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北海道 芽吹きの湿原から南暑寒岳を登る     Minamishokandake in Hokkaido

Sunday,June 29, 2014
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一年中快適な南カリフォルニアから帰国したばかりの私には、日本のジメジメした梅雨は久しぶりで、欝になりそうなほど辛いものがある・・と言うことで、梅雨の影響は少ないと言われる北海道に避難した。 057.gif 002.gif
旭川、札幌観光の合間に決行したハイキングは、北海道の尾瀬と言われる雨竜沼湿原から南暑寒岳(1,296m)のピークハントだ。 070.gif


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雨竜沼湿原は尾瀬同様、ラムサール条約(水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約)に登録されている湿原である。この雨竜沼のある増毛山系は北海道の中でも豪雪地帯で春の訪れが遅い。登山口となる南暑寒荘までの車道が開くのが6月
中旬~7月上旬である。その年の積雪と融雪状況によって決まるので、事前に雨竜町役場に確認しておこう。ちなみに今年の開通は6月24日であった。


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旭川空港、札幌新千歳空港、どちらからでもアクセスできるが、旭川からの方が若干近いだろう。
レンタカーでの旭川からのアクセス : 国道12号線(中央国道)で南下し滝川に至る。滝川で国道275号線に入り雨竜町に向かい、雨竜町郵便局の先の信号を左折で道道432号に入り登山口である雨竜沼湿原ゲートパークキャンプ場に至る。
雨竜町からゲートパークまで約26km、1時間半ほどだ。途中の暑寒湖を過ぎてからは舗装道路とダート道路の繰り返しになる。旭川空港からは3時間前後だろう。

電車利用の場合はJR函館本線滝川駅で下車。ここからタクシーでゲートパークまで入る(タクシー代、片道約10,000円) 065.gif 005.gif


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雨竜沼湿原ゲートパークにある南暑寒荘から西に向かう砂利道を行く。辺りは芽吹きの春をむかえたくさんの野花が咲いている。 056.gif


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大型のスミレの群生が “ようこそ、いらっしゃいませ” と言ってるみたい。。037.gif


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砂利道を1kmも行くと第1吊橋が現れる。下を流れる川は “ペンケペタン川” だ。北海道っぽい名前だね。この吊橋から山路の細いトレイルになる。


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山路に入りほどなく “白竜の滝” が轟音をたてている。落差40mで水量の多いこの時期が一番迫力がある。トレイルから右に分かれて滝壷まで行ける路があるので、立ち寄ってマイナスイオンを感じていこう。 043.gif


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白竜の滝から残雪の残るトレイルを行くと、第2吊橋がある。第2吊橋からは “剣竜坂” と呼ばれる本格的な登り坂となる。 042.gif


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心臓がキュンキュンしてくるが、苦しいだけではない。トレイルにはたくさんの草花が、遅い北の春を待ってましたとばかりに一斉に咲き乱れている。この黄色い花はオオバミゾホオズキかな? 056.gif


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まだつぼみのタニウツギ。 056.gif


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可憐なマイヅルソウの群生に、登りの苦しさをしばし忘れて立ち止まる。 056.gif


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やがてペンケペタン川が左に迫ってきたら、剣竜坂の急登も終わる。この川、今にも熊が鮭をくわえて現れそうな雰囲気をもっている。 トレイルの右の斜面からは冷たい湧き水も出ていて、一汗かいた喉を潤すには最高である。 049.gif


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ダケカンバの白い幹と笹原のコンビネーションが実に美しい。 072.gif


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登山口から約2時間、ここから特別保護地区に入る。湿原の手前を流れる小川には靴洗い用のブラシがあるのでここで靴の泥を落としていこう。 071.gif 045.gif


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雨竜沼湿原は縦1km、横2kmほどの高層湿原である。木道は左周りの一方通行だ。イワイチョウがびっしり生えてる。 056.gif 005.gif


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たくさんの池塘があり、おのずと楽しくなる。 070.gif


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蛇行するペンケペタン川源流の姿がまた美しい。 072.gif


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湿原にはお決まりの花々が見られる。 この白い花は葉の形がイチョウの葉に似ているイワイチョウ。 056.gif


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もこもこのワタスゲが可愛いね。 056.gif


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チンクルマもあちこちで白い可愛らしい花を咲かせている。 056.gif


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湿原から旧展望台への登りにさしかかる。 彼女が写真を撮っているのは何でしょう? 039.gif


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サクラだ。ピンクの花芯のグラデーションが何とも美しいね。 056.gif


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桜の木の下には、シラネアオイが咲いていた。大輪で品のある綺麗な青だ。 056.gif 072.gif


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そして少し登れば旧展望台に到着。雨竜沼湿原が一望できるので大休止しながら展望を楽しもう。 072.gif 072.gif 072.gif 登山口からここまで3時間強でこれるので、ここまででも登る価値十分だ。


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さて、湿原歩きで物足りない人は、この先1.5時間ほどのハイクで南暑寒岳(南暑寒別岳ともいう)を登ろう。ダケカンバと背の高い笹(チシマザサ)の中を行く。 071.gif


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木の幹がアヒルの横顔に見えるのは私だけ? 041.gif


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ダケカンバの大木をくぐったり、またいだりしながら展望のきかないトレイルを2kmくらい歩く。 042.gif


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展望は無くても、この時季はゴゼンタチバナを始め、たくさんの花々が咲いているので少しも退屈ではない。

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展望台から1時間ほどで視界が開ける。 072.gif このあたりにはヒグマが出没するので熊除け鈴など用意したほうが良いだろう。 008.gif 034.gif


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一部、雪渓が残っているところもあるが、ほとんどは笹薮の緩やかな上りだ。


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ぬかるんだ雪渓を滑らないように歩き、ハイマツの生える急登を登れば、 “ここがピーク?” と誰しもが勘違いする三角点のある小ピークに着く。南暑寒岳のピークはここから50mほど西に行ったところだ。 070.gif


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南暑寒岳に到着! 066.gif  残念ながら南暑寒岳周辺には雲がかかっていた。 007.gif


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雲の動きを辛抱強く待って、ようやく “暑寒別岳(1,491m)” が見えてきた。まだたくさんの残雪をまとっている。南暑寒岳からあの頂まではさらに2時間半ほどかかる。 005.gif 072.gif


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霧に濡れたハイマツの色合いが何ともいえないほど素敵だ! 072.gif


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南暑寒岳のピークハントを終え、同ルートで雨竜沼湿原まで戻る。ここから木道を左廻りで、最後の湿原を味わって帰ろう。 070.gif


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こちらのトレイルの方が水芭蕉がたくさん見られる。 056.gif


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やっぱ、湿原と言えば水芭蕉だよね。。 045.gif


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エゾノリュウキンカや他にもたくさんの花が見られます。 056.gif 056.gif


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午後になって、天気が良くなり、青空が池塘に反射して綺麗だ。 058.gif 072.gif


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池塘の先にはダケカンバの林がこれまた美しい。 072.gif


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水場でよく見かけるコバイケイソウが、ここにもたくさん生えている。開花時はさぞかし見事なことだろう。 056.gif


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湿原の入口まで戻ったところで、最後に登ってきた南暑寒岳と雨竜沼湿原を目に焼き付けて帰ろう。 004.gif
北の湿原と残雪の山は、今まさに芽吹きの時期だった。そして私にとても贅沢な時間をもたらしてくれた。 043.gif

私のこのトレイルへの評価:5★ 中級者向け(旧展望台までは初級者向け)
高低差:750m 行動時間:8時間(登り4時間、降り3時間、休憩1時間)

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by dream8sue | 2014-06-29 13:56 | 北海道エリア | Trackback | Comments(4)