カテゴリ:Rock Climbing( 28 )

湯河原町 湯河原幕岩でクライミング     Makuiwa in Yugawara, Ashigarashimo District, Kanagawa

Wednesday, January 3, 2018
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伊豆の湯河原幕岩は、冬に訪れたい暖かな岩場として関東近郊のクライマーに人気が高い。
しかし、意外と冷たい風が吹くことも多いので防寒対策を怠ってはいけない。  116.png

湯河原幕岩には多くのエリアがあるが、立入禁止のエリアもあるので気をつけたい。
幕岩を訪れるのは数十年ぶりという私であるが、昔は登られていたエリアが、現在は登攀禁止になっていたりして、時の流れを感じるな~。 105.png



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<公共交通の場合>
JR東海道線湯河原駅より幕山公園行きのバスで約15分(260円/片道)
幕岩公園行きのバスは本数が少ないので時間確認が必要。
また、湯河原駅より鍛冶屋行きバス(本数も多い)で “森下公園前” バス停で下車、幕山公園まで徒歩約25分。
梅祭りの期間中は幕山公園まで臨時直通バスもあるのでチェックする価値あり。

<マイカーの場合>
車では、真鶴道路から国道135号に出てすぐの吉浜交差点を右折。
道なりに進み東海道線と新幹線のガードをくぐった先の交差点を幕山公園方面へ。



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幕山公園には4000本のウメの木が植えられていて2月~3月は梅祭りで賑わう。
梅はまだ咲いていないが、スイセンやツバキの花が咲いていて気持ちがホッコリする。  178.png
また、足元の枯れ草の中をよく見ればスミレが咲いていたりして、やはり暖かいエリアだと感じる。 110.png



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たくさんあるエリアの中で、特に人気が高いのは幕山の東側に位置する茅ヶ崎ロックである。
その茅ヶ崎ロックは、さらに桃源郷、希望峰と言った岩峰や岩塔のセクションに分かれている。
週末ともなると人気の高いセクションには人だかりができ、人気ルートは常に順番待ちとなる。 140.png



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そのひとつが、桃源郷である。 
その中の、 “ダイアモンドヘッド 5.11c” (左)と “ダイアモンドヒップ 5.11a” (右)は★★の人気ルートだ。

同行者はダイアモンドヒップをオンサイトしたが、そんな高グレードには触ることもできない私・・でも大丈夫!
ダイアモンドヒップの右壁には “シルクロード 5.7” とか “いんちきするな 5.8” などのイージーなルートもある。
幕岩には短いルートが多く、傾斜もないので気軽に取り付けることも人気の理由だろう。



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せっかくだから、いくつかのセクションをハシゴしてみた。
こちらは、桃源郷の上部に位置するアリババの岩場である。



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岩場の名前になっている “アリババ 5.10b” に果敢にトライする同行者。 166.png



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アリババの岩場の右横に位置するシンデレラフェイス。
“シンデレラ 5.7” は長いフェイスを登る★★ルートで、楽しい。 169.png 



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そして、シンデレラフェイスからさらに右上段へフィックスロープを使って登り上げた所が、ガリバーの岩場。



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とりあえず1本登っておこう。
左端の “あかずきんちゃん 5.9” を登る。

陽射しがあればポカポカであるが、陽が陰ると急に冷え込む。
湯河原駅行きの最終バス16:10に乗るために15:30には撤収したが、冷えてくるので調度よい感じだ。
東面なので、午前中の早い時間から登り、午後は早めに切り上げる方が良いかもしれない。 165.png


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by dream8sue | 2018-01-03 22:00 | Rock Climbing | Trackback | Comments(0)

奥武蔵の岩場訪問 阿寺の岩場     Rock Climbing at Adera in Hannō, Saitama

Sunday, December 24, 2017
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前日に埼玉県飯能市東吾野の平戸の岩場を訪ねた私たちは、同じ東吾野にある阿寺の岩場にも寄ってみた。
平戸の岩場と同様、地元の大野文雄氏によって開拓、管理されているプライベートロックである。
よって、一般公開(2013年公開)されてはいるものの、使用に際しては細かな利用規定があるので、よく確認して使わせていただこう。



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<マイカーの場合>
埼玉県飯能市から国道299号で秩父方面へ向かう。
西武池袋線の東吾野駅近くの信号 “医療介護センター” を過ぎ、200m先の自動販売機のある三叉路を右折する。
すぐに左カーブして川に沿って上流へ3kmほど走れば、大きく右カーブする所に簡易トイレと“阿寺の岩場”の標識がある。
標識の前に10台くらい駐車可能なパーキングスペースがある。(500円/1日)

<公共交通の場合>
西武池袋線の東吾野駅下車。
東吾野駅から同上のルートを緩やかな登りで3kmくらい、1時間弱ほどの歩きとなる。



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標識から砂利道の林道を5分ほど歩けば左手に阿寺の岩場が見えてくる。
左の脇道を降れば岩場の基部に着く。
また、パーキング下の簡易トイレから沢を渡って、樹林帯を登っても行ける。



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よく整備された岩場は、ピクニックテーブルもあり、まさにゲレンデという雰囲気造りがされている。
掲示板には、岩場の利用規定や使用料の支払い方法なども書いてあるので、初めての人は必ず目を通しておこう。

阿寺の岩場は、高さ30m、幅50mくらいで、5.7~5.9の易しいグレードのルートが多いので、入門者や初級者の練習に最適である。
また、脆い岩も多く、 “ヘルメット着用義務” がルールとなっている。



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左端にある “どんこちゃんスラブ” には、
“登ってみんしゃい右 5.8” と “登ってみんしゃい左 5.7” の2本のルートがある。
傾斜はゆるいが、鏡のようにみがかれたスラブは大変滑り易い。  144.png



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壁のほぼ中央にある “大野カンテ 5.6” は高さもあり入門にはお手頃のルートだ。
大野カンテを境にして、左面の様子。



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右面は、 “フェイスメーカー 10b/c” などのある垂壁と、
“エビフライエフェクト 5.9” などのハングしたフェイスからなる。



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右面の垂壁と、ハング帯を分ける “北山カンテ 5.9” は、私的にはこのエリアでの一番のお勧めルートだ。 165.png



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岩場の右端に沢が流れているので、水場には困らない。が、その反面、
地面が濡れていたり、下部の岩からも染み出しがあるのでロープが濡れないように気を使わなくてはならない。



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また、メインの岩場の他にも、簡易トイレの対岸にも小さな岩場がある。

2日続けて阿寺の岩場で遊んだが、とりわけ日曜日の混雑には閉口した。 140.png
奥武蔵には、その混雑ぶりで悪名高き日和田山の女岩&男岩があるが、
早くも、阿寺の岩場も同類の激混み岩場となるのだろうか。

また、初級者が多いせいか、見ていてハラハラするような危険なロープワークも見られた。 153.png
しっかりしたリーダー、経験者の同行が求められる。 


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by dream8sue | 2017-12-24 23:59 | Rock Climbing | Trackback | Comments(0)

奥武蔵の岩場訪問 平戸の岩場     Rock Climbing at Hirato in Hannō, Saitama 

Saturday, December 23, 2017
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山々が雪に覆われるこの時季は、低山ハイキングも場所の選定に頭を悩ます。 131.png
温暖な伊豆や房総を中心に歩きたいが、遠方なのでそうそう頻繁には出かけられない。
少しでも運動不足を補うために、クライミングエリアに出向いてみた。

今回は奥武蔵(飯能市東吾野)にある平戸の岩場である。
地元の大野文雄氏が管理するプライベートロックなので、事前の申請が必要。
利用規定の詳細は下記リンク参照のこと。




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<マイカーの場合>
埼玉県飯能市から国道299号で秩父方面へ向かう。
西武池袋線の東吾野駅近くの信号 “医療介護センター” を左折する。
線路を横断し、平戸集落を南に走り、最初の三叉路(コーナーに床屋あり)を右折する。
小学校を左手に見たら、道は山道となるので0.3kmほど走る。
未舗装の林道が左から合流しているヘアピンカーブに2台くらいパーキング可能。

岩場は、ヘアピンカーブの谷側の林道を降ればすぐである。
この林道を下りきった所が東吾野駅なので、駅から歩いても5分くらいで着く。
走ってきた道のガードレールの下に隠れるように存在する小さな岩場で、陽の当らない樹林の中なので寒い。 143.png



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岩質はチャートで、高さ10m、幅20mくらいに5.7~5.9くらいまで約10本のルートがある。
右面の様子。



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岩が脆いのですべてトップロープとなっている。 左面の様子。



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中央の5.7 のルートを触ってみたが、やはり汚い。 131.png
新人のロープワークや救助訓練などの講習会向けだね。
アイゼントレーニングも可能ということなので、アルパインを目指すクライマーが気がねなく練習ができるのは嬉しいだろう。

また、同じく大野氏が管理する阿寺の岩場(下記リンク参照)が近くにあるので、併せて訪れることも可能だ。

 


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by dream8sue | 2017-12-23 18:33 | Rock Climbing | Trackback | Comments(0)

富津市 鋸山南壁でクライミング     Rock Climbing at Nokogiri-South face in Futtsu, Chiba

Friday, December 15, 2017
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寒いのが苦手な私は、冬になると極端に運動量が減る。
何とか温かな場所でハイキングやクライミングができないものかと頭を悩ませる時期である。
定番の伊豆のクライミングとも思ったのだが、今回は南房総のローカルクライマーご用達の岩場、鋸山南壁に行ってきた。



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ここは有料道路(1000円/ 16:30でゲートが閉まる)からしかアクセスできない私有地で、
黙認ということで使わせてもらっているらしいので、極めてプライベートなゲレンデである。

よって、アクセスの詳細は控えることにする。
間違っても、料金所のおじさんに “岩場はどこですか?” なんて尋ねないでね。
O(*≧д≦)oナイショヨ!!  

写真は、有料道路(車のみ通行可で、バイクも歩行者も不可)の途中から見た南壁。



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有料道路の路肩パーキングエリアから5分で岩場に到着。
石切り場跡の広~い敷地からは、広~い太平洋が見える。



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オーシャンビューが素敵!   ヾ(o≧∀≦o)ノ゙♪♪♪
海無し県民は海を見ただけでテンションが高くなる。 102.png



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南壁は、石切り場跡の岩場で、岩質は砂岩なので、クライミングはすべてトップロープで行う。
浮島ロックガーデン、林間フェイス、スミレのフェイスなどのいくつかのセクションに分かれている。



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こちらは、崩壊でクライミング禁止のエリア。



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フラワーロックガーデンは高さがあり、看板ルートの “フラワーライン 12b” は35mもあるクラック。
ォォォオオ(・д・oノ)ノ!! 

当然、こんな大物には触ることなく、下から口を開けて見上げただけ。 105.png



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新参者は、まずこちらのスミレのフェイスから。
フェイスの右側から回り込んで、フィックスロープのかかる易しい岩場を登ればトップロープをセットできる。

右端の “大房岬 5.6” は人口の穴が掘ってあるので、インドアクライミング感覚で登れる。
中央フレークを使う、 “ハルナ 5.7”  などで砂岩の様子をうかがう。



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スミレのフェイスと左の林間フェイスを分けるカンテは、 “ギャングエイジ 10a” で中間部の処理が難しい。



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カンテのすぐ左の湿ったコーナーは、 “宇宙の旅 5.8” だが、上部のダブルクラックに行くまでが難しい。



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そして、林間フェイスの左のコーナーが、 “海辺のパラダイス 5.10b” である。
見栄えもするし、名前もラブリーだが、一番砂っぽくて目に砂が入ったりして不快だった。
中間部に掘ってある穴の位置が微妙で、ムーブが分からなかった。

これが砂岩ではなく、花崗岩だったらな~と思ってしまう。
足元には小さな花が咲き、午後からはスミレのフェイスにも陽があたり、暖かくクライミングができた。 174.png

最後に、この岩場をボランティアで整備してくださっている のこぎりクラブの地元クライマーの方々に感謝いたします。

この岩場の使用に関しては、いくつかの注意事項があるので、興味のある方は下段のコメント欄に連絡ください。
折り返し のこぎりクラブの連絡先をお知らせします。


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by dream8sue | 2017-12-15 19:09 | Rock Climbing | Trackback | Comments(0)

奥武蔵の岩場訪問 越生町の聖人岩     Rock Climbing at Shoniniwa in Ogose, Saitama

Saturday, December 2, 2017
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生越梅林で有名な越生町にある聖人岩(黒山の岩場ともいう)は、決して大きな岩場では無いが、
アプローチが短い石灰岩の岩場なので、フリークライマーの間ではそこそこ人気なようだ。

私は何十年かぶりに訪れた聖人岩であったが、以前にはなかった光景を見て時の流れを感じた。
それは、ルートを登るクライマーに混じって、側らではボルダラーが課題に取り組んでいたことだ。
小川山などでは珍しくない光景だが、こんな小さな岩場でもルートとボルダー、岩場を共有する時代になっていたのだね。 
ここでもSueは、玉手箱を開けた浦島太郎状態だ。 105.png



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<マイカーの場合>
関越自動車の嵐山小川ICから西に走り小川町で、県道30号線~61号線で南下し生越梅林方向へ向かう。
生越梅林から5kmほど県道を南に走ると、黒山三滝の鳥居のある三叉路となる。
パーキングは、トイレが隣接している三滝無料駐車場か、三叉路を左に少し行った所にある黒山有料駐車場(500円/1日)となる。

聖人岩へは、三差路を左に曲がり、0.5kmほど行くと、左側の路肩に青いゴミ置き場があるので、
そこを左のスギ林の中へ進み、すぐに沢を渡り、冬イチゴの生えているトレイルを登り上げる。


<公共交通の場合>
JR八高線、生越駅より黒山行きバスで終点下車。 徒歩約20分。



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聖人岩は、スギ林の中にある、垂壁とオーバーハングの石灰岩の岩場。 

OH~ 懐かしい~! 
中央のチムニーの右の前傾したフェイスが、 “貂が見ていた 5.11b” の三ツ星ルート。 177.png177.png177.png



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チムニーの左のフェイスが “ダイエット・シェイク 5.10a”
ハイカーである今の私には難しく、トップロープでも登れなかった。 137.png

さらに左側の垂壁にもテクニカルなルートが7本くらいある。



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5.9から5.12台のルートが30本ほどあるので、初級者から上級者まで幅広く利用されているようだ。

久しぶりに前腕がパンプする感覚を味わって、フリークライミングに力を入れていた昔を思い出した。 166.png

本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆ 


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by dream8sue | 2017-12-02 23:11 | Rock Climbing | Trackback | Comments(0)

富岡市 妙義山 禁断の金鶏山から筆頭岩を登る     Rock Climbing at Hitōiwa in Mount Myōgi, Gunma

Thursday, November 30, 2017
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日本三大奇勝と言われる群馬県の妙義山であるが、その山塊の最南にある金鶏山には筆頭岩という岩塔がある。
登山者なら誰もが知っている、日本の近代登山の父ウォルター・ウェストンによって初めて登られた岩塔である。

私は昔から何度となく登っていたのだが、金鶏山が登山禁止になってから久しく登っていなかった。
2014年にアメリカから帰国して久しぶりに登った際は、こんなに高度感があったかな~とビビリまくった記憶がある。
その時、筆頭岩から東に連なる金鶏山の稜線が気持ちよさそうだったので、今回はその金鶏山と合わせて筆頭岩のクライミングを楽しんだ。


金鶏山周辺は、現在は登山禁止になっているので、登山、クライミングに当たっては自己責任で対処してください。



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<マイカーの場合>
国道18号で軽井沢方面に向かい、松井田バイパスの先の五料の信号を左折し県道51号線に入る。
1.5km程で県道213号線に当たるので右折し、妙義神社方面に向かう。
上信越自動車道利用の場合は松井田妙義ICで下りれば県道51号線に合流する。

妙義神社(道の駅“みょうぎ”が左側にある)を過ぎるとカーブの続く山道になり、金鶏山のすそ野を巻いて中之獄神社へと続いている。
その山道の途中(妙義神社から約6km)にパラグライダーの練習場 “スカイパーク” がある。(路肩に10台くらいパーキング可能)

金鶏山の登山口は、スカイパークから中之獄神社方面へ5分くらい歩いた車道の脇のコンクリート階段から始まる。



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落葉で覆われた自然林の急登を30分ほど登れば、金鶏山の岩稜の末端壁にたどり着く。
妙義山特有のコブのような岩が突起した岩稜である。



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出だしが易しい壁だったので、ロープ無しで登りだしたのだが・・ 148.png
滑り台のような溝を詰めて行くうちに、段々と傾斜が増してきて、けっこうな高度感となる。



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振り返れば・・こんな感じで・・振り返ったことを後悔する・・ヒィィ((ll゚゚Д゚゚ll))ィィ!!!



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それでも、ホールドとスタンスは豊富で、フリクションも良い。
溝状の岩を慎重に登って、岩稜のてっぺんまで登る。 166.png



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一気に高度を上げたので、岩頭からの展望も一気に開ける。 
西側には西上州の山々が展開している。 177.png



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南側には富岡市から埼玉県側まで、関東平野が一望できる。



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北側に目をやれば、榛名山群が一際高く浮き上がって見える。 146.png 177.png



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岩頭からは、やや傾斜が緩やかになるものの、ヤセ尾根となりさらに岩稜が続く。



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ナイフエッジのような岩稜を藪岩クライミング全開で越えて行く。



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すると、程なく金鶏山のピークに接近する。
ピークの少し手前(東側)にはこんな大きな石像が置かれている。
信仰の山ではありがちなことだが、人間が登るだけでも大変なこんな切り立った頂に、よくもこんな重い像を荷上げしたものだと感心する。 150.png



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稜線の一部分のようなピークらしくない金鶏山のピークを過ぎて北西へ進むと、どれも筆頭岩に見える岩塔がいくつも現れる。



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複雑に入り組んだ稜線を、岩塔の上から偵察する。
前方の岩塔を岩稜通しに、または基部を巻いたりと、ルートファインディングを楽しみながら前進する。



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バックには表妙義(妙義山は、南側の表妙義と北側の裏妙義に分かれている)の金洞山から相馬岳の稜線(バラ尾根)が見えている。



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その東には、相馬岳から白雲山と続く岩稜の側壁が山麓に向けて圧倒的な壁となって切れ落ちている。
この金洞山から白雲山までの表妙義縦走路(下記リンク参照)は見ての通りの岩稜帯の連続で上級者向けの登山道である。




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アップダウンを繰り返していくと、木の幹に同化されつつある古いクサリに出くわす。 150.png
ここが確かに昔は縦走路であったことを物語っている。



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クサリで降りたギャップを、今度はフィックスロープの残置を使って登り返す。



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その後も、かすかな踏み跡を追いながら倒木が横たわる崩壊地を登る。 119.png



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その先には、長いフィックスロープの掛かる急斜面の下降などもある。 140.png



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筆頭岩の2つ手前の岩峰で踏み跡がさくそうしている。
岩峰の頂まで登ってみたが、下降路は無い。 
でも、頂からの眺望はよく、金洞山の眺めが最高だ。 177.png



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戻って岩峰の手前から左側(南側)を巻くのが正解のようだ。
しかし、この巻き路も、のっぺりした大スラブのトラバースで手ごわかった。 149.png



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大スラブのトラバースの後は、筆頭岩へ行く最後の岩場である。
が、左へ岩場の基部を巻く踏み跡につられて、大きく岩場を巻いてスギ林に入ってしまった。
すぐ左下に車道が見えるスギ林の中のトレースを行けば、筆頭岩の取付きに着く。




f0308721_14341309.jpg【落とし物の案内】

金鶏山と筆頭岩との縦走路の金鶏山寄りで、カメラの忘れ物を拾いました。

カメラは、Olympus tough TG4 黒 で、木の枝に掛けてありました。
紅いスリングと、青いカラビナが付いています。

まだこの数日の間に忘れられたものと思います。
同行者が保管していますので、心当たりの方は、 “どんな写真が写っているか” を明記のうえ連絡ください。



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筆頭岩の取付きは、こんな逆層の岩場である。
荷物をここにデポして登攀にかかる。
この逆層の岩場をフリーで登って、左上の松の木テラスでアンザイレンする。



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筆頭岩の各ピッチの登攀については、2014年の記録を参照してほしい。




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核心は、浮石の重なる剣の刃渡り(写真)からⅣ級-くらいのフェイスの乗越しだろう。



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核心部を登り終えて、剣の刃渡りをのぞき込む。



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核心部をフォローするセカンド。



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筆頭岩の終了点からは西側が開け、ものすごい高度感がある。



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金洞山もすでに目の前である。 
右端の一際切立った岩壁が、滑落事故の絶えない人食い岩の “鷹返し” である。 149.png



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東側には歩いてきた金鶏山からのヤセ尾根が望めて感慨ひとしおである。



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筆頭岩のてっぺんで展望を楽しんだ後は、2回のラペルで筆頭岩の東側へ降りる。



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1回目は10m、2回目は空中懸垂ぎみの40mのラペルである。
約2時間弱の登攀を終え、取付きに戻り荷物を回収する。



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筆頭岩の取付きから岩壁基部を西に巻き、一本杉との鞍部にある階段から車道に降りる。
眼前には登攀した筆頭岩が高くそびえている。
後は車道をスカイパークまで降るだけだ。

筆頭岩を登らず金鶏山の縦走だけなら距離も短く標高差も小さいので4時間もあれば歩けるだろう。
しかし、昔は登山道路があったとはいえ岩山なのでルートファインディングを誤ると行きづまる。 
どんな状況にも対応できるようにロープなどの登攀装備はあった方が良いだろう。


本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆

私のこのトレイルへの評価: 4★ 上級者向け(筆頭岩は要登攀)
距離:約5km/ 所要時間:休憩込で約6時間(スカイパークP 8:30‐金鶏山 9:30‐筆頭岩基部 11:30/12:00‐筆頭岩クライミング終了 14:00‐スカイパークP 14:30)
標高差: 約250m
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by dream8sue | 2017-11-30 13:51 | Rock Climbing | Trackback | Comments(4)

安中市 妙義山 裏妙義の御殿東壁は想像を絶する藪岩     Mount Myōgi in Annaka, Gunma 

Sunday, November 26, 2017
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群馬県の妙義山は、妙義湖(中木ダム)を挟んで南側の表妙義と、北側の裏妙義に分かれる。
そして裏妙義のシンボル、丁須の頭の前衛壁として御殿の岩峰群が際立っている。
今回は、その御殿の東壁と、東壁へのアプローチとして下部の風穴稜を登る。

なお、裏妙義には一般ルートの篭沢コースと巡視道の間に風穴尾根というのがあるが、御殿の風穴稜とは別物なので混同しないようにね。

最近、Web上のブログを読んでバリエーションルートに入って遭難する人が増えているそうです。
このルートは一般ルートではありません。
入山に際しては必ず経験者(読図や登攀のできるレベル)やガイドと同行してください。
 



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旧裏妙義国民宿舎(裏妙義国民宿舎は2016年3月に閉鎖さえている)から0.3kmほど妙義湖よりにあるパーキングスペースに車を停めて、
さらに0.5kmほど下流の釜ノ沢右岸の林道跡に入る。
古い立て看板のある林道跡をさかのぼれば、両方に滝のかかる二俣となる。

なお、旧国民宿舎までのアクセスは
 “安中市 妙義山 篭沢から登る冬の丁須の頭 Mushroom Rock “Chosunokashira” in Mount Myogi” (下記リンク)を参照のこと。





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右俣に入り、落ち葉で埋まる瀞を避けて、右岸の泥ルンゼを登り尾根に上がる。



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尾根上は藪は無いが、踏み跡も無い。  
時々現れる岩塊を巻いたり、ロープ確保しながら正面を登ったりして高度を上げる。



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やがて、右側に朝陽に照らされた御岳尾根の岩稜が見えてくる。
すると、こちらの尾根上では大きなミズナラの木に出くわす。
このミズナラの大木は、このルートを登るクライマーたちの良き目印になっているようだ。



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さらに倒木が横たわる足場の悪くなった斜面を登ると、いよいよ風穴稜の岩稜が始まる。



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何処から取り付くのか、あちこち探し廻ったあげく、泥の詰まった藪ルンゼをロープ確保して突破する。  144.png
ここの泥壁にはアイスバイルが決まる。



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登り上げた岩稜からは、右前方に御殿の東壁、左横には中木川を挟んで裏妙義の谷急山(下記リンク参照)や表妙義の星穴岳などが姿を現す。




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そして、岩稜の右側にあるバンドを50mほど行ったところに大きな風穴が空いている。



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風穴の大きさは、星穴岳のむすび穴(下記リンク参照)くらいの大きさだろうか?
風穴の奥にもビバークできそうな洞穴がある。
妙義山にはこんな穴や門や奇岩がいっぱいで、実に面白い。 さすが日本三大奇勝の山だね。




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さて、風穴まで3時間で着いたので何とか東壁の登攀もやれそうだ。
風穴見物の後は、今度は星穴の上のナイフリッジ(上の写真の左の岩稜)に乗り、東壁とのコル(ギャップ)を目指す。



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ナイフリッジに乗ると眺めは抜群で、眼前に東壁が迫る。  三( ゚Д゚) ス、スゲー!

おいおい、こんな壁登れるのか~・・・ヒィィ((ll゚゚Д゚゚ll))ィィ!!!



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右下の御殿の支稜にも岩壁が連なっている。



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ナイフリッジには、念のためフィックスロープを張って進む。



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この下が、先ほど遊んだ風穴である。



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ナイフリッジを渡り終え、東壁のコルへは2回のラペルとなる。
最初は5mくらいの短いラペル。



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そこから2回目の下降ポイントまでヤセ尾根を行く。
東壁の左側にも、軍艦岩?と思われる岩が連立している。
岩の要塞の真っ只中に自分がいることを認識させられる。 もう逃げだすことはできないのか?  140.png



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いえいえ、大丈夫・・逃げ道はある。  103.png
2回目、40mの長いラベルで東壁とのギャップ(東壁取付き)へ降りれば篭沢側へ逃げる(下降する)ことができる。

今回、ラペルポイントの立木にグリーンのスリングを残置した。



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さて、どうにか東壁の取付きに着いた。
本当に登るの?って、確認するまでもなく全員戦闘モードじゃん! 躊躇しているのは私だけ?  105.png

1ピッチ目(Ⅲ級/40m)の出だしは逆層のフェイスで、見た目より悪い。
“これⅢ級じゃないしょ!” と心の声。  149.png

逆層のフェイスから左上して藪岩を40m登ると、顕著なルンゼの下に出る。
ビレイポイントには、茨木山岳会が残置したと思われるスリングとカラビナがあった。



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そして迎えた、最悪の2ピッチ目(Ⅳ級/40m)。
このルンゼを登るのだが・・これがまたひどく汚いルンゼで・・   140.png
ルンゼ全体に泥が詰まっていて、頭の上から石やら土やらブッシュやらが降ってくる。
目にも鼻にも、口にも砂が入ってくる。
“これって、何かの罰ゲームですか! 私何か悪いことしたっけ!?”   145.png



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イワヒバ(イワマツ)だらけで、ホールドを探すのも一苦労だ。
さらに、泥壁のスタンスは足元から崩れていく。
スタンスが崩れ落ちる前に、次のホールドかスタンスを探さないと墜落だ!  149.png

プロテクション? そんなものは取りたくても取れない。
気休めに、細い木の根にスリングを巻きつけていくくらいだ。
正直 “リードでなくて良かった~” と心の声  



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3ピッチ目(Ⅲ級/40m)。 リードを交代して私が登る。
岩壁の基部を大きく左にトラバースして、カンテの反対側のクラックから泥斜面を這い上がる。  144.png



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ナラの木でアンカーを取り、セカンドをビレーする。
眼下にはいつの間にか針峰が現れた。

その下には、妙義湖が藍色の湖面をたたえている。
“ああ~♪ 哀愁の~妙義湖よ~♪” 知る人ぞ知る名曲が頭の中でレフレーインしている。  169.png
やばい、私、あまりのハードなクライミングに壊れてきたか!  149.png



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山麓の紅葉が綺麗だな~・・なんてのん気にしている場合ではない。  105.png



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4ピッチ目(Ⅲ級+/35m)の出だしは、垂壁の乗越し。



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最終ピッチ(Ⅲ級+/25m)は、中段テラスまで易しい岩場を左上し、
その上は露質感のあるフェイスから勾配のつよい草付きを這い上がる。
マツの木の樹林帯に到達して登攀終了。 ふぅ~、泥壁から解放されて笑顔がこぼれる瞬間だ。 110.png



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終了点から10分くらいで御殿の頭に着く。
御殿の頭に集結するクライマーたち・・しばし達成感に浸る。  114.png



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しかし、夕闇が迫っている。 ゆっくりしている時間はない。 105.png
御殿の頭から丁須の頭の一般ルートを目指して先を急ぐ。

あたりは、あっちもこっちもシルエット祭り状態だ。
振り返れば御殿の頭と、その後ろに表妙義の白雲山のシルエットが浮かんでいる。



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その右へ目を向ければ、鷹返しの絶壁から星穴岳までのゴツゴツした岩稜が、まるで針が折れた針ネズミみたい。  102.png



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一般路へ向けて藪尾根を行く。
マッシュルームのシルエットが目指す丁須の頭だが・・結構遠いな~。
ルートも思っていた以上に複雑で、一部ラペルで降りる絶壁などもあった。 143.png



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丁須の頭直下の一般ルートに出た時点で日没を迎えた。
一般ルートと言っても、そこは妙義山である・・  
クサリ場も多く、篭沢の沢筋に入ると渡渉もあり複雑な地形である。

ヘッドランプを頼りにトレースを追う。
久しぶりのハードな山行で身体は疲れているのに、神経だけが高揚している。  

一般ルートを歩くこと約1時間半、真っ暗な国民宿舎に帰り着き、ようやく安堵する。
パーキングまでの林道を歩きながら、互いの労をねぎらう。  


東壁の各ピッチは・・ここまでひどい藪岩とは思っていなかった。
岩の脆さと泥壁に妙義山の核心を見た気がする。

足元から崩れていくスタンスに生きた心地がしないので、メンタルが強くないと泣きをみる。  148.png
冬壁とかやっているアルパインクライマーなら楽勝だろう。

すっかりハイカーになってしまった私には、久しぶりに貴重なクライミングであった。
もう2度と東壁を登ることは無いだろうが、一生に一度の東壁クライミングに付き合ってくれた同行者たちに感謝の気持ちでいっぱいだ。 124.png 

最後に、今回の東壁登攀に際しては、メンベ岩(下記リンク参照)同等に茨木山岳会のブログを参考にさせていただきました。
貴重な情報をありがとうございました。 109.png




本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆ 

私のこのトレイルへの評価: 4★ 熟達者向け(要登攀技術)
距離:約10km/ 所要時間:東壁クライミング4.5時間込で約12.5時間(妙義湖畔P 6:00‐風穴 9:00/9:20‐御殿東壁取付き 11:00‐東壁登攀終了 15:30‐御殿ピーク16:00‐篭沢ルート合流 17:00‐妙義湖畔P 18:30)
標高差: 約600m

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by dream8sue | 2017-11-26 15:23 | Rock Climbing | Trackback | Comments(0)

奥多摩の岩場訪問 越沢バットレス     Rock Climbing at Koizawa Buttress in Chichibu-Tama-Kai National Park

Sunday, November 19, 2017
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越沢バットレスは高さ80メートル、幅70メートルを誇るマルチピッチ主体のゲレンデである。
本チャンのトレーニングの場所としての色合いが強く、冬を前にした今頃は、アイゼントレーニングで登るクライマーの姿も珍しくない。

岩質はチャート?で硬く、部分的に鋭いエッジを持っているため、過去にロープ切断事故が起きているらしい。
リードに際しては、当たり前であるが、他の(フリーの)ゲレンデとは違い、残置のブロテクションなどの信頼度は低いのでカムなどで自作できる技術が必要だ。



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<公共交通の場合>
JR青梅線の鳩ノ巣駅から多摩川に架かる雲仙橋を渡って、林道を大楢峠方向に登る。
2kmほどで左に展望台があり、ここから越沢バットレスの全容が見える。
(マイカーの場合は、林道工事のため展望台の手前で通行止めとなっているので要注意)

展望台の左脇から越沢へ下るトレイルがあり、降りきった所に閉鎖された越沢バットレスキャンプ場がある。
キャンプ場から渓流沿いに吊橋などを渡ながら0.5kmほど下流に行けば右手にバットレスが頭上高く覆いかぶさるように現れる。

注意)2017年11月現在、上記の越沢バットレスキャンプ場からのアプローチは、法面崩壊で通行止めとなっているため、
下流にあるガーデンキャンプ場方面からの迂回路を利用となっている。




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越沢はとても美しい渓流なのでアプローチ路も楽しい。 177.png



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しかし・・迂回路となっているガーデンキャンプ場からのトレイルはメンテナンスがされていないらしく、
強度に不安を感じる怖い丸太橋などもあるので慎重に歩いてね。 149.png 



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迂回路からのアプローチで約20分、越沢バットレス基部に到着。
基部には東屋などもあり、バットレスの各ルートが一望できる。 150.png



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さて、登攀装備を身に付けたら、まずは一番人気の “第2スラブルート Ⅳ+(3P)” を登る。
基部から見上げた時に、一目で分かる滑り台のような外形斜面である。



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1P、登りだしていきなり、見ためよりも傾斜があることにビビる。
足裏に感じる岩の感触も、 “あれ、チャートって滑るのか!” って感じで、岩に馴染んでいない身体に緊張がはしる。



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2P 第2スラブルートというルート名ではあるが・・ “これってスラブではなくフェースでしょう!” って思ったのは私だけ?
(ここで、先行パーティーが詰まっていたので、待ち時間で第2スラブルートの左にあるルートを先に登った。)



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3P 2P目同様のフェース。 



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終了点には石仏?がいた。



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下降は、バットレス右端より50mラペル1回で降りられるようだ。



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第2スラブルートの渋滞待ちで登った “左ルート Ⅴ級” 
私はトップロープでトライしたが、上部の垂直のクラック部分が難しかった。 140.png



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第2スラブルートの右に平行して同じような滑り台傾斜の、その名も “第1スラブルート Ⅳ” がある。 177.png
今回はトライできなかったけれど、次回の機会があれば、ぜひ登ってみたいルートだ。



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ラペルラインの左を登る “右ルート Ⅳ+” もバットレスでは人気のルートである。 177.png
この日も多くのクライマーが取り付いていた。 
ラペルを2回に分けると、右ルートのアンカーをシェアしなくてはならないので、混雑時は要注意。 118.png



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本チャン(アルパインクライミング)の岩場というだけのことはあり、
ラペルしているクライマー(弱虫ペダルの坂道君似の笑顔の可愛い青年)を見ればアイゼンと手袋という冬壁登攀のいでたちである。

アルパインクライミングは、オリンピック種目の華やかなフリークライミング(スポーツクライミング)とは違って生死をかけたハードコアなクライミングである。
今時の草食系男子ばかりの日本で、こんな気骨な若者がいるなんて頼もしい限りである。
可愛い顔して、坂道君、素敵! 私も応援してるからね、頑張れ!  
ガンバ━━ヾ(o・∀・o)ノ゙━━ガンバ!!  

越沢バットレスは、プチ・アルパイン気分を味わえる、どこか懐かしい岩場だった。


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by dream8sue | 2017-11-19 22:59 | Rock Climbing | Trackback | Comments(2)

奥多摩の岩場訪問 つづら岩     Rock Climbing at Tuzura Rock in Chichibu-Tama-Kai National Park

Sunday, November 5, 2017
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つづら岩は奥多摩の大岳山から南東にある馬頭刈尾根上の小さな岩場だ。
古くからロッククライミングのゲレンデとして利用されてきたが、アプローチが1時間半と、ゲレンデとしていささか遠い。

私は前日に、喧騒の御岳山参道から大岳山を越えて、つづら岩の下見をしている。




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<公共交通の場合>
JR五日市線の武蔵五日市駅より藤倉行きバス(西東京バス)で千足バス停(西多摩郡檜原村、都道205号線)下車。
バス停のすぐ北の林道に入り、御霊檜原神社の前を通り、そのまま林道を1kmほど登れば舗装道路の終点となる。 
マイカーの場合は、この林道終点に数台パーキングが可能である。



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そこから山路に入り、千足沢に沿って10分くらい登れば “天狗滝” がある。
天狗滝は、落差約40mと大きいが、流れが静かで滝壺は浅い。



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天狗滝からスギ林のトレイルをさらに15分くらい登れば “綾滝” の休憩ベンチに着く。



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綾滝は約20mの美しい滝で、休憩するにはもってこいの場所である。 



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滝見物の後は、地獄の急登がまっている。 O(*≧д≦)oキツイッス!!  



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登攀具を背負っての急登はこたえる。 綾滝から40分くらいで、つづら岩に到着。

高さ約40mの壁で、横幅50mくらいだろうか。 岩質はチャート?
ルートにもよるが、おおむね2ピッチくらいで終了点にぬけられる。



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私達は、壁の中央より右寄りの “一般ルート Ⅳ級” をメインに登った。 
一般ルートより右の “右クラック Ⅳ級” で中間の立ち木まで登る。



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立木から左にトラバースして一般ルートに合流。 
一般ルートは、さらに左にトラバースしてクラックを登る。 

ここから直登すれば、“残業ルート Ⅴ級”。 同行者は残業ルートを見事に登っていく。 114.png



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終了点は、この様に傾斜しているので、腹ばいになって下部をのぞき込める。 
もちろん、セルフビレイはお忘れなく!

ちなみに、この終了ポイントまでは、壁の東側の凹角から尾根を回り込んで達することができる。



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終了点の陽当たりは抜群で、見晴らしも良い。
終了点からの眺め・・奥多摩は植林地帯が多いので紅葉は期待できないが、そこそこ綺麗だね。



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下降は40mのラペル1回で基部に着く。

アプローチの遠さもトレーニングだと思えば、美しい滝を見ながらの楽しいルートだ。
ちなみに、この日、岩場で会った初老の男性が、アンカーのメンテナンスやルート整備を行っていた。
こういったボランティアによって古くからゲレンデは維持されてきたんだね。 有難いことです。


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by dream8sue | 2017-11-05 17:26 | Rock Climbing | Trackback | Comments(0)

奥秩父 小川山でクライミング 烏帽子岩左稜線     Rock Climbing in Mount Ogawa in Chichibu-Tama-Kai NP

Sunday, October 1, 2017
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年に1度か2度くらいしかクライミングはしないのだが、奥秩父の小川山に易しいマルチルートがあるからと誘われて、久しぶりに岩にしがみついてきた。
烏帽子岩左稜線は、5.4~5.8という低いグレードながら18P(450m)に及ぶ長いルートである。
つまり、スピード命のルートって訳だ。
易しいグレードとはいえ、すっかりハイカーになってしまった私には、5.8を登るのは至難の業である。
だが、そこは腕のいい現役クライマーをパートナーに迎えて何とか登ることができた。




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小川山のベースとなる廻り目平キャンプ場は標高1500mの高原である。 
10月ともなると朝晩の冷え込みは半端ではない。
寒さと朝が苦手な私・・長いマルチルートなので頑張って早起きしました!

小川山へのアクセスは以前の記事を参照してほしい。





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さて、こう言ったマルチルートでは、 “取付き探しが核心” と言われることがしばしばある。
はい、まさに取付きまでが(取付を見つけるのが)核心であった。

キャンプ場から金峰山川西股沢沿いの林道を行くと、車止めのゲートの先で西股沢の堤防へ行く路(マラ岩へ行く路)がある。
堤防の上流で渡渉し、マラ岩方面へ行く分岐を左に見て、右へ進み旧林道に入る。
分岐から50mほど先にあるケルンの場所から左の樹林帯へ進む。




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踏み跡を追いながら登っていくと、樹林帯をぬけて、見晴らしの良いモレーン上に乗る。
左(東)側にはマラ岩が大きくそびえている。




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ケルンを追いながら烏帽子沢のガレ場に入って行く。 
ガレ場を15分も歩くと右の樹林の中にケルンがあるので、ここから樹林帯に入れば取付きはすぐである。
私達は烏帽子沢の二俣を意識しすぎて、取付きのケルンを見ていながら通りすぎてしまった。
結果、30分くらいタイムロスしてしまった。
写真右のガレ場の二俣ではないので、登り過ぎないように注意してね。




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取付きにはすでに2組の先行パーティーがいた。 
1P 20m(5.6)傾斜のある泥の詰まった溝を登る。



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2P 20m(5.7) 綺麗なクラックを5m直上しマツの木から右上する。 
途中に残置ハーケン有り。



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3P 20m (5.6) 易しいダブルクラックを登り、バンドを右上。
4P 40m (5.8) 段になったクラックから、見晴らしの良い岩峰上に出る。



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5P 40m (5.4) 易しいナイフリッジ
6P 30m(5.4)ほとんどブッシュ歩き。



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7P 30m (5.5)



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8P 15m (5.5) リッジの右側から取り付きリッジ上に上がる。
9P 35m (5.7)



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リッジに上がると、視界が一気に開ける。
バック(北側)には川上村の集落と、御座山などの県境の山々が見える。
Sue・・ヘルメットかぶろうね。  



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東の烏帽子沢の上部にも岩峰がニョキニョキ立っている。



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10P 20m (5.6) 一瞬怖いトラバース!
なぜ一瞬怖いのかと言うと、ハング気味のハンドの足元が切れ落ちていて、アンダーホールドで堪えて左足を奥のレッジに届かせるのだが、おチビな私、短足には届かない!



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11P 45m (5.6)快適なリッジ。
バックの山が小川山。 私はこのエリアには何回も来ているが今だに登ったことがない山だ。



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12P 30m (5.5) 易しいナイフエッジから・・



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ハンドクラックの基部へ。



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13P 15m (5.8) 美しいハンドクラック。 
パートナーはスニーカーでリードしていた。  三( ゚Д゚) ス、スゲー!
私はクライミングシューズだったけど、とにかくフットジャムが痛い!
痛みでムーブなど気にしていられない・・まあ、年一クライマーはこんなもんだな~  (*_*;



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ハンドクラックを登り切ってから、30mほどの歩きで烏帽子岩本峰(三ノ盾)のピークに着く。
ピークからさらに10mほど降ったテラスに、ラペル用の残置スリングとカラビナがマツの木に掛かっている。
なお、ピークの西側にもラペル用アンカーがあるが、これは本峰西面ルートの終了点なので間違えないようにね。



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このテラスからは、これから登る核心部の岩峰群が一望できる。




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上部の岩場をズームして見れば、今まさに先行パーティーが核心のチムニーを登っている。



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右側は奥烏帽子の岩峰かな?



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さて、見物が済んだら今度は私たちの番だ。
まずは、20mのラペルで立ち木のあるコルへ降りる。(14P)
その後、5mくらいの脆そうなチムニーを登って(15P)、岩コブから再度10mのラペルをする。(16P)




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その後は藪の中を歩いて、ワイドクラックのある岩の基部へ。
ここは下降路へ エスケープ可能な顕著なコルである。



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さて、残すはあと2Pである。
17P 35m (5.7) ワイドクラックは見た目より悪い。 
特にレッジへ登り上げる出口がややハング気味でパワーを使う。
ヘルメットかぶろうね・・Sue!



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ワイドクラックから、さらに傾斜の落ちたクラックを登ってチムニー下部の灌木テラスまで登る。
灌木テラスには、灌木に残置スリングあり (もしかして敗退用?)
最後の核心と言われるチムニーを見上げて・・・ (*_*;  う~ん、登れるのか~?私?



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18P 15m (5.8)  チムニーは、対岸から見る限りではもっと高さがあるように見えたが、実際は約15mである。 
しかし、中間部分から狭くなり、バック・アンド・ニーで身体を上げていくにも膝が窮屈で上手く上がらない。
もがきまくったあげく、最後はトップが残置したヌンチャクを掴んで見事なA0クライミング。(*_*;hahaha
久しぶりのクライミング、しかもチムニーなんて登ったのは何年前か思い出すこともできない。



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登攀終了点の岩稜上でチムニーをのぞき込む。



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終了点から、登ってきた烏帽子岩本峰を見る。
あ~楽しかった!
秋晴れのもと、仲間と登るクライミングは最高だ!
仲間に感謝、感謝の小川山クライミングだった。

下降は、終了点のすぐ先のコルから右(西)のガレ場を降りる。
テープやケルンを頼りに烏帽子岩の基部に沿って右方向へ降りていく。
踏み跡の薄い部分もあるが、野生の勘でトレースを追えば、ドンピシャで旧林道へ出る・・ってガイドになってないじゃん! 
まあ、クライマーならわかるよ。 ヾ(o≧∀≦o)ノ゙hahaha
下降開始から40分程で西股沢の堤防に着いた。

私のこのルートへの評価: 4★
所要時間:休憩、1時間程度の待ち時間込で約9時間(廻り目平P 7:00‐取付き8:30‐登攀終了 15:30‐廻り目平P 16:30)

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by dream8sue | 2017-10-01 19:43 | Rock Climbing | Trackback | Comments(5)