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中之条町 登る時季を間違えた高間山     Mount Takama in Nakanojō, Gunma

Thursday, September 21, 2017
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良い天気になるという予報を信じて上信越高原国立公園の志賀高原を訪れた。 
しかし、天気予報に反して空模様が良くなかったので、高原ハイキングはあっさり諦めて、草津温泉にある嫗仙(おうせん)の滝を見に行った。

1時間ほどの滝見物が終わり、中途半端な時間ではあるが、さらに1~2時間くらいのハイキングならできそうだったので、短時間で手軽に登れる中之条町にある高間山を訪れることにした。
しかし・・ササの生い茂る時期に登る山ではなかった。  135.png




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<マイカーの場合>
群馬県長野原町の国道145号線の交差点 “新須川橋” で、国道292号線に入り六合村方面へ向かう。 
交差点から3kmほど走ると右に旧道への分岐があるので、旧道に入り集落を抜けて山路へ進む。
この旧道は登山口まで7kmくらいであるが意外と長く感じる。
途中で高間集落の林道に合流したら右折し、次の二俣分岐を左に行けば、高間山登山口(木の幹に似せた道標がある)に着く。 
3台くらい駐車可能なスペースが設けてある。
高間山登山口と林道を挟んで反対側(南側)へ行く路は王城山へ続いている。 




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ここまでの林道も草木が生い茂っていたが、登山口周辺もうっそうとしている。 140.png
訪れる時期を間違えたと直感した。
登山口にはイエローが鮮やかなヤクシソウが咲いていた。 178.png
もうひとつ、イエローの花が咲いている。
キバナコスモスかと思って観察してみるが、どうもコスモスのような可憐さに欠ける。 
後で調べてみたらオオキンケイギクという北米原産の外来種であった。 
1880年代に導入されたが、繁殖力が強く現在では特定外来生物(日本の侵略的外来種)として、栽培や販売が禁止されている嫌われ者だ。 
当初は河原への侵入であったが、今では自然度の高い森林へも進出しているらしい。
まさに、こんな山奥でも見られるなんて・・知っていたら駆除しておいたのにな~!
でも、まあ考えてみれば、勝手に観賞目的で導入しておいて、在来種に悪影響だから法律で禁止するって・・これも日本人のエゴだよな~




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ここで見られた花はこの2種類だけで、あとはクマザサだけ。
登山口からいきなりトレイルを覆い隠すほどの成長ぶりで、クマザサをかき分けて歩く。 148.png




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枯れ果てた倒木にたくさんのキノコが宿っていた。
1つ2つなら可愛いが、ここまでの大ファミリーになるとキモイ! 149.png




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10分もしないで中間点に着く。 ササしかない。 131.png




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中間点からは勾配がきつくなり、その分だけ腰丈くらいだったササが背丈ほどになる。
気付けば、あたりはカラマツの植林帯になっていた。
この山はカラマツが紅葉する晩秋から新緑の初春に登るのが一番良いだろう。
何でこんな半端な時季に来てしまったのかと後悔しながら、ただただササを漕ぐ。




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それでも本気登りして、中間点から10分で高間山(1342m)ピークに着く。
展望は無く、ササ原に立てられた山名柱と小さな三角点を、ミズナラの大木が見守っていた。
20分で登った山頂から、下山は駆け下るように降りて10分で登山口に着いた。
登る時季を間違えたとは言え、全然面白くない山である。 152.png

中之条町観光協会発行のトレッキングパンフレットに載っていたので来てみたが、林業従事者以外の人が登る価値がある場所とは思えない。
何が楽しくてこの山を一般ハイカーが登るのだろうか?
確かに短時間で登れ、ルートも単調なので初心者でも手軽に山歩きを味わえる、、であろうが・・
こんな山へお父さんがはりきってファミリー登山で子連れできたら、家族のブーイング間違いなしだ。 106.png
中之条町、東吾妻町、長野原町の三町の境であり、古くから地元民に親しまれていたという理由からトレッキングマップに載せたのだろうが、トレイルの評価とは別の次元かな~
他のハイキングと抱き合わせで行くならまだしも、わざわざ行くほどの山では無い。 
実際、中級ハイカーたちは、近くにある王城山との2座を登るハイカーが多いようだ。
登るなら私も王城山の方をお勧めする。 165.png


本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆ 

私のこのトレイルへの評価: 2★ 初級者向け(夏はササが路を隠すので初心者はNG。 1年間に50~80日はハイキングをしているが、5年に1度の評価2★のルートであった。)
距離:約1.2km/ 所要時間:約0.5時間(林道登山口 15:40‐高間山 16:00‐林道登山口 16:10)
標高差: 約180m



 【おまけ】旧太子駅跡
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国道292号線に戻り、北へ車で5分(約3km)ほど走った所に旧太子(おおし)駅跡がある。
国道292号線を走る度にいつも見えていたコンクリートの塊であるが、まさか閉鎖になった駅だったとは思わなかった。
近年、八ッ場ダムの建設に伴って路線が付け替えられているJR吾妻線であるが、こちらの太子駅は時代を遡ること1971年に廃駅となっている。
太子駅は、日本鋼管群馬鉄山の専用線として1945年(昭和20年)に開業したもので、遺構されているコンクリート構築物は鉱石積み出し用のホッパー(鉱石の貯蔵槽)である。
1945年って終戦の年だよね。 きっと開業当時は軍事目的で作られた駅だったのだろうな~
高間山のハイキングはさえなかったが、思わぬところで歴史遺産を見れて良かった。  


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by dream8sue | 2017-09-21 23:14 | 群馬県エリア | Trackback | Comments(0)

群馬の駅からハイク vol.10 : 長野原町 オキナグサを訪ねて王城山    Mount Ōjyō in Naganohara

Monday, April 24, 2017
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2年ぶりの “群馬の駅からハイク” である。 車社会の群馬県にあって駅から歩いて登れる山(駅から登山口までがそう遠くない山)の存在は貴重である。 群馬県内の路線図を見れば駅からハイクができるエリアは限られてしまう。 そんな中で今回はJR吾妻線沿線の王城山(別名:みこしろやま)にオキナグサという花が自生しているということで訪ねてみた。 




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渋川駅を過ぎ、西に向かって走る車窓からの風景は、サクラやモモの花でピンク色に彩られている。 線路脇では菜の花のイエローやムラサキハナナのパープルも際立っている。 

そして、小野子三山岩櫃山という見覚えのある山容が通り過ぎていく。 いずれもこの数年間に登った山々なので記憶に新しい。

新前橋駅から約1時間、長いトンネルをぬけると新築の川原湯温泉駅に到着だ。  JR吾妻線のダイヤは1時間に1本、時間帯によっては1時間半に1本と少ないので事前確認は必須だ。 尚、JRなのにSuicaは使えない。




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八ッ場(やんば)ダムの建設に伴って架けられた不動大橋を渡る。 不動大橋を渡りきった所には “道の駅八ッ場ふるさと館” もあるので、ハイキングの前後に立ち寄って食事をしたり、お土産を買うのもよいだろう。




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不動大橋からは、文字通り支流にかかる “不動の滝” を見ることができる。 冬になると毎年のようにアイスクライミングのトレーニングに通った滝だ。 凍っていない不動滝を見るのは初めてかも・・




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不動大橋から上流域を見渡せば、吾妻川の流れがエメラルドグリーンに輝いている。 山麓の木々は、ようやく冬の眠りから目覚めたばかりで淡いグリーンをしている。  近い将来にはこの景色はダムの底に沈む。  紅葉の吾妻渓谷は “関東の耶馬渓” と言われるほど美しい渓谷だ。 ダムに沈む前に一度ゆっくり渓谷を歩いておきたいな~・・ちなみにダムの完成は2020年だそうだ。




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道の駅で行動食の焼きたてパンを購入して、登山口へ向かう。 国道145号線を横断して長野原町立第一小学校の前を通って県道を西に行く。  左(南側)の林集落の前の山の尾根がすごい! 尾根というより岩のヒダのように見える。




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その右側には、こちらも個性的な山容の高ジョッキと丸岩だ。 → “長野原町 小さな2つの山 高ジョッキ・丸岩     Takajyoki & Maruiwa in Higashiagatsuma, Gunma”






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長野原町立第一小学校から西へ0.5kmほどの所に王城山登山口の道標がある。
右に曲がって民家の間をぬって畑路にでたら北へ行く。 
西へ行けば “カタクリの里” というカタクリの群生地がある。 帰りに寄っていこうかな~




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カタクリも良いが、畑の土手に何気なく群生している野の花だって捨てたものではない。 タンポポにホトケノザなどの春の定番の野花だ。 ヒメオドリコソウは見事に皆な同じ直立姿勢だ。 まるで兵隊さんみたい。 ワ━(〃゚∀゚〃)━オッ♪




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田園の路を登った所にすでに “三合目鳥屋坂(とやざか)” という標石があり、車両止めのクサリが張ってある。 
あれ、一合目と二合目は何処?
それは、王城山登山口の道標からさらに0.5kmほど西に行った、林集落の中にある王城山神社からのトレイルについている。
一合目から登りたいハイカーは王城山神社からスタートすると良いだろう。




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三合目から舗装された林道を行くと、 “四合目柴峯” 標石の手前で王城山神社へいく分岐を左にみる。 四合目標石の前にも左へ下る踏み跡があるが、惑わされずに舗装道を直進する。 眼前には王城山のピークが見えてくる。




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この舗装道はどこまで続くのかな~? と、そろそろ嫌になってくる頃に “傘木(からかさぎ)” という立派なアカマツの木がある五合目に着く。 ここから山路が始まる。 




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山腹を右に登っていくと、岩の破片が転がるトレイルとなる。 




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陽当たりが良い雑木林なので、斜面には多種多様のスミレが咲いている。 たくさんいてもヒトリシズカ(言うと思ったでしょう~笑)にも今年初めてあった。 まさに春爛漫。いいな~いいな~!




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“六合目炮碌岩(ほうろくいわ)” で左に切り返して登って行くと、山側の斜面には脆そうな岩が立ち並ぶ。




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“七合目船窪” からは、ササの生えた窪地の中を行く。 木段まじりのトレイルを登り標高を上げる。




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ササ原の中に手作りのサインボードが置かれた炭焼き跡がある。 炭焼き跡は他の山でも時々見かけるが、この様に炭焼釜を木の根がすっぽり覆っているのは初めて見た。




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窪地を登りきった尾根が八合目の標石がある “中棚尾根” である。 ここからは小さなループトレイルとなるので、まずは反時計回りに尾根通しに行ってみる。




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いきなり崩れかけのヤセ尾根となるが、ロープの手すりが作られているので慎重に歩けば問題ないだろう。




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急斜面をひと登りすれば、王城山(1,123m)ピークに到着だ。 案内板によれば、戦国時代にここに砦があったので、地元では古城と呼んでいたそうだ。  ピークからは西に浅間山や四阿山が望める。




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ピークを越えて、西側の鞍部に降りたところが “十合目山頂尾根” で、新しい休憩舎もある。 




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そして、尾根を登り上げれば、王城山神社の奥宮に到着。 健脚ハイカーは、ここから北に位置する高間山を往復することも可能だ。(往復3時間弱) だが、2座の途中に林道が走っているので、車を利用してその林道パーキングから両方の山をピストンするのがメジャーなようだ。 現にこの日、山頂で会った男性ハイカーも高間山を往復してから王城山に来たと言っていた。




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さて、ここでお目当てのオキナグサに会えた。 Wow! モコモコだ! 園芸種にもあるようだけれど、植物に関心の薄かった私は初めて見るオキナグサにちょっと感動。 ここのオキナグサは自生のものだよね? 誰かが植えたとかではないよね?




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小枝で囲ってなければ、見落としてしまいそうな実に地味な花だ。 うっかり踏みつけたりしないでね。 




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地味なのに不思議な存在感がある。 半透明のうぶ毛のような白い絹毛が面白い。  白い絹毛を白髪に見たててオキナ(翁:年老いた男性)の和名がついたらしいけれど、私は、むしろ生まれたての雛鳥のようなベイビーを連想するな~。




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咲きかけの花は、深紅のバラを思わせる。




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また、奥宮前の地面にある石蓋の中には “虫切鎌(むしきりかま)” という小さな鎌(現在は錆びた鉄クズにしか見えないけど・・)が収納されている。 案内板によれば、この鎌で赤ん坊の胸元で✖(ばってん)をきる真似をするとカンの虫が納まるらしい。 そして翌年に・・半沢直樹の倍返しだ!・・じゅなくて~・・鎌を倍にして返す仕来たりらしい。 




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さて、下山は、とてもお篭りできそうもない “九合目お篭り岩” の下をトラバースして八合目まで戻る。




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八合目から五合目まで往路を降る。 五合目からは、早く下山して温泉に入りたい人はそのまま林道に進み、四合目の分岐を右に入り王城山神社を目指そう。  神社の前には地元民ご用達の “かたくりの湯” が300円で入れる。
歩き足りないハイカーは、左の傘木マツの生えている尾根へ進む。 少し遠回りであるが、ヤセ尾根を通り小学校の裏側からカタクリ群生地へ戻れる。   




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私? ヤセ尾根歩きっしょ!  ヤセ尾根ではあるが、ここにもロープで手すりがセットされていて危険個所は回避されている。




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ヤセ尾根からは、深い谷を隔てて北側の稜線が見える。 暮坂峠方面の山かしら?




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ザレていて歩きづらい尾根路には長い木段状の路が作られている。 




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下るにしたがって踏み跡が薄くなるが、迷うことなく尾根通しに降れば、やがて右下に小学校のグランドと不動大橋が見えてくる。




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尾根から舗装道に出て墓地のある三叉路を右へ行けば往路に通った田園の道に交差する。 西に進みカタクリの群生地に寄って行こう。  
落葉樹林の林床には、すごい数のカタクリが咲いている。 本当に春の野を舞う妖精のようだ。 カタクリは実生から花をつけるまでに7~8年も要するらしい。 毎年少しずつ栄養を蓄えて開花を迎える気の長い植物なんだね。 




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気温が低いと花を閉じ、気温が上がると花を開いて反り返らせる。 皆さん見事に反り返っているね。   (^.^)クスクス・・




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カタクリの群生地には結構アズマイチゲも一緒に咲いているよね。 何でかな~? 相性がいいのかしら?  同系色のユニークな形の花もいるね。 ヤマエンゴサク?かな~




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遠くの斜面まですべてカタクリの花で覆われている。 以前、栃木県の三毳山にカタクリを見に行ったことがあるが、観光客もハイカーも多くてうんざりした。 そこと比べたらここは静かで、私はこのカタクリの里で十分満足できた。 → “栃木市 かたくりの里 三毳山は自然観光地     Mikamoyama in Tochigishi,Tochigi

初めて見たオサバグサに、たくさんのカタクリ、多種類のスミレに、目覚めたばかりのヒトリシズカ、田園のあぜ道を彩るヒメオドリコソウやタンポポ、車窓から見たサクラやモモの花や菜の花。 遅く起きた日の半日ハイキングは、楽しいお花見ハイキングだった。 


本ルートのマップ
私のこのトレイルへの評価: 4★ 初~中級者向け
行程距離: 約km(河原湯温泉駅‐王城山登山口‐五合目‐八合目‐王城山古城‐奥宮‐お籠り岩‐八合目‐五合目∸小学校裏尾根‐カタクリの里‐河原湯温泉駅)
標高差: 約m
実動時間: 約5時間 (河原湯温泉駅~王城山奥宮 約2.5時間、奥宮~河原湯温泉駅 約2時間、道の駅での休憩 約0.5時間込み)
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by dream8sue | 2017-04-24 05:21 | 群馬の駅からハイク | Trackback | Comments(2)