カテゴリ:長野県エリア( 3 )

生坂村 北アルプス対岸の岩稜 京ヶ倉と大城     Kyogakura and Ōjou in Ikusaka, Nagano

Tuesday, November 22, 2016
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信濃川の支流、犀川は長野県の中央部を貫通して流れる川で、両岸には1000m前後の山が連なっている。 その中の2座、京ヶ倉と大城は “馬の背の道” などの岩稜を持つ山である。 北アルプスに目を奪われてしまい、その存在は目立たないが低山ながら味わいのあるトレイルである。 半世紀ぶりという11月の降雪予報に山行予定日を繰り上げて、晩秋の両山へ訪れた。 TOP写真は上生坂集落から見た両山(右が京ヶ倉、左が大城)




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登山口は、長野県東筑摩郡にある山間部の小さな村、生坂村にある。 時間的には上信越自動車道から長野自動車道へ繋ぎ麻績ICを降りて麻績村から国道19号へ抜けるのが早いようだ。 麻績村から国道403号線、県道55号線とつなぎ国道19号に合流したら南下して生坂村に入る。 私達は北陸新幹線上田駅から車利用だったので、上田駅から国道143号線で青木村を経由し麻績村へぬけた。
生坂村役場前(または、村の特産物などを売っている “かあさん家” )から坂道を上がり生坂小学校の前を通って万平集落へ進む。 集落の南端にある獣避け柵(写真左)の横に草地のパーキング(2~3台可能)がある。 獣避けの柵は開閉できるので、約1km先の こや城跡登山口(写真右)まで車で入ることもできる。 パーキングスペースは登山口の方が広い(約10台可能)。 詳しくはこちらから → 生坂村公式サイト(トレッキング情報)




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登山口から尾根を登り、アカマツの林を行く。 070.gif



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尾根が傾斜を増してくると、片側が浮いている怖いハシゴをフィックスロープにつかまりながら登る個所などもでてくる。 008.gif




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紅葉は終わっているが、足元は落ち葉でいっぱいだ。 サクサクと落ち葉を踏みしめて歩く楽しさは秋のハイキングならではだね。 おや、このカエルの足型のような葉は何かな? 植物に詳しい同行者によれば、ダンコウバイの葉のようだ。 可愛い形だね。 037.gif




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さやに進むと、光沢のある大きな葉の群落が続く。 オオイワカガミかな?




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尾根通しにぐんぐん高度を上げると、 “おおこば見晴台” に着く。 
犀川の眺めが素晴らしい。 
でも高所が苦手な人は、 “おおこば” だけに、お~怖!(おおこわ・・) 041.gif 
Sky conditionが良ければバックに北アルプスが一望できるはずなのだが・・この日はNGで実に残念だ。 002.gif 




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やがて山腹を横切るように左方向に進む。と・・




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砂岩の岩壁が右手に迫るので、基部を左上する。 




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この辺りにはクリーム色のヒカゲツツジが咲いていた。 ツツジは暖かい場所ではよく季節外れの開花を見るね。 赤いサクランボみたいな実は、植物に詳しい同行者によれば、ソヨゴというモチノキ科の常緑小高木らしい。 056.gif 056.gif




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縮物観賞をしながら、左側が切れ落ちた急坂を息を切らせながら登ると、左奥に京ヶ倉が姿を現す。 露出した下部岩壁がすごい! 稜線が近づくにつれ傾斜も強くなりトラロープなどのフィックスが増えてくる。 




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登山口から1時間ほどで稜線に出る。 手作りの道標に従って稜線を左に行く。 ちなみに右に行けば剣刷山であるが、一般的なトレイルではないようだ。 




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稜線をいくと程なくして馬の背と巻き路の分岐が現れる。 迷うことなく馬の背へ行く。 070.gif




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“馬の背の道” は両サイドが切れ落ちていているので慎重に通過する。 




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馬の背のどん詰まりは、この岩壁に行き着く。 アイゼンで歩いたような跡が岩肌に残っているが、ここを直登するには要ロープだろう。 一般ルートはこの岩壁の左を巻く。




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京ヶ倉直下の岩場は左側(西側)が切れ落ちているので要注意だ。 034.gif




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岩場をこなして生坂山脈の最高峰、京ヶ倉(990m)に立つ。 京ヶ倉だけなら登山口から2時間弱である。 山頂標識によれば、このピークは、戦国時代は見張り場でのろし台だったそうだ。 確かにのろしを上げるには最適な場所だろう。 展望も素晴らしい。 072.gif




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歩いてきた南の稜線の先には剣刷山の鋭鋒がそびえている。




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反対の北側にはこれから向かう大城が見える。 台形の山頂部が特徴的だ。




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京ヶ倉のピークでランチ休憩の後、樹林の急坂を降り、大城への縦走路を進む。 こちらにもやせた岩稜がある。 




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東側には樹林帯が広がっている。 




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そして、足元には寒気の到来にも負けずに咲いているママコナ。 翌々日の降雪でどうなってしまっただろう・・ 056.gif 039.gif




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やがて “天狗岩” などの岩塊が現れるので、左(西側)から巻く。 




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すぐに “双子岩” の岩塊と続く。 直進できそうな岩場にも思われる。 樹木に囲まれているので高度感は無い。が、岩山なので無理は禁物だ。 ここも左から巻き路を行く。




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京ヶ倉から30分弱で大城(980m)へ到着。 
山頂は山城の跡で、北側の一段低くなった場所にも “大城二のくるわ” と書かれた城郭跡がある。
あまり人工を加えた様子はなく、自然の城壁だったようだ。 
こういった戦国時代の史跡に触れると “夏草や兵どもが夢の跡” という松尾芭蕉の句を思い出すのは私だけ? 003.gif




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山頂からは東側の展望が得られる。 足元はスパッと切れているので、はしゃぎすぎて落ちないようにね。 037.gif




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東側の岩殿山から続く対岸の山脈がよく見える。 支尾根には蟻の塔渡りのようなナイフリッジも見え興味をそそられる。 013.gif




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下山は京ヶ倉から往路を戻る。 ヤセ尾根の歩行は元より、急な樹林帯のトレイルも落ち葉が滑るのでpay attention だよ。
ちなみに、大城から縦走して眠り峠登山口へぬける場合は車2台でカーシャトルした方が良いだろう。 そうでないと国道を6kmも歩かなくてはならない。  034.gif

急峻で岩稜もあるが、岩場好きなハイカーには楽しいだろう。 眼下の生坂ダムや犀川の流れも美しく、晴れていれば北アルプスをはじめとする素晴らしい展望がある。 もっと近ければ季節を変えてもう一度歩いてみたいトレイルだ。 049.gif

本ルートのマップ: yahoo! map
私のこのトレイルへの評価: 4★ 初級~中級者向け
行程距離: 約6km(京ヶ倉登山口~おおこば見晴台~京ヶ倉~大城~京ヶ倉~おおこば見晴台~京ヶ倉登山口)
標高差: 約400m
実動時間: 約5時間 (京ヶ倉までの登高 約2時間、京ヶ倉から大城ピストン 約1時間、京ヶ倉からの下山 約1.5時間、休憩 約0.5時間)

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by dream8sue | 2016-11-22 03:31 | 長野県エリア | Trackback | Comments(0)

北相木村 御座山は八ヶ岳の展望台     Mount Ogura in Kitaaiki, Nagano

Sunday, November 13, 2016
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御座山(おぐらやま)は長野県の北相木村と南相木村の村界尾根上にある。 メジャーな登山口は南相木村の不動の滝をたどるルートであるが、今回私達が歩いた長者の森コースの登山口は北相木村になる。  八ヶ岳の展望台のような山で、八ヶ岳のすそ野に広がる紅葉の森がまるでグランドキャニオンのようだった。 展望だけなら5★の素晴らしさだ。 その雄大な展望を見るだけでも登る価値のある山だと思う。 




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<マイカーの場合>
北相木村の長者の森登山口ということで、今回は群馬県上野村から県道124号線でぶどう峠を越えてアクセスした。 ぶどう峠から2.6kmほど長野県側に降った三叉路に長者の森入口の案内板がある。 県道124号線は冬季には閉鎖される道路なので要確認。 034.gif
長者の森はロッジやりっぱな宿泊施設もある大きなキャンプ場で、テニスコートの隣に30台くらい収容可能なパーキングがある。 → 北相木村 長者の森 公式サイト



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パーキングから相木川を渡り野外ステージなどがあるキャンプ場の中を南に進む。 やがてカラマツ林のトレイルとなる。 




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さすがに11月の信州は寒い。 落ち葉に霜が降り晩秋の面持ちである。




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カラマツの森には大きなシダがいっぱい。




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カラマツの森から雑木林となる。 トレイルは道幅も広くよく整備されている。 070.gif




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パーキングから1時間強で赤い鉄塔が現れるので一休みしていこう。 063.gif




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鉄塔からは、ダケカンバなどの自然林の明るいトレイルをひと登りすれば、御座山から北に派生している尾根上にのる。 また、ここで白岩登山口からのトレイルが合流している。




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合流点を左(南)へ進み、露岩のある尾根を越えて行けば見晴台への登りとなる。




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コケが元気だ。 多くの植物が枯れていく時期に、青々したコケの存在は嬉しい。 ニョキニョキ出ているのは胞子かしら? 可愛いいね。 056.gif




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やがて植生がツガとシャクナゲへと変わる。




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カラマツの落ち葉はとても滑るので、特に下山時にはスリップに注意しよう。 034.gif




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カラマツで覆われた階段状の木の根を登り上げると、そこは展望台(1,750m)だ。 西側の展望が開けている。 It's a brown forest! 005.gif 072.gif




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進行方向(南方面)には前衛峰が大きく見える。




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御座山の中腹はツガの原生林に覆われているが、そんな中にもダケカンバやナナカマドなどの広葉樹が混在している。 葉を落としたダケカンバの白い枝ぶりが美しい。 072.gif




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シャクナゲのトンネルの中を進み高度を上げていくと前衛峰(1,992m)に着く。 ようやく御座山が見えてきた!




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前衛峰からの下りは、ちょっとした岩場なので気をつけてね。 034.gif




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鞍部まで降りると、 “下新井登山口” への道標がある。 こんな登山口があるのか?と思ったら現在は廃道になっているようだ。




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鞍部を過ぎるといよいよ最後の急登が始まる。 ここもシャクナゲの群落がすごい。 花期の時季はいいだろうな~ 043.gif 072.gif




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最後はツガの森をひたすら登る。 大きな根を張るツガの木には、根っこの部分に空洞がある。 小動物のねぐらかしら? 037.gif




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急登が終わると山頂の避難小屋が現れる。 約20人収容可能な綺麗な避難小屋である。 




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御座山のピークへは、避難小屋の西側の岩稜帯を行く。




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西側面は絶壁で足元からスパッと切れ落ちている。




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その絶壁をのぞき込んでみたが、怖くてこれ以上は縁に近づけない。 Sooooo scary! 008.gif




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すそ野には、紅葉の海が広がっている。 005.gif




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御座山(2,112m)のピークからは、西側に八ヶ岳が一望できる。 その左奥には南アルプス、右には蓼科山や北アルプスの山並みが見える。 072.gif




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ズームで見る八ヶ岳には早くも雪がついている。




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八ヶ岳の手前に2本の角の様に飛び出たピークスは天狗山(左)と男山(右)のようだ。  この2つのピークスもいつか歩いてみたいな~。




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八ヶ岳やアルプスの山波以上に目を引くのが、眼下の岩山と雄大なカラマツの森だ。 072.gif




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まるで戦艦のような眼下の岩山へはトレースがあるようだ。 先端まで行ってみたいな~ そして、遠くに浮かんでいるのは浅間山群かな。 




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東側に目を向ければ西上州の山々が展開している。



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南側には甲武信岳や瑞牆山、さらに両神山まで見える。 まさに360度の大展望で、もうお腹いっぱい。 072.gif 072.gif 072.gif かねてから登ってみたいと思っていた山だけに、登れて大満足。 049.gif  帰路は往路を戻る。

本ルートのマップ: yahoo! map
私のこのトレイルへの評価: 4★ 中級者向け
行程距離: 約10km(長者の森登山口8:20 ~鉄塔9:40 ~白岩コース分岐~前衛峰1992m~御座山12:30 -13:30 ~前衛峰~白岩コース分岐~鉄塔15:10 ~長者の森登山口16:20)
標高差: 約880m
実動時間: 約8時間 (登高約4時間、下降約3時間、休憩約1時間込み)




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おまけ124号線を長者の森から2kmくらい西に行ったところにあるダム湖(加和志沢湖?)の紅葉が綺麗だった。 この時期、長者の森のトイレは閉鎖しているが、このダムサイトのトイレは使用可能だった。 ダムサイトでは、ムラサキツメグサもまだ頑張って咲いていた。 

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by dream8sue | 2016-11-13 17:13 | 長野県エリア | Trackback | Comments(0)

青木村 子檀嶺岳は信州の小さな展望台     Komayumidake in Aoki, Nagano

Saturday, Norvenber 8, 2014
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長野県の上田市周辺には菅平高原、湯の丸高原、美ヶ原高原などのメジャーなハイキングエリアがある。 さらに、千曲川に沿って1,000m前後の低山がたくさんあり、どれも個性的な魅力のある山々が点在する。 そんな千曲川左岸地域の長野県小県郡青木村にある、この難読山名の子檀嶺岳(こまゆみだけ:1,223m)に登ってきた。この山名は絶対読めないよね~ 039.gif 名前は難解だけど、ハイキングトレイルは比較的簡単で、主なものは三カ所(田沢、村松、当郷)があるが、それぞれ登山口から1時間半~2時間程度で頂上に登れる。 060.gif
TOP写真は、国道143号線沿いの道の駅 “あおき” から見た子檀嶺岳。 上部に岩壁がそそりたつ山容は立派である。 072.gif




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<マイカーの場合>
国道18号線、(上信越自動道利用なら上田菅平IC)より国道144号線~143号線に継続し西に走る。インターから30分程で青木村に入ると右手に子檀嶺岳が見えてくる。 道の駅 “あおき” の少し手前(国宝大法寺三重塔の入口の看板あり)に当郷登山口に入る道があるので右折する。 道は細くなり当郷の管社地区を進み突き当りのT字路にはバス停と休憩所もある。 T字路を左折して少し行くと右側に数台停まることが出来る駐車場がある。 左側は栗の木畑で、駐車場の前にある柿の木がたわわに実をつけていた。
尚、小さな駐車場なので休日などはすぐに一杯になるので注意のこと。駐車場から50m程先にも2~3台駐車できる。

<公共交通の場合>
長野新幹線で上田駅下車。千曲バス青木線で “当郷” 下車となる。が、午前中のバスの本数は少ないので事前に時刻表の確認が必要。 当郷バス停から登山口までは徒歩約40分。




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駐車場のすぐ先に “獣進入防止用ネット” があるので自分で開け閉めして進む。 この獣進入防止用ネットなるも物、最近の日本の山には多いようだ。こんな物にも軽くカルチャーショックを感じるのは私がアメリカ帰りだからという理由だけだろうか?昔は人間と獣の住み分けがもっと判然としていたと思うが・・ 039.gif
トレイルは林道から離れて右の樹林帯に進み、沢を横切ると小さな竹林に入って行く。 070.gif




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竹林をぬけ、しばらく行くと美しいアカマツ林になる。 こんな綺麗なアカマツ林を見たのは初めてかも。 043.gif 072.gif




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アカマツと言えば松茸を連想するが、トレイル脇にきのこ発見!松茸?まさかね~ 003.gif
実はこの一帯は松茸の栽培地で、トレイル脇にはテープが張られて、止山(とめやま)と書いた張り紙が貼ってある。 この止山という言葉は知らなかった。 要するに “権利のある者以外立入り禁止” という意味であるがご当地ワード(方言)かしら? 039.gif




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アカマツ林を抜けると、広葉樹と松の木が混ざる雑木林になる。 足元の低木の秋色も心を弾ませてくれる。 060.gif




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こんな黄葉が散りばめられたトレイルも素敵!日本の秋ってすごいね~ 072.gif




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この白い透明の葉をあちこちの山で見かけるが何だろう? 039.gif 同行者いわくコシアブラではないかと言う。 “え!コシアブラって山菜だよね?” どうやらコシアブラで間違いないようだ。コシアブラは秋の落葉前に、葉の葉緑素が抜けて半透明のような白色になるらしい。 045.gif




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トレイルは、紅葉の森の中を西に東に蛇行しながら徐々に傾斜を増していく。




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水平に岩が重なった “畳岩” を左手に見ながら行くと、ひときわ大きく奇形な松の木が現れる。
この松の木の近くには何か暗号のような字が書かれた奇妙な石もある。 039.gif




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さらに標高を上げると、赤く燃えるような紅葉の下を行く。 このあたりが紅葉限界?で、この標高より高くなるにつけ、枯葉が目立つようになる。




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その枯葉の絨毯だ。 下は秋真っ盛りなのに、ここからは晩秋みたいな風情だ。 072.gif




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やがてトレイルがスイッチバックになり始めたコーナーに “強清水” の案内標識がある。 20m先には美味しい清水が湧いている。 トレイルからは一見、こんな涸れ沢のようなところ?と思えるが、結構水量があるので立ち寄ってみると良い。063.gif




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スイッチバックの登り坂をこなすと広い林道に出る。 ここは右(北)に進む。 071.gif




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林道は針葉樹から広葉樹に変わり、枯葉の絨毯もふかふかだ。 晩秋の風情もなかなか良いね。 072.gif




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やがて左側にベンチが見えてきたら、そこが子檀嶺神社の鳥居の下だ。
登山口から約1時間くらいだろう。 059.gif
林道から離れ、鳥居をくぐれば、いよいよ山頂までの急登が始まる。 070.gif




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トレイルは大きく方向を変えて南に向かう。 周囲はすっかり枯れ枝になっている。




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トレイルの下の方に何やら白いお皿が・・きのこの名前は分からない。 分かる人がいたら教えてください。m(_ _)m




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急登を終えるとヤセ尾根の稜線に出る。少し行くとコイワカガミの群生地がある。 開花時はいいだろうな~ 056.gif




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さらに稜線沿いにヤセ尾根を行けは子檀嶺岳(こまゆみだけ:1,223m)の山頂に到着だ。 066.gif 東西に長い広場といった感じの山頂には、信仰の山らしく石祠と3つの木の祠が並んでいる。




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眼下(南側)には紅葉がパッチワークのような尾根の先に青木村の町並みが見える。 072.gif




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そして町並みの先には、多くの伝説を秘めた夫神岳がピラミダルな山容を見せている。 072.gif




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その左には、いつかは登ってみたいゴツゴツした独鈷山。バックの台地は美ヶ原かな?




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振り返って北側に目をやれば、遠く北アルプスの白い頂が連なっているのが見える。 072.gif




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山頂の西側のトレイルを行けば、すぐ先で田沢登山口、村松登山口へと分かれていく。 063.gif 山頂でゆっくりランチを楽しんだら、帰路は往路を戻る。 063.gif




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コースタイムで往復3時間のルートなので、朝ゆっくり出ても十分明るいうちに下山できるトレイルだ。
標高が低いのでやはり春と秋がお勧めだ。 049.gif
また、近くには島崎藤村が逗留し、「千曲川のスケッチ」の一節を着想したと言われる田沢温泉などもあるのでハイキングの疲れを癒して帰るのも良いだろう。


私のこのトレイルへの評価:4★(秋限定) 初級者向け
行程距離:約4.5km(当郷登山口‐子檀嶺岳‐当郷登山口)
高低差:約550m 行動時間:約4時間(山頂での1時間休憩込み)





【おまけ】修那羅石仏群   
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青木村のはずれにある安宮神社にはたくさんの石仏があり、宗教に関係なくアーツを見る感覚で楽しめる。

国道143号線の道の駅 “あおき” の前を通過してさらに西へ行く、国道がヘアピンカーブになるところから長野県道12号丸子信州新線に入り、坂を登りきったところが修那羅峠(しょならとうげ)である。 右側に大きな駐車場がある。 県道を挟んで反対側の舗装道路を20分ほど登れば安宮神社がある。

この神社のまわりにおよそ800体の石造物が立ち並んでいて、その内230体ほどが石神仏像だそうだ。どれもユニークな像ばかりで時間を忘れて観賞してしまう。人工物なのに自然と溶けあった美しさは、独特の世界を作り出していた。072.gif

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by dream8sue | 2014-11-08 14:36 | 長野県エリア | Trackback | Comments(0)