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尾瀬  やっと登れた燧ケ岳   Mount Hiuchigatake in Oze National Park

Saturday, October 11, 2014
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尾瀬大好きっこの私、今年5回目の尾瀬訪問。今回は台風の接近に伴い計画が2転3転して最終プランとして浮上したのが、御池登山口(福島側)からの燧ヶ岳往復だ。070.gif
燧ヶ岳には7月に登っているが、雨で展望が無かったので、どうしても好天時にもう一度登っておきたかった。7月の燧ヶ岳はこちら→ “尾瀬 霧の燧ヶ岳と尾瀬沼に咲く花たち  Mt. Hiuchigatake and Ozenuma”

ちなみに、燧ヶ岳は至仏山と並ぶ尾瀬を代表する山であり、福島県の最高峰であるばかりか、東北地方最高峰でもある。知らなかった! 005.gif
燧ヶ岳に燧ヶ岳というピークは無い。柴安嵓(しばやすぐら、2,356m)、俎嵓(まないたぐら、2,346m)、ミノブチ岳、赤ナグレ岳、御池岳の5つのピークからなる。034.gif



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前橋、高碕からのアクセス:北関東自動車道~東北自動車道と乗り継ぎ、西那須野塩原ICで降りる。国道400号で西に向かい、途中で国道121号線/日光街道に合流し北西に向かう。国道352号線に合流したら大きく方向を変えて南西~西に走る。国道352号線が“上の原”で沼田街道に当たったら左折して更に南西に走る。七入を過ぎるとやがて山道になってきてモーカケの滝のパーキングを過ぎ、少し行けば左手に御池ロッジが隣接する御池登山口がある。
シーズン中はこの駐車場が一杯になることも多く、七入駐車場(880台)に車を停め、シャトルバスまたは路線バスで御池に向かう。

群馬側の燧ヶ岳に登るトレイルは、登山口から尾瀬沼や尾瀬ヶ原を経由しなくてはならないのに対し、御池登山口は登山口から燧ヶ岳(俎嵓)に直接登れる唯一のルートである。
御池登山口は、駐車場の西側にある美しい白樺林の中を立派な木道に沿って行く。500mも行けば左(南)に燧ヶ岳へと続くトレイルの分岐がある。
ちなみに、西に伸びるトレイルは燧裏林道と呼ばれる、燧ヶ岳のすそ野をぐるっと巻いて尾瀬ヶ原に行く路だ。尾瀬通なら1度は歩いておきたいトレイルだ。 034.gif




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燧ヶ岳へのトレイルは紅葉した林の中の平坦な木道で始まる。が・・



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すぐに、湿った雑木林の中の大石がゴロゴロする急登になる。 042.gif 苔むした大石は滑りやすく神経を使う。 008.gif 所々に木段も設置されている。



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いきなりの急登ですでに私の心臓はキュンキュンいい出した。立ち止まりゆっくり呼吸を整える。振り返れば木立の間から対岸の大杉岳の紅葉が目に飛ぶ込んでくる。しばしの紅葉観賞。 072.gif




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急登に喘ぐこと1時間強、傾斜が緩やかになり、視界が開けてきたと思ったら、そこは広沢田代の湿原が広がっていた。 072.gif
池塘もあり癒される。小休止しながら好天に恵まれた幸せをかみしめる。043.gif




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広沢田代の湿原の先にはこんもりとした尾根が続いており、斜面に生えたシラカバ?ダケカンバ?の白い幹が美しい。 072.gif あさ、あの尾根を越えて行こう! 070.gif




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紅葉といえばモミジだけど、ツツジ科もいい仕事してます! 003.gif  1枚1枚の葉が宝石みたいに綺麗で、苦しい登行を癒してくれる。




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キモセラピーで心機能が弱っている身体には燧ヶ岳への高低差はきつい。心臓がキュンキュン言いっぱなし。042.gif でも、この景色が後押ししてくれる。先ほど通ってきた広沢田代の池塘が輝いている。 072.gif



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樹林帯をぬけると、小さな湿原に竜の背中を思わせる木段がくねっている。その先に燧ヶ岳が見えてきた!心臓がキュンキュン、胸も違った意味でキュンキュンだ。003.gif




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小さな池塘に生えるフトイ(水草)も紅葉してる。 072.gif




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その小さな池塘を廻り込んだところで視界に入ってきた景色がこれだ! 尾瀬でも屈指の美しい場所といわれる熊沢田代(上池田代)だ。 005.gif 049.gif 072.gif
“Wow!” 歓声を上げる私。“何これ!何これ!”を連発する同行者の歓喜の声。 070.gif




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木道を挟んで2つある池塘の脇には休憩用のテラスも設けられてい休憩するにはよい場所だ。




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ただ、熊沢田代はコル(尾根の鞍部)なので風の通り道でもある。台風の影響なのかこの日は風が強く池塘の水面に波紋が広がり、これもまた美しいと感じたのは私だけ? 072.gif




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ここ(熊沢田代)まで御池登山口から約2時間強。広沢田代と熊沢田代の2つの美しい湿原を見ることが出来てすっかり満足の私だが、燧ヶ岳への登りはこれからだ。燧の頂はまだまだあんなに遠い・・・フゥー・・042.gif




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なごり惜しんで振り返れば、メガネのような池塘を挟んで熊沢田代の湿原を横断する木道がクリアに見える。072.gif




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トレイルは一定の傾斜を維持しながら熊笹の生える雑木林の中を進んでいく。
ふとトレイルの脇の赤い実に目が留まる。 056.gif
幹にトゲがいっぱいだけど何の木だろうか? 039.gif





f0308721_571478.jpg樹林帯を抜けると、石がゴロゴロした歩きづらいルンゼ状のトレイルとなる。傾斜もきつく非常に苦しい登行となる。同行者達とも大きく遅れ、重い足を引きずるように前に出す。何とか速く歩こうと頑張り過ぎると、心臓がオーバーワークですと脳に訴える。とたんに今度はめまいがして一瞬グレイアウトになり、立っていられない。“やばいんじゃない?”とちょっと焦る。 008.gif しばし腰掛けて息を整え、また亀のように歩き出す。今日の燧ヶ岳は遠いぞ~! 042.gif 070.gif




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やがて石ゴロゴロのルンゼを登り切ると、眼下に熊沢田代が見えてくる。そして稜線の先には会津駒ケ岳がでんとした山容で鎮座している。Gorgeous! 072.gif 072.gif 072.gif




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熊沢田代から急な尾根を登ること約1時間、ガレ場のトラバースポイントに着く。トレイルはガラ場を左に横切る。残雪期などはここは迷いやすいらしいので注意しておこう。 034.gif




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ガラ場を過ぎた辺りが9合目で、徐々に傾斜が落ちてくる。 042.gif




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そして右に柴安嵓から北に落ちる尾根が見えてくる。俎嵓と柴安嵓は東西にほぼパラレルに位置しているので、柴安嵓が見えてくれば俎嵓のピークも近い。 071.gif




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登山口から約4時間、最後の気力を振り絞って、やっと俎嵓(2,346m)に着くことが出来た。 066.gif ピークには尾瀬の開拓者である平野長蔵氏が19歳の時に担ぎ上げたという石祠がある。 005.gif
そして眼下には尾瀬沼が広がる。 072.gif そうそう、ず~っとこの景色が見たかったのだ。Amazing!  072.gif トレイルの先にある突起したピークがミノブチ岳だ。雨で田んぼの様にぬかるんだ長英新道の下降を思い出すな~ 037.gif




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山頂からナデッ窪ルート(沼尻に一気に下降するルート)の分岐までのトレイルは、夏には高山植物のサンカヨウの群落の中を行く素敵な路だ。 056.gif



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さて、俎嵓までの登行で疲れきってしまった私は、俎嵓より10m高く真の燧ヶ岳山頂と言われる柴安嵓(2,356m)はどうでもよくなっていた。が、同行者たちの励ましにあい登ることになった。マップでは片道20分とあるし何とか行けるかもしれないと思ったのだが・・・とんでもなく疲れた! 042.gif “10m低かったら誰も登りたがらないだろうな~、、この10mに何の意味があるんだろ?” などと後悔だらけ。 003.gif




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西に向かって大きな岩の間を降り、鞍部から再び急な斜面を登る。休み、休み、時間をかけて何とか柴安嵓に到着!066.gif そして眼下に広がる尾瀬ヶ原の壮大な景色を見て “人は10mのためではないく、この景色のために登るのか!” と納得。045.gif そして励ましてくれた同行者に感謝です。 040.gif 035.gif 056.gif




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柴安嵓から見た俎嵓のピーク。この光景も柴安嵓に登らなければ見れない景色だ。




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1時間弱かけて柴安嵓を往復して、ようやくランチタイム。 063.gif 念願の “(ちゃんと)尾瀬沼が見れる燧ヶ岳” で食べるランチは最高に美味しい。 043.gif




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下降は3時間かけて御池に下山。途中の広沢田代に西日がさし湿原にロングスカートの魔女が出現しました。 041.gif




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今回の山行で、心機能が低下するキモセラピー中は高低差のあるハイキングはNGだということを悟った。でも、尾瀬は老若男女が楽しめる魔法の国だから、こんな私でも楽しめるトレイルがきっとあるはず。また尾瀬にこよう。♪


私のこのトレイルへの評価:5★ 中級者向け
行程距離:約10km(御池‐俎嵓‐柴安嵓往復‐御池)
高低差:約800m 行動時間:約8時間(休憩込み)






【おまけ】屏風岩
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御池登山口へ向かう国道の途中にある “屏風岩”。美しい渓流に屏風のように立つ岩壁が見事だ。紅葉がすすめばもっと綺麗だろう。他に “モーカケの滝” などもあるので時間があれば立ち寄ると良いだろう。 049.gif


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by dream8sue | 2014-10-11 04:59 | 尾瀬 国立公園 | Trackback | Comments(0)