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北海道 芽吹きの湿原から南暑寒岳を登る     Minamishokandake in Hokkaido

Sunday,June 29, 2014
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一年中快適な南カリフォルニアから帰国したばかりの私には、日本のジメジメした梅雨は久しぶりで、欝になりそうなほど辛いものがある・・と言うことで、梅雨の影響は少ないと言われる北海道に避難した。 057.gif 002.gif
旭川、札幌観光の合間に決行したハイキングは、北海道の尾瀬と言われる雨竜沼湿原から南暑寒岳(1,296m)のピークハントだ。 070.gif



f0308721_1411812.jpg雨竜沼湿原は尾瀬同様、ラムサール条約(水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約)に登録されている湿原である。この雨竜沼のある増毛山系は北海道の中でも豪雪地帯で春の訪れが遅い。登山口となる南暑寒荘までの車道が開くのが6月
中旬~7月上旬である。その年の積雪と融雪状況によって決まるので、事前に雨竜町役場に確認しておこう。ちなみに今年の開通は6月24日であった。


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旭川空港、札幌新千歳空港、どちらからでもアクセスできるが、旭川からの方が若干近いだろう。
レンタカーでの旭川からのアクセス : 国道12号線(中央国道)で南下し滝川に至る。滝川で国道275号線に入り雨竜町に向かい、雨竜町郵便局の先の信号を左折で道道432号に入り登山口である雨竜沼湿原ゲートパークキャンプ場に至る。
雨竜町からゲートパークまで約26km、1時間半ほどだ。途中の暑寒湖を過ぎてからは舗装道路とダート道路の繰り返しになる。旭川空港からは3時間前後だろう。

電車利用の場合はJR函館本線滝川駅で下車。ここからタクシーでゲートパークまで入る(タクシー代、片道約10,000円) 065.gif 005.gif


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雨竜沼湿原ゲートパークにある南暑寒荘から西に向かう砂利道を行く。辺りは芽吹きの春をむかえたくさんの野花が咲いている。 056.gif


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大型のスミレの群生が “ ようこそ、いらっしゃいませ” と言ってるみたい。。037.gif


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砂利道を1kmも行くと第1吊橋が現れる。下を流れる川は “ペンケペタン川” だ。北海道っぽい名前だね。この吊橋から山路の細いトレイルになる。


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山路に入りほどなく “白竜の滝” が轟音をたてている。落差40mで水量の多いこの時期が一番迫力がある。トレイルから右に分かれて滝壷まで行ける路があるので、立ち寄ってマイナスイオンを感じていこう。 043.gif


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白竜の滝から残雪の残るトレイルを行くと、第2吊橋がある。第2吊橋からは “剣竜坂” と呼ばれる本格的な登り坂となる。 042.gif


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心臓がキュンキュンしてくるが、苦しいだけではない。トレイルにはたくさんの草花が、遅い北の春を待ってましたとばかりに一斉に咲き乱れている。この黄色い花はオオバミゾホオズキかな? 056.gif


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まだつぼみのタニウツギ。 056.gif


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可憐なマイヅルソウの群生に、登りの苦しさをしばし忘れて立ち止まる。 056.gif


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やがてペンケペタン川が左に迫ってきたら、剣竜坂の急登も終わる。この川、今にも熊が鮭をくわえて現れそうな雰囲気をもっている。 トレイルの右の斜面からは冷たい湧き水も出ていて、一汗かいた喉を潤すには最高である。 049.gif


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ダケカンバの白い幹と笹原のコンビネーションが実に美しい。 072.gif


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登山口から約2時間、ここから特別保護地区に入る。湿原の手前を流れる小川には靴洗い用のブラシがあるのでここで靴の泥を落としていこう。 071.gif 045.gif


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雨竜沼湿原は縦1km、横2kmほどの高層湿原である。木道は左周りの一方通行だ。イワイチョウがびっしり生えてる。 056.gif 005.gif


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たくさんの池塘があり、おのずと楽しくなる。 070.gif


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蛇行するペンケペタン川源流の姿がまた美しい。 072.gif


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湿原にはお決まりの花々が見られる。 この白い花は葉の形がイチョウの葉に似ているイワイチョウ。 056.gif


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もこもこのワタスゲが可愛いね。 056.gif


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チンクルマもあちこちで白い可愛らしい花を咲かせている。 056.gif


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湿原から旧展望台への登りにさしかかる。 彼女が写真を撮っているのは何でしょう? 039.gif


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サクラだ。ピンクの花芯のグラデーションが何とも美しいね。 056.gif


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桜の木の下には、シラネアオイが咲いていた。大輪で品のある綺麗な青だ。 056.gif 072.gif


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そして少し登れば旧展望台に到着。雨竜沼湿原が一望できるので大休止しながら展望を楽しもう。 072.gif 072.gif 072.gif 登山口からここまで3時間強でこれるので、ここまででも登る価値十分だ。


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さて、湿原歩きで物足りない人は、この先1.5時間ほどのハイクで南暑寒岳(南暑寒別岳ともいう)を登ろう。ダケカンバと背の高い笹(チシマザサ)の中を行く。 071.gif


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木の幹がアヒルの横顔に見えるのは私だけ? 041.gif


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ダケカンバの大木をくぐったり、またいだりしながら展望のきかないトレイルを2kmくらい歩く。 042.gif



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展望は無くても、この時季はゴゼンタチバナ(写真左)を始め、たくさんの花々が咲いているので少しも退屈ではない。

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ノウゴウイチゴ(写真左)の白い花が足元を飾る。  初めて見るこの花(写真右)は・・キバナウツギ?



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展望台から1時間ほどで視界が開ける。 072.gif このあたりにはヒグマが出没するので熊除け鈴など用意したほうが良いだろう。 008.gif 034.gif


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一部、雪渓が残っているところもあるが、ほとんどは笹薮の緩やかな上りだ。


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ぬかるんだ雪渓を滑らないように歩き、ハイマツの生える急登を登れば、 “ここがピーク?” と誰しもが勘違いする三角点のある小ピークに着く。南暑寒岳のピークはここから50mほど西に行ったところだ。 070.gif


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南暑寒岳に到着! 066.gif  残念ながら南暑寒岳周辺には雲がかかっていた。 007.gif


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雲の動きを辛抱強く待って、ようやく “暑寒別岳(1,491m)” が見えてきた。まだたくさんの残雪をまとっている。南暑寒岳からあの頂まではさらに2時間半ほどかかる。 005.gif 072.gif


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霧に濡れたハイマツの色合いが何ともいえないほど素敵だ! 072.gif


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南暑寒岳のピークハントを終え、同ルートで雨竜沼湿原まで戻る。ここから木道を左廻りで、最後の湿原を味わって帰ろう。 070.gif


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こちらのトレイルの方が水芭蕉がたくさん見られる。 056.gif やっぱ、湿原と言えば水芭蕉だよね。。 045.gif


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エゾノリュウキンカや他にもたくさんの花が見られます。 056.gif 056.gif


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午後になって、天気が良くなり、青空が池塘に反射して綺麗だ。 058.gif 072.gif


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池塘の先にはダケカンバの林がこれまた美しい。 072.gif


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水場でよく見かけるコバイケイソウが、ここにもたくさん生えている。開花時はさぞかし見事なことだろう。 056.gif


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湿原の入口まで戻ったところで、最後に登ってきた南暑寒岳と雨竜沼湿原を目に焼き付けて帰ろう。 004.gif
北の湿原と残雪の山は、今まさに芽吹きの時期だった。そして私にとても贅沢な時間をもたらしてくれた。 043.gif

私のこのトレイルへの評価:5★ 中級者向け(旧展望台までは初級者向け)
高低差:750m 行動時間:8時間(登り4時間、降り3時間、休憩1時間)

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by dream8sue | 2014-06-29 13:56 | 北海道エリア | Trackback | Comments(4)

高崎市榛名湖町 榛名山 榛名神社から登る相馬山     Sōmasan in Mount Haruna

Thursday, June 26, 2014
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梅雨真っ只中の6月下旬、天候不順で当初計画していた奥秩父の両神山が中止になった。 057.gif しかし、朝になったら前橋は良いお天気ではないか! 058.gif こうなるとハイキングモードに火がついてしまい、何処かに行きたくてしかながない。 070.gif どんだけハイキング好きなんじゃい! 047.gif 003.gif そして、手軽に行ける前橋近郊の山ということで、榛名山に決定! 070.gif
今回のトレイルは、榛名神社から榛名湖にぬけ、外輪山の氷室山(1,236m)‐天目山(1,303m)‐相馬山(1,411m)までの10kmを縦走する。 榛名神社も、榛名湖も相馬山もそれぞれピンポイントで行ったことがあるが、これらを繋げるという発想はなかった。実はこれ榛名観光協会の “榛名山くるくるマップ” という可愛らしいマップで紹介している。 001.gif



f0308721_07937.jpg<公共交通の場合> JR高崎駅の西口から榛名湖行きのバスに乗り “榛名神社” で下車する。高崎駅からの所要時間約1時間20分、運賃1,100円。 下山後はヤセオネ峠から榛名湖まで戻り、そこから高崎駅に乗り継いで戻る。または伊香保温泉経由で渋川駅に出ても良い。

<マイカーの場合> いくつかの行き方があるが、一般的には国道17号から国道406または県道29で高崎市下室田町に向かう。そこから県道211、33と北上すれば榛名神社の参道の入口付近にある駐車場の看板が見えてくる。下山後はヤセオネ峠からバスを乗り継いで神社の駐車場に戻ることになる。





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榛名神社の参道は長く、奥の院までは500mある。途中には天然記念物になっている “矢立杉” をはじめ杉の大木が多く、私にカリフォルニアのセコイア国立公園を思い出させる。 043.gif




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そして、境内の背後は切り立った岩壁で覆われ、神秘的な気配さえ感じる。




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さて、神社の境内から離れ、川に沿って北に進むと、登録有形文化財になっている“榛名川上流砂防堰堤”があり、その上流には奇妙な形をした“九折岩”が見える。




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堰堤の右岸(川下に向かって右)を登り、川を挟んで九折岩の前を通過すれば、トレイルはやがて針葉樹の森の中に入って行く。 071.gif




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針葉樹林の森の中を10分ほど行くと左に神社裏バス停に行く分岐はある。ここは右に曲がり川に沿って進むこと。ここは直進してバス停方向に行きそうになるので気をつけよう。しばらくは川とバラレルに進むこと。 034.gif
右手にいくつかの堤防を見て上流に進むと、昔の参道を偲ぶ “丁目石” がある。先週行った庚申山にもあったが、結構あるものなんだね。 045.gif




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森はいつの間にかミズナラ、モミジ、カエデなどの混ざった広葉樹林帯になる。
榛名川を左岸に渡ったあたりで、トレイルは川から離れる。




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緩やかな尾根を少し行けば“関東ふれあいの道”の標識のある “天神峠” にさしかかる。
ここからは榛名湖を取り囲む外輪山の縦走になる。
榛名神社からここまでの約2kmは川沿いではあるが、実質的に天神峠までの標高を登るので高低差がある。なのでこの天神峠までバスやマイカーで登り、ここからハイキングを開始するハイカーも多い。




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まずは天神峠から氷室山までの0.5kであるが、ずっと木段の急登である。
氷室山のピークは特にピークとしての目印は無く “榛名山と湖” と題した榛名山の起源が書かれた標識があるだけだ。




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氷室山から天目山には一旦、大きく下ってから、良く整備されたトレイルを登り返す。




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このトレイルは木段が多い。天目山のピークへも長い木段を登りつめたところにある。




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天目山のピークは、見晴らしは良くないがベンチもあり休憩するにはもってこいだ。 042.gif 063.gif




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天目山から緩やかな尾根伝いに0.6kmくらいで、箕郷町方面からの榛名湖に至る県道 “七曲峠” に合流する。 この間は日当たりが良くニガナやヤマボウシの花をはじめ、たくさんの野花が咲いている。 その花にひかれて蝶もたくさん舞っていた。 この花は何だろう?




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七曲峠周辺からは榛名湖の展望が良い。 072.gif 049.gif




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七曲峠からさらに東に1,2kmほど行くと、“松之木沢峠” に出会う。この間は新緑の広葉樹のトンネル路で、歩いていてとても気持ちが良い。 072.gif




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松之木沢峠からは、右に行けば “スルス岩 ” 経由でスルス峠 に行く路と、左に行けば湿原の中を行く“ゆうすげの道”経由でスルス峠に行く。どちらからでも好きな方から行けば良い。湿原を行くゆうすげの道は榛名山を代表する“榛名富士(1,390m)”の美しい山容を見ながらのハイキングが楽しめる。 070.gif




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また、ゆうすげの道は季節にはたくさんの草花が見られる。例えば5月~6月はレンゲツツジ、ヤマツツジ。6月~8月はオオバキボウシ。7月~9月はニッコウキスゲに良く似た黄色いユリ科の花、ユウスゲ。8月~9月はマツムシソウなどである。 056.gif 056.gif 056.gif

ゆうすげの道からスルス峠に至り、そこから右に少し戻ればスルス岩に登ることも出来る。トレイルの途中から岩場に上る急な脇道を5分も登ればスルス岩のピークに至る。




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スルス岩のピークは4,5人が立てるくらいの狭い岩場なので足場に気をつけよう。ピークからは眼前に榛名富士や榛名湖が一望できる。 072.gif




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東の方角には、これから登る “相馬山” が薄い雲をまとっているのが見える。




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スルス峠の東屋付近から見上げたスルス岩。




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スルス峠から相馬山へは、はじめはコアジサイの咲き乱れる石段のトレイルから尾根路に至る。 056.gif




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やがて、赤い鳥居が見えてくれば、いよいよ相馬山ピークへの急登がはじまる。
鳥居をくぐり、長い鉄ハシゴを登り、大きな石がごろごろしているトレイルを行く。所々にクサリ場もある。距離にすれば1km弱かと思うが急なうえに苔むした石が滑りそうで神経をすり減らす。 042.gif 008.gif




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急登が終わり、小さな鳥居をくぐった先が細長いピークの相馬山だ。 066.gif
山頂からは南面の見晴らしが良い。 072.gif
ピークの東側には水沢山からの登山道があったが、現在は危険箇所があるとの理由で登山禁止になっている。 034.gif




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相馬山山頂から長いハシゴを降り赤い鳥居まで戻り、そこから “ヤセオネ峠” を目指し北に向かう。




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f0308721_0241358.jpg道幅のある歩き易いトレイルを1kmほど行くと、鳥居が連続している “相馬山登山道” 入口に着く。
車道を右に少し行けばヤセオネ峠バス停がある。
伊香保バスターミナル行きのバスは1時間に1本なので、あらかじめ時間を調べておこう。 034.gif
参考バス時刻表:群馬県バス協会 バスねっとGUNMA




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今回は榛名山の南面のピークを歩いたが、榛名山には他にも最高峰の掃部ヶ岳(かもんがたけ 1,449m)や烏帽子岳(1,363m)などいくつかのピークがあるので、まだまだ楽しめるエリアである。
私のこのトレイルへの評価:4★ 初級者~中級者向け
全行程距離:約10km
高低差:550m
行動時間:6.5時間(休憩込み)




【おまけ】
私は、伊香保バスターミナル(伊香保温泉)経由で渋川駅に出た。
渋川駅には、偶然にもSLが停車していた。
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by dream8sue | 2014-06-26 16:17 | 群馬県エリア | Trackback | Comments(0)

日光 庚申山の岩壁帯に咲くコウシンソウ     Kōshinzan in Nikkō National Park

Monday, June16, 2014
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梅雨の貴重な晴れ間をついて、絶滅危惧種に指定されている特別天然記念物の食虫植物 “コウシンソウ” を見に庚申山(1,892m)に行ってきた。 070.gif
正直、特に植物に興味がある訳ではないが、ここまでレアーな肩書きが並ぶと見ておく価値があるかと思ってしまうのが、われながらダサイと言うか凡人だなと思う。 041.gif
私的にはコウシンソウよりも、鎖や梯子、橋を駆使し岩壁帯に付けられた迷路のようなトレイル自体がとてもエキサイティングで面白いと感じた。 070.gif

高崎、前橋方面からのアクセスは前日に登った、“足尾の銅鉱脈だった備前楯山” に記載してあるのでそちらを参考にしてほしい。 040.gif




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始めは銀山平(国民宿舎かじか荘)から庚申川に沿って片道4kmの林道歩き。はじめは舗装道路であるがすぐにダートの道となる。林道歩きなのでさほど気にならないが駐車場から一の鳥居(実質的な登山口)まで標高差が200m以上もある。加えて梅雨時とあって所々林道も水溜りやぬかるんでいる所がある。 034.gif
林道途中には、同じような大きさの石が綺麗に積み上がっている “天狗の投石” なるところがある。 005.gif




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1時間弱の林道歩きで、 “一の鳥居” に到着。
すぐ近くに “七滝” という滝があるので休憩がてら寄ってみると良い。 072.gif




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一の鳥居からいよいよ山道になり、楽しいハイキングの始まり。始めは清流が流れる気持ちの良い沢筋に沿って行く。 072.gif




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やがて “鏡岩” “夫婦蛙岩” “仁王門” などの奇岩を見ながら深い森林の中を行く。 071.gif
この先には昔、猿田彦神社があった。トレイルには “百丁目” などと刻まれた丁目石がいくつも残っていて、その面影を偲ぶことができる。





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その “旧猿田彦神社跡” には一の鳥居から1時間弱で到着。今は旧神社の屋根だけが残っている。周辺にはクリンソウがたくさん咲いていてハイカーの目を楽しませてくれる。 056.gif

トレイルはここで左右に分かれる。右が岩壁帯を行くお山巡りコースで、左は庚申山荘を経て “一ノ門” から山頂に続くトレイルだ。まずはコウシンソウを見ながらピークハントということで、時計回りで行くことにした。 




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旧猿田彦神社跡から、10分も歩かないで庚申山荘に到着!水場やトイレもあるので一休みして行こう。収容人数40人、宿泊料1泊2050円の無人山小屋である。岩壁帯を背にした庚申山荘が青空にはえてとても立派に見える。
それにしても、あの岩壁帯を行くのかと思うとちょっとワクワク、ドキドキするね。 070.gif 058.gif




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庚申山荘の裏の尾根に取り付くやいなや、明らかに今までとは違って岩峰や岩壁帯の中を行くトレイルとなる。




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オーバーハングの岩壁の下をへつり・・




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“初ノ門” に付けられたハシゴを登り・・




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大きく口をあけた洞穴の前を越え・・またハシゴを登り・・




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チョックストーンのかかった “一ノ門” をくぐる。トレイルはこの先でお山コースの分岐と合流する。 042.gif




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岩場の登りが終わり針葉樹林の尾根になる。このあたりがコウシンソウの自生地だが、“ここがコウシンソウのある場所です” といった類の案内板などはないのでトレイル以外の踏み跡に注意して行こう。 034.gif 何せ絶滅危惧種ですから人知れず咲いているんですよ。 028.gif

尾根の傾斜が緩やかになる少し手前に右に行く踏み跡がある。20mも行くとピンクの桜草のような可愛い花が岩面いっぱいに自生している。 “これか?” “いや、違う・・” 諦めかけて戻ろうとした時、同行者の “あった!” という歓喜の一声!




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ピンクの花に混じって高さ3cmくらいの薄紫の小さな花がある。コウシンソウだ。
葉や花茎から分泌した粘液で小さな虫などを捕らえ、消化吸収して栄養分とする食虫植物だ。
こんな可愛い顔して肉食系とは、まるで私? 041.gif 012.gif

始めは気づかなかったが、見慣れればあっちにも、こっちにもあるではないか!
そこに居合わせた他のハイカーたちも一緒になって、まるで宝くじにでも当たったかのように大騒ぎしながら写真を取りまくった。 041.gif




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さて、まずはひとつ目的を果したので、次は庚申山登頂ということで先を急ごう。 緩やかなシラビソの森を抜けて行けば、庚申山山頂はもうすぐだ。




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庚申山荘から、コウシンソウの撮影会も含めて1時間半で山頂到着! 066.gif
ピークは見晴らしが無いので、100mほど西に行った見晴台でランチタイムとしよう。063.gif




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見晴台からは北東面の展望が良く、眼前には皇海山(すかいさん)が目と鼻の先に見えている。カッコいい山だね。 004.gif 072.gif




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山頂でのランチタイムの後は、岩壁帯を行くお山コースで下山だ。“上級者向きのコース” らしいが・・?





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確かにいきなりの高度感あるブリッジ!




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“庚申の岩戸” なる石祠のある洞窟。




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急峻な岩の基部を巻いて行く。 071.gif




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メガネ岩。大好きなアニメ “風の谷のナウシカ” の巨神兵の目を連想してしまった。 037.gif




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今度は鉄のハシゴを利用して岩壁を登る。




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まるで迷路の冒険ランドのようで楽しい。 070.gif 子供にかえる大人たち。 037.gif




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馬の背リッジから岩壁帯に突起した見晴台 “本社の見晴らし” に到着。一休みするには最適の場所だ。 063.gif




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ここでコーヒータイム。なんとお手製コーヒーゼリーとドリップコーヒーが出てきた。 063.gif 雄大な景色と美味しいおやつ。大人の午後は最高! 072.gif ご馳走様でした!040.gif




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梅雨時のお天気は不安定なので、先を急ごう。
足元が切れ落ちた鎖場を慎重に下るSue。 009.gif





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長いハシゴを登って岩壁の基部を巻いて行く。この先に別のコウシンソウの自生地がある。 それにしても、よくぞこんな岩壁帯にトレイルを作ってくれました。 040.gif




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岩壁帯にかかったブリッジを越えて、ルンゼをつめて行く。 042.gif




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ルンゼが行き止った岩壁帯の一面にコウシンソウがたくさん咲いていた。 056.gif しっかり判別できる。もう私はコウシンソウ・マスター! 041.gif




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岩壁にはコウシンソウの他にも可愛らしい草花が “私も見て!見て!” って感じで咲き誇っていた。




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岩壁帯が終わり、南東に伸びる尾根伝いに、背の低い笹の生えた広葉樹の森を下る。
宇都宮大学の山荘を経て、旧猿田彦神社跡に出る。そこからは登りと同じトレイルで一の鳥居、林道へと戻る。




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銀山平から一の鳥居までの往復8kmの林道歩きがかったるいが、その部分を差し引いても十分楽しめるトレイルだと思う。

私のこのトレイルへの評価:5★
往復距離:約15km、高低差:1,065m、行動時間:8.5 時間(休憩込み)

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by dream8sue | 2014-06-16 02:00 | 日光 国立公園 | Trackback | Comments(0)

日光市足尾町 足尾の銅鉱脈だった備前楯山を登る     Bizentateyama in Nikkō, Tochigi

Sunday, June 15, 2014
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備前楯山(1,272m)は、かつての足尾銅山採鉱の主要地域だった。栃木県にありながら備前(今の岡山県)の名が付いているのは備前出身の2人の農民がこの山の銅鉱石を発見したからという。
父に連れられて始めて足尾銅山を訪れたのは私が中学生の頃だった。ゴーストタウンと化した松木沢沿いの村と、草木の生えていない茶褐色の山々は子供心に大きな驚きと衝撃であった。 005.gif




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<マイカーの場合(前橋方面から)>
車の場合は袈裟丸山への行き方と同じで国道50号から国道122に乗り換え、足尾・日光方面に向かう。草木湖を通り過ぎ足尾銅山で有名な足尾町に入って県道293号線で左折し銀山平に向かう。15分くらいで銀山平キャンプ場の先にある “国民宿舎かじか荘” に着く。庚申山登山の場合は一般車両はここまでなので、国民宿舎の先にある駐車場に止める。備前楯山へは駐車場先の車止めゲートの前を右に大きくカーブして林道舟石線に入り2.5km先の舟石峠駐車場まで行く。

<公共交通の場合>
電車利用の場合はJR桐生駅からわたらせ渓谷鉄道(略して “わ鉄” )で通洞駅下車。
通洞駅からはタクシー(片道約3500円)で国民宿舎、または舟石峠駐車場まで入る。
ただし、わたらせ渓谷鉄道は本数が少ないので事前に電車の時間を調べておこう。 034.gif

私は翌日、この時期に咲くコウシンソウを見るために庚申山へ登る予定だったので国民宿舎に泊まった。国民宿舎の宿泊客は通洞駅着14:32の便に限り送迎してもらえる。 写真はかなりレトロな感じの “わたらせ渓谷鉄道”




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銀山平(国民宿舎かじか荘)から足尾精錬所跡を見ながら通洞駅までのトレイル “赤銅のみち13.5km(関東ふれあいの道)” というのがあるが、備前楯山はその一部でもある。
銀山平側から登る道は足尾銅山を思わせる面影は何もない。林道脇には初夏の草花が咲き、緩やかに標高を上げていく。 056.gif




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途中にある “鳥獣観察舎”。 この地域には熊、猿、鹿、イノシシ、狐、狸等が生息しているらしい。こんな林道の脇に観察舎を作って観察できるのかしら?と思うけど、時々熊が林道を横切ることがあるらしい。熊は・・あまり観察したくないなぁ。 008.gif




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銀山平から2.3kmのところにある舟石峠駐車場までは約40分。マイカー利用ならここまで入れるのでここが実質的な登山口である。普通車20台駐車可能で簡易トイレも設置されている。




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舟石峠駐車場から500mほど急坂を登れば見晴らしの良い稜線に達する。




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稜線からは庚申山方面の山々と、登ってきた林道が見える。 072.gif




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稜線から東側の明るい雑木林の中を行く。梅雨の晴れ間の木漏れ日が実に気持ちが良いトレイルだ。




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足元にはこんな可愛い白い妖精(ギンリョウソウ:銀竜草・・かな?)がいた。鼻の大きなスヌーピーみたい。 037.gif




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すっきりした木立の中にはベンチも置かれ、女の一人歩きが似合うトレイルだね。 036.gif 037.gif




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ベンチの先のやや急坂を登り、アカマツ林を過ぎると、木の根の露出したヤセ尾根になる。




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備前楯山まであと0.3kmの標識の尾根に出たら左に行く。右の踏み後は間違いなので気をつけてね。 034.gif




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山頂までの200mはヤシオツツジのトンネルだ。残念ながら時期が遅く花が終わっていたが5月上旬あたりなら最高だろう。 045.gif




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ツツジの先に突然、備前楯山の山頂に出る。 066.gif 070.gif




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山頂からの展望は良く、日光の秀峰、男体山が右奥に見える。 072.gif




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そして左手には庚申山に・・ Wow!なんと後光が差しているではないか! 005.gif 038.gif
明日は “庚申山の岩壁帯に咲くコウシンソウ” を求めて庚申山に登るぞー!




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かじか荘から片道4km、舟石峠駐車場からなら1.5kmと短いトレイルであるが、思っていた以上に素晴らしい内容だ。標識案内も300mおきにあると言う親切さで、ファミリーハイクに最適だと思う。 001.gif
注意事項としては、ここは江戸時代からの坑道があり、たて穴に落ちる可能性があるのでトレイル以外は歩かないほうよい。らしい。。って本当!? 005.gif
備考:かじか荘宿泊者は備前楯山への手書きの地図がもらえます。

私のこのトレイルへの評価:4★
往復距離:約8km、高低差:445m、行動時間:2.5 時間(休憩込み)

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by dream8sue | 2014-06-15 01:22 | 栃木県エリア | Trackback | Comments(0)

上信越 ドウダンツツジが咲き誇る稲包山     Mount Inatutumi in Jōshin'etsu-kōgen National Park

Saturday, June 14, 2014
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群馬の秘湯、四万温泉と法師温泉をつなぐトレイルに赤沢林道というのがある。この林道から関東最北のピーク、稲包山(1,598m)が登れる。以前からやってみたいと思っていた秘湯をつなぐトレイルだ。
しかし、赤沢林道だけでも12km、稲包山の往復となると全行程20kmになる。そして、同ルート往復ではなく四万温泉から法師温泉への(または法師温泉から四万温泉への)ポイントからポイントへの縦走となると、両サイトのアクセスが悪いので前日には四万温泉(ないしは法師温泉)に入っておく必要がある。 034.gif
一般的には四万温泉から法師温泉に行くハイカーが多いようだ。私も前日に四万温泉の登山口に近い“ひなたみ”にある国民宿舎ゆずりは荘に泊まった。


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国民宿舎を朝の5時に出発。まずは前日に下見した四万川ダム(奥四万湖)へ上る。
四万温泉へのアクセスと、四万川ダムへのアプローは前日に行った“麻耶の滝” に記載してあるのでそちらをチェックしてほしい。 040.gif


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ダムサイトに上ったら、堤防を横切り対岸に渡り、ダムに沿って上流へ進む。 071.gif
歩きだして約1時間、ダムに注ぎ込む沢にかかる“とせんはし”を渡り、右に100mほど行くと登山口の標識がある。


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登山口は“え!ここが登山口ですか?” 005.gif って言うような林道の砂防ネットのかかった脇道から入る。標識が無ければ見落としてしまうようなところだ。

さて、ここから注意しなければならないのがヤマヒルの存在だ。 034.gif ガイドブックにも記載されているが、この赤沢林道にはヤマヒルが非常に多いらしい。法師温泉の番頭さんの話では、近年動物(熊、猿、猪など)が増え、それらの動物に付いたヒルが拡散されているらしい。自治体で林道に塩を撒いてヤマヒルを駆除したこともあったらしいが、植物を枯らせてしまうので難しいようだ。 008.gif
ヤマヒルは強い吸盤を持っているので布製の靴などには吸い付き易い。ハイカーは必ず塩を靴や身体に塗って入山したほうが良い。 034.gif


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トレイルは始めは、いかにもヒルがいそうな沢筋のじめじめした樹林帯をジグザグに登る。


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やがて路が直線になると、傾斜も弱まり歩く易くなる。辺りも明るい樹林帯になり、幹がとってもきれいな樹木(ダケカンバ?)の中を行く。 072.gif


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尾根に真っ直ぐ付いていたトレイルが、赤沢山の山腹を左に巻くようになれば、赤沢峠まではもうすぐだ。


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ダムサイトから約3時間、登山口から約2時間、赤沢休憩舎がある赤沢峠に着く。 071.gif ここは四万温泉と法師温泉の中間点に当たり、どちらの温泉へもここから6kmの距離にある。そしてここから北にのびるトレイルが稲包山への路で片道4kmある。


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063.gif 休憩の後、休憩舎の裏手から1479m峰を経て緩やかな尾根を登って行く。
この時期だけのサプライズだが、休憩舎から稲包山までのトレイルにはドウダンツツジの木が群生していて今が盛りとばかりに咲き誇っていた。 056.gif 056.gif 056.gif
 

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群馬県はツツジの県で、ヤマツツジ、レンゲツツジ、ヤシオツツジなどは結構いたる山で見るが、ここまでドウダンツツジが群生している山は少ないのではないだろうか? 058.gif


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赤い色のドウダンツツジ 056.gif


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白い色のドウダンツツジ 056.gif


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トレイルは緩やかにアップダウンを繰り返す長い尾根だ。 042.gif
梅雨時の変わりやすいお天気で、山頂付近には霧がかかっているが、木立の間からは白砂山などの草津方面(西側)の山々が見え隠れしている。 057.gif 072.gif


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トレイルは背の高い熊笹の刈り払いの中を行く。この山域には送電線の鉄塔が多く、鉄塔巡視路がいくつもあるので、入り込まないようによく標識を確認しながらいこう。 034.gif


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やがて傾斜が強くなり最後の山頂直下の急登をこなせば、小さな石祠がある稲含山ピークに到着する。 042.gif 066.gif 赤沢峠から2時間弱くらいだろう。山頂は広くは無いがピラミダルな山容から想像できるとおり360度の展望が期待できる。。。はすなのだが・・ 025.gif


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残念ながらこの日は山頂での視界が悪かった。が、下山途中の尾根では霧が晴れて美しい山並みを見せてくれた。 072.gif


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さて、稲包山への往復8kmを終わらせ赤沢峠に戻り、ここからは法師温泉側に進む。


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法師温泉側は尾根筋を直登する四万温泉側とは異なり、山の中腹をくねくねと巻いて行くトレイルだ。小さな沢もいくつも横切るので、梅雨時の今は特にじめじめした感じがする。 057.gif


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途中の広葉樹の林の中で、木々が突然ガサガサと大きく揺れた。“熊か?” 008.gif と緊張の一瞬の後に目にしたのは真っ赤なお顔の猿軍団(3匹)だ。 005.gif 1人で歩くには少し寂しいトレイルだ。 025.gif


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やがて、カラマツの森を抜け、送電線林道を横切り、“法師”と書かれた標識に従い東北方向に行く。 071.gif


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明るい広葉樹の林を行けばやがて赤沢スキー場に着く。スキー場から車道に出れば“赤沢入口”のバス停は近い。ここでバスを待っても良いが、待ち時間があるようなら1km先の法師温泉まで歩いてみよう。

ちなみに法師温泉から猿ヶ京に行くバスは1日4本(午前中9:05/9:50 午後15:30/16:15 2014年6月現在)だけなので事前に時間を調べておこう。猿ヶ京から上越線の後閑駅(新幹線利用なら上毛高原駅)へはさらにバスを乗り継ぐ必要がある。 034.gif


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赤沢入口バス停から法師温泉方向へ約300mほど行った所に、“オーロラの塔”というモニュメントが建っている。これは1989年にアラスカのマッキンリー峰で遭難した群馬県の代表的な登山家山田昇氏と、三枝照雄氏を偲んで作られたものだ。私も両氏とは面識があるので前々から訪れたいと思っていた場所だ。 056.gif 040.gif


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そしてこの長いトレイルのフィナーレがここ法師温泉長寿館。標高800mにある閑寂な一軒湯である。明治創業で一世紀以上の歴史があるこの建物は、国の登録有形文化財になっている。この日はドイツからの観光客が泊まりに来ていた。インターナショナルじゃん! 049.gif 003.gif ちなみにここは日帰り入浴は午前中で終わりなので注意してね。 034.gif

赤沢峠から稲包山まではドウダンツツジ街道で4★でもおかしくないトレイルなのだが、なにせヤマヒルが・・・ 008.gif 私も休憩の度に塩を塗っていたが、それでもたかられた。幸い噛まれる事はなかったが、足元にヒルがうごめいているのを見つけたときは悲鳴を上げた。ゴキブリに匹敵する怖さだ。 008.gif 033.gif
それに熊や猿にも怯えながら歩かなくてはならない、結構覚悟して行かなくてはならないトレイルって感じだ。私はこの山行以来、ハイキングアイテムに熊避け鈴と、ヒル避け塩を加えた。日本の山、怖すぎ!041.gif

私のこのトレイルへの評価:3★
全行程距離:約20km、行動時間:約9時間(休憩込み)

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by dream8sue | 2014-06-14 02:45 | 上信越高原 国立公園 | Trackback | Comments(0)

上信越 摩耶の滝で伝説の風に吹かれる     Maya falls in Jōshin'etsu-kōgen National Park

Friday, June 13, 2014
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昔、“摩耶姫”と呼ばれる美しい女性がいた。あまりの美しさから多くの男性から求婚されるが気乗りがしない。ある日、不動様にお参りに行くと、不思議な老女に“日向見の奥にある滝に行け”と告げられ、行ってみると鹿を追う素敵な男性に出会えた。という伝説にちなみこの滝は“摩耶の滝”と言われるようになった。
私同様、出会いが無いとおなげきの女性陣、行くしかないでしょう! 003.gif 070.gif


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私は関東最北のピーク、稲包山 を登るために前日に四万温泉入りした。伝説の“摩耶の滝”も四万温泉郷の近くにある。四万温泉郷は昔からの名湯なのでたくさんの宿泊施設がある。が、泊まるならなるべく登山口に近い場所で“日向見”か“ゆずりは”周辺が良いだろう。私は四万川ダム(奥四万湖)の南にある国民宿舎ゆずりは荘に泊まった。 

前橋、高崎方面からのアクセス:上越線渋川駅から吾妻線で中之条駅まで行き、そこから四万温泉行きのバスで終点まで乗る。国民宿舎ゆずりは荘宿泊客は終点のバスターミナルまで送迎してくれる。 040.gif
マイカーの場合は国道17号で渋川市に向かい、渋川市“白井上宿”の信号を左折し国道353に入り中之条経由で四万温泉に向かう。


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翌日の稲含山ハイクに支障をきたさない程度に四万温泉郷周辺で短時間で行ける短いトレイルを歩くことにした。そこで気になったのが前記した摩耶伝説の滝である。 039.gif
四万温泉郷を流れる四万川の流れは水量も多く実に美しい。 072.gif 日本の水の豊かさと美しさは本当に素晴らしいと思う。


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摩耶の滝へは、お告げの通り“日向見”から行けるが、稲包山のアプローチである赤沢林道の下見も兼ねて四万川ダムのほうから行くことにする。ゆずりはから20分も北に行けばダムの基部の日向見公園に着く。また、ダムに行く途中には“いなつつみ神社”や“小泉の滝”などの見所もある。これらも合わせて見て廻ればちょっとしたプチ観光ハイクになる。 049.gif


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日向見公園から東側に大きくカーブした車道を上がればダムサイトに着く。 072.gif


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四万温泉郷を流れる四万川は、1999年に完成したこの奥四万ダムから注がれる。


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ダムサイトから少し東に戻り、奥四万トンネルを抜けると直ぐに右側に林道が合流している。“摩耶の滝1.3km”と書かれた標識がある。


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林道は道幅もあり、よく整備されている。071.gif 058.gif


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この時季はコアジサイがトレイルのあちこちに咲いている。 056.gif 056.gif 056.gif


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こんな所に何で消火器が?039.gif いえいえ、これはクマ避けの半鐘だ。 005.gif 500mおきくらいに設置されていて、かなり強烈な高音が鳴り響く。しいて言うなら、時代劇で火事を知らせる鐘の音に似ている。耳をふさぎながら叩きまくって歩いた。 041.gif


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奥四万トンネルから1km弱で小さな沢を横切る。この標識の印字が “?km” って標識の役目してないじゃん!003.gif こういうユーモア、私はかなり好きだ。日本人に対して堅苦しいイメージがあるのでこんなアメリカ人っぽいことをする日本を発見すると嬉しくなる。 003.gif


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周辺はすっかり夏の(濃い)緑になっている。 072.gif


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“ミズキ”トレイルに設置された案内板によれば、この木は春に根から多くの水を吸い上げるため、この時期に幹や枝に傷をつけると水が雫となって垂れ落ちるのでこの名前がついたらしい。 027.gif


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一見、杉のようにも見えるが、“モミの木”だ。案内板によると、この木は空気のきれいな所が好きなので、都会ではどんどん枯れているらしい。知らなかった! 005.gif 002.gif


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摩耶の滝まで0.5km のところに休憩用の東屋がある。


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この辺りは山々は雪深い新潟県との県境に位置しているので、本当に山が深い。 072.gif


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“欄干が崩落してしまっており危険です。注意してお通りください。”とのこと。 008.gif


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トレイルはいよいよ渓谷に下っていく。すると急に滝の轟音が聞こえてくる。と、突然、風が吹き出し、あたりの木立が大きく揺れだした。005.gif “何だ何だ!?何か出るのか?”鳥肌がたってきた! 008.gif 伝説の滝は本当に奇跡を起こすのか? 017.gif


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ぞくぞくしながら、階段を下りていくと、そこには落差25mの伝説の摩耶の滝が白い水しぶきを立てながら流れ落ちていた。 072.gif


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滝は少し奥まったところにあり、半ドーム地形なので轟音も風もこれらの複合作用で起こると思われる。 034.gif な~んだ、やっぱり物事には必ず原因があるんだね。 044.gif

滝が起こす風に身をさらし、しばし伝説の世界にひたり、戻ろうとしたその時・・! 013.gif
1人の男性が突然現れたではないか!・・・ 005.gif
・・・・が・・・どう見ても山菜取りの地元のおじいさん・・・摩耶伝説はただの伝説だ! 021.gif


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帰りは奥四万トンネルまで戻り、そこから“日向見”方面に行って、国指定重要文化財の“日向見薬師堂”を見学して戻ることにしよう。 027.gif

このトレイルはお手軽な観光ハイクとして楽しめる。マイカー利用であればダムサイトまで車で行けるのでさらにお手軽なハイキングになる。

私のこのトレイルへの評価:4★
全行程距離:約5km、行動時間:約2.5時間(ダム、薬師堂見学込み)

摩耶の滝ハイキング簡易マップ:上信越高原国立公園 上州四万温泉郷之絵図

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by dream8sue | 2014-06-13 17:32 | 上信越高原 国立公園 | Trackback | Comments(0)

前橋市富士見町  赤城山のカルデラ湖とツツジの牧場     Mount Akagi in Maebashi, Gunma

Wednesday, June 11, 2014
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群馬県民でありながら、しかも前橋市民でありながら、赤城山に行った記憶がほとんど無い。東京の知人が赤城のツツジを見に行くと言うので便乗させてもらった。 040.gif
しかし梅雨の真っ只中、雨が降ったりやんだりのなか、雨具を着てのハイキングとなった。 057.gif 071.gif




f0308721_1539168.jpg高崎、前橋方面からのアクセス:国道17号線で渋川方面に向かい、市街の “住吉町交番前” の交差点を右折、その先3つ目の交差点で県道4号線を左折する。県道4号線は通称 “赤城県道” と言われる道なのでこの道をひたすら赤城山に向かって走れば観光案内所のある白樺牧場を経由し、大沼の湖畔に至る。

電車利用の場合は、JR両毛線の前橋駅から路線バスで富士見温泉行きに乗り、赤城ビジターセンター行きに乗り換える。ツツジが咲くこの時期は毎日、赤城山直通バスもあるので、それらをうまく利用しよう。(4/1~10/31は土日祝のみ運行)
また、地図が読めない初心者でも、観光案内所でウォーキングマップ(10円)を買えば効率よく歩くことができる。 045.gif




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赤城山は、カルデラ湖の大沼や覚満淵(かくまんぶち)を取り囲んでいる外輪山としての黒檜山、駒ヶ岳、地蔵岳や、火口湖の小沼の東にある小地蔵や長七郎山、少し離れて位置する鈴ヶ岳、荒山、鍋割山などの総称である。 034.gif
視界の悪い日に高い山に登っても展望が無くつまらないし、今回の目的はツツジ観賞なので覚満淵と白樺牧場周辺の散策にした。
最初に訪れたのは大沼の南東にある、周囲約500mの小さな湿原、覚満淵(かくまんぶち)である。 大昔は大沼とひとつの湖であった “小尾瀬” とも称される貴重な湿原である。




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湖の畔に沿って覚満淵を一周するトレイルを歩く。ゆっくり歩いても30分くらいで周れるだろう。周辺は深い霧に覆われていた。 005.gif





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霧が幻想的で、ツツジの美しさを引き立てていた。




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ツツジ以外にもトレイル脇には湿原特有の様々な植物が見られる。 072.gif




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“クサタチバナ” の白い花が目をひく。 056.gif
覚満淵の近くに赤城公園ビジターセンターがあるので立ち寄って行こう。山の成り立ちや生息動物、植物のことなどを知ることができる。 027.gif




f0308721_15442587.jpgそして、ツツジを見るなら何と言っても、ここ白樺牧場から見晴山だろう。

この時期、前橋方面から県道4号線で山道を上って行くと、大沼に下る手前で真っ赤なツツジの原が目に飛び込んでくる。

観光案内所と駐車場が左側にあるので、白樺牧場の広大なツツジの群生を堪能しよう。 045.gif




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白樺牧場というより、まさにツツジ牧場と言った感じである。




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こんなにたくさんのツツジを見たのは生まれて初めてだ。 012.gif その数、10万株! 005.gif 070.gif




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この時季(6月中‐下旬)のツツジの種類は主に “レンゲツツジ” と “ヤマツツジ” のようだ。5月下旬から6月上旬ならアカヤシオ、シロヤシオ、トウゴクミツバツツジなどの品種が見られるらしい。 056.gif




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見晴山へは白樺牧場の駐車場から車道と平行して付けられた遊歩道を500mほど北に行く。 いつもは影の薄いクマ笹も雨に濡れて存在感をアピールしているようだ。 072.gif




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クマ笹とヤマツツジのコンビネーション。Beautiful! 072.gif




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ナラの木とヤマツツジのコンビネーション。Fantastic! 072.gif




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霧のカーテンが上がり、姿を現した白樺の幹がひと際あざやかに見える。 072.gif




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見晴山の南斜面には一面にツツジが生えている。見晴山(1,458m)は山というより丘なので5分で登れるので山頂まで登ってみよう。 049.gif




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時間があれば見晴山から大沼まで降って、 “ミズナラの道” から “句碑の道”を歩き見晴山に戻る2時間程度のトレイルがお勧めだ。
北面にあるこのトレイルは様子が一変して白樺の混ざる雑木林を行くしっとりした雰囲気のあるトレイルだ。 049.gif 072.gif




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白樺とナラの木とツツジのコンビネーション。Excellent! 072.gif




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30分も歩くと視界が開けスキー場の丘の上に出る。眼下に霧のベールをまとった大沼が現れる。 072.gif




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小さなスキー場の斜面にはワラビやフキなどの春の野草がたくさん生えていて実に楽しい。 056.gif 070.gif




f0308721_15492020.jpg黄色いツツジ!




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スキー場を降りきったところに青木旅館がある。庭で観光客が地元の人になにやら尋ねている。

このキノコが食べられるかどうかって?

キャー、どぎつい色、無理でしょう!? 005.gif 046.gif

いえいえ、実は食用です!Oh My God! 005.gif 034.gif




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f0308721_1661091.jpg大沼からは始めは湖畔に沿って大洞方面に300mほど行き、 “ミズナラの道” という案内標識に従ってミズナラの樹林帯に入る。
ミズナラの森は梅雨ということもあり、静かで深い海に迷い込んだような気分になる。
短いトレイルだがツツジ牧場の明るさとは対照的で面白い。 049.gif

ミズナラの道が終わり、車道を横切り白樺樹林の “句碑の道 ”に入る。
赤城山ゆかりの文人の俳句が刻まれた句碑が点在するトレイルは2km弱で見晴山に戻る。




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湖と白樺やミズナラの樹林、辺りを鮮やかに染め上げるツツジの群生など、素敵要素が凝縮した赤城山だ。049.gif
都心からもそう遠くなく、春や秋はもちろん、夏も涼しい避暑地なので一度は来る価値ありだ・・って20年以上、前橋に住んでいながら初めて訪れた私が言うなって! 033.gif 041.gif

私のこのトレイルへの評価:5★ 初心者、初級者向け
全行程 約4km、3時間(移動、休憩込み)

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by dream8sue | 2014-06-11 09:26 | 群馬県エリア | Trackback | Comments(0)

群馬の駅からハイク vol.3 : 上信越 碓井峠のアプトの道を歩く   Trail Abt in Jōshinetsu-kōgen NP

Tuesday, June 10, 2014
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梅雨の晴れ間を利用して裏妙義に行こうとしたら、横川駅方面からの登山道が崩壊し登山禁止になっていた。代わりに碓井峠の見所が満載の “アプトの道” を歩いた。
昭和38年にアプト式廃止に伴い廃線になった碓井線を現在は “アプトの道” として横川から旧熊ノ平駅まで歩くことができる。ハイキング路というより、良くメンテナンスがされた遊歩道である。鉄道関係の文化財などを見ながら、鉄道の歴史に触れることができる面白い道だ。 049.gif 070.gif




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アプトの道起点は、JR横川駅(信越本線)の西に隣接されている “碓井峠鉄道文化むら” の前から始まる。
片道6kmの間にある主な見所は、碓井峠関所跡‐旧丸山変電所‐峠の湯‐碓井湖‐めがね橋‐旧熊ノ平駅である。また、アプトの道は国道18号線に沿っているので、各見所へはピンポイントで車で立ち寄ることもできるのでドライブコースとしても楽しめる。 




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碓井峠鉄道文化むらの敷地内には、鉄道マニアには嬉しい歴代の名車が展示されている。 001.gif




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碓井峠鉄道文化むらの北側へ0.3km行った所には、箱根などと並ぶ日本三大関所と言われた旧中山道の “碓井峠関所跡” がある。
関所跡には通行人が通行許可をもらう際に、この石の上に手をついて手形を差し出したといわれる “おじき石” などもあるので立ち寄ってみてほしい。 049.gif




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碓井峠関所跡から0.1kmほど線路側に戻れば、線路をつぶして作られた “アプトの道” の始まりだ。さあ、機関車になった気分で出発進行! 061.gif 070.gif
片側半分は碓井峠鉄道文化むらが運営する “碓井峠トロッコ列車線” として峠の湯まで今も現役で使われているようだ。




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アプトの道起点から約1.6kmの地点には赤レンガ作りの “旧丸山変電所” がある。この建物は国指定重要文化財である。 072.gif
何で変電所?っていうか、そもそもアプト式って何? 039.gif って話だか、鉄道マニアでない限り余り馴染みがない言葉だ。 039.gif



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碓井線の勾配は凄くきつく機関車が通常のレールでは登れないので、レールの間にラックレールを敷き、機関車側に設置したギアをかみ合わせて上り下りをする方法で、考案者の名前(ローマンアプト)を取ってアプト式といわれる。実際に使われていたラックレールが横川駅の構内に展示されているので興味のある方は横川駅に立ち寄ってみるとよい。 034.gif

トレイルのいたるところに鉄道の歴史や施設の説明が書かれたプレートが貼られている。その説明によれば、明治45年に碓井線の電化に伴い、鉄道では日本で最初に横川に発電所が作られ、ここ丸山矢ヶ崎(軽井沢)に変電所が作られた。そして横川発電所から送られてきた交流6600Vの電流を直流650Vに変換して機関車に送っていた。。との事。なるほど・・勉強になります! 027.gif 013.gif




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旧丸山変電所で鉄道の歴史に触れたら、さらに1km先にある峠の湯まで行こう。
峠の湯は文字通り日帰り温泉が楽しめる温泉施設であるが、現在は火事で施設の一部が焼けてしまって休業中である。 002.gif しかし、施設周辺は “ほたるの里” などがある憩いの場になっていて、この日も近隣の幼稚園児たちが遠足に来ていた。035.gif 起点から2.6km、一休みするにはよい場所だ。 063.gif
追記: 峠の湯は2015年12月よりリオープンしている。(第2、第4火曜日は定休日)


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峠の湯から “白秋歌碑” の前を通り、いよいよ碓井線の山岳地帯を行くトンネルや橋梁の道に入る。旧信越本線の横川‐軽井沢間11kmには26のトンネルと18の橋梁があった。
また、第1号トンネルの近くには江戸時代に東海道などの五海道の一つとして整えられた中山道が交差している。この旧中山道も機会があったらゆっくり歩いてみたいトレイルだ。 045.gif 071.gif




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トンネルの中は意外と狭い。本当にこんな狭いトンネルを機関車が通過できたのだろうか、と思うほど天井も低い。




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起点から3.7km、第2号トンネルを過ぎると、左下に赤い橋が印象的な “碓井湖(別名:坂本ダム)” が見えてくる。 072.gif お恥ずかしながら私は松井田町出身でありながらこの湖の存在を知らなかった。012.gif




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碓井湖は1周1.2km、20~30分程で歩けるので散策していこう。 070.gif




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湖畔にはモミジの木が多く、秋には紅葉が美しい。“秋の夕日に・・♪” 060.gif で始める唱歌「もみじ」は明治の作詞家、高橋辰之が妙義山、碓井線周辺の紅葉の素晴らしさを見て、この歌詞を作ったといわれている。




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碓井湖から第3、第4、第5トンネルを抜けると “めがね橋” の名で呼ばれている第3橋梁の上にでる。18の橋梁の中では最大の長さ91m、高さ30m。レンガアーチ橋としては国内最大だそうだ。レンガってもろいイメージがあったけど、廃線になってずいぶんたつがこんなに丈夫で、しかも美しい。 072.gif 明治25年に7ヶ月という短期間で作られたなんて!当時のレンガ職人の技って凄い!005.gif 066.gif




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めがね橋と迷彩服はよく似合う・・?041.gif  訓練だそうだが・・アプトの道で?しかもめがね橋をバックに記念撮影してたし。どう見ても遠足・・大丈夫か?日本! 026.gif




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めがね橋には迷彩服より、やっぱ、吉永小百合のような美女が似合うでしょ!003.gif あれって何のCMだっけ?039.gif




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ねがめ橋と言えば、橋梁の上から国道18号に降りて橋の下からのこの構図が有名だよね。045.gif  でも私、国道18号は昔何度も走っていたが、この橋の記憶がまったくない。何故かな??039.gif




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それは・・・橋の上から国道18号を見下ろして分かった!ここは碓井峠のC33ではないか!013.gif めがね橋は覚えて無くてもこのコーナーは覚えてる。週末の深夜に真っ赤なクーペでタイヤのスキール音をたててよく走っていた。 037.gif あ、深夜だからめがね橋は見えなかったんだ! 003.gif




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さて、懐かしい青春のひとコマを思い出したところで旧熊ノ平駅までの先を急ごう。 071.gif  第6トンネル内部には横抗と天井に換気口がある。




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第7、第8、第9.第10トンネルを越えると、アプトの道の終点 “旧熊ノ平駅” に到着する。 071.gif
今はすっかりゴーストステーションであるが、明治26年の開通と同時に信号駅として給水、給炭所として設けられ、明治38年より停車駅となり旅客の取り扱いを始めた。急勾配の途中にある駅として重要な役割を果していた駅である。 045.gif
ちなみに駅前にあった “力餅の玉屋” は今も坂本宿の近くで営業している。愛想の良いおかみさんが、出来たての力餅をその場で作ってくれるのでお土産に買って帰るとよい。 049.gif



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帰りは、来た路を第1トンネルまで戻る。ふと見ると白い花?が針葉樹に混じって咲いている。しかし、良く見ると花ではなく葉が白く変色しているツル状の植物のようだ。 056.gif
後で知人にきいたら、これが猫が大好きなマタタビの木らしい。葉が白化するのは送粉昆虫を誘引するサインらしい。知らなかった! 005.gif




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第1トンネルの先にある白秋歌碑まで戻ったら、少し遠回りになるが中山道を偲ぶ “坂本宿” 経由で横川駅に戻ることにしよう。 049.gif




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坂本宿全体で昔の屋号を復活させて家の門に掛けてある。今は普通の家なのに、昔の屋号を掲げている家も多くとてもユニークだ。昔の旅人が難所の碓井峠を越えてきて、この宿場に宿をとったのだなぁ。。と江戸時代にタイムスリップするのも面白い。 045.gif 043.gif




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坂本宿を過ぎ、国道18号が大きくカーブする手前で左の薬師坂に下る。途中の道路脇にある “薬師の湧水” で喉を潤すことも出来る。私はこの水をお持ち帰りして、家でコーヒーを沸かして飲んだ。 063.gif




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眼前には今日のハイキングのフィナーレを飾るかのように、裏妙義の岩峰がそそり立っていた。 072.gif この岩峰は妙義山屈指の難関ルートである西大星という岩峰だ。 → “安中市 妙義山 西大星直登ルート     Nishitaisei in Mount Myōgi, Gunma”
アプトの道は道幅も広く、メンテナンスもしっかりされているので、梅雨時のハイキングやファミリーハイクには最適なトレイルではないだろうか。 049.gif もし時間があるようなら近くに “麻苧の滝” があるので滝見物もしていくとより楽しいだろう。 070.gif

私のこのトレイルへの評価:4★
往復距離:約14km(碓井湖畔、坂本宿経由無しなら12km)、高低差:約300m、行動時間:約6 時間(休憩込み)

“アプトの道” 安中市公式ページ
http://www.city.annaka.gunma.jp/kanko_spot/megane_hiking.html

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by dream8sue | 2014-06-10 23:12 | 群馬の駅からハイク | Trackback | Comments(0)

安中市松井田町 妙義山 麻苧ノ滝はウォーターワールド     Asao falls in Annaka, Gunma

Tuesday, June 10, 2014
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梅雨入りしちゃったじゃん!どうする、どうする! 007.gif 行きたいトレイルはたくさんあるのに!039.gif ダメもとでやって来ました、妙義山・・・ 071.gif




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登山道崩壊! 002.gif 登山禁止! 013.gif おまけに熊出没! 005.gif

おいおい、どうなってるの日本のハイキング事情・・ 021.gif

まあ、カリフォルニアも山火事で山域入山禁止ってのはあったな。。 039.gif

雨の多い国と日照りの国、たして2で割れば調度いいのにね。。041.gif




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妙義山のある安中市松井田町は私の生まれ育った町なのでとても愛着がある。群馬の駅からハイキング第3弾として裏妙義のシンボル、丁須の頭に登るつもりであったが、登山禁止で登れない。せめて登山口にある麻苧の滝だけでも見ていこう。
JR信越線横川駅から国道18号線に沿って坂本方面に向かい霧積隋道を渡り国道18号のバイパス道である碓氷バイパスの上を越え、道路が大きくカーブしているところで左の車道を下っていくと写真の “麻苧のつり橋” に至る。




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つり橋を渡ると大きな池に突き当たる。この池は昔はスケートリンクであったが近年の暖冬で現在は凍結することは無いようだ。大丈夫か地球!寒いのは嫌いだが加速的な地球環境の変化には何やら世紀末的な恐ろしいものを感じる。 025.gif




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池の淵を右に行けば登山禁止になっている鍵沢コース、左に少し行くと御岳コース登山口がある。

御岳コースのピストンで丁須の頭に行くこともできる。




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御岳コース登山口のすぐ左に “銭洗弁天” という大岩の下に祭られた祠がある。




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銭洗弁天のさらに左には麻苧の滝の下流に位置する “孫滝” の豪快な流れが見れる。
つり橋の脇にあった “麻苧の滝自然公園案内図” によれば、 “麻苧七滝” として “父滝(麻苧の滝)” の上流に “祖滝” “曽滝” があり、下流に “母滝” “白行滝” “子滝” “孫滝” がある。滝だらけじゃん! 041.gif  ウォーターワールドか・・ケビン・コスナーか・・ケビン様、セクシィー! 010.gif




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御岳コース登山口から100mほど沢の左岸(川下に向かって左)のトレイルを行くとピクニックテーブルのある東屋がある。




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東屋からさらに沢の際を行くと高さは無いが横の広い “白行滝” がある。072.gif 頭上にチョックストーンのかかった “安産岩” をくぐり、木の階段を登れば不動王の石像がある小屋の脇に出る。 071.gif




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小屋の先の “たきみ橋” を渡る。橋の先にも何やら滝が見える。




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たきみ橋の途中でふと横を見ると、木立の向こうにひと際大きな滝が見える。落差40mの “麻苧の滝” である。 072.gif 070.gif




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橋を渡り右岸のトレイルをたどれば、滝の基部まで行ける。梅雨時とあって増水した滝から水しぶきがガンガン迫ってくる。 057.gif
日本の滝は水量豊富で見事だ。 072.gif だけどカリフォルニアで見たNojoqui Falls や Rose Valley Fallsのような水が無くても造形美が見事な滝もいい。 049.gif




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さて、滝見物が済んだら御岳コースのトレイルをチェックしてみよう。 “丁須の頭” と書かれた標識の先には赤い矢印があり、その先に鎖が付いている。トレイルはここで間違いない・・が・・ 039.gif




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濡れて滑りそうな岩場に設けられた鎖の先は・・沢登り状態! 005.gif しかも真夏なら嬉しいウォータークライミング! 005.gif これハイキングじゃないよ。。008.gif




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遠めで見れば・・滝じゃん!!005.gif トレイルが滝になっちゃった?!002.gif 鎖は滝の右の落口に付いている。乾季に出直そう。恐るべし妙義山! 008.gif
それと滝周辺にはヒルがいるので、長靴などヒルが付きづらい靴をお勧めする。または靴に塩を塗るなどのヒル対策をしたほうが良い。 034.gif

私のこのトレイルへの評価:3★ (滝は見事だが、私はヒルが大嫌いなので・・ 025.gif
駅から往復 約3km、1時間(休憩込み)

この後、私は妙義登山の代わりに碓井峠の見所満載の “アプトの道” を歩いた。 070.gif 通常のハイキングとは少し面持ちが違うが、国指定重要文化財などを見ながら、鉄道の歴史に触れることができる興味深いものであった。 049.gif


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by dream8sue | 2014-06-10 03:57 | 群馬の駅からハイク | Trackback | Comments(0)

渋川市  上州子持山で獅子のタテガミに登る     Mount Komochi in Sibukawashi,Gunma

Sunday, June 1, 2014
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上州子持山(1,296m)は高い山ではないが、古い火山が放射状に浸食谷を形成し、小さいながらも独立した火山独特の風格をもっている。
そして浸食に耐えて残ったと言われるのが獅子岩(大黒岩)と屏風岩である。特に獅子岩はその名の通り獅子の横顔に似ていてクール(格好いい!)である。
これらの岩に登るハイキングトレイルには鎖や梯子が設置されていて、プチ岩登りを楽しむこともできるエキサイティングなルートだ。 070.gif


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高崎、前橋方面からは国道17号で沼田方面に向かう。渋川の市街を抜け“子持入口”の信号を左折で学校の脇を通り松並木の道から子持神社へ向かう。
5号橋、6号橋とも小さな駐車場があるが、それらを過ぎて7号橋の駐車場に車を止めるのが屏風岩へ行くには最短だ。


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渋川側からのハイキングトレイル(登山道)はいくつかあるが、今回の私達のコースは屏風岩、獅子岩の岩場登りと子持山のピークハントができるものだ。
7号橋(駐車場)~屏風岩~獅子岩~子持山~浅間~5号橋~7号橋(駐車場)のループコース。



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登山口は7号橋駐車場から林道を少し行くと、脇に大きな看板があるので見落とすことはまず無いだろう。登山者カード入れがあり立派な登山ガイドも無料でもらえる。


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登山口からすでに屏風岩の岩頭が見えている。登山口の前の階段を上れば簡単に屏風岩の基部に着くことができる。 071.gif


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屏風岩の基部にはミニチュア?みたいな鳥居がハングした一枚岩の下に置かれている。


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基部を左に廻り込んだ所に、“エイトマン 5.11c/d”のクライミングルートがある。大昔、少しだけ触ったことがあるが手も足も出なかった。 007.gif
立派な自然壁にボルトなんか打って、自然破壊するな!とお怒りの方もいらっしゃるでしょうが、クライマーってのは岩を見ると登りたくなってしまう人種なんです。いい女(いい男)を見れば口説かずにはいられないプレイヤー(プレイボーイ/プレイガール)と同じだと思って大目に見てやってください。 040.gif 041.gif


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屏風岩のピークには、基部の右に付いた涸れ沢沿いの急登を登り小さな尾根のコルに出て、左に行けば写真の鎖と梯子がある。


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いきなり、楽しい岩場登りでガンガン高度を上げて、一気に屏風岩の岩稜に上がる。 072.gif


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屏風岩の先端には石碑のあるナイフリッジを西に行けば達する。このリッジから見る獅子岩(大黒岩)が何とも美しい。 005.gif 072.gif
指差す方向には何があるのでしょうか? 目指せ巨人の★? 041.gif


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屏風岩でウォーミングアップが済んだら、獅子岩に向かってアカマツの混じった雑木林の尾根を行く。


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尾根上からの獅子岩の眺めは素晴らしい。 072.gif この岩のピークに登るのかと思うとおのずとテンションが上がる。 070.gif
獅子岩南壁を登っているクライマーが見えますか?彼らとは山頂でご対面しました。 006.gif


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尾根が行き詰まったところから、いよいよ獅子岩への急登となる。木につかまりながらの登りであるが短いスパンなので問題ないだろう。


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ほどなく獅子岩の肩に当たるテラスに着く。 066.gif


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テラスにある案内板の横の凹角に鉄のはしごが設置されている。 071.gif


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鉄はしごを上り左に行けば獅子岩ピークだ。 066.gif このピークにも石碑が建っている。日本の山は何処にでも信仰のシンボルがある。アメリカでも十字架やマリア像が置いてある山はあるけど日本ほどではないように思う。

先ほど南壁を登っていたクライマーは前橋勤労者山岳会の3人組。 038.gif ルートは最高グレード5.8で7ピッチとのこと。


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この高度感の中を緑の海を眼下に壁を登るのは最高の気分だろうな~ 072.gif 049.gif


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最高な気分はクライマーだけではない。ハイカーもこんな素晴らしい展望を楽しめる。薄っすら雪をまとっている山は上州武尊山。 072.gif


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さあ、展望の良い獅子岩のタテガミを後に、苦しい尾根登りを続けよう。 042.gif “ ここが山頂?”と勘違いしてしまう柳木ヶ峯のピークまでは、獅子岩から1時間弱だ。


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柳木ヶ峯から子持山頂までは傾斜も緩やかになり、たくさんのヤマツツジが咲く快適なトレイルになる。 072.gif 056.gif 約20分ほどで子持山だ。


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ほどなく十二山神の石碑と一等三角点のある子持山に到着する。 066.gif 山頂からは北に谷川岳、草津白根、浅間山、東に日光連山などが望める。西には私が先週登った小野子山から十二ヶ岳の稜線が続いている。


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山頂でゆっくりランチを楽しんだら下山にかかろう。 063.gif 電車利用の縦走なら山頂から沼田側に抜ける下山路もある。
渋川側に降りるトレイルはいくつかあるので時間と体力に応じて選べる。どの下山路も一旦、柳木ヶ峯まで戻る。柳木ヶ峯から登行路と同じ獅子岩ルートで下降するか、または西の大タルミに行き沢伝いのトレイルで8号橋まで至るか、どちらも時間的には同じくらいの短いコースである。
私達は大タルミから十二、浅間といくつかのピークを越える長いトレイルで5号橋に下った。


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柳木ヶ峯から大タルミまでの間は一部足場の滑り易い急な場所があるので、フィックスロープを頼りに降る。


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大タルミの急斜面が終われば、南東に伸びる緩やかな尾根伝いに、すでに夏山のような深い緑の木立の中を行く。 072.gif


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小ピークにはこんな可愛い石祠?がある。 いえ、絶対にコビトの家でしょう! 032.gif


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柳木ヶ峯から浅間(せんげん)ピークまで約1.5km、1時間強。
この日は前橋で30度超えの猛暑で、前半の岩場登りの疲れもあり距離の割には結構きつく感じた。 042.gif


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子持神社への分岐と別れ、5号橋へ行くこの分岐が出てきたら、残すところあと1.1km、約1時間の下りなので頑張ろう。


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こんな小さな自然トンネルもあるよ。 058.gif


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トレイルの最後は半分(下り方向右側)が杉の植林帯なので見通しが悪く、半分は自然林で木立の間から登ってきた獅子岩が顔を覗かせている。
5号橋からは林道(舗装道路)を沢に沿って、上流にある7号橋駐車場まで10分くらいの歩きだ。


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岩場好きな人には文句なしの5★だろう。もちろん屏風岩、獅子岩の岩場はオプションなので、岩場が嫌いな人は寄らずに子持山の山頂だけを目指すことができる。

低山の宿命で夏は暑いので、できれば4月、5月の新緑の時季がいいだろう。(紅葉シーズンは10月、11月)すでにブヨなどの虫が出てきているので虫除けスプレーなどあれば良いだろう。

私のこのトレイルへの評価:5★(春秋限定)
全行程 約6km、7時間(休憩込み)
屏風岩、獅子岩の岩場に寄らなければ5時間くらいだろう。

メンバーの1人が作ったデジブックです。ブログではお伝えできなかった楽しい雰囲気が出てますので是非見てください。Sueも特別出演してます。 037.gif
“風に立つライオン” http://www.digibook.net/d/3145a933911d2024eae546318b79222f/?viewerMode=fullWindow

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by dream8sue | 2014-06-01 16:34 | 群馬県エリア | Trackback | Comments(4)