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日光 太郎山のシャクナゲ群落を行く     Mount Tarō in Nikkō National Park

Monday, June 12, 2017
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日光の男体山の北に位置する太郎山は、展望も素晴らしく、高山植物も豊富で、岩稜歩きも楽しめる変化に富んだ山である。 ここ数年、日光の山を登る機会が続いたが、男体山や女峰山から見る悠然とした太郎山の存在が気になっていた。 そして、その太郎山に登るべく今年も梅雨の晴れ間を狙って日光国公園立を訪れた。 (Top写真は志津峠から男体山へ登る登山道二合目あたりから見た太郎山)




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<マイカーの場合>
前橋市からだと、関越自動車道沼田インターから国道120で金精峠を越えて行くのと、みどり市から国道122号線で日光市のいろは坂を経由しても大差はない。が、どうせ行くなら初夏の山岳ドライブを楽しみながら走れる金精峠越えをお進めする。 日光市に入ったら光徳牧場をターゲットして走ればよい。 金精峠から日光市方面へ8kmくらい走り左折し2kmほどでアストリアホテルに隣接した大きなパーキングに着く。




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今回のトレイルは、光徳牧場から入り山王帽子山を経て小太郎山、太郎山へと至り、下山は、新薙から志津峠のある裏男体山林道へ下り光徳牧場に戻るループトレイルである。
光徳牧場周辺はキャンプ場もあり路が錯綜しているので、牧場の売店の前を通って山王峠への分岐を左に入ると良い。




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牧場周辺のハイキングトレイルは自然林なので気持ちが良い。 




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ふと足元を見ると、ツマトリソウらしき花が1輪だけ咲いていた。 ツマトリソウは通常花びらは7枚らしいが、この花は8枚あるね。 




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牧場から1時間ほど、奥鬼怒林道(山王林道)の左側に作られたトレイルを登る。 何度か林道をクロスしながらササの刈り込まれた路をたどれば山王峠の太郎山登山口に出る。 マイカーをここに停めて太郎山を往復するハイカーも多い。




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山王峠の登山口からはコメツガやシラビソの樹林帯の急な登りとなる。




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1時間ほど展望の無い樹林帯を登れば、視界が開けてきて山王帽子山(2077m)に着く。
北側は木立で展望は無いが、南側に男体山の全容が見える。




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山王帽子山からは、東に進みコメツガとササ原のトレイルを一気に150mほど下降する。 




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最低鞍部には1本のダケカンバが生えている。 その白い幹と新緑のコントラストが美しく、しばし見とれてしまう。




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鞍部から再び樹林帯を登っていくと、突然シャクナゲの群落が現れる。 
ここまでの道のりではあまり花が無かったので、このシャクナゲの出迎えには歓声が上がる。 (☆。☆)




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シャクナゲのトンネルを抜けると南側がロープでバリケードされたスポットに出る。 ここが廃道(立入禁止)となったハガタテ薙ルートとの合流点かな? 




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シャクナゲ群落からさらに樹林帯を登り上げると、今度はサクラの群生地となる。 陽当たりの良いトレイルにはヒメイチゲやミツバオウレン、スミレやバイケイソウなどの植物が現れだす。 




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特にサクラ(ミネザクラ?)の群生は見事で、期待していなかったサクラに、まさかのお花見気分全開である。 そういえば、日光白根山にもタカネザクラ(ミネザクラ)がたくさん咲いていたけど、これも同じ品種かしら? → “日光 火山湖に彩られる日光白根山    Mount Nikkō-Shirane in Nikkō National Park”




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展望も良くなり、男体山のすそ野の南西方向には中禅寺湖も見える。




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シャクナゲやサクラで道草を食いながらも山王帽子山から2時間弱で小太郎山(太郎山の西峰)に着く。 




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小太郎山からは俄然男体山が近く見える。 残念ながらこの日は雲が多く、男体山のトップは霧に隠れていた。




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早めのランチ休憩を小太郎山で済ませ、いよいよ太郎山への岩稜歩きを開始する。 




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“剣ヶ峰” と書かれた岩場を慎重に降る。 岩場を避ける巻き路が北側にあるので、岩場の苦手なハイカーは巻き路を行ったほうが無難だろう。




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南側が切れ落ちているので絶対にスリップは許されない。 




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スリリングな岩稜歩きの後は、緩やかな尾根を降る。 ササの生い茂るトレイルには、今まで見たことが無いほどのヒメイチゲがササの中から顔を出していた。 




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そして最後の太郎山への登りは岩場である。




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その岩場にもイワカガミなどの高山植物がたくさん咲いている。 白いアブラナ科のイワハタザオ(写真左)は、昨年の男体山でも見たな~。 → “日光 志津峠から登る男体山はイワカガミの花園     Mount Nantai in Nikkō National Park”
イエローのスミレもいっぱい咲いている。 キバナノコマノツメかな・・・?




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岩場を登り上げて振り返れば、小太郎山から降ってきた尾根が見える。 南斜面と北斜面で植生が違うのが見てとれる。




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トレイルは、進路を東からやや北へ向かって行く。 右手に火口岩石の顕著なピナクルを見ながら登れば、多数の立ち枯れした樹木の間から “お花畑” と称されるササ原が見えてくる。




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続く花芽の少ないシャクナゲの群落を過ぎれば、新薙ルートが右に分かれる。 新薙ルート分岐から太郎ピークまではすぐである。




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広い山頂を有する太郎山(2368m)は、男体山、女峰山とともに日光三山を形成する。 古くから山岳信仰の対象であり現在でも山頂には2つの祠ある。  山頂からの展望はすこぶる良く、西側には日光白根山や燧ヶ岳なども見える。 




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南側には男体山から続く・・




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大真名子山、小真名子山、帝釈山と女峰山の山並みが東側に展開している。 




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目の前には小太郎山北面に生えるダケカンバの白い幹が、まるで雷のライトニングのように枝を広げている。  なんか凄い光景だね~  !(゜o゜)!




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さて、山頂での眺望を楽しんだ後は下山にかかろう。 まずは、新薙分岐まで戻り、左(南側)に降りお花畑へ向かう。




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お花畑は、太郎山の旧噴火口で、周囲には奇岩が林立し奇観を呈している。




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ここは、かつては湿地であったが現在はササ原となってしまったので、花畑という名前とは裏腹に実際には花は少ない。




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お花畑の真ん中を突っ切り、火口の縁を乗り越えれば、日光三険のひとつに数えられている “新薙” である。 薙とはガレ場を意味する。 その名の通り崩れた斜面を2回ほどトラバースする。 
ちなみに、三険の他2つは志津峠から登る大真名子山の “千鳥返し” と、帝釈山と女峰山に間の “馬の背渡り” である。 → “日光 志津峠から女峰山へ避難小屋泊縦走(前編)    Mount Nyohō in Nikkō National Park”




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しかし、驚いたことに、そんな悪場に群生していたのが可憐な花を咲かせるツガザクラの大群落であった。 花だけみるとアカモノによく似ているね。 ちなみにアオノツガザクラというのを火打岳で見た記憶があるが、あちらは極めて地味な花だったな~ → “燕温泉から登る妙高山と火打山(後編)   Mount Hiuchi in Myōkō Togakushi renzan National Park”




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ガレ場の先も目がくらみそうな急下降なので、フィックスロープなどを頼りに慎重に降る。 滑りやすい斜面なので濡れている場合は要注意だ。 




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眼前に男体山、大真名子山、小真名子山を見ながらひたすら降る。 一気に標高を下げて行く。 ここに来て霧が上がり男体山のシェイプがくっきりと見えるようになった。




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西の中禅寺湖をズームしてみれば、太陽の光を受けて一際青く輝やいている。 Beautiful!!!!




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やがて樹林帯には大きな倒木が横たわり、2本のフィックスロープが下がっている。 ターザンのようにロープにぶら下がって、この悪場をこなす。 ここを過ぎれば歩き易くなる。




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悪場を終えやれやれだ~。 
と、思ったら辺り一面シャクナゲの群落ではないか!  ォ━━ヾ(o・∀・o)ノ゙━━オ!!  
これって、頑張って悪場をこなしたご褒美かしら?
蕾の株も多く、まだまだこれからの時期も見られるだろう。




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しかも、シャクナゲ群落は広範囲で、私たちの行く手に現れる。
シャクナゲの見事さに、何度も立ち止まりなかなか先へ進まない。 ヾ(o≧∀≦o)ノ゙♪♪♪
足元にはまだ蕾のイワカガミや、満開のミツバオウレンが咲き乱れている。
ミツバオウレンの花って、宝石をちりばめたような花弁が実に美しいよね。




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やがてシャクナゲ群生地が終わり、大きなダケカンバやナラ、ツガなどの森となる。  この標高くらいまでは新緑が淡くて素敵だ。




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太郎山から約2時間の激下りでようやく林道にでる。 分岐に生える1本のシロヤシオが “お疲れ様” と我々の労をねぎらってくれた。




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林道を志津峠(裏男体林道)の分岐まで歩く。 鹿の食害は関東一帯で見られるが、ここでも鹿の食害から樹木を守るネットが張られている。 これって、久しく山から離れていた私には意外とショッキングな光景である。 昔はこんな光景は見たことが無かったのに・・・。




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トレイル脇に咲く白花(シロバナヘビイチゴ?)のカーペットにまたまた足が止まる。




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林道を20分ほど歩くと、裏男体林道に合流する。 ここからさらに50分ほどで梵字飯場跡(一般車両はここまで)である。




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右手には太郎山が顔を出している。 歩いてきた稜線や下降路を確認しながら今日の山行を振り返る。




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裏男体林道から奥鬼怒林道(山王林道)に合流し、右折して光徳牧場のパーキングへと向かう。




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道端にはムラサキサギゴケ、ズダヤクシュ、タチツボスミレ、ツボスミレ(写真上)、クリンソウなどたくさんの花が咲いているので、花好きハイカーは最後まで楽しく歩ける。




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梵字飯場跡から歩くこと約1時間、光徳牧場に到着。 牧場周辺にはズミの花が満開であった。  

太郎山は、男体山や女峰山に比べてハイカーも少なく静かなハイキングが楽しめる。 思っていた以上にシャクナゲや高山植物が多く咲く山だった。 梅雨の時期にしてはまずまずの展望が得られ、日光まで来た甲斐があった。

本ルートのマップ
私のこのトレイルへの評価: 4★ 中級者向け
距離:約16km/ 時間:約10時間(光徳牧場P 7:45 ‐山王峠登山口9:00‐山王帽子山10:00 ‐小太郎山11:40/12:00‐太郎山12:40/12:50‐お花畑‐新薙‐シャクナゲ群生地‐林道分岐‐裏男体林道分岐15:30‐梵字飯場跡16:30‐光徳牧場P 17:30)
標高差: 約950m 

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by dream8sue | 2017-06-12 22:59 | 日光 国立公園 | Trackback | Comments(0)

日光市足尾町/足尾から紅葉の社山南稜を登る     Shazan in Nikkō,Tochigi

Thursday, October 15, 2015
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いつか訪れてみたいと思っていた奥日光の社山に、まさか足尾町からのバリエーションルートで登ることになるとは! 003.gif

社山は、奥日光の中禅寺湖の南岸に位置する1,827mの地味な稜線の1座である。男体山、白根山などの奥日光のスターに比べて陰が薄い存在であるが、そこからの展望は一級品である。 072.gif

しかし、足尾から社山の南稜を登って阿世潟峠から戻るこの行程は長く(約15km、沿面距離20km)、日の短い秋にはいささか厳しいコースである。 042.gif




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<マイカーの場合> 登山の起点である、足尾の銅親水公園(あかがねしんすいこうえん)へは、群馬県みどり市経由で国道122号線を日光方面に走る。足尾町の田元交差点で左折し県道250号に入り北に3.5kmほど走れば左に足尾砂防ダムがみえてくる。そこをエアピンカーブで下っていけば銅親水公園のパーキングに着く。

<公共機関の場合> わたらせ渓谷鐵道、間藤駅から徒歩となるが、電車は1時間に1本程度なのであらかじめ時刻確認が必要だ。 034.gif

銅親水公園(写真左)には足尾銅山の歴史を紹介した資料館や環境学習センターなどがある。

パーキングから久蔵川に沿って北に車道を歩くと、ゲート(写真右)がある。
昔、松木渓谷にアイスクライミングでよく通ったが、ダートの道を松木渓谷の中ほどまで車で入った記憶がある。今はこんな手前で一般車両は完全に入れなくなっているんだね。 013.gif




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車道は、松木渓谷への道を左に分けると舗装道路から未舗装の道になる。広場のような空地を過ぎ、さらに行くと九蔵川に下降するもの(安蘇沢林道/写真左の道)と、九蔵川をさらに北に進むものと分かれる。 039.gif

地形図から判断すると、左の道の先で九蔵川と安蘇沢が合流していて、その2つの川を社山南稜が分けている。つまり南稜の末端から取りつくなら左の道を行ことになるが、それではかなりの藪漕ぎを強いられる。ここは九蔵川を渡らずに右の道に進み上流へ向かう。  070.gif




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九蔵川の左岸(川下に向かって左)を行くと、川の対岸に特徴的な岩塊が見えてくる。




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社山の南稜は国土地理院の地形図や昭文社の登山地図に記載は無い。取付き探しが最大のポイントとなる。 046.gif 034.gif

パーキングから林道を1時間弱歩いて、久蔵川を渡ったところに茂みに覆われた路?らしきところがある。木に赤テープがあったので、そこから藪漕ぎとなる。




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秋はススキの群落となっている支尾根を地形図の1,182mの主稜線上のピークを目指して、ひたすら藪を漕ぐ。始めは背丈以上ある成長したススキが生えた急斜面で面食らう。鹿の尿や糞と思われる悪臭もあるが、惑わされずにとにかく藪を漕ぐ。 021.gif 070.gif




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この支尾根が意外と長く感じられる。所々から展望が覗き、歩いてきた九蔵川下流の景色を見ながら息を整える。 042.gif




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藪を漕ぐこと約2時間弱、ようやく南稜の1,182mピークにたどり着く。ひと休みしながら、身体にくっついた藪漕ぎの植物を取り除く。 042.gif 063.gif




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南稜に上ってしまえば、後はひたすら稜線を北に登るだけだ。始めはススキの生えるマツ林を行くが、次第に視界が開けトレイルもはっきりしてくる。

右側には、九蔵川の谷を挟み、赤倉山から半月山へつづく尾根が見渡せる。 072.gif




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進行方向の尾根には、ダケカンバの紅葉と白い幹が美しい。 072.gif




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左下に安蘇沢を見て、さらにその左奥には松木渓谷のジャンダルムが頭を覗かせている。 072.gif




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南稜を北に進むにつれ、自然林の紅葉が鮮やかになる。 072.gif 060.gif




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ダケカンバがすらっと伸びて青空に映えている。 072.gif




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1,182mピークから2時間弱、前方に社山のたおやかな峰が見えてくる。 060.gif




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あたりはササ原とダケカンバ、ミズナラなどの自然林となる。




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やがて安蘇沢側が荒涼とした山肌を現す。足元から崩落した斜面が一気に沢へ落ち込んでいる。




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崩落地を過ぎ、さらに登ると段々と稜線の風景になってくる。左手の山は大平山かな?




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ナナカマドの実が真っ赤に熟している。




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そして、社山への最後の登りが始まる。




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この周辺はツツジの木が多く、見事な紅葉だ。 005.gif 072.gif




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今年の “燃える秋体験” は、社山で体感することになったな~ 043.gif




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ササ原の草原を登り岩場を通過する。ここまでもすごく長かったが、近そうに見えて遠い社山ピークだ。 042.gif




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ようやく傾斜が緩くなってくれば、山頂まであと少しだ。 042.gif




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北東方面に目をやるとスカイラインには日光白根山から錫ケ岳へと続く白錫尾根が姿を現す。 072.gif

手前には社山から続く黒檜岳への稜線が穏やかに伸びている。今度は春シーズンに中禅寺湖畔から黒檜岳方面に歩いてみたいな~。 045.gif




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スタートから約7時間、ようやく社山(1,827m)山頂に到着。 042.gif 山頂付近はコメツガの林なので、男体山や中禅寺湖は見えないが、長かった南稜や足尾方面の眺めは最高だ。




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そして、社山から東の阿世潟峠までは約1,3kmの稜線で、北側に男体山と中禅寺湖が臨める素晴らしいトレイルだ。

写真の山は、右から男体山、太郎山、山王帽子山。これほど絵になる光景は、さすが国立公園だ。日本の絶景は日本の財産だね。 072.gif 049.gif




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紅葉と青い湖のコントラストが綺麗だ。 072.gif




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稜線を挟んで、南側の斜面の紅葉もいい感じ。 060.gif




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男体山と中禅寺湖を左に見ながらダケカンバの生える急なトレイルを降る。 071.gif




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眼下の中禅寺湖畔、八町出島に西日が当たっている。 072.gif




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まさに紅葉最盛期で右も左も前も後ろも、どこを見てもAmazing! 072.gif 進行方向の先に見えるのは半月山だ。




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半月山から連なる赤倉山方面への山並みが、黄金色に輝くカラマツの林のバックに浮かんでいる。 072.gif




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西に傾きだした太陽が、ススキの穂をスポットライトのように照らしていた。 043.gif




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カラマツとススキ。綺麗~・・・だけど何だか物悲しい気持ちになるのは私だけ? 037.gif




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疲れた身体には、意外と長かった1.3km。

ようやく降りたった阿世潟峠。

ゆっくり休みたいところであるが、足尾町への下降も長い道のりなので先を急ぐ。




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この光輝く紅葉が見るれのもこのポイントが最後だ。阿世潟峠から右に曲がり長手沢の谷に下っていけばもう陽は差さない。




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阿世潟峠から足尾に下る路(登山マップに記載なし)は、利根倉沢を徒渉するくらいまで倒木や石がゴロゴロした歩きづらい路だ。 008.gif




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トレイルは、野菊の咲く尾根の山腹から、やがて長手沢の左岸に沿って降る。

荒れたトレイルには道標は無いが、赤と黄色のプレート(写真右)が所々に設置されているので、確認しながら進もう。 034.gif




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沢筋にはツタ類の大きな葉が紅いカーテンのように垂れ下がっていた。




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長手沢と利根倉沢の合流地点で徒渉が始まる。長手沢の右岸に渡り、沢に沿って下流へ進む。




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そして堤防を左に見て、堤防の下流で再度、左岸へ渡れば林道(久蔵沢林道)に出る。

徒渉ポイントには、誰かが書いた道案内の石が置いてあった。




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林道から見た対岸の山の紅葉が、薄暗い光の中でモコモコした山容を作り出していてユニークだ。 072.gif

長手沢はやがて大きな流れとなり久蔵川となる。




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久蔵沢林道は、想像していたものとは違い、荒れに荒れて今まさに自然に返ろうとしていた。 005.gif

落石で埋められた林道は石だらけで実に歩きづらい。場所によっては太い樹木が生えて林道なのか判らなくなっている。カーブミラーだけが、ここが林道であったことを示している。 002.gif

林道は何度もカーブを繰り返し思った以上に長く感じる。 042.gif

南稜取付き手前で何度も川を渡り返す。川の中ほどで壊れている鉄板橋や、橋の無い河原の徒渉などもあるので、ただの林道歩きだと思うと痛い目にあう。 008.gif

林道歩きは、パーキングまで通常なら2時間ちょっとくらいだが、私達は途中で日没をむかえてしまった。ヘッドライトでの下降でルートを見失ったりしてだいぶ時間をロスしてしまい3時間くらいかかった。 008.gif
秋シーズンに行くなら、時間に余裕を持って朝早くに出発したほうが良いだろう。 034.gif




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社山南稜は南稜と呼ぶより、南尾根と言ったほうが妥当な広い尾根だ。

下部の藪漕ぎはdemandingであるが、登るにつれ美しい自然林と眺望が待っている。 045.gif

バリエーションルートと行っても、地形が複雑な西上州などに比べれば、ルートファインディングはさほど難しくは無い。が、登りも降りもハードな健脚向きなので、体力と持久力が要求される。

私のこのトレイルへの評価: 4★ 上級者向け

行程距離: 約15km(銅親水公園‐南稜支尾根取付き‐南稜1,182mピーク‐社山‐阿世潟峠‐久蔵沢林道‐銅親水公園)

標高差: 約1,130m

実動時間: 約12時間 (休憩、日没によるタイムロス込み)


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by dream8sue | 2015-10-15 06:51 | 栃木県エリア | Trackback | Comments(0)