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魚沼市 玉子石が見守る池塘群と紅葉の平ヶ岳     Mount Hiragatake in Uonuma, Niigata 

Sunday, September 24, 2017
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平ヶ岳は尾瀬の北西に位置し、山頂付近は広大な湿原が広がっている。 
尾瀬国立公園が大好きな私は、以前から尾瀬周辺の湿原をもつ山々(平ヶ岳や会津駒ケ岳、帝釈山、田代山など)が気になっていた。
でも、平ヶ岳はアクセスもアプローチも長い道のりという理由からなかなか行く気になれなかった。
しかし、今回は百名山狙いのメンバーたちに同行させてもらい無事に日帰りハイキングをすることができた。

平ヶ岳は、このエリアでは最も新しく開かれた山で、1966年(昭和41年)に鷹ノ巣の清四郎小屋の手によって路が開拓されるまでは、
尾瀬や奥利根をフィールドとするスペシャリストだけの世界であった。 125.png
そんな玄人好みのエリアに私のような若輩者が日帰りで登れるようになったのだから開拓者様様である。
楽園のような山上湿原の美しさを知ってしまったら、ちょっとくらい泥んこ路でも何てことはない。 104.png




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<マイカーの場合>
関東からは、東北自動車道の西那須野塩原ICで降り、国道400号線で塩原温泉を越えて国道352号線へ繋ぎ福島県の檜枝岐村へ入るのが道路状況は良さそうだ。
平ヶ岳登山口は、国道352号線で尾瀬の燧ヶ岳などの登山口である御池を通り越して行くと、鷹ノ巣の少し手前にパーキング(無料)がある。
公衆トイレ、登山ポスト有。




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早朝まだ暗いうちにパーキングを出発し、しばしの林道歩きから下台倉沢に架かる木橋を渡った先で細い山路に入る。
植林地の左山腹をたどって尾根筋に出れば、1時間もしないで視界のきくヤセ尾根となり下台倉山までの長い稜線が現れる。




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右側(北)には下台倉沢が切れ落ち、左側(南)には只見川を隔てて双耳峰の燧ヶ岳が美しいシルエットと共に浮かび上がる。 177.png




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夜が明ける頃には、 “前坂” と呼ばれる急坂になり、所々でフィックスロープのセットされた岩場の登行となる。 119.png




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尾根には豪雪に耐えた何本かの針葉樹があるが、その枝ぶりにしばし見惚れてしまう。 150.png




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灌木の根元には小さな花が咲いている。  
葉も花もパープルが濃いママコナ?ミヤマママコナ?  178.png




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ホツツジも満開だ。 178.png




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消耗激しい急坂であるが、徐々に標高を上げていくと、右前方に鷹ノ巣山の岩壁が見えてくる。
この辺りから紅葉が見られるようになる。 177.png




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真っ赤! 113.png




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一際急な岩場を乗り越せば下台倉山は近い。




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岩場は登りよりも下降が悪い。
長丁場の山なので、下山時には疲れた身体でこれらの岩場を下降しなければならない。 105.png




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やがて急登が終わり、なだらかな平地になり、ピークらしくないピークの下台倉山に着く。 166.png




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台倉山へは、小ピークのアップダウンを繰り返しながら、ツガやマツなどの針葉樹林を抜けて行く。
右奥に平ヶ岳が見るが、それはあまりにも遠く、思わず気を失いそうになった。 149.png




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稜線の左(東側)は紅葉が進んでいる。 177.png




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下台倉山から紅葉の尾根を快適に歩くこと1時間弱で台倉山に到着。 
三角点はあるが山名柱は無い。
燧ヶ岳の展望が良い。 右下に見える白い霧に覆われた辺りが尾瀬ヶ原だろう。




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台倉山からはしばらく展望の無いコメツガの原生林を行く。
程なくしてこのルートで最初の水場 “台倉清水” がある。
水場は右に少し下ったところに流れているようだが、渇水期には涸れることがあるらしい。 131.png




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台倉山から2つ目の水場 “白沢清水” 辺りまでは泥んこ路である。 148.png
裾汚れが気になる人はスパッツが必携かも。
木道も多くなるが、濡れていて非常に滑り易いので転ばないように慎重になる。 116.png




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木道の脇に、こんなに綺麗な実を付けたマイヅルソウが生えていた。 178.png




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こちらも赤い実だけど、何の実かな? 178.png
後で調べたら、ツルシキミという有毒植物のようだ。
美味しそうな実だけど食べちゃだめだよ。  Σ(-`Д´-ノ)No!! 




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樹林帯の途中には、倒木でトレイルが寸断されている個所もあるが、台倉山から約1時間強で白沢清水(鷹ノ巣清水)に着いた。
白沢清水はササの地面からチョロチョロと湧き出ている泉のようだが、とても飲む気にはならない。 141.png




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やがて黒木の森からササ原の斜面となり一気に視界が開ける。 174.png




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明るい尾根にはリンドウが咲いている。 178.png
全体的にはオヤマリンドウが多いようだが、これは三段重ねのエゾリンドウのほうかな・・?




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北側後方には奥只見湖と、それを取り囲む新潟と福島の青い山々が連なっている。 177.png




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南側には平ヶ岳から伸びる尾根の向こうに尾瀬の至仏山や笠ヶ岳が頭を出している。
私はどちらも登っているが、静かで鋭い山容の笠ヶ岳の方が好きだな。




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草原も随所に現れてくる。 そこには遅咲きのイワショウブが数株咲いていた。 178.png




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尾根上部にある小岩峰を登り切れば・・




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右(北側)に荒沢岳の稜線が見えてくる。




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そして左には平ヶ岳のピークがどっしりとした山容を見せている。




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小岩峰の先は低灌木帯で、色づいたツツジが紅葉のパッチワークのようだ。 池ノ岳は目前だ。




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そして、青い姫ノ池の畔に飛び出す。
その開放感と美しさに、今までの疲れが一気に吹き飛ぶ。 101.png 169.png 181.png














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姫ノ池の南側には、山というより広い丘のような平ヶ岳が見える。 177.png




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姫ノ池の畔で休憩した後は、先に平ヶ岳山頂に行き、その後で玉子岩へ行くことにする。
姫ノ池からすぐ南に玉子石への分岐があるので、ここは南へ直進する。
鞍部の草原で水場からのトレイルを合わせて、さらに南へ進めば、今度はシラビソの林を登り返す。




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シラビソの林ではツツジの紅葉が見事だった 150.png 177.png




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シラビソの林をぬけ、木道の敷かれた草原になるが、ここでもツツジが色を添えている。 177.png




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山頂付近は緩やかな登りで、広い草原に敷かれた木道が山頂へ導いてくれる。




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平ヶ岳山頂は苗場山と肩を並べる広大な湿原が広がっている。





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案内板のある休憩テラスの右奥に、山名柱が立つ標高2141mのピークがある。 166.png




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すぐ左(南側)には手が届きそうな距離に尾瀬の景鶴山や与作岳の稜線が横たわっている。
この近さなのに平ヶ岳が尾瀬国立公園には属していないことが不思議だ。




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南の白沢山方面へ続く稜線を左に見て、右へ少し行ったところでトレイル(木道)は終わっている。
周囲すべてが山々に囲まれた湿原である。




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雪解けの水をたっぷり含んだ大地には多くの池塘がある。 
夏だったら高山植物も豊富だろう。
バックには、北西方向に越後三山、奥利根源流の山々が見える。




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さて、山頂から一旦降って、池ノ岳の西にある玉子石まで行こう。 バックは池ノ岳。




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シラビソの林を抜けると分岐のある湿原へ戻る。




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シラビソの林の中では、ゴゼンタチバナが赤い実をたくさん付けていた。 赤い実が多いね。 109.png




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分岐のある湿原へ降り、分岐を左へ進み、水場を経由して玉子石へ向かう。




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樹林帯の中の水場は、小さな沢(平ヶ岳沢)が流れているので、できればここで給水しておきたい。




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水源に近いせいか? 窪地なので残雪が遅くまであったのだろうか? ここにだけは、まだお花畑が存在していた。
ミヤマリンドウと思われる小さなリンドウがたくさん咲いている。 178.png




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セリ科の植物も一面に咲いている。 178.png 178.png 178.png




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水場を後にして、西の斜面を登った所にも大きな池塘がある。
現在は、この池塘の側に作業用のプレハブ小屋が2棟建っている。




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さらに左手に平ヶ岳を見て、草原を西へ行く。 
グリーンとブラウンの草紅葉のコントラストが面白い。




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針葉樹林の森と草紅葉のコントラストが美しい。 177.png




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ツツジの紅葉も加わって、もう美しさが止まらない! 113.png
この先で右から中ノ岐登山口からのトレイルが合流する。




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さらに行くと小さな池塘があり、バックには越後三山が勢揃いする場所がある。
中央の中ノ岳は見えるが、中ノ岳の左右に位置する八海山と越後駒ケ岳は残念ながら雲に隠れていた。 145.png




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平ヶ岳から歩くこと約40分、シラビソの樹林の向こうに丸い大岩がひょっこりと現れた。
玉子石だ! 129.png




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2つの石が積み上げられている様にも見えるが、1つの花崗岩が風化によって削られ芯だけが残った形らしい。
自然の成せる技は実に興味深い。
このまま風化が進めばいつか2つに分離してしまうのかな~?
この玉子石を見たいなら今が駆け込みセールかもしれないね。 102.png
ちなみに、この玉子石を見た時、群馬県の妙義山のバリエーションルート(西大星)にある “お坊さん岩(仮称)” を思い出した。





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玉子石が見守っているのがこの池塘群である。 177.png
これらの池塘群へ行くトレイルは無い。
バックには平ヶ岳から剣ヶ倉山、滝ヶ倉山へと続く山並みが見える。

利根川源流の馬蹄形の稜線に位置している平ヶ岳であるが、見えている山々の反対側が利根川源流部であり
自然環境保全地区という特別なエリアになっている。
何せ利根川は首都圏の大切な水瓶として重要な一級河川だからね。
このエリアが汚染されてしまったら首都圏のライフラインのみならず、日本の経済活動に多大な影響を及ぼすことになるだろう。
な~んてことを考えているハイカーは私だけ? 104.png




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さて、いつまでも去りがたい紅葉の丘であるが、下山路も長いのでそろそろ下山にかかろう。
玉子石から水場方面へ戻り、平ヶ岳沢の源頭にあるキャンプサイト(5張り程度の小さなサイトで緊急用のみ使用可能?らしい)
を通りぬけ池ノ岳へ戻る。




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帰路は同ルートの下降である。 
燧ケ岳を望みながら池ノ岳直下のササ原を降る。




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泥んこトレイルの樹林帯を抜け、台倉山、下台倉山の紅葉を見ながら稜線を行き、最後は長~いヤセ尾根を降る。
夜明け前の暗い中を歩いてきたので、ヤセ尾根がこんなに長く、そして素敵なトレイルだということを下降で改めて知る。
往路では見られなかった植物や、紅葉を楽しみながら歩くことができた。
しかし、ヤセ尾根は部分的にナイフエッジなうえに、ザラザラして滑り易いので、疲れた身体にはきついが最後まで気を抜いてはいけない。

噂通りのハードな道程であったが、その分、草紅葉の湿原と青い池塘を見た時の感動は大きかった。
風化によって姿を変えてきた玉子石が、変わることなく太古の昔からそこで池塘群を見守っている景色は、
まぎれもなく地球の神秘と言えるだろう。
平ヶ岳の雄大な景色の中に身を置くと、その神秘に遭遇できた自分もまた地球が創造した生命の一物でしかないことを感じる。


本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆ 

私のこのトレイルへの評価: 5★ 中級者向け
距離:約22km/ 所要時間:休憩込で約13時間(平ヶ岳鷹ノ巣登山口 4:30‐下台倉山 7:00/7:10‐台倉山 8:00‐白沢清水9:10‐池ノ岳 10:30/10:50‐平ヶ岳11:50/12:00‐玉子石 12:40‐池ノ岳13:20‐白沢清水 14:20‐台倉山 15:00‐下台倉山 15:50/16:00‐平ヶ岳鷹ノ巣登山口17:30)
標高差: 約1300m

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by dream8sue | 2017-09-24 20:23 | 新潟県エリア | Trackback | Comments(0)

尾瀬  やっと登れた燧ケ岳   Mount Hiuchigatake in Oze National Park

Saturday, October 11, 2014
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尾瀬大好きっこの私、今年5回目の尾瀬訪問。今回は台風の接近に伴い計画が2転3転して最終プランとして浮上したのが、御池登山口(福島側)からの燧ヶ岳往復だ。070.gif
燧ヶ岳には7月に登っているが、雨で展望が無かったので、どうしても好天時にもう一度登っておきたかった。7月の燧ヶ岳はこちら→ “尾瀬 霧の燧ヶ岳と尾瀬沼に咲く花たち  Mt. Hiuchigatake and Ozenuma”

ちなみに、燧ヶ岳は至仏山と並ぶ尾瀬を代表する山であり、福島県の最高峰であるばかりか、東北地方最高峰でもある。知らなかった! 005.gif
燧ヶ岳に燧ヶ岳というピークは無い。柴安嵓(しばやすぐら、2,356m)、俎嵓(まないたぐら、2,346m)、ミノブチ岳、赤ナグレ岳、御池岳の5つのピークからなる。034.gif



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前橋、高碕からのアクセス:北関東自動車道~東北自動車道と乗り継ぎ、西那須野塩原ICで降りる。国道400号で西に向かい、途中で国道121号線/日光街道に合流し北西に向かう。国道352号線に合流したら大きく方向を変えて南西~西に走る。国道352号線が“上の原”で沼田街道に当たったら左折して更に南西に走る。七入を過ぎるとやがて山道になってきてモーカケの滝のパーキングを過ぎ、少し行けば左手に御池ロッジが隣接する御池登山口がある。
シーズン中はこの駐車場が一杯になることも多く、七入駐車場(880台)に車を停め、シャトルバスまたは路線バスで御池に向かう。

群馬側の燧ヶ岳に登るトレイルは、登山口から尾瀬沼や尾瀬ヶ原を経由しなくてはならないのに対し、御池登山口は登山口から燧ヶ岳(俎嵓)に直接登れる唯一のルートである。
御池登山口は、駐車場の西側にある美しい白樺林の中を立派な木道に沿って行く。500mも行けば左(南)に燧ヶ岳へと続くトレイルの分岐がある。
ちなみに、西に伸びるトレイルは燧裏林道と呼ばれる、燧ヶ岳のすそ野をぐるっと巻いて尾瀬ヶ原に行く路だ。尾瀬通なら1度は歩いておきたいトレイルだ。 034.gif




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燧ヶ岳へのトレイルは紅葉した林の中の平坦な木道で始まる。が・・



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すぐに、湿った雑木林の中の大石がゴロゴロする急登になる。 042.gif 苔むした大石は滑りやすく神経を使う。 008.gif 所々に木段も設置されている。



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いきなりの急登ですでに私の心臓はキュンキュンいい出した。立ち止まりゆっくり呼吸を整える。振り返れば木立の間から対岸の大杉岳の紅葉が目に飛ぶ込んでくる。しばしの紅葉観賞。 072.gif




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急登に喘ぐこと1時間強、傾斜が緩やかになり、視界が開けてきたと思ったら、そこは広沢田代の湿原が広がっていた。 072.gif
池塘もあり癒される。小休止しながら好天に恵まれた幸せをかみしめる。043.gif




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広沢田代の湿原の先にはこんもりとした尾根が続いており、斜面に生えたシラカバ?ダケカンバ?の白い幹が美しい。 072.gif あさ、あの尾根を越えて行こう! 070.gif




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紅葉といえばモミジだけど、ツツジ科もいい仕事してます! 003.gif  1枚1枚の葉が宝石みたいに綺麗で、苦しい登行を癒してくれる。




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キモセラピーで心機能が弱っている身体には燧ヶ岳への高低差はきつい。心臓がキュンキュン言いっぱなし。042.gif でも、この景色が後押ししてくれる。先ほど通ってきた広沢田代の池塘が輝いている。 072.gif



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樹林帯をぬけると、小さな湿原に竜の背中を思わせる木段がくねっている。その先に燧ヶ岳が見えてきた!心臓がキュンキュン、胸も違った意味でキュンキュンだ。003.gif




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小さな池塘に生えるフトイ(水草)も紅葉してる。 072.gif




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その小さな池塘を廻り込んだところで視界に入ってきた景色がこれだ! 尾瀬でも屈指の美しい場所といわれる熊沢田代(上池田代)だ。 005.gif 049.gif 072.gif
“Wow!” 歓声を上げる私。“何これ!何これ!”を連発する同行者の歓喜の声。 070.gif




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木道を挟んで2つある池塘の脇には休憩用のテラスも設けられてい休憩するにはよい場所だ。




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ただ、熊沢田代はコル(尾根の鞍部)なので風の通り道でもある。台風の影響なのかこの日は風が強く池塘の水面に波紋が広がり、これもまた美しいと感じたのは私だけ? 072.gif




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ここ(熊沢田代)まで御池登山口から約2時間強。広沢田代と熊沢田代の2つの美しい湿原を見ることが出来てすっかり満足の私だが、燧ヶ岳への登りはこれからだ。燧の頂はまだまだあんなに遠い・・・フゥー・・042.gif




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なごり惜しんで振り返れば、メガネのような池塘を挟んで熊沢田代の湿原を横断する木道がクリアに見える。072.gif




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トレイルは一定の傾斜を維持しながら熊笹の生える雑木林の中を進んでいく。
ふとトレイルの脇の赤い実に目が留まる。 056.gif
幹にトゲがいっぱいだけど何の木だろうか? 039.gif





f0308721_571478.jpg樹林帯を抜けると、石がゴロゴロした歩きづらいルンゼ状のトレイルとなる。傾斜もきつく非常に苦しい登行となる。同行者達とも大きく遅れ、重い足を引きずるように前に出す。何とか速く歩こうと頑張り過ぎると、心臓がオーバーワークですと脳に訴える。とたんに今度はめまいがして一瞬グレイアウトになり、立っていられない。“やばいんじゃない?”とちょっと焦る。 008.gif しばし腰掛けて息を整え、また亀のように歩き出す。今日の燧ヶ岳は遠いぞ~! 042.gif 070.gif




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やがて石ゴロゴロのルンゼを登り切ると、眼下に熊沢田代が見えてくる。そして稜線の先には会津駒ケ岳がでんとした山容で鎮座している。Gorgeous! 072.gif 072.gif 072.gif




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熊沢田代から急な尾根を登ること約1時間、ガレ場のトラバースポイントに着く。トレイルはガラ場を左に横切る。残雪期などはここは迷いやすいらしいので注意しておこう。 034.gif




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ガラ場を過ぎた辺りが9合目で、徐々に傾斜が落ちてくる。 042.gif




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そして右に柴安嵓から北に落ちる尾根が見えてくる。俎嵓と柴安嵓は東西にほぼパラレルに位置しているので、柴安嵓が見えてくれば俎嵓のピークも近い。 071.gif




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登山口から約4時間、最後の気力を振り絞って、やっと俎嵓(2,346m)に着くことが出来た。 066.gif ピークには尾瀬の開拓者である平野長蔵氏が19歳の時に担ぎ上げたという石祠がある。 005.gif
そして眼下には尾瀬沼が広がる。 072.gif そうそう、ず~っとこの景色が見たかったのだ。Amazing!  072.gif トレイルの先にある突起したピークがミノブチ岳だ。雨で田んぼの様にぬかるんだ長英新道の下降を思い出すな~ 037.gif




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山頂からナデッ窪ルート(沼尻に一気に下降するルート)の分岐までのトレイルは、夏には高山植物のサンカヨウの群落の中を行く素敵な路だ。 056.gif



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さて、俎嵓までの登行で疲れきってしまった私は、俎嵓より10m高く真の燧ヶ岳山頂と言われる柴安嵓(2,356m)はどうでもよくなっていた。が、同行者たちの励ましにあい登ることになった。マップでは片道20分とあるし何とか行けるかもしれないと思ったのだが・・・とんでもなく疲れた! 042.gif “10m低かったら誰も登りたがらないだろうな~、、この10mに何の意味があるんだろ?” などと後悔だらけ。 003.gif




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西に向かって大きな岩の間を降り、鞍部から再び急な斜面を登る。休み、休み、時間をかけて何とか柴安嵓に到着!066.gif そして眼下に広がる尾瀬ヶ原の壮大な景色を見て “人は10mのためではないく、この景色のために登るのか!” と納得。045.gif そして励ましてくれた同行者に感謝です。 040.gif 035.gif 056.gif




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柴安嵓から見た俎嵓のピーク。この光景も柴安嵓に登らなければ見れない景色だ。




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1時間弱かけて柴安嵓を往復して、ようやくランチタイム。 063.gif 念願の “(ちゃんと)尾瀬沼が見れる燧ヶ岳” で食べるランチは最高に美味しい。 043.gif




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下降は3時間かけて御池に下山。途中の広沢田代に西日がさし湿原にロングスカートの魔女が出現しました。 041.gif




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今回の山行で、心機能が低下するキモセラピー中は高低差のあるハイキングはNGだということを悟った。でも、尾瀬は老若男女が楽しめる魔法の国だから、こんな私でも楽しめるトレイルがきっとあるはず。また尾瀬にこよう。♪


私のこのトレイルへの評価:5★ 中級者向け
行程距離:約10km(御池‐俎嵓‐柴安嵓往復‐御池)
高低差:約800m 行動時間:約8時間(休憩込み)






【おまけ】屏風岩
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御池登山口へ向かう国道の途中にある “屏風岩”。美しい渓流に屏風のように立つ岩壁が見事だ。紅葉がすすめばもっと綺麗だろう。他に “モーカケの滝” などもあるので時間があれば立ち寄ると良いだろう。 049.gif


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by dream8sue | 2014-10-11 04:59 | 尾瀬 国立公園 | Trackback | Comments(0)