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尾瀬 尾瀬ヶ原の白い妖精たち Ozegahara in Oze National Park

Friday, May 29, 2015
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昨年、アメリカから帰国直後に尾瀬を訪れ、あまりの美しさにその後も足しげく通った。でも、尾瀬はすでに夏を迎えていて、ミズバショウの咲く頃の尾瀬を知らない。
そこで、今年は是が非でも、尾瀬の白い妖精たちに会いたくて雪解けの尾瀬ヶ原にやってきた。 070.gif




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アクセス:毎年、鳩待峠へは5月から10月の間はマイカー規制があるので、事前に規制内容の確認が必要だ。群馬県HPや尾瀬保護財団HPなどで交通規制状況を調べておこう。 034.gif

詳しくはこちらを読んでね→ “尾瀬 尾瀬ヶ原のワタスゲと三条ノ滝 Ozegahara and Sanjo falls in Oze National Park




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鳩待峠から山ノ鼻に向かうトレイルには、まだ雪がたくさん残っていた。 005.gif




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木道に残る雪に、足を滑らせないようにゆっくりと降っていくと、左手に昨年の初秋に登った至仏山が見えてきた。→ “尾瀬 秋色の尾瀬ヶ原から至仏山  Shibutsusan in Oze National Park




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あれ?あんなにフラットな山だったかしら? 039.gif 山ノ鼻からの登行は結構きつかったけどな~・・ 045.gif 042.gif




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鳩待峠から山ノ鼻に至るまでの間は、高山植物がたくさん見られて楽しい。

さっそく現れたのは、見慣れたエンレイソウだ。 この花を初めて見たのが、まさに昨年の尾瀬で、この異様な存在感に魅了された。 016.gif 056.gif




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下界では終ってしまったスミレもまだここでは見られるね。おや、黄色いスミレなんて初めて見たかも? 005.gif オオバキスミレという名のようだ。 056.gif




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イワナシのピンクの花が実に可愛い。 056.gif 043.gif




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そして現れました! 005.gif 043.gif 尾瀬と言えばミズバショウ。尾瀬の代名詞だね。 003.gif




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“湿原に舞い降りた白い妖精” 誰が考えたのか、見事なキャッチコピーだ。 045.gif 037.gif




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残雪に驚き、ミズバショウに感激して、ルンルン気分で下降して行けば、左手に川上川が見えてくる。 072.gif




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川上川に架かる木橋のところには、まだ開花したばかりのオオカメノキの花が、清流と相まって実に美しかった。 072.gif 056.gif




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川上川を渡れば、山ノ鼻はもうすぐそこだ。ブナの林も今まさに芽吹きの時期を迎えている。




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鳩待峠から約1時間で、山ノ鼻に到着。ひと休みしながら、ビジターセンターでミズバショウの開花状況などの情報をゲットしていこう。




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尾瀬ヶ原は、山ノ鼻から牛首分岐あたりまでを “上田代”。 牛首分岐から竜宮小屋のある竜宮十字路までを “中田代”。 竜宮十字路から山小屋が密集している見晴までを “下田代” と呼んだりする。
山ノ鼻から上田代に進むと、左の湿原を流れる小川沿いにミスバショウの群生が見られる。 ミズバショウって本当に水辺がすきだよね。056.gif




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その先で、川が氾濫しているかのような大きな流れのある湿原を行く。雪解けの時期ならではの光景で、夏には気づかなかったな~  005.gif




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ネコヤナギの木が木道の脇にたくさん生えていたが、これも春のみの風景だね。 043.gif




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お約束の燧ヶ岳と尾瀬ヶ原の木道の構図だ。 003.gif

この時期の湿原は、まだ枯れ草色であることに驚いた。考えてみれば、ミズバショウは雪解けと同時に咲くのだから、湿原はまだグリーンに覆われているはずは無いのだ。

そして、草木が成長していない分池塘が目立つ。こんなに池塘が多いのだから木道が無くては歩けないよね。 005.gif




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こちらもお約束の浮島のある池塘だね。バックの山が池塘に映っていい感じ。 072.gif




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こちらの池塘はバックの山が新緑でいい感じ。 072.gif 060.gif




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池塘に燧ヶ岳が映る “逆さ燧” の池塘を過ぎると、上ノ大堀川を渡る。 070.gif

上ノ大堀川付近から竜宮小屋付近にかけて、ヤチヤナギの木が一面にある。夏には見事なグリーンの低木になる木だが、雪解けのこの時期はブラウン色の花には見えない花をつけている。 056.gif

湿原では栄養分が少ないので、木の生育は難しいのだが、このヤチヤナギは、空気中の窒素を取り込める菌を根に共生させ、成長に必要な成分を合成しているらしい。恐るべしヤチヤナギ! 005.gif





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上ノ大堀川を渡れば、間もなく牛首分岐だ。

牛首分岐から竜宮十字路を経由し、ヨッピ吊橋に出て牛首分岐に戻るループトレイルを歩く予定だ。 070.gif




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牛首分岐を東に向かって直進し、しばらく行けば、ここにも雪渓を残す燧ヶ岳がくっきり映っている池塘がある。 072.gif




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振り返れば、こちらも残雪の至仏山が美しい。 飛行機雲が池塘に映っている。 072.gif




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そして、今回の目的地、竜宮十字路の西側にある円形の観察路。ここはミズバショウの群落で有名で、至仏山をバックにしたこの構図は尾瀬のポスターなどでよく見かける風景だ。 072.gif




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まるで、ミズバショウの田んぼ? 041.gif




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ここは、 “カルスト現象” という、水のトンネルでも知られている。南側の池塘には大量の水が流れ込んでいるのに流れ出る所が見えない。一方、北側の湿原では水が流れ出ているだけなのに、いつも満々と水をたたえている。

この場所では南側の池塘の中に水が吸い込まれ、北側の池塘にその水がわき出している。水が吸い込まれていく様をみて、水が “竜宮” まで流れているのでは、ということで竜宮の名がついたらしい。 027.gif 045.gif




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尾瀬ヶ原から見える山は、燧ヶ岳と至仏山だけではない。両者ほど有名ではないが、北側にも景鶴山や与作岳などの美しい山がある。 072.gif




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山ノ鼻から約1時間30分、いくらフラットな木道歩きと言っても、そろそろ疲れてきた。竜宮十字路まではもうすぐだ。 042.gif 070.gif




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竜宮小屋の少し手前には、鮮やかなリュウキンカの花が咲いている。 056.gif ミズバショウと並ぶと、まさに尾瀬ヶ原の名脇役だ。助演女優賞を差し上げます。041.gif




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そして、木道の影に隠れるようにヒメイチゲ(写真左)が咲いていた。可憐だね~。同じイチゲの名前をもつキクザキイチゲ(写真右)は一輪でも存在感がある。こちらは山ノ鼻のビジターセンターの前のトレイル脇に咲いていた。 056.gif




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竜宮小屋が見えてきた!ここでランチ休憩していこう。 063.gif




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午後は竜宮からヨッピ吊橋を目指すべく北東に進む。 070.gif こちら方面の景色も素晴らしい。 072.gif




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左側には至仏山と、まばらなシラカバの木。 072.gif




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右側には燧ヶ岳とシラカバの林。 072.gif




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まだ何も生えていないと思っていた枯れ草色の原には、良く見るとピンクのボンボンみたいなショウジョウバカマや、タテヤマリンドウ?が咲いていた! 005.gif 043.gif 056.gif




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ヒダのような雪渓を残す景鶴山が正面に迫る。 072.gif

シラカバの幹の白さと、葉の新緑のコントラストが美しい。 072.gif




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竜宮小屋から20分ほどでヨッピ吊橋に着き、左に曲がり牛首分岐に戻る。 070.gif

この間も小さな浮島をもつ池塘やシラカバ林を堪能しながら歩く。秋にこのトレイルを歩いた時は、池塘に浮かぶ水草の紅葉がとても美しくて感動の嵐だった。ここは秋がいいよ。→ “尾瀬 秋晴れのヨシッポリ田代と渋沢大滝  Shibusawa falls in Oze National Park




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ヨッピ吊橋と牛首分岐との中間くらいでヨッピ川と大堀川が合流する。ここは池塘というより、もう沼か湖のようで、燧ヶ岳も見事に逆さに映っている。 005.gif072.gif




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OMG!005.gif ミスバショウが水中花になっている。ミスバショウって水の中でも生きられるの? 039.gif




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牛首分岐の近くに戻ると、ここから先は、至仏山がどんどん大きくなってくる。 070.gif 072.gif




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木道の間にもニョキニョキとミズバショウが咲いている。 056.gif




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1本のシラカバがその存在をアピールしている。 072.gif




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牛首分岐からは、山ノ鼻へ往路を戻る。




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帰路は、山ノ鼻から鳩待峠までは200mの標高差の登り坂となる。疲れた身体にはジワジワと堪えるだろうが、ここでも白い妖精たちが元気をくれることだろう。 042.gif 066.gif 056.gif




f0308721_15563229.gif念願のミズバショウが咲く尾瀬を訪れることができた。一生分のミズバショウを見た感じだ。 003.gif

ちなみにこのミズバショウは英語では、skunk cabbage といって悪臭の強い植物ということで、動物のスカンクの名前をとっている。どうやら英語圏では、ミズバショウに対して白い妖精といった美しいイメージはないようだ。 003.gif


私のこのトレイルへの評価: 5★ 初心者、初級者向け

行程距離: 約17km(鳩待峠‐山ノ鼻‐尾瀬ヶ原‐竜宮‐ヨッピ吊橋‐山ノ鼻‐鳩待峠)

標高差: 約200m

実動時間: 約7時間 (休憩込み)

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by dream8sue | 2015-05-29 14:59 | 尾瀬 国立公園 | Trackback(1) | Comments(0)

尾瀬 秋色の尾瀬ヶ原から至仏山  Shibutsusan in Oze National Park

Sunday, September 14, 2014
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秋の尾瀬の朝は湿原に大きな雲を浮かべていた。昨日はアヤメ平から八木沢新道を歩いたが、今日はあの至仏山を目指し、宿泊地の見晴(第2長蔵小屋)を後にする。
→ “尾瀬 天上の楽園アヤメ平から八木沢新道を降る   Ayamedaira in Oze National Park



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見晴十字路から下田代を竜宮十字路まで行き、中田代、上田代と尾瀬ヶ原の大湿原を横断する。
草紅葉の湿原にはアキノキリンソウ、ウメバチソウ、リンドウなどの尾瀬の秋を代表する草花が咲いている。 056.gif ナナカマドの紅葉も目をひく。 072.gif



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竜宮十字路を過ぎると、多くの池塘が現れる。



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夏には緑一色だったこの風景も、秋はとってもカラフルだ。 072.gif 072.gif



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尾瀬の名脇役、ヤマドリゼンマイも秋色に変身している。



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牛首分岐を過ぎ、橋を渡ると“逆さ燧”の映る大きな池塘がある。ここもお決まりの撮影スポットなので一休みしながら燧ヶ岳の雄姿をカメラにおさめていこう。



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ヒツジグサなどの水草が池塘一面に生い茂り圧巻である。すごい! 005.gif 072.gif
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夏に比べて花の種類は少ないが、草紅葉と色づいた水草のコンビネーションは秋ならではの風物詩だ。秋の尾瀬、いいね~! 049.gif



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夏にはアヤメが咲いていた池塘には、今はアブラガヤが咲き、いかにも秋らしい風情を感じさせる。 045.gif



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見晴を出発して約2時間、ほとんど休まずに歩き、至仏山の登山口である山ノ鼻に到着。ここには休憩所、ビジターセンター、3軒の山小屋やキャンプ場もある。鳩待峠から約1時間で来られる、いわば尾瀬ヶ原の玄関先だ。 063.gif 軽くスナックなどを食べ、しっかり休んだら、いよいよ至仏山への登山開始! 070.gif



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道標から北に行き、研究見本園を右手に見ながら至仏山の山麓の樹林帯に分け入る。
案内図に寄れば、至仏山は超塩基性の蛇紋岩で覆われているので樹木が生育しにくく、そのため森林限界が他の山より低いらしい。 039.gif 034.gif



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山ノ鼻から至仏山に至るこのトレイルは崩壊が激しく“上り専用”となっている。はじめは大きな針葉樹林帯の中を行くので日当たりが悪くジメジメした路だ。 002.gif



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そして、この蛇紋岩ってやつは、実に滑り易く、歩きずらいので足元には十分に注意が必要だ。 008.gif 034.gif



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確かに森林限界は低い。山ノ鼻から1時間弱で森林限界を超え、尾瀬ヶ原の大展望が開けてくる。燧ヶ岳のすそ野に広がる尾瀬ヶ原の池塘群と、その脇に生えた拠水林が帯のように見えている。 072.gif



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蛇紋岩の山は高山植物の宝庫らしいが、普通では見られない珍しい植物のひとつが、この白い毛をつけたタカネトウウチソウという本州では分布の少ない植物だ。 034.gif
秋はキキョウなどの紫色の花が多いが、このベル形の可愛い花はメシベが長く付き出ているのが特徴のツリガネニンジンかな? 039.gif ソバナ、ヒメジャシンにも似ていて、ハイカー2年生の私にはこれらの違いがよく分からない! 025.gif



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森林限界をすぎて、簡単な岩場(クサリ場)を越えれば、延々と続くのではないかと思われる木の階段登りとなる。042.gif
大汗をかいて登るハイカーの傍らでは、荒廃した登山道周辺の植生回復作業が、レンジャーたちの手によって行われていた。お疲れ様です。040.gif



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トレイルはやがて至仏山から東に張り出した尾根を巻くように左に向かう。この辺りは高天ガ原(たかまがはら)と呼ばれ平坦な岩礫の原が広がっている。山頂まではもう少しだ。頑張ろう! 066.gif



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途中でランチタイム休憩をしながら、山ノ鼻から約3時間30分で至仏山(2,228m)に到着。 066.gif
山頂は物凄い人込みで座って休む場所も無いくらいだ。そしてここからが地獄の人間ラッシュ・トレイルの始まりだった。 008.gif 020.gif



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人ばかりの山頂をそそくさと後にして、南に伸びた稜線上にある小至仏山(2,162m)を目指す。



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西側はガレた急な岩場になっている。眼下に見えているダムは 大町市の高瀬ダムと同じロックフィル工法で作られた奈良俣ダム/ならまた湖 だ。



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至仏山から小至仏山へは、通常なら30分くらいで行けるが、この日は渋滞で1時間を要した。 033.gif 044.gif



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小至仏山を過ぎても下り路にあるちょっとした岩場の通過に、これまた大渋滞。まるでディズニーランドのアトラクション待ち状態だ・・It was too bad!!! 031.gif 044.gif


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小至仏山からオヤマ沢田代への下りで振り返る。トレイルは木道なので前を歩くハイカーを追い越すことも出来ず、流れに沿って歩くしかない。 020.gif



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悪沢岳から笠ヶ岳へ続く分岐を右に分け直進(南東)する。すると、オヤマ沢田代の湿原に出る。この湿原も草紅葉がはじまっていた。 072.gif



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オヤマ沢田代からは鳩待峠まで約3kmの尾根路を一気に下降する。尾瀬ヶ原の景色も、オヤマ沢の水場(1,980m)を過ぎた辺りが見納めだ。029.gif



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鳩待峠までの下降路は、はじめは木道で、後半は狭い流水溝みたいなトレイルを行くので、ただひたすら前のハイカーの後を一列歩行で軍隊のように行進していった。 044.gif 008.gif



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至仏山の山頂からは人、人、人で人混みの苦手な私は人当たりして気分が悪くなった。 020.gif 007.gif 尾瀬の唯一のネガティブポイントがオーバーユースだね。鳩待峠のバス待ちも長陀の列であることは言うまでもない。 044.gif

私のこのトレイルへの評価:4★ 初級~中級者向け
行程距離:約13km(見晴‐竜宮‐山ノ鼻‐至仏山‐鳩待峠)
高低差:約830m 行動時間:約9時間(休憩込み)

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by dream8sue | 2014-09-14 18:26 | 尾瀬 国立公園 | Trackback | Comments(0)

尾瀬 白樺林が美しいヨシッポリ田代 Ozegahara in Oze National Park

Thuesday, July 8, 2014
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尾瀬3日目は下山日だ。第二長蔵小屋からヨシッポリ田代経由で尾瀬ヶ原‐鳩待峠と戻ることにした。尾瀬の写真などでよく見かける霧の中にたたずむ白樺林はこのルートで見ることができる。

2日目の残雪のナデッ窪ルートからの燧ヶ岳は“霧の燧ヶ岳と尾瀬沼に咲く花たち”をみてほしい。



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二晩お世話になった第二長蔵小屋の前の大木の下にはこんな可愛いベニバナイチヤクソウが隠れるように咲いている。 056.gif 第二長蔵小屋のスタッフのS氏がこっそり教えてくれた。ここで大公開しちゃいます!003.gif



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S氏とハグをして別れ、035.gif 一昨日歩いた赤田代方面(北)に行く。木道の真ん中にヒオウギアヤメが鎮座している。“いずれがアヤメかカキツバタ”と言われるほど両者は似ているが、アヤメは全体的に薄い紫色でカキツバタは濃い紫色だ。そしてカキツバタの花弁には1本の白い筋が入っている。この白い筋の有無が両者を見分けるポイントだ。 034.gif これも第二長蔵小屋の方に教わった。 003.gif


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夏の尾瀬ではアザミもよく見かける。尾瀬にはジョウシュウオニアザミ、ノアザミとオゼヌマアザミとがあるらしいが、これは・・・ノアザミ?039.gif




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このトレイルでは、ハクサンチドリが見られる。そうそう、ハクサンチドリといえばこの鮮やかな紫色だよね。でも・・
第二長蔵小屋の前には白いハクサンチドリが咲いていた。花色は株によって濃淡があるので白もありなのかも知れないが稀だよね。 005.gif



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見晴十字路から15分ほどでヨシッポリ田代方面に行く分岐があるので左に進む。分岐周辺もワタスゲがスゲー!041.gif



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分岐を左(西)に進み尾瀬ヶ原橋を渡り30分ほどで東電小屋に着く。東電小屋から先は広い広いヨシッポリ田代の湿原が続く。朝露が草を濡らし、白いワタスゲと混ざって雪のようだ。 072.gif 005.gif



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朝霧が幻想的な風景をかもし出している。 043.gif



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ここの売りはやはり美しい白樺の幹だね。045.gif


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赤田代の分岐から40~50分でヨッピの吊橋に着く。ここでヨッピ川が只見川に合流する。ヨッピの吊橋から左手に行く分岐があるが、これを行くと竜宮十字路(竜宮小屋)に至る。


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ヤマドリゼンマイとワタスゲ、そして白樺のコラボレージョン!尾瀬に来て良かった! 043.gif 070.gif


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ヨッピの吊橋から少し行くと、深さの異なるいくつもの池塘が現れる。浮島の水面近くを赤く染めているのがモウセンゴケ(ナガバノモウセンゴケ)だ。これは足りない栄養素を昆虫などから補給する食虫植物だ。日本では北海道と尾瀬にしか見られないユニークな植物だ。 034.gif 全長4~5cmの小さなからだでトンボなどの大きな昆虫も食べちゃうのだから、恐るべし肉食系! 005.gif


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池塘群を過ぎるとニッコウキスゲの群落となるところを過ぎる。まだ三分咲きといったところであろうか。056.gif 花の開花時期は7月上旬から8月上旬とされているが、1週間で大きく変わる。本当に満開の時季を狙うなら、山小屋などに問い合わせて最適期に入山すり事をお勧めする。 034.gif


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ヨッピの吊橋から牛首分岐までは約2.3kmで、その中間くらいに小さな橋があり大堀川を渡り拠水林に入って行く。この橋の周辺には例のお化け水芭蕉が群生している。そしてこんな植物も見られる・・まだつぼみ状態なのではっきりは分からないけどオニシモツケかな? 039.gif



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右側に泉水田代という小さな湿原があるはずなのだが、ヨッピ川に沿って拠水林が発達しているため判然としない。拠水林に近い池塘にはフトイという水草がたくさん生えている。細い水草だけどフトイってか!041.gif


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見晴十字路から2時間弱、ヨッピの吊橋から1時間弱で牛首の分岐に着く。牛首分岐からは往路と同じく山ノ鼻から鳩待峠に戻る。牛首分岐を過ぎると平日にも関わらず多くのハイカーが行き交っている。さすが全国区の尾瀬だ。 004.gif
昨日の悪天とは打って変わって良いお天気になってきた。至仏山へ登るハイカーも多い。至仏山だけなら日帰り登山が可能なので、次回は是非登ってみたい。



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山ノ鼻から鳩待峠へは、1日目の“尾瀬ヶ原のワタスゲと三条ノ滝”を参考にしてほしい。美しいブナ林の中を歩くトレイルだ。ただ、入山時は下りでルンルンだが、帰りは登り坂になるので少し時間がかかる。遅い時間の下山になるなら、事前に鳩待峠のマイクロバスの時間などチェックしておこう。034.gif


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第二長蔵小屋での高山植物勉強会?のお陰で、入山時には気に留めなかった草花が目に留まるではないか!ブナの木の根元に線香花火のような可憐な花が咲いている。ミヤマカラマツだ。056.gif 072.gif



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そして、鳩待峠に近いトレイル脇では、背丈が1m以上あるかと思うヤグルマソウが目を引く。この花は薄暗い森の中で、その大きな白い花の美しさを際立たせる花だよね。056.gif


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今回、私は尾瀬入門にも関わらす、3日間で湿原、森林、小沼、高山といった変化に富む尾瀬の要素を一通り味わうことができた。高山植物も名前を知っている植物に出会うと、まるで旧友にでも会ったような気分になるから不思議なものだ。003.gif これからもっと勉強して旧友を増やしていこう。 045.gif

私のこのトレイルへの評価:5★ 初級者向け
全行程距離:約10km, 行動時間:約4時間(休憩込み)


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by dream8sue | 2014-07-31 19:02 | 尾瀬 国立公園 | Trackback | Comments(2)

尾瀬 霧の燧ヶ岳と尾瀬沼に咲く花たち  Mt. Hiuchigatake and Ozenuma in Oze National Park

Monday, July 7, 2014
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尾瀬2日目は、第二長蔵小屋‐沼尻‐ナデッ窪‐燧ヶ岳‐長英新道‐沼尻‐見晴(第二長蔵小屋)のルートで、尾瀬ヶ原の第二長蔵小屋を拠点に燧ヶ岳に登ってきた。前もって明記しておくが、悪天候で山頂からの展望は無く、トレイルのコンディションもかなり悪い。 008.gif しかし、露に濡れた沢山の草花が今が盛りとばかりに咲き誇っていた。 056.gif 2日目の内容は概ね植物図鑑と化している。041.gif

鳩待峠へのアクセスは、1日目の“尾瀬ヶ原のワタスゲと三条ノ滝”を参考にしてほしい。 034.gif

また、見晴十字路から直接燧ケ岳に上れる見晴新道は、2013年の台風で崩壊し登山禁止となっている。 (2014年において復旧の見込みは無い)なので群馬側から燧ケ岳に登るルートは尾瀬沼から入るナデッ窪か長英新道ということになる。加えて、ナデッ窪ルートは急峻で初夏まで残雪が残っていることが多く、上級者コースとなっている。 013.gif


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第二長蔵小屋がある見晴十字路は、6軒の山小屋が建ち並ぶ、尾瀬ヶ原と尾瀬沼をつなぐ交通の要である。まず、見晴十字路から燧ケ岳の裾のを巻く形で尾瀬沼の沼尻までの5kmの森林帯を行く。この日は朝から小雨が降ったり止んだりの天気で、濡れた木道がとても滑り易い。 057.gif Be careful! 034.gif


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トレイルは沼尻川に沿って作られているので、沼尻川に注ぎ込むいくつもの支流(イオドマリ沢、ダンゴヤ沢など)を横ぎっている。尾瀬沼(標高約1,660m)の水はこの沼尻川となり、高低差260m の尾瀬ヶ原(約1,400m)に向かって流れていく。


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ダンゴヤ沢の出合いに、森林内の湿った所に咲くというヒロハナコンロンソウという花が咲いていた。 056.gif おっと、いきなり難しい名前の花が出てきた。ハイキング2年生の私が1夜にして何故こんな上級クラスの植物名を知っているかって?003.gif 実は第二長蔵小屋には知り合いのS氏が常勤しており、夕食後に植物に詳しい小屋のスタッフも交えて、にわか高山植物講義を受けたのだ。ラッキー!!V(^^)V


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トレイルは緩やかに登り白砂乗越を過ぎて、緩やかに下り白砂湿原にでる。この湿原が実にいい。樹林帯に囲まれた小さな湿原ではあるが、梅雨時のお天気効果もあってか?しっとりとした美しさが際立っていた。 072.gif


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水芭蕉もまだお化けにはなっていない。。041.gif。。なんたって、水芭蕉のキャッチフレーズは“湿原に舞い降りた白い妖精”だからね~ 032.gif
他に、この時期の湿原には欠かせない、トキソウやヒメシャクナゲも見られる。 056.gif 056.gif


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クリア・クリスタル!!マンモスレイクのCrystal Lakeクリスタル湖を思い出させる透明感だ。


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あった、あった、湿原の端っこに、イワカガミ。
私が数十年前に一番最初に覚えた高山植物がこのイワカガミだ。
ワタスゲは今日は元気がないね。私と一緒で雨が嫌いなのかな?041.gif


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白砂湿原を過ぎ、明るい樹林帯を通過すれば沼尻休憩所は近い。樹林帯の中には例のお化け水芭蕉が群生している。


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尾瀬沼湖畔の沼尻(ぬしり)に到着だ。私はずっと“ぬまじり”と読んでいた。日本語(漢字)は本当に難しい! 021.gif 5kmの山路を休まず歩いたので休憩所で一息入れていこう。 063.gif この先はいよいよ燧ヶ岳への登りが始まるからね。 009.gif


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冒頭にも書いたが、ナデッ窪ルートはこの時期は雪渓が残っていて、一般的には長英新道からのピストンで燧ヶ岳を登る。分岐の標識にも、“残雪期のナデッ窪ルートは危険なので、登山はご遠慮ください”と書かれている。
が、ナデッ窪ルートは急峻であるが最短でもある。雪渓の処理に慣れているハイカーなら可能である。そこは自己責任と言うことで自分で判断してほしい。


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沼尻湿原を北に向かい、始めは深い森林帯に入る。暗い樹林帯にも関わらずいきなり沢山の花が出迎えてくれた。 056.gif この黄色い花は確か北海道の雨竜沼湿原にも生えていたオオバミゾホオズキだね。他にも3枚の大きな葉が特徴的なエンレイソウ。すでに花が終わって実?になっている? 056.gif


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ナデッ窪ルートは沼尻から燧ヶ岳山頂まで約3kmであるが、このルートは自然に出来た深い谷をトレイルとして利用されてきたものだ。だから雨の日は、トレイルに水が流れるリアル沢登り状態だ。057.gif 下流は写真のような大きな岩がごろごろしていて歩きずらい。 042.gif


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視界はないが、岩の間にこんな可憐な花が咲いていたりして、決して苦しいだけの登りではない。葉っぱが三つ葉だから、ミツバオウレンかな? 056.gif


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そして、ここが問題の上流の雪渓域だ。50mほど雪渓が残っていて、薄い箇所もある。中央が薄いので、端の残雪が厚いところを足場を確認しながら慎重に登ろう。万が一の踏み抜きでバランスを崩さないようにブッシュを掴みながら行こう。 034.gif


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そして、雪渓が終わったあたりから傾斜もおち、今まさに残雪の下から生まれ出たと言わんばかりのゼンマイと、放射状に大きな葉を広げたキヌガサソウの群落が現れる。 005.gif 056.gif


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残雪帯の樹木は芽吹いたばかりの新芽だ。7月の下界から春にタイムスリップしたみたい。 045.gif


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そんな小さな感動を味わっていると、突然、長英新道との分岐に飛び出した。
ここから山頂までは0.3kmと近い。


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その山頂までのトレイルが、サンカヨウの群落の中を行く素敵な路だ。このサンカヨウ、写真ではわかりずらいが花びらが透明で何とも美しい。 072.gif



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葉の上に溜まった雨粒が宝石のようだ。
足元にはたくさんの草に埋もれて一輪の白い花が・・一見チングルマに似ているが葉の形からしてシロバナノヘビイチゴの花のようだ。


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燧ケ岳山頂近くの岩場の隙間に張り付くように咲いているミヤマキンバイ?(ミヤマキンポウゲやミヤマダイコンソウ、キジムシロといった類似花との判別が、私のような尾瀬入門者には難しい)
強い風と霧が吹き付ける中、この花が頑張って咲いている姿がいじらしいと感じるのは私だけ?だって、すごく寒いのよ! 002.gif


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案の定、燧ヶ岳の俎嵓(まないたぐら、2,346m)はガスの中で真っ白だ。002.gif
晴れていれば尾瀬沼が見下ろせるはずなのに・・残念! 007.gif

燧ヶ岳に燧ヶ岳というピークは無い。 034.gif
柴安嵓(しばやすぐら、2,356m)、俎嵓、ミノブチ岳、赤ナグレ岳、御池岳の5つのピークの総称が燧ヶ岳だ。
こんな天気なので最高峰の柴安嵓(俎嵓から西に20分)には寄らずに下山した。 044.gif

下山路は遠回りになるが長英新道で尾瀬沼湖畔にある浅湖湿原(あざみしつげん)に出て、湖畔を西に歩き沼尻から往路で見晴(第二長蔵小屋)に戻ることにした。が、この長英新道が・・・ 025.gif


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長英新道は、ナデッ窪ルートの分岐からミノブチ岳に行き、大きく東に曲がって急な尾根をガンガン下るトレイルだ。
ミノブチ岳周辺では、コメツガの新芽と白い枯木とのコンビネーションがユニークだった。 072.gif


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ハイマツの赤い花が鮮やかだ。 056.gif ハイマツの隣に並んで、高山に多いハクサンシャクナゲが咲き始めていた。 056.gif


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長英新道は5.4kmと長いトレイルだ。ミノブチ岳から下は展望のない樹林帯の中だ。上部にはまだ残雪がある。005.gif


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ナナカマドの木の下にこんな綺麗な花が咲いていた。葉は水芭蕉みたいな厚い葉をもつツバメオモトという花だ。056.gif


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下部に行くにしたがい、針葉樹が多くなる。針葉樹の基部にはこのユキザサ(ヒロハユキザサ)の大群落が続く。1kmくらいずっと、トレイル脇に続いているので見事だ。 005.gif 072.gif


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薄暗い樹林帯にぽっと灯りがついたかのような、オオカメノキ。056.gif 花だけ見ると一見ツルアジサイのようにも見えるが、葉が亀の甲羅に似てるのでオオカメノキ(大亀の木)と言うらしい。・・・・と、上部2kmくらいは花も多くて楽しいのだが・・・ 025.gif


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下部の3kmがもう大変!泥んこ路なんてもんじゃない。008.gif
まるで田んぼだ。誰か田植えでもしてるんですか?!って感じよ。
なるべくぬかるみを避けて歩こうと、右に行ったり、左に行ったり、木渡りしたり、ジャンプしたりと無駄な抵抗しながら泥んこと格闘の3kmだった。 042.gif
時間もかかるし、体力の消耗も激しい。梅雨時に長英新道を歩いてはいけません! 021.gif


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山頂から降ること約2.5時間で何とか湖畔の木道に出た。分岐を右(西)に行けばすぐに浅湖湿原だ。 071.gif


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浅湖湿原は尾瀬沼の北東に位置する。霧が流れている。湿原って天気が悪くても絵になる(風情がある)から不思議だね。 072.gif


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尾瀬ヶ原では終わりかけていたコバイケイソウの花が、ここではこれから咲くようだ。複総状の花が見事だね。 072.gif 056.gif でも、このコバケイソウ、新芽の頃は山菜のオオバギボウシ(ウルイ)と間違える中毒事故が多いので気をつけよう!食べちゃだめだよ。。 034.gif 020.gif


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そうそう、この花を忘れてた。日があたっている時だけ開花し、曇天、雨天時は、つぼみ状態になって閉じてしまうタテヤマリンドウ。初夏の尾瀬湿原には欠かせない、小さいけど存在感のある花だ。 045.gif


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存在感という点では湖畔に咲くレンゲツツジも一押しだ。 049.gif 056.gif


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浅湖湿原から沼尻までの約3kmは尾瀬沼の畔を行く楽しい木道歩きだ。 070.gif 沼尻からは往路の白砂乗越を越え見晴(第二長蔵小屋)に戻る。 042.gif

燧ヶ岳の展望が見れなくて残念だったが、今までに見たこともない美しい花に沢山会えて、充実のハイキングだった。それに天気が悪くても味わい深い所だということを知り、ますます尾瀬の魅力に取り付かれた私だった。 012.gif
翌日は美しい白樺林が見られるヨシッポリ田代を歩いてから尾瀬を下山した。→ 尾瀬 白樺林が美しいヨシッポリ田代 Ozegahara in Oze National Park Ozegahara in Oze National Park

私のこのトレイルへの評価:4★ 中級者~上級向け(残雪期のナデッ窪ルート)
全行程距離:約22km、高低差:約950m、行動時間:約10時間(休憩込み)

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by dream8sue | 2014-07-29 04:57 | 尾瀬 国立公園 | Trackback | Comments(0)

尾瀬 尾瀬ヶ原のワタスゲと三条ノ滝    Ozegahara and Sanjo falls in Oze National Park

Sunday, July 6, 2014
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6月下旬に行った、北海道の尾瀬と呼ばれる雨竜沼から南暑寒岳を登り、湿原の素晴らしさにすっかり魅了されてしまった私は、本家本元の尾瀬国立公園に行くことを決めた。 071.gif
7月上旬、水芭蕉には遅く、ニッコウキスゲには少し早い時期である。しかし、今年は10年に1度のワタスゲの当たり年との事で、前記の2つの花の開花時期を繋ぐかたちでワタスゲが尾瀬ヶ原一帯をうめ尽くしていた。 056.gif056.gif056.gif

尾瀬国立公園には昔、何度か訪れたことがあるが、いずれも団体ツアーのアシスタントとしての入山であったので、自然を愛でる余裕が無かった。それに昔の私はクライミング志向が強く、燧ヶ岳や至仏山があるとはいえ、尾瀬は登山対象外のエリアだった。要するにさほど魅力的な山とは感じていなかったのだ。しかし、今回改めて尾瀬をゆっくり歩き、尾瀬の素晴らしさに気づき、すっかりとりこになってしまった。。016.gif 041.gif







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尾瀬は他の山とは多少趣が異なる。湿原、森林、小沼、高山といった風景的魅力はもとより、何と言っても900種に及ぶ植物が大きな見所になっている。植物観察ありきで歩くことが尾瀬の魅力を最大限に知ることに繋がるといっても過言ではないだろう。
しかし、ハイキング2年生の私としては、植物の名前とかまったく知らなくて、それらを調べるのに時間を費やしてしまった。尾瀬より後に行った日光男体山霧降隠れ三滝の記録が先行し日付が前後するが、第二長蔵小屋を拠点に行った3日間の尾瀬の記録を3回に分けて掲載したい。

1日目 鳩待峠‐尾瀬ヶ原‐見晴‐三条の滝‐見晴(第二長蔵小屋)

2日目 第二長蔵小屋‐沼尻‐ナデッ窪‐燧ヶ岳‐長英新道‐沼尻‐見晴(第二長蔵小屋)

3日目 第二長蔵小屋‐ヨシッポリ田代‐尾瀬ヶ原‐鳩待峠

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前橋、高崎からのアクセス:JR上越線の沼田駅(又は新幹線の上毛高原駅)から大清水行きのバスに乗り、鳩待峠バス連絡所(戸倉バス停)で下車。鳩待峠行きのマイクロバスに乗り換える。沼田駅から鳩待峠まで約2時間、バス代3,180円(沼田駅‐戸倉 2,250円/戸倉‐鳩待峠 930円) 065.gif

マイカー利用の場合は関越自動車道を沼田インターで降り、国道120号線で片品村に向かう。片品村の鎌田の信号で左折し国道401号線に入る。戸倉バス停を右に見てから県道63に左折する。山路をどんどん上り途中で県道260に右折し少し行けば鳩町峠である。ただし、5月から10月の間は津奈木~鳩待峠口間はマイカー規制でマイカーでの乗り入れが制限させる。事前に規制内容の確認が必要だ。駐車所料金も場所によって1000円~2500円/1日 005.gif 065.gif
事前に群馬県HPや尾瀬保護財団HPなで交通規制状況を調べておこう。




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鳩待峠登山口(標高1,600m)から山ノ鼻(1,400m)までは、約200mの標高差のある3.3kmの下り坂である。川上川に沿って、美しいブナ林の中を行くトレイルだ。 072.gif
始めは傾斜がきつめであるが、支流のヨセ沢の橋を渡るあたりから段々と平坦になる。トレイルには木道が敷かれてあるが、木道は濡れるととても滑りやすいので足元には十分注意が必要だ。 034.gif







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木道の周りに大きな葉の植物が群生している。この葉は何でしょう? 039.gif 実はこれ成長した水芭蕉だ。 005.gif 白い葉に包まれた可愛らしいイメージの水芭蕉とはだいぶ違う。このお化け?水芭蕉は大きいもので葉が1mにもなる。 003.gif







f0308721_17581496.jpg途中にこんな可愛い熊除けベルが設置されている。見ためは中之条の麻耶の滝でみた消火器のような半鐘よりは洒落ているが、はたして効果あるのかな? 039.gif 003.gif







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川上川に架かる橋を渡れば、山ノ鼻はもうすぐそこだ。 071.gif







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鳩待峠登山口から1時間弱で山ノ鼻に到着。ここにはビジターセンターがあるので立ち寄って情報を得ていこう。尾瀬ロッジや山ノ鼻小屋、至仏山荘などの宿泊施設やキャンプ場もあるので尾瀬ヶ原散策や至仏山登山の拠点に利用できる。 045.gif







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山ノ鼻で一休みしたら、いよいよ湿原横断に入る。 070.gif 尾瀬ヶ原の湿原は、山ノ鼻から牛首、竜宮十字路を経て見晴十字路までの間を上田代、中田代、下田代と3つのエリアに分けられる。そして全エリアを通して東に燧ケ岳、西に至仏山を見ながら歩くことが出来る何とも素晴らしいロケーションである。 049.gif


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白い絨毯のようにワタスゲが湿原を埋め尽くしている。 072.gif







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山ノ鼻から竜宮十字路までの約4kmの間にはたくさんの池塘が点在する。特に牛首周辺は北のヨッピ川と南に流れる上ノ大堀川が合流する所なので水流が豊かなのだ。 057.gif 072.gif







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池塘の中には、二又に割れた葉が特徴的なヒツジグサや、ミツガシワなどが生えている。なかなか見る機会がない水草観察も楽しい。 056.gif







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夏の訪れを思わせる積雲が池塘に映っている。 058.gif 072.gif







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池塘の周りには、ピンクの釣り鐘状の花をつけたウラジロヨウラクが目をひく。一見、サラサドウダンツツジの小型版?にも見える。039.gif ウラジロヨウラクは別名、ツリガネツツジとも言うらしい。な~んだ、やっぱりツツジじゃん! 041.gif







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牛首の橋を渡る少し手前にある大きな池塘には燧ヶ岳が映っている。 “逆さ燧” だ。 005.gif072.gif







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池塘の中には浮島を有したものもある。それにしても “拠水林” の緑が実に美しい。 072.gif 湿原中にも関わらず高木が生育しているのは川に沿って土砂がたまり、その土砂に含まれる栄養分によって林が成立するからだ、そうだ。。なるほど、そもそも池塘に栄養分が少ないってこと自体知らなかった! 005.gif 045.gif







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山ノ鼻から2.2kmで牛首分岐に到着する。 066.gif ここを左に行けばヨッピ吊橋を経由してヨシッポリ田代に至る。私の目的地である三条の滝に行くなら、こちらのルートの方が若干近いかもしれない。が、尾瀬入門者としては、まずは尾瀬ヶ原を真っ直ぐ横断して見晴十字路経由で行くことにしよう。 045.gif


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牛首分岐から竜宮十字路までの間は、アヤメ?カキツバタ? 039.gif の群落地を通る。→アヤメとカキツバタの見分けかたは3日目のブログでお教えします。これで貴方も尾瀬マスター!041.gif
手をつないでるし! 044.gif 木道は縦列歩行だよ!034.gif まあ、こんな素敵なお花畑を歩けるのだから幸せ気分だよね。大目にみよう! 041.gif







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燧ヶ岳にだんだんと近づいていく。 071.gif






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竜宮十字路の少し手前に円形の観察路がある。ここは春には水芭蕉が一面を覆う場所だ。今はたくさんのアヤメ?が涼しげに咲いている。 056.gif 至仏山をバックにしたこの風景は尾瀬のポスターなどでよく見かける風景だ。 045.gif 072.gif 手前に見えている緑の小山が牛首(1,443m)だ。







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そして、東に目をやれば、燧ヶ岳が眼前に迫ってきた。手前の植物はヤマドリゼンマイだ。地味な植物ではあるが尾瀬のあちこちに生え、尾瀬の風景にはなくてはならない名脇役だ。 049.gif







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そしてヤマドリゼンマイよりやや背が低い木がヤチヤナギだ。ここ中田代にはヤチヤナギの大群落がある。栄養に乏しい湿原でヤチヤナギのような“木”が育つのは、根に細菌を共生させ、そこから養分を得ているからだそうだ。つまりヒモ男?041.gif







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地味な花といえば、このオゼヌマタイゲキも葉なのか花なのかよく分からないが、背丈が1mくらいある大型の花で、竜宮十字路周辺の中田代から下田代に多く見られる。 056.gif








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ふと、木道の脇に目をやれば、春の開花時は白くて可愛い花をつけるチングルマが放射状の果穂となっていた。あの可愛い花がこんな姿になるまでを早送り画像で見てみたいと思うのは私だけ?041.gif







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やがて、尾瀬ヶ原のほぼ真ん中に位置する竜宮小屋が現れる。山ノ鼻から4.2km、1.5~2時間くらいだろう。 だ・か・ら・・手をつなぐな! 044.gif 041.gif







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竜宮小屋から見晴十字路まではさらに1.6kmほど北東に行く。沼尻川に架かった橋を渡り、美しい白樺林を右に見ながら30分くらい行けば・・ 070.gif







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6軒の山小屋(第二長蔵小屋/尾瀬小屋/桧枝岐小屋/弥四郎小屋/原の小屋/燧小屋)が建ち並ぶ見晴十字路に到着する。063.gif ここは尾瀬ヶ原と尾瀬沼を結ぶ交通の要に当たる場所であり、キャンプ場もある。私は知り合いのS氏が勤める第二長蔵小屋に宿をとった。







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見晴十字路から三条の滝へは、元湯山荘、温泉小屋のある赤田代方面(北)に向かう。先ほど歩いてきたトレイルに比べ、ハイカーの数がだいぶ少なくなった。
温泉小屋の前で立派な角をもった鹿に遭遇した。 005.gif このポーズ、花札の絵の鹿みたい。 041.gif







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温泉小屋の先でトレイルが分かれる。三条ノ滝へは左のトレイルを行く。右は段吉新道から燧裏林道へ続き福島側に至る。


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赤田代から山路を30~40分くらい行くと左下を流れる只見川の音が聞こえてくる。右からは小さな支流が合流し、トレイルもだんだん下り勾配が強くなってくる。







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そして、突然に目の前にアカマツの林が現れる。 005.gif 地響きのような音がする。滝は近いぞ!070.gif


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アカマツ林の先にある木の階段を降れば三条ノ滝の展望テラスがある。尾瀬を流れる水はすべてここに集まる、落差90mの滝だ。005.gif 久しぶりにヨセミテ(アメリカのヨセミテ国立自然公園)クラスの迫力ある滝を見た。 043.gif 滝の基部まで行く路がないのが残念だ。次回はロープと登攀装備もって行っちゃう?003.gif







f0308721_18181740.jpgテラスでゆっくり滝観賞と休憩をしたら、見晴十字路の山小屋に戻ろう。
帰り道は同じ路ではつまらないので少し遠回りして戻ることにした。
急登を御池(福島側登山口)方面にいく分岐まで登り返す。
分岐を左に曲がり、木の根が張り出した急なトレイルを登る。 042.gif







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トレイル脇の水溜りにたくさんのおたまじゃくしが泳いでいた。そういえば、おたまじゃくしを見たのっていつが最後だったろうか・・なんだかノスタルジックな私。。041.gif







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三条ノ滝から30分弱で小さな湿原、うさぎ田代に着く。名前も湿原も小さくてかわいい。なんだかほっとするね。043.gif 003.gif







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うさぎ田代の先で段吉新道に合流し、ハイカのほとんどいないダケガンバの森を通り抜け、赤田代経由で見晴十字路へ戻る。約4km、1時間弱で戻れるだろう。

とても盛りだくさんの尾瀬入門初日だった。こんな素敵な大自然を高度成長期のダム建設や道路計画から守ってくれてありがとう!040.gif 先人の自然を守る運動のお陰で、今こうして私は自然に癒されている。有料トイレの100円くらい、協力しますとも!045.gif 003.gif

私のこのトレイルへの評価:5★ 初級~中級者向け(鳩待峠‐見晴十字路までは初級者向け)
全行程距離:約17km, 行動時間:約7時間(鳩待峠‐見晴十字路まで3.5時間、三条ノ滝往復3.5時間 休憩込み)


              
                                




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by dream8sue | 2014-07-27 18:22 | 尾瀬 国立公園 | Trackback | Comments(0)