<   2017年 07月 ( 5 )   > この月の画像一覧

横瀬町 今夏の沢はじめは生川水系大持沢     Stream Climbing in Ōmochizawa, Yokoze, Saitama

Saturday, July 29, 2017
f0308721_13592387.jpg
何度か計画しては悪天で流れていた沢登りを決行。 だが、この日も南岸に台風が発生していて、いつ降り出してもおかしくない曇り空のもとの沢登りとなった。 
埼玉県横瀬町に流れる生川水系の大持沢は、ハイカーに人気の武甲山の南に位置する大持山の東面に切り込んでいる沢である。 特に悪い滝も無く、苔生した小滝が程よく連続する初級クラスの沢である。 




f0308721_545287.jpg<マイカーの場合>
武甲山登山口の一の鳥居パーキングをターゲットっする。
埼玉県秩父市から国道299号線を横瀬町方面へ南東に走り、 “生川入口” の信号を右折する。
信号から5kmほど砕石場が続く道を走る。
最後の砕石工場の先で道幅が狭くなって林道が始まる。
程なくして右側に御嶽神社の一の鳥居が見える。
この鳥居をくぐれば30台くらい駐車可能なパーキング(無料)がある。




f0308721_546614.jpg
大持沢へのアプローチは、一の鳥居の前を流れる妻坂沢を迂回するように “上大持橋” まで林道を歩く。 途中に妻坂峠へのトレイルを左にみる。 下山は一般ルートでここに戻ることになる。 次のカーブの所に流れている沢が子持沢で、カーブを曲がった先にかかる橋が上大持橋で大持沢への入渓ポイントだ。




f0308721_5462621.jpg
上大持橋から大持沢の左岸(川下に向かって左)を少し上流に歩いた所から沢に入る。 




f0308721_5464923.jpg
なかなか綺麗な沢だな~と思ったら、すぐに倒木が現れた。 どうやら左岸の斜面が崩れ落ちた結果のようだ。 その後は、美しい小滝が連続する。 小滝の右の木の根を登ったり・・




f0308721_5472549.jpg
右壁にフィックスロープが残置された3mの滝などを越えて行く。




f0308721_5512136.jpg
やがて、両サイドの岩壁にイワタバコが咲き乱れるようになる。 沢登りではよく見かける花だよね。




f0308721_5521740.jpg
その先も、やや倒木が気になるものの、おおむね気持ちのよい小滝が続く。




f0308721_5525111.jpg
おや、トイ状の8m滝はツルツルで難しそう。 左の岩を登れば問題なく越えられるのだが・・・




f0308721_5532488.jpg
せっかくロープを持ってきたのだから、ロープ確保して直登してみよう。  




f0308721_5543829.jpg
な~んて、滝と戯れていたら、入渓から1時間足らずで早くも二俣に着いてしまった。




f0308721_5551470.jpg
本流の右俣へ進むと、ますます美しい小滝が連続するので楽しい。 O(*゚∀゚*)oワクワク! 




f0308721_5553839.jpg
ガンガン水流通しに滝を越えて行く。




f0308721_5562792.jpg
木の根が水流に張り出した滝は・・




f0308721_5564511.jpg
その木の根をホールドにして越えて行く。




f0308721_5571749.jpg
イワタバコの他にもタマアジサイも多い。




f0308721_558398.jpg
ウワバミソウの生える瀞の先にも小滝が続く。




f0308721_5582057.jpg
奥の二俣を過ぎると苔むした渓相が色濃くなる。




f0308721_5592187.jpg
すると、作業道と思われる路が右岸に見え、ペチャンコになった作業小屋の跡がある。(樹林の中なので見落としやすい)




f0308721_605174.jpg
沢筋に戻って遡行を続けると、避けることができない倒木帯に入る。 沢を覆う倒木に “嘘でしょう!” とつぶやきながら倒木を跨いだりくぐったりして通過する。 幸い短い区間だったのでそれほど苦労ではなかった。




f0308721_6187.jpg
倒木帯の先には大岩が現れる。




f0308721_62081.jpg
大岩の左を廻り込むと、苔むした小滝がいくつも現れる。 この辺りはもう緑の沢と言ってもいいくらい苔と樹木でグリーンの世界だ。




f0308721_625273.jpg
滝と苔の岩に生える植物が素敵!




f0308721_63312.jpg
ここは玉川でも多摩川でもないけれど、タマガワホトトギスも咲いている。 ヾ(o≧∀≦o)ノ゙♪♪♪




f0308721_635975.jpg
水が冷たくなってきたな~と思っていると、2段10mの滝がかかるゴルジュ帯が現れる。 最後のお楽しみポイントだ。 あたりの空気が冷却され霧状にフィルターがかかったような空間が幻想的である。




f0308721_643671.jpg
梅雨明け直後で水量も豊富である。 1段目の滝を容易に越し・・




f0308721_653136.jpg
2段目の滝は、右上にチョックストーン(CS)がかかる滝だ。 まずは CSの下へ這い上がるため、頭上のホールドを掴むと、腕をつたって胸に水が入り込む。 濡れても寒くはない・・夏で良かった!  




f0308721_663460.jpg
CSの穴からシャワーのように流れる水流が綺麗だ。 この水流の横にあるもうひとつの穴からCSの上にぬけ出す。 暗くてホールドやスタンスがよく見えないので、ちょっとした洞窟探検のようだ。  O(*゚∀゚*)oワクワク! 




f0308721_673471.jpg
CSの滝を越えると、急に水量が少なくなり源頭の雰囲気となる。 涸れた沢筋を行くと、またもやペチャンコの廃屋に出くわす。 この先で沢が細くなり左右の尾根が迫ってくるので右寄りに進み植林の尾根を詰める。




f0308721_68235.jpg
ガラスの破片やトタンの散らばる植林の小尾根に出たら左方向に尾根を登ぼる。 すると岩稜となるので岩稜の右を巻く。 




f0308721_684828.jpg
その後再び植林帯に入るが、枝打ちされた倒木などが多く、右に左に歩き易い踏み跡を探しながらの厄介な登行となる。 この登りが最も疲れた。 


f0308721_691127.jpg
CS滝終了から約1時間10分ほどでようやく大持山に到着した。 すっかり霧が垂れこめて展望は全く無い。 沢靴を履き替えて一般ルート(妻坂峠経由)で下山する。




f0308721_695159.jpg

f0308721_610871.jpg大持山の肩から左(西)へ折れてザレた急な尾根をひたすら降る。 
1時間弱で地蔵が立つ妻坂峠に着く。 
峠周辺にはフタリシズカが群生していた。
ちなみに、妻坂峠を東方向へ直進すれば武川岳を経て正丸峠方面へのトレイルである。




f0308721_610408.jpg
妻坂峠からは左(北)へ曲がり、妻坂川沿いに30分も降れば一の鳥居へ戻れる。 この間は植林帯の退屈なトレイルである。


本ルートのマップ
私のこのルートへの評価: 3★ 沢登り初級者向け (沢グレード1級)
距離:約10km/ 所要時間:約6時間(武甲山一の鳥居登山口P 8:40‐上大持橋‐二俣9:40‐CS滝終了11:20 ‐大持山12:35‐12:50 ‐妻坂峠‐一の鳥居登山口P 14:30)
標高差: 約780m

f0308721_6111159.jpg
下の画像をクリックしていただけたら嬉しいです。 ヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ
↓ Thanks for reading my article. Please click the photo below, so that your access can be counted.
にほんブログ村にほんブログ村

by dream8sue | 2017-07-29 10:58 | Stream Climbing | Trackback | Comments(0)

奥秩父 雨の小川山で避暑クライミング     Rock Climbing in Mount Ogawa in Chichibu-Tama-Kai NP

Sunday, July 23, 2017
f0308721_635825.jpg
昨年からボチボチと訪れている小川山へ今年も恒例の避暑クライミングに行ってきた。 暑い下界からの逃避が第一目的だ。 小川山は高原レタスの産地で有名な長野県川上村にあり夏でもとても涼しい。 加えて、この日は小雨混じりの天気で寒いくらいの気温であった。 
  
正直な話、フリークライミングへのモチベーションはあまりわかない。 何故かな~?と考えてみた。 昔は結構入れ込んでフリークライミングをしていた時期もあったが、それでも12bが自己最高グレードだった。 そして長期アメリカ滞在などで10年以上のブランクと、帰国後の癌の治療で身体的衰えが生じた。 今さら頑張ってフリーが上達したところで過去のグレードを越えられるとは思えないし、戻すためにどれだけの時間を費やすのかと思うと気が遠くなる。 グレードに関係なくフリークライミングが楽しいという人は本当にフリーが好きな人だと思う。 元々私がフリーを始めたのはアルパインクライミングの技術向上の目的で始めたくらいだから、それほどフリークライミング自体が好きというわけではないのだろう。 

確かにフリークライミングにおける自己の身体能力への挑戦はアスリート感覚で楽しいし、それなりの充実感もある。 しかし、足元から切れ落ちた氷河の壁をノーロープでバイルとアイゼンだけでトラバースしなければならないようなアドレナリン全開の命を懸けたクライミングを体験してしまうと、アスリートでは物足りないのだ。 もちろん今の私はアルパインクライマーでも無いのでクライミングについて語ること自体がおこがましいのだが。

前置きが長くなってしまったが、下手くそな避暑クライマーもどきの私であるが、同行してくれた登れるクライマーたちの華麗な登りに心が躍る1日だった。 




f0308721_6362255.jpg
小川山へのアクセスは昨年の記事を参照してほしい。 → “奥秩父 小川山で避暑クライミング     Rock Climbing in Mount Ogawa in Chichibu-Tama-Kai NP”





f0308721_6375625.jpg
この日訪れたエリアは小川山屈指の三ツ星ルートがならぶマラ岩である。 前日にも激しい夕立があり岩場は濡れている。 乾いていそうなルートを探して、まずは “川上小唄 5.8” を登る。




f0308721_6382235.jpg
登れるクライマーたちはリードで登るが、私はトップロープ(TR)でもビビった!  ヒィィ((ll゚゚Д゚゚ll))ィィ!!!




f0308721_6384464.jpg
マラ岩から歩いて3分ほど上部にある “卒業試験 10b” をトライ中に小雨がばらつき岩が濡れてしまった。 




f0308721_639474.jpg
私は隣の “センター試験5.8” をTRでトライしたが、ボルトに足が・・・足が・・・乗ってしまった。 (ノω=;)ぅぅ…




f0308721_639377.jpg
マラ岩に戻って “レギュラー 10c” をTRでやらせてもらったが途中でギブアップ。 隣の “イレギュラー 10d” ではガイドがゲストを登らせていた。




f0308721_6395719.jpg
マラ岩の左にある妹岩の裏側に、思い出の “イエロークラッシュ12a” があるので見に行く。 とっても苦労してレットポイントした記憶がよみがえる。




f0308721_6401847.jpg
妹岩から下部にあるリバーサイドへ移動して “BUN BUN 11b” なるルートを登れるクライマーたちがトライ。 私は見ているだけで胸がいっぱい。 O(*゚∀゚*)oワクワク!  皆さん華麗でカッコいい~!
ということで、天気も悪いので午後3時には終了。 小川山は涼しいのでまた行きたいな~

f0308721_6404234.jpg
下の画像をクリックしていただけたら嬉しいです。 ヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ
↓ Thanks for reading my article. Please click the photo below, so that your access can be counted.
にほんブログ村にほんブログ村

by dream8sue | 2017-07-23 06:33 | Rock Climbing | Trackback | Comments(0)

尾瀬 雪解けの会津駒ケ岳で湿原と花を愛でる     Mount Aizukoma in Oze National Park

Wednesday, July 19, 2017
f0308721_22207100.jpg
2133mの会津駒ケ岳の山頂付近の稜線には湿原と池塘があり、広大でなだらかなお花畑が広がる。 会津駒ケ岳は尾瀬国立公園に属している。 やっぱ湿原と池塘といえば尾瀬しょ! 
ということで登山口の檜枝岐村に前日入りしたのだが・・・近隣の魚沼市では避難指示が出るほどの集中豪雨となってしまった。 激しく降る雨を見ながら絶望的な気分になる。 怪しい天気予報ではあったが、まさかここまで悪いとは思わなかった。 果たして会津駒ケ岳は登れるのだろうか?




f0308721_22203191.jpg
<マイカーの場合>
東北自動車道、西那須野塩原ICから国道400号線、121号線、352号線を檜枝岐方面へ向かう。
檜枝岐集落の少し手前で会津駒ヶ岳の登山道入り口(滝沢口)に入る。 
パーキングは林道の車止めゲートの左側の路肩にある。 

登山口は車止めから次のカーブの所で、木の階段が付いている。
初めからやや急な路を登る。
ここから水場までの間が一番苦しい登行である。




f0308721_22212846.jpg
豪雨の影響でトレイルのコンディションが心配されたが、さすが吸水力のあるブナ林である、思ったほど悪いコンディションではなかった。 




f0308721_22214958.jpgf0308721_2222036.jpg
パーキングから1時間30分ほど急登をこなせば水場の休憩地に着く。 水場は南へ2分ほど降った所で、岩の間から清水が出ている。 急なガレを50mほど降らなければならないので、登り返しは5分くらいかかる。
水場を過ぎるとなだらかな路となるが、前日の雨でぬかるんでいる。 加えて今度はブヨのような小さな虫が寄ってくるではないか! 目や鼻や耳や口、すべての穴に飛び込んでくるのでフラストレーションが高まる。 湿度も高く非常に不快である。 o(*≧д≦)oイヤー!!  




f0308721_22243757.jpg
そんな中でも、たくさんの花が現れるので、いくぶん気持ちが救われる。 まずはブナ林に多いオオカメノキである。 低山ではとうにトウが立っている(笑うところだよ・・hahaha)が、ここではまだ蕾も多くフレッシュだ。




f0308721_22245590.jpg
そして、ブナ林と言えば、ギンちゃんこと(って、誰の友達?)ギンリョウソウがムーミンのような馬面を出している。 葉緑素を持たない植物界の変わり者だけど、その存在感はインパクトがある。 私、変わり者は嫌いではないが友達にはなれないな~・・っていうか、私が変わり者かも? だから友達がいないのか!




f0308721_22251337.jpg
ブナの根元をぐるりと飾っているのがマイヅルソウである。




f0308721_222714100.jpg
果実は甘酸っぱく “地みかん” と呼んで食べる地方もあるというイワナシ。 梨の味なのか、みかん味なのか?ぜひ一度食してみたいものだ。 花はピンクのベル形で可愛いよね。 




f0308721_2227287.jpg
ドライな時のサンカヨウの花は純白で美しい。 でも、雨に濡れて半透明になったサンカヨウの花も魅惑的である。




f0308721_22274165.jpg
ユキザサも綺麗に咲いている。




f0308721_22275652.jpg
他の山々でも比較的よく見かけるエンレイソウは三枚の葉、三枚の花びら?が異様な存在感を示す。 でも、こんなに綺麗に咲いているエンレイソウは久しぶりに見た気がする。 




f0308721_22281478.jpg
虫と蒸し暑さにイライラしながらも、花に癒されて登ること、水場からおよそ1時間30分(登山口から約3時間)、最初の湿原が現れる。 ここには展望ベンチも設置されているのでゆっくり休憩したいところだ。




f0308721_22283383.jpg
会津駒ケ岳方面の稜線も見えてきた。 




f0308721_2228482.jpg
展望ベンチのある湿原からは、木道が敷かれた湿原が継続して現れる。




f0308721_222935.jpg
池塘にもイグサ属と思われる植物が生えている。




f0308721_22293773.jpg
やはりいました・・食虫植物のモウセンゴケ




f0308721_22295357.jpg
今年初めてみるコバイケイソウの花。




f0308721_22301189.jpg
今年何度も見ているウラジロヨウラクだけど、雨露に濡れて綺麗だね。




f0308721_22302763.jpg
やがて傾斜のある湿原を登って行く。 濡れた木道は滑るのでスリップに気をつけよう。




f0308721_22304519.jpg
傾斜を登りきると、そこには多数の小さな池塘がある広々とした湿原が開けていた。 




f0308721_22305779.jpg
陽が反射した池塘とバックの残雪が同色化して、どちらも雪模様に見える。




f0308721_22311421.jpg
右(東)の谷は竜ノ門の滝の大瀑がかかる下ノ沢である。 思い出すな~昨年の大いなる迷走、見事な敗退劇の沢登りを・・o(*≧д≦)oクヤチーッ!!  → “尾瀬 滝・滝・滝の会津駒ケ岳下ノ沢(敗退)   Stream Climbing in Aizukomagatake-Shimonosawa”




f0308721_22314633.jpg
イワカガミの三姉妹!




f0308721_2232355.jpg
ハクサンコザクラの三姉妹! 古いガイドブックには、7月にはハクサンコザクラのピンクの花に覆われる・・とあるが、今年の湿原ではまだ咲き始めたばかりである。 今年は雪解けが遅く、全体的に花の開花も遅いようだ。




f0308721_22322352.jpg
ワタスゲと言えば白い綿毛のイメージであるが、白い綿毛は果穂である。 花は、まだ見たことが無いが早春に黄色の花を咲かせるらしい。




f0308721_22324250.jpg
振り返って広大な湿原を見渡す。




f0308721_22325690.jpg
おや、これは何の蕾かな? チングルマだ。 花期や果穂はお馴染みだが、蕾を見たのは初めてだ。 花期は草の様にも思えたが、こうしてみるとバラ科の落葉小低木であることがよくわかる。




f0308721_22331362.jpg

f0308721_22333541.jpg
大湿原から盛り上がった残雪の斜面を登り切れば、そこは駒の小屋が建つ台地(池の平)である。
小屋の前には大池があるが、まだ雪に覆われている。
その先には会津駒ケ岳が柔和な山容で鎮座している。




f0308721_22341018.jpg
駒の小屋で一服したら、ドーム状の会津駒ケ岳のピークを目指す。 木道は雪の下である。




f0308721_22342759.jpg

f0308721_22353725.jpg
雪稜をトラバースして登りにさしかかる所にも一面イワイチョウが生える湿原がある。




f0308721_22361094.jpg
そのあたりから駒の小屋方向を見る。 残雪に覆われた湿原と、周りにはオオシラビソなどの常緑高木が生えている。 残念ながら尾瀬のシンボル燧ケ岳は雲が多くてよく見えない。




f0308721_22362946.jpg
木道伝いに樹林帯に入って行くと、会津駒ケ岳の左山腹を巻く路となるが、 途中で右へ折れ会津駒ケ岳山頂を目指す。 
巻き路を直進すれば駒ケ岳と中門岳へ続く稜線の鞍部に出る。




f0308721_22371839.jpg

f0308721_22373275.jpg
山頂の周辺はハクサンシャクナゲが群生しており、開花時期をむかえていた。




f0308721_2238550.jpg
駒の小屋から約20分で会津駒ケ岳(2133m)に到着。 木道に座って休むのはやめようよ~ 通行の邪魔だよ。




f0308721_22382113.jpg
会津駒ケ岳から少し北へ行くと中門岳へ続く緩やかな稜線が見えてくる。




f0308721_22383885.jpg
ここの稜線も一帯は湿原なので複線の木道が整備されている。 が、鞍部から先はたっぷりの残雪が木道を隠している。 




f0308721_2239583.jpgf0308721_22392321.jpg
陽当たりの良いとことではネバリノギラン(写真左)やショウジョウバカマなどが見られるが、湿原はまだ花の時期には少し早かったようだ。 




f0308721_2240015.jpg
中門岳までの稜線は高山植物の宝庫らしいが、残雪が多く花は期待できそうもないので、ここから巻き路で戻ることにする。 でも、中門岳の山頂には中門大池や池塘がたくさんあるので時間があるなら是非とも往復してもらいたい。 




f0308721_22401567.jpg
下山は往路を戻る。 半日でだいぶ雪が解けた駒ノ大池は、青い空を映すブルーアイのようだった。 昼になりトンボがたくさん飛び始めた。 往路の不快な虫たちを食べてくれたようで、下山ではさほど虫に悩まされることはなかった。 また、往路では頭を垂れてしぼんでいたコミヤマカタバミも、午後の陽ざしを受けてピンクの花を広げていた。 それは “また来てね” とあいさつしているかのようだった。 ( ◠‿◠ )クスクス
尾瀬国立公園はやはりいいな~ 今度は平ヶ岳や、帝釈山~田代山湿原に行ってみたいな。 誰か一緒に行きませんか?

本ルートのマップ
私のこのトレイルへの評価: 4★ 初級~中級者向け
距離:約8.5km/ 所要時間:約7時間(滝沢登山口P 5:00‐水場 6:30/6:45‐駒ノ小屋 8:30/8:45‐会津駒ケ岳9:00‐中門岳とのコル‐駒ノ小屋9:45/10:00‐水場‐滝沢登山口P 12:00)
標高差: 約1000m





【おまけ:モーカケの滝】
会津駒ケ岳の登山口がある檜枝岐村は、平家の落人集落で珍しい民芸品や絶品の蕎麦、古くから伝わる檜枝岐歌舞伎など興味深いものがある。 時間があれば役場に隣接した資料館に立ち寄ってみるのも良いだろう。 
檜枝岐村の中心から尾瀬の御池登山口へ向かう途中に “モーカケの滝” という落差約40mの滝がある。 檜枝岐川支流のモーカケ沢に懸かる滝で国道352号線沿いのパーキングから100mほど歩けば観瀑台がある。

f0308721_22405044.jpg
この情報は役にたちましたか? 下の画像をクリックしていただけたら嬉しいです。 ヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ
↓ Thanks for reading my article. Please click the photo below, so that your access can be counted.

にほんブログ村

にほんブログ村

by dream8sue | 2017-07-19 22:08 | 尾瀬 国立公園 | Trackback | Comments(0)

戸隠連峰の最高峰 高妻山を登る     Mount Takatsuma in Myōkō-Togakushi Renzan National Park

Monday, July 17, 2017
f0308721_15125779.jpg
2014年10月に戸隠表山を縦走した時に見た高妻山に惚れた。 それまで高妻山なんて存在さえ知らなかった。 別名 “戸隠富士” と言われるだけあって、見る角度によっては実に美しい山容の山である。 しかし、高低差も大きく結構ハードな山登りを強いられる。 戸隠キャンプ場から一不動避難小屋を経て山頂へ至り、下山では途中の六弥勒から弥勒尾根新道を降る。




f0308721_11364765.jpg

f0308721_1137426.jpg
<マイカーの場合>
上信越自動車を長野ICでおり、長野市街を北に走る。 
善行寺の西側から飯縄山の南西のすそ野を巻くように県道506号線で戸隠神社方面へ向かう。 
戸隠神社(中社)から戸隠キャンプ場までは約4km程(県道36号線)である。 
パーキング(無料)は、キャンプ場受付の建物がある県道沿いにある。
長野ICから約1時間弱である。

前方(北東方向)に戸隠連山を見ながら広大なキャンプ場を通りぬけて、戸隠牧場の敷地に入る。 
道標に従って牧場の中を北西に進む。




f0308721_11381790.jpg
牧場の草原には、この時期はウツボグサが至る所で咲いている。 牧場なので主役は牛たちだ。 牛たちが“通行料を払え”とばかりにトレイル上に立ちはだかる。 “も~ そんなこと言わないで通してね” ということで交渉成立。 ( ◠‿◠ )クスクス




f0308721_11383947.jpg
牧場の中に生える大木のひとつにサワグルミの木がある。 カンザシのような実?をつけてユニークだ。 クルミと名が付いているが食用にはならない。 




f0308721_11391014.jpg
無事に牧場を抜けると、いよいよ森へ入るゲートがある。 




f0308721_11393443.jpg
森の中をしばらく行き大洞沢の左岸(川下の向いて左)へ渡る。 水辺にはサンカヨウが青紫色の実を付けている。 この実は可食できて甘いらしい。 知らなかった!




f0308721_11395621.jpg
やがて、今度は右岸への渡渉ポイントに着く。 以前(2014年)来た時は、ここには立派な大木が立っていたが現在は倒れている。 沢筋なので台風などの増水時に根が耐えられなかったのだろう。 この倒木の下をくぐって右岸へ渡る。




f0308721_11414387.jpg
右岸に渡ってすぐの所にとてもユニークな花ショウキランを発見。 初めてこの花を見たのは長野県の北東に位置するカヤの平だった。 → “上信越 カヤの平高原 ブナ林に眠る2つの湿原    Kayanodaira in Jōshin'etsu-kōgen National Park” 





f0308721_1141272.jpg
荒れたトレイルを沢筋に沿って登って行くと、やがてクサリのセットされた滑滝が現れる。 滑滝の右壁を慎重に登り滝上へ。




f0308721_11421192.jpg
滑滝からさらに登ると “帯岩” のバンドトラバースとなる。 クサリはあるが、右側が切れているので足元に注意が必要だ。




f0308721_11441559.jpg
そのトラバースの岩壁にはイワギボウシやクルマユリなどが咲いている。 写真を撮るときや濡れているときは特に気をつけよう。




f0308721_11443766.jpg
帯岩のトラバースの先には、不動滝の落口があり3mくらいの垂壁越えとなる。 ここは足場が悪くクサリ頼りになるので緊張する。 




f0308721_11451675.jpg

f0308721_11453382.jpg
垂壁をこなし滝上に上がり沢筋を “氷清水(一杯清水)” の水場まで詰める。 
この沢筋はオオバミゾホオズキの群生地となっていた。 
氷清水で十分に水を補給して、高妻山の登行に備えよう。





f0308721_1147015.jpgf0308721_11471615.jpg
水のあるルートには花も多い。 私の好きなミヤマカラマツ(写真左)と、よく似たモミジカラマツ(写真右)も咲いていた。 水場から “一不動避難小屋” まではすぐである。  




f0308721_13282253.jpg
戸隠牧場から約2時間で一不動避難小屋へ到着。 ここから表山縦走路(左の戸隠山への稜線)とは反対に右(北)へ進む。   



f0308721_13283632.jpg
避難小屋から高妻山までは信仰の山らしく “一不動” から “十阿弥陀” の石仏や石祠が置かれている。 




f0308721_13293991.jpg
樹林帯の急登を登り “二釈迦” を過ぎると、戸隠集落を挟み対岸には飯縄山(飯綱山)がよく見えるようになる。
飯縄山は戸隠エリアの中では危険な場所も無く、秋の紅葉が実に素晴らしい山なので初級者にはお勧めだ。 → “秋の飯縄山は黄金の惑星    Mount Iizuna in Myōkō Togakushi renzan National Park”




f0308721_13305894.jpg
倒木につぶされた “三文殊” を過ぎ、 “四普賢” あたりにさしかかると、トレイルの右側(東)が深い谷に切れ落ちている。  この辺りはニッコウキスゲなどのお花畑である。 残念ながら花期は終わっていたがキバナノアツモリソウ(ラン科)というレアな植物も生えている。 




f0308721_13312010.jpg
そして昔、山小屋が建っていたという小高い台地の “五地蔵” に着く。 その先を少し行ったところが五地蔵山(1998m)である。  




f0308721_13314515.jpg
五地蔵山から程なくして、2つの石祠が置かれている “六弥勒” に着く。 周辺はハクサンシャクナゲが満開だった。




f0308721_1332317.jpg
五地蔵岳から北西方向へ2、3の小ピークを越えて八丁ダルミの鞍部まで行く。




f0308721_13323727.jpg
トレイル脇に “七薬師” “八観音”などの石祠を見ながらアップダウンをこなすと、だんだんと高妻山の輪郭が見えてくる。 




f0308721_1333078.jpg
高妻山の肩越しに見える北アルプスをズームアップして見れば、今年はアルプスにも残雪が多いようだ。




f0308721_13332051.jpg
やがて高妻山がクリアーに見える “九勢至” に着く。 近そうに見えるのだが・・・とんでもなかった!




f0308721_13334753.jpg
九勢至の先から尾根を直線的にぐんぐん登るようになるのだが、頂稜まで高低差300mもあり、この間が一番辛いセクションであった。




f0308721_13341371.jpg
左側には谷を挟んで戸隠山から西岳への稜線が続いている。 → “戸隠連山 P1尾根から西岳を登り八方睨への縦走路    Nishidake in Myōkō Togakushi renzan NP”




f0308721_13343016.jpg
頂稜に近くなると岩場やフィックスロープの張られた急坂となる。 この辺りが最後の頑張りどころである。




f0308721_13345976.jpgf0308721_13351665.jpg
まだかまだかと思いながら一歩ずつ高度を上げて行けば、ようやく傾斜が緩やかになり明るい頂稜である。  ヨツバシオガマ(写真左)やトガクシコゴメグサ?(写真右)などの高山植物が目につくようになる。 




f0308721_13521526.jpg
そして大きな御鏡が立つ“十阿弥陀”から100mほど足場の悪い岩稜帯を行けば山頂である。




f0308721_13524577.jpg
岩稜の右側(東側)へ落ちている谷が氷沢(ひょうざわ)で、ミヤマダイコンソウが沢からの涼しい風にイエローの花弁を揺らしていた。 




f0308721_1353971.jpg
岩にへばりつくようにチシマギキョウも咲いている。 よく見ると花に白い毛が生えている。 似た花のイワギキョウには毛が生えていないらしい。




f0308721_13533570.jpg
キャンプ場を出発してから約5時間30分で高妻山(2353m)の山頂に到着。 きつかった~! O(*≧д≦)oフー!!  山頂からは、雲の切れ間に北アルプスから上信国境の山々が見る。 ツマトリソウが咲く山頂で1時間ほどランチタイムを楽しむ。




f0308721_13535493.jpg
北側には妙高連山が見える。 下山中に雲が切れて、火打山が青空にくっきりと残雪の頂を見せてくれた。




f0308721_13582324.jpg
下山路は、六弥勒のピークまで往路を戻る。
九勢至までの急坂では過去に事故も発生しているので下降は要注意だ。
山頂から2時間弱で六弥勒に着く。
六弥勒からは東側の弥勒尾根新道を降る
この弥勒尾根新道は、2012年に長野市が正式に森林管理署より借受け、元々利用されていた作業路を六弥勒まで整備したものらしい。




f0308721_144560.jpg
弥勒尾根新道を降りだしてすぐにミヤマママコナの群生が目につく。 一不動から六弥勒周辺はこの花が多く自生している。 




f0308721_144496.jpg
勒尾根新道は、一不動経由のトレイルに比べ危険個所などは少ないが、上部はササの根が多く、降雨後はとても滑り易い。




f0308721_1453232.jpg
悪路をしばらく降ると、林相がとても美しいブナ林となる。 



f0308721_1454693.jpg
足元に落ちていたブナの小枝に実がついていた。 ブナの実を見たのは初めてかも?  長い下降に膝が痛くなる。 そんな時はギンリョウソウやツクバネソウ、アリドオシなどのブナ林にひっそりと咲く花を愛でながら膝休めする。




f0308721_1461299.jpg
六弥勒(弥勒尾根新道分岐)から1時間強の下りで小沢につく。 火照った身体には嬉しい水場である。 頭から水をかぶりクールダウン。 いや~蒸し暑い山行だった。 小沢を渡渉すれば、そこは戸隠牧場である。 牧場の作業道を右方向(南西方向)へ進み、往路の一不動ルートのゲートの前を通りキャンプ場へ戻る。
ハイキングのグレードは中級者なら問題ないと思われるが、とにかく体力と持久力の必要な疲れるトレイルである。

本ルートのマップ
私のこのトレイルへの評価: 4★ 中級者向け
距離:約14km/ 所要時間:約10時間(戸隠牧場 5:00‐第一不動避難小屋7:00/7:15‐五地蔵 8:15‐六弥勒‐九勢至- 高妻山10:30/11:30‐六弥勒13:10/13:20-弥勒尾根新道‐戸隠牧場15:00)
標高差: 約1200m 

f0308721_1481870.jpg
下の画像をクリックしていただけたら嬉しいです。 ヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ
↓ Thanks for reading my article. Please click the photo below, so that your access can be counted.

にほんブログ村

にほんブログ村

by dream8sue | 2017-07-17 11:34 | 妙高戸隠連山国立公園 | Trackback | Comments(0)

上信越 涼を求めてコマクサ咲く草津白根山     Mount Kusatsushirane in Jōshin'etsu-kōgen NP

Monday, July 10, 2017
f0308721_22224886.jpg
関東エリアは梅雨明け前だというのに真夏並みの暑さとなった。 ならば何処か高山へ清涼ハイキングと決め込もう。 かねてより見たいと思っていた草津白根山のコマクサが見頃を迎えているというので避暑を兼ねて行ってきた。 ちなみに草津白根山とは、湯釜で知られる白根山やコマクサ群生地のある本白根山などの一帯の総称である。 




f0308721_22232455.jpg

f0308721_22233976.jpg
<マイカーの場合>
近年、八ッ場ダムの建設が進む群馬県長野原町から草津温泉へ、国道145から292号線を走る。 
草津温泉の町中を過ぎ志賀草津高原ルートで白根レストハウスのパーキング(500円/1日)へ。

山麓からケーブルカー(白根火山ロープウェイ)を頭上に見ながら292号線を山頂近くまで走ると、活火山の硫黄臭が漂ってくる頃には、草津白根山独特の白い山肌が現れる。

まずは湯釜展望台に上り湯釜をのぞきに行こう。 
展望台への遊歩道入口はパーキングの西側から舗装されたトレイルがある。 
なお、北側にある湯釜へのトレイルは閉鎖されている。




f0308721_22243574.jpg
5分も登ればパーキングが見下ろせる。 国道を挟んで弓池と逢ノ峰も見え、今日のハイキングへの期待が高まる。




f0308721_22245544.jpg
10分も登れば、西側には万座温泉方面の展望が開ける。




f0308721_22251933.jpg
トレイルの脇にはアカモノやイチヤクソウ、ハクサンチドリに似たノビネチドリ(写真上)と思われる花なども咲いていた。




f0308721_22262667.jpg
そして約20分で湯釜展望台に到着。




f0308721_2226445.jpg
絵具を溶かしたようなライトブルーの湖面が特徴的だよね。 




f0308721_2227395.jpg
往復30分の湯釜見物の後は、パーキングに戻り、南側にある弓池を散策してから、コマクサ群生地のある本白根山へと向かうことにする。




f0308721_22271955.jpg
弓池の西側には湿原が広がっていて、木道が設置されている。




f0308721_22273316.jpg
木道があるなら歩くでしょう!




f0308721_22274889.jpg
湿原の中には小さな小池が点在している。 解説板によれば、小池の周りの植物が遺体として堆積し堤防となっているので、小さい割に水深は深いらしい。 また、苔のカーペットは水分をたくさん蓄えているのでイグサなども生育している。 




f0308721_22284955.jpg
弓池の南側にそびえる “蓬来岩” は、弓池火口壁が侵食してできた奇岩とのこと。 




f0308721_22291570.jpg
湖畔を半周すると、対岸に先ほど登った湯釜展望台へのトレイルが見える。




f0308721_22293621.jpg
湖畔にはワタスゲがスゲー! ヾ(o≧∀≦o)ノ゙♪♪♪




f0308721_22295758.jpg
ワタスゲといえば、数年前に行った尾瀬を思い出すな~・・ワタスゲの当たり年だったんだよね~
“尾瀬 尾瀬ヶ原のワタスゲと三条ノ滝    Ozegahara and Sanjo falls in Oze National Park”




f0308721_22315093.jpg
弓池の東には逢ノ峰がそびえ、その南にこれから向かう本白根山の山が見える。




f0308721_2232843.jpg
蓬来岩の基部を通って、弓池の南側の舗装道路に出る。 この舗装道路は、パーキングと本白根山の登山口(リフト乗場)を経由してケーブルカー山頂駅を連結している。




f0308721_22324998.jpgf0308721_2233265.jpg
道端にはマーガレットの花や、シロバナニガナ(写真左)が咲いている。 蕾をたくさんつけたオトギリソウも夏本番を前に出番を今か今かと待っている感じだ。 この2つの花を見ると、夏だな~って感じるよね。 




f0308721_2234483.jpg
舗装道路を10分ほど歩けば本白根山登山口である。 トレイルは、ケーブルカー山頂駅の手前にあるスキーゲレンデを横切って針葉樹林帯へと続いている。 ここのスキーリフトは、夏場は“コマクサリフト”として6月17日~10月29日まで毎日運行している。 コマクサ群生地は観光イベントになっているので、山麓からケーブルカーとこのリフトを使えば容易にコマクサが群生している本白根山の中央火口まで行けるのだ。 樹林帯の登行は20分程で終わるが、それさえも嫌ならリフト(大人片道400円)に乗って少し歩けばコマクサ群生地へ行けるってわけだ。




f0308721_22342533.jpg
その樹林帯に入ると、マイヅルソウにゴゼンタチバナ、ミツバオウレン(写真上)にツマトリソウなど定番の高山植物を楽しみながらの登行となる。 




f0308721_2235980.jpg
樹林帯はシラビソの森で所々に木段がセットされている。




f0308721_22352580.jpg

f0308721_22354391.jpg
樹林帯の急登が終わり左からリフトの山頂乗り場への路が合流する。 
さらに直進するとトレイル脇の斜面にツマトリソウが群生していた。 
まるで白い星を散りばめたようだ。 ワ━(〃゚∀゚〃)━オッ♪
そんな星屑に混ざってピンク色のイワカガミも混在している。
まるでこれからお目見えするコマクサ女王へのイントロダクションのようだ。




f0308721_22362616.jpg
低木帯を抜けると、突然目の前に中央火口のクレーター(直径360m)が現れる。 対岸の岩場は “竜王岩” と名付けられているらしい。  ルートは、クレーターを半周するように北から東へ向かう。




f0308721_22364931.jpg

f0308721_2237220.jpg
そして、山腹に沿って降って行くと、早速コマクサの群落がはじまる。 
砂礫の斜面にたくさんのコマクサが咲いている。
本当に石しかない瓦礫帯なのに、よく根付くものだな~と、改めてコマクサの生命力に感心する。




f0308721_22372232.jpg
そのコマクサの群生地は、写真正面のガレた斜面の部分である。 




f0308721_22373869.jpg
コマクサ以外でも、ガンコウランの群落に混じってコケモモの小さな花や、コキンレイカ(ハクサンオミナエシ)も蕾をつけている。  




f0308721_22375215.jpg
中央火口を半周すると分岐がある。 右(西側)は遊歩道最高地点(本白根山最高地点ではない)へ行くルートで、コマクサの群生地が点在する。 左はコマクサの群生地を通りぬけて鏡池方面へ行くルートだ。 私にとっては池や湖の方が最高地点やピークなんかよりも数倍素敵なので迷わず左(東)へ行く。 まあ、価値のあるピークならピークハントもいいけどね~他人が決めた百名山なんぞに価値は見出せない。 ( ◠‿◠ )クスクス   ちなみに、本白根山のピーク(2171m)は有毒ガス発生の危険があるため立入禁止である。




f0308721_22381547.jpg
東方向の木段を登れば、すぐに慰霊碑の建つ展望所に着く。 南側には、その遊歩道最高地点とやらが見える。 




f0308721_22383317.jpg
展望所は360度の展望が得られ、スカイコンディションが良ければ志賀高原から浅間山、赤城山や榛名山などの上信の山々が見えるはずなのだが、この日は霞んでいたので草津町方面の展望が見えるくらいだった。




f0308721_22384954.jpg
しかし、コマクサはドンピシャのタイミング開花していた。 一帯のコマクサは地元のボランティアによって移植されているらしい。 




f0308721_2239410.jpg
火口側の砂礫地にも一面のコマクサ。




f0308721_2239338.jpg
ひときわゴージャスな株だね。 ワ━(〃゚∀゚〃)━オッ♪




f0308721_22411592.jpg
展望台のコマクサ群生地から北東へのびる樹林帯へ進む。 観光ハイカーたちはここから引き返す人が多いので、鏡池方面へ進むルートは静かになる。




f0308721_22415677.jpgf0308721_2242956.jpg
ダケカンバの木陰で可愛い花を咲かせていたのがコケモモ(写真左)と、実が可食できるクロマメノキ(写真右)である。




f0308721_2243026.jpg
鏡池へは再びシラビソの樹林帯に入る。  樹林帯ではマイヅルソウやツマトリソウの群落が続き、蝶がたくさん舞っていた。 




f0308721_22431782.jpg
本白根山展望所から約20分の下りで右下に鏡池が見えてくる。 水辺の好きな私が寄って行かない訳がない。 




f0308721_2243347.jpg

f0308721_22462482.jpg
鏡池分岐からハイマツのトンネルをくぐるように一気に駆け下りる。 

日光白根山の五色沼を思い出させるようなたたずまいの cozy な鏡池である。
→ “日光 火山湖に彩られる日光白根山    Mount Nikkō-Shirane in Nikkō National Park”

池の周りにはハクサンチドリなどの高山植物が咲き、とてもラブリーな空間である。
ありふれた言い方をすれば、天空の楽園ってやつだ。




f0308721_1444851.jpg
分岐の解説板によれば、鏡池の中には構造土という亀甲状の珍しい模様があるらしいが分かるかな?  構造土は、冬の厳しい気候の中で地下水の働きによって大きな石と細かい砂が分離されてできた物らしい。 




f0308721_2248220.jpg
風は吹いているが音はしない。 静けさの中で、西に傾きだした陽ざしが、まるで意思があるかのように湖面に光のイリュージョンを創造している。




f0308721_22483183.jpg
このまま一晩ここに留まり、湖面に映る星を見ながら幻想的な自然を享受していたい衝動に駆られる。  ワインでも飲みながら森の熊さんと添い寝も楽しいだろうな~ ヾ(o≧∀≦o)ノ゙♪♪♪  




f0308721_2249820.jpg
鏡池で妄想を膨らませた後は、分岐からダケカンバやナナカマドの生える森を行く。 木道が整備されているので歩き易い。




f0308721_22492476.jpg
やがて緩やかな下り坂を降りきれば右に富貴原(ふうきばら)の池方面へのトレイルを分ける。 




f0308721_22494157.jpg
富貴原の池分岐を過ぎると、トレイルはやや北西へ向かうので山腹を左に回り込んで行く。 




f0308721_22495529.jpg

f0308721_22501330.jpg
この間はマイヅルソウやツマトリソウも咲いているが、とりわけゴゼンタチバナの群生がすごい! 
ゴゼンタチバナ街道だ。 
ゴゼンタチバナは秋には葉の上にかんざし状に真っ赤な実を付けるので秋も見応えがあるだろう。




f0308721_22505112.jpg
やがて、雪渓の残る涸れ沢(振子沢)をトラバースすれば、ケーブルカー山頂駅が見えてくる。 チシマザサの草原に風が吹き渡り、とても爽快な場所だ。




f0308721_2251896.jpg
ケーブルカー山頂駅とリフト乗場は連絡道で2分。 往路の舗装道路でパーキングまで戻るのもつまらないので逢ノ峰を越えて戻ることにする。 イモリ池の横を通り、道路を横断して逢ノ峰の山頂まで続く長い木段を登る。 木段は急ではあるが、ステップが低いので歩き易い。 写真は、振り返ってコマクサリフトのかかる本白根山方面を見る。




f0308721_22512843.jpg
木段を20分程登れば逢ノ峰山頂に建つ休憩舎に着く。  湯釜の火口や、芳ケ平方面が見渡せる。




f0308721_22515150.jpg
私の中では、草津白根山は山頂付近まで大型バスで行ける観光地というイメージが強く、わざわざハイキングに行く場所でもないだろうと思っていた。 それに加えて硫黄臭い中を歩く活火山というのも倦厭していた理由のひとつである。 しかし今回、湿原や池、湖が多く、高山植物もたくさん咲いていることを知ることができた。 次回は芳ケ平や志賀高原なども歩いてみたいな~

本ルートのマップ
私のこのトレイルへの評価: 4★ 初級者向け(本白根山中央火口までなら初心者でも行ける)
距離:約8.5km/ 所要時間:約4時間(白根レストハウスP 12:00‐湯釜展望台‐弓池周回‐本白根リフト乗場 13:20 ‐本白根山展望台14:10‐鏡池‐本白根リフト乗場 15:30‐逢ノ峰‐白根レストハウスP 16:00)
標高差: 約150m (累計高低差 約350m) 

f0308721_22521598.jpg
この情報は役にたちましたか? 下の画像をクリックしていただけたら嬉しいです。 ヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ
↓ Thanks for reading my article. Please click the photo below, so that your access can be counted.

にほんブログ村

にほんブログ村

by dream8sue | 2017-07-13 22:54 | 上信越高原 国立公園 | Trackback | Comments(4)