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奥秩父 小川山でクライミング 烏帽子岩左稜線     Rock Climbing in Mount Ogawa in Chichibu-Tama-Kai NP

Sunday, October 1, 2017
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年に1度か2度くらいしかクライミングはしないのだが、奥秩父の小川山に易しいマルチルートがあるからと誘われて、久しぶりに岩にしがみついてきた。
烏帽子岩左稜線は、5.4~5.8という低いグレードながら18P(450m)に及ぶ長いルートである。
つまり、スピード命のルートって訳だ。
易しいグレードとはいえ、すっかりハイカーになってしまった私には、5.8を登るのは至難の業である。
だが、そこは腕のいい現役クライマーをパートナーに迎えて何とか登ることができた。




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小川山のベースとなる廻り目平キャンプ場は標高1500mの高原である。 
10月ともなると朝晩の冷え込みは半端ではない。
寒さと朝が苦手な私・・長いマルチルートなので頑張って早起きしました!

小川山へのアクセスは以前の記事を参照してほしい。





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さて、こう言ったマルチルートでは、 “取付き探しが核心” と言われることがしばしばある。
はい、まさに取付きまでが(取付を見つけるのが)核心であった。

キャンプ場から金峰山川西股沢沿いの林道を行くと、車止めのゲートの先で西股沢の堤防へ行く路(マラ岩へ行く路)がある。
堤防の上流で渡渉し、マラ岩方面へ行く分岐を左に見て、右へ進み旧林道に入る。
分岐から50mほど先にあるケルンの場所から左の樹林帯へ進む。




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踏み跡を追いながら登っていくと、樹林帯をぬけて、見晴らしの良いモレーン上に乗る。
左(東)側にはマラ岩が大きくそびえている。




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ケルンを追いながら烏帽子沢のガレ場に入って行く。 
ガレ場を15分も歩くと右の樹林の中にケルンがあるので、ここから樹林帯に入れば取付きはすぐである。
私達は烏帽子沢の二俣を意識しすぎて、取付きのケルンを見ていながら通りすぎてしまった。
結果、30分くらいタイムロスしてしまった。
写真右のガレ場の二俣ではないので、登り過ぎないように注意してね。




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取付きにはすでに2組の先行パーティーがいた。 
1P 20m(5.6)傾斜のある泥の詰まった溝を登る。



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2P 20m(5.7) 綺麗なクラックを5m直上しマツの木から右上する。 
途中に残置ハーケン有り。



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3P 20m (5.6) 易しいダブルクラックを登り、バンドを右上。
4P 40m (5.8) 段になったクラックから、見晴らしの良い岩峰上に出る。



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5P 40m (5.4) 易しいナイフリッジ
6P 30m(5.4)ほとんどブッシュ歩き。



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7P 30m (5.5)



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8P 15m (5.5) リッジの右側から取り付きリッジ上に上がる。
9P 35m (5.7)



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リッジに上がると、視界が一気に開ける。
バック(北側)には川上村の集落と、御座山などの県境の山々が見える。
Sue・・ヘルメットかぶろうね。  



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東の烏帽子沢の上部にも岩峰がニョキニョキ立っている。



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10P 20m (5.6) 一瞬怖いトラバース!
なぜ一瞬怖いのかと言うと、ハング気味のハンドの足元が切れ落ちていて、アンダーホールドで堪えて左足を奥のレッジに届かせるのだが、おチビな私、短足には届かない!



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11P 45m (5.6)快適なリッジ。
バックの山が小川山。 私はこのエリアには何回も来ているが今だに登ったことがない山だ。



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12P 30m (5.5) 易しいナイフエッジから・・



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ハンドクラックの基部へ。



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13P 15m (5.8) 美しいハンドクラック。 
パートナーはスニーカーでリードしていた。  三( ゚Д゚) ス、スゲー!
私はクライミングシューズだったけど、とにかくフットジャムが痛い!
痛みでムーブなど気にしていられない・・まあ、年一クライマーはこんなもんだな~  (*_*;



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ハンドクラックを登り切ってから、30mほどの歩きで烏帽子岩本峰(三ノ盾)のピークに着く。
ピークからさらに10mほど降ったテラスに、ラペル用の残置スリングとカラビナがマツの木に掛かっている。
なお、ピークの西側にもラペル用アンカーがあるが、これは本峰西面ルートの終了点なので間違えないようにね。



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このテラスからは、これから登る核心部の岩峰群が一望できる。




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上部の岩場をズームして見れば、今まさに先行パーティーが核心のチムニーを登っている。



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右側は奥烏帽子の岩峰かな?



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さて、見物が済んだら今度は私たちの番だ。
まずは、20mのラペルで立ち木のあるコルへ降りる。(14P)
その後、5mくらいの脆そうなチムニーを登って(15P)、岩コブから再度10mのラペルをする。(16P)




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その後は藪の中を歩いて、ワイドクラックのある岩の基部へ。
ここは下降路へ エスケープ可能な顕著なコルである。



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さて、残すはあと2Pである。
17P 35m (5.7) ワイドクラックは見た目より悪い。 
特にレッジへ登り上げる出口がややハング気味でパワーを使う。
ヘルメットかぶろうね・・Sue!



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ワイドクラックから、さらに傾斜の落ちたクラックを登ってチムニー下部の灌木テラスまで登る。
灌木テラスには、灌木に残置スリングあり (もしかして敗退用?)
最後の核心と言われるチムニーを見上げて・・・ (*_*;  う~ん、登れるのか~?私?



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18P 15m (5.8)  チムニーは、対岸から見る限りではもっと高さがあるように見えたが、実際は約15mである。 
しかし、中間部分から狭くなり、バック・アンド・ニーで身体を上げていくにも膝が窮屈で上手く上がらない。
もがきまくったあげく、最後はトップが残置したヌンチャクを掴んで見事なA0クライミング。(*_*;hahaha
久しぶりのクライミング、しかもチムニーなんて登ったのは何年前か思い出すこともできない。



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登攀終了点の岩稜上でチムニーをのぞき込む。



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終了点から、登ってきた烏帽子岩本峰を見る。
あ~楽しかった!
秋晴れのもと、仲間と登るクライミングは最高だ!
仲間に感謝、感謝の小川山クライミングだった。

下降は、終了点のすぐ先のコルから右(西)のガレ場を降りる。
テープやケルンを頼りに烏帽子岩の基部に沿って右方向へ降りていく。
踏み跡の薄い部分もあるが、野生の勘でトレースを追えば、ドンピシャで旧林道へ出る・・ってガイドになってないじゃん! 
まあ、クライマーならわかるよ。 ヾ(o≧∀≦o)ノ゙hahaha
下降開始から40分程で西股沢の堤防に着いた。

私のこのルートへの評価: 4★
所要時間:休憩、1時間程度の待ち時間込で約9時間(廻り目平P 7:00‐取付き8:30‐登攀終了 15:30‐廻り目平P 16:30)

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by dream8sue | 2017-10-01 19:43 | Rock Climbing | Trackback | Comments(5)

奥秩父 雨の小川山で避暑クライミング     Rock Climbing in Mount Ogawa in Chichibu-Tama-Kai NP

Sunday, July 23, 2017
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昨年からボチボチと訪れている小川山へ今年も恒例の避暑クライミングに行ってきた。 暑い下界からの逃避が第一目的だ。 小川山は高原レタスの産地で有名な長野県川上村にあり夏でもとても涼しい。 加えて、この日は小雨混じりの天気で寒いくらいの気温であった。 
  
正直な話、フリークライミングへのモチベーションはあまりわかない。 何故かな~?と考えてみた。 昔は結構入れ込んでフリークライミングをしていた時期もあったが、それでも12bが自己最高グレードだった。 そして長期アメリカ滞在などで10年以上のブランクと、帰国後の癌の治療で身体的衰えが生じた。 今さら頑張ってフリーが上達したところで過去のグレードを越えられるとは思えないし、戻すためにどれだけの時間を費やすのかと思うと気が遠くなる。 グレードに関係なくフリークライミングが楽しいという人は本当にフリーが好きな人だと思う。 元々私がフリーを始めたのはアルパインクライミングの技術向上の目的で始めたくらいだから、それほどフリークライミング自体が好きというわけではないのだろう。 

確かにフリークライミングにおける自己の身体能力への挑戦はアスリート感覚で楽しいし、それなりの充実感もある。 しかし、足元から切れ落ちた氷河の壁をノーロープでバイルとアイゼンだけでトラバースしなければならないようなアドレナリン全開の命を懸けたクライミングを体験してしまうと、アスリートでは物足りないのだ。 もちろん今の私はアルパインクライマーでも無いのでクライミングについて語ること自体がおこがましいのだが。

前置きが長くなってしまったが、下手くそな避暑クライマーもどきの私であるが、同行してくれた登れるクライマーたちの華麗な登りに心が躍る1日だった。 




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小川山へのアクセスは昨年の記事を参照してほしい。 → “奥秩父 小川山で避暑クライミング     Rock Climbing in Mount Ogawa in Chichibu-Tama-Kai NP”





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この日訪れたエリアは小川山屈指の三ツ星ルートがならぶマラ岩である。 前日にも激しい夕立があり岩場は濡れている。 乾いていそうなルートを探して、まずは “川上小唄 5.8” を登る。




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登れるクライマーたちはリードで登るが、私はトップロープ(TR)でもビビった!  ヒィィ((ll゚゚Д゚゚ll))ィィ!!!




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マラ岩から歩いて3分ほど上部にある “卒業試験 10b” をトライ中に小雨がばらつき岩が濡れてしまった。 




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私は隣の “センター試験5.8” をTRでトライしたが、ボルトに足が・・・足が・・・乗ってしまった。 (ノω=;)ぅぅ…




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マラ岩に戻って “レギュラー 10c” をTRでやらせてもらったが途中でギブアップ。 隣の “イレギュラー 10d” ではガイドがゲストを登らせていた。




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マラ岩の左にある妹岩の裏側に、思い出の “イエロークラッシュ12a” があるので見に行く。 とっても苦労してレットポイントした記憶がよみがえる。




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妹岩から下部にあるリバーサイドへ移動して “BUN BUN 11b” なるルートを登れるクライマーたちがトライ。 私は見ているだけで胸がいっぱい。 O(*゚∀゚*)oワクワク!  皆さん華麗でカッコいい~!
ということで、天気も悪いので午後3時には終了。 小川山は涼しいのでまた行きたいな~

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by dream8sue | 2017-07-23 06:33 | Rock Climbing | Trackback | Comments(0)

奥秩父 小川山でヘリコプターによる山岳救助をみる     Rock Climbing in Mount Ogawa in Chichibu-Tama-Kai NP

September,22-23, 2015
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長年、登山やハイキングなどをしていると、ヘリコプターによる山岳遭難や事故現場のレスキュー活動に出くわすことがある。

今年(2015年)のシルバーウィークに行った、小川山の妹岩で起きた事故もそのひとつである。

アメリカでヘリコプターの操縦をしていた私としては、レスキュー作業でのパイロットの操縦スキルには大変興味がある。 013.gif

昔、クライミング仲間がヨーロッパアルプスで怪我をしてヘリコプターでレスキューされたことがある。傾斜のある斜面すれすれにホバリングして、イケメンのレスキュー隊員がヘリから飛びおり、仲間を背負ってヘリに乗り込んでいった。 005.gif 043.gif

ヘリコプターのローターブレード(回転翼)が斜面から2mくらいしか離れていなかった。パイロットの操縦もそれはそれは見事であった。

日本の山岳レスキューは、斜面すれすれまでヘリの高度を下げることはしない。リスクが大きすぎて日本人パイロットにはさせられないのだろう。上空でホバリングしてワイヤーを下げてレスキュー隊員や要救助者を吊り上げる方法が主流だ。

まあ、それにしても山岳地帯は気流が不安定なので、的確にピンポイントにワイヤーを下げるためのホバリングには神経をはらう。パイロットとしての経験の乏しい私が言うのもおこがましいが、ヘリコプターの操縦で一番難しいテクニックがホバリングだと私は思う。




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小川山は、長野県川上村にあるフリークライミングのメッカである。クライミングを行なわなくなって久しい私は、夏に避暑のつもりで行ったのを切っ掛けに、再度ここを訪れることになった。

小川山へのアクセスについては、前回の “川上村 小川山で避暑クライミング    Rock Climbing in Mount Ogawa in Chichibu-Tama-Kai NP ” を参考にしてほしい。

小川山の廻り目平キャンプ場のパーキングからは、いつものように屋根岩の眺めが素晴らしい。 072.gif 058.gif




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さて、初日は前回登れなかった人気ルートの “トムと一緒 5.10a” がある八幡沢左岸スラブに向かう。 070.gif

金峰山へのトレイルである林道を進み、ゲートを越えるとすぐ右手に八幡沢が出合う。出合いには “ビクター” というボルダーがある。沢の右岸についた踏み跡を行き大小の堰堤を巻きながら越えると、 “トムと一緒” がある河原に着く。

だが、連休とあってここは満員御礼で順番待ちが長そうだ。 025.gif 015.gif

長い順番待ちまでして登りたいと思うほどのクライミング熱はもう無い。 代替案として、近くにあるマルチルートの “春のもどり雪:4P、5.7” というルートに向かう。 070.gif

“トムと一緒” から八幡沢を少し上流に行き、左岸のガレ状のルンゼをつめる。 042.gif 樹林帯に入り右に進むとすぐにスラブ帯が現れる。その末端が、 “春のもどり雪” の取り付きである。




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“春のもどり雪” の1Pは、5.7の傾斜の緩いスラブを直上する。トップロープ(TR)用の支点は、右のルンゼの垂壁にあるが、マルチピッチなので真っ直ぐ伸ばして立ち木でビレーポイントとする。




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2P目は、スラブを左上し、立ち木に至る。




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先行パーティーが、ルートをを登り終え、早くもラッペリングで降りてきた。 071.gif





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3P目は、緩やかな凹角沿いに右上し、その後スラブを立ち木を目指して登る。が、プロテクションが取れないため、易しいピッチではあるがランナウトする。上部でキャメロットを2本セットする。




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4P目、緩いスラブを左上し、5mほどの垂壁で行き止ったら右へトラバースし、大木の生えたテラスに上る。ここが終了点だ。




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ルート終了点からは、八幡沢が遥かに見え高度感がある。眼前には金峰山川西股沢を挟んでマラ岩方面の岩塔群が見える。




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ラッペリングは、4P終了点の大木から2P目の立ち木まで(40m弱)降りる。そこから取り付きまで(45m)1回のラッペルで降りられる。しかし、この時は、 “春のもどり雪” の1P目の左側にある “ロリーターJUNKO 12a” にトライしているクライマーがいたので、ロープの流れを考えて、 “春のもどり雪” の1P目のTR用の支点を経由し、3回のラッペルで降りた。 042.gif




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我々がラッペリングで降り始めて程なくして、どこからかチョッパー(ヘリコプターのこと)の音がして、南東の空に機体が現れた。




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ヘリコプターは、何度か偵察旋回し、レスキュー現場と思われるマラ岩の上空でホバリングをはじめた。




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レスキュー隊員をワイヤーで下ろし、岩場から離れたところで待機ホバリングする。救助体制が整ったところで、再度ワイヤーをたらして、レスキュー隊員と要救助者をピックアップして東の空に飛んでいった。お見事です! 038.gif




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我々もマルチルートを終え、帰り際に左岸スラブの “トムと一緒” をワントライし、クライマーで賑わう廻り目平キャンプ場を後にした。

この夜のねぐらは、廻り目平キャンプ場ではなく、野辺山にある滝沢牧場(廻り目平から車で30~40分ほどのところ)である。

山の中にある廻り目平キャンプ場とは雰囲気が異なる観光牧場の中にあるキャンプ場だ。ファミリー・キャンパー向けのキャンプ場なのでクライマーは私たちだけだった。 068.gif 069.gif 024.gif

廻り目平キャンプ場よりも値段も安く、ゴミの回収サービスなども良い。観光牧場だけにピクニックテーブルなども多く、売店やカフェなども充実している。

我々は2日間とも小川山だったが、瑞牆山や湯川の岩場、男山や御座山へのハイキングなどの拠点には良いかもしれない。 049.gif




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2日目は、金峰山荘周辺からよく見える父岩と、兄岩に行くことにした。 070.gif




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金峰山荘の前から金峰山川西股沢へ降りて川下に行く。ケルンの積まれた場所あたりから川を徒渉する。川が増水している時期は徒渉ポイントの見極めが難しい。 039.gif 008.gif




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父岩で、小川山の入門ルートのひとつである、 “小川山ストーリー 5.9” を登る。

その後、兄岩に移動して “ピクニクラ 10b” をトップロープでトライした。が、ハング上のフェースの立ち込みが難しくて私は登れなかった。

写真は “ピクニクラ” を絶妙なバランスで登って行くY氏。




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金峰山荘の前からみた兄岩と、ピクニクラのルート(黒線)。

右下にある “タジヤンⅣ 5.10a” も小川山らしいスラブの好ルートだ。スラブは近年流行のクライミングジムでは登ることはできない。外壁ならではの岩の形態だね。 045.gif

それにしても、昔に比べてルートを登るクライマーが減り、目につくのはマットを担いだボルダラーばかりだ。フリークライミングのメッカ小川山も時代と共に移り変わっていることを10年ぶりに訪れて実感した。 039.gif

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by dream8sue | 2015-09-23 17:28 | Rock Climbing | Comments(0)

奥秩父 小川山で避暑クライミング     Rock Climbing in Mount Ogawa in Chichibu-Tama-Kai NP

August 23-24, 2015
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ハイカーにとって、小川山は瑞垣山や金峰山ほどは知られていない。が、クライマーの間ではフリークライミングのメッカとしてすこぶる有名な場所である。

正確には、小川山の山頂そのものはクライミングエリアが集中する廻り目平(キャンプ場)からは遥かに離れた主脈上にあるので、小川山の麓がクライミングエリアとして有名ということだ。

私が初めて小川山を訪れたのは、日本にフリークライミングの波が起きた1980年代だった。

そして、最も足しげく通ったのは2000年から2004年の間かな?その後はアメリカ移住もあり、ぱったりとクライミングは止めてしまった。今回は10年ぶりの小川山訪問だ。

目的はハイキング?クライミング?いや~避暑キャンピングかな? 003.gif




f0308721_1272657.jpgアクセス:前橋、高崎方面からは長野県佐久市を経由し141号を南下。
海ノ口を過ぎ、カーブの多い急坂を登り切り、レストラン141の先のT字路を川上村方面に左折。
高原レタスの産地で有名な川上村に入り、役場方面を目指す。
道なりに走りスーパー・ナナーズより8キロほどの地点(看板に “廻り目平キャンプ場” とある)を右折する。
1kmほど手前を右折でも近道。 
川端下の集落を経て廻り目平キャンプ場へ。入口はゲート式で駐車券を取り、帰りの際に敷地内に建っている金峰山荘で清算する。前橋から約3時間くらいだろう。

金峰山荘は宿泊も可能なのでキャンプの苦手な人は山荘に泊まることもできる。
宿泊、キャンプ、パーキング料金などは廻り目平キャンプ場のHPで確認してね。





f0308721_1305683.jpgキャンプ場には広いパーキング(約100台可能)があり、南側には金峰山川西股沢が流れている。

そして対岸には、父岩、母岩、兄岩、弟岩などと命名された岩場が見える。懐かしい光景だな~・・ 045.gif

キャンプ場周辺には、その他にも北に屋根岩、金峰山川の上流にはガマスラブやマラ岩など多くの岩場がある。

また、廻り目平周辺には、2時間くらいで歩ける周遊トレイルもあるので、クライミングをしないハイカーや家族づれキャンパーでも十分楽しめる。金峰山川での渓流釣りも楽しいかも。

何より夏でも涼しいので、都会の熱帯夜から解放されてリラックスするには最適だ。 014.gif 060.gif




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キャンプ場に至までの車道や、パーキング、キャンプ場周辺にはマルバダケブキの群落がいたるところに見られる。今回改めて気づいたが、昔からこんなに咲いていたのかしら? 056.gif




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岩場へのアプローチ路にはこんな可愛らしいミヤマモジズリというラン科の花も見られる。 056.gif

モジズリとはネジバナの別名らしいが、このミヤマモジズリはネジバナほどらせん状には花を咲かせない。私はこの花を見るのは初めてだ。 051.gif 058.gif




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こちらもお初にお目にかかります、ハナイカリ(写真左)。船の碇の形をしたイカリソウに比べ花が小さい。色も薄黄緑と遠目には目立たないが、そのユニークな形は実に興味深い。

キャンプ場に近い場所にタカネママコナ(写真右)と思われる半寄生の1年草が咲いていた。環境省指定の危急種のようだ。




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お花だけでは無く、森にはたくさんのキノコもみられ、小川山は早くもキノコの森になっていた。

中にはこんなエイリアンのようなキノコも生えていた。キモイ! 005.gif 021.gif




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23日の午後にキャンプ場入りしたので、2時間くらいの短時間で遊べる岩場を探し、金峰山川西股沢の支流のひとつ八幡沢の左岸スラブに向かう。 070.gif

河原の近くにある “トムといっしょ 10a” というルートで偶然、昔のクライマー仲間である新井健二君に会う。彼は2005年に 甲斐駒ケ岳赤石沢Aフランケスーパー赤蜘蛛ルート を一緒に登ったパートナーだ。 051.gif

現在彼は、日本プロガイド協会所属の山岳ガイドで、この時も生徒に岩登りのレクチャーをしていた。当然と言えば当然であるが、岩を登る動きは華麗で、10aもまともに登れない私とは大違いだ。10年の時の流れを実感するな~ 026.gif

写真は “トムといっしょ” の核心部をトップロープ(TR)でトライするSue。 中間テラスより上のハング越えが難しい。左のカンテ状に左足で立ち、右に重心移動してレッジに立ちこみ、上のガバを取るまでが核心のムーブ。 042.gif




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24日は、クラック・クライミングの入門ルート、親指岩の “小川山レイバック 5.9” に向かう。 070.gif




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1980年代に初めて小川山に来た時も、この親指岩の “小川山レイバック” でフリークライミングの洗礼を受けた。

その時は、レイバックって言うからには、レイバックで登るのだろうと、必死にレイバック登りをしたが、今回は終始フットジャムとジャミングでこなす。もちろんTRで・・ 041.gif

写真はクラック・クライミングのスペシャリストH氏の華麗なリード。 058.gif




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“小川山レイバック” 1Pのビレーポイントから南側の眺め。 072.gif




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北側には、数多くの名ルートがある屋根岩が望める。左からⅤ峰、Ⅳ峰、エビの尻尾、Ⅲ峰、Ⅱ峰だ。そしてⅡ峰の南フェースには、小川山で一番美しいクラックと称される “蜘蛛の糸 11b” が見えている。




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“小川山レイバック” 2P目は、テラスからフェイスを左上し少し登れば親指岩のトップに着く。

青空をバックに、見事な足さばきで上部岩壁を左上して行くSizu嬢。 058.gif




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親指岩ピークからは、お殿様岩方面の岩場が眼前に見える。

ピークからの下降は、 “小川山レイバック” とは反対側( “クレイジージャム 10c” のライン)を降りれば1度のラッペルですむ。

“クレイジージャム” も人気ルートなので、トライ中のクライマーがいる場合はラッペルのタイミングに気をつけてね。 034.gif




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さて、午後は親指岩から北西に位置する仏岩へ向かう。この間もアプローチ路にはたくさんのキノコが見られる。 005.gif

サンゴ礁のようなキノコ、真っ赤な平茸、まるで木の切り株のような模様のキノコ、肉厚で美味しそうなキノコなど様々だ。植物観察ならぬキノコ観察も楽しい。 011.gif 060.gif




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仏岩へは、親指岩から “イムジン河 .11c/d” で有名なお殿様岩を経て、最高ルーフの岩場をさらに登った尾根上にある。

写真は小川山スーパークラシックの三ツ星ルート、 “イムジン河” のあるお殿様岩だ。一生触ることは無い私とは無縁の壁だ。 041.gif




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仏岩にはきれいなクラックが2本並んでいる。左が “ノーリターン 10c” で右のクラックが “バナナクラック 11d” の三ツ星ルートだ。

“バナナクラック” は論外なので、左の “ノーリターン” にTRでトライするSue。あえ無く撃沈しました。 007.gif 041.gif

下部のフレークは、リードで登るとプロテクションがとりにくく、突っ込んだら戻れないというのが、ルート名の由来らしい。怖ッ! 008.gif




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“ノーリターン” の下部のフレークをこなし、上部のオフセットフィンガーも見事にクリアするNao嬢。 004.gif




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仏岩のトップから下を覗き込んでみた。目がくらみそうな高さだ。 008.gif

ちなみに高さは25mなので、トップロープは50mロープでいっぱいだ。私たちは60mロープを使用した。




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仏岩のトップから見た景色。Wonderful! 072.gif




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小川山は、近年ではインドアクライミングの影響もありボルダーがとても人気である。

森のあちらこちらにボルダー(大石)が点在し、マットを敷き詰めて何度もトライするボルダラーの姿が多く見られる。時の流れを感じるな~  003.gif

久しぶりに腕がパンプした。数日後、腕はもちろんだが、胸筋も意外と凝っていることに気づく。クライミングって全身運動だね~ 066.gif



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by dream8sue | 2015-08-24 01:21 | Rock Climbing | Trackback | Comments(0)