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安中市 恩賀高岩で5つの岩塔を登る     Mount Takaiwa in Annaka, Gunma

Sunday, November 12, 2017
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群馬県の妙義山の西に位置する高岩は、針峰が連立する西上州エリアにおいてはさほど珍しくない小さな岩峰である。
しかし、上信越自動車道の碓井軽井沢IC付近から見える高岩は天を刺す矢のような大きな存在感がある。
岩山好きハイカーなら誰しもが登ってみたいと思うのではないだろうか。

私は2015年3月に一度登っているのだが、その時に登れなかったいくつかの岩塔を登るべく再訪した。
今回は八風平登山口から時計回りで、雌岳のほうから雄岳へ向かうことにする。



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<マイカーの場合>
高岩の八風平登山口は、碓井軽井沢ICから県道92号線で軽井沢方面へ向かってすぐ右側にある緊急待避所の先の林道を入る。
入口に樹木が植えられていて見落とし易く、八風平キャンプ場まで行ってしまうと行き過ぎなのでUターンしてね。

八風平登山口からしばらく林道(古い峠路?)を北に進み、沢を横切ったら右側の支尾根に入る。
ここには安中山の会が作った案内板が置かれている。



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穏やかな自然林の斜面を行くと、やがて20mくらいのフィックスロープが張られたルンゼが現れる。



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このルンゼは、登高ではフィックスロープを使わなくても登れるだろうが、
脆いルンゼなので、落石に備えてヘルメットの着用をお勧めする。 119.png



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ルンゼを登りきると、木々の間からは上信越自動車道が見えてくる。
支尾根を登りきれば雌岳からの尾根に合流する(ここにも小さな案内板が木の根元に置かれている)



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ルートは雌岳に向かって右(南)へ進むが、左(東)方面へも踏み跡があるので気をつけよう。
この東側へ行く踏み跡は、50m先の見晴らしの良い岩棚までで終わっており、東側の展望が素晴らしい。 177.png
右に裏妙義の岩峰群、左に山急山、そして、その2つの山の先には榛名山と赤城山がたおやかなすそ野を広げて鎮座している。



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さて、雌岳方面へ進めば、岩穴のあく雌岳P3が右側にある。
岩穴からは何が見えるのかな・・?



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Wow!  146.png 浅間山が、まるで十文字の額縁の中に描かれた絵のようだ。



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そして、何と言ってもP3からは、西側の眺めが絶景である。 177.png 101.png
県道が紅葉の海の中を蛇行しながら峠を越えて行く。



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北西にはまだ青い頂の浅間山が見えている。
浅間山が白い頂になるのも、もうすぐだろうな~・・あ~あ、冬なんで無ければいいのにな~ 134.png



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雌岳P3の南側にはP2の岩塔が逆光で黒く浮かび上がっている。
前回登れなかった岩塔なので、今回はこれを登りに来たのだ! 114.png



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P2は、切り立った8mくらいの垂壁なので、ロープ確保して登る。
ついでに、岩登りトレーニングもしちゃう! 129.png



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3時間くらい岩登りを楽しんだり、ランチ休憩をした後は、雌岳P1から雄岳へ向かう。 180.png
雌岳P1は稜線上の何てことのないピークであるが、雄岳が眼前に迫る展望台である。
雄岳の左肩越しに見えているピークは、裏妙義山の最高峰、谷急山(下記リンク参照)である。




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雌岳P1から木の根伝いに急傾斜を降りれば、恩賀集落(高岩登山口)からの登山道と合流する鞍部(高岩のコル)である。
直進して岩峰の基部を右に行けば、長いクサリ場の3段30mのチムニーが現れる。

チムニー内は、スタンスも、ホールドも豊富であるが、上部はやや狭く高度感があるので、
初心者や岩場の苦手なメンバー同行の場合はロープ確保などの配慮が望ましい。

チムニーをぬけて右のルンゼを登り、右へ足場の悪い岩場を登れば南峰。
ルンゼから左へ行けば北峰(摩利支天の碑が置かれているピーク)である。



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雄岳の南峰は展望が良く、南側を走る上信越自動車道が八風山や物見山などの県境の山々の中に消えていく。



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西側には先ほど登ってきた雌岳の3つの岩塔が見える。
雌岳P1の側壁がヒダのように連なっている。 へぇ~こんな風になっていたんだね。



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そして、北側には、手前に雄岳のもう1つの岩塔である北峰がある。
南峰と北峰とは10分もかからないで移動できる。
すでに同行者がピークに立っている。

雄岳北峰のバックの岩山は山急山(下記リンク参照)である。
あちらも小粒だけど、なかなか面白い岩峰である。




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さて、高岩の5つの岩塔を踏んだら、下山にかかろう。
下山はチムニーを降り、高岩のコルから南の恩賀集落側へ下る。
ちなみに、チムニーの下降はラペルが楽である。

高岩のコルからルンゼ状の急坂を降り、スギ林の中の祠が祀られた大岩の前を通りぬければ、高岩登山口に飛び出る。



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恩賀集落を西に進み、県道92号線に合流し八風平登山口まで戻る。
高速道路のインターチェンジが近いこともあり、休日の県道は交通量が多いので、路肩歩きには気をつけよう。

県道から見える高岩に西陽があたり、2つの岩峰が一層高く、威圧感をもってそびえている。

また、恩賀集落の高岩登山口から雄岳に登る反時計回りでの様子は2015年の記録を参照してもらえばルートの概要が一層はっきりするだろう。(下記リンク参照)

最後に付け加えておくが、妙義山同様、高岩もヤマヒルの温床なので雨季や夏季のハイキングは避けた方が良いだろう。



本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆ 

私のこのトレイルへの評価: 早春、晩秋限定で4★ 上級者向け
距離:約6.5km/ 所要時間:雌岳P2での岩登り、休憩込で約7.5時間(八風平登山口 8:30‐雌岳P3 9:30‐雌岳P2 9:40/13:20 ‐雌岳P1 13:30‐雄岳南峰 15:00‐雄岳北峰‐恩賀八風平登山口 16:00)
標高差: 約250m

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by dream8sue | 2017-11-12 17:38 | 群馬県 西上州エリア | Trackback | Comments(2)

安中市松井田町 二つの岩塔をもつ恩賀高岩    Takaiwa in Annaka,Gunma

Saturday, March 21, 2015
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上信越自動車道を走ると碓井軽井沢IC付近にひと際高くそびえる岩塔がある。 それは安中市松井田町の恩賀にある高岩である。 昨年の10月に登りに行ったのだが、登山口でマイクロバスで乗りつけた団体に会い、こんな狭い岩稜帯を団体と前後して歩くのは気が進まず、急遽近くにある山急山(さんきゅうざん)に変更した。 今回はだいぶ暖かくなって雪も消えた頃かと思い再度、高岩に向かった。 トップの写真は10月に撮ったもので高岩基部の紅葉が美しい。 右の岩塔が雄岳で左が雌岳だ。 058.gif 070.gif




f0308721_20205646.jpg<マイカーの場合>
国道18号線を軽井沢方面に向かい、JR横川駅を過ぎて4kmくらい走り県道92に入る。入山川に沿って南西に走ると、道はやがてスイッチバックの急坂になり登りきった辺りが恩賀集落だ。 恩賀集落に行く途中から高岩が眼前に見えてくる。 恩賀集落に入り最初の三差路(高岩への道標あり)を右に曲がり少し行くと、写真の “高岩登山道入口” の案内板がある。 周辺は狭い道路で側溝が口を空けているので駐車は出来ない。 道路をさらに200mほど西に行った所に車2台ほどの駐車スペースがある。
なお、公共機関を使う場合は、恩賀集落に行くバスは無いので、JR信越線横川駅からタクシー利用となる。利便性とコストを考えて、私は高崎駅からレンタカーを借りた。 059.gif 065.gif




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恩賀集落からは入山川を挟んで、妙義山麓の最高峰である谷急山(やきゅうざん:1,162m)がよく見える。 072.gif




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登山口からスギ林の中を10分も行くと祠のある大岩が左手に現れる。




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やがてスギ林が終り自然林になると、木立の向こうに高岩の雄岳が見えてくる。 判然としない踏み跡をたどりながら、傾斜の増したルンゼ状をつめて雄岳と雌岳のコルに達する。 コルまでは登山口から1時間弱である。 042.gif




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コルから右に行き、岩壁の上から滴が落ちてくる岩バンドを巻けば、チムニーの取り付きに至る。




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三段に屈折した30mチムニーには、クサリが連打されているが、出口ははるか頭上にある。 ホールドもスタンスも大きく豊富であるが、湿った岩場なので万が一を考慮してロープで確保して登ることにする。 当然のことながら、岩が濡れていると難易度が上がるので、降水後などにトライする場合は確保無しで登るのはやめたほうがよい。 034.gif




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チムニー出口の最後の5mは、身体を凹角の中に入れすぎるとザックが当たって登りづらい、サイドのスタンスを利用してステミングしたほうが楽に登れる。 071.gif




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チムニーから右のガレたルンゼを登り左の踏み跡をたどれば摩利支天と刻まれた石碑のある雄岳(北峰)に着く。実はルンゼから右に登るのが雄岳の本峰ともいえる南峰(1,084m)であった。あまりにも踏み跡が怪しかったので、顕著な左の踏み跡を登ってしまった。そもそも勉強不足で雄岳にピークが2つあり、雌岳のピークが3つあることも知らなかった。 012.gif (写真は雌岳P1から見た雄岳)




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眼下にもこんな岩塔が見える。




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さて、一旦コルに戻り、お次は雌岳に向かおう。 チムニーはラッペルで楽チン下降だ。 Oh~ 上から光に包まれたチムニーの女神が降りてきた! 003.gif




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30mロープだったので、途中のアンカーで切って2回のラッペルとなった。




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雌岳には、コルから藪っぽい急な岩場を右側から巻き、ひと登りで着くことが出来る。 雌岳は南側からP1,P2,P3となっていて、P1は踏み跡から左に2m程の岩場を登ったピークと呼ぶには御粗末な岩塔だ。しかし、雄岳側から見ると西側が切れ落ちている。(写真は雄岳から見た雌岳P1)




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雌岳P1からは裏妙義の奇岩、奇峰の山並みが見える。“明日は、あそこを登るぞ!” 翌日、私たちは見えている裏妙義のエリアに向かい、御岳コースから丁須の頭に登った。 070.gif  → “群馬の駅からハイク vol.6 : 安中市松井田町 御岳から登る春霞の丁須の頭  Chosunokashira in Mt.Myōgi”




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雌岳P1から北に少し進むと、左手に一段高くなったナイフリッジと、その先に10mくらいの垂壁が現れる。雌岳P2(南峰?本峰?)である。 垂壁にはペツルのボルトが打たれてあり、クライミングの世界だ。ハイキングだと思っていたので十分な装備が無く、今回は雌岳P2は断念する。 007.gif 勉強不足、勉強不足。 Sueの背中が反省しています!041.gif




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雌岳P2 基部のナイフリッジからは雌岳P3(北峰?)が下部岩壁を従えて切り立っているのが見える。 そして春霞みの向こうに浅間山が、鋭利なP3とは対象的な穏やかな山容を浮かび上らせている。 072.gif




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雌岳のP1、P2、P3ともに距離は近い。 P3は稜線から5m位突起した岩塊で、フィックスロープの張られた易しい岩場を登ると着く。 
雌岳P3からは、視界をさえぎるものが無く360度の展望が楽しめる。




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雌岳P3から見た雌岳P2は西側が切れ落ちた見事な岩塔だ。Sueが先ほど立っていたナイフリッジが左の垂壁の基部だ。 005.gif 008.gif




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雌岳P2の肩越しに上信越自動車道の碓井軽井沢ICが見える。 072.gif




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南東を振り返れば、登ってきた雄岳が枯れ木の森の王者のように君臨している。あと1ヶ月もすれば新緑の森の王者に変わるだろう。 043.gif




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f0308721_2038620.jpg楽しかった雌岳の岩場めぐりを終り、八風平登山口へ向かう。
北に少し進み左に小さなアーチ型の岩を見てから西へ進路を変える。
ここは地元山岳会(安中山の会)が設置した小さな標識が木の根元に置かれているが、北東の尾根に直進してしまいがちなので注意が必要だ。 034.gif





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樹林帯をしばらく西に下ると、フィックスロープの張られたルンゼ状の岩場の上に出る。もう岩場は終っていると思い込んでいたので、この20mのルンゼには面食らってしまった。勉強不足だ!012.gif 傾斜はややスティープながらもフィックスロープを頼りに下降すれば問題ない。が、とにかく岩が脆いので落石を起こしやすい。必ず1人が降り終えてから次の人が降るようにしたほうが無難である。 008.gif 034.gif




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ルンゼが終れば、後はのどかな明るい雑木林の尾根路だ。スリリングな岩塔めぐりの後に出てくる穏やかな尾根歩き、このコントラストがこの山の楽しさの相乗効果となっているようだ。 060.gif 070.gif




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ササ原の尾根を北西に行き、アンテナ群を通りすぎれば、やがて尾根路は林道に合流する。




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林道との合流点にも安中山の会が設置した小さな道標がある。八風平登山口から入山した場合、この道標が無ければ林道を直進してしまいかねない。 039.gif 安中山の会、いい仕事していますね! 003.gif
余談だが、西上州のアイスクライミングのパイオニア、故、竹田定雄氏がいたのが安中山の会である。 002.gif 私もよく彼に西上州のアイスに連れて行ってもらった。気さくで笑顔の素敵なクライマーだった。040.gif 043.gif




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林道を5分も下れば県道92に出る。(この周辺にも数台の駐車が可能だ。) 右に行けば八風平キャンプ場、左に曲がり恩賀集落に戻る。 県道は高速道路のインターチェンジに向かう車などで交通量があるので、路肩歩きには気をつけよう。034.gif 恩賀集落に入り、県道から離れ左の坂道を行けば恩賀側の高岩登山口に戻りつく。 042.gif




f0308721_20423744.jpg高速道路からいつも見上げていた高岩をようやく登ることができた。 024.gif
行程が短いわりに、展望もよく楽しい山だ。 072.gif
山というより岩塔という言葉のほうがしっくりくる。
スリリングなハイキングが好きなハイカーや、プチ岩登りがしたいクライマーなどにお勧めの場所だ。 049.gif


私のこのトレイルへの評価: 4★ 上級者向け
行程距離: 約5.5km(高岩恩賀登山口‐雄岳‐雌岳‐八風平登山口‐高岩恩賀登山口)
標高差: 約250m
実動時間: 約4.5時間 (休憩込み)

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by dream8sue | 2015-03-21 16:34 | 群馬県 西上州エリア | Trackback | Comments(2)