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南牧村 碧岩西稜で藪岩クライミング     Rock Climbing on Midoriiwa West Ridge in Nanmoku,Gunma

Sunday, June 28 2015
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群馬県の西には低山ながら多くの岩峰がある。5月にハイキングした西上州の碧岩(南稜)もその一つだ。梅雨の晴れ間をついてこの碧岩のバリエーションルート、西稜を登ってきた。 071.gif




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写真は、碧岩の東にある大岩(1,133m)側から撮った碧岩だ。写真の左のラインが一般ルート(と言っても上級者向け)の南稜だ。右のラインは北稜または北東稜になる。残念ながら西稜はこの写真ではピークの裏側なので見えない。 046.gif 002.gif




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アクセスと、アプローチに関しては、5月の “南牧村 碧岩・大岩は天使のランディングスポット Midoriiwa & Ōiwa in Nanmoku,Gunma” を参照してほしい。

アプローチの三段の滝(南牧村3大名瀑の一つ)へは、居合沢に沿ってトレイルが作られている。

梅雨時の居合沢は5月の時よりも増水していてトレイル・コンディションは悪い。徒渉では靴を濡らさないように徒渉ポイントを探した。 009.gif 025.gif

三段の滝をはじめ、沢の中の小滝は、迫力ある流れが見られ白い水しぶきが一段と美しかった。 049.gif 072.gif 057.gif




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ひと月前に登山口に咲いていたヘビイチゴの白い花は、今は赤い実をつけていた。一ヶ月の間に、沢に咲いている植物も入れ替わっている。 056.gif

ギンレイカという美しい名前の花(写真左)。新田次郎の小説(銀嶺の人)のほうでは無いよ。花を銀の鈴に見立てて銀鈴花だよ。 037.gif

キオンによく似た黄色い花はサワギクのようだ。ウワバミソウだけが春と変わらない様子で、そのみずみずしい緑の葉を広げていた。 056.gif
 



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三段の滝の高巻きは相変わらず悪い。いや、連日の雨で濡れている分、5月よりも悪く感じられる。 008.gif




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三段の滝を落口まで登りきると、左手に派生している尾根がある。これが西稜の末端だ。ここから取り付いても良いだろうが、通常は沢を少し登った右岸(川下に向かって右)のルンゼをつめる。




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右岸のルンゼの取り付きには小さなケルンがあるが、崩れかけているケルンはよほど気をつけていないと見落としてしまう。ルンゼといっても顕著ではなく、尾根が少し窪んだ感じで分かりずらい。 039.gif

そこで赤布を2つ新たに付けておいたので、登られるクライマーは目印にしてね。 034.gif 登山口からこの取り付きまで約1時間くらいだろう。 059.gif

このルンゼは、登ってみると確かにルンゼ状で梅雨時の今は、落葉の下に水の流れるグズグズの悪いルンゼだ。 008.gif




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ルンゼを50mほど登ると、左に小さいリッジがあり、そのさらに左奥に岩の要塞のような壁が見えてくる。 005.gif




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この要塞の左側壁に西稜のコルが見える。ここでアンザイレンして、15mほどの下部岩壁(脆そうな草付きフェースから顕著な凹角)を登り西稜のリッジに出る。 071.gif




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2ピッチ目は、リッジに沿って20mほど登る。 071.gif




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周辺の壁にはコメツツジの木がたくさん生えている。まだ白い小さな花をつけている木もある。 056.gif




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3ピッチ目は、右に回りこみブッシュの凹角を登る。 071.gif 042.gif

30mほど登ると傾斜の落ちたリッジにつく。振り返って下を見れば西稜の末端壁が見える。




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そして、目の高さには碧岩の西に位置するタカノス岩が見えてくる。 072.gif




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北側には立岩が、すっかり緑の衣をまとい岩肌を隠している。 072.gif




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すぐ近くの眼下に見える岩場は何だろう?チョキ、オモツ、雨乞岩あたりかな? 039.gif

3ピッチを登りきった辺りから傾斜が緩くなるのでコンテでも良いかとも思ったが、所々で岩登りが出てくるので、もう2ピッチほど確保システムで登った。その後、コンテで500mほど登る。正直な話し、30分くらいブッシュの尾根歩きなのでロープが藪に引っかかったりして面倒なので一旦アンザイレンを解いても良いと思った。 042.gif 008.gif




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クライミングしながらも、こんな綺麗な花が目に入ってきた。
ほとんど土など無い岩壁に根を張りひっそりと咲いていた。
一見スミレかと思ったが、良く見ると蘭の花のようだ・・ 056.gif

後で調べたら、何と山野草愛好家に人気のウチョウランの原種ではないか! 005.gif
盗掘により絶滅危惧種になっているウチョウランは文字通りの高嶺の花。
そんな希少な花と知っていたなら、こんなピンボケ写真ではなく、もっとちゃんと写真におさめておいたのに! 017.gif





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梅雨の晴れ間ということだが、風はあるが夏のように暑い。 042.gif 058.gif

藪尾根歩きにうんざりしてきた頃、左手に碧岩の北西壁が見えてきた。 005.gif 004.gif 左のスカイラインが北稜だが結構な傾斜だ。機会があったら登って見たいな~ 072.gif




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さて、ここからいよいよ松本伊代・・上部岩壁が始まる!。

1,2ピッチは易しいブッシュ交じりのリッジを登る。




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3ピッチ目はクラックがはしる垂壁から左上して松の木のあるテラスへ。

Sueの腰にぶら下がっているのは、トライカムという、三角形のナッツ(ナチュラルギアの一種)。カムには対応できない凍りついたクラックや泥などで汚れたクラックにも効果があるとして愛用者は意外に多いらしい。

私はカム(SLCD=spring-loaded camming device)世代?なのでナッツやロックスのセットはあまり得意ではない。もちろんヨセミテのBig Wallではそれなりに使っていたけど、トライカムをセットした経験は一度も無い。プロテクション類の適切なセットには習熟が必要だね。もう無理!




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ようやく岩登りらしいピッチになってくる。 060.gif 072.gif




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4ピッチ目の岩場には残地ハーケンが2本あった。テラスから左の高度感のあるすっきりしたリッジ(Ⅲ級+)に登ってから、やや右上する。 071.gif 072.gif




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リッジをよじ登れば、そこはトンガリ岩のある広いテラスだ。 060.gif




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振り返ればタカノス岩がもうあんな下に見える。

西上州の山々をバックに高度感のあるリッジを登るのは実に気持ちが良い。 060.gif 049.gif

実質的な登攀はこのピッチで終わりであるが、山頂までさらに2ピッチほどアンザイレンのまま伸ばす。




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取り付きからほとんど休まず約3時間30分ほどのクライミングだった。 042.gif 066.gif

5月に来たときは、碧岩山頂にはアブラツツジのイヤリングのような可愛い花が満開であったが、今は花はなく葉が大きく成長していた。




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ピークからは一般道の南稜を降るが、碧岩の基部までは怪しいフィックスロープを頼りにクライミングダウンする危険なトレイルなので油断はならない。 034.gif

私たちはこの後、碧岩の東に位置する大岩のピークハントをしてから、ハイキングトレイルを降った。この間のトレイル状況は、5月のレポートを読んでね。 034.gif 040.gif





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久しぶりにザックを背負ったクライミング(いわゆる本チャン)で肩がこった。 003.gif
それに低山の宿命で藪岩の藪こぎクライミングと、暑さで思った以上に疲れた。 002.gif
もう西上州は秋までお休みだ。藪が濃くなる前にぎりぎり滑り込みで何とか登れた藪岩クライミングだった。 049.gif

私のこのルートへの評価: 3★

行程距離: 約7km(碧岩登山口‐三段の滝‐西稜‐碧岩‐大岩‐三段の滝‐碧岩登山口)

標高差: 約650m

実動時間: 約8時間 (休憩込み)/ 西稜クライミング:3時間30分

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by dream8sue | 2015-06-28 20:53 | Rock Climbing | Trackback | Comments(6)

前橋市 赤城山 霧の長七郎山と幻想的なオトギの森      Choshichirosan in Mount Akagi

Saturday, June 20, 2015
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梅雨の晴れ間、朝起きたら朝陽が差している。 058.gif こんな時に家に近い場所に名峰があるのは有難い。

前橋駅前から赤城山直通バスに乗り込む。 070.gif

市街地では陽が差していたが、赤城山に近づくにつれ山はまだ厚い霧に包まれていた。

バスに揺られること約1時間あまりで標高約1400mの赤城山の大沼湖畔に着く。

赤城山は、カルデラ湖の大沼を取り囲む外輪山として黒檜山、駒ヶ岳、地蔵岳や、小沼の東にある小地蔵岳や長七郎山、少し離れて位置する鈴ヶ岳、荒山、鍋割山などの総称である。

当初は、長七郎山と地蔵岳を登るつもりだったが、霧で山頂からの景色が期待できないと見こし小地蔵岳と長七郎山のみとすることにした。




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前橋方面からのアクセス : JR両毛線の前橋駅から路線バスで富士見温泉行きに乗り、赤城ビジターセンター行きに乗り換える。週末は赤城山直通バスもあるので、それらをうまく利用しよう。(4/1~10/31土日祝運行)

マイカー利用の場合は、国道17号線で渋川方面に向かい、市街の “住吉町交番前” の交差点を右折、その先3つ目の交差点で県道4号線を左折する。

県道4号線は通称 “赤城県道” と言われる道なのでこの道をひたすら赤城山に向かって走れば観光案内所のある白樺牧場を経由し、大沼の湖畔に至る。




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バスを “覚満淵(かくまんぶち)入口” バス停で下車する。

長七郎山の登山口である鳥居峠までは覚満淵の東側(周回路なので西側まわりでもOK)から鳥居峠への分岐を目指す。

獣避けネットをくぐってミズナラの森を抜ければ、覚満淵周遊路に合流する。




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覚満淵は周囲約800mの小さな湿原で、ミズゴケやツルコケモモの群落などがあり、 “小さな尾瀬” とも称される貴重な高層湿原である。

道標に従い、左回りで鳥居峠方面(南東)に進むと、トレイル脇にはまだツツジの花が残っていた。が、さすがにもう盛りは過ぎている。 044.gif




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この時期の湿原にはツツジに変わり、クサタチバナ(写真上)をはじめ様々な草花が咲き乱れていた。




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覚満淵をほぼ半周すると、右側に覚満淵の湖面が見えてくる。 




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バックにはアンテナが林立する地蔵岳が、霧の中から姿を見せている。 072.gif




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半周地点の道標により、左に曲がり樹林帯に入る。

霧が漂う森に木漏れ陽が射し、何とも Fantastic な光景を創り出していた。素敵~ 043.gif




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右手に覚満淵を見ながら、ミズナラやシラカバの雑木林の中を行けば、やがて鳥居峠までは緩やかな登りとなる。




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今年も会えた、ミヤマカラマツの花。 056.gif

名の由来は、花の形がカラマツの葉を思わせるかららしいが、私はこの花を見ると、線香花火を連想する。好きな花のひとつだ。




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トレイルが車道に飛び出た所が鳥居峠で、車道の終点でもあり、レストランが1軒ある。 063.gif

鳥居峠からは、晴れていれば、東側に関東平野が一望でき、展望板によれば鳴神山、太田金山、筑波山などが見えるはず。

西側には覚満淵が見下ろせるはず、なのだが・・・この日は、すべてが深い霧に包まれていた。 007.gif




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レストラン脇のベンチで休んでいると、 “御神水” の案内板が目に留まったので、行ってみることにする。

レストランの裏手の階段路を300mほど降りる。

鉄のレールは御神水をくみ上げるトロッコレールのようだが、現在は使われていないようだ。




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長~い、階段を降りきると、大岩の下からゴーゴーと湧き出る御神水に着く。 赤いトタン屋根の水汲み場まで作られている。




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辺りは深い森の中に沢が流れていて、夏でも涼しそうな場所である。




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水辺には、こんな1cmにも満たない小さな白い花をつけた山野草がたくさん咲いていた。 056.gif オククルマムグラかな? 039.gif




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さて、御神水で道草をくったので、そろそろ長七郎山登山口である鳥居峠に戻ろう。 070.gif

下りで利用した石の階段を登り返すのは面白くないので、山腹を西にトラバースする巻き路で戻ることにしよう。

途中、苔むした火山岩の斜面をトラバースする。太古の山の歴史を感じる部分である。

小尾根に出て尾根を右に行き、林道に合流する。




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林道にはニシキウツギ(写真上)の木や、クサタチバナ、キンポウゲ、ギンリョウソウなどが目を楽しませてくれる。 056.gif 056.gif

林道を0.5kmほど東に戻れば、鳥居峠のレストランの横にでる。




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鳥居峠の西端の階段が長七郎山への登山口である。

クマザサの生茂る静かな樹林の中を、緩やかに登って行く。

ここから小沼分岐までは、関東ふれあいの道なので、よく整備された歩き易いトレイルだ。 070.gif




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キャー! なんじゃこれは? 005.gif

きのこの一種だと思うけど・・・

そういえば、昨年も毒々しい色をしたきのこをみせてもらったことがあるが、あのキノコは食用とのことだった。が、これは・・・?

→ “前橋市富士見町  赤城山のカルデラ湖とツツジの牧場 Mount Akagi in Maebashi-Fujimimachi, Gunma




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トレイルは小地蔵岳の山腹を大きく西に巻いて進む。 070.gif




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最後は木製階段を登り、鳥居峠から約0.8km程で小沼と長七郎山との分岐に着く。

長七郎山へは、分岐を左に曲がり、小沼を右側に見ながら、しばらく林道を行く。




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小沼は爆裂火口に水がたまった、小さな円形の火山湖である。

この日、小沼が見れたのはこの時だけだった。




f0308721_1301790.jpgすぐに林道はスイッチバックの登りとなり、周囲が開けると、程なく小地蔵岳への分岐に着く。




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分岐から小地蔵岳(1,574m )へは、たったの5分なので、ついでに寄っていこう。

小地蔵岳のピークは、広い平野状のピークだ。 066.gif




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分岐に戻り、長七郎山へのトレイルをたどる。たいした登りもなく、長七郎山(ちょうしちろうさん、1,579 m)に着く。 066.gif

スタートから、御神水への寄り道も含め約3時間で着くことができた。 059.gif


広場のような山頂には、大石が積まれ、片隅に三等三角点がある。


山頂からは、かろうじて地蔵岳が霧の切れ間に姿を見せるだけで、他の山々(晴れていれば榛名山、西上州、浅間山、上越国境、奥日光の山々が見えるらしい)は見えなかった。 007.gif




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山頂でゆっくりランチを食べながら、ふと見ると、ネバリノギランが咲いていた。 056.gif

花期は4-7月と意外と長いんだね~、知らなかった!

こいつ、軸もネバネバと粘るけど、開花時期も “ねばる” ね~。 041.gif




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下山は、ピークから西側のザレ場を降る。

ザレ場の終わりに “小沼方面へ” の道標があり右側にはっきりしたトレイルがある。

やや急な下り坂をスリップに注意しながら降れば、広い林道に出る。

ここで右に行けば小沼であるが、道標の“オトギの森”という名に、どんな所なのか興味が沸いた。

バスの時間にも余裕があるので、オトギの森探検に行くことにした。 070.gif




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よく整備された広いトレイルを東に約1kmほど緩やかに下って行く。




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トレイルは、茶ノ木畑峠への分岐で、大きく西に曲がる。

依然、路巾は広いが、連日の雨でややぬかるんでいる。 008.gif




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この辺りの樹木は、ミズナラとシラカバなどの雑木林で、木立が実に美しい。 072.gif




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そろそろオトギの森かな? あれ?霧が濃くなってきた。 039.gif 008.gif




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あれ?あれ?霧がどんどん濃くなってきた!  008.gif

木の枝ぶりが黒く浮き上がって、まさにオトギの国の魔女が住む森のようだ。 025.gif




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OMG! 005.gif Visibility less than 3 Statute Mile by Fog ! 視程が霧のため3マイル以下です。 008.gif

遭難してもこの視程では、ヘリコプターは飛べません! 046.gif




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やっと着いたオトギの森は、古木の切り株ひとつとっても、なんだかホラー映画を思わせる。 005.gif

幻想的ではあるが、1人ハイキングでは、ちと怖いかも・・ 008.gif


オトギの森からは、左の谷(粕川源流)の崩壊地を見ながら北に0.5kmほどの登り坂をこなせば、長七郎山への分岐に戻る。




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分岐を左に0.2km行き、小沼の南に着く。左右どちらからでも車道に出られるが、私は右周りで、小沼の東岸を半周する。

小沼もすっかり霧に包まれてしまった。 005.gif 007.gif




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小沼が見えないのは残念であるが、左に小沼の気配を感じながら、ゆっくりと湖畔の植物を観察しながら歩く。 056.gif 071.gif




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やがて古沼の北側の砂地に出る。 

霧の中でもキンポウゲのイエローだけが、その存在をアピールするかのようにすごく目立っていた。 056.gif




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小沼を20分ほどで半周すると、北側の広場に着く。道路を挟んでパーキングやトイレがある。

左に行けば、地蔵岳への登山口の八丁峠であるが、地蔵岳はお天気の良い日にトライしよう。 045.gif

ビジターセンターバス停までは、車道を30分ほど降れば着く。 070.gif




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期待したほど、お天気が良くなく、霧の中のハイキングとなった。

でも、霧が織り成す自然のイリュージョンがたくさん見られた。 043.gif

こんなハイキングもたまにはいいね。 049.gif


私のこのトレイルへの評価: 4★ 初級者~中級者向け

行程距離: 約9km(覚満淵入口バス停‐鳥居峠‐御神水周回‐鳥居峠‐小沼分岐‐小地蔵岳‐長七郎山‐オトギの森周回‐小沼 - ビジターセンターバス停)

標高差: 約250m

実動時間: 約5時間 (休憩込み)

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by dream8sue | 2015-06-20 01:43 | 群馬県エリア | Trackback | Comments(2)

日光 火山湖に彩られる日光白根山    Mount Nikkō-Shirane in Nikkō National Park

Sunday, June 7, 2015
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6月の上旬、下界ではそろそろ夏の気配が漂う時期であるが、日光国立公園のなかにある日光白根山は、まだ残雪と春の息吹の中だった。

日光白根山へのトレイルはいくつかあるが、私たちが歩いたルートは、日光白根山の北側にある菅沼登山口から入山し、弥陀ヶ池と五色沼の池めぐりをしながら山頂に向かう。下山は “日光白根山ロープウェイ” を利用する楽ちんコースだ。 060.gif





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アクセス: 群馬県側から菅沼登山口までは、マイカーでのアクセスが一般的だ。沼田駅から、尾瀬方面行きのバスに乗り、鎌田営業所(バス停)からタクシーを使うことも可能である。アクセスルートは国道120号をひたすら金精峠方面に走れば、左手に丸沼、菅沼が見えてくる。沼田駅から52km、1時間30分~2時間くらいだろう。 059.gif

本コースは入下山が異なる登山口のため、2台の車で行き、あらかじめ1台を下山口にデポしなければならない。私たちは菅沼登山口より10kmほど手前にある日光白根山ロープウェイのパーキングに車を止め、ロープウェイ往復で登る別パーティーのメンバーにカーシャトルしてもらった。

登山口の菅沼周辺は、キャンプ場などもあり夏には家族づれなどで賑わうところだ。菅沼登山口には、登山者用の有料駐車場がある。




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菅沼登山口からゲートを越えて、真っ直ぐ伸びる広い路を南に向かって進む。 070.gif

つまり、トレイルは北斜面にあるため6月はまで残雪がある。

案内板のある原には霜が降り、トレイルにも霜柱が立っていた。寒い! でも、綺麗~ 043.gif 072.gif

思わぬ季節のタイムラグに感動してテンションも上かる。 060.gif 061.gif




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原を右に行くと、樹林帯の登りがはじまる。ここからは展望のない樹林帯を歩く。




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麓からしばらくはダケカンバの美しい林が続く。

こんな大岩にたくさんの棒が立てかけられていた。いつからこんな習慣?ができたのか?アメリカ帰りの私には、こんな些細なことも軽いカルチャーショックならぬ、ハイキングショックだ。昔はなかったぞ。 039.gif 003.gif




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いよいよ残雪が現れ、長くきつい登りとなる。

所々、日当たりのよい場所ではカニコロッケ?じゃなくて、カニコウモリが大きく葉を広げていた。




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登山口から約2時間、残雪の急登に嫌気がさすころ、ようやく展望が開けてくる。




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展望が開けた後には、山上湖の弥陀ヶ池に着き、奥にはドーム形の日光白根山が鎮座している。




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弥陀ヶ池は静かでとても落ち着く場所で、ついつい休憩が長くなってしまう。

日光白根山のすそ野の芽吹きと湖畔の反射が実に美しい。 072.gif 072.gif 072.gif




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湖畔の右の(座禅山)山腹にはミネサクラの開花が見られる。




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弥陀ヶ池周辺はシラネアオイの群生で知られているが、近年では鹿に食べられてしまって見る事が難しくなっているようだ。




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日光白根山の姿を水に映す弥陀ヶ池脇の木道を進み、山麓を左に巻いて五色沼に向かう。 070.gif




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弥陀ヶ池から五色沼への1km弱のトレイルにもミネザクラの群落があり、今まさに開花の時を迎えていた。 056.gif




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ミネザクラはタカネザクラという品種で、涼しい場所を好み山に生えることが多い。

下界で見る桜より花期も遅く5月以降に咲きだす。 056.gif 056.gif 056.gif




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ミネザクラの丘から五色沼へは10分ほど樹林帯の急な坂道を降る。

降りきればそこにはエメラルドグリーンの五色沼が輝いている。 072.gif




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新緑が湖面に映し出されて、本当に綺麗だ。 072.gif




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何時間でもそこにたたずんでいたい。一晩ツエルトをかぶって星空を見ながら眠りたい。

自然の美しさの前に自分もその自然の一部に溶け込みたい、そんな気持ちになるのは私だけ?  003.gif




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背後には日光白根山が五色沼を見守るようにそびえている。 072.gif




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時間があれば湖畔をもっと歩いてみたいところだが、五色沼湖畔を200mほど歩き、南の沢沿いのトレイルから避難小屋に向かう。 070.gif




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沢沿いのトレイルには残雪が多く、夏道が消えているので多少のルートファインディングが必要だ。

ガスっている日などはルートを見失わないように気をつけよう。 034.gif




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キャー!雪解けの地面から、つ、つ、角が出てる。地底に恐竜でも埋まっているのか! 005.gif 037.gif




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残雪が終ると、辺りが明るくなりミネザクラの咲く避難小屋に着く。




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ここでサクラ見物をしながらひと休みして行こう。 063.gif

ミネザクラとダケカンバの二重奏のような場所だ。

まるで春にタイムスリップしたかのような、なんて幸福な場所なのだろう。 043.gif




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ミネザクラの下には、菜の花によく似たヤマガラシの花も蕾をつけていた。 072.gif

この花は、菜の花同様、若芽はおひたしにして食べることができるが、本種は自然保護区に生えていることが多いので採取できる機会は少ないようだ。

う~ん、確かに美味しそう。 041.gif




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避難小屋からは、左(東)に前白根山(2,373m)へのトレイルを分け、明るい平野から日光白根山の南東斜面を登る。


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平野から尾根に取り付く辺りは、ダケカンバ?の林が広がり、根本にはたくさんのバイケイソウと思われる大葉の植物が群生していた。




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やがて陽にさらされた砂礫の急斜面がはじまる。 070.gif




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低木のミネザクラを見ながら急斜面を登ると、眼下に避難小屋の東側の山波が見えてくる。

外山、前白根山、五色山などの外輪山と、ふもとに生えるダケカンバの林が美しい。




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足元の黄色い小さな花に励まされながら、山頂までのきついスイッチバックのトレイルを登る。 042.gif

振り返ると、南東の尾根の向こうに中禅寺湖が驚くほど大きく見える。残念ながら男体山はガスの中だった! 002.gif




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東方向には先ほど通ってきた五色沼が青く眼下に広がる。 072.gif




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山頂部の広い火口原に出れば、もう山頂は近い。

山頂部は凹凸が激しく、ピークへは一旦下り、ハイカーで賑わう岩だらけのトレイルを登り返す。 042.gif




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登山口から、避難小屋での大休憩も含めて5時間30分、やっと日光白根山(2,578m)山頂に着いた! 066.gif 山頂は360度の展望だ。072.gif




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北方向には燧ヶ岳をはじめ尾瀬周辺の山々が一望できる。




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ズームで燧ヶ岳を見れば、柴安嵓(しばやすぐら)と俎嵓(まないたぐら)の双耳峰が見てとれる。

それに、山頂への最短ルートであるナデッ窪ルートの残雪がはっきりとわかる。

そういえば、昨年の7月にナデッ窪ルートを登ったが、上部ルンゼには依然として雪が残っていたな~。 039.gif




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北西の遠方には上越の山々が白い山肌を見せている。




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東方向には五色沼を挟み、金精山方面への稜線が続いている。




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Wow! ザックからこんな可愛いワンちゃんが寝ぬそうな顔をだしている。 005.gif 043.gif

おにいさ~ん、これは反則ですよ~。

こんな可愛い子が一緒なら、私はもうメロメロですよ~。またこの子に会いたいワン! 016.gif




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名残惜しいワンちゃんと、名残惜しい景色に別れを告げて下山にかかろう。

山頂部の火口原に戻り、小さな奥白根神社がある南峰を通り、南へ続くトレイルに進む。

西方向には存在感のある上州武尊山が、その雄大な尾根の翼を広げている。 072.gif

余談だが、1ヵ月後に、私はこの上州武尊山で死にそうなくらい辛いめにあった! 008.gif




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富士山の砂走りを思わせる、砂礫の斜面を駆け下る。




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砂礫帯が終ると、立ち枯れの白い樹木が印象的な尾根の一角に至る。




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ここから、トレイルは北西に向かって白根山の山腹を大きく巻いて行く。

眼下には、ゴールとなる日光白根山ロープウェイの山頂駅が、大自然の森の中に不自然な人工都市のごとくぽっかりと浮かんでいる。




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山頂駅を目指し、大きなボルダーの基部を巻き、雪で根元が曲がったダケカンバの森を抜ける。




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途中、広い沢をトラバースする辺りは “地獄ナギ” と言われる場所で、山側には切り立った岩壁が見える。

周辺はたくさんの高山植物が生茂り、名前とは裏腹のラブリーなトレイルの一部である。 072.gif




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自然林から、やがて針葉樹林の森に変わると、雪がたくさん残る傾斜のきついトレイルとなるので、足を滑らせないように慎重に降る。 008.gif

山頂から約1時間ほど下った辺りで、 “七色平” への分岐に着く。

下山路からは外れるが、0.2kmほどなので寄ってみることにした。 071.gif




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樹林帯の中の残雪のトレイルを北に行くと、樹林が開けた平地に避難小屋は現れる。




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避難小屋のすぐ横が七色平だ。

ここは鹿の食圧で被害を受けた高層湿原植物の自然回復のために電気柵が設置されている。

本当かどうか、さわってみようかな? 039.gif

ちょっとシビレてみたい気分だけど・・やっぱ止めよう。 037.gif

以前、決死の思いで電気柵をさわったが、痛くもかゆくもなかったことがある。おバカな私。→ “隠れ家のようなユニークな滝  Black Star Canyon Falls in Santa Ana Mountains




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七色平の分岐に戻り、山頂駅へのトレイルを進む。

まだまだ残雪の多いトレイルを行くと、右の岩の上に小さな石仏が現れる。

石仏を過ぎると雪が消えて歩きやすくなる。 070.gif




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緩やかな樹林帯を行くと、右手に “不動岩” という岩壁がある。

その前を通り過ぎた先で自然散策路の路と合流し、急に路巾が広くなる。




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あとは、自然散策路を15分も歩けばシラネアオイが植栽されている日光白根山ロープウェイ山頂駅に着く。駅の東側の山腹には驚くほど多くのシラネアオイが栽培されている。とっても綺麗だけど山でひっそり咲くイメージとは程遠い。山頂駅の前の植物庭園には白いシラネアオイもあった。 056.gif




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駅前からみる白根山は、何だか妙高山に似ている。

確か妙高山も見る角度によってはピークが3つに見えたよね?




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駅前には足湯もあるので、ハイキングで疲れた足を癒してから山を下りてもいいね。

ロープウェイの下りの最終は16:30なので時間に余裕をもって下山したい。

日光白根山ロープウェイは、標高差600mを15分の乗車で、私たちを麓まで運んでくれる。

降下中に右手には、菅沼(すげぬま)と丸沼(まるぬま)が見える。

ちなみに、菅沼は清水沼、弁天沼、北岐沼のくびれた3湖の総称だ。全国有数の透明度を誇り、北岐沼が最も深く約63mで、藍色の美しい水をたたえている。




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今回のルートは、北側の菅沼から入山し、白根山の基部を東側から巻いて、南側にある避難小屋へ行き、そこから南東斜面の尾根を登り山頂にいたる。下山は山頂から南西に向かい、北西に位置するケーブルカー乗り場まで降りるという、ほぼ4分の3周コースだ。しっかり概念を頭にいれて歩かないと自分の向かっている方向が分からなくなる。 039.gif

訪れる価値のある美しい2つの火山湖を巡り、山頂からの360度の展望を楽しめる文句のないルートだ。
下山も比較的ゆるやかな下り坂でケーブルカー乗り場まで降りれるので膝の弱いハイカーには有難い。
シラネアオイで有名な山だが、6月に見るミネザクラは思わぬ感動を私にくれた。 049.gif
日本の国立公園も、なかなか良いなと感じたトレイルだ。
久しぶりに、また行きたいと思える山に出会えてハッピーな1日だった。

私のこのトレイルへの評価: 5★ 中級者向け
行程距離: 約10km(菅沼登山口‐弥陀ヶ池‐五色沼‐避難小屋‐日光白根山‐七色平‐ロープウェイ山頂駅)
標高差: 約850m
実動時間: 約7.5時間 (休憩込み、ロープウェイ待ち時間、乗車時間は入っていない)

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by dream8sue | 2015-06-07 15:45 | 日光 国立公園 | Trackback | Comments(0)

奥秩父 シャクナゲ咲く瑞牆山     Mount Mizugaki in Chichibu-Tama-Kai National Park

Saturday, June 6, 2015
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瑞牆山といえば花崗岩の山というイメージだ。この花崗岩というのがクライマーにはすごく人気がある。 049.gif

瑞牆山へ不動沢(釜瀬川支流)側から登るトレイルがあるが、この不動沢というエリアは私が始めてワイドクラック(岩場の形状のひとつ)の練習に訪れた場所だ。

また、クライマーなら誰でも知っている十一面岩正面壁に “ベルジュエール” という美しいマルチルートがある。ここは昔、私が何度も通った壁である。だから瑞牆山といえば花崗岩だったのだ。

しかし、今回ハイキングで瑞垣山を訪れて、見事なシャクナゲの群落に感動した。 016.gif

トレイルは、金峰山へ登るルートの途中、富士見平から往復する最もポビュラーなルートからだ。 070.gif




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アクセス : 群馬からは長野県佐久市経由で国道141号線から県道68に進み川上村に入る。村の中心街で信州峠を越える道(県道106)で県境を越え山梨県に入る。県道が610号に変わり峠道を下っていくと黒森鉱泉への道を右に見送り、少し行った三差路を左折する。5kmほど走れば登山口である瑞牆山荘に着く。

この5kmの間に、2箇所ほど左側から道が合流しているが、それらの道は“みずがき山自然公園”へ行くものである。

パーキングは瑞牆山荘の北に50mほど行った車止めの前に100台くらい止められる大駐車場がある。




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瑞牆山荘の前から富士見平に向かう美しい森の中のトレイルを進む。 070.gif

倒木が目立つ林床には、落葉の中からギンリョウソウが顔をのぞかせていた。 056.gif




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緩やかに傾斜を増すトレイルを、マムシグサの群生を見ながら北東に進む。 070.gif




f0308721_1552557.jpg登山口から20分も歩くと、富士見平へ続く林道を横切る。  

ここから段々と傾斜が強くなってくる。 042.gif




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やがて辺りには大きなボルダーが点在するようになる。  左に石宮のある路を分けて、さらにきつい登るが続く。 042.gif




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滑りやすい急登をこなすと、1722mの尾根に着く。  042.gif

ここにはベンチもあるので、西面の美しいカラマツ林を見ながらひと休みしていこう。 063.gif




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尾根からは東に進めば、水場を経由してキャンプ場のある富士見平小屋に着く。 042.gif

水場周辺から小屋に至るまでの山腹にはフキの葉に良く似たマルバダケブキの群生が多く見られる。 小屋の裏山にいたっては、栽培してるんですか?ってくらいに一面に群生していた。 005.gif




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登山口から約1時間で富士見平小屋に到着だ。 059.gif 042.gif

小屋とトイレの間から、金峰山へ続くとトレイルが始まっている。 金峰山もいつか機会があったら登ってみたい山だ。 045.gif

小屋周辺にはオレンジ色が鮮やかなレンゲツツジや、サラサドウダンが鐘形の花を咲かせていた。 サラサドウダンの花は、クリーム色の地に紅色の筋が入り、先端が少し紅色になって、とても美しい。 056.gif 072.gif

別名をフウリン(風鈴)ツツジともいうこの花を見ると、昨年の今頃に行った稲包山を思い出す。それは見事なドウダンツツジのトレイルだった。でも・・

ヒルさえいなければ天気の良い日にもう一度行きたい場所なのになぁ~ ドウダンツツジは紅葉も燃えるように美しいと聞くので、ヒルの活動が衰える晩秋にでもいこうかな。 039.gif

→ “中之条町 ドウダンツツジが咲き誇る稲包山  Inatutumiyama in Nakanojyo




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瑞牆山と金峰山を登るには、立地的に最適なこのキャンプ場には、すでにたくさんのハイカーがテントを立てていた。

こんな美しいところで、30年前に悲惨な殺人事件が起こったなんて信じられない。それまで “自然を愛する人に悪い人はいない” という根拠の無い定説 (私も心の隅で信じてました。) が全否定された事件だった。 007.gif

それにしても、理由の無い(同情の余地の無い)殺人を犯しても13年で社会復帰できる日本って平和な国なのかしら? 039.gif

あ、今の小屋のご主人はまったく関係ない方なので、気にならない方はどんどん利用してね。 058.gif




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さて、小屋でひと休みした後は、天鳥川に向かって山腹の水平路を北に行く。 070.gif




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川に降る手前で、木立の間から瑞牆山の岩峰群が見えてきた!  一気にテンションが上るね。 024.gif 072.gif




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小屋から30分ほどで、小川山方面にいくトレイルを右に分ける。 この分岐から左にヤナギ坂といわれる急な坂を下れば天鳥川の徒渉ポイントに着く。 042.gif




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川を渡りきった広場には、ぱっくり真ん中で割れている高さ10mはあろう桃太郎岩がある。

某電話会社のCMを連想するね。ぱっこ~ん、ってやつですね。 041.gif

ここからトレイルは、桃太郎岩の横の階段を登り、沢筋の急坂を登る。 071.gif

大岩といえば、カリフォルニアにもポテトチップ・ロックという、超人気の岩がある。それはそれはすごい人気で、その岩の上に立って写真を撮るだけなのにディズニーランドのアトラクション並みに行列になるんだよ。 → “南カリフォルニアで一番有名な石ころ  Mt Woodson (potato chip rock) and Lake Poway in Poway




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沢筋のトレイルをひと登りすれば、沢から離れてうす暗い樹林帯に入って行く。




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樹林帯が始まると、アズマシャクナゲの群落があちらこちらに現れる。 場所によってはまだツツジが咲いていて、両者のコラボレーションが美しい。 056.gif 072.gif 056.gif




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シャクナゲのひとつひとつの花をよく見ると、ツツジにとてもよく似ている。と思ったら、シャクナゲはツツジ科に属する花だそうだ。知らなかった!027.gif 045.gif




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岩や木の根にはコケがたくさん生えている。そういえば、瑞牆山には天然記念物のヒカリゴケが生植しているはずだが・・ これは?まさかね~? 039.gif 026.gif




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深い樹林帯の中の急登を行くと、古木が岩の上に斜めに生えた場所がある。 005.gif




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この辺りから石のごろごろしたトレイルになり、大きなボルダーを右に回りこむ。




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歩きずらい石だらけのトレイルを登っていくと、前方に大ヤスリ岩の岩塔が見えてくる。 

まさにタワーだね! 005.gif

この辺りから、上りと下りトレイルなのか?トレイルが判然としなくなる。 039.gif

右側から廻り込み、岩のトンネルをくぐる。 071.gif

傾斜も増して段々と手足を使って登るようになる。 042.gif




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大岩壁の右を迂回するように登ると、途中にはクサリ場が出てくる。




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岩壁の基部には、黄色のスミレが咲いていた。 ちょうど1週間前に行った尾瀬で黄色いスミレのオオバキスミレを見たので、同じ品種かと思いきや、こちらはキバナノコマノツメという、スミレのくせにスミレの名前がついていないスミレだった。 003.gif




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針葉樹林の中を登るにつれて、右側にも岩壁が迫ってくるようになる。




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樹林帯の中のスポット的に見通しのきく場所から振り返ると、タワーのように立ちはだかっていた大ヤスリ岩が目の高さに見える。 072.gif




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天鳥川の徒渉ポイントから約2時間弱、ひたすら登りつめ、尾根のコルのようなところに出る。 042.gif

ここで北側の不動沢からのトレイルと合流する。

この分岐から山頂までの500mがシャクナゲの群落ですごい! 005.gif 056.gif

アズマシャクナゲは、高山で多く見られるハクサンシャクナゲに比べ色が紅い。この辺りは標高が高く開花が遅いせいか、樹林帯に咲いていたものより鮮やかな色に感じる。 056.gif




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分岐から岩伝えにまわりこみ、山頂直下のシャクナゲのトンネルをくぐれば、そこは大展望の山頂だ。 066.gif




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瑞牆山(2,230m)の山頂は、斜めになった広い大岩で、 西側は深く切れ落ちている。




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北側には瑞牆山の特徴である花崗岩の岩峰が眼前に見え、その奥には長野県の平野が広がっている。 072.gif




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そして、何といっても西側にそびえる八ヶ岳の雄姿が・・雲に・・雲の中・・ 007.gif




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南側に、見上げれば首が痛くなるほどの摩天楼のようだった大ヤスリ岩を見下ろす。 072.gif




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東側に目をやれば、金峰山の雄姿がそびえている・・はすが・・見事に8合目から上が雲の中・・ 007.gif

それでも、山頂に咲くシャクナゲを見ながら楽しいランチをいただき、気分は上々だ。 063.gif 043.gif




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下山は同ルートを降りる。

シャクナゲばかりに気をとられてしまうが、地味だが可愛いヒロハツリバナが花をつけていた。この花は秋になると赤い殻が割れて、中から朱赤色の実が釣り下がり、妖精のイヤリングみたいだよ。 056.gif




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登りの時に気になった、石宮にも寄り道してみた。ルーフの巨岩がすごい! 005.gif




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最後の瑞牆山荘近くの自然林の中で、トレイルから少し外れてしまった。

トレイルの横を流れる沢?というか湿地帯のようなルンゼの近くを通った。そのルンゼにクリンソウが群生していた。

頑張った私に、最後に天使がくれたご褒美かな? 003.gif




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トレイル全体を通して、満開のシャクナゲと、巨石が散在している楽しいルートだ。 049.gif

健脚なハイカーなら1日で瑞牆山と金峰山を登ってしまうコースであるが、美しいシャクナゲの咲く時期に花を愛でながらゆっくり歩きたいルートだ。 056.gif 058.gif


私のこのトレイルへの評価: 5★ 中級者向け

行程距離: 約5.5km(瑞牆山荘‐富士見平小屋‐天鳥川‐瑞牆山 往復)

標高差: 約700m

実動時間: 約8時間 (休憩込み)

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by dream8sue | 2015-06-06 00:19 | 秩父多摩甲斐 国立公園 | Trackback | Comments(2)