイル(スキー場パーキング方面)を右に分け、さらに小ピークを越えれば山頂まで残り100mの道標がある。




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ここでようやく鹿俣山のピークが見えてきた。鹿俣山は登山口からの標高差があまりなく、初心者にも手頃な山として紹介されているが、いやいや結構長いルートですよ~! 042.gif




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登山口から湿原周りで約4時間、ようやく鹿俣山(1,637m)のピークに到着した。 066.gif 遠くに榛名山群や赤城山が見えている。 072.gif




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すぐ目の前(東側)には上州武尊山の剣ヶ峰山、獅子鼻山が見える。秋の武尊山縦走を思い出すな~
→ “みなかみ町 武尊神社から登る紅葉の上州武尊山 Hotakayama in Minakami, Gunma





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下山は、山頂から南に伸びる尾根伝いにキャンプ場まで降ることにしよう。眼下には玉原湖が光っている。




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山頂直下の分岐まで戻り、南尾根の急坂を降る。 071.gif




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南尾根をひと下りするとシャクナゲ群生地の小ピークに着く。まだ蕾も固いが開花時期は良いだろうな~。 056.gif




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左の木立の間に武尊山をちらちらと見ながら、気持ちの良いブナ林を降っていくと、またも突然スキーゲレンデに飛び出る。このままゲレンデをスキー場のレストハウスまで降りたい気分だが、ぐっと堪えて左の山路に入る。
なお、夏ならゲレンデ一面がラベンダー畑になるので、ゲレンデを降るのも良いだろう。 049.gif




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遠回りしたお目当ては、この2本のブナの木。 “細いブナにもたれかかる太いブナ” の木だ。とてもユニークな光景だ。私も誰かにもたれかかってみたいな~・・って、重過ぎて細い人では支えきれないかも。 041.gif




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鹿俣山のピークから1時間20分ほどでキャンプ場分岐に着く。

分岐を右に10分も行けばキャンプ場に出る。

広々としたキャンプ場は充実した設備が整っている。



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さて、キャンプ場から道標に従って行くと、ペンション村へ通じる車道を横切り、リゾートセンターからスキー場のレストハウスへ行く遊歩道にでる。
センターハウスへ戻るには、さらにこの遊歩道を横切り “銅金沢ルート” に入るのだが、この入口(写真右)が分かりづらい。 私は立派な遊歩道につられて右のスキー場方面へ行ってしまい時間ロスしてしまった。 007.gif
とにかくキャンプ場から西に向かって車道と遊歩道を横切ること。スキーゲレンデを降った場合はここで右折になるので右側のこの道標を見落とさないようにしよう。 034.gif




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銅金沢ルートに入って、すぐにリフト下にある小さなトンネルをくぐる。




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少し行くと満開の “オオヤマサクラ” の大木が現れた。ラッキーなことに、ここに来てまさかのサクラ観賞ができた。 043.gif




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オオヤマサクラを過ぎると、スタート時に見た野鳥案内板のある分岐まで銅金沢に沿って歩く。銅金沢は、ブナ林の豊かな湧水を集めて流れる美しい沢である。 072.gif 野鳥案内板からセンターハウスまでは5分とかからない。




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ブナ林の美しさだけなら5★だが、ルートが何度もスキー場を交差しているので本格的な自然派には物足りないかな・・。 039.gif
マイカーがあれば、尾瀬まで行かなくても手軽にミズバショウが見られるのは嬉しい。しかし、交通の便が悪いので公共交通でのアクセスだと、バスの時間を気にしたり、タクシー、レンタカー利用だと結果的には尾瀬へ行くのと変わらない交通費がかかってしまう。それなら尾瀬にいくかな? 頑張れ、玉原高原! 058.gif

私のこのトレイルへの評価: 4★ 初級〜中級者向け
行程距離: 約9km(センターハウス‐玉原湿原‐水源ルート‐ブナ平‐スキー場‐鹿俣山‐キャンプ場‐オオヤマサクラ‐センターハウス)
標高差: 約520m
実動時間: 約6.5時間 (湿原経由で鹿俣山まで約4時間、キャンプ場経由で下り約2時間、路迷いロスタイム30分、休憩込み)

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by dream8sue | 2016-05-05 22:27 | 群馬県エリア | Trackback | Comments(0)

前橋市 赤城山 アカヤシオ咲く銚子の伽藍      Chōshinogaran in Mount Akagi, Gunma

Sunday, May 1, 2016
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赤城山の一角に “銚子の伽藍” という、聞き慣れない場所がある。伽藍(がらん)って何?・・寺院、僧房の総称。つまり寺の建物のことらしいが、決して寺の建物があるわけではない。そこは天然の洞窟状の滝がある場所だ。勝手に寺の建物にするな!って、言いたいところであるが、そこは言うまでもなく日本の山岳は宗教と密接な関係があるのでこの名がついているようだ。 まあ、名前はどうあれ、この珍しい滝を見にいそいそと出かけて行った。銚子の伽藍が流れ落ちる沢は “粕川” であるが、尾根を挟みその東側を流れる川が “大猿川” 。今回はこちらの大猿川を時計廻りにぐるっと一周するルートである。




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<マイカーの場合(前橋方面から)>
登山口の大猿公園へは、 “前橋市役所おおさる山乃家” をターゲットにして行くと良いだろう。 前橋市内から赤城山へ登る県道4号線の途中 “畜産試験場” の信号を右折し国道353 号線(通称赤城南面道路)へ進む。 県道16号線との交差点 “三夜沢町” の信号を左折し北へ走り、南面道路の北側を東西に走る農道に合流し右折して東に走る。 中之沢までくると分譲地となるので左折し分譲地の中の道を北に向かって走れば、“おおさる山乃家”の看板が案内してくれる。
大猿公園は良く整備された自然公園で、パーキングも2カ所ある。(どちらも10台くらい駐車可能)




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赤い鳥居の前のパーキングから林道を北に少し入った所におおさる山乃家がある。 山乃家の脇の階段を登った所には、愛嬌のある猿の石像が記念碑とともに立っている。




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大猿川を囲んで西側の尾根が “つつじの峰” で、東側の尾根が “小峰通り” 。両方を繋ぐ稜線が “横引きの尾根” で、これらを総称して “大猿川周回尾根” と呼ばれているらしい。 東側のつつじの峰の方がツツジの木が多く、より長い期間花を楽しめるだろう。 056.gif

つつじの峰の登山口(西登山口)はおおさる山乃家から5分くらいのところにある。右に休憩所のあるミズバショウの栽培地を過ぎれば、笹に覆われた西登山口がある。

時間があれば西登山口から10分くらいの所に澳比古神社があるので先にお参りして行くのも良いだろう。我々はその気はなかったのだが、路迷いの結果としてアクシデンタリーに寄ることになった。 041.gif




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さて、西登山口の笹路に入ると、すぐに丸太の階段が続く尾根に登り上げる。いきなりツツジの群落が現れ歓喜する。 005.gif 060.gif




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20~30分ほど緩やかな登りをこなすと、不動大滝からの尾根路に合流する。

合流地点には石碑があり、ここを左に行けば滝沢不動尊から不動大滝へ行ける。

しかし、現在(2017年3月末まで)は滝沢不動尊から大滝までの間が林道工事のため通行禁止となっている。 034.gif




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不動大滝分岐を右に進むと、日当たりのよい明るい尾根が続き、ミツバツツジが咲き誇っていた。




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やがて、アカヤシオの群落地を通るあたりから、左の粕川源流域が見え始める。スカイラインのV字に切れた個所が銚子の伽藍である。  005.gif




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粕川の右岸(川下に向かって右側)の尾根には斜面が崩壊している個所がたくさんある。




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標高もだいぶ高くなってきた。この辺りはまだ蕾の状態であるがツツジの木が非常に多い。 あと10日もすれば(5月中旬頃)見事なツツジロードとなることだろう。 049.gif




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崩壊斜面はつつじが峰側にもある。尾根に立っていた樹木が斜面の崩壊に伴って横倒し状態になっている。トレイルはこんなヤセ尾根の軟弱な地盤を通るので足元には十分な注意が必要だ。 034.gif




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勾配も徐々にきつくなり、思った以上に長い尾根だと感じる。そして、ようやくこの尾根の唯一のアクセント、 “さねすり岩” に着く。句が刻まれた石碑が置かれているが、句の意味は良く分からない・・結構色っぽい話のようだ。 037.gif




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さねすり岩を過ぎれば、最後の頑張りどころ、ヤセ尾根と急登を黙々と登る。 042.gif




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急登に嫌気がさすころ、ようやく横引き尾根分岐に到着する。 042.gif 066.gif

登山口から澳比古神社への寄り道も含めて3時間くらいかかった。

ここでゆっくり休憩をしてから銚子の伽藍へ向かう。 063.gif




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横引き尾根分岐から銚子の伽藍へは、アカヤシオ満開の西の穏やかな尾根を行く。




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赤城山のツツジは県下でも有名であるが、まさかアカヤシオがこの辺りでこんなにたくさん咲いているとは思っていなかった。 005.gif 043.gif




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西に進むと電波塔の建ち並ぶ地蔵岳のピークが右奥に見えてくる。
→ “前橋市 赤城山 霧の地蔵岳と大沼一周   Jizodake in Mount Akagi




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そして、笹原の分岐を右(北)に行く。

笹原はコバイケイソウ?バイケイソウ?の群落になっている。 056.gif

開花時は見事だろうな~ 043.gif




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トレイルは沢に下り、銚子の伽藍上流に出る。




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小沼からの流れは、ブラックホールのような銚子の伽藍に吸い込まれていく。




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上から銚子の伽藍をのぞき込むことができるが、足場が悪いので細心の注意をしてね。 034.gif




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南側の支尾根に登ると銚子の伽藍が粕川へと落ちていくゴルジュ帯が見える。




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銚子の伽藍の散策を済ませたら、横引き尾根分岐まで戻り、そのまま東へ進み、茶ノ木畑峠まで行く。

北側には、オトギの森と赤城七峰の一つ長七郎山が間近に見える。

茶ノ木畑峠を右に曲がり、小峰通りと呼ばれる尾根を降る。

→ “前橋市 赤城山 霧の長七郎山と幻想的なオトギの森      Choshichirosan in Mount Akagi




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茶ノ木畑峠から20分程で “追分” という分岐に着く。 ここからも東側への下降路があるようだが倒木でバリケードされている。 この小峰通りルートはいくつかの分岐があるが、西側のつつじが峰の尾根を見ながら歩くルートである。




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追分からさらに5分くらい降ると “岳人岩” がある。何故この岩が岳人岩なのか意味不明? 039.gif




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足元に笹原が続き、ブナやミズナラなどの自然林の尾根を行く。この標高ではまだ新緑も芽吹き状態だ。 072.gif




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黄金の新芽はブナの木かな? 072.gif




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一際太いナラの木の横を通りすぎる。




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すると、 “雨やどり岩” という標識がかかった岩に着く。残念ながら人間が雨宿りできるほど大きな岩ではない。森の小人専用の雨宿り岩だね。 037.gif




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雨やどり岩を過ぎると、左側が崩壊した急な尾根になる。 左側は “深沢川” という名前の通りの深い谷である。




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トレイルは右の大猿川側に逃げている。大猿川には “乙女の滝” “大猿滝” などの滝がある。下山はこれらの滝見物をしながら降りたかったのだが、この辺りから大猿川へ下るはずの路が判然としない。 039.gif




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滝見物はあきらめて、小峰通りの尾根をひたすら下降する。




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標高が下がると、こちらの尾根もヤマツツジ、ミツバツツジが咲きだしていた。 056.gif




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やがて、西側に丸太の階段を下るトレイルがあるので、小峰通りルートから分かれてこちらのルートに進んだ。スイッチバックの針葉樹林帯の路を降り大猿公園へ出る。 もちろん小峰通りをそのまま下降しても大差なく大猿公園には着く。




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針葉樹林帯から大猿川の左岸に飛び出る。




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下流に向かい、休憩所の脇から大猿川を飛び石で渡渉すれば北側のパーキングに出る。パーキングの道標には、 “乙女の滝 大猿の滝入口” と書かれていた。滝を見る場合は、こちらのパーキングから大猿川に沿って沢筋のトレイルを上流に登る方が良いだろう。そして大猿川から小峰通りへ登り上げ、周回尾根を反時計廻りする方が分かり易い。 034.gif




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今回は、滝巡りはできなかったが、念願の銚子の伽藍が見られたうえに、意外にもアカヤシオが満開だった。
そして、つつじが峰、小峰通りがツツジロードであることを知った。 056.gif 056.gif
何より嬉しいことは、このエリアはハイカーが少ない赤城山の穴場であることだ。 043.gif
次回は紅葉の頃に、乙女の滝、大猿の滝(大猿川上流に40分~60分)、旭の滝(大猿パーキングから下流に5分)、不動大滝(前不動から35分)などの滝巡りをしてみたいな。

私のこのトレイルへの評価: 4★ (春、秋限定)中級者向け
行程距離: 約7km(大猿公園‐ツツジが峰西登山口‐不動尊分岐‐さねすり岩‐横引き尾根分‐銚子の伽藍‐横引き尾根分岐‐茶ノ木畑峠‐追分‐岳人岩‐雨やどり岩‐大猿公園)
標高差: 約640m(累計高低差720m)
実動時間: 約6.5時間 (澳比古神社への寄り道を含め登り3時間、銚子の伽藍散策を含め往復1時間、下り2時間、ランチ休憩30分込み)


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by dream8sue | 2016-05-01 12:58 | 群馬県エリア | Trackback | Comments(4)