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南牧村 岩と藪の迷宮ルート桧沢岳北西稜       Hisawadake in Nanmoku, Gunma

Sunday, November 29, 2015
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今年は、西上州の藪岩ルートを何本か登った。6月に碧岩西稜、10月に大ナゲシ北稜と、奥秩父の赤岩尾根

そして、今回訪れたのは南牧村にある桧沢岳北西稜だ。高度感のある岩稜ルートでルート後半の岩壁は手ごわい。岩壁を避けてトラバースに逃げたら迷宮に迷い込んだ! 005.gif




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<マイカーの場合>北西稜の取付きである椚橋と、下山口の大森橋(桧沢岳登山口)は徒歩2時間弱かかるので、カーシャトルすることを強くお勧めする。 049.gif

何度と無く訪れている南牧村。国道254号線(上信越自動車道下仁田IC下車)から南牧村に入る。
“道の駅オアシスなんもく” から2km弱走ると磐戸橋がある。橋のすぐ左の旧道に入り、坂を登った左にある “南牧村活性化センター” に1台を駐車する。

下山口の大森橋へは、南牧村を走る県道45号線と県道93号線の分岐である “桧沢大橋” で直角に左折して川を横ぎり、上野村に通じる湯の沢トンネル方面に走る。湯の沢トンネルの手前のヘアピンカーブの橋の手前を左の林道に入り、約2.2kmほど走れば大森橋の掛かる三差路に行き着く。




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活性化センターのパーキングから舗装道路を川の右岸に沿って0.3kmほど行くと椚沢川に掛かる椚橋に着く。橋を渡りきったところから右の作業道に入る。




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作業道を0.2kmほど行くと大きな露岩が左手にあるので、その先を尾根を目指して斜面を登る。踏み跡などは皆無なのでトポ(ルート図)と地形を読んで進む。




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尾根に上ったらヒノキ林の中を尾根に沿って行く。小さな岩場を越えると、あたりは紅いモミジが浮かびあがって綺麗だった。 072.gif




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尾根上に岩がゴロゴロした場所を通過するが、この周辺も鮮やかなモミジで覆われ、まさかのモミジ狩りが楽しめた。 060.gif 072.gif




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そして、そのすぐ先が石祠の置かれたコルになっている。この石祠が江戸時代(寛延元年)のものらしい。 005.gif




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石祠のコルからひと登りすると自然林に変わり、明るい尾根を進むようになる。




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小ピークをいくつも越えながら、バリエーションルートとは思えない穏やかな尾根を行くと左手に小沢岳が見えてくる。

911mピーク(T字路ピーク)で尾根が屈折するので右に進む。ここまではさほど悪場もなく、ただの尾根歩きである。




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しかし、911mピークを越えた先で、最初の岩稜が現れる。右から巻くが、泥岩の上に落ち葉の積もったとても滑り易い斜面で神経を使う。

さらにアセビの群落を抜け、マツの木のピークへ登る。 070.gif




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マツの木の生えるピークからは後方の視界が開け、越えてきた藪山を振り返る。




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右側(西側)には西上州の山並みが展開している。Wow!山ばっか! 005.gif




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そして、ようやく桧沢岳の岩峰群が姿を現す。Wow!なんだか凄いところにきてしまったな~! 005.gif 025.gif




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マツの木ピーク直下は7mのルンゼのクライムダウン。その先の岩場は、かすかに残る右側のバンドから巻く。




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バンドからさらに岩稜を右に巻き、脆い斜面をモアイ像に似た?モアイ岩のあるナイフリッジによじ登る。




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このナイフリッジ上のピークからは素晴らしい展望が得られる。北に振り返れば越えてきたマツの木ピークが凄い迫力で目の前にそびえている。 “あんな針峰だったんだ~どうりで悪いわけだ~” と納得。 005.gif 045.gif

その後方には雪をまとった浅間山や、ゴジラの背のような妙義山がくっきりと見えている。




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小沢岳の後方にも顕著な山が見える。方角から推測すると・・稲含山かな? 039.gif




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両側が切れ落ちたモアイ岩の基部を慎重にへつり、続く岩稜も右側(西側)の岩稜基部を巻く。逆層の悪いスタンスと、掴んだ立ち木もポキポキと折れてしまうセンシィティブなクライミングが続く。 008.gif




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急傾斜のザレ場に積もった落葉のラッセルは、足元が決まらず思いのほか疲れる登行である。 042.gif




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ルート上でみかける標石は確かな目印なので押さえて進みたい。 “標石三0” I found it ! 017.gif




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1,010mのピークからは左へ進み、続く “標石一九” を過ぎると、桧沢岳の本峰(左)と西峰(右のトンガリピーク)が正面に見えてくる。 005.gif




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すると岩壁の上で行き止まりとなる。マツの木に残置スリングが2本ある。ここが15mのラッペルポイントのようだ。 034.gif



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ラッペルで降りてしまったらもう敗退はできないそ! 009.gif 登山口からちょうど4時間が経過していた。 059.gif




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そして、岩稜をつめて行くと、一際高い岩壁にぶつかる。いよいよ西峰上部の岩壁帯である。岩壁基部より右方向のバンドを探るが途切れている模様。 008.gif

ならば左のバンドを探ってみたが、濡れた逆層の悪い泥壁で、ホールドも頼りないブッシュだ。どうにも嫌な感じで、ロープを出せば行けそうだが、それも面倒だ。 002.gif




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結局、岩峰の北東面を大きくトラバースすることにした。岩峰の基部スレスレを踏み跡など皆無の湿った斜面を巧みにルートを探して進む。 008.gif




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トラバースの途中、頭上にいくつもの急峻なルンゼが切れ込んでいて、まるで迷宮のようだ。 005.gif その迷宮ルンゼには入らないでひたすら左上トラバースする。




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北面ということもあり、湿った岩壁からはツララが下がり、斜面には雪も積もっていた。 005.gif



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まさに藪岩クライミング全開って感じだ。

トポには “8mのクライミング” “立ち木ピーク” “8mの懸垂下降” とあるが、それってどこだろう?などど思いながら左上のコルを目指して藪をこぐ。と、突然フィックスロープがセットされているトレイルに出てしまった。




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フィックスロープを伝って右に登れば、なんと西峰ピークに到着した。 066.gif

どうやら大きく巻きすぎて最後の最後で稜線から離脱してしまったようだ。 039.gif 002.gif

西峰ピークの石祠の賽銭箱の中に縁のかけた寛永通宝があった。 005.gif

寛延元年の石祠といい、江戸時代の古銭といい、こんな人里離れた里山でちょんまげ時代の気配を感じるなんて奇妙な気分だな~。




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西峰の北側へ戻って、巻いてしまった岩峰を見る。 005.gif 072.gif




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西峰の南西面は切れ落ちた絶壁。

西峰の方が、本峰よりも展望が良いので、西峰で展望を楽しみながらゆっくりランチタイムを過ごす。 063.gif




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本峰へは、フィックスロープでコルまで降り、洞穴のあるユニークな岩峰についたトレイルを進む。コルから往復20分ほどなので、コルにザックをデポしてピストンする。 070.gif




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途中の展望岩から西峰を望む。

あっちもこっちも岩峰だらけだね。これぞまさに西上州! 004.gif

東西に長い桧沢岳本峰(1,133m)のピークには木祠と石の灯篭が立っいる。

鹿岳などの北面の景色が素晴らしい。




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さて、コルに戻りザックを回収し下山にかかろう。

コルから根草集落へは一般ハイキングトレイルで降るが、あなどれない急傾斜の下降となる。

急斜面に積もった落葉が滑る、滑る!尻もち1回! 008.gif




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見事なサルノコシカケ3つ! 005.gif




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30分ほどの急下降をこなすと、緩やかな尾根となり、左斜面が植林地帯となる。




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程なく左に大きく曲がり植林地帯から、廃屋となった民家の庭先をたどる。

民家の人が作ったと思われる発砲スチロールの道標がモミジの木に付けられていた。 003.gif





f0308721_135725.jpg集落の中を縫って林道に出るまでが、道標も無く分かりずらい。

車2台くらいのパーキングスペース(写真左)にでたら、左に進み桧沢川を渡る。




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桧沢川は急峻で水量も多い。左岸をひと下りすれば、車をデポした大森橋に着く。 下山時間は約1時間と短いコースだった。 059.gif




f0308721_151676.jpg藪岩魂の著者、打田鍈一氏も、 “上部は険悪な岩稜帯で、行くたびに意図せず異なるルートをとってしまう” と書かれているので、やはり藪と岩の迷宮であることは間違い無さそうだ。 025.gif

初見の私達が稜線離脱してしまったのもやむなしとしよう。

悪い北面(北東面)トラバースから適当な所でルンゼを登り稜線に戻るのが理想的なルートのようだ。


私のこのトレイルへの評価: 4★ 上級者向け

行程距離: 約4km(活性化センター‐椚橋‐北西稜‐西峰‐桧沢岳本峰‐根草集落‐大森橋桧沢岳登山口)

標高差: 約800m

実動時間: 約7時間 (1時間のランチタイム、休憩込み)

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by dream8sue | 2015-11-29 00:26 | 群馬県 西上州エリア | Trackback | Comments(0)

飯能市 ウノタワ伝説と白岩の廃虚を行く     Unotawa in Hannō, Saitama

Tuesday, November 17, 2015
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私にとって埼玉県飯能市周辺の奥武蔵と呼ばれるエリアは馴染みが薄い。入門ルートとして親しまれている白谷沢から棒ノ折山へのハイキングと、今年の3月に奥武蔵の大縦走をした程度だ。

そこで、久しぶりに奥武蔵に出かけることにした。目的地は、知り合いの地元ハイカーお勧めの “ウノタワ” という場所。昔、そこには神の化身の鵜が住む沼があったという伝説の地らしい。




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<公共交通の場合>高崎駅からJR八高線で飯能駅まで行く。

飯能駅より名郷行きのバスに乗り、1時間ほど揺られ “名郷” で下車。(片道:810円)




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バス停から入間川に沿って舗装道路を上流に進む。 集落を抜けると河原沿いにキャンプ場が現れる。




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キャンプ場を過ぎると流れが二分する。

ここが大場戸の分岐で、林道も分かれる。

橋は渡らずに右の妻坂峠方面(山中林道)へ進む。




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林道を山中入沢に沿って進む。




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林道周辺は植林地帯であるが、水源が豊富らしく、たくさんのパイプを使って地層から湧き水が排水されていた。




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入間川起点の碑を過ぎ、右に妻坂峠への分岐(山中分岐)を分ける。




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山中を過ぎると、林道はナギノ入(横倉入)沢にそって西にカーブする。右側は植林帯であるが・・




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左側は自然林が残り、2カラーの紅葉が美しい。 072.gif




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この時期は舗装道路も落葉で埋まり、とても素敵な林道歩きとなった。 072.gif




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バス停から林道を歩くこと1時間30分ほどで林道の終点に到着。 

ここからウノタワへの山路が始まる。




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山路に入るとすぐにナギノ入(横倉入)沢の源流部の流れに出あう。その流れに沿って上流へ進む。 070.gif 060.gif




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山腹にはまだ紅葉が見られた。




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苔むした石ころの中の流れが実に美しい。




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やがて沢は伏流となり、ここでもパイプで排水されていた。




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沢の流れが消え、石垣の残る落葉の斜面にかかると、傾斜も徐々にきつくなってくる。




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振る返れば、最後の紅葉が森の中にアートを描いていた。 072.gif




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ガレた急坂を息を整えながら登る。 042.gif

ウノタワ東面の斜面にはたくさんの苔むした石ころがあり、こちらも自然のアートを見るようだ。 072.gif




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落葉だらけの中に、緑の葉が目をひいた。モミジの葉形をしたこの植物はどうやらトリカブトのようだ。

葉形がモミジに似ている植物にモミジガサというのがあるが、こちらは山菜として食べられている。 新芽の頃にこのトリカブトとよく誤食されるらしい。 025.gif




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そして、稜線と思わしき尾根に登りつめる。そこには “ウノタワの伝説” と書かれた案内板と広大な窪地が現れた。

案内板に寄れば、昔ここは神の化身の鵜が住む大きな沼であった。が、猟師が誤ってその鵜を射ってしまい、鵜もろとも沼も消滅したというお話だ。 “鵜の田” でウノタワというらしい。

名郷バス停からここまで約3時間ほどの登高である。 059.gif 066.gif




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ブナやミズナラの落葉で覆われたウノタワは、山の稜線にありながら開放感のある居心地のよい場所だ。 043.gif

また、ウノタワは大持山や武甲山への通過点のような存在であるが、この伝説の地への山旅の目的地として十分価値のある場所ではないだろうか。 049.gif

という訳で、大持山方面には行かずに、分岐を左に折れ、鳥首峠経由で下山する事にしよう。 070.gif




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ウノタワから南へ、アセビの木が密集する尾根を登る。




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1,059mの小ピークには電線の張られていない、鉄塔が建っている。どうやら解体される鉄塔のようだ。

ピークからは西側の奥武蔵の山々が見渡せる。 072.gif




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小ピークから鳥首峠への下りで、左下に石灰採掘場が木立の間から見える。月に行ったことはないが、白い採掘跡は月面のクレーターを想像させる。




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ウノタワから30分程で953mの鳥首峠に着く。

峠は4つのトレイルの交差点で、南に直進すれば有間山を経由して奥多摩方面に行く。

西は浦山大日堂へ、東へ進めば白岩を経由して名郷に戻れる。

鳥首峠周辺はまだ紅葉が見られた。




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鳥首峠から左(東)に折れ、植林のスイッチバックを急下降し、荒れた沢筋を横切る。




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白岩入沢の左岸の山腹路を下っていくと、落葉を被った廃屋地帯に行き着く。ここが白岩集落跡である。 005.gif

林業が中心だった集落は、1950年(昭和25年)頃には23軒あった家も1985年(昭和60年)以降は無人となった。完全につぶれてしまった家屋も多く、時代の移り変わりとはいえ、何とも言い表せない感情をおぼえた。




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白岩集落跡からは、薄暗い植林帯に入り、採掘工場のある林道に出る。

植林内になんとローラーコースターがあった! ・・じゃなくて~石灰を運んだレールのようだ。 041.gif




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石灰工場を眼下に見ながら、山腹路を行けば、やがて階段になり林道(白石林道/県道73号線)に出る。




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白岩入沢を右に見ながら林道を30分ほど歩けば、二俣の分岐に行き着く。この先は往路をたどりバス停に戻る。




f0308721_22543838.jpg奥武蔵再訪の今回は、ウノタワ伝説と白岩の廃村を訪れる目的であった。

晩秋のこの時期に歩いたからなのか? どこかノスタルジックな感情を呼び起こさせるものがあった。

そして、奥武蔵野の穏やかさと美しさを認識したハイキングであった。


私のこのトレイルへの評価: 4★ 中級者向け

行程距離: 約10.5km(名郷バス停‐大場戸‐山中‐ウノタワ‐鳥首峠‐白岩集落跡‐大場戸‐名郷バス停)

標高差: 約680m

実動時間: 約6.5時間 (休憩込み)

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by dream8sue | 2015-11-17 22:42 | 埼玉県エリア | Trackback | Comments(0)

南牧村 スリリングな岩稜と展望の黒瀧山      Kurotakisan in Nanmoku, Gunma

Thursday, November 5, 2015
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黒瀧山に黒瀧山というピークは無い。五老峰と呼ばれる、観音岩、幕岩、九十九谷の岩壁、馬ノ背渡り、鷹ノ巣山などの山全体を黒瀧山という。

五老峰のリッジから九十九谷へのループトレイルを歩いても、5km程度、3時間コースである。健脚ハイカーは北にあるトヤ山とセットで歩くハイカーも多い。

我々も、ちょっと欲張って両方の山を歩いた。が、さすがに1日で2本のトレイルを歩くのは結構ハードな山行であった。 042.gif

不動寺までのアクセスなどはトヤ山のレポートを参考にしてほしい。⇒ “南牧村 西上州の隠れた展望台トヤ山   Tomayama in Nanmoku, Gunma”




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無事にトヤ山へのハイクを終え、いったん不動寺への分岐に戻る。そして、さらに西に50mほど進み五老峰入口分岐で左に曲がる。この路を直進すれば上底瀬(かみそこせ)の集落に行く。帰りは九十九谷からの登り返しでここに戻ることになる。




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縦走路に入って、いきなり鉄ハシゴで急な岩壁を一段登る。 005.gif

そこには、どこから集めたのかと思うほどの石が積まれていた。




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そして、まだいくらも登っていないのにこの絶景が待っていた。西側の景色。 043.gif




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東側の景色。 072.gif




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そして、すぐ先には “馬ノ背” が現れる。馬ノ背は幅1mほどのナイフリッジでテェーン手すりが設置されている。その先で長い鉄ハシゴを登る。





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長いハシゴの先にはクサリの岩場がある。

岩場をこなすと、今度は見上げれば首が痛くなるほど急な鉄ハシゴがある。

正直、この鉄ハシゴが一番怖かった。 008.gif

それにしても、よくぞこんな垂壁にこのハシゴを設置したものだと関心してしまう。 005.gif




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ハシゴをひとつクリアするごとに景色が変わっていく。

見渡せば不動寺の上に日東岩、星中岩、月西岩があり、その奥には鹿岳(かなだけ)の岩峰がそびえている。

まるで一枚の絵を見ているかのような壮観な景色だ! 072.gif 043.gif




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ナイフリッジから最後の岩場を登れば、平坦なトレイル(だけどヤセ尾根)となる。




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ヤセ尾根を行くと、すぐに左(北側)に路が続くが、リッジ通しに少し行けば “見晴台” があるので寄っていこう。




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石祠が置かれた見晴台の岩場は、Ⅲ級程度の岩登りなので、岩登りに自信が無い人は登らないほうが良い。 034.gif

見晴台周辺も紅く色づいて綺麗だ。 072.gif




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分岐に戻り、フィックスロープの張られた北側のトレイルに進み、見晴台の岩場を巻く。

ここも左斜面が切れ落ちているので油断は禁物だ。 034.gif




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5分もしないで九十九谷への分岐を右に分ける。まずは石祠のある左のトレイルに進み五老峰の最高地点である “観音岩(870m)” に行こう。



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すぐにフィックスロープが張られた5mくらいの岩場が現れる。その岩場を登れば、九十九谷の源頭部にある観音岩に到着だ! 066.gif

あら、可愛そうに、観音像はどこかに落ちてしまったようだ。台座だけが岩場に残っている。




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観音岩は360度の展望だ。

観音像の台座が置かれた岩峰の先に、切れたギャップをまたいで(足元注意)もうひとつの岩峰がある。

その岩峰に腰掛けてSue が見ている景色は・・




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この燃えるような紅葉だ! This is a superb view!  072.gif




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北側の景色も凄い!西上州の山々が一望できる。




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奥の岩山は妙義山かな?




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こうしてズームで覗けば、やはり妙義山はカッコいい山だね~馬ノ背どころではない。まさにゴジラの背だね。 041.gif




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鹿岳(左)と四ッ又山(右)は、南牧村を代表するハイキングトレイルがある山だ。




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観音岩からは分岐に戻り、南の側壁をたどり、その末端にある “鷹ノ巣山” を目指す。

急下降なので慎重に行こう。所々の岩場にはロープがフィックスしてある。




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次第に谷が見下ろせるようになり、九十九谷の険しくも美しい景観に歓声を上げること間違いなしだ。




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右側はお尻がムズムズするくらいの絶壁だ。高い所大好きな私でも、足元からスパッと切れた絶壁の端には長くは留まりたくないと思った。 008.gif




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絶景ポイントで写真を撮ったら、さらに岩場を降る。  紅葉が青空に映えて実に美しい。 072.gif




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でも、よそ見しながら歩いてはダメだよ。歩く時はしっかり足元を見て歩こうね。 034.gif

九十九谷の岩壁の先には、上底瀬の集落も見えている。




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下底瀬への分岐の手前にある岩場には、 “要注意” の標識がある。

この岩場には足場が切ってあるので慎重に行けば渡れるようだが、見た感じでは危なそうだったので私達は巻き路で岩場を巻いた。だって、要注意だものね。 003.gif




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“要注意” の岩の上に腹ばいになり、谷を覗き込んでみた。

対岸の岩壁も凄いが、手前のナイフのような薄刃の岩がちょっと素敵! 004.gif

右の写真は、この谷を九十九谷集落から見たもの。薄刃の岩の全形がよくわかる。 005.gif






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下底瀬への分岐を左に分けて鷹ノ巣山へ向かう。




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紅葉の尾根を少し行けば、九十九谷へ降る分岐が現れる。分岐を曲がらず1分ほど直進すれば鷹ノ巣山に着く




f0308721_10533899.jpg鷹ノ巣山(767m)のピークは狭く、藪に覆われていて展望はイマイチだが、ここが絶壁の上だということは分かる。

昔は、このピークから岩壁の縁をたどる下山路があったようだが、余りにも危険なためか?現在はロープが張られ立入禁止になっている。

五老峰縦走をスタートしてから約2時間たつ。 042.gif

ここで大休止してから、九十九谷に降るとしよう。 063.gif




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分岐に戻り、針葉樹と広葉樹の混ざる雑木林を降る。

今までのナイフリッジとは違い緊張はしないが、急傾斜なので膝にくる。 008.gif




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それでも20~30分ほど降ると、沢床に着く。

そこから5分ほど沢筋に沿って下流に行けば、道祖神の立ち九十九谷登山口(上底瀬口)に出る。




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谷が重なり合うという意味で名付けられた九十九谷(くじゅうくたに)は、周囲を岩壁で囲まれた500m程の短い谷だ。 本当に凄い景観だな~ 005.gif




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車道を北に5分ほど歩けば、黒瀧山登山口の立派な道標がある。

気のいい地元のおじさんが “はやく帰らないと日が暮れるぞ~” と話しかけてくる。 003.gif

段々畑で作業を終えたおばちゃんに “こんにちは” と挨拶すれば、 “黒瀧山に登ってきたんかい” と訪ねてくる。 051.gif

地元に暮らす方々と交わりながらの里歩きも楽しい。 060.gif

季節はずれのアジサイも咲いていて、何だか気持ちが温かくなる。 043.gif




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舗装道路はやがてダートの路となり、五老峰入口分岐まで40分ほどの登り坂だ。 042.gif

進行方向には、先ほど歩いた馬ノ背の岩壁が見えてくる。




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さすがに、トマ山からの継続なので足が重くなってきた。 042.gif

途中には、クラック(岩の割目)の中に石像が祀ってある岩壁の下を通る。




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五老峰入口、不動寺分岐と歩き、不動寺に帰り着いた時には、西上州の山々が夕焼け小焼けだった。




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今回、私達はトヤ山と黒瀧山の両方を歩き、約14kmで9時間(鉄塔までの往復も込む)ほどかかった。

日没が早くなる今の時期には、いささかロングルートかもしれないが、朝早めに出て紅葉最盛期のこの時季に歩くことをお勧めする。 049.gif

足に自信のないハイカーは、トヤ山と黒瀧山のどちらか一方を歩いても十分満足のいくトレイルだろう。

また、言うまでもないが、黒瀧山は急なナイフリッジの連続なので雨上がりなどの濡れたコンディションの時は避けた方が良い。 034.gif


私のこのトレイルへの評価: 5★ 中級者向け
行程距離: 約6.5km(不動寺下パーキング‐不動寺‐五老峰入口‐馬ノ背‐見晴台‐観音岩‐鷹ノ巣山‐九十九谷登山口/上底瀬口‐黒瀧山登山口-五老峰入口-不動寺-不動寺下パーキング)
標高差: 約230m
実動時間: 約3.5時間 (休憩込み)

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by dream8sue | 2015-11-05 10:22 | 群馬県 西上州エリア | Trackback | Comments(0)

南牧村 西上州の隠れた展望台トヤ山     Toyayama in Nanmoku, Gunma

Thursday, November 5, 2015
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西上州の南牧村は、老齢人口割合が日本一高い村であるが、ハイキングトレイルには、奇岩や岩峰、ナイフリッジが多く、私の好きなエリアである。 016.gif

これまでも、四又山、鹿岳、立岩、毛無岩大岩、碧岩烏帽子岳などのハイキングを楽しんできた。 

そして今回は、まだ歩いていないトヤ山と黒瀧山に紅葉がりを兼ねて行ってきた。 070.gif




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<マイカーの場合>国道254号線で下仁田町に向かい、県道45号線に合流し南牧川に沿って南西に約6kmほど走れば南牧川に架かる “小沢橋” が現れる。小沢橋を渡り車道を左に進み1.7kmほど走る。塩沢集落で左に橋を渡り黒瀧山不動寺への道に進む。4km弱ほど細い車道を上り詰めれば右手にパーキングがある。トイレもあり、10台くらいが駐車可能なパーキングである。

パーキングからも、すでに日東岩などの岩壁が頭上にそびえている。 005.gif




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トヤ山と黒瀧山の登山口は不動寺からである。パーキングから車道の脇についたトレイルに入り、ひと登りで不動寺の境内に着く。

不動寺は、1675年(江戸時代)に中興された歴史のある山寺らしい。って340年前!! 005.gif

岩壁の上に建てられた鐘突き堂からの眺めは、アプローチしてきた、塩沢方面が一望できる。 072.gif





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不動寺は、日東岩などに囲まれているので、境内は広くは無いが、その眺めは素晴らしい。 072.gif




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不動寺から山路をひと登りで、すぐにトヤ山と黒瀧山との分岐に突き当たる。

まずは右(東)に曲がり、トヤ山(荒船方面)へのトレイル(林道)に進む。




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林道は300mほどで北にカーブする。そのカーブのあたりが月西岩の肩である。右に少し行けば絶壁上の展望台に行きつく。

展望台と言っても、狭くて足場も悪いので、余り崖の縁には行かないほうがよい。 034.gif

しかし、先ほど不動寺の境内から見上げていた日東岩などの岩壁が眼前に見られ、南側には小沢岳などの西上州の山々が展開する光景は圧巻である。 072.gif




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林道に戻って、しばらく林道を北西に進む。

左手に砂防ダム?を見ながら沢沿いに20~30分行くと、窪地のような広い尾根にでる。

地図上の六車分岐のようだが、荒廃していて判別がむずかしい。 039.gif





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山腹を右から回り込み尾根にでる。モミジの紅葉が出迎えてくれる。 072.gif




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尾根路はやがてアカマツ林になる。




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アカマツ林の中にもモミジが・・トヤ山のトレイルではモミジが目立つ。




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アカマツ林から、明るい尾根路にでる。




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このあたりから展望が良くなる。左側は山ヒダのような岩尾根が紅葉のスカートをはいている。

右側には木立の間から鹿岳の奇峰が見え隠れしている。




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この先で壊れた道標があり、トレイルが二手に分かれる。

一見、左の尾根のほうが広いが、右の巻き道を行く。




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すぐに、カラマツと低木が黄色く染まった黄金トレイルとなる。 072.gif




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やがて北側の巻き路を進むにつけ路が荒れてくる。

鉄パイプの橋で補強されたトレイルや、倒木で切断された路を迂回したりして30分ほど進む。

沢筋の急な斜面を登りきれば、高原分岐に着く。

登山口から高原分岐まで、トレイルを探しながらのロスタイムなども含め約1時間30分ほどだ。 059.gif

高原分岐から上高原への路が直進しているが、これは通行不能のようだ。だからかな~?ここでも道標が壊されているけど、意図的に壊してあるのかな?それとも熊の仕業? 039.gif




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分岐の急登をこなし、明るい雑木林に入る。このあたりの紅葉は一段と美しい。 072.gif




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右側の木立の間から、トヤ山らしき山が見えてくる。




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そして、雑木林から、再びアカマツの林に入る。




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アカマツ林はすぐに終り、さらに北面の崩壊ぎみのトレイルを行く。




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ここも紅葉のトンネルで、登行の苦しさをしばし忘れさせてくれる。 072.gif 043.gif




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やがて、南面の日当たりの良いトレイルに入る。途端に樹木の葉は落ちて紅葉も見られなくなった。

一部が石垣のトレイルになり・・




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鉄の手すりが現れ・・・




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この荒船山への道標が現れたら、道標の右の細い踏み跡に入る。この踏み後は鋭角で細いので見落とし易いから注意が必要だ。 034.gif

トレイルを真っ直ぐ行くと大きな送電線鉄塔があるが、鉄塔まで行ってしまったら間違いなので気をつけよう。 鉄塔が見たい人は行ってください。 003.gif

昭文社の地図は、この送電線鉄塔まで行くような書き方なので我々はおかしいと思いながらも鉄塔まで行ってしまった。往復30分くらいのタイムロスをした。 059.gif




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踏み跡は、北斜面で湿っていてとても滑り易いのでスリップ注意だ。

四足歩行でよじ登り、リッジの末端に飛び出る。
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南側に展望の良い露岩があるので、足元に注意しながら展望を楽しもう。




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右側には送電線の鉄塔が連立しているが、南側の展望は素晴らしい。 072.gif




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南側の稜線をズームしてみれば、見覚えのある山並みがいくつもある。

遠くのゲジゲジ尾根は両神山の八丁尾根だね。

写真では見えないが、その手前には、数週間前に登ったばかりの赤岩尾根大ナゲシも見えている。




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右側に大きく見えている顕著な岩山は、春に登った立岩だ。




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送電線の足元を黄色く染めているカラマツの森。 072.gif その上を1羽の鳥が優雅に舞っていた。




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西上州の低山は、今がまさに紅葉の最盛期のようだ。 072.gif




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トヤ山のピークへは、ヤセ尾根を東に行く。

北側の眺めもすごい! 目の前の鉄塔が私達が往復した鉄塔だ。

そして、その奥で悠然とそびえている山が浅間山だ。まだ雪は着いていないようだ。 058.gif




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そして、連なる鉄塔の末端には、道平川ダム(荒船湖)がブルーの湖面をたたえている。

下仁田町にこんなダムがあったなんて、知らなかった! 005.gif 046.gif




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登山口から約3時間(ロスタイム含む)でトヤ山のピークに到着。 066.gif ピークからは北側の展望が開けている。




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表と裏の妙義山の全貌が一望できる。




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眼前には鹿岳(左)と四ッ又山(右)がブッシュの中から頭を出している。



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トヤ山は黒瀧山から毛無岩を経由して荒船山への縦走路の通過点のような山だ。しかし、その縦走路はハイカーも稀な上級コースで一般的ではない。 046.gif

そんなマイナーなトヤ山の展望がこれほどまでに素晴らしいとは思わなかった。 072.gif

道標が整備されていないこと、トレイル・コンディションもあまり良くないことから初心者同士の山行には適さない。 034.gif

帰りは往路を戻る。私達は、不動寺の分岐まで戻り、黒瀧山へ継続縦走した。⇒ “南牧村 スリリングな岩稜と展望の黒瀧山      Kurotakisan in Nanmoku, Gunma”


私のこのトレイルへの評価: 4★ 中級者向け
行程距離: 約8km(不動寺下パーキング‐不動寺‐月西岩展望台‐六車分岐‐高原分岐‐トヤ山‐高原分岐‐六車分岐‐不動寺-不動寺下パーキング)
標高差: 約580m
実動時間: 約5.5時間 (休憩、鉄塔までの散策込み)

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by dream8sue | 2015-11-05 08:48 | 群馬県 西上州エリア | Trackback | Comments(0)

鹿沼市 石裂山は長いハシゴのお山     Ozakusan in Kanuma, Tochigi

Sunday, November 1 , 2015
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低山の木々が紅く色づく11月初旬に栃木県鹿沼市にある、石裂山(おざくさん)に登ってきた。 070.gif

石裂山は、標高1000m前後の低山ながら、岩場やハシゴの多いアスレチック的要素の強いトレイルと聞いている。

また、信仰の山でもあり、登山口には加蘇山神社がある。




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<マイカーの場合>北関東自動車道の都賀ICから県道3号線~177号線~240号線と走って石裂集落に向かう。

市営バスの終点のバス停を通過し加蘇山神社社務所の先を左折する。

細い林道を少し走ると加蘇山神社前にパーキングがある。

パーキング可能スペースは10台くらい。




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加蘇山神社の横の沢沿いの広い路を進むと、右下の川に高さ5mくらいの “清滝” が落ちている。




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10分も歩くと山路になり、小沢をトラバースした先に “竜ヶ滝” の休憩所がある。

休憩所の一段下に行く踏み跡をたどれば、8mくらいの竜ヶ滝の滝壺まで行ける。




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休憩所から途中に月山への分岐を右に分けながら東に進むと、栃木県天然記念物の千本カツラの大木が現れる。

ここのカツラの木は、すでに葉が散ってしまっているが、カツラの木といえば甘い香りを放出する木であることを先日行った森林セラピーで知った。⇒ “上野村 中之沢渓谷で森林セラピー初体験 Forest Therapy at Nakanosawa valley in Ueno, Gunma”




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千本カツラから湿った沢筋のトレイルを進み、山腹にある中ノ宮の休憩所へ向かう。

沢筋は2014年2月の大雪で倒れたと思われる倒木で埋め尽くされていた。 002.gif




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竜ヶ滝の休憩所から中ノ宮の休憩所までは0.5kmほどであるが、段々と傾斜が増してくる。

中ノ宮の休憩所周辺は、見事なスギの大木に囲まれている。




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中ノ宮の休憩所の先に “行者返しの岩場” と呼ばれるハシゴとクサリが掛かった一枚岩が現われる。

ここから、いよいよ岩場の始まりだが、行者返しの岩場は傾斜が緩いので問題はないだろう。 066.gif




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行者返しの岩場を過ぎ、石の階段を登れば、りっぱなハシゴの掛かった “石裂岩” が現れる。

石裂岩のハシゴを登り切れば、洞窟の中に鳥居がある “加蘇山神社奥ノ宮” だ。

登山口の加蘇山神社から1時間くらいで奥ノ宮に来れる。

竜ヶ滝や千本カツラで寄り道しても1時間半くらいだろう。




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奥ノ宮から石裂山の稜線までは、手すり付き階段が設置された山路を行く。 このあたりは紅葉が見事だった。 072.gif




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“ヒゲスリ岩” の下をトラバースして・・




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山腹のスイッチバックをひと登りで石裂山から南に続く稜線に出る。 071.gif




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稜線から右(北)に進み、小ピークを越えれば “東剣ノ峰” に着く。

東剣ノ峰から鞍部に降り、 “西剣ノ峰” を目指す。




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東剣ノ峰から鞍部に降りポーションには長~いアルミ製ハシゴが設置されている。

今まで岩稜と呼ばれるトレイルをいくつも歩いてきたが、ここまでご丁寧にハシゴが掛かったトレイルは初めてだ。 005.gif

まあ、安全重視の措置なのだろうが、自然とがっぷり四つに組んで遊びたい私としては “なんだかな~” って感じだ。 039.gif




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東剣ノ峰から西剣ノ峰までは、20分とかからない。西剣ノ峰にはトレイルから右に行った所に東側の展望が開けた見晴台がある。 072.gif




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北側には石裂山(879.4m)の岩壁がそびえています。




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西剣ノ峰からコルに降り、20分ほど登れば石裂山のピークに着く。 066.gif

登山口から約3時間ほどである。 059.gif

山頂は狭いが、日光方面の山々が見渡せる。




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ランチを取るなら、石裂山よりも15分ほど北に行った所にある “月山” のピークの方が広いのでお勧めだ。049.gif 063.gif




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月山ピークには石の鳥居と壊れかけた木製の祠がある。

こちらからも石裂山同様に日光連山が一望できる。 072.gif

春にはヤシオツツジも見られるらしい。 056.gif




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下山は、石の鳥居をくぐり北東方向の尾根に進み、竜ヶ滝の休憩所へ下る周回コースをとる。




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クサリのついた尾根から、針葉樹林のスイッチバックのトレイルとなる。




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途中に小さな岩場の下降をこなし、沢筋のトレイルに入る。




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竜ヶ滝の上流に差し掛かると、ここも倒木が凄い! 005.gif 002.gif




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そして、月山から約1時間弱で竜ヶ滝の休憩所に到着。ここからは往路を加蘇山神社まで戻る。




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←石裂山回遊登山ルートマップ by 鹿沼市観光物産協会


岩場・鎖場の多い面白い山と聞いていたが、実際は岩場はほとんどハシゴの階段歩きだし、クサリ場もクサリが無くても問題ないレベルだ。

自然林の紅葉は綺麗だったが、全体的にはスギなどの針葉樹林の山で、大雪被害で倒木も多く、沢筋も荒れている。

信仰色が強い山という点では、群馬県中之条の嵩山に似ている。⇒ “群馬の駅からハイク vol.7 : 中之条町 石像と岩塔の嵩山  Takeyana in Nakanojō, Gunma”

私のこのトレイルへの評価: 3★ 初級者向け
行程距離: 約6km(加蘇山神社パーキング‐休憩所‐千本桂‐中ノ宮‐奥ノ宮‐東剣ノ峰‐西剣ノ峰‐石裂山‐月山 - 休憩所-加蘇山神社パーキング)
標高差: 約520m
実動時間: 約5時間 (休憩込み)

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by dream8sue | 2015-11-01 19:26 | 栃木県エリア | Trackback | Comments(0)