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富士 青い富士山を見ながら鬼ヶ岳から王岳を歩く     Mount Onigatake in Fuji-Hakone-Izu National Park

Friday, September 15, 2017
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まさに嵐の前の静けさ、台風18号が上陸する前日に富士箱根伊豆国立公園の北、御坂山塊の鬼ヶ岳から王岳を歩いてきた。
台風の影響で朝から雲がたれこめていたが、時間が経つにつれて雲の切れ間から富士山が顔を出してくれた。 174.png




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<マイカーの場合>
中央自動車道河口湖ICで降り、国道139号線(富士パノラマライン)で西へ走る。
森の駅風穴の信号 “富岳風穴前” から2kmほど西へ走った三叉路を右折して県道21号線に入る。
県道を4kmほど東へ走れば西湖の西端にある無料パーキング(西湖根場浜駐車場)に着く。
綺麗な公衆トイレもあり、30台くらい駐車可能なパーキングである。




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パーキングの前にあるバス停(漁眠荘前)から漁眠荘の前を通って北へ向かう。
漁眠荘の隣にあるキャンプ場の脇を通りぬければ “鬼ヶ岳登山道入口” の道標がある。
小川(東入川)に沿って、ススキの生えた林道から山路へ入って行く。
正面に見えるはずの雪頭ヶ岳(鬼ヶ岳の南方にあるピーク)は雲の中で見えない。 134.png




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林道はすぐに堤防に突き当たり、堤防を左からまわり込んで川の右岸(川下に向かって右)を行く。




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林道は沢に吸収され、さらに大きな堤防が現れる。
この堤防の下流を渡り右手のヒノキ植林地から堤防の左岸へ登る。




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ヒノキ林をひと登りで堤防の高さに達する。




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ヒノキ林からカラマツ林へと変わり、しばらく薄暗く急な登りが続く。




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Wow! 苔の切株にキノコの花が咲いている。  150.png




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植林帯を左へトラバースしながら斜上していくと、雪頭ヶ岳の西尾根上に出る。 
そして、あたりがブナなどの自然林に変わる。




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山腹には見なれない花が・・シモバシラというシソ科の花らしい。  178.png
冬になると枯れた茎に霜柱が出来ることでついた和名のようだ。 
私はまだ茎にできる霜柱(氷柱)を見たことは無い。
私が知っている霜柱は、地中の水分が凍結して地表が盛り上がる霜柱のほうだけだ。
幼い頃は、その霜柱を踏みつけて、足の裏でサクサクとなる音と感触を楽しんだものだ。 110.png




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やがて、ブナ林に岩や石が増えてくれば稜線は近い。




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おや、この花も初めて見る花だ。  178.png
細い枝の先に花を付けるハンカイシオガマという花のようだ。




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樹林帯が終われば雪頭ヶ岳の南斜面に飛び出る。
南側の展望が開け、振り返れば西湖が輝いて見える。  177.png




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朝は雲に隠れていた富士山も “頭を雲の上に出し~♪” の歌詞通りだ。 169.png
なお、雪頭ヶ岳のピークは狭いうえに展望もイマイチなので、この雪頭ヶ岳直下の草原で富士山を見ながら休憩する方が良い。  181.png




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しかも、このあたりは夏から秋にかけては高山植物が多く見られる場所だ。 178.png
ウメの花を思わせるウメバチソウを見ると、 “あ~もう夏が終わるんだな~” と淋しく感じてしまう。 139.png




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同じ秋の花でも、こちらのマツムシソウは素直に秋の訪れを感じることができるのは何故だろう・・  154.png




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おや、またまた初めて見る花だ。  150.png 178.png
オオナンバンギセルという葉緑素を持たない寄生植物で、ススキなどのイネ科の植物の根に寄生する珍しい花らしい。




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展望地を過ぎて、フィックスロープのセットされた岩場を2カ所ほどこなせば雪頭ヶ岳(1710m)に着く。 166.png
雪頭ヶ岳山頂はとても狭い岩頭であるが、東側の十二ヶ岳方面がよく見える。  177.png

2014年に毛無岩から十二ヶ岳を歩いたことがあるが、なかなかスリルのある岩場が続いていた。 
鬼ヶ岳と王岳は、その十二ヶ岳から西側へ連なる稜線である。





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雪頭ヶ岳から一旦ギャップに降り、ハシゴのセットされた岩場を登り返す。




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岩場の上に立つと、これから向かう鍵掛峠から王岳への稜線が見える。  177.png




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岩場の先でガレたヤセ尾根を慎重に越え、樹林の中を少し行けば鬼ヶ岳の山頂はすぐだ。




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大きなボルダーが中央にある鬼ヶ岳(1738m)の山頂は、甲府盆地を取り巻く山々がよく見える。




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ピークの端には一角獣の角のような岩が天を刺している。  114.png




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さて、鬼ヶ岳のピークで遊んだ後は、王岳への縦走路へ進もう。




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適度な陽当たりがある樹林帯が続き、トレイル脇にはトリカブトの群落が多い。  178.png




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ミヤマママコナの花も多い。  178.png
ハクサンフウロと、ハナイカリ(写真)がポツリポツリと咲いている。
私は、このハナイカリは春に咲くイカリソウと同族だと思っていた・・が、違ったようだ。
イカリソウはメギ科の多年草で、このハナイカリはリンドウ科の一年草なんだね。




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鬼ヶ岳と王岳のほぼ中間地点にある鍵掛峠までは、岩場の多いアップダウンを繰り返しながら250m程の下降となる。




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岩場の上から振り返って鬼ヶ岳を見る  177.png




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岩場の下りにはフィックスロープがセットされた個所もある。
南側は絶壁なので、特に下りの場合は注意してね。 




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大きなボルダーが行く手をふさぐが、お助けロープを使ってボルダーの右側のクラックを登る。




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ツキヨタケと思われるキノコが古木に鈴生りになっていた。 150.png
以前、戸隠山でも見かけたが、やはり鈴生りだった。





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そして、鬼ヶ岳から約1時間で鍵掛峠に着いた。 
ここから左(南)へ分かれるトレイルは本沢川沿いを歩いて根場まで行く路だ。




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Wow! 久しぶりに綺麗な形のトモエシオガマを見る。  178.png




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鍵掛峠から王岳へは小ピークをいくつも越えて行く。
そのひとつのピークがここ、1589mピークには標石がある。
木の枝に “鍵掛” と書かれたテープが巻かれ、マスコットが掛けられていた。  110.png




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その後も、ただの稜線の小突起に “吉沢山” とマーキングしてあったりして、御丁寧なことだ。
吉沢さんちの山なのかしら? ( ◠‿◠ )クスクス
ブナの木も多く残る稜線であったが、王岳へ近づくにつれササがトレイルを隠すようになる。  140.png




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吉沢山?あたりからは西湖が左下に今までとは違う角度で見えるようになる。  177.png




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そして、三角点と石祠のある王岳(1623m)に到着。  166.png
鍵掛峠から1時間40分、結構長い縦走路であった。




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ピークの北側は樹林帯で展望は無いが、南側は切り開かれていて青い富士山が良く見える。  177.png




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王岳で休憩した後は、西へわずかに降った所から西湖根場浜へ下山する。
直進する路は、五湖山から精進湖方面への縦走路である。




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分岐を左に曲がり南斜面(王岳南稜)に入ると、上部は足場の悪いササ原の急下降となる。 140.png
足を滑らせないように慎重に降ると、やがて広いササ尾根となる。




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尾根路は途中から(道標あり)西入川の上流を絡めたスイッチバックのトレイルになる。
急下降が終わり、涸れ沢を渡れば林道に出る。




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荒れた林道をひたすら降れば、手入れのされた植林帯から里道へ出る。




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里道を直進すると左側に “西湖いやしの里根場(野外博物館)” の茅葺屋根の集落が見えてくる。 
右側は、いやしの里のパーキングで、登山者用のパーキングも併用されている。
いやしの里パーキングの出店で買い物をしたり、トイレ休憩したりして民家の脇を通って西湖根場浜のパーキングまで歩く。




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里はコスモスが咲き、ススキの穂が秋風にそよいでいた。 秋だな~  

トレイルの面白さは、以前に登った毛無山から十二ヶ岳の方が俄然エキサイティングである。
また、鍵掛峠から王岳、王岳から西入川への下りは、夏季はササが伸びているので初春や晩秋の方が歩き易いかもしれない。 
ともあれ、台風が上陸する前に、富士山を見ながらのハイキングができて良かった。

本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆


私のこのトレイルへの評価: 3★ 初級~中級者向け
距離:約10km/ 所要時間:休憩込で約7.5時間(根場P 7:00‐雪頭ヶ岳 9:30‐鬼ヶ岳 10:00‐鍵掛峠 11:00‐王岳 12:30/13:00‐林道合流 13:40‐根場P 14:30)
標高差: 約830m(累積高低差 約1170m)
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by dream8sue | 2017-09-15 01:20 | 富士箱根伊豆 国立公園 | Trackback | Comments(0)

中部山岳 新穂高温泉から黒部五郎岳で見た花     Mount Kurobegorō in Chūbu-Sangaku NP

Wednesday, September 6, 2017
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9月の上旬、3日間の新穂高温泉から登る黒部五郎岳で見た花の一覧。  178.png  179.png

なお、文中の植物名については備忘的に書いているだけなので、種名に関しては定かではありません。 間違った記載などあれば教えていただけると嬉しいです。 (^_-)-☆




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新穂高温泉から登る黒部五郎岳のハイキングは、2日間の晴天の下に雄大な展望を楽しむことができた。 
しかし、3日目は天気が悪く朝から雨の中の下山となった。  143.png
黒部五郎小舎からの三俣蓮華岳への登りは、小舎の裏手の樹林帯の急登で始まる。 
この路が流水溝のようなトレイルで、雨降りでは、まるで沢登りのようだ。  148.png
同ルートの下降なのでルートガイドは前記を見てね。 




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まずは、新穂高温泉から鏡池までの標高1000mから2000m付近の花。
って、いきなり園芸種じゃん!
新穂高温泉バスターミナルから舗装道路を歩いて、車止めゲートの前に咲いていた花で、ルドベキアという外来種。 
高山植物じゃないけれど、小さなヒマワリみたいで結構インパクトがあった。




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新穂高温泉から蒲田川左俣沿いの林道を4.5kmほど上流にあるワサビ平のブナ林で見つけた花。
キキョウ科のツルニンジン。
外側が白緑色で内側に紫褐色の斑点があるのが面白い。




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林道から左俣谷の右岸を行く小池新道は花盛りだ。 
ピンク色の細長いベル形をしたジャコウソウ(シソ科)




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こちらもシソ科の花だけど、、何だろう?
 



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もうひとつ、こちらもシソ科のミソガワソウ。 皆な似ているね。




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おや、変形したサクランボ? と思ったら・・ツリバナの実のようだ。 




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3枚の花弁が反り返り、象の鼻のように曲がった雌しべが特徴のミヤマホツツジ。




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アザミの花はトゲが痛いので好きではないが、ここのアザミは葉の切れ込みが浅く、トゲが目立たないタテヤマアザミ。




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背高のっぽのサラシナショウマ。




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この赤い2つの実は、トウヘンボク・・じゃなくて・・スイカズラ科のオオヒョウタンボク。




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やはりいました! 悪魔の植物トリカブト。




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標高約2300mの鏡池はほぼ森林限界である。
湖畔に生えているオオシラビソが湖面に反映している。
他にも、登山口からこの標高までに見られた花は、ヒヨドリバナ、クロトウヒレン、クルマユリ、ハクサンフウロ、ウラジロタデなどもあった。
鏡池から稜線にかけて植生も変わってくる。




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ウメバチソウは今が旬だね。




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秋の代表花、オヤマリンドウ。
トレイル脇には蕾のまま咲かずに枯れている株も結構ある。 おやま~ ( ◠‿◠ )




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アキノキリンソウもここでは小ぶりのミヤマアキノキリンソウかな。




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ウサギギクはもう枯れている株が多かったけど、ピチピチの株をみっけ!  




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Wow! なんて大きなミヤマシシウドの花。 150.png  まるで大輪のキクの花みたいだね。




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真っ赤なナナカマドの実がグリーンの葉と紺碧の青空に映えていた。




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ベニバナイチゴは鏡池から上の稜線や、五郎カールでも見られた。
大きな実は一見すごく美味しそうだけど、実際はまだ渋みが強い。 141.png




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こちらもイチゴだけど、地べたをはっているノウゴウイチゴ。 
実が生っていないのか?って・・美味しいので誰かが食べちゃったのかも・・ ( ◠‿◠ )クスクス
私は北海道の南暑寒岳に登った時に花を見たよ。 




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今回は久しぶりにハイマツの海を見た。 
稜線の西側斜面には高山帯のハイマツ低木林が広がっている。




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ハイマツの低木林の縁にはコケモモやガンコウランなどが生えている。
おや、ゴールドのキノコだ!  104.png




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双六岳(2860m)の砂礫台地では、トウヤクリンドウが広範囲で群生していた。




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ここまで多くのトウヤクリンドウを見たのは初めてだ。




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三俣蓮華岳から黒部五郎岳へ向かう稜線に咲いていたイワギキョウ。




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アオノツガザクラの実。 花は下向きなのに、実は皆な上を向いている。




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チングルマは、すでに花穂になっているものが多いが・・




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所々でまだ花も咲いている。
 



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ハクサンイチゲも咲いていた。
今年はこの花を上信越高原国立公園の平標山でたくさん見た。




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そして、ハイキングの目的地、黒部五郎岳(2840m)周辺は花の宝庫だった。




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黒部五郎岳の稜線ルートで見たセリ科の白花はシラネニンジンかな?




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ミヤマリンドウも多い。




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一際鮮やかなイエローの花は・・? う~ん・・高山の岩場に咲く小葉が3枚ってことでミヤマキンバイかな?




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ヨツバシオガマだね。




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五郎カールでは雪解け水がたくさんの植物を育んでいる。 ミヤマダイモンジソウ。




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モミジカラマツが清流の近くに咲いていた。




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ミツバオウレンもフレッシュだ。 
他にも花後ではあるがイワイチョウやコバイケイソウ、マイヅルソウ、ヒロハナユキザサ、ゴゼンタチバナ、タケシマラン、ミヤマダイコンソウなども見られた。
下山日は雨の中だったが、同ルートのピストンだったので、往路で見た花を再度チェックしながら歩いた。


本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆
 

私のこのトレイルへの評価: 5★ 中級者向け
距離:約18km/ 所要時間:休憩込で約10時間(黒部五郎小舎 6:00‐三俣蓮華岳‐双六小屋 9:30/10:00‐弓折乗越11:00‐鏡平山荘 11:45/12:20‐わさび平小屋‐新穂高温泉 16:00)
累計標高差: 約+520m / -1780m

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by dream8sue | 2017-09-06 23:24 | 中部山岳国立公園 | Trackback | Comments(0)

中部山岳 新穂高温泉から登る黒部五郎岳(後編)     Mount Kurobegorō in Chūbu-Sangaku NP

Tuesday, September 5, 2017
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北アルプスの懐深くに位置する黒部五郎岳へのハイキング2日目は、双六小屋から双六岳、三俣蓮華岳、黒部五郎岳の三座を登り、締めは黒部五郎岳のカールで遊ぶ。 
黒部五郎岳の稜線ルートは思っていたよりルート整備がされていて、中級クラスのハイカーなら問題なく歩ける。 
何よりカール壁の上を歩く爽快感は抜群だ。 
そして雪解け水の流れるお花畑の五郎カールはまさに自然庭園そのもの。 




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標高2550mの双六小屋の朝は、キリっとした空気に包まれている。




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双六小屋からは、朝陽を浴びながらハイマツの群落の中を急登して台地に出る。
ここから三俣蓮華岳へは、右に水平な巻き路、中腹を行く近道、左の稜線に出て双六岳を経由する3つのトレイルに分かれる。




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天気が良いので、展望のよい稜線コースに進む。
いきなりの不安定なガレ場?岩場?の急登で双六岳南稜?南東尾根?に上がる。




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双六岳の南稜に出ると南西方向に笠ヶ岳の秀峰が見える。 
笠ヶ岳ってこんなに綺麗な山だったのかと改めて思う。 




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双六岳南稜の広い稜線台地は、私のような凡人にはただの石ころのトレイルにしか見えないが、
実は砂礫の並び方など雪の凍結融解によって砂礫が動く寒冷な土地での独特な地形現象がみられる・・・らしい。 
なるほど~ 自然って面白いね。 




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トウヤクリンドウの群落を見ながら、緩やかな登りで双六岳(2860m)山頂に着く。 166.png 
山頂は360度の大パノラマが楽しめる。 110.png




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双六岳から三俣蓮華岳へ向かう稜線は、展望も良く、花も咲き、自然と心がウキウキしてくる。 169.png




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双六岳から広い稜線を少し降った所で、右(東)から中道からのトレイルが合流する。 




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さらに北へ進み2854mピーク(丸山)を登る。 
振り返り双六岳方面を見れば、双六岳のバックに笠ヶ岳が頭を出している。 
槍みたいでカッコいいね~ 




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東側には、本物の槍ヶ岳が逆光の中に黒いシルエットを浮かべている。




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2854mピークから水俣蓮華岳へ伸びる稜線の東側にはまだ残雪がみられる。




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双六岳から1時間強の登行で、三俣蓮華岳のピークに到着。  166.png
三俣というネーミング通り、ピークの東は長野県、北は富山県、南西エリアは岐阜県である。




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三俣蓮華岳からの展望は素晴らしい。
北側には北アルプスの庭園、雲ノ平から水晶岳や鷲羽岳が手の届きそうな距離に迫る。
眼下には三俣小屋がミニチュアの家のようだ。  




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三俣蓮華岳の展望を楽しんだ後は、黒部五郎岳のベースとなる黒部五郎小舎へ向かう。
三俣蓮華岳の道標に従って西側のハイマツ林のトンネルへ進む。




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三俣蓮華岳から西へ降ると、右へ三俣山荘方面へのトレイルの分岐がある。
ハイマツ林を直進して行けば、黒部五郎岳が真正面に見えてくる。




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右(北)側には雲ノ平の南面の尾根が、まるでスカートの裾のように黒部源流へ落ち込んでいる。  153.png




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雲ノの平の台地には雲ノ平小屋がポツリと建っている。  
この風景を見て、眼科のオートレフという視力検査機の赤い屋根の家を連想するのは私だけ?  ( ◠‿◠ )クスクス




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遠くから見た黒部五郎岳は隣の薬師岳と比べて見劣りがしたが、近くで見ると、なかなか立派な山容だ。  127.png
黒部五郎岳の東面はスプーンですくったようなカール地形になっている。 




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その黒部五郎岳の肩越しの遠くに見える山は白山だ。 いつか登ってみたいな~
  



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黒部五郎岳が真正面に見える丘の西側から、五郎平(カールの末端に広がる平野)へ一気に300mほど下降する。
流水溝のような岩床のトレイルで、大雨の時などは水が流れ込んでくるだろうな~と思いながら下降したが、翌日は見事にその通りになった。  
Oh My Gosh! ヒィィ((ll゚゚Д゚゚ll))ィィ!!!




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大下りして五郎平に建つ黒部五郎小舎に着く。 
秘境気分の味わえる静かな山小屋が今夜のねぐらだ。
まずはチェックインして、余分なに荷物をデポしてから黒部五郎岳へ向かおう。




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黒部五郎岳へは、東面のカール(五郎カール)に付けられたトレイルで登るのが一般的である。
が、今回は展望のある稜線ルートから登り、下山で五郎カールを通ることにした。




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黒部五郎小舎のキャンプ場の脇から灌木の沢筋に入る。
灌木帯はすぐに小沢の草原に変わる。




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小沢から石の多いガレをひと登りすると・・
“ここはチングルマの畑ですか!” というほどのチングルマの群落が現れる。 




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その先で黒部五郎岳から伸びる2518mの小ピークへ飛び出す。
稜線に出たら、しばらくはミヤマリンドウの咲きほこる緩やかな稜線歩きだ。




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穏やかな稜線は徐々に露岩の突き出た稜線へと変わっていく。




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稜線からは、東面のカール地形が一望できる。
ピークから切れ落ちているカール壁がすごい!   150.png




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カールの末端は五郎平と呼ばれ、五郎沢(黒部源流の一支流)へと大草原が広がっている。 
上級者向きになるが、五郎沢から本流を遡行して三俣蓮華岳の北側巻き路から五郎小舎へ戻るループも面白そうだ。

そういえば、昔、黒部源流(上ノ廊下)の遡行を計画して入山したが、台風のため高天原新道(その頃ですでに廃道化していてササの藪漕ぎなどのある不明瞭な路であった)の縦走に変更して、高天原から雲ノ平~水晶岳~野口五郎岳~烏帽子岳と縦走してブナ立尾根を降ったことがある。
憧れの黒部源流遡行はついにかなうことがなかったな~   (ノω=;)ぅぅ…




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稜線の左(南)側は、岐阜県側で双六川の源流を挟んで、笠ヶ岳や乗鞍岳、さらに遠くには2014年に火山災害のあった御嶽山までも見える。
あの噴火は今頃(秋)の出来事だったような・・亡くなられた方のご冥福を祈ります。




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トレイルは、カール壁の際をハイマツと岩場を縫うように高度を上げる。
途中ですれ違ったハイカーたちは、ライチョウと出会ったようだが、私達は残念ながら見ることはできなかった。 134.png




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そして、最後の岩場の登りをこなせば黒部五郎岳の山頂は近い。




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黒部五郎小舎から休憩無しの約2時間で黒部五郎岳(2840m)に到着。 166.png
可愛らしい地蔵と山名板だけが、岩だらけの山頂に置かれている。




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山頂からの360度の展望。 
東側には槍ヶ岳から穂高連峰の山並みがのぞいている。




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南側にそびえる笠ヶ岳が気になる。 
う~ん・・もう登るしかないな~  GO!!GO!!ヾ(>∇<*)o!!




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北側には鹿島槍ヶ岳や白馬岳、立山方面の山々が見る。

さて、下山はピークから左(北西)へ200mほど降った黒部五郎岳の肩(北西側へ太郎平への路が合流している)から、東側のカール壁に見えているトレイルを降る。




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黒部五郎岳の肩から、コバイケイソウの生えた斜面を降ると大小のボルダーが転がるカールの底に着く。
カール底に流れる雪解け水のせせらぎには、池塘やお花畑が広がっている。 Lovely!  110.png
ダイモンジソウにモミジカラマツ、ミツバオウレンもまだ咲いていた。   178.png




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五郎平へは右手のカール壁の下を右へ右へと行く。
先ほど歩いていた稜線は、このカール壁の上になる。 
壁の下はお花畑が広がっている。 178.png




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イワイチョウやイワカガミ、コバイケイソウの花期は終わっていたが、ここでもベニバナイチゴが真っ赤に実っていた。  178.png




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カールの中には個性的な岩塊がゴロゴロしている。 カミナリ岩は真っ二つ! 150.png 




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かつて日本が大陸だった頃(って、どんだけ大昔?)、このカールは氷河だったことに思いをはせる。
久しぶりに地球という惑星のエナジーを感じる山行だ。 
これも北アルプス最奥の地だからこそ感じる自然なのかもしれない。
もっとゆっくりと、いつまでも自然を体感しながら五郎カールに留まりたいが・・名残惜しい気持ちでカールを振り返る。

そういえば、もっとダイナミックな形での地球のエナジーを感じた場所があったな~
そこは生命体を寄せつけないような、まさにデビルしか住めないDevils Chair(悪魔の椅子)だ。





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五郎平までは、湿地帯の草原を降り・・




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ダケカンバの林を抜け、小さな沢をいくつか横切れば・・・




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今夜の宿である黒部五郎小舎が見えてくる。

2日間で出会った多くの高山植物は最後にまとめて記載してあるので、植物に興味のある方はそちらをチェックしてね。 109.png


本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆ 


私のこのトレイルへの評価: 5★ 中級者向け
距離:約11.5km/ 所要時間:休憩込で約9時間(双六小屋 5:30‐双六岳 6:40‐三俣蓮華岳 8:00/8:20‐黒部五郎小舎 9:40/10:10‐黒部五郎岳12:15/12:45‐黒部五郎小舎 14:20)
累計標高差: 約+800m / -1020m

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by dream8sue | 2017-09-05 11:37 | 中部山岳国立公園 | Trackback | Comments(2)

中部山岳 新穂高温泉から登る黒部五郎岳(前編)     Mount Kurobegorō in Chūbu-Sangaku NP

Monday, September 4, 2017
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北アルプスのほほ真中に位置する黒部五郎岳周辺は高山植物とカールの見られる美しい場所だ。 
今回は、そこへ黒部源流の最短ルートの小池新道から訪れた。 

初日は新穂高温泉から双六小屋(前編) 
2日目は双六岳、三俣蓮華岳、黒部五郎岳の三座を登る(後編) 
たくさんの高山植物は最後にまとめて記載する。(花編)




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<マイカーの場合>
北アルプスの岐阜県側の登山基地、新穂高温泉へ。
群馬県からは長野経由が一般的で、国道18号(または上信越自動車道東部湯の丸IC下車)で上田市から丸子町の三才山トンネル(有料)を越えて松本市へ入る。 
松本からは国道158号線で上高地方面へひたすら走る。
中ノ湯(上高地への釜トンネル入口)で安房峠道路(有料)に入り平湯IC口で国道471号線に合流し北上する。
しばらく山道を走ってから、奥飛騨温泉郷の大橋を渡り三叉路の “栃尾” の信号を右折して、県道を10分(約7km)ほど走れば新穂高温泉である。
無料パーキングは、観光案内所のあるバスターミナルより約1km弱手前、左側にある深山荘の隣にある。




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無料パーキングから新穂高温泉バスターミナルまで川沿いの道を歩き、観光案内所から橋を渡って蒲田川左俣沿いの林道に入る。
10分ほど舗装道路を歩くと、登山ポストのある車止めゲートがある。 
ここから約4kmの林道歩きでワサビ平のブナ林に着く。
途中には北陸電力の取水小屋があり、笠ヶ岳へ登る笠新道の登山口を左に見る。




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サワビ平では美しいブナ林を眺めながら、わさび平小屋で一休み。




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わさび平小屋から上流へ1kmほど歩くと、奥丸山方面へ行く橋(進入禁止のロープが張られている)の手前から左に入り、左俣谷の河原へ伸びるトレイル(小池新道)に入る。
ちなみに、奥丸山は蒲田川を左右に分ける中崎尾根上のピークである。 奥丸山から西鎌尾根の千丈沢乗越へ通じるルートがあるようだ。




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ヒヨドリバナが咲き乱れる河原からダケカンバやナナカマドなどの低木林の斜面に入る。
所々で岩礫の崩壊地などを横切り、木橋のかかる秩父沢へ向かう。




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小池新道入口から1時間ほどで秩父沢に着く。秩父沢の先で出合う秩父小沢で美味しい水を補給しておこう。




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その先の “イタドリヶ原” にはイタドリがいっぱい。
小池新道は弓折岳の稜線の東側なので冬の北西風がもたらす多量の積雪のため背丈の高い針葉樹は成長できない。
見られるのは雪圧に耐えられるダケカンバなどの低木林である。
さらに、雪が多くて低木も生えない谷筋や斜面は草木植物の世界である。
イタドリヶ原やシシウドヶ原などはまさにその見本である。




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イタドリヶ原の先の “シシウドヶ原” まで広大な草原の急な登りが続く。




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シシウドヶ原から右へ曲がり、弓折岳の東面に位置する鏡平へ向かう。
途中には “熊の踊り場” などの湿原がある。ここは雨で増水すると川になる。 ォォォオオ(・д・oノ)ノ!! 




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やがて、標高約2300mの鏡池に着く。 
休憩テラスにはベンチもあるので、ゆっくりとランチ休憩をしたい場所だ。




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槍ヶ岳から穂高連峰が湖面に映る光景は “amazing!” の連発だ。
 



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鏡池から100m先に鏡平山荘があり、山荘の周りにも小池や池塘がある。




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こちらの池には、弓折岳が反映している。 
これから登る弓折乗越へのトレイルも見えている。




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東側には槍ヶ岳が大きくそびえて見える。




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弓折乗越へは、山荘から一旦、西へ進み、中段まで登ってからスイッチバックして北へ登る。
中段から上は、トレイル脇にたくさんの高山植物が咲く明るく開けた登りとなる。




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鏡池から1時間ほどで弓折乗越に着く。
東面の景色が最高だ。 まさにこのルートは槍・穂高の展望台だ。
眼下には鏡池や山荘が小さく見える。




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槍ヶ岳の穂先をズームして見れば、北鎌尾根の西壁が圧巻である。




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稜線に出て南側に目を向ければ、抜戸岳から笠ヶ岳への稜線が続いている。




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双六小屋へは北の稜線を進む。
休憩用ベンチが置かれた “花見平” の砂地が現れる。 
名前が示す通り、周辺はお花畑である。




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槍ヶ岳と穂高連峰の雄姿を右手に望みつつ、足元の高山植物を愛でながらのラブリーな稜線漫歩である。
それにしても、こうして見ると槍穂の大キレットのギャップは本当に大きい。
先週、南岳まで迫っておきながら悪天でまだ大キレットを越えていないんだよな~





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右手東側のお花畑に対して、左手の西斜面にはハイマツの低木林が樹海を形成している。
これほどまでのハイマツの群落を見たのは久しぶりだ。




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花見平の先にある池塘群の周辺はナナカマドの群生地で、真っ赤な実を付けたナナカマドが見事であった。




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やがて、右手の稜線が迫って来る。 
双六小屋から槍ヶ岳へ続く西鎌尾根だ。
ちなみに、私は昔、積雪期に硫黄尾根から西鎌尾根に這い上がり、槍ヶ岳まで登っているので、西鎌尾根の半分くらいは歩いている。




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さらに小さなアップダウンがあり、鞍部には “くろゆりベンチ” が見えてくる。
くろゆりベンチと言うくらいだから、きっとクロユリが咲くのだろう。
まだ見たことがないが、いつか見てみたい、恋の花・・クロユリを。




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午後になり槍ヶ岳に霧が湧いてきた。




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そして、ようやく双六岳南峰直下の谷間に双六小屋が見えてきた!





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双六山荘が建つ凹角状の谷間は、かつて氷河が存在したと思われるカール地形である。
それにしても鷲羽岳が素敵すぎる!  ワ━(〃゚∀゚〃)━オッ♪




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小屋の前には双六池があり、高山植物の花園となっている。
コルなので風通りは非常に良い。 っていうか、寒い!
外は寒いければ、今夜は双六小屋に泊まってヌクヌクだ。 110.png

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私のこのトレイルへの評価: 5★ 中級者向け
距離:約13km/ 所要時間:休憩込で約9時間(新穂高温泉 6:00‐わさび平小屋 7:40/7:50‐秩父沢 9:15/9:45‐イタドルヶ原 10:30‐シシウドヶ原11:20‐鏡池 12:15/12:45‐弓折乗越13:45‐双六小屋 15:10)
標高差: 約1470m

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by dream8sue | 2017-09-04 17:59 | 中部山岳国立公園 | Trackback | Comments(0)