カテゴリ:富士箱根伊豆 国立公園( 4 )

富士 青い富士山を見ながら鬼ヶ岳から王岳を歩く     Mount Onigatake in Fuji-Hakone-Izu National Park

Friday, September 15, 2017
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まさに嵐の前の静けさ、台風18号が上陸する前日に富士箱根伊豆国立公園の北、御坂山塊の鬼ヶ岳から王岳を歩いてきた。
台風の影響で朝から雲がたれこめていたが、時間が経つにつれて雲の切れ間から富士山が顔を出してくれた。 174.png




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<マイカーの場合>
中央自動車道河口湖ICで降り、国道139号線(富士パノラマライン)で西へ走る。
森の駅風穴の信号 “富岳風穴前” から2kmほど西へ走った三叉路を右折して県道21号線に入る。
県道を4kmほど東へ走れば西湖の西端にある無料パーキング(西湖根場浜駐車場)に着く。
綺麗な公衆トイレもあり、30台くらい駐車可能なパーキングである。




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パーキングの前にあるバス停(漁眠荘前)から漁眠荘の前を通って北へ向かう。
漁眠荘の隣にあるキャンプ場の脇を通りぬければ “鬼ヶ岳登山道入口” の道標がある。
小川(東入川)に沿って、ススキの生えた林道から山路へ入って行く。
正面に見えるはずの雪頭ヶ岳(鬼ヶ岳の南方にあるピーク)は雲の中で見えない。 134.png




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林道はすぐに堤防に突き当たり、堤防を左からまわり込んで川の右岸(川下に向かって右)を行く。




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林道は沢に吸収され、さらに大きな堤防が現れる。
この堤防の下流を渡り右手のヒノキ植林地から堤防の左岸へ登る。




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ヒノキ林をひと登りで堤防の高さに達する。




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ヒノキ林からカラマツ林へと変わり、しばらく薄暗く急な登りが続く。




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Wow! 苔の切株にキノコの花が咲いている。  150.png




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植林帯を左へトラバースしながら斜上していくと、雪頭ヶ岳の西尾根上に出る。 
そして、あたりがブナなどの自然林に変わる。




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山腹には見なれない花が・・シモバシラというシソ科の花らしい。  178.png
冬になると枯れた茎に霜柱が出来ることでついた和名のようだ。 
私はまだ茎にできる霜柱(氷柱)を見たことは無い。
私が知っている霜柱は、地中の水分が凍結して地表が盛り上がる霜柱のほうだけだ。
幼い頃は、その霜柱を踏みつけて、足の裏でサクサクとなる音と感触を楽しんだものだ。 110.png




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やがて、ブナ林に岩や石が増えてくれば稜線は近い。




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おや、この花も初めて見る花だ。  178.png
細い枝の先に花を付けるハンカイシオガマという花のようだ。




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樹林帯が終われば雪頭ヶ岳の南斜面に飛び出る。
南側の展望が開け、振り返れば西湖が輝いて見える。  177.png




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朝は雲に隠れていた富士山も “頭を雲の上に出し~♪” の歌詞通りだ。 169.png
なお、雪頭ヶ岳のピークは狭いうえに展望もイマイチなので、この雪頭ヶ岳直下の草原で富士山を見ながら休憩する方が良い。  181.png




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しかも、このあたりは夏から秋にかけては高山植物が多く見られる場所だ。 178.png
ウメの花を思わせるウメバチソウを見ると、 “あ~もう夏が終わるんだな~” と淋しく感じてしまう。 139.png




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同じ秋の花でも、こちらのマツムシソウは素直に秋の訪れを感じることができるのは何故だろう・・  154.png




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おや、またまた初めて見る花だ。  150.png 178.png
オオナンバンギセルという葉緑素を持たない寄生植物で、ススキなどのイネ科の植物の根に寄生する珍しい花らしい。




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展望地を過ぎて、フィックスロープのセットされた岩場を2カ所ほどこなせば雪頭ヶ岳(1710m)に着く。 166.png
雪頭ヶ岳山頂はとても狭い岩頭であるが、東側の十二ヶ岳方面がよく見える。  177.png

2014年に毛無岩から十二ヶ岳を歩いたことがあるが、なかなかスリルのある岩場が続いていた。 
鬼ヶ岳と王岳は、その十二ヶ岳から西側へ連なる稜線である。





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雪頭ヶ岳から一旦ギャップに降り、ハシゴのセットされた岩場を登り返す。




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岩場の上に立つと、これから向かう鍵掛峠から王岳への稜線が見える。  177.png




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岩場の先でガレたヤセ尾根を慎重に越え、樹林の中を少し行けば鬼ヶ岳の山頂はすぐだ。




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大きなボルダーが中央にある鬼ヶ岳(1738m)の山頂は、甲府盆地を取り巻く山々がよく見える。




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ピークの端には一角獣の角のような岩が天を刺している。  114.png




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さて、鬼ヶ岳のピークで遊んだ後は、王岳への縦走路へ進もう。




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適度な陽当たりがある樹林帯が続き、トレイル脇にはトリカブトの群落が多い。  178.png




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ミヤマママコナの花も多い。  178.png
ハクサンフウロと、ハナイカリ(写真)がポツリポツリと咲いている。
私は、このハナイカリは春に咲くイカリソウと同族だと思っていた・・が、違ったようだ。
イカリソウはメギ科の多年草で、このハナイカリはリンドウ科の一年草なんだね。




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鬼ヶ岳と王岳のほぼ中間地点にある鍵掛峠までは、岩場の多いアップダウンを繰り返しながら250m程の下降となる。




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岩場の上から振り返って鬼ヶ岳を見る  177.png




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岩場の下りにはフィックスロープがセットされた個所もある。
南側は絶壁なので、特に下りの場合は注意してね。 




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大きなボルダーが行く手をふさぐが、お助けロープを使ってボルダーの右側のクラックを登る。




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ツキヨタケと思われるキノコが古木に鈴生りになっていた。 150.png
以前、戸隠山でも見かけたが、やはり鈴生りだった。





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そして、鬼ヶ岳から約1時間で鍵掛峠に着いた。 
ここから左(南)へ分かれるトレイルは本沢川沿いを歩いて根場まで行く路だ。




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Wow! 久しぶりに綺麗な形のトモエシオガマを見る。  178.png




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鍵掛峠から王岳へは小ピークをいくつも越えて行く。
そのひとつのピークがここ、1589mピークには標石がある。
木の枝に “鍵掛” と書かれたテープが巻かれ、マスコットが掛けられていた。  110.png




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その後も、ただの稜線の小突起に “吉沢山” とマーキングしてあったりして、御丁寧なことだ。
吉沢さんちの山なのかしら? ( ◠‿◠ )クスクス
ブナの木も多く残る稜線であったが、王岳へ近づくにつれササがトレイルを隠すようになる。  140.png




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吉沢山?あたりからは西湖が左下に今までとは違う角度で見えるようになる。  177.png




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そして、三角点と石祠のある王岳(1623m)に到着。  166.png
鍵掛峠から1時間40分、結構長い縦走路であった。




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ピークの北側は樹林帯で展望は無いが、南側は切り開かれていて青い富士山が良く見える。  177.png




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王岳で休憩した後は、西へわずかに降った所から西湖根場浜へ下山する。
直進する路は、五湖山から精進湖方面への縦走路である。




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分岐を左に曲がり南斜面(王岳南稜)に入ると、上部は足場の悪いササ原の急下降となる。 140.png
足を滑らせないように慎重に降ると、やがて広いササ尾根となる。




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尾根路は途中から(道標あり)西入川の上流を絡めたスイッチバックのトレイルになる。
急下降が終わり、涸れ沢を渡れば林道に出る。




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荒れた林道をひたすら降れば、手入れのされた植林帯から里道へ出る。




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里道を直進すると左側に “西湖いやしの里根場(野外博物館)” の茅葺屋根の集落が見えてくる。 
右側は、いやしの里のパーキングで、登山者用のパーキングも併用されている。
いやしの里パーキングの出店で買い物をしたり、トイレ休憩したりして民家の脇を通って西湖根場浜のパーキングまで歩く。




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里はコスモスが咲き、ススキの穂が秋風にそよいでいた。 秋だな~  

トレイルの面白さは、以前に登った毛無山から十二ヶ岳の方が俄然エキサイティングである。
また、鍵掛峠から王岳、王岳から西入川への下りは、夏季はササが伸びているので初春や晩秋の方が歩き易いかもしれない。 
ともあれ、台風が上陸する前に、富士山を見ながらのハイキングができて良かった。

本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆


私のこのトレイルへの評価: 3★ 初級~中級者向け
距離:約10km/ 所要時間:休憩込で約7.5時間(根場P 7:00‐雪頭ヶ岳 9:30‐鬼ヶ岳 10:00‐鍵掛峠 11:00‐王岳 12:30/13:00‐林道合流 13:40‐根場P 14:30)
標高差: 約830m(累積高低差 約1170m)
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by dream8sue | 2017-09-15 01:20 | 富士箱根伊豆 国立公園 | Trackback | Comments(0)

富士 花盛りの三ツ峠山      Mount Mitsutōge in Fuji-Hakone-Izu National Park

Sunday, July 17, 2016
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私の中で三ツ峠と言えば、ロッククライミングのゲレンデという認識であった。 ハイキングでも登られている山だとは知っていたが、これほどまでに多くのハイカーが訪れている山だとは思っていなかった。 また、三ツ峠山が開運山、御巣鷹山、木無山という3座の総称であることも知らなかった。 今回は、そんな私にとって懐かしくも新鮮な三ツ峠山へ花を愛でながらののんびりハイキングである。  056.gif 070.gif 056.gif




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<マイカーの場合>
三ツ峠山へは、いくつかの登山口があるが、今回は三ツ峠登山口(裏口登山道)からの往復6kmのトレイル歩きである。
中央自動車道 河口湖ICから国道137号線の新御坂トンネルの入り口脇(三ッ峠入口)に入る。三ツ峠入口から“御坂みち”に入り、三ツ峠登山口バス停で天下茶屋方面を左に見送り、北東へ清八林道の細い道に入る。西川を渡るとトイレが完備された三ツ峠登山口パーキングがある。




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三ツ峠登山口(裏口登山道)からのトレイルは、最もコースタイムが短く、バス便もあるため (と言っても、便数は極めて少ない) 多くの登山者はこのルートから登っているようだ。 パーキングから金ヶ窪沢の左岸に付けられた林道が山頂まで続いている。 沢沿いの林道は道幅も広く、春から夏にかけては美しい花々が咲くので楽しみが多いトレイルである。 水際に咲くこの花はミツモトソウ(ミナモトソウ)かな? 056.gif




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徐々に沢筋を離れて高度を上げていく。





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タマアジサイやシモツケソウに混じって咲いている地味な花は、イヌトウバナ(写真左)に タカトウダイ(写真右)かな?




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林道の横の尾根には、蛇行している林道とは別に三ツ峠登山口パーキングへ続くショートカットのトレイルがあったので、下山はそのトレイルを使って降りた。




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登山口から1時間弱でベンチが設置された休憩ポイントがある。 063.gif




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休憩ポイント周辺には、これまた地味な植物が畑のように群生していた。

テンニンソウという植物らしい。 056.gif





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テンニンソウに混じって白いバラのような美しいバライチゴ(写真左)や、宝石をちりばめたようなキヌタソウ(写真右)が針葉樹の森の中でひっそりと咲いている。 レンゲショウマも球状の蕾をつけて深く首を垂れ下げていた。




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やがて、針葉樹林から抜け出し、四季楽園(山頂直下にはこの四季楽園と三ツ峠山荘の2軒の山荘が通年営業している)へ行く近道を左に分け、右手側へ進み木無山から続く稜線に登り上げる。この辺りは、陽ざしが当たる路なので、がぜん高山植物の種類が増えてくる。 056.gif 056.gif




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ヤマオダマキ(写真左)に、ウスユキソウ(写真右)




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クガイソウが至るとことに群生している。 056.gif 056.gif
クガイソウといえば、茎の先端に穂状に長い総状花序をつけるのが一般的(写真上)だが、写真のような形態のクガイソウ?も咲いていた。
初めて見る花に驚きと発見があって楽しい。 005.gif 043.gif





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やがて三ツ峠山荘下の分岐に着く。右へ進むと木無山(1,732m)へ至る。この付近は視界が開け、富士山が間近に迫る。この日の富士山は雲の帽子を被っていた。 037.gif




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足元にはネバリノギランや、ハクサンフウロ(写真左)と、それに似たゲンノショウコウ(写真右)などの花が咲いていた。




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富士山の眺望を楽しんだら分岐に戻り、三ツ峠山荘の庭を通って広場のような広い稜線上を四季楽園方面に進む。両方の小屋には多くのピクニックテーブルが設置されているので休憩には最適の場所だ。 063.gif 四季楽園のバックには山頂にアンテナ群をもつ御巣鷹山(1,775m)がそびえる。




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また、稜線広場から北東には、三ツ峠山の最高峰、開運山(1,785m)がすぐ目の前に姿を現す。




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また、その開運山の直下にはロッククライミングのゲレンデで有名な屏風岩の壁が切れ落ちている。 005.gif
私も昔、何度か登った記憶がある壁なので懐かしい。私はとうに現役ではなくなったが、この壁は今も現役でクライマー達を受け入れている。




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稜線広場周辺ではオオバギボウシやミズチドリなどが満開のお花畑があり、その上を早くも多くのトンボが飛び交っていた。そして、そのトンボの数と同じくらいの大勢の小学生たちが集っていた。




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トンボと小学生の群れをやり過ごし、開運山を目指し四季楽園の先にある富士見山荘(営業していない)の脇から急坂を登る。板で階段状に補強されたザレた斜面を登って行くと前方に2つの大きな反射板が現れる。 反射板の後ろにはFM電波の中継局がある。





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この斜面には、ハクサンオミナエシによく似たキンレイカ(写真右)が咲いていた。




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三ツ峠山荘から20分ほどで開運山のピークに到着! 066.gif 眼下には、先ほど歩いてきた稜線の広場と四季楽園が見下ろせる。




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開運山の山頂は、富士山は元より南アルプスや八ヶ岳なども見える360度の大パノラマが広がる・・はずなのだが・・この日はイマイチの空模様だった。 002.gif




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富士山の展望で有名な三ツ峠山であるが、こんなにも高山植物が多い山だということは知らなかった。
展望はイマイチだったけれど、遠出してきた元は取れた気がする。

私のこのトレイルへの評価: 4★ 初心者、初級者向け
行程距離: 約6km(三ツ峠登山口‐三ツ峠山荘‐四季楽園‐開運山‐四季楽園‐三ツ峠山荘‐三ツ峠登山口)
標高差: 約560m
実動時間: 約5時間 (休憩込み)



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by dream8sue | 2016-07-17 22:42 | 富士箱根伊豆 国立公園 | Trackback | Comments(2)

伊豆 城ヶ崎海岸でハイキング     Jogasakikaigan in Fuji-Hakone-Izu National Park

Wednesday, December 31, 2014
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寒波が接近しているとは思えないほど暖かく穏やかな伊豆の城ヶ崎海岸。前日には数人でクライミングを楽しんだ。が、さすがに大晦日のこの日はメンバーは帰宅し、私だけが残り1人ハイキングを楽しむこととなった。 070.gif 前日のクライミングシーンはこちらから→ 伊豆  城ヶ崎海岸でクライミング Rock Climbing Jogasaki in Izu National Park
城ヶ崎海岸は約4000年前に近くにある大室山の噴火で溶岩が流れ、溶岩流と海の侵食作用でできた小さな入り江が連続している。門脇崎灯台や門脇吊橋などの観光名所もあり見所満載だ。海岸線に沿って“城ヶ崎ピクニカルコース”と“城ヶ崎自然研究路”の、合わせて全長9kmの遊歩道が整備されている。私の1人ハイキングは、この2つのコースを北から南にたどる、のんびりぽかぽかハイクだ。 058.gif




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ハイキングの起点は、ログハウス調の作りの “城ヶ崎海岸駅” だ。

前橋、高崎から電車で5時間くらい(新幹線や特急を使えば3時間くらい)で来れるだろう。

“城ヶ崎ピクニカルコース” は全長3kmで、城ヶ崎海岸駅よる県道を20分ほど東に行った “払” というバス停から海岸に沿って南下し、ぼら納屋(現在は磯料理が味わえる休憩所)、門脇吊橋、門脇崎灯台を経由して海洋公園まで行くコースである。




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私は門脇吊橋までは、駅前の道を真っ直ぐ南に向かい、県道を横切り、桜並木に沿って閑静な別荘地を1.5kmほど行く道をたどった。 “城ヶ崎ピクニカルコース” のハイライトである門脇吊橋・灯台にダイレクトに行くことができる道だ。




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別荘地を過ぎ、海岸方面に行けば駐車場の先に、半四郎落としと呼ばれる門脇吊橋がある。高さ23m、長さ48mの吊橋だ。 072.gif




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門脇吊橋の周辺は、目もくらむような断崖絶壁が多く、TVドラマなどのロケ地にもなっているようだ。 005.gif




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絶壁に砕け散る白い波を見ていると、青い海に吸い込まれそうになるので、あまり岩壁の際に立たないほうが良さそうだ。怖~! 008.gif




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吊橋を渡ると門脇崎(かどわきざき)灯台がある。 灯台の展望台には自由に登ることが出来る。




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灯台の基部から、これから歩く城ヶ崎海岸の入り江が一望できる。 072.gif




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さて、灯台に登って展望を楽しんだ後は、伊豆四季の花公園などがある海洋公園を目指そう。駐車場の脇から石段を降っていく。 071.gif




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このトレイルは日当たりも良く、緑がいっぱいだ。群馬の冬は寒く、冬枯れの木々や雪山ばかりでいささかうんざりしていた。やはり緑の樹木や明るい色の花を見れるのは嬉しい。ハイキングはこうでなくっちゃね。 058.gif 060.gif
葉がフキに似ているツワブキは、マルバダイブキに似ているが、やや小ぶりで葉に光沢があるのが特徴だ。白く縁どられたように見える葉をもつのが、磯に咲く菊から命名されたイソギクだ。どちらも秋から冬にかけて咲く、城ヶ崎海岸を代表する花だ。もちろん、私はこれらの花を観るのは初めてで心がはずむ。 056.gif 056.gif 060.gif




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波の音を聞きながら、海岸沿いのトレイルを行くと、美しいマツ林にでる。そこに “穴口(あなぐち)” と書かれた標識があったので矢印の方向に寄ってみた。 026.gif




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穴口は溶岩の中に出来たトンネルが陥没したもので、のぞき込むと海水が打ち寄せるのが見える。 005.gif




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“城ヶ崎ピクニカルコース” のトレイルは観光客用のプロムネイドなので、よくメンテナンスされた歩き易いトレイルだ。 072.gif 070.gif




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城ヶ崎海岸駅から歩き出して約2時間、フラワーガーデンやダイビングスクールなどがある伊豆海洋公園に着く。

休憩するには最適な場所だ。 063.gif

私は売店で “やんも” というピンク色のソフトクリームを買って食べた。

“やんも” はヤマモモという温暖な地域に生える樹木の実で、城ヶ崎一帯はこのヤマモモの群生地らしい。
イチゴよりもやや酸味があり、乾いた喉にはとても美味しかった。 011.gif




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伊豆海洋公園から、しばらく舗装道路を西にたどり、蓮着寺というお寺の境内を横切る。お寺の公衆トイレの脇に “城ヶ崎自然研究路” の入口がある。自然研究路は蓮着寺から八幡野漁港までの全長6kmのコースで、自然が造成した景観を満喫できる。観光客も少なく、私はピクニカルコースよりも自然研究路の方が好きだな。 045.gif




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研究路に入ってすぐに “石食いのモチの木” という案内板があり、寄ってみると木が石を食べていた! 005.gif 頻繁にハイキングをしていると、こういう木を時々見かけるよね。 045.gif




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トレイルも素朴な感じでいいね~ 072.gif 043.gif




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すぐに日蓮崎に着く。日蓮が流罪になったという “俎岩” や大正年間に作られた篠海灯明台跡などが見られる。 その先からは溶岩が流れ出て作られた地形が良く分かる。多くの小さな岬には、それぞれ “いがいが根” “田中磯” “とよ” “あかねの浜” “はしがかり” “おおばい” “こばい” “大淀・小淀” などと名前が付けれている。




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“城ヶ崎自然研究路” に入って、約1時間強、“かんのんの浜” を過ぎて、 “いがいが根” に到着。城ヶ崎海岸で180°の展望がきく最も広い溶岩広場である。




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“いがいが根” から0.2kmほど内陸に入れば、伊豆高原駅からアクセス可能な駐車場もあり、マイカーやタクシーでここにピンポイントで訪れることも出来る。 ハイキングはしたくないけど、海岸散策したい観光客にも手ごろな観光スポットになっている。 072.gif




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“いがいが根” から “なが根”“田中磯” などの磯釣りファンの多い岬を過ぎる。 日当たりの良いトレイルには花だけでなく、こんな実を付けた樹木もたくさん見かける。 マサキの実から赤色の種子が出て美しい。青い実はブルーベリーかな?




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小さな岬や入り江は前記したもの以外にもたくさんある。

全部の岬に立ち寄ることは時間的に難しいだろうが、メイン・トレイルからさして離れていないので、休憩場所を兼ねて自分のお気に入りの岬を探してみるのも面白い。 034.gif

私は “てんぐのはな”という、あまり人が立ち寄っていなそうな(踏み跡がはっきりしていない)岬に寄ってみた。トレイルから3分ほど踏み跡をたどれば、そこは岬の突端である。

誰もいない、正にプライベート・ケイプである。う~ん、幸せ!043.gif

いるのは眼前の岩場で羽を休めている海鳥たちだけだ。 003.gif




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あまりにも暖かくて快適なプライベート・ケイプで休憩しすぎてしまった。先を急ごう。

赤いケープを掛けたお地蔵さんが出迎えてくれる “とよ” でトレイルは二俣に分かれる。 右に行けば伊豆高原駅への近道となる。 ここでは左に行こう!この先にある絶景を見ない手はない。 034.gif 070.gif




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“とよ” からさらに海岸線を行くと、緑の樹林帯の中に葉を落とした木々が現れる。この左手には “あかねの浜” がみえてくる。




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またまた、ここでも寄り道。磯は楽しい! 060.gif




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枯れたイソギクなか? 赤い星みたいで綺麗だな~ 072.gif 045.gif




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“あかねの浜” を過ぎると、登り坂になり、断崖絶壁を眼下に見ながら歩くようになる。 ハイキング終点の八幡野漁港まであと3kmくらいだ。 この後半のトレイルが実に素晴らしい!




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しっとりした風情のトレイルには興味深い樹木がたくさん生えている。古い葉が新しい葉に場所を譲るという意味のヒメユズリハや、葉は細長くお団子のような実をつけるイヌマキなど、庭木としても人気のある樹木に会える。おや?この木はどうしたことか、たくさんのミミズ腫れ? 005.gif




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植物鑑賞をしながら、しばらくトレイルを行くと、ひと際目立つ標識で“はしがかり”と書かれた道標がある。木々の間から自然が自ら設計施工したのかと思われる石橋が見える。5分くらい踏み跡をたどって先端まで行ってみると、何と、これまた自然が作りだしたペンタゴン模様のファンディーション(基礎?)があるではないか!005.gif




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トレイルに戻り、振り返れば実に興味深い光景が・・!ペンタゴン模様のファンデーションは波に砕けてしまった柱状節理の石柱の跡だ。 072.gif




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木々の間から、湾曲した柱状節理の石柱が打ち寄せる波を受け止めているのが見える。 072.gif




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ハイキングも終盤、西日に光る海が美しすぎて物悲しくなるのは私だけ・・? 037.gif




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八幡野漁港へは、コンクリートで施工された対馬川を横切り、このコースのもう一つの吊橋、橋立吊橋を渡ることになる。なお、八幡野漁港まで行かず、対馬川に沿って内陸に10分ほど行けば伊豆高原駅に着ける。
対馬川を渡る少し手前に川の水が海に流れ落ちている “対馬の滝(たじまのたき)” があるので立ち寄ると良いだろう。北から歩いてくると、この滝の入口は見落としやすいので注意が必要だ。対馬川の橋を渡る手前の “かさご根” の岩場からよく見える。




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“かさご根” の岩場から岩壁の下を覗き込む。 あまりに波紋が綺麗なのでしばし見つめてしまう。072.gif




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対馬川を渡り、マツ林のトレイルを少し進めば、水原秋桜子の句碑がある広場の先に、橋立吊橋がある。




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橋立吊橋は、高さ18m、長さ60mの吊橋だ。橋の上から海岸の絶壁でクライミングを楽しみクライマーたちが見下ろせる。 “ファミリークラック” というクラック・クライミングのエリアである。 066.gif




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橋立吊橋を渡り、 “じょうせんが根” を過ぎれば、そろそろ “城ヶ崎自然研究路” も終わりだ。 右にお墓をみて民家の前を通り石段を降れば八幡野漁港に出る。 070.gif




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石仏が3体ある所から右に急坂を登り、ガードをくぐり、国道135号線に出る手前を右に曲がれば、伊豆高原駅へは20分くらいで着くだろう。

伊豆は暖かくて最高だ!035.gif
久しぶりにオーシャン・ビューとグリーンの植物を見ることが出来てとても楽しかった。 060.gif
良い年越しとなった。
そして、翌日の元旦も私は富士山の見える矢倉岳へと向かった。  070.gif

私のこのルートへの評価:5★
行程距離:約10km(城ヶ崎海岸駅‐門脇吊橋・灯台‐海洋公園‐いがいが根‐対馬川‐橋立吊橋‐八幡野漁港‐伊豆高原駅)
行動時間:約6.5時間(休憩、いくつかの岬への寄り道込み)

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by dream8sue | 2014-12-31 23:00 | 富士箱根伊豆 国立公園 | Trackback | Comments(0)

富士 毛無山から十二ヶ岳へ富士山の展望と歩く     Mount Jyunigatake in Fuji-Hakone-Izu National Park

Friday, November 28, 2014
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群馬や長野のマイナールートが多かったので、今回は世界遺産の富士山の麓でハイキング。河口湖と西湖の2つの湖の北に位置する毛無山から十二ヶ岳を歩くループトレイルだ。
毛無山から十二ヶ岳までの稜線は名前の通り12の岩のコブを越えていくヤセ尾根で、両手の動因を余儀なくされるダイナミックなトレイルだ。 070.gif
加えて、お天気が良ければ富士山を側らに見ながらの雄大なハイキングが楽しめるだろう。この日の朝は、まるでお正月の年賀状にあるような、朝日を浴びた富士山が雲の上に顔をだしていた。しかし・・ 025.gif



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前橋、高崎からのアクセス:中央自動車道河口湖線を河口湖ICで下りて、国道139号線で西に向かう。国道から河口湖畔に付いた県道710に入るには色々なアクセスがあるが、民家の狭い路地に入り込みやすいので少し遠回りになるが比較的大きな道路として、 “大田和” の信号で県道714に右折し、 “小海” で左折すれば湖畔沿いの道路県道710に合流する。しばらく湖畔に沿って北西に走り河口湖の最西端にある長浜の三叉路を左折で県道21に入る。2つ目の大きなカーブの先に霊園があり、路肩に駐車スペースがあるのでそこに駐車可能。ただし霊園訪問者優先と思われるので混雑時は配慮が必要である。少し先には “毛無山登山口” のバス停があり、さらにその先に“文化洞トンネル”がある。登山口は文化洞トンネルの左の柵で仕切られた空地(駐車不可)の北側にある。

電車利用の場合は、JR中央本線の大月駅で富士急行に乗り換えて河口湖駅で下車。駅からは富士急行バスの西湖民宿行きなら “長浜” まで、西湖周遊バスなら前記した “毛無山登山口” まで入れる。が、どちらも本数は少ないのであらかじめ時刻を確認しておこう。毛無山へは長浜からの登山口もあるのでバス利用の場合はそちらも一考に値する。当然のことながら駅からタクシーを利用すれば時間ロスが少なくてすむ。 049.gif



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登山口からすぐの所に現在の文化洞トンネルの前に使用されていたと思えるトンネル跡がある。
そのトンネル跡を左に見ながら山の斜面をひと登りすれば足和田山への分岐点に出る。
尾根の反対側には西湖がすぐ近くに感じられる。毛無山、十二ヶ岳方面は右(北)に向かう。



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はじめは緩やかな雑木林の中を行く。 071.gif



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左に道祖神が現れたら、段々と傾斜が増して本格的な急登が始まる。



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辺りはアカマツ林に変わり、よく踏まれたトレイルを尾根に沿って直登して行く。 070.gif



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途中、四等三角点のある小ピーク?から傾斜が緩くなり、再び登り坂をこなすと、長浜からのトレイルが合流する。
この辺りは秋なら紅葉が綺麗なところだ。



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分岐からは毛無山への最後の急登が始まる。毛無山直下では低木とススキに変わり展望が急に開けてくる。
振り返れば眼下には河口湖と富士河口湖町の市街地が遠望できる。 072.gif



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登ってきた尾根を挟んで右手(西側)には、あまり開発されていない西湖が静かに横たわっている。 072.gif



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登山口から約2時間で毛無山(1,500m)に到着だ。
山頂は広く、南側にそびえる富士山の展望台なので一休みしながら富士の雄姿を堪能しよう。 063.gif 072.gif



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この日は、朝は良かった天気が段々と下り坂にむかい、今まさに富士山には黒い雲が垂れ込め、上からの太陽光線が光のカーテンを作っていた。
写真では上手く写っていないが、思わぬ天空ショーに感激! 005.gif 043.gif




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さて、悪天になる前に先を急ごう。
毛無山から十二ヶ岳までは全長1.6kmとさして長い距離では無いが、岩場のアップダウンが多いので距離感以上に疲れるだろう。
毛無山から西へ歩き出すとすぐに一ヶ岳が現れ、小さなアップダウンをこなせばニヶ岳、三ヶ岳と過ぎる。
四ヶ岳を越えて、ようやく十二ヶ岳のピークが眼前に現れる。
ここまではさほど苦労するようなクサリ場もなく順調に歩ける。



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途中に、こんなカラフルな樹皮の木が目にとまった。迷彩服を連想するのは私だけ? 003.gif 072.gif



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五ヶ岳からやや大きなギャップの登り返しで六ヶ岳に着く。七ヶ岳は大岩の左を巻いて行く。



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八ヶ岳のピークは南側に降って巻き、九ヶ岳の岩峰は北側基部を巻く。
ンディションが悪い時はスリップ予防にフィックスロープにセルフビレーを取りながら降るのも賢明だろう。 049.gif



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十一ヶ岳の登りからは結構きつくなる。フィックスロープやクサリ場も増えてくる。



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十一ヶ岳周辺は緑の樹木が多い。



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季節的に花や実は少ないが、唯一この樹木が赤い蕾をつけていた。 056.gif 何だろう?アセビかな? 039.gif



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ようやく十一ヶ岳に到着。ここからいよいよ核心部に突入! 070.gif 066.gif



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いきなり、十一と十二ヶ岳の鞍部への下り。ロープ1本分、約40mくらいはあると思われる傾斜の強い凹角。
クライミングダウンと言うこともあり、私はこのセクションが一番緊張したな~。 008.gif



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先に下りた人は、万が一、後続のハイカーが落石した場合に直撃されるので、鞍部についても気を抜かず周囲に注意を払っていよう。 034.gif



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長い凹角を降りきるとアルミの吊橋を渡る。
ヒマラヤのクレパス帯に掛けられたラダーを強化したような橋で結構揺れる。 008.gif



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吊橋を渡ってからも急登は続く、時にフィックスロープを頼りに登り・・



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最後のクサリ場は、クサリを使わずに右側の足場の良さそうなところを三点支持で登るほうが楽である。
Sueは思いっきり足を開いて登っているね。全然楽そうに見えないじゃん!041.gif



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すべてのクサリ場をやり終え最後の急登に入る。
途中で古木に生えた貝殻のような青いキノコに思わず足を止める。 072.gif




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やっとの思いで急登を登りきる。山頂に着いたと思ったら、そこは桑留尾(くわるび)登山口に続くトレイルとの分岐だった。十二ヶ岳の山頂へはここから100mほどヤセ尾根を西に行ったところだ。
登山口から約3時間半、毛無山から約1時間半で十二ヶ岳(1,683m)に到着!  066.gif あまり広くない山頂には石祠などが置かれ、晴れていれば南に富士山が見えるはずなのだが、残念ながらすでにガスで真っ白である。 007.gif 西には金山を経て鬼ヶ岳へのトレイルが続いている。 060.gif
群馬県にも小野子三山と呼ばれる連峰があり、その中の一峰に十二ヶ岳という同名の山がある。そちらの山もツツジの咲く頃に行くと実に美しいトレイルなのでお勧めだ。→ 群馬の駅からハイク vol.1: 渋川市小野子 小粒でも登りがいたっぷりの小野子三山



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山頂は狭いので分岐まで戻り休憩しよう。晩秋のハイキングでは暖かなお茶や食べ物が身体を温めてくれる。 063.gif
一休みしたら霧が雨にならないうちに下山に取りかかる。
桑留尾登山口は十二ヶ岳登山道とも呼ばれ、十二ヶ岳への最短ルートである。
はじめはフィックスロープがベタ張りの急な下りが続く。斜度20度くらいの滑り台のような足場の悪いところが何箇所かあるので、ロープを上手く利用してスリップしないように降ろう。 034.gif



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しばらく進むと樹林帯に入り “地蔵” と呼ばれる平坦地を過ぎる。さらに降り薄暗いツガ林に入る。



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すぐにアカマツ林へと植生が変わり、ぐんぐん高度を下げていけば文化洞トンネルへの分岐が現れるので左(東)に曲がる。
直進して西湖の桑留尾登山口にでて、バスを利用し文化洞トンネルに戻ることも可能である。



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分岐を東に進むと緩やかに下る水平路になる。途中にイノシシの暴れた?と思われるような跡があった。
そういえば登山口の近くにイノシシの捕獲装置が設置されているので注意を促す看板があった。
イノシシ、鹿、熊、猿と日本のトレイルは獣公害、獣遭遇注意報がたくさんあるね。 021.gif



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やがて標高が下がり、右下には西湖の気配を感じられるようになる。



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途中 “旧根場通学路” と書かれた標識があるので右に進む。こんな山路が通学路?昭和36年に西湖北岸道路が開通するまで使われていた通行路らしい。 045.gif 最後は集落の中に出るので、集落から湖畔の周回道路に合流する。キャンプ場の前を通り東に行けば文化洞トンネルが見えてくる。トンネルをくぐれば霊園まではもうすぐそこだ。



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集落の中で見たモミジの大木。周りはすでに葉を落としているのに、この木だけが紅葉真っ盛りだった。
まるでロウソクが燃え尽きる直前に大きく炎を上げるかのような晩秋の炎のように感じた。 072.gif



f0308721_10524656.jpg私のこのトレイルへの評価:5★ 中級~上級者向け
行程距離:約7km(文化洞トンネル登山口‐毛無山‐十二ヶ岳‐十二ヶ岳登山道‐旧通学路‐文化洞トンネル登山口)
高低差:約800m 行動時間:約6時間(休憩込み)


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by dream8sue | 2014-11-28 19:51 | 富士箱根伊豆 国立公園 | Trackback | Comments(2)