<   2016年 03月 ( 5 )   > この月の画像一覧

下仁田町 踏み跡皆無の藪山 落沢岳~しれいた山       Shireitayama in Shimonita, Gunma

Wednesday, March 23, 2016
f0308721_2027466.jpg
私の大好きな西上州、だが、こんな山があったのか! まだまだ自分は若輩者だな~・・と痛感させられた今回の落沢岳~しれいた山縦走。 落沢岳?しれいた山?それってどこ? Top写真を見る人が見ればわかる。Sueが見ている山は西上州の名峰、鹿岳と四ツ又山・・ということは、両座の東に位置する踏み跡皆無のバリエーションルートが今回の山行地である。 トポは打田鍈一氏の “藪岩魂”




f0308721_20273660.jpg

f0308721_20275026.jpg
<マイカーの場合> 登山口の大北野は下仁田町と南牧村の郡境近くにあるので、上信越自動車道、下仁田ICから県道45号線で南牧村方面に走る。45号線が県道172号線と合流する三叉路を右に曲がる(45号線上)。右折直後(橋を渡る手前)で右の細い道に曲がる。そのまま南牧川左岸(川下に向かって左)の道を走り次の二股(大北野入口)を右に行き大北野川に沿って狭い道を走る。集落へ登る坂の下で左に林道へ下る道がある。林道を少し行くと沢が二股(登山口)となり中尾根に墓地があり、その前に2台くらいパーキング可能。(写真左)

私達は、集落へ登る坂の下(林道に入る分岐点)に1台パーキング可能なスペースがあったので林道に入らずに路肩に停めた。その20m前方の路肩にある墓地前にも2~3台可能。

林道の左右にはウメの花が満開に咲いていて、お花見気分で登山口まで歩いた。




f0308721_2029419.jpg
登山口となる、墓地のある中尾根から右の沢の右岸の路を行くと、倒木で路がふさがれている。倒木をくぐって荒れた路を行くも沢に吸収されて早くも踏み跡は無くなる。 お花見気分もぶっ飛んだ。 008.gif




f0308721_20293456.jpg
沢を渡り左岸の斜面を行くが、しだいに藪が濃くなってきて倒木も多くなる。ならばいっそ沢の中を歩けないかと試みるが、こちらも倒木ジャングルだ。 005.gif 008.gif




f0308721_20302316.jpg
倒木を避け、藪を除けながら少しでも楽なルートを探って歩くので、わずか100m進もうにも時間がかかる。 042.gif 周辺は植林地帯で植林の為に施された石垣を乗り越えて高度をかせいだ。1時間近く路なき路の急登をこなし、沢筋から離れ稜線と思しき方へ進むと、植林帯に新たに林道が削られている明るい場所に出た。西牧川と南牧川を分ける水分尾根のようだ。 042.gif 063.gif




f0308721_20305926.jpg
水分尾根を西にたどれば、落沢岳から続く尾根の小平地に行き着くはずだ。 地図上では、この間直線距離で300mくらいなのだが傾斜は一段と増し、踏み跡の無い斜面はズルズルと滑ってとても歩きづらい。 008.gif




f0308721_20311527.jpg
植林から雑木林に変わると、ツタのトラップあり・・ 002.gif




f0308721_20315141.jpg
浮石だらけのセンシィティブな岩場のクライミングとなる。ロッククライミングの経験者なら問題ないが、ホールドもスタンスも脆いので万一の事故を考慮してロープ確保して1人ずつ登った。 045.gif 049.gif




f0308721_2032115.jpg

f0308721_20323950.jpg
確保は50mロープ1ピッチ分で尾根の小平地(しれいた山分岐)に出ることができた。

やれやれ、まさかいきなり、こんなところでロープを使う羽目になるとは。

正直、本ルートの中でこの300mが一番厄介だった気がする。

稜線上は日当たりも良くアブラチャンなどの花も咲き春を感じられる。

休憩の後は、気を取り直して落沢岳のピークハントに取り掛かる。

しれいた山分岐からピークまでは1kmもないが、その間に小さな岩峰が4つほどある。







f0308721_20333284.jpg
P1,P2は大したギャップも無い小さなコブ。




f0308721_20335846.jpg
でも、岩稜。  P3のピークには枯れたマツの木が横たわっていた。




f0308721_20342990.jpg
P4 へは北側のブッシュ・クライミング。落ち葉がルートファインディングの邪魔をする。 登りでは気づかなかったが、降りの時に岩に赤矢印が描いてあるのを発見したので、その上に白いリボンを足しておいた。 034.gif




f0308721_203527.jpg
P4から落沢岳までは展望が開け、南面には四ツ又山が眼前に大きく見える。 005.gif 072.gif 右奥の切れ落ちたシルエットは黒瀧山かな?




f0308721_20354876.jpg
下界でサイレンの音がけたたましく鳴っている。スピーカーから山火事を知らせるアナウンスが聞こえる。と、北面の山間部から火事現場と思われる煙が立ち昇っていた。 005.gif バックは妙義山だから火事現場は下仁田町の国道254号線沿いかな。 039.gif




f0308721_20361973.jpg
さらに尾根通しに岩稜を登って行くと、東西に長い落沢岳(790m)の山頂に着いた。 山名板も無く古ぼけた赤いリボンが立ち木に巻かれているだけだったので、白いリボンにボールペンで山名を書いて巻いておいた。 034.gif




f0308721_2037175.jpg
灌木越しに、昨年の12月に縦走した鹿岳からゴジョウ山が見える。 低木に覆われているので、苦労して登った割にはイマイチ感のある落沢岳だ。 039.gif




f0308721_20373717.jpg
さて、しれいた分岐に戻ろう。小さなピークとはいえ、アップダウンが多いので下降にも時間がかかる。途中のピークから しれいた山への山稜が良く見えるが、いったん針葉樹林帯へ大下りしてから登り返す長いルートのようだ。 008.gif




f0308721_2038135.jpg
落沢岳を往復して、しれいた山分岐に戻った(往復約2時間)。 半分の行程が終わり、結構な充実感がある。が、これからがお楽しみの しれいた山 である。 Here we go! 070.gif




f0308721_20383960.jpg

f0308721_2038555.jpg
さっそくヤセ尾根が現れる。 013.gif

そのヤセ尾根の末端は “標石57” が埋まったマツの木のピーク。




f0308721_20402194.jpg
そのピークの先は急峻な尾根の下りとなる。尾根というより岩壁に近い。 005.gif ここもロッククライミングの経験者ならフリーで降りられそうだが、落ち葉で滑りやすく万一の事故を考慮して懸垂下降する。ここにも黄色い8㎜丸スリングを残置した。25m、1回の懸垂下降でかろうじて岩場下部に届いた。 042.gif 025.gif




f0308721_20412891.jpg
岩場を降ると、右側(西面)は自然林、左側(東面)は植林とくっきり分かれる。そして尾根上に古い看板の鉄枠だけが立っている。 登山道も無いこんな山の中に何故こんな看板の枠があるのだろうか。 元は何の看板だったのだろうか? 039.gif




f0308721_20421058.jpg
看板の鉄枠から植林地帯の鞍部に降り、植林の斜面を東側の雑木林目指して登る。 このあたりのルート取りはアバウトである。植林鞍部から植林の中の凹状地形を北に詰めてから東に登った方が楽だったかもしれない。 039.gif




f0308721_20423259.jpg
苦しい登り返しの途中で、早くもミツバツツジが咲いているのを発見。 癒される~! 056.gif 043.gif




f0308721_2043213.jpg
雑木林を東に進むとヤセ尾根となる。枯れ木が横たわる岩稜を倒木を避けながら登れば しれいた山のピークはもうすぐだ。




f0308721_20434011.jpg
南面に絶壁が見えてくる。 005.gif




f0308721_204478.jpg
マツの低木などのブッシュは生えているがナイフリッジなので歩行は慎重に! 034.gif




f0308721_20443472.jpg
しれいた山(641m)の西峰ピークは絶壁の上。 標高こそ低いが360度の展望が得られる。 072.gif 072.gif




f0308721_20451216.jpg
足元は白い岩壁だ。 白板がなまって “しれいた” になったらしい。 037.gif




f0308721_20455628.jpg
歩いてきた岩稜を振り返れば、西側には四ツ又山の四つのピークと、鹿岳の鹿の耳のような二つの岩峰が顕著にわかる。




f0308721_20461949.jpg
そして、先ほどまでいた落沢岳。直線距離以上に遠くに感じる。 042.gif




f0308721_20463876.jpg
西峰からフィックスロープで5mほどのギャップを降りて、登り返せば東峰だ。




f0308721_2047247.jpg
休憩するなら西峰より、東峰の方が良いだろう。 049.gif 063.gif




f0308721_20474290.jpg
東峰から、さらに石がごろごろした東のヤセ尾根を行けば、610mの木立のピークに着く。




f0308721_20482721.jpg
610mの木立のピークで北側の植林尾根に進む。 うっかりすると東の尾根に進んでしまうので、このピークでしっかりコンパスを合わせて北の斜面に進もう。 034.gif もちろん植林尾根には踏み跡は皆無であるが、すでにだいぶ標高を下げているので30分も降れば登山口の二股に着ける。最後まで忠実に北尾根に沿って降れば二股にドンピチャに出ることができる。 034.gif




f0308721_20484886.jpgf0308721_2049451.jpg

倒木ジャングル、浮石のいやらしいクライミング、懸垂下降、植林鞍部でのルートファインディングと、一癖も二癖もあるルートであった。決して美しいトレイルではない。なのに、全身で山を遊びつくした感が半端ではない。この充実感は何なのだろう。充実感だけなら5★を進呈しよう。 041.gif
マニアックなルートで野生の勘を鍛えたいハイカーのみにお勧めします。地図読みできない、悪場のクライミングは苦手、藪こぎ嫌いな方は近寄らない方が良いでしょう。 046.gif
いや~面白かった。 打田鍈一さん、ありがとうございます。 これぞ西上州ですね。 003.gif

私のこのトレイルへの評価: 3★ 上級者向け
行程距離: 約4kmくらい?(大北野下林道入口‐登山口‐西牧南牧分水尾根‐しれいた山分岐‐落沢岳‐しれいた山分岐‐植林鞍部‐しれいた山‐登山口 - 大北野下林道入口)
標高差: 約420m (懸垂下降を交えたアップダウンがあるので累積高低差はこれ以上)
実動時間: 約7時間 (休憩込み) トポのコースタイム4時間に騙されてはいけません。 041.gif

f0308721_2051715.jpg

この情報は役にたちましたか? 下の画像をクリックしていただけたら嬉しいです。 ヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ
↓ Thanks for reading my article. Please click the photo below, so that your access can be counted.

にほんブログ村

にほんブログ村

by dream8sue | 2016-03-23 20:22 | 群馬県 西上州エリア | Trackback | Comments(8)

高崎市榛名湖町 榛名山 早春の掃部ヶ岳から杏ヶ岳を歩く     Kamongatake in Mount Haruna

Tuesday, March 22, 2016
f0308721_18242246.jpg
三月下旬、早春の榛名山は中旬に降った雪がまだ残る春には遠い様相であった。でも、湖畔に映る榛名富士や外輪山が、青く深く息をのむ美しさだった。 072.gif
その榛名湖をぐるっと囲む外輪山の中で、最も標高が高い掃部ヶ岳(かもんがたけ/1,449m)と、最も西に位置する杏ヶ岳(すもんがたけ/1,292m)を縦走した。榛名湖がすでに標高1090mほどあるので、外輪山は意外と低く見えるが、2つの山の累計高低差は900mほどあるので甘く見てはいけない。




f0308721_1826012.jpgf0308721_18261380.jpg

<マイカーの場合> ローカルな行き方はいくつかあるが、関越自動車道前橋インターからは、群馬県立農林大学校(高崎市箕郷町西明屋1005番地)の前を通る県道28号線でアクセルするのが最短である。パーキングは、湖畔の西側に立ち並ぶ食堂や土産店などの北(すでに閉鎖された国民宿舎榛名吾妻荘の南)に市営パーキングがある。 私たちは、下山口である竹久夢二のアトリエがある榛名湖畔の宿記念公園のパーキング(無料)を利用した。

<公共交通の場合> JR高崎駅の西口から群馬バス、榛名湖行きのバスに乗り “榛名湖畔” バス停で下車する。

掃部ヶ岳登山口へは、湖畔の周遊道路を北に向かい、国民宿舎榛名吾妻荘の北から山側に入る。手すりに設置された道標は遠くからは目立たないので見落とさないようにね。道路からは硯岩がスギ林の中から頭を出しているのが見える。




f0308721_1827420.jpg
硯岩は昔から人工登攀によるロッククライミングのゲレンデとして利用されていた。(今では過去形?)ハイキングの地図では硯岩分岐まで行き、右に進み硯岩のピークに直接登る案内となっている。が、せっかくなら硯岩の基部を通り、硯岩を下から見てからピークにつなげるとしよう。
登山口からすぐにカラマツ林になり、林の右奥に岩場の気配を感じる。200mほどトレイルを歩いてから右の岩場を目指して踏み跡の無い斜面を適当に登れば意外と早く硯岩の基部に着く。

昔はここでアブミの練習をして、谷川岳の衝立岩やアルプスの屏風岩や丸山東壁、奥鐘西壁などの高難度壁を登ったものだが、あの時代(1980年代)、フリークライミングでなければクライミングにあらずと言っていた人のどれくらいの人がこれらの壁をフリーで登ったのかな~hahaha





f0308721_1373723.jpg
硯岩の基部から東の急斜面を少し登れば簡単に硯岩のピークに立てる。登山口から30分ほどでこの展望が楽しめるのだから悪くはない。 043.gif




f0308721_18282949.jpg
榛名富士がセンターに位置し、左(東側)には烏帽子岩や二ッ岳が見える。




f0308721_18293514.jpg
右(西側)には天目山から相馬岳に続く稜線が見える。




f0308721_18295187.jpg

f0308721_18324422.jpg
硯岩からの展望を楽しんだら、西側の尾根を降れば硯岩と掃部ヶ岳との分岐に出る。

分岐からは植林帯をぬけ笹原が広がる自然林に入る。






f0308721_1834981.jpg
すぐに長~い木段のトレイルとなる。枯れ林は日当たりがよく雪解け直後のトレイルはぬかるんで歩きづらい。 008.gif




f0308721_18351851.jpg
そして、ひと汗かく頃に(硯岩から30~40分ほど)、榛名山最高峰の掃部ヶ岳に着く。 042.gif 066.gif

余談だが、山頂で九州から榛名山を登りにきたというハイカーに会った。彼は掃部ヶ岳と相馬岳という榛名山の秀峰2座狙いで、この後、湖畔に下山して相馬岳の登山口に向かった。なにげに榛名山って全国区だったのか!知らなかった! 005.gif 006.gif




f0308721_1836643.jpg
山頂からは、真っ白な浅間山や西上州の山々が望める。そして、これから行く西峰への縦走路には残雪がはっきりと見える。




f0308721_183631100.jpg

f0308721_18365077.jpg
山頂で早めのランチを楽しんだ後は、杏ヶ岳への縦走にかかろう。

まずは笹を分けながら西峰へ登る。

20分ほどで西峰には着く。

硯岩からは隠れて見えなかった相馬岳や三ッ峰などの外輪山も見える。






f0308721_18372640.jpg
西峰からさらに西に進むと耳岩が現れる。縦走路は岩場の右側基部を廻り込むが、左のリッジを登れば耳岩の肩?に立てるので寄っていこう。




f0308721_18374417.jpg

f0308721_1838285.jpg
なぜ耳岩なのか? 杏ヶ岳へのトレイルから見える耳岩はまさに2つの耳を持つ岩峰である。

そして、彼女が立っている岩は、赤矢印のところ。 005.gif




f0308721_1839125.jpg
耳岩からは杏ヶ岳への山稜がみえるが、手前の杖の神峠まで大きく下ってから取り付くので結構遠いな~と感じる。




f0308721_18392555.jpg
北側には苗場山などの上越の山々が白い帯のように横たわって見える。 072.gif




f0308721_18394523.jpg
耳岩の肩から見上げる耳岩の右耳? 041.gif




f0308721_18403626.jpg
耳岩からの素晴らしい展望に時間を忘れてしまうが、杏ヶ岳への往復2時間はかかりそうなので先を急ごう。
耳岩から縦走路に戻り西に進む。送電鉄塔手前で杖の神峠分岐を左(南)に下る。分岐からは、歩いてきた掃部ヶ岳からの尾根と耳岩が木立の間から見える。その先には榛名湖が・・ずいぶんと遠くに見えるな~。




f0308721_1841335.jpg

f0308721_18414910.jpg
杖の神峠分岐からの急坂を降りきると、可愛い顔をした地蔵が置かれた杖の神峠に着く。

杖の神峠で車道を横切り南側のトレイルに続ける。

ちなみに、西側は舗装道路なので、西側の集落(倉渕町)から車でアプローチして2つのピークをピストンすることも可能だろう。しかし、榛名湖へ続く東側の林道はダートで荒れているので車での入山は勧められない。 050.gif






f0308721_18422918.jpg
ブナやカエデなどの雑木林に囲まれた歩き易い笹原のトレイルを行く。




f0308721_18425493.jpg
最初の急な尾根を登りきったところは 鷲ノ巣山 というピークだ。




f0308721_18432335.jpg
アップダウンは続き、雑木林の先に杏ヶ岳と思わしきピークが見えてくる。 が、しかし・・




f0308721_18443689.jpg
そこは石宮が置かれた南北に長い小ピークだった。杖の神峠から約1時間。059.gif 地図では杏ヶ岳へは南に真っ直ぐな尾根伝いなのだが、このピークの先は東にカーブしていた。ここが杏ヶ岳かな?山名板も無く・・おかしいなと思ったのだが我々はここを杏ヶ岳ピークと思ってしまった。 039.gif 実際はもう一つ先のピークだったようだ。Oh~Shoot! 021.gif 自分の読図能力の甘さを反省! 007.gif




f0308721_1846105.jpg
下山は、杖の神峠まで戻り峠から榛名湖畔への約3kmの林道を降る。雪解け直後のせいか、林道には車での通行は不可能と思える土砂崩れが3個所ほどあった。 そして、林道からも、耳岩が二つの耳を青空に突き出しているのが見える。




f0308721_18463841.jpg
耳岩の下にも白い壁をあらわにしたピラミドルな岩塔がある。林道終点は榛名湖畔の宿記念公園のパーキングである。




f0308721_1847916.jpg
榛名山には、今回訪れた硯岩の他にも黒岩というロッククライミングのゲレンデがある。現役クライマーの頃に黒岩に通った日数は200日を越えている。なので、2週間前に行った水沢山も含めて、私にとって榛名山系はハイキングの対象ではなくトレーニングのフィールドというイメージが強い。
しかし、今回、手軽に登れる多くの外輪山を持つこの山の良さに改めて気づいた。竹久夢二が愛した榛名湖の美しい風景を見ながらのハイキングは、どこを歩いてもハズレが無く、どんなハイカーも気持ちよく歩くことができるだろう。 049.gif


私のこのトレイルへの評価: 4★ 初級~中級者向け
行程距離: 約10km(竹久夢二アトリエP‐国民宿舎登山口‐硯岩‐掃部ヶ岳‐耳岩‐杖の神峠‐杏ヶ岳‐杖の神峠‐杖の神林道 - 竹久夢二アトリエP)
標高差: 約360m(累計標高差は900m)
実動時間: 約6時間 (登山口から掃部ヶ岳まで約1時間、掃部ヶ岳から杖の神峠まで約1時間、杖の神峠から杏ヶ岳往復約2時間、杖の神峠から林道の下降約1時間、休憩約1時間)





f0308721_18483812.jpg
この情報は役にたちましたか? 下の画像をクリックしていただけたら嬉しいです。 ヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ
↓ Thanks for reading my article. Please click the photo below, so that your access can be counted.

にほんブログ村

にほんブログ村
by dream8sue | 2016-03-22 18:22 | 群馬県エリア | Trackback | Comments(2)

安中市松井田町 妙義山 雪稜の谷急山     Mount Yakyu in Mount Myogi

Thursday, March 17, 2016
f0308721_0565538.jpg
3月だというのに上毛三山は真っ白にお化粧している。まさかの雪稜、いや、間違いなく雪稜だろうと10年ぶりに雪山仕様の登山靴とアイゼンを持ち、裏妙義の谷急山に行ってきた。  070.gif  ルートは谷急沢(女道)から登り、稜線を往復し、下山は巡視道を降りる半ループのトレイルだ。




f0308721_0575117.jpg

f0308721_0583195.jpg
<マイカーの場合> 登山口の裏妙義国民宿舎までは、昨年の2月の丁須の頭ハイクを参照してください。
安中市松井田町 妙義山 篭沢から登る冬の丁須の頭 Chosunokashira in Mount Myōgi

国民宿舎のバックにはいつものように裏妙義の岩峰群が屏風のごとくそびえている。 072.gif

ちなみに、裏妙義国民宿舎は、今月(2016年3月)いっぱいで閉鎖とのこと。 個人的に思い出の多い宿なのでとても残念だ。 002.gif

国民宿舎の前を流れる中木川の右岸(川下に向かって右側)の林道を30分ほど歩くと星穴分岐に着く。




f0308721_0593060.jpg
星穴分岐には慰霊碑と思われるケルンがある。失われた道、星穴新道への分岐である。機会があればコソッと登ってみたいルートだ。登山禁止だけどね~ 029.gif 003.gif




f0308721_102066.jpg
星穴分岐から星穴沢橋を渡り、さらに歩くこと20分くらいで中木沢橋を渡る。

そこから少し行き川が大きくカーブした場所の路肩に小さな石仏と女道登山口の道標が立っている。




f0308721_105196.jpg
女道登山口は谷急沢の出合いでもあるが、水量はさほど多くはない。尾根から沢筋に降りて行くと、南面ということもあり予想に反して全く雪は無い。




f0308721_112692.jpg
谷急沢は、新緑や紅葉の時に沢登りしてみたくなるほど美しい沢だ。 072.gif




f0308721_114951.jpg
その谷急沢を右岸から左岸に、左岸から右岸にと何度も渡渉しながら40分ほど遡ると、大黒乗越沢との二股(谷急沢分岐)に着く。ここから右の尾根に取り付き北に進む。




f0308721_121389.jpg
さぞかし秋は紅葉が綺麗だろうと容易に想像できる自然林の中を、落ち葉を踏みしめながら急登をこなす。 042.gif




f0308721_123490.jpg
すると、木立の間から左の稜線上に谷急山方面の小ピークと思われる岩峰が見え始めてくる。




f0308721_131875.jpg
大遠見峠に近づくにつれ残雪が現れる。大遠見峠から谷急山まではP1からP6までの小ピークのアップダウンを繰り返す。V字キレットなどの険悪な岩場をもつ尾根なので注意が必要だ。 034.gif




f0308721_14836.jpg
大遠見峠からのヤセ尾根には雪がたくさん残っていて、正直、沢筋ではなく尾根筋にこれほどの残雪があるとは意外であった。ブッシュこそ多いが、急峻な岩場の雪稜歩きに思いのほか時間を要した。 042.gif




f0308721_112468.jpg
P1を過ぎると周辺の山々が見えてきて高度感が出てくる。 043.gif




f0308721_1122097.jpg
やがてP2手前のクサリ場が現れる。濡れた岩場にクサリを握る手に力が入る。 008.gif




f0308721_1125129.jpg
クサリ場から先もナイフリッジや傾斜のある岩場が多い。P1からV字キレット、P3あたりまでがこのルートの核心部だろう。




f0308721_1492489.jpg
フィックスロープが張られた急峻な岩場を登りきればP2である。




f0308721_1135028.png
P2のピークに立つと、一気に視界が開ける。振り返れば北東方向に、裏妙義の烏帽子岩から丁須の頭までが手の届きそうな距離に見えている。




f0308721_1141829.jpg
P2は小さな針峰であるが、ここからの展望は山頂より良いかもしれない。 072.gif 072.gif




f0308721_1145095.jpg
北には浅間山が、南には表妙義と西上州の山々が一望できる。 表妙義の相馬山と針モグラの背中のような金洞山、星穴岳の山群が素晴らしい。その両者をつなぐ茨尾根もくっきりと見える。




f0308721_115875.jpg
すぐ南に見える、大烏帽子、小烏帽子の山波。白い山肌から薄毛のように生えた樹木がユニークな風景を作り出している。




f0308721_116335.jpg
そして西側には谷急山の全容が見える。こんな悪場があるとは思えない緩やかで美しい山並みだ。それにしても・・まだまだ遠いな~ 025.gif 042.gif




f0308721_1183267.jpg

f0308721_1574615.jpg
P2から、すぐにV字キレットへの急な下降が始まる。
岩場に積もったベタ雪の処理が悪く緊張する。
慎重にコルに降り立つと、キレットの隙間からバックの雪景色がのぞいて見える。 072.gif

“なかなかいいな~” なんてのん気に風景を楽しんでいると・・ キャー! 同行者が上部岩壁からキレットをのぞき込んでいる。
見ている方が怖くなるから、やめて! 005.gif 025.gif

ちなみに、この同行者はヒマラヤ経験も豊富で、最近公開された安倍寛主役の “エベレスト神々の山嶺” のスタッフもしていた “ヒマラヤの獅子” なのでご心配なく。 041.gif




f0308721_1244594.jpg
な~んて、人のことをとやかく言っている場合ではない。コルからP3までの登り返しがあるが、右側が切れている岩場で、付着した雪の状態が悪く、思わず “誰か私を確保して~” って叫んでしまう。 008.gif 今回はロープを持参しなかったことを反省した。 040.gif




f0308721_1263981.jpg
P3からは悪場も少なくなる。が、朝からの疲れも出てきて、アップダウンが苦痛になってくる。 008.gif 042.gif




f0308721_1281575.jpg

f0308721_132570.jpg
まだかまだかと次々に現れるピークに騙されながらも、やっと谷急山のピークにたどり着く。
そこには、目の前にドーンと浅間山が控えていた。
私はピークへのこだわりは少ない方だが、久しぶりに “頑張って登ってきてよかった” と思えたルートだった。 042.gif 043.gif

山頂で遅めのランチをとっていると、浅間山上空に3機のヘリコプターが・・何かあったのかしら?
それにして今日の浅間山からは一切煙が出ていない。
昨年の秋に浅間隠山からみた浅間山にはすごい勢いで煙が立ち昇っていて、間違っても近寄りたくないと思ったものだが。




f0308721_1312412.jpg
山頂は360度の展望ではあるが、周辺は低木が生い茂っているので葉が茂っていない今頃の方が展望は良いのかな?




f0308721_1331387.jpg
低木をかき分けて撮った北東側の風景。妙義山の麓には上信越自動車道の高架が見える。その先に見えるのは榛名山群。 072.gif




f0308721_1343223.jpg
さて、山頂での1時間休憩を終え下降に取りかかる。登りより厄介な雪稜の下降。アイゼンを装着してのクサリ場の下降は慎重にね。 034.gif




f0308721_135945.jpg
山頂から大遠見峠までの下降時間は、登りとほぼ同じで約2時間かかった。

大遠見峠から三方境までは10分ほどのコブ越えで着く。




f0308721_1355473.jpg
三方境からは自然林とスギ林が混ざる巡視道を降る。小さな沢をいくつも横切って徐々に高度を下げていくこのトレイルは単調である。




f0308721_1362734.jpg
疲れた身体に鞭打って夕闇が迫る中をひたすら降り、三方境から国民宿舎まで1時間30分で降りる。途中の木立の間から表妙義の岩山が残照に浮かび上がって見えた。




f0308721_1365927.jpg
今回の谷急山は、3月とは思えない残雪があり、久しぶりに登り甲斐のあるルートだった。
ただでさえ険悪な岩場が多い裏妙義なので、いったん雪稜となった場合は下手な雪山よりも技術を要する。
確かなアイゼンワークと雪山に対しての知識と注意力が必要だ。

私のこのトレイルへの評価: 4★ 上級者向け
行程距離: 約10km(国民宿舎‐女道登山口‐遠見尾根‐V字キレット‐谷急山山頂‐V字キレット‐三方境‐巡視路‐国民宿舎)
標高差: 約730m (稜線上は小ピークが多く累積高低差はこれ以上)
実動時間: 約10時間 (登り5時間、降り4時間、山頂での1時間休憩込み)

f0308721_13757100.jpg

この情報は役にたちましたか? 下の画像をクリックしていただけたら嬉しいです。 ヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ
↓ Thanks for reading my article. Please click the photo below, so that your access can be counted.

にほんブログ村

にほんブログ村

by dream8sue | 2016-03-17 00:55 | 群馬県 西上州エリア | Trackback | Comments(2)

渋川市 榛名山 春の水沢山でスノーハイク    Mizusawayama in Mount Haruna

Saturday, March 12, 2016
f0308721_2315422.jpg
私が昔、国体の山岳競技の選手だった頃に何度となくトレーニングで走った山、それが榛名山系の一座、水沢山(浅間山/1,194m)である。なので、ハイキングの対象として考えたことは無かったのだが、思わぬ3月の名残の雪に誘われて犬2匹を引き連れて歩いてきた。  070.gif




f0308721_23153857.jpg
<マイカーの場合> 今回のトレイルは、一般的な登山口 “水沢観音” から入山し、伊香保温泉街に下るPoint to Pointである。前橋から水沢観音へは、県道15号線を北西に走れば30分程で着くだろう。下山後は水沢経由高崎行きのバスかタクシーで登山口に戻る。

<公共交通の場合> JR渋川駅から伊香保温泉行のバス(関越交通/群馬バス)にのり、ビジターセンター前で下車。水沢経由高崎行きのバス(群馬バス/渋川市コミュニティーバス)に乗り換える。本数が少ないので事前に時刻をチェックしておく必要がある。 034.gif




f0308721_23203715.jpg
観音堂の左手にある急な石段を登る。




f0308721_23205682.jpg
階段を登り上げ、さらに左の木立ちに入って行く。 3月にしてはサラサラのパウダースノーなので思ったほど身体は濡れない。




f0308721_2321115.jpg
薄暗いスギ林を横切るとパーキングから直接登る路と合流するので左に進む。スギ林はすぐに終わり雑木林にさしかかると右の尾根に進む道標があるので尾根に取り付く。




f0308721_23212995.jpg
いきなり急な階段状のトレイルとなり、ひと登りするとベンチがあり、右側の奥には石碑がある。




f0308721_23215071.jpg
木段が整備され、昔のザレて、えぐれた沢状の歩きづらい路とは全く違っていた。気のせいか勾配も緩やかに感じられる。もっとも昔は20㎏の荷物を背負ってこのトレイルを駆け登っていたのだから、傾斜もきつく感じたのだろう。 041.gif




f0308721_23221052.jpg
やがて、 “休み石” と書かれた標識があるスポットに着く。ここには鳥の巣箱が設置されているので、たくさんの小鳥が飛んでいた。 043.gif




f0308721_23223051.jpg
休み石からは、さらに傾斜がきつくなる。石ころが多いトレイルとなり歩きづらくなってくる。 008.gif




f0308721_23225586.jpg
胸突き八丁の急登をこなし稜線に出ると、横並びになった石仏群が出迎えてくれる。




f0308721_23233424.jpg

f0308721_23235195.jpg
石仏群からさらに0.4kmほど西に行けば、360度の展望が得られる水沢山のピークに着く・・はずなのだが、残念ながらこの日の展望は全く無し!  002.gif

展望が無いので、暖かなお茶を沸かして一休みした後は、さっさと下山にかかる。 063.gif




f0308721_23242116.jpg
山頂から水沢観音側にピストンするハイカーが多いとみえて、ピークから西側へはトレースも少なく積雪も多い。




f0308721_23243642.jpg
おまけに急な下降ポイントやヤセ尾根もあって、雪山気分全開だ。ワンワン 060.gif 003.gif




f0308721_2325366.jpg
ヤセ尾根の先は1,194mの小ピークで、そこにはアンテナ塔が建っている。




f0308721_23252255.jpgアンテナ塔からさらに西に降ると、林道上野原線にでる。林道を横切り林道と並行して作られたトレイルを(または林道を)右に行けば “つつじヶ丘展望所” がある。




f0308721_2326973.jpg
つつじヶ丘展望所周辺からは、西側に風穴がある二ツ岳の双耳峰が見える。この山は真夏の暑い時でも風穴効果で涼しく、麓に広がるオンマ谷にはイワタバコやタマガワホトトギスなど多くの花が見られるのでお勧めです。 049.gif




f0308721_23274268.jpg
東側には、歩いてきた水沢山とアンテナ塔が見える。




f0308721_23281238.jpg
つつじヶ丘展望所から林道に降り、そのままカーブの所から木段を降り、再び山路に入る。

すぐに右側に “憩いの森研究館” への分岐を分ける。

この憩いの森コースを降り、県道に出て20分も歩けば水沢観音のパーキングに戻れる。

ちなみに、このコースは野外施設の一部なので草木が芽生えた頃に野鳥の声を聞きながら歩きたいトレイルだ。




f0308721_2328599.jpg
憩いの森コースの分岐を直進して尾根を降ると再び林道にでる。




f0308721_23294496.jpg
ここで “上の山公園” に入る。右奥には見晴台もあり、お天気が良ければ谷川方面まで見渡せる・・らしい。




f0308721_2330448.jpg
見晴台の西にあるロープウェイとスケートリンクの間を行き、長い階段の遊歩道を降れば、伊香保神社の境内に降り立つ。



f0308721_23302517.png
伊香保神社からは、観光客で賑わう石段街をバスターミナルまで降りる。 場違いな居心地の悪さを感じながらも、石段の左右に軒を並べる土産屋や射的ゲームなどの温泉街の雰囲気を楽しみながら歩く。
時間があれば、伊香保神社の近くにある源泉地(露天風呂や飲泉所あり)に立ち寄ってお湯につかるのも良いだろう。




f0308721_23305453.jpg
バスターミナルからは、正面に小野子三山の山群が綿帽子のような雲を被って鎮座していた。 072.gif




f0308721_10572374.jpg
犬連れではバスにもタクシーにも乗れないので、1人がタクシーで水沢観音に戻りマイカーを運んでくる作戦で我々のスノーハイクは終わった。

私的には、まさかの水沢山ハイク、まさかのスノーハイクであった。が、トレイルも整備されていて、まるで初めて歩く山のような気がした。今度は新緑か紅葉シーズンのお天気の良い日にもう一度登ってみたいな。

私のこのトレイルへの評価: 4★ 初級者向け
行程距離: 約5.5km(水沢観音‐石像群‐水沢山‐アンテナ塔‐林道出合‐憩いの森分岐‐上の山見晴台 –伊香保神社- バスターミナル)
標高差: 約620m
実動時間: 約4時間 (休憩込み)


f0308721_23335387.jpg

この情報は役にたちましたか? 下の画像をクリックしていただけたら嬉しいです。 ヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ
↓ Thanks for reading my article. Please click the photo below, so that your access can be counted.

にほんブログ村

にほんブログ村
by dream8sue | 2016-03-12 23:13 | 群馬県エリア | Trackback | Comments(2)

鹿沼市 岩山という名の岩山でドキドキ     Iwayama in Kanuma, Tochigi 

Saturday, March 5, 2016
f0308721_18272852.jpg
天気が下り坂に向かうなか、空模様を心配しながらも歩きたい欲求に突き動かされて栃木県の鹿沼市までやってきた。 070.gif
クライマーの友人の話ではそこには “岩山” という名の岩山があるらしい。そして、その山には “猿岩” という名のえぐいクサリ場があるらしい。 013.gif

追記:岩山(特に猿岩)は、滑落事故が後を絶たない難易度の高い岩場です。 腕力に自信が無い方、岩場の歩きに自信が無い方、高所恐怖症の方は近づかない方がいいです。 先輩クライマーがよく言ってました。 “命と弁当は自分持ち” つまり山登りは自己責任ということです。




f0308721_18284044.jpg
<マイカーの場合> 北関東自動車道~東北自動車道の鹿沼IC下車、国道121~県道14(古峰原街道)を西に走り、 “日吉町” の信号から0.7km西の “しなこ食堂” 脇の細い路地に入る。(見過ごしやすいので注意)車1台が通れるだけの狭い道の住宅地をぬけ林間の道を右に行けば “日吉神社” の前に出る。神社の路肩に5台くらい駐車可能だが、くれぐれも参道をふさがないように配慮してほしい。 034.gif




f0308721_18291750.jpg
日吉神社の西のトレイルに入り、樹林帯を10分ほど登ればタワーのような針峰が現れる。  005.gif




f0308721_18293527.jpg
針峰の下部を巻きながら、ルンゼ状の岩場を登る。




f0308721_1830869.jpg
岩峰の間をぬうように高度を上げると、2つの岩峰(A峰・B峰)を見下ろす展望台に着く。展望台の岩峰も含めこれらの岩峰群は昔からロッククライミングの練習場として親しまれているらしい。




f0308721_18321652.jpg
展望台にはベンチも設置され鹿沼市が一望できる。登山口から20分足らずでこの展望が得られるのは低山の魅力かもしれない。 072.gif 045.gif




f0308721_18324818.jpg
展望台からさらに岩場の稜線をたどると、275mの小ピークに出る。ここには “三番岩” と書かれた標識があり、モニュメントのような岩が目を引く。




f0308721_1833882.jpg
尾根をさらに北に進むと、写真のような狭いゲート状の岩の間を通り抜ける。こんな場所が何カ所か出てくる。




f0308721_1833249.jpg
Ⅱ級程度の岩場のアップダウンを繰り返しながら行く。鉄梯子も3ヶ所くらい出てくる。




f0308721_18334699.jpg
三番岩のピークから0.3㎞ほど北に進んだ地点に、下山路の道標がある。右側のゴルフ場方面に下降できるようだ。




f0308721_1834786.jpg
“二のタルミ” まで降って、さらに狭い岩場の間を登ると広場のようなピークに着く。




f0308721_18342477.jpg
その先で “二番岩” のプレートがある岩塔をみて、尾根を行く。




f0308721_18351447.jpg
トレイルは尾根の左側についているが、尾根上の岩峰からは北側のゴルフ場が一望できる。ゴルフ場の先にはうっすらと古賀志山(こちらもロッククライミングの練習場で有名な栃木県の岩山)も確認できる。




f0308721_18354997.jpg
進行方向には “一番岩” の岩山が見える。




f0308721_18361928.jpg
慎重に二番岩の岩場を降り、アセビやツバキの木が茂る鞍部に着く。ここにも可愛い下山路の案内がある。




f0308721_18365711.jpg
そして最後の岩場を登れば(二番岩から0.5㎞)岩山の山頂に到着だ。ここまではロッキーなアミューズメントパークみたいな岩場歩きが楽しめた。もちろん入場無料です! 024.gif 041.gif




f0308721_1837223.jpg
さて、残すは岩山山頂より0.1㎞ほど北にある猿岩のクサリ場だ。岩山ピークの岩峰を降りトレイルをたどって北に進む。




f0308721_18375093.jpg
途中で左に下る踏み跡に引き込まれないように注意しよう。あくまで尾根通しに行くこと。 034.gif




f0308721_18391890.jpg
尾根の末端まで行くと、錆びたプレートが岩に設置されたクサリ場に着く。先行パーティーがロープ確保などを行っていたので順番待ちとなる。ゴルフ場のクラブハウスがすごく近くに見える。




f0308721_18394732.jpg
猿岩のクサリ場は10mほどのクサリが5連くらい掛けられていて、下部のクサリは上からは見えない。壁のスケールは70mくらいだろうか。
クサリ場が苦手な人の様子を見ていると、身体がクサリと並行になってしまって足が下がってしまうので腕への負担が大きいようだ。足は岩に垂直にして適当なスタンスを探しながらバランスよく降りると腕への負担が少ない。しかし、猿岩の岩は結構滑りやすいのでスタンスにも注意を払って降りよう。 034.gif




f0308721_18402597.jpg
2連、3連目のクサリは高度感もあり長く感じる。傾斜は60~70度くらいなので落ち着いて降れば大丈夫だが、岩慣れしていない人には精神的に来るかもしれない。 025.gif




f0308721_1841249.jpg
そして4連目はさらに傾斜が強まり80度くらいある。この傾斜になると足を使っても腕への負担は回避できないので、腕力に自信の無い人はやめておいた方が無難だ。 034.gif




f0308721_18414561.jpg
左に少しトラバースして5連目のクサリを掴む。しかし、このトラバース部分が染み出しで濡れているので要注意だ。とにかく、足が滑っても絶対にクサリを離さないこと!これしかない! 017.gif




f0308721_18424445.jpg
クサリ場が終わればやれやれだ。 042.gif

尾根を少し降ればすぐに “ハイキングコース迂回路” の案内板があるので右に行く。

直進する踏み跡がしっかりしているので直進したくなるが、直進するとゴルフ場に入ってしまうのでNGだ。 034.gif




f0308721_18434573.jpg
樹林帯を行くと、トレイルはすぐにゴルフ場のネット裏からグリーン脇の舗装道路に出る。ゴルフボールが飛んでこないとも限らないので注意しよう。 034.gif



f0308721_1844445.jpg
ゴルフ場の池を横目に見ながら行くと、右の樹林帯へ入る分岐がある。ゴルフ場から離れて樹林帯から田んぼ路へと進む。




f0308721_18444494.jpg
田園風景の中をタンポポなどの春の野花を探しながらのんびりと歩く。060.gif
やがて住宅地に入り住民の方と言葉を交わすと親切にも日吉神社までの近道を教えてくれた。民家の脇から神社の森を目指して田んぼのあぜ道を行く。前方に、歩いてきた岩山の三番岩の尾根が確認できる。




f0308721_18445965.jpg
良く見れば、枯れ木の山にギザギザの岩塔がいくつも見える。ウメの花も満開で里はもう春を迎えている。056.gif




f0308721_18453794.jpg
低山の楽しい岩場歩きができる山だ。

猿岩のクサリ場以外なら初級~中級レベルだと思うが、クサリ場は長く傾斜が強いので、岩場に慣れていないハイカーには手ごわいだろう。


私のこのトレイルへの評価: 4★ 上級者向け(猿岩を含む)
行程距離: 約4km(日吉神社‐三番岩‐二番岩‐一番岩/岩山山頂‐猿岩クサリ場‐ゴルフ場‐日吉神社)
標高差: 約180m
実動時間: 約4時間 (休憩込み)


f0308721_18464679.jpg

この情報は役にたちましたか? 下の画像をクリックしていただけたら嬉しいです。 ヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ
↓ Thanks for reading my article. Please click the photo below, so that your access can be counted.

にほんブログ村

にほんブログ村
by dream8sue | 2016-03-05 18:26 | 栃木県エリア | Trackback | Comments(11)