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日光 志津峠から登る男体山はイワカガミの花園     Mount Nantai in Nikkō National Park

Sunday, June 19, 2016
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2日間で日光表連山の5座(大真名子山~小真名子山~帝釈山~女峰山~男体山)を登る縦走の2日目後半。
前日に志津峠から女峰山まで時計廻りで歩き、女峰山の唐沢避難小屋に泊まった。本日は馬立を経由し志津峠に戻った。ここで同行メンバーの1名と分かれ、残るメンバーで志津峠から男体山を登り表参道の二荒山神社側へ下山する計画である。

大真名子山から女峰山、そして志津峠までのループトレイルの様子はこちらから
 → “日光 志津峠から女峰山へ避難小屋泊縦走(前編)   Mount Nyohō in Nikkō National Park
 → “日光 志津峠から女峰山へ避難小屋泊縦走(後編)   Mount Nyohō in Nikkō National Park




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志津峠(志津乗越)から男体山に登るのは、2014年に引き続き2度目である。志津峠の様子は2014年の時と大きく変わっていた。 以前あったパーキングスペースは大きな石や木材で塞がれていて、パーキングは完全に出来ないように施されている。ハイカーは裏男体林道の途中の飯場跡に車を停めて、志津峠まで約5km(約1時間30分)の林道歩きとなるので志津峠からの登山をお考えのハイカーは留意してください。
志津峠から林道を南に行くと、すぐに右側に “男体山” と書かれた道標がある。 この道標は見落とし易いので気をつけてね。 034.gif




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ササの生い茂る入口から東に少し行くと “志津小屋” がある。 小屋の近くに水場もあるが、溜まり水のような水でとても使う気にならない。 020.gif




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小屋の裏手から一合目が始まり、山路を少し登ると、二合目の標識がある。標識の先はガレた尾根となり、バックには太郎山の雄姿がそびえる。 043.gif 072.gif




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再びシラビソの樹林帯に入り、三合目からはしばらく展望の無い路が続く。




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四合目あたりの樹林の中には、イワカガミの群落があり、しばし足を止めて植物観察を楽しむ。 056.gif 2014年7月に登った時より一月ほど早い訪問であるが、今回の方が花は多く見られた。 043.gif




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五合目、六合目と深く浸食されたトレイルで、木の根がむき出しになっている。




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七合目を過ぎると左側が大きく崩れた尾根が現れる。 崩壊地の先には、前日に登った大真名子山が見える。女峰山は残念ながら雲の中だ。 どうやら天気が崩れてきているようだ。 025.gif




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そして、この崩壊地周辺もイワカガミの群生がすごい! 005.gif 056.gif

イワカガミは比較的どこの山でも見られる花だが、ここまで大きな群落は久しぶりに見た気がする。




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八合目あたりまで登ると、少しずつ展望が開けてくる。




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むき出しになった木の根の生命力に圧倒される。 005.gif




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その脇には、イワハタザオが群生していた。 056.gif イワカガミの大群落といい、初めて見るイワハタザオの花にも出会えて、梅雨のこの時期に出かけてきた甲斐があった。 045.gif




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八合目を過ぎ、フィックスロープのセットされた急坂を登りきれば、赤茶けた地面に、立ち枯れした白い樹木が現れる。 042.gif




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シャクナゲの群生地を行けば、九合目はもうすぐだ。 042.gif




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九合目を過ぎ、勾配の緩いトレイルを0.5kmほど南西にいけば、男体山の山頂部が見えてくる。




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稜線から右下に見えるガレ沢をズームアップ。




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男体山の山頂は東西に長く、大きな刀のオブジェが立つピークから西には二荒山神社の奥の院がある。
その奥の院の先には、空より青い中禅寺湖が見える・・はずなのだが・・残念ながら雲に覆われて見えない。  002.gif
美しい中禅寺湖は2014年のレポートで確認してください。→“日光 志津峠から登る男体山   Nantaisan in Nikkō National Park” 




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雲に覆われて何も見えない山頂は風も強く寒いくらいだ。強風を避けて休憩した後は、表参道で二荒山神社へ下山する。 赤茶色の火山岩の斜面をひと下りすると、樹林帯へ入る。




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男体山は百名山?らしく、日曜日ということもあり、志津峠からのトレイルとは比較にならない数のハイカーが登ってくる。樹林帯のトレイルは始めこそ整備された路であるが、だんだんと大石の隙間をぬって下っていくようになる。




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八合目の龍尾神社を過ぎると石ころだらけの路となり、足の置き場を探しながらひたすら降る。  042.gif




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七合目あたりで木立の間から中禅寺湖が見えてくる。が・・展望はイマイチだ。 007.gif




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トタン屋根の七合目避難小屋に着く。この先で湿った暗い針葉樹の森を越えて六合目へ。




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六合目を過ぎ、だいぶ標高が下がってきたように思う。が・・五合目と書かれたこの避難小屋に着いた時は、 “え~・・まだ五合目なのか~” と正直がっかりした。 002.gif




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五合目を過ぎると、岩場に変わりえぐれた粘土質のトレイルとなる。 これがまた凄く滑る! 008.gif ストック2本でなんとか滑らないようにバランスをとりながら降る。 すると、ようやく車道にでた。 042.gif ここが四合目の鳥居で、三合目の下山道入口までは東に大きく迂回しながら車道を歩く。




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三合目から再び自然林の森の中を降り、ようやく一合目の鳥居に着く。 042.gif




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一合目から二荒山神社までは石段を降ればすぐだ。 

石段の脇に咲く私の好きな花、ミヤマカラマツが2日間の縦走のフィナーレを飾ってくれた。 056.gif 024.gif





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2日目の男体山はイマイチの天気であったが、花の盛りの時季で予想外のイワカガミの群落が見られてラッキーだった。 056.gif
ピークハントにはあまり興味のない私であるが、今回の2日間で日光表連山5座(大真名子山~小真名子山~帝釈山~女峰山~男体山)を越える縦走は、夏山シーズンに向けてのよいトレーニング山行であった。 066.gif

私のこのトレイルへの評価: 4★ 初級~中級者向け
行程距離: 約6.5km(志津峠‐男体山‐二荒山神社)
標高差: 登り約700m、下り約1200m
実動時間: 約5.5時間 (志津峠から男体山登り約3時間、男体山から二荒山神社下り約2時間、休憩込み)


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by dream8sue | 2016-06-19 10:26 | 日光 国立公園 | Trackback | Comments(4)

日光 志津峠から女峰山へ避難小屋泊縦走(後編)    Mount Nyohō in Nikkō National Park

Sunday, June 19, 2016
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日光国立公園内にある大真名子山~小真名子山~帝釈山から女峰山へ、そして、あわよくば男体山までの日光表連山の5座を縦走する山行の2日目である。

前日の大真名子山から女峰山なでの縦走はこちらから → “日光 志津峠から女峰山へ避難小屋泊縦走(前編)   Mount Nyohō in Nikkō National Park




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唐沢避難小屋は女峰山の南南東約0.5kmの樹林帯に建つ小屋である。
田母沢を挟み二荒山神社(東照宮方面)へ伸びる黒岩尾根と、その南にある羽黒尾根(田母沢右岸尾根)が成す馬蹄形の最北に位置している。 【注意:右岸とは川下に向かって右のこと】
つまり、この小屋から黒岩尾根ルートと、馬立を経由して羽黒尾根で日光市へ、または馬立から志津峠へ降るルートの分岐点でもある。 034.gif
私達は、朝5時に唐沢小屋を出発し、志津峠を目指した。   070.gif




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小屋から南西方向にトラロープの張られた急なトレイルを降る。 右側は女峰山から落ちる崩壊地が広がる(トップ写真)。 急な樹林帯を10~15分の下降で水場に着く。 “女峰山の冷泉” と言われ、水量も多く、とても美味しい水だ。  057.gif




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水場のすぐ下のガレ場をトラバースし、対岸の樹林帯に入る。




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石だらけのガレ場だと思っていたら、どこから湧いてくるのか? 意外と水量のあるガレ沢であった。  057.gif




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ガレ沢を越えてしまえば、後はダケカンバやコメツガの生えるラブリーな樹林帯を降るだけだ。  060.gif




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若いコメツガの樹木が美しい。  072.gif




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左側には田母沢上流のガレを見る。 対岸の新緑がすごく綺麗だ。 072.gif  同行者いわく、日本画の巨匠、横山大観だか東山魁夷だかの絵のようだと言っていた。 私にはさっぱりわからないが、ここの新緑が美しいことは確かだ。 037.gif




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沢には砂防堰堤が築かれている。 火口壁はいまも崩壊を続けているから土砂災害防止には必要なのかな?




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唐沢小屋から約1時間、あたりがササ原となり荒沢との合流点に着く。

ここが “馬立” で、南東方向に羽黒尾根のトレイルが続いている。




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荒沢(水は流れていない)を横切り、急な尾根をひと登りで富士見峠から続く志津林道に飛び出る。 071.gif




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道幅の広い林道を3.5kmほど歩けば志津峠に着く。右側には前日に登った大真名子山がそびえている。




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約1時間強、ササ原とダケカンバの明るい林道を歩くと、車止めのゲートに行き着く。
ここから志津峠までは15分ほどだ。
唐沢小屋から約3時間の楽しい下山であった。

志津峠到着時間は朝の8時。
ここで男体山への継続縦走を思案していると、同行メンバーの1人から、自分が縦走から離脱して、マイカーを男体山の表参道入口まで廻してくれるという、ありがたいオファーがあった。
余分な荷物も志津峠にデポし、同行者が車で回収してくれた。
お陰様で軽い荷物で男体山を北から南側へ縦走することができた。  040.gif

志津峠から登る男体山はこちらから→ “日光 志津峠から登る男体山はイワカガミの花園   Mount Nantai in Nikkō National Park





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今回の志津峠から女峰山を登るループトレイルは、裏男体林道の1時間半の林道歩きという誤算があったものの、登り甲斐のある4座のピークハントと、稜線からの素晴らしい景色が見られ満足度が高い。 049.gif
久しぶりの避難小屋泊は、低山ばかり歩いている私には、結構つらいものがあった。  008.gif
しかし、大きな山(標高が高く、行程が長い)へ登るウォーミングアップになった。 
昨年は癌の化学療法理療や副作用で高山にはほとんど登れなかったので、今夏は少しでも高い所のトレイルを歩けたらいいな~  043.gif  045.gif

私のこのトレイルへの評価: 5★ 中級者向け
行程距離: 約16.5km(飯場跡‐志津峠‐大真名子‐小真名子‐帝釈山‐女峰山‐唐沢小屋(泊)‐馬立‐志津峠)
標高差: 約980m(累積高低差1400m)
実動時間: 約14時間 (飯場跡~志津峠 約2時間、志津峠~女峰山 約8時間、女峰山~唐沢小屋 約1時間、唐沢小屋~志津峠 約3時間 休憩込み/ 水汲み往復40分は含まれていない/私たちは志津峠から男体山へ継続縦走したが、志津峠から飯場跡まで戻る場合はさらに1.5時間ほどかかるだろう)


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by dream8sue | 2016-06-19 05:35 | 日光 国立公園 | Trackback | Comments(2)