伊豆 海金剛で太平洋をバックにクライミング     Rock Climbing at Umikongo in Fuji-Hakone-Izu National Park

Friday, January 4, 2019
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お正月は暖かな伊豆でクライミングと言うことで、前日に城ケ崎でクラックルートを登った。
翌日は城山あたりでマルチでも登ろうと思っていたが、クライミングパートナーのオファーで西伊豆の海金剛に転進。 070.gif 

ルートは、2001年に登ったことのあるスーパーレイン(7P)だが、詳細はほとんど記憶に無い。 039.gif  105.png



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<マイカーの場合>
静岡県松崎町にある雲見オートキャンプ場(〒410-3615 静岡県賀茂郡松崎町雲見40-1)をターゲットする。

新東名高速道路から有料道路の伊豆中央道~修善寺道路と繋ぎ、修善寺から国道136号に合流。
国道136号で西海岸を堂ヶ島、松崎町方面へ南下。
雲見海岸を過ぎて0.5kmほど走った右手にある  “雲見温泉いりや”  の看板を目印に右折。
そこからは細い道を約2km道なりに直進すれば雲見オートキャンプ場である。

途中に別のオートキャンプ場があるので間違えないようにね。
雲見オートキャンプ場(デイキャンプ料金:¥540/大人)には露天風呂まで出来ていた! 



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岩場へのアプローチは、キャンプ場から少し下り、緩やかなカーブの石垣の脇の踏み跡(右に雲見54の電柱)から入る。 070.gif 



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ブルーの目印テープに導かれ、ザレた斜面をひたすら水平トラバースする。



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樹林帯から抜け出ると岩壁のトラバース。 



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足下に激しく切れ落ちた海岸を見下ろしながらのトラバースが続く。
全体的に足場が悪く、油断すると滑り落ちそうな斜面なので気が抜けない。 042.gif



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キャンプ場から20~30分程で断崖の上に出る。
眼前に海金剛の左壁が現れ、眼下には磯釣りを楽しみフィッシャーマンたち。 060.gif 



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10mほどの断崖を、ボロボロのフィックスロープを補助にしてクライムダウンする。 
または、アンカーはしっかりしたボルトなのでラペルした方が良いかも・・049.gif 



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スーパーレインのある正面壁へは、降り立った海岸線を南へ進み、中央稜を回り込む。
スーパーレインの取付きには岩壁にへばり付くように生えた木がある。



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1P : 5.8 45m   ブッシュの生えた顕著なコーナーを登る。



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40mほど登ってから最後のスラブの右トラバースが怖い! 149.png 008.gif 



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2P: 20m ブッシュ帯の歩きのセクション。 ロープアップしたままコンテで歩く。 070.gif



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3P:10a 40m   さて、ここから下部城塞までの3ピッチが本ルートのハイライト。 060.gif 
3P目は5.7のクラックから始まる。



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その後、右上するクラックから終了点のリッジに上がる一手が悪い。 008.gif 



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4P: 10a 30m   核心部と言われている右上フレーク。
レイバック気味にフレークを持って、足をスラブにスミアリング(スメアリング)する。
その足下には太平洋の大海原が広がり、高度感が半端ではない! 149.png 008.gif 



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5P: 10a 30m  逆層のフェイスから小ハングの乗越し。



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5Pの小ハングを越えて上部に至るにしたがって、岩の脆さが気になってくる。
何とか下部城塞の基部に到達。 眼下の眺めも素晴らしい。  177.png 



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6P(下部城塞): 5.8 20m
下部城塞は右のワイドクラックから、浮き石のハング帯を越える。

正直、この出だしのクラック(5.8?)が一番悪かったように感じた。 
クラックに左手のハンドジャムがしっかり決まるものの、足がすこぶる悪い。 008.gif 

その上の浮石ハングも、頭の上の大岩ごと崩れてきそうな積み石状態なのでメンタルなプレッシャーが大きい。 149.png
フォローでもビビったが、リードはかなりの精神力が要求されるピッチだ。



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7P(上部城塞): 5.8 20m
こちらも短いワイドクラックが少し厄介だ。 クラック上のガバが取れればOK!



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そして、18年ぶりの海金剛のピーク!  あれ?・・・こんなに脆い瓦礫帯だったかな~?
近年、脆くなっているという情報通り、大地震でもくればこの瓦礫ごとルートは崩壊してしまうのでは?



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しかし、 終了点からの眺めは最高だ!   177.png 177.png 177.png
コバルトブルーの海に白波をたてて走る船と、スカイブルーの水平線に地球の美しさを実感する。 172.png



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折しも、爆音と共に4機の戦闘機が低空飛行していった。 005.gif 



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下降は同ルートをラペルする。 それは、まさに海にダイブするかのようだ。

1度目のラペルで下部城塞の取付き。
2度目のラペルで3P目の終了点まで降りられる(50mロープでは最後の数メーターが足りなくなるので注意のこと) 034.gif 

3度目で2Pの歩きのセクションまで降り、4度目で1P目を一気に取付きまで降りた。が、
1P目はブッシュが多くロープが木の枝に絡まり回収できなくなるので、1P目のラペルは短くきった方が良い。 034.gif 045.gif 



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3P目を登ってくる後続パーティーとの時間待ちで、パートナーは4P~5Pを何度もフリーソロしていた。  ヒィィ((ll゚゚Д゚゚ll))ィィ!!!    

フリーソロの映像は下記リンクから・・・良い子は絶対に真似をしないようにね!  034.gif 




今回はフリーソロしちゃうほど登り込んでいるパートナーが全ピッチリードで、私はフォローに徹し、取付きからピークまで2時間20分だった。

2度と訪れることは無いと思っていた海金剛を登る機会を作ってくれたクライミングパートナーに感謝です。 040.gif 

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# by dream8sue | 2019-01-04 22:34 | Rock Climbing | Trackback | Comments(0)

南房総市 花嫁街道をたどって鳥場山     Mount Karasuba in Minamibōsō, Chiba

Saturday, December 29, 2018
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年末寒波から逃れて房総半島でのハイキングと決め込んだ2日目。
前日に御宿駅、行川アイランド駅、安房小湊駅とJR外房線に沿って房総半島の東海岸で遊んだ。



2日目は、南房総の山間の村から海辺の村へ嫁ぐ花嫁が歩いたという “花嫁街道” を歩く。 070.gif 
前日のうちに花嫁街道の最寄り駅であるJR内房線の和田浦駅(無人駅)に移動し、ステーション・ビバークして一夜を明かす。 152.png



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<マイカーの場合>
JR内房線の和田浦駅で同行者と合流しマイカーで花嫁街道の登山口まで移動。
和田浦駅から登山口までは、要所要所に設置された駅からハイキングのコース案内に従ってアクセスする。
和田浦駅から北西へ約2.5kmで花嫁街道入口の三差路に着く。 途中2回ほど内房線の線路を横切る。

三差路を右へ0.5kmほど行った “花園広場” に数台のパーキングが可能。
サザンカが満開の花園広場は、黒滝への散策路の入口でもある。


なお、今回は花園街道入口までマイカーを利用したが、和田浦駅から歩く場合は往復2時間(片道2.5km)を見積もっておけば良いだろう。 059.gif



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まるで雑草のようにいたる所に咲いているスイセンの花を見ながら花嫁街道入口の三差路に戻る。
ここから時計廻りで、花嫁街道~烏場山~黒滝とループで歩こう。 070.gif 



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トレイルは始めから荒れた急登が続き、程なくしてシイの巨木を見る。



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その後はスギなどの植林帯で歩き易くなり、花嫁街道入口から30分程で展望の無い 第一展望台 に着く。 



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第一展望台から0.5kmほどでベンチの置かれた 第二展望台 に着く。
第二展望台からは南房総の町と太平洋が良く見えるので、一休みするには良い場所だ。 063.gif 



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その先に群生しているマテバシイの純林は見事である。



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ちなみに、マテバシイの実は、見た目は一般的なドングリと変わらないがアクが少ないので食用になるらしい。 111.png



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マテバシイ林を過ぎると、木立の間から烏場山が見えてくる。



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そして、シイの大木が岩を抱え込んだ “経文石” が現れる。
かつては、石に書かれた文字が読み取れたらしいが現在は風化が進み見えない。



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経文石から0.8kmほどで落人伝説にまつわる “じがい水” であるが、水などは無く標識だけが横たわっている。
さらに0.8kmほど北へ行くと “駒返し” という五十蔵登山口との分岐であるが、現在は五十蔵口からのトレイルは通行止めのようだ。



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トレイルは、駒返しで東へ曲がる。 その先は、南側の展望が開けた 見晴台(カヤ場) である。
陽当たりが良いので、ここも冬場の休憩ポイントとしては適地である。 063.gif 



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見晴台から0.3km程のところにある第三展望台からは、北側の五十蔵の山村風景や房総の山々が望める。 177.png



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烏場山は、267m(低ッ!)の低山で、ピークには可愛らしい花嫁の石像が置かれている。
山頂周辺はスギの木が生えているので展望はそれほど良くは無い。



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烏場山から黒滝までは花婿コースと呼ばれる南房総市と鴨川市との郡境尾根を行く。 070.gif



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花婿コースは花嫁街道よりも若干、谷側が深く細い尾根である。



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陽当たりの良い 旧烏場展望台 までは、烏場山頂から約15分。 174.png



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さらに南へ1.3kmほどで 見晴台(171m)に到着。 174.png



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見晴台から右方向のトレイルを0.7kmh度で 金毘羅山(121m)と言う、山と言うより尾根の一部を通過。
金毘羅山を過ぎると、急な下り坂となり、賽銭箱が壊れた石祠の前を通り黒滝へとアプローチする。



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黒滝の上流広場からツリーハウスのような階段テラスを降っていくと右手に黒滝が見えてくる。



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あたりはまるでジャングルのような渓谷だ。



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黒滝は長者川の中流にある落差15mの滝で、樹林に囲まれていて独特の雰囲気をかもし出している。



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川の淵に敷かれた板を渡って整備された遊歩道を行けば、車を停めた花園広場はすぐである。


2日間の房総半島でのハイキングが2018年の歩き納めとなった。 101.png


本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆ 


私のこのトレイルへの評価: 3★ 初級者向け
距離:約9km/ 所要時間:休憩込で約4時間(花園広場P 8:30‐第一展望台‐第二展望台‐駒返し‐カヤ場見晴台11:00‐第三展望台‐烏場山‐旧烏場展望台‐見晴台‐金毘羅山‐黒滝‐花園広場P 12:30)
標高差: 約220m

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# by dream8sue | 2018-12-29 08:49 | 千葉県エリア

御宿町/勝浦市/鴨川市 コバルトブルーの房総半島東海岸を行く     Osenkorogashi in Katsuura, Chiba

Friday, December 28, 2018
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いよいよ年末寒波が到来。 寒いのダメ、嫌い、死ぬわ~  149.png 046.gif 
そんな時は寒波から逃げて房総半島のコバルトブルーの海を見ながら歩くのが良いな~。  070.gif 
房総半島の東海岸は、外房線沿線にある御宿海岸、大波月海岸と、孝行娘の悲話にまつわる “おせんころがし” の断崖を見ながら歩くことにする。



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<公共交通の場合>
群馬県から青春18きっぷを使って各駅電車で4時間半、JR外房線の御宿駅で下車。 
駅前の観光案内所で自転車をレンタル(¥400/2時間)してGO!GO! GO!ヾ(>∇<*)o!!

060.gif 童謡 “月の砂漠” 060.gif  が生まれた御宿海岸へは、駅前を直進してから右折(南方向)。 自転車なら5分くらいで到着。



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月の砂漠記念館の前の川には大きな鯉がうようよ泳いでいた。  005.gif 
鯉って淡水魚だよね? すぐそこが海なのに、こんな水路のような川でも生息できるんだね~



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月の砂漠は、この時季は大学陸上部などの合宿地となっている。 ガンバレ若者たち!  フレー!━━ヾ(o・∀・o)ノ゙━━フレー!!  



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御宿海岸沿いの道から離れて、住宅地を北へとペダルをこぐ。 
住宅地が終わったあたりの小路を右に入った所が小波月(こはづき)海岸かな?
そこは小さなビーチで、砂の上に残った自分の足跡以外は何も無いが、浸食した崖は一見の価値がある。 177.png  049.gif 



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車道に戻り東へ行くと、すぐに大波月(おおはづき)海岸のパーキングが右手に現れる。



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パーキングに自転車を置き、海岸へ続くトレイルを歩けば、イソギク(写真左)やツワブキ(写真右)など、海辺に多く自生する花が見られる。 
冬でも緑の葉が茂り、イエローの花が見られるなんて、やはり暖かい土地はいいね~ 174.png 178.png



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大波月海岸は、短い海岸であるが景観は素晴らしい。 



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洞窟やローソク岩などもあり、全国から画家や写真家が訪れるスポットらしい。 049.gif 



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  パーキングに戻り、さらに車道を北東へ向かう。
 “ドン・ロドリゴ上陸の地” の入口の先で右側にダートの道が分かれるのでダート道に進む。
自転車ではダート道は走りづらいが、電動アシスト付きの自転車を借りたのでダート道でも楽に走れた。 049.gif 

ダート道の途中には薄暗い素掘りトンネルがある。 
初めて房総でハイキングした時に、房総半島には素掘りトンネルが多いことに驚いた。 045.gif



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寒さに負けずに咲いているのはノハラアザミかな?



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ダート道が行き止まった所から徒歩で海岸への小路を降って行くと、美しい小浦海岸?にでる。 
ここは夏でも人の少ない静かなビーチで、冬ならばまさに私だけのプライベートビーチである。 060.gif



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さて、御宿周辺のビーチをハシゴした後は、御宿駅から再びJR外房線に乗り、行川(なめがわ)アイランド駅(無人駅)まで約20分の電車の旅をする。
行川アイランド駅は、昔あった商用施設の名前と同じ駅名で、その施設が閉鎖された今でもそのままの名前で存続している。



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線路の横を国道128号線が走っていて、西側のトンネルがバイパスで、その北側に旧道が分かれている。
トンネルの手前から左(南)へ少し入った所が “おせんころがし” である。



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おせんころがし は高さ20m、長さ4kmに及ぶ断崖絶壁で、古くは交通の難所であったそうな。



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強欲な父親の身代わりになって、領民によってこの断崖から海へ投げ込まれたという孝行娘お仙の碑がある。 145.png



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お仙の碑から直接、おせんころがしを歩くことはできない(藪に覆われている)ので、国道128号線に戻りトンネルの脇から旧道に入る。



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旧道を西へと進み、大沢集落の中の路地を海側へ降って、海岸沿いの道にでる。
振り返れば、漁港の上の崖の中腹に、おせんころがしの小路が見えるが、現在この小路は通行できない。



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海岸沿いの道の右側(北)はマテバシイの林。



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オレンジ色のマサキの実も裂開して種がはじける寸前だ。



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左側(南)はコバルトブルーの海が広がり、ミニチュアのような船が空と海の間に漂っている。



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太平洋の雄大な眺めを見ながら歩く道は、海無し県に住む者には新鮮である。 101.png



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やがて、海岸沿いから離れ、トンネルをくぐり山際へと入って行く。 070.gif 



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トンネルを抜けると、マテバシイの森から針葉樹の林となり、スギの木に絡みついたツル植物が凄い!

2017年の冬に富山の西尾根から伊予ヶ岳(下記リンク参照)を歩いた時も、こんな光景をみたな~。




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そして、森をぬけて集落に入れば、程なく日蓮ゆかりの誕生寺の裏側に出る。



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誕生寺の本堂から表門へと進む。 境内のマツの木の枝ぶりが凄い! 005.gif 



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土産物店が並ぶ参道を北へ行けば小湊漁港である。
時間があれば、土産物店で買い物をするもよし、誕生寺付近の海辺に作られた鯉ノ浦遊歩道を歩くのも良いだろう。
また、鯛ノ浦では観光船に乗り内浦湾に生息する天然記念物の鯛を見ることもできる。



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誕生寺から小湊漁港をぬけて安房小湊(あわこみなと)駅までは30分(約2km)くらいである。


寒いのが苦手で避寒を兼ねてのハイキングであったが、この日は風が強く、思ったほど暖かくは無かった。
しかし、セピア色した枯れ野山とは違い、コバルトブルーの海と緑と花のある色鮮やかな房総のハイキングであった。


本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆ 


私のこのトレイルへの評価: 3★ 初心者、初級者向け
御宿海岸、大波月海岸は約2時間のサイクリング(御宿駅 10:09‐御宿駅 12:31)
おせんころがし 距離:約7km / 標高差: 約100m / 所要時間:約4時間(行川アイランド駅12:50‐安房小湊駅 17:04)

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# by dream8sue | 2018-12-28 10:16 | 千葉県エリア | Trackback | Comments(0)

佐久市 佐久の岩場でクライミング(追記)     Rock Climbing in Saku, Nagano

Sunday, November 16, 2018
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長野県佐久市にある佐久の岩場は、知る人ぞ知る、いわば地元ご用達の岩場。
開拓当初(40年くらい前?)はクラックルートが主体であったようだが、現在ではクラックはほとんど登られて無く、ボルトルートがメインである。

そのボルトも劣化している物が多いが、最近、地元のボランティアによってリボルトされている。
そんな地元クライマーに愛され、維持されている貴重な岩場である。 110.png

岩質は凝灰岩で、岩の全面に横筋が入ったような模様が特徴的である。
この横筋は、一見カチホールドに見えるが、実は指のかかりが悪いスローパーが多いので、見た目に騙されて取り付くと痛い目にあうよ。 034.gif

2018年の冬と秋に何度か訪れた佐久の岩場を備忘録として簡単に記録する。
地元集落との摩擦もあるらしく永久非公開の岩場なので、アクセスの詳細は伏せる。



【ひなたエリア】
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いくつかあるエリアの中で、冬場の日当たりの良いのが、その名の通り【ひなたエリア】である。
陽当たり良好だが、風が通るので、風の強い日は要注意かも。 034.gif
5.9~5.10くらいの比較的易しいルートが多く、いつも数パーティーが取り付いている人気エリア。



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そんな中で “ネクスト・ウィーク5.11b” は、下部のハング越えが難しい5.11のルート。



【黄昏2エリア】

【黄昏エリア】は、1と2があるが、2の方が午前中の陽当たりが良いので冬場にはお勧めだ。 049.gif 
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【黄昏2エリア】の初めの一歩は、 “道しるべ(5.10a)” からっしょ!  049.gif 



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道しるべ の右隣にある “万華鏡(11a)”  
地元クライマーからの最新情報によれば、アンカーのボルトがだいぶ錆びているとのことなので、TRなどの使用に際しては注意されたい。 034.gif



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道しるべ の左隣にある “天使の誘惑(10a)”  こちらも上部の土壌が壁側へはみ出してきているとのこと。
トライするなら、左の “テレパシー 10c” の方が安全かも? 034.gif



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比較的新しいルートで、“登竜門 (5.11a)” は被り系ルート。 



【奥の奥の院エリア
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【奥の奥の院エリア】と【奥の院エリア】は、1日中陽当たりが良く、風当たりも少なく、周辺に雪が残っていても暖かかった。 049.gif 

しかし、ルート名もグレードもはっきりしない。 
佐久の岩場の特性を知ったうえで、ルートを見極めて取り付くこと。



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奥の奥の院にあるつるつるのフェイスの岩。



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ボルト3本くらいの短いルートのあるフェイス。



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中間にクラックのある5.10cくらいのルートは、中間のクラックと上部のフェイスが難しい。
ザラザラの岩質なので、ジャミングすると痛い!痛い!  135.png



【奥の院エリア】
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奥の院エリアの比較的すっきりした10cのルートは、下部の凹角から上部のフェイスへと変化があって面白い。 049.gif 



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その右横のクラックと側壁を登る5.11aのルート。 見栄えがするね~ 049.gif  



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さらに右へ行くと、 ハング越えの “君といつまでも 5.11+” があり、このルートから右側は古いTOPOに記載がある。



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その右側の平面壁には5.11台が3本横並びにある。

・・と言った具合に、TOPOがあって無いようなものなので、TOPOはあてにならない。
古~いTOPOに各自で付け加えたり、修正したりして目安にしているのが現状である。



【道の駅エリア】

【道の駅エリア】は、佐久の岩場の中では比較的新しいエリアであるが、アプローチが若干遠い。
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岩場には【道の駅】の看板があるので分かり易い。 
この看板から右の数本のルートは、昔の【けやき対岸エリア】である。



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各ルートの取付きには、 ルート名の書かれた札がグルーで貼ってあるので、トライの目安になる。 040.gif  



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看板のすぐ上にあるボルト4本のルートは “風雪 10c”



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“冬将軍 5.7” のクラックを挟んで右のルートは “ロンリー・ウェイ 11a” であるが、RCCボルト2本が現役で使用させている。



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その右のカンテルート“野獣と美女”を挟んだ右のクラックは、“聖子ちゃんクラック5.8/5.9” で佐久の岩場では、今も登れる貴重なクラックルートである。



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その右に 5.10a のフェイスがあるが、最後のボルトにクリップしてからが核心で、ボルトが足下になるのでちょっと怖い。  008.gif  



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その右にある “寒桜 5.11a”  の右隣が “道のり 5.10b” で豪快にカンテを越えて行くボルト12本の長いルート。



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さらに右へ大きくトラバースしていくと、短いルートが3本あるフェイスがある。
左端がバランスの悪い10aのカンテルート。



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短いルートのフェイスの右が、 “一人晴香 5.10c” と “晴香 5.11a” 



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さらに右側には 5.11台のルートが数本ある。



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【道の駅】の看板から左のエリア



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看板寄りには 5.9のルートが2本ある。



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その左には “マトリックス 5.10d” と “ボルサリーノ5.10c” で、その左にも 5.11 以上のルートが数本ある。


佐久の岩場は、5.10 ~5.11のルートが多く、初級から中級のクライマー向けである。
エリアは他にもスギ林に囲まれた【一本杉エリア】、 あまり登られていない【けやきエリア】、【大天社エリア】などがある。

前記した通り、この岩場は地元の承認が得られていない私有地にあり、
利用者のマナーが問われるセンシィティブな岩場なので、利用に際しては下記事項を厳守でお願いします。 040.gif 

                    ・林道への車の出入り禁止!(パーキングは旧小学校のバックヤード・要届け)
                    ・ガスコンロなどの火気厳禁!
                    ・ゴミの持ち帰りなどの環境への配慮をすること。
                    ・無事故への絶対的な安全対策をすること。
                    ・地元の方への挨拶など、摩擦軽減への姿勢をとること。


利用者は、マナーを守って、いつまでも登らせてもらえるように心掛けましょう。

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# by dream8sue | 2018-12-16 22:03 | Rock Climbing | Trackback | Comments(0)

安中市 妙義山塊の最高峰 谷急山北稜と柱状節理     Mount Yakyu in Annaka, Gunma

Monday, December 10, 2018
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初冬の低山ハイキングは、バリエーションが面白い!
ということで、今回は群馬県の西エリアにある、妙義山塊の最高峰、谷急山に登ってきた。

妙義山といえば、表妙義の相馬岳や白雲山などが思い浮かぶだろうが、実は最高峰は北西に位置する谷急山なのだ。
しかし、位置的な問題やアプローチの長さなどから、その存在は意外と地味で不遇の最高峰とも言える。

谷急山へ登る一般的なルートは、妙義湖のある東側から巡視路か女道で三方境を経由するルートである。
北側の入山から並木沢に沿って三方境まで登る並木沢コースもあるが、あまり歩かれていないようだ。(今回、私達はこのルートで下山)
どちらも三方境付近を中継してから、さらに西へ進みV字キレットなどを越えて行く長い道程となる。

今回は、そんな長い道程を倦厭して、谷急山へ登る最短ルートとも言える谷急山の北稜を登る。
谷急山北稜は、別名を大岩尾根と言って、昔からアイスクライミングなどで裏谷急沢を登るクライマーが下山に使うルートである。


このルートは、一般登山道では無い部分があります。  
入山に際しては読図や登攀技術など未整備のルート歩きの経験が必要であることを留意してください。




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 <マイカーの場合>
国道18号線を軽井沢方面に向かい、JR横川駅を過ぎて4kmくらい走り県道92に入る。
入山川に架かる入牧橋を渡って100m程先が並木沢コースの入口である(登山口標識は無い。ゴミ収集BOXあり)

並木沢コースの入口にマイカーをパーキングして、谷急山北稜の取付き(裏谷急沢出合)まで県道を約2.5km歩く。 070.gif 
ガードレールの切れた場所(脇の電柱に “恩賀38” の表示)から入り、入山川を渡渉する。



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入山川を渡って川下に行くと、すぐに裏谷急沢のFIが黒い川床を光らせている。
昔、何度も登った裏谷急沢であるが、無残にも今のF1は倒木で覆われていた。 137.png



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裏谷急沢の出合いから右岸(川下に向かって右側)の尾根に取り付く。 
この時季の冷え込みで、落葉の下はアイゼンやピッケルが欲しくなるほどの凍結した急斜面となっていた。 008.gif
ひと登りで、ミニ丁須の頭みたいな岩が現れる。



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その後はヤセ尾根が続き、大きな板のような岩が縦に重なった急尾根となる。



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尾根に取り付いて1時間弱、右手の沢の中に柱状節理の岩峰が見えてくる。 005.gif  
下ばかり見ていると見落してしまうほどの小さな存在であるが、近年の藪岩ブーム?で一躍脚光を浴びているらしい。 本当??? 039.gif



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ならば、せっかくなので登ってみようと思い、柱状節理とほぼ同高度から、柱状節理に向かって大トラバース。
スラブの小さな沢を2カ所トラバースするのだが、意外と急勾配で落葉がのったスラブは滑りそうで怖い。 008.gif



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トラバース後は、柱状節理岩峰の左肩に向けて急斜面を四つ足で這い上がる。 042.gif 
肩からは岩の間を浮石に気をつけながら登れば、すぐに岩峰の最高地点に立てる。 066.gif 



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両サイドの切れ落ちた狭い岩の上なので、慎重に行動しよう。 034.gif 

また、柱状節理自体が極めて不安定で脆い岩なので、ホールド、スタンスを確保する際は入念に確認してから荷重すること。 034.gif 
まあ、これって基本中の基本だけどね~



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最高地点からは、西側にそびえる高岩が近く、桜堂山から碓氷峠方面に続く県境尾根と、バックには浅間山の眺望が素晴らしい。 177.png



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高岩と上信越自動車道をズームアップ。 道路上にクレーン車が見える。
それにしても、こんな岩山にトンネルを掘ってハイウェイを造ってしまう日本の土木技術ってすごいね~ 038.gif 



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反対側(東側)を見れば、これから歩く北稜のナイフリッジの側壁が圧巻! 005.gif 



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そして、その北稜へ戻るのにナイフリッジの西側へダイレクトに上れそうな藪尾根があるので登ってみることにする。
藪岩尾根は一部に脆い岩場が有るものの、上手い具合に北稜に合流していた。 049.gif  



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北稜からナイフリッジへは、まず手前の岩稜を登る。 



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この辺りの標高になると、一段と展望が良くなり八ヶ岳や北アルプスも見えるようになる。 060.gif 



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浅間山にはそれほど雪は無いが、すそ野の山が霧氷で白くなっている。 005.gif 



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北側の眺望も見えるようになり、谷急山の北側にある山急山(下記リンク参照)と五輪岩がよく見える。




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そして、クライマックスのナイフリッジの通過は・・・あれ? 意外とあっけなかったな~。 039.gif



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ナイフリッジの通過で北稜の面白い部分は終わり、後は藪尾根を谷急山までひたすら歩くだけ。
偽ピークが2つくらいあり、山頂までが意外と長く感じられる。 042.gif 



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そして、ようやく360度の大展望の谷急山(1162m)に到着。  066.gif 
山頂は、陽当たり良好で風もなく、あまりの居心地の良さにいつもより長いランチタイムとなった。 063.gif  174.png



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東側には相馬岳から星穴岳までの表妙義と・・



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丁須の頭などのある裏妙義の山塊と、バックは榛名山と赤城山。



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裏妙義縦走路の3つの岩峰。



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西大星(下記リンク参照)が見下ろしているのは上信越自動車道。




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谷急山からの下山は、三方境から並木沢コース。 
まずは、東へP6、P5を越えて、P4の悪場にはフィックスロープがある。



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P3とP2の間にはV字キレットがある。
残雪期の谷急山(下記リンク参照)に登った時は、このV字キレット前後の斜面が悪かった記憶がある。




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P2で振り返って見る谷急山。



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妙義全山の展望が見られるのは、このP2が最後なので足を止めて楽しむ。  177.png
裏妙義の丁須の頭の前衛にある大岩壁は御殿(下記リンク参照)である。




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横にも岩塔が・・・こんな岩塔がニョキニョキあるのが妙義山である。



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P2の下部は短いクサリ場で、滑落すれば谷底まで落ちるので慎重に! 034.gif 



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その後、木立に囲まれたP1から急坂を降れば、女道分岐である。

この辺りはモミジ谷と呼ばれる紅葉スポットで、つい数週間前まで紅葉狩りを目的とするハイカーがたくさん訪れていたようだ。
・・・が、さすがに今は一葉のモミジも残っていない。 119.png



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女道分岐から大遠見峠を越えて10分ほどで三方境に着き、ここから北側の並木沢コースに進む。



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おっと・と・と! 並木沢コースは、半廃道状態でトレイル・コンディションは極めて悪い。 008.gif  
国土地理院のマップの路とは異なるので要注意。 034.gif 



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尾根から一気に沢に降り、その後、山腹を延々と巻く路である。
この山腹を巻く路がザレた斜面なうえに、落ち葉がトレイルを隠しているので思うように足が出せない。 008.gif 



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いくつもの枝沢を巻きながら、悪いトラバースを繰り返す。 008.gif 



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“十三曲り” と呼ばれる急坂の手前では、あまりの悪さにトラバース不可と判断し、右の尾根を登って迂回した。 008.gif 
悪いトラバースはここが最後で、この後は十三曲りのスギ林の中の作業道となり、並木沢の下流部分へ接近していく。



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並木沢にかかる牛名滝の下流で右岸から左岸へ渡り、並木沢沿いの林道に出る。



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右手に並木沢を見ながら林道を15分くらい降れば、山急山の五輪岩などが前方に見えてくる。
民家の庭先を抜けて行けば、マイカーを停めた県道に出る。



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振り返れば、裏妙義の岩峰が西陽に照らされていた。

岩場の多い北稜と柱状節理、大展望の谷急山、コンディションの悪い巻き路の並木沢コース。
やっぱり、初冬の低山ハイキングは、バリエーションが面白い! 049.gif  060.gif 


本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆ 


私のこのトレイルへの評価: 4★ 上級者向け
距離:約8km/ 所要時間:1時間のランチ休憩込で約7.5時間(並木沢コース入口 8:10‐北稜取付 9:00‐柱状節理 ‐谷急山 11:40/12:40‐三方境14:00‐並木沢コース入口15:40)
標高差: 約700m

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# by dream8sue | 2018-12-10 16:55 | 群馬県 西上州エリア | Trackback | Comments(0)

安中市 妙義山の奥座敷 寒風の大黒岩から大烏帽子     Daikoku Rock in Mount Myōgi

Sunday, December 9, 2018
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関越自動車道で軽井沢から松井田へ向かう途中に、一際目をひく高岩という切り立った岩峰がある。
その高岩と入山川を挟んだ対角線上に大黒岩という岩塔があることはあまり知られていない。
さらに大黒岩の延長上には大烏帽子があり、南へ小烏帽子、ジャンクション岩稜と続く。

また、裏妙義と言えば丁須の頭を中心としたエリアで、せいぜい妙義山系最高峰の谷急山くらいだろう。
その谷急山からさらに南へ大黒乗越を越えて、まさに妙義山の奥座敷とも言えるこのエリアを歩く発想はなかった。

今回、どうしても大黒岩へ行きたいというメンバーの発案で大黒岩と大烏帽子を登ることになった。
折しも、今年一番の寒気の到来で、上信越国境の山々に寒風が吹きぬける悪いコンディションであった。  143.png


このルートは一般登山道ではありません。   
入山に際しては読図や登攀技術など未整備のルート歩きの経験が必要であることを留意してください。




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<マイカーの場合>
国道18号線を軽井沢方面に向かい、JR横川駅を過ぎて4kmくらい走り県道92に入る。
入山川に沿って南へ約4km走ると、恩賀へ行く手前に下平集落の神社(正八幡大神)がある。
この鳥居の前に2~3台のパーキング可能。



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鳥居から参道に入り、長い階段を登り神社の脇から沢の右岸(下流に向いて右側)を登る。 
途中で鉄橋の架かる林道に出るが、気にせずそのまま右岸伝いに行けば、スタートから30分くらいで二俣に着く。
二俣を分ける尾根(下降はこの尾根)の取付きには崩れた炭焼き跡と、コブ付きの大きなブナの木があるので良い目印となる。



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二俣で左の涸れ沢に進み、上流のスギ林の中から左の尾根に取り付く。



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スギ林の間から大黒岩のシルエットが見えてきた!  005.gif 



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俄然モチベーションが上がる。・・が、急すぎる斜面に足は上がらない。 008.gif 



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息を切らせながら急登をこなし尾根に這い上がる。 熊のフンが散乱するヤセ尾根を大黒岩へ向かってひたすら登る。



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最後は熊のように四足歩行になりながら、根元がえぐれた大黒岩の西側基部にたどり着く。 042.gif 

大黒岩は、大きな地震でもあれば倒れてしまうのではないかと思えるほど脆く頼りない岩塔に見える。
当然、大黒岩自体は岩というより砂礫の塊のような極めて脆い岩なので登攀は不可能。  046.gif 



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大黒岩を左回り(北側巻き)で東側のリッジに乗る。



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リッジの東端は深く切れ落ちていて先へは進めないので、南壁側をラペルして、大烏帽子の北西稜(西稜?)に取りつく。
南壁側の下降ポイントは、いくつかの選択肢があるが、私達は東端から10mくらいの短いラペル(青線)をして、下部は一気に20mの空中懸垂(赤線)をした。



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南壁の下部にはスギの木が生えていてロープが杉の枝に引っかかるのでトップは空中停止してロープをさばいた。  038.gif 
懸垂ポイントをもっと西にとり、杉の木を避けることも一考できるが、上からでは下部の様子を探るのもなかなか難しい。 039.gif  



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大烏帽子の北西稜に取りつき、ラペルした大黒岩を振り返る面々。



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 北には谷急山と大黒乗越方面に立つ針峰が展開している。  005.gif  



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北西稜に進むと、すぐに第1岩峰が現れる。 
ザレザレの浮石だらけの斜面を登って壁の基部から左側の岩場を越えて裏側(北側)へ回り込む。

取り付きのザレ斜面は、極めて悪い浮石帯なので、猫のように静かに、素早く歩く歩行技術が必要。
クライミングのように足先に重心を乗せて地面を刺激しないようにそっと歩かなければならないので、
足首の固い、靴裏全体でドカドカ歩くような登山靴は西上州のような脆い岩場のエリアには不向きかと思われる。  039.gif 



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第一岩峰を登りながら振り返れば、先ほどの大黒岩が目線の先にある。

手前の台座の端は、地面が削げ落ちた断面がむき出しになっている。  008.gif 
あのナイフのようなリッジの上からラペルを開始したことになる。 



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第1岩峰の尾根を越えて続く第2岩峰の北側も悪いので、下手に岩壁をトラバースするより下部のルンゼに降りたほうが安全と思い、ここでも2回のラペルとなる。
第1岩峰のリッジから15mほど斜め懸垂(赤線)してトラバース(青ドット)。 さらにルンゼに20mのラペル。



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ルンゼ内も岩盤の上に落葉の積もった不安定なものなので、
ラペルロープをセットしたまま振り子トラバースして足場を安定させてからロープを外し、対岸の尾根に登り返す。



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続く第3岩峰を左から巻き(ここも悪いトラバースなので念のためフィックスロープを張った)、第4岩峰の基部リッジに乗り上げる。
第4岩峰周辺は岩の要塞! 005.gif   リッジから右(西面)へ短いラペルで下降して、さらに右へ回り込む。



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小リッジから今度は南面をトラバースするが、出だしの一歩が嫌らしいので、ここもフィックスする。



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南面トラバースの先で、ようやく大烏帽子から落ちる西稜に合流する。
西稜も踏み跡皆無の急尾根を立木につかまりながら登る demanding な尾根である。  042.gif 



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息をきらせながら標高を上げ、ちょっとした岩場がでてくるあたりが、このルートの一番の展望台。 177.png  174.png



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眼前には、南面にいくつもの岩塔をもつ谷急山がその胸板を広げている。
ちなみに、私はこの翌日に谷急山を北稜から登っている。



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谷急山の北東には裏妙義の丁須の頭から烏帽子岩(下記リンク参照)などの岩峰が見える。




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展望の良い岩場を越えてヤセ尾根を登ったピークから右(南)へ伸びる尾根が小烏帽子へ続く山稜で、分岐の薮にビールの缶が掛けてある。 167.png
この日は寒くてビールの缶を見ても飲みたいとは思わなかった。 って、いうか~、その前にゴミは持ち返ってね~  034.gif 



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そして、さらにその先のピークが大烏帽子(1072mピーク)である。 が、山頂は藪に覆われていて展望はない。
風下の落葉の斜面に腰を下ろし、本日初めてのまともな休憩を取る。 063.gif 



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休憩後は、第4岩峰からのトラバース地点まで戻り、そのまま西稜を降る。
特に悪いところは無いが、途中で尾根が分かれるので右の尾根にトラバースすること。  034.gif 



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その先のヤセ尾根の途中に大黒岩がよく見える場所がある。  目の前に大黒岩、左に高岩(下記リンク参照)、バックに浅間山の3ショット 




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里を見守る大黒様のようだね。  037.gif 



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最後はやや急な斜面となり足を踏ん張りながら降れば、壊れた炭焼き跡(コブ付きのブナの木がある所)に着く。  042.gif
ここからは、沢の右岸から神社まで往路を忠実に戻る。

冷たい風の吹く中での藪岩ハイキングであったが、葉が落ちたこの時季の方が藪岩は見通しが良い。
たった4kmという短い距離とは思えないほどの疲労感である。 

全身運動だけではなく、一歩一歩の足の置き場まで神経を研ぎ澄まし、ルートを探す面白さはただのハイキングでは味わえない。
先の読めないバリエーションルートでは、日没までの限られた時間内でパーティー全員が効率よく登ることの重要性を考えながら行動しなければならない。

藪岩ハイキングには、本格的なアルパイン登山や冬山に通じるパーティー登山の基本要素が含まれている。
今回の藪岩は、そんなことを実感した登山だった。


本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆ 


私のこのトレイルへの評価: 4★ 上級者~熟達者向け
距離:約4km/ 所要時間:休憩込で約7時間(神社鳥居前 8:20‐二俣 8:50‐大黒岩 9:20‐北西稜第1~第4岩峰‐小烏帽子分岐‐大烏帽子 13:00‐小烏帽子分岐‐二俣‐神社鳥居前 15:20)
標高差: 450m

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安中市 妙義山の古典ルートを登る 木戸壁右カンテ・木戸前ルンゼ     Rock Climbing at Kido in Mount Myōgi

Sunday, November 25, 2018
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国の名勝であり、日本三大奇景のひとつである妙義山は、妙義湖(中木ダム)を挟んで表妙義と裏妙義に分かれる。
裏妙義のシンボルと言えば、山頂にT字形の岩があることで知られる丁須の頭がある。

そして、丁須の頭へ妙義湖側から登るトレイルが籠沢コースで、そのトレイルの途中に木戸壁という岩峰がある。
木戸壁は昔(40年くらい前)、地元のクライマーに登られた後は、久しく登られることが無かった。
しかし、近年になってリボルトされてからは、ちらほらと登るクライマーがいるようだ。

私も木戸壁周辺のルンゼ(木戸ルンゼ・木戸前ルンゼ)などは、よくアイゼントレーニングで登った記憶があるが、木戸壁自体は登ったことが無い。
そんな木戸壁に、新人のマルチルートデビューに付き合って登る機会があった。



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<マイカーの場合>
登山口と木戸壁へのアプローチは、丁須の頭と同じ旧裏妙義国民宿舎からなので、下記のリンクを参照してほしい。
“安中市 妙義山 籠沢から登る冬の丁須の頭     Mushroom Rock “Chosunokashira” in Mount Myogi”





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旧国民宿舎から紅葉した籠沢のトレイルを歩くこと約30分で、右手に木戸壁が迫ってくる。
右カンテルートの取り付きは、木戸壁の前の平坦地から、基部がえぐれた洞穴状の壁に沿って一段上がった所。



【木戸壁 右カンテルート】
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1P目:Ⅲ級 15m  妙義山特有の球体状のホールドがたくさんあるフェイスを直上し広いテラスへ。
この球体状のホールドは、ガバホールドであるが、時としてポロっと欠けることがあるので要注意。 034.gif



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2P目:Ⅳ級 20m フェイスから被り気味を回り込んで、ラインの左よりテラスへ。



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3P目:Ⅲ級 20m フェイスからリッジを登って、松の木テラスへ。
私達は2Pと3Pをつなげて、1P目のテラスから一気に松の木テラスまで登った。



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右横には木戸前ルンゼを挟んで針峰がニョキニョキ。 005.gif



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3P目を登るSue 。 壁はすこぶるフリクションが良くグイグイ登れて楽しい。 060.gif  



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松の木テラスのビレイポイント。



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松の木テラスの松の木にラペル用と思われる残置スリングがあるが、セット場所が悪いので私達は使わなかった。 046.gif 



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4P目: Ⅳ級 30m  右上バンドからカンテに回り込んで直上、さらに右上してスロープ状のテラスへ。

ラペル時のロープ回収で、このカンテでロープがスタックする可能性があるので短くきって下降する方が無難である。
私達は、このピッチは60mのシングルロープを使ったが、ビレイポイントまで30mいっぱいなのでスッポヌケ要注意。 034.gif 



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横に見えていた針峰が眼下になり、実に高度感のある爽快なルートである。



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針峰の上方には、次に登る木戸前ルンゼ(左のルンゼ)の全容が見えてくる。



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5P目: Ⅲ級 15m  階段状のフェイスを登って肩の安定したテラスで終了。
テラス上の壁は脆そうでルートは無い。 046.gif 

昔はテラスから先のルンゼを直上して、木戸前ルンゼ裏沢に下降していたようだ。
しかし、現在は藪が発達しているので、各ピッチのビレイポイントを繋いで登攀ルートをラペルする。



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右カンテルートには、初登時に打たれたと思われる工業用ボルトがいくつか残っている。

059.gif 右カンテルートの所要時間は、登攀と下降で約3時間。



【木戸前ルンゼ】
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さて、ランチ休憩後は、木戸壁の右側(東)に食い込んだ木戸前ルンゼを登る。
出合いからすぐに、わずかに水量のあるスラブ状のF1が現われるので右岸(下流に向いて右側)をフリーで登る。



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その先は広いゴーロ状なので、登り易いところを適当に登る。



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ルンゼが狭まってくると、顕著なチョックストーンが現れる。



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ここは右岸をヘツって越えて、 チョックストーンの上でアンザイレン。



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1P目:Ⅲ級- 50m  右岸のスラブ状フェイスを灌木の生えるテラスまで登る。

過去の記憶では、この沢はいつもアイゼンを履いて登っていて、今回はアプローチシューズのままなので、
“こんなに易しかったかな~・・ロープいらないじゃん!“ なんて舐めたことを思うほど楽に登れた。 060.gif  



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2P目: Ⅲ級 20m  イワヒバの生えるスラブからスロープ状のテラスへ。



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3P目: Ⅲ級+ 20m バンドを右トラバースして、やや傾斜のあるルンゼを登り立木テラスへ。



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4P目: Ⅲ級 40m  幅広のルンゼを右に登ってから左上、または左の灌木混じりのフェイスを直上。



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最後は小さなコルに立ち登攀終了。



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コルからは、南側にゴジラの背のような表妙義の稜線が見える。

バックには丁須の頭が意外な近さで見えるが、何やら歌声?が聞こえる。
後で知ったが、この日はジャニーズのロケがあり一般ハイカーは締め出されていたようだ。
たかがTV企画?ごときに山を独占する権利があるんかい! いい迷惑だ!  033.gif 
しかも登山者で賑わうことが予想される3連休にロケするなんて、山で金儲けするならそれなりの配慮をしたらどうかと思うのは私だけ?



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下降は、右カンテルート同様、かつては木戸前ルンゼ裏沢を降っていたが、
こちらも同ルートをラペルで下降できるように整備されている。

コルから立木テラスへ1度ラペルし、 2度目のラぺルは、2Pと3P をつなげて50mいっぱいのラペルで灌木の生えるテラスまで一気に下降する。



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白矢印は2P目のスロープ状のテラスにあるビレイポイント。



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灌木の生えるテラスから、3度目のラペルでアンザイレンテラスへ。 
さらに、フリーで登ってきたチョックストーンの滝も念のためにラペルで下降。
その後はロープ無しで、F1も右岸から歩いて降れる。

059.gif 木戸前ルンゼの所要時間は、登攀と下降(若干の先行パーティーの時間待ちあり)で約2.5時間。



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木戸壁の右カンテルート、木戸前ルンゼ共に新人のマルチのロープワークの練習に最適である。
今時、Ⅲ級とかⅣ級のマルチルートの存在は貴重かもしれない。
フリクションは良過ぎるくらい良く、周りに針峰が林立したロケーションの中で高度感も抜群である。 049.gif


本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆ 


距離:約3km/ 所要時間:休憩込で約8時間(旧国民宿舎P 8:00‐右カンテ取付 8:30‐右カンテ登攀&下降 9:00/12:00‐木戸前ルンゼ登攀&下降 12:40/15:00‐旧国民宿舎P 16:00)
標高差: 約300m


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# by dream8sue | 2018-11-25 20:03 | Rock Climbing | Trackback | Comments(2)

大子町 奥久慈男体山から紅葉の縦走路を歩き月居山へ     Mount Okukuji-Nantaisan in Daigo, Ibaraki

Wednesday, November 21, 2018
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日本三大名瀑のひとつ袋田の滝で有名な茨城県大子町と常陸太田市の郡境に奥久慈男体山という山がある。

前日に、袋田の滝から北西にある生瀬富士の山稜を歩いた私達は、
翌日、生瀬富士とは反対側にある、この奥久慈男体山から袋田の滝方向へと歩いた。 070.gif 

縦走路に点在するモミジ谷や紅葉スポットに、期待していなかっただけに、その美しさに感動の嵐だった。 005.gif 038.gif 



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<マイカーの場合>
奥久慈までのアクセスは、前項を参照してほしい。

今回のルートは point to pointの縦走なので、マイカーを袋田駅にデポして、タクシーを利用して登山口の大円地まで向かった。
タクシーは、袋田駅から国道118号を南下し、西金駅近くの信号 “湯沢入口” を左折して県道を大円地パーキングまで。
(袋田駅=大円地パーキングまでのタクシー料金:4150円)

なお、袋田駅から西金駅まで電車利用の場合は、西金駅から登山口まで約4.5km、登り坂なので1時間強はかかるだろう。



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大円地パーキングから県道を少し戻り、大円地山荘という蕎麦屋の方へ進む。
県道からは、奥久慈男体山の高さ300mの岩壁が朝日に照らされて圧巻である。 005.gif



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蕎麦屋の先で、一般コースと健脚コースの分岐があるので、左の健脚コースに進む。 070.gif



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茶畑を右に見ながら、左方向の針葉樹林帯に入り、しばらく薄暗い森の中を登る。



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標高を上げるにしたがって、カエデやイヌシデ、シラキなどの広葉樹が増え、周辺はいつの間にか岩壁帯となる。



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そして、最初のクサリ場を登りきったところに展望岩があり、西側の眺望が見渡せる。



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北の空には奥久慈男体山が、岩壁の胸を広げて待っている。 “今、行くからね~”   101.png



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展望岩から先は紅葉の尾根にクサリ場が連続して現れる。 いくつものクサリ場をこなし・・・ 042.gif 



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最後にクサリ場という名のザレ場のような長い岩場を登れば東屋のある稜線に出る。



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東屋は日陰で寒そうだし、山頂まではすぐなので休まずに行く。 070.gif



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程なく、大きな石祠のあるピークに到着!



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ピークの先端は足がすくむほどの絶壁で、眼下にはモコモコした森と地平線のような山並みが広がる。



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石祠ピークの左に電波塔と、一等三角点がある奥久慈男体山(654m)のピークがあり、石祠ピークの絶壁を側面から見ることができる。



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男体山のピークでしばし休憩した後は、月居山までの長~い縦走路へと進む。  070.gif
東屋周辺では見事なブナの木が見られ、その美しさに1人感動するSue。  ブナっていいよね~ I love beechwood trees. 113.png



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トレイルは、奥久慈男体山から北へ伸びる尾根(大子町と常陸太田市の郡境)をたどる。



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山頂から0.5kmも歩かないで東側の持方登山口への分岐を右に分ける。



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トレイルはよくメンテナンスされていて、広葉樹の尾根は明るく落葉のクッションが心地よい。 060.gif 



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こんな可愛い植物の案内板が所々に付いている。 地元民の愛を感じるな~  037.gif 



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紅葉もまだまだ見られる。 



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 彼女が見上げているモミジは・・・こんな感じで青空に映えて、とっても素敵!



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小さなアップダウンを繰り返して辿り着いた分岐が、洋風居酒屋の白木屋・・じゃなくて~白木山との分岐。 041.gif  
ここから郡境稜線を離れて、左の谷間のトレイルへ降る。  070.gif



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谷間なので陽は当たらないが、落葉の季節の落ち着いた情趣が感じられて、これはこれで私は好きだな~   101.png



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そして、看板のある広い鞍部を通過する。 まだまだ先は長そうだ・・ふぅ~  042.gif 



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そして、また明るい尾根路となると、そこは紅葉祭りだ。 024.gif



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こんなにもモミジの木が多い山だとは思っていなかった。 005.gif 



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これは紅葉ではなく何かの実だと思うけど・・



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尾根の東側を巻きながら行くと、いくつものモミジの群落に出会う。



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奥久慈男体山からこの辺りまで約3時間、この辺りで紅葉を見ながらランチタイムにするのも良いだろう。 063.gif 



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または、その先の第2展望台(写真)や第1展望台で景色を見ながらのランチタイムも良いね。 063.gif 180.png



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第2展望台付近で羽根つきの羽根によく似た ツクバネ という植物を初めてみた。 005.gif 



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西側が絶壁の第1展望台への登りは短く、ピークには “鍋転山” と書かれた山名板と、屋根付きのベンチがある。



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その後、国道461号へ下る分岐を左に見送り、なおも尾根を北へ進む(地図の月居トンネル上)。 すると、またまた紅葉祭りとなる。



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ここまでも見事な紅葉スポットを通ってきたが、この周辺(月居山)の紅葉の迫力には思わず歓声が上がる。 024.gif  



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ワ━(〃゚∀゚〃)━オッ♪



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 尾根を登り上げれば、古城跡でもある月居山(つきおれさん:404m)である。
山頂で出合った地元ハイカーに寄れば、今年の紅葉は例年よりも良くないらしいが、初訪問の私達には他のエリアで見た紅葉よりも格段に良かった。



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さて、名残惜しいが下山にかかろう。 月居城跡碑の前を通って、北側のフィックスロープの張られた急坂を降る。



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ひと下りで月居観音堂のある広い路に出るので、左(西)方向へ曲がる。 ちなみに、ここを右へ行けば袋田の滝。



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林道に合流したら右へ曲がり、後は道なりに行けば国道461号に出る。 



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国道に合流する辺りに差しかかると、目線の先に前日歩いた生瀬富士から袋田の滝へ続く稜線が見えてくる。



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国道461号に出て、袋田駅まで歩く。 070.gif  070.gif 



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振り返れば、生瀬富士のある北西尾根と月居山。 この両方の山稜の間に袋田の滝がある。
2日間にわたり歩いた尾根が一望できて、最後にご褒美をもらったような嬉しい気分になった。 060.gif



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国道461号の “袋田の滝入口” の信号を右に曲がり、そのすぐ先で県道324号に入る。 070.gif 
久慈川に沿って南下し、踏み切りを横切って民家の間を抜ければマイカーを停めた袋田駅に着く。


奥久慈には他にも霊山、常葉鎌倉岳、竹貫鎌倉岳、鍋足山、篭岩など気になる岩稜、岩塔の山がある。
特に今回訪れた男体山の南側、大円地越から南へ伸びる奥久慈岩稜には鷹取岩、のぞき岩、小背負い岩、櫛ガ峰などの魅力的な岩峰、岩塔があり心そそられる。 
奥久慈はさしずめ茨木における、群馬の西上州的存在みたいである。 ぜひ再度訪れてみたいエリアだ。


本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆ 


私のこのトレイルへの評価: 4★ 中級者向け
距離:約10km/ 所要時間:休憩込で約7.5時間(袋田駅=大円地P 7:15‐健脚コース分岐 7:25‐男体山 8:50/9:10‐第2展望台 12:10‐第1展望台 12:30‐月居山 13:20/13:30‐袋田駅14:40)
標高差: 450m

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# by dream8sue | 2018-11-21 03:03 | 茨城県エリア | Trackback | Comments(0)

大子町 生瀬富士の岩稜からモミジ谷を通って袋田の滝へ     Mount Namasefuji in Daigo, Ibaraki

Tuesday, November 20, 2018
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華厳滝、那智滝(下記リンク参照)とともに日本三大名瀑のひとつに挙げられている袋田の滝。
その滝を見下ろす北西の位置に、生瀬富士と立神山という2つの山を結ぶ山稜がある。
今回は、モミジ狩りを兼ねて袋田の滝まで、その北西尾根を歩く。 070.gif 




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<マイカーの場合>
東北自動車道 宇都宮IC~国道293号で那珂川町に入り、一部県道を通り国道461号へ継続し大子町へ。
大きな “湯の里大橋” を渡り右折し(角に道の駅 奥久慈だいご)、信号 “袋田の滝入口” を左折して1kmほど走ると、
“袋田の滝” の大きな看板が見えるので左折して0.5kmほどで町営の袋田の滝第1駐車場(無料)が右側にある。


トレイルは、県道を挟んでパーキングと反対側の民家の脇に “生瀬富士” の文字がほとんど消えている道標がある。
のどかな雰囲気が漂う住宅地(今時珍しい茅葺の家もある)を北へ向かって行くと・・  070.gif 



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道がカーブした所に、生瀬富士への道標がある。
ここから広葉樹林の山路が始まり、すぐにヒノキ林の中に入り、沢沿いの緩やかなトレイルを20分程進む。  070.gif 



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源頭付近で左手の陽当たりの良い斜面を登ると、小さな峠となり視界も開けてくる。 
前方に岩峰が現れ、トレイルも導かれるように岩峰のある山へ向かって伸びていく。



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東側には、翌日登る予定の奥久慈男体山が圧倒的な落差の尾根を従えてそびえている。
“明日はあの尾根を登るのか~! 大丈夫かな~” と、風邪からの病み上がりの体調が心配になる。



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・・と、翌日の心配をしている場合ではない! 
広葉樹林のこちらのトレイルもかなりの急傾斜で、フィックスロープまで現れた。 



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そんな急登にあえぎながらも、鮮やかなモミジの紅葉に足を止めて見入る。  042.gif 



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生瀬富士山頂直下の集塊岩にはクサリがセットされている。



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パーキングから約1時間で生瀬富士に到着。 066.gif 



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山頂は狭い岩塔であるが、展望は素晴らしい。 177.png  



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北側に地図上の岩記号のある北岩稜があるので、岩場好きハイカーは必見である。 049.gif 



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岩稜に上がる部分が少し悪いが、岩稜上は意外に広く平坦なので爽快な岩稜歩きが楽しめる。 060.gif 



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   北岩稜の先端からは、北側の田園風景と紅葉した山麓が一望でき、遠くには日光連山も望める。



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北岩稜から見た生瀬富士。
生瀬富士の北岩稜で遊び、ランチ休憩を楽しんだ後は、いよいよ袋田の滝への縦走路に入る。



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   生瀬富士からは、いきなりの急下降であるが、そこはモミジ谷となっていた。 005.gif 



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そして、下降した高度と同じだけの高度を登り返したピークが、この山稜の最高峰、立神山(420m)である。
立神山からみた生瀬富士。 



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立神山の北側にも踏み跡が続いていたので、少しだけ(0.2kmくらい?)行ってみたら、
山の中に何故か石垣が積んであり、ここも一帯がモミジの庭園だった。



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立神山に戻り、縦走路を東にたどる。 時々、根こそぎ倒れた樹木を避けて行く。



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縦走路の南面は岩壁帯となっていて、木立の間から滝本集落(袋田の滝の下流)が見える。



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立神山からピークをひとつ超えると、左(北面)が植林地(スギ林)になっている斜面を降る。



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   南面は見事な紅葉である。



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黄葉もいいね~



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植林地を降りきった所が “かずま” というモミジ谷のコルで、滝本集落へ続くトレイルの分岐でもある。



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ここのモミジ谷が一際凄い!  005.gif 



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  陽射しが当たると紅葉の色が変わり、真っかっか!  005.gif 



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陽射しの当たらない紅葉も悪くない。 モミジ谷の紅葉に魅了されて30分くらい谷の中をウロウロしてしまった。



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モミジ谷から離れがたい気持ちを振り切って、縦走路をさらに東へ行くと “滝展望” の標識がある。



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足元の切れ落ちた展望台から恐る恐る覗き見れば、眼下には袋田の滝が見下ろせる。 



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対岸には月居山(つきおれさん)かな?



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その後も、小さなアップダウンを繰り返しながら縦走路を南東方向へ歩く。  070.gif 



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明るい尾根路には、これでもかというほどの紅葉が続く。



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やがて、標高がだいぶ低くなり、川岸(というか河原の中)に一軒家が建っている河原に出る。 
ここは袋田の滝の上流で、奥滝と言われる生瀬の滝の上である。



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一軒家の前から再びトレイルに入り、尾根伝いに登れば袋田の滝へ行く遊歩道に合流する。
が、右へ下れば生瀬の滝が見られるようなので、寄り道をして生瀬の滝を見に行く。  070.gif 



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左岸(川下を向いて左側)のトレイルを少し降れば、袋田の滝のミニチュア版のような生瀬の滝を横から見ることができる。



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生瀬の滝から先へはいけないので、尾根路に戻り尾根伝いに登るとコンクリートの遊歩道(袋田自然研究路)に出合う。
これを右に行けば袋田の滝を上流から見ながら降ることができる。



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対岸では、歩いてきた生瀬富士からの縦走路が残照に紅く燃えていた。 005.gif 



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南面の岩壁が見事である。



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コインクリートの階段を降り、途中に出合う三差路を右へ100mほど行けば生瀬の滝を下流から見ることができる。



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なおも岩壁を見ながら、階段を降って行くと・・  070.gif 



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岩盤を白糸のように流れる袋田の滝を身近にみることができる。



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そして、長いコンクリート階段が、鉄板の階段に変わり、ようやく滝下の吊り橋に着く。



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吊橋から見た袋田の滝と観瀑台。 バックの岩壁が圧巻である。
夕闇が迫っていたので、観瀑台(有料)には寄らずに、川の左岸に沿って土産屋の並ぶ道(県道324号)を歩いてパーキングまで戻った。


思っていた以上に岩稜帯だった生瀬富士と、amazingな かずま のモミジ谷、
袋田の滝をoverlookできる稜線歩き、そして生瀬の滝と袋田の滝でフィニッシュ。
予想外の嬉しい展開に満足度の高い山行だった。


本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆
 

私のこのトレイルへの評価: 4★ 中級者向け
距離:約7km/ 所要時間:休憩込で約6.5時間(袋田の滝第1P 10:30‐生瀬富士&北岩稜 11:30/12:50‐立神山&北尾根 13:00/13:20‐滝展望台‐生瀬の滝‐袋田の滝‐P 17:00)
標高差: 320m

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# by dream8sue | 2018-11-20 04:05 | 茨城県エリア | Trackback | Comments(0)

魚沼市 強烈な藪漕ぎだった上権現堂山の廃道     Mount Gongendo in Uonuma, Niigata

Sunday, November 11, 2018
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新潟県魚沼市の権現堂山は、越後三山の北に位置し、上と下の2つのピークからなる双耳峰である。
上越国境と越後三山くらいしか新潟の山を知らない私には未知の山である。

そんな権現堂山に紅葉狩りを兼ねて歩いてきた。 070.gif
加えて、上権現堂山からの下山に、すでに廃道となっている中子沢温泉へのトレイルをたどることにしたのだが・・ 008.gif 



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<マイカーの場合>
関越自動車道の小出ICから県道70号、501号経由で下権現堂山の登山口となる戸隠神社へ。
戸隠神社は、綺麗に整備された公園のようで、広いパーキングに公衆トイレもある。

下山口の中子沢集落へマイカーをカーシャトルする。
戸隠神社から県道501号を “山田下” 信号まで戻り、左折(東)し県道328号で約6km走れば、中子沢温泉の羽川荘(閉館)の前のパーキングに着く。

000戸隠神社周辺に植えられたモミジの落葉が一面を埋め尽くしていた。  005.gif  060.gif 



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参道の石灯篭までもが雪囲いされていたのには驚いた。  005.gif   さすが豪雪地帯だね~  045.gif 



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神社の参道を登りつめた最奥から下権現堂山へのトレイルが始まる。



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ひと登りで “業の計” という1合目の高台に着く。



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ちょっと登っただけなのになかなかの展望が得られる。  177.png



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3合目、4合目と秋色になった灌木帯を登る。  070.gif 



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 5合目、6合目では、葉を落としたブナの幼林を通過する。  070.gif 



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7合目には “弥三郎清水” という水場があり、岩の下から湧く天然水を水筒に満たす。



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フィックスロープの張られた岩場を登れば、8合目の展望岩の上に出る。
あいにくの天気で霞んだ景色なのが残念である。  175.png 137.png



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急登も9合目あたりで緩傾斜となり右方向へ進めば、程なく下権現堂山(897m)に着く。 066.gif 
戸隠神社の登山口から約2時間の登高で到着した山頂は、広くて休憩するには適地である。 063.gif 

スカイコンディションが良ければ、越後三山をはじめ、巻機山、角田山、守門岳、浅草岳など360度の展望が広がる・・はずである。



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休憩後は、急傾斜の下降から始まる上権現堂山への縦走路に進む。 070.gif 



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途中の “中越” で戸隠神社へ下るトレイルを右に見送り、その先で石門のような岩場をすり抜ける。



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さらに、ゴールド色に変わった草を踏みしめながら左手(毛の又沢川側)が切れ落ちたトレイルを行く。 070.gif 



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小さなアップダウンを繰り返した最後は、上権現堂山への急坂をひと登り。



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上権現堂山(998m)も下権現堂山と同じく広いピークなので休憩するにはもってこいだ。  066.gif 063.gif 



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ランチ休憩の後は、南東尾根に進み、唐松山との分岐を経由して滝見台を目指す。
上権現堂山から急勾配の上に落葉の積もった厄介な下り坂は、尻もちをつきながら30分程の激下りだ。 105.png 042.gif 



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唐松山への分岐を左(東)へ分けて、なおも南へ降る。



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天気も良くなり、左手(東側)には唐松山への稜線が陽射しを受けている。 174.png



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南側の越後駒ケ岳は霞んでいたが、周囲の山々の紅葉は美しい。 177.png



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目が覚めるようなナナカマドの紅い実と葉。



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紅葉に高揚しながら下降していくと、いつの間にか滝見台に着いてしまった。



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西側の米沢本沢に懸かる “不動滝” が紅葉の中で白く輝いている。  177.png 172.png



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さて、滝見台で景色を堪能した後は、メジャーな手ノ又沢登山口ではなく、
屈折しながら中子沢へ下る、現在は廃道となって南西尾根へ進む。

ノーマルルートを降ればいいものを、何であえて廃道に行くかな~  105.png



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左下に見えるのは、南に位置するノーマルルートの手ノ又登山口。



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廃道には、こんなザレたリッジもたくさんあるし・・  008.gif 



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藪の濃さは想像以上だ!  
廃道になって10年以上が経過し、豪雪地帯の薮尾根は、今や強烈な藪漕ぎ無しでは通れない。 008.gif  042.gif 



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あら、こんなフレッシュなツツジが咲いているなんて、今年の秋は暖かいのかな?  056.gif 



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藪漕ぎに次ぐ藪漕ぎであるが、いくぶん見通しのきく紅葉、落葉の時季なのが救いである。 042.gif



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小ピーク(標高495mの四等三角点ピーク)に転がる道標プレートが、この尾根がまぎれもなくトレイルであったことのエビデンス。
しかも “川東地区遊歩道” なんて・・・遊歩道とは程遠いネーミングなのには笑ってしまう。 037.gif



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小ピークからは角度を変えて左(東)の薮に突入するが、下り出しが急斜面で藪に捕まりながら落ちて行く感じ。 ヒィィ((ll゚゚Д゚゚ll))ィィ!!!



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やがて、右下に中子沢の集落が見えてくる。 
ようやく下山地が現れたのは良かったが、まだまだ続く藪漕ぎに頭がクラクラしてくる。 143.png



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鞍部から登り返した広いピークからは、歩いてきた上権現堂山と、東へ連なる唐松山の稜線が一望できる。

広いピークからは南東方向へ向かうが、二つの尾根が張り出しているので要注意。 034.gif 
どうしても顕著な左(東側)の尾根に入ってしまうので、西側の尾根へ軌道修正。 



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薮を漕いで、ルートを探し、また藪を漕ぐ。 さながら藪山探検隊の様そうだ。
おまけに、終始(約2時間半)トップで藪漕ぎをしていた私は、蜘蛛の巣払いで顔も身体もベトベトになった。 O(*≧д≦)oイヤーッ!!  



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ようやく前方に408mピークが見えてきた。 
下降は408mピークだと遠回りになるので、ひとつ手前の支尾根を下る。



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支尾根の頭から、下部の針葉樹林帯を目指して、尾根筋を外さないように降る。
支尾根の頭から30分程の下降で、尾根の末端にある里の神社にたどり着いた。

“ふぅ~・・やっと藪漕ぎから解放された~!” 042.gif  024.gif
村道を少し下れば、マイカーをデポした中子沢温泉(閉館)の前に出る。
藪岩も好きだし、廃道探険も好きだが、さすがに今回の廃道は手ごわかった。 042.gif 


下権現堂山~上権現堂山は縦走ムードあふれる良いトレイルである。 049.gif  
廃道ルートは、ただの薮山、薮尾根で面白みに欠ける。が、低木の尾根なので展望は良い。
滝見台からはノーマルに手ノ又登山口へ下山することを強くお勧めするが、あえて苦難を求めたい方は勝手にどうぞ。 041.gif


本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆ 


私のこのトレイルへの評価: 3★ 中級~上級者向け
距離:約10km/ 所要時間:休憩込で約8時間(戸隠神社P 8:00‐5合目 9:00‐下権現堂山 10:00‐上権現堂山 11:25/12:00‐滝見台13:30‐中子沢P 16:00)
標高差: 約800m (累計高低差:約 1000m)

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# by dream8sue | 2018-11-11 11:46 | 新潟県エリア | Trackback | Comments(0)