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尾瀬 尾瀬ヶ原の白い妖精たち Ozegahara in Oze National Park

Friday, May 29, 2015
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昨年、アメリカから帰国直後に尾瀬を訪れ、あまりの美しさにその後も足しげく通った。でも、尾瀬はすでに夏を迎えていて、ミズバショウの咲く頃の尾瀬を知らない。
そこで、今年は是が非でも、尾瀬の白い妖精たちに会いたくて雪解けの尾瀬ヶ原にやってきた。 070.gif




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アクセス:毎年、鳩待峠へは5月から10月の間はマイカー規制があるので、事前に規制内容の確認が必要だ。群馬県HPや尾瀬保護財団HPなどで交通規制状況を調べておこう。 034.gif

詳しくはこちらを読んでね→ “尾瀬 尾瀬ヶ原のワタスゲと三条ノ滝 Ozegahara and Sanjo falls in Oze National Park




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鳩待峠から山ノ鼻に向かうトレイルには、まだ雪がたくさん残っていた。 005.gif




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木道に残る雪に、足を滑らせないようにゆっくりと降っていくと、左手に昨年の初秋に登った至仏山が見えてきた。→ “尾瀬 秋色の尾瀬ヶ原から至仏山  Shibutsusan in Oze National Park




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あれ?あんなにフラットな山だったかしら? 039.gif 山ノ鼻からの登行は結構きつかったけどな~・・ 045.gif 042.gif




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鳩待峠から山ノ鼻に至るまでの間は、高山植物がたくさん見られて楽しい。

さっそく現れたのは、見慣れたエンレイソウだ。 この花を初めて見たのが、まさに昨年の尾瀬で、この異様な存在感に魅了された。 016.gif 056.gif




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下界では終ってしまったスミレもまだここでは見られるね。おや、黄色いスミレなんて初めて見たかも? 005.gif オオバキスミレという名のようだ。 056.gif




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イワナシのピンクの花が実に可愛い。 056.gif 043.gif




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そして現れました! 005.gif 043.gif 尾瀬と言えばミズバショウ。尾瀬の代名詞だね。 003.gif




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“湿原に舞い降りた白い妖精” 誰が考えたのか、見事なキャッチコピーだ。 045.gif 037.gif




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残雪に驚き、ミズバショウに感激して、ルンルン気分で下降して行けば、左手に川上川が見えてくる。 072.gif




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川上川に架かる木橋のところには、まだ開花したばかりのオオカメノキの花が、清流と相まって実に美しかった。 072.gif 056.gif




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川上川を渡れば、山ノ鼻はもうすぐそこだ。ブナの林も今まさに芽吹きの時期を迎えている。




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鳩待峠から約1時間で、山ノ鼻に到着。ひと休みしながら、ビジターセンターでミズバショウの開花状況などの情報をゲットしていこう。




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尾瀬ヶ原は、山ノ鼻から牛首分岐あたりまでを “上田代”。 牛首分岐から竜宮小屋のある竜宮十字路までを “中田代”。 竜宮十字路から山小屋が密集している見晴までを “下田代” と呼んだりする。
山ノ鼻から上田代に進むと、左の湿原を流れる小川沿いにミスバショウの群生が見られる。 ミズバショウって本当に水辺がすきだよね。056.gif




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その先で、川が氾濫しているかのような大きな流れのある湿原を行く。雪解けの時期ならではの光景で、夏には気づかなかったな~  005.gif




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ネコヤナギの木が木道の脇にたくさん生えていたが、これも春のみの風景だね。 043.gif




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お約束の燧ヶ岳と尾瀬ヶ原の木道の構図だ。 003.gif

この時期の湿原は、まだ枯れ草色であることに驚いた。考えてみれば、ミズバショウは雪解けと同時に咲くのだから、湿原はまだグリーンに覆われているはずは無いのだ。

そして、草木が成長していない分池塘が目立つ。こんなに池塘が多いのだから木道が無くては歩けないよね。 005.gif




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こちらもお約束の浮島のある池塘だね。バックの山が池塘に映っていい感じ。 072.gif




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こちらの池塘はバックの山が新緑でいい感じ。 072.gif 060.gif




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池塘に燧ヶ岳が映る “逆さ燧” の池塘を過ぎると、上ノ大堀川を渡る。 070.gif

上ノ大堀川付近から竜宮小屋付近にかけて、ヤチヤナギの木が一面にある。夏には見事なグリーンの低木になる木だが、雪解けのこの時期はブラウン色の花には見えない花をつけている。 056.gif

湿原では栄養分が少ないので、木の生育は難しいのだが、このヤチヤナギは、空気中の窒素を取り込める菌を根に共生させ、成長に必要な成分を合成しているらしい。恐るべしヤチヤナギ! 005.gif





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上ノ大堀川を渡れば、間もなく牛首分岐だ。

牛首分岐から竜宮十字路を経由し、ヨッピ吊橋に出て牛首分岐に戻るループトレイルを歩く予定だ。 070.gif




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牛首分岐を東に向かって直進し、しばらく行けば、ここにも雪渓を残す燧ヶ岳がくっきり映っている池塘がある。 072.gif




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振り返れば、こちらも残雪の至仏山が美しい。 飛行機雲が池塘に映っている。 072.gif




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そして、今回の目的地、竜宮十字路の西側にある円形の観察路。ここはミズバショウの群落で有名で、至仏山をバックにしたこの構図は尾瀬のポスターなどでよく見かける風景だ。 072.gif




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まるで、ミズバショウの田んぼ? 041.gif




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ここは、 “カルスト現象” という、水のトンネルでも知られている。南側の池塘には大量の水が流れ込んでいるのに流れ出る所が見えない。一方、北側の湿原では水が流れ出ているだけなのに、いつも満々と水をたたえている。

この場所では南側の池塘の中に水が吸い込まれ、北側の池塘にその水がわき出している。水が吸い込まれていく様をみて、水が “竜宮” まで流れているのでは、ということで竜宮の名がついたらしい。 027.gif 045.gif




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尾瀬ヶ原から見える山は、燧ヶ岳と至仏山だけではない。両者ほど有名ではないが、北側にも景鶴山や与作岳などの美しい山がある。 072.gif




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山ノ鼻から約1時間30分、いくらフラットな木道歩きと言っても、そろそろ疲れてきた。竜宮十字路まではもうすぐだ。 042.gif 070.gif




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竜宮小屋の少し手前には、鮮やかなリュウキンカの花が咲いている。 056.gif ミズバショウと並ぶと、まさに尾瀬ヶ原の名脇役だ。助演女優賞を差し上げます。041.gif




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そして、木道の影に隠れるようにヒメイチゲ(写真左)が咲いていた。可憐だね~。同じイチゲの名前をもつキクザキイチゲ(写真右)は一輪でも存在感がある。こちらは山ノ鼻のビジターセンターの前のトレイル脇に咲いていた。 056.gif




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竜宮小屋が見えてきた!ここでランチ休憩していこう。 063.gif




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午後は竜宮からヨッピ吊橋を目指すべく北東に進む。 070.gif こちら方面の景色も素晴らしい。 072.gif




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左側には至仏山と、まばらなシラカバの木。 072.gif




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右側には燧ヶ岳とシラカバの林。 072.gif




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まだ何も生えていないと思っていた枯れ草色の原には、良く見るとピンクのボンボンみたいなショウジョウバカマや、タテヤマリンドウ?が咲いていた! 005.gif 043.gif 056.gif




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ヒダのような雪渓を残す景鶴山が正面に迫る。 072.gif

シラカバの幹の白さと、葉の新緑のコントラストが美しい。 072.gif




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竜宮小屋から20分ほどでヨッピ吊橋に着き、左に曲がり牛首分岐に戻る。 070.gif

この間も小さな浮島をもつ池塘やシラカバ林を堪能しながら歩く。秋にこのトレイルを歩いた時は、池塘に浮かぶ水草の紅葉がとても美しくて感動の嵐だった。ここは秋がいいよ。→ “尾瀬 秋晴れのヨシッポリ田代と渋沢大滝  Shibusawa falls in Oze National Park




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ヨッピ吊橋と牛首分岐との中間くらいでヨッピ川と大堀川が合流する。ここは池塘というより、もう沼か湖のようで、燧ヶ岳も見事に逆さに映っている。 005.gif072.gif




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OMG!005.gif ミスバショウが水中花になっている。ミスバショウって水の中でも生きられるの? 039.gif




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牛首分岐の近くに戻ると、ここから先は、至仏山がどんどん大きくなってくる。 070.gif 072.gif




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木道の間にもニョキニョキとミズバショウが咲いている。 056.gif




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1本のシラカバがその存在をアピールしている。 072.gif




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牛首分岐からは、山ノ鼻へ往路を戻る。




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帰路は、山ノ鼻から鳩待峠までは200mの標高差の登り坂となる。疲れた身体にはジワジワと堪えるだろうが、ここでも白い妖精たちが元気をくれることだろう。 042.gif 066.gif 056.gif




f0308721_15563229.gif念願のミズバショウが咲く尾瀬を訪れることができた。一生分のミズバショウを見た感じだ。 003.gif

ちなみにこのミズバショウは英語では、skunk cabbage といって悪臭の強い植物ということで、動物のスカンクの名前をとっている。どうやら英語圏では、ミズバショウに対して白い妖精といった美しいイメージはないようだ。 003.gif


私のこのトレイルへの評価: 5★ 初心者、初級者向け

行程距離: 約17km(鳩待峠‐山ノ鼻‐尾瀬ヶ原‐竜宮‐ヨッピ吊橋‐山ノ鼻‐鳩待峠)

標高差: 約200m

実動時間: 約7時間 (休憩込み)

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by dream8sue | 2015-05-29 14:59 | 尾瀬 国立公園 | Trackback(1) | Comments(0)

前橋市 赤城山 ツツジ満開の荒山から鍋割山     Arayama & Nabewariyama in Mount Akagi

Thursday, May 28, 2015
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今年5月16日に初めて赤城山(黒檜山と駒ヶ岳)を登った。その際に、今年は “手軽に登れる展望の山” 赤城山のトレイルをたくさん歩きたいと思った。 そして2度目のチャンスは意外と早く訪れた。

赤城山はツツジの名勝で知られる山でもあり、毎年このシーズンは前橋駅から赤城山直通バスが毎日往復するほどである。

今回は赤城山の中でも、南端に位置する鍋割山(1,332 m/なべわりやま)と、鍋割山から北東に位置する荒山(1,572 m/あらやま)の2つのピークを満開のツツジを楽しみながら登ってきた。 070.gif




f0308721_20115170.jpg<マイカーの場合> 関越自動車道の前橋ICから国道17号線で渋川方面に向かう。市街の “住吉町交番前” の交差点を右折、その先3つ目の交差点で県道4号線を左折する。県道4号線は通称“赤城県道”と言われる道なのでこの道をひたすら北に走れば赤城山に至る。
荒山と鍋割山を登るポピュラーな登山口、荒山高原登山口は県道4号線の “箕輪” バス停近くの “姫百合パーキング” の東側にある。

<公共交通の場合> R両毛線の前橋駅から路線バスで富士見温泉行きに乗り、赤城ビジターセンター行きに乗り換える。4/1~10/31の土日祝は、赤城山直通バスもあるので、それらをうまく利用しよう。なお、赤城山直通バスは、ツツジの開花時期は毎日運行するので事前に確認しておこう。 034.gif




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登山口から、良く整備された樹林帯の緩やかなトレイルをひと登りで、左に “展望の広場” への路を分ける。

しばらくスギ林の中の階段を登り、小尾根に出た所が “ふれあいの十字路” だ。

周囲には短い散策路が交差しているので、次回はその辺も歩いてみたいな~。




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トレイルは徐々に傾斜を増し、石がゴロゴロ、野口五郎になってくると、いよいよツツジの舞が始まる。




f0308721_20145580.jpgトレイル脇の大きなボルダーの隙間から冷気が出ている “荒山風穴” なる場所が途中にある。

樹林帯の中のトレイルは木陰で外気温度が低いので、風穴からの冷気があまり感じられなかった。

夏の暑い時期なら温度差が分かるかもね。 039.gif




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美しい自然林と、背の低いササ原の坂道を登りきれば、そこが荒山高原だ。 071.gif




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登山口から1時間弱で荒山高原に到着。 042.gif  

荒山高原はツツジが咲き乱れる平坦地で、十字路になっている。

右は鍋割山、左は荒山、直進すれば “芝の広場” がある棚上十字路へ行く。

まずは、荒山に登り、棚上十字路経由で荒山高原に戻るループトレイルを歩くことにしよう。 070.gif




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荒山へは、案内板の横から左に入る。

荒山へのトレイルに進んでも満開のツツジの群落は続いている。

次々に現れるツツジの花に心が弾むこと間違いない。 049.gif





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ツツジは、主にヤマツツジとレンゲツツジが多い。 072.gif 056.gif 072.gif   ツツジのトンネルを見上げて、歓声を上げる。 060.gif 024.gif




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途中で箕輪方面へ行くトレイルを左に見送り、急斜面を登って行くと、南面が開けた展望の広場に出る。  振り返れば鍋割山の稜線がよく見える。




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日当たりのよい斜面には、ツツジ以外にもスミレやヤエヤマブキなどが咲いていた。 056.gif




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やがて登りが緩やかになり、広いササ原を行く。 070.gif




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ササ原の脇には、ズミの大木が枝を垂れていた。

“ねえ、ねえ、私も見て” と存在をアピールしている。ならば、無視して通り過ぎるわけには行かない。003.gif

そういえば、今まで、まじまじとズミの花弁を見たことが無かったな~

樹木の花は、flower ではなく、blossomと言うが、樹木全体で見られてしまうことが多い。

特にズミは桜や桃の花ほど派手ではないので、見落としがちであるが、こうして見ると、白い桜のようでとても華やかだ。 056.gif 072.gif




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そして、頂上近くになると、トラロープがセットされた急な岩場を越える。




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荒山高原から約1時間、岩場を登りきれば、そこはとても広い荒山のピークだ。

新緑の木立に囲まれた居心地の良いピークで、展望至上主義のハイカーには異論があるだろうが、黒桧山、駒ヶ岳、鍋割山のどのピークよりも私は荒山のピークが好きだ。 043.gif 049.gif




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展望大好きハイカーは、“ひさし岩” まで行き休憩すると良いだろう。




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ひさし岩へは、南尾根を降る。 070.gif この間もツツジのトレイルの中を進む。 070.gif




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荒山ピークから20分ほど降れば、東面の展望が開けた、ひさし岩に着く。

ツツジのトレイルにテンションは上りっぱなしで、楽しいランチタイムでは話が弾み時間の経つのを忘れてしまう。 063.gif 024.gif




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さて、鍋割山へは、いったん荒山高原まで降りなくてはならない。




f0308721_20281589.jpgひさし岩から20分ほど降ると、“上の避難小屋(上のあずまや)” に着く。

左に大洞からの関東ふれあいの道が合流している。

ここを右に曲がり、トレイルは西に角度を変える。

そして、ここから棚上十字路を経由し荒山高原までの1.6kmが、特にツツジの群落が多く素晴らしい。




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上の避難小屋と “棚上十字路(下のあずまや)” の間は、やや急な坂もあるが、おおむね緩やかな下り坂だ。




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いたるところにツツジのトンネルがあり、下り坂の苦痛も気にならない。




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どこにカメラを向けてもツツジの花が入ってしまうほどだ。 056.gif




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上の避難小屋(上のあずまや)から30分ほどで棚上十字路(下のあずまや)に着く。 071.gif

十字路の先に “芝の広場” という公園のような野原があるので、一息入れていこう。 063.gif

なお、直進すれば、赤城森林公園南面登山口にいたる。このトレイルは整備された穏やかな路で家族連れに最適とのことだ。 049.gif




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私たちは、棚上十字路を右に曲がり荒山高原を目指す。 新緑のグリーンと、ツツジのレッドのコンビネーションがすごく良い。 072.gif




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072.gif Beautiful! 072.gif




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072.gifIt's breathtaking forest!




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ツツジのトレイルはまだまだ続く。




f0308721_2036575.jpgひさし岩から約1時間で荒山高原に戻り着く。

荒山高原までツツジのトレイルが途切れることはなかった。 056.gif

荒山高原から荒山ループで約3時間のハイキングであった。 059.gif

時間が無ければこれで下山しても十分であるが、せっかくなので鍋割山にも登ってみたい。

荒山高原から往復2時間もあれば戻ってこられる。

この日は幼稚園児たちの遠足らしく、園児たちが可愛らしい顔を泥だらけにして登っていた。037.gif




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荒山高原からスイッチバックの樹林帯をひと登りすれば、見晴らしの良い尾根に出る。




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360度の展望がある爽快な尾根を南西に進めば、ほどなく火越山(ひおこしやま)のピークに着く。




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続く竃山(かまどやま)という、稜線上のコブ程度の小ピークを通過する。

振り返れば、先ほど登った荒山(右)と、地蔵岳(左)が遠くに霞んで見えている。 072.gif




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鍋割山を目指し、樹林帯に入っていく。




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f0308721_2040304.jpgレンゲツツジを見ながら、木漏れ日が気持ちの良い樹林帯を行くと、左に大岩が現れる。




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大岩の先にはチョックストーンが乗った岩のトンネルがある。このトンネルの先にもツツジの花が見える。




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今日、何度目か分からないくらいのツツジのトンネルを越えると・・




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西側が開けたスポットがある。このあたりはツツジが一段と見事だ。 056.gif




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ドウダンツツジも鈴形の花をたくさんつけて、まさに鈴なり状態だ。 041.gif




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そろそろピーク近しという場所に、白い花の群生が目をひく。 クサタチバナの花だ。 056.gif

昨年、始めて覚満淵(かくまんぶち)の湿原でこの花を見た時、霧の中にたたずむ純白の花がとても印象的だった。 → “前橋市富士見町 赤城山のカルデラ湖とツツジの牧場   Mount Akagi in Maebashi, Gunma

蕾も可愛いね。こんなキャンディーあったよね~? 003.gif




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荒山高原から1時間強で、鍋割山のピークに到着だ。 066.gif

ここからは浅間山が綺麗に見えるらしいが、この日はあいにく霞んでいた。 002.gif

なお、鍋割山頂から南には、一直線の急登で山頂に至る鍋割高原登山口へのトレイルが続いている。 034.gif

下山は、往路を荒山高原から荒山高原登山口へ戻る。




f0308721_7451480.jpg1週間後に行った方から、すでにツツジが終わっていたと聞いたので、年によって開花時期や、天候による開花期間が異なるようだ。

今年5月はお天気が良かったので、例年より開花が早く、開花期間も短かかったのかもしれない。

ツツジ目当てなら、ビジターセンターなどへ事前の確認をして出かけてね。 034.gif


私のこのトレイルへの評価: 5★ (ツツジシーズン限定)初心者、初級者向け

行程距離: 約9km(荒山高原登山口‐荒山高原‐荒山‐上の避難小屋‐棚上十字路‐荒山高原‐鍋割山‐荒山高原‐荒山高原登山口)荒山ループトレイルのみなら約6km

標高差: 約450m

実動時間: 約6.5時間 (休憩込み/ 荒山ループトレイルのみなら4.5時間)

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by dream8sue | 2015-05-28 08:23 | 群馬県エリア | Trackback | Comments(1)

南牧村 碧岩・大岩は天使のランディングスポット     Midoriiwa & Ōiwa in Nanmoku,Gunma

Sunday, May 24, 2015
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西上州と呼ばれる、群馬県の西エリア(下仁田町、南牧村、上野村など)にはのどかな山村風景とは不釣合いな、天を射るような岩峰や奇岩がたくさん点在している。

例えば、下仁田町の御堂山へのアプローチにある “じじ岩、ばば岩” の奇岩などは、オレゴン州にあるスミスロックという岩場にあるモンキー・フェイスのミニチュア版だ。

同じくアメリカのユタ州のザイオン国立公園(Zion National Park)に “Angels Landing” 天使が降りてくる場所と言われている岩峰がある。

今回、訪れた西上州の碧岩、大岩は、西上州のマッターホルンとも、神が降りてくる場所とも言われている。まさに西上州版、 “Angels Landing” である。 037.gif




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前橋、高崎からのアクセス: 何度となく訪れている南牧村なので、アクセスに関しては、毛無岩や、立岩へのレポートを参考にしてほしい。 034.gif

南牧村に入り、県道93を西に走る。毛無岩や、立岩へは南牧村資料館が建つ羽根沢集落で右に曲がるが、ここはそのまま南牧川にそって西に直進する。

道路は、歓能集落で右の田口峠方面への道と分かれ、左の熊倉川沿いへ進む。 左側の川の対岸にトイレのあるパーキングが見えてくる。 ここが碧岩・大岩の登山口(三段の滝入口)である。 パーキングは8台くらい駐車可能で、ゲートボールのグランドが隣接している。




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三段の滝までは約1km弱で、ゲートボール場の脇から、居合沢に沿ってトレイルが作られている。

水際のトレイルなので、植物も多い。 056.gif 056.gif 056.gif




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この葉っぱは、ウワバミ(大蛇)が出そうなところにあることから名付けられたというウワバミソウ。

また、東北地方でよく食べられている山菜のひとつで、 “ミズ” とも呼ばれる。美味しいらしいが、ウワバミソウって名前はちょっとね・・ 039.gif




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やがて渓谷は、両岸に大岩が立ちはだかるゴルジュ帯の様相をなしてくる。 060.gif




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トレイルは、居合沢の右岸、左岸を何度となく、木橋で渡り返す。 071.gif




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三段の滝の少し手前には、 “ヒョングリ滝” があり、この滝を左岸(川下に向かって左)の鉄ハシゴを使って越える。




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清流のすぐ近くの岩の上に、イエローの星形の小さな花を発見。 056.gif おそらくヒメレンゲという花のようだが、皆な初めてみる可憐な花に一発でファンになった。 




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ヒョングリ滝から程なくして “三段の滝” に到着だ。三段の滝は、文字通り三段に分かれて流れ落ちている高さ約50mの滝で、自然林との調和が見事である。 072.gif




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滝に接近する場合は、三段目の滝の下まで登る踏み後があるが、滑りやすいので気をつけてね。 034.gif




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二段目の滝は迂回し、右のトレイルを登れば、1段目の滝の横に出る。

新緑と紅い岩壁の色がアクセントになってこれまた美しい。 072.gif




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1段目の滝は、左岸(右)の急斜面を小コルまで登り、フィックスロープのセットされた高巻き路を左上する。逆層の岩場で、濡れていると足場が悪いのでスリップには要注意。 034.gif




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滝口からは、渓流美が見事な沢沿いのトレイルを行く。 072.gif 070.gif




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途中右岸から左岸に渡り、所々、水際の岩場のトラバースもまじえながら上流につめて行く。

上流には、左側から “碧岩沢” が5m程の滝で合流している。

ルートは、この沢の右俣を行くのだが、少し先の碧岩入口で左の小尾根を越えていく。




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碧岩入口は、右手に巨岩が現れて、居合沢が巨岩の裏で右にカーブしたあたりだ。

左の不明瞭な踏み跡を見失わないように左上する。




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碧岩入口に咲くクワガタソウ。ここでも会えたね。 043.gif 056.gif




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碧岩入口で左の小尾根を越えて15分くらいで二又になる。

この辺りは迷い易い地形なので注意して、左の沢(碧岩沢右股左沢)から右の急斜面の踏み跡をたどる。




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二又から小尾根(大岩稜線)に出るまでが、スイッチバックの急登で、直下は滑り易い泥土の路で一番辛いセクションだった。 042.gif




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ツガの巨木が生える小尾根(大岩稜線)に達したら、左に行けばヤマツツジが咲く碧岩分岐に着く。ここから直角に左(北)に進む。 056.gif




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5分も歩けばボルダーが現れるので右に迂回し、次のボルダーは左に巻く。 071.gif




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ボルダーの先の足場の悪い岩棚を登った所から、いよいよ碧岩の岩登りセクションになるので、ここにザックを置いて空身で碧岩のピークを目指す。

1ピッチ目は3mの垂壁から10mくらいの2級の岩登り。フィックスロープはあるが、古い物なので完全に体重を預けないほうが良いだろう。あくまで補佐に使う程度にとどめようね。 034.gif




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2ピッチ目は15mくらいあり、右側が切り立った岩壁で高度感もある。 005.gif




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フィックスロープがセットされている低木の土が落ちて根がむき出しになっている。 008.gif

奥の太い木からバックアップがとってあるとはいえ、こんなフィックスロープに無防備に身体を預けてはだめだよ。 034.gif

ここは、登りよりも下りの方が難しい。岩場が苦手なメンバーがいる場合などはロープで確保するほうが良いだろう。 045.gif




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岩場のテラスからは目の前に大岩が姿を現す。 Oh~! マッターホルンだ! 藪岩だけどね。 041.gif




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南側に見える山は、ククリ岩(栗木山)かな? 039.gif




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岩場をこなし、アブラツツジの咲く岩稜を登れば、登山口から約2時間30分ほどで碧岩ピークに着く。 066.gif

ピークからは、南牧川を挟んだ北側の展望が抜群だ。 毛無岩、立岩、荒船山(経塚山) 、兜岩山の特徴的な山容が一望できる。 立岩がまるで岩の城のようだ。




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四つのピークを持つ四ッ又山と、二つの岳からなる鹿岳は、どこから見てもその特徴的な山容でそれと分かる。 045.gif




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眼下には南牧村の最奥の集落、熊倉方面が見える。 針葉樹と広葉樹のグリーンのコントラストも素晴らしい。 072.gif

西の山腹には “なんもく村自然公園キャンプ場” がある。すごい標高の高い山中にあるキャンプ場だ。下界の喧騒から隔離された世界に浸るにはもってこいのキャンプ場だね。 045.gif




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山頂周辺には、ドウダンツツジの仲間のアブラツツジが房になって咲いている。 056.gif

あまり目立つ花ではないけれど、イヤリングのようで可愛いね。 037.gif




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碧岩の展望を楽しんだら、もう一つの天使のランディングスポット、大岩に行こう。 070.gif

碧岩の岩場を慎重に降り、碧岩分岐まで戻る。

新緑の中にヤマツツジがとてもよく映えている。 056.gif 072.gif




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碧岩分岐から左よりに10分ほど行けば三つ又(大岩分岐)になるので、そこを左に曲がる。

すぐにボルダーに突き当たり、左に巻いて登れば、肩の展望台に出る。

大岩はあまり展望がよくないので、ここで碧岩を眺めながらひと休みしよう。 063.gif

写真の左のラインが登った南稜だ。右のラインが北稜(北東稜かな?)で、正面は東稜?かな。 絶景だね。 072.gif




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そして、右を見れば、これから登る大岩が大きく迫っている。 072.gif




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その大岩へは、両側が切れ落ちたチャートのナイフリッジを登る。ホールドは豊富な2~3級程度の易しい岩登りだが、高度感が半端じゃないのでくれぐれも慎重に行動しよう。 034.gif




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最後のナイフリッジを登り切れば、そこは天使が降り立つ大岩(1,133m)のピークだ。 066.gif

4月下旬から5月上旬には、大岩の岩壁はアカヤシオで覆われ、全山がピンク色に染まるらしい。 056.gif

見てみたいね~ 023.gif

先ほど登った碧岩が槍の穂先のように見下ろせる。

下山は往路を戻るのが最も無難である。

岩場の下降は登りより難しいということを肝に銘じて、登りが精一杯のようなら、登るのはやめた方がよい。 034.gif




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“ねえ、ねえ、そんな崖縁の悪そうなところ降りられるの?”

“大丈夫だよ。後ろ向きでしっかりホールドとスタンスを決めて降りれば・・ほら、こうやって” と、2人の会話が手に取るように分かる。 041.gif




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OMG! 005.gif こんな急なナイフリッジを登ってきたの! 降りるほうが百倍怖いっす! 008.gif




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下山途中で、渓谷の中の岩場の影に鳥の巣を発見。まだ目も開いていないヒナ鳥の産毛がモコモコだ。 037.gif




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三段の滝は、南牧三名瀑(線ヶ滝/三段の滝/象ヶ滝)の一つである。 美滝を見ながらの下山なので、下山の辛さも半減するね。 060.gif

ちなみに線ヶ滝は、立岩の登山口のすぐ近くなので、立岩にハイキングに行く機会があればぜひ寄ってみてね。 049.gif

象ヶ滝は、碧岩から見えていた、南牧村の最も西端の集落、熊倉の熊倉川の上流にある。




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帰り道に、南牧村役場などのある雨沢集落から西の空を見ると、大岩(左)と碧岩(右)がその美しいシルエットを浮かべていた。 072.gif 004.gif

“あのピークに立ったのか~” と、天使になった自分を誉めてあげたくなる。 003.gif

大好きな渓流歩きと、岩稜歩き、両方を楽しめるこのルートは、私的には大満足の★5つだ。

私のこのトレイルへの評価: 5★ 上級者向け
行程距離: 約8km(碧岩登山口‐三段の滝‐碧岩‐大岩‐三段の滝‐碧岩登山口)
標高差: 約650m
実動時間: 約6時間 (50分のランチ休憩込み)

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by dream8sue | 2015-05-24 06:58 | 群馬県 西上州エリア | Trackback | Comments(0)

上野村 マムシ岳で藪岩ハイキング     Mamushidake in Ueno,Gunma

Wednesday, May 20, 2015
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3日前に行った、上野村公募ハイキング “シオジ原生林” に引き続き、上野村が企画するスペシャル・ハイキング “マムシ岳(1,307m)” に参加した。

上野村には、笠丸山天狗岩~シラケ山など魅力的なハイキングトレイルがある。そんな中でもこのマムシ岳は、トレイルが不明瞭な藪岩山で、ハイレベルなハイキングが楽しめる。 049.gif

そんな公募パーティーを案内してくれるガイドが、ハイカーに人気の登山マップ、昭文社の “山と高原地図” 西上州エリアの執筆者、打田鍈一氏である。




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前橋、高崎からのアクセスは、上野村の秘湯、浜平温泉しおじの湯までは、前回のシオジ原生林を参考にしてほしい。 → “上野村 北沢渓谷にシオジ原生林を求めて Shiozi forest in Ueno,Gunma

しおじの湯から、マムシ岳の南面を走る県道124号線をぶどう峠方面に4km弱走る。

マムシ岳の“キリンテ登山口”は、道路の右側にある送電線巡視路の標柱(写真左)が目印である。

“え!こんな所?” という道路脇にあるので注意が必要だ。 034.gif

渓谷を覗き込み壊れそうな木橋が架かっていれば、そこが登山口である。 045.gif




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木橋の強度に問題を感じたら、無理に木橋を渡らず、浅い沢なので渓谷に降りて徒渉したほうが良い。

沢を渡ったら薄い踏み跡を頼りに尾根の山腹を右方向に進む。

明瞭なトレイルではないので谷側に足をとられないよう慎重に歩こう。 071.gif




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ひと登りで、(キリンテ)尾根のコルに出るので、コルから左に進むリッジを北西にひたすら登る。 070.gif

程なくして鉄塔の下をくぐると、大岩が現れる。




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辺りはすっかり緑が濃くなり、春蝉が鳴き、もう夏か?と思わせる雰囲気がある。

途中、左に巡視路が分かれているので、つられて左に行かないように。 あくまでリッジを登ろう。 034.gif




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やがて、リッジは岩稜となり、フィックスロープ帯へと進んでいく。 勾配もあり、四足歩行となる。 042.gif




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急傾斜だけなら良いのだが、トレイルは皆無で、泥尾根には浮石も多く、集団で歩くに不向きなリッジである。

このルートへの応募資格は上級者レベルということだが、ドタドタと歩く歩き方を見る限りでは、明らかにこの様なセンシティブなリッジ(悪場ともいう)の歩き方を知らないハイカーも参加している。

公募登山の落とし穴を見た気がした。そういえば、エベレストの公募登山でもアイゼンワークもろくにできない登山者がガイド任せに参加しているらしい、、という話をきくな~ 039.gif




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まあ、何はともあれ、本ルート一番の悪場を事故もなく登り終えて良かった。 003.gif

登山口から1時間30分ほどで、キリンテの頭(大岩の頭)に到着。 066.gif

右からは先日歩いたシオジ原生林の下流からボンデン山を経て登るトレイル?踏み跡?が合流している。




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キリンテの頭でひと休みしたら、いよいよマムシ岳に向かって西に主稜線をたどる。 070.gif

が、いきなりこんな藪の中だ。藪岩山とはよく言ったものだ。 003.gif




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すぐに、穏やかな自然林のリッジとなり、先ほどまでのキリンテ尾根の悪場が嘘のようだ。 043.gif




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雑木林の新緑が美しい。 072.gif



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新緑の中でヤマツツジのレッドがとても目立つ。 056.gif




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キリンテの頭から30分ほどで、マムシ岳に近い距離に5m程の凹核の岩場が現れる。垂直の壁に掛けられた2本のフィックスロープを使ってよじ登る。 042.gif




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ほどなく、稜線の一部かと思われるような、東西に長いマムシ岳に到着だ。 066.gif 山名プレートがなければ見落としてしまいそうなピークだ。 039.gif




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しかし、さすがに展望は良い。 072.gif 072.gif 若干、霞がかかっているが南東方向には両神山などの奥秩父の山々が見える。




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南西方向には、手前に船坂山、奥には県境稜線の御座山や赤火岳、石仏などが見える。日航機が落ちた御巣鷹の尾根もあの辺りかな~ 039.gif 040.gif




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山頂周辺には、盆栽などで愛好家の多い、コメツツジの木が見られる。

地元では昔は庭や土間などを掃くホウキとして使っていたとのこと。確かに細いブランチがたくさんあるこの木はホウキに最適かも~ That's a good idea!

他のツツジの葉に比べて少しシルバー色をしている。良く見ると、葉には産毛?のようなものが生えている。 とっても綺麗だね。 072.gif




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マムシ岳山頂で、例の美味しいランチ(前回のシオジ原生林のレポート参照)をいただいた後は、シオジ原生林へ続く峠(マムシのコル)を目指そう。 063.gif

藪岩のリッジを西に進む。峠までの標高は、アップダウンを繰り返しながらも、徐々に高くなる。 042.gif




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マムシ岳からすぐに岩場が続く。岩峰基部の外傾バンドを降る。




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続く脆そうな岩場を北面から通過する。 071.gif

こんな岩場を余裕の笑みでこなす彼は、今回の企画コーディネイターの “yotacoo” こと、黒澤恒明氏だ。
彼は、4年かけて自転車で世界一周するなどの経歴をお持ちの、ちょっと変な、いえ、ちょっとユニークな、いえ、かなり素敵な若者です。 003.gif 035.gif

私も昔、仕事を辞めてまでも、8000m峰のヒマラヤの山や、ヨーロッパアルプス3大北壁、南米アコンカグア単独登頂、北米マッキンリー、ヨセミテのBig Wallなど、世界の屋根を股にかけて登っていたので、なにか同属?同じ臭いのする親近感をおぼえるな~ 041.gif




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まだまだ藪岩は続く。10mの岩稜は正面から登る。 

登りきった岩頭から振り返れば、先ほどまで居たマムシ岳が新緑の中に鎮座している。(トップ写真)




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北側には、こちらも登ってみたいカイト山(白板山)が見える。 072.gif




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トレイルの脇には、松の実の新芽が、針のような葉に守られながら、その若い姿をのぞかせていた。

日本の松の実は5cm程度のものが多いが、カリフォルニアのは松の実も大きいので驚くよ。30cmくらいのものがざらにある。 005.gif → “リスタル・レイク周辺のハイキング ― Crystal Lake in Angeles National Forest ―




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今度はナイフリッジの下りだ。慎重に、慎重に。 008.gif




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やがて、高度感のある岩稜帯から、樹林帯の尾根歩きにある。 大きなボルダーを巻き・・




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リッジ上に横たわる倒木をまたぎ・・




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あいまいなトレイルを見落とさないように、新緑の森を進む。 072.gif 070.gif

いつしか自分の野性が研ぎ澄まされていくような自然との一体感を覚える。 045.gif




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と、良い感じになってきたと思ったら、いつの間にか見覚えのある峠(マムシのコル)に飛び出た。 005.gif

マムシ岳から2時間も経っていた。 059.gif 042.gif




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コルからは、例の遊歩道のようなトレイルを降る。 この間は “シオジ原生林” ハイキングと同じなので、そちらを参照していただきたい。




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峠(マムシのコル)から1時間ほどで、ゲンナイ登山口に着く。 042.gif

登山口にある木に何やらペットボトルがくくりつけてあった。 005.gif 039.gif

聞くところに寄ると、スズメ蜂などの害虫駆除のトラップだそうだ。ペットボトルに仕込んだ甘いアルコール液に誘われて、蜂がペットボトルに開けられた穴から入り、出られなくなるらしい。 027.gif




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今回のマムシ岳ハイキングの方が、3日前に歩いたシオジ原生林ハイキングよりも身体は楽だった。

それもそのはず、データー的にはシオジ原生林ハイキングの方が、距離も長く、高低差も大きい。

でも、マムシ岳のほうが、展望とスリルのある岩稜歩きということで、充実感が大きかった。

ともあれ、タイプの違う2つのルートを歩けて、とても楽しかった。 043.gif 060.gif 040.gif


私のこのトレイルへの評価: 4★ 上級者向け

行程距離: 約4.3km(キリンテ登山口‐キリンテの頭‐マムシ岳‐峠(マムシのコル)‐日向沢ゲンナイ登山口)

標高差: 約540m

実動時間: 約5.5時間 (休憩込み)

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by dream8sue | 2015-05-20 22:29 | 群馬県 西上州エリア | Trackback | Comments(0)

日高市 日和田山でクライミング     Rock Climbing at Hiwada Rock in Hidaka, Saitama

Tuesday, May 19, 2015
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There are Otokoiwa and Onnaiwa in the middle of Mt.Hiwada. These are being used as a training field of rock climbing despite a small rock. Especially, these are often used for beginners and workshops. 
This is the first time I have visited here. I have known it since I was a rock climber, but I had never chance to come here.
It is become overcrowded such as many top ropes on weekend. But the training field was not crowded at that day because we visited there on weekday after rainy day.


日和田山の中腹に古くから岩登りのゲレンデとして利用されている、女岩と男岩という岩場がある。小さな岩場であるが、初心者の入門、講習会の場としてよく利用されている。

現役の時から名前だけは知っていたが、まさかクライミングをやめて久しい今頃になって訪れることになるとは思わなかった。 039.gif

休日にはスダレのようにロープが垂れ、過密状態になるらしいが、訪れた日は雨上がりの平日ということで我々だけの貸切状態だった。 057.gif




f0308721_17424932.jpgAccess: Heading to the north from the Koma station of the Seibu Ikebukuro Line. Go to the left from the station, and cross the railroad. Go straight on the intersection of the traffic signal "台".  And join the Route15 at the next three-way junction. Turn to the right and cross the Komagawa river. There is the intersection of "Komahongo 高麗本郷" after crossing the river. Turn left and walk for 300m, to arrive the trailhead of mountain Hiwada .
In the case of car use, heading to Chichibu direction from Hanno along the R299 . Turn right just before to the Koma station. It is preferable to use a paid parking in Kinchakuda巾着田, which is near trailhead because parking space is only a few units in front of the trailhead.
The trails are maintained by Hidaka city, so you can easy to walk. There is also a big restroom at the trailhead.


アクセス:西武池袋線、高麗駅から北へ行く。駅の広場を左に行き、踏切を渡り “台” の交差点を直進する。 次の三差路“鹿台橋”で県道15号(川越日高線)に合流し、高麗川にかかる鹿台橋を渡ると “高麗本郷” の交差点なので、そこを左に曲がって300mほで行けば日和田山の登山口に着く。

マイカー利用の場合は、飯能から299号を秩父方面へ向かい、高麗駅手前から右に曲がる。パーキングは登山口の前に2,3台のスペースしかないので、巾着田の有料駐車場を利用するとよい。

ここは、日高市環境保全条例に基づき “ふるさとの森” として整備されているので、トレイルコンディションも良く歩きやすい。登山口にはりっぱなトイレもある。 049.gif




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There is a big Torii made with stone which is gate of Shrine when you go up the trail about 10 minutes. (This is the first Torii) After passing the Torii, the trail split in Otokozaka and Onnazaka. Go to the left into Otokozaka. After walking a few minute, you reach a small creek in which has water tub. Cross the creek and go up mountainside to northwest direction
Wild hydrangeas were blooming around here and there in the forest. As the day after the rain, those were more beautiful.


保安林の中を10分も登れば石作りの大鳥居(一の鳥居)があり、その先で男坂と女坂に分かれるので、左の男坂に進む。 070.gif

滝不動尊から流れる沢には大きな水飲み場が設置されている。沢を横切り小尾根を “見晴らしの丘”(北西) 方面に登って行く。

山林の中にはコアジサイがあちらこちらに咲き、雨上がりのこの日は一段と美しくを増していた。 056.gif




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There is a signpost to go the second Torii in the middle of the trail. Going to the left against the signpost. As soon as you go to the left, there is a warning plate which Hidaka city does not have responsibility if you got accident in that rocky place.(Right photo). Going down by following a small trail.


尾根の途中にニの鳥居への道標があるが、ここは鳥居方面とは反対の左に進む。すぐに日高市の警告板(写真右)があるので、ここを踏み跡に従って降りていく。




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Big rock comes into view in the conifer forest. And you will arrive at the top of Onnaiwa in which located east side of Otokoiwa.
On the left side of Onnaiwa, there is a trail for going down to the bottom of the rock. Also, you can go down to the bottom by rappelling from the top of Onnaiwa


ほどなく針葉樹林帯の中に、岩場が見えてくる。そして手前(東側)にある女岩の上テラスに着く。

左側に、岩の基部に下りる踏み跡があるが、テラスから懸垂下降で基部まで降りることもできる。 071.gif




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The Rocks are chart. Inclination is about 70-100 degrees. The grade is 5.9 mainly.

岩質はチャートで、傾斜は70~100度くらいだ。 グレードは5.9台が中心のようだ。




f0308721_17461421.jpgThere is a overhang line called "left route" in the west face of Onnaiwa.


女岩の西面には、ハングした “左ルート” がある。

某有名フリークラーマーが、デモで登ったビデオがTouTube で見られるが、同じように登れば私でも登れる気がするのは、私だけ? 041.gif
このビデオで何よりも驚いたことは、某有名フリークライマーがヘルメットを被っていたことだ。甲斐駒Aフランケ スーパー赤蜘蛛ルート全ピッチオンサイトの時(2003年頃)でさえ、ヘルメットの上からニット帽を被って、絶対ヘルメットは被らない、被った姿は見せない的な雰囲気バリバリだったのに・・フリークライマーたる者、メットなんてダサイものは被らないとでも思っていたのかね~。044.gif いや~彼も歳をとって丸くなったのかね~。 041.gif ちなみに、私はこのスーパー赤蜘蛛ルートをエイドで登りましたが、何か? 021.gif 041.gif




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From top of Onnaiwa overlooks Hanno city and mountain range of Okumusashi where I hiked in this winter.
We moved to Otokoiwa after had a pleasant lunch on the terrace of Onnaiwa. The bottom of Otokoiwa was a little bit wet because of after the rain. but we were able to enjoy enough there like a private rock.


女岩のテラスからは飯能市や、この冬に縦走した奥武蔵の山並みが見える。

女岩テラスで楽しいランチをとり、午後からは男岩へ移動した。雨上がりのため下部は濡れていたが、貸切状態で思う存分クライミングを楽しむことができた。 024.gif 049.gif


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by dream8sue | 2015-05-19 02:29 | Rock Climbing | Trackback | Comments(0)

上野村 北沢渓谷にシオジ原生林を求めて     Shiozi forest in Ueno,Gunma

Sunday, May 17, 2015
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群馬県上野村といえば、1985年の日航機墜落事故で知られる村である。

また、 “平成の大合併” に対して、合併をしないと宣言した村でもあり、群馬県内で最も人口の少ない自治体である。村の人口は約2000人で村の面積に対して人口密度が県内の市町村の中で最も低い。 005.gif

言い換えれば、自然がいっぱいの村である。そして、その村の宝でもある自然を利用した企画が、この上野村公募ハイキング “シオジ原生林” と3日後に行く “マムシ岳” である。

恥ずかしながら私は、シオジ原生林って、シオジという地にある原生林、つまり地名だと思っていた。ところが、シオジは樹木の品種だということを今回知った。 012.gif

シオジ原生林は、国指定天然記念物になっている貴重な原生林であり、学術参考保護林であり、群馬県の自然環境保全地区でもある。と、なんとも国定公園並みの貴重価値だね。 003.gif

まさか、自分が公募ハイキングに参加するとは微塵も思わなかったが、こんなチャンスでも無い限りなかなか訪れることがない場所だろう。 045.gif




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前橋、高崎からのアクセス:2004年に南牧村と上野村間に “湯の沢トンネル” が開通しているので、国道254号線(または上信越自動車道、下仁田IC下車)から南牧村に入るのが良いだろう。

南牧村を走る県道45号線が県道93号線に変わる所(桧沢大橋)で直角に左折して川を横ぎり湯の沢トンネルを越えて上野村に入る。

国道299号線に合流し、左折して東に走る。上野村ふれあい館の少し手前にある楢原郵便局を右折し、県道124号へ。浜平温泉しおじの湯に駐車。 高速道路利用で1時間強で行くだろう。

公共機関を利用の場合は、JR新町駅から上野村ふれあい館行きバスで終点下車。しおじの湯まで徒歩50分。また、下仁田・富岡方面からは乗合タクシーが運行されている。 




f0308721_2226926.jpgしおじの湯から神流川に架かる橋を渡って、車道を西に行く。

神流川の清流にはフィッシャーマンが釣り糸を垂れていた。何だか夏到来といった風景だ。 058.gif

車道を西に少し歩いた右手の人家の奥に進む。この右から合流している沢が北沢だ。

入渓ポイント周辺には、オドリコソウが群生していた。 056.gif

背高に成長したオドリコソウも、何だかもう夏の日差しの中にあるように感じる。 058.gif




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北沢渓谷は上流で萩沢、栃平沢、細尾沢と支流を分ける。シオジ原生林の観察路は細尾沢沿いにある。

北沢渓谷に入り、丸太橋で右岸(川下に向かって右)に渡り、しばらくは立派な鉄パイプの路や階段を歩く。  070.gif
 



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北沢渓谷沿いには、シオジ林以外にもたくさんの巨木を見ることができる。

この木は、気になる木、じゃなくて! “キハダ” という木らしい。私の肌はサメハダ! 041.gif




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f0308721_2228849.jpg大きな葉をつけたこの木は、私も知っている “トチノキ” だね。 045.gif

フランス語名 “マロニエ” というのは知らなかった。 046.gif

ちょうど花の時期で、高く立ち上がった大きな花が目立つ。 056.gif




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ヤマグワ、イタヤカエデ、エゾエノキ、ウリハダカエデなどが続く。 027.gif

中には木の樹皮がまさにサロメチールの匂いそのものの “ミズメ” という木もある。 005.gif

そして、この新緑が美しい大木は “ハルニレ” という木だ。名前は聞(木)いたことがある気(木)がするが気(木)のせいかな?って、もう木はたくさんだ。 041.gif

他にも多くの樹木を見るが、正直なところ、1度見たくらいでは覚えられない。樹木の同定は花どころではなく難しい。 002.gif





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では、木ではなく、もちろん草花もあるよ。

春の山地では定番のヒトリシズカに良く似た、フタリシズカ(写真左)。通常は白い花だけど、白くなる前はグリーンの花なんだね。 056.gif

クワガタソウ(写真右)も、トレイルのあちこちで目にする。 056.gif




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渓谷には “山女魚止めの滝” という清流が美しい滝や、昔、多くの炭焼き小屋があったという “土平(どうだいら)” “かんば平” などを右手に見る。

スタートから2時間ほどで、岩尾根への急登になる。登りきったところには大きな “ツガ” の木が立っている。ツガれた(疲れた)ので休憩しよう。 041.gif

渓谷から気持ちの良い風が吹きぬける。休憩するには最適の場所だ。 063.gif




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岩尾根から、反対方向に下降し、 “北沢分校跡” を後にする。

ハイカーの大好きな一列歩行は、まるで原生林探検隊みたい。 041.gif 070.gif




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北沢分校跡といっても、今はただの林の中の平地であるが、このような深山に学校(寺子屋的なもの)があったとは、にわかには信じがたい。




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トレイルは北沢の支流に入っていく。流れもだいぶ細くなってきた。 072.gif




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沢筋から左岸についた、そりで炭などを運んだという “そり道” を行く。 070.gif




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そり道から左の沢へ降り、いよいよ “シオジ原生林観察路” へと進む。 071.gif




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さっそく、何やら発見か! 013.gif




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シオジの赤ちゃんTreeだ! 043.gif




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この黄色いヤマブキに似た花(写真左)は、名前もまんまのヤマブキソウ(別名:クサヤマブキ) 003.gif 056.gif

一見、ヤマブキの花によく似ているが、実際はヤマブキの花びらは5枚であるが、ヤマブキソウのほうは4枚という違いがある。

薄暗い原生林のなかで、ひと際鮮やかなヤマブキ色でとても目立つ存在だ。 056.gif

おや、花は同じだけど、葉の形がまったく違うこの花(写真右)は? よもやヤマブキソウの新種発見か! 005.gif  027.gif

いえいえ、セリバヤマブキソウというヤマブキソウの一品種としてすでに認定済みです。ヤマブキソウは葉形の変化が多く、ホソバヤマブキソウなどもあるらしい。 034.gif




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トレイルは、北沢渓谷支流の細尾沢に沿って行く。美しく緩やかな流れが続く。 072.gif




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ありました!この木が、気になる木、じゃなくて! “シオジ” です。綺麗な樹皮だね。 072.gif

この一帯のシオジの木は、宝暦年間(1751~1763年)以来伐採されたことがないとか。 005.gif




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大きなものは樹高35mに達しているものもあるとのこと。針葉樹では背の高い木は珍しくないが、広葉樹でここまで高い木は珍しいかも。




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シオジの木や原生林の説明をしばし受けた後で、ゆるやかに広がった尾根の一角でランチタイムとなる。 060.gif

公募ハイキングなるものに初めて参加したが、なんとランチ付き。上野村にある民宿で作られたボリュームたっぷりの美味しいお弁当だった。 063.gif 011.gif




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f0308721_22391862.jpg食後は、原生林の中を流れる清流や、周辺を軽く散策。

このブルーの花は、ラショウモンカズラというクールな名前の花だ。 056.gif

が、和名の由来は、大きくふっくらとした花の感じを、昔、羅生門で武将が切り落とした鬼女の腕に見立てたものだとか・・Oh!Boy! なんだか恐ろしい名だね。 008.gif




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さて、ランチの後は、下山路のある峠まで、細尾沢沿いの急な登りにとりかかる。

急斜面に加え、トレイルコンディションが良くない。今日一番の頑張りどころである。 042.gif




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苦しい登りに下ばかり見て歩いていると、トレイルの側らに “長岩滝” の小さな標識があり、左の渓谷に目をやれば、2段の長い滝が見える。水量は少ないが、細尾沢の急峻な谷に食い込むような見事な滝だ。 072.gif




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やがて、勾配が緩くなり、沢をトラバースすれば、南西に向かっていたトレイルは南東に向きを変える。




f0308721_22421391.jpgランチ休憩の場所から、1時間強の登りで林業管理局の立派な看板が立つ峠(マムシのコル)に到達する。 042.gif 066.gif

ここからは、北沢渓谷の南を流れる中之沢に沿って走る県道124号線まで、ひたすら下り坂だ。




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下山のこのトレイルは、シオジ原生林からの登りとは一転し、クサリのフェンスが設置された遊歩道のような路幅の広いトレイルとなる。

始めは石がゴロゴロした急坂であるが、やがて沢筋に入って行くと傾斜も落ちて歩き易くなる。




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水際にハシリドコロが咲く路は、途中で沢を渡り右岸に移る。 071.gif




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最後は、中之沢の上流、日向沢の橋を渡れば県道にでる。峠から約1時間ほどで到着だ。 066.gif  ここは、マムシ岳の登山口でもあり、ゲンナイ登山口というらしい。

北沢渓谷も良かったが、中之沢源流域も良さそうだ。こちらにも自然散策路があるが、なんと入場制限がある。そう聞くと、ますます入って見たくなるのが女心だね。って私だけ? 037.gif




f0308721_2244781.jpg今回のトレイルは、自己陶酔型の高所大好きピークハンターのハイカーには物足りないだろう。 039.gif

しかし、森林浴もでき、貴重な原生林での自然観察もできるこのトレイルは、真の自然愛好家には嬉しいトレイルだ。 049.gif

原生林への門はいつでも開いているが、入山するハイカー側の嗜好と直結しているルートなので自分の目的を見誤ると、退屈なトレイルになってしまうかもしれない。 019.gif

ただガツガツ登るのではなく、原生林の太古の息吹と対話する心持で歩きたい、そんな想いのするトレイルだ。  045.gif

今回は、上野村企画ということで、下山口からはカーシャトルしてもらい、秘湯の浜平温泉しおじの湯へ直行。point to point の縦走形態で歩くことができた。

ちなみに、今回の上野村公募ハイキングだが、参加費用5,000円で、高崎駅からの送迎付き、ガイド料、保険料、昼食、ハイキング後の入浴代まで込みである。超お徳です! 049.gif

上野村、頑張ってます。応援したくなりました! 035.gif 003.gif

私のこのトレイルへの評価: 4★ 中級者向け
行程距離: 約7km(しおじの湯‐北沢入渓ポイント‐シオジ原生林‐峠(マムシのコル)‐日向沢ゲンナイ登山口)
標高差: 約700m
実動時間: 約6時間 (40分のランチタイム、休憩込み)

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by dream8sue | 2015-05-17 10:00 | 群馬県 西上州エリア | Trackback | Comments(2)

前橋市 赤城山 雨あがりの黒檜山から駒ヶ岳     Kurobisan & Komagatake in Mount Akagi

Saturday, May 16, 2015
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群馬県の土地や偉人、名物などを読んだ “上毛かるた” というのがある。子供時代を群馬県で過ごした人なら皆、かるたの読み札をほぼ暗記している。 027.gif

その上毛かるたの “す” が “裾野は長し赤城山” である。

赤城山は榛名山、妙義山と並ぶ上毛三山の一つだが、裾野の長さはずば抜けている。

私は20年以上も地元に住んでいながら、昨年の6月に初めて赤城山を訪れた。
  
しかし、その日はお天気も悪く大沼周辺のツツジ観賞で終った。 007.gif

今回は赤城山の複数のピークの中から最高峰の黒檜山(1,828 m/くろびさん)と駒ヶ岳(1,685 m)を縦走する。 070.gif

ちなみに、赤城山は複成火山であり、複数の山頂の総称である。上記2座の他に、地蔵岳(1,674 m)、長七郎山(1,579 m/ちょうしちろうさん)、小地蔵岳(1,574m )、鍋割山(1,332 m/なべわりやま)、荒山(1,572 m/あらやま)、鈴ヶ岳(1,565 m/すずかだけ)などがある。




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前橋、高崎からのアクセスは昨年の記事を参考にしてほしい。→ “前橋市富士見町 赤城山のカルデラ湖とツツジの牧場  Mount Akagi in Maebashi-Fujimimachi, Gunma

黒檜山登山口は、赤城ビジターセンターから覚満淵(かくまんぶち)入口の前を通り大沼の北東にある赤城神社の先にある。

マイカー利用なら、パーキングは赤城神社周辺に数箇所ある。(おのこP/駒ヶ岳登山口P/赤城神社P/黒檜山登山口P)

バス利用の場合は、土産屋などがある “あかぎ広場前” バス停(おのこP隣)で下車となる。

あかぎ広場から黒檜山登山口(写真右)までは、バス停から大沼湖畔の道路を10分ほど北に歩けば着く。




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登山口からはいきなりの急登である。心臓には良くないが、標高はどんどん上がり振り返るごとに大沼の展望がよくなる・・はずなのだが・・ 057.gif




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この日も、昨年の赤城ハイク同様、朝からお天気が良くない。 “猫岩” に着くころには、あたりはすっかり霧に包まれてしまった。 赤城山との相性が悪いのかな? 057.gif 007.gif




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小雨もパラパラと振り出し、すっかり意気消沈の私。 002.gif そんな私を励ますようにヤマザクラがお湿り天気に生き生きと咲いていた。そのサクラを見て、私も少し元気になった。 056.gif 043.gif




f0308721_2242423.jpg直線距離約1kmで450mの高低差を登るのは結構きつい。 042.gif

登山口から1時間強で駒ヶ岳との分岐に着く。

分岐を左に行けば、ほどなく黒檜山の山頂だ。 066.gif




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あら不思議! 山頂に着くなり、さっきまでの悪天が見る間に回復してきた。 005.gif 木立の間から、大沼や鈴ヶ岳が見えるようになった。

この日は高校生の県総体とやらで、山頂は若い熱気であふれていた。 005.gif

“展望台まで2分”と道標に書いてあるので、行ってみよう。 070.gif




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展望台からは、快晴なら谷川岳や上越国境の山々、日光連山などが見渡せるはずだ。

この日は雨模様の残念な展望で、ちょっと肩を落とすSue. 002.gif




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さて、にぎやかな黒檜山の山頂をあとにして、駒ヶ岳を目指そう。

分岐まで戻り南の稜線に進むと、鳥居のある小ピークに着く。

このピークからは、これから向かう駒ヶ岳や、遠くで湖面をのぞかせている小沼、小沼を囲む長七郎山、地蔵岳などが見える。 072.gif




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花見ヶ原キャンプ場方面への分岐を左手に見て、なおも尾根を南に直進する。 070.gif




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階段まじりの急な下り坂を展望を楽しみながら、大ダルミと呼ばれるコルまで降る。




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トレイルは、日当たりの良い南向きの斜面なのでツツジやスミレが咲いている。 これはタチツボスミレかな?

低山ではもう終わりかけている野草も赤城山では数週間遅れで楽しめる。 060.gif 056.gif




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大ダルミから駒ヶ岳への登り斜面が見えている。




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長い下りを終え大ダルミに着く。笹原に覆われた明るいコルだ。 071.gif




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大ダルミから階段まじりのトレイルを駒ヶ岳まで登る。黒檜山への登りに比べればだいぶ緩やかに感じる。




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黒檜山から約1時間で駒ヶ岳に到着!  066.gif 059.gif 043.gif




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駒ヶ岳のピークからは、東面の眺めが素晴らしい。 072.gif 072.gif




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西面には大沼が、木立の間から見え隠れしている。 072.gif




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駒ヶ岳から駒ヶ岳登山口のある、あかぎ広場方面に降る。 070.gif

トレイルは尾根の西側を巻いているが、駒ヶ岳のピークから少し下った所に、柵に囲われた崩れたガリーがある。赤茶けた山肌が、赤城山も火山だったのだな~と思わせる景色だ。 045.gif




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標高を下げるに従って、南に向かっていたトレイルは右(東)に曲がっていく。




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やがて急勾配の鉄製の階段が設置された樹林帯へ入る。眼下に見えていた大沼がだんだんと大きくなってくる。




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オオカメノキの白い花があちこちに咲いている。ハイキングのフィナーレを演出しているかのようだ。 056.gif




f0308721_2255735.jpg最後にスイッチバックのトレイルを降れば、大沼湖畔の車道に出る。

ここが駒ヶ岳登山口である。 車道を右に行けばあかぎ広場前バス停(おのこパーキング)に戻る。

「赤城山 登山・ハイキングコース」

赤城山は都心からも近く、夏でも涼しい高原レジャースポットなので、1年を通じて季節ごとの(冬はスノーフィールドの遊び)ハイキング、キャンプなどが楽しめる。

地元民なのに、いや、だからこそ、いつでも行けると思い無視していた。が、今年は “手軽に登れる展望の山” 赤城山のトレイルをたくさん歩きたい。 070.gif 016.gif


私のこのトレイルへの評価: 4★ 初級者向け
行程距離: 約5km(おのこP/あかぎ広場前バス停‐黒檜山登山口‐黒檜山‐駒ヶ岳‐駒ヶ岳登山口‐おのこP)
標高差: 約450m
実動時間: 約4時間 (休憩込み)


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by dream8sue | 2015-05-16 13:00 | 群馬県エリア | Trackback | Comments(2)

群馬の駅からハイク vol.9 : 富岡市 西上州の玄関 鍬柄岳と大桁山     Mount Kuwagara & Ōgetain

Thursday, May 14, 2015
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今年の4月に西上州の玄関口である富岡市と下仁田町の境にある破風山(450m/はふうさん)を歩いた際に、このエリアにあるハイキングトレイル、鍬柄岳(598m/くわがらだけ)と大桁山(836m /おおげたやま)が気になる存在だった。

100mのクサリ場があるという岩塔の鍬柄岳と、緩やかな山容の大桁山、対照的なこの二つの山を五月晴れの日に歩いてきた。 058.gif 070.gif

ハイキングの起点駅は、2両編成のローカル線、上信電鉄に高崎駅より乗車し、千平駅で下車する。 071.gif

千平駅から東に行き、踏切を越えれば、路肩に関東ふれあいの道の案内板がある。鍬柄岳登山口までは、この関東ふれあいの道(舗装された林道)を約2km、40分ほど歩く。 070.gif

麓から鍬柄岳の岩峰がスギ林の上に頭をもたげているのが見える。登行意欲をそそられるね~。 005.gif

マイカー利用の場合は、千平駅を経て鍬柄岳登山口を通り過ぎ、1kmほど走れば “大桁やすらぎの森” パーキング(15台駐車可能/トイレあり)がある。入口が狭く鋭角なので、少し先の広い場所でUターンして来ないと入れない。

なお、鍬柄岳登山口周辺にも2~3台ほど路肩パーキングできるようだが、とても狭い路なので地元車の通行の邪魔にならないように配慮してほしい。 034.gif





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鍬柄岳登山口を入ると、すぐに神社があり、その脇を通ってスギ林の登りとなる。




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神社から、植林帯の急登をひと登りすれば岩峰の南尾根に出る。この南尾根の基部を巻いて西に進めば大桁山方向へのトレイルだが、分かりづらいので注意しておこう。

その前にまずは、鍬柄岳のピークハントをしよう。尾根の山腹を右にトラバースすれば、早くもクサリ場が始まる。




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100mのクサリ場と、ワクワクしながら取り付くが、意外に緩い傾斜でクサリが無くても登れてしまう。しかも、 “本当に100mもあるか?” ってほどあっけなくクサリ場は終わってしまう。 044.gif




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それでも、確実に標高を上げ、岩壁の肩越しには西上州の看板山である四ッ又山、鹿岳のシルエットが青空に浮かぶ上って見える。 072.gif




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眼下には登ってきたトレイルと、西側に下仁田方面の山並みが見える。




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南側には4月に歩いた破風山と、その先には、世界遺産に登録された “富岡製糸工場” のある富岡市の街並みが見える。

破風山は、ナタを横に立てたような山容からナタ山とも呼ばれている。健脚ハイカーなら1日で鍬柄岳、大桁山そして破風山も完歩できるだろう。

なお、群馬の駅からハイク vol.8で明記した通り、 破風山には顕著なハイキングトレイルは無いので、読図テクニック必須なので留意してほしい。 034.gif   → "富岡市 ミツバツツジの咲く破風山で西上州の春を先取り Hafusan in Tomioka, Gunma”





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期待していたクサリ場はあっけなく終り、山頂へ続くナイフリッジのトラバースが始まる。

低山の宿命で、マツの木に頭上を押さえられてのトラバースは、いささか高度感に欠けるものがある。 044.gif




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最後は南側がスパッと切れたリッジだが、横にクサリのついたトレイルもあるので、平均台歩きの苦手な人は横を歩けばよい。って、このセンテンス、1週間前に行った両神山でも使ったな~ 039.gif 003.gif




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そして、ナイフリッジの先には大展望の鍬柄岳山頂がある。 066.gif

鍬柄岳は、地元では石尊山とも呼ばれている信仰の山で、山頂には3基の石祠が祀られている。 027.gif

西から北にかけて、秩父連山、八ヶ岳、西上州の山々、荒船山、浅間山といった山が大パノラマで目の前に広がる。 072.gif




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眼下の山々に掛けられたパワーラインが、緑の海に横たわる橋のようだ。

余談だが、空を飛ぶヘリコプターからはこのラインは下の風景に吸収されてしまってまったく見えなくなる。  時々、ヘリコプターが電線に引っかかって墜落するなんて、冗談のような話があるが、低空飛行ができるヘリコプターだけに起こりうる事故である。 045.gif




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山頂周辺には、ドウダンツツジの仲間のアブラツツジが緑色の花をつけている。可愛いね。 043.gif 056.gif




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北側には、これから向かう大桁山の全容が見える。 005.gif 072.gif




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では、さっそく大桁山に向かっていこうか!って、見える方向には行けません! 046.gif 北側は断崖絶壁なので、往路を戻り100mのクサリ場を降る。 045.gif  登りの時は必要と思わなかったクサリだが、下降ではクサリが有難いね。 040.gif 001.gif




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クサリ場を終え、尾根の南端分岐まで戻り、岩峰の基部を西に回りこみ、木に付けられた道標を見落とさずに進もう。 070.gif

鍬柄岳から大桁山へ行くこのルートは、最近の地図には載っていないので要注意だよ。 034.gif




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マツ林の尾根を北西にたどれば、まもなく林道の切通しに飛び出る。

反対側の尾根に掛かる鉄階段を登れば、スギ林の尾根が続いている。





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林道の切通しから30分ほどスギ林を進むと、大桁山の東面で、丸太階段の関東ふえあいの道の途中に合流する。

なお、この合流点は逆コースからだと分かりずらい。




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林業用の作業道が入り組んでいるが、道標に忠実に従って登れば迷うことはないだろう。

単調で、きつい登りであるが、トレイル脇に咲く野草に元気をもらえる。 056.gif 056.gif

Oh~!この花がジュウニヒトエ(十二単)か!045.gif 名前は豪華だが、花は意外に地味だね。花が重なるように咲く様を宮中の女官の衣装である十二単にたとえた和名らしい。う~ん、言われてみれば確かに十二単を着た官女っぽい。 003.gif




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下枝が落とされたスギ林の中を黙々と歩き、大桁山のピークまであと0.2kmだ。




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最後は急な階段を登る。ここにも可憐な黄色い花が咲いている。 056.gif

ミツバツチグリかな? このての黄色い花は似た種類が多く、高山植物、野草愛好家歴2年生の私には同定が難しい。 039.gif 




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急な階段を登りきれば、東西に細長い山頂の大桁山に着く。 066.gif 042.gif

風の通りが良い山頂にはベンチも置かれ、快適にランチタイムを楽しめる。 063.gif




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山頂からは北側の枝越しに妙義山の一角が見えている。 072.gif 049.gif




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ベンチの脇にはヤマツツジのレッドが映えていた。 056.gif




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ゆっくりランチタイムを楽しんだら、下山にかかろう。 下山はもとの路を降り、関東ふれあいの道を川後石峠の五差路まで行く。

途中で鍬柄岳からの合流点を右にみて階段をそのまま鞍部まで降る。 070.gif




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整備された階段にはチゴユリがびっしりと群生している。

頭を垂れた小さな白い花が何とも可愛いね。 056.gif 043.gif
 




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鞍部から道標に従って砂利道を行けば、しだいに舗装された林道になり、川後石峠の五差路に出る。

五差路からは、右に曲がり舗装道路を降っていく。 070.gif




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舗装道路を1kmほど降ると、右の山路に入る分岐がある。林道が広い分、この分岐は見落としがちなので気をつけよう。 034.gif

千平駅方面の道標に従って沢沿いのトレイルに入る。 070.gif




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分岐の周囲にはヤブデマリと思われる白い大輪の花が咲いていた。(写真左) この花もオオカメノキ(別名ムシカリ)と判別が難しい花(樹木)だ。オオカメノキは花弁の大きさが皆均一だが、ヤブデマリは1枚極端に小さいものが混じっている。 027.gif

沢沿いのトレイルに入ると、湿地を好むコンロンソウが薄暗い森の中でその白い花を浮かびあがらせていた。(写真右) 056.gif 043.gif

沢沿いのトレイルは短く、すぐに林道に再合流する。そこからやすらぎの森のパーキングは近い。パーキング入口を左に分け、鍬柄岳登山口の前を通り、千平駅まで下山する。




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途中、鍬柄岳登山口の少し手前に釣堀がある。釣堀池にはハスの花が咲き、ブルーのトンボがたくさん飛んでいた。 005.gif 043.gif




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低山ハイクも5月いっぱいかな~と思わせるような初夏の陽気であった。 058.gif

スリルある岩塔の鍬柄岳と、意外と登りごたえのある大桁山。 042.gif

対照的な二つの山の組み合わせは、変化があり、1度で2つ美味しい山行であった。 060.gif 049.gif


私のこのトレイルへの評価: 4★ 中級者向け

行程距離: 約13km(千平駅‐鍬柄岳登山口‐鍬柄岳‐関東ふれあいの道分岐‐大桁山‐関東ふれあいの道分岐‐川後石峠五差路‐大桁やすらぎの森P入口‐鍬柄岳登山口‐ 千平駅)

標高差: 約600m

実動時間: 約7時間 (休憩込み)

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by dream8sue | 2015-05-14 14:53 | 群馬の駅からハイク | Trackback | Comments(0)

奥秩父 アカヤシオ咲く八丁尾根から両神山     Mount Ryōkami in Chichibu-Tama-Kai NP

Wednesday, May 6, 2015
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昔、登ったことがある両神山であるが記憶が定かでない。登頂写真があるので、おそらく秋に日向大谷方面から登っているのだと思う。自分の中では、冬に八丁尾根から登り、あまりの積雪の多さに西岳までで敗退した記憶のほうが鮮明に残っている。
そういったあやふやな過去の記憶を塗り替えるために、今回は連続するクサリ場で有名な八丁尾根からシャキーンと登頂することを狙うハイキングである。





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八丁尾根の登山口は、群馬県と埼玉県の県境である金山志賀坂トンネルを境にして南北2つある。よって、アクセス経路も何通りかある。

今回は、埼玉県側の上落合橋登山口からの入山なので、秩父市まわりで国道140号線を西に走る。中津川の滝沢ダムに掛かる中津川大橋の手前を右折し県道210号に入る。

県道は途中で中津川から支流の神流川沿いを走り、雁掛トンネルをくぐって銅山がある山麓に入って行く。銅山の廃虚となった建物を横目に見ながら、雁掛トンネルから約5kmほど走れば落合橋(写真上)に着く。

パーキングは落合橋の手前に5台ほどが可能。落合橋と上落合橋(落合橋より50m上流にある)の間にも10台ほどの駐車スペースがある。




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登山口のハシゴを登り、始めは八丁沢沿いに行くが、しだいに沢から離れ針葉樹林帯のスイッチバックの登りで高度をあげる。




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登山口から八丁峠までのトレイルで目につく植物は、ハシリドコロとコバイケイソウが圧倒的に多い。





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木漏れ日を受けて、マルバコンロンソウ(写真左)やムラサキケマン(写真右)も可愛らしい顔をのぞかせていた。




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標高を上げるにともない自然林に変わり、大きな石ころの多い路となる。 008.gif

歩きながら “やけにコバイケイソウが多いトレイルだな~” と感じていたが、八丁峠直下に至ってはとんでもない数のコバイケイソウの群落になっていた。 005.gif

毒素のある植物だから動物が食べないのでここまで大きな群落になるのかな? 039.gif




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登山口から約1km、高低差400m ほどの登行をこなし、八丁峠に到着! 周辺は淡い新緑が綺麗だ。 072.gif

八丁峠は、北の玄関、坂本方面からのトレイルと合流している。

峠にはピクニックテーブルもあるので、ひと休みしてから八丁尾根に取りかかろう。 063.gif




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峠から山頂までは、岩場、クサリ場が連続する。滑落者が埼玉県最多のルートらしい。

峠から、いったん南面を巻くように降り、鉄柱跡を過ぎてから尾根の登りが始まる。

尾根に取り付くと、いきなり満開のアカヤシオがあちらこちらに咲いていた。 056.gif




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間もなく、クサリ場が始まり、どんどん標高を上げて行く。

登りだして20分あまりで、八丁峠から八丁尾根とは反対側に連なる赤岩尾根の稜線が見え出す。 005.gif




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クサリ場と言っても、周囲には立ち木が多く、クサリを使わなくても木の根などをホールド、スタンスにして十分登れる。 現に私は山頂までクサリを一切使わなかった。 029.gif




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八丁尾根は、大小のピークがいくつもあり、顕著なピークとして行蔵坊ノ峰、西岳、東岳を経て山頂に至る。

八丁峠から約0.8kmで、早くも西岳に到着だ。 005.gif




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西岳から先は最低コルまで大きく降り込む。




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下りのトレイルでは、こんなハングした岩の下をくぐる。 003.gif




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小ピークをこなすと眼前には東岳へ続くリッジが見えてくる。 005.gif 072.gif

西岳と東岳の間がこのルートのハイライトだろう。 070.gif 060.gif




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最低コルが見えてきた!




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最低コルから、傾斜の強いクサリ場をひと登りで小さな祠のあるピークに着く。 042.gif




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このピークからは南側の眺めが素晴らしい。 072.gif




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振り返れば、歩いてきた西岳方面の眺めもしびれるリッジだね。 072.gif 004.gif




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このピークからは、10mほどの両側が切れ落ちたナイフリッジで始まる。

このナイフリッジにもクサリがセットされているので、平均台歩きが苦手な人は、クサリを補助にするとよいだろう。 034.gif




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数えた訳ではないが、八丁尾根のクサリ場にセットされたクサリは30本以上あるらしい。 005.gif




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素晴らしい展望の続く稜線には、アカヤシオの花が、花を添えている。って、ダジャレにもなってない! 041.gif




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ルンゼ状のクサリ場を登りきれば、東岳までは近い。 042.gif




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八丁峠から約2時間30分程で、アカヤシオが咲く東岳に着く。 049.gif 056.gif

東岳は、稜線の途中の展望台のような場所で、西側には赤岩尾根から続く西上州の山並みが一望できる。

両神山の山頂は足場が良くないらしいので、ピクニックテーブルのあるここでゆっくりランチタイムとする。 063.gif




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東岳の南側には両神山への稜線が見える。

道標には八丁峠から東岳まで1,6kmとあるが、アップダウンが多いので直線距離以上に時間がかかる。 059.gif




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そして、東側には “大キギ” と思われる岩峰を従えた前東岳が圧巻である。 バックの天理岳方面の稜線(天武将尾根)もいつか歩いてみたいトレイルだ。 005.gif




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東岳から山頂までは40分くらいだ。 これまでのトレイルに比べて緩やかで岩場も少なくなり、樹木も多くなる。

日当たりのよい樹林帯には、ヒメイチゲの可憐な花も見られる。 056.gif




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最後の岩場を左(東側)から巻いて稜線にでれば、もうそこは両神山(1,723m)の山頂だ。 066.gif

狭く足場の悪い山頂は、山名標の他に、百名山だの観光地百選記念碑だのと、不必要と思われる人工物が建ち並ぶ美観の良くないピークだ。 050.gif 021.gif

まあ、ネコも杓子も(私以外の)中高年も皆な大好きな百名山だからしかたないか・・ 041.gif




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腰を下ろして休む場所も無い、ハイカーで賑わう山頂には長居は無用だ。 展望を楽しんだらさっさと下山にかかろう。




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さて下山は、山頂より南に3~4分で両神神社方面への路と分かれて右の梵天尾根方向に進む。 071.gif

入り口はロープが張ってある。中双里集落まで続く長い梵天尾根ルートは迷いやすいところもあって、一般的なルートで無いものの特に規制は無いようだ。

しかし、梵天尾根ルート入口から、すぐ右の山腹を降る “作業道” と呼ばれる路は、現在は封鎖されているようだ。私の古い地図には実線で記載されているので、昔は普通に登山道として利用されていたと思われるが・・ 039.gif




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この作業道のトレイル自体は、多少荒れた部分はあるものの、西上州あたりのマイナートレイルを歩いている私には、いたって普通のトレイルと思われた。




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小尾根を2箇所ほど回り込み、荒れた沢を3回ほどトラバースし、最終的に金山沢と八丁沢を分ける尾根上にでる。

最後は急な下りの後に、落合橋のたもとに飛び出る。




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私のこのトレイルへの評価: 4★ 中~上級者向け

行程距離: 約5km(上落合橋登山口‐八丁峠‐八丁尾根‐両神山頂‐作業道‐落合橋)

標高差: 約600m

実動時間: 約7時間 (休憩込み)

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by dream8sue | 2015-05-06 23:21 | 秩父多摩甲斐 国立公園 | Trackback | Comments(0)

上信越 霧積温泉から登る鼻曲山     Hanamagariyama in Annaka,Gunma

Monday, May 4, 2015
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鼻曲山は群馬の西、安中市と長野県軽井沢町との県境にある山で、秀麗な浅間山を眺められる山の一つである。

軽井沢町から登る登山道もあるが、今回は、群馬県側の秘湯 “霧積温泉” からの往復ルートを選んだ。 070.gif

ハイキング後の温泉を楽しむハイカーも多いようだが、私はシャワー派なので普段のハイキングでは温泉は視野に入れていない。

しかし、今回の霧積温泉は、日帰り入浴するにはパーキングから山路を30分歩かないと入れない秘湯ということで、温泉とセットのハイキングとなった。




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前橋、高崎からのアクセス:国道18号で西に向かい(又は上信越自動車道松井田妙義ICから国道18号へ出る)、安中市松井田町の横川駅を過ぎたらバイパスから離れ旧道に入る。

坂本宿の先の玉屋ドライブインを右折して(県道56号線)霧積湖の湖畔を走り霧積温泉に向かう。車道は狭く蛇行しているので慎重に運転しよう。 034.gif

パーキングは20台ほど駐車可能である。以前は、ここに霧積温泉の別館 “霧積館” があったが、現在は更地になっている。 005.gif

公共機関を利用の場合はJR信越線の横川駅で下車。霧積温泉まではタクシーの利用となる。(片道 約30分 ¥3,700程度) 059.gif 065.gif




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パーキングから北に向かい、橋を渡り20分程山路を登れば、霧積温泉の湯元 “金湯館” へ続く林道(一般車通行不可)に出る。

林道を金湯館方向(西)に少し行くと、登山口の道標がある。ここが鼻曲山への実質的な登山口である。

登山口から明るい林の中を進むと、黄色の花(ツルキンバイかな?)が絨毯のように咲くていた。5月の鼻曲山は春爛漫といった感じだね。 056.gif 060.gif 056.gif




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日当たりのよい斜面にはスミレの群落もあり、ところどころにミツバツツジも健在だ。 056.gif




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トレイルは、緩やかではあるが、コンスタンスに傾斜を増していく。 042.gif




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ブナを含む美しい樹林帯を登ること1時間弱で、剣の峰と角落山へ続く “十六曲峠” への分岐がある。ここは標識に従い左に行く。 071.gif




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このあたりは新緑が実に清清しく、オオカメノキの白い花が緑に映えていた。 056.gif

秋の紅葉シーズンもお勧めの素晴らしい場所である。 049.gif 072.gif




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足元には、可愛らしいつぼみをつけたユキザサの群生が見られる。 056.gif




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トレイルは、十六曲峠への分岐から西に進路を曲げる。

30分弱ほどで左側がガレた急峻な谷が現れる。 “霧積のぞき” と呼ばれる場所で、冬枯れの時期なら霧積温泉の建物が見下ろせるらしい。




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温泉の建物は見えなかったが、新緑と霧の中にうっすらと浮かぶ山々のシルエットが柔らかな水彩画のようであった。 072.gif 043.gif




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霧積のぞきから “鼻曲峠” へは、人の背丈ほどある笹のトレイルを西に進む。 070.gif




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笹藪の隙間には、ヤブレガサが大きな手のひらを開いて整列していた。 056.gif 003.gif




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明るい雑木林の中には、他にもヒゲネワチガイソウやマイヅルソウ(写真右)が咲いていた。特に十六曲峠から鼻曲峠の間ではミヤマエンレイソウ(写真右)が多く見られた。 056.gif 056.gif 056.gif




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やがて笹の背丈が低くなり、モミジの若葉が美しい樹林帯になる。 072.gif そして、いよいよ胸突き八丁の急登になる。 042.gif




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フィックスロープがセットされたガレたルンゼを登りきれば鼻曲峠は近い。




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鼻曲峠は軽井沢町からのトレイル(留夫山から熊野神社方面への路)が合流している三差路で、東側に聳える剣の峰、角落山が見える。 072.gif

公共機関を利用の場合は、鼻曲山登頂後にこのトレイルで軽井沢側に下山するのも面白そうだが4時間30分もかかる健脚向きだ。 034.gif

この日は、朝には晴天だった天気が、時々ポツリポツリと雨の降る変わりやすい天気となってしまい、鼻曲峠からの展望は、かろうじて前記の山が判別できる程度であった。 057.gif 002.gif

鼻曲峠から見る角落山はカッコいいね。 004.gif 機会があったらぜひ登ってみたい山だ。 045.gif




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鼻曲峠周辺にもヤブレガサの群落がある。雨に打たれたヤブレガサは、妖怪傘お化け状態になってしぼんでしまった。傘なのに雨でしぼんでしまっては傘の役目してないじゃん! 041.gif




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鼻曲峠からは右(北)に進路を変え、笹の尾根を登る。 042.gif




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鼻曲山の曲がった鼻が見えてきた。




f0308721_22373168.jpg最後は、滑り易い急な斜面を登れば、大天狗とも呼ばれる鼻曲山(1,655m)に到着だ。 066.gif

パーキングから標高差約800mもあり、結構堪える登行であった。 042.gif




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大天狗から3分程西に位置する小天狗の方が展望が良いらしいので行ってみた。が、残念ながら浅間山にはガスがかかっていた。 007.gif




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北側には浅間隠山の全貌が見える。 072.gif

小天狗と浅間隠山の間に位置する二度上峠からも、氷妻山経由で鼻曲山を往復するトレイルがある。

また、小天狗から軽井沢町の長日向(白糸有料道路のバス停)に通じる “乙女コース” というトレイルもあるので、公共機関を利用の場合は長日向へ降り、タクシーで軽井沢駅へ行くのも一案だ。 034.gif




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小天狗の山頂には、はっきりしない展望とは裏腹に、雨に濡れたネコヤナギがやけに生き生きとしていた。 056.gif




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下山は、往路のトレイルを登山口まで戻り、金湯館で温泉に浸かって帰ろう。

登山口から西に10分ほど行けば、霧積渓谷の中にひっそりと建つ金湯館に着く。40度というややぬるめの源泉掛け流し湯だ。(入浴料:¥800には入浴後のお茶サービスが含まれる)065.gif 063.gif

なお、着替えなどのお風呂セットは、入山時に金湯館に立ち寄り預けることもできるので、軽量でハイキングが楽しめる。 049.gif

ちなみにこの霧積温泉は、西條八十の “帽子” という詩の舞台で、この詩をモチーフにした森村誠一の小説 “人間の証明” の舞台でもあることで有名だ。





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この霧積温泉周辺の渓谷には、冬に凍結する滝が数箇所あり、昔よくアイスクライミングの練習に通ったところでもある。

今回は、昔とはまったく違う目的で訪れ、懐かしい場所での新緑ハイキングを楽しんだ。 001.gif


私のこのトレイルへの評価: 4★ 中級者向け

行程距離: 約9km(霧積館パーキング‐登山口‐十六曲峠‐鼻曲峠‐大天狗・小天狗‐鼻曲峠‐十六曲峠‐登山口‐金湯館‐霧積館パーキング)

標高差: 約800m

実動時間: 約7時間 (休憩、1時間の入浴込み)

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by dream8sue | 2015-05-04 01:36 | 上信越高原 国立公園 | Trackback | Comments(0)