タグ:榛名山 ( 4 ) タグの人気記事

高崎市 榛名山黒岩でクライミング     Rock Climbing at Kuroiwa in Mount Haruna, Gunma

Sunday, June 11, 2017
f0308721_20324675.jpg
群馬県の榛名山は上毛三山のひとつとして多くのハイカーに親しまれている山であるが、その南面には昔からクライマーがクライミングの練習に通う黒岩という岩場がある。 群馬で育ったクライマーなら知らないクライマーはいないはず。 もう2度と来ることは無いと思っていた黒岩に、気まぐれにハイカーの岩トレを目的に訪れることになった。

黒岩独特の細かくて固い岩の感触、懐かしさの中に漂う一抹の哀感は何なのだろう。 谷川岳や穂高の壁を登りたくて毎週のように仲間とトレーニングに通った遠い記憶。 そんな仲間たちも、ある者は家庭を持ちいつしか山から去っていった。 また、たぎる想いに突き動かされ高みを目指し、そして山で散った岳友たちもたくさんいる。 

1990年代のフリークライミングの勢威とクライミングジムの普及に伴い群馬のクライマーたちは高グレードの岩場を求めて二子山や有笠山へと通うようになり、いつしか黒岩は忘れ去られた。 2000年代になると金と時間のある中高年登山者がガイド登山をするようになる。 かつて命を懸けて山と向き合っていた岳人たちの汗と涙が染みついた岩は、今はガイドや登山道具店の講習会などの金儲けの場と変わっている。  




f0308721_20334087.jpg黒岩は、榛名山の南側から榛名湖畔に上る県道28号線で湖畔から4kmほど手前の山腹にある。 
28号線を登って行くとヘアピンカーブの先に木立の間から黒岩の岩壁が見えるだろう。 
カーブの手前左側に10台ほどパーキング可能な路肩がある。 
週末は結構な数のマイカーなので、早めに行くことをお勧めする。




f0308721_20344896.jpg
感傷に浸っている暇があるなら練習しろ~ぃ! ということで、まずはピラミッドフェース(練習岩)で岩に慣れよう。 




f0308721_20491037.jpg
ランチの後は西稜、ヤンキー稜、西18番ルンゼ(ともに入門ルートでⅣ級程度のグレード)などに取り付く。 (写真は西稜の上部)




f0308721_20351677.jpg
ヤンキー稜の取付き。 壁の途中に蛇がいてびっくり!(゚д゚)!




f0308721_2035335.jpg
各ルートの終了点からはラペルで下降。 (写真はヤンキー稜のテラスからのラペル)

黒岩は私をセンチメンタルにさせる。 しかし、私の哀愁などお構いなしに、登るクライマーの年代や目的がどう変わろうと、黒岩は今日も変わらずにクライマーにその黒い岩肌を開いている。 谷川岳が私をクライマーとして強くしてくれた父なる岩場だとすれば、黒岩は、どんな時も(今はハイカーだけど・・)優しく私を迎えてくれる母なる岩場だ。  ちなみに、私が黒岩を訪れたのは、この日が11年ぶり、通算239回目であった。

f0308721_02586.jpg
下の画像をクリックしていただけたら嬉しいです。 ヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ
↓ Thanks for reading my article. Please click the photo below, so that your access can be counted.
にほんブログ村にほんブログ村

by dream8sue | 2017-06-11 20:31 | Rock Climbing | Trackback | Comments(4)

高崎市榛名湖町 榛名山 早春の掃部ヶ岳から杏ヶ岳を歩く     Kamongatake in Mount Haruna

Tuesday, March 22, 2016
f0308721_18242246.jpg
三月下旬、早春の榛名山は中旬に降った雪がまだ残る春には遠い様相であった。でも、湖畔に映る榛名富士や外輪山が、青く深く息をのむ美しさだった。 072.gif
その榛名湖をぐるっと囲む外輪山の中で、最も標高が高い掃部ヶ岳(かもんがたけ/1,449m)と、最も西に位置する杏ヶ岳(すもんがたけ/1,292m)を縦走した。榛名湖がすでに標高1090mほどあるので、外輪山は意外と低く見えるが、2つの山の累計高低差は900mほどあるので甘く見てはいけない。




f0308721_1826012.jpgf0308721_18261380.jpg
<マイカーの場合> ローカルな行き方はいくつかあるが、関越自動車道前橋インターからは、群馬県立農林大学校(高崎市箕郷町西明屋1005番地)の前を通る県道28号線でアクセルするのが最短である。パーキングは、湖畔の西側に立ち並ぶ食堂や土産店などの北(すでに閉鎖された国民宿舎榛名吾妻荘の南)に市営パーキングがある。 私たちは、下山口である竹久夢二のアトリエがある榛名湖畔の宿記念公園のパーキング(無料)を利用した。

<公共交通の場合> JR高崎駅の西口から群馬バス、榛名湖行きのバスに乗り “榛名湖畔” バス停で下車する。

掃部ヶ岳登山口へは、湖畔の周遊道路を北に向かい、国民宿舎榛名吾妻荘の北から山側に入る。手すりに設置された道標は遠くからは目立たないので見落とさないようにね。道路からは硯岩がスギ林の中から頭を出しているのが見える。




f0308721_1827420.jpg
硯岩は昔から人工登攀によるロッククライミングのゲレンデとして利用されていた。(今では過去形?)ハイキングの地図では硯岩分岐まで行き、右に進み硯岩のピークに直接登る案内となっている。が、せっかくなら硯岩の基部を通り、硯岩を下から見てからピークにつなげるとしよう。
登山口からすぐにカラマツ林になり、林の右奥に岩場の気配を感じる。200mほどトレイルを歩いてから右の岩場を目指して踏み跡の無い斜面を適当に登れば意外と早く硯岩の基部に着く。

昔はここでアブミの練習をして、谷川岳の衝立岩やアルプスの屏風岩や丸山東壁、奥鐘西壁などの高難度壁を登ったものだが、あの時代(1980年代)、フリークライミングでなければクライミングにあらずと言っていた人のどれくらいの人がこれらの壁をフリーで登ったのかな~hahaha





f0308721_1373723.jpg
硯岩の基部から東の急斜面を少し登れば簡単に硯岩のピークに立てる。登山口から30分ほどでこの展望が楽しめるのだから悪くはない。 043.gif




f0308721_18282949.jpg
榛名富士がセンターに位置し、左(東側)には烏帽子岩や二ッ岳が見える。




f0308721_18293514.jpg
右(西側)には天目山から相馬岳に続く稜線が見える。




f0308721_18295187.jpg

f0308721_18324422.jpg硯岩からの展望を楽しんだら、西側の尾根を降れば硯岩と掃部ヶ岳との分岐に出る。

分岐からは植林帯をぬけ笹原が広がる自然林に入る。






f0308721_1834981.jpg
すぐに長~い木段のトレイルとなる。枯れ林は日当たりがよく雪解け直後のトレイルはぬかるんで歩きづらい。 008.gif




f0308721_18351851.jpg
そして、ひと汗かく頃に(硯岩から30~40分ほど)、榛名山最高峰の掃部ヶ岳に着く。 042.gif 066.gif

余談だが、山頂で九州から榛名山を登りにきたというハイカーに会った。彼は掃部ヶ岳と相馬岳という榛名山の秀峰2座狙いで、この後、湖畔に下山して相馬岳の登山口に向かった。なにげに榛名山って全国区だったのか!知らなかった! 005.gif 006.gif




f0308721_1836643.jpg
山頂からは、真っ白な浅間山や西上州の山々が望める。そして、これから行く西峰への縦走路には残雪がはっきりと見える。




f0308721_183631100.jpg

f0308721_18365077.jpg山頂で早めのランチを楽しんだ後は、杏ヶ岳への縦走にかかろう。

まずは笹を分けながら西峰へ登る。

20分ほどで西峰には着く。

硯岩からは隠れて見えなかった相馬岳や三ッ峰などの外輪山も見える。






f0308721_18372640.jpg
西峰からさらに西に進むと耳岩が現れる。縦走路は岩場の右側基部を廻り込むが、左のリッジを登れば耳岩の肩?に立てるので寄っていこう。




f0308721_18374417.jpg

f0308721_1838285.jpgなぜ耳岩なのか? 杏ヶ岳へのトレイルから見える耳岩はまさに2つの耳を持つ岩峰である。

そして、彼女が立っている岩は、赤矢印のところ。 005.gif




f0308721_1839125.jpg
耳岩からは杏ヶ岳への山稜がみえるが、手前の杖の神峠まで大きく下ってから取り付くので結構遠いな~と感じる。




f0308721_18392555.jpg
北側には苗場山などの上越の山々が白い帯のように横たわって見える。 072.gif




f0308721_18394523.jpg
耳岩の肩から見上げる耳岩の右耳? 041.gif




f0308721_18403626.jpg
耳岩からの素晴らしい展望に時間を忘れてしまうが、杏ヶ岳への往復2時間はかかりそうなので先を急ごう。
耳岩から縦走路に戻り西に進む。送電鉄塔手前で杖の神峠分岐を左(南)に下る。分岐からは、歩いてきた掃部ヶ岳からの尾根と耳岩が木立の間から見える。その先には榛名湖が・・ずいぶんと遠くに見えるな~。




f0308721_1841335.jpg

f0308721_18414910.jpg杖の神峠分岐からの急坂を降りきると、可愛い顔をした地蔵が置かれた杖の神峠に着く。

杖の神峠で車道を横切り南側のトレイルに続ける。

ちなみに、西側は舗装道路なので、西側の集落(倉渕町)から車でアプローチして2つのピークをピストンすることも可能だろう。しかし、榛名湖へ続く東側の林道はダートで荒れているので車での入山は勧められない。 050.gif






f0308721_18422918.jpg
ブナやカエデなどの雑木林に囲まれた歩き易い笹原のトレイルを行く。




f0308721_18425493.jpg
最初の急な尾根を登りきったところは 鷲ノ巣山 というピークだ。




f0308721_18432335.jpg
アップダウンは続き、雑木林の先に杏ヶ岳と思わしきピークが見えてくる。 が、しかし・・




f0308721_18443689.jpg
そこは石宮が置かれた南北に長い小ピークだった。杖の神峠から約1時間。059.gif 地図では杏ヶ岳へは南に真っ直ぐな尾根伝いなのだが、このピークの先は東にカーブしていた。ここが杏ヶ岳かな?山名板も無く・・おかしいなと思ったのだが我々はここを杏ヶ岳ピークと思ってしまった。 039.gif 実際はもう一つ先のピークだったようだ。Oh~Shoot! 021.gif 自分の読図能力の甘さを反省! 007.gif




f0308721_1846105.jpg
下山は、杖の神峠まで戻り峠から榛名湖畔への約3kmの林道を降る。雪解け直後のせいか、林道には車での通行は不可能と思える土砂崩れが3個所ほどあった。 そして、林道からも、耳岩が二つの耳を青空に突き出しているのが見える。




f0308721_18463841.jpg
耳岩の下にも白い壁をあらわにしたピラミドルな岩塔がある。林道終点は榛名湖畔の宿記念公園のパーキングである。




f0308721_1847916.jpg榛名山には、今回訪れた硯岩の他にも黒岩というロッククライミングのゲレンデがある。現役クライマーの頃に黒岩に通った日数は200日を越えている。なので、2週間前に行った水沢山も含めて、私にとって榛名山系はハイキングの対象ではなくトレーニングのフィールドというイメージが強い。
しかし、今回、手軽に登れる多くの外輪山を持つこの山の良さに改めて気づいた。竹久夢二が愛した榛名湖の美しい風景を見ながらのハイキングは、どこを歩いてもハズレが無く、どんなハイカーも気持ちよく歩くことができるだろう。 049.gif


私のこのトレイルへの評価: 4★ 初級~中級者向け
行程距離: 約10km(竹久夢二アトリエP‐国民宿舎登山口‐硯岩‐掃部ヶ岳‐耳岩‐杖の神峠‐杏ヶ岳‐杖の神峠‐杖の神林道 - 竹久夢二アトリエP)
標高差: 約360m(累計標高差は900m)
実動時間: 約6時間 (登山口から掃部ヶ岳まで約1時間、掃部ヶ岳から杖の神峠まで約1時間、杖の神峠から杏ヶ岳往復約2時間、杖の神峠から林道の下降約1時間、休憩約1時間)





f0308721_18483812.jpg
この情報は役にたちましたか? 下の画像をクリックしていただけたら嬉しいです。 ヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ
↓ Thanks for reading my article. Please click the photo below, so that your access can be counted.

にほんブログ村

にほんブログ村

by dream8sue | 2016-03-22 18:22 | 群馬県エリア | Trackback | Comments(2)

渋川市 榛名山 春の水沢山でスノーハイク    Mizusawayama in Mount Haruna

Saturday, March 12, 2016
f0308721_2315422.jpg
私が昔、国体の山岳競技の選手だった頃に何度となくトレーニングで走った山、それが榛名山系の一座、水沢山(浅間山/1,194m)である。なので、ハイキングの対象として考えたことは無かったのだが、思わぬ3月の名残の雪に誘われて犬2匹を引き連れて歩いてきた。  070.gif




f0308721_23153857.jpg
<マイカーの場合> 今回のトレイルは、一般的な登山口 “水沢観音” から入山し、伊香保温泉街に下るPoint to Pointである。前橋から水沢観音へは、県道15号線を北西に走れば30分程で着くだろう。下山後は水沢経由高崎行きのバスかタクシーで登山口に戻る。

<公共交通の場合> JR渋川駅から伊香保温泉行のバス(関越交通/群馬バス)にのり、ビジターセンター前で下車。水沢経由高崎行きのバス(群馬バス/渋川市コミュニティーバス)に乗り換える。本数が少ないので事前に時刻をチェックしておく必要がある。 034.gif




f0308721_23203715.jpg
観音堂の左手にある急な石段を登る。




f0308721_23205682.jpg
階段を登り上げ、さらに左の木立ちに入って行く。 3月にしてはサラサラのパウダースノーなので思ったほど身体は濡れない。




f0308721_2321115.jpg
薄暗いスギ林を横切るとパーキングから直接登る路と合流するので左に進む。スギ林はすぐに終わり雑木林にさしかかると右の尾根に進む道標があるので尾根に取り付く。




f0308721_23212995.jpg
いきなり急な階段状のトレイルとなり、ひと登りするとベンチがあり、右側の奥には石碑がある。




f0308721_23215071.jpg
木段が整備され、昔のザレて、えぐれた沢状の歩きづらい路とは全く違っていた。気のせいか勾配も緩やかに感じられる。もっとも昔は20㎏の荷物を背負ってこのトレイルを駆け登っていたのだから、傾斜もきつく感じたのだろう。 041.gif




f0308721_23221052.jpg
やがて、 “休み石” と書かれた標識があるスポットに着く。ここには鳥の巣箱が設置されているので、たくさんの小鳥が飛んでいた。 043.gif




f0308721_23223051.jpg
休み石からは、さらに傾斜がきつくなる。石ころが多いトレイルとなり歩きづらくなってくる。 008.gif




f0308721_23225586.jpg
胸突き八丁の急登をこなし稜線に出ると、横並びになった石仏群が出迎えてくれる。




f0308721_23233424.jpg

f0308721_23235195.jpg石仏群からさらに0.4kmほど西に行けば、360度の展望が得られる水沢山のピークに着く・・はずなのだが、残念ながらこの日の展望は全く無し!  002.gif

展望が無いので、暖かなお茶を沸かして一休みした後は、さっさと下山にかかる。 063.gif




f0308721_23242116.jpg
山頂から水沢観音側にピストンするハイカーが多いとみえて、ピークから西側へはトレースも少なく積雪も多い。




f0308721_23243642.jpg
おまけに急な下降ポイントやヤセ尾根もあって、雪山気分全開だ。ワンワン 060.gif 003.gif




f0308721_2325366.jpg
ヤセ尾根の先は1,194mの小ピークで、そこにはアンテナ塔が建っている。




f0308721_23252255.jpgアンテナ塔からさらに西に降ると、林道上野原線にでる。林道を横切り林道と並行して作られたトレイルを(または林道を)右に行けば “つつじヶ丘展望所” がある。




f0308721_2326973.jpg
つつじヶ丘展望所周辺からは、西側に風穴がある二ツ岳の双耳峰が見える。この山は真夏の暑い時でも風穴効果で涼しく、麓に広がるオンマ谷にはイワタバコやタマガワホトトギスなど多くの花が見られるのでお勧めです。 049.gif




f0308721_23274268.jpg
東側には、歩いてきた水沢山とアンテナ塔が見える。




f0308721_23281238.jpgつつじヶ丘展望所から林道に降り、そのままカーブの所から木段を降り、再び山路に入る。

すぐに右側に “憩いの森研究館” への分岐を分ける。

この憩いの森コースを降り、県道に出て20分も歩けば水沢観音のパーキングに戻れる。

ちなみに、このコースは野外施設の一部なので草木が芽生えた頃に野鳥の声を聞きながら歩きたいトレイルだ。




f0308721_2328599.jpg
憩いの森コースの分岐を直進して尾根を降ると再び林道にでる。




f0308721_23294496.jpg
ここで “上の山公園” に入る。右奥には見晴台もあり、お天気が良ければ谷川方面まで見渡せる・・らしい。




f0308721_2330448.jpg
見晴台の西にあるロープウェイとスケートリンクの間を行き、長い階段の遊歩道を降れば、伊香保神社の境内に降り立つ。



f0308721_23302517.png
伊香保神社からは、観光客で賑わう石段街をバスターミナルまで降りる。 場違いな居心地の悪さを感じながらも、石段の左右に軒を並べる土産屋や射的ゲームなどの温泉街の雰囲気を楽しみながら歩く。
時間があれば、伊香保神社の近くにある源泉地(露天風呂や飲泉所あり)に立ち寄ってお湯につかるのも良いだろう。




f0308721_23305453.jpg
バスターミナルからは、正面に小野子三山の山群が綿帽子のような雲を被って鎮座していた。 072.gif




f0308721_10572374.jpg犬連れではバスにもタクシーにも乗れないので、1人がタクシーで水沢観音に戻りマイカーを運んでくる作戦で我々のスノーハイクは終わった。

私的には、まさかの水沢山ハイク、まさかのスノーハイクであった。が、トレイルも整備されていて、まるで初めて歩く山のような気がした。今度は新緑か紅葉シーズンのお天気の良い日にもう一度登ってみたいな。

私のこのトレイルへの評価: 4★ 初級者向け
行程距離: 約5.5km(水沢観音‐石像群‐水沢山‐アンテナ塔‐林道出合‐憩いの森分岐‐上の山見晴台 –伊香保神社- バスターミナル)
標高差: 約620m
実動時間: 約4時間 (休憩込み)


f0308721_23335387.jpg

この情報は役にたちましたか? 下の画像をクリックしていただけたら嬉しいです。 ヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ
↓ Thanks for reading my article. Please click the photo below, so that your access can be counted.

にほんブログ村

にほんブログ村

by dream8sue | 2016-03-12 23:13 | 群馬県エリア | Trackback | Comments(2)

渋川市 榛名山 オンマ谷の風穴と二ッ岳    Futatsudake in Mount Haruna

Tuesday, August 11, 2015
f0308721_2247565.jpg
榛名山は(はるなさん)は、上毛三山の一であり、昔から観光地として定評のある場所だ。また近年のパワースポットなる流行もので麓にある榛名神社が人気のようだ。

榛名山には、カルデラ湖である榛名湖を中心に榛名富士(1,390m)、最高峰の掃部ヶ岳(かもんがたけ:1,449m)、天目山(1,303m)、相馬山(1,411m)、二ッ岳(1,344m)、烏帽子岳(1,363m)、鬢櫛山(びんぐしやま:1,350m)などがある。更に外側にも水沢山(1,194m)など多くの側火山があり、複雑な山容をなしている。

そんな多くのピークの中で、二ッ岳(雄岳、雌岳の総称)は、適度な歩行距離で二つのピークに立てるお手軽なトレイルだ。また、風穴が多く夏でも涼しいという、まさに穴場だ。 

訪れるハイカーが少ない点も良い。ハイカーが多いというだけで暑苦しいからね。 003.gif

病み上がりの私でも歩ける静かで涼しい真夏の軽いハイキングにはうってつけだ。 034.gif




f0308721_22485831.jpgアクセス:二ッ岳登山口は、榛名湖の東、ヤセオネ峠(相馬岳登山口でもある)よりさらに東の山道を下ったところにある。

前橋からのローカルなアクセスルートはいくつかあるが、ここでは関越自動車道からのアクセスを明記しておく。

渋川伊香保ICで高速を降り、JR渋川駅前より県道33号線で伊香保温泉へ向かう。伊香保温泉街を通りぬけ山岳道路を上る。カーブが終わり直線道路に入る手前あたりがヤセオネ峠(バス停)である。

左折してバス停の北東の林道に入り、1kmほど下れば、オンマ谷パーキングがある。

高崎駅からのアクセスに関しては、榛名神社から榛名湖経由でヤセオネ峠に至る。詳しくは下記を参照してください。→ “高崎市榛名湖町 榛名山 榛名神社から登る相馬山 Harunasan in Takasaki, Gunma




f0308721_22514845.jpg
パーキング周辺は、 “オンマ谷風穴” という、いくつもの風穴が点在する場所で、夏は風穴から出る冷気により辺りには霧が漂っている。

風穴の前で、すぐにでも涼みたいところであるが、まずは時計周りで二ッ岳(雄岳、雌岳)を登り、下山ルートとしてオンマ谷を歩き、風穴でゆっくりと熱った身体を冷ますとしよう。

パーキング東側の涸れ沢に掛かった木橋を渡り、雄岳へのトレイルに進む。 070.gif




f0308721_22521813.jpg
トレイルは、雄岳の南面の山腹を西から東にトラバースしながら標高を上げて行く。

周囲は深い自然林の森で、しっとりとした湿度を保っている。




f0308721_2253372.jpg
トレイルには、ユウガギク、ホツツジなどの他に、レンゲショウマ(写真上)も咲いていた。 056.gif

日本でハイキングを始めた昨年、初めてこの花に出会い、なんて可愛らしい花なのかとすごく感動したことを覚えている。日本人ハイカーの間でも人気の高い花のようだ。




f0308721_225447.jpg
だんだんと傾斜がきつくなり、大きな石がトレイルを覆うようになる。この石ころトレイルを登り切れば八合目で少し傾斜も緩やかになる。その先で雌岳へのトレイルが合流している。 042.gif




f0308721_22544823.jpgf0308721_2255982.jpg
八合目を過ぎたあたりからタマガワホトトギス(写真左)の群生があちこちに見られる。

他にもソバナ(写真右)やホタルブクロなどたくさんの草花が見られる。

夏の榛名山でこんなにも多くの高山植物が見られるとは正直、意外であった。 043.gif




f0308721_2257082.jpg
雌岳へのトレイルを右に見送り、さらに登ると、トレイルはやや北に方向を変える。

雌岳分岐から20分程度の登りで群馬テレビの電波塔に着く。 071.gif




f0308721_22584224.jpg雄岳山頂は、電波塔の西にある石祠が祀られた小ピークである。

山頂は狭く、足場が不安定な岩の上からは榛名富士や烏帽子岳の外輪山などが見える。

この日は、残念ながら視界があまり良くなかったが、クリアーな天気なら日光や谷川岳もみることができる。 034.gif




f0308721_22592486.jpg
目前には、相馬岳の雄姿が圧巻である。 072.gif




f0308721_22595113.jpg
山頂では、秋の季語である赤トンボが早くもお目見えだ。 043.gif




f0308721_2302559.jpg
雄岳の山頂は足場が悪いので、雌岳まで行って休憩するとしよう。

雌岳分岐まで戻り、分岐を左に曲がって、避難小屋まで行く。




f0308721_231579.jpg
坂を降りきり、左に森林管理棟への路を分ければ、すぐに避難小屋が見えてくる。ここが雌岳への登り口である。




f0308721_2313399.jpg
ミズナラなどの自然林に木段が敷かれている。木段は濡れていると滑りやすいので気をつけて歩こう。特に降りの時はご注意あれ。 034.gif




f0308721_2321962.jpgf0308721_2323812.jpg
雌岳登り口から10分も登れば、雌岳山頂に着く。 066.gif 山頂にはホツツジ(写真右)の低木が花を咲かせて出迎えてくれる。 056.gif




f0308721_2334437.jpg
手前には、水沢山が見え、その麓には伊香保のスケートリンクも見える。水沢山の向こうには高崎、前橋の街並みが霞んでいる。

雌岳の山頂でランチ休憩したら、下山はオンマ谷に下ろう。




f0308721_2341996.jpg雌岳山頂から、避難小屋?という名のあずまや?まで同ルートで降る。

避難小屋から左に進みオンマ谷を目指す。




f0308721_2345753.jpg
避難小屋から少し行くと、左側に “屏風岩” とかかれた標識がある。

樹木と草の生えた屏風岩は、標識がなければ見落としてしまうだろう。

樹木の葉が落ちた秋から冬に歩けば、きっと屏風岩の雄大な岩壁を見ることができるのかな? 039.gif




f0308721_2352668.jpg
屏風岩からオンマ谷へ降る途中にある大岩の方が存在感がある。

ガンバレと書かれた大岩を巻くようにどんどん降る。




f0308721_235584.jpg
途中には立派な木道もあり、よく整備されている。 
避難小屋から20~30分ほどで森林公園分岐に着く。
左に行けば森林公園、右に行けばいよいよオンマ谷だ。




f0308721_2361531.jpg
森林公園分岐から10分ほどの降りで、オンマ谷の底辺に着く。

ひんやりとした空気が肌に気持ち良い。トレイルがフラットになり、植生も変わる。




f0308721_2363392.jpg
オンマ谷のこの時期は、タマアジサイが満開であった。球形をした蕾だけ見るとまるでボタンかシャクヤクの花かと思えるが、開花を見ればまさしくアジサイの花だ。 056.gif




f0308721_23736.jpg
さらに進むと、火山であったことを思わせる苔むしたゴロゴロした岩が多く見られるようになる。




f0308721_2374065.jpgf0308721_2381100.jpg
苔むした岩肌にはイワタバコの花がいたるところに咲いている。お初にお目にかかります。 029.gif

湿った岩壁に着生している姿は、私に庚申山で見たコウシンソウを連想させた。

でも、花は美しいのに何でタバコ?039.gif  タバコの葉を見たことは無いが、葉がタバコに似ているらしい。 045.gif

ところで、タバコの木を観賞用に栽培するのは違法ではないよね?苗とか売ってるの? 039.gif




f0308721_23114463.jpg
こんな地味な色の花も咲いてる。ムラサキタカネアオヤギソウ・・って、やや、ややこしい名前だ。紫なんかい!青なんかい!はっきりせんかい! 017.gif 041.gif




f0308721_23122086.jpg
珍しい草花に感動しながら歩くオンマ谷は、日本庭園のような造形美を感じさせる。ところどころに流れる小さな沢には、しっかりとした渡橋が設置されているので歩き易い。 071.gif




f0308721_23124970.jpg

f0308721_23262223.jpg今回の二ッ岳の主役は、なんと言ってもこのタマガワホトトギスだ。

トレイルの初めから終りまでこの花が咲いていた。 056.gif 056.gif

こんなにたくさんのタマガワホトトギスを見たのは初めてだ。 056.gif




f0308721_23134125.jpg
オンマ谷の先には、“まゆみの原” という、別名ヤマニシキギ(山錦木)とも呼ばれるマユミの落葉低木が群生している場所がある。

そういえば、先月行ったカヤの平高原では、コマユミという類似の木を見かけたな~。白い小さな花をたくさんつけていた。

→“上信越高原 カヤの平高原 ブナ林に眠る2つの湿原 Kayanodaira in Jōshin'etsu-kōgen National Park




f0308721_2316529.jpgf0308721_23162182.jpg
まゆみの原周辺にも、ソバナやサラシナショウマ(写真左)オヤマボクチ(写真右)など次々に花が現れて楽しい。 060.gif 043.gif




f0308721_2317723.jpg
足元にはタマガワホトトギスに良く似たヤマジノホトトギスを発見!




f0308721_23173038.jpg
そして、最後の石段を登ればオンマ谷風穴に着く。すぐ隣は登山口のパーキングだ。

オンマ谷風穴の案内板によれば、これらの風穴は、火山の隆起と冷却の過程において岩肌が裂け、全体的に隙間ができたものらしい。

古くは硫気を吹き出していた穴が、いつの頃からか、年間気温の変わらない風が吹き出すようになったようだ。

だからこの標高では見られない高山植物も多く、貴重な植物相を生み出しているんだね~。 027.gif 045.gif




f0308721_23181437.jpg私のこのトレイルへの評価: 4★ 初級者向け

行程距離: 約3.5km(オンマ谷パーキング‐雄岳‐雌岳‐オンマ谷‐マユミの原‐オンマ谷パーキング/風穴)

標高差: 約350m

実動時間: 約4.5時間 (休憩込み)

f0308721_23184720.jpg


この情報は役にたちましたか? 下の画像をクリックしていただけたら嬉しいです。 ヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ
↓ Thanks for reading my article. Please click the photo below, so that your access can be counted.

にほんブログ村

にほんブログ村

by dream8sue | 2015-08-11 22:45 | 群馬県エリア | Trackback | Comments(0)