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日光 志津峠から登る男体山はイワカガミの花園     Mount Nantai in Nikkō National Park

Sunday, June 19, 2016
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2日間で日光表連山の5座(大真名子山~小真名子山~帝釈山~女峰山~男体山)を登る縦走の2日目後半。
前日に志津峠から女峰山まで時計廻りで歩き、女峰山の唐沢避難小屋に泊まった。本日は馬立を経由し志津峠に戻った。ここで同行メンバーの1名と分かれ、残るメンバーで志津峠から男体山を登り表参道の二荒山神社側へ下山する計画である。

大真名子山から女峰山、そして志津峠までのループトレイルの様子はこちらから
 → “日光 志津峠から女峰山へ避難小屋泊縦走(前編)   Mount Nyohō in Nikkō National Park
 → “日光 志津峠から女峰山へ避難小屋泊縦走(後編)   Mount Nyohō in Nikkō National Park




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志津峠(志津乗越)から男体山に登るのは、2014年に引き続き2度目である。志津峠の様子は2014年の時と大きく変わっていた。 以前あったパーキングスペースは大きな石や木材で塞がれていて、パーキングは完全に出来ないように施されている。ハイカーは裏男体林道の途中の飯場跡に車を停めて、志津峠まで約5km(約1時間30分)の林道歩きとなるので志津峠からの登山をお考えのハイカーは留意してください。
志津峠から林道を南に行くと、すぐに右側に “男体山” と書かれた道標がある。 この道標は見落とし易いので気をつけてね。 034.gif




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ササの生い茂る入口から東に少し行くと “志津小屋” がある。 小屋の近くに水場もあるが、溜まり水のような水でとても使う気にならない。 020.gif




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小屋の裏手から一合目が始まり、山路を少し登ると、二合目の標識がある。標識の先はガレた尾根となり、バックには太郎山の雄姿がそびえる。 043.gif 072.gif




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再びシラビソの樹林帯に入り、三合目からはしばらく展望の無い路が続く。




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四合目あたりの樹林の中には、イワカガミの群落があり、しばし足を止めて植物観察を楽しむ。 056.gif 2014年7月に登った時より一月ほど早い訪問であるが、今回の方が花は多く見られた。 043.gif




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五合目、六合目と深く浸食されたトレイルで、木の根がむき出しになっている。




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七合目を過ぎると左側が大きく崩れた尾根が現れる。 崩壊地の先には、前日に登った大真名子山が見える。女峰山は残念ながら雲の中だ。 どうやら天気が崩れてきているようだ。 025.gif




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そして、この崩壊地周辺もイワカガミの群生がすごい! 005.gif 056.gif

イワカガミは比較的どこの山でも見られる花だが、ここまで大きな群落は久しぶりに見た気がする。




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八合目あたりまで登ると、少しずつ展望が開けてくる。




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むき出しになった木の根の生命力に圧倒される。 005.gif




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その脇には、イワハタザオが群生していた。 056.gif イワカガミの大群落といい、初めて見るイワハタザオの花にも出会えて、梅雨のこの時期に出かけてきた甲斐があった。 045.gif




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八合目を過ぎ、フィックスロープのセットされた急坂を登りきれば、赤茶けた地面に、立ち枯れした白い樹木が現れる。 042.gif




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シャクナゲの群生地を行けば、九合目はもうすぐだ。 042.gif




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九合目を過ぎ、勾配の緩いトレイルを0.5kmほど南西にいけば、男体山の山頂部が見えてくる。




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稜線から右下に見えるガレ沢をズームアップ。




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男体山の山頂は東西に長く、大きな刀のオブジェが立つピークから西には二荒山神社の奥の院がある。
その奥の院の先には、空より青い中禅寺湖が見える・・はずなのだが・・残念ながら雲に覆われて見えない。  002.gif
美しい中禅寺湖は2014年のレポートで確認してください。→“日光 志津峠から登る男体山   Nantaisan in Nikkō National Park” 




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雲に覆われて何も見えない山頂は風も強く寒いくらいだ。強風を避けて休憩した後は、表参道で二荒山神社へ下山する。 赤茶色の火山岩の斜面をひと下りすると、樹林帯へ入る。




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男体山は百名山?らしく、日曜日ということもあり、志津峠からのトレイルとは比較にならない数のハイカーが登ってくる。樹林帯のトレイルは始めこそ整備された路であるが、だんだんと大石の隙間をぬって下っていくようになる。




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八合目の龍尾神社を過ぎると石ころだらけの路となり、足の置き場を探しながらひたすら降る。  042.gif




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七合目あたりで木立の間から中禅寺湖が見えてくる。が・・展望はイマイチだ。 007.gif




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トタン屋根の七合目避難小屋に着く。この先で湿った暗い針葉樹の森を越えて六合目へ。




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六合目を過ぎ、だいぶ標高が下がってきたように思う。が・・五合目と書かれたこの避難小屋に着いた時は、 “え~・・まだ五合目なのか~” と正直がっかりした。 002.gif




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五合目を過ぎると、岩場に変わりえぐれた粘土質のトレイルとなる。 これがまた凄く滑る! 008.gif ストック2本でなんとか滑らないようにバランスをとりながら降る。 すると、ようやく車道にでた。 042.gif ここが四合目の鳥居で、三合目の下山道入口までは東に大きく迂回しながら車道を歩く。




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三合目から再び自然林の森の中を降り、ようやく一合目の鳥居に着く。 042.gif




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一合目から二荒山神社までは石段を降ればすぐだ。 

石段の脇に咲く私の好きな花、ミヤマカラマツが2日間の縦走のフィナーレを飾ってくれた。 056.gif 024.gif





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2日目の男体山はイマイチの天気であったが、花の盛りの時季で予想外のイワカガミの群落が見られてラッキーだった。 056.gif
ピークハントにはあまり興味のない私であるが、今回の2日間で日光表連山5座(大真名子山~小真名子山~帝釈山~女峰山~男体山)を越える縦走は、夏山シーズンに向けてのよいトレーニング山行であった。 066.gif

私のこのトレイルへの評価: 4★ 初級~中級者向け
行程距離: 約6.5km(志津峠‐男体山‐二荒山神社)
標高差: 登り約700m、下り約1200m
実動時間: 約5.5時間 (志津峠から男体山登り約3時間、男体山から二荒山神社下り約2時間、休憩込み)


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by dream8sue | 2016-06-19 10:26 | 日光 国立公園 | Trackback | Comments(4)

日光 志津峠から女峰山へ避難小屋泊縦走(後編)    Mount Nyohō in Nikkō National Park

Sunday, June 19, 2016
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日光国立公園内にある大真名子山~小真名子山~帝釈山から女峰山へ、そして、あわよくば男体山までの日光表連山の5座を縦走する山行の2日目である。

前日の大真名子山から女峰山なでの縦走はこちらから → “日光 志津峠から女峰山へ避難小屋泊縦走(前編)   Mount Nyohō in Nikkō National Park




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唐沢避難小屋は女峰山の南南東約0.5kmの樹林帯に建つ小屋である。
田母沢を挟み二荒山神社(東照宮方面)へ伸びる黒岩尾根と、その南にある羽黒尾根(田母沢右岸尾根)が成す馬蹄形の最北に位置している。 【注意:右岸とは川下に向かって右のこと】
つまり、この小屋から黒岩尾根ルートと、馬立を経由して羽黒尾根で日光市へ、または馬立から志津峠へ降るルートの分岐点でもある。 034.gif
私達は、朝5時に唐沢小屋を出発し、志津峠を目指した。   070.gif




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小屋から南西方向にトラロープの張られた急なトレイルを降る。 右側は女峰山から落ちる崩壊地が広がる(トップ写真)。 急な樹林帯を10~15分の下降で水場に着く。 “女峰山の冷泉” と言われ、水量も多く、とても美味しい水だ。  057.gif




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水場のすぐ下のガレ場をトラバースし、対岸の樹林帯に入る。




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石だらけのガレ場だと思っていたら、どこから湧いてくるのか? 意外と水量のあるガレ沢であった。  057.gif




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ガレ沢を越えてしまえば、後はダケカンバやコメツガの生えるラブリーな樹林帯を降るだけだ。  060.gif




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若いコメツガの樹木が美しい。  072.gif




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左側には田母沢上流のガレを見る。 対岸の新緑がすごく綺麗だ。 072.gif  同行者いわく、日本画の巨匠、横山大観だか東山魁夷だかの絵のようだと言っていた。 私にはさっぱりわからないが、ここの新緑が美しいことは確かだ。 037.gif




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沢には砂防堰堤が築かれている。 火口壁はいまも崩壊を続けているから土砂災害防止には必要なのかな?




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唐沢小屋から約1時間、あたりがササ原となり荒沢との合流点に着く。

ここが “馬立” で、南東方向に羽黒尾根のトレイルが続いている。




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荒沢(水は流れていない)を横切り、急な尾根をひと登りで富士見峠から続く志津林道に飛び出る。 071.gif




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道幅の広い林道を3.5kmほど歩けば志津峠に着く。右側には前日に登った大真名子山がそびえている。




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約1時間強、ササ原とダケカンバの明るい林道を歩くと、車止めのゲートに行き着く。
ここから志津峠までは15分ほどだ。
唐沢小屋から約3時間の楽しい下山であった。

志津峠到着時間は朝の8時。
ここで男体山への継続縦走を思案していると、同行メンバーの1人から、自分が縦走から離脱して、マイカーを男体山の表参道入口まで廻してくれるという、ありがたいオファーがあった。
余分な荷物も志津峠にデポし、同行者が車で回収してくれた。
お陰様で軽い荷物で男体山を北から南側へ縦走することができた。  040.gif

志津峠から登る男体山はこちらから→ “日光 志津峠から登る男体山はイワカガミの花園   Mount Nantai in Nikkō National Park





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今回の志津峠から女峰山を登るループトレイルは、裏男体林道の1時間半の林道歩きという誤算があったものの、登り甲斐のある4座のピークハントと、稜線からの素晴らしい景色が見られ満足度が高い。 049.gif
久しぶりの避難小屋泊は、低山ばかり歩いている私には、結構つらいものがあった。  008.gif
しかし、大きな山(標高が高く、行程が長い)へ登るウォーミングアップになった。 
昨年は癌の化学療法理療や副作用で高山にはほとんど登れなかったので、今夏は少しでも高い所のトレイルを歩けたらいいな~  043.gif  045.gif

私のこのトレイルへの評価: 5★ 中級者向け
行程距離: 約16.5km(飯場跡‐志津峠‐大真名子‐小真名子‐帝釈山‐女峰山‐唐沢小屋(泊)‐馬立‐志津峠)
標高差: 約980m(累積高低差1400m)
実動時間: 約14時間 (飯場跡~志津峠 約2時間、志津峠~女峰山 約8時間、女峰山~唐沢小屋 約1時間、唐沢小屋~志津峠 約3時間 休憩込み/ 水汲み往復40分は含まれていない/私たちは志津峠から男体山へ継続縦走したが、志津峠から飯場跡まで戻る場合はさらに1.5時間ほどかかるだろう)


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by dream8sue | 2016-06-19 05:35 | 日光 国立公園 | Trackback | Comments(2)

日光 志津峠から女峰山へ避難小屋泊縦走(前編)    Mount Nyohō in Nikkō National Park

Saturday, June 18, 2016
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2014年に男体山を登った時以来、男体山の北にそびえる女峰山や太郎山の雄姿が印象に残っていた。夏山のトレーニングもかねて中高山を登っておきたいということで、今回は女峰山の南に位置する大真名子山~小真名子山~帝釈山を縦走して女峰山まで歩くことにする。宿泊は女峰山の胸元あたりにある唐沢避難小屋に泊まり、翌日は馬立を経由し志津峠に戻る。そして、あわよくば志津峠から男体山も登り表参道の二荒山神社側へ下山するという、2日間で日光表連山の5座を登るゴージャスな計画だ。 043.gif




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<マイカーの場合(前橋方面から)>
群馬県みどり市から渡良瀬渓谷沿いの国道122号線で日光市足尾町経由で国道120号に合流し、左折して いろは坂を上る。中禅寺湖畔を走り戦場ヶ原の三本松を過ぎた “光徳入口” で右に曲がる道があるので右折する。この道は光徳牧場に至るので、牧場の手前で右折し、次の三叉路を左折すれば、それが裏男体林道である。
2016年6月現在、志津峠周辺での車両駐車は不可能です。 裏男体林道の途中の梵字飯場跡に停めて志津峠まで約5km(約1時間30分)の林道歩きとなるので志津峠からの登山をお考えのハイカーは留意してください。




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飯場跡から約1時間30分かけて志津乗越(志津峠)まで林道を歩く。 070.gif
途中で太郎山への登山口を左に分ける。
志津乗越に以前あったパーキングスペースは大きな石や木材で塞がれている。 002.gif
男体山を右に仰ぎ見て、左側のササの生い茂る樹林帯が大真名子山から女峰山へのトレイルヘッド(登山口)である。




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トレイルヘッドから10分程で巨岩が現れる。

そこには何やらたくさんの銅像やら石碑が祀られている。

石碑群を過ぎると、根が張り出したシラビソの森の急登が続く。 042.gif




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やがて傾斜が緩やかになり、シャクナゲなどの低木が見られるようになる。赤い可愛い花をつけるこの木は何だろう? ツツジ科のようだが・・ 039.gif




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針葉樹の森から広葉樹林に変われば標高もだいぶ高くなり、尾根上に岩場が現れる。 すると、いきなり眼前に男体山が見えてくる。 005.gif 072.gif




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岩場を右に巻いて行くと、 “千鳥返し” と書かれたクサリ場に行き着く。 ここは日光三険と称される難所の一つらしいが、妙義山など西上州の岩峰を登りまくっている同行メンバーにとっては朝飯前である。  It is a piece of cake for them.  004.gif 071.gif




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志津峠から約2時間の登行で大真名子山(2,375m)に到着。 042.gif
山頂からの展望は良く、これから向かう女峰山が眼前に見える。 072.gif
それにしても、テントこそ無いが、寝具やコンロなどを背負っての山行は久しぶりなので、重荷がつらい。 008.gif

重荷を背負っての縦走は、昨年の尾瀬沼~鬼怒沼湿原の縦走以来である。→ “尾瀬 秋の尾瀬沼から鬼怒沼へテント泊縦走(前編) Ozenuma to Kinunuma in Oze National Park




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大真名子山から小真名子山へ、始めは緩やかな尾根路が続く。立ち枯れの白い樹木が印象的な平地を通過する。 005.gif




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続くシャクナゲ帯を過ぎると、右側が赤茶けた色の崩壊地が現れる。 005.gif




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崩壊地を過ぎると、尾根路から再び樹林帯に入り、勾配も急になりタカノ巣と呼ばれる小真名子山との鞍部へ一気に降る。




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大真名子山からタカノ巣鞍部まで約50分(高低差約260m)の下降。

そして、タカノ巣から今度は小真名子山への登り返し(高低差約200m)。

こちらもシラビソの樹林帯を登ること50分で小真名子山へ到着。 042.gif 066.gif




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正式には、大真名子山 “おおまなこさん” 小真名子山 “こまなこさん” と濁らない読み方で良いようだが、一般的には “こまなごやま” と濁るようだ。 
小真名子山(2,323m)ピークは、西側は樹木に囲まれていて見晴らしはあまりよくないが、東側の一部が開けている。




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小真名子山のピークから、富士見峠(帝釈山との鞍部)方向に少し行った場所に電波反射板があり、展望スポットとなっている。 
西側には、近くに太郎山が鎮座し、遠くには日光白根山や、先日登った皇海山まで見渡せる。




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そして東側には、これから向かう帝釈山と女峰山が目の前に広がり、その高くて長い尾根に圧倒される。 005.gif 008.gif




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“あれを登るのか~・・大丈夫か?” 025.gif と、心が折れそうになる気持ちを足元の草花が癒してくれる。 056.gif 043.gif




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展望スポットから富士見峠までは、石がゴロゴロしたガレ場の下り坂となる。




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ここにも、ツガザクラが群生していた。 ツガザクラは低山では見ることが無いので、久しぶりの高山植物にプチ感激! 043.gif 056.gif




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長いガレ場に足を取られながらも、黄色いマークを頼りに降る。 042.gif

そして、小真名子山から約1時間で富士見峠に到着。

天候や体調の都合でエスケープする場合は、ここから南に行けば志津峠に戻れる。 034.gif




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さて、志津峠からすでに5時間、林道のゲート(飯場跡)から7時間が経過している。 正午を過ぎて、ザックの重さが一段と身体にのしかかってくる。 展望のない樹林帯の中を、だらだら同じような尾根路が続く。 015.gif
富士見峠から帝釈山への登りが、本コースで一番つらいセクションであった。 高所の影響と寝不足も手伝って、異常なほどの睡魔に襲われる。 私だけ、休憩時間のわずかな時間でさえも仮眠をとる始末であった。 014.gif 042.gif




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富士見峠から約2時間、ようやく樹林帯から低木帯になりあたりが明るくなってきた。




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ほどなく帝釈山(2,455m) の開放的なピークに到着した。 066.gif




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帝釈山からの展望は素晴らしいの一言に尽きる。振り返ってみれば越えてきた小真名子山、大真名子山と、男体山が並んで見えるではないか! 005.gif 043.gif




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西側に広がる太郎山から日光方面の山々。 072.gif




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そして、本日のハイライト、帝釈山から女峰山までの稜線散歩の始まり。 今までの疲れも吹っ飛ぶね。 060.gif




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小さなアップダウンを繰り返しながら、ターゲット(女峰山)との距離を縮めていく。 左手(北側)には、野門沢の谷筋が眼下に広がり、女峰山の北側の2318m峰から北西に派生している尾根がかっこいい! 一般トレイルは無いようだが、藪岩魂の血が騒ぐ。 041.gif




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右手(南側)には、ここでも赤茶けた崩壊地があり、その麓に広がる広大な樹海が見事である。 005.gif 072.gif




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地図には記載されていない、 “専女山” なる稜線上のコブがあり、その先はクサリがセットされた岩場なので慎重に降ろう。




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歩いてきた帝釈山を振り返る。この帝釈山と女峰山とをつなぐヤセ尾根は、 “馬の背渡り” と呼ばれる日光三険の一つである。 今回の山行で、日光三険の2つをこなしてしまった。ちなみに、最後の一つは太郎山にある “新薙” という山肌のガレ場らしい。 太郎山もいつか登ってみたいな~ 039.gif 誰か一緒に行きませんか? 029.gif




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足元には、ミヤマダイコンソウと思われる黄色い花に混じって、こんな花も見られる。 何だろう? ホソバイワベンケイかな? 039.gif




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写真では距離感が伝わらないが、確実にターゲットが近づいている。




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あまりにも美しいダケカンバの若葉に感動しながら、岩稜から稜線上に生える樹林帯を行く。 070.gif




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樹林帯から背の低いハイマツが群生する岩稜に出る。ダケカンバの若葉も綺麗だが、ハイマツの新芽も負けていない。 043.gif 072.gif




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そして、女峰山への最後の登り・・頑張れ!もう少しだ! 042.gif




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帝釈山から約1時間の稜線散歩で女峰山(2,483m)に到着。 066.gif まさにトンガリ山の山頂らしく360度の展望だ。 072.gif




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おまけに、天体ショーよろしく雲が男体山の方角から生き物のように迫ってくる。 005.gif




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そして、長かった縦走路を振り返り感無量。志津峠から8時間、林道ゲートから10時間かかった。 059.gif 042.gif
女峰山から大真名子山方向に降る方がはるかに楽なのに、何で大真名子山から女峰山方向に登るかな~ 008.gif




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山頂から北東に見える稜線は、赤薙山から霧降高原へ続く縦走路である。




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そして、その稜線と女峰山の南東に伸びる黒岩尾根(写真手前の尾根)の間には、多くの滝をもつ雲竜渓谷がある。
雲竜渓谷は冬場のアイスクライミングのエリアとしても有名で、私も現役クライマーの頃は雲竜瀑を登っている。雲竜瀑だけではなく、あたり一面が氷柱、氷壁のアイスワールドで、1日では登り尽せないアイスフォールを前に、渓谷に何日も泊まって登りまくりたいと思ったほどである。霧降高原からのルートからならその懐かしの雲竜渓谷が見られるのにな~ 039.gif




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さて、山頂で展望を楽しんだら、本日のねぐらである唐沢避難小屋へ降ろう。 山頂の南にある祠の前を通り、短い樹林帯から急なガラ場に出る。足場の悪いルンゼをトラバースし黒岩尾根の基部に広がり樹林帯に入る。




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樹林帯は、シラビソとコバイケイソウの生えるしっとりした森だ。 女峰山から約1時間の下りで唐沢避難小屋に着く。 042.gif




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唐沢避難小屋は、30人くらい(20人くらいまでなら快適)が泊まることができる大きさである。

ただしトイレは無い。

この日は私達を含めて8人ほどが一夜を共にした。 063.gif 014.gif





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尚、大切な水の確保は、馬立方向へ15分くらい降ったところに水量豊富な沢がある。

結構な急斜面なので疲れた身体にはきつい登り返しとなる。 042.gif

この水場の案内は後編に詳しく記載してあるので、併せて確認してほしい。 040.gif


翌日は、唐沢避難小屋から馬立を経由し、志津峠まで3時間の下山である。
→ “日光 志津峠から女峰山へ避難小屋泊縦走(後編)   Mount Nyohō in Nikkō National Park


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by dream8sue | 2016-06-18 04:47 | 日光 国立公園 | Trackback | Comments(0)

片品村 武尊牧場の湿原巡りで熊の気配とヒメカイウ     Hotaka Marshland in Katashina, Gunma

Friday, June 10, 2016
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日本に帰国して早2年になる。カリフォルニアのトレイルは、トレイル自体が面白いものが多く、必ずしも山頂を極めなくても十分楽しい。だが、日本のトレイルはほとんど山のピークへ登るためのトレイルである。最近は、ハイキングというより登山といった山行が多く、ピークハンターでは無い私としてはちょっと飽き飽きしてきた。 I am getting sick of mountain climbing! 021.gif 015.gif
山登りでは無いとなると、滝巡りか湿原巡りしかないかな~・・ということで、かねてより一度見てみたいと思っていた “ヒメカイウ” を見に上州武尊山の麓にある湿原(花咲湿原、武尊田代)に行くことにした。 056.gif




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f0308721_4151939.jpg<マイカーの場合(前橋方面から)>
関越自動車道の沼田ICで下車し、国道120号線を日光方面へ向かう。 吹割の滝を過ぎて “平川” の信号を左折し県道64号線に入る。約4km走り花咲温泉の民宿通りを過ぎ三叉路を右に進む。 この三叉路までは、川場温泉から背嶺峠(トンネル)を越えるルートもあるが、120号線からの方がわかり易い。 三叉路からは北に6.5kmほど直進すれば武尊牧場のスキー場に着く。途中、西俣沢と東俣沢の合流点に架かる橋を渡るところで、東俣パーキングへ行くゲートがあるが、現在は土砂崩れのため通行禁止で閉鎖されている。

この時季の武尊牧場はレンゲツツジが満開で、夏山リフトが運行している。マイカーはこの夏山リフト乗り場までスキー場の中を走ることができる。
夏山リフトの運行日が決まっているので、事前にカレンダーを調べて行くと良いだろう。→  “片品 ほたか牧場 夏山リフト キャンプ場” 

スキー場から見上げる上州武尊山(写真上)。 こちら側から見る上州武尊山(川場尾根)は、昨年の夏に登った辛い山行を思い出させる。放射線治療を終えたばかりの私は、副作用でヨレヨレになってしまったのだ。 007.gif
→ “片品村 上州武尊山 オグナほたか口から登る夏の剣ヶ峰 Kengamine in Katashina, Gunma




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リフトを降りると、武尊牧場のキャンプ場である。 ここで数日前に “ツツジ祭り” が行われたと言うだけのことはあり、ものすごい数のレンゲツツジが咲き誇っていた。 056.gif




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西には上州武尊山がそびえている。 この武尊牧場からも登山道があり、武尊避難小屋経由で片道約6kmコースだ。 034.gif




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登山口方向(北西方向)に牧場内の舗装道路を行くと、レンゲツツジの群落の中に人工池がある。 072.gif




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池の周りからカエルの合唱が聞こえてくる。近づいて観察するとオタマジャクシがウジャウジャしていた。写真では大きさが伝わらないが、普通のオタマジャクシよりかなり大きい。これだけ集まると、キモイ! 020.gif 池の周りの樹木に綿菓子?・・じゃなくてカエルの卵かな?・・がハンギングしていた。

そういえば、タスマニアの Cradle Mountain にもオタマジャクシがいっぱいの湖があったな~
→ “Traveling in Tasmania by Solo Japanese woman <Day 5>日本人女性のタスマニア一周ひとり旅 Cradle Mountain-Lake St Clair NP in Tasmania AU




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レンゲツツジのドライフラワーかな? 037.gif




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さて、レンゲツツジの花見を楽しんだら、お目当てのヒメカイウを探しに行こう。 休憩所の横を通って森へと進む。 070.gif




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ダケカンバの林の中に咲くレンゲツツジが緑に映えて、これまた美しい。 056.gif 043.gif




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ツツジの他にもキンポウゲの群落や、ベニバナイチヤクソウもちらほらと見うけられる。 056.gif




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そして、登山ポストのある上州武尊山への登山口が現れる。 この登山道とは別にブナ林を歩く4kmトレイル(遊歩道)が、登山道を挟むようにループで作られている。




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登山口から4kmトレイル(遊歩道)の方に行けば、ヒメカイウ群生地があるようなので、この赤い道標に従って左へ行く。




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ブナ林に入って5分程で、 “ヒメカイウ群生地” の小さな看板があり、湿原いっぱいに里芋の葉っぱのような植物がびっしりと生えていた。こんなにたくさんの株なのに1本も花をつけていない。訪れたのが早かったようだ。 “ここで見られないなら武尊田代の方も咲いていないかな~” 039.gif 思いっきり落胆したが、微かな希望を胸に秘めて先を急ぐ。




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ふと見ると、木の根の穴にすっぽり収まってスミレ?が生えていた。 天然の植木鉢みたい。自然ってやっぱりいいな~ 001.gif




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天然植木鉢に気を取り直して、4kmトレイル(遊歩道)を進むと、上州武尊山への登山道に合流する。そこにはコンクリートの池?が作られていて、映画 “眠る男” のロケ地との案内があった。 映画では森の精霊に会うらしいが、実際のこの森では熊との遭遇が懸念される。 025.gif

さて、当初の私の予定では、ここで遊歩道から分かれて、上州武尊山への登山道へ進み途中から湿原ルートに入る(時計回りする)予定だったのだが、ここでまさかのミスジャッジ! 登山道へ行ってはいけないと思い込み4kmトレイルの周回ルートに進み、結果的に登山口方向に戻ってしまった。 008.gif




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それでも、4kmトレイル(遊歩道)はブナ林の中を行く快適なトレイルなので気づかないままルンルン気分で歩く。 060.gif 070.gif




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f0308721_441339.jpg足元には、ユキザサ、ズダヤクシュ、エゾノヨツバムグラ、タニギキョウ(写真上)、マイヅルソウ(写真右)などが花盛りで楽しい。 056.gif 043.gif





f0308721_4421556.jpgそして、レンゲツツジの咲く広場に戻ってしまって、初めて自分が4kmトレイル(遊歩道)を周回してしまったことに気づいた。 005.gif 008.gif
仕方なく東俣パーキングへ進み、湿原へ反時計廻りで行くことにする。
東俣パーキングへは木段が埋め込まれた下り坂の連絡トレイルとなる。
が、ここで昨年のものと思われる注意書きが置かれていた。
「花咲湿原付近で熊による人的被害が発生しました。登山道などで遭遇するかもしれません。・・・省略・・・片品村農林建設課」
“う~ん、どうしよう・・とりあえず熊鈴を装着しておこう・・” 008.gif 039.gif




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4kmトレイル(遊歩道)の分岐から東俣パーキングへは0.5kmほどの連絡トレイルだが、この間にもツボスミレ?(写真左)やサワハコベ(写真右)などの野花がたくさん咲いていた。 056.gif
東俣パーキングは、 “こんなに広いパーキングが使用されていないのはもったいないな~” と思えるほど立派なものだ。
 



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実質的な湿原巡りはこのパーキングから始まる。しかし、4kmトレイル(遊歩道)を周回してしまったので、すでに2時間が経っている。 “ここから10kmか~ リフトの最終乗車時刻4時30分に間に合うかな~?” と、いささか時間が気になるが、ヒメカイウを見たい一心で湿原巡りのトレイル(自然観察遊歩道)へ足を踏み入れるのであった。 071.gif




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まずは花咲湿原まで、2つの沢を越える2.6kmのトレイルだ。 東俣パーキングの北側を東西に流れる草倉沢へ降り沢の右岸(川下に向かって右)を行く。




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クリンソウが咲く湿ったトレイルを沢の上流方向に進む。 056.gif




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しばらく行くと、草倉沢を渡渉するポイントに着くが、木橋は破損しているので飛び石で越える。 071.gif




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一旦、沢筋から離れ、しばらく、なだらかな尾根の山腹を行く。 070.gif




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カラマツ林の中の登りをこなせば、休憩舎のある見通しの良い笹原に出る。 072.gif




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笹原から緩やかなアップダウンの後、林道に出る。 林道を右(東)に10m行くと大きな案内板がある。
林道を挟み案内板と反対側の山腹へ進むトレイルに入るのだが、そのトレイルは “え!ここでいいの?” って思うような藪に覆われた入口である。 039.gif 025.gif




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f0308721_4493070.jpgすぐに江戸沢左俣の流れに出る。
ここからは沢筋なので、水辺を好む花がたくさん見られる。 056.gif
一見スミレに似ているがスミレではない、オオバミゾホオズキ。
お久しぶりにぶりで~す。 043.gif
私がこの花を初めて見たのは北海道の雨竜沼湿原であった。
→ “北海道 芽吹きの湿原から南暑寒岳を登る   Minamishokandake in Hokkaido




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f0308721_4505659.jpg江戸沢左俣の支流に沿って行くと、またもや渡渉となる。
オオバミゾホオズキの他にも、水際で華麗に咲く白い花がある。 056.gif
ニリンソウかな? サンリンソウかな?




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f0308721_4514739.jpg渡渉の後は沢から離れ、ダケカンバやブナの森を抜ける。
花咲湿原までは、あと1km弱だ。
ブナの森と言えば、必ずいるはずのギンちゃんこと、ギンリョウソウ。 056.gif

このギンちゃんは色々な山で見かけるが、印象に残っているのが、昨年の今頃に訪れたカヤの平である。
日本一美しいというブナ林には、ギンちゃんファミリーが一族、親戚まで引き連れて群生していた。 041.gif
→ “上信越 カヤの平高原 ブナ林に眠る2つの湿原   Kayanodaira in Jōshin'etsu-kōgen National Park




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そして、東俣パーキングから1時間20分ほどで、ブナ林から突然目の前が開ける。 そこは花咲湿原であった。 古びた木道が北に伸びている。




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と、ここで嫌な予感! 木道は全体的にだいぶ古く朽ち果てている感じなのだが、この荒れ方は尋常ではない。何者かによって破壊されている感じだ。 005.gif 008.gif
 



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そこには何かの足跡も残っている。 鹿かな? 猪かな? もしかして熊? 035.gif 人食い熊のニュースも報じられていたし、 熊だとしたら、それはクマった(困った)な~・・なんてダジャレってる場合ではないぞ! 008.gif  武器はハイキングストックしかないな~・・熊の急所は鼻らしいから、いざとなったらストックで鼻を攻撃しよう。でも、的を外してしまったらどうなるのか? こんなことならフェンシングか剣道でも習っておけばよかった! とりあえず熊鈴を全開で鳴らしてさっさと行こう。 017.gif




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また、木道のコンディションについてであるが、古くて板が腐っているのは仕方ないとしても、釘が高く突起しているのが実に歩きづらい。 008.gif
湿原といっても隣接する尾瀬と比べて魅力も薄い、近年の熊の出没に、東俣パーキングへの林道崩壊など、このエリアへのテコ入れは難しい問題があるのだろうか? 039.gif 002.gif

追記:  片品村役場むらづくり観光課へ確認したところ下記のような回答がありました。
担当の萩原様、丁寧に回答下さりありがとうございます。 大好きな尾瀬をはじめ、自然豊かな片品村を応援しています。 040.gif

【武尊牧場の花咲湿原での木道破損は熊の仕業でしょうか?】
木道破損は「熊」の仕業?!かどうかは確かではありませんが、いずれにしても「熊」の目撃情報は多いですので、熊鈴等の対策装備は十分していただきお越し下さい。

【木道修復の予定などは無いのでしょうか?】
現在、現地調査を行い修復必要な個所は修復する方向で検討しております。
なお、登山の自然性を守るためには、自然状態に近いルートを可能な限り残すことが必要ではないかと考えていますので、過剰な整備等は避けたいと思います。






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f0308721_503554.jpg熊の気配に恐々としながらも、静かな湿原歩きは気持ちが良い。
水量の多い尾瀬に比べたらだいぶ乾燥化した感じではあるが、その素朴なたたずまいは決して悪くはない。 049.gif
この時季はワタスゲやコバイケイソウ、白や紫のスミレがいっぱい咲いている。 056.gif




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さて、ヒメカイウを求めて花咲湿原から武尊田代の湿原へ向かう。花咲湿原から短い坂を登れば、ブナの森の中に続く歩き易いトレイルとなる。




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そして、花咲湿原と武尊田代の中間くらいに “ヒメカイウ群生地” と書かれた立派な看板が現れた。看板の奥には細い水草のような中にヒメカイウと思われる植物が生えている。




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白い花らしきものが見えるので、ズームしてみれば、ヒメカイウで間違いなさそうだ。 ミズバショウの小型バージョンのような? 花屋で売っているカラーのような? やっと会えたね。 043.gif 熊はミズバショウも食べるらしいから、熊に食べられないようにね。・・って、私も熊の餌にならないように気をつけねば・・ 037.gif 035.gif




f0308721_55204.jpgヒメカイウ群生地から程なくして、武尊牧場90分の道標が現れる。

ここを右に行き、ぬかるんだ湿地帯をトラバースすれば武尊田代の大湿原に着く。




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武尊田代の湿原には木道は無いので、湿原の周りを一周する遊歩道を歩くことになる。ここでもレンゲツツジが美しい。 056.gif




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見た目は湿原というより、大草原のように見えるが、ワタスゲやコバイケイソウなどが群生する湿原である。




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周回トレイルの途中には、みなかみ町からアプローチする、上州武尊山の登山口がある。こちら側からのルートも武尊避難小屋で武尊牧場からのルートと合流する。





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さて、お楽しみの湿原巡りを終え、後は武尊牧場まで90分のトレイル(自然観察遊歩道)をひたすら歩くだけだ。 今までの沢筋のトレイルとは違い、笹の生い茂る広葉樹林の森を行くので、あまり面白くない。




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f0308721_59779.jpg尾根の山腹を、ときどき小沢を横切りながらのトレイルなので、アップダウンはさほど大きくはない。

武尊田代から3.4km、1時間ほどでようやく上州武尊山の登山道と合流する。




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武尊牧場まで、若いブナの樹林帯を通り、映画のロケ地を経由して登山口まで戻る。 登山口からリフト乗り場までダッシュで戻り、何とか最終乗車時間に間に合った。 042.gif 万が一リフトに乗れなくてもスキー場を歩いて降りるだけなのでリフト乗り場のパーキングまでは15分くらいだろう。 070.gif




f0308721_5492256.jpg念願のヒメカイウも数は少なかったけれど見ることができたし、何より多くの種類の花を見られた。
単独だったので熊の気配が怖かった。 008.gif
ヒメカイウは6月下旬から7月上旬が見頃らしいので、これから行く方は単独は避けた方が良いだろう。 034.gif
単独で行くなら熊避けグッズは必携だよ。 034.gif
あと熊と戦うならフェンシングを習っておこう。 041.gif

今年は西上州の三ツ岩岳赤城山でアカヤシオ、荒船山でミツバツツジ、高ジョッキでヤマツツジ、庚申山皇海山でシロヤシオを堪能した。
そして締めは武尊牧場でレンゲツツジだった。もうツツジはいいです。 003.gif

私のこのトレイルへの評価: 4★ 中級者向け(4kmトレイルだけなら初心者、初級者向け)
行程距離: 約12km(武尊牧場キャンプ場‐4km遊歩道周回‐東俣パーキング‐花咲湿原‐武尊田代‐上州武尊山登山道分岐‐武尊牧場キャンプ場)
標高差: 約310m(累積高低差 約560m)
実動時間: 約6時間 (4kmトレイル2時間、湿原巡り4時間、休憩込み)

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by dream8sue | 2016-06-10 04:11 | 群馬県エリア | Trackback | Comments(2)

奥秩父 千曲川源流をたどり甲武信岳から十文字峠へ     Mount Kobushi in Chichibu-Tama-Kai NP

Saturday, June 4, 2016
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甲武信岳には西沢渓谷から沢登りで何度か登ったことがあるが、長野県側から登るのは初めてだ。 以前より、古道の十文字峠には興味があり、また、この時季は峠周辺に咲くシャクナゲも楽しめると言う一石二鳥の山行である。  006.gif
ルートは、高原レタスの栽培地である川上村のモウキ平(毛木平)から千曲川源流遊歩道で甲武信岳に登り、三宝山、武信白岩山、大山と縦走し、十文字峠を経由してモウキ平へ戻るループトレイルである。  070.gif




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<マイカーの場合(前橋方面から)>
前橋、高崎方面からは長野県佐久市を経由し141号を南下。海ノ口を過ぎ、カーブの多い急坂を登り切り、レストラン141の先のT字路 “市場” を川上村方面に左折。川上村に入り、県道68号線を東に走る。金峰山神社の先の二股を右に入り4kmほど走れば毛木平の無料パーキングに着く。大きなパーキング(50台駐車可能)は十文字峠のシャクナゲが咲くこの時季はすぐに満車になるので、遅い到着だと林道の路肩駐車を余儀なくされるだろう。

<公共交通の場合>
JR小海線信濃川上駅から川上村営バスで梓山バス停下車。約24分、550円、1日8便。梓山バス停から毛木平の駐車場まで徒歩1時間。




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駐車場から一般車通行止の林道を歩く。しばらく行くと、左に十文字峠へのトレイルを分ける。今回はループなので下山はこちらのトレイルを下ってくることになる。




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分岐を直進し、千曲川源流へのトレイルを進む。 脇にはマルバダケブキと思われる大きな葉の群落が続いている。 056.gif




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他にもヘビイチゴかな? 039.gif  白い花が絨毯の様に辺りを覆っていた。 056.gif




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洞窟のような岩穴を右に見て、千曲川源流である西沢の流れを左に見ながら遊歩道をさかのぼる。 070.gif




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小さな石がたくさん積まれた慰霊碑の前を通り、山路に入って行く。この辺りは、まだ自然林の新緑が清々しい。




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トレイルは、所々で西沢に流れ込む小さな沢が横断しているので水浸しだ。




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今年も会えた、キバナノコマノツメ。 昨年の今頃、瑞牆山でたくさん咲いているのを見たな~ 043.gif
→ “奥秩父 シャクナゲ咲く瑞牆山  Mount Mizugaki in Chichibu-Tama-Kai National Park




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登山口から1時間40分ほど歩いたところで “ナメ滝” に着く。




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ナメ滝からさらに30分ほどで、明るい自然林に囲まれた広場のような平地に着く。 休憩適地なので一休みしていこう。 042.gif 063.gif




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周辺には、コミヤマカタバミがたくさん咲いていた。 先週も皇海山で見たな~ 056.gif
→ “日光 二度と歩きたくない庚申山から皇海山縦走    Sukaisan in Nikkō National Park




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広場を過ぎると、西沢の流れも細くなり沢筋の近くを歩くようになる。




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植生も広葉樹林からシラビソなどの針葉樹林に変わってくる。 “至千曲川源流” の立派な道標が1kmごとに有るので迷うことは無いだろう。




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沢が荒れてきて水量も減ってくれば源流近しだ。  そして、足元には湿ったところに咲くというウスバスミレ?(写真左)や、コバイケイソウなどの水辺の花が見られる。 ズダヤクシュ(写真右)もまだこんなに小さくて可愛い。 043.gif 056.gif
 



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植物観察をしながら、登山口から歩くこと3時間で千曲川(信濃川)の水源地に到着。

最初の一滴は原生林の根元からコンコンと湧き出ている。 057.gif




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水源地から県境尾根までは、一気にシラビソの森の急登となる。 042.gif




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20分ほどで県境尾根に登り上げる。 県境尾根を右に行けば、国師岳を経由し金峰山まで行く、奥秩父主脈ルートである。機会があればいつか歩いてみたいルートである。 045.gif




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甲武信岳には、県境尾根を左に折れ、シラビソが美しい歩き易いトレイルを東に進む。 070.gif




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シラビソの林を抜けると、甲武信岳から南東に位置する木賊山が見えてくる。 そして、石がゴロゴロした岩場を登れば、水源地から1時間ほどで甲武信岳山頂に着く。 066.gif




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甲武信岳(2,475m/ 甲武信ヶ岳ともいう)は、山梨県(甲斐)、埼玉県(武蔵)、長野県(信州)の3県境界なので、 “甲武信岳” の字があてはめられたようだが、元々は “拳岳” だったそうだ。
この山は、奥秩父主脈縦走のほぼ中心に位置しているため、メインストリートの交差点のような役割になっている。当然ハイカーも多く、この日の山頂も座る場所も無いくらいハイカーで賑わっていた。 002.gif




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山頂から西側には、奥秩父主脈の山並みから八ヶ岳方面の山々までが見渡せる。 072.gif




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南方向には、視界の良い日なら富士山や三ッ峠山なども見えるらしいが、残念ながらこの日はそこまでスカイクリアではなかった。




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ハイカーで賑わう山頂で落ち着かないランチをさっさと済ませ、十文字峠への縦走路に取り掛かる。

本当に賑やかな場所は苦手だ。 008.gif

I hate a busy peak! 020.gif




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甲武信岳から北に向かってシャクナゲの生えたトレイルを1時間弱ほど行くと、左に “三宝石” と呼ばれる露岩が現れ、その先に三宝山がある。




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三宝山(2,483m)は、三角点峰であるが展望があまり良くない。しかし、標高は甲武信岳よりも高く、埼玉県の最高峰でもある。 027.gif




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山宝山からは、奥秩父らしい苔むした森の中の長い下りとなる。 071.gif




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三宝山からだらだらした長い下り坂を降りること約40分、 “尻岩” と言われる大きな岩の前に出る。辺りは深い樹林帯の中で幽玄とした雰囲気が漂っている。 043.gif




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尻岩から20分ほどシャクナゲの生い茂る尾根を登る。 この辺りのシャクナゲは品種が違うのか? 開花時期が違うのか? 花をつけている株は見当たらなかった。 007.gif




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小ピークを越えて武信白岩山へのアップダウンにさしかかると、ハシゴや、クサリのかかる岩稜が現れる。




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岩稜の上からは見晴らしが良い。振り返れば三宝山(右のピーク)がもうあんなに遠くなっている。




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東側にも山稜が連なっている。雁坂峠をこえて雲取山方面へ続く稜線のようだ。 039.gif




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進行方向(北)には武信白岩山(2,288m)が見えてきた! 005.gif 山頂部分が樹林帯から突起していて登行意欲をそそられる。が、現在、山頂へは登山禁止?らしい。 ピークからの展望は良さそうだな~。 039.gif




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武信白岩山は左からすそ野を巻く。見上げれば登れそうな岩山であるが、石に “×” の赤ペンキがある。 ピークハントは諦めて次なるピーク大山へ急ごう。 021.gif




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武信白岩山から針葉樹林帯を少し降ると、突然シャクナゲの群落が現れる。 005.gif ここのシャクナゲはどの株も花を咲かせていた。十文字峠はシャクナゲで有名だが、早くも現れたシャクナゲに心が躍る。 056.gif 070.gif 056.gif




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ヤセ尾根の東側は深い谷となっているので、シャクナゲに見とれて落ちないようにね。 034.gif




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やがて大きな壁の下を通過し・・




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大山への急登にさしかかる。 042.gif




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急登をこなしコルに登り上げ、右に行けば大山山頂だ。 山頂はそこそこ広く眺めも良いので、休憩しながら最後の展望を楽しもう。 072.gif 063.gif




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北東方面のギザギザの山並みは両神山から西上州に連なる山かな・・ 039.gif




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歩いてきた三宝山からの尾根。 手前が武信白岩山であるが、大山からだと武信白岩山ピークの岩峰は見えない。




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大山からはクサリ場を降り、樹林帯の尾根を十文峠へと降る。




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十文字峠周辺はうっそうとした原生林の中で全く展望はないが、苔の生えたトレイルは、それはそれで美しい。 072.gif




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シャクナゲのトンネルが現れる!  016.gif




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増々シャクナゲの群落がすごいことになってきた。 005.gif




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Beautiful!!!  056.gif




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シャクナゲの群落に圧倒されて歩いていると、十文字小屋についてしまった。 小屋で一休みしたらモウキ平へ下山開始。十文字小屋(十文字峠)から、十文字山へ登るトレイルを左折し西に進む。ちなみに十文字山から北に伸びる尾根は、埼玉、群馬、長野県にまたがる三国山へ続く三国尾根である。




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十文字山の西尾根の山腹を巻くように西に向かうと、八丁頭と呼ばれる尾根の張り出しになり、そこからスイッチバックの急坂、八丁坂が始まる。




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八丁坂は結構長く、広葉樹の森から、やがて針葉樹林帯となる。 十文字峠からモウキ平まで高低差は500m以上あり膝に悪い下り坂だ。 008.gif




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十文字小屋から1時間くらい降ると尾根から沢筋へと出る。
沢の周辺となれば、水辺が好きなハシリドコロや、トリカブトと思われる植物もみられる。
また、薄暗い森のなかで小さな花火のようなミヤマカラマツの花が美しい。 056.gif




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やがて、立派な橋(千曲川源流挟霧橋)が架かる千曲川源流を渡り、橋の少し先で千曲川源流遊歩道(林道)に合流する。後は往路をパーキングまで戻るだけだ。





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いささか長いルートであるが、ループなのでマイカー利用のハイカーには人気のルートのようだ。もちろん、千曲川源流遊歩道の往復でも気持ちの良い沢筋の路なのでお勧めだ。 049.gif

今シーズンは、西上州の焼岩天理岳からの両神山、庚申山からの皇海山でシャクナゲをたくさん見た。そして、締めが今回の十文字峠。もうシャクナゲはお腹いっぱいだ。 043.gif

私のこのトレイルへの評価: 5★ 中級者向け
行程距離: 約15km(モウキ平‐千曲川源流‐甲武信岳‐三宝山‐武信白岩山‐大山‐十文字峠‐八丁坂‐モウキ平)
標高差: 約1,000m
実動時間: 約9.5時間 (登行4時間、甲武信岳から十文字峠まで4時間、下山1.5時間 休憩込み)

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by dream8sue | 2016-06-04 20:11 | 秩父多摩甲斐 国立公園 | Trackback | Comments(2)