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奥秩父 小川山で避暑クライミング     Rock Climbing in Ogawayama in Chichibu-Tama-Kai NP

August 23-24, 2015
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ハイカーにとって、小川山は瑞垣山や金峰山ほどは知られていない。が、クライマーの間ではフリークライミングのメッカとしてすこぶる有名な場所である。

正確には、小川山の山頂そのものはクライミングエリアが集中する廻り目平(キャンプ場)からは遥かに離れた主脈上にあるので、小川山の麓がクライミングエリアとして有名ということだ。

私が初めて小川山を訪れたのは、日本にフリークライミングの波が起きた1980年代だった。

そして、最も足しげく通ったのは2000年から2004年の間かな?その後はアメリカ移住もあり、ぱったりとクライミングは止めてしまった。今回は10年ぶりの小川山訪問だ。

目的はハイキング?クライミング?いや~避暑キャンピングかな? 003.gif




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アクセス:前橋、高崎方面からは長野県佐久市を経由し141号を南下。
海ノ口を過ぎ、カーブの多い急坂を登り切り、レストラン141の先のT字路を川上村方面に左折。
高原レタスの産地で有名な川上村に入り、役場方面を目指す。
道なりに走りスーパー・ナナーズより8キロほどの地点(看板に “廻り目平キャンプ場” とある)を右折する。
川端下の集落を経て廻り目平キャンプ場へ。入口はゲート式で駐車券を取り、帰りの際に敷地内に建っている金峰山荘で清算する。前橋から約3時間くらいだろう。

金峰山荘は宿泊も可能なのでキャンプの苦手な人は山荘に泊まることもできる。
宿泊、キャンプ、パーキング料金などは廻り目平キャンプ場のHPで確認してね。





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キャンプ場には広いパーキング(約100台可能)があり、南側には金峰山川西股沢が流れている。

そして対岸には、父岩、母岩、兄岩、弟岩などと命名された岩場が見える。懐かしい光景だな~・・ 045.gif

キャンプ場周辺には、その他にも北に屋根岩、金峰山川の上流にはガマスラブやマラ岩など多くの岩場がある。

また、廻り目平周辺には、2時間くらいで歩ける周遊トレイルもあるので、クライミングをしないハイカーや家族づれキャンパーでも十分楽しめる。金峰山川での渓流釣りも楽しいかも。

何より夏でも涼しいので、都会の熱帯夜から解放されてリラックスするには最適だ。 014.gif 060.gif




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キャンプ場に至までの車道や、パーキング、キャンプ場周辺にはマルバダケブキの群落がいたるところに見られる。今回改めて気づいたが、昔からこんなに咲いていたのかしら? 056.gif




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岩場へのアプローチ路にはこんな可愛らしいミヤマモジズリというラン科の花も見られる。 056.gif

モジズリとはネジバナの別名らしいが、このミヤマモジズリはネジバナほどらせん状には花を咲かせない。私はこの花を見るのは初めてだ。 051.gif 058.gif




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こちらもお初にお目にかかります、ハナイカリ(写真左)。船の碇の形をしたイカリソウに比べ花が小さい。色も薄黄緑と遠目には目立たないが、そのユニークな形は実に興味深い。

キャンプ場に近い場所にタカネママコナ(写真右)と思われる半寄生の1年草が咲いていた。環境省指定の危急種のようだ。




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お花だけでは無く、森にはたくさんのキノコもみられ、小川山は早くもキノコの森になっていた。

中にはこんなエイリアンのようなキノコも生えていた。キモイ! 005.gif 021.gif




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23日の午後にキャンプ場入りしたので、2時間くらいの短時間で遊べる岩場を探し、金峰山川西股沢の支流のひとつ八幡沢の左岸スラブに向かう。 070.gif

河原の近くにある “トムといっしょ 10a” というルートで偶然、昔のクライマー仲間である新井健二君に会う。彼は2005年に 甲斐駒ケ岳赤石沢Aフランケスーパー赤蜘蛛ルート を一緒に登ったパートナーだ。 051.gif

現在彼は、日本プロガイド協会所属の山岳ガイドで、この時も生徒に岩登りのレクチャーをしていた。当然と言えば当然であるが、岩を登る動きは華麗で、10aもまともに登れない私とは大違いだ。10年の時の流れを実感するな~ 026.gif

写真は “トムといっしょ” の核心部をトップロープ(TR)でトライするSue。 中間テラスより上のハング越えが難しい。左のカンテ状に左足で立ち、右に重心移動してレッジに立ちこみ、上のガバを取るまでが核心のムーブ。 042.gif




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24日は、クラック・クライミングの入門ルート、親指岩の “小川山レイバック 5.9” に向かう。 070.gif




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1980年代に初めて小川山に来た時も、この親指岩の “小川山レイバック” でフリークライミングの洗礼を受けた。

その時は、レイバックって言うからには、レイバックで登るのだろうと、必死にレイバック登りをしたが、今回は終始フットジャムとジャミングでこなす。もちろんTRで・・ 041.gif

写真はクラック・クライミングのスペシャリストH氏の華麗なリード。 058.gif




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“小川山レイバック” 1Pのビレーポイントから南側の眺め。 072.gif




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北側には、数多くの名ルートがある屋根岩が望める。左からⅤ峰、Ⅳ峰、エビの尻尾、Ⅲ峰、Ⅱ峰だ。そしてⅡ峰の南フェースには、小川山で一番美しいクラックと称される “蜘蛛の糸 11b” が見えている。




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“小川山レイバック” 2P目は、テラスからフェイスを左上し少し登れば親指岩のトップに着く。

青空をバックに、見事な足さばきで上部岩壁を左上して行くSizu嬢。 058.gif




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親指岩ピークからは、お殿様岩方面の岩場が眼前に見える。

ピークからの下降は、 “小川山レイバック” とは反対側( “クレイジージャム 10c” のライン)を降りれば1度のラッペルですむ。

“クレイジージャム” も人気ルートなので、トライ中のクライマーがいる場合はラッペルのタイミングに気をつけてね。 034.gif




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さて、午後は親指岩から北西に位置する仏岩へ向かう。この間もアプローチ路にはたくさんのキノコが見られる。 005.gif

サンゴ礁のようなキノコ、真っ赤な平茸、まるで木の切り株のような模様のキノコ、肉厚で美味しそうなキノコなど様々だ。植物観察ならぬキノコ観察も楽しい。 011.gif 060.gif




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仏岩へは、親指岩から “イムジン河 .11c/d” で有名なお殿様岩を経て、最高ルーフの岩場をさらに登った尾根上にある。

写真は小川山スーパークラシックの三ツ星ルート、 “イムジン河” のあるお殿様岩だ。一生触ることは無い私とは無縁の壁だ。 041.gif




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仏岩にはきれいなクラックが2本並んでいる。左が “ノーリターン 10c” で右のクラックが “バナナクラック 11d” の三ツ星ルートだ。

“バナナクラック” は論外なので、左の “ノーリターン” にTRでトライするSue。あえ無く撃沈しました。 007.gif 041.gif

下部のフレークは、リードで登るとプロテクションがとりにくく、突っ込んだら戻れないというのが、ルート名の由来らしい。怖ッ! 008.gif




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“ノーリターン” の下部のフレークをこなし、上部のオフセットフィンガーも見事にクリアするNao嬢。 004.gif




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仏岩のトップから下を覗き込んでみた。目がくらみそうな高さだ。 008.gif

ちなみに高さは25mなので、トップロープは50mロープでいっぱいだ。私たちは60mロープを使用した。




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仏岩のトップから見た景色。Wonderful! 072.gif




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小川山は、近年ではインドアクライミングの影響もありボルダーがとても人気である。

森のあちらこちらにボルダー(大石)が点在し、マットを敷き詰めて何度もトライするボルダラーの姿が多く見られる。時の流れを感じるな~  003.gif

久しぶりに腕がパンプした。数日後、腕はもちろんだが、胸筋も意外と凝っていることに気づく。クライミングって全身運動だね~ 066.gif



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by dream8sue | 2015-08-24 01:21 | Rock Climbing | Trackback | Comments(0)

上信越 谷川山系 東黒沢で大人の水遊び Stream Climbing in Higashikurosawa, Jōshin'etsu-kōgen NP

Thursday, August 20, 2015
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日本に帰国して2年目の夏、一年中、温暖な南カリフォルニアに住んでいた頃は、日本には四季があるから素晴らしい、なんてセンチメンタルなことを思っていたが、やはり夏と冬は無くていいかも。。041.gif

蒸し暑い日本の夏、少しでも涼しい遊びはないかと、谷川岳山系の東黒沢へ沢登りに行ってきた。 070.gif

通常、沢登りというと沢からピークを目指すものだが、今回はピークは目指さず沢の中で水と戯れ、沢の途中から同ルートを下降した。いわば、大人の水遊び山行だ。 057.gif 024.gif




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アクセス:東黒沢は白毛門の東を流れる沢なので、白毛門登山口より白毛門へのトレイルを少し入ったところから入渓する。

関越自動車道水上ICから国道291で水上温泉、湯檜曽温泉と走り、土合駅を過ぎて湯檜曽川に架かる橋(左に天神ロッジがある)の手前を右に入ったところが、白毛門登山口のパーキングである。

公共機関でのアクセスは、上越新幹線上毛高原駅、上越線水上駅いずれの駅からも、谷川岳ロープウェイ行きのバス(関越交通バス)を利用する。上越線土合駅からは徒歩10分くらいで白毛門登山口に着くが、水上駅と土合駅間の電車は極端に少なくなるので要注意だ。

パーキングは広くて、登山口からは谷川岳馬蹄形の一峰、武能岳が鋭いシェイプを見せている。 004.gif




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登山口から白毛門へのトレイルに入ると、すでに深山の雰囲気が漂い、さすが雪深い谷川山系の山らしい。リョウブの花も今が盛りの時を向かえている。




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トレイルの左を流れているのが東黒沢なので、登山口からすぐに入渓しても良いのだが、滝や釜(煮物に使うお釜じゃないよ。笑)などの面白いセクションは先なので、トレイルを15分くらい歩いてかた入渓したほうが効率が良い。 034.gif




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登山口から入渓ポイントまでの間に2本の小さな沢を横切る。

深い森にはシダ類もたくさん生え、トレイル脇には、夏から秋の山野草がたくさん咲いている。

黄金色のキンミズヒキや、可愛い半月形の花を咲かせるヌスビトハギ(写真上)が群生していた。 056.gif




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さて、トレイルと東黒沢が極めて接近したあたりの踏み跡から、いよいよ入渓! 071.gif

すぐに、右前方に衝立のような壁が見えてくる。

あの壁の下を左に蛇行して行けば “はなげの滝” という大きな滝に行き着く。




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登山口から30分足らずで、はなげの滝下部に到着!




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はなげの滝は、右岸(左側)の岩盤を登る。傾斜はそれほど急ではないが、高度感が半端ではないので慎重に登ろう。

沢登り初心者などがいる場合は、ロープをだして安全確保をしたほうが良いだろう。

この滝は右岸の樹林帯に巻き路があるので、巻くことも可能である。私たちも下山では巻き路を使って降りた。

ちなみに、沢登りでは右岸、左岸という表現をよく使う。右岸と言った場合は、川下に向かって右側のことである。上流に向かって登っている場合は右岸は左側になるので左右を勘違いしないようにね。 034.gif




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はなげの滝上部から下流を振り返れば、下部がもうあんな下に。一気に50mくらい高さをかせいだのではないだろうか。




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はなげの滝上部から、白毛門沢分岐までは快適な釜(淵、滝壷)やナメ滝が続く。

この日は埼玉県の高校山岳部の合同山行のようで、すごい数(80人くらい?)の高校生がいた。 005.gif

釜にダイブしたり、滑り台よろしくスライディングしたりしてとても楽しそうだ。 若いっていいな~! 012.gif 045.gif 049.gif




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そんな沢の側らには、喧騒とは関係なくオオバギボウシやシモツケソウ(写真上)が鮮やかなピンクの花を咲かせていた。 056.gif




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高校生たちの楽しいパフォーマンスを見て、こちらもテンションが上ってきた。 003.gif

この先、どんな障害物が現れるのかワクワク気分だ。

ボルダーの下をくぐり、水流通しにガンガン行こう! 070.gif




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登山口から1時間あまりで、白毛門沢出合に到着。 左の沢をつめれば白毛門のピークまで登れる。

私は過去2回ほど、白毛門沢から白毛門に登っているが、登山口から3~4時間でピークに達するので、サマーシーズンは尾根歩きするより、よほど快適にピークハントができる。 049.gif

また、白毛門沢は沢登りの入門ルートでもある易しい沢なので機会があればトライして欲しい。もちろん、経験豊かなリーダーと一緒にね。 034.gif




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さて、クガイソウが咲く白毛門沢出合で植物観察しながら小休憩したら、東黒沢の先を楽しもう。 070.gif

広く明るい沢には4m、続いて3mくらいの小滝が現れる。




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小滝は、水流の中のホールドやスタンスを利用して登る。




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開けた沢をしばらく行く。 070.gif




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やがてゴルジュの中に入ったかと思うと、すぐに右から10m程の支流が滝になって合流している。

本流も2段5mの豪快な流れの滝で迫力がある。 ここも右岸から容易に越えられる。




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2段5mの滝を越えると、沢床が赤茶けた色のゴルジュ帯になり、水も綺麗で沢歩きがとても楽しく感じられるポーションだ。 043.gif 072.gif




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ゴルジュを抜けると、右岸には美しい若いブナの森が広がり、小さな沢が流れ込んでいる。




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そして、ブナ林の足元にはモミジハグマ(写真左)という地味な花がつぼみをつけていた。お初にお目にかかりました。 056.gif

他にも定番のヨツバヒヨドリが、キク科の花らしく筒状花を集めてキクの花のように咲いていた。 056.gif




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そして河原の先には、10mの滝が現れる。 072.gif




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この滝も水しぶきを浴びながら滝のほぼ真ん中を登る。




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大きな釜の左岸をへつっていく。実に水が美しくて思わず泳ぎたくなる。 072.gif

実は私は泳げないのだ。 007.gif  人生をやり直せるなら、子供時代に返って泳ぎをマスターしたいな。って、今からでも遅くないかな~。003.gif




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続く7mナメ滝も素晴らしい! 

沢のあちらこちらに青いアジサイ(エゾアジサイかな?)が咲いている。

水辺にアジサイって似合うよね~ 056.gif




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沢は緩やかで、楽しくて、心臓への負担はまったく感じない。

私の大好きな形容詞, lovely!!!!! ラブリーというワードがびったりだ。 016.gif 060.gif




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やがて、顕著な二俣に着く。古い地形図で登山道が書いてある沢のようだ。右の沢を行けば赤沢山に突き上げるのかな・・?




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左俣に入り、滑り易いナメ滝を右岸から越える。




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すぐに川幅の広い小滝が連続するポーションに入る。 060.gif 070.gif




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連続する小滝は各自、登れそうなラインを選んで、楽しいボルダー(石ころ登り)のようだ。 060.gif




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小滝セクションが終り、またナメの沢歩きとなる。途中にキノコ?がびっしり生えた古木が横たわっていた。まるで化石のようだ。 005.gif




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3m滝の周辺は高山植物の宝庫だった。




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花は終っていたが、尾瀬のアヤメ平で見た咲き終わったキンコウカや、バイオレット色が鮮やかなソバナ、麝香(じゃこう)の香りがするというジャコウソウ(写真左)など見事である。 056.gif 056.gif

ところで麝香(じゃこう)の香りってどんな香り? 039.gif 003.gif 香りはしなかったが、つぼみ(写真右)がとても可愛いのには感激した。 043.gif




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そろそろ、滝は終わりかな~と思っていると、滝壺に流木がスタックしている20mナメ滝が現れる。

傾斜は緩いが、出だしの5mがホールドが細かくてしょっぱい。登りは良いが、降りはロープで確保してもらうと安全だろう。 045.gif

流木が滝壺から滝上まで引っかかっているのだが、くれぐれもこれを使って登ろうなんて考えないように! 046.gif

私は魔が差して、この流木にまたがってみたら、足が滑って流木を抱えたまま反転してしまった。 005.gif

まるでユウカリの木にぶら下がるコアラ状態だ。おまけに滝壺は見た目以上に深く足は空しく水中でもがくのみ。 

腰まで水に浸かり、腕力がなく自力では流木の上に戻れなくなってしまった。 008.gif

まるでコメディーのようだが、マジで焦った! 流木は滑ります! 034.gif 041.gif




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20mナメ滝の上流で主な滝は終り、美しいナメが続く。 072.gif

このまま沢を行けば、ウツボギ沢の左枝から本流に合流できる。

が、本日の目的は、東黒沢の面白いポーションのみをこなし、同ルート下降なので、このあたりでUターンする事にする。 029.gif




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沢筋で山菜でおなじみのウドが花火のような花をつけていた。 056.gif

身体が大きくて役にたたない人を “ウドの大木” とかネガティブな言われ方するけど、食べて美味し、花も綺麗で何が悪いのさ? 041.gif 




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さて、下山だが、沢降りは登りより難しい。登ってきた滝ゆえ、ホールドやスタンスの位置や状態がわかるのでクライムダウンでも降りられるが、安全策をとるなら懸垂下降などで確実に降りよう。 034.gif




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白毛門沢出合と、はなげの滝の間には楽しそうなウォータープール(釜)がたくさんあるので、童心に返って遊ぶのも楽しいよ。 024.gif 060.gif

絶叫しながらウォータースライディングを楽しむSue! 3回もやってしまった。 041.gif




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私のこの沢への評価: 5★ 沢登り初級者向け

行程: 白毛門登山口‐入渓ポイント‐白毛門沢出合‐20mナメ滝上流まで 同ルート下降

実動時間: 約6時間 (1時間のランチ休憩込み)

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by dream8sue | 2015-08-20 00:20 | Stream Climbing | Trackback | Comments(2)

渋川市 榛名山 オンマ谷の風穴と二ッ岳    Futatsudake in Mount Haruna

Tuesday, August 11, 2015
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榛名山は(はるなさん)は、上毛三山の一であり、昔から観光地として定評のある場所だ。また近年のパワースポットなる流行もので麓にある榛名神社が人気のようだ。

榛名山には、カルデラ湖である榛名湖を中心に榛名富士(1,390m)、最高峰の掃部ヶ岳(かもんがたけ:1,449m)、天目山(1,303m)、相馬山(1,411m)、二ッ岳(1,344m)、烏帽子岳(1,363m)、鬢櫛山(びんぐしやま:1,350m)などがある。更に外側にも水沢山(1,194m)など多くの側火山があり、複雑な山容をなしている。

そんな多くのピークの中で、二ッ岳(雄岳、雌岳の総称)は、適度な歩行距離で二つのピークに立てるお手軽なトレイルだ。また、風穴が多く夏でも涼しいという、まさに穴場だ。 

訪れるハイカーが少ない点も良い。ハイカーが多いというだけで暑苦しいからね。 003.gif

病み上がりの私でも歩ける静かで涼しい真夏の軽いハイキングにはうってつけだ。 034.gif




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アクセス:二ッ岳登山口は、榛名湖の東、ヤセオネ峠(相馬岳登山口でもある)よりさらに東の山道を下ったところにある。

前橋からのローカルなアクセスルートはいくつかあるが、ここでは関越自動車道からのアクセスを明記しておく。

渋川伊香保ICで高速を降り、JR渋川駅前より県道33号線で伊香保温泉へ向かう。伊香保温泉街を通りぬけ山岳道路を上る。カーブが終わり直線道路に入る手前あたりがヤセオネ峠(バス停)である。

左折してバス停の北東の林道に入り、1kmほど下れば、オンマ谷パーキングがある。

高崎駅からのアクセスに関しては、榛名神社から榛名湖経由でヤセオネ峠に至る。詳しくは下記を参照してください。→ “高崎市榛名湖町 榛名山 榛名神社から登る相馬山 Harunasan in Takasaki, Gunma




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パーキング周辺は、 “オンマ谷風穴” という、いくつもの風穴が点在する場所で、夏は風穴から出る冷気により辺りには霧が漂っている。

風穴の前で、すぐにでも涼みたいところであるが、まずは時計周りで二ッ岳(雄岳、雌岳)を登り、下山ルートとしてオンマ谷を歩き、風穴でゆっくりと熱った身体を冷ますとしよう。

パーキング東側の涸れ沢に掛かった木橋を渡り、雄岳へのトレイルに進む。 070.gif




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トレイルは、雄岳の南面の山腹を西から東にトラバースしながら標高を上げて行く。

周囲は深い自然林の森で、しっとりとした湿度を保っている。




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トレイルには、ユウガギク、ホツツジなどの他に、レンゲショウマ(写真上)も咲いていた。 056.gif

日本でハイキングを始めた昨年、初めてこの花に出会い、なんて可愛らしい花なのかとすごく感動したことを覚えている。日本人ハイカーの間でも人気の高い花のようだ。




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だんだんと傾斜がきつくなり、大きな石がトレイルを覆うようになる。この石ころトレイルを登り切れば八合目で少し傾斜も緩やかになる。その先で雌岳へのトレイルが合流している。 042.gif




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八合目を過ぎたあたりからタマガワホトトギス(写真左)の群生があちこちに見られる。

他にもソバナ(写真右)やホタルブクロなどたくさんの草花が見られる。

夏の榛名山でこんなにも多くの高山植物が見られるとは正直、意外であった。 043.gif




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雌岳へのトレイルを右に見送り、さらに登ると、トレイルはやや北に方向を変える。

雌岳分岐から20分程度の登りで群馬テレビの電波塔に着く。 071.gif




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雄岳山頂は、電波塔の西にある石祠が祀られた小ピークである。

山頂は狭く、足場が不安定な岩の上からは榛名富士や烏帽子岳の外輪山などが見える。

この日は、残念ながら視界があまり良くなかったが、クリアーな天気なら日光や谷川岳もみることができる。 034.gif




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目前には、相馬岳の雄姿が圧巻である。 072.gif




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山頂では、秋の季語である赤トンボが早くもお目見えだ。 043.gif




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雄岳の山頂は足場が悪いので、雌岳まで行って休憩するとしよう。

雌岳分岐まで戻り、分岐を左に曲がって、避難小屋まで行く。




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坂を降りきり、左に森林管理棟への路を分ければ、すぐに避難小屋が見えてくる。ここが雌岳への登り口である。




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ミズナラなどの自然林に木段が敷かれている。木段は濡れていると滑りやすいので気をつけて歩こう。特に降りの時はご注意あれ。 034.gif




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雌岳登り口から10分も登れば、雌岳山頂に着く。 066.gif 山頂にはホツツジ(写真右)の低木が花を咲かせて出迎えてくれる。 056.gif




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手前には、水沢山が見え、その麓には伊香保のスケートリンクも見える。水沢山の向こうには高崎、前橋の街並みが霞んでいる。

雌岳の山頂でランチ休憩したら、下山はオンマ谷に下ろう。




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雌岳山頂から、避難小屋?という名のあずまや?まで同ルートで降る。

避難小屋から左に進みオンマ谷を目指す。




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避難小屋から少し行くと、左側に “屏風岩” とかかれた標識がある。

樹木と草の生えた屏風岩は、標識がなければ見落としてしまうだろう。

樹木の葉が落ちた秋から冬に歩けば、きっと屏風岩の雄大な岩壁を見ることができるのかな? 039.gif




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屏風岩からオンマ谷へ降る途中にある大岩の方が存在感がある。

ガンバレと書かれた大岩を巻くようにどんどん降る。




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途中には立派な木道もあり、よく整備されている。 

避難小屋から20~30分ほどで森林公園分岐に着く。

左に行けば森林公園、右に行けばいよいよオンマ谷だ。




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森林公園分岐から10分ほどの降りで、オンマ谷の底辺に着く。

ひんやりとした空気が肌に気持ち良い。トレイルがフラットになり、植生も変わる。




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オンマ谷のこの時期は、タマアジサイが満開であった。球形をした蕾だけ見るとまるでボタンかシャクヤクの花かと思えるが、開花を見ればまさしくアジサイの花だ。 056.gif




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さらに進むと、火山であったことを思わせる苔むしたゴロゴロした岩が多く見られるようになる。




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苔むした岩肌にはイワタバコの花がいたるところに咲いている。お初にお目にかかります。 029.gif

湿った岩壁に着生している姿は、私に庚申山で見たコウシンソウを連想させた。

でも、花は美しいのに何でタバコ?039.gif  タバコの葉を見たことは無いが、葉がタバコに似ているらしい。 045.gif

ところで、タバコの木を観賞用に栽培するのは違法ではないよね?苗とか売ってるの? 039.gif




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こんな地味な色の花も咲いてる。ムラサキタカネアオヤギソウ・・って、やや、ややこしい名前だ。紫なんかい!青なんかい!はっきりせんかい! 017.gif 041.gif




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珍しい草花に感動しながら歩くオンマ谷は、日本庭園のような造形美を感じさせる。ところどころに流れる小さな沢には、しっかりとした渡橋が設置されているので歩き易い。 071.gif




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今回の二ッ岳の主役は、なんと言ってもこのタマガワホトトギスだ。

トレイルの初めから終りまでこの花が咲いていた。 056.gif 056.gif

こんなにたくさんのタマガワホトトギスを見たのは初めてだ。 056.gif




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オンマ谷の先には、“まゆみの原” という、別名ヤマニシキギ(山錦木)とも呼ばれるマユミの落葉低木が群生している場所がある。

そういえば、先月行ったカヤの平高原では、コマユミという類似の木を見かけたな~。白い小さな花をたくさんつけていた。

→“上信越高原 カヤの平高原 ブナ林に眠る2つの湿原 Kayanodaira in Jōshin'etsu-kōgen National Park




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まゆみの原周辺にも、ソバナやサラシナショウマ(写真左)オヤマボクチ(写真右)など次々に花が現れて楽しい。 060.gif 043.gif




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足元にはタマガワホトトギスに良く似たヤマジノホトトギスを発見!




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そして、最後の石段を登ればオンマ谷風穴に着く。すぐ隣は登山口のパーキングだ。

オンマ谷風穴の案内板によれば、これらの風穴は、火山の隆起と冷却の過程において岩肌が裂け、全体的に隙間ができたものらしい。

古くは硫気を吹き出していた穴が、いつの頃からか、年間気温の変わらない風が吹き出すようになったようだ。

だからこの標高では見られない高山植物も多く、貴重な植物相を生み出しているんだね~。 027.gif 045.gif




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私のこのトレイルへの評価: 4★ 初級者向け

行程距離: 約3.5km(オンマ谷パーキング‐雄岳‐雌岳‐オンマ谷‐マユミの原‐オンマ谷パーキング/風穴)

標高差: 約350m

実動時間: 約4.5時間 (休憩込み)

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by dream8sue | 2015-08-11 22:45 | 群馬県エリア | Trackback | Comments(0)