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北八ヶ岳 残雪の双子山から双子池へ     Futagoike in Northern Yatsugatake

May 4, 2014
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久しぶりの日本の山。八ヶ岳連峰の北八ヶ岳は山梨県との県境に近い長野県の南に位置する。
八ヶ岳連峰は夏沢峠付近を境に南北でガラリと山の形態が異なる。赤岳を代表とする険しい岩稜を持つアルペン的な南八ヶ岳とは対照的に、北八ヶ岳は何処が尾根の背骨なのか分からない2000m級の山々と深い森林が特徴的だ。

北八ヶ岳には風光明媚な湖が多く点在する。そんな中でも北八ヶ岳を代表する湖の一つである双子池に行ってきた。今年の日本は冬に大雪が降ったので5月の北八ヶ岳は例年より雪が多く、予想外の雪山ハイキングとなった。 008.gif
 

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群馬からのアクセスは上信越自動車道で佐久市(長野県)にぬけ、国道142から152で白樺湖を目指す。白樺湖からはビーナスライン40で女神湖方面に向かい、蓼科牧場の交差点でふれあい牧場裏手の林道(昔の有料道路)に入る。この林道で双子山の登山口である大河原峠まで行ける・・と思いきや、6km手前の蓼科山七合目登山口で通行止めになっていた。。OH!Boy!  005.gif 070.gif
でも、夕日に染まる白樺がとても綺麗で、日本の高原の美しさが目に染みる光景だ。 072.gif


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この鳥居が蓼科山七合目登山口である。ほとんどのハイカーが蓼科山を目指す。ここから通行止めの車道を歩いて双子池を目指すハイカーは私達だけだ。


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蓼科山七合目登山口のあずま屋にテントを張り夜を明かす。
五月晴れの良いお天気の中、まずは本来の双子池登山口である大河原峠を目指す。 071.gif


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林道からは白樺の森が美しい。遠くには北アルプス連邦が白い峰峰を連ねている。 072.gif


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蓼科山七合目登山口から約1時間半くらいの地点に“兜巾の岩(トキンノイワ)”という見晴らしの良いスポットがあったので寄ってみた。車でアクセスしていたら気づかずに見落としてしまっただろう。

短い岩場を登りきると小さな祠が祭ってある。以前は何とも思わなかったが異文化圏から戻ると、こんな所にも日本は神仏を崇めてきた国なんだということを思い知る。宇宙飛行士が宇宙から地球に戻ると引力の存在を思い知り、何度もボールペンを床に落として確認するという話を聞いたことがあるが、それに似た感覚かもしれない。 045.gif 


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林道の先に雪に覆われた大河原峠が見える。美しい白樺の森を走る林道は、夏の山岳ドライブも快適だろう。


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振り向けば群馬県民にはお馴染みの浅間山がそびえている。


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そして、兜巾の岩から歩くこと約40分、蓼科山と双子山の間に緩やかに広がる大河原峠(2,093m)に到着!大河原ヒュッテの三角屋根が見えている。小屋の東側に見えている山が双子山だ。峠の北側は急傾斜となって鹿曲側(カクマガワ)を落とし、残雪も多いのでアイゼンを着用したほうが無難である。私はアイゼンを持っていかなかったので一歩一歩キックステップで慎重にトラバースしたが、結構緊張した。 042.gif


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大河原峠は峠と高原が渾然一体となってとけ込んだ穏やかな場所だ。一休みするには最適な場所だ。 063.gif


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さあ、ひと休みしたら双子山の登りにかかろう。
トレイルは所々で夏道が現れているが、残雪でぬかるんでいる。 


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この辺りから笹原が現れる。秋にはコケモモやガンコウランが甘酸っぱい実をつける場所でもある。


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大河原峠から約30分で双子山(2,224m)に到着! 066.gif
双子山は3,000mの山々のような際立った高さは無いが、幽玄さの漂う北八ヶ岳の良さを一望できる十分な高さとポジジョンだ。 049.gif


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双子山山頂周辺はホーロク平とも呼ばれる広い草原で、正に笹の海である。


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山頂の南面には遠く南アルプスも見える。 072.gif


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ひとしきり双子山山頂からの展望を楽しんだら、本日の目的地である双子池を目指そう。
山頂の南東末端まで行くと、いきなり針葉樹の森に入る。残雪で判然としないトレイルを追いながら一気に下降する。木々の間を通り向けて行くと途中で松ノ木の森を通過する。不思議の国のアリスが現れそうだ。この雰囲気、アメリカでも味わったがアメリカのアリスの国とはだいぶ雰囲気が違うな。。

アメリカ版、不思議の国のアリス山行はこちらから→不思議の森のアリスになるマリブの森  - Malibu / Castro Crest Trail -


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尾根を下りきると林道に合流する。双子池へは林道に合流したら直ぐに右に曲がり判然としない尾根を南に向かって降りよう。10分くらいで双子池に着くだろう。私達は雪で池への下降路が分からず、しばらく林道を行ってしまった。雪山では夏山以上に読図能力やコンパスなどの基本技術が試される。まあ、今の時代はGPSなどの文明の利器があるから、時代遅れの知識など必要ないと言えば其れまでだが。 039.gif


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双子池は双子池ヒュッテを挟んで、北の池を雌池、南を雄池と呼ぶ。この時季はどちらも雪と氷に覆われていた。キャンプ場は雌池側にある。


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雄池の水は飲用に使える。
双子池周辺には他にも亀甲池や七ツ池、雨池などの魅力的な池があるので、次回は緑の時季にお池めぐり山行をしたいな。 001.gif

この時季に行くなら、しっかりした雪山仕様の登山靴で行ったほうが良い。私は雨の降らない南カリフォルニアで使っていたハイキング靴だったので最後は足がぐしょぐしょに濡れてました。 041.gif。。お天気が良かったので笑い事で済んだか悪天なら凍傷になる可能性があるからね。 034.gif

私のこのコースへの評価:4★
全行程18km(内、林道12km)、所要時間8時間(休憩込み)、林道歩きですが残雪路ということで中級レベル



おまけ:今回は植物の写真を撮れなかったので、代りに愛犬のクロの写真です。彼女も老犬ながら頑張りました! 058.gif
余談ですが、アメリカでは飼い主がリーシュを外して単独で歩く犬が多いですが、日本は必ずリーシュをつけて飼い主の歩調で歩くんですね。ここにもお国柄を感じるな~ 005.gif
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by dream8sue | 2014-05-04 17:23 | 八ヶ岳エリア | Trackback | Comments(0)