カテゴリ:群馬県 西上州エリア( 41 )

富岡市 妙義山 妙義富士から相馬岳そして山ガールと白雲山へ縦走     Mount Myōgi in Tomioka, Gunma

Sunday, December 3, 2017
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このところの私は、群馬県の妙義山系で裏妙義の御殿東壁と、表妙義(妙義山は、南側の表妙義と北側の裏妙義に分かれている)の金鶏山と筆頭岩のクライミングが続いた。
もう妙義山系はいいかな~と思いながらも、妙義富士と聞いてやって来てしまった。 102.png

ニードル(針峰)ばかりの妙義山に富士の名前は似合わないだろう。
以前から名前だけは知っていたが、それほど大した岩峰では無いだろうと勝手に思っていた。

今回はその妙義富士に迫り、妙義の富士はやはりカッコいいニードル富士だったことを知った。  114.png


最近、Web上のブログを読んでバリエーションルートに入って遭難する人が増えているそうです。
このルートは一般ルートではありません。
入山に際しては必ず経験者(読図や登攀のできるレベル)やガイドと同行してください。  
また、何が起こっても対応できるように自己責任の概念をしっかりもって登ってくださいね。




 
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<マイカーの場合>
国道18号で軽井沢方面に向かい、松井田バイパスの先の “五料” の信号を左折し県道51号線に入る。
上信越自動車道の松井田妙義IC入口を右折して、妙義ナバファームのキノコハウスを囲むように、次ぎの三叉路を右折する。
IC入口から1.3kmほどで写真のキノコハウスが右手に見えてくる。
このハウスの前の路肩に数台パーキング可能。

なお、妙義富士から相馬岳まで登り白雲山へ縦走する場合は、下山口の妙義神社からここまで車道を2.5kmほど歩くことになる。
私達は車2台で、妙義神社に1台を回しカーシャトルした。



 
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キノコハウスの前のスギ林を登る。
下部は尾根が広いが、目印のテープなどが程よく付けられているので、地形を読みながらそれらの目印を追う。



 
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徐々に傾斜がきつくなり、岩塊なども現れるので早々に登攀具を装着して登る。



 
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岩稜の巻きでは、悪いルンゼを登る。 

まあ、こういったバリエーションルートでは、各チームのルート取りに寄るので、あくまで参考程度にね。
あまり詳しく書くと、ルートファインディングの楽しみを損ねてしまうしね・・(^_-)-☆



 
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やがて、北西方向の視界が開け、朝陽を浴びた相馬岳北稜の下部岩壁帯が現れる。



 
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さらに尾根を登っていくと、薮の中に突然妙義富士が姿を現す。
目の前の絶壁は登れないので、左の支尾根を登り妙義富士の肩に出てから、岩稜を登れば容易にピークに立てる。



 
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妙義富士のピークは、やっと2人が座れるくらいの狭いピークで、セルフビレイを取れるアンカーも無いので、くれぐれも落ちないようにね。

“次はあのピークだよ” とSueが指差しているのは・・



 
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妙義富士とP2の間に突起しているこの草付きピークだ! 

妙義富士から、登った支尾根を戻り、妙義富士の基部の巻き路を行けば、この岩峰の取付きだ。
急傾斜であるが、ブッシュが豊富なので、木の根をホールドにして藪岩のピークまで登る。



 
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登りきれば、この大岩壁帯が目の前に現れる。  113.png
手前のピークがP2で、ちょうど光と影になっているカンテを登る。



 
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岩慣れしているクライマーならロープ無でも登れるだろうが、高度感があるので万が一のことを考えてロープ確保して登る。



 
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カンテ登りは、高度感に目がくらむ!  ヒィィ((ll゚゚Д゚゚ll))ィィ!!!  

でも、楽しくて歓声をあげちゃうよ。 ヾ(o≧∀≦o)ノ゙♪♪♪

先ほど座っていた妙義富士のピークって、あんなにトンガリのピークだったんだね~。どうりで狭いわけだ! 150.png  



 
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P2に登ってしまえば核心部は終わり、後は時々現れる岩塊をこなしながらヤセ尾根をひたすら登るだけ。



 
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北側には相馬岳北稜(下記リング参照)の上部岩壁が頭をのぞかせている。 
P12(つづみ岩)やハサミ岩もしっかり確認できる。
そのバックに見えるのは裏妙義の稜線。




 
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しばらくヤセ尾根を行くと、見覚えのある相馬岳北稜の935mの広いピークに合流する。
このピークから相馬岳までは、1度歩いているので精神的には楽であるが、体力的には一番きついセクションだ。
前半は、まだ藪岩のヤセ尾根が続く。



 
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途中のヤセ尾根から、裏妙義の稜線に立つ岩峰がよく見える。
右から丁須の頭、赤岩、烏帽子岩である。 (バックの雪山は浅間山)
この3峰を歩く(正確には岩峰基部を歩く)裏妙義縦走路(下記リンク参照)も、表妙義縦走並みに手ごたえのある岩稜ルートである。

おまけに丁須の頭の前に立ち塞がっている岩の要塞のような壁が、先日、藪岩の困難さを思い知らされた御殿東壁である。




 
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北稜935mピークから約1時間、後半は岩場も無く穏やかな尾根をひたすら落ち葉を踏みしめながらの登高。
ようやく到着した相馬岳(1104m)では、日曜日とあって2人の山ガールを含む数人の登山者と会う。



 
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お約束のズームアップ。
鷹返し、金洞山、西岳、星穴岳の見事な岩峰群である。
星穴岳に空いている小さな穴が見えるかな? 
見える人には見える・・貴方のハートを射抜く “射抜き穴” (下記リンク参照)よ。 ( ◠‿◠ )クスクス




 
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さて、相馬岳での休憩の後は、表妙義縦走路の東半分を歩いて妙義神社へ下山する。
相馬岳から15分も降れば、中間道へのエスケープルート、タルワキ沢コースの分岐を右に分ける。



 
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分岐を直進して、天狗岩の側壁を見ながら岩稜を行けば、大展望の天狗岩のピークに着く。
天狗岩からは、登ってきた妙義富士の稜線、相馬岳北稜、裏妙義の稜線が一望できる。



 
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相馬岳北稜の全容が圧巻である。 177.png



 
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その手前には妙義富士とP2の東壁?がまるで1枚の屏風のようだ。 177.png  146.png



 
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西側には、相馬岳が藪に覆われた東壁を見せている。



 
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さて、天狗岩を過ぎると大のぞきのキレットが始まり、30mのクサリ、10mのクサリ2本と続く。

と、ここで山ガール2人をレスキュー? っていうか・・
単に山ガールと歩きたい同行者(独身の日本男児たち)が、頼まれてもいないのに自分達のハーネスまで貸してヘルプしだした。 113.png



 
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中間道からタルワキ沢コースで相馬岳に登った山ガールたちは、当初は同ルートのピストンの予定だったらしいが、
山頂で会った登山者に “行けますよ” と言われて、安易に縦走ルートに進んでしまったようだ。 140.png



 
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キレットのクサリ場を登り上げれば、そこは大のぞきのピーク。
西には、天狗岩の大岩壁がきれ落ちている。



 
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その山麓に目をやれば、先日歩いたばかりの金鶏山(下記リンク参照)が霞んでいる。




 
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そして、クサリ場はまだまだ続く。



 
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南面がスッパリときれ落ちたカンテに掛かるクサリ場 “背ビレ岩” をビビりながら下り・・ 149.png



 
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見晴らしの3連クサリ “ビビリ岩” では、足を滑らしながらも必死に下っていく山ガール。 105.png
もちろん、日本男児たちがロープで確保しているので大丈夫! 124.png



 
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そして、最後の奥の院の長いクサリ場を降りきり、ロープ確保は終了。



 
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急な岩場を下って、辻という一般路との合流点に降りて、大の字に向かう。

 Wow! 木立の間から大の字の裏側が見える。
何度も歩いているトレイルであるが、 “裏大の字” を見たのは初めてかも。



 
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大の字(正確には大の字の設置されている岩棚)までは10mくらいのクサリ場であるが、
大きなステップが刻まれているので慎重に登れば問題ないだろう。

 大の字では、だいぶ低くなった展望を見ながら、山ガールたちと楽しく親睦を図る。 169.png



 
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大の字までは観光客も登れることになっている?が、
大の字下のザレた斜面(クサリあり)はすこぶる足場が悪いので、山歩きに慣れていない一般観光客にはきついだろう。



 
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大の字から30分も降れば自然林からスギ林に入り、砂防工事の柵の下を通て、妙義神社の境内へと至る。
後は、神社の境内から、旅館や土産屋の並ぶ参道を降ればパーキングに着く。

私達だけなら相馬岳から1時間は早く下山できただろうが、そこは日本男児の心意気で山ガールをアテンドしての下降となった。 162.png

妙義富士は、それほどシィビアな岩登りも無く、見事な岩峰に立つことができる。
藪岩と言いながらも、尾根の薮はそれほどでもなく、ついでに相馬岳からの稜線歩きも楽しめちゃうのだから藪岩ハイカーにはお勧めのルートである。 165.png

なお、表妙義縦走路(下記リング参照)に関しては、今回のルートとは逆廻り(反時計廻り)で歩いているので、
興味のある方はそちらと合わせて読んでもらえれば、ルートの概要が一層よく分かると思う。


本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆

私のこのトレイルへの評価: 4★ 上級者向け
距離:約5km/ 所要時間:休憩込で約8時間(キノコハウス前 6:30‐妙義富士 8:30‐P2 9:00‐相馬岳 10:45/11:00‐大の字13:30/13:50‐妙義神社P 14:30)
標高差: 約700m

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by dream8sue | 2017-12-03 21:50 | 群馬県 西上州エリア | Trackback | Comments(2)

下仁田町 荒船山 千ヶ平から失われた路をたどり経塚山へ     Mount Arafune in Shimonita, Gunma 

Thursday, November 16, 2017
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群馬県と長野県の県境に位置する荒船山は、稜線がテーブルのようにフラットに見える山容が特徴的である。
その荒船山へのアプローチとして、内山峠や星尾峠などが一般路としてあるが、残念ながら現在は使われていない廃道もいくつかある。

前回は内山峠下にある小屋場ルート(下記リンクを参照)を探検した。
今回は、千ヶ平からアプローチし、廃道となっている毛無岩と立岩分岐間を荒船山まで歩く。

“千ヶ平” って何処?  艫岩は知っていても千ヶ平の存在を知る者は少ないだろう。
千ヶ平は、艫岩の東、毛無岩の北にある藪岩ピークである。 (TOP写真は千ヶ平から見た荒船山)
私も荒船山の近くにある毛無岩を登った際にその存在を知った。

下山も星尾峠から艫岩側へ少し行った所から北東に伸びる尾根(登山路は無い)を下った。
この尾根も、尾根の東側に絶壁が連なる急峻な尾根である。

注意)このルートは一般ルートではありません。 
経験者(読図や登攀のできるレベル)のみ、または経験者と同行してください。 
当然ですが、入山に際しては自己責任の概念をしっかりともって行動してください。
 




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<マイカーの場合>
今回のルートは、荒船山の一般路である相沢登山口からループとなるので、相沢登山口に向かう。
上信越自動車道利用の場合は、下仁田ICで下りて国道254号線で長野県佐久市方面に向かう。
国道254号線を20分くらい走り、物語山の登山口である下仁田サンスポーツランド(下仁田町大字南野牧7481)の入口を見送り、その先の相沢集落への道を左に入る。
集落の中を流れる相沢川の左俣に沿って行けば、スギ林の中に案内板のある相沢登山口に着く。
ここに数台はパーキング可能。



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千ヶ平へアプローチするための林道は、相沢登山口から集落に戻り、民家の間を右(南)に直角に曲がる林道である。
相沢登山口の林道では無いので間違えないようにね。
写真は、林道入口を振り返って見たもの。 カキの木のある民家が目印かな?



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林道は登るにつれて荒れてくるが、鹿ネットに沿ってひたすら登る。 



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途中、樹林がきれて、北東側の展望が開ける場所がある。
山並みのバックに鋭い針峰を突き出しているのは、先週登ったばかりの恩賀の高岩(下記リンク参照)かな?




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やがて岩山が迫ってくるあたりで林道が終点となる。
そのまま紅葉の残る岩山の左斜面に入り、顕著なガリーに沿ってコルまで登る。
踏み跡は皆無で、不安定な石がゴロゴロした歩きづらい斜面に苦労する。 143.png



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コルから左に行き、千ヶ平から派生する尾根にのれば、いくぶん歩き易くはなるが急登であることは変わらない。



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踏み跡が無いバリエーションルートを歩くのは、歩行時間以上にきつく感じる。  141.png
やっと千ヶ平(1158m)に到着した。  166.png



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南側には、毛無岩から荒船山に連なる三角お山がニョキニョキとある。
“まずは、あそこ(郡界尾根)まで行くのか~・・遠いな~” と心の声。  140.png



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そして、右手(西側)方向にはテーブルマウンテンの荒船山が全開で見える。 150.png  177.png
右端の絶壁部分が艫岩で、左端の三角ピークが荒船山の最高峰、経塚山である。



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荒船山の北側には長野県との県境の山々が連なり、バックには浅間山が控えている。



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千ヶ平でしばし展望を楽しんだ後は、南西方向に伸びるヤセ尾根を行く。



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高い岩塔(マッターホルン岩?)の基部を巻いてからは、ヤセ尾根は南へ真っ直ぐに角度を変える。



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郡界尾根までのルートは基本的に、ヤセ尾根歩きと、岩峰基部のトラバース・・



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そして、踏み跡の無い、落ち葉で埋まった斜面のトラバースをしながら、アップダウンを繰り返す。



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そして、ようやく、毛無岩と千ヶ平の分岐(南牧村との郡界尾根)に出た時は、登山口から約3時間半が経っていた。

さて、ここからが廃道探検の始まりだ。
毛無岩への縦走路を左(東)に見送り、右(西)に降り、相沢越からイデミの小ピークを左手に見て、さらに西へ進む。

ちなみに、今回は毛無岩へは行かなかったが、私は南牧村の道場から毛無岩(下記リンク参照)を登っている。




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崩壊地の手前で洞穴の岩場の下をトラバースする。 目立つ洞穴なので良い目印となるだろう。



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相沢越から立岩分岐までの間は崩壊が進んでおり、通行が困難な部分がある。



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場所によっては、南の谷側へ大きく崩れているので、万が一にも滑落は許されない。
実際、この間で死亡事故なども起きているようなので慎重に行こう。



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また、“よもやこんな急斜面に登山路など無かったであろう?” と思われるような急斜面で、ルートを見失う。
稜線上に進みたいところであるが、ここはあくまで廃道探検なので、登山路の痕跡を探す。



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急斜面を岩壁の基部まで下降し、水が滴り落ちる岩壁の先をさらにトラバースしていくと大岩壁が現れる。
大岩壁の造形美が見事である。  150.png 177.png
おそらく、登山路があった頃はここがルートのハイライトであったことだろう。
廃道探検によって、隠された造形美に触れることができ、束の間疲れを忘れる。



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縦に亀裂の入った岩質が面白い。



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大岩壁帯から倒木の山腹を行くと、1245mピークからの稜線に合流する。



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ここまで来ると、立岩(下記リング参照)が木立の間に見えてくる。




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・・と、立岩分岐である。 
分岐の北側には経塚山のシルエットが木立の間から見えている。



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立岩分岐から約30分の最後の急登を頑張れば、経塚山(1422m:行塚山とも書く)に到着。
ウィークデイにも関わらず、一般ルートからたくさんのハイカーが登って来ている。
内山峠からの一般路の様子は下記のリンクを参照のこと。




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風当たりの無い場所でランチライムを取った後は、バリエーションルートでの下降がまっている。
経塚山から一般路で星尾峠方面へ降り、艫岩側へ少し行ったあたりから北東に伸びる広い尾根に入る。
0.8kmくらい行くと、頭の無い公卿のような石像が置かれた岩稜?岩塔がある。
地図にも記載の無い、名前も無い岩塔(勝手に麻呂岩と命名)であるが、すこぶる眺望が良い。



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北面が開け、西上州の山々の背後に、妙義山、榛名山、赤城山といった上毛三山が一望できる。



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東から南側にかけて、歩いてきた千ヶ平から立岩分岐までの山々が見える。



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そして、北西には小浅間を従えた浅間山が・・



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さて、思わぬ大展望に気を良くしたのも束の間、バリエーションルートにありがちなルート取りに失敗した。 105.png
この麻呂岩を北側から巻けば楽だったものを、南側から巻こうとして南へ派生する尾根に入ってしまった。
その後に軌道修正したものの、岩稜帯の際どい下降になってしまった。



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何とか鞍部に降りたが、目の前にはもうひとつ大きな岩峰が現れ、これは左の基部を巻く。



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無事に岩壁帯を巻いて振り返れば、脆そうなボロ壁の針峰が立っていた。
凄い岩稜帯を抜けてきたものだ・・ヒィィ((ll゚゚Д゚゚ll))ィィ!!!
同行者の1人が荒船山の山域に熟知した者だったので、彼の絶妙なルートファインディングのお陰だ。

写真右側の稜線の先にきり立っている岩壁は艫岩。



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国土地理院の2万5千の地図の岩壁マーク部分を脱して、北東に真っ直ぐ伸びる尾根をひたすら降る。



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最後はスギ林から林道に飛び出る。
林道からは、相沢登山口まで10分とかからないで着く。 

舗装された林道を歩いていると、樹木の枝に作られたスズメバチ?の巣を発見。

今回は、廃道となっている毛無岩と立岩分岐間に加え、登高、下山とも踏み跡の無いバリエーションルートであった。
久しぶりに西上州の藪山を全身で感じる山行だった。

最後に、本ルートに入る場合は何が現れても対処できる装備と技術が必要なルートであることを明記しておく。
気軽にハイカーが入るべきルートではありません。


本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆ 

私のこのトレイルへの評価: 4★ 上級者向け
距離:約11km/ 所要時間:休憩込で約9時間(相沢登山口 7:00‐千ヶ平‐毛無岩分岐 10:20‐立岩分岐 12:00‐経塚山12:30/13:10‐星尾峠分岐 13:20‐相沢登山口16:00)
標高差: 約840m
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by dream8sue | 2017-11-16 12:14 | 群馬県 西上州エリア | Trackback | Comments(0)

安中市 恩賀高岩で5つの岩塔を登る     Mount Takaiwa in Annaka, Gunma

Sunday, November 12, 2017
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群馬県の妙義山の西に位置する高岩は、針峰が連立する西上州エリアにおいてはさほど珍しくない小さな岩峰である。
しかし、上信越自動車道の碓井軽井沢IC付近から見える高岩は天を刺す矢のような大きな存在感がある。
岩山好きハイカーなら誰しもが登ってみたいと思うのではないだろうか。

私は2015年3月に一度登っているのだが、その時に登れなかったいくつかの岩塔を登るべく再訪した。
今回は八風平登山口から時計回りで、雌岳のほうから雄岳へ向かうことにする。



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<マイカーの場合>
高岩の八風平登山口は、碓井軽井沢ICから県道92号線で軽井沢方面へ向かってすぐ右側にある緊急待避所の先の林道を入る。
入口に樹木が植えられていて見落とし易く、八風平キャンプ場まで行ってしまうと行き過ぎなのでUターンしてね。

八風平登山口からしばらく林道(古い峠路?)を北に進み、沢を横切ったら右側の支尾根に入る。
ここには安中山の会が作った案内板が置かれている。



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穏やかな自然林の斜面を行くと、やがて20mくらいのフィックスロープが張られたルンゼが現れる。



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このルンゼは、登高ではフィックスロープを使わなくても登れるだろうが、
脆いルンゼなので、落石に備えてヘルメットの着用をお勧めする。 119.png



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ルンゼを登りきると、木々の間からは上信越自動車道が見えてくる。
支尾根を登りきれば雌岳からの尾根に合流する(ここにも小さな案内板が木の根元に置かれている)



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ルートは雌岳に向かって右(南)へ進むが、左(東)方面へも踏み跡があるので気をつけよう。
この東側へ行く踏み跡は、50m先の見晴らしの良い岩棚までで終わっており、東側の展望が素晴らしい。 177.png
右に裏妙義の岩峰群、左に山急山、そして、その2つの山の先には榛名山と赤城山がたおやかなすそ野を広げて鎮座している。



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さて、雌岳方面へ進めば、岩穴のあく雌岳P3が右側にある。
岩穴からは何が見えるのかな・・?



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Wow!  146.png 浅間山が、まるで十文字の額縁の中に描かれた絵のようだ。



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そして、何と言ってもP3からは、西側の眺めが絶景である。 177.png 101.png
県道が紅葉の海の中を蛇行しながら峠を越えて行く。



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北西にはまだ青い頂の浅間山が見えている。
浅間山が白い頂になるのも、もうすぐだろうな~・・あ~あ、冬なんで無ければいいのにな~ 134.png



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雌岳P3の南側にはP2の岩塔が逆光で黒く浮かび上がっている。
前回登れなかった岩塔なので、今回はこれを登りに来たのだ! 114.png



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P2は、切り立った8mくらいの垂壁なので、ロープ確保して登る。
ついでに、岩登りトレーニングもしちゃう! 129.png



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3時間くらい岩登りを楽しんだり、ランチ休憩をした後は、雌岳P1から雄岳へ向かう。 180.png
雌岳P1は稜線上の何てことのないピークであるが、雄岳が眼前に迫る展望台である。
雄岳の左肩越しに見えているピークは、裏妙義山の最高峰、谷急山(下記リンク参照)である。




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雌岳P1から木の根伝いに急傾斜を降りれば、恩賀集落(高岩登山口)からの登山道と合流する鞍部(高岩のコル)である。
直進して岩峰の基部を右に行けば、長いクサリ場の3段30mのチムニーが現れる。

チムニー内は、スタンスも、ホールドも豊富であるが、上部はやや狭く高度感があるので、
初心者や岩場の苦手なメンバー同行の場合はロープ確保などの配慮が望ましい。

チムニーをぬけて右のルンゼを登り、右へ足場の悪い岩場を登れば南峰。
ルンゼから左へ行けば北峰(摩利支天の碑が置かれているピーク)である。



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雄岳の南峰は展望が良く、南側を走る上信越自動車道が八風山や物見山などの県境の山々の中に消えていく。



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西側には先ほど登ってきた雌岳の3つの岩塔が見える。
雌岳P1の側壁がヒダのように連なっている。 へぇ~こんな風になっていたんだね。



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そして、北側には、手前に雄岳のもう1つの岩塔である北峰がある。
南峰と北峰とは10分もかからないで移動できる。
すでに同行者がピークに立っている。

雄岳北峰のバックの岩山は山急山(下記リンク参照)である。
あちらも小粒だけど、なかなか面白い岩峰である。




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さて、高岩の5つの岩塔を踏んだら、下山にかかろう。
下山はチムニーを降り、高岩のコルから南の恩賀集落側へ下る。
ちなみに、チムニーの下降はラペルが楽である。

高岩のコルからルンゼ状の急坂を降り、スギ林の中の祠が祀られた大岩の前を通りぬければ、高岩登山口に飛び出る。



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恩賀集落を西に進み、県道92号線に合流し八風平登山口まで戻る。
高速道路のインターチェンジが近いこともあり、休日の県道は交通量が多いので、路肩歩きには気をつけよう。

県道から見える高岩に西陽があたり、2つの岩峰が一層高く、威圧感をもってそびえている。

また、恩賀集落の高岩登山口から雄岳に登る反時計回りでの様子は2015年の記録を参照してもらえばルートの概要が一層はっきりするだろう。(下記リンク参照)

最後に付け加えておくが、妙義山同様、高岩もヤマヒルの温床なので雨季や夏季のハイキングは避けた方が良いだろう。



本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆ 

私のこのトレイルへの評価: 早春、晩秋限定で4★ 上級者向け
距離:約6.5km/ 所要時間:雌岳P2での岩登り、休憩込で約7.5時間(八風平登山口 8:30‐雌岳P3 9:30‐雌岳P2 9:40/13:20 ‐雌岳P1 13:30‐雄岳南峰 15:00‐雄岳北峰‐恩賀八風平登山口 16:00)
標高差: 約250m

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by dream8sue | 2017-11-12 17:38 | 群馬県 西上州エリア | Trackback | Comments(2)

下仁田町 アカヤシオで賑わう物語山     Mount Monogatari in Shimonita, Gunma

Sunday, April 23, 2017
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4月の西上州は、三ツ岩岳烏帽子岳毛無岩などいくつもの山でアカヤシオの開花が見られる。 群馬県と長野県の県境に近い国道254号線沿いにある物語山もそんなアカヤシオ見物で賑わう山のひとつである。 
また、物語山には、戦国時代の武将が物語山の北西に位置するメンベ岩に財宝を隠し切腹したという、戦国の悲話と財宝埋蔵伝説があるらしい。 まあ、財宝はさておき、アカヤシオに彩られた物語山へ出かけることにした。  




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<マイカーの場合>
上信越自動車道を下仁田ICで下車し国道254号線を長野方面に16km(20分くらい)走れば、下仁田サンスポーツランド(下仁田町大字南野牧7481)の標識が現れる。 
左に曲がり橋を渡った右手にあるパーキングが利用できる。




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スポーツランドの橋から見た物語山(中央)とメンベ岩(右の四角い岩塔)




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アプローチの林道は、パーキングの東側を流れる丹沢に沿って南へ伸びている。 ちなみに、西上州なのに “丹沢” とはこれいかに? 神奈川県民に聞いてみよう。 !!ヾ(>∇<*)o!!




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沢筋にはお花がいっぱい。 ヤマブキの大きなイエローの花弁が鮮やかだ。




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カーペットの様に辺り一面に自生している小さな植物はこれ、ネコノメソウだ。 コガネネコノメなどのネコノメソウ一族がいっぱいだ。




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秋には黄色く紅葉して甘い香りを放つカツラの木は、ハート型の葉っぱが特徴的だが、今はようやく若葉を付けたばかりだ。 




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他にもパープル色のケマン、イエローのキケマン(写真左)や、春の定番のスミレも咲いている。 ミヤマハコベ(写真右)の花びらは10枚に見えるけど、切れ込みが深いので実は5枚だって知ってた? 騙されちゃうよね~ ワ━(〃゚∀゚〃)━オッ♪




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林道といっても、荒れていて車は通れない。 メンテナンスされることもないようだ。 登山口まで約1.5kmほどであるが、この間もすでに登山道と考えても良いだろう。




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やがて小滝がいくつも現れる。




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そして、林道が東に向きを変えるあたりでは、メンベ岩が木立の間から姿をのぞかせる。




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パーキングから1時間くらいで林道に通行止めの石が置かれた場所に着く。 ここが物語山の登山口である。 ここから沢を横切ってスギ林に入って行く。




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スギ林の中のトレイルは急傾斜であるが、短い区間なので心配はいらない。




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小尾根に登り上げると、そこにはアカヤシオではなくミツバツツジが咲いていた。 

陽当たりの良い斜面にはフデリンドウの小さな花がちょこんと顔を出している。




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尾根から斜面をトラバースして雑木林に入って行くと、スレート状の薄い石が散乱するトレイルとなる。 なかなかの急登なので、所々に張られたフィックスロープが有難い。 



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途中にはこんな炭焼き跡もある。




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息が上がり、荷物が重く感じる。 ようやく着いた西峰と東峰(本峰)のコルは風の通り道で寒い。 左へひと登りで西峰だ。




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西峰は展望がよいので、多くのハイカーはこちらのピークでランチタイムを楽しんでいた。 陽当たりもよいのでアカヤシオもたくさん咲いている。




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西峰から見た東峰。 




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アカヤシオのバックの山はテーブルマウンテンの荒船山だ。 垂直に切れ落ちているのが艫岩で過去に何件かの死亡事故が起きている。




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荒船山の北側には、神津牧場のグリーンの草原と、物見山や八風山が見える。 機会があればいつか登ってみたい山々だ。




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そして遠方には雪解けの浅間山が突起している。




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その浅間山をズームして見れば、快晴の下で、まるで煙突の様に真っ直ぐに噴煙を上げている。 こんな浅間山を見るのは珍しい。




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西峰の西端まで行き、下を見下ろせばメンベ岩の南面に陽の光が当たっている。 




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そのメンベ岩をズームアップ! ・・やけにメンベ岩にこだわるってか? もしや財宝狙いか? O(*゚∀゚*)oワクワク! 
いや~実は・・マジでこのメンベ岩を登りたくて来たのだが、取付き探しに苦戦してタイムオーバー・・ o(*≧д≦)oクヤチーッ!!  




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メンベ岩の基部から西峰を見上げる。 山頂付近から北面にかけてアカヤシオでピンク色に染まっているのが分かるだろうか? (注意:メンベ岩への登山道は無いので一般ハイカーは行けません)




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西峰はハイカーで混んでいるので、東峰に登ってランチとしよう。 コルに戻り10分ほど登り返せば、三等三角点のある東峰(1,019m)だ。 




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北東方向には、妙義山のギザギザピークが見える。 下山は往路を戻る。 

アカヤシオは他のツツジに先駆けて、西上州に春を告げる花だ。 前日に訪れた吾妻耶山(みなかみ町)が雪に覆われていただけに、たくさんの花が咲く西上州の春が、とても温かく感じられる一日だった。


本ルートのマップ
私のこのトレイルへの評価: 4★ 中級者向け
行程距離: 約6km(サンスポーツランド‐登山口‐東西峰コル‐西峰‐東峰‐東西峰コル‐登山口‐サンスポーツランド)
標高差: 約600m
実動時間: 約7時間(物語山ハイキングのみは約5時間/ サンスポーツランド~東峰 約2.5時間、東峰~サンスポーツランド 約2時間、 メンベ岩偵察&休憩 約2.5時間込み)

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by dream8sue | 2017-04-23 17:17 | 群馬県 西上州エリア | Trackback | Comments(2)

富岡市/下仁田町 白雲山から金洞山へ早春の表妙義縦走     Mount Myōgi in Tomioka, Gunma 

Thursday, April 13, 2017
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群馬県西部に位置する妙義山は、妙義湖(中木ダム)を挟んで分かれる表妙義と裏妙義の総称である。 私は昔、表妙義の稜線は何度となく歩いているのだが、白雲山から金洞山まで通しで歩いていないことに気づき、今回は数十年ぶりに表妙義縦走に出かけた。 

注意:本ルートは、鷹返しなどのクサリ場で毎年のように死亡事故が起きている難易度の高いルートです。 高齢の方、岩登りの苦手な方、腕力の無い方(そもそも岩登りは腕力だけで登るものではないのですが・・)はくれぐれも自己責任の意味を考えて行動してください。 リーダーは、前記のようなメンバーを同行する場合は、ロープ確保など十分な配慮をするべきです。


<マイカーの場合>
高崎方面から国道18号で軽井沢方面に向かい、国道18号松井田バイパスの先の五料の信号を左折し県道51号線に入り213号線に当たったら右折し、妙義神社方面に向かう。 上信越自動車道利用の場合は松井田妙義ICで降りれば県道51号線に合流するので左折する。 妙義神社の鳥居の先の右側パーキングがある。 向かいの大きなパーキングは道の駅のパーキングである。 
私たちは、下山の中間道歩きを避けるために1台の車を中之獄神社にデポし、カーシャトルすることにした。 妙義神社からカーブの続く山道を走れば、金鶏山のすそ野を巻いて下仁田町側にある中之獄神社に着く。




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サクラが満開の参拝道を登り、境内に設置された登山ポストに計画書を入れて(書いて)行くことを忘れずにね。 神社の階段を登りきれば国指定重要文化財の本殿がある。 階段歩きが嫌な人は本殿の下から右側の登山道に入る。




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本殿から木立に囲まれた急坂を30分も登ればクサリ場が現れ、登り上げた尾根の左に妙義山のシンボル “大の字” がある。 岩壁に張り出したテラスのような大の字は、急登で汗ばんだ身体を休めるにはもってこいの場所だ。




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バックにはこれから登る表妙義の稜線が頭上高くに仰ぎ見られ、その迫力に嫌でもテンションが上がる。




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大の字のクサリを降り、コルから少し進めば右側からルンゼが合流する “辻” という場所に着く。 ルンゼの出合に “キケン 上級コース” と書かれた岩があり、ここを右に回り込むと “奥の院” の石室がある。 そして、その右側の岩壁に約30mのクサリが設置されている。 さあ、いよいよ始まりだ!




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奥の院のクサリ場から続く、濡れた10mのクサリ場や、メタボのお父さんには苦しいチムニーの岩場などをこなし、クサリ3連結の “ビビリ岩” を登る。 バックには昨年の春に登った相馬岳北稜の側壁が壮大な景色を作っている。 う~ん、シビレル~!   ォ━━ヾ(o・∀・o)ノ゙━━オ!!  
相馬岳北稜の様子はこちらから → “安中市松井田町 妙義山の名ルート相馬岳北稜    North ridge of Sōmadake in Mount Myōgi”




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ビビリ岩からは一気に視界が開け、浅間山や裏妙義の岩峰群などの展望を楽しみながら “背ビレ岩” などのナイフエッジの稜線を進む。 そして、石碑の置かれた360度の展望をもつ “大のぞき” に着く。




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振り返れば、眼前には上毛三山の榛名山と、赤城山も遠くに霞んで見える。




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休憩後は、大のぞきの北側につけられた長いクサリを降る。




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急下降の50mはあろうかと思われる長いクサリ場であるが、岩のフリクションは良いので、しっかりスタンスをきめて降りれば問題ない。 大のぞきのキレットから再び急登を繰り返して “天狗岩” に達する。




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それにしても見事な眺望だ。 眼前には裏妙義の丁須の頭から赤岩までの縦走路が横たわる。 そしてバックには、まだ雪をかぶったままの浅間山と、その右には鼻曲山や草津の山々も見える。 
裏妙義の縦走路も、表妙義縦走に負けないほどの面白いルートなのでぜひトライしてほしい。 → “安中市 篭沢から登る冬の丁須の頭 Mushroom Rock“Chosunokashira”in Mount Myogi”




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短いアップダウンを繰り返し、入り組んだ岩稜を巻きながら行くと、ようやく “タルワキ沢のコル” に着く。 休みたくなる気持ちを押さえて相馬岳のピークへの登りにかかる。




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コルから急登を20分ほどこなし相馬岳に到着! ふぅ~  (;^_^ アセアセ・・・ 登山口から約4時間。だか、まだルートの3分の1くらいである。 行く手には表妙義縦走の核心部である “鷹返し” の岩峰がお目見えだ。 
山頂で逆コースから縦走してきたという単独行の年配男性に会う。速い! 三( ゚Д゚) ス、スゲー!  いえ、私達が遅いのです! (;^_^ )




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相馬岳で20分間のランチ休憩後は、茨尾根へのガラ場の下りが待っている。 急勾配な上に脆い斜面で浮石も多く落石しないように神経をすり減らしながらの下降となる。 
ちなみに相馬岳の西に “裏相馬岳” という地味なピークがあり、2度と来ないかもしれないのでちょっと寄り道させてもらった。 プライベートテラスのような狭い岩稜の先端で南面の展望を束の間楽しんだ。




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ガラ場の下りは、やがてクサリが現れて沢筋の水場へと導かれる。



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嫌なガラ場が終わり、楽しい茨尾根の岩稜歩きとなる。 えぐれた岩壁をトラバースして・・




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急峻なクーロアール状のリッジを四つ足で攀じ登り、岩のアーチをくぐって進む。 




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茨尾根の途中で降り返れば、藪越しに相馬岳がもうあんなに遠く高く見える。




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やがて南の視界が開け、眼下には筆頭岩のある金鶏山や西上州の山々が広がる。 




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中間道に繋がる “ホッキリ” の分岐を過ぎると、岩の基部を巻くように10mくらいの外傾した岩場が現れる。クサリでこれを登り、さらにその先の濡れた嫌らしいスラブ20mほどをクサリでトラバースする。 




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やがて裏妙義の林道へ下る “女坂分岐” を右に分けると、核心部の鷹返しの大岩壁が目の前に迫る。 西側には “射抜き穴” “結び穴” の2つの穴を従えた星穴岳が鬼の顔の様に浮かんでいる。 緊張感マックスであるが、陽当たりの良い茨尾根では、時々見かけるアブラチャンの黄色い花が心を和ませてくれる。




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女坂分岐を過ぎてから尾根の東側を巻きながら鷹返しの大岩壁の基部に至る。 すぐに5mくらいのクサリのかかった岩稜が現れる。 露出感がつよいがスタンスが大きく安定しているので、落ち着いて登れば大丈夫だ。 登り上げた岩バンドを10mほどトラバースすればピカピカのハシゴがセットされている。 まさしく昨年の秋にかけ替えられたばかりのハシゴである。   




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ハシゴからクサリに変わり、40mくらい続く高度感のある岩場を登る。 ここでビビったら無理をせずに引き返そう。 何をもって上級者というのかは定かでないが、妙義山の上級コースに関しては間違いなく岩登りのできる登山者の事であると確信するだろう。 中間テラスから下を見ればこんな感じ。




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中間テラスから上を見ればこんな感じ。




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東に目をやれば、歩いてきた白雲山から相馬岳の岩稜が一望できる。




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40mの垂壁上部でカンテを越えて、右側が切れ落ちた湿った岩場のトラバースをして “鷹返しの頭” へ続く尾根にでる。




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鷹返しの頭からは、今度はルンゼ内の長い下降(約25m)が待っている。 登りより怖い下りなので、安全を考慮してラペルすることにする。 50mロープ必携だよ。 




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どうにか核心部を終えたが、安心するにはまだ早い。 白雲山側に比べると金洞山側のルートの方が悪い気がする。 左に石門群へのエスケープルートを分け、東岳へと進む。 西側には中ノ岳の “コブ岩” 岩稜が逆光の中で黒いシルエットを浮かべていた。




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南側には中之獄神社のパーキングが見えてきた。




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振り返れば安中市、高崎市方面の平野が広大な景色を見せる。




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プチ蟻の塔渡りのようなコブ岩をバランス良く渡り、さらに2段20mくらいのクサリ場を慎重に降る。 疲労感もマックスなので集中力を切らさないように頑張ろう。




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f0308721_1712499.jpgそして最後は濡れた泥壁を慎重に登れば、石祠が置かれた中ノ岳山頂に到着だ。
やれやれ、何とか日暮れ前までに下山できそうだ。
中ノ岳からはフィックスロープの張られたガレた斜面のトラバースをこなし、北側から回り込むように “主稜のコル(中ノ岳と西岳のコル)” に出る。


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主稜のコルからは石門の見晴台方向に下山となる。 コルから中之獄神社までは40分くらいである。 この間は星穴めぐりのレポートを参考にしてね。 → “下仁田町 星穴探検隊が行く初冬の妙義山         Hoshianadake in Mount Myōgi”
なお、中之獄神社のパーキングは午後6時くらいで閉鎖されるので下山時間に留意する必要がある。 私たちはパーキングが閉鎖されることを知らず6時半くらいに下山したら、パーキングの係員が時間を延長して待っていてくれた。 ありがとうございました。 ちなみに、中之獄神社のパーキングから下仁田方面に少し下った所に未舗装のパーキングがあり、こちらは時間制限が無いらしい。  <写真は中之獄神社のパーキングから見た表妙義の稜線>


中之獄神社の近くにある “さくらの里” のサクラはまだ固い蕾であった。 
早春の表妙義の縦走路は、日陰にはうっすらと氷が張っている場所や濡れた斜面があるものの、核心部の岩場などの状態はまずまずだ。 
シーズン始めでまだ身体が岩に馴染んでいないが、良いウォーミングアップとなった。

私のこのトレイルへの評価: 5★ 上級者向け
行程距離: 約5km(妙義神社‐大の字∸白雲山‐相馬岳‐鷹返し∸金洞山‐中之獄神社)
標高差: 約630m (アップダウンが多く累計高低差はこれ以上)
実動時間: 約11時間 (妙義神社~相馬岳 約4時間、相馬岳~中之獄神社 約6時間 休憩約1時間込み)

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by dream8sue | 2017-04-13 22:53 | 群馬県 西上州エリア | Trackback | Comments(2)

神流町 サスの峰から栗原山へゴジラの背のようなサス尾根を歩く     Sasunomine in Kanna, Gunma

Wednesday, November 30, 2016
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群馬県神流町には東福寺渓谷という村人も入ったら迷って出られないと言われる険悪な谷がある。 サスの峰はその東福寺渓谷を囲む山稜の東側最奥の峰である。 そしてサスの峰から東西に連なる岩稜がサス尾根と呼ばれる稜線で、ゴジラの背のようにいくつもの岩峰が栗原山まで続いている。
半世紀ぶりという11月の降雪の後、この静寂の地に足を踏み入れた。 表面上はすでに雪は無いが、雪解け水は落ち葉の下で凍結している。 思った以上に日陰の巻き路などはコンディションが悪くスリップが怖い。




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<マイカーの場合>
上信越自動車道の藤岡ICから県道13、41号線とつなぎ国道462号線に合流して西へ走る。 
神流湖(下久保ダム)を過ぎ道の駅万葉の里から4.5kmほど走ると中山神社があるので、その手前の林道を右に入る。 
林道の大福峠を過ぎると林道支線の分岐がある。 
支線入口には鉄の円柱が立ち、山火事用心の看板と、小さな “サスの峰” の道標がある。(写真左) 
ここに2台くらいのパーキングスペースがある。 
私たちは2台の車で行き、1台を下山口となる2km先の船子川の支流との出合にデポしたが、歩いても30分くらいだろう。




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支線に入って300mほど坂を登り右手の尾根末端から雑木林に入る。 踏み跡は限りなく無いに等しく、適当に自然林と植林の境界線あたりを目指して尾根を登る。 急斜面をひと登りすると平坦になり、右側の窪地のような地形を見ながら左の植林帯を行く。 070.gif




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やがて岩塊が現れだし急傾斜となる。 右側に前衛鋒の岩壁が見えたら左にトラバースして少し登ればサスの峰 (1,173m)だ。 登山口から40分とあっけなく着いてしまった。 066.gif サスの峰のピークは広々していて北西方向に栗原山が見える。 063.gif




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サスの峰からは北西に伸びるサス尾根を行く。 サスの峰をP1とし、栗原山まで17ものピークス(ピークと呼ぶにはお粗末な尾根のコブ)が続く。 P4 周辺からは西側に西上州の山々、御座山とその奥には雪を付けた八ヶ岳も見える。 072.gif




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ヤセ尾根ではあるが、P5くらいまではさほど危険な個所も無く行ける。 実際、春のアカヤシオが咲く頃は結構ハイカーも入っているようだ。




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P5を過ぎると四つ足で登るような岩場も増えてくる。 P8への登りには役にたちそうもない古い残置ロープがある。 




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P8周辺から右側の谷(船子川支流)にはツインの三角の岩壁が見える。 005.gif




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P1からP8まで約20分。 思っていたより簡単に着いてしまった。 が、サス尾根の本番はここからだった。 008.gif




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P8を下降して岩壁を振り返る。 藪岩であるが勾配は結構ある。 ブッシュを頼りにフリーで下降も可能であるが、枯れた木なども多く、うっかり掴んでしまうと滑落の危険が大いにあるのでロープを使用した。 045.gif




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P9の前方にはP10~P11の岩峰。




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Ⅲ級くらいの岩場がばんばんお目見えだ。 岩場好きならワクワクするね。 060.gif




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P10の西側は絶壁なので直には降りられない。 ここは右側から巻くのだが、巻き路への下り3mが悪い。 008.gif  万が一ミスれば奈落の底なので、バックアップにロープ確保して下降した。 045.gif



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P11の岩峰を直登する。 右のナラの木に右足をバックステップして岩場に取り付く。 




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P11の登りは、岩場から松の木の生えたかなりの急傾斜を登るのだが、松の葉が滑りそうで岩場よりも嫌らしい。 




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各ピークには青いプレート(写真左)が吊るしてある。 また、細めの標石(写真右)も置かれているピークが多い。 




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P11の下りも落ち葉の下の地面が凍結していて、浮石も多く気が抜けない。 続くP12の下りも急傾斜で悪いのでロープを使った。 045.gif




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左側(西側)にもゴジラの背のような岩稜が見える。 秩父の名峰、両神山の八丁尾根だね。 その手前には赤岩尾根大ナゲシ宗四郎山。 そしてバックに見えているのは甲武信岳に三宝山のようだ。




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右側(東側)には谷を挟んで1,168m峰(栂の頭)の岩塔が見える。 ぜひ立ち寄りたいポイントだ。




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P14のピークでジャスト12時となりランチ休憩とする。 P8から2時間もかかった。 P14は4人が座って休める広さしかない小さなピークだ。 063.gif




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P15への登りも極めて悪い。 右側が崩れた崖でⅢ級+くらいの岩場には落ち葉が詰まり、ホールドが乏しい。 落ちたらアウトなのでロープ確保して登る。 安全第一だからね。 034.gif 045.gif




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30mで区切って、さらに20mほどの湿った急斜面を登る。 071.gif




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P15から藪尾根を歩きP16の岩場の基部に到着。 ルートは右かな?左かな?と迷う。 039.gif




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左側のハングした岩壁の下を基部に沿って登ることも可能なようだ。 が・・




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私達は右側から中間バンドに這い上がり・・




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狭い中間バンドを慎重に左にトラバースして、岩の間から尾根に攀じ登った。 008.gif




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P16のピークから振り返れば、歩いてきたサス尾根が圧巻だ。 005.gif 072.gif




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サス尾根の肩越しには、南に顕著な岩峰が見える。 フリークライミングのゲレンデで有名な二子山だ。
 



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サス尾根の左奥には、天空の里、持倉集落を見守るように赤久縄山がそびえる。 眼下には車をデポした林道の橋(船子川支流)が見える。




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岩場はP16で終わる。 その後は緩やかな尾根を歩きピークらしくない栗原山(1,310m)に到着。 066.gif 山名板がなければピークだとは思わないだろう。 044.gif




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栗原山からはアセビの群生地を通り持倉越まで10分の下降。




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持倉越からは尾根通しに北に登れば南小太郎山である。 ルートは右の山腹を東方向へトラバースして行く。 途中、崩壊地を巻き、涸れ沢を横切り薄暗い植林地帯に入る。




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持倉越から約15分で支尾根に合流し、さらに北東へ登ると、突然、緑のササ原の尾根(大栂尾根)に出るので、この尾根を右(東)に進む。 070.gif




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尾根が一際広くなり、さらに進むと二重山稜となる。 ルートは左の尾根だが、サス尾根から見えていた1,168m峰(栂の頭)へ寄りたいので右の尾根へ進む。




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ルートを外れて10分弱で栂の頭に着く。 先端にある岩塔(お一人様用)からは、谷を挟んでサス尾根が一望できる。 072.gif




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ゴジラの背のようなサス尾根のピークスを確認しながら最後の展望を楽しむ。 072.gif




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栂の頭から大栂尾根に戻り、まるで植樹でもしたのかと思えるようなアセビの群生地を南東に進むと、廃作業路に飛び出る。 



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廃作業路をたどり林道まで降っても良いが、大きく迂回しているので、最短距離を読図してそのまま尾根を南に直進することにした。 踏み跡は皆無で林道に降りるポイントが難しい。 最後はやや左寄りに進み、林道上の崩れたような急斜面を後ろ向きで降りる。 林道から車をデポした川の出合はすぐである。

このルートは、相対的には岩登りよりも藪岩尾根の縦走という要素が強いのでクライミングのカテゴリーには入れなかった。 しかし、ロープなどの登攀用具は携行した方が良いだろう。 加えて踏み跡も薄いので読図やルートファインディングのできる上級者ルートとして認識してほしい。 サス尾根にはアカヤシオなどのツツジの木が多かったので、歩くなら春の頃が良いかもしれない。 049.gif

本ルートのマップ: yahoo! map
私のこのトレイルへの評価: 4★ 上級者向け
行程距離: 約5km(林道支線分岐~サスの峰P1 ~P16~栗原山P17~持倉越~大栂尾根~栂の頭~船子川支流出合)
標高差: 約400m
実動時間: 約7.5時間 (栗原山まで登り 約5時間、栗原山から栂の頭経由での下降 約2時間、休憩 約0.5時間)

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by dream8sue | 2016-11-30 21:29 | 群馬県 西上州エリア | Trackback | Comments(2)

上野村 山火事で失われた天丸山北稜から大山北尾根ループ   Mount Tenmaru and Ōyana in Ueno, Gunma

Monday, November 14, 2016
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埼玉県と群馬県の県境にある帳付山と天丸山を、ちょうど1年前の2015年の同時期に登った。 その時に天丸山のピークから北に伸びる起伏のある尾根(北稜)を見て機会があれば登ってみたいと思った。 また、天丸山のすぐ東に位置する大山の顕著な岩峰も登ってみたかった。 今回はその2つの北尾根のループトレイルと、大山よりさらに東にある焼山へもピストンする欲張りルートである。 TOP写真は名栗沢集落から見た大山。登行意欲を掻き立てられるね。 060.gif




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<マイカーの場合>
登山口は帳付山と全く同じなので、そちらを参照してほしい。 → “上野村 西上州の秘峰 帳付山と天丸山     Mount Chotsuke & Tenmaru in Ueno, Gunma”
私達は、今回も昨年同様、2台の車で天丸橋と社壇乗越の間をカーシャトルした。 049.gif

路肩駐車した(写真の白い車)林道のヘアピンカーブの南側の尾根が北陵なので、林道の切通し法面の際を登って尾根に取り付けばよい。 山の紅葉は終わっていたが、名栗沢集落から登山口までの林道沿いの紅葉が実に見事であった。 072.gif




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北稜を南へ急傾斜を登れば、20分もしないでP1(1,307m)に着く。 あまりに早いP1の出現に、はじめはP1とは気づかなかった。 039.gif 北稜の西側には馬道という名の巻き路があり、超付山と天丸山との鞍部(馬道のコル)へと続いている。




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その後程なくして現れるフィックスロープのセットされた凹角状の岩場を登り上げればP2(1,330m)である。




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P2からの下りは左側から巻き、薄いトレースを追い現れた岩壁の右側を登る。
途中でメンバーの1人が鳥の骸骨を見つけた。 005.gif
直径1㎝くらいのとても小さな骸骨なのにちゃんと口ばしの形が分かる。
 


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登りだしから1時間強でP3(1,400m) に着く。 P3ピークは広く平らで3本のマツの木に赤丸印がある。 もっと険しい尾根を想像していたので、あまりにもあっけないP1~P3にややがっかり・・と思いきや・・ 044.gif



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P3からの岩稜のアップダウン、特に下りは急な岩場のクライミングダウンが数カ所あり緊張させられた。 008.gif




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P3先の岩稜から天丸山のピークが見えてきた。 20年以上前の山火事で焼けたと思われる白い枯れ木が特徴的だ。 005.gif




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P3から20分ほど尾根をたどれば天丸山本峰の基部に着く。 この辺りは顕著に山火事の影響が残っており、すこぶる荒れている。 002.gif




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倒木が多く、炭化した木片なども横たわっていた。 踏み跡も薄くルートファインディングに苦戦する。 008.gif




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やがて、山頂直下の岩場へと導かれ、お助けのトラロープで脆い岩場を越えていく。 042.gif




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岩場の上から振り返れば、歩いてきた北稜のP3が見える。  005.gif




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岩場終了点から50mくらいの薮歩きで天丸山へ到着。 P3から約1時間、登山口から約2時間強と意外と早く着いてしまった。 066.gif 063.gif




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山頂から西側には帳付山がよく見える。 072.gif




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その右奥には八ヶ岳。 北側には浅間山。  072.gif




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そして、東側の目の前には、これから向かう大山や、県境尾根に位置する倉門山が望める。




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天丸山からの下降は、南側のフィックスロープのある50mほどの岩壁をクライミングダウンする。 傾斜が急なのでゆっくりと三点支持で降りてね。 034.gif 




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岩場を降りきって、県境尾根に登る。 県境尾根に出たら左(東)へ進み、ピークらしくない倉門山(1,572m)を経て、大山分岐に着く。 時間に余裕があったので大山の東にある焼山まで往復することにした。 059.gif 070.gif




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大山の分岐から焼山の岩稜帯までは左側(北側)が深い谷になった尾根を行く。 冬でも緑の葉をつけるツツジ科のアセビの低木と、カラマツの林の中を東に進む。 途中で南側へ張り出した尾根へ行かないように注意すること。 034.gif




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やがて左の谷に焼岩の岩塔が見えてくる。 この焼岩を県境稜線まで登りつめたポイントが焼山だ。  焼岩ルートに興味のある方はこちらから → “上野村 シャクナゲ咲く焼岩から宗四郎山     Yakeiwa to Mount Soshiro in Ueno, Gunma”




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大山分岐から20分ほどでナイフリッジの岩稜帯が始まる。 071.gif




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岩稜通しでも行けそうだが、右側(南側)から岩壁基部を巻いて焼山手前のコルまで行く。 この巻き路も不明瞭なのでルートファインディング能力が必要。 034.gif




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若干、迷いながらも大きな時間ロスもなく岩稜帯の東のコルに登り上がることができた。 042.gif




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コルからは東の岩場を登れば、見覚えのある焼山のピークに着く。 焼山はピークらしくない稜線上のコブのような場所で、北側の展望は乏しいが、南側の展望は良く、両神山などの秩父の山々が一望できる。 072.gif



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西に大山が良く見える。 右の急峻な尾根が北尾根。 005.gif  焼山でゆっくりランチ休憩をしてから大山分岐まで戻る。 063.gif




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焼山から大山へ戻るルートは、来る時に巻いた岩稜帯が面白そうなので直進することにする。 070.gif



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焼山から降ったコルからⅢ級-くらいの岩場を登る。 ホールドもスタンスも大きいが傾斜があるので慎重に登ろう。  034.gif




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まさに気分爽快、岩塔の山である。 049.gif 016.gif 060.gif




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岩場を登った後もナイフリッジが続く。




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焼山から大山分岐までは40分くらいで戻れる。 059.gif 070.gif




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大山分岐から樹林の中の急斜面を降れば、左に天丸沢へ続く一般ルートを分ける。 ヤセ尾根の岩稜を直進し、岩場を登れば大山山頂だ。 

ちなみに、ゲスト出演の彼女は登山ガイドのYukky! 山女日記の工藤夕貴など足元にも及ばないベテランガイドです。 041.gif  初心者の皆さん、ステップアップしたい登山者の皆さんの頼もしい見方です。 → Happy's Mountain Guide   

Yukkyと歩いたカリフォルニアのトレイルはこちらから → “秋色のビショップ周辺ハイキング ― Baboon Lake via Blue Lake in John Muir Wilderness ―”




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大山分岐から約20分、焼山から約1時間で大山(1,540m)に到着。 066.gif




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岩峰なのでそこそこ展望は良い。が、意外と樹木に覆われている。




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東側は大ナゲシ赤岩岳両神山などの県境の山々の眺望が得られる。 072.gif 072.gif 072.gif




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西側には登ってきた天丸山が低く、その奥には昨年登った帳付山が見える。 右奥には諏訪山、そして昨日登った御座山が霧の中にうっすらと浮かんでいる。 → “北相木村 御座山は八ヶ岳の展望台     Mount Ogura in Kitaaiki, Nagano”




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大山ピークで展望を楽しんでいると、あっという間に霧がわいてきた。 005.gif




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大山ピークから北尾根の下降はかなりの急峻な斜面となる。 008.gif




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赤テープなどのマークを頼りに踏み跡を追う。  042.gif




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北尾根上部は右側(東側)が切れ落ちた尾根を行く。 急な岩場にはフィックスロープが要所要所にある。 034.gif




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徐々に左の山腹寄りに行くが、踏む跡は不明瞭だ。 008.gif




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ようやく傾斜が緩やかになり、左の支尾根にトラバースして、歩き易い支尾根を降る。 043.gif




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短い植林地帯を抜け天丸沢の支流に降り、荒れた沢筋を下流に向かえば右手に大岩壁が迫る。 




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岩壁基部を行き天丸沢右俣本流に合流すれば天丸橋まではすぐだ。 070.gif

今回のルート周辺は、西上州の中でも最も登られていないエリアである。 天丸山北稜は現在は廃道となっている。 また、大山北尾根もとても急峻な尾根である。 焼山への縦走路もヤセ尾根が続き、巻き路は不明瞭である。 上級者ルートなので初心者同志では絶対に行かない方がよいだろう。 しかし、連続する岩稜歩きは適度な緊張感があり上級ハイカーには楽しいルートだと思う。

本ルートのマップ: yahoo! map
私のこのトレイルへの評価: 4★ 上級者向け
行程距離: 約5km(社壇乗越~P1~P2~P3~天丸山~倉門山~大山分岐~焼山~大山分岐~大山~天丸橋)
標高差: 約+400m/-560m
実動時間: 約6.5時間 (社壇乗越~天丸山 約2時間、天丸山~焼山 約1.2時間、焼山~大山 約1時間、大山~天丸橋 約1.5時間、ランチ他休憩 約0.8時間)


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by dream8sue | 2016-11-14 20:27 | 群馬県 西上州エリア | Trackback | Comments(0)

上野村 紅葉のマムシ岳再訪     Mount Mamushi in Ueno, Gunma

Saturday, November 5, 2016
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秋は低山のシーズンだ。 私の好きな西上州の藪岩尾根も歩き頃である。 当初はサスの峰という神流町の針峰に行く予定だったが、諸般の事情で上野村のマムシ岳に変更。 前回、マムシ岳を歩いたのは昨年2015年の新緑の頃だった。 西上州フリークなら誰でも知っている “藪岩魂” の著者である打田鍈一氏の案内であった。 → “上野村 マムシ岳で藪岩ハイキング     Mamushidake in Ueno,Gunma”
同ルートのレポートは避けたいのだが、今回はあまりにも本ルートの紅葉が良かったので秋バーションのマムシ岳ということでレポートしたい。 045.gif




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<マイカーの場合>
南牧村と上野村間に “湯の沢トンネル” が通っているので、国道254号線(上信越自動車道利用なら下仁田IC下車)から南牧村に入るのが良いだろう。 湯の沢トンネルを越えて上野村に入り国道299号線に合流したら左折して東に走る。 上野村ふれあい館の少し手前にある楢原郵便局を右折し県道124号へ。 浜平温泉しおじの湯を左手にみて、そのまま県道124号線をぶどう峠方面に7~8km走る。
マムシ岳の取付きは “キリンテ登山口” であるが、マイカーは下山口である、 “ゲンナイ登山口” (看板の前に2台可能)に停める。 高崎駅からゲンナイ登山口まで高速道路をつかわないで、早朝の交通状況下で約1時間ほどだ。  059.gif




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ゲンナイ登山口から県道124号線をキリンテ登山口まで3kmほど歩く。 070.gif




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道路脇には、岩山の沢沿いに生育するというシオジの木々が美しい。  072.gif 




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あたりの山々の紅葉を見ながら林道をのんびり歩くこと約45分、キリンテ登山口に着く。 林道のガードレールの間から、今にも壊れ落ちそうな丸太橋で日向沢を渡る。 008.gif 




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丸太橋を渡り左の踏み跡を行けば、谷側が急傾斜になった山腹のトレイルを右巻きに進む。 10分程でキリンテ尾根に合流して、尾根を左に登れば鉄塔の下に出る。 私たちは、ルートを誤りキリンテ尾根の末端から取り付いてしまって、ひとつ下の鉄塔に出てしまった。 008.gif




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正規の鉄塔から尾根をガンガン登る。 いくつかの岩塊を乗り越え、さらに行くとトラロープが張られた急傾斜の岩場となる。 このフィックスロープ帯が本ルートの核心部だろう。 009.gif 足場も悪く脆そうな岩場なのでフィックスロープがありがたい。 ちなみに、このロープも打田氏が昨年張ってくれたものだ。 打田さん、ありがとうございます。 040.gif




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フィックスロープ帯を過ぎると傾斜も緩み歩き易くなる。




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そして、キリンテの頭(大岩の頭)直下の岩場は左巻きに踏み跡を追う。 この辺りからツツジの紅葉が目立つようになる。 005.gif 072.gif




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キリンテの頭では、右からボンデン山からのトレイル(尾根)が合流している。 南側の展望が良い。 072.gif




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キリンテの頭から稜線を西にたどる。 070.gif




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おや、ツツジの紅葉に混じってパープルの花が・・・咲く季節を間違えたミツバツツジだね。 ラッキー! 紅葉も綺麗だけど、やはり花はいいね。 024.gif 043.gif 056.gif




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東西に伸びる主稜線なので日当たりが良く、紅葉も鮮やかになってきた。




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モミジ! いいね~ 072.gif 049.gif




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紅葉に高揚しながら(笑)歩いていると、いつの間にかマムシ岳直下の凹角の岩場に着く。 ここもフィックスロープをお助けに登る。 042.gif




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凹角の岩場から少し西に行けばマムシ岳(1,307m)山頂だ。 キリンテ登山口から約2時間強。 066.gif 059.gif 南に奥秩父の山々が連なる。 072.gif




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北には十石峠を挟んで西上州の山々が連なる。 072.gif




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ポカポカの秋の陽ざしの中で早いランチタイム。 063.gif  足元にはコメツツジが真っ赤に紅葉している。 秋のマムシ岳、いいじゃん! Two thumbs-up! 049.gif 049.gif




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本ルートのハイライトは、マムシ岳のピークから続く岩稜帯である。  072.gif 070.gif 060.gif




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マムシ岳からツツジの群落の中を降り、岩峰基部の外傾バンドを右から巻き降る。




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小岩峰のアップダウンとなるが、紅葉の美しさのお陰で登行の苦しさは気にならない。 072.gif




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倒木のある脆そうな岩峰を北側から巻くSue。 バックはマムシ岳。




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続く10mの岩峰を正面から登る。 何故かトングが残置されている。 森の熊さんが食事の時に使うのかな? 039.gif 037.gif 035.gif




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この岩峰からの展望は、マムシ岩のピークより良い。 マムシ岳のバック(東)には、西上州の秘峰、諏訪山や、百名山コレクターに人気の両神山が見渡せる。 072.gif




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南の青い山々は、先日はじめて登った日航機の墜落現場の御巣鷹尾根あたりだろうか? → “上野村 昇魂の御巣鷹尾根 高天原山と大蛇倉山    Mount Takamagahara & Daijyagura in Ueno,Gunma ” 




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10mの岩峰からはナイフリッジの下降なので、足元に気をつけよう。  034.gif




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北側の展望は、この辺りが最後の景色となる。  072.gif




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トレイルは樹林帯に入り、ヤセ尾根が続く。 展望は無くても、今度は低木の紅葉が楽しめる。 072.gif




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左右切り立った尾根(特に左側)歩きとなるが、樹林帯なので高度感はさほど無い。  




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日向沢側の紅葉が、尾根の木々の間からのぞく。  072.gif




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目指す峠(マムシのコル)までは、アップダウンを繰り返しながら標高を上げていく。 そう、峠なのにマムシ岳よりも標高が高いので結構長く感じられるかもしれない。 042.gif




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でも、この間も紅葉がすごいよ。 やはり紅葉には青空が似合うね。  006.gif




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黄葉も意外といいね。 おぅよぅよ~(およよ~)  037.gif




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なんて・・紅葉三昧で立ち止まることが多く、ようやく着いた峠(マムシのコル)




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峠からはゲンナイ登山口を目指し、日向沢側へ一気に降る。 始めは整備されたカラマツ林のスイッチバックのトレイルである。 やがて日向沢の支流に至り、下流へ進む。 沢筋に生える樹木はまだ紅葉には早いようだ。 モミジの葉もうっすらと赤い程度だ。 ちょっとセクシーだね。 037.gif




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やがて、沢を何度か渡渉する。  




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最後は、右岸の雑木林を行けば日向沢に合流する。




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日向沢は、イワナやヤマメなどの魚影が多い清流だ。 日向沢を渡れば、そこはもうゲンナイ登山口である。

本ルートのマップ:yahoo! map
私のこのトレイルへの評価: 4★ 中級~上級者向け
行程距離: 約6.6km(ゲンナイ登山口7:45 ~キリンテ登山口~キリンテ尾根上の鉄塔~キリンテの頭~マムシ岳 10:40 ~マムシのコル12:30 ~ゲンナイ登山口13:10)
標高差: 約540m
実動時間: 約5.5時間 (休憩込み)

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by dream8sue | 2016-11-05 22:45 | 群馬県 西上州エリア | Trackback | Comments(0)

甘楽町 小ぶりながらも大展望の稲含山(栗山)     Mount Inafukumi in Kanra, Gunma

Wednesday, October 26, 2016
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農耕の神山として信仰されてきた稲含山は、一ノ鳥居、二ノ鳥居は甘楽町に位置し、鳥居峠の赤鳥居は下仁田町との郡境にあり、山頂は下仁田町に位置している。 ピークが下仁田町になることから稲含山という呼び名の他に、下仁田町栗山とも呼ばれている。 山頂は360度の大パノラマが広がる西上州随一の展望の山だ。  058.gif
また、甘楽町からも下仁田町からも林道が整備されているので峠までマイカーで行ける。 短い時間でも歩ける手軽さも人気の理由になっている。 (写真は今年2016年の4月に秋畑那須集落の那須大橋から見た稲含山) 




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<マイカーの場合>
上信越自動車道を富岡ICで降り、県道46号線で甘楽町小幡から秋畑那須集落へ向かう。 
那須大橋の手前を右に入り、坂道を登り集落をぬけ山中へと走っていく。 
那須大橋から5kmほどカーブの多い林道を走れば右に池や休憩舎、公衆トイレのある “神の池公園” 登山口に着く。 




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池の南端、トイレの裏側から尾根を登れば、すぐに林道を横切ることになり、一ノ鳥居へ続くトレイルに入る。




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一ノ鳥居でトレイルが二手に分かれる。 右は鳥居峠へ行くルートなので帰り道で回ることにしよう。 一ノ鳥居の分岐を左に50mも行けば大ケヤキ(夫婦ケヤキ)まで0.4kmという分岐がある。 時間に余裕があるので見に行くことにした。




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分岐を左に行くと、すぐに東側が開けた斜面に出る。 一面、植林されたばかりの苗木で、鹿よけネットのようなものが巻かれていた。 005.gif




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苗木エリアの淵をトラバースして樹林帯に入り、荒れた小沢を横切る。 すると枝が二股に分かれたケヤキの木が現れた。 何の標識も無いが、おそらくこの木が大ケヤキ(夫婦ケヤキ)だろう。 049.gif 
ケヤキって街路樹でおなじみだけど紅葉が綺麗なんだよね~・・残念ながらこのケヤキの木は紅葉にはまだ早かったようだ。 002.gif




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分岐まで戻り、緩やかな坂を登っていくと “神の水” という道標のある普通の小沢を渡る。 小尾根に登り上げた所に二ノ鳥居がある。




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二ノ鳥居を過ぎると、スギの木などの混ざる雑木林の中を行く。 スイッチバックの急登となり歩みが遅くなる。 042.gif




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そして、岩壁に行く手をふさがれたら、岩壁の基部を左に行く。 頭上には旧秋畑稲含神社の建物が見えてくる。




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神社の正面階段を登り、境内に入る。 “旧” ということは、これらの建物はもう使われていないようだが、神社も引っ越しとかするんだね。 知らなかった! 039.gif 003.gif




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建物の横から、ハイステップな木段の急登が始まる。 042.gif




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ちらほらと紅葉した樹木が左側の大岩壁を染めている。




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木段を登り、フィックロープのある山腹路をトラバースすれば郡境尾根を越え、鳥居峠からくるトレイルとの分岐に着く。




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分岐を左に曲がり山頂を目指す。 味気ないフェンスに路肩をガードされながら山腹を行けば、小さな地蔵が立つクサリ場を登る。 クサリ場と行っても階段状なので問題はない。 034.gif




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フェンスが丸太の柵に変わり、美観的にもこちらの方がGood! 045.gif




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落ち葉を踏みしめながらいい感じで登っていくと、下仁田町側の稲含神社に着く。 
旧秋畑稲含神社(甘楽町側)からきつい登りであったが、距離にしたらたったの0.5kmである。
神社の境内は広く、大パーティーの休憩にはこちらの方が良いだろう。 049.gif




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稲含神社から稲含山頂までは目と鼻の先だ。 陽当たりの良い山頂直下は、紅葉が見事である。  072.gif




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いきなりの紅葉に感動していると、山頂ではさらに感動的なビューが待っていた。 稲含山(1,370m)に到着。 066.gif 042.gif




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山頂には方位盤があり、西上州の山々をはじめ360度の展望が楽しめる。 072.gif




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では、北からぐるりと1周しよう。 061.gif  何といってもピカイチは浅間山の雄姿だろう。 072.gif 049.gif




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そして手前には妙義山の岩尾根がみえる。 そのバックは鼻曲山浅間隠山かな?




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西には、テーブルマウンテンの荒船山に、西上州の看板ルートの鹿岳に四ツ又山。 その奥には物語山。




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すぐ近くには小沢岳




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遠く八ヶ岳をズームアップ




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南方向には赤久縄山。 東には東西ある御荷鉾山の西御荷鉾山の方が大きく見えている。




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北東に目をやれば、高崎市や前橋市の街並みの先に赤城山がそびえ、遠くは日光連山。




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榛名山も見えて上毛三山が一堂に会している。 上越の山々や草津白根山、はたまた北アルプスも見えちゃう。 024.gif
たった1,370mのおチビちゃんのくせに、なかなかいい仕事しているね~ 041.gif




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風の無い穏やかな山頂で、大展望とランチを堪能したら、ゆっくりと下山にかかろう。 郡境尾根の鳥居峠への分岐まで往路をもどり、分岐から鳥居峠側へ進む。 070.gif




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よく踏まれた木段のトレイルをカラフルな落ち葉を踏みしまながら降る。 時々、樹木に付けられた “ホオノキ” “ウリハダカエデ” などのネームプレートと樹木を確認しながら歩く。 027.gif




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ちなみに、この葉は “ヒトツバカエデ” でしょうか?  039.gif ご存知の方がいましたらコメントしてください。 040.gif




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そうこうしているうちに赤鳥居のある鳥居峠(茂垣峠)に着く。 ちなみに、鳥居峠にもパーキングがあるので、この登山口から登れば1時間弱で大展望の稲含山に立てる。 049.gif




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神の池公園へ戻るには、林道を歩いても行けるが、ここは右の山路へ進み一ノ鳥居経由で戻ろう。




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すぐに鉄塔が現れる。




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鉄塔の横を通り尾根を降ると、すぐに往路で通った一ノ鳥居に着く。 ここから神の池公園までは往路と同じトレイルを戻る。
4km、3時間程度のお手軽ハイキングであったが、短いながらも展望台のような山頂に登るわけだから、それなりに急登である。 034.gif アカヤシオが咲く山らしいので春もいいかもしれない。 045.gif

本ルートのマップ:地形図
私のこのトレイルへの評価: 4★ 初級者向け
行程距離: 約4km(神の池公園~一ノ鳥居~大ケヤキ往復~二ノ鳥居~旧秋畑稲含神社~稲含神社~稲含山~鳥居峠~一ノ鳥居~神の池公園)
標高差: 約360m
実動時間: 約3.5時間 (休憩込み)

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by dream8sue | 2016-10-26 12:05 | 群馬県 西上州エリア | Trackback | Comments(0)

上野村 昇魂の御巣鷹尾根 高天原山と大蛇倉山    Mount Takamagahara & Daijyagura in Ueno,Gunma

Sunday, October 16, 2016
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群馬県に住む者として、いつかは訪れておきたいと思っていた上野村の御巣鷹の尾根に行ってきた。 1985年8月12日に起きた日本の航空史上最悪の墜落事故の現場である。 そして、事故から30年以上たった今では、御巣鷹の尾根への登山道はよく整備され、その上の県境尾根にある西上州の秘境の山へも登り易くなっている。
520人の犠牲者の命の碑である、 “昇魂之碑” までは30分くらいなので、事故を風化させないためにもハイカー以外の方にも訪れてもらいたい。 県境尾根にある高天原山と大蛇倉山へ登るハイカーは急登や倒木も多い山なのでそれなりの装備で登ってね。




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<マイカーの場合>
御巣鷹の尾根登山口は西上州の秘境、諏訪山の登山口のさらに奥にある。 
湯の沢コース(浜平コース)から登る諏訪山はこちらから → “上野村 西上州の奥山 下ヤツウチグラと諏訪山 Suwayama in Uenomura,Gunma”

国道254号線または上信越自動車道の下仁田ICで降り、南牧村から湯ノ沢トンネルを抜け、国道299号線に合流したら左折する。
楢原郵便局前を右折しトンネルを2つ(三岐・浜平トンネル)過ぎると左側に諏訪山登山口の広いパーキングがある。 
諏訪山登山口のパーキングを過ぎて奥神流湖の湖畔沿いの長いトンネル、虎王トンネルと手水トンネルを越えて上流のスゲノ沢に沿って林道を走る。
スゲノ沢と長門沢が出合う場所は旧登山口で大きなパーキング(約30台可能)がある。
そこから少し上流にはバスもパーキング可能な現在の“御巣鷹の尾根登山口”がある。
登山口には、訪問者の数を把握するためのカウンターもあるので、現地を訪れたらカウントしてほしい。




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パーキングからスゲノ沢に架かる橋を渡り、よく整備された階段を登る。 水飲み場、山守地蔵と過ぎ、ベンチの並ぶ登山道を20分も登ると2棟の管理小屋?とトイレのある場所に着く。




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風車の階段を降りればスゲノ沢の沢筋へ行く。 そこにはたくさんの墓標が並んでいる。




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スゲノ沢から山腹路を登ると、機体が激突した地点と思われる場所に昇魂之碑がある。 その一段上には遺族の記念品などが置かれた小屋があり、誰でもお線香をあげることができるようになっている。 犠牲者の写真や、遺族からのメッセジーを読めば目頭が熱くなる。




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日航機はあの尾根を越えることができなかったのかな~と尾根を見上げると、一筋の飛行機雲が青空に白い線をえがいていた。
飛行機雲を見ながら私は10年前のことを思い出していた。 12年ほど前に夫を山岳事故で亡くした私は、2年後、傷心の面持ちで単身アメリカへ航空留学した。 職業パイロットになりたい訳ではなく、単に鳥の様に自由に空を飛びたくてヘリコプターのライセンスを取得した。 その際にフライトスクールの実習室で、事故機である日航ジャンボ機123便のボイスレコーダーの録音をYou Tubeで聞いた。 最後まで諦めないで操縦桿を握るキャプテンとコパイロットのやり取りに、パイロット魂をみた気がして、ただ単に鳥になりたいと思って航空留学した自分の甘さを知った。 また、ヒマラヤの山で死んだ私の夫とは事情は違うが、事故で突然に家族を失った遺族の気持ちが重なり、もう涙が止まらなくなってしまった辛い思い出がある。
アメリカで飛び続けようと決意した矢先に病気で帰国して私は、現在は飛ぶことは止めてしまったが、空の安全を願う気持ちはきっと遺族と同じである。




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昇魂之碑にお参りをすませたら、墓標の林立する尾根を登り県境尾根へ行くトレイルに進む。 




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アセビの群落を過ぎると、尾根は急登となる。 全ルート中で、県境尾根に登り上げるまでのこの間が一番つらかった。




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紅葉にはまだ早いが、気配は感じる。 長雨の影響で今年の紅葉は何処もあまり良くないようだ。




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落ち葉に埋もれて、小さなキノコが顔を出していた。 クリタケという食用のキノコのようだ。  




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昇魂之碑から約1時間の登高の末、県境尾根に到着。 道標には “60年日航機遭難地慰霊登山道” と書かれてある。 地図にはこの分岐を “昇魂之碑分岐” としてある。 ここから左(南)に行けば高天原山(たかまがはらやま)で、右(北)に行けば大蛇倉山(だいじゃぐらやま)である。




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まず、高天原山へ向かう。 明るい自然林の中を行くと高天原山方面が見渡せる岩場があるので早速寄ってみる。 高天原山はどっしりした山容だ。




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展望の岩場から少し行くと、フィックスロープがセットされた岩場がある。




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その後は、しばらく倒木の多いカラマツ林を行く。 倒木を跨いだり、くぐったり、迂回したり、結構面倒だ。




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南に向かっていた尾根が、やや東よりに向きを変えてさらに登る。 枯れた草が陽を受けて白い草原のように輝いていた。




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昇魂之碑分岐から約50分で高天原山に着く。 

南北に長い山頂は樹林に囲まれている。

かろうじて南西方向の展望(小川山など)のみが見渡せる。
 
高天原山は上野村の呼称で、他にも地域によって “ショナミの頭” とか “蟻ヶ峰” とかの呼び名があるようだ。

ちなみに、三角点の+マークは、その地点の東西南北にそって設置されているらしい。知らなかった!




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さて、ランチには早い時間なのでいったん昇魂之碑分岐まで戻り、北に位置する大蛇倉山を目指そう。




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分岐からダケカンバとカラマツ林の中を行くが、スゲノ沢の頭を過ぎるとツガ?の林に変わり、驚くほどの倒木地帯となる。 最近の台風の影響だろうか? 細く若い木が残り、太い木の方が折れている。 




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この爪痕は森の熊さんの仕業かしら?




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ツガの倒木地帯は短く、すぐにカラマツ林になる。 カラマツの林相が美しい。




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最後はダケカンバの紅葉の下を息を切らせながら登ると・・




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大蛇倉山のピークと思われるシャクナゲの茂みに囲まれた空間に着く。 そこには、ダケカンバの木に手作りの山名板が2つ掛けられている。 展望の無い山頂にがっかりしてはいけない。




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素晴らしい展望が得られる場所があるので、シャクナゲの茂みをかき分けて西の岩棚に行こう。 




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岩棚からは西に奥三川湖と八ヶ岳、御座山、天狗山、男山などが見える。




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県境尾根のダケカンバの森と、西上州の重なり合う青い山脈が美しい。




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北には奥神流湖を見下ろせる。 バックには上野村のマムシ岳笠丸山など西上州の山並みが一望できる。
ちなみに、水力発電には揚水式水力発電なるものがあるらしいが、奥三川湖も奥神流湖もその発電式のダムらしい。 2つの湖を見渡しながら秋晴れの陽気の中、楽しいランチタイムはあっという間に過ぎていった。  
下山は昇魂之碑分岐まで戻り、落ち葉で滑る急な斜面に気をつけながら昇魂之碑まで降る。 そして昇魂之碑に深く合掌してからパーキングに戻った。 

本ルートのマップ:yahoo! map
私のこのトレイルへの評価: 4★ 昇魂之碑までは初心者向け。高天原山と大蛇倉山は中級者向け
行程距離: 約8km(御巣鷹の尾根登山口~昇魂之碑~昇魂之碑分岐~高天原山~昇魂之碑分岐~大蛇倉山~昇魂之碑分岐~昇魂之碑~御巣鷹の尾根登山口)
累計標高差: 約680m
実動時間: 約6.5時間 (1時間のランチタイム、休憩込み)

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by dream8sue | 2016-10-16 20:08 | 群馬県 西上州エリア | Trackback | Comments(2)