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足利市 大坊山から大小山へ    Daishōyama in Ashikaga, Tochige

Sunday, January 25, 2015
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一床、ニ床、三床山に引き続き、群馬県東部~栃木県西部の低山ハイクということで、今回は足利市の大坊山(だいぼうさん:285m)から大小山までの低山ループトレイルを歩いてきた。 070.gif
大坊山は、神社の奥の宮としての存在価値が大きい山だ。手付かずの自然愛好家の私としては、日本の山は何処も宗教色が強くあまり好きではない。しかし、大坊山から妙義山(みょうぎさん:314m)、大小山(だいしょうやま:282m)への縦走路は展望も良く、所々に現れる露岩歩きが楽しい。 049.gif




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<マイカーの場合> 大坊山は、JR両毛線の足利駅と富田駅の中間にある大山祇神社(おおやまずみじんじゃ)の奥の宮なので、大山祇神社を目指そう。ただ、この神社への道はいささか分かりずらく、麓には碁盤の目のような毛野新町の住宅地があるので、うっかり住宅地に入ってしまうと厄介だ。
足利駅から駅の北側にある県道67を東に走り、角にローソン足利八椚町店がある信号を左折し、次の信号を左折で毛野新町の住宅地の北側を走る。2つ目の交差点を右折して突き当たりを右に少し行けば角に山祇神社と書かれた石灯籠がある。この石灯籠のある交差点を左に曲がり、狭い道を山に向かって上っていけば山祇神社の駐車場にたどり着く。
駐車場には眺めの良い東屋もあり、展望が素晴らしく、もう山に登らなくてもここでいいじゃん!って思える。 041.gif




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でもせっかく来たのだから、ハイキングを楽しんで帰ろう。 041.gif 大山祇神社の鳥居の横を直進すると、りっぱな木段が我々を森へと導いてくれる。




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大山祇神社から大坊山のピークまでは0.7kmと短い。登山口から0.4kmほど急な自然林の中を登れば大坊山の尾根上に出る。



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傾斜の落ちた尾根上には石塔もあり、いかにも神社の参道を思わせる。




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山頂直下の石段を登れば、もうそこは大坊山のピークに到着だ。南側の展望が開けていて足利方面の街並みが一望できる。 072.gif




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大坊山からは稜線を北西にたどる。この日はやや霞んでいるものの西側には秩父の山々や浅間山、赤城山などが見える。 072.gif




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大坊山ピークから緩やかな下り坂を0.4kmほど行けば、左に長林寺方面に行くトレイルを分ける。




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大小山方面の道標に沿って稜線を北に進めば、つつじ山山頂とかかれた小ピークに着く。冬枯れした低木がますます展望を良くしてくれる。 072.gif




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眼前に日光方面の山々を見ながらトレイルを北にたどると、露岩も現れ、なかなか楽しい稜線歩きができる。 070.gif 060.gif




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ロープの張られた小ピークに登ると、北西面は鋭くえぐられている。
眼下に見える採石場のために切り崩された跡のようだ。
ここからトレイルが東に角度をかえる。
急な下り坂を降りきると、番屋と呼ばれる休憩所がある。 063.gif
展望テラスに売店、トイレ(有料)もあり、捕獲した生きたイノシシまでいた! 005.gif
敷地の片隅に季節はずれのツツジが咲いていた。 056.gif




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番屋でしばし休憩した後は、一気に越床(こしとこ)峠に降りる。 071.gif




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越床峠は交差点になっていて、北側は越床トンネルへ、南側に下れば足利病院を経由し、毛野新町の集落に至る。




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越床峠からひと登りしたピークから、縦走トレイルから外れて北に踏み跡がついている。 “ローソク岩” という岩塔への路で、往復30分くらいなので寄っていくことにする。アカマツの混ざる雑木林のヤセ尾根が行けば、突然トレイルが切れ落ちた先にローソク岩が現れる。上からローソク岩を見るロケーションである。ローソク岩の基部まで降りる踏み跡もあるが、結構急なので降りる場合は自己責任で行動してほしい。 034.gif




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ローソク岩でスリルある展望を楽しんだら縦走路に戻り、妙義山、大小山を目指そう。 070.gif




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大坊山から妙義山、大小山への縦走路にはいくつもの小ピークがあり、思った以上にアップダウンがきつい。 042.gif 妙義山まで約1kmほど手前の見晴らしの良い小ピークでランチを取る。正にお山のてっぺんで食べるランチという感じで、気分爽快!ご飯も美味しいに決まってるよね。 045.gif063.gif




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さて、ランチの後も露岩の多い稜線歩きは続く。妙義山に向けて標高を上げて行く。 070.gif




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この山の岩質なのだろう、固い古成層の褶曲が顕著で、人工的に平行線を引いたような裂け方をしている。登山靴のラバーソールにはよくフィットして滑りにくい。 027.gif




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ひと登りしたピークから、妙義山が大きくそびえて見える。いよいよ、このトレイルの最高峰への登りとなる。もうひと頑張りだ! 042.gif




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途中、フィックスロープのある岩場があるが、ロープを使わなくても問題なく登れるだろう。 066.gif




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大坊山の登山口から約4km、ローソク岩への寄り道、ランチ休憩を含めて約5時間で妙義山に到着だ。066.gif 妙義山山頂は360度の展望が楽しめるトンガリ山だ。
地図によっては、この妙義山のことを大小山と表記してあるものもあり紛らわしい。 また、奇峰で有名な群馬県の 妙義山 とも同名なので混同しないようにね。 034.gif




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山頂の展望を楽しんだら下山にかかろう。南側のトレイル伝いに、やまゆり学園登山口に降りることにする。なお、妙義山山頂から東にのびるトレイルは、大小山登山の最もポピュラーなコースである阿夫利神社登山口へ続く路である。




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南側の急な尾根を0.4kmほど降ったところに大小山の標識がある。このピークの東側の岩壁に1辺が7m余ある “大小” の文字が取り付けられているので、今はこのピークを大小山と呼ぶようだ。 045.gif 木立の奥に見えているピークが妙義山。




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大小山ピークからさらに急な斜面を南に進むと、左にもう一つの阿夫利神社登山口への路を分ける。




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やがて勾配が緩やかになると、トレイルは樹林帯に囲まれるようになる。この周辺だけシラカシ、イヌシデなどの常緑樹林が多く、歩いていて気持ちが良い 060.gif やはり緑の森はいいね~ 049.gif 072.gif




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やがて赤い屋根のやまゆり学園の建物が木立の間から見えれば、そこはやまゆり学園登山口である。妙義山から約1時間の下山で到着だ。 066.gif 071.gif




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やまゆり学園からは北に向かい里歩きとなる。が、この里歩きが若干トリッキーである。 039.gif 民家の前の道標に従って西へ行く。右手に大坊山が見えているので、尾根の南の末端を目指せば方角的には問題ない。途中で山腹に見えるお墓の階段を上っていけば早く大山祇神社の駐車場に着くことが出来るらしい。私たちはその道を知らなかったので、車道を西へ西へと歩き、車で通った大山祇神社の石灯籠がある交差点からハイキンコース案内板の前を通り、大山祇神社の駐車場まで歩いた。里歩きに30分くらいかかった。 042.gif
標高が低いにもかかわらず、展望が良く、歩きごたえのあるトレイルだ。 049.gif

私のこのトレイルへの評価: 4★ 初級~中級者向け
行程距離: 約7km (大山祇神社駐車場‐大坊山‐番屋‐越床峠‐ローソク岩‐妙義山‐大小山‐やまゆり学園‐大山祇神社駐車場)
実動時間: 約6.5時間 (約1時間の番屋&ランチ休憩込み)

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by dream8sue | 2015-01-25 00:17 | 栃木県エリア | Trackback | Comments(4)

富津市 冬の南房総 梨沢渓谷で渓流歩き     Stream Climbing in Nashizawa in Futtsu, Chiba

Sunday, January 18, 2015
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冬のど真ん中、この時期はバリバリ冬山、スノーハイクか、低山集中の里山歩きのどちらかに分かれてしまう。そんな中、番外編のまさかの冬の沢歩きを楽しんできた。場所は冬でも比較的温暖とされる南房総の梨沢、七ッ釜渓谷だ。梨沢は東京湾に注ぎこむ湊川の支流、相川の源流である。




f0308721_12405384.jpg<公共交通の場合> JR東京駅から千葉または木更津経由で内房線の上総湊(かずさみなと)駅で下車。木更津を過ぎると極端に電車の本数が減り上総湊駅着が遅くなってしまう。
前日入りし民宿などに泊まるか、または東京駅から上総湊駅まで南房総方面に行くJRバスがあるので、そちらを使うのも一考だ。
駅からはタクシーで(約20分)県道93から相川に沿って梨沢区公民館まで行く。
梨沢区公民館から梨沢(入渓ポイント)までは1時間弱の里歩きである。
公民館の先にある梨沢橋を渡り、三叉路を左に行く。
しばらく集落の中を車道に沿って行けば郷蔵集落に向かう分岐になるので、分岐を右に行く。 070.gif




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その後も要所の分岐には、写真の笠付き?の案内板が設置されているので迷うことは無いだろう。これらの手作りの案内板の脇には竹の杖(しかもリストループ紐も付いている)も用意されていて、とても親切だ。遠慮なくお借りしました。 040.gif




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小さな素掘りのトンネルをくぐり、最後の人家の前を過ぎ、突き当りの三叉路を左にいけば梨沢の河原に下りる路がある。その河原に下りる路をふさぐように倒れた大きな木の幹には硬そうなキノコ?が・・猿の腰掛というやつかな? 005.gif 039.gif




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さあ、いよいよ入渓だ。この日の外気温は12℃。思ったほど暖かくはない。沢登り用のシューズに履きかえながら、“この外気温って前橋とさほど変わらないぞ・・こんな日に足を濡らしながら歩くなんて大丈夫かな~?”と、まさかの冬の沢歩きにドキドキだ。 025.gif 009.gif




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しかし、歩き出したら心配するほどのことは無く、はじめは広い河原歩きなので、あまり足を濡らすことなく清流を右に左に飛び越えながら歩ける。 043.gif 070.gif




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そんな河原もだんだんと狭まり、両側の岩壁が迫ってくる。 005.gif




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入渓から30分もすると、両岸だけではなく、前方にも壁が立ちはだかり薄暗いゴルジュ帯に入って行く。何かが潜んでいる雰囲気・・ 008.gif




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ゴルジュの先には黒光りした “大滝(梨沢不動滝とも呼ばれている)” が現れた。 005.gif 大滝と言っても10mも無い滝なのだが、その堂々とした姿は実際の高さ以上に高く、そして登る事が難しく感じられる。 008.gif 沢登りには、先に何が現れるのか、そしてそれをどうに突破するのか、まるで障害物リレーのような楽しさがあるね。 045.gif 049.gif




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大滝は、滝の右岸(向かって左側)の水流の中にステップが刻まれているので三点支持でしっかりホールドとスタンスをきめていけば問題ない。 ただし、水しぶきを受けながら、滑り易い岩を登ることになるので、沢登り初心者などがいる場合はロープや細引きで確保してあげたほうが安心して登れるだろう。 034.gif
なお、この大滝は100mほど手前に巻き路があるので滝を迂回することが出来る。




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大滝の上から見たゴルジュ帯。なかなか迫力がある。 072.gif




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さて、梨沢のお楽しみは大滝を越えたここからだ。何と言ってもこのナメが美しい。 072.gif




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ナメで思い出すのは、昔、遡行した西沢渓谷の笛吹川東沢釜ノ沢の千畳のナメだ。さすがに千畳のナメには及ばないが、百畳くらいの長さはある。 041.gif




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冬でも緑の葉をつけた木々が渓流の景色に映えている。 072.gif




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やがて、ナメとナメの間に大きなウォータープールが出てくるようになる。 072.gif




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いくら濡れても良い身支度とはいえ、ウォータープールに積極的に入って行くほど暖かくはないので、縁をヘつっていく。 071.gif




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入渓ポイントから尾根に取り付く堤防手前まで、沢はほぼ水平で大滝以外は大きな落差はない。




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水辺が大好きなSue は犬のように沢の中を跳ねていた。 060.gif ルンルン、ピョンピョン 060.gif




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入渓してから約2時間ほどで、ひと際大きな釜や淵が連続して出てくる。この沢のハイライトである“七ッ釜”の通過である。009.gif 072.gif




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残念なことに七ッ釜の淵には流木がスタックしていた。 002.gif




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流木帯の後は、深い所では膝くらいまで水に入る。腰まで入りそうな淵はサイドの岩を登ったりしながらクリアしていく。 071.gif




f0308721_12494254.jpg七ツ釜を越えた先で沢が “二俣” に分かれ、右にルートをとる。

梨沢は山と渓谷社のハイキングガイドの本にも紹介されているくらいの易しい沢である。

そのためか沢登りには珍しく? 要所や分岐には道標が整備させている。




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二俣を過ぎると沢が細くなり、ツタ植物が目立つようになる。温暖で多雨の房総らしいうっそうとした感じがexoticで良い。 049.gif




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ナメの沢床の中にもユニークなウォータープールがあったりして飽きが来ない。 072.gif




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倒木なども現れ、だんだんと源頭部にせまってきた雰囲気がある。 072.gif




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ようやく谷の中にも陽射しが差し込み、光線がウォータープールの水を乳白色に彩る。まるで温泉みたいな色で肩まで浸かりたくなる。 058.gif 041.gif




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いよいよ沢筋が細くなり、両岸のシダ類が陽を浴びて生き生きと見える。冬とは思えない。ここだけ夏の沢のようだ。 058.gif




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最後のウォータープールをへつる同行者たち。息もぴったりで動作もシンクロナイズしている。 037.gif




f0308721_12531316.jpgそして、正面に突然、堤防が現れたら沢歩きは終わりだ。

入渓から約3時間の渓流歩きだった。

この堤防の30mほど手前で左岸(右)の急峻な尾根に取り付く。




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この尾根は粘土質のとても滑り易い急登である。フィックスロープがベタ張りなので助かる。 042.gif フィックスロープを頼りに15分も登れば、傾斜もおちて南房総らしい緑の森に囲まれる。 072.gif
冬の群馬県内の山は高山は雪山で、低山はどこも冬枯れだ。こんなに青々とした樹木のある山はないだろう。やはり南房総は暖かいね~いいな~いいな~ 060.gif 070.gif




f0308721_12544486.jpgそして、小ピークまで登れば小さな大日如来が、 “お疲れ様でした” と出迎えてくれる。

ここから0.3kmほど南に行けば林道保田見線に合流する。 042.gif

小ピークからもスタート地点の梨沢橋まで続くトレイルがあるが崩壊箇所があるようなので、遠回りではあるが保田見から釜ノ台集落をまわる林道保田見線(梨沢橋まで約6km)で戻ることにする。 070.gif




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林道保田見線は、林道と言っても山中に点在する集落をつないでいる、いわば生活林道である。そのためか、部分的なダートを除いては、ほぼ全線に簡易舗装がなされている。
“6kmも舗装道路を歩くのか~”といささか懸念したが、思いのほか見所が満載の味のある林道だ。 049.gif
南房総と言えば、冬でもスイセンや菜の花が咲き乱れているイメージがあるが、お約束通り白いスイセンが林道脇の山の斜面一面に咲いている。甘い香りに包まれながら、私たちの足取りも軽やかだ。 056.gif




f0308721_12555810.jpg林道は車1台が通れる路巾で、途中に完全に崩壊してしまった廃屋などもある。

釜ノ台の集落から小保田方面に行く分岐を左に分ける。




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40分くらい林道沿いの、のどかな山間部を歩いていくと、今時珍しい素堀の隧道が連続的に3つ現れる。特に3つ目の隧道は高さも距離もあり、北アの上高地へ行く釜トンネルみたいだ。内部は暗く、足元も凸凹があり、水溜りなどもあるので注意してね。 034.gif やがて右側に相川が見下ろせるようになれば高塚集落は近い。集落の中を10分も行けばスタート地点の梨沢橋に着く。林道保田見線を歩くこと約1時間30分ほどだ。 042.gif




f0308721_12575416.jpg前記したように、このルートは山と渓谷社のハイキングガイド本 “千葉県の山” に紹介されている。
そのためハイカーでも簡単に取り付けると判断してしまうが・・私的見解としては、これは、“沢を歩くハイキング” ではなく、立派な “沢登り” である。
大滝や七ッ釜といった難しいポイントには迂回路があるとはいえ、スニーカーを履いたハイカーが安易に入るべきではないと思う。
この本でも “沢登りの経験者が必要” と小さく書かれてはいるが、だったら初めからハイキングガイドに載せなきゃいいのにね!
山岳事故は基本的に自己責任であるが、近年の山岳事故は過酷な山に挑戦するクライマーよりも、ハイカー&一般登山者が多いようなので、大衆雑誌の責任って大きいと感じる。特に自己責任概念の薄い日本人ハイカーをターゲットにしているのだから。


私のこのトレイルへの評価: 4★ ハイキングレベル?では・・あえてつけるなら上級者以上(沢登りグレードでは初級)
行程距離: 約11km(梨沢橋‐梨沢入渓‐大滝‐七ッ釜渓谷‐林道保田見線‐釜ノ台集落‐梨沢橋)
高低差: 約230m
実動時間:約7時間(約50分のランチ休憩込み)

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by dream8sue | 2015-01-18 18:55 | Stream Climbing | Trackback | Comments(2)

佐野市 兄弟のような一床、二床、三床山     Mitokoyama in Sano, Tochigi

Saturday, January 10, 2015
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冬だからこそ登れる低山がある。夏は暑くて不快なヤブ山も、冬は周りの山々の展望が利き楽しい尾根歩きが出来る。栃木県佐野市郊外にある三床山(みとこやま)もそんな低山のひとつだ。
西から三床山を目指すと、順に一床(いちとこ)山、二床(にとこ)山という兄弟のような山々が連なっている。一番標高が高いのは三床山(335m)であるが、360度の展望があるのは一床山である。私たちは反時計周りで三床山~ニ床山~一床山へとたどった。 070.gif




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<マイカーの場合> 国道50号を東に走り、足利市で国道293号線にのり、信号 “戸奈良南” ~ “田沼上町西” の間で左折し県道66に合流する。県道を2kmくらい北西に走ると5差路の交差点があるので、そこを右にやや鋭角に曲がる。この5差路の交差点は分かりずらいので要注意。道は狭くなり左に鹿嶋神社遥拝殿をみて、その先の田んぼの脇を走れば前方に三床山が見えてくる。(トップの写真参照)
北関東自動車道を利用の場合は佐野田沼ICで下り、国道16号線を北に1.5kmほど走れば県道66に合流する。




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駐車場から舗装道路を鹿嶋神社まで行く。トレイルは鹿嶋神社境内の脇から北に向かう。すぐに三床山への尾根コースと沢コースの分岐が現れる。どちらも距離的に大きな差はないので、好きなほうのコースを選べば良いだろう。私たちは沢コース(左)を選んだが、沢と言っても水量の少ない小さな沢である。




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しばらくはスギ林を行き、沢を横切ってから自然林の尾根路に入って行く。 071.gif




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落ち葉で滑り易い急登を20~30分ほどこなせば、もうそこはニ床山と三床山のコルに達する。 071.gif




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コルを右に行き、岩っぽい急坂を登ると、途中に尾根コースからのトレイルが合流する。急坂を登り切れば東西に広い山頂をもつ三床山(335m)である。登山口から1時間くらいで登れる手軽なお山だ。 049.gif 070.gif




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三床山のピークからは、木々の間から北方面には日光の秀峰男体山が、視界の開けた南方面には佐野市街が広がっている。 072.gif




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佐野市街の西に目をやれば、ウェーブのような山並みの手前にある山が “大小山” 。その山並みの遠く後方にそびえる富士山が見えるだろうか?




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三床山のピークで展望を楽しんだら、コルまで降り、その先のニ床山に向かおう。 070.gif




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ニ床山への縦走路に入ると、すぐに大きな岩が出てくる。山麓からは分からなかったが、意外と岩場が多いトレイルである。




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ニ床山の手前の岩場に先行パーティーがいる。手を振ってみたら、手を振ってくれた。 029.gif




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谷の右手の山がニ床山からトレイルが繋がっている高松ピークだ。




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先ほど手を振ってくれたパーティーがいた岩場に到着。振り返れば私たちが手を振っていた場所も結構な岩場の上だった。 005.gif 右後方の山が三床山だ。




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ニ床山ピークからは高松を経由して鹿嶋神社へ至るトレイルがある。ニ床山ピークは狭くて樹木がありあまり展望が良くない。




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二床山ピークを後にして、一床山へはヤセ尾根を西に行く。 070.gif




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二床山から一床山へのトレイルは露岩が多く、展望も良いので楽しい尾根歩きができる。 072.gif




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一床山ピーク直下はロープの張られた急登であるが、三床山から1時間足らずで到着できる。 066.gif 山頂は見晴らしが良く360度の展望が楽しめる。日光、上州、秩父の山々、都心の高層ビル群まで見える。 072.gif




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北面に見えた可哀想な姿の山が気になった。 調べてみたら栃木市の鍋山(三峰山)という山だった。良質な石灰が産出されていて、頂上付近まで削り取られていて山の原形を留めていない。 002.gif




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一床山で展望を楽しんだら下山にかかろう。南西方向に緩やかな下りの尾根を行く。 071.gif




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15分も降ると、小ピークのようなところに着く。沢入の頭である。




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沢入の頭から南に向きを変え、街並みを見下ろしながらアカマツの生えたヤセ尾根を行く。このヤセ尾根が終ると、急な尾根の降りになり一気に麓まで下降する。私はこの下降で滑って一回転し、危うくカツラが落ちそうになった。008.gif 041.gif 落ち葉が意外と滑るのでこの時期にハイキングされる方は注意してね。 034.gif




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尾根路から林道のような広いトレイルに飛び出る。途中、高松からのトレイルが左から合流し、両側が竹笹の道を東に行けば、程なく駐車場に着く。




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群馬では “赤城おろし” というからっ風が吹くが、栃木では “男体おろし” と言う男体山から吹き降ろしてくる北風があるらしい。この日は気温はさほど低くなく、沢コースを登っている時は汗ばむくらいだった。が、稜線に出ると男体おろしが強く、体感温度が一気に下がった。低山とはいえ衣類のレイヤーには考慮して行こうね。 034.gif


私のこのトレイルへの評価: 3★ 初級者向け
行程距離: 約4km(鹿嶋神社駐車場 - 三床山沢コース - 三床山 - ニ床山 - 一床山 - 沢入の頭 - 鹿嶋神社駐車場)
高低差: 約250m
実動時間:約3時間(休憩込み) 

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by dream8sue | 2015-01-10 01:35 | 栃木県エリア | Trackback | Comments(0)

南足柄市 矢倉岳から足柄古道を歩く     Mount Yagura in Minamiasigara, Kanagawa

Thursday, January 1, 2015
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前日に城ヶ崎海岸でラブリーなハイキングを楽しんだ私は、寒い群馬県に帰ることを嫌い、もう一泊し小田原から近い足柄峠に向かった。おにぎりを立てたような特徴的な山容をした矢倉岳 (870m) を登り、山頂で富士山の展望を楽しんでから、私の好きなコル(足柄峠)を歩くハイキングだ。 058.gif




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<公共交通の場合> JR高崎駅から湘南新宿ライン快速で小田原駅まで行き、伊豆箱根鉄道大雄山線に乗り換え大雄山駅に行く。大雄山線は全長10kmの小さな鉄道だ。
駅前の大雄山(関本)から地蔵堂行き(箱根登山バス)に乗り矢倉沢バス停で下りる。

または新宿で小田急小田原線に乗り換えて新松田駅で下車し、そこから同じく地蔵堂行きバスに乗る方法もある。後者の方が運賃は若干安上がりのようだ。どちらの駅からもバスの本数が少ないので、事前にバス時刻などを確認しておこう。 034.gif




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矢倉沢バス停から登山口までは里歩きなので、いささか分かりずらい。矢倉沢バス停は三叉路にあるので、バス路線から離れ北に曲がり(県道726号線の標識がある)川を渡る。矢倉沢の集落に入ると、家の壁に“矢倉岳ハイキングコース”と書かれている。この家は一般の民家なのかしら?だとしたら何てハイカーに親切な家だろう。040.gif 左折して少し行くと杉林があるので、そこを右折する(写真の今にも消えそうな道標がある)




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民家の細い道に入るが、各分岐には道標があるので迷うことは無いだろう。神社の前を左に行くとだんだんと坂道になってきて、集落から離れていく。 070.gif




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坂道の途中に道路を挟んで2軒の廃屋をみて、その先の分岐を左折すれば、風力発電装置のある茶畑に出る。茶畑の脇に獣除けの柵が設置された道が続いているので、柵を開けて進めば、いよいよ山路らしくなってくる。




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登山道に入ってからも、分かりずらい所には道標が設置させている。




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前半は展望のないスギ林のトレイルを黙々と登る。 070.gif 042.gif




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でも、トレイル脇にはアオキなどの常緑樹が多く、時々立ち止まって植物観察しながらのんびり歩く。このアオキの赤い実は11月〜翌年5月頃まで付いている。実(身)持ちがいいね~って、違う意味か? 041.gif




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全般的にトレイルの侵食が強く、深くえぐれている。 002.gif




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矢倉沢バス停から1時間強、ようやくスギ林の登りが終り、辺りが自然林になり明るくなってきた。 058.gif

この周辺だけフラットであるが、この先も急傾斜のトレイルが続くので、ここで休憩してから先のトレイルに取り付こう。 063.gif

この根元の穴は? きっと誰かの家だよね~?039.gif 037.gif




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ガラッと雰囲気が変わり、葉を落とした明るい広葉樹の森を進む。 042.gif




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“水源の森林” そうだね、アメリカから帰国して、日本は “緑と水の国” だということを実感した。森林が元気でないと私たちが毎日使う水を安定的に確保できないからね。頑張れ神奈川県!私にできることがあったらお手伝いいたします。 040.gif 035.gif 003.gif




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枯れ葉色のキノコ。保護色? 041.gif




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矢倉沢のバス停から約2時間、山頂に近くなり、トレイルには薄っすらと雪が・・やがてススキの原が現われれば、そこは矢倉岳 (870m) の山頂だ。 066.gif 042.gif




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山頂部はススキが一面に生えた平坦な裸地である。360度の眺望があり、富士山、金時山や明神ヶ岳などの箱根山地の山々、丹沢山地などを望むことができる。特に富士山を眺める展望台として人気が高い。 005.gif 072.gif 049.gif




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富士山頂付近には雲がかかっていて少し残念ではあるが、元旦から初富士を見ることができて良い年明けになった。かな・・ 039.gif
いつの頃からだろうか?お正月とかクリスマスなどのイベントが嫌いになったのは・・家族のいない私は、家族との楽しい思い出があるこの時期が嫌いだ。 044.gif 山頂で暖かなコーヒーを沸かしながら、前にもこんな感傷に浸った記憶があるなぁ~と思った。そうだ、あれはBig Bear Lakeのハイキングの時だ。11月のThanksgiving Day感謝祭の日の1人ハイキングだ。ターキーを焼きパンプキンパイを食べながら人々は家族そろってThanksgiving Dayを祝う。そんな中、私は1人でBig Bear Lakeを訪れ、アメリカの雄大な自然に感動し、自然に癒されていた。 → “Big Bear Lake 周辺のハイキング Ⅳ  Cougar Crest Trail to Bertha Peak”




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富士山から左に目をやれば、金太郎伝説で知られる金時山が南側にそびえている。金時山から足柄峠にかけての山々が足柄山と呼ばれている。金時山にもいつか登ってみたいな~ 045.gif
さて、山頂で休憩した後は、その足柄峠を目指して下山する事にしよう。電車、バスでのアクセスの場合は、こういったポイントからポイントを繋ぎ(縦走形式)入山口に戻ることなく行程を展開することが出来るからいいよね。 049.gif




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矢倉岳山頂から、しばらくは富士山の秀麗を見ながら北西に進む。やがて急傾斜の下り坂になり、薄っすらと雪の着いたトレイルは滑り易いので、足元に気を取られながら降りきると、そこは“山伏平(やまぶしだいら)”という樹林帯の中の分岐だ。右に洒水ノ滝へのトレイルを見送り、左に曲がると、すぐに地蔵堂へ行くトレイルと万葉公園へ行くトレイルの分岐があるのでの、右に曲がり万葉公園を目指そう。 071.gif




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山伏平からスギ林の山腹を30分ほど行けば、たくさんの句碑があちこちに建てられた万葉公園に着く。




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万葉公園内にはたくさんの樹木が植えられ、樹木のネームプレートはもとより、その木にちなんだ句なども表示されている。新緑の頃など楽しいだろうな~ 039.gif 072.gif




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ケヤキ、マユミ、サカキ、シキミ、イタヤカエデ、コナラ、ウラジロガシ、ネムノキ、カラタチ、カツラ・・おっと、私の髪の毛はカツラですが、、何か? 041.gif
冬枯れの今の時期はどの木も判別が難しい。そんな中で緑の葉をつけたアセビとヤブツバキの木だけは私でも判別できた。 056.gif




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万葉公園から車道脇に付けられたトレイルに沿って西に行くと足柄峠に至る。古代、足柄峠は西国と東国を結ぶ要路であった。車道を少し行けば静岡県との県境となり、静岡県側には足柄城跡や関所跡のある足柄峠城址公園、聖天堂などがある。富士山の景色が素晴らしい景勝地でもあるので観光客に人気がある。時間があるようなら寄ってみると良いだろう。 049.gif




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私は足柄峠城址公園には行かず、県境の道路標識から左に入ったところにある足柄明神社の鳥居をくぐり足柄古道にぬけた。 071.gif
足柄古道は足柄峠から、寄りの集落で路線バス便のある地蔵堂地区までの旧足柄道、約3kmを “古道” として整備したものだ。“古道” という響きに惹かれて足柄古道を降った。




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足柄古道は、途中までは石畳の敷かれた風情ある路だったのだが・・ 072.gif




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古道を1kmも行くと車道に出てしまう。そして、車道を横切り、また古道に入る。

カーブの多い車道をショートカットするように、何度も車道と古道を交互に歩く。

短いところでは100mくらいで車道に出てしまって、何だか興ざめである。 015.gif




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古道の最後は車道歩きになり、相の川を渡り左下に茶畑が見えてくれば足柄古道も終点である。

大きな観光案内板のある三叉路で右折しバス停のある地蔵堂に向かう。 070.gif




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三叉路から0,3kmくらいで地蔵堂に着く。バス停は地蔵堂の左側にあり、茶店もあるのでバス待ちの時間調整には便利だ。 063.gif 矢倉岳山頂から地蔵堂までは、万葉公園での散策も含め約2時間30分くらいだ。 059.gif




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私のこのトレイルへの評価: 4★ 中級者向け

行程距離: 約11km(矢倉沢‐矢倉岳‐足柄万葉公園‐足柄峠‐足柄古道‐地蔵堂‐夕日の滝‐地蔵堂)

高低差:約600m

実動時間:約5.5時間(休憩込み)






【おまけ】 夕日の滝
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金太郎が産湯をつかったという “夕日の滝” は地蔵堂から歩いても往復30~40分くらいなので立ち寄ると良い。酒匂川の支流内川にかかる落差23m、幅5mの滝である。地蔵堂から南西にある集落をぬけていく。集落の中には “金太郎生家跡地” や “金太郎の遊び石” などもある。また、猟犬供養塔の前にはイノシシの皮が吊るしてあったりして、野生的なにおいのする里だ。

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by dream8sue | 2015-01-01 00:18 | 神奈川県エリア | Trackback | Comments(0)