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南牧村 ひとぼし山は里山の中の里山        Hitoboshiyama in Nanmoku, Gunma

Sunday, January 17, 2016
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雪が降る前に最後の西上州を登ろうと大屋山を登った。そして、下山後、時間があったので大屋山の玄関口にあたる山仲集落近くの ひとぼし山 に登った。  070.gif




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アクセスは大屋山を参照のこと。→ “南牧村 大屋山で西上州のジオラマをみませんか          Ōyasan in in Nanmoku, Gunma”

ひとぼし山へのトレイルは登山地図には描かれていない。 山仲集落に入る橋のたもとに “ひとぼし登山口” と書かれた小さな標識があるだけで、山中には道標はない。

橋のたもとには道祖神がたくさん置かれている。ここだけではなく、村の街道のあちこちに道祖神を見る。




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登山口から沢の左岸を行き、100mほど行くと右側に岩壁が迫ってくるので、そこで沢を右岸にわたる。

すると、あたりは単調な植林地帯になる。トレイルは林業の作業路である。 019.gif



植林地帯といえば、よく見かけるのがこの笹の葉に似たシダ植物である。オオバノイノモトソウという植物らしい。 027.gif




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30分ほどで稜線に着く。ひとぼし山ピークへは、尾根を右に行くのだが、まずは左(北東)の展望台に寄って行こう。

尾根を左に行くと岩稜が現れる。岩稜通しでも行けるが、左にある巻き路からの方が楽である。




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岩稜はすぐに終わり、見通しのよいナイフリッジになる。




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ナイフリッジの末端は藪に隠れた絶壁である。ここからは山仲集落が一望できる。左のピークが先ほど登った大屋山だ。 072.gif




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大屋山にズームしてみれば、鉄塔の下に蓼沼の登山口になっている民家までもがよく見える。 005.gif




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展望台からは、大屋山だけではなく、これから登る ひとぼし山 も見える(トップ写真)

稜線の分岐に戻って今度は右(南西)の樹林の尾根を登る。




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尾根を少し登ると・・・Oh My God! こんな岩場があるんかい!何の情報を持たずに入山したので思わぬ障害物にびっくりポンだ! 005.gif




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岩場の右側にフィックスロープが張られている。四足で登るほどの急勾配で足場も悪い。




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しかもステップに積もった落ち葉が非常に滑りやすく、登りは大丈夫だが、特に降りでは注意が必要だ。 034.gif




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岩場を越え尾根から凹状の斜面になると、踏み跡が落ち葉で消されている。でも、テープの印がたくさんあるので、それに導かれながら最後の急登をこなす。 042.gif




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登山口から1時間ほどで登り着いた山頂には小さな山名板と石祠があるだけだ。周囲はマツの木などに囲まれていて展望も良くない。

倒木をベンチ代わりにして休みながら思った。西上州の里山では、もともと地元の方が林業や信仰などの生活のために作った路が多く、ハイカーはそれらを利用させてもらっているに過ぎない。この ひとぼし山 はその最たるものだ。私のようなよそ者が立ち入ってはいけない場所なのではないかとさえ思える。でも、そんな疎外感とは裏腹に、大好きな西上州の温かさをおすそ分けしてもらったような、ほっこりした気分にもなった。 040.gif 043.gif




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ひとぼし山は、2時間足らずで往復できるお手軽感がある。

しかし、中間部の岩場は意外に悪く、下部の植林地帯もルートを見失いやすい(特に下山時)ので初心者同志での入山は避けたほうが良い。

なにせ登山マップには記載のない里山の中の里山である。


私のこのトレイルへの評価: 3★ 中級~上級者向け
行程距離: 約2.5km(山仲登山口‐稜線分岐‐展望台‐ひとぼし山‐稜線分岐‐山仲登山口)
標高差: 約200m
実動時間: 約1.5時間 (休憩込み)

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by dream8sue | 2016-01-17 23:44 | 群馬県 西上州エリア | Trackback | Comments(4)

南牧村 大屋山で西上州のジオラマをみませんか     Ōyasan in Nanmoku, Gunma

Sunday, January 17, 2016
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今年初めての寒波が来るという前日、(実際、翌日の関東圏が大雪だったことは周知の事実)雪が降る前に最後の西上州を歩こうと西上州の南牧村にある大屋山に行ってきた。大屋山は岩峰の山であるが、六車集落からアプローチするトレイルは、植林と藪の東面をたどるものなのでさほど険しくはない。  049.gif




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<公共交通の場合> 上信電鉄の下仁田駅からバスに乗り “六車” バス停で下車する。バス停の先で緑色の六車大橋を渡り、底瀬川沿いの車道を20分ほど行くと住吉橋がある。この橋を右に行けば “黒瀧山登山口” のある九十九谷である。住吉橋からも黒滝山の鷹ノ巣岩がよく見える。(写真左)。大屋山へは住吉橋から左に進み “ひとぼし山登山口” のある山仲集落へ進む。私は大屋山の後、時間があったのでこのひとぼし山にも登った。→ “南牧村 ひとぼし山は里山の中の里山     Hitoboshiyama in Nanmoku, Gunma”

山仲集落の中をぬけて再び車道に出たところに蓼沼集落へと上がっていくトレイルの入り口(大屋山の下の登山口)がある。車道は山腹を迂回して蓼沼の登山口(大屋山の最奥の登山口)へと延びているが、マイカー利用の場合でも長く歩きたいハイカーはここから歩くことも一考だ。沢筋につけられたトレイルには、車道が延びる前に蓼沼集落への物資運搬用に使われていたモノレールが並行している。集落の歴史を物語る石碑などを見ながら沢筋のトレイルを行けば蓼沼の登山口に着く。




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<マイカーの場合> マイカー利用なら、六車バス停から蓼沼登山口までの時間(片道、約80分)が省略できる。
上記の公共交通利用の場合とほぼ同じ。 南牧川に沿って県道93号線を西に向かい、六車大橋を渡り底瀬川に沿って北上する。住吉橋の三叉路で橋を渡らずに直進し山仲集落に入る。集落を過ぎ上手橋の先で林道“道場線”(案内板あり)に合流し西に走れば蓼沼登山口(写真左)に着く。パーキングは路肩に3台くらい可能。




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登山口の蓼沼(たでぬま)は、斜面に2軒の民家が建つ山上集落であるが、それも今は空き家となっている。

上の民家の庭先(本当にお宅の玄関前)から裏手にまわって段々畑の中を横切る。道標が無ければ “え!こんな所でいいの?” と思うようなトリッキーなトレイルだ。 039.gif




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畑を廻り込んで沢沿いのススキの原を登る。鉄塔の近くから左に進み沢を渡り植林地帯へと入って行く。 070.gif




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しばらく植林の中を、倒木をまたいだり、くぐったりしながら進む。小尾根に上がった所に “清水有ります” の標識が現れる。 標識の先には小さな流れの湧水がある。が、メンテナンスがされていない沢筋はとても飲む気にはなれない状態である。 002.gif 050.gif




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植林の中でトレイルが右(北)に曲がり、霜柱を踏みしめながらしばらく登って行くと蓼沼という沼地への分岐となる。




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蓼沼は分岐からすぐなので立ち寄っていこう。クヌギやマツの木に囲まれた蓼沼には明神宮の石祠と、傾きかけた東屋がある。




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残念ながら渇水期の冬場には池沼は消滅している。そのたたずまいは “ここは西上州のウノタワ” といった感じの窪地である。




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蓼沼から北の尾根をたどれば、右側の木立ちの間から鹿岳や四ツ又山が見え隠れする。 小ピークを越えると両サイトが切り立ったナイフリッジとなり、その先でフィックスロープの張られた小岩峰を越える。




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傾斜の増したヤセ尾根をひと登りで三角点の埋まる大屋山に着く。 

山頂は2二人様用の小さなピークで、灌木に囲まれ展望もあまり良くない。 002.gif

かろうじて南西側に西上州のマッターホルンと呼ばれる大岩と碧岩の岩峰が見える。

ピークというより稜線歩きの通過点にすぎないような小さな起伏である。ということで、休まず通過した。 041.gif




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山頂から西にある展望台までは10分ほどのリッジ歩きだ。ナイフリッジに寄り添うように生える広葉樹の2本の木の間をすり抜ける。葉が枯れている時季だから容易にすり抜けられるけど、葉が生い茂ったら通れるのかしら? 003.gif




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すぐに岩塔が現れる。西岳?う~ん・・踏み跡があるので登ってみたが、ブッシュが多く展望はイマイチだ。 044.gif




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展望台へは、北西方向にとにかく尾根を行けるところまで進む。すると、 “もうこれ以上は行けません” という絶壁帯に行き当たる。 008.gif そして突然目の前に大パンラマが広がる。 005.gif 043.gif

眼前の岩の上までは行けそうなので、左の踏み跡から少し岩場を降って最先端の岩の上へ登ってみた。




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西上州の山並みがすごい!眼下の集落は立岩の登山口がある大上集落かな。

視界が良い日には、西上州の山並みの奥に八ヶ岳や蓼科山も見えるようだが、残念ながらこの日はよく見えなかった。




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そして目の前には、2つの岩峰をもつ立岩が威風堂々とした山容を見せている。そして立岩とそれを取り巻く深い谷が、まるで地形模型のジオラマのようにみえる。 005.gif




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北に延びる岩稜は結構手ごわそうだ。次回はロープ持参で挑戦するのも面白そうだ。




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そして、北の稜線上には昨年(2015年)の春に登った毛無岩の300mの岩壁が西に切れ落ちている。

その左の三角お山がイデミで、さらに左端の尖ったピークは荒船山の最高峰である経塚山だろう。




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さらに東に目をやれば、こちらも西上州を代表する四ツ又山鹿岳(かなだけ)が特徴的な山容を見せている。




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西上州の岩場には、アカヤシオなどのツツジの木が多い。春にはツツジ目当ての花見ハイカーが多いが、冬の大屋山は訪れる人も少ない静寂の山である。

下山は往路を戻る。ゆっくり降っても1時間もかからずに蓼沼登山口に着く。




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マイカー利用なら2時間で西上州の大パノラマが楽しめる穴場的存在の山だ。 049.gif

余談だが、南牧村は高齢化日本一の村であるが、登山口へ至るまでの集落では、おじいちゃんとおばあちゃんが仲良く散歩する姿を見かける。道端の石垣に座りながら会話を楽しんでいる姿は実に微笑ましく素敵だ。シングルの私にはとても羨ましい光景だ。いつまでも元気で余生を楽しんでほしいと願う気持ちになるのは私だけだろうか? 043.gif

私のこのトレイルへの評価: 4★ 初級~中級者向け
行程距離: 約3.5km(蓼沼登山口‐蓼沼分岐‐蓼沼‐大屋山‐展望台‐大屋山‐蓼沼分岐‐蓼沼登山口)
標高差: 約350m
実動時間: 約3時間 (休憩込み)

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by dream8sue | 2016-01-17 11:45 | 群馬県 西上州エリア | Trackback | Comments(0)

沼津市 香貫山から大嵐山まで沼津アルプス縦走     Numazu Alps in Numazu, Shizuoka

Sunday, January 3, 2016
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お正月は暖かな静岡県でハイキングということで、元旦から “安倍奥” の真富士山を登った。そして伊豆に移動して、ご当地アルプスの定番になっている沼津アルプスを歩いた。 070.gif

沼津アルプスとは、伊豆半島の北西部の付け根に位置する静浦山地の一部で、香貫山から太平山までを言う。太平山から先は函南町と伊豆の国市の郡境稜線に沿って大嵐山まで行く奥沼津アルプスと言われるルートへ繋いだ。 071.gif




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東海道本線、沼津駅から香貫山の麓まではバスで “黒瀬” まで行くとのことだが、東海バスのお正月ダイヤの都合で朝の黒瀬方面行バスが無い。歩いても20分ほどであるが、たまたま通りかかった伊豆箱根バスに乗り “市役所前” で降り、そこから東に5分ほど歩いて黒瀬まで行った。 070.gif

黒瀬バス停の先にあるレストラン(甲羅本店)の手前を右に曲がり住宅地に入る。と、3つ目の十字路に “香貫山香陵台” と書かれた案内板がある。




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案内板に従って坂を登っていくと、路肩にはアオキなどの青々とした植物をたくさん見ることができる。花は終わっていたがこの大葉に見覚えがある。昨年のお正月に東伊豆の城ケ崎海岸ハイキングで見たツワブキのようだ。 056.gif

やはり群馬県の茶色一色の冬枯れした山々とは違うな~、緑が多くていいな~ 060.gif ちなみに、この日の予想最高気温は16度!暖かい! 058.gif 私は半袖シャツ1枚で歩いたよ。 070.gif




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車道を10分ほど登れば沼津アルプスの最北に位置する香貫山の登山口である香陵台に着く。五重の塔やパーキング、トイレなどがある。

ここからトレイルが3つに分かれるが、どこを登っても大差なく香貫山へ行ける。私は一番左の静かなトレイルに進んだ。 070.gif




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15分ほどの登りで富士山や西海岸が見える展望台に着く。 072.gif 072.gif




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香陵台は春にはサクラの名所らしいが、冬はツバキが咲き誇っていた。 056.gif 056.gif




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良くメンテナンスされたトレイルには水道もひかれ、鳥たちが水飲み場で遊んでいる。

緩やかな斜面を登ればすぐに香貫山(かぬきやま/193m)に着く。香貫山には鉄塔があるだけで休憩所はないので、その先の桜台まで行って一休みしよう。

桜台からは香貫山ピークに建つ鉄塔越しに沼津市の街並みや沼津港が望める。




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桜台からは “八重坂峠” へ下山する。長い丸太の木段を降り切ると舗装道路に出る。




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舗装道路を左に進み、ゴルフ練習場を半周したあたりで左にある近道からバスの通る車道に降りる。左に50mほど行くと、右に手作り風の道標がある。(右の写真)ここから横山への急坂が始まる。




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フィックスロープの張られた急坂は、穏やかな香貫山香陵台とは打って変わって歩きづらい斜面の苦しい登高となる。 008.gif

横山(よこやま/183m)は樹林に囲まれた狭いピークで展望はない。 “横山峠” を目指し、こちらもロープの張られた急な斜面を降る。横山峠到着は、バスを降りてから早くも2時間が経過していた。




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横山峠から得倉山までは、横山への登り以上にきつい長い木段登りがまっていた。ふぅ~ 042.gif

それでも、横山峠から30分ほどで徳倉山(とくらやま/256m)に到着。徳倉山は西側から見ると象が座って鼻を伸ばしている様に見えるので別名 “象山” とも言われているそうだ。

ピークは広く富士山も見えるので、ここで早めのランチタイムとしよう。 063.gif 043.gif




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徳倉山ピークからは “志下坂峠” を目指し下降する。急坂を5分ほどで降りきると右に “香貫台入口” バス停への分岐を見送る。

その先に対空壕という案内板のある穴がある。対空壕って何? 039.gif 戦争を知らない世代でよかった~。




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続いて “馬頭観音”や、 “しおみち広場(機関銃座跡地)” などを通りすぎると、広葉樹林帯の穏やかなトレイルとなる。




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やがて樹林帯が終わり、突然目の前が開け、伊豆半島が一望できる場所に出る。 正面に鷲頭山がたちはだかって見える。 005.gif “千金岩” と書かれた岩場を降りれば、そこは志下坂峠である。 この峠からも東西両サイトへの逃げ道がある。




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志下坂峠を過ぎると景色が変わり、小さなピークである志下山(214m)を挟み “さざなみ展望台” や “パノラマ台” といった駿河湾を見ながらのトレイルとなる。気分も爽快! 060.gif 043.gif




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志下山から降った所が “馬込峠” で、クロガネモチ(写真左)やトベラ(写真右)などの常緑樹が赤い実をつけていた。




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馬込峠から “志下峠” へ緩い登り下りを繰り返す。 そして志下峠から鷲頭山への登りが始まる。途中には “中将宮” と呼ばれる石仏が置かれた岩場を通る。




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そして、鷲頭山の前衛峰である小鷲頭山への登りは、胸突き八丁の急な岩場のトレイルだ。横山の登りよりも徳倉山への登りよりもさらにしんどい! 登るだけでもつらいのに、運悪く団体パーティーとの交差に神経を使う羽目になりペースを乱された。 008.gif 042.gif




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息を切らせてたどり着いた小鷲頭山(330m)からは駿河湾の展望が清々しい。ここから鷲頭山までは10分足らずなので、休みたい思いを抑えて先に進む。

鷲頭山(わしずやま/392m)ピークには鷲頭神社の奥社があり、あたりは桜の木が生える広場なので、春に訪れると素敵だろう。

ランチ休憩した徳倉山からここまで約1時間30分。休憩には良い場所だが、ハイカーが多く落ち着かないので私はスルーした。 021.gif




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鷲頭山から10分ほど急斜面を降れば “多比峠” である。途中の木立ちの間から東側の狩野川流域の街並みが見えてくる。右にはこれから向かう太平山が大きく見える。 “まだ結構遠いな~・・” と心の声。 002.gif




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多比峠から右へ上がって尾根を左(やや東方面)に向かう。植生も変わり、暖かい地方の海岸付近に群落を作るというウバメガシの森となる。ウバメガシは備長炭の原料として有名らしい。知らなかった! 005.gif




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岩盤のヤセ尾根が続き、ウバメガシが創りだす独特の雰囲気が楽しい。 016.gif

ヤセ尾根を進むこと20分くらいで “多比口峠” に着く。

沼津アルプスだけを縦走する場合は、ここから太平山を往復(約30分)して多比集落に下山してバスで沼津駅へ戻ることになる。




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大平山へはヒノキ林の急坂を登るが、木立の間から美しい富士山を見ることができる。 072.gif

そして、峠から10分ほどで沼津アルプスの最終ピーク大平山(おおひらやま/356m)に到着。 066.gif スタートから約5時間のハイクである。 059.gif

徳倉山からほとんど休んでいなかったので、ここで大休憩しながら、この先の作戦会議をしよう。って、単独だけどね。 041.gif




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さて、大平山からは東の大嵐山へと続く奥沼津アルプスへ駒を進め、伊豆箱根鉄道の原木駅へ下ることにする。

大平山から大嵐山に至るルートは、沼津アルプスよりは全体的に険しいトレイルになるが、山を歩きなれた中級以上のハイカーなら問題ないだろう。

大平山から東側の急な尾根をガンガン降る。急勾配なうえに落ち葉が積もった斜面はとても滑りやすいのでゆっくりと慎重に降ろう。 034.gif

ひとしきり下降した鞍部には、岩場にアルミ製のハシゴが立て掛けられている。




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ハシゴの先で山口集落に下るトレイルを左に分ける。ここでパープル色の花を発見。 056.gif 久しぶりに樹木以外の山野草に会えてうれしい。 秋の花が残っていたのかな?アキノタムラソウかな? 039.gif




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緩やかなアップダウンを繰り返し、フィックスロープの張られた小さな岩場を登る。だんだんと岩稜ルートの気配になってくる。 009.gif




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やがて稜線に岩場が現れ、そこには2つのハシゴが掛けられている。

右は岩塔に登る短いハシゴ、左は下段の踏み跡からナイフリッジに登る長いハシゴ。

私は右のハシゴを登り鶏冠のような岩をトラバースしてナイフリッジに登り上げた。 042.gif




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岩場の先で、手作りの案内板が大木に設置されている三叉路に着く。 ここが沼津市と伊豆の国市と函南町の3郡を分ける尾根分岐である。

ここを右に折れ東に進む。尾根にはいくつもの石標があり、そこには伊豆の国市に合併する前の伊豆長岡町と刻まれていた。 027.gif




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大嵐山はまだかまだかとはやる気持ちで行くと、右手が開けた見晴し場を通過する。だいぶ標高が低くなっていることに気づく。 072.gif



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大嵐山へは、見晴し場の先で江間分岐を左に行き尾根を巻き降る。右方向の江間方面へ行くトレイルの方が踏み跡がしっかりしているので引き込まれないように注意が必要だ。 034.gif

尾根を降った所に、やたらと多くのロープで仕切られた場所がある。よく見ると草に覆われた石切り場の跡地である。




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石切り場の跡地からは、いよいよ最後の登りとなる。雑木林の急登が終わると、突然、擬木の柵が現れる。この柵の切れ目から大嵐山である日守山公園に入る。




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大嵐山(おおあらしやま/191m)は通称、日守山と呼ばれ、山頂は公園として整備されている。立派な展望デッキがあり、ピクニックテーブルもたくさん置かれている。東側の眺めがよく、富士山や箱根山が見渡せる。 072.gif

太平山からここまでは1時間45分ほどであったが、香貫山からの縦走ということでさすがに疲れた。 042.gif




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下山は展望デッキから狩野川脇の大嵐山登山口(日守山公園入口)へ0.8kmほど降る。

登山口近くには立派な公衆トイレ付きのパーキングもある。

原木駅へは、狩野川左岸の土手道を行き石堂橋を渡る。大嵐山登山口から20分ほどである。

なお、大嵐山からさらに隣の茶臼山(128m)なでを踏破したい場合は、日守山公園を囲む冊に切れ目がなく柵をまたがなくてはならない。そのため登山道が見つけにくいようなので留意しよう。 034.gif





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沼津、奥沼津アルプスともに標高400m以下の低山が連なる山稜であるが、アップダウンが激しく累積標高差は1500mとも言われている。しかし、景色の良い稜線歩き、雑木林の静かなトレイルと変化に富んだルートなので、18kmと長いルートでありながら飽きることがなく最後まで楽しめる。

低山の宿命で、前半部分での車道の歩行などがあることが非常に残念である。長いルートであるが、各峠からの逃げ道も多く、体力や体調にあわせて歩けるのがアドバンスポイントだ。

私のこのトレイルへの評価: 4★ 中級者向け(沼津アルプスだけなら初級者向け)
行程距離: 約18km(沼津市役所前バス停‐香貫山‐横山‐徳倉山‐小鷲頭山‐鷲頭山‐大平山‐尾根分岐‐大嵐山 - 原木駅)
累積標高差: 約1,500m
実動時間: 約7.5時間 (休憩込み)

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by dream8sue | 2016-01-03 03:14 | 静岡県エリア | Trackback | Comments(2)

静岡市 安倍奥 真富士山からの富士山     Mafujiyama in Shizuoka, Shizuoka

Friday, January, 1, 2016
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お正月は昨年に引き続き、温暖な伊豆でハイキング。 初日は伊豆と言うにはちょっと無理がある “安倍奥” の真富士山。
安倍奥ってどこ? 039.gif   関東エリアからはとてもaway感が強い山域だ。単に遠いということでは無い。遠くても日本アルプスや認知度の高い山域にはaway感は無い。
安倍奥と呼ばれるこの山域は南アルプス赤石山脈の南東にあり、富士山からは南西に位置する。静岡県のクライマー、ハイカーの間ではメジャーな山域で、まさに地元ハイカーご用達のお山といった感じだ。 その分、よそ者にはaway感があるが、知らない土地の初めてのトレイルというのはワクワクするね。 060.gif 070.gif



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真富士山は、静岡市の北を流れる安倍川沿いに南北にのびる安部東山稜の中にあり、第一(1,343m)と第二(1,401m)の二つのピークを総称して真富士山と呼ぶ。 第二真富士山が第一真富士山の北に位置している。

<マイカーの場合>新静岡ICで下り、安倍街道と呼ばれる県道27号線、県道29号線で平野まで行く。
平野集落の中の郵便局(421-2306 静岡県静岡市葵区平野2239-1)を過ぎたら三叉路を右に曲がり黒部沢沿いに林道を5km程走ると第3登山口に着く。

今回の山行は、第三登山口からヲイ平~第二真富士山~第一真富士山~ヲイ平を周回するルートだ。





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登山口からスギ林に入ると、いきなりミツマタの木が出迎えてくれる。

私は2015年の春に西丹沢のミツバ岳で初めてミツマタの花を見た。

あたり一面を黄色く染めるミツマタの群落は、それはそれは見事であった。 016.gif

→ “山北町 西丹沢 ミツマタの花咲くミツバ岳 Mitubadake in Yamakita, Kanagawa

この時季のミツマタは、まだ蕾と思われるが、ハチの巣のような形はもうすでに形成されている。 056.gif




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何度も立ち止まり、ミツマタの写真を撮る。

しばし歓喜に酔った後は、山腹を東に巻きながら高度を上げていく。 070.gif




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スギ林をひとしきり登り終えた場所には石仏が鎮座していた。

このルートの全般にわたり、ところどころに石仏が置かれている。

地元の信仰の山なのであろう。




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スギの植林帯が終わって、沢沿いの自然林帯に入る。やはり清流と自然林のハーモニーは素晴らしい。 072.gif




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沢が二股に分かれるあたりで、沢をトラバースして東側の尾根に取り付く。




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尾根でまたスギ林に入る。枝打ちされた人工林が美しい。 072.gif

スギ林に入ってすぐにヲイ平の分岐に着く。

登山口からここまで1時間くらいだ。 059.gif

ここが第一、第二真富士山のループトレイルの起点となる。

まずは左に進み、第一と第二真富士山のコルを目指す。 070.gif





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コルには、ヲイ平分岐から10分程で着く。

まずは第二真富士山を往復することにする。

ここを左(北)に進む。 070.gif




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コルからは日当たりのよい稜線歩きになり暖かい。058.gif 060.gif 寒さが苦手な私には冬の太陽は何より嬉しい。 058.gif 043.gif

そして、冬のトレイルにあって葉をピカピカさせていたのがイワカガミ。驚くほど長いイワカガミ・ロードが続いている。開花時期は素敵だろうな~ 056.gif




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やがて、小さなコルの先でフィックスロープの張られた岩場がでてくる。南面が切れ落ちているので慎重にね。 034.gif




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岩場を過ぎ、尾根の樹林が切れたところでは、北側に南アルプスの白い峰々が姿をのぞかせる。




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さらに石仏の置かれた尾根を進むと、勾配のきつい岩場が現れる。ここにもフィックスロープが張られているが、足場が安定しているのでゆっくり行けば問題ない。 029.gif




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岩場をこなし、アセビの群落を通り抜ければ、石仏と “第二真富士山” と書かれた山名板が置かれた山頂に着く。 066.gif

山頂からは、今にも花を咲かせるのではないかと思えるほど蕾をぷっくりと膨らませたツツジの木越しに、雲より高い富士山が望める。

コルから約1時間、登山口から2時間半ほどの登行である。 042.gif




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第二真富士山の周辺にはたくさんのアセビの木が生えている。

あれ?アセビの樹木ってこんなに幹が赤かったかな?と思えるほど褐色で光沢があった。 039.gif

それは、私にマンザニータの森を思い出させた。
→“マンザニータの森から最高峰へ   San Gabriel Peak via the Mount Disappointment Trail
→“超人気な滝と幻の滝   Bonita Falls & Middle Fork Trail in Lytle Canyon




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第二真富士山のピークは狭く、稜線トレイルの一部のような感じなので、長居はせずにコルに戻ることにする。

登りは1時間ほどかかった同ルートは、降りは30分でコルに戻ることができた。 059.gif




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第一真富士山へは、コルから今度は南に向かう。

コルから自然林の急登となるが、それもすぐに緩やかになり、アセビの生い茂る快適な尾根歩きとなる。




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コルから30分弱で、大岩の上に石碑が立つ第一真富士の山頂に着く。 066.gif

ピークは広く明るく開放的なのでランチタイムを過ごすには最適な場所だ。 063.gif 067.gif

風のない穏やかな元旦ハイクとなった。 058.gif 043.gif




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関東エリアに住んでいると、この角度から見る富士山は新鮮だ。 005.gif 049.gif

富士山の美しいすそ野の右側に見える山群は箱根の山かな? 039.gif
追記:ストライクイーグルさんより 箱根の山ではなく静岡県の東部にある愛鷹山(あしたかやま)であると教えていただきました。 愛鷹山も富士山の眺めがとても良い山のようですね~




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そして、さらに右側には駿河湾が広がっている。この眺めも新鮮! Amazing! 049.gif 072.gif




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山頂でゆっくりランチを楽しんだら南周りでヲイ平に戻ろう。

ピークから10分もしないで富士見岳へ続く南尾根との分岐がある。ここから西の尾根を降る。 071.gif




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フィックスロープの張られたザレた斜面を降れば、真富士神社との分岐に出る。ここにも石仏が置かれている。

ここを右に行けばヲイ平にいくが、真富士神社まで2分足らずなので初詣に寄ることにした。

樹林帯の中にひっそりと建つ真富士神社は、可愛らしい社があるだけの素朴な神社だ。




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神社の北東には、木立の間から優美な富士山が見える。やはり富士山は登る山ではなく、見る山だな~ 003.gif

今年の富士山は、すこぶる雪が少ないようだ。




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さて、富士山を堪能し、初詣も終わらせたところで、下山を続けよう。

分岐に戻り、第一真富士山の西側を北に向かって山腹を行く。

安倍奥は、伊豆半島から西に離れているので、思っていたほど暖かくは無い。

トレイルにも、たくさんの霜柱を見る。




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ヲイ平までの山腹トラバースは、左側(西面)が深い谷になっていて、途中には苔に覆われたゴーロ帯を通過する。 005.gif

あれあれ~!写真の石仏がトレイル脇に設置されているなんて!仏像もハイテク時代かしら? 041.gif




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第一真富士山から1時間足らずでスギ林の中のヲイ平に到着。 059.gif 066.gif

薄暗い人工林だけど、上を見上げるとまるで万華鏡のような森林美だ。 072.gif




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そして下を見れば、伐採された切り株に苔が生えて輪っかのアーツだ!  072.gif

ヲイ平からは、沢筋にでてミツマタ群生地の往路を戻る。

元旦から日本人が大好きな富士山を見ながらのハイクができてよかった。 043.gif

私は引き続き伊豆に移動して、ご当地アルプスの定番、沼津アルプスを歩いた。


私のこのトレイルへの評価: 4★ 初級~中級者向け
行程距離: 約6km(第3登山口‐ヲイ平‐第二真富士山‐第一真富士山‐真富士神社‐ヲイ平‐第3登山口)
標高差: 約640m
実動時間: 約5.5時間 (休憩込み)

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by dream8sue | 2016-01-01 02:23 | 静岡県エリア | Trackback | Comments(2)