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奥秩父 両神山 尾ノ内沢道と荒れた河原沢川ルート    Mount Ryōkami in Chichibu-Tama-Kai NP

Sunday, October 30, 2016
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今年2016年の春に天理岳から両神山へ登った。 その際に右側に切れ落ちた尾ノ内沢の存在が気になった。 そこで紅葉狩りを兼ねて尾ノ内沢ルートを歩くことにした。 その尾ノ内沢道は、八丁尾根の稜線上の西岳と東岳の間のキレット左の小岩峰に突き上げる。 下降は、山頂の喧騒を避けて八丁尾根を八丁峠へ降り、さらに河原沢川ルート(坂本コース)というマイナーなルートを歩くことにした。

天理尾根(天武将尾根)から登る両神山はこちらから → “奥秩父 天理岳を越えて両神山へ    Mount Tenri to Ryōkami in Chichibu-Tama-Kai National Park”




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尾ノ内渓谷登山口は “尾ノ内自然ふれあい館(埼玉県秩父郡小鹿野町大字河原沢3515)” から始まるのでターゲットしやすい。 国道299号線を小鹿野市街地から西に約18km走り、 “小金平バス停” の先、 “龍頭神社” を左折して約1kmでふれあい館のパーキング(約20台/無料)に着く。
パーキングからは、両神山の稜線や大キギの鋭鋒を望むことができる。 072.gif




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登山口周辺は冬の人工氷壁がウリで、立派な吊橋が架けられている。 眼下に美しい滝を眺めながら吊橋を渡り、尾ノ内沢の懐へと入って行く。 070.gif




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始めは沢の左岸を渓流美を見ながら歩くが、トレイルは斜面の崩壊などもあり注意が必要だ。 30分程で “山の神” の標識があり、左側の岩上に小さな祠が祀られている。  
(注意: “右岸、左岸” という場合は、川の下流を向いて右側が右岸、左側が左岸である。)




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所々で岩盤の上に根を下ろす樹木を見かけるが、その生命力には驚くばかりだ。 005.gif




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山の神を過ぎると、トレイルは薄くなり赤テープを探しながらのルート取りとなる。 スズの沢の出合いを過ぎるあたりから渡渉も頻繁となり、右岸から左岸へ。 071.gif




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左岸か右岸へ、右岸から左岸へ、そしてまた左岸から右岸へ渡る。 大きな流れは無く、どこも飛び石で渡渉できる。 071.gif




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いくつもの小滝を越え、緩やかに標高を上げていくと、一際赤テープが多く、ケルンがいくつも立っている支流の出合に着く。 沢登りの対象となっているキギの沢の出合いだ。  登山口からここまで約1時間なので一休みしていこう。 063.gif




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休憩後、なおも本流に沿って行くと、沢筋に黒い滝(7m滝)が現れ、その滝を高巻くように右岸の岩壁にクサリがセットされている。




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クサリ場をこなして沢筋を行くと、いったん水流が涸れる。 崩れた小尾根を残置のトラロープで越えると再び水流のある沢にでて、しばら行くと “油滝” の標識が現れる。




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キギの沢の出合いから45分。 登山口から2時間弱で油滝に到着。 道標のある左岸に渡り一休み。 063.gif 




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せっかくなので、滝壺近くまで寄って滝見物をしていこう。




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油滝自体はさほど美しい滝ではないが、静かに流れる清流と深い滝壺、そして辺りの岩壁との調和が見事な渓流美を作り出している。 072.gif 049.gif




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油滝を過ぎると、沢から離れ尾根の急登となる。 見上げる自然林はグリーン一色なのに、足元の落ち葉はカラフルに紅葉している。




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油滝から大汗をかいて登ること約30分、目の前に大きな岩壁が立ちふさがる。 その岩壁の基部に隙間があり、ここが “地獄穴” のようだ。 地面と岩の隙間から潜り込むと、洞窟の中は広く、天井は人が立てるほど高い。 修験者たちはここでビバークしたのかな? 037.gif




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地獄穴の探検を終え、岩壁を右にまわり込みさらに登り続けると支尾根に出る。 ここに “八日見山道” と書かれた比較的新しい標識があった。 これで “ヨオカミ” または “リョウカミ” と読むのかな? 尾ノ内では両神山のことを八日見山と呼ぶようだ。 027.gif




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トレイルは、支尾根から一段と勾配の増した斜面を登り、左の尾ノ内沢本流方向へトラバースしている。 さすがにこの辺りの標高まで登ると紅葉が見られるようになる。 072.gif




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モミジの赤が際立っていた。 072.gif




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やがてワイヤー?針金?がセットされた尾根を登るようになる。 勾配も急で張り出した木の根を掴んでの四つ足登行となる。




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急登を登り切ると、シメ縄が張られた “シメ張場” に着く。 木立の間から大キギの鋭鋒が迫って見える。 天理尾根から見えた大岩壁の大キギとは異なり、簡単に登れるのではないかと思われる藪の多い壁だ。 




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シメ縄場の先から、左方向に斜面をトラバースしてルンゼを渡る。  湿ったルンゼの側壁をクサリでトラバースするが、クサリのアンカーがぐらついていてあてにならない。 濡れた逆層のスタンスに慎重に乗る。 短いが嫌なトラバースだ。 トポには、ここは “ヒンマワシ” の岩場と書かれてある。




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クサリで小尾根を回り込むと、一直線に登り上げる急な尾根となる。 半端でない急登で体力を消費する。 途中に後方の景色が開ける場所があり二子山などを見ることができる。 立ち止まり直下の紅葉を見ながら息を整える。  042.gif




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長いクサリの一直線尾根は、トポには “キンササゲ” の岩場と書かれてある。
いよいよ稜線に近づくと人の声が聞こえ、最後と思われる登りを這い上がる。
登り上げた稜線は八丁尾根で、龍頭神社奥社の小さな祠が祀られている。
地獄穴から約1時間30分、尾ノ内渓谷登山口から約4時間の登高であった。

ちなみに、尾ノ内沢ルートはメジャーなルートでは無いので初級レベルのハイカーは入山しない方が良い。  034.gif
ここにもその旨の警告板があるのだが、倒木の陰になってしまってよく見えない。 025.gif
この日も山頂へ行きたいというハイカーが間違って尾ノ内沢ルートに入ろうとしていた。




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行きかうハイカーと挨拶を交わしながら、紅葉をおかずにランチタイムを楽しむ。 063.gif




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前回、八丁尾根を歩いたのはアカヤシオと新緑の頃だったので、紅葉の八丁尾根もなかなかいいね。 072.gif




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ランチ後は、山頂方向とは逆に八丁峠を目指して西へ進む。 いきなりのクサリ場の下降だ。 008.gif




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クサリ場を降りきれば “風穴キレット”。 西岳への岩稜を登り振り返れば、先ほど登ってきた尾ノ内沢側から霧が昇っている。  005.gif




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西岳、行蔵峠と行くが、秋の八丁尾根は大混雑だ。 クサリ場ではロープ確保して歩く大パーティーの時間待ちを余儀なくされる。 025.gif




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ふと目にしたツツジの木に何やら実のようなものがついていた。 アカヤシオの実かな? 072.gif 039.gif




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途中の小ピークから東面の景色が開ける。 072.gif




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八丁峠方向にも霧が舞って、幻想的な紅葉風景が美しい。  072.gif




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八丁尾根はクサリの多さでは有名なルートなので、下降は特に慎重に降ろうね。 034.gif





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龍頭神社奥社から八丁峠までは、距離は短いがアップダウンが多く八丁尾根の縦走に思った以上に時間を取られた。 

龍頭神社奥社から渋滞待ちも含めて約1時間30分で八丁峠に到着。 042.gif




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八丁峠からは河原沢川ルート(坂本コース)を降る。 スイッチバックの急坂を落ち葉を蹴散らしながら一気に降る。 降りだして程なくして左に八丁トンネルの登山口(八丁峠登山口)への分岐を分ける。 普通のハイカーは八丁峠登山口からで、この河原沢川ルートを使うハイカーは稀である。 




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スイッチバックを終えると、トレイルが不明瞭になる。
小尾根から涸沢へ降る。

花はほとんど終わっているが、これは? 
ノダケの実かな? 精米した米粒みたいで何とも美しい。 056.gif




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ガレた急斜面を降ると、ようやく沢筋に近づく。 071.gif




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しかし、沢筋は荒れていて倒木や土砂崩れの個所も多いので歩行には十分な注意が必要だ。 034.gif 左岸から右岸へ。 071.gif




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右岸から左岸へ。 ルートファインディングが一段と難しくなるので赤テープなどの目印をよく探そう。 大岩のある左岸のトレイルへは、道標が隠れていて渡渉ポイントが分かりづらい。 034.gif




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しばらく左岸を行き、また沢を横切る。




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右岸の樹林帯を行くと、“大岩の下の山の神” に着く。 すぐ左に林道が走っているので、里に下りてきた感があるが、実はここから坂本までが結構長い。 025.gif 




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沢筋から大岩の基部の踏み跡を降って、右岸のスギ林に入って行くと、すぐに自然林となり河原沢川に沿って下流へ行く。 すると、対岸からは岩壁のリスにしか見えないトラバース路がある。 “え!ここ歩けるの?” と、疑心暗鬼になるが、ギリギリ歩ける岩バンドがあるので慎重にこなせば大丈夫だ。  034.gif




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下流に行けば行くほどトレイルのコンディションが悪くなる。 




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崩壊した山腹のトレイルにはフィックスロープが張られてあり、ついには沢の中を歩くことになる。 039.gif




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沢の中を降って行くと、左手(左岸)にスチールのレールが突然現れる。 何か荷物を運ぶレールだろうか?  005.gif  039.gif




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沢筋から右岸の斜面に登って、すさまじく崩壊した斜面をトラバースして、針葉樹林帯へ入って行く。




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薄暗い針葉樹林帯に入ると、トレイルは安定してきて祠の前を通過する。 しばらく行くと水道設備のある坂本登山口に着く。 八丁峠からこの登山口まで約2時間30分である。 ここから尾ノ内渓谷登山口である尾ノ内自然ふるさと館までは車道を歩いて約1時間弱である。 あらかじめ2台の車でカーシャトルしておくと、この1時間の車道歩きをカットできるのでお勧めだ。 049.gif

本ルートのマップ:yahoo! map
私のこのトレイルへの評価: 4★ 上級者向け
行程距離: 約11km(尾ノ内渓谷登山口~山の神~油滝~地獄穴~八丁尾根龍頭神社~八丁峠~大岩下の山の神~坂本登山口)
標高差: 約1100m
実動時間: 約9時間 (尾ノ内渓谷登山口~八丁尾根龍頭神社への登高 約4時間、八丁尾根~八丁峠の稜線歩き 約1.5時間、八丁峠から坂本登山口への下降 約2.5時間 休憩 約1時間込み)

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by dream8sue | 2016-10-30 18:56 | 秩父多摩甲斐 国立公園 | Trackback | Comments(0)

甘楽町 小ぶりながらも大展望の稲含山(栗山)     Mount Inafukumi in Kanra, Gunma

Wednesday, October 26, 2016
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農耕の神山として信仰されてきた稲含山は、一ノ鳥居、二ノ鳥居は甘楽町に位置し、鳥居峠の赤鳥居は下仁田町との郡境にあり、山頂は下仁田町に位置している。 ピークが下仁田町になることから稲含山という呼び名の他に、下仁田町栗山とも呼ばれている。 山頂は360度の大パノラマが広がる西上州随一の展望の山だ。  058.gif
また、甘楽町からも下仁田町からも林道が整備されているので峠までマイカーで行ける。 短い時間でも歩ける手軽さも人気の理由になっている。 (写真は今年2016年の4月に秋畑那須集落の那須大橋から見た稲含山) 




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<マイカーの場合>
上信越自動車道を富岡ICで降り、県道46号線で甘楽町小幡から秋畑那須集落へ向かう。 
那須大橋の手前を右に入り、坂道を登り集落をぬけ山中へと走っていく。 
那須大橋から5kmほどカーブの多い林道を走れば右に池や休憩舎、公衆トイレのある “神の池公園” 登山口に着く。 




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池の南端、トイレの裏側から尾根を登れば、すぐに林道を横切ることになり、一ノ鳥居へ続くトレイルに入る。




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一ノ鳥居でトレイルが二手に分かれる。 右は鳥居峠へ行くルートなので帰り道で回ることにしよう。 一ノ鳥居の分岐を左に50mも行けば大ケヤキ(夫婦ケヤキ)まで0.4kmという分岐がある。 時間に余裕があるので見に行くことにした。




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分岐を左に行くと、すぐに東側が開けた斜面に出る。 一面、植林されたばかりの苗木で、鹿よけネットのようなものが巻かれていた。 005.gif




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苗木エリアの淵をトラバースして樹林帯に入り、荒れた小沢を横切る。 すると枝が二股に分かれたケヤキの木が現れた。 何の標識も無いが、おそらくこの木が大ケヤキ(夫婦ケヤキ)だろう。 049.gif 
ケヤキって街路樹でおなじみだけど紅葉が綺麗なんだよね~・・残念ながらこのケヤキの木は紅葉にはまだ早かったようだ。 002.gif




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分岐まで戻り、緩やかな坂を登っていくと “神の水” という道標のある普通の小沢を渡る。 小尾根に登り上げた所に二ノ鳥居がある。




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二ノ鳥居を過ぎると、スギの木などの混ざる雑木林の中を行く。 スイッチバックの急登となり歩みが遅くなる。 042.gif




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そして、岩壁に行く手をふさがれたら、岩壁の基部を左に行く。 頭上には旧秋畑稲含神社の建物が見えてくる。




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神社の正面階段を登り、境内に入る。 “旧” ということは、これらの建物はもう使われていないようだが、神社も引っ越しとかするんだね。 知らなかった! 039.gif 003.gif




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建物の横から、ハイステップな木段の急登が始まる。 042.gif




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ちらほらと紅葉した樹木が左側の大岩壁を染めている。




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木段を登り、フィックロープのある山腹路をトラバースすれば郡境尾根を越え、鳥居峠からくるトレイルとの分岐に着く。




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分岐を左に曲がり山頂を目指す。 味気ないフェンスに路肩をガードされながら山腹を行けば、小さな地蔵が立つクサリ場を登る。 クサリ場と行っても階段状なので問題はない。 034.gif




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フェンスが丸太の柵に変わり、美観的にもこちらの方がGood! 045.gif




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落ち葉を踏みしめながらいい感じで登っていくと、下仁田町側の稲含神社に着く。 
旧秋畑稲含神社(甘楽町側)からきつい登りであったが、距離にしたらたったの0.5kmである。
神社の境内は広く、大パーティーの休憩にはこちらの方が良いだろう。 049.gif




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稲含神社から稲含山頂までは目と鼻の先だ。 陽当たりの良い山頂直下は、紅葉が見事である。  072.gif




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いきなりの紅葉に感動していると、山頂ではさらに感動的なビューが待っていた。 稲含山(1,370m)に到着。 066.gif 042.gif




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山頂には方位盤があり、西上州の山々をはじめ360度の展望が楽しめる。 072.gif




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では、北からぐるりと1周しよう。 061.gif  何といってもピカイチは浅間山の雄姿だろう。 072.gif 049.gif




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そして手前には妙義山の岩尾根がみえる。 そのバックは鼻曲山浅間隠山かな?




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西には、テーブルマウンテンの荒船山に、西上州の看板ルートの鹿岳に四ツ又山。 その奥には物語山。




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すぐ近くには小沢岳




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遠く八ヶ岳をズームアップ




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南方向には赤久縄山。 東には東西ある御荷鉾山の西御荷鉾山の方が大きく見えている。




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北東に目をやれば、高崎市や前橋市の街並みの先に赤城山がそびえ、遠くは日光連山。




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榛名山も見えて上毛三山が一堂に会している。 上越の山々や草津白根山、はたまた北アルプスも見えちゃう。 024.gif
たった1,370mのおチビちゃんのくせに、なかなかいい仕事しているね~ 041.gif




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風の無い穏やかな山頂で、大展望とランチを堪能したら、ゆっくりと下山にかかろう。 郡境尾根の鳥居峠への分岐まで往路をもどり、分岐から鳥居峠側へ進む。 070.gif




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よく踏まれた木段のトレイルをカラフルな落ち葉を踏みしまながら降る。 時々、樹木に付けられた “ホオノキ” “ウリハダカエデ” などのネームプレートと樹木を確認しながら歩く。 027.gif




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ちなみに、この葉は “ヒトツバカエデ” でしょうか?  039.gif ご存知の方がいましたらコメントしてください。 040.gif




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そうこうしているうちに赤鳥居のある鳥居峠(茂垣峠)に着く。 ちなみに、鳥居峠にもパーキングがあるので、この登山口から登れば1時間弱で大展望の稲含山に立てる。 049.gif




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神の池公園へ戻るには、林道を歩いても行けるが、ここは右の山路へ進み一ノ鳥居経由で戻ろう。




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すぐに鉄塔が現れる。




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鉄塔の横を通り尾根を降ると、すぐに往路で通った一ノ鳥居に着く。 ここから神の池公園までは往路と同じトレイルを戻る。
4km、3時間程度のお手軽ハイキングであったが、短いながらも展望台のような山頂に登るわけだから、それなりに急登である。 034.gif アカヤシオが咲く山らしいので春もいいかもしれない。 045.gif

本ルートのマップ:地形図
私のこのトレイルへの評価: 4★ 初級者向け
行程距離: 約4km(神の池公園~一ノ鳥居~大ケヤキ往復~二ノ鳥居~旧秋畑稲含神社~稲含神社~稲含山~鳥居峠~一ノ鳥居~神の池公園)
標高差: 約360m
実動時間: 約3.5時間 (休憩込み)

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by dream8sue | 2016-10-26 12:05 | 群馬県 西上州エリア | Trackback | Comments(0)

高崎市 マイナールート男坂から登る角落山と剣の峰     Mount Tunoochi in Takasaki, Gunma

Monday, October 24, 2016
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以前、浅間山の展望台と言われる鼻曲山に登った時に、途中の鼻曲峠から見た角落山がかっこよかった。 その角落山へ男坂から登ることにした。 角落山へは鼻曲山登山口と同じ南側の霧積温泉からアプローチするのが一般的である。 北側の男坂は、歩くハイカーも少なく荒れたルートで、急登な上にルートファインディングも難しい上級者ハイカー向けのルートである。下降は女坂(こちらは男坂よりは入っているハイカーがいるようだ)とするループトレイルだ。 
鼻曲山に興味のある方はこちらから → “上信越 霧積温泉から登る鼻曲山     Hanamagariyama in Annaka,Gunma”




f0308721_23482261.jpg<マイカーの場合>
男坂登山口は、高崎市倉渕町から二度上峠へ行く県道の途中にある倉渕川浦温泉施設 はまゆう山荘(〒370-3405 群馬県高崎市倉渕町川浦27-80)前から左の林道に入る。 未舗装の林道を1kmほど走れば小沢に架かる橋の所に2~3台のパーキングスペースがある。 この林道をそのまま直進すれば女坂登山口方面であるが、悪路なのでお勧めしない。




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パーキングからいきなり白沢に入渓して上流へ進む。 070.gif




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左岸(川下に向かって左)寄りにうっすらと踏み跡らしきものがあるような無いような・・基本的には沢の中を行き、途中、いくつもの堤防を右岸または左岸より越える。 6つ目?あたりの堤防は、何処からも越えられそうもないように見える。と、よく見ればイエロー矢印のマークがあり、コンクリートに撃ち込まれたハシゴを登って越える。 これって、登山者のための路?なのかしら。 039.gif 




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その後も、沢の中に積まれたケルンや、赤テープを見つけながらルートを探す。 いくつかの小滝も左岸寄りの巻き路などで越える。 




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所々で高巻きなどはあるものの、基本的には白沢の沢筋に沿って上流に行く。 登山口から1時間くらいで錆びた道標と思われるものが現れる。(見落としやすいので注意) ここで沢筋から離れ、左の支尾根に入る。 034.gif




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すぐに小さな涸れ沢の二俣となるので、左の沢筋に進む。 070.gif




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沢は涸れ沢で、沢筋を進むのか、尾根に取り付いた方が良いのか迷うところであるが、忠実に沢筋を行けば、2つのボルダー(大岩)が連続して現れるので、その左脇を巻くように沢を詰める。




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沢は自然と山腹に吸収され、枯れたササの原となり、かすかな踏み跡を探しながら左上していくと岩場が現れる。 悪い岩場を乗り越え山腹をトラバースしながら左の尾根に這い上がる。




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這い上がった尾根は “岩氷・白沢分岐” で、左には雨坊頭へ続く尾根が派生している(登山道はない)。 登りだから分かるものの、このルートを下降する場合はこの分岐は分かりづらいと思う。 尾根を南に進むと角落山の北壁が木立の奥に現れる。 005.gif




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北壁は左から巻く。 側壁をトラバースするためのフィックスロープとクサリのダブルラインが現れる。 クサリの方は登高ラインとしては不自然で使えない。 おそらくクサリは古いラインと思われる。 フィックスロープに方に沿って登る。




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すると、とても登れそうにない奥壁に行き当たり、どうしたものか、とあたりをよく見れば、左端の岩場に斜度70度くらいあるクサリがセットされていた。 傾斜はつよいがスタンスは大きく安定しているので岩場に慣れているハイカーなら問題ない。 クサリ場をこなし右側が切れ落ちたリッジを登る。




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見上げると首が痛くなるような急登を四つ足で登る。 042.gif




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登り上げたリッジから、北側を振り返れば、浅間隠山がスカイラインに浮かんでいた。 この地点まで樹林の中だったので、ここで初めてずいぶんと標高を上げていることに気づく。 005.gif




f0308721_2359492.jpgf0308721_00769.jpg
さらにリッジを左に回り込むと、再びクサリ場となる。 ここは傾斜はないがスタンスが良くないのでクサリに荷重がかかる。 008.gif




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最後のクサリ場をこなし、左へトラバースすれば “トドメキの頭” と書かれた鉄板の標識が置かれた尾根に飛び出る。 右に少しいけば赤い鳥居をくぐって角落山(1,393m)である。 山頂には山の規模には不釣り合いな大きな賽銭箱のある祠が祀られている。 066.gif




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時計廻りで山頂を一周すれば、西側にはこれから向かう剣の峰が逆光の中に浮かんでいる。




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その北側には浅間山が青い頂をのぞかせている。 072.gif




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裏側に廻って、北東には何やら岩尾根が見える。 何だろう? 名前はあるのかな? 039.gif




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f0308721_041691.jpg登山口から角落山まで3時間40分ほどの登高であった。  
ゆっくりランチをしてから剣の峰に向かう。 063.gif
明るい雑木林の中を15分も急下降すれば、角落山と剣の峰のコルに着く。
ここは女坂との分岐点でもある。
下山はここから女坂へ。




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コルからは、剣の峰まで直線距離にして0.5kmの登行である。 クサリやフィックスロープのセットされた急登が続くが、男坂の難路に比べれば楽である。




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この大岩を廻り込むと、右側が切れ落ちた急な岩場なので要注意だよ。 034.gif




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f0308721_065617.jpgフィックスロープのセットされた岩場を登れば遭難碑のある東の峰に着く。 
そこから紅葉した尾根を西に5分足らずで剣の峰(1,430m)に着く。 066.gif
山頂は木立に囲まれていて展望がない。 002.gif




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山頂から西に少し行けば展望が開けた場所がある。 角落山から見えた鼻曲山や浅間山が一段と近くに見える。




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そして、何といっても浅間隠山の姿が美しい。 バックには草津白根山や四阿山なども見える。 072.gif




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さて、下山は角落山とのコルまで戻る。 東の峰周辺まで戻ると先ほどランチ休憩した角落山が目の前に見える。 東斜面の紅葉が陽に照らされて綺麗だ。 072.gif




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クサリ場を慎重に降り、角落山と剣の峰のコルに着く。 ここから左の女坂へ進み、剣が峰の北壁の下をトラバースする。




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絶壁の基部はザレたルンゼ状でクサリがセットさせている。 トレイルはだいぶ踏まれた感じで今はクサリを使わなくても歩けるが、崩壊直後は悪かったと思われる。 また降雨後などもクサリがあることで安心感が得られるだろう。 045.gif




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ザレ場をトラバースすると、急に穏やかな広葉樹の森となる。 荒れた急登の男坂とは対照的で、ホッとする路である。 043.gif




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f0308721_010876.jpg涸れ沢を横切り、判然としないトレイルを探しながら北に降れば、女坂登山口のある林道終点に出る。
コルの分岐から30分くらいと意外と早く女坂登山口に出た。  059.gif
しかし、ここからの林道歩きが結構長い。




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赤沢川に沿って蛇行している赤沢林道は崩壊地も多く、もはや車は走れないだろう。 050.gif 046.gif




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やがて赤沢川が烏川と合流して、林道を右(東)に曲がり15分ほど行けば男坂登山口に着く。 070.gif

荒れた沢筋のルートファインディングや、岩場にクサリ場と期待通りに登り甲斐のある楽しいルートだった。ただ、お世辞にも綺麗なトレイルとは言えない。 展望は西面と北面は良いが、藪が濃い時期は期待しない方が良いだろう。展望だけなら近隣の鼻曲山や浅間隠山の方が良い。

本ルートのマップ: yahoo! map
私のこのトレイルへの評価: 3★ 上級者向け
行程距離: 約8.5km(男坂登山口 9:30 ~クサリ場 11:00 ~角落山 12:10 ~女坂分岐のコル~剣の峰 13:30 ~女坂分岐のコル 14:00 ~林道終点の女坂登山口~男坂登山口 15:30)
標高差: 約580m(累積高低差740m)
実動時間: 約6時間 (登高 約3時間30分、下降 約2時間、ランチ休憩 約30分込み)

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by dream8sue | 2016-10-24 23:44 | 群馬県エリア | Trackback | Comments(0)

雨飾山でゴージャスな紅葉を見る    Mount Amakazari in Myōkō Togakushi renzan National Park

Friday, October 21, 2016
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雨飾山は妙高戸隠連山国立公園の西端にポツンと位置しており、私の視野には入っていなかった。 長雨で今年の紅葉はイマイチということだが、紅葉で有名な山らしいので一抹の期待を胸に秘めて訪れた。 070.gif
登山口は長野県側にある小谷温泉(おたりおんせん)からアプローチすることにする。 荒菅沢奥壁となる布団菱(ふとんびし)を眺めながら比較的楽に登頂できるルートということだが、どうしてどうして、結構ハードなルートであったが、評判通りの素晴らしい紅葉に登行の労も半減した。




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<マイカーの場合>
上信越自動車道を長野ICで降り、国道19号線~県道31号線(長野オリンピック道路)で白馬方面へ走る。 白馬から国道148号線を北に走り、 “小谷温泉口” で右折(県道114号線に入る)小谷温泉街を過ぎ、鎌池へ行く分岐を右折すれば雨飾高原キャンプ場である。
紅葉シーズンはウィークデイでも休憩所とトイレのある奥のパーキングは満車になる。 満車の場合は、車道を少し戻った場所に第2パーキングがある。




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登山口から1kmくらいは平坦な湿原地帯で木道を歩く。 周囲の樹木は見事に紅葉している。 おや、何やら覗き込んでいるけど、早速何か見つけたのかな? 039.gif




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それは・・木道の脇には小川が流れていて、岩魚が泳いでいるのだ。 003.gif




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このルートには400mごとに案内標識が11ヶ所ある。 つまり山頂まで側面距離4400mということだが、標高と勘違いしそうで紛らわしい。 そもそも、ハイキングマップは直線距離で読むことが多いので側面距離表示自体があまりコモンではない気がするのは私だけ?  “2/11” と書かれた標識を過ぎると、尾根の急登が始まる。




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尾根の登りに入ると、辺りの樹木の色づきが半端ではない。 005.gif 072.gif




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とりわけ黄金色のブナの大樹がAmazing! 072.gif 072.gif




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青空に紅葉が映える。 058.gif 072.gif




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紅葉に感動しながら登ること約1時間でブナ平と呼ばれる広場に着く。 幹が曲がったブナの周りにはブナの大樹が何本も天に向かって伸びている。




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ブナの根元には、羽根突きの羽子に似たツクバネソウの実が黒紫色に熟している。 056.gif




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ブナの幹に絡みつくツタも紅葉している。




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朝陽を受けるブナ平はまさに輝くブナ林だ。 072.gif 049.gif




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ブナ平から先は、染み出しの多いぬかるんだ山腹トレイルを進む。 右側の木立の間からシゲクラ尾根方面の山が見えてくる。



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“5/11” 標識を過ぎると荒菅沢への下りとなる。 下りになる尾根の肩から雨飾山の鋭鋒(布団菱)が目前に現れる。 上部岩壁の白い岩肌と下部岩壁の見ごとな紅葉に思わす歓声が上がる。 005.gif 072.gif




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眼下にはこれから渡渉する荒菅沢のゴーローが見える。




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下部岩壁の紅葉と荒菅沢の支流。 ルートはこの支流の左岸(右側)の尾根に続いている。




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下部尾根の紅葉に陽が当って輝いている。 ズームで見ると、まさに燃える秋だね。 072.gif 060.gif




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荒菅沢へ降り、清流と紅葉を見ながら一休みする。 063.gif




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荒菅沢の渡渉ポイントから、布団菱の下部岩壁の紅葉を見上げる。 072.gif




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布団菱の鋭鋒をズームアップ。 谷川岳の衝立岩を思わせる風格がある。 005.gif




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荒菅沢周辺がこのルートの絶景ポイントだろう。 このルートから登ることにして、よかった! 045.gif  この絶景が見られたのでもう満足であるが、山頂も見えてきたことだし、頑張って雨飾山のピークまで行こう。 070.gif




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荒菅沢を渡ると急坂が続く。 荒菅沢から笹平までの標高差450mを一気に登るぞ~! 070.gif 042.gif




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ミズナラやモミジなどの広葉樹のトレイルを登ると、左側に下部岩壁の側壁が見えてくる。 側壁をズームアップして見れば、上部は白いスラブ帯になっている。 005.gif




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振り返って南に目をやれば、色づいたモミジの奥には高妻山などの戸隠連山が青いシルエットとなって浮かんでいる。




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息をきらせながら急なトレイルを登ると、樹木も低木となり、ハシゴのかかる岩場になってくる。 042.gif




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ハシゴのセクションでは下山者との道の譲り合いなどがある。 週末などはさぞかし混むことだろう。 034.gif




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視界もオープンになり、眼下には紅葉の海が広がる。 Wonderful! 072.gif 072.gif




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花はすっかり無くなっているが、かろうじてトレイル脇でこんな植物を見かけた。 オヤマボクチ(写真左)と、赤い茎に残っているのはタカトウダイの葉かな~? 039.gif




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急登を登りきって、振り返れば、シゲクラ尾根に食い込む大倉沢や、今も火山活動の続く焼山が見える。




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そして、進行方向にはササの原が続く笹平と、雨飾山のピーク(1,963m)が現れる。




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笹平から雨飾山へは緩やかなアップダウンが続く。 この稜線は長野県と新潟県との県境でもあり、夏には高山植物が咲き乱れる場所のようだ。 




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北側(新潟県側)には、海谷山塊(うみたにさんかい)の山々が一望できる。 
海谷山塊は海谷渓谷を境に、西海谷山稜と東海谷山稜に別れるらしいが、私にとっては、あまりに unfamiliar な山域である。お初にお目にかかります。 051.gif




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西海谷山稜には海谷三山と呼ばれる、駒ヶ岳・鬼ヶ面山・鋸岳がある。  海谷三山に雲がかかり、まるで天空の城のようだ。 鬼ヶ面山だからさしずめ鬼ヶ城かな。 041.gif




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鋸岳~海谷駒ケ岳の縦走はハシゴやクサリの連続する、とても魅力的なルートだ。 機会があればいつか歩いてみたいな~ 016.gif
鋸岳の後方にそびえている鋭鋒は、東海谷山稜に属する阿弥陀山~烏帽子岳のようだ。  こちらも海谷三山縦走以上に困難な山稜のようだ。 う~ん、そそられるな~ 011.gif 003.gif




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そして、海谷三山の西に位置し、雲から黒い岩壁を出しているのが(写真では分かりづらいが)明星山だ。 遠い昔に夫とP6南壁マニフェストルートを登り、山頂を目指す途中で暗くなってしまい、身を寄せ合ってビバークした思い出の山だ。 003.gif




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海谷山塊の山々に感動して歩いているうちに、新潟県の雨飾山荘からのコースが合流する三叉路に着く。




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三差路を右側にみて、なおも進み荒菅沢奥壁のコルに下る。 右手のササ原の中に小さな池がある。




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コルから荒菅沢の源流部を見下ろす。 白い岩肌と紅葉のコントラストが美しい。 072.gif 072.gif




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そして最後に岩混じりの急坂を登り切れば山頂である。 バックの焼山の奥に見えるピークは火打山かな? 039.gif




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雨飾山のピークは双耳峰で、北峰には石仏が並んでいる。




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山頂は360度の展望があり、この日は風の無い穏やかな陽気でとぎれとぎれに雲が浮いていた。 絶景をおかずにしてランチタイムを楽しむことにする。 063.gif




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西側には北アルプスの山並みが広がる。 白馬岳、その南に五竜岳や鹿島槍ヶ岳なども見える。 005.gif




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眼下の紅葉をズームアップ。 紅葉の海を流れる雲が幻想的だ。 043.gif




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南峰には標柱と三角点がある。 



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南峰から北峰を見る。  あまりに素晴らしい展望に魅了され、いつまでも山頂に留まりたいという思いを断ち切って下山に取りかかる。




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通常、同ルートの下降は退屈なものであるが、このルートに関しては例外である。 下降では上から目線になるので登りでは味わえない紅葉シーンを見ることができる。 005.gif 043.gif




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午後の陽ざしを受けるブナ平は、ブナの白い幹が際立っていた。 072.gif




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ブナ平から下部尾根の紅葉は朝とは全く違うルートを歩いているかと思わせるほどハットする景色が展開していた。 072.gif




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自然が織りなす色彩が見事である。 072.gif




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雲海の上に頭を出している幽玄な戸隠連山を見ながら、日本の秋の素晴らしさをしみじみと噛みしめるSueであった。 一抹の期待はしていたが、期待をはるかに上回る見事な紅葉の雨飾山であった。 049.gif

本ルートのマップ: yahoo! map
私のこのトレイルへの評価: 5★ (秋限定)初級~中級者向け
行程距離: 約7km(雨飾高原キャンプ場パーキング~ブナ平~荒菅沢渡渉ポイント~笹平~雨飾山~笹平~荒菅沢渡渉ポイント~ブナ平~雨飾高原キャンプ場パーキング)
標高差: 約800m
実動時間: 約8時間 (登高 約4時間、下降 約3時間、休憩 約1時間込み)

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by dream8sue | 2016-10-21 17:07 | 妙高戸隠連山国立公園 | Trackback | Comments(2)

上野村 昇魂の御巣鷹尾根 高天原山と大蛇倉山    Mount Takamagahara & Daijyagura in Ueno,Gunma

Sunday, October 16, 2016
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群馬県に住む者として、いつかは訪れておきたいと思っていた上野村の御巣鷹の尾根に行ってきた。 1985年8月12日に起きた日本の航空史上最悪の墜落事故の現場である。 そして、事故から30年以上たった今では、御巣鷹の尾根への登山道はよく整備され、その上の県境尾根にある西上州の秘境の山へも登り易くなっている。
520人の犠牲者の命の碑である、 “昇魂之碑” までは30分くらいなので、事故を風化させないためにもハイカー以外の方にも訪れてもらいたい。 県境尾根にある高天原山と大蛇倉山へ登るハイカーは急登や倒木も多い山なのでそれなりの装備で登ってね。




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<マイカーの場合>
御巣鷹の尾根登山口は西上州の秘境、諏訪山の登山口のさらに奥にある。 
湯の沢コース(浜平コース)から登る諏訪山はこちらから → “上野村 西上州の奥山 下ヤツウチグラと諏訪山 Suwayama in Uenomura,Gunma”

国道254号線または上信越自動車道の下仁田ICで降り、南牧村から湯ノ沢トンネルを抜け、国道299号線に合流したら左折する。
楢原郵便局前を右折しトンネルを2つ(三岐・浜平トンネル)過ぎると左側に諏訪山登山口の広いパーキングがある。 
諏訪山登山口のパーキングを過ぎて奥神流湖の湖畔沿いの長いトンネル、虎王トンネルと手水トンネルを越えて上流のスゲノ沢に沿って林道を走る。
スゲノ沢と長門沢が出合う場所は旧登山口で大きなパーキング(約30台可能)がある。
そこから少し上流にはバスもパーキング可能な現在の“御巣鷹の尾根登山口”がある。
登山口には、訪問者の数を把握するためのカウンターもあるので、現地を訪れたらカウントしてほしい。




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パーキングからスゲノ沢に架かる橋を渡り、よく整備された階段を登る。 水飲み場、山守地蔵と過ぎ、ベンチの並ぶ登山道を20分も登ると2棟の管理小屋?とトイレのある場所に着く。




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風車の階段を降りればスゲノ沢の沢筋へ行く。 そこにはたくさんの墓標が並んでいる。




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スゲノ沢から山腹路を登ると、機体が激突した地点と思われる場所に昇魂之碑がある。 その一段上には遺族の記念品などが置かれた小屋があり、誰でもお線香をあげることができるようになっている。 犠牲者の写真や、遺族からのメッセジーを読めば目頭が熱くなる。




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日航機はあの尾根を越えることができなかったのかな~と尾根を見上げると、一筋の飛行機雲が青空に白い線をえがいていた。
飛行機雲を見ながら私は10年前のことを思い出していた。 12年ほど前に夫を山岳事故で亡くした私は、2年後、傷心の面持ちで単身アメリカへ航空留学した。 職業パイロットになりたい訳ではなく、単に鳥の様に自由に空を飛びたくてヘリコプターのライセンスを取得した。 その際にフライトスクールの実習室で、事故機である日航ジャンボ機123便のボイスレコーダーの録音をYou Tubeで聞いた。 最後まで諦めないで操縦桿を握るキャプテンとコパイロットのやり取りに、パイロット魂をみた気がして、ただ単に鳥になりたいと思って航空留学した自分の甘さを知った。 また、ヒマラヤの山で死んだ私の夫とは事情は違うが、事故で突然に家族を失った遺族の気持ちが重なり、もう涙が止まらなくなってしまった辛い思い出がある。
アメリカで飛び続けようと決意した矢先に病気で帰国して私は、現在は飛ぶことは止めてしまったが、空の安全を願う気持ちはきっと遺族と同じである。




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昇魂之碑にお参りをすませたら、墓標の林立する尾根を登り県境尾根へ行くトレイルに進む。 




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アセビの群落を過ぎると、尾根は急登となる。 全ルート中で、県境尾根に登り上げるまでのこの間が一番つらかった。




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紅葉にはまだ早いが、気配は感じる。 長雨の影響で今年の紅葉は何処もあまり良くないようだ。




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落ち葉に埋もれて、小さなキノコが顔を出していた。 クリタケという食用のキノコのようだ。  




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昇魂之碑から約1時間の登高の末、県境尾根に到着。 道標には “60年日航機遭難地慰霊登山道” と書かれてある。 地図にはこの分岐を “昇魂之碑分岐” としてある。 ここから左(南)に行けば高天原山(たかまがはらやま)で、右(北)に行けば大蛇倉山(だいじゃぐらやま)である。




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まず、高天原山へ向かう。 明るい自然林の中を行くと高天原山方面が見渡せる岩場があるので早速寄ってみる。 高天原山はどっしりした山容だ。




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展望の岩場から少し行くと、フィックスロープがセットされた岩場がある。




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その後は、しばらく倒木の多いカラマツ林を行く。 倒木を跨いだり、くぐったり、迂回したり、結構面倒だ。




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南に向かっていた尾根が、やや東よりに向きを変えてさらに登る。 枯れた草が陽を受けて白い草原のように輝いていた。




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昇魂之碑分岐から約50分で高天原山に着く。 

南北に長い山頂は樹林に囲まれている。

かろうじて南西方向の展望(小川山など)のみが見渡せる。
 
高天原山は上野村の呼称で、他にも地域によって “ショナミの頭” とか “蟻ヶ峰” とかの呼び名があるようだ。

ちなみに、三角点の+マークは、その地点の東西南北にそって設置されているらしい。知らなかった!




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さて、ランチには早い時間なのでいったん昇魂之碑分岐まで戻り、北に位置する大蛇倉山を目指そう。




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分岐からダケカンバとカラマツ林の中を行くが、スゲノ沢の頭を過ぎるとツガ?の林に変わり、驚くほどの倒木地帯となる。 最近の台風の影響だろうか? 細く若い木が残り、太い木の方が折れている。 




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この爪痕は森の熊さんの仕業かしら?




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ツガの倒木地帯は短く、すぐにカラマツ林になる。 カラマツの林相が美しい。




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最後はダケカンバの紅葉の下を息を切らせながら登ると・・




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大蛇倉山のピークと思われるシャクナゲの茂みに囲まれた空間に着く。 そこには、ダケカンバの木に手作りの山名板が2つ掛けられている。 展望の無い山頂にがっかりしてはいけない。




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素晴らしい展望が得られる場所があるので、シャクナゲの茂みをかき分けて西の岩棚に行こう。 




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岩棚からは西に奥三川湖と八ヶ岳、御座山、天狗山、男山などが見える。




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県境尾根のダケカンバの森と、西上州の重なり合う青い山脈が美しい。




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北には奥神流湖を見下ろせる。 バックには上野村のマムシ岳笠丸山など西上州の山並みが一望できる。
ちなみに、水力発電には揚水式水力発電なるものがあるらしいが、奥三川湖も奥神流湖もその発電式のダムらしい。 2つの湖を見渡しながら秋晴れの陽気の中、楽しいランチタイムはあっという間に過ぎていった。  
下山は昇魂之碑分岐まで戻り、落ち葉で滑る急な斜面に気をつけながら昇魂之碑まで降る。 そして昇魂之碑に深く合掌してからパーキングに戻った。 

本ルートのマップ:yahoo! map
私のこのトレイルへの評価: 4★ 昇魂之碑までは初心者向け。高天原山と大蛇倉山は中級者向け
行程距離: 約8km(御巣鷹の尾根登山口~昇魂之碑~昇魂之碑分岐~高天原山~昇魂之碑分岐~大蛇倉山~昇魂之碑分岐~昇魂之碑~御巣鷹の尾根登山口)
累計標高差: 約680m
実動時間: 約6.5時間 (1時間のランチタイム、休憩込み)

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by dream8sue | 2016-10-16 20:08 | 群馬県 西上州エリア | Trackback | Comments(2)

前橋市 赤城山 環境ガイド養成講座で歩いた出張峠から陣笠山     Debari to Jingasa in Mount Akagi

Saturday, October 15, 2016
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赤城山環境ガイドボランティア養成講座とは、NPO法人赤城自然塾が行う赤城山の魅力を発信できる人材育成を目的としたプログラムで、毎年初夏から冬の実践講習を行っている。
日本に帰国して早3年目になり、帰国して初めて赤城山を登った。 この3年間で主なピークは登り、最後に残ったのが今回歩くマイナーな外輪山(出張山・薬師岳・陣笠山)。 どうせ登るならもっと赤城山のことを知るのも良いだろうと思い、この講座に申し込んだ。 ガイドボランティアなんて柄ではないが、前橋市民として、自然を愛するネイチャー人間として地元の赤城山のことを勉強するのもいいだろう。  027.gif
赤城山は富士山に次いで日本で2番目に広いすそ野を持つ山である。 カルデラ湖の大沼を囲むように最高峰の黒檜山を筆頭に駒ケ岳地蔵岳長七郎山などのピークがある。 そんな中で大沼の北西に位置する出張山~薬師岳~陣笠山は標高も低く、訪れるハイカーも少ない地味な外輪山である。




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f0308721_1194318.jpg<公共交通の場合>
今回は時計回りで歩くので登山口は、大沼の西にある厚生団地入口からである。
JR両毛線の前橋駅から路線バス(関越交通)で富士見温泉行きに乗り、赤城ビジターセンター行きに乗り換え、 “厚生団地入口” バス停下車。 
週末は赤城山直通バス(4/1~10/31土日祝運行)もあるので、それらをうまく利用しよう。

<マイカーの場合>
マイカー利用の場合は、国道17号線で渋川方面に向かい、市街の “住吉町交番前” の交差点を右折、その先3つ目の交差点で県道4号線を左折する。
県道4号線は通称 “赤城県道” と言われる道なのでこの道をひたすら赤城山に向かって走れば観光案内所のある白樺牧場を経由し、大沼の湖畔へ下って行く。 
湖畔へ下る途中の “厚生団地入口” バス停の三叉路を左に入り湖畔を西に走る。 
大沼水門の三叉路(県営赤城山キャンプ場まで行かない)を左に入った所に古いトーテムポールの立つパーキングがある。




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厚生団地入口パーキングから西へ舗装道路を林間学校の建物まで行く。 




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林間学校の前から、渋川市赤城町深山へ続く関東ふれあいの道が始まっている。 出張峠まではこの関東ふれあいの道を20分ほど行く。 070.gif




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ちなみに、林間学校の手前の三叉路を右に少し行った空き地にフジアザミの群落がある。 もう花は無いだろうと思っていたら、かろうじて咲いていた。 056.gif




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関東ふれあいの道の緩やかな坂道を登れば、山ブドウの木が生い茂る出張峠に着く。 私はこの峠には今年の夏に鈴ヶ岳に登った際に訪れたばかりである。 ハイキングパートナーについて考えさせられた最悪な思い出の山行だった。 → “前橋市 赤城山 静かなトレイル鈴ヶ岳     Suzugatake in Mount Akagi, Gunma”




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出張峠を右に曲がり、北東に向かって緩やかな尾根を行く。 




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出張峠から15分くらいで大沼方面(東~南側)の眺望が良い出張山(1,475m)に着く。 このルート上の外輪山は尾根の西~北側の展望はあまり良くない。
環境ガイド養成講座ということで、マメ知識その1 : 赤城山は50万年前にできた標高2500mの富士山型の成層火山が20万年前の山体崩壊で大きく崩れ、現在の多くの外輪山と広いすそ野を持つ山となった。とさ。 027.gif




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出張山で一休みしたら、野坂峠を目指して緩やかなアップダウンを繰り返す。




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かすかに始まった湖畔の紅葉を眼下にみながら明るい尾根を行く。




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ミズナラやダケカンバの生える自然林の根元にはササが生い茂っている。
環境ガイド養成講座ということで、マメ知識その2 : 大型のササ類一般をクマザサと言いことが多いが、この周辺のササの品種はスズタケや小型のミヤコザサというのが占めているようだ。 027.gif




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ササの茂みに混じって、ボロボロになったリンドウが1株だけ咲いていた。 紅葉と入れ替えに花のシーズンは終わる。 お疲れ様でした~また来年会おうね。 037.gif 056.gif




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出張山から30分ほどで野坂峠の分岐が現れる。 この分岐を北に行けば沼田方面へ行く。 こんなトレイルもあったなんて知らなかった! 046.gif
野坂峠からひと登りで薬師岳(1,528m)である。 ピークと言っても縦走路の一部のような感じで、眺望も無い、本当に地味な山だ。 025.gif



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薬師岳から陣笠山へのトレイルは東よりに角度を変えて進む。 070.gif




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環境ガイド養成講座ということで、マメ知識その3 :  近年、日光をはじめ鹿の食害が広がっているが、鹿はリョウブの木(写真左)が大好きだ。 山で肌を露わにしているリョウブの木を見かけたら、それはきっと鹿の仕業だろう。 また、鹿の背丈ほどの幹がそっくり樹皮を食べられている(写真右)が、このように幹の円周をそっくり食べられてしまった樹木は光合成で得た栄養が根に届かなくなり枯れてしまうそうだ。 027.gif




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右手には大沼の大展望が広がる。 072.gif 043.gif




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赤城山周辺のカエデの種類など、お勉強しながら歩いているうちに陣笠山(1,489m)に到着。 広場のような陣笠山ピークからは東に黒檜山が大きくそびえている。 ここでゆっくりランチ休憩。 063.gif




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さて、下山は大沼湖畔の県営キャンプ場へ降ろう。 陣笠山から東に行くと五輪峠への分岐が現れるので、ここを右に曲がり南の尾根を降る。 ササの尾根から樹林帯の急な下り坂となる。




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陣笠山から30分ほどで、キャンプ場の上の私道に出る。 左にある閉鎖になった民間施設の脇のトレイルに入り5分くらい降れば湖畔のキャンプサイトに出る。 071.gif




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この県営キャンプ場はわずらわしい予約など一切不要で、きれいなのに無料という、今時珍しく良心的なキャンプ場である。 そしてこの景色つき! 文句なしにtwo thumbs-up! 049.gif 049.gif




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紅葉が青空に映えて綺麗だ。  072.gif 058.gif




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輝く湖面に浮かぶ釣り船がいいね~! 043.gif




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キャンプ場からは湖畔の周回道路を10分ほど西に歩き、水門の所で三叉路を右に曲がればパーキングに戻る。 070.gif




f0308721_1374674.jpg外輪山ハイキングはここで終わり。
赤城山環境ガイドボランティア養成講座としては、この後、ビジターセンターまで車で移動して1時間ほどの講義を受けて終了。 いや~いろいろ為になりました。 
ちなみに、百名山とやらには全く興味の無い私は、赤城山が百名山の一座ということも今回の講習で初めて知った。 041.gif
赤城山に興味のある人は、毎年行われているようなので1度参加してみたらいかかだろうか。  049.gif
詳細はこちらから → 赤城山環境ガイドボランティア養成講座

帰りのバス待ちの時間があったので、覚満淵を散策することにする。 
大沼の東側(ビジターセンターの隣)に位置する覚満淵は、1周30分程の遊歩道が設けられている赤城山唯一の湿原である。




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私は、何度か歩いている遊歩道であるが、秋の夕暮れに歩くのは初めてだ。




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湿原植物のヌマガヤが白く枯れて、まるで霜が降りたようにも見える。




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鏡のような湖面に映る山と、赤い実が晩秋を感じさせる。 ちょっと寂しい気分になるのは私だけ? 002.gif 003.gif




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小地蔵(1,574m)と、湖面に映し出された逆さ小地蔵。 

3年間で主な赤城山のピークは登ってしまった。 あと気になるのは鈴ヶ岳山行の時に敗退した沼尾川に沿ったトレイルだ。 今は廃道?になってしまったようだが興味をそそられる。 来年、どなたか一緒に廃道探険しませんか? 051.gif

本ルートのマップ: yahoo! map
私のこのトレイルへの評価: 4★ 初級者向け
行程距離: 約4km(厚生団地入口パーキング10:00 ~出張峠~出張山~野坂峠~薬師岳11:30 ~陣笠山11:45-12:40 ~湖畔キャンプ場~厚生団地パーキング13:30)
標高差: 約180m
実動時間: 約3.5時間 (1時間のランチ休憩込み) + 覚満淵1周 約30分

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by dream8sue | 2016-10-15 01:14 | 群馬県エリア | Trackback | Comments(0)

奥多摩 払沢の滝から花咲く峠道を歩く    Hosawa falls in Chichibu-Tama-Kai National Park

Tuesday, October 11, 2016
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久しぶりに滝のあるトレイルと峠から峠を繋ぐトレイルが歩きたくなって奥多摩エリアを訪れた。 東京都西多摩郡檜原村にある払沢の滝(ほっさわのたき)をスタートして、時坂(とっさか)峠から人里(へんぼり)峠という秋の野花が咲きほこる峠路を経て、浅間尾根(せんげんおね)から数馬下まで歩いた。 檜原村のカイドマップでもリコメンドしている定番ハイキングルートである。 
また、紅葉シーズンに入る前の最後の野花を愛でるハイキングとなった。 よく見かけるおなじみの野花であるが、私は花の名前に詳しくないので、間違った記載などあればコメントいただければありがたいです。 040.gif 035.gif




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<公共交通の場合>
JR武蔵五日市駅から西東京バスの数馬行きか藤倉行きで “払沢の滝入口” で下車する。 
車道を横切り払沢の滝の看板が架かる狭い道に入る。 浅間橋の手前を左に曲がり小さな払沢橋を渡れば浅間尾根と払沢の滝の分岐道標がある(写真右)。 左に曲がり北秋川の支流のセト沢の左岸(川下に向かって左側)を上流へたどる。




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ウッドチップの敷かれた快適なトレイルを行くと・・あら、こんなところに郵便局が。 “ひのはら郵便館” と表示されているが、郵便局なのかしら? 観光客相手に木工製品の展示や販売をしているようだ。




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その後 “忠助淵” などの渓流をみながら進むと、払沢の滝が現れる。 バス停から20分程だ。 払沢の滝は、セト沢にかかる4段の滝らしいが、上流の滝はよく見えない。が、26mの1段目の滝には階段を登って滝壺まで行ける。 う~ん、やはり滝はいいな~。マイナスイオンに癒されるな~ 043.gif




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そして、水のある所には花も咲く。 花を愛でながら歩くのがもう一つの楽しみだ。 ノブキの花後が金粉をまとったようで何とも美しい。 056.gif




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模様がユニークなホトトギス。 056.gif




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ハナタデも秋を感じさせる花だね。 イヌタデとの違いが分からない! 誰か教えてください。 040.gif




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滝好きの私としては往復30分程の払沢の滝で1時間以上も道草をくってしまった。 さて、滝見物の後は峠歩きの始まりだ。 070.gif 浅間尾根と書かれた分岐まで戻り、坂道を登ると公衆トレイの前にでる。 ここから少しの間、浅間林道の車道歩きをすると、カーブミラーのある所で左の山路に入る。




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この路にもお花がいっぱい。 秋の野花の定番、キバナアキギリ。 056.gif




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お初にお目にかかります、ミゾソバの蕾。 形が牛の額にも見えることからウシノヒタイという別名があるらしいが、牛の額ってどんな形だっけ? 039.gif 056.gif




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こんなに可愛い花なのに名前が可哀そうハキダメギク。 037.gif 056.gif




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こちらもお初のマツカゼソウ。 こちらは爽やかな名前だね。 056.gif




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ハイキングトレイルは浅間林道を何度も交差している。
舗装道路に出たかと思うと、またまたショートカットのような脇道に入る。
脇道は民家の間を巧みにぬって行く。




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足元の草花についつい時間を忘れて見入る。 おやまぁ!夏草の定番ツユクサがまだ咲いているとは。 005.gif 056.gif




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この花も初めて見るキツネノマゴという面白い名前の花だ。 056.gif




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このマーガレットのような菊科の花はカントウヨメナ? シロヨメナ? 039.gif 056.gif




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ゲンノショウコは花もあれば、実になっているものもある。 この実の形が神輿に似ているのでミコシグサとも言われる。 本当に御神輿みたいだね。 045.gif




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トレイルは登り坂となり公衆トイレがある場所で浅間林道にまたも合流する。 
こんなトレイルにもちゃんと公衆トイレが設置されているとは、さすが国立公園だね。 
時坂峠へは林道を横切り石段のトレイルに入る。




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こちらには奥秩父の五郎山ではじめて見たヤクシソウがたくさん咲いていた。 五郎山ではカラマツの森に咲く小さな株だったが、ここのは高さが1mくらいある大株である。 こんなに大きくなる植物だったのか~。 → “奥秩父 五郎山で岩山歩きとキノコ狩り     Mount Gorō in Chichibu-Tama-Kai National Park”





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やがて坂の上に鳥居と祠がみえてくる。 ここが時坂峠だ。 ここからまたまた舗装道路の林道歩きとなる。




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退屈な林道歩きではあるが、路肩には見慣れないワイヤー状の花が・・こんな花見たこと無い。 後で調べたらクサボタンの実のようだ。 初めてクサボタンを見たのは妙義山の石門めぐりの時で、あの花と同じ花とは思えない。 → “下仁田町 妙義山 石門めぐり     Mount Myōgi in Shimonita,Gunma”





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こちらはナギナタコウジュ。 この花も場所によってはこんなに大きな株になるのだね~。 




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時坂峠からの林道が浅間林道と合流したら西へ向かう。
御前山登山口への分岐を右に分け、少し行けば峠の茶屋がある。
峠の茶屋の西側の展望台から大岳山や御前山が大迫力で見られる。




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峠の茶屋の先で、林道から外れて左の古道に入る。 
かつて甲州中道と呼ばれ、甲州の塩山方面と五日市を結んだ歴史を偲ばせるトレイルだ。




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古道に入るとセト沢の源流を渡り尾根を登る。 
カタクリ観察路を過ぎると小岩への分岐を右に分ける分岐に着く。 
直進すれば休憩所のある浅間広場へ行く。 
ここは左の山路に進み桜の疎林を抜け、展望台へ寄って行こう。




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払沢の滝から3時間30分ほどで浅間嶺の東にある展望台に到着。 ここに “浅間嶺” の標柱があるが誤りのようだ。 展望台からは晴れていれば北に御前山、大岳山方向の展望が望める。 南には富士山や丹沢山系が見渡せるらしいが、この日は残念ながらあまり良い天気ではなかった。 002.gif




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でも、展望台周辺にはアキノキリンソウやアザミ、菊科の花などがいっぱい咲いていた。 特に目についたのはサラシナショウマの大きな白い花だ。 056.gif




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展望台から西に降った所に浅間嶺休憩所がある。 トイレもベンチもある林の中の広場(浅間広場)だ。




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浅間嶺休憩所から西の尾根を登ると、富士浅間神社の小さな祠がある。 その先の小高いピークが浅間嶺(小岩浅間)である。




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浅間嶺を過ぎ、右側が刈り込まれた見通しの良い尾根を行けば、静かな人里峠に着く。 人里峠を過ぎるとスギ林の起伏の少ない尾根路を行く。 路肩には馬頭観音や石仏が多い。 




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浅間嶺休憩所からおよそ1時間、930.2mの三角点ピークの南を巻いて行けば、一本杉(一本松)に着く。 




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一本杉の標柱の根元にコウヤボウキという面白い花が咲いていた。 高野山で茎を束ねてほうきにしたのでこの名がついたとか。 056.gif




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一本杉の先で藤倉方面へぬけるトレイルが北に伸びている。
しかし、現在は崩壊工事のため通行止めになっている。 034.gif




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やがて、 “サル石” と書かれた大岩の前を通る。 サル石は猿の手形がついた岩らしいが、手の形は分からなかった。




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サル石から少し西へ行くと風張峠方面の分岐に着く。 ここが数馬分岐である。 直進するのが浅間尾根登山口に行くポピュラーな路のようだ。 私はあえて分岐を右に曲がり風張峠方面へのトレイルに進んでみた。 サラシナショウマの咲くスギの植林を行けば林道(横倉林道?)を横切り数馬峠(藤原峠)へ至る。




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ここにも、初めましての花を見つけた。 セキヤノアキチョウジという花のようだ。 056.gif




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地蔵のある分岐に着く。 ここが数馬峠(藤原峠)なのかな~? 
ここに “浅間登山口バス停” と書かれた白い小さな道標がある。
この道標を信じて南に降る。 
あまり歩かれていない路とみえて荒れている。
最後は廃屋の横を通りぬけ民家の裏から車道に出た。






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一枚石橋を渡りバス通りの県道に出たら右に100mほど行けば “浅間尾根登山口” のバス停である。

低山の峠路ということで、林道との交差が多く山歩きというより里歩きといった感じだ。 今回は初めてみる草花もあり花の多さには驚いた。 時坂の集落で会った地元の方が言うには、今年はこの周辺で5頭の熊が確認されているとの事だった。 里山なのに熊の出没が懸念されるのも奥多摩らしい。

本ルートのマップ:yahoo! map
私のこのトレイルへの評価: 3★ 初級~中級者向け
行程距離: 約11km(払沢の滝入口バス停 8:00 ~払沢の滝往復 9:00 ~時坂峠~浅間嶺展望台 12:30-12:50 ~人里峠~一本杉 14:00 ~猿石~数馬峠~浅間尾根登山口バス停 15:40)
標高差: 約630m
実動時間: 約8時間 (休憩込み)

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by dream8sue | 2016-10-11 05:16 | 秩父多摩甲斐 国立公園 | Trackback | Comments(0)

中部山岳 冷たい雨の横尾谷右俣から天狗原    Yokōtani in Chūbu-Sangaku National Park

October 8-9, 2016
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今年2016年の夏はお天気が悪く、高山ハイキングの計画をたてようにも3日と好天が続かない。 今年も高山ハイクは無理かな~と諦めていたのだか、某山岳会の秋山合宿に参加させてもらえることになり同行した。  057.gif
ルートは、昔、何度も通った上高地からの槍、穂高エリアである。 しかも、ハイキングとしてはバリエーションルートの横尾谷右俣から天狗原を周回するルートである。 009.gif
しかし、10月の3連休前半は雨模様の予報だ。 え!この天気で行くの? はい、山岳会は行くのですね~ そうでした、私も昔は山岳会に所属していたが、多少の雨風など物ともせずに行ってたな~ でも、今は試練より快適さが優先のお気軽ハイカーだし、久しぶりの団体行動にも免疫が薄れているしな~・・どうなることやら・・  025.gif




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上高地は長野県の一大観光地なので、アクセスに関しては、マイカーは元より、公共機関も直通バスなどの利用もあり大変アクセスし易い。 → 上高地公式サイト 
上高地は、自然保護のためマイカー規制がされていることは、ハイカーに限らす周知のことである。 私達は、沢渡のパーキングからタクシーで上高地へ入った。 上高地バスターミナルから梓川に沿って舗装道路を上流に5分も歩けば、上高地のシンボルである河童橋に着く。 




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さて、上高地から横尾までは “梓川街道” と呼ばれるほぼ平坦な路(約10km)を歩く。 ハイカーなら誰でも知っている街道なので、説明は省略してもいいよね~  
明神に向かう途中で明神岳が見えてくるが、雲がかかっている。 紅葉もまだまだね。 昨年、徳合峠越えして見た明神岳の紅葉は見事だったな~ 045.gif  → “中部山岳 栄枯の歴史をたどる徳本峠越え(霞沢岳K1と明神池) Kasumisawadake in Chūbu-Sangaku National Park”




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上高地から梓川の左岸(右側)を約3km(約1時間)歩いて明神に到着。 042.gif




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明神から徳沢へ続く路を歩いていると、キーキーと何やらけたたましく鳴く声がする。 Wow! Small monkey 005.gif 037.gif




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トレイル脇にある古池の透き通った水と古木がとても風情がある。 072.gif




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辺りはまだグリーンが多いが、路肩のトチノキに秋の気配を感じる。




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梓川の流れと、対岸の山。この山のバックは前穂高岳だけど、雲の中。




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などど、久しぶりの梓川街道にウキウキしながら歩くこと約3.5km(約1時間)で徳沢に到着。 042.gif 063.gif




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徳沢から新村橋の分岐を左に分け、梓川の流れを見ながら歩くこと約4km(約1時間10分)で横尾に到着。 042.gif




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横尾山荘の前からルートが分かれる。 梓川に架かる横尾大橋を渡り涸沢方面へ進む。 この横尾大橋は近代的な作りであるが、面白いほど揺れる。 060.gif  024.gif




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Oh~、我が青春の壁、屏風岩が霧の中に見えてきた。 016.gif




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横尾から本谷橋までは横尾谷を眼下に見ながら谷の左岸(右側)を行く。 070.gif




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横尾から1時間強で本谷橋に到着。 ここから谷は涸沢と横尾谷に分かれる。 穂高岳のベース涸沢を目指すハイカーは橋を渡って尾根路を進んでいく。 私たちはここから横尾谷の沢ルートに入る。




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沢ルートと行っても、クライミングとしての沢登りルートではなく、あくまでハイキングのバリエーションとしての位置づけの沢登りである。 だから登攀具も沢登りのシューズも履いていない。 水流に入らないように川岸を行くのだが、これが沢登りより厄介だ。 025.gif




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左岸の踏み跡を探しながら進む。 雨も小雨、時々本降りという感じで、水流を避けて歩いていても、いつしか靴が濡れてくる。 007.gif




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判然としたトレイルなどは無く、岩を攀じ登ったり、高巻きしたりと時間と体力を消耗する。 しかも大パーティーの動きは鈍い。 008.gif




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対岸の樹木がうっすらと紅葉している。 072.gif




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ようやく二俣に到着。 やれやれだ。 042.gif  しかし、ここからが幕営予定地の黄金平(右俣源流部の湿原)までが長かった。  008.gif




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右俣に入ると、沢の傾斜が増してルートも一段と分かりづらくなってくる。 時にはロープを出して渡渉しなければならず、パーティーの動きはますます遅くなる。  002.gif




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右岸から左岸に渡りフィックスロープの張られた大きな岩を攀じ登る。 左岸の踏み跡が無くなり、右岸へ渡り岩場を登るが、前の人が登るのを待つ時間が増えると、身体がどんどん冷えていく。 孤高のクライマー、加藤文太郎はきっとこうして、他人に付き合って死んだのだろうな~、彼1人だったら生きて帰れただろう・・と往年のクライマーに思いをはせる。




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あ~あ・・とうとう日が暮れてしまった。 ヘットライト歩行はルートを見定めるのにさらに時間を取られる。 幕営地到着は午後6時。 雨も本降り、深夜に至っては横殴りの雨となる。 当然、眠ることも出来なかった。  002.gif  025.gif




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睡眠時間はおそらく1時間くらいだろうか。 寝不足のまま朝となり、雨の中のテント撤収。 黄金平から横尾尾根のコルを目指して出発。 とにかく寒い。 早く歩いて身体を温めたい。 歩け、歩け! 振り返れば、バックには屏風岩がモンスターの様に霧の中に浮かんでいる。  005.gif  008.gif




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横尾尾根のコルまでは急登に加え、足場の悪いガレ沢、草付きの尾根をひたすら登る。 心臓は苦しいが、立ち止まると身体が冷えるので休まず登る。  042.gif  070.gif




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横尾尾根のコルが見えてきた! この山行における最高地点である。 無雪期の横尾尾根は初めてだ。 横尾尾根を歩くときは決まって積雪期だった。 女2人で厳冬期の北鎌尾根を登って、この横尾尾根を下降した記憶がよみがえる。 




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ようやくたどり着いた横尾尾根のコルからは、南岳への一般ルートが合流しているので踏み跡も明瞭となる。 雨も上がり視界も良くなる。が、寒くて雨具は脱げない。 002.gif




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コルからは天狗原へ降り、天狗池などを通り、槍ヶ岳へのポピュラーな登山道である槍沢へ合流する。 天狗池は想像していたより小さく、晴れていれば槍ヶ岳が映る美しい場所のようだが、雨の天狗池は・・・。 002.gif  057.gif
槍沢ルートに合流して、槍沢のU字谷を降る。 途中、水俣乗越からのトレイル分岐を左に分け、槍沢ロッジへと降る。




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槍沢ロッジの少し手前には、旧槍沢小屋跡地でキャンプ指定地になってのいるババ平がある。  私の記憶にあるババ平は、ただの草地のキャンプ地だったが、今は水道も綺麗なトイレも設置された立派なキャンプ地になっている。 時の流れを感じさせられるな~。  039.gif




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槍沢ロッジからは、梓川の美しい流れを見ながら、横尾~徳沢~明神~上高地と梓川街道をひたすら歩く。  070.gif  042.gif




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2日間、メインの横尾谷右俣から天狗原までは雨の山行だった。 この標高での10月の雨は非常に身体を冷やす。 両日とも朝6時から夕方6時まで12時間行動であった。 久しぶりにアルパイン魂に触れる山行であった。 057.gif

本ルートのマップ:yahoo! map
私のこのトレイルへの評価: 4★ 上級者向け
行程距離: 約34km(上高地バスターミナル~明神~徳沢~横尾~横尾本谷右俣~黄金平~横尾尾根のコル~天狗原~槍沢ロッジ~横尾~徳沢~明神~上高地バスターミナル)
標高差: 約1200m
実動時間: 約24時間 (8日12時間/ 9日12時間)

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by dream8sue | 2016-10-09 17:13 | 中部山岳国立公園 | Trackback | Comments(0)