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富津市 鋸山南壁でクライミング     Rock Climbing at Nokogiri-South face in Futtsu, Chiba

Friday, December 15, 2017
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寒いのが苦手な私は、冬になると極端に運動量が減る。
何とか温かな場所でハイキングやクライミングができないものかと頭を悩ませる時期である。
定番の伊豆のクライミングとも思ったのだが、今回は南房総のローカルクライマーご用達の岩場、鋸山南壁に行ってきた。



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ここは有料道路(1000円/ 16:30でゲートが閉まる)からしかアクセスできない私有地で、
黙認ということで使わせてもらっているらしいので、極めてプライベートなゲレンデである。

よって、アクセスの詳細は控えることにする。
間違っても、料金所のおじさんに “岩場はどこですか?” なんて尋ねないでね。
O(*≧д≦)oナイショヨ!!  

写真は、有料道路(車のみ通行可で、バイクも歩行者も不可)の途中から見た南壁。



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有料道路の路肩パーキングエリアから5分で岩場に到着。
石切り場跡の広~い敷地からは、広~い太平洋が見える。



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オーシャンビューが素敵!   ヾ(o≧∀≦o)ノ゙♪♪♪
海無し県民は海を見ただけでテンションが高くなる。 102.png



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南壁は、石切り場跡の岩場で、岩質は砂岩なので、クライミングはすべてトップロープで行う。
浮島ロックガーデン、林間フェイス、スミレのフェイスなどのいくつかのセクションに分かれている。



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こちらは、崩壊でクライミング禁止のエリア。



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フラワーロックガーデンは高さがあり、看板ルートの “フラワーライン 12b” は35mもあるクラック。
ォォォオオ(・д・oノ)ノ!! 

当然、こんな大物には触ることなく、下から口を開けて見上げただけ。 105.png



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新参者は、まずこちらのスミレのフェイスから。
フェイスの右側から回り込んで、フィックスロープのかかる易しい岩場を登ればトップロープをセットできる。

右端の “大房岬 5.6” は人口の穴が掘ってあるので、インドアクライミング感覚で登れる。
中央フレークを使う、 “ハルナ 5.7”  などで砂岩の様子をうかがう。



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スミレのフェイスと左の林間フェイスを分けるカンテは、 “ギャングエイジ 10a” で中間部の処理が難しい。



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カンテのすぐ左の湿ったコーナーは、 “宇宙の旅 5.8” だが、上部のダブルクラックに行くまでが難しい。



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そして、林間フェイスの左のコーナーが、 “海辺のパラダイス 5.10b” である。
見栄えもするし、名前もラブリーだが、一番砂っぽくて目に砂が入ったりして不快だった。
中間部に掘ってある穴の位置が微妙で、ムーブが分からなかった。

これが砂岩ではなく、花崗岩だったらな~と思ってしまう。
足元には小さな花が咲き、午後からはスミレのフェイスにも陽があたり、暖かくクライミングができた。 174.png

最後に、この岩場をボランティアで整備してくださっている のこぎりクラブの地元クライマーの方々に感謝いたします。

この岩場の使用に関しては、いくつかの注意事項があるので、興味のある方は下段のコメント欄に連絡ください。
折り返し のこぎりクラブの連絡先をお知らせします。


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by dream8sue | 2017-12-15 19:09 | Rock Climbing | Trackback | Comments(0)

奥多摩の岩場訪問 越沢バットレス     Rock Climbing at Koizawa Buttress in Chichibu-Tama-Kai National Park

Sunday, November 19, 2017
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越沢バットレスは高さ80メートル、幅70メートルを誇るマルチピッチ主体のゲレンデである。
本チャンのトレーニングの場所としての色合いが強く、冬を前にした今頃は、アイゼントレーニングで登るクライマーの姿も珍しくない。

岩質はチャート?で硬く、部分的に鋭いエッジを持っているため、過去にロープ切断事故が起きているらしい。
リードに際しては、当たり前であるが、他の(フリーの)ゲレンデとは違い、残置のブロテクションなどの信頼度は低いのでカムなどで自作できる技術が必要だ。



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<公共交通の場合>
JR青梅線の鳩ノ巣駅から多摩川に架かる雲仙橋を渡って、林道を大楢峠方向に登る。
2kmほどで左に展望台があり、ここから越沢バットレスの全容が見える。
(マイカーの場合は、林道工事のため展望台の手前で通行止めとなっているので要注意)

展望台の左脇から越沢へ下るトレイルがあり、降りきった所に閉鎖された越沢バットレスキャンプ場がある。
キャンプ場から渓流沿いに吊橋などを渡ながら0.5kmほど下流に行けば右手にバットレスが頭上高く覆いかぶさるように現れる。

注意)2017年11月現在、上記の越沢バットレスキャンプ場からのアプローチは、法面崩壊で通行止めとなっているため、
下流にあるガーデンキャンプ場方面からの迂回路を利用となっている。




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越沢はとても美しい渓流なのでアプローチ路も楽しい。 177.png



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しかし・・迂回路となっているガーデンキャンプ場からのトレイルはメンテナンスがされていないらしく、
強度に不安を感じる怖い丸太橋などもあるので慎重に歩いてね。 149.png 



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迂回路からのアプローチで約20分、越沢バットレス基部に到着。
基部には東屋などもあり、バットレスの各ルートが一望できる。 150.png



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さて、登攀装備を身に付けたら、まずは一番人気の “第2スラブルート Ⅳ+(3P)” を登る。
基部から見上げた時に、一目で分かる滑り台のような外形斜面である。



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1P、登りだしていきなり、見ためよりも傾斜があることにビビる。
足裏に感じる岩の感触も、 “あれ、チャートって滑るのか!” って感じで、岩に馴染んでいない身体に緊張がはしる。



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2P 第2スラブルートというルート名ではあるが・・ “これってスラブではなくフェースでしょう!” って思ったのは私だけ?
(ここで、先行パーティーが詰まっていたので、待ち時間で第2スラブルートの左にあるルートを先に登った。)



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3P 2P目同様のフェース。 



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終了点には石仏?がいた。



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下降は、バットレス右端より50mラペル1回で降りられるようだ。



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第2スラブルートの渋滞待ちで登った “左ルート Ⅴ級” 
私はトップロープでトライしたが、上部の垂直のクラック部分が難しかった。 140.png



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第2スラブルートの右に平行して同じような滑り台傾斜の、その名も “第1スラブルート Ⅳ” がある。 177.png
今回はトライできなかったけれど、次回の機会があれば、ぜひ登ってみたいルートだ。



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ラペルラインの左を登る “右ルート Ⅳ+” もバットレスでは人気のルートである。 177.png
この日も多くのクライマーが取り付いていた。 
ラペルを2回に分けると、右ルートのアンカーをシェアしなくてはならないので、混雑時は要注意。 118.png



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本チャン(アルパインクライミング)の岩場というだけのことはあり、
ラペルしているクライマー(弱虫ペダルの坂道君似の笑顔の可愛い青年)を見ればアイゼンと手袋という冬壁登攀のいでたちである。

アルパインクライミングは、オリンピック種目の華やかなフリークライミング(スポーツクライミング)とは違って生死をかけたハードコアなクライミングである。
今時の草食系男子ばかりの日本で、こんな気骨な若者がいるなんて頼もしい限りである。
可愛い顔して、坂道君、素敵! 私も応援してるからね、頑張れ!  
ガンバ━━ヾ(o・∀・o)ノ゙━━ガンバ!!  

越沢バットレスは、プチ・アルパイン気分を味わえる、どこか懐かしい岩場だった。


アプローチのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆

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by dream8sue | 2017-11-19 22:59 | Rock Climbing | Trackback | Comments(2)

奥秩父 雨の小川山で避暑クライミング     Rock Climbing in Mount Ogawa in Chichibu-Tama-Kai NP

Sunday, July 23, 2017
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昨年からボチボチと訪れている小川山へ今年も恒例の避暑クライミングに行ってきた。 暑い下界からの逃避が第一目的だ。 小川山は高原レタスの産地で有名な長野県川上村にあり夏でもとても涼しい。 加えて、この日は小雨混じりの天気で寒いくらいの気温であった。 
  
正直な話、フリークライミングへのモチベーションはあまりわかない。 何故かな~?と考えてみた。 昔は結構入れ込んでフリークライミングをしていた時期もあったが、それでも12bが自己最高グレードだった。 そして長期アメリカ滞在などで10年以上のブランクと、帰国後の癌の治療で身体的衰えが生じた。 今さら頑張ってフリーが上達したところで過去のグレードを越えられるとは思えないし、戻すためにどれだけの時間を費やすのかと思うと気が遠くなる。 グレードに関係なくフリークライミングが楽しいという人は本当にフリーが好きな人だと思う。 元々私がフリーを始めたのはアルパインクライミングの技術向上の目的で始めたくらいだから、それほどフリークライミング自体が好きというわけではないのだろう。 

確かにフリークライミングにおける自己の身体能力への挑戦はアスリート感覚で楽しいし、それなりの充実感もある。 しかし、足元から切れ落ちた氷河の壁をノーロープでバイルとアイゼンだけでトラバースしなければならないようなアドレナリン全開の命を懸けたクライミングを体験してしまうと、アスリートでは物足りないのだ。 もちろん今の私はアルパインクライマーでも無いのでクライミングについて語ること自体がおこがましいのだが。

前置きが長くなってしまったが、下手くそな避暑クライマーもどきの私であるが、同行してくれた登れるクライマーたちの華麗な登りに心が躍る1日だった。 




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小川山へのアクセスは昨年の記事を参照してほしい。 → “奥秩父 小川山で避暑クライミング     Rock Climbing in Mount Ogawa in Chichibu-Tama-Kai NP”





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この日訪れたエリアは小川山屈指の三ツ星ルートがならぶマラ岩である。 前日にも激しい夕立があり岩場は濡れている。 乾いていそうなルートを探して、まずは “川上小唄 5.8” を登る。




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登れるクライマーたちはリードで登るが、私はトップロープ(TR)でもビビった!  ヒィィ((ll゚゚Д゚゚ll))ィィ!!!




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マラ岩から歩いて3分ほど上部にある “卒業試験 10b” をトライ中に小雨がばらつき岩が濡れてしまった。 




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私は隣の “センター試験5.8” をTRでトライしたが、ボルトに足が・・・足が・・・乗ってしまった。 (ノω=;)ぅぅ…




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マラ岩に戻って “レギュラー 10c” をTRでやらせてもらったが途中でギブアップ。 隣の “イレギュラー 10d” ではガイドがゲストを登らせていた。




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マラ岩の左にある妹岩の裏側に、思い出の “イエロークラッシュ12a” があるので見に行く。 とっても苦労してレットポイントした記憶がよみがえる。




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妹岩から下部にあるリバーサイドへ移動して “BUN BUN 11b” なるルートを登れるクライマーたちがトライ。 私は見ているだけで胸がいっぱい。 O(*゚∀゚*)oワクワク!  皆さん華麗でカッコいい~!
ということで、天気も悪いので午後3時には終了。 小川山は涼しいのでまた行きたいな~

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by dream8sue | 2017-07-23 06:33 | Rock Climbing | Trackback | Comments(0)

千曲市 冠着山の坊抱岩でクライミング     Rock Climbing at Bokodakiiwa in Chikuma, Nagano

Sunday, June 18, 2017
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妙義山の西大星や、西上州のメンベ岩を一緒に登った先鋭クライマーに誘われて、長野県千曲市の冠着山(かむりきやま)坊抱岩(ぼこだきいわ)でクライミングをしてきた。
冠着山には坊抱岩と涼み岩の2カ所の岩場があり、坊抱岩の多くが清水博氏によって1980年代に拓かれたルートである。 私も何度か清水氏に案内していただいた遠い記憶がある。 また、坊抱岩は尾根上にあるので岩場のトップからの展望も素晴らしい。




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<マイカーの場合>
通常は、冠木山北側にある “坊城平いこいの森(キャンプ場)” からアプローチするが、私達は南側の林道からアプローチする。 上信越自動車道、坂城ICより国道18号を長野方面に走り上山田温泉を目指す。 “戸倉上山田温泉入口” の信号を左折し県道498号線に入り千曲川(万葉橋)を渡る。 その先の “城山入口” の交差点をそのまま直進して山道に入る。 澳津神社の前を通って6kmくらい走ると 道路右手の斜面コンクリート防護壁がと切れた先にフィックスの張られた踏み跡がある。 が、入口が藪に覆われているので初めての場合はわかりづらいだろう。 路肩に2~3台駐車可。 (写真は県道からみた坊抱岩)




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いきなり急登でザレた斜面から針葉樹林帯の小尾根を行く。 少し登るとボルダー群が現れ、右手に涼み岩にトラバースする薄い獣道を見送る。 小尾根を登り詰めれば、県道から20分足らずで稜線(いこいの森方面からの登山道)と合流する。


 

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f0308721_17204581.jpg稜線は冠木山の登山道でもあり、ヤマツツジが満開で、足元には小さな花が風になびいていた。 

この花は何だろう? 一見ハコベのような? オオヤマフスマかな?  (?_?)





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登山道を左に5分も行けば、見覚えのある岩場が現れる。




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坊抱岩にはいくつかのエリアがあるが、まずは下地の良いAボルダーでクライミング。 短いが5.10クラスのグレードのルートがまとまっているので、登れるクライマーでもウォーミングアップに良いエリア。 登れないクライマー(私のこと)はここだけで1日遊べる。 GO!!GO!!ヾ(>∇<*)o!!




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坊抱岩の "ライジングサン10a"  これは見た目以上にかぶったフェイスを登るルートで、登れるクライマーいわく、 “カバばかりで快適に登れる” ・・らしいが・・Sueは・・ ヒィィ((ll゚゚Д゚゚ll))ィィ!!! 




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岩場からの景色は良い。 ただ、風通りが非常によいので曇りの日や気温の低い日に行くと寒い。 天気の良い日に行くべし!




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坊抱岩の前にあるヤマボウシの木が満開だった。




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看板ルートの “コズミックワールド11b” に触ってはみたものの出だしのボルダームーブができず一歩ものぼれなかった。 このルートは昔、坊抱岩で唯一私がレットポイントしたことがある5.11のルートだが、今となっては自分でも信じられないおとぎ話である。 
ちなみに、何でコスミックでは無くコズミック何だろう? カタカナ読みなら “コスミック” だし、英語発音なら “カズミック” だろ? 宇宙じゃないんかい! hahaha

下山しながら冠着山のもうひとつの岩場、涼み岩に寄ってみた。 ちょっと群馬の有笠山に似た感じのドっかぶりの岩場で、登れないクライマーには無縁のエリアだ。 
ともあれ、箸も持てないくらい前腕がパンプした感じは久しぶりである。 登れるクライマーのお陰で楽しいフリークライミングができた。感謝!

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by dream8sue | 2017-06-18 16:55 | Rock Climbing | Trackback | Comments(4)

高崎市 榛名山黒岩でクライミング     Rock Climbing at Kuroiwa in Mount Haruna, Gunma

Sunday, June 11, 2017
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群馬県の榛名山は上毛三山のひとつとして多くのハイカーに親しまれている山であるが、その南面には昔からクライマーがクライミングの練習に通う黒岩という岩場がある。 群馬で育ったクライマーなら知らないクライマーはいないはず。 もう2度と来ることは無いと思っていた黒岩に、気まぐれにハイカーの岩トレを目的に訪れることになった。

黒岩独特の細かくて固い岩の感触、懐かしさの中に漂う一抹の哀感は何なのだろう。 谷川岳や穂高の壁を登りたくて毎週のように仲間とトレーニングに通った遠い記憶。 そんな仲間たちも、ある者は家庭を持ちいつしか山から去っていった。 また、たぎる想いに突き動かされ高みを目指し、そして山で散った岳友たちもたくさんいる。 

1990年代のフリークライミングの勢威とクライミングジムの普及に伴い群馬のクライマーたちは高グレードの岩場を求めて二子山や有笠山へと通うようになり、いつしか黒岩は忘れ去られた。 2000年代になると金と時間のある中高年登山者がガイド登山をするようになる。 かつて命を懸けて山と向き合っていた岳人たちの汗と涙が染みついた岩は、今はガイドや登山道具店の講習会などの金儲けの場と変わっている。  




f0308721_20334087.jpg黒岩は、榛名山の南側から榛名湖畔に上る県道28号線で湖畔から4kmほど手前の山腹にある。 
28号線を登って行くとヘアピンカーブの先に木立の間から黒岩の岩壁が見えるだろう。 
カーブの手前左側に10台ほどパーキング可能な路肩がある。 
週末は結構な数のマイカーなので、早めに行くことをお勧めする。




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感傷に浸っている暇があるなら練習しろ~ぃ! ということで、まずはピラミッドフェース(練習岩)で岩に慣れよう。 




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ランチの後は西稜、ヤンキー稜、西18番ルンゼ(ともに入門ルートでⅣ級程度のグレード)などに取り付く。 (写真は西稜の上部)




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ヤンキー稜の取付き。 壁の途中に蛇がいてびっくり!(゚д゚)!




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各ルートの終了点からはラペルで下降。 (写真はヤンキー稜のテラスからのラペル)

黒岩は私をセンチメンタルにさせる。 しかし、私の哀愁などお構いなしに、登るクライマーの年代や目的がどう変わろうと、黒岩は今日も変わらずにクライマーにその黒い岩肌を開いている。 谷川岳が私をクライマーとして強くしてくれた父なる岩場だとすれば、黒岩は、どんな時も(今はハイカーだけど・・)優しく私を迎えてくれる母なる岩場だ。  ちなみに、私が黒岩を訪れたのは、この日が11年ぶり、通算239回目であった。

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by dream8sue | 2017-06-11 20:31 | Rock Climbing | Trackback | Comments(4)

下仁田町 星穴探検隊が行く初冬の妙義山     Hoshianadake in Mount Myōgi, Gunma

Wednesday, December 16, 2015
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高山植物の枯れる秋から冬にかけては、お花見山行ができない分、どうしてもスリルのある岩場山行になってしまう。群馬在住の私にとって、身近な岩場の山といえば妙義山だ。

日本三大奇景で有名な妙義山は、石門などに代表されるようなアーチや穴空き岩も多い。そこでかねてから気になっていた星穴めぐりに行ってきた。星穴めぐりといっても、石門めぐりのようなハイキング気分で行ける場所ではない。 046.gif

星穴岳(1,073m)までは昔は登山道があったようだが、それも45年ほど前におきた悲惨な遭難をきっかけに廃道となり、現在は登山禁止となっている。加えて、星穴(射抜き穴&むすび穴)は、稜線からラッペル(懸垂下降)で2ピッチほど下降しなくては行けない場所にある。まさに気分はインディアナ・ジョーンズ、探検山行だ。 060.gif

注意:このルートは一般ルートではありません。 必ず経験者(読図や登攀のできるレベル)やガイドと同行してください。 また入山に際しては自己責任であることを肝に銘じ、万が一の事態にも自分たちで対処してください。



f0308721_1303378.jpg<マイカーの場合>登山口となる中之獄神社までは9月に登った石門めぐりと同じなので、そちらを参照してほしい。→ “下仁田町 妙義山 石門めぐり Mount Myōgi in Shimonita,Gunma”





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中之獄神社の赤い鳥居をくぐり、品のない日本一大きな大黒像を見ながら境内奥にある急な石段を登る。 070.gif




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石門めぐりルートの逆コースになるので、中之獄神社から右へ進み、 “見晴台・第四石門方面” の道標に従って、石段のトレイルをひたすら登る。




f0308721_2503838.jpg登山口から30分ほどの登行で見晴台に着く。 042.gif

一休みしながら登攀具などを身に着ける。

見晴台からは石門群へ続くトレイルを右に分けて、さらに北に進む。

すると、“ここより上級者コース” と書かれた立て看板があり、りっぱな注意書きの標識もある。

“ザイル等装備のない方、登攀技術のない方は立ち入らないでください。” と書かれてある。

ここまで警告してあれば、さすがに一般ハイカーは入山しないだろう。 039.gif




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石門分岐から30分ほどで中ノ岳(中之嶽とも書く)と西岳とのコルに着く。コル直下では真新しいクサリが設置されたルンゼを登る。 009.gif




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f0308721_1422910.jpg星穴岳方面へは、コルから左(西)のトレイルに進むが、ここもロープが張られ、“この先は危険、入るな!” と書かれている。 029.gif

このロープをまたぎ、西に進む。 070.gif

さあ、探検の始まりだ! 061.gif 060.gif

岩峰の基部をトラバースしながら高度を上げていく。

振り返れば、金銅山の岩峰群が東側に広がる。 005.gif

ちなみに、金銅山には東岳、中ノ岳、西岳があり、これから向かう西岳は金銅山の一角といえる。




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星穴岳の前に、まずこの西岳を登らなければならないが、西岳ピークへは2つの岩場を越えて行く。

コルから20分ほどで最初の岩場に着く。Ⅲ級程度の短い岩場にはペツルのボルトが打たれている。

近年、星穴めぐりは、山岳ガイドのツアーが盛んで、ガイドがルートを整備しているようだ。ありがたく使わせていただこう。 040.gif

今回、我々は6人で3本のロープを用意した。3本のロープをフル稼働させて、ルート工作隊が先行し要所でフィックスしたり、ラッペルポイントでロープをセットしたりして、星穴岳まで休むことなく前進した。 070.gif





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最初の岩場を超えた場所からは、すでに素晴らしい景色が展開していた。 072.gif




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巻いてきた岩峰ごしに見える南面の景色。金鶏山の先には安中市、高崎市の街並みが見える。




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岩峰の基部にも、石門群の岩場が足元を固めるかのように取り巻いている。




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西岳直下の2つ目の岩場への途中には、プチ蟻の戸渡りのような短いナイフリッジがある。フィックスロープが張られているが、使用に関してはあくまで自己責任で。 034.gif




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西岳直下の岩場に、メンバーがルート工作している。この岩場にもしっかりしたペツルのボルトが打たれている。 040.gif

易しい岩場であるが、落ちれば致命的なので、ロープをフィックスして、各自はアッセンダーやロープマンなどでセルフビレーしながら登った。 034.gif




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西岳のピークに着くと、眼下に星穴岳の岩峰群が現れる。なんとも迫力のある眺めだ。 005.gif 072.gif

本当にこんな岩峰群の中にルートがあるのか!って、いうか、昔は確かに登山道があったのだよねぇ~ 008.gif

正直、この景色が見られただけでもここまで来た甲斐があった。もう満足。 043.gif



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西岳のピークから北側には谷を隔てて裏妙義の丁須の頭から赤岩への稜線がよく見える。その奥に見えている青いシルエットは鼻曲山浅間隠山のようだ。




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さて、西岳で展望を楽しみ、一抹の不安と期待感に浸ったところで、先を急ごう。

西岳ピークからは北側の泥ルンゼを降る。残置ロープなどはあるが、濡れた泥ルンゼは足場が非常に悪いのでラッペルで降る。

泥ルンゼを降り切った所から星穴岳へ続くトレイルがやや分かりずらい。 039.gif ラッペルでルンゼを降り過ぎてしまうと東側の尾根へのトラバース路を見落としてしまうので要注意。 034.gif

そして、このトラバース路も濡れていて悪い。 008.gif 北面ということもあり、気温が下がると凍っていたりして悪場感が増すだろう。今年は11月、12月が暖かでラッキーだった。 045.gif




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東の尾根からさらに急な藪の斜面を降り、星穴岳手前の二連の岩峰の南側をトラバースする。




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フィックスロープがあるが、信用できないのでここでも自分たちでロープをフィックスした。




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途中に目印になる狭い洞窟がある。




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洞窟からさらに、二連岩峰の西側に回り込むように岩壁をトラバースしていく。左側には星穴岳からのびる3兄弟のような針峰群が見える。




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明るい南面の岩場にはたくさんのイワヒバ(別名、岩松ともいう)が群生していた。 005.gif




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トラバースを終え、マツの木の生えるⅢ級の岩場を登ると、幅が50㎝くらいしかないナイフリッジにでる。ここは、2連岩峰と星穴岳とのコルであり、射抜き穴への下降点でもある。




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ナイフリッジからは、南側に3兄弟の針峰が眼下に見える。 072.gif




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東側には巻いてきた2連岩峰と、バックには表妙義主稜線の相馬岳が見える。




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星穴探検の前に、星穴岳のピークに登りランチタイムとしよう。 070.gif

星穴岳へは、10mほどの傾斜のあるⅢ級の岩登りとなる。両サイドが切れ落ちた高度感のあるリッジなのでロープにセルフを取りながら安全第一で登る。 034.gif




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星穴岳のピークは、東西に長いナイフリッジの岩峰で、西端に手作りの山名プレートがあった。

無駄のないルート工作のお陰で、登山口から3時間で星穴岳まで来ることができた。 070.gif 040.gif




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西側にはさらに針峰が連立している。 072.gif




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北側にも顕著な岩塔が見える。おそらく昔の登山道(星穴新道)があるP3の岩峰と思われる。星穴新道は、この岩峰の基部を巻いて裏妙義の妙義荒船林道(国民宿舎側)に続いていたようだ。いつか機会があったらトレースしてみたい路だ。 043.gif 045.gif




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それにしてもこのP3(と思わしき岩塔)は、USA(オレゴン州)のスミスロックの岩場にあるモンキー・フェースによく似ている。 005.gif

昨年の今頃、西上州のじじばばの岩峰を見に行った。その時に、ばば岩を西上州のモンキー・フェースと比喩した。でも、ばば岩以上にこのP3は形といい、大きさといい、まさに西上州のモンキー・フェースだ。 045.gif




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狭い星穴岳では、横並びになってランチを食べた。 063.gif そして、後半はいよいよ射抜き穴とむすび穴への探検だ。 060.gif 070.gif

星穴岳からの下降はラッペルが無難だ。 049.gif




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ナイフリッジの下降ポイントまで戻り、ここから25mのラッペルで射抜き穴へ降りる。この下降点は射抜き穴の真上なので南側、北側のどちらサイトからでも射抜き穴には降りられるようだ。が、残置スリングの状態から南側から降りるのが一般的のようだ。




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この25mのラッペルは途中から空中懸垂となる。ラッペルの途中から下を撮影。




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久しぶりの空中懸垂! 060.gif




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空中懸垂の着地点は、岩場の基部から6、7mくらい離れる。が、そこは絶壁の淵なので足場が悪い。先に降りたメンバーがロープを引いて岩壁基部に引き寄せてくれた。

25m懸垂という情報で、50mロープ1本を使用するパーティーもいるようだが、このような安全対策のためにも、また不測の事態に対処するためにも、ここのラッペルは50mのダブルロープで行ったほうが良いだろう。 049.gif




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射抜き穴は、むすぶ穴より小さく高さ3mくらいかな?



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射抜き穴の南側には、星穴岳では眼下に見えていた3兄弟の針峰が、眼前にとても近くに見える。

岩稜帯から離れた、こういった針峰は地形図には表記されないので、実際に目のあたりにして初めて地形や岩峰の位置関係が把握できる。




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続いてむすび穴へは、射抜き穴の右(東)にある下降点から45mのラッペルとなる。下降支点は壁と立ち木の2か所にある。




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稜線から落ちている壁の全容。45mラッペルは壁の中間部からの下降となる。 005.gif




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降りながら上を撮ってみた。ここの岩壁にもイハヒバがたくさん生えていた。

この右のトラロープは岩壁の途中で切れている。下降点では下部まで見えないので、このロープはどこかでフィックスされているのかと勘違いしてセルフビレーなどに使ってしまう可能性があり大変危険と思われる。このようなトラロープならぬ、トラップロープであると知っていたら、下降点で回収なり切断処理しておくべきだった。これを読んだガイドやクライマーの方、このロープは危険です。回収、または切断してください。 040.gif




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さて、むすび穴へは、着地点から西側の落ち葉の詰まったルンゼを登る。




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ルンゼから左の尾根の南側を詰めれば、むすび穴の縁が見えてくる。




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むすび穴下部の岩場を登り上がると、いきなりむすび穴の穴の中に立つ。 066.gif

むすび穴からは、威容を誇る表妙義の岩稜が映っている。 岩穴が額縁となってバックの景色を引き立てていた。 072.gif





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新緑や紅葉の頃も良いだろうが、こうして岩の形状がくっきり露わになる時期だからこそ、地形が創る不思議なまでの絶景を味わえるのかもしれない。 045.gif

なかなか目にすることができない景色を前に、立ち去りがたい思いを断ち切って下山にかかる。




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下山ルートは、いったん45mラッペルの着地点まで戻り、南側のガレたルンゼを降る。

ルンゼはフィックスロープがベタ張りになっているが、浮石も多いので落石をしないように慎重に降ろう。 002.gif 034.gif




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尾根を越え、山腹を東にトラバースしながら進む。赤と黄色のダブルテープに沿って行けば中之獄神社まで導いてくれる。下山はルートファインディングが難しいと聞いていただけに、拍子抜けしてしまうほど分かり易いトレイルだ。

結び穴から30分ほどの下降で尾根筋にある炭焼き窯の跡と思われる場所にでる。良い目印ではあるが、樹木の根元に隠れるように存在しているので見落としやすいかもしれない。 039.gif




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とにかく東へ、東へと進み、大岩の南をトラバースしたら尾根を右に降る。さらにフィックスロープがセットされた急な尾根を左に降れば中之獄神社のすぐ西の沢に出られる。 070.gif




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フィックスロープが張られた急な尾根から沢に降りる。落ち葉が滑って歩きづらいのでフィックスロープがありがたい。 040.gif 涸れ沢を少し下れば中之獄神社の境内まではすぐだ。




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時間が許すなら、中之獄神社の上(北)に位置する“轟岩”に寄っていこう。神社へ向かう涸れ沢の左手から合流している踏み跡に入り、岩塔の下部を右にトラバース気味に登れば大きな石祠のあるリッジにでる。そこから南に君臨している岩塔が轟岩だ。狭い岩場から一段上に登り短い鉄ハシゴを登ればピークに立てる。 049.gif

轟岩は標高こそ低いが、その展望は素晴らしい。ここは、有名な石門群の陰になってしまい訪れる人も比較的少ないが、中之獄神社から近いので一般ハイカーでもアプローチし易いと思う。ただし、岩場なので足回りは適した靴で登ること。もちろん高い所が苦手な人はNGだね。 034.gif




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ピークに立つと、まず目に飛び込んでくる景色は、南側の中之獄神社とパーキング、そしてその先の西上州と奥秩父の山並みだ。 072.gif




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右回りで西側へ顔を向ければ、西上州の山々と、遠くには荒船山の特徴的なフラットな稜線が見て取れる。こうして見ると、本当にテーブルマウンテンだな~。 045.gif



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北側には、先ほどまで居た星穴岳の針峰群が見える。




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そして、その東延長には表妙義屈指の岩壁をもつ鷹返しなどがある主稜線の岩峰が続く。 005.gif 072.gif 004.gif




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県道を挟み、南東にはこちらも登山禁止となっている筆頭岩から金鶏山の稜線が見える。

轟岩から中之獄神社までは0.2kmの距離なので下山は10分とかからない。

星穴めぐりは、探検気分を味わえる楽しいルートだった。




f0308721_2365992.jpg今回のルートは、クライミングに慣れたリーダーとならハイグレード・ハイキング(バリエーション・ハイキング)とも言えなくはないが、クライミングに近い内容なので、私のブログではClimbingカテゴリーに分類した。

登りより危険が伴う降り中心のルートであり、体力や健脚自慢だけでは太刀打ちできない難しさがある。岩登りやラッペルといったクライミング要素は確かに濃い。しかし、そのようなテクニカルなこと以上に(実際、岩登りはⅢ級程度と易しい)、岩場における注意力やルートファインディングスキルが重要だ。そのような言わば実践テクニックの低いハイカーは安易に入山すべき場所ではない。 034.gif

それでも訪れてみたいハイカーはお金を払ってガイド登山すべきだ。しかし、何度も言うようだが、最後は自己責任であることを忘れずに。ガイドや行政は、サポートはしてくれるが自分の命まで守ってはくれない。“自分の命を守るのは自分”ということを肝に銘じて行動しよう。これは私自身にも言い聞かせていることで、けっして上から目線で言っている訳ではないので誤解のないように。(^_-)-☆ 040.gif



私のこのルートへの評価: 5★ 上級者向け(岩登り、懸垂下降あり)
行程距離: 約4km(中之獄神社‐見晴台‐中之岳とのコル‐西岳‐星穴岳‐射抜き穴‐結びあな‐轟岩‐中之獄神社)
標高差: 約350m
実動時間: 約6時間 (休憩込み)

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by dream8sue | 2015-12-16 01:15 | Rock Climbing | Trackback | Comments(2)

小鹿野町 二子山上級コースから空中散歩     Mount Futago in Ogano, Saitama

Sunday, December 6, 2015
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紅葉は終わってしまった12月初旬、せめて岩場のスリルを楽しめるルートとしてニ子山の稜線歩きに行ってきた。 070.gif

二子山は、石灰岩の岩峰で西岳(1,165.8m)と東岳(1,122m)から成る双耳峰である。岩峰ということで昔からロック・クライミングのゲレンデであった。また、岩峰基部は最大斜度135度というオーバーハングを有し、1980年代のフリー・クライミングブームからは日本を代表するフリー・クライミングエリアとしても人気が高い。

私も現役クライマーだった頃には毎週のように通った場所であるが、最後に訪れたのはいつだったか思い出すこともできない。年数以上にとても遠い記憶のような気がする。 039.gif




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<マイカーの場合>群馬県側からは462号線(十石峠街道)で神流町に入り、神流町役場から約4.5kmほど西にある “青梨集落” から股峠に通じる林道に入る。林道はカーブの続く急な道で、途中で合流する2つの分岐は、どちらも右折すればニ子山の北側にある股峠登山口に着く。青梨集落から約9kmほどの距離である。

10台ほどのパーキングはすぐにいっぱいになってしまい、路肩駐車の列ができる。この時期のこの光景は昔とまったく同じである。なぜならば、石灰岩の岩場なので春から夏は岩からの染み出しが多くクライミングに適さない。岩が乾く秋から冬にかけてがニ子山のクライミングシーズンなのだ。 049.gif




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登山口から双峰の股にあたる股峠へは10分もかからないで着く。このあたりはニリンソウの群生地らしい。知らなかった!

股峠は十字路で左は東岳へ、右は西岳へ、直進(南側)すれば昔からの登山口がある坂本方面へ続く。




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まずは股峠から東岳を目指す。ガレた急斜面を登る。

ハイカーよりもクライマーの方が多い時期なので、パーキングの混雑ぶりほどハイキングトレイルは混まないだろう。ただ、トレイルすべてがヤセ尾根なので団体パーティーと出くわすとすれ違いが大変だ。 009.gif




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樹林帯からすぐに岩場の登りとなり、足場の悪い岩場にはクサリと人工スタンスが設置させている。




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岩場を登り切ると、西岳の岩峰が眼前にそびえる。西岳は東西に長い岩稜を有する岩山で東峰、主峰、西峰という3つのピークがある。見えているピークは東峰である。上級コースと呼ばれるルートは、この側壁の中を登るようだ。 005.gif




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まずは東岳であるが、東岳ピークまでは岩稜の北側についた踏み跡をたどる。




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20分も岩稜帯を行けば、新しい山名プレートが掛かった東岳ピークに着く。




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東岳ピークの東端の岩頭からは西上州や奥秩父の山々、遠方には関東平野、筑波山なんかも確認できる。 072.gif




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北側の西上州方面の景色 072.gif




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南側の奥秩父方面の景色。トンガリピークがいっぱい!両神山赤岩尾根大ナゲシ、大山、天丸山、帳付山諏訪山、遠くに見えるのは御座山あたりかな?

さて、東岳で展望を楽しんだら、一旦股峠に戻り西岳へ登ろう。岩場の事故は登りよりも降りで多発している。下降は慎重にね。 034.gif




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股峠から西岳へ向かう。スギ林のトレイルから左の自然林へ進む。落葉で埋もれた踏み跡は見失い易いので気をつけよう。 034.gif

岩場が近づくと上級コースの案内板がある。 “危険を感じたら引き返す勇気を” って書いてあった。この看板を書いた人は、クライマーではない気がする。

Facebookで誰かがつぶやいていた “引き返すのに勇気はいらない” と。同感だ。それって勇気なのか?っていつも思っていた。登り続けるほうがよほど勇気がいるよ。って思うのは私だけ? 041.gif

続いて上級コースにあったクサリを撤去した理由が書かれた看板がある。善意で私財をかけてクサリを設置したが不評に付き撤去したらしい。何だかお気の毒なことで。 003.gif 040.gif




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その上級コースと呼ばれている岩場の取付きはここから。 009.gif




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う~ん、確かに傾斜はある。でも、ホールドもスタンスもしっかりしているので、上級者と呼ばれるハイカーなら登れるだろう。岩登りグレードでⅢ級程度だ。さあ、ここで問題は、自分が上級ハイカーなのか否かの判定だ。これも自己申告、そして完全自己責任だということを肝に銘じよう。 034.gif

クサリがあろうが無かろうが、こんな危険な岩場を登る時点ですべて自己責任だよ。それは仮に行政が設置したクサリを使って、クサリが切れたとしても、クサリなんぞに命を託したハイカー各自の責任だと思う。

私はいつも、 “このクサリは切れるかもしれない” と思いながら、クサリは補助程度と考えて登っているよ。 “弁当と命は自分持ち” って先輩から教わりませんでしたか? あ、最近はガイドにお金を払って命を守ってもらう人ばかりだから、何かあればカイドを訴えればいいのか~、でも、ガイドも人間だからね~。。3Dのエベレスト観たでしょう? カイドも自然の前では無力だよ。 044.gif 045.gif




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しかし、自己責任ではあるが、Sueスーの背中がスースーするような高度感を背中に感じる。って、スーを連発してる場合ではない! 008.gif 041.gif

ずいぶんと長いな~って感じるけど、たった50mだ。そう、ロープ1本分よ。クライマーはロープ1本分を1ピッチという。1ピッチをフリーソロしているようなものだ。そしてそのラインはこんな感じかな?⇒(写真右)




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四足歩行は50mで終り、上級コースの上部は傾斜も緩み二足歩きとなる。振り向けば東岳がすでに眼下になっている。




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そして、西岳の東峰に立つ。右のほうには西岳主峰と、そのきれ落ちた絶壁が目線の先に広がっている。 072.gif

東峰の南の絶壁が “ニ子山西岳中央稜” と呼ばれるロック・クライミングのルートである。私も数十年前の岩登り初心者の頃、マルチクライミングのデビューはこの中央稜であった。 039.gif




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主峰へ向かう稜線から左下を見下ろせば、ローソク岩があんなに低く見えている。




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稜線歩きは、まさに空中散歩の気分。 060.gif




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岩頭を右に左に巻いて進む。平気な顔して岩壁をトラバースしているけど、踏み跡の幅は1mも無いよ~!




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西岳主峰には立派な標識と、三角点がある。四角なのに三角点とはこれいかに? 041.gif




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主峰から西峰へ向かうナイフリッジ。 005.gif 025.gif




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紅葉はすっかり終っているが、枯木をまとった岩稜も、岩がむき出しになって迫力があり悪くない。 043.gif




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逆層スラブのナイフリッジを行く。 070.gif 060.gif




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西峰を通過し、下降点へ向かう岩稜帯。視界の先には、叶山の石灰岩採石場の哀れな姿が見える・・なんて感傷的な表現をしてしまったが、セメントの原料である石灰岩はダムや橋や道路になって私達の生活に溶け込んでいる訳だから、有難く使わせていただこう。 040.gif
自然破壊を肯定している訳ではないが、(むしろ私は自然愛好家と自負している)文明の恩恵にあずかっていながら、単純に自然破壊を嘆くのは、人間のエゴではないかと思う。 039.gif




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大きなギャップを下ったところにクサリがかかっている。南面への下降点である。

写真で見るとたいしたことがないように見えるが、実際は垂壁でスタンスが少なく、着地点までが遠い。でも人工スタンスがここにも打ってあるので助かる。 040.gif




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クサリ場から、ガレた斜面を下りきれば、大岩のある樹林帯にでる。

ここからハイキングトレイルは、南の魚尾道(よのおみち)峠まで降ってから東に登り返すようなので、魚尾道方面には行かず、すぐ左の踏み跡を追う。西岳の岩壁基部をトラバースする、いわゆるクライマー路というものだ。ハイキングトレイルほどしっかりした踏み跡ではないが、赤テープもたくさんありローソク岩まで導いてくれる。




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クライマー路を10分ほど東に進むとローソク岩に着く。見上げれば西岳の南面岩壁が屏風のように頭上に広がっている。 005.gif




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ローソク岩からさらに下り、中央稜取付(赤いドラム缶があった)を通り、スギ林を過ぎる。 機会があったら死ぬまでに、初心者当時に登った中央稜を登ってみたいな~ 045.gif

スギ林を抜けると、祠があるから “祠エリア” と呼ばれているフリークライマー御用達エリアに着く。懐かしい場所だな~。
しかし・・若いクライマーがいない!中高年クライマーばかりだ。最近の若者はボルダー専門でロープを使うクライミングをする若者は少ないようだ。

リスクの多いアルパインクライミングに熱い想いをたぎらせ、お手軽なスポーツクライミング全盛期を苦々しい気持ちで過ごしてきた私としては、そのスポーツクライミングでさえ高齢化となり、若者はもっとお手軽な(ロープやデバイス不要の)ボルダー全盛期になっている現状は実に複雑な心境である。これも時代なのかな~ 002.gif

祠エリアから股峠までは5分の登り、さらに5分で登山口のパーキングまで戻れる。




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体力的には楽であるが、終始岩場の登り降りにナイフリッジなので、緊張感の続くハイキングとなる。特に風の強い日のナイフリッジや、降水直後は石灰岩は非常に滑り易い岩質なので注意してほしい。 034.gif

山頂はもとより稜線からの展望も素晴らしい。岩場好きなハイカーならこの時期でも十分楽しめる。むしろ樹木が枯れていて高度感が増して良い。 049.gif

Additional な楽しみを求めるなら、やはりカタクリやニリンソウが咲く4月中~下旬、ヤシオツツジの4月中旬~5月中旬、秋の紅葉時期がお勧めだ。 049.gif



私のこのトレイルへの評価: 5★ 上級者向け

行程距離: 約3km(股峠‐東岳‐上級コースから西岳‐ローソク岩‐祠エリア‐股峠)

標高差: 約200m

実動時間: 約4.5時間 (休憩込み)

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by dream8sue | 2015-12-06 18:24 | 埼玉県エリア | Trackback | Comments(0)

南牧村 岩と藪の迷宮ルート桧沢岳北西稜       Hisawadake in Nanmoku, Gunma

Sunday, November 29, 2015
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今年は、西上州の藪岩ルートを何本か登った。6月に碧岩西稜、10月に大ナゲシ北稜と、奥秩父の赤岩尾根

そして、今回訪れたのは南牧村にある桧沢岳北西稜だ。高度感のある岩稜ルートでルート後半の岩壁は手ごわい。岩壁を避けてトラバースに逃げたら迷宮に迷い込んだ! 005.gif




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<マイカーの場合>北西稜の取付きである椚橋と、下山口の大森橋(桧沢岳登山口)は徒歩2時間弱かかるので、カーシャトルすることを強くお勧めする。 049.gif

何度と無く訪れている南牧村。国道254号線(上信越自動車道下仁田IC下車)から南牧村に入る。
“道の駅オアシスなんもく” から2km弱走ると磐戸橋がある。橋のすぐ左の旧道に入り、坂を登った左にある “南牧村活性化センター” に1台を駐車する。

下山口の大森橋へは、南牧村を走る県道45号線と県道93号線の分岐である “桧沢大橋” で直角に左折して川を横ぎり、上野村に通じる湯の沢トンネル方面に走る。湯の沢トンネルの手前のヘアピンカーブの橋の手前を左の林道に入り、約2.2kmほど走れば大森橋の掛かる三差路に行き着く。




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活性化センターのパーキングから舗装道路を川の右岸に沿って0.3kmほど行くと椚沢川に掛かる椚橋に着く。橋を渡りきったところから右の作業道に入る。




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作業道を0.2kmほど行くと大きな露岩が左手にあるので、その先を尾根を目指して斜面を登る。踏み跡などは皆無なのでトポ(ルート図)と地形を読んで進む。




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尾根に上ったらヒノキ林の中を尾根に沿って行く。小さな岩場を越えると、あたりは紅いモミジが浮かびあがって綺麗だった。 072.gif




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尾根上に岩がゴロゴロした場所を通過するが、この周辺も鮮やかなモミジで覆われ、まさかのモミジ狩りが楽しめた。 060.gif 072.gif




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そして、そのすぐ先が石祠の置かれたコルになっている。この石祠が江戸時代(寛延元年)のものらしい。 005.gif




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石祠のコルからひと登りすると自然林に変わり、明るい尾根を進むようになる。




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小ピークをいくつも越えながら、バリエーションルートとは思えない穏やかな尾根を行くと左手に小沢岳が見えてくる。

911mピーク(T字路ピーク)で尾根が屈折するので右に進む。ここまではさほど悪場もなく、ただの尾根歩きである。




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しかし、911mピークを越えた先で、最初の岩稜が現れる。右から巻くが、泥岩の上に落ち葉の積もったとても滑り易い斜面で神経を使う。

さらにアセビの群落を抜け、マツの木のピークへ登る。 070.gif




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マツの木の生えるピークからは後方の視界が開け、越えてきた藪山を振り返る。




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右側(西側)には西上州の山並みが展開している。Wow!山ばっか! 005.gif




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そして、ようやく桧沢岳の岩峰群が姿を現す。Wow!なんだか凄いところにきてしまったな~! 005.gif 025.gif




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マツの木ピーク直下は7mのルンゼのクライムダウン。その先の岩場は、かすかに残る右側のバンドから巻く。




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バンドからさらに岩稜を右に巻き、脆い斜面をモアイ像に似た?モアイ岩のあるナイフリッジによじ登る。




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このナイフリッジ上のピークからは素晴らしい展望が得られる。北に振り返れば越えてきたマツの木ピークが凄い迫力で目の前にそびえている。 “あんな針峰だったんだ~どうりで悪いわけだ~” と納得。 005.gif 045.gif

その後方には雪をまとった浅間山や、ゴジラの背のような妙義山がくっきりと見えている。




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小沢岳の後方にも顕著な山が見える。方角から推測すると・・稲含山かな? 039.gif




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両側が切れ落ちたモアイ岩の基部を慎重にへつり、続く岩稜も右側(西側)の岩稜基部を巻く。逆層の悪いスタンスと、掴んだ立ち木もポキポキと折れてしまうセンシィティブなクライミングが続く。 008.gif




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急傾斜のザレ場に積もった落葉のラッセルは、足元が決まらず思いのほか疲れる登行である。 042.gif




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ルート上でみかける標石は確かな目印なので押さえて進みたい。 “標石三0” I found it ! 017.gif




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1,010mのピークからは左へ進み、続く “標石一九” を過ぎると、桧沢岳の本峰(左)と西峰(右のトンガリピーク)が正面に見えてくる。 005.gif




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すると岩壁の上で行き止まりとなる。マツの木に残置スリングが2本ある。ここが15mのラッペルポイントのようだ。 034.gif



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ラッペルで降りてしまったらもう敗退はできないそ! 009.gif 登山口からちょうど4時間が経過していた。 059.gif




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そして、岩稜をつめて行くと、一際高い岩壁にぶつかる。いよいよ西峰上部の岩壁帯である。岩壁基部より右方向のバンドを探るが途切れている模様。 008.gif

ならば左のバンドを探ってみたが、濡れた逆層の悪い泥壁で、ホールドも頼りないブッシュだ。どうにも嫌な感じで、ロープを出せば行けそうだが、それも面倒だ。 002.gif




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結局、岩峰の北東面を大きくトラバースすることにした。岩峰の基部スレスレを踏み跡など皆無の湿った斜面を巧みにルートを探して進む。 008.gif




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トラバースの途中、頭上にいくつもの急峻なルンゼが切れ込んでいて、まるで迷宮のようだ。 005.gif その迷宮ルンゼには入らないでひたすら左上トラバースする。




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北面ということもあり、湿った岩壁からはツララが下がり、斜面には雪も積もっていた。 005.gif



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まさに藪岩クライミング全開って感じだ。

トポには “8mのクライミング” “立ち木ピーク” “8mの懸垂下降” とあるが、それってどこだろう?などど思いながら左上のコルを目指して藪をこぐ。と、突然フィックスロープがセットされているトレイルに出てしまった。




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フィックスロープを伝って右に登れば、なんと西峰ピークに到着した。 066.gif

どうやら大きく巻きすぎて最後の最後で稜線から離脱してしまったようだ。 039.gif 002.gif

西峰ピークの石祠の賽銭箱の中に縁のかけた寛永通宝があった。 005.gif

寛延元年の石祠といい、江戸時代の古銭といい、こんな人里離れた里山でちょんまげ時代の気配を感じるなんて奇妙な気分だな~。




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西峰の北側へ戻って、巻いてしまった岩峰を見る。 005.gif 072.gif




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西峰の南西面は切れ落ちた絶壁。

西峰の方が、本峰よりも展望が良いので、西峰で展望を楽しみながらゆっくりランチタイムを過ごす。 063.gif




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本峰へは、フィックスロープでコルまで降り、洞穴のあるユニークな岩峰についたトレイルを進む。コルから往復20分ほどなので、コルにザックをデポしてピストンする。 070.gif




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途中の展望岩から西峰を望む。

あっちもこっちも岩峰だらけだね。これぞまさに西上州! 004.gif

東西に長い桧沢岳本峰(1,133m)のピークには木祠と石の灯篭が立っいる。

鹿岳などの北面の景色が素晴らしい。




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さて、コルに戻りザックを回収し下山にかかろう。

コルから根草集落へは一般ハイキングトレイルで降るが、あなどれない急傾斜の下降となる。

急斜面に積もった落葉が滑る、滑る!尻もち1回! 008.gif




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見事なサルノコシカケ3つ! 005.gif




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30分ほどの急下降をこなすと、緩やかな尾根となり、左斜面が植林地帯となる。




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程なく左に大きく曲がり植林地帯から、廃屋となった民家の庭先をたどる。

民家の人が作ったと思われる発砲スチロールの道標がモミジの木に付けられていた。 003.gif





f0308721_135725.jpg集落の中を縫って林道に出るまでが、道標も無く分かりずらい。

車2台くらいのパーキングスペース(写真左)にでたら、左に進み桧沢川を渡る。




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桧沢川は急峻で水量も多い。左岸をひと下りすれば、車をデポした大森橋に着く。 下山時間は約1時間と短いコースだった。 059.gif




f0308721_151676.jpg藪岩魂の著者、打田鍈一氏も、 “上部は険悪な岩稜帯で、行くたびに意図せず異なるルートをとってしまう” と書かれているので、やはり藪と岩の迷宮であることは間違い無さそうだ。 025.gif

初見の私達が稜線離脱してしまったのもやむなしとしよう。

悪い北面(北東面)トラバースから適当な所でルンゼを登り稜線に戻るのが理想的なルートのようだ。


私のこのトレイルへの評価: 4★ 上級者向け

行程距離: 約4km(活性化センター‐椚橋‐北西稜‐西峰‐桧沢岳本峰‐根草集落‐大森橋桧沢岳登山口)

標高差: 約800m

実動時間: 約7時間 (1時間のランチタイム、休憩込み)

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by dream8sue | 2015-11-29 00:26 | 群馬県 西上州エリア | Trackback | Comments(0)

奥秩父 赤岩尾根は2つの峠を繋ぐ岩稜縦走     Akaiwaone in Chichibu-Tama-Kai NP

Tuesday, October 27, 2015
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西上州随一の岩稜ルートとして定評がある赤岩尾根を歩いてきた。 070.gif (写真は赤岩峠付近からみた赤岩岳)


赤岩尾根は群馬県と埼玉県の県境尾根で、西は赤岩峠から東は両神山へ続く八丁峠までの間の岩稜である。

主なピークは、赤岩岳~前衛峰~1,583m峰~P4~P3~P2~P1の7つであるが、小さなピークもいくつもあり、距離の割には時間がかかる。 059.gif

バリエーションルートなので道標などは無いが、比較的ポビュラーなルートなのでテープや踏み跡は結構しっかりしている。

岩登りのグレードはⅢ級程度だが、ルートの取り方やメンバーの力量によってはロープなどが必要になるだろう。 034.gif


注意)最近、Web上のブログを読んでバリエーションルートに入って遭難する人が増えているそうです。
このルートは一般ルートではありません。
入山に際しては必ず経験者(読図や登攀のできるレベル)やガイドと同行してください。  
また、何が起こっても対応できるように自己責任の概念をしっかりもって登ってくださいね。




f0308721_23274894.jpgf0308721_2328374.jpg
<マイカーの場合>入山口は、赤岩峠への最短ルートである小倉沢の赤岩橋(ニッチツ鉱山住宅跡)からなので、秩父市まわりで国道140号線を西に走る。中津川の滝沢ダムに掛かる中津川大橋の手前を右折し県道210号に入る。

県道は途中で中津川から支流の神流川沿いを走り、雁掛トンネルをくぐって(直進ではなく右折なので注意)鉱山がある山麓に入って行く。鉱山の建物を横目に見ながら、雁掛トンネルから約2kmほど走れば赤岩橋に着く。橋の先の路肩(鉱山住宅跡入口付近)に数台が駐車可能だ。

廃虚となった鉱山住宅地(写真左)を廃虚めぐりしながら、石標、木標の立つ登山口(立入禁止ゲートの手前/写真右)へ向かう。 005.gif 070.gif




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登山口からは、植林のスイッチバックのトレイルをひと登りすれば、雑木林の尾根に出る。早くも遠くに八丁尾根が見えてくる。 072.gif




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左側が広葉樹林の紅葉で、右側が針葉樹林の植林帯だ。奥多摩などでもよく見かける光景だ。 072.gif



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f0308721_23301143.jpg登山口から約1時間で赤岩峠に到着。 066.gif

私はつい数週間前に、大ナゲシ北稜を登った際に通ったばかりの峠である。




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さて、峠でひと休みしたら、赤岩尾根の最初のピークである赤岩岳への登りにとりかかろう。 063.gif

峠から東に岩稜伝いに行き、左に巻いて北側のガレたルンゼをひと登りすればコルに出る。




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コルを左に登れば、大ナゲシの展望台だ。ルートは右に行き、短い岩場の岩登りでケルンの積まれた支尾根に上る。




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ここからも大ナゲシを目前に見て、県境尾根の山々や奥秩父の山並みが一望できる。 072.gif 043.gif




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判然としない踏み跡を左に行き、回り込むように南に戻れば、そこは赤岩岳の岩峰の上で西側は切れ落ちている。 066.gif




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赤岩岳の東の稜線からは、登山口の小倉沢方面が良く見える。谷の中に鉱山の施設だけが密集して建っている。




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山のヒダが美しい。 072.gif 072.gif




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東に岩稜を下って行くと、尾根が左に曲がる。



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石標が良い目印になるので、所々で確認して行くと良い。 049.gif “山”と刻まれた石標で右に曲がると、いよいよ前衛峰への登行が始まる。 070.gif




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前衛峰の末端岩稜は、正面をロープを使って登った。トポには、北面のルンゼもよいと記されてあり、確かに暗い立木のある急な凹角状の岩場にフィックスロープが下がっているのが見える。

しかし、フィックスロープに行くまでのトラバースが悪そうだし、下手に悪いフィックスを確保無しで登るより、ロープを使って各自が確保を取って登るほうが安全と思い、あえて正面を登った。

正面リッジは、傾斜のつよいⅢ級程度の岩場である。中間部で脆そうな岩を使って登るのでセンシティブなクライミングとなる。




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ロープをたたんで、前衛峰のピークまで向かう。いよいよ、岩登り交じりの登行となる。




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前衛峰のピークを過ぎて、ナイフリッジを行く。




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右前方には両神山の八丁尾根が、いったいいくつのピークを越えるのか?!ってくらいに小さなピークが連なっている。 005.gif 072.gif

八丁尾根ハイクはこちらから⇒“奥秩父 アカヤシオ咲く八丁尾根から両神山  Ryōgamiyama in Chichibu-Tama-Kai NP”





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と・・絶景に感動しながらナイフリッジを行けば、やがて核心といわれる1,583m峰が眼前に現れる。

どうも、あの岩壁の中にラインがあるようだ。

心の声が・・・ “え~、あんな所を行くのかいな~!” 008.gif

ワクワク、ドキドキ、この胸のときめきは危険な恋より刺激的!って、何のこっちゃい! 041.gif




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まずは、基部までクライミングダウンで慎重に下り、切れそうなフィックスロープを頼りに・・しないでトラバース。 008.gif




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その先で、色あせたトラロープを頼りに・・しないで岩壁のど真ん中までクライムアップ。




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岩壁のど真ん中で完全にフリー。

心の声が・・・ “ロープが欲しいな~” 008.gif

慎重に慎重に、岩の弱点を見定めて、何とかロープなしでリッジまでたどり着く。 042.gif




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この岩壁に張り付くように生えていたコメツツジが鮮やかに紅葉していた。 072.gif




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f0308721_23442041.jpg核心を終えた安心から、空腹感を感じランチを取る。

このランチタイムで緊張の糸が切れたのが良くなかったのか・・・

石標 “一四” “一ニ” と確認しながら歩く。

行く手にはP4、P2が見えている。ここまでは良かったのだが・・・

この後、岩稜を下り、右手立ち木の斜面から左の尾根に戻らなければいけなかったのだが、右にも踏み跡があり右の支尾根に下ってしまった。

下りの足は速い、最低鞍部までの下りだと思い込み急な斜面をラペル交じりで下ってしまった。
結局、戻ってルート修正すること1時間のタイムロスとなる。

最低鞍部には石標 “一”(写真左)があるので、石標 “一ニ” と最低鞍部の間は迷いトレイルに要注意だ。 034.gif




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最低鞍部から南面のガレた斜面を登る。このセクションは大きな石が不安定な状態で転がっている斜面でとてもdemandingである。 042.gif




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チョックストーンのはまったコルを目指して登り、チョックストーンの左側からコルによじ登る。




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コルからP4、P3と藪尾根のアップダウンを繰り返す。P4、P3のピークは樹木に囲まれた岩稜上のピークなのではっきりしない。 039.gif

P2の岩場への手前には5mほどのチムニー状の岩場もあり、疲れた身体には、なかなか楽しい? 042.gif



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P2の岩場は左から巻く。 071.gif




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P2のピークにはすっかり色あせてしまった標識がある。 003.gif




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眼前には赤岩尾根の最高峰P1と、その先に八丁尾根が見えている。 072.gif 最後のピークまでもう少しだ!




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P1への岩場の登りはⅡ級くらいの快適な岩登りだ。 060.gif




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そして、ようやくP1(1,589m)に到着。 066.gif 東西に長く樹木に囲まれたピークである。

登山口から6時間40分。赤岩峠から5時間30分かかった。ロスタイムの1時間は大きかったな~ 025.gif



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f0308721_23582078.jpg時間も押しているのでさっさと下山にかかる。

まずは、八丁峠までの急下りだ。

途中の山ノ神の祠には西日が差していた。

P1から30分の下降で、八丁峠に到着。 042.gif




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八丁峠から上落合橋登山口までは、一般ハイキングトレイルなので問題はない。

春にはコバイケイソウ?バイケイソウ?の群落だったトレイルは、その跡形もなく落葉に埋もれていた。

40分ほどの下りで、暗くなり始めた上落合橋に到着した。 042.gif

上落合橋から赤岩橋(赤岩峠登山口)までは、通常はさらに30分ほどの車道歩きである。が、私達は車2台を利用して1台を上落合橋のパーキングにデポしてカーシャトルした。疲れた身体には30分の車道歩きとて長く感じるので実に有難い。 043.gif 040.gif




f0308721_23593999.jpgバリエーションルートとはいえ、すでに定番になっているルートだけに、逆に迷いトレイルなども多く、それらの踏み跡に惑わされるので注意が必要だ。 034.gif

日の短い秋は、足並みのそろったメンバーでスムーズに歩きたいところだ。 045.gif

また、それとは別に朝早くから取付き(時間に余裕をもたせ)、新人のロープワークや岩登りやルート取りの訓練を兼ねて登るにも最適な尾根ではないだろうか。 045.gif 049.gif


私のこのトレイルへの評価: 4★ 上級者向け
行程距離: 約9km(ニッチツ鉱山住宅跡‐赤岩峠‐赤岩岳‐前衛峰‐1583m峰‐P4‐P3‐P2‐P1‐八方峠‐上落合橋)
標高差: 約650m
実動時間: 約8時間 (休憩込み、ルート迷い時間ロス約1時間含む)


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by dream8sue | 2015-10-27 23:24 | 秩父多摩甲斐 国立公園 | Trackback | Comments(0)

上野村 路なき藪岩の大ナゲシ北稜     Ōnageshi in Ueno,Gunma

Monday, October 12, 2015
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大ナゲシは両神山の西側に位置し360度の展望が楽しめるピークだ。

群馬県側からの一般ルートは、赤岩沢に沿って赤岩峠経由で登られている。

その赤岩沢と所ノ沢を分けるのが北稜だ。(トップの写真は、赤岩尾根から見た大ナゲシと北稜)

今回は、この北稜をたどる路なき藪岩ルートを登る。

参考文献は、5月に上野村公募ハイク、マムシ岳でご一緒した、打田鍈一氏の “藪岩魂” のトポ(ルート図)である。 040.gif

打田氏にお会いしたこの時に、西上州のバリエーションルートとして一押し(最難関)のルートとして、このルートをリコメンドしていただいたのが今回の山行の動機となった。




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<マイカーの場合>前橋、高崎方面から上野村へは、最近では下仁田ICより南牧村を経由し、湯ノ沢トンネルを越えてアクセスするのが時間的にはやいようだ。

しかし、大ナゲシは上野村の最も東に位置する山なので、今回は国道462号線で神流町に入り、国道299号線を左から合わせ上野村に入る。向屋温泉 “ヴィラせせらぎ” の手前を左に曲がり野栗地区を通過し、“すりばち荘” の前を直進する。胡桃平集落を過ぎ赤岩沢に沿って左に進めば、“赤岩橋”(写真左)があるので、そこに数台のパーキングスペースがある。

北稜の取り付きは、赤岩橋から少し下流に戻り、小さな “くりみ橋” (写真右) の左岸に入る。(右岸は水源地なので入山禁止とのこと) 034.gif

 


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沢の左岸から植林の作業道をたどり、石垣の残る小平地から尾根の急登をこなす。

取り付きから1時間弱で、アカマツ林のある支尾根に出る。

支尾根は倒木も多く、歩きずらいが、20分くらいの辛抱で北からの主尾根に合流する。




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主尾根を20分くらい行くと、1,073mのピークに着く。ピーク周辺からは右側の山並みが迫って見える。




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1,073mのピークの先で、20mほどの絶壁となるので、ここはラペル(懸垂下降)となる。  下部はややハングぎみなので確かなラペル技術が必要だ。 034.gif




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絶壁の先に現れる岩稜を左に巻き、突き当たった岩壁を右に登り高度を上げる。

深い谷の様相を感じながら、この先に何が待っているのかワクワクした気持ちになる登行だ。 060.gif




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岩尾根の右は絶壁で行けない、絶壁の右を巻くか、左のルンゼを行くか迷うところだだが、左の汚いルンゼをつめることにする。




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ルンゼを登り、先の岩壁を右に巻き、野栗沢諏訪山のピークを目指す。

ルートの途中で、人が座ってもびくともしない座布団大のサルノコシカケを発見。まさに猿の腰掛ならぬ、人間の腰掛だ。 005.gif




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やがて、尾根を登り切ると壊れかけた祠がある野栗沢諏訪山に着く。登山口からここまで約3時間。 066.gif

野栗沢諏訪山の南側が60mの岩壁なので降りられない。 005.gif 008.gif




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野栗沢諏訪山からルートを大きく左(東)にとり、紅葉の小岩稜から沢に降り主尾根に登り返す。




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登りきったコルには、標石 “七” があるので、目印になるだろう。 034.gif




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コルの先で現れる岩稜は右を巻く。



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標石 “八” の先の岩壁も右を巻く。1,356mのピークの先でヤセ尾根となり左から巻き降る。




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次に現れる岩壁はどこから行くか判然としない。仕方がないので、シャクナゲの群落に突っ込み、不安定な急斜面を長々と登る。 042.gif




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最後は四足になって尾根上に這い上がる。 042.gif




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這い上がった尾根上は、紅葉が盛りの前衛峰(1470m/小ナゲシ)だった。 072.gif 072.gif




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先端の岩場からは大ナゲシが目前に見える。




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先端の岩場から少し戻り、急な泥ルンゼをラペルする。25mいっぱいのラペルなので、ロープは50mを持参しよう。 034.gif




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ラペル後も短い岩場のクライムダウンがある。ラストコルに降りたら、右(西側)の斜面をのぼり、突き当たった岩場(写真)を越えれば、大ナゲシの南側に付けられた一般ハイキングトレイルに合流する。 071.gif




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一般ハイキングトレイルで北に少し行けば、大ナゲシの岩壁が現れる。




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ピークへは、クサリが設置さえているので、クサリをたどって登れば程なく大ナゲシのピークに着く。




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大ナゲシ(1,532m)山頂からの眺望は素晴らしい。遠く上越の山々、八ヶ岳、西上州の山並みが望める。 066.gif 072.gif




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南方には赤岩岳が、切り立った西壁に色づき始めた姿を見せている。 005.gif 072.gif 043.gif




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その赤岩岳から東に伸びる尾根が、すでに定番となっている西上州随一のバリエーションルートの赤岩尾根である。 私はこの数週間後に、この赤岩尾根もトレースした。




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西方に見えるピラミドゥルな山は何だろう?大山、宗四郎山あたりだろうか? 039.gif う~ん、いいね~~次はあちらの三角お山を登りに行こう! 070.gif 035.gif




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眼前には紅葉の海が広がっている。072.gif おや?顔なし人間か? 041.gif




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大ナゲシのピークは広くはないが東西に長い。山頂で展望を楽しみながらランチを食べたら下山にとりかかろう。 063.gif

下山は3.5kmほどの一般ハイキングトレイルを降るが、赤岩沢沿いのそれは不明瞭で、浮石などの多い上級ルートなので油断はできない。

降り始めてすぐに、先ほど藪をこいで登った前衛峰(小ナゲシ)が眼下に見える。




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クサリ場を降り、南の紅葉の波の中に下って行く。




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岩場に掛けられたフィックスロープを降りきり、尾根を南にたどる。シャクナゲの群落を過ぎさらに行くと、雁掛峠からの県境尾根と合流する。




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県境尾根を東に進み、桧などが混じった雑木林を登り降りすると、前方に岩肌をむき出しにした赤岩岳が見えてくる。




f0308721_16363534.jpg赤岩岳の雄姿に感動しながら、急坂を下りきれば小さな石祠のある赤岩峠に着く。

赤岩峠は交差点で、東前方には赤岩岳へのトレイルが続き、

南側には秩父側の登山口(小倉沢登山口)へのトレイルが続く。

群馬側へはここから北側の赤岩沢へ降る。




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赤岩峠からブナ林、雑木林の尾根を行くと、雨量観測計跡があり、トレイルがガレ場になる。

左側の木立の間から大ナゲシが見える。大ナゲシは、稜線からはみ出た孤高の尖峰なので、It looks so cool!...だね。




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シダの群落のあるスイッチバックの急坂を下り、沢筋に入って行く。




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一般トレイルのガイド本にある “水場” の沢を横切り、急峻な渓谷の中に入って行く。




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f0308721_16485424.jpg渓谷を構成している岩壁の下を行く。

おや?何やら見つけたようだ。 013.gif

Wow! 美味しそうなドラ焼?が・・ 005.gif 041.gif




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小滝が連続する赤岩沢は急峻で長い、そして実に美しい。小滝の写真を撮りながら下っていくと鉄製パイプの橋を渡る。




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薄暗い渓谷の中で、白い色を際立たせて咲いている花があった。ダイモンジソウに似たジンジソウである。

よく見ればあちこちに群落となって咲いている。 056.gif 056.gif

思わぬ場所で、初めて見る花にも出会えて疲れを忘れてしまう。 043.gif




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山路トレイルから林道に出て、砂防ダムが右手に見えてくれば、登山口の赤岩橋のゲートはすぐそこだ。 042.gif




f0308721_1651304.jpg打田鍈一氏は “藪岩魂” の中で、本書中で最高難度のルートと明記している。が、数週間後に赤岩尾根をトレースした私の感想としては、踏み跡が無いという点ではルートファインディングは大ナゲシ北稜の方が難しいかもしれないが、岩稜ルートとしての難易度(岩登りが多い)や面白みは赤岩尾根の方が勝っている気がする。 039.gif

下降路のハイキングトレイルは沢筋のガレ場歩きなど、歩きずらい部分も多いが、バリエーションルートの北稜の後だったので、“トレイルがあるって(ルートを探さなくてよいって)いいね~”とか、“何も考えないで歩くだけって楽だね~”などと軽口をたたきながら歩いた。 003.gif


私のこのトレイルへの評価: 4★ 上級者向け
行程距離: 約6km(赤岩橋‐北稜合流‐前衛峰(小ヤスリ)‐大ヤスリ‐県境尾根‐赤岩峠‐水場- 林道合流‐赤岩橋)
標高差: 約800m(累計標高差;1150m)
実動時間: 約9時間 (1時間のランチ休憩込み/登行5時間/下降3時間)

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by dream8sue | 2015-10-12 16:10 | 群馬県 西上州エリア | Trackback | Comments(0)