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宇都宮市 古賀志山からパラグライダーの飛ぶ赤岩山を縦走     Mount Kogashi in Utsunomiya, Tochigi

Sunday, December 18, 2016
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栃木県内で古くからロッククライミングのゲレンデとして利用されている古賀志山は、東西に連なる連山で、その西端に位置するのが赤岩山である。 この古賀志山から赤岩山までの稜線はヤセ尾根で、クサリ場なども多く低山ながらも面白い岩稜歩きができる。 また、麓にはパラグライダー基地もあり、お天気の良い日にはカラフルなパラグライダーがたくさん飛んでいる。 稜線の高さを飛び交うパラグライダーを横目に見ながらの稜線散歩は楽しいに決まっている!   045.gif  049.gif




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<マイカーの場合>
Point to Point(縦走)の場合で問題になるのは下山後の足である。 バス路線の確認やタクシーの手配など面倒なことが多く嫌厭されてしまう。 ということで今回も2台の車でカーシャトル。 赤岩山の登山口(市営南パーキング)に車1台を残し、古賀志山の登山口である宇都宮市森林公園のパーキングへ向かう。
宇都宮市森林公園までは、前橋市からのローカルなルート(国道50号線から国道293号線をたどるのが比較的わかり易い)はいくつか考えられる。が、時間的には、北関東自動車道~東北自動車道宇都宮ICで降りて森林公園通りまで国道293号線を走るのが早い。
宇都宮市森林公園は、管理された大きな公園である。 → 宇都宮市森林公園公式サイト
(上の写真は朝陽を浴びる古賀志山から赤岩山の全形)



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森林公園のパーキングから舗装された林道を進むと赤川ダムが見えてくる。 古賀志山の東面が大きくそびえている。  006.gif




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赤川ダムを左に見ながら進むと道が二股に分かれる。 左へ行けば古賀志山の最もポピュラーなコースである北登山口である。が、私たちは中尾根コースへ行くので、さらに林道を進み細野ダムの先の橋を渡る。 橋を渡った正面の尾根から取り付く。   070.gif




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いきなり急な斜面の登りとなるが、足元にはたくさんのフユイチゴが緑の葉を茂らせている。 中には赤い実を付けているものもある。 シメジに似たキノコなども生えていた。 056.gif




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尾根の直登が終わり、右の山腹へ曲がっていくと落石と倒木が行く手をふさぐ。 
落石を避け、倒木の下をくぐって行くと岩壁の基部に赤い実を付けた常緑低木が群生していた。 
有毒植物のミヤマキシミのようだ。 
緑が少なくなる初冬のハイキングで、有毒植物だろうが緑の植物がみられることは里山歩きの良さだろう。 




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やがて、長いフィックスロープが張られた急斜面になる。 落ち葉の下の泥斜面はドロドロでとても滑り易く、フィックスロープが実にありがたい。 008.gif 040.gif




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フィックスロープ帯が終わり、登り上げたコルを右に行くと岩混じりの急斜面となる。 標高も上がり、眼下の赤川ダムや東方面の景色が木立の間からのぞくようになる。 072.gif 




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稜線に出ると岩稜のアップダウンとなる。 二枚岩へのトレイルを右に分け、さらに496m高点を過ぎ、559mピークの展望地への分岐を右に分ける。 559mピークは展望が良いので時間があれば寄って行くのも良いだろう。 私たちは左へ進みフィックスロープがセットされた小さな岩場を乗り越えて行く。 042.gif




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小さな岩場の先で、559mピークからのトレイルと合流し左へ行く。 今まで西方向に向かって歩いていたが、ここで南方向へ角度を変えて富士見峠へと向かうことになる。




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右手(西側)の展望が開けて、ますます稜線散歩の気分が高まる。 060.gif




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20分ほど南へ進むと、道標の前にベンチが置かれた富士見峠に着く。 富士見峠は、東側からメジャーな北コースのトレイルが合流するところなので、ハイカーの数も一気に増える。




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富士見峠を直進して露岩の急登をこなせば東稜分岐に出る。 右に行けば古賀志山ピークで、左に行けば東稜見晴台だ。 分岐から3分なのでまずは東稜見晴台へ寄って行こう。 見晴台は狭いが東側から南側の展望が開けていて、遠く筑波山なども見える。 072.gif




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見晴台で展望を楽しんだら、東稜分岐まで戻って古賀志山のピークへ向かう。 やはり3分ほどの登りで古賀志山(583m)のピークに着く。 ピークの東には電波塔が建っていて、広めのベンチなどもあるので団体パーティーはこちらでの休憩をお勧めする。 049.gif



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古賀志山から御嶽山方面(西)へ進む。 途中、赤い鳥居の前を過ぎると南コースの分岐を左に分ける。 岩場が出てきて鉄ハシゴやクサリ場を登れば御嶽山は近い。




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御嶽山ピークからの展望は良く、特に北西方向の日光連山の眺めが素晴らしい。 ランチ休憩しながらこれらの展望を楽しもう。 063.gif 072.gif




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今年の6月に登った男体山と小真名子、大真名子、女峰山の日光ファミリーが白い雪帽子を被っている。 その左後方には日光白根山皇海山袈裟丸山も頭をのぞかせている。


女峰山縦走はこちらから → “日光 志津峠から女峰山へ避難小屋泊縦走(前編)    Mount Nyoho Nikko National Park”




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歩いてきた富士見峠方向の植樹地帯と、バックの山は鞍掛山かな。 その遠方ですそ野を広げている山は那須連峰のようだ。 ちょっと見た目には群馬県の赤城山の様にも見えるね。 039.gif




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そして、西側にはこれから向かう赤岩山方面の稜線がお目見えだ。 009.gif 024.gif




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さて、ランチ後はいよいよ赤岩山への縦走だ。 御嶽山から落ち葉で滑りそうな急な岩稜を西へ降だると、クサリのセットされたチムニー状の岩場(中岩)が現れる。 スタンスもホールドも大きく見た目ほど難しくはない。




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中岩ピークからは宇都宮市街が一望できる。 005.gif 072.gif




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東側には古賀志山からの派生尾根と、基部にはマラ岩と思われる岩塔も見える。




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そのマラ岩をズームで見れば、クライマーがフェイスを登っている。



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中岩からはヤセ尾根の連続である。 060.gif




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ヤセ尾根の先をズームでみれば、パラグライダーのプラットホームと思われる構築物が見える。 背景にあるピークが割れたような山は、その山容の通り二股山というらしい。




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ヤセ尾根を進むとルンゼ状の岩場に長いクサリがセットされている。 ほぼ垂直な個所もあるので下りでは緊張する。 逆コース(赤岩山から古賀志山方向へ)ならこのセクションが登りになるので、それほど緊張はしないだろう。 




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長いクサリ場の先には、 “二尊岩” と書かれた標識のある二つの岩があり、この岩の右側(北側)を巻く。




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そして、続くクサリの掛かる岩場を登れば、中岩から見えていたパラグライダーのプラットホームが左側の茂みの奥にある。 パラグライダーはこんな所からジャンプするのかしら? 怖ッ! 008.gif




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この日は10機以上のパラグライダーが飛んでいた。 もうウジャウジャって感じ。 003.gif




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プラットホームのすぐ先に赤岩山のピークがあるが、展望もあまり良くない縦走路のコブのようなピークだ。  044.gif




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赤岩山からさらに西へ進むと、風雷神社口への分岐を左に分ける。 その先で登れそうもない岩塔(猿岩)に突き当たり右側から巻く。 ちなみにこの猿岩は西側からなら登れるようだ。




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猿岩から樹林帯の尾根を降っていくと、マツの木が根こそぎ倒れた場所を通過する。 その後、樹林帯の中に突然クサリがセットされた露岩が現れるが、ここは簡単な岩場なので問題ない。  




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その後もクサリやフィックスロープのある岩場の通過が続く。 042.gif




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だいぶ標高を下げてきた。 続くヤセ尾根は絶壁になり直進できないので、右側の樹林帯の中をトラロープを頼りに滑りそうな急斜面を巻いて降る。




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鞍部から登り上げた北ノ峯から西へ行くと林道背中当線への分岐となる。 この分岐をさらに西へ進むと “籠岩” へ至る。 分岐からこの籠岩を往復して戻り、素直に林道背中当線へのトレイルを降ればよかったのだが・・  002.gif



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私達は籠岩からさらに西へ進み、マツの木にセットされたフィックスロープで急な岩場を降りてしまった。  




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ここが籠岩から伸びた最も西端と思われる岩壁。 この基部の南に伸びる尾根に沿って降りたがトレイルが不明瞭なうえに、北西方向にも作業路が延びていて紛らわしい。 最後にきて本ルートの中で一番ルートファインディングの難しいセクションへ入ってしまった。 008.gif


 

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とにかく南方向の尾根を降り、多少の藪漕ぎで何とか北ノ峯登山口(林道背中当線)に出た。 




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北ノ峯登山口から車をデポした市営南パーキングまでは、舗装された林道を東に向かって歩く。 途中に風雷神社鳥居や大日堂入口を左に見る。  070.gif




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北ノ峯登山口から林道を歩くこと30分ほどで古賀志林道に合流する。 
南に50mほど降れば市営南パーキングである。


古賀志山は、麓に管理された大きな森林公園があり、初心者やファミリーハイクができるルートから岩場好きな上級者向きルートもあるので賑やかだ。 特に他のエリアが雪や氷で覆われる晩秋から冬にかけては低山の強みで訪れるハイカーが増える。 私のような熊した通らないマイナールート好みにはちょっと避けたいエリアではあるが、お手軽に岩稜歩きが楽しめるエリアとしてマークしておくには良いだろう。 049.gif


本ルートのマップ: yahoo! map
私のこのトレイルへの評価: 4★ 中級~上級者向け
行程距離: 約7.5km(森林公園パーキング~中尾根コース~富士見峠~東稜見晴台~古賀志山~御嶽山~赤岩山~北ノ峯~籠岩~北ノ峯登山口~市営南パーキング)
標高差: 約350m
実動時間: 約7.5時間 (中尾根コースで古賀志山まで 約3時間、古賀志山から赤岩山経由で南パーキングまで約4.5時間、休憩込み)

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by dream8sue | 2016-12-23 07:13 | 栃木県エリア | Trackback | Comments(6)

奥秩父 和名倉山(後編)将監峠から和名倉山     Mount Wanakura in Chichibu-Tama-Kai NP

Monday, December 12, 2016
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奥秩父の和名倉山(別名:白石山)ハイキングの2日目。 和名倉山は、奥秩父主脈縦走路から離れてはいるが、秩父湖に注ぎ込む滑川と大洞川を分ける長大な尾根の頂点である。 訪れるハイカーも少なく静かなハイキングができるトレイルなので、いつかは歩いてみたいと思っていた。




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将監小屋で寒い一夜をすごした私たちは、テントなどの荷物を小屋にデポし、明るくなりだした午前6時半に小屋を出た。 070.gif
前日の西御殿岩と将監小屋までのプロセスはこちらから → “奥秩父 和名倉山(前編)七ツ石尾根から西御殿岩     Mount Wanakura in Chichibu-Tama-Kai National Park”




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山ノ神土分岐までは、前日に登った西御殿岩と同じである。 将監峠から山ノ神土分岐へ向かう途中で北側の尾根に朝陽が当たって美しかった。 072.gif




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山ノ神土分岐には小屋を出発してから40分ほどで到着。 和名倉山へは、前日に行った西御殿岩へのトレイルとは160度反対(東方向)にある、やや藪の濃いトレイルへ進む。 070.gif 西御殿岩から派生している尾根の東側を巻くように進むと、ササが谷側へ流れた歩きにくい山腹のトラバース路となる。 




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小さな水の流れる沢を横切り、さらに進むとササ原の広がる展望の良い斜面に出る。 




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南側には今日も富士山が美しいすそ野を広げて鎮座している。 手前に見えている青い山容は大菩薩嶺かな? 072.gif




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西側を巻くトレイルには、半世紀ぶりと言われた11月の降雪の雪が残っていた。 所々アイスバーンになっているので慎重にトラバースする。 008.gif




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リンノ峰(1,974m)は、直登する踏み跡もあるが、西側から巻くのが正解。




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巻き路はツガの樹林帯の山腹を行く。 070.gif




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山ノ神土分岐から1時間ほど歩いて、西仙波の標識がある岩尾根上に着く。 展望は無いが日当たりが良いので一休みしていこう。 063.gif 




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西仙波からシャクナゲの群落をぬけると、顕著な岩場が現れ、視界も一気に開ける。 




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西側を振り返れば、西御殿岩から笠取山などの奥秩父主脈の山々が続いている。 陽当たりのよいこの辺りは、アセビの群落があり早くも赤い蕾を付けている。  056.gif




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北側には奥秩父、西上州の山々が広がっている。 遠方には雲の上に頭を出している浅間山も見える。 072.gif




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東側には、これから向かう東仙波のピーク。 稜線を境に伐採された南斜面のササ原と北斜面の樹林帯とが対照的である。




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東仙波(2,003m)のピークに到着。 066.gif 042.gif




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東仙波からは北へ伸びる穏やかな稜線に進む。 西側は滝川、東側は大洞(おおぼら)川という壮大な2つの谷を分ける尾根である。




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東側に大きく開けた大洞川を挟んで、対岸には秩父三峰山の山並みがそびえている。 




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前日に登った西御殿岩からも見えていたが、ここから見る雲取山は一層大きく見える。




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西側の展望。 しばらくは見通しの良い岩稜を行く。  070.gif




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左側(西側)が崩れた場所などもあるので注意してね。 バームクーヘンのような重層をした岩が面白い。 045.gif




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吹上ノ頭周辺からは西側に白い衣をつけた南アルプスも見える。 やがて緩いアップダウンを繰り返し広い平地にでる。 この辺りが八百平かな? 039.gif




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八百平のやや北にある川又分岐に着く。 秩父側の川又へ通じるトレイルがある?ようだが一般的ではない。 川又へのトレイルは不明瞭で遭難事故も起こっているようなので上級者以外のハイカーは立ち入らないほうが良いだろう。 道迷いしてトレイルを外れ滝川へ迷い込めば、滝川には奥秩父有数の深い沢が(私も豆焼沢を遡行したことがあるが)いくつもあるので脱出が困難になるだろう。 034.gif





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川又分岐の先には、和名倉山の別名、白石(しろいし)山を示す標識も残っていた。 この標識は古い山岳雑誌で見たことがある奥秩父山岳会の物で、個人的にはとても懐かしい気がした。 雑誌では太いナラの木に掛かっていたのになぁ~ 039.gif




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川又分岐から程なくして二瀬分岐に着く。 ここにザックをデポして和名倉山をピストンする。




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二瀬分岐からは、二瀬尾根ルートと分かれて、東の緩やかな山腹をたどる。
カラマツの若木の中を通り抜けると和名倉山への道標があるので、道標に従って北東方向の針葉樹林帯に入って行く。 
見上げれば樹林帯の上の青天に一筋の飛行機雲が白線を描いていた。




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針葉樹林の中は倒木がすごい。 和名倉山は、半世紀以上前には伐採と山火事によって荒廃が目立っていたらしい。 これらの多くの倒木もその影響がまだ残っているのだろうか? 039.gif




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和名倉山(2,036m)のピークは樹林に囲まれていて展望は無い。 小屋からここまで4時間かかった。 苦労してやってくる価値があるか無いかは個人の見解が分かれるところだ。 私? う~ん、ピークそのものは何てことない場所だが、ここに至るまでのトレイル全体に価値があると思う。 なにより私は静かなトレイルが好きなので大満足である。 045.gif 049.gif




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和名倉山からは、将監小屋まで往路を戻る。 東仙波周辺から見える富士山は、まるで裾の長いウェディングドレスのような雲のベールをまとっていた。 072.gif




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将監小屋でデポしておいた荷物を回収して、小屋のバックサイトから林道へ進み登山口まで戻る。 林道はダートではあるが小屋まで自動車で入れるしっかりした道である。

本ルートのマップ: yahoo! map
私のこのトレイルへの評価: 4★ 中級者向け
行程距離: 約24km(将監小屋~将監峠~山ノ神土~西仙波~東仙波~吹上ノ頭~川又分岐~二瀬分岐~和名倉山~二瀬分岐~川又分岐~吹上ノ頭~東仙波~西仙波~山ノ神土~将監峠~将監小屋~将監登山道口)
標高差: 約+300m/-730m
実動時間: 約9時間 (将監小屋~和名倉山 約4時間、和名倉山~将監登山道口 約5時間、休憩込み)
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by dream8sue | 2016-12-12 18:21 | 秩父多摩甲斐 国立公園 | Trackback | Comments(0)

奥秩父 和名倉山(前編)七ツ石尾根から西御殿岩     Mount Wanakura in Chichibu-Tama-Kai NP

Sunday, December 11, 2016
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奥秩父の和名倉山(別名:白石山)は、雲取山の北西に位置し、奥秩父主脈縦走路からポツンと離れている。 その為なかなか訪れる機会がないのだが、本格的な冬山になる前のラストチャンスとしてテントを担いで行ってきた。 宿泊予定地の将監小屋は避難小屋として開放されているのでそちらを利用すればテントが無くても大丈夫だ。 034.gif
奥秩父の魅力は圧倒的な量感の深い森林と渓谷だろう。 そんな中でも和名倉山は訪れるハイカーが少ない地味な存在ながら、奥秩父と呼ばれるエリアの一画をなす巨大な山域の頂点である。 アクセスは東京都の奥多摩から入り、アプローチは山梨側の将監登山口で、山頂は埼玉県秩父市に属する。 まさに3県を股にかけてのハイキングである。 遠かった~! 042.gif 003.gif



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<マイカーの場合>
山梨側の将監登山道口へは、国道411号線(青梅街道)で、東京都の奥多摩湖畔をひたすら西に走り県境を越える。 
青梅街道ってこんなにも山深かったのかと改めて驚く。 
柳沢川のオイラン淵のヘアピンカーブで右(北)へ曲がり一ノ瀬林道に入る。 
キャンプ場を過ぎ登山口近くの “民宿みはらし” のパーキングに車を停める。(500円/1日)




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お昼近い遅いスタートで登山口から将監小屋(本日の宿泊予定地)へ通じる林道を行く。 この辺りは奥多摩湖の水源ということもあり水量豊かな沢がいくつも流れ込んでいる。 林道を横切る沢には、このところの冷え込みでツララができ、陽が昇っても解けることはなかった。 002.gif




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登山口から1.5kmほど歩くと、 “牛王院下” の分岐が現れる。 本日は将監小屋までなので、西御殿岩という展望台に寄り道して行くことにする。 この分岐を左の七ツ石尾根に進む。 070.gif




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トレイルは、よく踏まれた作業道でミズナラなどの落葉樹も多く、今の時季はとても明るい。  072.gif




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森の林床には、背の高いクマザサが広がっている。




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急で単調な坂道が続く。 汗ばんだ身体も少し休むとすぐに冷えてくる。 雑木林がカラマツの植林になると右から作業道が合流してくる。




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七ツ石尾根では、至る所で鹿の食害を見かける。 樹皮がむかれたカラマツが痛々しい。 002.gif




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やがて、牛王院平と思われる緩やかな尾根に出る。
この辺りではトレイルに獣避けネットが施されている。
鹿を駆除するハンターにも会った。
鹿公害は日光だけではなく、奥秩父でも深刻なようだ。 039.gif
牛王院平で主脈稜線に合流し、ここに荷物をデポし西御殿岩へ向かう。 070.gif





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主脈稜線を左に10分も行けば、山ノ神土分岐に着く。 042.gif
西御殿岩へは、主脈稜線の南側を行くトレイルを左に分け、右のトレイルに進む。 070.gif 
ちなみに、尾根の脇を東に巻くようについている細い踏み跡が和名倉山へのトレイルである。 034.gif




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西御殿岩へのトレイルに入り山腹を北西に行くと、崩壊地が現れる。 




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崩壊地をやり過ごし西御殿岩への分岐はまだかまだかと息を切らせながら登る。 042.gif
ササに覆われた分岐は見落としやすいので注意してね。 034.gif
分岐を右に曲がり踏み跡を追う。 




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勾配は一層きつくなり、やがて岩場が現れるので、ひと登りすれば西御殿岩だ。




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頑張って登ってきた苦労が報われるような素晴らしい眺望だ。 066.gif 072.gif




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360度の景色を楽しもう。




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南側には、お約束の秀麗な富士山の山容。




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西側は唐松尾山から笠取山への山並みが続く。




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北側には滝川の谷の奥に両神山、その右には和名倉山への稜線が見える。




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そして、東側には雲取山を始めとする三峰山の山々もくっきりと見えている。




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さて、名残惜しいが冷え込む前に将監小屋まで降ろう。 神ノ神土から牛王院平まで往路を戻りザックを回収して将監小屋へ向かう。 主脈尾根を東へ降ること少しで将監峠に着く。




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将監峠から南に草原を少し降れば将監小屋が見えてくる。 将監小屋は、冬季は避難小屋として開放されている。 70人収容可能な小屋はやたらと広く、この時期はかえって寒々しい。002.gif  私達は小屋には入らず外にテントを張って寒い一夜を過ごした。 小屋に泊まった単独の男性いわく、小屋はとても寒くテントの方が暖かいだろうとのことだった。 同感! 003.gif

さて、翌日はいよいよ和名倉山への長いハイキングである。 → “奥秩父 和名倉山(後編)将監峠から和名倉山     Mount Wanakura in Chichibu-Tama-Kai National Park”


本ルートのマップ: yahoo! map
私のこのトレイルへの評価: 4★ 初級~中級者向け
行程距離: 約7.5km(将監登山道口~七ツ尾根~牛王院平~神ノ神土~西御殿岩~神ノ神土~将監峠~将監小屋)
標高差: 約+800m / -300m
実動時間: 約4.5時間 (休憩込み)

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by dream8sue | 2016-12-11 15:51 | 秩父多摩甲斐 国立公園 | Trackback | Comments(0)