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安中市松井田町 妙義山 禁断の星穴新道から登る星穴岳     Hoshianadake in Mount Myōgi, Gunma

Sunday, April 16, 2017
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3日前に表妙義縦走をして、シーズン始め早々に岩の洗礼を受けた。 そして、今回は表妙義縦走よりもはるかに難易度の高い禁断の星穴新道に行ってきた。 なぜ禁断か? といえば登山禁止ルート(廃道)であるからだ。 廃道になった経緯には1970年に起きた2人の女子高生の遭難も関係しているらしい。 そんな悲劇の舞台ではあるが、私的には2015年の冬に星穴めぐり山行でみたP3のカッコ良さに惚れて、機会があれば登ってみたいと思いを募らせたルートである。

注意:このルートは一般ルートではありません。 一般ハイカーは必ず経験者(読図や登攀のできるレベル)と同行してください。 また入山に際しては自己責任であることを肝に銘じ、万が一の事態にも自分たちで対処してください。


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f0308721_1950939.jpg<マイカーの場合>
登山口の 旧裏妙義国民宿舎 までのアクセス、並びに星穴新道取付きである “星穴沢橋” までは以前登った女坂ルートと同じなので、そちらのレポートを参照してほしい。→ “安中市松井田町 妙義山 裏妙義女坂から登る相馬岳    Somadake in Mount Myogi, Annaka, Gunma”

昨年の3月で閉館となった裏妙義国民宿舎であるが、パーキングは閉鎖されていないのでこちらを利用する。 満開のサクラの木の下で身支度を整え、ヤマブキの黄色い蕾に心を和ませながら軽い足取りで出発する。 登山ポストは、国民宿舎手前の橋の横にあるので必ず提出していこう。 




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f0308721_1951019.jpg中木川に沿って林道を20分ほど上流へ向かって歩けば星穴沢が出合う星穴沢橋に着く。 
左側に慰霊碑のケルンがあり、サクラやスミレの花が慰霊碑を見守るように咲いていた。




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星穴沢の堤防を見ながらしばらく行くと、テープで閉鎖された二股に着く。 左は沢筋に下る女坂ルートだ。 右手の植林された尾根が星穴新道である。 テープをくぐってしばらく踏み跡をたどり、適当な場所から尾根に登る。




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スギ林から雑木林に変わり、所々崩壊したヤセ尾根を交えながらも迷うことのない尾根を行く。 すると数本の鉄のアンカーのみが残っているスラブ斜面が現れるので、ここを慎重にトラバースする。




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スラブの先を尾根の右側から登りつめていく。 すると顕著な岩場が行く手を阻む。 基部には黄色のペンキで “星穴→” とある。 ここがP1であることは間違いなさそうだ。




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右側のフィックスロープの張られた岩場を各自フリーで登る。 Ⅲ級くらいなので岩慣れしている人なら問題ないだろう。 でも、湿った感じの岩場なのでスタンス選びは慎重にね。




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続けて現れるやや傾斜のつよい10mくらいの岩場は、悪そうなので念のためロープ確保で登る。 クサリはあるが使わない方が良いだろう。 なにせ半世紀前のクサリだからね。  ヒィィ((ll゚゚Д゚゚ll))ィィ!!!




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さらにクサリ場が続き、外傾したスタンスの岩場が現れる。 岩登り自体は簡単であるが、上部の斜面がガラ場なので落石には要注意だ。




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P1からの連続した岩場を終えると、尾根も急になり息が上がる。  しばらく行くとP2の岩峰に行き当たる。 岩峰通しには行けないのでルートを探っていると、古ぼけた道標を発見する。 P2岩峰の左側をトラバースするようだ。




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・・と・・こんな岩壁にクサリがついている。 “え!ここ行くの~?” クサリが現役だったとしてもこの斜面は悪すぎる! ロープを出して、この岩壁をトラバースするか迷うところであるが、尾根の少し上部にラペル用のアンカーが残置されていた。




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つまり半世紀の間に、星穴新道の本来のルートをパスし、クライミング用のルートがその後出来上がっている感じである。




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ラペルして登り上げた対岸の尾根からラペルしたP2側壁を見る。 




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f0308721_2063092.jpgP2のトラバースを越えて、東方向へ尾根をたどると基部がハング気味の岩場の下降がある。 
クライミング・ダウンもクサリがあれば問題ないが、フリーでは少し怖いのでラペルする。 
なにせ、こんな細くなったクサリですからね~  Oh~こわッ!   (;^_^アセアセ・・・




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そして、ますます尾根の勾配が増し、P3への登りに入ると、5mくらいだが、ホールドの乏しい岩場が現れる。 この岩場をクサリに体重をかけない程度に利用して何とかこなす。




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標高は高くなり、北方面の景色が開ける。 浅間山の雪もここ数日でだいぶ溶けてきた。 浅間山に前に横たわっている重量感のある山は妙義山塊での最高峰である谷急山(1,162m)である。 縦走コースから離れているので訪れるハイカーも少ないが登りごたえのある立派な山だ。 → “安中市松井田町 妙義山 雪稜の谷急山     Mount Yakyu in Mount Myogi”





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そして、その東へ続く裏妙義の稜線と、眼下には妙義湖(中木ダム)が見える。




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そして、いよいよP3の基部と思わしき場所まで登ると、クサリが左側の絶壁に垂直に下がっている。 クサリがあるとはいえ、かなり急峻な下りなので迷わずラペルする。(またはアンザイレンして越えたほうが良いだろう) 10mくらい下降すると、岩壁に鉄アンカーが打たれてあるので、その鉄アンカーをスタンスにして草付きバンドへ移動する。 




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草付きバンドから岩壁をP3の南側のコルにトラバースする。 高度感で背中がゾクゾクする40mの大トラバースである。 




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そして、何とかP3をクリアしてP3南側のコルに着く。 ここには星穴沢へのラペル支点が残置されている。また、コルの西側は星穴岳から派生している岩稜が立ち並び岩の要塞のような空間となっている。




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おや、イルカ岩?




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P3南側コルからは、星穴岳までの最後の登りである。 振り返りP3を仰ぎ見る。 台形のようなシルクハットのような特徴的な形はクライマーの美観をくすぐるものがある。 私には昔見たコロラド州のスミスロックという岩場にある Monkey Face を連想させる。




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P3南側コルから星穴岳までは、踏み跡が錯綜していて分かりづらい。 ルートは岩場のリッジを直進し、落ち葉と泥藪の窪状を詰めるのが正解だ。 コルから右に回り込む踏み跡は岩壁帯に入っていってしまうのでルート取りに気をつけよう。 
登り詰めた鞍部(星穴岳の西側のコル)には朽ちた道標が倒れている。 ここにもコルから南側へのラペル支点がある。 私たちは星穴岳の東側のコルから星穴(射抜き穴と結び穴)にラペルしたが、ここからも星穴へ潜り込めるようだ。 星穴探検のレポートはこちらから → “下仁田町 星穴探検隊が行く初冬の妙義山     Hoshianadake in Mount Myogi, Gunma”




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星穴岳のピークへは西側のコルからは登れない、東側へまわり、左側が切れ落ちた岩棚をトラバースして、東側コルの下の10mのフェイスを登る。




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この10mのフェイスが、スタンスが乏しく難しい(Ⅳ級) 左の立木から細いフィックスが垂れているが、古くてとても使う気にならない。 フェイスの右側のクラックにジャミングを決めて足はフリクションで少しずつ上げていく。 しかし、クラックの岩も脆くてプロテクションが取れないのでリードにはそれなりの力量が求められるだろう。 本ルートで一番難しいセクションだ。 




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そして、見覚えのある星穴岳東側コルからはさらにⅢ級の岩登りで、2度目の星穴岳のピークに立つ。 狭いピークはまさに天空の城のような浮遊感のある場所だ。 




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星穴岳の北側には先ほどトラバースしたP3がそびえている。 赤いラインがラペルで降りた地点で、青いラインが岩壁トラバースしたラインだ。 こうして見ると、本当に登山道として活用するには無理があるルートだ。 もう立派なクライミングの領域だ。 なので、私のブログでは一般ハイカーが誤認識しないようにクライミングのカテゴリーに記載する。 登攀技術の無い登山者は安易に入らないでくださいね。




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天空の城からの眺めは360度の大パノラマだ。




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東側には、3日前に歩いたばかりの表妙義の縦走路も良く見える。




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f0308721_22443727.jpg山頂でのランチ休憩後は、P3南側のコルまで戻り星穴沢(右俣)にラペルで下降する。 
この下降ルートは結構メジャーなのか? 
今回50mラペルを4回行ったが、いずれの場所にもアンカーにはスリングやカラビナが残置されていた。 




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1ピッチ50mいっぱい下降して沢の左岸の大木に2ピッチ目の支点がある。 2ピッチ目は浮石の多い沢筋から滑り台状の沢を降る。 




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3ピッチ目は、途中にチョックストーンのある急な沢筋を降りる。




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4ピッチ目はだいぶ傾斜が緩くなってくるが、落ち葉と浮石の詰まる歩きにくそうな沢なのでラペルで降る。 ここでロープの出番は終了だ。 




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石がゴロゴロした涸れ沢をしばらく降れば、右から水流のある支流(星穴沢左俣?)と合流する。 落ち葉だらけの茶色の沢床にも、よく見れば小さな緑色の芽が・・ネコノメソウかな?




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幅広の沢になるので、歩きづらい沢筋よりも小尾根を越えて右方向へ降って行くほうが良い。 しばらくすると女坂コースの“国民宿舎”と書かれた道標がある場所にでる。 下降を始めて、ここまで4回のラペルと沢歩きで約2時間くらいだろう。




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女坂コースを30分くらい何度か渡渉しながら進むと、朝に見た星穴新道との二股に着く。 そこからは林道に出て、道端の野花などを見ながらのんびりと旧国民宿舎のパーキングまで歩いた。

星穴新道は、半世紀前のクサリなどのルートを示す残置物があるので、ルートファインディングはさほど難しくはないだろう。 しかし、完全にバリエーションと呼んで差し支えないほどの廃道である。 下降も表妙義の一般道に廻るには時間がかかるルートなので(やるならそれなりの体力が必要)、星穴沢の沢下りとなる。 したがって、ラペルやクライミングのテクニックのある者だけが、自己責任において入ることができるルートだということを肝に銘じてほしい。


本ルートのマップ
私のこのルートへの評価: 4★ 上級者以上
行程距離: 約6km(旧国民宿舎‐星穴沢橋‐P1~P3‐星穴岳‐P3南側コル‐星穴沢下降‐女坂合流‐星穴沢橋∸旧国民宿舎)
標高差: 約650m
実動時間: 約9時間 (星穴新道~星穴岳 約5時間、星穴岳~星穴沢下降 約4時間、休憩込み)
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by dream8sue | 2017-04-16 19:44 | Rock Climbing | Trackback | Comments(2)

富岡市/下仁田町 白雲山から金洞山へ早春の表妙義縦走     Mount Myogi in Tomioka, Gunma 

Thursday, April 13, 2017
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群馬県西部に位置する妙義山は、妙義湖(中木ダム)を挟んで分かれる表妙義と裏妙義の総称である。 私は昔、表妙義の稜線は何度となく歩いているのだが、白雲山から金洞山まで通しで歩いていないことに気づき、今回は数十年ぶりに表妙義縦走に出かけた。 

注意:本ルートは、鷹返しなどのクサリ場で毎年のように死亡事故が起きている難易度の高いルートです。 高齢の方、岩登りの苦手な方、腕力の無い方(そもそも岩登りは腕力だけで登るものではないのですが・・)はくれぐれも自己責任の意味を考えて行動してください。 リーダーは、前記のようなメンバーを同行する場合は、ロープ確保など十分な配慮をするべきです。


<マイカーの場合>
高崎方面から国道18号で軽井沢方面に向かい、国道18号松井田バイパスの先の五料の信号を左折し県道51号線に入り213号線に当たったら右折し、妙義神社方面に向かう。 上信越自動車道利用の場合は松井田妙義ICで降りれば県道51号線に合流するので左折する。 妙義神社の鳥居の先の右側パーキングがある。 向かいの大きなパーキングは道の駅のパーキングである。 
私たちは、下山の中間道歩きを避けるために1台の車を中之獄神社にデポし、カーシャトルすることにした。 妙義神社からカーブの続く山道を走れば、金鶏山のすそ野を巻いて下仁田町側にある中之獄神社に着く。




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サクラが満開の参拝道を登り、境内に設置された登山ポストに計画書を入れて(書いて)行くことを忘れずにね。 神社の階段を登りきれば国指定重要文化財の本殿がある。 階段歩きが嫌な人は本殿の下から右側の登山道に入る。




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本殿から木立に囲まれた急坂を30分も登ればクサリ場が現れ、登り上げた尾根の左に妙義山のシンボル “大の字” がある。 岩壁に張り出したテラスのような大の字は、急登で汗ばんだ身体を休めるにはもってこいの場所だ。




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 バックにはこれから登る表妙義の稜線が頭上高くに仰ぎ見られ、その迫力に嫌でもテンションが上がる。




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大の字のクサリを降り、コルから少し進めば右側からルンゼが合流する “辻” という場所に着く。 ルンゼの出合に “キケン 上級コース” と書かれた岩があり、ここを右に回り込むと “奥の院” の石室がある。 そして、その右側の岩壁に約30mのクサリが設置されている。 さあ、いよいよ始まりだ!




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奥の院のクサリ場から続く、濡れた10mのクサリ場や、メタボのお父さんには苦しいチムニーの岩場などをこなし、クサリ3連結の “ビビリ岩” を登る。 バックには昨年の春に登った相馬岳北稜の側壁が壮大な景色を作っている。 う~ん、シビレル~!   ォ━━ヾ(o・∀・o)ノ゙━━オ!!  
相馬岳北稜の様子はこちらから → “安中市松井田町 妙義山の名ルート相馬岳北稜    North ridge of Sōmadake in Mount Myōgi”




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ビビリ岩からは一気に視界が開け、浅間山や裏妙義の岩峰群などの展望を楽しみながら “背ビレ岩” などのナイフエッジの稜線を進む。 そして、石碑の置かれた360度の展望をもつ “大のぞき” に着く。




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振り返れば、眼前には上毛三山の榛名山と、赤城山も遠くに霞んで見える。




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休憩後は、大のぞきの北側につけられた長いクサリを降る。




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急下降の50mはあろうかと思われる長いクサリ場であるが、岩のフリクションは良いので、しっかりスタンスをきめて降りれば問題ない。 大のぞきのキレットから再び急登を繰り返して “天狗岩” に達する。




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それにしても見事な眺望だ。 眼前には裏妙義の丁須の頭から赤岩までの縦走路が横たわる。 そしてバックには、まだ雪をかぶったままの浅間山と、その右には鼻曲山や草津の山々も見える。 
裏妙義の縦走路も、表妙義縦走に負けないほどの面白いルートなのでぜひトライしてほしい。 → “安中市 篭沢から登る冬の丁須の頭 Mushroom Rock“Chosunokashira”in Mount Myogi”




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短いアップダウンを繰り返し、入り組んだ岩稜を巻きながら行くと、ようやく “タルワキ沢のコル” に着く。 休みたくなる気持ちを押さえて相馬岳のピークへの登りにかかる。




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コルから急登を20分ほどこなし相馬岳に到着! ふぅ~  (;^_^ アセアセ・・・ 登山口から約4時間。だか、まだルートの3分の1くらいである。 行く手には表妙義縦走の核心部である “鷹返し” の岩峰がお目見えだ。 
山頂で逆コースから縦走してきたという単独行の年配男性に会う。速い! 三( ゚Д゚) ス、スゲー!  いえ、私達が遅いのです! (;^_^ )




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相馬岳で20分間のランチ休憩後は、茨尾根へのガラ場の下りが待っている。 急勾配な上に脆い斜面で浮石も多く落石しないように神経をすり減らしながらの下降となる。 
ちなみに相馬岳の西に “裏相馬岳” という地味なピークがあり、2度と来ないかもしれないのでちょっと寄り道させてもらった。 プライベートテラスのような狭い岩稜の先端で南面の展望を束の間楽しんだ。




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ガラ場の下りは、やがてクサリが現れて沢筋の水場へと導かれる。



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嫌なガラ場が終わり、楽しい茨尾根の岩稜歩きとなる。 えぐれた岩壁をトラバースして・・




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急峻なクーロアール状のリッジを四つ足で攀じ登り、岩のアーチをくぐって進む。 




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茨尾根の途中で降り返れば、藪越しに相馬岳がもうあんなに遠く高く見える。




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やがて南の視界が開け、眼下には筆頭岩のある金鶏山や西上州の山々が広がる。 




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中間道に繋がる “ホッキリ” の分岐を過ぎると、岩の基部を巻くように10mくらいの外傾した岩場が現れる。クサリでこれを登り、さらにその先の濡れた嫌らしいスラブ20mほどをクサリでトラバースする。 




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やがて裏妙義の林道へ下る “女坂分岐” を右に分けると、核心部の鷹返しの大岩壁が目の前に迫る。 西側には “射抜き穴” “結び穴” の2つの穴を従えた星穴岳が鬼の顔の様に浮かんでいる。 緊張感マックスであるが、陽当たりの良い茨尾根では、時々見かけるアブラチャンの黄色い花が心を和ませてくれる。




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女坂分岐を過ぎてから尾根の東側を巻きながら鷹返しの大岩壁の基部に至る。 すぐに5mくらいのクサリのかかった岩稜が現れる。 露出感がつよいがスタンスが大きく安定しているので、落ち着いて登れば大丈夫だ。 登り上げた岩バンドを10mほどトラバースすればピカピカのハシゴがセットされている。 まさしく昨年の秋にかけ替えられたばかりのハシゴである。   




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ハシゴからクサリに変わり、40mくらい続く高度感のある岩場を登る。 ここでビビったら無理をせずに引き返そう。 何をもって上級者というのかは定かでないが、妙義山の上級コースに関しては間違いなく岩登りのできる登山者の事であると確信するだろう。 中間テラスから下を見ればこんな感じ。




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中間テラスから上を見ればこんな感じ。




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東に目をやれば、歩いてきた白雲山から相馬岳の岩稜が一望できる。




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40mの垂壁上部でカンテを越えて、右側が切れ落ちた湿った岩場のトラバースをして “鷹返しの頭” へ続く尾根にでる。




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鷹返しの頭からは、今度はルンゼ内の長い下降(約25m)が待っている。 登りより怖い下りなので、安全を考慮してラペルすることにする。 50mロープ必携だよ。 




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どうにか核心部を終えたが、安心するにはまだ早い。 白雲山側に比べると金洞山側のルートの方が悪い気がする。 左に石門群へのエスケープルートを分け、東岳へと進む。 西側には中ノ岳の “コブ岩” 岩稜が逆光の中で黒いシルエットを浮かべていた。




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南側には中之獄神社のパーキングが見えてきた。




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振り返れば安中市、高崎市方面の平野が広大な景色を見せる。




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プチ蟻の塔渡りのようなコブ岩をバランス良く渡り、さらに2段20mくらいのクサリ場を慎重に降る。 疲労感もマックスなので集中力を切らさないように頑張ろう。




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そして最後は濡れた泥壁を慎重に登れば、石祠が置かれた中ノ岳山頂に到着だ。
やれやれ、何とか日暮れ前までに下山できそうだ。
中ノ岳からはフィックスロープの張られたガレた斜面のトラバースをこなし、北側から回り込むように “主稜のコル(中ノ岳と西岳のコル)” に出る。




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主稜のコルからは石門の見晴台方向に下山となる。 コルから中之獄神社までは40分くらいである。 この間は星穴めぐりのレポートを参考にしてね。 → “下仁田町 星穴探検隊が行く初冬の妙義山         Hoshianadake in Mount Myōgi”
なお、中之獄神社のパーキングは午後6時くらいで閉鎖されるので下山時間に留意する必要がある。 私たちはパーキングが閉鎖されることを知らず6時半くらいに下山したら、パーキングの係員が時間を延長して待っていてくれた。 ありがとうございました。 ちなみに、中之獄神社のパーキングから下仁田方面に少し下った所に未舗装のパーキングがあり、こちらは時間制限が無いらしい。  <写真は中之獄神社のパーキングから見た表妙義の稜線>




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中之獄神社の近くにある “さくらの里” のサクラはまだ固い蕾であった。 
早春の表妙義の縦走路は、日陰にはうっすらと氷が張っている場所や濡れた斜面があるものの、核心部の岩場などの状態はまずまずだ。 
シーズン始めでまだ身体が岩に馴染んでいないが、良いウォーミングアップとなった。

私のこのトレイルへの評価: 5★ 上級者向け
行程距離: 約5km(妙義神社‐大の字∸白雲山‐相馬岳‐鷹返し∸金洞山‐中之獄神社)
標高差: 約630m (アップダウンが多く累計高低差はこれ以上)
実動時間: 約11時間 (妙義神社~相馬岳 約4時間、相馬岳~中之獄神社 約6時間 休憩約1時間込み)

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by dream8sue | 2017-04-13 22:53 | 群馬県 西上州エリア | Trackback | Comments(2)

安中市松井田町 妙義山 西大星直登ルート     Nishitaisei in Mount Myōgi, Gunma

Sunday, November 6, 2016
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2015年の春に御岳ルートから丁須の頭を登った時に見た西大星がかっこよかった。 そして、いつかは登りたいと思っていた。
西大星はバリエーションルートであるが、そのピークへのルートはいくつかあるようだ。 ピークハント優先なら鍵沢を上流まで登ってから支尾根に取り付きルンゼやチムニーを登る方が易しいようだ。 が、どうせ登るなら北尾根から極力真っ直ぐに登りたい。 いろいろ調べる中に、 “打田氏の「藪岩魂」の延長のつもりでいくと危険” などとのコメントもある。 う~む・・「藪岩魂」の愛読者としては裏を取らなくてはいけないな~ということで、知り合いのサーティーン・クライマー(13歳じゃないよ)2名と、ツゥエルブ・クライマー(12歳じゃないよ)1名の最強メンバー + 藪岩ハイカーの私で行くことにした。




f0308721_2113913.jpg<マイカーの場合>
国道18号線で長野県方面に走り、横川駅を過ぎたら旧道に入る。 旧道に入って最初のヘアピンカーブの手前を左に曲がる。 左に曲がるとすぐに左へ下る狭い道がある。その道を降りたところに写真の “麻苧の吊り橋” がある。 吊橋を右に行ったところに広いパーキングがあり、公衆トイレもある。 





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西大星北陵の取付きは、始めは鍵沢ルートを行く。 麻苧滝不動尊へ行く“麻苧の吊り橋”を渡り、麻苧滝や御岳ルートとは反対の右へ行く。 2羽のオシドリが仲良く泳ぐ池の西端に鍵沢ルートの登山口がある。 道標に従って山路を行けば、崩壊した旧登山道に代わって作られた急な尾根のクサリ場に行き着く。 2015年春には急場処置でフィックスロープだけだったが、現在はクサリとアルミ製のハシゴが設置されている。 だが、それにも関わらず、一般ルートとは思えないほどの足場の悪い急斜面である。




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いきなりの急傾斜をこなし、左へ山腹トレイルを行き、ガレ沢を渡った先の尾根の右上に石祠と碑がある。 ここが北稜の取り付きである。




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藪尾根を登ればすぐに小さな岩塊が現れる。 妙義の藪岩尾根らしい雰囲気に身体を慣らしながら登っていくと、程なくして紅葉の中にP1、P2と思われる岩塔が姿を現す。 005.gif 004.gif




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岩塊を2つ、3つ巻いて進み、一際大きな岩塔に行き着く。これがP1かな? ここは岩塔の基部を右から簡単に巻ける。




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f0308721_2181481.jpg続くP2?(地図上の712mあたり)の岩塔は左から巻く。
側壁のへツリはスタンスを慎重に探して一歩一歩確実にね。




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やがて、眼前に西大星が現れテンションが上がる。 う~ん、登れるかな~ 008.gif




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はやる気持ちをおさえて、まずは目の前の障害をひとつひとつこなしていこう。 プチ蟻の塔渡りのようなナイフリッジを渡るが、幅が狭く結構怖い。 008.gif




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その先には、短いチムニー状の岩場の下降があるが、スタンスが無く難しい。 でも、クライマー集団はフリーで行っちゃうんですね~。ふぅ~ 042.gif




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お、そろそろ奇岩がちらほらと姿を現す。 017.gif




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Oh!ここが渡り廊下のような岩稜だ。 なかなか見事な自然の造形だね~。 072.gif




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渡り廊下周辺からは右側(北)に山急山の岩山が鉄塔の奥に見える。 以前登っているが、あんなに大きな岩山だったのか~と改めて認識した。 005.gif
山急山に興味のある方はこちらから → “安中市松井田町 静かな山急山で大展望を独り占め   Sankyuzan in Annaka, Gunma”




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左側(南)には鍵沢の紅葉と、御岳尾根が逆光の中に黒く浮かんでいた。 072.gif




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渡り廊下の先に立ちはだかる岩場を右に巻くと、紅葉した樹木の奥に奇岩群が現れる。




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奇岩群の岩塔は右のスラブ帯を巻く。




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巻きながら上を見上げれば、左端の奇岩は宇宙人カネゴンみたいだ。 005.gif 037.gif




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スラブの右側の段差を登れば奇岩群に近づける。  宇宙人カネゴンはキノコ岩だった。 




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f0308721_230563.jpgリッジを乗り越えて、反対側からこの奇岩を見ると、空に向かってたたずむ人のようだ。(誰がよんだか お坊さん岩)このお坊さん、きっと泣いているね。 何故かって? 034.gif

だって、喉のあたりに大きなスズメバチの巣ができているのだ・・Oh My God!  002.gif





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奇岩群から続く岩場は、左の側壁をトラバースして、西大星本峰へ続く尾根へと進む。 




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振り返れば、先ほど歩いてきたP1、P2,渡り廊下の岩稜が紅葉の海に突起して、まるで白波の様だ。 005.gif




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そして、目指す西大星本峰の周辺には、遠くからは見えなかった針峰がニョキニョキと林立しているではないか。 005.gif
西大星北稜を登ったレポートを読むと、針峰や本峰には登らずにこのあたりで下降をしていることが多い。 ここまでなら楽しい奇岩巡りのハイキングとして、 “藪岩魂” レベルのハイカーなら来られるかもしれない。 しかし、ここから先はルートも複雑になり、岩登りの技術が不可欠だ。  034.gif
登山口からここまで約2時間30分。 私達はここまでフリーで登ってきたが、本峰を前にしてここでハーネスを装着して気合を入れる。  045.gif




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いよいよ西大星への登攀となる。尾根を行くと本峰の手前の小岩峰が行く手をさえぎる。 直登できるかと探ってみたが、青いロープが残置されたドスラブで、プロテクションが取れない。 ここはあえて登らなくても良いかと思い左のルンゼに15mほどラッペルして小岩峰を巻くことにした。 が、ここは右から巻く方がラッペルしなくて済んだようだ。  




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急な落ち葉の詰まったルンゼを四つ足で這い上がり、 5mくらいの壁(Ⅲ級くらい)を細かいスタンスをひろって登る。 042.gif



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さらに右か左かルート取りに迷いながらも、右寄りのルンゼを登る。 この辺りが一番ルートファインディングの難しい場所のような気がする。 039.gif




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足場の悪いルンゼを右寄りに登ると、ペツルのボルトが打たれたフェイスがある。 ここが本峰手前の針峰(P5?)へ直登するルートの取り付きのようだ。 Ⅲ級くらいの岩場をロープ確保でカンテに登りあげる。




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この高度感の中でのクライミングとなるわけで・・・ 008.gif




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カンテからは、右の岩場の展望がさらに高度感をもたらす。 008.gif




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そして、左側に本ルートの核心部(Ⅳ級くらい)が待ち受ける。 左手のホールドが無く、右手の一手が遠い。 左手の浮いた草付きを騙し騙し掴んでどうにか登ったが、私はフォローでも怖かった! サーティーン・クライマー達は余裕のクライミングだ。さすがです! 038.gif




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そして、藪岩をもう1ピッチほど登れば針峰のピークに着く。 ピークからは左側(東)に御岳ルートの尾根の全容が見える。




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f0308721_2442452.jpgもちろん、その先頭には丁須の頭が特徴的なハンマー型の岩塔をのぞかせる。 

ズームして見れば、紅葉シーズンの休日とあって丁須の頭もハイカーで大賑わいのようだ。 024.gif 




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さて、針峰からはいったん本峰とのコルへ約40mのラッペルとなる。 残置のスリングが足場の悪い岩壁のエッジ近くの木にあるが、私たちは足場の良い木に青スリングを残置してラッペルした。 




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約40mのラッペルは途中で完全に空中懸垂となる。 008.gif




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ラッペルするSue。




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ラッペルしながら北側の景色を撮影した。 上信越自動車道の高架が見下ろせる。 072.gif




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ラッペルの着地点からルンゼをコルに登り上げ、反対側のⅢ級くらいの岩場を登る。 




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岩場から落ち葉の詰まった急なルンゼを登りつめれば、藪の生えたフラットなピークがある。




f0308721_248895.jpg本峰はさらにその先のピークのようだ。
30分ほどランチ休憩した後に本峰に向かう。
遠そうに見えた本峰は意外と近く5分くらいの歩きで到着。
ランチライムを除いて約5時間で到着だ。
足元に釜飯の釜の破片が落ちていた。 013.gif
往年のクライマーのランチかしら? 039.gif 037.gif





f0308721_2504995.jpgf0308721_251287.jpg
本峰からは北西方面の展望が良い。 浅間山は残念ながら雲がかかっていたが、恩賀の高岩や稲村山が北側の空間にジオラマの様に展開している。 043.gif




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そして、南西方向には、裏妙義の赤岩、烏帽子岩の岩塔が連なり、三方境の峠を越えて谷急山が悠然と鎮座している。




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さて、下降は本峰と針峰のコルまで戻ってルンゼを鍵沢側に下ることも考えられるが、私たちは南峰側から東面のルンゼを降り鍵沢へ下ることにした。 まずは本峰から15mくらいのラッペルで下部尾根に降りる。 071.gif




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尾根から南峰の左側をトラバース(赤線)して、末端のピナクルとのコルの上から30mくらいのラッペル(黒線)で一気にルンゼに降りる。




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ルンゼ内に降り立ちロープ回収。




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急なルンゼを降る途中にも、ボルダーの詰まった小滝がありラッペルで下降する。 ここも5mくらいは空中懸垂となる。 ここでロープの出番は終了。 ちなみに、この小滝は右岸をクライムダウンで降ることも可能のようだ。




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鍵沢を目指して、ホウノキのような大葉で覆われた斜面をかけ降る。 




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本峰から下降を始めて約1時間で鍵沢ルートと合流。 ここからは御岳ルートの下降路と同じなので、そちらを参考にしてほしい。 → “群馬の駅からハイク vol.6 : 安中市 妙義山 御岳から登る春霞の丁須の頭  Chosunokashira in Mt.Myōgi”

鍵沢ルートの第二不動ノ滝は、渇水期とあってだいぶ水量が少ない。 鍵沢ルートと合流してから1時間ほどで登山口にもどった。 059.gif

休憩込みで8時間というスピードは、経験豊かなクライマー集団のお陰だ。 承知のことと思うが、ここは一般ハイキングルートではない。 上級者ハイカーなら可能な藪岩ハイキングとも違う。 登攀要素が強いエリアなので、十分なクライミング経験者か山岳ガイドと同行してね。 034.gif
なにせ妙義山は、群馬県下の山岳事故において、ギネス入りしている谷川岳に次ぐ、県下ワースト2の死亡事故多発山岳だということをお忘れなく。 005.gif 034.gif  

本ルートのマップ:yahoo! map
私のこのルートへの評価: 4★ 上級者向け(岩登り、懸垂下降あり)
行程距離: 約5km(鍵沢登山口7:00~北稜取付き~P1~P2~奇岩群~針峰(P5)~本峰12:30 ~南峰から下降~鍵沢コース合流~鍵沢登山口15:00)
標高差: 約630m
実動時間: 約8時間 (休憩込み)

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by dream8sue | 2016-11-06 01:40 | Rock Climbing | Trackback | Comments(0)

安中市松井田町 妙義山の名ルート相馬岳北稜     North ridge of Sōmadake in Mount Myōgi

Saturday, April 16, 2016
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妙義山の相馬岳北稜は妙義のバリエーションルートの中でもピカイチだろう。地図を見れば一目瞭然、岩壁マークに沿って登るこのルートは藪岩好きの岳人ならば登っておきたい1本だ。巻き路に逃げることも可能であるが、忠実に尾根をたどれば部分的にⅣ級くらいの岩登りあり、何度もラッペルをするルート取りなどクライミング要素の強い秀作である。 049.gif

注意:このルートは一般ルートではありません。 必ず経験者(読図や登攀のできるレベル)と同行してください。 また入山に際しては自己責任であることを肝に銘じ、万が一の事態にも自分たちで対処してください。



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標準コースタイム12時間のロングルートだけに早発ちは必須だ。日の出を待って出発。取付きはダムの下流にかかる橋を渡り、0.5kmほど行った小さな沢(橋を渡ってから2つ目の沢)が入り込んだところだ。沢の右岸の尾根に取付き、最初から急登の尾根を登る。 042.gif




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登りだしていくらもしないうちに、小さな岩場が現れる。岩場を越えると木々の間から町並みが見え始める。 “あたご社” と書かれた手作りの標識があり、左の岩壁に御宮の旗が見える。こんな熊しか通らない尾根にもお宮を置いてあるのかしら? 039.gif




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春のど真ん中ということもあり、北稜下部の標高ではミツバツツジの花が満開だ。




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朝陽に裏妙義の岩壁が紅く色づく。スカイラインは丁須の頭に突き上げる御岳ルートだ。
私は、昨年の早春にこのルートを登っている。→ “群馬の駅からハイク vol.6 : 安中市 妙義山 御岳から登る春霞の丁須の頭  Chosunokashira in Mt.Myōgi




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P1に向けて、200mの急登をこなす。踏み跡もそこそこあるので、心配していたほどルートファインディングは困難ではない。 043.gif




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東面が切れ落ちた岩尾根、P1に出ると目の前には、早くもP2が現れる。 005.gif 072.gif




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P1~P5 まではさほど難しい場所もなく高度をかせげる。登るほどに視界が開けていく。




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P2は右を巻き、2つのコブのような岩の間を行く。




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東面は絶壁なので、基本的に右側(西面)を巻く。P4辺りの西壁と新緑のコントラストが綺麗だ。 072.gif




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P1~P5までは、新緑のシャワーを浴びながらルンルン気分で歩ける。 060.gif



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時々、露岩が出てくるが、このくらいならプレーシャーも無く楽しい。 060.gif



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東面に朝陽が当たり、新緑が一段と美しい。 072.gif  072.gif




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ヤセ尾根にも春の息吹が・・この花は何でしょうか?




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P5が現れる。P5のバックにはハサミ岩がぱっくりと口を上に向けている。




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P4とP5の鞍部からは岩のキレット越しに白雲山の尾根が浮かぶ。




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P5のヤセ尾根を端まで行くと、行く手が深い断崖絶壁となり、とても降りられそうにない。そしてP6と思われる岩峰が谷を隔てて立っている。




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P5からの下降点を探し20mほど戻って右側(西側)につけられた踏み跡を見つける。(ここに新たに赤布を目印に足しておいた)




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下降途中からは、P6の岩壁の向こうにP7が朝陽を受けている。え~!あの壁を登るの?・・と心の声。 005.gif 008.gif



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f0308721_1154885.jpgP5とP6のコルからは、チムニー状の岩(15mくらい)を登る。

下部のクラックから入り、右のフェイスに出る。





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f0308721_117047.jpgP6の肩にはいあがったら、西側の岩壁バンドを登る。

P6の西壁にはイワヒバ(別名:イワマツ)が群生していて見事だ。

イワヒバの葉状の茎は乾燥すると丸く縮まってしまうが、水分を得ると放射線状に美しい枝葉を広げる。

また、足元にはミョウギイワサクラも群生している。  056.gif





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f0308721_1201756.jpgミョウギイワサクラを踏みつけないようにバンドをトラバースした先には、ラッペル用の青いスリングとリングの残置がある。

ここでP6とP7のコルへ15mほどのラッペルで降りる。 071.gif




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コルに降り立ち、P7への登高ルートを探る。目の前にある悪そうな凹角はとても登れる気がしない。右側の浮石の詰まったカンテも登れる気がしない。Oh Boy! Where should I climb? 025.gif
目の前の壁にばかり気を取られてはいけない。このコルから這い上がるポイントは、どうやら10m左のルンゼを詰めたところのようだ。出だしは少し被り気味のフェイスであるが、取付きに生える立ち木をうまく使って、大きなスタンスに立ちこむ。後はオッパイのように突き出たホールドがたくさんあるのでⅢ級くらいの岩登りとなる。




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壁は30mくらいであるが、途中から傾斜が増す。ここにもイワヒバが群生している。最後はやや小さくなったホールドをこらえ、立ち木を取れば傾斜も緩くなりP7に着く。ここが前半の核心部と言ってもよいだろう。後続の2人パーティーのリードが大きな落石を起こしたので肝をつぶすが問題は無かったようだ。 008.gif




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P7から続くヤセ尾根の先には、後半の核心部となるP12が見えてきた。




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P7から西側面の岩場をクライミングダウンを交えながら下降する。P8とのコルには、ここにも一際見事なミツバツツジが咲いていた。 056.gif



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P8からP10までは小ピークをいくつも越えて行く。岩場歩きに慣れている者ならさほど問題となるセクションではない。




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東面は相変わらず絶壁である。石碑のような岩塔が立つ小尾根を見下ろす。




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振り返れば、登ってきたP5~P7の岩峰が見える。バックには榛名山が春霞の中に薄いシルエットを見せている。 072.gif




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そして、裏妙義と呼ばれるエリアにある妙義湖と岩尾根。




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やがてP11への登りにさしかかると、東面へ顕著な巻き路がある。急峻な岩壁帯のトラバースから左上に見えるコルに登り上げる。このトラバースが意外と悪いので要注意だ。 008.gif 042.gif




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さて、このルートの核心部とも言うべきP12だ。ブッシュ交じりの20mほどのカンテ状の壁である。急傾斜の泥壁をブッシュの生える中間テラスまで登る。




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中間テラスからクラックの走る壁を左上するのだが、出だしの2mがハングしていてホールドも乏しい。
残置ハーケンと残置スリングがかかっている。ここには赤のエイリアンがばっちり決まる。トップはクラックから左のドロ壁にアイスバイルを打ち込みホールドにして越えて行く。私はフォローで、残置スリングを掴みハイステップに何とか足をのせ、残置してもらったアイスバイルを使って同じくドロ壁に打ち込みホールドとする。もしやと半信半疑で用意したアイスバイルであったが、本当にドロ壁によく効いた。
ちなみに、P12は大きく西側に巻き仙人屈に登りあげるエスケープルートがあるようだ。




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P12 は “つづみ岩” とも呼ばれていて、手をたたくと辺りの岩にこだまの様に反響する不思議なピークだ。そして、P12からは南東にハサミ岩の刃にあたる大小の岩塔が見下ろせる。そこから935mのピークへと続く尾根を目で追う。




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その右(南西)に目をやれば、下降路となる相馬岳コースと、そのバックには表妙義主稜線である鷹戻しや金洞山、そして星穴岳が黒いカーテンのように立ちはだかっている。




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さらに西には、裏妙義の風穴尾根の岩峰や西上州の山々が望める。




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振り返れば、北にP11と、バックに裏妙義の主稜線とも言うべき丁須の頭から谷急山への岩尾根が見える。




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核心部が終わり一息入れたいところであるが、P12は狭いピークなので仙人屈まで行って休憩しよう。それに、ここからの下降もあなどれない。 034.gif




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両サイトが切れ落ちた、まさにナイフエッジ。ここは無理をしないで左側(東面)へ立ち木で短く切って2回のラッペルをする。




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ラッペル後も足場の悪い斜面をトラバースしてハサミ岩の大きい方の岩の肩に出る。




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f0308721_1331718.jpgハサミ岩の肩からⅢ級くらいのクライミングダウンで降りたったところが岩のアーチになった仙人屈である。 005.gif




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f0308721_1352691.jpgアーチをくぐった西側が大きな岩のルーフをもつケーブで、千人(仙人)は無理だが百人くらいはビバークできそうな大きな洞窟である。 041.gif

取付きからここまで6時間とまずまずの速さだ。トップがフィックスしたロープにセカンドとサードはアッセンダーなどでセルフビレーを取って登るシステムでスピードアップを図った。 034.gif





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仙人屈でしばし休憩したら、先を急ごう。続くハサミの小さい方の岩は右側から巻く。




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岩場が終わったあたりで振り返って見たら、あっちもこっちも岩塔で、まるで岩の森に棲む小人にでもなった気分だ。 037.gif




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仙人屈から30分ほどで幕営敵地と思われる935mの広いピークに着く。この先はもう岩場は無いかと思いきや・・尾根にちょこんと立つボルダーを右から巻く。




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最後の短いナイフエッジを越えて、いよいよ樹林帯の尾根登りとなる。




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緊張感から解放されてただ足を前に出せばよいだけの尾根歩きだ。が、緊張感がなくなった分、朝からの疲れが気になりだす。相馬岳山頂はまだかまだかと何度も偽ピークに騙される。 042.gif




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935mのピークから約1時間、取付きから約7時間で相馬岳に到着!疲れた~! 066.gif ビバーク用にと多めに背負ってきた水をがぶ飲みする。山頂でゆっくりお茶を沸かして互いの労をねぎらい、北稜を無事に完登した喜びに浸る。 051.gif 063.gif




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下山は、1週間前に偵察済みの相馬岳コースなので、そちらを参照してほしい。一般道とはいえ50mのクサリ場やヤセ尾根が続くルートなので、疲れた身体には結構くる。(写真は北稜から見た相馬岳コースのシルエット)
→ “安中市松井田町 妙義山 裏妙義から登る相馬岳   Sōmadake in Mount Myōgi, Annaka, Gunma




f0308721_14066.jpgロングルートなので、体力と持久力が必要である。が、体力自慢だけでは登れない。
岩登りのテクニックが必要なのは言うまでもないが、テクニック自慢だけでも不安材料はある。
ここは、西上州の脆い岩質を熟知した経験知が必要なルートだと思う。

私のこのルートへの評価: 5★ 上級者以上
行程距離: 約7km(ダム下流取り付き‐P1~P5‐P6~P12‐仙人屈‐ハサミ岩‐935mピーク‐相馬岳‐国民宿舎分岐‐相馬岳コース下降 – 裏妙義国民宿舎=カーシャトルにて取付きまで戻る)
標高差: 約720m
実動時間: 約10時間 (取付きから仙人屈まで約6時間、仙人屈から山頂まで約1時間20分、山頂から相馬岳コース下降約2時間、山頂での40分休憩込み)


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by dream8sue | 2016-04-16 00:11 | Rock Climbing | Trackback | Comments(2)

安中市松井田町 妙義山 裏妙義女坂から登る相馬岳      Sōmadake in Mount Myōgi, Annaka, Gunma

Sunday, April 9, 2016
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今春中に相馬岳北稜と、表妙義縦走を行う計画があるので、そのための偵察山行として裏妙義から相馬岳に登ってきた。目的の一つは表妙義縦走の一部である茨尾根(ばらおね)を歩くこと、そしてもう一つは相馬岳北稜の下降路となる相馬岳コースの下見である。
表妙義は最近では、石門めぐりと、星穴探検を行っているが、久しく主稜線を歩いていないので数十年ぶりに歩いた茨尾根は岩の要塞、岩の迷路で楽しかった。  060.gif
→ “下仁田町 妙義山 石門めぐり   Sekimon in Mount Myōgi




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<マイカーの場合> 登山口の裏妙義国民宿舎までは、昨年の2月の丁須の頭ハイクを参照してほしい。 040.gif
→ “安中市松井田町 妙義山 篭沢から登る冬の丁須の頭   Chosunokashira in Mount Myōgi

訪れたこの日は、裏妙義国民宿舎の周辺は桜が満開で裏妙義の岩壁とのコントラストが素晴らしかった。 072.gif
ちなみに、裏妙義国民宿舎は2016年3月末で閉館となった。いろいろな思い出がある宿だったのでとても残念だ。こんなに素敵なロケーションに建つ宿なのになぁ~  007.gif




f0308721_1541492.jpgf0308721_15411849.jpg
国民宿舎から中木川の右岸(川下に向かって右側)の林道を30分ほど上流に歩き、星穴分岐から星穴沢(女坂)に取り付き茨尾根に登る。
1ヶ月前に雪稜の谷急山に登るためにこの林道を歩いているが、この一月で一気に春の息吹が噴き出している。
道端にはキブシやスミレ、マムシグサなどが咲き、単調な林道歩きを楽しくさせてくれる。 056.gif 060.gif
→ “安中市松井田町 妙義山 雪稜の谷急山    Yakyūsan in Mount Myōgi




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星穴分岐のケルン(慰霊碑)の横を通り中木川から分かれ左の星穴沢に続く路を行く。 070.gif




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以前に星穴沢を登っているのだが、まったく記憶が無い。008.gif。。星穴沢出合いには立派な堤防が作られている。こんな堤防あったかなぁ~? 039.gif




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堤防を右の林道から回り込む。現在は廃道となっている星穴新道への登山口を右に見て左へ進めば、星穴沢へと入って行く。




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しばらく沢筋に沿って、沢を何度か渡りながら上流に進む。木立の間から星穴岳の岩稜が見え隠れする。




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星穴沢にはいくつもの小滝がかかり、淡い芽吹きの樹木と白い流筋のコントラストが美しい。沢の風景ってやっぱりいいなぁ~ 043.gif 049.gif




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出合いから30分ほど沢筋を登れば、沢が二俣になる。国民宿舎から約50分歩いたので一休みする。 063.gif




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二俣の中間尾根に取り付く。いよいよ本格的な登りとなる。 042.gif




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針葉樹林帯をひと登りすると892m地点の岩峰基部のトラバースにさしかかる。このトラバースが意外と悪い。湿った岩盤の上に落ち葉が積もり、とても滑りやすく2mほどずり落ちた! 005.gif 足場の悪い急斜面で、なかなか脱出できずに落ち葉の中でしばらくもがく。 008.gif 041.gif




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岩峰基部から茨尾根に続く尾根を東に進む。 070.gif




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この尾根からは西に鬼のような顔をした星穴岳が良く見える。昨年の初冬に星穴岳に登り、2つの星穴探検をした。右の大きな穴が “結び穴” で、左が “射抜き穴” だ。
→ “下仁田町 星穴探検隊が行く初冬の妙義山   Hoshianadake in Mount Myōgi




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星穴分岐のケルンから星穴沢ルート(女坂)を登ること約1時間30分で表妙義の主稜線、茨尾根に出た。 042.gif

ここからは、相馬岳を目指し茨尾根を左(北東方向)へ進む。 070.gif




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ヤセ尾根につけられた東側のトレイルを降ると、右側に要塞のような高い岩壁が出てくる。この岩壁基部をトラバースして行く。 071.gif




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ホッキリに向かう手前の稜線から南側に君臨する “鷹戻し” の岩峰がよく見える。

鷹戻しに登っている登山者がいたのでズームしてみた。

赤丸の中が登山者で、赤破線がルートである。

対岸から見ているせいもあるがほぼ垂直の岩壁だ。 005.gif

よくぞこんな壁にクサリやハシゴをかけたものだ、と感心する。 045.gif




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鷹戻しの岩壁の南側には石門群の岩塔が連立している。そのバックには筆頭岩から続く金鶏山が見える。
→ “富岡市妙義町 寒風の中の筆頭岩クライミング   Rock Climbing at Hitōiwa in Mount Myōgi,Gunma




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さらにヤセ尾根を降りて行くと、ホッキリというコルに行き着く。ここから右に20分ほど降れば中間道と呼ばれる表妙義自然探勝路にエスケープできる。 029.gif




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ホッキリのコルを登り、浮石の多いヤセ尾根を登る。右側(東面)の切り立った絶壁越しに相馬山がその雄姿を現す。 004.gif



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西面の岩場を登り上げ、チョックストーンのトンネルをくぐり東面の絶壁帯に進んでいく。




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チョックストーンをくぐると、眼下に東面の景色が広がる。金鶏山のすそ野を巻く県道や平野が見渡せる。




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その先は、後ろ向きでなければ降りられないほどの急な斜面の下りとなる。 008.gif




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足元には転げ落ちたら止まらないであろう急斜面が続く。いつものお花見ハイクのようなよそ見歩きはできない。 034.gif




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ハイカー同士のすれ違いもままならないような岩壁帯の通過。




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岩壁帯を越えると、西面の沢へ降りたつ。




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沢からザレた尾根を登る。




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ザレた尾根の先には、30mのクサリ場が現れる。



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相馬岳への登り返しは思った以上にきつく心臓も神経も張りに張っている。が、そんな時に足元の小さなピンクの花が心を和ませてくれる。 “ミョウギイワザクラ” のようだ。きっと以前にも見ているのだろが、以前は花などには全く興味がなかったので認識していなかった。改めて初めまして。 035.gif 051.gif




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クサリ場をこなして、左に今日の下山ルートである相馬岳コースの分岐をみる。分岐の先を東に行けば裏相馬岳がある。裏相馬岳には寄らずに鞍部に降りていやらしい岩場を登り上げれば相馬岳山頂に着く。 066.gif 登山口から約3時間30分の登高であった。 059.gif 山頂からは北西方向にわずかな残雪をつけた浅間山が春霞のなかに浮かんでいる。




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そして、眼前(南西)には鷹戻し、金洞山、星穴岳の岩峰群が威圧的に横たわっている。バックにはテーブルマウンテンの荒船山がその特徴的なシルエットを浮かべている。
→ “下仁田町 西上州のテーブルマウンテン荒船山   Mount Arafune in Shimonita, Gunma




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風もなく暖かな春の陽気だ。

妙義の展望を楽しみながらゆっくりとランチタイムを楽しむ。 063.gif

ランチの後は、今回の目的のひとつ相馬岳北稜を探る。

北稜と思われる踏み跡に進んでみるも、藪で北稜側は良く見えない。 046.gif

山頂からは見えないが、下降路の相馬岳コースから、北稜の全容がうかがえる。

山頂をあとにして相馬岳コース分岐(国民宿舎の目印)へ戻る。




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ザレた歩きにくい尾根路を降っていくと、右側の展望が開け、相馬岳北稜が一望できる岩峰に着く。北稜の東面の絶壁と、一目でそれと分かるハサミ岩、そして右側に続く935mのピーク。
“OMG! あのゲジゲジ(岩壁マークの比喩)の上をいくのか~!あんなところ登れるのか!” と、Sueの心の声。 025.gif 037.gif そのワクワク、ドキドキ山行は来週のお楽しみ! 024.gif 060.gif




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とりあえず、無事に下山せねば・・展望の良い岩峰を降ると、クサリが連打されたルンゼへの下降となる。




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このクサリ場は急傾斜な上に湿っていて、なかなかシビレル。しかも50mくらいある長いクサリ場である。ここは暗くなってから歩くのは危険だと判断する。 008.gif 034.gif




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クサリ場を過ぎてもヤセ尾根が続く。




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ヤセ尾根からは、登ってきた星穴沢コース(女坂)のバックに金洞山や星穴岳が見える。 072.gif




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そして、下降路にも岩塔がニョキニョキと現れる。




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岩塔の基部まで登り、そこからクサリの掛かった岩場をトラバースして、さらにヤセ尾根を降る。 071.gif




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岩塔の基部からは裏妙義の稜線と岩峰群の雄大な景色が広がる。この角度から裏妙義の全貌を見るのはちょっと感動的だ。写真では分かりづらいが、肉眼では裏妙義のシンボル “丁須の頭” もくっきりとスカイライン上に見ることができる。感動的な裏妙義の一大パノラマに疲れた身体も息を吹き返す。 043.gif




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続いて現れる岩場は、西面をクサリと鉄棒のスタンスに足を置いて慎重に降る。行く手には “のぞき穴” のある岩塔が見える。




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岩塔のバックには妙義湖が見える。




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ほどなくして、のぞき穴の岩塔に着く。

のぞき穴からは、相馬岳北稜の核心部P12(つづみ岩)やハサミ岩がまるで絵画のような構図で見えている。

どこかで見たことがあるこの風景。でき過ぎでしょう! 041.gif 049.gif




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その相馬岳北稜をのぞき穴からのぞいて見る。来週はそこに行くからね。待っててね~! 017.gif
→ “安中市松井田町 妙義山の名ルート相馬岳北稜    North ridge of Sōmadake in Mount Myōgi”




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のぞき穴の岩塔のすぐ下に “見晴し” の岩テラスがある。鉄の手すりは危険なので立入禁止のテープが張られている。入るなら自己責任でね。っていうか、手すりも立入禁止テープも、地図上の見晴しなどという案内もすべて撤去してしまったほうがよろしいのでは?登山なんてものはすべて自己責任ですよ。 026.gif 034.gif




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見晴しを過ぎると、トレイルの様子は一転して穏やかになる。




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標高が低くなってきたせいか、辺りはツツジロードへと変わった。 056.gif 043.gif




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“新緑” と言うけれど、新緑の芽吹きは、緑ではなく赤や黄色に近い色あいで秋の紅葉みたいである。 ツツジロードでテンションが上がり、下山の疲れも忘れる。




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そして、自然林から植林に入り、落ち葉の詰まった急な斜面をひと降りすれば、道幅のある平坦なトレイルとなり国民宿舎前の車道に飛び出す。




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中木川に掛かる橋の周辺もサクラや新緑の木立ちが美しい。心地よい疲労感と春爛漫の穏やかな空気に包まれる。何故だか、この美しい景色の中を歩ける健康と、日本の春に感謝したい気持ちになった。 043.gif

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私のこのトレイルへの評価: 5★ 中級~上級者向け

行程距離: 約6.5km(裏妙義国民宿舎‐星穴沢橋‐星穴沢出合‐女坂分岐‐ホッキリ‐茨尾根ピーク‐国民宿舎分岐‐相馬岳‐国民宿舎分岐 -相馬岳コース- 裏妙義国民宿舎)

標高差: 約670m

実動時間: 約6.5時間 (山頂での1時間休憩込み)

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by dream8sue | 2016-04-09 15:13 | 群馬県 西上州エリア | Trackback | Comments(0)

安中市松井田町 妙義山 雪稜の谷急山     Mount Yakyu in Mount Myogi

Thursday, March 17, 2016
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3月だというのに上毛三山は真っ白にお化粧している。まさかの雪稜、いや、間違いなく雪稜だろうと10年ぶりに雪山仕様の登山靴とアイゼンを持ち、裏妙義の谷急山に行ってきた。  070.gif  ルートは谷急沢(女道)から登り、稜線を往復し、下山は巡視道を降りる半ループのトレイルだ。




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<マイカーの場合> 登山口の裏妙義国民宿舎までは、昨年の2月の丁須の頭ハイクを参照してください。
安中市松井田町 妙義山 篭沢から登る冬の丁須の頭 Chosunokashira in Mount Myōgi

国民宿舎のバックにはいつものように裏妙義の岩峰群が屏風のごとくそびえている。 072.gif

ちなみに、裏妙義国民宿舎は、今月(2016年3月)いっぱいで閉鎖とのこと。 個人的に思い出の多い宿なのでとても残念だ。 002.gif

国民宿舎の前を流れる中木川の右岸(川下に向かって右側)の林道を30分ほど歩くと星穴分岐に着く。




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星穴分岐には慰霊碑と思われるケルンがある。失われた道、星穴新道への分岐である。機会があればコソッと登ってみたいルートだ。登山禁止だけどね~ 029.gif 003.gif




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星穴分岐から星穴沢橋を渡り、さらに歩くこと20分くらいで中木沢橋を渡る。

そこから少し行き川が大きくカーブした場所の路肩に小さな石仏と女道登山口の道標が立っている。




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女道登山口は谷急沢の出合いでもあるが、水量はさほど多くはない。尾根から沢筋に降りて行くと、南面ということもあり予想に反して全く雪は無い。




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谷急沢は、新緑や紅葉の時に沢登りしてみたくなるほど美しい沢だ。 072.gif




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その谷急沢を右岸から左岸に、左岸から右岸にと何度も渡渉しながら40分ほど遡ると、大黒乗越沢との二股(谷急沢分岐)に着く。ここから右の尾根に取り付き北に進む。




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さぞかし秋は紅葉が綺麗だろうと容易に想像できる自然林の中を、落ち葉を踏みしめながら急登をこなす。 042.gif




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すると、木立の間から左の稜線上に谷急山方面の小ピークと思われる岩峰が見え始めてくる。




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大遠見峠に近づくにつれ残雪が現れる。大遠見峠から谷急山まではP1からP6までの小ピークのアップダウンを繰り返す。V字キレットなどの険悪な岩場をもつ尾根なので注意が必要だ。 034.gif




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大遠見峠からのヤセ尾根には雪がたくさん残っていて、正直、沢筋ではなく尾根筋にこれほどの残雪があるとは意外であった。ブッシュこそ多いが、急峻な岩場の雪稜歩きに思いのほか時間を要した。 042.gif




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P1を過ぎると周辺の山々が見えてきて高度感が出てくる。 043.gif




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やがてP2手前のクサリ場が現れる。濡れた岩場にクサリを握る手に力が入る。 008.gif




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クサリ場から先もナイフリッジや傾斜のある岩場が多い。P1からV字キレット、P3あたりまでがこのルートの核心部だろう。




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フィックスロープが張られた急峻な岩場を登りきればP2である。




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P2のピークに立つと、一気に視界が開ける。振り返れば北東方向に、裏妙義の烏帽子岩から丁須の頭までが手の届きそうな距離に見えている。




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P2は小さな針峰であるが、ここからの展望は山頂より良いかもしれない。 072.gif 072.gif




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北には浅間山が、南には表妙義と西上州の山々が一望できる。 表妙義の相馬山と針モグラの背中のような金洞山、星穴岳の山群が素晴らしい。その両者をつなぐ茨尾根もくっきりと見える。




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すぐ南に見える、大烏帽子、小烏帽子の山波。白い山肌から薄毛のように生えた樹木がユニークな風景を作り出している。




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そして西側には谷急山の全容が見える。こんな悪場があるとは思えない緩やかで美しい山並みだ。それにしても・・まだまだ遠いな~ 025.gif 042.gif




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P2から、すぐにV字キレットへの急な下降が始まる。
岩場に積もったベタ雪の処理が悪く緊張する。
慎重にコルに降り立つと、キレットの隙間からバックの雪景色がのぞいて見える。 072.gif

“なかなかいいな~” なんてのん気に風景を楽しんでいると・・ キャー! 同行者が上部岩壁からキレットをのぞき込んでいる。
見ている方が怖くなるから、やめて! 005.gif 025.gif

ちなみに、この同行者はヒマラヤ経験も豊富で、最近公開された安倍寛主役の “エベレスト神々の山嶺” のスタッフもしていた “ヒマラヤの獅子” なのでご心配なく。 041.gif




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な~んて、人のことをとやかく言っている場合ではない。コルからP3までの登り返しがあるが、右側が切れている岩場で、付着した雪の状態が悪く、思わず “誰か私を確保して~” って叫んでしまう。 008.gif 今回はロープを持参しなかったことを反省した。 040.gif




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P3からは悪場も少なくなる。が、朝からの疲れも出てきて、アップダウンが苦痛になってくる。 008.gif 042.gif




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まだかまだかと次々に現れるピークに騙されながらも、やっと谷急山のピークにたどり着く。
そこには、目の前にドーンと浅間山が控えていた。
私はピークへのこだわりは少ない方だが、久しぶりに “頑張って登ってきてよかった” と思えたルートだった。 042.gif 043.gif

山頂で遅めのランチをとっていると、浅間山上空に3機のヘリコプターが・・何かあったのかしら?
それにして今日の浅間山からは一切煙が出ていない。
昨年の秋に浅間隠山からみた浅間山にはすごい勢いで煙が立ち昇っていて、間違っても近寄りたくないと思ったものだが。




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山頂は360度の展望ではあるが、周辺は低木が生い茂っているので葉が茂っていない今頃の方が展望は良いのかな?




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低木をかき分けて撮った北東側の風景。妙義山の麓には上信越自動車道の高架が見える。その先に見えるのは榛名山群。 072.gif




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さて、山頂での1時間休憩を終え下降に取りかかる。登りより厄介な雪稜の下降。アイゼンを装着してのクサリ場の下降は慎重にね。 034.gif




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山頂から大遠見峠までの下降時間は、登りとほぼ同じで約2時間かかった。

大遠見峠から三方境までは10分ほどのコブ越えで着く。




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三方境からは自然林とスギ林が混ざる巡視道を降る。小さな沢をいくつも横切って徐々に高度を下げていくこのトレイルは単調である。




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疲れた身体に鞭打って夕闇が迫る中をひたすら降り、三方境から国民宿舎まで1時間30分で降りる。途中の木立の間から表妙義の岩山が残照に浮かび上がって見えた。




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今回の谷急山は、3月とは思えない残雪があり、久しぶりに登り甲斐のあるルートだった。
ただでさえ険悪な岩場が多い裏妙義なので、いったん雪稜となった場合は下手な雪山よりも技術を要する。
確かなアイゼンワークと雪山に対しての知識と注意力が必要だ。

私のこのトレイルへの評価: 4★ 上級者向け
行程距離: 約10km(国民宿舎‐女道登山口‐遠見尾根‐V字キレット‐谷急山山頂‐V字キレット‐三方境‐巡視路‐国民宿舎)
標高差: 約730m (稜線上は小ピークが多く累積高低差はこれ以上)
実動時間: 約10時間 (登り5時間、降り4時間、山頂での1時間休憩込み)

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by dream8sue | 2016-03-17 00:55 | 群馬県 西上州エリア | Trackback | Comments(2)

下仁田町 星穴探検隊が行く初冬の妙義山     Hoshianadake in Mount Myōgi, Gunma

Wednesday, December 16, 2015
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高山植物の枯れる秋から冬にかけては、お花見山行ができない分、どうしてもスリルのある岩場山行になってしまう。群馬在住の私にとって、身近な岩場の山といえば妙義山だ。

日本三大奇景で有名な妙義山は、石門などに代表されるようなアーチや穴空き岩も多い。そこでかねてから気になっていた星穴めぐりに行ってきた。星穴めぐりといっても、石門めぐりのようなハイキング気分で行ける場所ではない。 046.gif

星穴岳(1,073m)までは昔は登山道があったようだが、それも45年ほど前におきた悲惨な遭難をきっかけに廃道となり、現在は登山禁止となっている。加えて、星穴(射抜き穴&むすび穴)は、稜線からラッペル(懸垂下降)で2ピッチほど下降しなくては行けない場所にある。まさに気分はインディアナ・ジョーンズ、探検山行だ。 060.gif

注意:このルートは一般ルートではありません。 必ず経験者(読図や登攀のできるレベル)と同行してください。 また入山に際しては自己責任であることを肝に銘じ、万が一の事態にも自分たちで対処してください。



f0308721_1303378.jpg<マイカーの場合>登山口となる中之獄神社までは9月に登った石門めぐりと同じなので、そちらを参照してほしい。→ “下仁田町 妙義山 石門めぐり Mount Myōgi in Shimonita,Gunma”





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中之獄神社の赤い鳥居をくぐり、品のない日本一大きな大黒像を見ながら境内奥にある急な石段を登る。 070.gif




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石門めぐりルートの逆コースになるので、中之獄神社から右へ進み、 “見晴台・第四石門方面” の道標に従って、石段のトレイルをひたすら登る。




f0308721_2503838.jpg登山口から30分ほどの登行で見晴台に着く。 042.gif

一休みしながら登攀具などを身に着ける。

見晴台からは石門群へ続くトレイルを右に分けて、さらに北に進む。

すると、“ここより上級者コース” と書かれた立て看板があり、りっぱな注意書きの標識もある。

“ザイル等装備のない方、登攀技術のない方は立ち入らないでください。” と書かれてある。

ここまで警告してあれば、さすがに一般ハイカーは入山しないだろう。 039.gif




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石門分岐から30分ほどで中ノ岳(中之嶽とも書く)と西岳とのコルに着く。コル直下では真新しいクサリが設置されたルンゼを登る。 009.gif




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f0308721_1422910.jpg星穴岳方面へは、コルから左(西)のトレイルに進むが、ここもロープが張られ、“この先は危険、入るな!” と書かれている。 029.gif

このロープをまたぎ、西に進む。 070.gif

さあ、探検の始まりだ! 061.gif 060.gif

岩峰の基部をトラバースしながら高度を上げていく。

振り返れば、金銅山の岩峰群が東側に広がる。 005.gif

ちなみに、金銅山には東岳、中ノ岳、西岳があり、これから向かう西岳は金銅山の一角といえる。




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星穴岳の前に、まずこの西岳を登らなければならないが、西岳ピークへは2つの岩場を越えて行く。

コルから20分ほどで最初の岩場に着く。Ⅲ級程度の短い岩場にはペツルのボルトが打たれている。

近年、星穴めぐりは、山岳ガイドのツアーが盛んで、ガイドがルートを整備しているようだ。ありがたく使わせていただこう。 040.gif

今回、我々は6人で3本のロープを用意した。3本のロープをフル稼働させて、ルート工作隊が先行し要所でフィックスしたり、ラッペルポイントでロープをセットしたりして、星穴岳まで休むことなく前進した。 070.gif





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最初の岩場を超えた場所からは、すでに素晴らしい景色が展開していた。 072.gif




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巻いてきた岩峰ごしに見える南面の景色。金鶏山の先には安中市、高崎市の街並みが見える。




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岩峰の基部にも、石門群の岩場が足元を固めるかのように取り巻いている。




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西岳直下の2つ目の岩場への途中には、プチ蟻の戸渡りのような短いナイフリッジがある。フィックスロープが張られているが、使用に関してはあくまで自己責任で。 034.gif




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西岳直下の岩場に、メンバーがルート工作している。この岩場にもしっかりしたペツルのボルトが打たれている。 040.gif

易しい岩場であるが、落ちれば致命的なので、ロープをフィックスして、各自はアッセンダーやロープマンなどでセルフビレーしながら登った。 034.gif




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西岳のピークに着くと、眼下に星穴岳の岩峰群が現れる。なんとも迫力のある眺めだ。 005.gif 072.gif

本当にこんな岩峰群の中にルートがあるのか!って、いうか、昔は確かに登山道があったのだよねぇ~ 008.gif

正直、この景色が見られただけでもここまで来た甲斐があった。もう満足。 043.gif

“先は悪そうだからここで帰ろうかな~”・・って・・誰も思っていないようだ。 041.gif




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西岳のピークから北側には谷を隔てて裏妙義の丁須の頭から赤岩への稜線がよく見える。その奥に見えている青いシルエットは鼻曲山浅間隠山のようだ。




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さて、西岳で展望を楽しみ、一抹の不安と期待感に浸ったところで、先を急ごう。

西岳ピークからは北側の泥ルンゼを降る。残置ロープなどはあるが、濡れた泥ルンゼは足場が非常に悪いのでラッペルで降る。

泥ルンゼを降り切った所から星穴岳へ続くトレイルがやや分かりずらい。 039.gif ラッペルでルンゼを降り過ぎてしまうと東側の尾根へのトラバース路を見落としてしまうので要注意。 034.gif

そして、このトラバース路も濡れていて悪い。 008.gif 北面ということもあり、気温が下がると凍っていたりして悪場感が増すだろう。今年は11月、12月が暖かでラッキーだった。 045.gif




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東の尾根からさらに急な藪の斜面を降り、星穴岳手前の二連の岩峰の南側をトラバースする。




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フィックスロープがあるが、信用できないのでここでも自分たちでロープをフィックスした。




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途中に目印になる狭い洞窟がある。




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洞窟からさらに、二連岩峰の西側に回り込むように岩壁をトラバースしていく。左側には星穴岳からのびる3兄弟のような針峰群が見える。




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明るい南面の岩場にはたくさんのイワヒバ(別名、岩松ともいう)が群生していた。 005.gif




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トラバースを終え、マツの木の生えるⅢ級の岩場を登ると、幅が50㎝くらいしかないナイフリッジにでる。ここは、2連岩峰と星穴岳とのコルであり、射抜き穴への下降点でもある。




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ナイフリッジからは、南側に3兄弟の針峰が眼下に見える。 072.gif




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東側には巻いてきた2連岩峰と、バックには表妙義主稜線の相馬岳が見える。




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星穴探検の前に、星穴岳のピークに登りランチタイムとしよう。 070.gif

星穴岳へは、10mほどの傾斜のあるⅢ級の岩登りとなる。両サイドが切れ落ちた高度感のあるリッジなのでロープにセルフを取りながら安全第一で登る。 034.gif




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星穴岳のピークは、東西に長いナイフリッジの岩峰で、西端に手作りの山名プレートがあった。

無駄のないルート工作のお陰で、登山口から3時間で星穴岳まで来ることができた。 070.gif 040.gif




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西側にはさらに針峰が連立している。 072.gif




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北側にも顕著な岩塔が見える。おそらく昔の登山道(星穴新道)があるP3の岩峰と思われる。星穴新道は、この岩峰の基部を巻いて裏妙義の妙義荒船林道(国民宿舎側)に続いていたようだ。いつか機会があったらトレースしてみたい路だ。 043.gif 045.gif




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それにしてもこのP3(と思わしき岩塔)は、USA(オレゴン州)のスミスロックの岩場にあるモンキー・フェースによく似ている。 005.gif

昨年の今頃、西上州のじじばばの岩峰を見に行った。その時に、ばば岩を西上州のモンキー・フェースと比喩した。でも、ばば岩以上にこのP3は形といい、大きさといい、まさに西上州のモンキー・フェースだ。 045.gif




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狭い星穴岳では、横並びになってランチを食べた。 063.gif そして、後半はいよいよ射抜き穴とむすび穴への探検だ。 060.gif 070.gif

星穴岳からの下降はラッペルが無難だ。 049.gif




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ナイフリッジの下降ポイントまで戻り、ここから25mのラッペルで射抜き穴へ降りる。この下降点は射抜き穴の真上なので南側、北側のどちらサイトからでも射抜き穴には降りられるようだ。が、残置スリングの状態から南側から降りるのが一般的のようだ。




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この25mのラッペルは途中から空中懸垂となる。ラッペルの途中から下を撮影。




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久しぶりの空中懸垂! 060.gif




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空中懸垂の着地点は、岩場の基部から6、7mくらい離れる。が、そこは絶壁の淵なので足場が悪い。先に降りたメンバーがロープを引いて岩壁基部に引き寄せてくれた。

25m懸垂という情報で、50mロープ1本を使用するパーティーもいるようだが、このような安全対策のためにも、また不測の事態に対処するためにも、ここのラッペルは50mのダブルロープで行ったほうが良いだろう。 049.gif




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射抜き穴は、むすぶ穴より小さく高さ3mくらいかな?



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射抜き穴の南側には、星穴岳では眼下に見えていた3兄弟の針峰が、眼前にとても近くに見える。

岩稜帯から離れた、こういった針峰は地形図には表記されないので、実際に目のあたりにして初めて地形や岩峰の位置関係が把握できる。




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続いてむすび穴へは、射抜き穴の右(東)にある下降点から45mのラッペルとなる。下降支点は壁と立ち木の2か所にある。




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稜線から落ちている壁の全容。45mラッペルは壁の中間部からの下降となる。 005.gif




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降りながら上を撮ってみた。ここの岩壁にもイハヒバがたくさん生えていた。

この右のトラロープは岩壁の途中で切れている。下降点では下部まで見えないので、このロープはどこかでフィックスされているのかと勘違いしてセルフビレーなどに使ってしまう可能性があり大変危険と思われる。このようなトラロープならぬ、トラップロープであると知っていたら、下降点で回収なり切断処理しておくべきだった。これを読んだガイドやクライマーの方、このロープは危険です。回収、または切断してください。 040.gif




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さて、むすび穴へは、着地点から西側の落ち葉の詰まったルンゼを登る。




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ルンゼから左の尾根の南側を詰めれば、むすび穴の縁が見えてくる。




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むすび穴下部の岩場を登り上がると、いきなりむすび穴の穴の中に立つ。 066.gif

むすび穴からは、威容を誇る表妙義の岩稜が映っている。 岩穴が額縁となってバックの景色を引き立てていた。 072.gif





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新緑や紅葉の頃も良いだろうが、こうして岩の形状がくっきり露わになる時期だからこそ、地形が創る不思議なまでの絶景を味わえるのかもしれない。 045.gif

なかなか目にすることができない景色を前に、立ち去りがたい思いを断ち切って下山にかかる。




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下山ルートは、いったん45mラッペルの着地点まで戻り、南側のガレたルンゼを降る。

ルンゼはフィックスロープがベタ張りになっているが、浮石も多いので落石をしないように慎重に降ろう。 002.gif 034.gif




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尾根を越え、山腹を東にトラバースしながら進む。赤と黄色のダブルテープに沿って行けば中之獄神社まで導いてくれる。下山はルートファインディングが難しいと聞いていただけに、拍子抜けしてしまうほど分かり易いトレイルだ。

結び穴から30分ほどの下降で尾根筋にある炭焼き窯の跡と思われる場所にでる。良い目印ではあるが、樹木の根元に隠れるように存在しているので見落としやすいかもしれない。 039.gif




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とにかく東へ、東へと進み、大岩の南をトラバースしたら尾根を右に降る。さらにフィックスロープがセットされた急な尾根を左に降れば中之獄神社のすぐ西の沢に出られる。 070.gif




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フィックスロープが張られた急な尾根から沢に降りる。落ち葉が滑って歩きづらいのでフィックスロープがありがたい。 040.gif 涸れ沢を少し下れば中之獄神社の境内まではすぐだ。




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時間が許すなら、中之獄神社の上(北)に位置する“轟岩”に寄っていこう。神社へ向かう涸れ沢の左手から合流している踏み跡に入り、岩塔の下部を右にトラバース気味に登れば大きな石祠のあるリッジにでる。そこから南に君臨している岩塔が轟岩だ。狭い岩場から一段上に登り短い鉄ハシゴを登ればピークに立てる。 049.gif

轟岩は標高こそ低いが、その展望は素晴らしい。ここは、有名な石門群の陰になってしまい訪れる人も比較的少ないが、中之獄神社から近いので一般ハイカーでもアプローチし易いと思う。ただし、岩場なので足回りは適した靴で登ること。もちろん高い所が苦手な人はNGだね。 034.gif




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ピークに立つと、まず目に飛び込んでくる景色は、南側の中之獄神社とパーキング、そしてその先の西上州と奥秩父の山並みだ。 072.gif




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右回りで西側へ顔を向ければ、西上州の山々と、遠くには荒船山の特徴的なフラットな稜線が見て取れる。こうして見ると、本当にテーブルマウンテンだな~。 045.gif



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北側には、先ほどまで居た星穴岳の針峰群が見える。




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そして、その東延長には表妙義屈指の岩壁をもつ鷹返しなどがある主稜線の岩峰が続く。 005.gif 072.gif 004.gif




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県道を挟み、南東にはこちらも登山禁止となっている筆頭岩から金鶏山の稜線が見える。

轟岩から中之獄神社までは0.2kmの距離なので下山は10分とかからない。

星穴めぐりは、探検気分を味わえる楽しいルートだった。




f0308721_2365992.jpg今回のルートは、クライミングに慣れたリーダーとならハイグレード・ハイキング(バリエーション・ハイキング)とも言えなくはないが、クライミングに近い内容なので、私のブログではClimbingカテゴリーに分類した。

登りより危険が伴う降り中心のルートであり、体力や健脚自慢だけでは太刀打ちできない難しさがある。岩登りやラッペルといったクライミング要素は確かに濃い。しかし、そのようなテクニカルなこと以上に(実際、岩登りはⅢ級程度と易しい)、岩場における注意力やルートファインディングスキルが重要だ。そのような言わば実践テクニックの低いハイカーは安易に入山すべき場所ではない。 034.gif

それでも訪れてみたいハイカーはお金を払ってガイド登山すべきだ。しかし、何度も言うようだが、最後は自己責任であることを忘れずに。ガイドや行政は、サポートはしてくれるが自分の命まで守ってはくれない。“自分の命を守るのは自分”ということを肝に銘じて行動しよう。これは私自身にも言い聞かせていることで、けっして上から目線で言っている訳ではないので誤解のないように。(^_-)-☆ 040.gif



私のこのルートへの評価: 5★ 上級者向け(岩登り、懸垂下降あり)
行程距離: 約4km(中之獄神社‐見晴台‐中之岳とのコル‐西岳‐星穴岳‐射抜き穴‐結びあな‐轟岩‐中之獄神社)
標高差: 約350m
実動時間: 約6時間 (休憩込み)

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by dream8sue | 2015-12-16 01:15 | Rock Climbing | Trackback | Comments(2)

下仁田町 妙義山 石門めぐり    Sekimon in Mount Myōgi

Sunday, September 13, 2015
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あまりハイキングには良いというお天気ではなかったが、妙義山へ短いハイキングにいってきた。

時々、神社めぐりの観光客も紛れ込んでくる石門めぐりだ。でも、決して革靴やヒールの靴で登ってはだめだよ! 034.gif 003.gif




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<マイカーの場合>
国道18号で軽井沢方面に向かい、松井田バイパスの先の五料の信号を左折し県道51号線に入り213号線に当たったら右折し、妙義神社方面に向かう。

妙義神社から県道は196号線に変わり、カーブの続く山道を走れば、筆頭岩のある金鶏山のすそ野を巻いて登山口の中之獄神社へと続く。

上信越自動車道利用の場合は松井田妙義ICで降りれば県道51号線に合流するので左折する。




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中之獄神社のパーキングは100台は収容できる広さだ。パーキングからは前衛峰のような “屏風岩” がそびえている。

その後ろには、妙義山の主稜線が霧の中に、その基部のみを覗かせている。もうこの光景だけでもテンションが上ってくる。 060.gif 070.gif 043.gif




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中之獄神社の鳥居を横目に見ながら、車道を100mほど戻る。石門群登山道の立派な道標があるので階段を登って、トレイルに入る。




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トレイルに入ってすぐに “かにのこてしらべ” と命名されたクサリ場が現れる。 ここは3mくらいの簡単な岩場なので問題ない。

このクサリ場の先で、第一、第二石門をスキップして、石門広場に行くトレイルを右に分ける。 ここまで来て、石門を巡らないなんてありえない。迷わず左に行く。




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分岐から第一石門がすでに見えている。第一石門は高くて、美しいアーチ形をしている。よくぞこんなに美しいアーチが自然に創られたものだと関心する。 005.gif 072.gif

妙義山は、火山灰と礫が堆積してできた凝灰角礫岩という地質から成り、この岩は、やわらかく侵食され易いため様々な形になったそうだ。特に岩に穴が開いた状態になっているところが多く、第一から第四石門はその代表的なものらしい。 027.gif




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第一石門の周りは高い樹木で覆われている。

その足元にはヤマジノホトトギスやカニコウモリなどの花にはじまり、谷川山系の西黒沢の沢登りで初めてみたモミジハグマに似た植物が咲いていた。モミジハグマかな?それともトリカブトと誤食されるモミジガサかな?。 056.gif

おや?近くにも面白い形をした植物を発見。(写真右)葉の形から推測するにノブキではないだろうか? 先週行った、奥多摩の御岳渓谷ではまだ花をつけていたが、実になるとこんな面白い形なんだね。 056.gif




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古木には赤い奇妙な形のキノコ? お天気が良くなくてもハイキングトレイルにはお楽しみがたくさんある。




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植物観察しながら歩いていると、早くも第二石門への入口、 “かにの横ばい” に着いてしまった。




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クサリを使って一段高い岩場に登ると、行く手に第二石門が現れる。

“かにの横ばい” は右側が切れ落ちているのでスリップ注意だよ。もちろんクサリが設置されているのでしっかり捕まって歩こうね。 034.gif




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緊張しながら “かにの横ばい” をトラバースしていくと、岩にへばりつくようにツル状の植物が白いつぼみをたくさんつけていた。 056.gif

クサボタンのつぼみのようだ。こんな岩場で初めてみる花に出会えて、緊張が一気に解けていった。 001.gif




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横トラバースが終ると、今度は第二石門の鞍部を目指して登る。この登りには “たてばり” という名がついている。 “まえばり” じゃないよ。 “たてばり” だよ。 041.gif




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鞍部まで登りつめたら、今度は反対側の基部まで降る。この降りのセクションにも “つるべさがり” という名がついている。

登りよりも降りのほうが怖い。しかもスタンスが濡れているのでクサリを握る手に力が入る。 008.gif

そんな岩壁のサイドにはオオバキボウシが群生している。056.gif 写真を撮りたいけど、手が離せない・・ 003.gif




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第二石門をくぐると、眼前にはこんな風景がまっている。こちらにも岩頭がニョキニョキある。 005.gif 072.gif




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基部から、さらにもう1つのクサリ場 “片手さがり” を降りる。この先で、 “かにのこてしらべ” の先で分かれたトレイルと合流し、石門広場へ向かう。




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広場に行く間にも、ユニークな植物と出会った。これはツリバナの実が弾ける前の状態のようだ。

今年の夏に瑞牆山で花をみた。昨年の秋に飯縄山で赤く弾けた実をみて、余りの可愛らしさに感動した記憶がよみがえる。




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キャー!赤いバナナ?ウインナーソーセージ? 005.gif 039.gif

いえいえ、これでもラン科のツチアケビという植物だ。日本固有種で別名ヤマシャクジョウ(山錫杖)というらしい。ぜひ花の時期に見てみたいものだ。 045.gif




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石門広場へ行く、少し手前に第三石門への分岐がある。

5分もかからないので第三石門も間近でみてこよう。 070.gif




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分岐を左に50mくらい行ったところに第三石門はあり、トレイルもそこで行き止まりである。

大三石門は、低いアーチで、アーチの先は谷で行き止まり。アーチの中に見える広葉樹がコウヨウ(紅葉)する頃が美しいだろう。思わず気持ちがコウヨウ(高揚)しちゃうよ。笑、、って、誰か私を止めて! 041.gif 040.gif




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登山口から1時間強で石門広場に到着。広場には東屋やピクニックテーブルがあるので、休憩するには適所だ。

広場からは第四石門が素晴らしいロケーションだ。アーチの中に見えるのが “大砲岩”。 072.gif 072.gif




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第四石門の基部から見た南側の景色。昔の(今のは知らない)昭文社の妙義エアリアマップの表紙がまさにこの景色(日暮らしの景)だった。 072.gif 072.gif 072.gif




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第四石門から見えている大砲岩まで行ってみることにする。

第四石門をくぐり、中間道と呼ばれている表妙義自然探勝路(石門群から妙義神社までいくコース)を10分ほど行けば、右にクサリのある岩場へ続くトレイルがある。

クサリ場は8mくらいの垂壁なので緊張するが、しっかりスタンスを決めて、クサリを頼りに登れば大丈夫だろう。 034.gif




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クサリ場を登りきった先が “胎内くぐり” で、さらにナイフリッジを行けば “大砲岩” だ。

ナイフリッジから先にはクサリもロープもないので高所が苦手な人は近づかないほうが無難だろう。




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“大砲岩” の南には、 “ゆるぎ岩” が揺るぎなく直立している。 003.gif 072.gif




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“大砲岩” の岩の上からも第四石門がよく見える。




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渡ってきたナイフリッジ方向を振り返る。“胎内くぐり” の岩場で東の岩場を指差す同行者だち。




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周辺はまさに天空に広がる岩の要塞だ。霧がその様相をさらにミステリアスなものに見せている。 005.gif




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さて、岩場のスリルと展望を楽しんだら、広場に戻り、見晴台経由で中之獄神社に下ろう。

広場から右のトレイルに進み、10分ほどで金洞山への分岐に出るので、分岐を左に行けば程なく見晴台と呼ばれる岩棚に着く。

残念ながら霧がでて展望は良くなかったが、アキノキリンソウやヤマハギ(写真上)などの秋の草花が満開だった。 056.gif




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そうそう、ドングリと言えばこれでしょう!

“ドングリとは、ブナ科の、特にカシ・ナラ・カシワなどコナラ属樹木の果実の総称である。by Wikipedia” らしいが、私の中のドングリは、やはりこのミズナラの実だね。 045.gif 003.gif

ちなみに、ブナ科の果実というカテゴリーでは栗もドングリのひとつと言えるようだ。 034.gif 027.gif




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見晴台から20分ほど急な下りをこなすと、水の流れる沢を横切る。水平路になりイワタバコが自生する大岩の横を通り、中之獄神社の境内の脇に飛び出る。 071.gif




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中之獄神社の裏手に “轟岩” という岩峰があるので最後に寄っていくことにする。

境内を横切り西側の踏み後から山手に向かう。

すぐにクサリの付いた岩場が現れる。岩場を登りリッジを右に行くと石祠のある小ピークに出る。さらにリッジを行き、階段になった岩を回り込み、最後に鉄ハシゴを登れば轟岩のピークだ。




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轟岩のピークからも妙義山らしい景色が広がっている。




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中之獄神社に戻り、急な石段を降りれば、観光客で賑わう土産屋や食堂のある参道に出る。参道から県道を横切ればパーキングだ。




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妙義山は、国定公園になっているが、国立公園ではない。国立公園内のトレイル以外で、私が5★と感じるトレイルは少ない。今回のルートは2km程度の短いトレイルにも関わらず自然の造形美と、アドベンチャーランドのような楽しさもあり、見て良し、歩いて良しの5★。072.gif 072.gif 072.gif 072.gif 072.gif

伊達に日本三奇勝(他に大分県耶馬渓、香川県寒霞渓)のひとつに入ってはいないと実感した。

ちなみに、1923年(大正12年)には、すでに国の名勝にも指定されているそうな。知らなかった! 005.gif

群馬県で育った者なら誰でも知っている “上毛かるた” で “紅葉に映える妙義山” と詠まれている通り、10月下旬から11月下旬の紅葉シーズンがお勧めだ。 049.gif


私のこのトレイルへの評価: 5★ 中級者向け

行程距離: 約2km(中之獄神社パーキング‐石門群入口‐第一石門‐第二石門‐第三石門‐第四石門‐大砲岩‐第四石門‐見晴台‐轟岩 - 中之獄神社‐中之獄神社パーキング)

標高差: 約100m

実動時間: 約3.5時間 (休憩込み)

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by dream8sue | 2015-09-13 23:58 | 群馬県 西上州エリア | Trackback | Comments(0)

安中市松井田町 二つの岩塔をもつ恩賀高岩    Takaiwa in Annaka,Gunma

Saturday, March 21, 2015
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上信越自動車道を走ると碓井軽井沢IC付近にひと際高くそびえる岩塔がある。 それは安中市松井田町の恩賀にある高岩である。 昨年の10月に登りに行ったのだが、登山口でマイクロバスで乗りつけた団体に会い、こんな狭い岩稜帯を団体と前後して歩くのは気が進まず、急遽近くにある山急山(さんきゅうざん)に変更した。 今回はだいぶ暖かくなって雪も消えた頃かと思い再度、高岩に向かった。 トップの写真は10月に撮ったもので高岩基部の紅葉が美しい。 右の岩塔が雄岳で左が雌岳だ。 058.gif 070.gif




f0308721_20205646.jpg<マイカーの場合>
国道18号線を軽井沢方面に向かい、JR横川駅を過ぎて4kmくらい走り県道92に入る。入山川に沿って南西に走ると、道はやがてスイッチバックの急坂になり登りきった辺りが恩賀集落だ。 恩賀集落に行く途中から高岩が眼前に見えてくる。 恩賀集落に入り最初の三差路(高岩への道標あり)を右に曲がり少し行くと、写真の “高岩登山道入口” の案内板がある。 周辺は狭い道路で側溝が口を空けているので駐車は出来ない。 道路をさらに200mほど西に行った所に車2台ほどの駐車スペースがある。
なお、公共機関を使う場合は、恩賀集落に行くバスは無いので、JR信越線横川駅からタクシー利用となる。利便性とコストを考えて、私は高崎駅からレンタカーを借りた。 059.gif 065.gif




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恩賀集落からは入山川を挟んで、妙義山麓の最高峰である谷急山(やきゅうざん:1,162m)がよく見える。 072.gif




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登山口からスギ林の中を10分も行くと祠のある大岩が左手に現れる。




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やがてスギ林が終り自然林になると、木立の向こうに高岩の雄岳が見えてくる。 判然としない踏み跡をたどりながら、傾斜の増したルンゼ状をつめて雄岳と雌岳のコルに達する。 コルまでは登山口から1時間弱である。 042.gif




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コルから右に行き、岩壁の上から滴が落ちてくる岩バンドを巻けば、チムニーの取り付きに至る。




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三段に屈折した30mチムニーには、クサリが連打されているが、出口ははるか頭上にある。 ホールドもスタンスも大きく豊富であるが、湿った岩場なので万が一を考慮してロープで確保して登ることにする。 当然のことながら、岩が濡れていると難易度が上がるので、降水後などにトライする場合は確保無しで登るのはやめたほうがよい。 034.gif




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チムニー出口の最後の5mは、身体を凹角の中に入れすぎるとザックが当たって登りづらい、サイドのスタンスを利用してステミングしたほうが楽に登れる。 071.gif




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チムニーから右のガレたルンゼを登り左の踏み跡をたどれば摩利支天と刻まれた石碑のある雄岳(北峰)に着く。実はルンゼから右に登るのが雄岳の本峰ともいえる南峰(1,084m)であった。あまりにも踏み跡が怪しかったので、顕著な左の踏み跡を登ってしまった。そもそも勉強不足で雄岳にピークが2つあり、雌岳のピークが3つあることも知らなかった。 012.gif (写真は雌岳P1から見た雄岳)




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眼下にもこんな岩塔が見える。




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さて、一旦コルに戻り、お次は雌岳に向かおう。 チムニーはラッペルで楽チン下降だ。 Oh~ 上から光に包まれたチムニーの女神が降りてきた! 003.gif




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30mロープだったので、途中のアンカーで切って2回のラッペルとなった。




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雌岳には、コルから藪っぽい急な岩場を右側から巻き、ひと登りで着くことが出来る。 雌岳は南側からP1,P2,P3となっていて、P1は踏み跡から左に2m程の岩場を登ったピークと呼ぶには御粗末な岩塔だ。しかし、雄岳側から見ると西側が切れ落ちている。(写真は雄岳から見た雌岳P1)




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雌岳P1からは裏妙義の奇岩、奇峰の山並みが見える。“明日は、あそこを登るぞ!” 翌日、私たちは見えている裏妙義のエリアに向かい、御岳コースから丁須の頭に登った。 070.gif  → “群馬の駅からハイク vol.6 : 安中市松井田町 御岳から登る春霞の丁須の頭  Chosunokashira in Mt.Myōgi”




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雌岳P1から北に少し進むと、左手に一段高くなったナイフリッジと、その先に10mくらいの垂壁が現れる。雌岳P2(南峰?本峰?)である。 垂壁にはペツルのボルトが打たれてあり、クライミングの世界だ。ハイキングだと思っていたので十分な装備が無く、今回は雌岳P2は断念する。 007.gif 勉強不足、勉強不足。 Sueの背中が反省しています!041.gif




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雌岳P2 基部のナイフリッジからは雌岳P3(北峰?)が下部岩壁を従えて切り立っているのが見える。 そして春霞みの向こうに浅間山が、鋭利なP3とは対象的な穏やかな山容を浮かび上らせている。 072.gif




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雌岳のP1、P2、P3ともに距離は近い。 P3は稜線から5m位突起した岩塊で、フィックスロープの張られた易しい岩場を登ると着く。 岩塊の右に小さな岩塔が並列して立ち、その空間から浅間山が見える。 072.gif




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雌岳P3からは、視界をさえぎるものが無く360度の展望が楽しめる。




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雌岳P3から見た雌岳P2は西側が切れ落ちた見事な岩塔だ。Sueが先ほど立っていたナイフリッジが左の垂壁の基部だ。 005.gif 008.gif




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雌岳P2の肩越しに上信越自動車道の碓井軽井沢ICが見える。 072.gif




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南東を振り返れば、登ってきた雄岳が枯れ木の森の王者のように君臨している。あと1ヶ月もすれば新緑の森の王者に変わるだろう。 043.gif




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f0308721_2038620.jpg楽しかった雌岳の岩場めぐりを終り、八風平登山口へ向かう。
北に少し進み左に小さなアーチ型の岩を見てから西へ進路を変える。
ここは地元山岳会(安中山の会)が設置した小さな標識が木の根元に置かれているが、北東の尾根に直進してしまいがちなので注意が必要だ。 034.gif





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樹林帯をしばらく西に下ると、フィックスロープの張られたルンゼ状の岩場の上に出る。もう岩場は終っていると思い込んでいたので、この20mのルンゼには面食らってしまった。勉強不足だ!012.gif 傾斜はややスティープながらもフィックスロープを頼りに下降すれば問題ない。が、とにかく岩が脆いので落石を起こしやすい。必ず1人が降り終えてから次の人が降るようにしたほうが無難である。 008.gif 034.gif




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ルンゼが終れば、後はのどかな明るい雑木林の尾根路だ。スリリングな岩塔めぐりの後に出てくる穏やかな尾根歩き、このコントラストがこの山の楽しさの相乗効果となっているようだ。 060.gif 070.gif




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ササ原の尾根を北西に行き、アンテナ群を通りすぎれば、やがて尾根路は林道に合流する。




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林道との合流点にも安中山の会が設置した小さな道標がある。八風平登山口から入山した場合、この道標が無ければ林道を直進してしまいかねない。 039.gif 安中山の会、いい仕事していますね! 003.gif
余談だが、西上州のアイスクライミングのパイオニア、故、竹田定雄氏がいたのが安中山の会である。 002.gif 私もよく彼に西上州のアイスに連れて行ってもらった。気さくで笑顔の素敵なクライマーだった。040.gif 043.gif




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林道を5分も下れば県道92に出る。(この周辺にも数台の駐車が可能だ。) 右に行けば八風平キャンプ場、左に曲がり恩賀集落に戻る。 県道は高速道路のインターチェンジに向かう車などで交通量があるので、路肩歩きには気をつけよう。034.gif 恩賀集落に入り、県道から離れ左の坂道を行けば恩賀側の高岩登山口に戻りつく。 042.gif




f0308721_20423744.jpg高速道路からいつも見上げていた高岩をようやく登ることができた。 024.gif
行程が短いわりに、展望もよく楽しい山だ。 072.gif
山というより岩塔という言葉のほうがしっくりくる。
スリリングなハイキングが好きなハイカーや、プチ岩登りがしたいクライマーなどにお勧めの場所だ。 049.gif


私のこのトレイルへの評価: 4★ 上級者向け
行程距離: 約5.5km(高岩恩賀登山口‐雄岳‐雌岳‐八風平登山口‐高岩恩賀登山口)
標高差: 約300m
実動時間: 約4.5時間 (休憩込み)

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by dream8sue | 2015-03-21 16:34 | 群馬県 西上州エリア | Trackback | Comments(2)

安中市 妙義山 篭沢から登る冬の丁須の頭     Mushroom Rock “Chosunokashira” in Mount Myogi

Saturday, February 21, 2015
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I climbed Mushroom Rock which is called Chosunokashira in Mount Myōgi with my friend who visited to Japan from the United States. Mushroom Rock is a place that is frequently has fatal accidents. Therefore, I asked to accompany my friend who climbed Hitōiwa in Mount Myōgi with me in order to support us.

アメリカから日本に遊びに来ている友人を迎えて、裏妙義の丁須の頭に登ってきた。 070.gif 丁須ノ頭は夏でも死亡事故が多発している場所なので、案内人が私1人では心もとない。そこで、昨年の秋に筆頭岩を一緒に登った最強クライマーの友人にも同行してもらった。 035.gif



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<マイカーの場合>
国道18号を軽井沢方面に走り安中市松井田町に入る。横川駅の約2kmほど手前の信号 “小山沢” を左折し、橋を渡り登り坂を登りきったところの三差路を左に行く。道なりに西に走れば妙義湖(中木ダム)が見えてくる。妙義湖に沿って1kmも走れば湖に注ぎ込む中木川の右岸に出る。中木川に沿って少し走れば右側に岩峰を背にした妙義国民宿舎に着く。駐車は無料だが、宿舎に一声かけて停めさせてもらうようにしよう。出来れば国民宿舎では日帰り入浴も出来るので下山後に利用してほしい。って、私は国民宿舎の回し者ではありません。 003.gif (追記:妙義国民宿舎は2016年3月で閉館となりました)

Access from Maebashi or Takasaki: Driving to Matsuida, Annaka along Route 18 toward Karuizawa direction. Turn left at the signal "Oyamazawa", where is located approximately 2km before Yokogawa train station. And go to a three-way junction where is climb uphill after crossing the small bridge. Turn left at the three-way junction and drive to west along the road.  Once you can see Myōgi Lake (Also called Nakagi Dam) into view, you should drive approximately 1km along the Myōgi Lake. After that, you get left side of Nakagi River. And you drive a moment along the Nakagi River, you can arrive at Myōgi Kokuminshukusha where is located to the right side of road.
Parking is free, but I think you had better ask to the staff for your parking permission.




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国民宿舎から西に300mほど舗装道路を歩く。道路脇に登山ポストがあるので、登山計画者を提出して行こう。妙義山は群馬県内では、谷川岳に続く事故多発の山であることを肝に銘じてね。歩き出してすぐに右の樹林帯に登る登山口の道標がある。トレイルに入ると東側に岩の城のような岩峰群が見えてくる。秋に登った戸隠山を思わせる山容である。 072.gif

Hiking trail starts about 300m from Kokuminshukusha west along the paved road. There is a post for submitting your hiking planner on side of the road. You should submit your planner, because Mount Myōgi is a mountain which is happened lots of accidents followed Tanigawadake in Gunma Prefecture. There is a signpost of trailhead on the right side of the paved road. After you enter the hiking trail in forest, you can see rocky peaks that look like a castle into view on the east side. It reminds me Togakushiyama which climbed in last fall.




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手前の風穴尾根方面の岩峰に穴が開いている。

There is a hole in the rocky peaks of Kazaana ridge. 072.gif




f0308721_16245921.jpg篭沢コースは、丁須の頭までほぼ篭沢に沿ってトレイルが続いている。篭沢に入り、すぐに一旦樹林帯に入る。
トレイル脇の標識に “これから先には急峻な岩場やクサリ場など危険な場所が多くあります。体力、技術に自信の無い方は引き返してください” と、書かれている。
“う~ん、どうしようかな~・・白血球も赤血球もヘモグロビンも少なくて、心肺機能が低下していて心配なんですけど~・・・ってダジャレてる場合じゃない! 041.gif

This trail (Komorisawa course )is followed along the Kamori gorge to nearly Mushroom Rock (Chosunokashira). Once you inter this trail, immediately you go to a forest zone.
There is a signboard on the side of the trail. It shows "There are dangerous places such as many steep rocks and chains in ahead. Please go back if you are not confident in your stamina and climbing skill". I felt a little anxiety because my cardiopulmonary functions decreased by the side effects of chemotherapy. 025.gif




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短い樹林帯を抜け篭沢に戻る。いよいよ沢筋に沿って、ゴーロ歩きが始まる。 070.gif

We through a short forest zone, and walk along the Komori gorge again. It is beginning to walk along the gorge where is lots of rocks and boulders.




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ゴーロというより、ボルダーだ。ボルダー越えにはしっかりしたクサリが設置されている。

You can use chains in order to climb big boulders.




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登山口から30分ほどで“木戸”と呼ばれる岩場に着く。木戸壁というボロ壁が威圧的に立ちはだかっている。この木戸壁も昔は登られていたようだが、今は登る人は少ないようだ。
私は安中市松井田町が故郷で、晩秋になると、冬山に備えてアイゼントレーニングと称し裏妙義の沢をよく登った。雪の無い桶木沢、並木沢、裏谷急沢、北烏帽子沢、星穴沢、小山沢などをアイゼンで岩の上を歩き、大滝を登攀して、締めは丁須の頭のてっぺんにアイゼンを履いたまま登るのだ。そんな私も木戸前ルンゼ、木戸ルンゼは登ったが、さすがにこの木戸壁は登ったことが無い。

We arrived the rock wall called "Kido" in about 30 minutes from the trailhead. The wall is standing like a skyscraper. Kido wall had been climbed long time ago, but nowaday it seems that nobody climb.
When I was beginner in the Alpine Club, I climbed a lot of gorges in Mount Myōgi for training in preparation for winter climbing. I put on crampons while I climb gorges such as Okekisawa, Namikisawa, Urayakyusawa and Hoshianasawa etc.. I climbed big waterfalls, also the top of the Mushroom Rock with attaching crampons. But, I have not climbed this Kido wall indeed.




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巨石の多い沢床をなおも進む。岩間をすり抜けると・・

We proceeded in the gorge and made our way between big boulders. 071.gif




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クサリのついた大きなボルターを越える。

We climbed over the big boulders using a chain.  009.gif




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最初のボルダー群が終ると、しばらく沢通しの落ち葉で埋もれたトレイルを行く。 070.gif

After passed the group of boulder, we went through a trail that was full of fallen leaves along the gorge.




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標高も徐々に上がると、息も上がる。だんだんメンバーに遅れていく私。 042.gif 必死に登る私の目の前に洞穴が現れる。連合赤軍の山岳アジトか! 005.gif いえいえ、どうやら炭焼きの窯跡のようだ。 046.gif 034.gif でも、この篭沢には浅間山荘事件で知られる連合赤軍のアジトが本当にあったらしい。 039.gif

When raising up the elevation, also my beating got faster. And I was getting late from other members gradually. 042.gif Suddenly, a cave appears in front of me on the trail. Is this mountain hideout of radical fringe group? No, no, It looks like a old charcoal kiln. hahaha 041.gif




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さらに荒れ気味の涸れ沢を道標に導かれながら登る。

We climbed along the dried rough gorge by following signposts.




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こんなタワーのような岩塔がニョキニョキあるのが妙義山だ。045.gif

This is a feature of Mount Myōgi which has many rocky towers like in the picture.




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だいぶ標高をあげてきた。そして眼前には最後の急なルンゼが迫ってくる。この辺りが一番きつい部分だろう。私の心臓はキュンキュンいいっぱなし。早く歩きすぎると脳細胞に血が回らなくなりグレーアウトしてしまう。ゆっくり、ゆっくり深呼吸しながら登る。 042.gif

We have considerably climbed up the mountain. And coming up the steep gully in front. I think that this part is the hardest in trail. My heart beat violently!!!




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このルンゼが実に足場が悪く、落石も起こりやすい。べた張りのクサリを頼りに篭沢のコルに這い上がる。落石に備えてヘルメットを被ると安心だろう。ちなみに、彼女が被っているヘルメットは私の好きな女性クライマー、 Steph Davis のヘルメットを真似て花柄模様を書いてみました。 003.gif

Actually, this gully is very loose and easy to make falling rocks. We climbed up to the col of Komorisawa using fixed chains. It would be safe that wears a helmet for protection against falling rocks.
By the way, this helmet she is wearing is what I painted flower print to copied my favorite female climber, Steph Davis's helmet. hahaha 041.gif




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さて、篭沢のコルに出た途端、北側斜面には雪がべったり!アイゼンを装着し山腹をクサリを頼りにトラバースする。 071.gif
なお、篭沢のコルには北から御岳コースがジョイントしている。この御岳コースも是非登ってみたいトレイルだ。登山口の鍵沢付近はヤマヒルが多いので、それらが活動を始める前の3月内には登ってしまおうかな・・ 039.gif

We got col of Komorisawa, there were plenty of snow on the slopes of the north face of the mountain. Therefore we attached the crampons or microspikes and traversed the north face using the chain assistance.
In addition, The Mitake course which is another trail to Mushroom Rock joins at col of Komirisawa. It is also very exciting trail. However, there are many leeches as called “Yamahiru” in the vicinity of the trailhead of the Mitake course. I think that you would be better to climb there before they become active.




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トラバースで尾根を廻りこみ、左のルンゼ状の岩場を登れば、右下から鍵沢コースがジョイントする鍵沢のコルに着く。アイゼンを履いての岩登りは慣れていないと神経を使う。出来れば岩場のゲレンデなどでアイゼントレーニングをすることをお勧めする。アイゼンを履いて何処でも登れるようになれば雪山歩行に自信が持てるようになるよ。

After traversed the north face of mountain, and then, climbed the gully of left side, we arrived col of Kagisawa. Rock climbing is difficult if the person is unfamiliar with usage of crampons. I recommend that you take crampons training in such rocky slopes. As people can climb anywhere with attaching crampons, it is easy to walk in the snow mountain.




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登山口から約2時間半、鍵沢のコルに着く。左上に丁須の頭がのしかかって見える。丁須の頭のトップに登るなら基部にザックを置き、空身で登るのがよいだろう。 049.gif

We got the col of Kagisawa from trailhead at about two and a half hours.  Mushroom Rock is towering over the head. If you want to try climb up to top of the Rock, you would be good to climb without backpack.




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丁須の頭の肩まではクサリを使って、比較的簡単に登れるだろう。が、最後の金槌形の岩場は、出だしの足場が悪い上にハングしているので厄介だ。クライマー以外のハイカーにはロープで確保してあげたほうが良い。間違っても確保無しに腕力にものを言わせて、強引に登るような愚かなことはしないでほしい。万が一足場に苦戦して、腕力が尽きてしまったら進退窮まってしまう。少なくてもクサリにセルフビレーを取りながら万が一の墜落に備えるくらいの余裕をもって登ってほしい。ここが死亡事故多発現場だということを忘れずに! 034.gif

Climbing the Mushroom Rock is difficult because of overhung and there is not many good footholds. It is better to assisted with a rope for beginners or intermediate hikers. Do not climb without secured. Do not climb using only strength in your arms such a stupid acting. By any chance, you will crash when your strength is exhausted.  At least, you should climb in preparation to avoid falling such as taking self belay to the chains. Do not forget that here is a fatal accident site! 034.gif




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丁須の頭は裏妙義のシンボル的存在であるが、その丁須の頭の写真を撮ったSueはどこにいるかといえば・・ここです!鍵沢のコルから西側のピークに上がったところにいる。 見えるかな? そしてバックの赤岩、烏帽子岩などの岩峰群がこれから向かう裏妙義の縦走路だ。

Symbol of the back Myōgi is the Mushroom Rock! Where is Sue who took Mushroom Rock`s picture?
Here!  Sue is standing around west peak where climbed up from the col of Kagisawa. Do you see me? In a forward view, it is visible Akaiwa and Eboshiiwa that we supposed to go there.




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丁須の頭からの展望は素晴らしい!北西方向には、富士山かと見間違うほど美しい浅間山が見える。 072.gif

Outlook from the top of the Mushroom Rock is great! In the northwest direction, you can see beautiful Asama Mountain which looks like Mt.Fuji. 072.gif 072.gif




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南には妙義湖を手前にして、その先には安中市、高崎市の市街が広がっている。その東には赤城山、榛名山も見える。

In the south direction, Myogi Lake is visible. Annaka and Takasaki city is spreaded away from Myōgi Lake.




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もちろん、眼前には表妙義の岩峰稜線が見えている。ちなみに妙義山は妙義湖を挟んで南東に位置する表妙義と、北西に位置する裏妙義からなる。表妙義も東の白雲山から西の金洞山までを繋ぐ縦走路には “鷹戻し” などの大岩壁帯があるので上級者向きのトレイルである。 

You can see rocky peaks line of the front Myōgi in front. By the way, Mount Myōgi is divided into the front Myōgi which is located in the southeast from the Myōgi Lake, and the back Myōgi which is located in the northwest.




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Sue がいた1,057mのピーク辺りが風もなくフラットな場所なので休憩には良いだろう。冬のハイキングでは暖かな飲み物がホットするね。丁須の頭も登り気分は上々だ。
さて、後半もまだまだ岩場が多いので気を抜かず行こう。。って、岩場大好き娘は、なんだかルンルン気分で歩いてるね。 060.gif 003.gif

A good place for lunch is on to the west peak (1,057m peak) because it has flat place. After lunch, we have to walk very carefully because there are narrow ridges and many rocks. However, she looks very happy. hahaha 003.gif




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雪の着いた北側のトレイルを登り、ナイフリッジの岩稜を越えて、クサリを使ってヤセ尾根に降る。灌木の生えたヤセ尾根を行くと、左に約20mのチムニーの下降が待ち受けている。ルンルン気分も一瞬にして緊張モードに変わる。 008.gif 003.gif

After we went through a narrow ridge of shrubs, appeared chimney of about 20m to the left. We should climb down there with paying attention.




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チムニー内はクサリがあるとはいえ、足元が切れ落ちた高度感のあるクライムダウンとなる。だが両サイトにたくさんのホールドがあるので、それらのホールドを使って慎重に降れば大丈夫だ。 034.gif

You have to go down with feeling of quite exposed in the chimney although there are chains. However, since there are lots of holds on both sites of chimney, it's okay if you using those hold carefully.




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チムニーの先で、赤岩の道標を過ぎると、赤岩岩壁下のトラバースが始まる。クサリ場を降り・・

After went down the chimney, and past the signpost to Akaiwa, begin to traverse under Akaiwa rock.




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岩壁下のクサリ場をトラバースし・・

We traversed a chain zone under the Akaiwa rock wall.




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さらに、雪の付着した滑りそうな岩肌をトラバースし・・ 009.gif

Furthermore, we traversed the rock face that was covered of snow. It looked very slippery.




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廻り込んだ先には、切り立った岩壁にアルミ板で作られた桟道がある。でも、とっても心もとない足場なので慎重にね。 005.gif 034.gif

Once we got around corner the rock ridge, there was a plank road made of aluminum plate on the vertical rock wall. That plank road was not reliable, we had to walk carefully.




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丁須の頭から約1時間。振り返れば赤岩の岩峰がピンク色の岩肌を見せていた。

From Mushroom Rock to Akaiwa is about 1 hour. Rock face of Akaiwa had showed a pink surface.




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続く烏帽子岩までのトレイルも、フィックスロープの張られたガレた斜面から、付け焼刃的に置かれたラダーに乗り移る箇所などがある。

In trail to continue until Eboshiiwa, there was a part where climb to ladder from loose slope there is the fixed rope.




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やがて烏帽子岩下部の岩壁トラバースを終えると、ようやく星穴尾根の頭に着き、緊張から開放される。 042.gif

Finished traverse on bottom of the Eboshiiwa rock wall, finally we arrived at junction of Hoshiana ridge. we were released from the tension.




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星穴尾根の頭付近は展望が良い。登ってきた丁須の頭が遠くに小さく見える。それにしても南面の切り立った岩壁は見事である。 072.gif

The Mushroom Rock which we have climbed was visible from junction of Hoshiana ridge.





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自然林からやがて植林の尾根を降れば三方境と呼ばれる交差点につく。 右に並木沢コースを分け、直進すれば妙義山系全体の最高峰である谷急山へのトレイルだ。 国民宿舎へは左に曲がり、植林地帯の巡視道を行く。 070.gif

We go down in the Japanese cedar forest which was planted from junction of Hoshiana ridge to get to the intersection called Sanposakai. Divide the Namikisawa course to the right. You can get Yakyusan, which is highest peak in Mount Myōgi system if you go straight. Turn to the left to Kokuminshukusha, go the patrol road of planted forest.




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巡視道はスギ林の山腹を回り込んでいく単調なトレイルで、三方境から国民宿舎まで約1時間30分ほどだが結構長く感じる。途中の小さな沢は凍結している。最後は中木川に出るので、川の手前にある道標に従って北に進めば登山口のある舗装道路に出る。 071.gif

The patrol trail which walk in the planted Japanese cedar forest was monotonous. It was about 1 hour half to Kokuminshukusha from Sanposakai, but I felt pretty long than real time. Small gorge in the middle of the trail had been frozen. Lastly, we arrived the trailhead on the paved road after had walked through the trail which is side of Nakagi River to the north.




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このトレイルは夏でもスリリングなハイキングになるが、冬には積雪もあり、さらにエキサイティングなものになる。その分、歩行時間もかかるので夏以上に時間に余裕を見ておこう。 034.gif

This trail makes you feel in a thrilling in the summer, there is much snow in the winter, so you might be more exciting. Moreover, you should estimate hiking time longer than summer.


私のこのトレイルへの評価: 4★ 上級者向け(冬は岩場に積雪がある)
行程距離:約7.5km(妙義国民宿舎‐篭澤‐丁須の頭‐赤岩‐烏帽子岩‐三方境‐巡視道‐妙義国民宿舎)
標高差: 約600m
実動時間: 約7.5時間 (休憩込み)

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by dream8sue | 2015-02-21 21:38 | 群馬県 西上州エリア | Trackback | Comments(0)