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高崎市榛名湖町 榛名山 早春の掃部ヶ岳から杏ヶ岳を歩く     Kamongatake in Mount Haruna

Tuesday, March 22, 2016
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三月下旬、早春の榛名山は中旬に降った雪がまだ残る春には遠い様相であった。でも、湖畔に映る榛名富士や外輪山が、青く深く息をのむ美しさだった。 072.gif
その榛名湖をぐるっと囲む外輪山の中で、最も標高が高い掃部ヶ岳(かもんがたけ/1,449m)と、最も西に位置する杏ヶ岳(すもんがたけ/1,292m)を縦走した。榛名湖がすでに標高1090mほどあるので、外輪山は意外と低く見えるが、2つの山の累計高低差は900mほどあるので甘く見てはいけない。




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<マイカーの場合> ローカルな行き方はいくつかあるが、関越自動車道前橋インターからは、群馬県立農林大学校(高崎市箕郷町西明屋1005番地)の前を通る県道28号線でアクセルするのが最短である。パーキングは、湖畔の西側に立ち並ぶ食堂や土産店などの北(すでに閉鎖された国民宿舎榛名吾妻荘の南)に市営パーキングがある。 私たちは、下山口である竹久夢二のアトリエがある榛名湖畔の宿記念公園のパーキング(無料)を利用した。

<公共交通の場合> JR高崎駅の西口から群馬バス、榛名湖行きのバスに乗り “榛名湖畔” バス停で下車する。

掃部ヶ岳登山口へは、湖畔の周遊道路を北に向かい、国民宿舎榛名吾妻荘の北から山側に入る。手すりに設置された道標は遠くからは目立たないので見落とさないようにね。道路からは硯岩がスギ林の中から頭を出しているのが見える。




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硯岩は昔から人工登攀によるロッククライミングのゲレンデとして利用されていた。(今では過去形?)ハイキングの地図では硯岩分岐まで行き、右に進み硯岩のピークに直接登る案内となっている。が、せっかくなら硯岩の基部を通り、硯岩を下から見てからピークにつなげるとしよう。
登山口からすぐにカラマツ林になり、林の右奥に岩場の気配を感じる。200mほどトレイルを歩いてから右の岩場を目指して踏み跡の無い斜面を適当に登れば意外と早く硯岩の基部に着く。

昔はここでアブミの練習をして、谷川岳の衝立岩やアルプスの屏風岩や丸山東壁、奥鐘西壁などの高難度壁を登ったものだが、あの時代(1980年代)、フリークライミングでなければクライミングにあらずと言っていた人のどれくらいの人がこれらの壁をフリーで登ったのかな~hahaha





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硯岩の基部から東の急斜面を少し登れば簡単に硯岩のピークに立てる。登山口から30分ほどでこの展望が楽しめるのだから悪くはない。 043.gif




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榛名富士がセンターに位置し、左(東側)には烏帽子岩や二ッ岳が見える。




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右(西側)には天目山から相馬岳に続く稜線が見える。




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f0308721_18324422.jpg硯岩からの展望を楽しんだら、西側の尾根を降れば硯岩と掃部ヶ岳との分岐に出る。

分岐からは植林帯をぬけ笹原が広がる自然林に入る。






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すぐに長~い木段のトレイルとなる。枯れ林は日当たりがよく雪解け直後のトレイルはぬかるんで歩きづらい。 008.gif




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そして、ひと汗かく頃に(硯岩から30~40分ほど)、榛名山最高峰の掃部ヶ岳に着く。 042.gif 066.gif

余談だが、山頂で九州から榛名山を登りにきたというハイカーに会った。彼は掃部ヶ岳と相馬岳という榛名山の秀峰2座狙いで、この後、湖畔に下山して相馬岳の登山口に向かった。なにげに榛名山って全国区だったのか!知らなかった! 005.gif 006.gif




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山頂からは、真っ白な浅間山や西上州の山々が望める。そして、これから行く西峰への縦走路には残雪がはっきりと見える。




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f0308721_18365077.jpg山頂で早めのランチを楽しんだ後は、杏ヶ岳への縦走にかかろう。

まずは笹を分けながら西峰へ登る。

20分ほどで西峰には着く。

硯岩からは隠れて見えなかった相馬岳や三ッ峰などの外輪山も見える。






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西峰からさらに西に進むと耳岩が現れる。縦走路は岩場の右側基部を廻り込むが、左のリッジを登れば耳岩の肩?に立てるので寄っていこう。




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f0308721_1838285.jpgなぜ耳岩なのか? 杏ヶ岳へのトレイルから見える耳岩はまさに2つの耳を持つ岩峰である。

そして、彼女が立っている岩は、赤矢印のところ。 005.gif




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耳岩からは杏ヶ岳への山稜がみえるが、手前の杖の神峠まで大きく下ってから取り付くので結構遠いな~と感じる。




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北側には苗場山などの上越の山々が白い帯のように横たわって見える。 072.gif




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耳岩の肩から見上げる耳岩の右耳? 041.gif




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耳岩からの素晴らしい展望に時間を忘れてしまうが、杏ヶ岳への往復2時間はかかりそうなので先を急ごう。
耳岩から縦走路に戻り西に進む。送電鉄塔手前で杖の神峠分岐を左(南)に下る。分岐からは、歩いてきた掃部ヶ岳からの尾根と耳岩が木立の間から見える。その先には榛名湖が・・ずいぶんと遠くに見えるな~。




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f0308721_18414910.jpg杖の神峠分岐からの急坂を降りきると、可愛い顔をした地蔵が置かれた杖の神峠に着く。

杖の神峠で車道を横切り南側のトレイルに続ける。

ちなみに、西側は舗装道路なので、西側の集落(倉渕町)から車でアプローチして2つのピークをピストンすることも可能だろう。しかし、榛名湖へ続く東側の林道はダートで荒れているので車での入山は勧められない。 050.gif






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ブナやカエデなどの雑木林に囲まれた歩き易い笹原のトレイルを行く。




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最初の急な尾根を登りきったところは 鷲ノ巣山 というピークだ。




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アップダウンは続き、雑木林の先に杏ヶ岳と思わしきピークが見えてくる。 が、しかし・・




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そこは石宮が置かれた南北に長い小ピークだった。杖の神峠から約1時間。059.gif 地図では杏ヶ岳へは南に真っ直ぐな尾根伝いなのだが、このピークの先は東にカーブしていた。ここが杏ヶ岳かな?山名板も無く・・おかしいなと思ったのだが我々はここを杏ヶ岳ピークと思ってしまった。 039.gif 実際はもう一つ先のピークだったようだ。Oh~Shoot! 021.gif 自分の読図能力の甘さを反省! 007.gif




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下山は、杖の神峠まで戻り峠から榛名湖畔への約3kmの林道を降る。雪解け直後のせいか、林道には車での通行は不可能と思える土砂崩れが3個所ほどあった。 そして、林道からも、耳岩が二つの耳を青空に突き出しているのが見える。




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耳岩の下にも白い壁をあらわにしたピラミドルな岩塔がある。林道終点は榛名湖畔の宿記念公園のパーキングである。




f0308721_1847916.jpg榛名山には、今回訪れた硯岩の他にも黒岩というロッククライミングのゲレンデがある。現役クライマーの頃に黒岩に通った日数は200日を越えている。なので、2週間前に行った水沢山も含めて、私にとって榛名山系はハイキングの対象ではなくトレーニングのフィールドというイメージが強い。
しかし、今回、手軽に登れる多くの外輪山を持つこの山の良さに改めて気づいた。竹久夢二が愛した榛名湖の美しい風景を見ながらのハイキングは、どこを歩いてもハズレが無く、どんなハイカーも気持ちよく歩くことができるだろう。 049.gif


私のこのトレイルへの評価: 4★ 初級~中級者向け
行程距離: 約10km(竹久夢二アトリエP‐国民宿舎登山口‐硯岩‐掃部ヶ岳‐耳岩‐杖の神峠‐杏ヶ岳‐杖の神峠‐杖の神林道 - 竹久夢二アトリエP)
標高差: 約360m(累計標高差は900m)
実動時間: 約6時間 (登山口から掃部ヶ岳まで約1時間、掃部ヶ岳から杖の神峠まで約1時間、杖の神峠から杏ヶ岳往復約2時間、杖の神峠から林道の下降約1時間、休憩約1時間)





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by dream8sue | 2016-03-22 18:22 | 群馬県エリア | Trackback | Comments(2)