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尾瀬 色づく二つの湿原から小渕沢を降り大清水へ         Ozenuma to Ōshimizu in Oze NP

Tuesday, September 29, 2015
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尾瀬フリークの私が今年最後に訪れたルートは、尾瀬の喧騒を避け静かな山歩きができる富士見下から皿伏山を越えて尾瀬沼に至るルートだった。 070.gif
詳細はこちらを読んでね。⇒ “尾瀬 富士見下から皿伏山を越えて色づく尾瀬を行く     Fujimi to Ozenuma in Oze NP”

その日は、尾瀬沼の東岸に位置する尾瀬沼ヒュッテに泊まり快適な一夜を過ごした。 014.gif

下山ルートとしては、三平峠から大清水に降るルートが一般的である。三平峠のトレイルが尾瀬沼への表玄関とするならば、今回は裏街道とでも言うべき小淵沢ルートで大清水へ降ることにする。

私はこの小淵沢ルートでの下山は昨年(2014年)の夏にも歩いているので2回目である。
詳細はこちらを読んでね。⇒ “尾瀬 尾瀬沼から小淵沢田代を経て小淵沢を降る   Ozenuma in Oze National Park”

基本的に同ルートのブログは書かないのだが、今回は、富士見下から尾瀬沼を経由し大清水へぬける縦走路の一貫として完結したいので、簡単ではあるが再レポートする。 045.gif




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湖畔の尾瀬沼ヒュッテを出てから、近くにある尾瀬沼ビジターセンターで30分ほど時間を費やす。

センターの前からは朝日に輝く燧ヶ岳がくっきりと見え、朝からテンションが上る。 072.gif 060.gif




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ビジターセンターから小淵沢田代へは、2つのルートがある。1つは尾瀬沼ヒュッテのキャンプ場から檜高山の北側の樹林帯を行くルートと、もう1つは古くからある大江湿原を経由するルートだ。

樹林帯のルートは急登で展望も無く、時間的にも余り変わらないので、大江湿原回りをお勧めする。 049.gif

ビジターセンターから湖畔沿いに北に行けば、大江湿原のシンボルである三本カラマツが見えてくる。三本カラマツはまだ紅葉していないが、大江湿原はすっかり草紅葉だ。




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黄金色に染まった湿原を10分ほど行けば、尾瀬沼に注ぎ込む大江川を渡る。川を渡った先で左に付いたトレイルに進めば、尾瀬の自然を守る運動に貢献した平野家の墓がある。




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墓がある丘は、“ヤバギランの丘”と呼ばれるほど、ヤナギランが群生している。

ヤナギランの花後は、こんなふうにクルクルになるんだね。 005.gif 045.gif

墓の前では、シラタマノキが今年も白い球形の実をつけていた。 056.gif




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湿原の名脇役、ヤマドリゼンマイも色づいているね。




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大江湿原で見た、花の最終ランナーはこのエゾリンドウだった。




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大江湿原は、尾瀬では尾瀬ヶ原に次ぐ広さで、尾瀬沼周辺では一番大きい。木道を北に進めば福島側の登山口のひとつ沼山峠に続いている。

湿原の真ん中あたりで、小淵沢田代への分岐が現れるので右に曲がり、樹林帯に入る。




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f0308721_1331341.jpg樹林帯に入り、1時間弱ほど徐々に高度を上げていけば、檜高山の北側のルートと合流する。




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分岐から真っ直ぐ東に進めば、日光連山が遠望できる小淵沢田代に着く。 072.gif




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私が小渕沢田代を訪れたのは通算3度目になるが、今回が一番お天気が良く、池塘に青空が反映して最高に美しかった。 072.gif




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3週間前にここを訪れた時は、ウメバチソウやオゼミズギクの花が見られたが、さすがにもう花は無くすっかり秋の装いだ。



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湿原を過ぎ、樹林帯に入り10分ほど東に行けば、鬼怒沼林道(黒岩林道)と小淵沢ルートとの分岐に出る。

まだ記憶に新しいこの分岐を左に進み、長い黒岩林道で鬼怒沼まで縦走したのは、つい3週間前のことだ。⇒ “尾瀬 秋の尾瀬沼から鬼怒沼へテント泊縦走(前編) Ozenuma to Kinunuma in Oze National Park”




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分岐を右に曲がり、緩やかに下る笹のトレイルに入る。

小淵沢の支流と思われる小さな沢に出るまでのトレイルはぬかるんだ悪路である。




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支流を徒渉してからは、小淵沢の左岸(川下に向かって左)の山腹を行く。林道に降り立ちまでの間は、ダケカンバを中心とした雑木林の中をいくが、落ち葉の積もったトレイルはソフトな地面でとても歩き易い。




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小淵沢田代から約1時間ほどで小淵沢林道に合流する。 “小淵沢田代入口” と書かれた古い標識があるが、ほとんど字は消えている。

そこからさらに林道を30分ほど降ると、奥鬼怒林道に合流する。合流地点には朽果てたワイヤー滑車のようなものが立っている。このワイヤーはここまでの小淵沢ルート上のいたるところで見かけた。




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奥鬼怒林道は中ノ岐沢の右岸に付けられた林道なので、右側からいくつもの支流が流れ込んでいる。写真の滝はオモジロ沢の出合いに落ちる滝である。




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奥鬼怒林道を歩くこと1時間ほどで、本ルートのゴールである大清水に到着する。

大清水でタクシーを呼び、富士見下にデポした車まで戻った。シーズン中は戸倉にタクシーが待機していることが多いので、タクシー待ち時間は10分ほどだった。 059.gif





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今回のルートは、前半が富士見下から皿伏山を経由して尾瀬沼まで、後半が大江、小淵沢の2つの湿原を経由し小淵沢ルートで大清水までというマイナーなルートだ。 その分、行き交うハイカーも少なく静かで歩き応えのある好ルートだ。

後半の小淵沢ルートは、大清水の表玄関である三平峠から尾瀬沼をめぐるループトレイル(周回ルート)としても使える。全長22kmとやや長くなるが、一ノ瀬までを低公害タクシーなどを使えば十分日帰りも可能だろう。

昨年から温めていたこのルートを歩き、私は、ほぼ尾瀬の全ルートを歩いたことになる。 来年は尾瀬国立公園の中でも北に位置する会津駒ケ岳や、帝釈山、田代山の方にいきたいな~ 060.gif


私のこのトレイルへの評価: 4★ 中級者向け
行程距離: 約11km(尾瀬沼ヒュッテ‐大江湿原‐小淵沢田代‐小淵沢林道‐奥鬼怒林道‐大清水)
標高差: 約720m
実動時間: 約5時間 (休憩、ビジターセンター見学込み)

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by dream8sue | 2015-09-29 01:22 | 尾瀬 国立公園 | Trackback | Comments(0)

尾瀬 富士見下から皿伏山を越えて色づく尾瀬を行く     Fujimi to Ozenuma in Oze NP

Monday, September 28, 2015
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尾瀬に通いだした昨年から、ずっと気になるトレイルがあった。富士見下から白尾山、皿伏山を経由して尾瀬沼に抜けるルートだ。

紅葉には少し早いかなと思案しながらも、マイカーを出してくれる同行者に恵まれ訪れることができた。 070.gif 040.gif




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アクセス:マイカー利用の場合は関越自動車道を沼田インターで降り、国道120号線で片品村に向かう。片品村の鎌田の信号で左折し国道401号線に入る。戸倉バス停を右に見てから県道63に左折する。1kmほどでスノーパーク尾瀬戸倉のスキー場へ行く道を右に行く。スキー場を過ぎて2kmほど山道を行けば富士見下の車止めゲートに突き当たる。パーキングはゲート前の左側に10台くらい置ける。尾瀬の他のパーキングと違い、山奥のダートパーキングなので無料。

公共機関でのアクセスの場合は、鎌田バス停から富士見下行きの始発バスが 7:30(5/17~10/19まで)と早いため鎌田に前夜入りする必要があるだろう。 014.gif

我々は早朝にマイカーで富士見下に入り、下山場所の大清水からは、富士見下行きのバスは無いのでタクシーを呼び富士見下のパーキングまで戻った。タクシー代約6,000円 065.gif




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ゲートからすぐに “十二曲ガリ” と呼ばれる広い林道を右へ左へ大きく曲がりながら標高を上げて行く。すると明るい平坦地の “田代原” に着く。




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田代原は低いササに覆われた美しい林で、真っ赤に紅葉したツタの葉がひと際目立っていた。 072.gif




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富士見下から富士見峠までは約6kmと長く、林道の途中にはいくつかの水場がある。

登山口から4kmほど歩いたところには “元休憩所” とかかれた水場がある。

今はすっかり入山者の少なくなった富士見下ルートであるが、昔は登山口のパーキングや休憩所にはハイカーと車がごったかえしていたと聞く。 039.gif




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単調な林道歩きも、この時期は色づきはじめた樹木を堪能しながら歩けるので楽しい。 060.gif




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いく筋もの尾根を曲がり、なおも登りつめれば右に美味しい水の飲める水場があり、その少し先には富士見小屋がある。

登山口から約2時間の林道歩きで小腹もすいた。小屋の外にトイレ(チップ制)もあるのでゆっくり休憩していこう。 063.gif




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富士見小屋で30分ほど休憩して、いよいよ本日のメインルート、白尾山~皿伏山~大清水平~尾瀬沼に入る。

富士見小屋のすぐ東に “富士見峠” があり、左に見晴十字路に続く八木沢新道を見送る。

トレイルは、富士見峠から南東に進む。




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しばらく歩いて振り返ると木々の間から富士見小屋が見え、その向こうにアヤメ平への緑の稜線が美しい。




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マイクロウェーブアンテナ塔の管理道なので、路巾も依然として広い。 070.gif




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富士見峠から30分ほどでマイクロウェーブアンテナ塔に着く。




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アンテナ塔からはいよいよ細い山路となる。赤く紅葉した木が “Welcome” と私たちを出迎えてくれる。




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山路トレイルに入ってすぐに小さな湿原がある。古い地図には、マイクロウェーブアンテナ塔の近くなので “マイクロ湿原” と書かれている。




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マイクロ湿原の北方には燧ヶ岳が見える。 このルートは燧ヶ岳の南方に位置するので、ルートの随所で燧ヶ岳を見ることができる。




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南の遠方をズームで覗けば、昨年の秋に歩いた笠ヶ岳の三角お山が見える。

思い起こせば、湯ノ小屋温泉までの長い下山道では、夕暮れになってようやくバス停にたどり着いた。バス停横の売店のおじさんに温かなキノコ汁をご馳走になったな~。 063.gif 040.gif




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マイクロ湿原から先はササの茂る明るい尾根を行く。色づきの早いツツジやナナカマド、オオカメノキ、カエデなどの落葉樹の紅葉を楽しみながら歩く。




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尾根の南側、荷鞍山方面の紅葉も始まっていた。




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富士見峠から約1時間ほどで白尾山に到着。 066.gif

白尾山周辺には、美しい小さな名も無い湿原が点在している。 072.gif 072.gif




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トレイルは、白尾山を過ぎると大きく方向を北に変える。

原生林の中に降り、皿伏山の鞍部にあたる “セン沢田代” を目指す。

原生林の中に差し込む日差しが、気持ちをほっこりとさせてくれる。 043.gif




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足元を見れば、コケの絨毯に埋もれた純白のキノコが、まるで貝殻のようだ。 072.gif




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急坂を降りきり、さらに小ピークを越えて下れば、背の高い樹木に覆われた “セン沢田代” が木の間に見え隠れする。

このセン沢田代は、昔は木道が敷かれていたようだが、今は取り払われているので、湿原を遠くから見ることしかできない。 002.gif




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セン沢田代を過ぎ、しばしクマザサ帯を行けば、程なく皿伏山への急登が始まり。




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ここでも、真っ赤に紅葉したツタの葉が青空に反映して見事だ。 072.gif




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紅葉のシャワーを浴びながら、このルート中一番の頑張りどころである皿伏山への登りを耐える。 042.gif

まだかまだかという感じでなかなか着かないが、スイッバックになったトレイルを登りきれば、ひょっこりと皿伏山の手前にとび出す。 066.gif

白尾山から約1時間半、富士見峠から約2時間半、ようやく着いた皿伏山は樹林に囲まれて展望は無い。

山頂標示の横のベンチでひと休みしてから、後半戦に備えよう。 063.gif




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皿伏山からはもう登りは無く、小湿原を2つ横切って大清水平(湿原)へと向かう。このコースのハイライトポーションである。 070.gif 060.gif




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広葉樹の紅葉と、針葉樹の緑の中の緩やかなトレイルを行く。 この先には、大清水平の湿原が待っている。




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広大な大清水平は、周囲をアオモリトドマツに囲まれ、草紅葉とのコントラストが美しい。 072.gif

こんなに大きな湿原なのに無造作に敷かれただけの一筋の木道だけで、休憩ベンチなどは無い。ハイカーで賑わう尾瀬ヶ原や、尾瀬沼の湿原とは一味違う素朴さがまた良い。

私達だけの貸切の大湿原の中にコケモモの赤い実を見つけて味見したり、写真を撮ったりと楽しい時間を過ごす。




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湿原の北には燧ヶ岳が頭を覗かせて、私たちの戯れを笑っていた。 003.gif

6月のミズバショウ、7月のニッコウキスゲの頃にも訪れてみたい場所だ。 045.gif




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大清水平から尾瀬沼へは、再び森の中の急な下りを0.6kmほどたどって行くと、尾瀬沼の南西にポンと出る。

思わず“尾瀬沼だ~!”と歓声が上ってしまう。 003.gif 024.gif 060.gif

暗い森に慣れた目に、尾瀬沼のキラキラとした湖面がまぶしい。 004.gif




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いつもの湖畔のビューポイントで、いつもの燧ヶ岳。 いつ見ても素晴らしい! 072.gif

正面の顕著なルンゼが、燧ヶ岳への最短ルートであるナデッ窪だ。

ナデッ窪の拠点である、沼尻休憩所がつい最近火災で全焼してしまったらしい。 005.gif 002.gif

いつも沼尻休憩所で天然水コーヒーをいただくのが楽しみだったのにな~・・ 063.gif 再構築されないのかな~? I wish strongly that the rest house is rebuilt.




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湖畔に出て、左に1.9kmで沼尻へ、右に1.1kmで三平下である。




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この日の宿である尾瀬沼ヒュッテまでは、右に進み三平下を経由し、さらに1kmほどの湖畔の木道歩きだ。

この間も、いつものビューポイントで、いつもの燧ヶ岳。 いつ見ても素晴らしい! 072.gif

私はつい先日(9月上旬)にもここを歩いているが1ヶ月も経っていないのにまったく色が違う。尾瀬の秋は駆け足で通り過ぎていくね。
⇒ “尾瀬 秋の尾瀬沼から鬼怒沼へテント泊縦走(前編) Ozenuma to Kinunuma in Oze National Park”




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このルートは、他のハイカーに会わない静かな尾根を歩きたいと思う人にお勧めだ。 尾瀬の喧騒を嫌い、尾瀬をこよなく愛する人たちだけのルートといえるだろう。 049.gif

翌日は、尾瀬沼ヒュッテから大江湿原、小淵沢田代と周り小淵沢(ニゴリ沢)ルートで大清水へ下る。
詳細レポートはこちらから⇒ “尾瀬 色づく二つの湿原から小渕沢を降り大清水へ         Ozenuma to Ōshimizu in Oze NP”

私のこのトレイルへの評価: 5★ 中級者向け

行程距離: 約16km(富士見下‐富士見小屋‐白尾山‐皿伏山‐尾瀬沼‐三平下‐尾瀬沼ヒュッテ)

標高差: 約700m

実動時間: 約8時間 (休憩込み)

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by dream8sue | 2015-09-28 17:32 | 尾瀬 国立公園 | Trackback | Comments(0)

尾瀬 秋の尾瀬沼から鬼怒沼へテント泊縦走(前編) Ozenuma to Kinunuma in Oze National Park

Friday, September 4, 2015
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自称、尾瀬フリークの私だが、今年はミズバショウの時期に1度行ったきりだ。尾瀬ヶ原尾瀬沼アヤメ平燧裏林道三条の滝渋沢の滝至仏山笠ヶ岳燧ヶ岳と一通り歩いた。が、昨年より気になっているルートが2つある。

1つは、富士見下から白尾山、皿伏山を経由して尾瀬沼に抜けるルート。そしてもう1つが、今回歩いた尾瀬沼と鬼怒沼を結ぶルートだ。

大清水を基点に大きくループを描くこのルート(約30km)は、尾瀬沼から小淵沢田代を過ぎると、鬼怒沼湿原に至るまでは、ほとんどハイカーもいないマイナーなルートである。しかし、その分人混みでざわめく尾瀬にありながら、静かな山歩きが約束される。

小淵沢田代と鬼怒沼湿原までの間15kmにはエスケープルートも無く、ビバークを強いられるロングルートである。トレイルには倒木も多く、黒岩山ピークへは藪漕ぎもあるので、初心者同士の入山はお勧めできない。  039.gif 046.gif




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何度も通った大清水なので、アクセスに関しては過去の記事を参考にしてほしい。

今年から、大清水と一ノ瀬間の低公害車(クリーンディーゼル車)タクシーが運営されている。

大人:700円、運行時間は季節や曜日によって異なるので、事前に確認しておこう。 034.gif

ウィークデイは始発が7:30とやや遅めであるが、私たちは久しぶりのテント泊の重荷なので、迷わずタクシーに乗る。 065.gif




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天候不順な日本の夏、毎日毎日ウェザーチェックして、好天の兆しを見逃すことなく今回の縦走計画を決行した。

しかし、そんな努力をあざ笑うかのように、タクシーが一ノ瀬の休憩所に着くなり雨が降り出した。しぶしぶレインコートを着こみ歩き出すと、雨はすでにやんでいた。なんなんだ~! 044.gif

出鼻をくじかれたような気分であるが、一ノ瀬橋を渡り左の登山道に入るとすぐに秋の代名詞とも言えるハギの花が出迎えてくれた。私の気分もすぐに良くなった。やはり、女心と秋の空は同じようにころころと変わるね。 041.gif




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一ノ瀬から三平峠までは急な登りがしばらく続く。岩清水の水場を過ぎてさらに進むと、木道や階段が出てくる。

トレイルにはオオカメノキが赤い実をつけ、アキノキリンソウやアザミなどの花が雨の雫で艶やかに化粧をしてたたずんでいる。 036.gif

このトレイルは紅葉が実に素晴らしい場所だ。昨年の秋に、このルートを歩いた際の燃えるような紅葉が今もまぶたに焼き付いている。 072.gif




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樹林帯に囲まれ展望のない三平峠では休まずに、湖畔にある尾瀬沼ビジターセンターまで歩くことにする。 070.gif

尾瀬沼山荘のある三平下に降ると、左に沼尻へのトレイルを分け、ビジターセンターへは右の木道を行く。

尾瀬沼に流れ込む沢筋にはトリカブトの群落が、今が盛りとばかりに見事な花を咲かせていた。 056.gif

一ノ瀬からビジターセンターまでは、約2時間の行程であるが、タクシーを使って体力温存したせいなのか、トレイルに咲く花々に癒されながらの歩きのせいなのか、重荷の割にはまだ疲れを感じない。 060.gif





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ビジターセンターで、休憩を兼ねて展示会場を見学したり、これから向かう鬼怒沼までのルートの情報を得る。

ビジターセンターの職員にも、このルートを歩く場合は熊避けの鈴などを身につけて歩くようにと念をおされた。やはり、熊しか歩かない超マイナーなルートのようだ。 041.gif

まずは、センター裏手にある尾瀬沼ヒュッテの脇から小渕沢田代を目指す。尾瀬沼ヒュッテの裏には板で整地された快適そうなキャンプサイトがある。 049.gif




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キャンプサイトの中を通って、小渕沢田代への山路に入る。クマザサと樹林帯の中の急登は、長雨でぬかるんでいる。 002.gif




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ゴゼンタチバナの赤い実が、薄暗い樹林帯の中でひと際目立っていた。 056.gif




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ビジターセンターから約1時間の登高で大江湿原からのトレイルを合わせ、右に少し行けばそこはひっそりとした小渕沢田代である。




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小渕沢田代には、昨年に引き続き今年もこの時期に来てしまった。昨年同様にキンコウカの花はすっかり花期を終えていた。が、イワショウブ(写真左)がまだ白い花を咲かせていた。オゼミズギク(写真右)も健在。




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今年はウメバチソウの開花時期にジャスト・タイミングだったようで、たくさんの純白の花を見ることができた。 056.gif 056.gif




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唯一、木道が近くまで敷かれている池塘がある。




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池塘の側には、世界で1科1種の植物、ホロムイソウが実をつけていた。




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ミヤマアキノキリンソウは尾瀬の湿原における秋の代表選手だ。 056.gif




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尾瀬ヶ原や尾瀬沼のしっかりした木道とは違い、板を敷いただけのシンプルな木道には水が流れていて、いつも洪水状態だ。 041.gif

200mくらいの湿原歩きだが、写真を撮ったりしながら30分かけて歩く。 041.gif 草紅葉にはまだ少し早いね。 039.gif




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さて、今日のお楽しみ、小渕沢田代の湿原歩きを終えたら、いよいよ鬼怒沼へ向かう縦走路に進もう。

湿原の東端からぬかるんだ路が樹林帯へと続く。足元にはコケの絨毯から何かのベイビーツリーが顔を出している。 043.gif




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樹林帯の途中で、大清水へ下る小渕沢(ニゴリ沢)ルートを右に見送る。

私は昨年の秋に、こちらのルートも歩いているが、ハイカーの少ない静かなルートである。




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背丈ほどあるクマザサの路を行くと、送電線の記念碑がある草原にでる。ここで一休みしながら方角を確認しよう。 063.gif

送電線に沿って進みそうになるが、記念碑の東に続くトレイルが鬼怒沼方面への路なので、くれぐれも方角を間違えないようにしよう。 034.gif




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袴腰山(高石山)を右に見ながら、山腹を東に進む。群馬県と福島県の県境をトレースするように稜線を黒岩山を目指して歩く。 071.gif

しばらくは展望の無い樹林帯を行くが、シラビソなどの針葉樹林とダケカンバなどの広葉樹林が混ざる森は、実に美しく、ここが観光客で賑わう尾瀬国立公園とは思えない静寂と原始の世界が広がっている。




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古木に息づくキノコの生命力に圧倒される。 005.gif




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足元の、小さな生命の美しさにため息が出る。 043.gif




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コケとシダ類の風景に飽きてきた頃、ツルリンドウ(写真左)の可憐さにおもわず足を止め、赤い実はアカモノ(写真右)の実かな?と立ち止まる。

先を急ぎつつも生命の息吹に耳を傾け、目を凝らす。 高山植物など蹴散らして、ガツガツと高みだけを目指し、より高く、より難しい壁を求めて登っていた自分はもう遥か遠く忘却の彼方にあることに気づく。 歳をとるということはこういうことなのかな~ 003.gif




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朝の低公害タクシーに乗ったのが7時半、赤安山の手前の赤安清水(清水という名であるが近くに水場は見あたら無い)についたのがすでに14時。鬼怒沼まで5時間もかかる。黒岩山ピークへの寄り道も考えているので、今日中にはとても鬼怒沼の避難小屋までは行けそうも無い。もちろん、はなから行く気も無いのだが・・ 041.gif




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そんな駆け足山行をしては、足元の宝石たちを見落としてしまう。ほら、こんな可愛い赤いキノコたちが顔を出している。名前は分からないけど、赤いツクシん坊みたいなキノコ(写真左)と、こんな形のチョコレートがあるよね~(写真右) 041.gif




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赤安山を過ぎると、辺りはシラビソの森になり、カニコウモリの群落が非常に多くなる。




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シラビソの森に陽が差すと、幹が白く輝いてとても綺麗だ。 072.gif 072.gif




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シラビソの森はキノコの森だ。夏の華やかな高山植物の時期も終わり、紅葉には少し早い時期なので、ちょっと物足りない気分だったが、花と同じくらいにキノコ観賞が楽しい。 060.gif

そういえば、アヤメ平から見晴に下った時も、八木沢新道にはたくさんのキノコがあってメンバー全員が意味も無く盛り上がったな~  058.gif




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黒岩山へ向かう途中には、こんな大きな倒木もあり、むき出しになった根にコケや樹木が生えている。辺りもうっそうとして、自分がモノノケの世界に紛れ込んだような錯覚をおこす。 005.gif




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午後3時、ザックの重荷が肩に食い込んでくる頃、ようやく黒岩山分岐に着く。 042.gif

分岐にザックを置いて空身で黒岩山ピークに向かう。往復40分~60分くらいだ。
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200mほど東にトラバースしてから北に曲がり急登となる。ピークに近づくにつれ、トレイルは深い藪に覆われてくる。それまで便利だったハイキングストックが藪にひっかかり邪魔になる。藪漕ぎように手袋は必携だ。 034.gif




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黒岩山(2,163m)は群馬県、福島県、栃木県の3県の県境であり、360度の展望が望めるピークなので、余裕があれば登っておこう。山頂には三角点があり、日光方面の山がよく見える。 072.gif

黒岩山は、今回のルートの中で唯一のピークらしいピークである。展望を十分堪能したら、また藪漕ぎして分岐まで戻る。 008.gif




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黒岩山分岐から南西に10分ほど降ると、小さな沢が氾濫している森の中のスポット的な場所にでる。どうやらここが“黒岩清水”の水場のようだ。大テントが1張りできるほどの平地があるが、連日の秋雨でびちゃびちゃで、とてもテントを張る気にはならない。 057.gif 008.gif

また、黒岩清水は、水場といっても木をかき分けて腕を伸ばして小さな流れの水を溜める感じなのでディマンディング(demanding)である。 021.gif




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この先に、小松原湿原の水場もあるようなので先の様子もみてみたが、夕刻も迫りはっきりしなかったので、結局、この黒岩清水周辺の樹林帯に分け入ってテント設営の場所を見つけた。水場のすぐ近くに小さなテントが2張り張れるスペースがある。

日没間際に何とかテント設営と夕食の支度ができた。同行者に差し出されたワインが疲れた身体に心地よくしみていった。 043.gif

明日は、待望の鬼怒沼湿原と、恐怖の大清水までの激降りが待っている。001.gif 025.gif

黒岩清水から鬼怒沼を経由して大清水へ降るトレイルに関しては、“秋の尾瀬沼から鬼怒沼へテント泊縦走(後編) Ozenuma to Kinunuma in Oze National Park” を読んでね。




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私のこのトレイルへの評価: 4★ 中~上級者向け

行程距離: 約18km(大清水‐一ノ瀬‐尾瀬沼ビジターセンター‐小渕沢田代‐赤岩清水‐黒岩山‐黒岩清水)

標高差: 約980m

実動時間: 約9時間 (休憩込み)


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by dream8sue | 2015-09-04 14:44 | 尾瀬 国立公園 | Trackback | Comments(0)

尾瀬 尾瀬ヶ原の白い妖精たち Ozegahara in Oze National Park

Friday, May 29, 2015
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昨年、アメリカから帰国直後に尾瀬を訪れ、あまりの美しさにその後も足しげく通った。でも、尾瀬はすでに夏を迎えていて、ミズバショウの咲く頃の尾瀬を知らない。
そこで、今年は是が非でも、尾瀬の白い妖精たちに会いたくて雪解けの尾瀬ヶ原にやってきた。 070.gif




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アクセス:毎年、鳩待峠へは5月から10月の間はマイカー規制があるので、事前に規制内容の確認が必要だ。群馬県HPや尾瀬保護財団HPなどで交通規制状況を調べておこう。 034.gif

詳しくはこちらを読んでね→ “尾瀬 尾瀬ヶ原のワタスゲと三条ノ滝 Ozegahara and Sanjo falls in Oze National Park




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鳩待峠から山ノ鼻に向かうトレイルには、まだ雪がたくさん残っていた。 005.gif




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木道に残る雪に、足を滑らせないようにゆっくりと降っていくと、左手に昨年の初秋に登った至仏山が見えてきた。→ “尾瀬 秋色の尾瀬ヶ原から至仏山  Shibutsusan in Oze National Park




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あれ?あんなにフラットな山だったかしら? 039.gif 山ノ鼻からの登行は結構きつかったけどな~・・ 045.gif 042.gif




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鳩待峠から山ノ鼻に至るまでの間は、高山植物がたくさん見られて楽しい。

さっそく現れたのは、見慣れたエンレイソウだ。 この花を初めて見たのが、まさに昨年の尾瀬で、この異様な存在感に魅了された。 016.gif 056.gif




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下界では終ってしまったスミレもまだここでは見られるね。おや、黄色いスミレなんて初めて見たかも? 005.gif オオバキスミレという名のようだ。 056.gif




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イワナシのピンクの花が実に可愛い。 056.gif 043.gif




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そして現れました! 005.gif 043.gif 尾瀬と言えばミズバショウ。尾瀬の代名詞だね。 003.gif




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“湿原に舞い降りた白い妖精” 誰が考えたのか、見事なキャッチコピーだ。 045.gif 037.gif




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残雪に驚き、ミズバショウに感激して、ルンルン気分で下降して行けば、左手に川上川が見えてくる。 072.gif




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川上川に架かる木橋のところには、まだ開花したばかりのオオカメノキの花が、清流と相まって実に美しかった。 072.gif 056.gif




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川上川を渡れば、山ノ鼻はもうすぐそこだ。ブナの林も今まさに芽吹きの時期を迎えている。




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鳩待峠から約1時間で、山ノ鼻に到着。ひと休みしながら、ビジターセンターでミズバショウの開花状況などの情報をゲットしていこう。




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尾瀬ヶ原は、山ノ鼻から牛首分岐あたりまでを “上田代”。 牛首分岐から竜宮小屋のある竜宮十字路までを “中田代”。 竜宮十字路から山小屋が密集している見晴までを “下田代” と呼んだりする。
山ノ鼻から上田代に進むと、左の湿原を流れる小川沿いにミスバショウの群生が見られる。 ミズバショウって本当に水辺がすきだよね。056.gif




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その先で、川が氾濫しているかのような大きな流れのある湿原を行く。雪解けの時期ならではの光景で、夏には気づかなかったな~  005.gif




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ネコヤナギの木が木道の脇にたくさん生えていたが、これも春のみの風景だね。 043.gif




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お約束の燧ヶ岳と尾瀬ヶ原の木道の構図だ。 003.gif

この時期の湿原は、まだ枯れ草色であることに驚いた。考えてみれば、ミズバショウは雪解けと同時に咲くのだから、湿原はまだグリーンに覆われているはずは無いのだ。

そして、草木が成長していない分池塘が目立つ。こんなに池塘が多いのだから木道が無くては歩けないよね。 005.gif




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こちらもお約束の浮島のある池塘だね。バックの山が池塘に映っていい感じ。 072.gif




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こちらの池塘はバックの山が新緑でいい感じ。 072.gif 060.gif




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池塘に燧ヶ岳が映る “逆さ燧” の池塘を過ぎると、上ノ大堀川を渡る。 070.gif

上ノ大堀川付近から竜宮小屋付近にかけて、ヤチヤナギの木が一面にある。夏には見事なグリーンの低木になる木だが、雪解けのこの時期はブラウン色の花には見えない花をつけている。 056.gif

湿原では栄養分が少ないので、木の生育は難しいのだが、このヤチヤナギは、空気中の窒素を取り込める菌を根に共生させ、成長に必要な成分を合成しているらしい。恐るべしヤチヤナギ! 005.gif





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上ノ大堀川を渡れば、間もなく牛首分岐だ。

牛首分岐から竜宮十字路を経由し、ヨッピ吊橋に出て牛首分岐に戻るループトレイルを歩く予定だ。 070.gif




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牛首分岐を東に向かって直進し、しばらく行けば、ここにも雪渓を残す燧ヶ岳がくっきり映っている池塘がある。 072.gif




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振り返れば、こちらも残雪の至仏山が美しい。 飛行機雲が池塘に映っている。 072.gif




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そして、今回の目的地、竜宮十字路の西側にある円形の観察路。ここはミズバショウの群落で有名で、至仏山をバックにしたこの構図は尾瀬のポスターなどでよく見かける風景だ。 072.gif




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まるで、ミズバショウの田んぼ? 041.gif




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ここは、 “カルスト現象” という、水のトンネルでも知られている。南側の池塘には大量の水が流れ込んでいるのに流れ出る所が見えない。一方、北側の湿原では水が流れ出ているだけなのに、いつも満々と水をたたえている。

この場所では南側の池塘の中に水が吸い込まれ、北側の池塘にその水がわき出している。水が吸い込まれていく様をみて、水が “竜宮” まで流れているのでは、ということで竜宮の名がついたらしい。 027.gif 045.gif




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尾瀬ヶ原から見える山は、燧ヶ岳と至仏山だけではない。両者ほど有名ではないが、北側にも景鶴山や与作岳などの美しい山がある。 072.gif




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山ノ鼻から約1時間30分、いくらフラットな木道歩きと言っても、そろそろ疲れてきた。竜宮十字路まではもうすぐだ。 042.gif 070.gif




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竜宮小屋の少し手前には、鮮やかなリュウキンカの花が咲いている。 056.gif ミズバショウと並ぶと、まさに尾瀬ヶ原の名脇役だ。助演女優賞を差し上げます。041.gif




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そして、木道の影に隠れるようにヒメイチゲ(写真左)が咲いていた。可憐だね~。同じイチゲの名前をもつキクザキイチゲ(写真右)は一輪でも存在感がある。こちらは山ノ鼻のビジターセンターの前のトレイル脇に咲いていた。 056.gif




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竜宮小屋が見えてきた!ここでランチ休憩していこう。 063.gif




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午後は竜宮からヨッピ吊橋を目指すべく北東に進む。 070.gif こちら方面の景色も素晴らしい。 072.gif




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左側には至仏山と、まばらなシラカバの木。 072.gif




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右側には燧ヶ岳とシラカバの林。 072.gif




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まだ何も生えていないと思っていた枯れ草色の原には、良く見るとピンクのボンボンみたいなショウジョウバカマや、タテヤマリンドウ?が咲いていた! 005.gif 043.gif 056.gif




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ヒダのような雪渓を残す景鶴山が正面に迫る。 072.gif

シラカバの幹の白さと、葉の新緑のコントラストが美しい。 072.gif




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竜宮小屋から20分ほどでヨッピ吊橋に着き、左に曲がり牛首分岐に戻る。 070.gif

この間も小さな浮島をもつ池塘やシラカバ林を堪能しながら歩く。秋にこのトレイルを歩いた時は、池塘に浮かぶ水草の紅葉がとても美しくて感動の嵐だった。ここは秋がいいよ。→ “尾瀬 秋晴れのヨシッポリ田代と渋沢大滝  Shibusawa falls in Oze National Park




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ヨッピ吊橋と牛首分岐との中間くらいでヨッピ川と大堀川が合流する。ここは池塘というより、もう沼か湖のようで、燧ヶ岳も見事に逆さに映っている。 005.gif072.gif




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OMG!005.gif ミスバショウが水中花になっている。ミスバショウって水の中でも生きられるの? 039.gif




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牛首分岐の近くに戻ると、ここから先は、至仏山がどんどん大きくなってくる。 070.gif 072.gif




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木道の間にもニョキニョキとミズバショウが咲いている。 056.gif




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1本のシラカバがその存在をアピールしている。 072.gif




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牛首分岐からは、山ノ鼻へ往路を戻る。




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帰路は、山ノ鼻から鳩待峠までは200mの標高差の登り坂となる。疲れた身体にはジワジワと堪えるだろうが、ここでも白い妖精たちが元気をくれることだろう。 042.gif 066.gif 056.gif




f0308721_15563229.gif念願のミズバショウが咲く尾瀬を訪れることができた。一生分のミズバショウを見た感じだ。 003.gif

ちなみにこのミズバショウは英語では、skunk cabbage といって悪臭の強い植物ということで、動物のスカンクの名前をとっている。どうやら英語圏では、ミズバショウに対して白い妖精といった美しいイメージはないようだ。 003.gif


私のこのトレイルへの評価: 5★ 初心者、初級者向け

行程距離: 約17km(鳩待峠‐山ノ鼻‐尾瀬ヶ原‐竜宮‐ヨッピ吊橋‐山ノ鼻‐鳩待峠)

標高差: 約200m

実動時間: 約7時間 (休憩込み)

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by dream8sue | 2015-05-29 14:59 | 尾瀬 国立公園 | Trackback(1) | Comments(0)

尾瀬 天上の楽園アヤメ平から八木沢新道を降る  Ayamedaira in Oze National Park

Saturday, September 13, 2014
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今年(2014年)7月に行った尾瀬国立公園で尾瀬の魅力に取り付かれてしまった私は尾瀬フリークまっしぐら。尾瀬ヶ原尾瀬沼と歩き、3度めの尾瀬訪問となれば、やはり次はアヤメ平と至仏山でしょ! 003.gif 070.gif




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前橋、高碕方面からのアクセスは夏に行った“尾瀬ヶ原のワタスゲと三条ノ滝” を読んでください。  040.gif
   
アヤメ平への登山口は鳩待休憩所の裏手にあるトイレと鳩待山荘の建物の間にある階段から始まる。




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階段を登ると、トレイルはすぐにブナ原生林の中にはいっていく。紅葉にはまだ早いが、かすかに色づいた木の葉が光に反射して実に美しい。Amazing! 072.gif 072.gif




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トレイルは一定の傾斜で標高を上げる。木道脇の笹も切り開かれていて歩き易い。やがて辺りはブナ林からダケカンバの混ざる明るい雑木林になる。




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登山口から約1時間で樹林帯から突然、横田代の湿原にでる。横田代は三つの湿原からなり最上部が一番大きい。




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最下部の湿原には5~6つの池塘があり、水面に空模様を映し出している。072.gif 058.gif




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上部に登るにつれその雄大さが実感できる。振り返れば至仏山が大きな裾野を広げて君臨している。 072.gif




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アヤメ平に向かう途中に中原山(1,968m)への登り坂があるが、登りの苦しさがさほど気にならないほど湿原歩きは楽しい。





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日当たりの良い中原山周辺には、尾瀬の花の最終ランナー、オヤマリンドウがバイオレット色の蕾を膨らませている。

葉の表面にネバネバの液体を出し、虫を捕らえて栄養とする食虫植物のモウセンゴケも健在だ。葉が細長いナガバモウセンゴケが湿原の水溜りのような水分の多い環境に生育するのに対して、こちらの円形のモウセンゴケは水に浸からない部分に多く生育している。環境の微妙な違いで住み分けができているようだ。






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中原山を登り、その先の緩やかな丘を登りつめれば、広い湿原に多くの池塘をもつアヤメ平が現れる。お約束の1枚、アヤメ平の池塘と至仏山。 003.gif 072.gif




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アヤメ平は標高1969mで、尾瀬の湿原の中でも標高が高く “天上の楽園” などと言われる。いつも見上げる存在である至仏山や燧ヶ岳が目線の高さにあるのは新鮮な感覚だ。 045.gif




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こちらもお約束の1枚、アヤメ平の池塘と燧ヶ岳。 003.gif 072.gif 写真ではわかりずらいが、湿原には咲き終わったキンコウカが一面を覆っている。 056.gif アヤメ平にアヤメの花は無く、このキンコウカの葉をアヤメの葉と見誤ってアヤメ平と命名されたという話は有名である。 034.gif




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さて、アヤメ平を堪能したら、富士見峠から八木沢新道経由で、今日の宿(第2長蔵小屋)がある見晴を目指そう。緩やかな尾根伝いに南東に行く。太陽に反射した笹の色が綺麗だ。 072.gif




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南面の見通しの良い展望を楽しみながら行けば、やがて眼下に富士見小屋の水色の屋根が見えてくる。




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アヤメ平から20分足らずで尾瀬ヶ原の竜宮小屋に下る長沢新道の分岐に至る。この分岐の近くにも大きな池塘がある。072.gif




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池塘から木道階段を下れば富士見小屋に着く。休憩するには適地なのでここでランチを取ってから先に進もう。 063.gif
富士見峠は小屋から右(南東)に少し行った所にある。富士見峠から更に右に行けば白尾山、皿伏山を経由し尾瀬沼に出るトレイルがある。喧騒とした尾瀬の他のトレイルとは違い静かなハイクが出来る路なので、いつか歩いてみたいトレイルだ。049.gif 071.gif
今回私達は、富士見峠を左(北東)に曲がり、八木沢新道を降る。




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八木沢新道は富士見峠から“十二曲り”よばれる尾根を降り、八木沢に沿って尾瀬ヶ原へと下っていく全体的にウェッティーなトレイルだ。




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しっとりした風情の樹林帯には、色づき始めたナナカマドや赤い実を付けたオオカメノキなどが見られてプチ紅葉狩り気分だ。しかし、ぬかるみも多いので足元には気をつけてね。 034.gif




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富士見峠から約1時間強の降りで “昼場” の水場を過ぎ、八木沢橋に出る。ここからは傾斜も緩やかになり、八木沢の右岸沿いに楽しいハイクが出来る。 070.gif




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何が楽しいかって?秋の味覚のキノコ、オンパレードだ!色や形が奇怪で面白い。 006.gif メンバーにキノコに詳しい人がいればなおいっそう楽しいだろう。 045.gif




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キノコの森は美しいブナの森だ。 072.gif




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こんな可愛いキノコもあるよ。。どう見ても団子? 005.gif 039.gif




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八木沢の下流平坦部には八木沢湿原があり、沼尻川に注いでいる。この辺りはマルバダケブキの群生地でもある。




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そして沼尻川橋を渡り、ブナの巨木が見事な森をぬければ見晴十字路まではそう遠くない。 070.gif




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最後は、見晴(下田代)キャンプ場の裏手に飛び出る。秋の連休ということもありキャンプ場も満員だ。 005.gif キャンプ場を西に横ぎれば第2長蔵小屋をはじめとする宿泊施設が建ち並ぶ見晴十字路に着く。 071.gif

天上の楽園アヤメ平から、しっとりした八木沢新道での樹木観賞、キノコ観賞と、とても楽しいトレイルだった。尾瀬は秋も楽しい!003.gif 070.gif 明日は至仏山に登るぞ~! 017.gif

私のこのトレイルへの評価:5★ 初級~中級者向け
行程距離:約12km(鳩待峠‐アヤメ平‐富士見峠‐八木沢新道‐見晴)
高低差:約380m 行動時間:約6.5時間(休憩込み)

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by dream8sue | 2014-09-13 21:52 | 尾瀬 国立公園 | Trackback | Comments(0)

尾瀬 イワショウブ咲く過ぎ行く夏の尾瀬沼   Ozenuma in Oze National Park

Saturday, August 30, 2014 (The first half)
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尾瀬フリークまっしぐらの私が今回訪れたのは尾瀬沼。まずは定番の大清水から尾瀬沼一周をたどり、後半は大江湿原から小淵沢田代に登り、小淵沢(ニゴリ沢)を下降し大清水にもどるというトレイルだ。小淵沢(ニゴリ沢)トレイルは、三平峠越えのトレイルより尾瀬沼からの静かな下山路として利用できる。ただし、マイナーなルートなのでトレイルコンディションを事前にビジターセンターや、片品村観光課などに確認したほうが良いかもしれない。 034.gif
1日の山行であるが、ブログはポピュラーな尾瀬沼一周と、ややマイナーな小淵沢田代を経て小淵沢(ニゴリ沢)下降の2回に分けてある。




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前橋、高崎からのアクセス:JR上越線の沼田駅(又は新幹線の上毛高原駅)から大清水行きのバスに乗り、沼田駅から大清水まで約1時間30分(バス代:2,250円)

マイカー利用の場合は関越自動車道を沼田インターで降り、国道120号線で片品村に向かう。片品村の鎌田の信号を左折し国道401号線(沼田街道)に入る。戸倉バス停を右手に見ながら直進すれば、片品川に沿って大清水まで行く。(大清水駐車所料金:500円/1日)

私は前日に大清水登山口の大清水小屋に泊まった。(大清水小屋 1泊2食付:7,000円)




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大清水登山口には “大清水湿原” がある。大清水に着くと皆な先を急ぐことに気をとられて、この湿原の存在は意外と忘れられているかも知れない。大清水小屋の隣にある小さな湿原だ。




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大清水湿原の今の時季(夏の終わり)はこの2つの花がメインだった。花びらにある斑点を夜明けの星空に見立てたという、何ともしゃれたネーミングのアケボノソウと、ホラ貝を連想させるパープル色のツリフネソウだ。ツリフネソウは尾瀬以外の山でも結構見かける花だが、アケボノソウは今回初めて知った。綺麗な花だ。 056.gif




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2014年7月12日~9月19日までは、大清水~一ノ瀬間(約3km)で低公害車両試験運行が行われている。つまり無料で大清水と一ノ瀬間を送迎してくれるのだ。しかも早朝4時20分発便から、一ノ瀬16時発便までという、楽ちん思考ハイカーには実にありがたい。 043.gif  もちろん、低公害車に乗らず、しっかり歩きたいハイカーは写真、右側の旧道を歩くことも出来る。私?もちろん乗りました! 060.gif
また、この旧道は栃木県日光市に通じる “奥鬼怒林道(一般車両通行禁止)” の起点でもある。




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大清水~一ノ瀬間を低公害車で10分で走り、一ノ瀬休憩所で身支度を整えたら、いさ出発! 070.gif  トレイルは、はじめは沢に沿って行き、次第に三平峠からの尾根林に入って行く。




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沢沿いのトレイルからは、支流にかかる小さな滝が見える。 072.gif




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三平峠までは、水量豊かな沢筋なので、高山植物が豊富だ。 アザミ、トリカブト、カニコウモリ、ヨツバヒヨドリなど、夏から秋に見られる花々が出迎えてくれる。
尾根路に差しかかる手前に “岩清水” の水場がある。冷たくておいしい水を汲んでいこう。049.gif




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水場を過ぎると針葉樹林帯の登り坂になる。しばらく行けば三平峠に着く。 066.gif 一ノ瀬から1時間弱くらいだろう。 059.gif




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三平峠から20分くらいの緩やかな下り坂を歩けば、尾瀬沼湖畔の三平下(尾瀬峠)に着く。広い休憩場があるので一休みするには最適だ。 063.gif




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さて、ここからは楽しい尾瀬沼周遊ハイクだ。左(時計周り)に進み、小沼湿原を通り沼尻へ。そして浅湖湿原から大江(大江川)湿原へとつなげよう。湖畔をいくトレイルは背の高い樹木によって、尾瀬沼の展望は良くない。




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“この先、斜めになった立木があります。頭上に注意して通行してください” って、ちょっと過保護なノーティスではないか?って思うのは自己責任のアメリカ文化にどっぷりと浸かっていた私だけが感じるセンスなのだろうか?日本って親切?管理好き? 039.gif




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湖畔トレイルの限られた展望スポットからの燧ヶ岳。皆な同じ写真撮ってるね。003.gif ヘリコプターのローターブレードのような(分かり図らい例えで申し訳ない。041.gif)シンメトリー(上下対称)な景色!005.gif まじ、ヘリのローターブレード(上で廻ってる翼?)ってこんな形なんだよなぁ~




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左に富士見峠への分岐を分けて進むと、ここにも限られた展望スポットがある。水芭蕉と水草が尾瀬沼の美しさを際立たせている。 072.gif




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尾瀬沼の方にばかり気を取られていると、足元にゴゼンタチバナが赤い実を付けていた。 056.gif もう秋だね。




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小沼湿原の少し手前の湖畔展望スポット。実際に見上げる空よりも、湖面に映った雲のほうかくっきり見える。 072.gif




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1羽の鳥が優雅に湖面を渡っていた。 058.gif




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やがて、湖畔から離れ樹林帯を行くと、突然、燧ヶ岳を背にして小沼湿原が現れる。 072.gif




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今秋の湿原の主役は、このイワショウブの花だ。尾瀬沼周辺の湿原のいたるところで咲いていた。赤みを帯びた花は蕾かと思ったら、逆で花後らしい。 056.gif 056.gif




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湿原にたたずむマツの木?の枝がとても綺麗だった。 072.gif




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小さな小沼湿原を通り過ぎると、大きな沼尻湿原に出る。沼尻は尾瀬沼と尾瀬ヶ原を繋ぐトレイルの起点でもある。沼尻休憩所は、尾瀬ヶ原から来るハイカーにも、尾瀬沼を歩くハイカーにとってもありがたい休憩所だ。私はいつもここで “天然水コーヒー” をいただく 063.gif ・・なんて・・私の嗜好などはどうでもいいことだが、041.gif 天然水って、ただの沢の水で入れたコーヒーってことだよね?ものは言いようで、美味しく感じるから不思議だ。041.gif



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休憩所の前には秋の代表花リンドウが、大きな蕾をたくさん付けていた。 056.gif
湿原には、ホロムイソウという世界で1科1種の植物も見られる。花期はすでに終わり、写真は果実の状態だ。




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沼尻から見える燧ヶ岳には、正面にナデッ窪ルートのルンゼが見えている。7月に登った時にはまだナデッ窪ルートには残雪が残っていた。→ 尾瀬 霧の燧ヶ岳と尾瀬沼に咲く花たち  Mt. Hiuchigatake and Ozenuma




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沼尻から大江湿原の手前までは、7月に歩いているので、早足で通り過ぎ割愛したい・・と思ったのだが、素晴らしい尾瀬の自然がそうさせてくれない。 072.gif 072.gif




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7月に比べ、緑が濃くなっている。 072.gif 045.gif




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大きな木の根がトレイルに盛り上がって生えている。 005.gif




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初夏にはオレンジ色のレンゲツツジが咲いていた湖畔には、今はアザミに酷似しているタムラソウが彩りを加えている。タムラソウの花弁には気持ち悪いくらいの多くの虫がたかっていた。 020.gif 蜜が特別に美味しいのかな? 039.gif




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そしてまた、小さな森を通過する。薄暗がりの中でオオバタケシマランが赤い実を付けてその存在をアピールしていた。グミの実に似てるね。 011.gif




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沼尻から40~50分で、浅湖湿原に着く。浅湖湿原は尾瀬の湿原の中で私が2番目に好きな湿原だ。(ちなみにベスト1は白砂湿原)初夏にはワタスゲで覆われていたここも今はイワショウブにとって変わっている。




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脇役の花たちも個性豊かだ。バイオレット色がきれいなサワギキョウと、湿原のタンポポみたいなオゼミズギクとの競演は秋の尾瀬沼の定番だ。056.gif056.gif




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浅湖湿原を流れる小さな沢には何種類ものトンボが乱舞していた。水草に止まったトンボの羽が透明すぎて見えない。水面に映る羽の方がくっきり見えている。005.gif




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浅湖湿原から大江湿原に行く樹林帯。最近設置されたと思われる肌色の木道の木の臭いが何とも良い。 071.gif




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沼尻から約1時間、三平下から約2時間、大江湿原(大江川湿原ともいう)の南端に出る。そして、ここから大江湿原、小渕沢田代を越えて、小淵沢(ニゴリ沢)を下降する。→尾瀬 尾瀬沼から小淵沢田代を経て小淵沢を降る   Ozenuma in Oze National Park

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やはり尾瀬は良い。
初夏とは違う明るい尾瀬だが、あまりに早く過ぎ去っていこうとする夏の尾瀬にどこか一抹の寂しさも感じる。
20年以上前に訪れた尾瀬沼への再訪であったが尾瀬沼は何も変わらず昔のままだった。


私のこのトレイルへの評価:5★ 初級者向け
行程距離:約10km (大清水‐三平下‐沼尻‐浅湖湿原‐大江湿原)
行動時間:約4時間(休憩込み)

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by dream8sue | 2014-08-30 00:35 | 尾瀬 国立公園 | Trackback | Comments(0)