カテゴリ:十和田八幡平国立公園( 1 )

秋田駒ケ岳で変化に富んだ地形と紅葉を楽しむ     Mount Akita-Komagatake in Towada-Hachimantai National Park

Friday, October 6, 2017
f0308721_04083137.jpg
みちのくハイキングの旅は、宮城県の栗駒山で最前線の紅葉を見て、その後、秋田県の森吉山麓へ北上しピカイチの渓流歩きと滝を見るハイキングを楽しんだ。 169.png
そして、最終日は秋田県仙北市と岩手県雫石町に跨る活火山、秋田駒ヶ岳に立ち寄ってから帰路についた。
帰りの駄賃で立ち寄った程度なので、ルートは老若男女だれもが手軽に登れる八合目小屋からの easy way。 125.png

秋田駒ケ岳は、十和田八幡平国立公園の南端に位置し、山頂部には2つのカルデラがある。
そのため、男岳(おだけ)や火口丘の女岳(めだけ)、最高峰の男女岳(おなめだけ)の他に外輪山も多く、とても複雑な地形を成している。

また、標高が低い割には高山植物が多く、南側のカルデラの中には天然記念物に指定されている秋田駒ヶ岳高山植物帯がある。 179.png



f0308721_04091714.jpgf0308721_04090798.jpg
<マイカーの場合>
私達は森吉山(秋田県北秋田市)からの移動だったので国道105号線を南下して田沢湖経由で八合目小屋のある県道127号線に合流した。
関東方面からなら東北自動車道盛岡ICから国道46号線を西へ走り雫石町を通って、秋田駒ケ岳の西麓(田沢湖の東側)をたどり県道127号線に合流するのが最短である。 
その場合は、仙北市には入らず雫石町の国見温泉からのルートでアプローチするのも一考である。



f0308721_04092428.jpg
秋田駒ケ岳の北側に位置する八合目小屋からは、時計回りでスタートすることにする。
登山口を入ってすぐの分岐を左へ進む。



f0308721_04125766.jpg
山腹を回り込むと低い尾根に出て、阿弥陀池の湿原から流れる出る小沢を横切って、
横岳からの稜線上にある小ピーク、焼森へと登る・・・って、地形が複雑なので言葉にするとややこしい! ヾ(>∇<*)



f0308721_04130499.jpg
小沢を渡って焼森へは砂地トレイルを登る。
振り返ってみれば、北東方向に悠然とした岩手山が見える。 146.png



f0308721_04131198.jpg
登山口から1時間足らずで焼森山頂(1551m)に到着。 166.png



f0308721_04132918.jpg
東側の雲海から頭を出している山は早池峰山かな?



f0308721_04134940.jpg
そして、右手にはこれから向かう秋田駒ヶ岳の最高峰、男女岳(右)と外輪山の男岳(左)が視界に飛び込んでくる。



f0308721_04135860.jpg
2つの山の基部をズームで覗けば、阿弥陀池の畔に建つ避難小屋が確認できる。



f0308721_04140435.jpg
その阿弥陀池と男女岳の東には湿原が広がっている。
この湿原の中にも北(八合目小屋)へ続くトレイルがあるが、あまりコンディションが良くないようで、現在は男女岳の北側をぐるりと巻くのがノーマルのようだ。



f0308721_04142297.jpg
焼森と横岳は近く、見通しのよい砂礫帯をひと登りすればすぐである。



f0308721_04153134.jpg
外輪山のひとつ横岳(1583m)からは、右奥に田沢湖がひかえ、遥か彼方には鳥海山も見える。
初めての東北ハイキングで、まだ登ったことも見たこともない山々に新鮮な驚きと感動を覚える。 150.png



f0308721_04153948.jpg
横岳から稜線を男岳方面へ進むと、砂礫帯から灌木帯へと変わる。
足元にはシラタマノキがまだ白い実を付けていた。 178.png



f0308721_04154793.jpg
おや、針葉樹にブルーベリーのような実がついている! 146.png
ヒノキ科のセイヨウネズのようだ。

セイヨウネズは、ジンの香り付けに使われ、実が熟すのに1年以上かかるので若いもの(緑色)と古いもの(青色)が混ざっていることが多いらしい。 
ジントニックはよく飲むけれど、香りづけにセイヨウネズ(学名ジュニパーベリー)の実が使われているなんて知らなかった!



f0308721_04155730.jpg
男岳への稜線から彼女が見ている景色が・・



f0308721_04160842.jpg
こちら(南側)で、現在も活動している火口丘の女岳である。



f0308721_04162265.jpg
女岳の左(東側)には小岳があり、そのすそ野には高山植物帯が広がり、花期にはたくさんの高山植物が咲き乱れる。
この谷は、ムーミン谷と呼ばれ、 “ムーミン谷を見ずして秋田駒を語ることなかれ” と言われるほど素晴らしい場所のようだ。



f0308721_04163286.jpg
小岳の南西には、国見温泉からのアプローチとなる横長根の長い尾根が横たわっている。
友人たちが数日前にこの尾根から登っているが、藪が多かったと言っていた。
末端の “姿見の池” が青く口を開け、遠方に浮かぶ鳥海山は早くも頂に雪をまとっている。 146.png



f0308721_04164062.jpg
私達は最高峰の男女岳を登るべく男岳へは行かずに、 “馬の背” の尾根の手前から右(北側)の阿弥陀池へ降った。



f0308721_04213887.jpg
阿弥陀池の畔も花期にはチングルマなどの高山植物が咲き乱れる美しい場所であるが、秋は淋しいね。



f0308721_04214612.jpg
木道を歩いていると、バッタ?イナゴ?のような虫がたくさんいた。
田んぼや草原ではなく、こんな高山にいるなんて不思議な感じ。



f0308721_04215380.jpg
花は無いけど、ランチタイムをするならやはり池の畔がお勧め。 180.png 165.png



f0308721_04220343.jpg
男女岳が symmetric だ! 129.png



f0308721_04221728.jpg
湿原の彼方にそびえる岩手山が大きく見える。 150.png



f0308721_04222598.jpg
男女岳へは湖畔の北側の長い木段トレイルを登る。 140.png



f0308721_04224460.jpg
すぐに阿弥陀池の全貌が眼下に見えてくる。 177.png



f0308721_04225484.jpg
足元には、真っ赤に紅葉したチングルマの葉。 178.png



f0308721_04230589.jpg
30分程の登りで最高峰の男女岳(1637m・女目岳とも書く)に到着。 166.png
南西方向には、男岳と田沢湖が望める。

地図では、秋田駒ケ岳を挟み北東にある岩木山と対角線上の南西に田沢湖が位置しているのだが、
ピークからは360度の展望が得られ、見晴らしが良すぎて、逆に方向感覚がおかしくなる。 149.png 104.png



f0308721_04231607.jpg
南側の横岳などの外輪山のバックは、見事なまでの雲海が広がっている。 177.png 150.png



f0308721_04233575.jpg
反対に、北側は雲ひとつないスッキリとしたスカイコンディションで、
私達が2日間の渓流ハイキングを楽しんだ森吉山や八幡平の山群が見えている。 174.png



f0308721_04234699.jpg
下山は一旦、阿弥陀池へ降り、畔の木道を西へ行き、男岳鞍部から北側へ回り込む。



f0308721_04280028.jpg
程なくすると男岳のすそ野の脇から田沢湖の全容が見えるようになる。 177.png



f0308721_04280835.jpg
さらに北側に回り込み高倉岳(1456m)と名がついた高台に出る。



f0308721_04281795.jpg
ここからは眼下に、山麓に湧く乳頭温泉などの温泉郷が見える。



f0308721_04282828.jpg
そして、広大な田沢湖高原のブナ原生林の紅葉が見事だ。
一面の黄葉の中にカエデやウリシなどの紅が色を添えている。 177.png



f0308721_04284507.jpg
八合目小屋へのアクセス県道が蛇のように蛇行している。



f0308721_04285622.jpg
その終点が八合目小屋のパーキングである。
バックの笹森山や湯森山の笹原と紅葉とのコントラストもいい感じ。 177.png



f0308721_04290513.jpg
北面のトレイルは、やがて男女岳のすそ野を巻き終え八合目小屋登山口へ緩やかに下ってゆく。
すると突然、旧日窒硫黄鉱山跡が現れる。 150.png

阿弥陀池からの旧道は、この鉱山跡に続いているらしいが、歩いているハイカーの姿が無いのは相当の悪路なのだろうか?
何故か、旧道、古道、廃道という言葉に心が躍る私である。 O(*゚∀゚*)oワクワク! 



f0308721_04291392.jpg
鉱山跡からは八合目小屋パーキングまで、最後の紅葉を楽しみながら歩く。

たった4時間の短いルートであったが、火山帯の複雑な地形と田沢湖高原の紅葉を見ることができた。
秋田駒ケ岳は360度の展望が得られる、とても見晴らしの良い山であることが分かった。

もし再訪することがあれば、今回登らなかった本峰の男岳や、花の時期にムーミン谷から乳頭山の千沼ヶ原を結ぶ湿原と高山植物の花見ハイキングがしたいな~

5日間のみちのくハイキングの旅は終わったが、この後も上信越高原国立公園の鳥甲山や越後三山の紅葉ハイキングなど、私の秋を感じるハイキングはまだまだこれからだ。


本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆ 

私のこのトレイルへの評価: 5★ 初級者向け
距離:約5.5km/ 所要時間:休憩込で約4時間(八合目P 8:00‐焼森 9:00‐横岳‐阿弥陀池‐男女岳10:00‐阿弥陀池 10:30‐八合目P12:00)
標高差: 約340m

f0308721_04292193.jpg
下の画像をクリックしていただけたら嬉しいです。 ヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ
↓ Thanks for reading my article. Please click the photo below, so that your access can be counted.

にほんブログ村にほんブログ村

by dream8sue | 2017-10-06 23:58 | 十和田八幡平国立公園 | Trackback | Comments(2)