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上野村 紅葉のマムシ岳再訪     Mount Mamushi in Ueno, Gunma

Saturday, November 5, 2016
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秋は低山のシーズンだ。 私の好きな西上州の藪岩尾根も歩き頃である。 当初はサスの峰という神流町の針峰に行く予定だったが、諸般の事情で上野村のマムシ岳に変更。 前回、マムシ岳を歩いたのは昨年2015年の新緑の頃だった。 西上州フリークなら誰でも知っている “藪岩魂” の著者である打田鍈一氏の案内であった。 → “上野村 マムシ岳で藪岩ハイキング     Mamushidake in Ueno,Gunma”
同ルートのレポートは避けたいのだが、今回はあまりにも本ルートの紅葉が良かったので秋バーションのマムシ岳ということでレポートしたい。 045.gif




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<マイカーの場合>
南牧村と上野村間に “湯の沢トンネル” が通っているので、国道254号線(上信越自動車道利用なら下仁田IC下車)から南牧村に入るのが良いだろう。 湯の沢トンネルを越えて上野村に入り国道299号線に合流したら左折して東に走る。 上野村ふれあい館の少し手前にある楢原郵便局を右折し県道124号へ。 浜平温泉しおじの湯を左手にみて、そのまま県道124号線をぶどう峠方面に7~8km走る。
マムシ岳の取付きは “キリンテ登山口” であるが、マイカーは下山口である、 “ゲンナイ登山口” (看板の前に2台可能)に停める。 高崎駅からゲンナイ登山口まで高速道路をつかわないで、早朝の交通状況下で約1時間ほどだ。  059.gif




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ゲンナイ登山口から県道124号線をキリンテ登山口まで3kmほど歩く。 070.gif




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道路脇には、岩山の沢沿いに生育するというシオジの木々が美しい。  072.gif 




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あたりの山々の紅葉を見ながら林道をのんびり歩くこと約45分、キリンテ登山口に着く。 林道のガードレールの間から、今にも壊れ落ちそうな丸太橋で日向沢を渡る。 008.gif 




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丸太橋を渡り左の踏み跡を行けば、谷側が急傾斜になった山腹のトレイルを右巻きに進む。 10分程でキリンテ尾根に合流して、尾根を左に登れば鉄塔の下に出る。 私たちは、ルートを誤りキリンテ尾根の末端から取り付いてしまって、ひとつ下の鉄塔に出てしまった。 008.gif




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正規の鉄塔から尾根をガンガン登る。 いくつかの岩塊を乗り越え、さらに行くとトラロープが張られた急傾斜の岩場となる。 このフィックスロープ帯が本ルートの核心部だろう。 009.gif 足場も悪く脆そうな岩場なのでフィックスロープがありがたい。 ちなみに、このロープも打田氏が昨年張ってくれたものだ。 打田さん、ありがとうございます。 040.gif




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フィックスロープ帯を過ぎると傾斜も緩み歩き易くなる。




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そして、キリンテの頭(大岩の頭)直下の岩場は左巻きに踏み跡を追う。 この辺りからツツジの紅葉が目立つようになる。 005.gif 072.gif




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キリンテの頭では、右からボンデン山からのトレイル(尾根)が合流している。 南側の展望が良い。 072.gif




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キリンテの頭から稜線を西にたどる。 070.gif




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おや、ツツジの紅葉に混じってパープルの花が・・・咲く季節を間違えたミツバツツジだね。 ラッキー! 紅葉も綺麗だけど、やはり花はいいね。 024.gif 043.gif 056.gif




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東西に伸びる主稜線なので日当たりが良く、紅葉も鮮やかになってきた。




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モミジ! いいね~ 072.gif 049.gif




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紅葉に高揚しながら(笑)歩いていると、いつの間にかマムシ岳直下の凹角の岩場に着く。 ここもフィックスロープをお助けに登る。 042.gif




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凹角の岩場から少し西に行けばマムシ岳(1,307m)山頂だ。 キリンテ登山口から約2時間強。 066.gif 059.gif 南に奥秩父の山々が連なる。 072.gif




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北には十石峠を挟んで西上州の山々が連なる。 072.gif




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ポカポカの秋の陽ざしの中で早いランチタイム。 063.gif  足元にはコメツツジが真っ赤に紅葉している。 秋のマムシ岳、いいじゃん! Two thumbs-up! 049.gif 049.gif




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本ルートのハイライトは、マムシ岳のピークから続く岩稜帯である。  072.gif 070.gif 060.gif




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マムシ岳からツツジの群落の中を降り、岩峰基部の外傾バンドを右から巻き降る。




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小岩峰のアップダウンとなるが、紅葉の美しさのお陰で登行の苦しさは気にならない。 072.gif




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倒木のある脆そうな岩峰を北側から巻くSue。 バックはマムシ岳。




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続く10mの岩峰を正面から登る。 何故かトングが残置されている。 森の熊さんが食事の時に使うのかな? 039.gif 037.gif 035.gif




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この岩峰からの展望は、マムシ岩のピークより良い。 マムシ岳のバック(東)には、西上州の秘峰、諏訪山や、百名山コレクターに人気の両神山が見渡せる。 072.gif




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南の青い山々は、先日はじめて登った日航機の墜落現場の御巣鷹尾根あたりだろうか? → “上野村 昇魂の御巣鷹尾根 高天原山と大蛇倉山    Mount Takamagahara & Daijyagura in Ueno,Gunma ” 




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10mの岩峰からはナイフリッジの下降なので、足元に気をつけよう。  034.gif




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北側の展望は、この辺りが最後の景色となる。  072.gif




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トレイルは樹林帯に入り、ヤセ尾根が続く。 展望は無くても、今度は低木の紅葉が楽しめる。 072.gif




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左右切り立った尾根(特に左側)歩きとなるが、樹林帯なので高度感はさほど無い。  




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日向沢側の紅葉が、尾根の木々の間からのぞく。  072.gif




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目指す峠(マムシのコル)までは、アップダウンを繰り返しながら標高を上げていく。 そう、峠なのにマムシ岳よりも標高が高いので結構長く感じられるかもしれない。 042.gif




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でも、この間も紅葉がすごいよ。 やはり紅葉には青空が似合うね。  006.gif




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黄葉も意外といいね。 おぅよぅよ~(およよ~)  037.gif




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なんて・・紅葉三昧で立ち止まることが多く、ようやく着いた峠(マムシのコル)




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峠からはゲンナイ登山口を目指し、日向沢側へ一気に降る。 始めは整備されたカラマツ林のスイッチバックのトレイルである。 やがて日向沢の支流に至り、下流へ進む。 沢筋に生える樹木はまだ紅葉には早いようだ。 モミジの葉もうっすらと赤い程度だ。 ちょっとセクシーだね。 037.gif




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やがて、沢を何度か渡渉する。  




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最後は、右岸の雑木林を行けば日向沢に合流する。




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日向沢は、イワナやヤマメなどの魚影が多い清流だ。 日向沢を渡れば、そこはもうゲンナイ登山口である。

本ルートのマップ:yahoo! map
私のこのトレイルへの評価: 4★ 中級~上級者向け
行程距離: 約6.6km(ゲンナイ登山口7:45 ~キリンテ登山口~キリンテ尾根上の鉄塔~キリンテの頭~マムシ岳 10:40 ~マムシのコル12:30 ~ゲンナイ登山口13:10)
標高差: 約540m
実動時間: 約5.5時間 (休憩込み)

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by dream8sue | 2016-11-05 22:45 | 群馬県 西上州エリア | Trackback | Comments(0)

上野村 中之沢渓谷で森林セラピー初体験     Forest Therapy at Nakanosawa valley in Ueno, Gunma

Sunday, October 25, 2015
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森林セラピーとは、森林がもつ人間へのリラックス効果に着目し、医学的な証拠に裏付けされた森林浴効果のことをいう。

医学的な証拠が有ろうが無かろうが、ハイカーなら森林浴が好きなのは言わずもがなである。だからこそ貴重な余暇を利用して自然の中に出かけていくわけだが、ハイカーに限らず、ストレスを抱える現代人にとって森林浴は多かれ少なかれ健康に良い影響があると考えられている。 045.gif

森林セラピーは、森林ならどこでも行なえるというものではないらしい。森林セラピーソサエティ(特定非営利活動法人)なるものによる厳しい実地テストを経て、セラピー効果のevidence (科学的証拠)を証明された全国60箇所余りの森で行なわれている。

その一つが、ここ上野村の restricted area “入場制限制度” で入山を規制している “中之沢源流域自然散策路” である。 ハイカーとして、以前からこのエリアが気になっていたことも、私がセラピーに参加する動機であった。

ちなみに、森林セラピーソサエティの役員は、主に医療関係者なのだが、その中に医師で登山家の今井通子氏も入っている。まあ、山と医療の接点を考えれば妥当な人選と言えるだろう。




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受付は上野村の森の体験館(Tel:0274-20-7072/9:00-17:00 木曜休)なので、イベント情報やアクセスに関してはこちらを参照してほしい。 034.gif

希望者には、高崎駅からの送迎もしてくれるので、リクエストすれば足の心配もない。 043.gif
コストは、送迎つき、セラピストのガイド料、保険料、昼食、日帰り入浴つきで¥5,000とリーズナブルである。 065.gif

森の体験館で受付を済ませたら、セラピストの車で中之沢源流域自然散策路に向かう。森の体験館前の楢原郵便局がある三差路を県道124号線に入り、ぶどう峠方面に4km弱走る。
この道は、5月に参加した上野村公募ハイキング “シオジ原生林” や “マムシ岳(1,307m)” に行く道である。

マムシ岳のキリンテ登山口の少し手前のヘアピンカーブのところが、中之沢源流域自然散策路の林道入口だ。入口のゲートは閉鎖されていて、一般車両は入れない。(写真左)




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中之沢源流域自然散策路は、全長12.6kmの林道で、ルート沿いには貴重な自然生態が凝縮されている。⇒ 中之沢源流域自然散策路のマップ

この間の移動は自動車で、途中にいくつかの観察小屋、休憩所、探索基地などの設備が設けられている。ソーラー発電による水洗トイレなどもあり、環境に配慮してある。さすがです! 038.gif

林道周辺の紅葉が余りにも美しいので、セラピーポイントではないけれど車から降りて、しばし紅葉狩りを楽しむ。 072.gif




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道端にはウルシやハゼの葉も見事に紅葉していた。

セラピストからハゼはその昔はロウソクの原料になっていたとの説明を受ける。知らなかった! 005.gif

他にもホウノキとトチノキの違いや、クサギというユニークな実をつけた植物観察などもあり、ハイカー2年生の私にはとてもためになるレクチャーだった。 027.gif 040.gif




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最初のセラピーポイントであるオボロカヤの滝入口(入口ゲートから約5km地点)に到着。




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オボロカヤの滝へは全長170mの階段を降りていく。

標高約1,200mの中之沢源流域は、ブナを中心とするトチ、ミズナラなどの落葉広葉樹林帯である。




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急な階段を降っていくと、やがて右下にオボロカヤの滝が姿を現す。この滝に会いたかったんだよな~

“オボロカヤ” とはアイヌ語で “水の溜まり” という意味らしい。




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オボロカヤの滝の左岸(川下に向かって左側)に展望デッキが設けられている。

そこにマットを敷いて静かに横たわる。

落葉がハラハラと散って落ち葉のシャワーを浴びる。

森林セラピーは5感を使って体験する。 “見る” “聴く” “嗅ぐ” “触る” “味わう”

滝の音、風の音、落ち葉を踏みしめる音、鳥の鳴き声などなど。

ハイキングでも聴ける音であるが、こうしてデッキに寝そべって目をつむると、耳に入ってくる音と自分の脳が直接繋がっている感じになる。それはハイキングでは味わえない宇宙が広がる。 043.gif




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しばし、瞑想した後は、滝の下まで行ってマイナスイオンを身体に浴びる。

あ、浴びるのはマイナスイオンだけだよ。滝の水は浴びないからね。 003.gif 夏なら水に足をつけても良いけれど、この日は水遊びには少し寒い日だった。 003.gif




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オボロカヤの滝が流れるこの沢は、オボロカヤ沢で、下流で中之沢本谷に合流する。




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滝周辺には、シオジの木も生えている。

私は、5月のシオジ原生林ハイキングで初めてシオジの木を見たが、滑らかな木脈の模様でひと目でシオジの木と同定できる。 004.gif




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さて、オボロカヤの滝で “見る” “聴く” を体験したら、中之沢本谷周辺(入口ゲートから約8km地点)へ移動しよう。

林道は舗装道路であるが、入場制限制度のため一般車両が通らないので、落ち葉で埋まっている。時々落石などもあって、ドライブ速度は20kmくらいでゆっくり走る。




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中之沢本谷と車道が出合う場所には、教会を思わせる造りの観察小屋(休憩所)がある。




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そして、観察小屋周辺は、何だかとても甘い香りがする。キャラメル?醤油の良い匂い?に似ている。 039.gif

その匂いの元は、頭上からハート型の黄色い葉を散らしているカツラの木だった。

とってもハッピーになる香りだから、もっと街路樹などに取り入れればよいと思うが、きっとメンテナンスが大変なんだろうな~ 039.gif

他にもスギやヒバなどの匂いは血圧を下げる効果があるらしい。 049.gif




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観察小屋の少し東側に谷を挟んで紅葉の綺麗な尾根が見える。

ここはコダマがよく返ってくる場所らしい。皆で “ヤッホー” やりましたよ~ 003.gif




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さて、カツラの香りを“嗅ぎ”、コダマで大声をだしたので、お腹がすいた。

川岸の陽だまりにマットを敷いて、ランチをいただこう。 060.gif

上野村の宿泊施設のひとつ、やまびこ荘提供の、上野村特産のイノブタのステーキと、産地野菜の煮物などのランチボックスだ。 063.gif




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ランチ休憩の後は、周辺を軽く(30分程度)散策する。 070.gif




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中之沢本谷の上流に分け入る。落葉が瀞に溜まって円を描いている。綺麗だな~ 072.gif

ちなみに、中之沢は、国土交通省の水質調査で(平成16~20年度)関東で最もきれいな川として証明された神流川(利根川水系)の源流域のひとつだそうだ。 038.gif 043.gif




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沢の水に “触れ”、 涸れた古木の幹に “触る”。

人間への癒し効果などとは関係なく、自然は太古の昔から繰り返し繰り返し生命を繋げている。




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今回のセラピーはこの地点から引き返した。

中之沢源流域自然散策路のゲートまで戻って、県道124号の途中にある、浜平温泉しおじの湯で温泉に浸かって、セラピーは終了となる。

森林浴のもつ癒し効果には、ストレスホルモンや血圧、脈拍数の減少でストレスが緩和される他にも、抗癌タンパク質が増加したり、免疫能活性が増強し、癌に対する抵抗性が高まるらしい。最近まで癌の治療をしていた私には嬉しい調査結果だ。これからも、ゆっくりハイキングを続けていこう。

時に森林セラピーで身体をいたわるのも良いのではないだろうか。特に仕事や雑事に追われる現代人、インドア系の人などは試してみる価値があると思う。 049.gif


私のこのイベントへの評価: 5★
距離: 往復約16kmの林道を車で移動。歩行距離は1km以下
標高差: 約50m
実セラピー時間: 約4時間 (ランチタイム込み)

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by dream8sue | 2015-10-25 14:57 | 群馬県 西上州エリア | Trackback | Comments(0)

上野村 マムシ岳で藪岩ハイキング     Mamushidake in Ueno,Gunma

Wednesday, May 20, 2015
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3日前に行った、上野村公募ハイキング “シオジ原生林” に引き続き、上野村が企画するスペシャル・ハイキング “マムシ岳(1,307m)” に参加した。

上野村には、笠丸山天狗岩~シラケ山など魅力的なハイキングトレイルがある。そんな中でもこのマムシ岳は、トレイルが不明瞭な藪岩山で、ハイレベルなハイキングが楽しめる。 049.gif

そんな公募パーティーを案内してくれるガイドが、ハイカーに人気の登山マップ、昭文社の “山と高原地図” 西上州エリアの執筆者、打田鍈一氏である。




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前橋、高崎からのアクセスは、上野村の秘湯、浜平温泉しおじの湯までは、前回のシオジ原生林を参考にしてほしい。 → “上野村 北沢渓谷にシオジ原生林を求めて Shiozi forest in Ueno,Gunma

しおじの湯から、マムシ岳の南面を走る県道124号線をぶどう峠方面に4km弱走る。

マムシ岳の“キリンテ登山口”は、道路の右側にある送電線巡視路の標柱(写真左)が目印である。

“え!こんな所?” という道路脇にあるので注意が必要だ。 034.gif

渓谷を覗き込み壊れそうな木橋が架かっていれば、そこが登山口である。 045.gif




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木橋の強度に問題を感じたら、無理に木橋を渡らず、浅い沢なので渓谷に降りて徒渉したほうが良い。

沢を渡ったら薄い踏み跡を頼りに尾根の山腹を右方向に進む。

明瞭なトレイルではないので谷側に足をとられないよう慎重に歩こう。 071.gif




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ひと登りで、(キリンテ)尾根のコルに出るので、コルから左に進むリッジを北西にひたすら登る。 070.gif

程なくして鉄塔の下をくぐると、大岩が現れる。




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辺りはすっかり緑が濃くなり、春蝉が鳴き、もう夏か?と思わせる雰囲気がある。

途中、左に巡視路が分かれているので、つられて左に行かないように。 あくまでリッジを登ろう。 034.gif




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やがて、リッジは岩稜となり、フィックスロープ帯へと進んでいく。 勾配もあり、四足歩行となる。 042.gif




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急傾斜だけなら良いのだが、トレイルは皆無で、泥尾根には浮石も多く、集団で歩くに不向きなリッジである。

このルートへの応募資格は上級者レベルということだが、ドタドタと歩く歩き方を見る限りでは、明らかにこの様なセンシティブなリッジ(悪場ともいう)の歩き方を知らないハイカーも参加している。

公募登山の落とし穴を見た気がした。そういえば、エベレストの公募登山でもアイゼンワークもろくにできない登山者がガイド任せに参加しているらしい、、という話をきくな~ 039.gif




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まあ、何はともあれ、本ルート一番の悪場を事故もなく登り終えて良かった。 003.gif

登山口から1時間30分ほどで、キリンテの頭(大岩の頭)に到着。 066.gif

右からは先日歩いたシオジ原生林の下流からボンデン山を経て登るトレイル?踏み跡?が合流している。




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キリンテの頭でひと休みしたら、いよいよマムシ岳に向かって西に主稜線をたどる。 070.gif

が、いきなりこんな藪の中だ。藪岩山とはよく言ったものだ。 003.gif




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すぐに、穏やかな自然林のリッジとなり、先ほどまでのキリンテ尾根の悪場が嘘のようだ。 043.gif




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雑木林の新緑が美しい。 072.gif



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新緑の中でヤマツツジのレッドがとても目立つ。 056.gif




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キリンテの頭から30分ほどで、マムシ岳に近い距離に5m程の凹核の岩場が現れる。垂直の壁に掛けられた2本のフィックスロープを使ってよじ登る。 042.gif




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ほどなく、稜線の一部かと思われるような、東西に長いマムシ岳に到着だ。 066.gif 山名プレートがなければ見落としてしまいそうなピークだ。 039.gif




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しかし、さすがに展望は良い。 072.gif 072.gif 若干、霞がかかっているが南東方向には両神山などの奥秩父の山々が見える。




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南西方向には、手前に船坂山、奥には県境稜線の御座山や赤火岳、石仏などが見える。日航機が落ちた御巣鷹の尾根もあの辺りかな~ 039.gif 040.gif




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山頂周辺には、盆栽などで愛好家の多い、コメツツジの木が見られる。

地元では昔は庭や土間などを掃くホウキとして使っていたとのこと。確かに細いブランチがたくさんあるこの木はホウキに最適かも~ That's a good idea!

他のツツジの葉に比べて少しシルバー色をしている。良く見ると、葉には産毛?のようなものが生えている。 とっても綺麗だね。 072.gif




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マムシ岳山頂で、例の美味しいランチ(前回のシオジ原生林のレポート参照)をいただいた後は、シオジ原生林へ続く峠(マムシのコル)を目指そう。 063.gif

藪岩のリッジを西に進む。峠までの標高は、アップダウンを繰り返しながらも、徐々に高くなる。 042.gif




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マムシ岳からすぐに岩場が続く。岩峰基部の外傾バンドを降る。




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続く脆そうな岩場を北面から通過する。 071.gif

こんな岩場を余裕の笑みでこなす彼は、今回の企画コーディネイターの “yotacoo” こと、黒澤恒明氏だ。
彼は、4年かけて自転車で世界一周するなどの経歴をお持ちの、ちょっと変な、いえ、ちょっとユニークな、いえ、かなり素敵な若者です。 003.gif 035.gif

私も昔、仕事を辞めてまでも、8000m峰のヒマラヤの山や、ヨーロッパアルプス3大北壁、南米アコンカグア単独登頂、北米マッキンリー、ヨセミテのBig Wallなど、世界の屋根を股にかけて登っていたので、なにか同属?同じ臭いのする親近感をおぼえるな~ 041.gif




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まだまだ藪岩は続く。10mの岩稜は正面から登る。 

登りきった岩頭から振り返れば、先ほどまで居たマムシ岳が新緑の中に鎮座している。(トップ写真)




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北側には、こちらも登ってみたいカイト山(白板山)が見える。 072.gif




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トレイルの脇には、松の実の新芽が、針のような葉に守られながら、その若い姿をのぞかせていた。

日本の松の実は5cm程度のものが多いが、カリフォルニアのは松の実も大きいので驚くよ。30cmくらいのものがざらにある。 005.gif → “リスタル・レイク周辺のハイキング ― Crystal Lake in Angeles National Forest ―




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今度はナイフリッジの下りだ。慎重に、慎重に。 008.gif




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やがて、高度感のある岩稜帯から、樹林帯の尾根歩きにある。 大きなボルダーを巻き・・




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リッジ上に横たわる倒木をまたぎ・・




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あいまいなトレイルを見落とさないように、新緑の森を進む。 072.gif 070.gif

いつしか自分の野性が研ぎ澄まされていくような自然との一体感を覚える。 045.gif




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と、良い感じになってきたと思ったら、いつの間にか見覚えのある峠(マムシのコル)に飛び出た。 005.gif

マムシ岳から2時間も経っていた。 059.gif 042.gif




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コルからは、例の遊歩道のようなトレイルを降る。 この間は “シオジ原生林” ハイキングと同じなので、そちらを参照していただきたい。




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峠(マムシのコル)から1時間ほどで、ゲンナイ登山口に着く。 042.gif

登山口にある木に何やらペットボトルがくくりつけてあった。 005.gif 039.gif

聞くところに寄ると、スズメ蜂などの害虫駆除のトラップだそうだ。ペットボトルに仕込んだ甘いアルコール液に誘われて、蜂がペットボトルに開けられた穴から入り、出られなくなるらしい。 027.gif




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今回のマムシ岳ハイキングの方が、3日前に歩いたシオジ原生林ハイキングよりも身体は楽だった。

それもそのはず、データー的にはシオジ原生林ハイキングの方が、距離も長く、高低差も大きい。

でも、マムシ岳のほうが、展望とスリルのある岩稜歩きということで、充実感が大きかった。

ともあれ、タイプの違う2つのルートを歩けて、とても楽しかった。 043.gif 060.gif 040.gif


私のこのトレイルへの評価: 4★ 上級者向け

行程距離: 約4.3km(キリンテ登山口‐キリンテの頭‐マムシ岳‐峠(マムシのコル)‐日向沢ゲンナイ登山口)

標高差: 約540m

実動時間: 約5.5時間 (休憩込み)

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by dream8sue | 2015-05-20 22:29 | 群馬県 西上州エリア | Trackback | Comments(0)

上野村 北沢渓谷にシオジ原生林を求めて     Shiozi forest in Ueno,Gunma

Sunday, May 17, 2015
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群馬県上野村といえば、1985年の日航機墜落事故で知られる村である。

また、 “平成の大合併” に対して、合併をしないと宣言した村でもあり、群馬県内で最も人口の少ない自治体である。村の人口は約2000人で村の面積に対して人口密度が県内の市町村の中で最も低い。 005.gif

言い換えれば、自然がいっぱいの村である。そして、その村の宝でもある自然を利用した企画が、この上野村公募ハイキング “シオジ原生林” と3日後に行く “マムシ岳” である。

恥ずかしながら私は、シオジ原生林って、シオジという地にある原生林、つまり地名だと思っていた。ところが、シオジは樹木の品種だということを今回知った。 012.gif

シオジ原生林は、国指定天然記念物になっている貴重な原生林であり、学術参考保護林であり、群馬県の自然環境保全地区でもある。と、なんとも国定公園並みの貴重価値だね。 003.gif

まさか、自分が公募ハイキングに参加するとは微塵も思わなかったが、こんなチャンスでも無い限りなかなか訪れることがない場所だろう。 045.gif




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前橋、高崎からのアクセス:2004年に南牧村と上野村間に “湯の沢トンネル” が開通しているので、国道254号線(または上信越自動車道、下仁田IC下車)から南牧村に入るのが良いだろう。

南牧村を走る県道45号線が県道93号線に変わる所(桧沢大橋)で直角に左折して川を横ぎり湯の沢トンネルを越えて上野村に入る。

国道299号線に合流し、左折して東に走る。上野村ふれあい館の少し手前にある楢原郵便局を右折し、県道124号へ。浜平温泉しおじの湯に駐車。 高速道路利用で1時間強で行くだろう。

公共機関を利用の場合は、JR新町駅から上野村ふれあい館行きバスで終点下車。しおじの湯まで徒歩50分。また、下仁田・富岡方面からは乗合タクシーが運行されている。 
詳しくは上野村の行政情報を確認してね。 034.gif





f0308721_2226926.jpgしおじの湯から神流川に架かる橋を渡って、車道を西に行く。

神流川の清流にはフィッシャーマンが釣り糸を垂れていた。何だか夏到来といった風景だ。 058.gif

車道を西に少し歩いた右手の人家の奥に進む。この右から合流している沢が北沢だ。

入渓ポイント周辺には、オドリコソウが群生していた。 056.gif

背高に成長したオドリコソウも、何だかもう夏の日差しの中にあるように感じる。 058.gif




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北沢渓谷は上流で萩沢、栃平沢、細尾沢と支流を分ける。シオジ原生林の観察路は細尾沢沿いにある。

北沢渓谷に入り、丸太橋で右岸(川下に向かって右)に渡り、しばらくは立派な鉄パイプの路や階段を歩く。  070.gif
 



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北沢渓谷沿いには、シオジ林以外にもたくさんの巨木を見ることができる。

この木は、気になる木、じゃなくて! “キハダ” という木らしい。私の肌はサメハダ! 041.gif




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大きな葉をつけたこの木は、私も知っている “トチノキ” だね。 045.gif

フランス語名 “マロニエ” というのは知らなかった。 046.gif

ちょうど花の時期で、高く立ち上がった大きな花が目立つ。 056.gif




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ヤマグワ、イタヤカエデ、エゾエノキ、ウリハダカエデなどが続く。 027.gif

中には木の樹皮がまさにサロメチールの匂いそのものの “ミズメ” という木もある。 005.gif

そして、この新緑が美しい大木は “ハルニレ” という木だ。名前は聞(木)いたことがある気(木)がするが気(木)のせいかな?って、もう木はたくさんだ。 041.gif

他にも多くの樹木を見るが、正直なところ、1度見たくらいでは覚えられない。樹木の同定は花どころではなく難しい。 002.gif





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では、木ではなく、もちろん草花もあるよ。

春の山地では定番のヒトリシズカに良く似た、フタリシズカ(写真左)。通常は白い花だけど、白くなる前はグリーンの花なんだね。 056.gif

クワガタソウ(写真右)も、トレイルのあちこちで目にする。 056.gif




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渓谷には “山女魚止めの滝” という清流が美しい滝や、昔、多くの炭焼き小屋があったという “土平(どうだいら)” “かんば平” などを右手に見る。

スタートから2時間ほどで、岩尾根への急登になる。登りきったところには大きな “ツガ” の木が立っている。ツガれた(疲れた)ので休憩しよう。 041.gif

渓谷から気持ちの良い風が吹きぬける。休憩するには最適の場所だ。 063.gif




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岩尾根から、反対方向に下降し、 “北沢分校跡” を後にする。

ハイカーの大好きな一列歩行は、まるで原生林探検隊みたい。 041.gif 070.gif




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北沢分校跡といっても、今はただの林の中の平地であるが、このような深山に学校(寺子屋的なもの)があったとは、にわかには信じがたい。




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トレイルは北沢の支流に入っていく。流れもだいぶ細くなってきた。 072.gif




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沢筋から左岸についた、そりで炭などを運んだという “そり道” を行く。 070.gif




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そり道から左の沢へ降り、いよいよ “シオジ原生林観察路” へと進む。 071.gif




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さっそく、何やら発見か! 013.gif




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シオジの赤ちゃんTreeだ! 043.gif




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この黄色いヤマブキに似た花(写真左)は、名前もまんまのヤマブキソウ(別名:クサヤマブキ) 003.gif 056.gif

一見、ヤマブキの花によく似ているが、実際はヤマブキの花びらは5枚であるが、ヤマブキソウのほうは4枚という違いがある。

薄暗い原生林のなかで、ひと際鮮やかなヤマブキ色でとても目立つ存在だ。 056.gif

おや、花は同じだけど、葉の形がまったく違うこの花(写真右)は? よもやヤマブキソウの新種発見か! 005.gif  027.gif

いえいえ、セリバヤマブキソウというヤマブキソウの一品種としてすでに認定済みです。ヤマブキソウは葉形の変化が多く、ホソバヤマブキソウなどもあるらしい。 034.gif




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トレイルは、北沢渓谷支流の細尾沢に沿って行く。美しく緩やかな流れが続く。 072.gif




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ありました!この木が、気になる木、じゃなくて! “シオジ” です。綺麗な樹皮だね。 072.gif

この一帯のシオジの木は、宝暦年間(1751~1763年)以来伐採されたことがないとか。 005.gif




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大きなものは樹高35mに達しているものもあるとのこと。針葉樹では背の高い木は珍しくないが、広葉樹でここまで高い木は珍しいかも。




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シオジの木や原生林の説明をしばし受けた後で、ゆるやかに広がった尾根の一角でランチタイムとなる。 060.gif

公募ハイキングなるものに初めて参加したが、なんとランチ付き。上野村にある民宿で作られたボリュームたっぷりの美味しいお弁当だった。 063.gif 011.gif




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食後は、原生林の中を流れる清流や、周辺を軽く散策。

このブルーの花は、ラショウモンカズラというクールな名前の花だ。 056.gif

が、和名の由来は、大きくふっくらとした花の感じを、昔、羅生門で武将が切り落とした鬼女の腕に見立てたものだとか・・Oh!Boy! なんだか恐ろしい名だね。 008.gif




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さて、ランチの後は、下山路のある峠まで、細尾沢沿いの急な登りにとりかかる。

急斜面に加え、トレイルコンディションが良くない。今日一番の頑張りどころである。 042.gif




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苦しい登りに下ばかり見て歩いていると、トレイルの側らに “長岩滝” の小さな標識があり、左の渓谷に目をやれば、2段の長い滝が見える。水量は少ないが、細尾沢の急峻な谷に食い込むような見事な滝だ。 072.gif




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やがて、勾配が緩くなり、沢をトラバースすれば、南西に向かっていたトレイルは南東に向きを変える。




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ランチ休憩の場所から、1時間強の登りで林業管理局の立派な看板が立つ峠(マムシのコル)に到達する。 042.gif 066.gif

ここからは、北沢渓谷の南を流れる中之沢に沿って走る県道124号線まで、ひたすら下り坂だ。




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下山のこのトレイルは、シオジ原生林からの登りとは一転し、クサリのフェンスが設置された遊歩道のような路幅の広いトレイルとなる。

始めは石がゴロゴロした急坂であるが、やがて沢筋に入って行くと傾斜も落ちて歩き易くなる。




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水際にハシリドコロが咲く路は、途中で沢を渡り右岸に移る。 071.gif




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最後は、中之沢の上流、日向沢の橋を渡れば県道にでる。峠から約1時間ほどで到着だ。 066.gif  ここは、マムシ岳の登山口でもあり、ゲンナイ登山口というらしい。

北沢渓谷も良かったが、中之沢源流域も良さそうだ。こちらにも自然散策路があるが、なんと入場制限がある。そう聞くと、ますます入って見たくなるのが女心だね。って私だけ? 037.gif




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今回のトレイルは、自己陶酔型の高所大好きピークハンターのハイカーには物足りないだろう。 039.gif

しかし、森林浴もでき、貴重な原生林での自然観察もできるこのトレイルは、真の自然愛好家には嬉しいトレイルだ。 049.gif

原生林への門はいつでも開いているが、入山するハイカー側の嗜好と直結しているルートなので自分の目的を見誤ると、退屈なトレイルになってしまうかもしれない。 019.gif

ただガツガツ登るのではなく、原生林の太古の息吹と対話する心持で歩きたい、そんな想いのするトレイルだ。  045.gif

今回は、上野村企画ということで、下山口からはカーシャトルしてもらい、秘湯の浜平温泉しおじの湯へ直行。point to point の縦走形態で歩くことができた。

ちなみに、今回の上野村公募ハイキングだが、参加費用5,000円で、高崎駅からの送迎付き、ガイド料、保険料、昼食、ハイキング後の入浴代まで込みである。超お徳です! 049.gif

上野村、頑張ってます。応援したくなりました! 035.gif 003.gif

私のこのトレイルへの評価: 4★ 中級者向け
行程距離: 約7km(しおじの湯‐北沢入渓ポイント‐シオジ原生林‐峠(マムシのコル)‐日向沢ゲンナイ登山口)
標高差: 約700m
実動時間: 約6時間 (40分のランチタイム、休憩込み)

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by dream8sue | 2015-05-17 10:00 | 群馬県 西上州エリア | Trackback | Comments(2)

上野村 新緑とツツジのコラボが最高の笠丸山     Mount Kasamaru in Ueno, Gunma

Sunday, May 18, 2014
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ドライなカリフォルニアから戻ったばかりの私には、日本の新緑の美しさは大きな感動であった。駆け足で通り過ぎる春を少しでも多く体感したく、今回は群馬県の県花“ツツジ”が咲き誇る山、笠丸山(1,189m/上野村)に行ってきた。 070.gif

上野村と言えば昔、日航機が墜落した御巣鷹山が有名であるが、周辺にも興味を引くハイキングトレイルが沢山あるので是非行ってほしい。何より奥多摩や秩父の山々よりハイカーが少ないので静かなハイキングが楽しめる。 045.gif



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前橋市、高崎市方面からのアクセス:2004年に南牧村と上野村間の“湯の沢トンネル”が開通しているので、国道254号線(または上信越自動車道、下仁田IC下車)から南牧村に入るのが良いだろう。南牧村を走る県道45号線が県道93号線に変わる所で直角に左折して川を横ぎり湯の沢トンネルを越えて上野村に入る。

上野村役場のある旧道に入り、役場から北西に進み、乙母神社のある三差路で住居附川に沿って北に伸びる林道に右折し、住居附集落方面に3.5km程進む。この集落の名前“住居附:すもうづく”って読めないし!林道は車1台ほどが通れる狭い道で土砂崩れ防止のネットに沢山の土砂が溜まっていて、いささか危険な気配を感じる。やがて数件の人家が現れれば登山口は近い。

登山口である新高畑橋の横には写真の案内板がある。前橋市から1時間半くらいで登山口に着けるだろう。


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登山口から新高畑橋を渡り、始めの500mくらいはダートの林道を行く。のっけから新緑の美しい樹木が目をひく。 072.gif


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アリが葉っぱの上でひなたぼっこしてるのが見えますか~! 003.gif


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トレイルは小さな沢に沿って、何度か沢を横ぎりながら徐々に標高を上げて行く。


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気持ちの良い広葉樹の森には、木漏れ日を受けて可憐な花がたくさん咲いている。 056.gif

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こんな大きな葉っぱなのに、花は何とも奥ゆかしくこんなに小さいよ。 056.gif


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登山口から約1時間で小さな尾根の鞍部に到着。赤いツツジの花が出迎えてくれる、ここが地蔵峠だ。峠の隣には林道が通っている。


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名前(地蔵峠)の通り、大木の根元に可愛らしいお地蔵さんがいる。 037.gif


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大木のエネルギーをもらいながら一休みしよう。 063.gif


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さて、この地蔵峠から笠丸山までの間は沢山のツツジの花が咲き実に素晴らしい。 072.gif


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正に新緑とツツジの花のコラボレーションだ。 beautiful! 072.gif


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なにげに、もみじの木もたくさん生えている。そう、ここは秋も山全体が真っ赤になるくらい、紅葉の素晴らしい山なのだ。秋もお勧めです! 049.gif


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何種類ものツツジの花が咲き競っていて、赤い花はヤマツツジ、紫の花はミツバツツジ、他にも珍しい黄色い花のヒカゲツツジなんてのもあるらしいが、残念ながら今回遅かったのか見られなかった。 002.gif


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根の張り出しが階段状になっている。 005.gif


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地蔵峠から3つくらい小さなピークを越えていく。3つ目のピークに三角点と思われる石塔があるが、ここは笠丸山ではないので間違えないように。 034.gif


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笠丸山へは、“鏡石”という大きな岩の横を通り、トラロープが張られた左の尾根を巻いて行く。

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この鏡石、本当に岩の基部が鏡のようにピカピカ光って反射している。 072.gif 005.gif


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ロープ伝いに急な斜面を登りきれば北峰と南峰の間のコルに出る。 066.gif


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そして眼下には目に染みるような緑の森が現れる。 060.gif 072.gif


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北峰へはコルから右に行く。狭いナイフリッジなので、よそ見をしないでしっかり足元をみて歩こう。 034.gif


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この三角点が笠丸山のピークだ。南面には秩父の名峰“両神山”が見えている。 070.gif  次は絶対に両神山を登りたいな~! 045.gif 056.gif


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北峰の先端まで行って、ランチタイムとしよう!緑の海の中に浮く船の穂先にいるような気分になる。こんな素敵な景色を見ながらのランチは格別に美味しいね。Yummy!!! 063.gif 058.gif


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ゆっくりランチを楽しんだら、南峰経由で下山にかかろう。一旦、コルまで戻りその先の尾根を5分も行けば南峰に着く。
両神山の反対側に見えている遠くの双耳峰は二子山かな? 039.gif


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北峰と南峰の稜線にも沢山のツツジの木がある。花はないけど、これもツツジの葉。葉っぱだけでも凄く綺麗。 072.gif


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南峰のピークには木の祠がある。トレイルはこの祠の北側からトラロープがベタベタに張られた急な尾根を降る。


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南峰直下の200mくらいが急で足場も悪い。 042.gif ロープを掴んで降るのに手袋があったほうが楽である。できれば手の平のところがラバー状の滑り止めがあるものなら完璧です! 034.gif


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ロープのフィックスが無くなると同時に傾斜も緩くなる。ナラやブナの広葉樹に混じって松の木なども生えている。注意して見てみると、所々で熊の爪跡と思われる傷が木々に残されている。 008.gif 山が深くハイカーも少ないので、このエリアに入る時は熊避け用の鈴などを付けて歩いた方が良いかも知れない。 045.gif


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樹木の間からこの丸い山が見えたら、もう林道は近い。 071.gif


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最後はヒノキの林を100mくらい下れば終わりだ。 058.gif


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ヒノキ林を抜けた先に、廃屋と2基の石橙がある。ここが南峰コースの登山口だ。


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林道に出て駐車場までは舗装道路を歩き5分くらいだ。林道の隣を流れる住居附川の清流のきれいなこと。 072.gif 林道からでも川の中の魚形がはっきり分かる。マスやイワナが泳いでいる。 027.gif


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川魚観察していると、何処からとなく甘~い香りが漂ってきた。藤の花だ! 056.gif この白い大きな藤の花は強い香りのする種類らしい。凄く良い香りがする。
他にもアヤメの花も満開で、短いコースであるが沢山の春の野花に出会えたハイキングだった。 060.gif

私のこのトレイルへの評価:春と秋限定で5★
全行程6km、3時間(休憩込み)、悪い部分もありますが短いコースなので初級レベル

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by dream8sue | 2014-05-18 21:06 | 群馬県 西上州エリア | Trackback | Comments(0)