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渋川市 榛名山 オンマ谷の風穴と二ッ岳    Futatsudake in Mount Haruna

Tuesday, August 11, 2015
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榛名山は(はるなさん)は、上毛三山の一であり、昔から観光地として定評のある場所だ。また近年のパワースポットなる流行もので麓にある榛名神社が人気のようだ。

榛名山には、カルデラ湖である榛名湖を中心に榛名富士(1,390m)、最高峰の掃部ヶ岳(かもんがたけ:1,449m)、天目山(1,303m)、相馬山(1,411m)、二ッ岳(1,344m)、烏帽子岳(1,363m)、鬢櫛山(びんぐしやま:1,350m)などがある。更に外側にも水沢山(1,194m)など多くの側火山があり、複雑な山容をなしている。

そんな多くのピークの中で、二ッ岳(雄岳、雌岳の総称)は、適度な歩行距離で二つのピークに立てるお手軽なトレイルだ。また、風穴が多く夏でも涼しいという、まさに穴場だ。 

訪れるハイカーが少ない点も良い。ハイカーが多いというだけで暑苦しいからね。 003.gif

病み上がりの私でも歩ける静かで涼しい真夏の軽いハイキングにはうってつけだ。 034.gif




f0308721_22485831.jpgアクセス:二ッ岳登山口は、榛名湖の東、ヤセオネ峠(相馬岳登山口でもある)よりさらに東の山道を下ったところにある。

前橋からのローカルなアクセスルートはいくつかあるが、ここでは関越自動車道からのアクセスを明記しておく。

渋川伊香保ICで高速を降り、JR渋川駅前より県道33号線で伊香保温泉へ向かう。伊香保温泉街を通りぬけ山岳道路を上る。カーブが終わり直線道路に入る手前あたりがヤセオネ峠(バス停)である。

左折してバス停の北東の林道に入り、1kmほど下れば、オンマ谷パーキングがある。

高崎駅からのアクセスに関しては、榛名神社から榛名湖経由でヤセオネ峠に至る。詳しくは下記を参照してください。→ “高崎市榛名湖町 榛名山 榛名神社から登る相馬山 Harunasan in Takasaki, Gunma




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パーキング周辺は、 “オンマ谷風穴” という、いくつもの風穴が点在する場所で、夏は風穴から出る冷気により辺りには霧が漂っている。

風穴の前で、すぐにでも涼みたいところであるが、まずは時計周りで二ッ岳(雄岳、雌岳)を登り、下山ルートとしてオンマ谷を歩き、風穴でゆっくりと熱った身体を冷ますとしよう。

パーキング東側の涸れ沢に掛かった木橋を渡り、雄岳へのトレイルに進む。 070.gif




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トレイルは、雄岳の南面の山腹を西から東にトラバースしながら標高を上げて行く。

周囲は深い自然林の森で、しっとりとした湿度を保っている。




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トレイルには、ユウガギク、ホツツジなどの他に、レンゲショウマ(写真上)も咲いていた。 056.gif

日本でハイキングを始めた昨年、初めてこの花に出会い、なんて可愛らしい花なのかとすごく感動したことを覚えている。日本人ハイカーの間でも人気の高い花のようだ。




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だんだんと傾斜がきつくなり、大きな石がトレイルを覆うようになる。この石ころトレイルを登り切れば八合目で少し傾斜も緩やかになる。その先で雌岳へのトレイルが合流している。 042.gif




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八合目を過ぎたあたりからタマガワホトトギス(写真左)の群生があちこちに見られる。

他にもソバナ(写真右)やホタルブクロなどたくさんの草花が見られる。

夏の榛名山でこんなにも多くの高山植物が見られるとは正直、意外であった。 043.gif




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雌岳へのトレイルを右に見送り、さらに登ると、トレイルはやや北に方向を変える。

雌岳分岐から20分程度の登りで群馬テレビの電波塔に着く。 071.gif




f0308721_22584224.jpg雄岳山頂は、電波塔の西にある石祠が祀られた小ピークである。

山頂は狭く、足場が不安定な岩の上からは榛名富士や烏帽子岳の外輪山などが見える。

この日は、残念ながら視界があまり良くなかったが、クリアーな天気なら日光や谷川岳もみることができる。 034.gif




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目前には、相馬岳の雄姿が圧巻である。 072.gif




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山頂では、秋の季語である赤トンボが早くもお目見えだ。 043.gif




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雄岳の山頂は足場が悪いので、雌岳まで行って休憩するとしよう。

雌岳分岐まで戻り、分岐を左に曲がって、避難小屋まで行く。




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坂を降りきり、左に森林管理棟への路を分ければ、すぐに避難小屋が見えてくる。ここが雌岳への登り口である。




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ミズナラなどの自然林に木段が敷かれている。木段は濡れていると滑りやすいので気をつけて歩こう。特に降りの時はご注意あれ。 034.gif




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雌岳登り口から10分も登れば、雌岳山頂に着く。 066.gif 山頂にはホツツジ(写真右)の低木が花を咲かせて出迎えてくれる。 056.gif




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手前には、水沢山が見え、その麓には伊香保のスケートリンクも見える。水沢山の向こうには高崎、前橋の街並みが霞んでいる。

雌岳の山頂でランチ休憩したら、下山はオンマ谷に下ろう。




f0308721_2341996.jpg雌岳山頂から、避難小屋?という名のあずまや?まで同ルートで降る。

避難小屋から左に進みオンマ谷を目指す。




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避難小屋から少し行くと、左側に “屏風岩” とかかれた標識がある。

樹木と草の生えた屏風岩は、標識がなければ見落としてしまうだろう。

樹木の葉が落ちた秋から冬に歩けば、きっと屏風岩の雄大な岩壁を見ることができるのかな? 039.gif




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屏風岩からオンマ谷へ降る途中にある大岩の方が存在感がある。

ガンバレと書かれた大岩を巻くようにどんどん降る。




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途中には立派な木道もあり、よく整備されている。 
避難小屋から20~30分ほどで森林公園分岐に着く。
左に行けば森林公園、右に行けばいよいよオンマ谷だ。




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森林公園分岐から10分ほどの降りで、オンマ谷の底辺に着く。

ひんやりとした空気が肌に気持ち良い。トレイルがフラットになり、植生も変わる。




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オンマ谷のこの時期は、タマアジサイが満開であった。球形をした蕾だけ見るとまるでボタンかシャクヤクの花かと思えるが、開花を見ればまさしくアジサイの花だ。 056.gif




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さらに進むと、火山であったことを思わせる苔むしたゴロゴロした岩が多く見られるようになる。




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苔むした岩肌にはイワタバコの花がいたるところに咲いている。お初にお目にかかります。 029.gif

湿った岩壁に着生している姿は、私に庚申山で見たコウシンソウを連想させた。

でも、花は美しいのに何でタバコ?039.gif  タバコの葉を見たことは無いが、葉がタバコに似ているらしい。 045.gif

ところで、タバコの木を観賞用に栽培するのは違法ではないよね?苗とか売ってるの? 039.gif




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こんな地味な色の花も咲いてる。ムラサキタカネアオヤギソウ・・って、やや、ややこしい名前だ。紫なんかい!青なんかい!はっきりせんかい! 017.gif 041.gif




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珍しい草花に感動しながら歩くオンマ谷は、日本庭園のような造形美を感じさせる。ところどころに流れる小さな沢には、しっかりとした渡橋が設置されているので歩き易い。 071.gif




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f0308721_23262223.jpg今回の二ッ岳の主役は、なんと言ってもこのタマガワホトトギスだ。

トレイルの初めから終りまでこの花が咲いていた。 056.gif 056.gif

こんなにたくさんのタマガワホトトギスを見たのは初めてだ。 056.gif




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オンマ谷の先には、“まゆみの原” という、別名ヤマニシキギ(山錦木)とも呼ばれるマユミの落葉低木が群生している場所がある。

そういえば、先月行ったカヤの平高原では、コマユミという類似の木を見かけたな~。白い小さな花をたくさんつけていた。

→“上信越高原 カヤの平高原 ブナ林に眠る2つの湿原 Kayanodaira in Jōshin'etsu-kōgen National Park




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まゆみの原周辺にも、ソバナやサラシナショウマ(写真左)オヤマボクチ(写真右)など次々に花が現れて楽しい。 060.gif 043.gif




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足元にはタマガワホトトギスに良く似たヤマジノホトトギスを発見!




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そして、最後の石段を登ればオンマ谷風穴に着く。すぐ隣は登山口のパーキングだ。

オンマ谷風穴の案内板によれば、これらの風穴は、火山の隆起と冷却の過程において岩肌が裂け、全体的に隙間ができたものらしい。

古くは硫気を吹き出していた穴が、いつの頃からか、年間気温の変わらない風が吹き出すようになったようだ。

だからこの標高では見られない高山植物も多く、貴重な植物相を生み出しているんだね~。 027.gif 045.gif




f0308721_23181437.jpg私のこのトレイルへの評価: 4★ 初級者向け

行程距離: 約3.5km(オンマ谷パーキング‐雄岳‐雌岳‐オンマ谷‐マユミの原‐オンマ谷パーキング/風穴)

標高差: 約350m

実動時間: 約4.5時間 (休憩込み)

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by dream8sue | 2015-08-11 22:45 | 群馬県エリア | Trackback | Comments(0)