人気ブログランキング | 話題のタグを見る

富岡市 妙義山 禁断の金鶏山から筆頭岩を登る     Rock Climbing at Hitōiwa in Mount Myōgi, Gunma

Thursday, November 30, 2017
富岡市 妙義山 禁断の金鶏山から筆頭岩を登る     Rock Climbing at Hitōiwa in Mount Myōgi, Gunma_f0308721_14051650.jpg
日本三大奇勝と言われる群馬県の妙義山であるが、その山塊の最南にある金鶏山には筆頭岩という岩塔がある。
登山者なら誰もが知っている、日本の近代登山の父ウォルター・ウェストンによって初めて登られた岩塔である。

私は昔から何度となく登っていたのだが、金鶏山が登山禁止になってから久しく登っていなかった。
2014年にアメリカから帰国して久しぶりに登った際は、こんなに高度感があったかな~とビビリまくった記憶がある。
その時、筆頭岩から東に連なる金鶏山の稜線が気持ちよさそうだったので、今回はその金鶏山と合わせて筆頭岩のクライミングを楽しんだ。


金鶏山周辺は、現在は登山禁止になっているので、登山、クライミングに当たっては自己責任で対処してください。



富岡市 妙義山 禁断の金鶏山から筆頭岩を登る     Rock Climbing at Hitōiwa in Mount Myōgi, Gunma_f0308721_14052420.jpg
<マイカーの場合>
国道18号で軽井沢方面に向かい、松井田バイパスの先の五料の信号を左折し県道51号線に入る。
1.5km程で県道213号線に当たるので右折し、妙義神社方面に向かう。
上信越自動車道利用の場合は松井田妙義ICで下りれば県道51号線に合流する。

妙義神社(道の駅“みょうぎ”が左側にある)を過ぎるとカーブの続く山道になり、金鶏山のすそ野を巻いて中之獄神社へと続いている。
その山道の途中(妙義神社から約6km)にパラグライダーの練習場 “スカイパーク” がある。(路肩に10台くらいパーキング可能)

金鶏山の登山口は、スカイパークから中之獄神社方面へ5分くらい歩いた車道の脇のコンクリート階段から始まる。



富岡市 妙義山 禁断の金鶏山から筆頭岩を登る     Rock Climbing at Hitōiwa in Mount Myōgi, Gunma_f0308721_14053033.jpg
落葉で覆われた自然林の急登を30分ほど登れば、金鶏山の岩稜の末端壁にたどり着く。
妙義山特有のコブのような岩が突起した岩稜である。



富岡市 妙義山 禁断の金鶏山から筆頭岩を登る     Rock Climbing at Hitōiwa in Mount Myōgi, Gunma_f0308721_14053597.jpg
出だしが易しい壁だったので、ロープ無しで登りだしたのだが・・ 148.png
滑り台のような溝を詰めて行くうちに、段々と傾斜が増してきて、けっこうな高度感となる。



富岡市 妙義山 禁断の金鶏山から筆頭岩を登る     Rock Climbing at Hitōiwa in Mount Myōgi, Gunma_f0308721_14054529.jpg
振り返れば・・こんな感じで・・振り返ったことを後悔する・・ヒィィ((ll゚゚Д゚゚ll))ィィ!!!



富岡市 妙義山 禁断の金鶏山から筆頭岩を登る     Rock Climbing at Hitōiwa in Mount Myōgi, Gunma_f0308721_14055010.jpg
それでも、ホールドとスタンスは豊富で、フリクションも良い。
溝状の岩を慎重に登って、岩稜のてっぺんまで登る。 166.png



富岡市 妙義山 禁断の金鶏山から筆頭岩を登る     Rock Climbing at Hitōiwa in Mount Myōgi, Gunma_f0308721_14055678.jpg
一気に高度を上げたので、岩頭からの展望も一気に開ける。 
西側には西上州の山々が展開している。 177.png



富岡市 妙義山 禁断の金鶏山から筆頭岩を登る     Rock Climbing at Hitōiwa in Mount Myōgi, Gunma_f0308721_14060169.jpg
南側には富岡市から埼玉県側まで、関東平野が一望できる。



富岡市 妙義山 禁断の金鶏山から筆頭岩を登る     Rock Climbing at Hitōiwa in Mount Myōgi, Gunma_f0308721_14292511.jpg
北側に目をやれば、榛名山群が一際高く浮き上がって見える。 146.png 177.png



富岡市 妙義山 禁断の金鶏山から筆頭岩を登る     Rock Climbing at Hitōiwa in Mount Myōgi, Gunma_f0308721_14293212.jpg
岩頭からは、やや傾斜が緩やかになるものの、ヤセ尾根となりさらに岩稜が続く。



富岡市 妙義山 禁断の金鶏山から筆頭岩を登る     Rock Climbing at Hitōiwa in Mount Myōgi, Gunma_f0308721_14293875.jpg
ナイフエッジのような岩稜を藪岩クライミング全開で越えて行く。



富岡市 妙義山 禁断の金鶏山から筆頭岩を登る     Rock Climbing at Hitōiwa in Mount Myōgi, Gunma_f0308721_14294571.jpg
すると、程なく金鶏山のピークに接近する。
ピークの少し手前(東側)にはこんな大きな石像が置かれている。
信仰の山ではありがちなことだが、人間が登るだけでも大変なこんな切り立った頂に、よくもこんな重い像を荷上げしたものだと感心する。 150.png



富岡市 妙義山 禁断の金鶏山から筆頭岩を登る     Rock Climbing at Hitōiwa in Mount Myōgi, Gunma_f0308721_14295537.jpg
稜線の一部分のようなピークらしくない金鶏山のピークを過ぎて北西へ進むと、どれも筆頭岩に見える岩塔がいくつも現れる。



富岡市 妙義山 禁断の金鶏山から筆頭岩を登る     Rock Climbing at Hitōiwa in Mount Myōgi, Gunma_f0308721_14301002.jpg
複雑に入り組んだ稜線を、岩塔の上から偵察する。
前方の岩塔を岩稜通しに、または基部を巻いたりと、ルートファインディングを楽しみながら前進する。



富岡市 妙義山 禁断の金鶏山から筆頭岩を登る     Rock Climbing at Hitōiwa in Mount Myōgi, Gunma_f0308721_14302092.jpg
バックには表妙義(妙義山は、南側の表妙義と北側の裏妙義に分かれている)の金洞山から相馬岳の稜線(バラ尾根)が見えている。



富岡市 妙義山 禁断の金鶏山から筆頭岩を登る     Rock Climbing at Hitōiwa in Mount Myōgi, Gunma_f0308721_14304723.jpg
その東には、相馬岳から白雲山と続く岩稜の側壁が山麓に向けて圧倒的な壁となって切れ落ちている。
この金洞山から白雲山までの表妙義縦走路(下記リンク参照)は見ての通りの岩稜帯の連続で上級者向けの登山道である。




富岡市 妙義山 禁断の金鶏山から筆頭岩を登る     Rock Climbing at Hitōiwa in Mount Myōgi, Gunma_f0308721_14330318.jpg
アップダウンを繰り返していくと、木の幹に同化されつつある古いクサリに出くわす。 150.png
ここが確かに昔は縦走路であったことを物語っている。



富岡市 妙義山 禁断の金鶏山から筆頭岩を登る     Rock Climbing at Hitōiwa in Mount Myōgi, Gunma_f0308721_14331048.jpg
クサリで降りたギャップを、今度はフィックスロープの残置を使って登り返す。



富岡市 妙義山 禁断の金鶏山から筆頭岩を登る     Rock Climbing at Hitōiwa in Mount Myōgi, Gunma_f0308721_14331743.jpg
その後も、かすかな踏み跡を追いながら倒木が横たわる崩壊地を登る。 119.png



富岡市 妙義山 禁断の金鶏山から筆頭岩を登る     Rock Climbing at Hitōiwa in Mount Myōgi, Gunma_f0308721_14333331.jpg
その先には、長いフィックスロープの掛かる急斜面の下降などもある。 140.png



富岡市 妙義山 禁断の金鶏山から筆頭岩を登る     Rock Climbing at Hitōiwa in Mount Myōgi, Gunma_f0308721_14334400.jpg
筆頭岩の2つ手前の岩峰で踏み跡がさくそうしている。
岩峰の頂まで登ってみたが、下降路は無い。 
でも、頂からの眺望はよく、金洞山の眺めが最高だ。 177.png



富岡市 妙義山 禁断の金鶏山から筆頭岩を登る     Rock Climbing at Hitōiwa in Mount Myōgi, Gunma_f0308721_14335671.jpg
戻って岩峰の手前から左側(南側)を巻くのが正解のようだ。
しかし、この巻き路も、のっぺりした大スラブのトラバースで手ごわかった。 149.png



富岡市 妙義山 禁断の金鶏山から筆頭岩を登る     Rock Climbing at Hitōiwa in Mount Myōgi, Gunma_f0308721_14340435.jpg
大スラブのトラバースの後は、筆頭岩へ行く最後の岩場である。
が、左へ岩場の基部を巻く踏み跡につられて、大きく岩場を巻いてスギ林に入ってしまった。
すぐ左下に車道が見えるスギ林の中のトレースを行けば、筆頭岩の取付きに着く。




富岡市 妙義山 禁断の金鶏山から筆頭岩を登る     Rock Climbing at Hitōiwa in Mount Myōgi, Gunma_f0308721_14341309.jpg【落とし物の案内】

金鶏山と筆頭岩との縦走路の金鶏山寄りで、カメラの忘れ物を拾いました。

カメラは、Olympus tough TG4 黒 で、木の枝に掛けてありました。
紅いスリングと、青いカラビナが付いています。

まだこの数日の間に忘れられたものと思います。
同行者が保管していますので、心当たりの方は、 “どんな写真が写っているか” を明記のうえ連絡ください。



富岡市 妙義山 禁断の金鶏山から筆頭岩を登る     Rock Climbing at Hitōiwa in Mount Myōgi, Gunma_f0308721_14380397.jpg
筆頭岩の取付きは、こんな逆層の岩場である。
荷物をここにデポして登攀にかかる。
この逆層の岩場をフリーで登って、左上の松の木テラスでアンザイレンする。



富岡市 妙義山 禁断の金鶏山から筆頭岩を登る     Rock Climbing at Hitōiwa in Mount Myōgi, Gunma_f0308721_14381101.jpg
筆頭岩の各ピッチの登攀については、2014年の記録を参照してほしい。




富岡市 妙義山 禁断の金鶏山から筆頭岩を登る     Rock Climbing at Hitōiwa in Mount Myōgi, Gunma_f0308721_14382799.jpg
核心は、浮石の重なる剣の刃渡りからⅣ級-くらいのフェイスの乗越しだろう。
核心部を登り終えて、剣の刃渡りをのぞき込む。



富岡市 妙義山 禁断の金鶏山から筆頭岩を登る     Rock Climbing at Hitōiwa in Mount Myōgi, Gunma_f0308721_14383649.jpg
核心部をフォローするセカンド。



富岡市 妙義山 禁断の金鶏山から筆頭岩を登る     Rock Climbing at Hitōiwa in Mount Myōgi, Gunma_f0308721_14384496.jpg
筆頭岩の終了点からは西側が開け、ものすごい高度感がある。



富岡市 妙義山 禁断の金鶏山から筆頭岩を登る     Rock Climbing at Hitōiwa in Mount Myōgi, Gunma_f0308721_14385536.jpg
金洞山もすでに目の前である。 
右端の一際切立った岩壁が、滑落事故の絶えない人食い岩の “鷹返し” である。 149.png



富岡市 妙義山 禁断の金鶏山から筆頭岩を登る     Rock Climbing at Hitōiwa in Mount Myōgi, Gunma_f0308721_14390638.jpg
東側には歩いてきた金鶏山からのヤセ尾根が望めて感慨ひとしおである。



富岡市 妙義山 禁断の金鶏山から筆頭岩を登る     Rock Climbing at Hitōiwa in Mount Myōgi, Gunma_f0308721_14433385.jpg
筆頭岩のてっぺんで展望を楽しんだ後は、2回のラペルで筆頭岩の東側へ降りる。



富岡市 妙義山 禁断の金鶏山から筆頭岩を登る     Rock Climbing at Hitōiwa in Mount Myōgi, Gunma_f0308721_14434322.jpg
1回目は10m、2回目は空中懸垂ぎみの40mのラペルである。
約2時間弱の登攀を終え、取付きに戻り荷物を回収する。



富岡市 妙義山 禁断の金鶏山から筆頭岩を登る     Rock Climbing at Hitōiwa in Mount Myōgi, Gunma_f0308721_14435860.jpg
筆頭岩の取付きから岩壁基部を西に巻き、一本杉との鞍部にある階段から車道に降りる。
眼前には登攀した筆頭岩が高くそびえている。
後は車道をスカイパークまで降るだけだ。

筆頭岩を登らず金鶏山の縦走だけなら距離も短く標高差も小さいので4時間もあれば歩けるだろう。
しかし、昔は登山路(今は完全な廃道)があったとはいえ岩山なのでルートファインディングを誤ると行きづまる。 
どんな状況にも対応できるようにロープなどの登攀装備はあった方が良いだろう。

本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆

私のこのトレイルへの評価: 4★ 上級者向け(筆頭岩は要登攀)
距離:約5km/ 所要時間:休憩込で約6時間(スカイパークP 8:30‐金鶏山 9:30‐筆頭岩基部 11:30/12:00‐筆頭岩クライミング終了 14:00‐スカイパークP 14:30)
標高差: 約250m
富岡市 妙義山 禁断の金鶏山から筆頭岩を登る     Rock Climbing at Hitōiwa in Mount Myōgi, Gunma_f0308721_14441339.jpg
下の “登山” をクリックしていただけたら嬉しいです。 ヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ
↓ Thanks for reading my article. Please click the banner below, so that your access can be counted.

にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へにほんブログ村

by dream8sue | 2017-11-30 13:51 | RC 群馬県の岩場 | Comments(4)
Commented by y at 2017-12-06 18:59
こんにちは
妙義の登山道(廃道になったとはいえ)すごいっすね
鎖がしっかりしていた当時でも、スリリングなコースだったのでしょう

鎖の敷設とか石像の設置、昔の人はすごいっすね
Commented by chikenji at 2017-12-07 01:35
刃渡り、めちゃ怖いじゃん!
まさに禁断の地(山)
でも、クライマーさんには禁断の果実^^;
味を占めたらたまんないんでしょうね~
Commented by dream8sue at 2017-12-07 11:50
y さん、 こんにちは
寒風の筆頭岩クライミングを思い出しますよね。
その節はお世話になりました。
何年もクライミングを休んでいた直後だったのでマジ怖かったですよ。
でも、今回はしっかり(余裕の?)リードで登りました。 ヾ(o≧∀≦o)ノ゙♪♪♪
こんなルートをロープ無しで、しかも普通の登山靴で登っていた昔の人は本当にすごいと思います。
Commented by dream8sue at 2017-12-07 11:53
chikenji さん、
刃渡り、めちゃ怖いのよ!

>>でも、クライマーさんには禁断の果実^^;
>>味を占めたらたまんないんでしょうね~

よくわかってるじゃん!
一緒に禁断の果実をかじっちゃう? ( ◠‿◠ )クスクス
名前
URL
削除用パスワード
<< 奥武蔵の岩場訪問 越生町の聖人... 安中市 妙義山 裏妙義の御殿東... >>