那須 ドウダンツツジに彩られる那須三山(後編)     Mount Nasu in Nikko National Park

Monday, June 25, 2018
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栃木県の那須ハイキングの2日目は、三斗小屋温泉から大峠を経由して三本槍岳、朝日岳への稜線散歩である。 060.gif

初日の弁天温泉から高雄口登山道を登り、姥ヶ平を経由して三斗小屋温泉までは下記リンクより。




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三斗小屋温泉には、大黒屋と煙草屋の2軒の温泉宿がある。
ハイキングの途中で温泉に浸かれるのは実に有難い。 



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ちなみに、大黒屋の前にはヤマオダマキが群落となっていた。 056.gif  056.gif
 


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さて、大峠へは、大黒屋の西側から2手に分かれる右(北西)のトレイルに進む。 070.gif 
この先からは、湯川の支流である赤岩沢、中ノ沢、峠沢という3本の沢の渡渉をこなしながら大峠まで登る。 



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雪のせい?で曲がった樹木の生命力にしばし感動!  146.png



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最初の赤岩沢を飛び岩で渡ると、その先にクサリのセットされた岩場が行く手を遮る。
いよいよアップダウンの始まりだ。



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すぐに2つ目の沢、中ノ沢が現れる。 



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水のある所には花も多い。
これはコケイランのようだ。 目立たない花だが、ひとつひとつの花をよく見ると、やっぱりランの花。



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やがてブナの大木が生える森の中を行くと・・



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峠沢の少し手目で三斗小屋宿跡へ通じる分岐と合流する。



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分岐を右へ行けば、すぐに峠沢の流れがあり3度目の渡渉となる。
沢の水の方が、配管を伝わってくる小屋の水よりも格段に美味しいので、ここで水筒の水を沢水と入れ替える。
(胃腸の弱い人は真似しないでね。) 034.gif



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ここにも花がいっぱい。 私の好きなミヤマカラマツが清流に涼しそう。  109.png



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サンカヨウ(写真)やエンレイソウはすでに花期が終わり実を付けていた。



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峠沢を過ぎると、大峠への急登となり、いつの間にか森林限界を越えササ原となる。 042.gif  
そして、タニウツギやウラジロヨウラクの咲き乱れるトレイルを登りきれば大峠である。 



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“峠” への道のりでいつも感じることがある。
古の時代に わらじを履いて峠越えをした旅人と、自分も同じ沢の水を飲み、ブナの木陰で汗をぬぐい、同じ花を見て癒される・・
そんな時空を超えた壮大な時の渦の中にいるような感覚を覚える。

でも、昔の人は、現代のような自然を楽しむためとか、健康のためとかという、どうでもいいことのために峠を越えるのではない。
その時代の人々は生きるために、越えなくてはならない峠越だったのだろうな~
と思うと、尚更、峠越えハイキングが味わい深いものになる・・のは、きっと私だけだろうな~

大峠の地蔵は、時の流れを見守りながら今日もそこにたたずんでいる。



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大峠で休憩した後は、主稜線を目指して右(東)のトレイルに進もう。
ひと登りして振り返れば、花の山として定評のある流石山のどっしりとした山容が広がっている。

ちなみに、大峠のニッコウキスゲはまだ蕾状態だったので、流石山の花もあと1,2週間後が見頃かな? 039.gif



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さて、進行方向はと言えば、お花畑の先に主稜線から三本槍岳までコブのような山並みが続いている。



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また、大峠からは陽にさらされたトレイルとなり、人間の肌にはつらいが、高山植物には天国。
ウサギギクも満開! 056.gif 056.gif 



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他にもネバリノギランやアザミ、ハクサンチドリ(写真)なども見られる。  056.gif 056.gif 



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ウスユキソウも高山植物としてはお馴染みだね。   056.gif 056.gif 



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どちらかと言えば、赤く染まる紅葉や果実が美しいナナカマドであるが、夏には白い花を咲かせる。   056.gif 056.gif 



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そして、何と言っても前日に引き続きベニサラサドウダンの群生がすごい!   056.gif 056.gif 
バックは、裏那須と呼ばれる山々(流石山、大倉山、三倉山)



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大峠から花を見ながら登ること約1時間20分、鏡ヶ沼展望所を経て主稜線にでた。



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稜線からの展望は素晴らしい! 遠くに見えるのは日光の山かな?



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北側にそびえる須高山の方を見ると、水深50mもある鏡ヶ沼が青く光っている。
実はこの鏡ヶ沼に行きたかったのだが、今回は時間的に厳しそうなので断念した。



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鏡ヶ沼には片目の大蛇(なぜ片目?)が美女に化けて潜んでいるらしい。 037.gif
次回はこの沼を含めて裏那須を縦走したいな~ 誰か一緒にいきませんか~



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稜線を南に10分ほど登れば三本槍岳(1917m)である。  066.gif
三本槍は、意外なほどなだらかなピークであるが、那須三山の最高峰らしく一等三角点の標石が置かれている。
藩政時代に、下野、磐城、岩代(会津)の3藩がこの山に槍を立て、領土の境を確認し合ったのが山名の由来だとか。



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三本槍岳は眺望もよいが風も強い! O(*≧д≦)oキャー!!  そうそうに朝日岳に向けて歩き出す。 
トレイル脇は低木の落葉広葉樹が多く、ウラジロヨウラクとベニサラサドウダンの間から会津の山並みが見えるラブリーな路だ。



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足元には見落としてしまいそうな小さな花(コケモモかな?)も咲いていた。  056.gif 056.gif



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左に北温泉からのトレイルを合わせ、緩やかに降って行くと “清水平” と呼ばれる湿地帯に出る。
数は少ないがピクニックテーブルもあるので、休憩ポイントとして利用できる。  063.gif



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清水平から少し登り、熊見曽根の分岐(隠居倉を経て三斗小屋温泉へ至る)までの稜線は amazing !  177.png



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まさに天空散歩の気分。



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前方(南)には、那須岳の異名をもつ茶臼岳(1915m)が雄大なドームとなって横たわっている。



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その左前方には、茶臼岳とは対照的なトンガリピークの朝日岳がグリーンの衣をまとって突き出ている。



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朝日岳へは、熊見曽根から下り、峰の茶屋跡へのトレイル分岐からピストン(往復10分)する。
朝日岳の東斜面を覆っていたグリーンの衣は、クロマメノキなどの落葉低木だ。



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ゴツゴツと岩肌をむき出しにした朝日岳(1896m)の山頂から見た東側の眺望。 
地球はやっぱり青いね~! 美しい惑星だ。 



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茶臼岳方面は那須特有の茶色い山肌が露出している。



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さて、下山はその茶色い山肌の方へ下降する。 すぐにクサリ場のトラバースとなる。



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振り返れば、朝日岳の日本離れした荒涼とした山容が、私にカリフォルニアの山々を思い出させる。



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峰の茶屋跡への下降路は、剣ヶ峰の東側面を巻きながら下っている。 070.gif 



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剣ヶ峰のコルに着くと、カニのハサミみたいな岩が見える。



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コルから剣ヶ峰を左に巻いて行くと、東面に切れ込んでいる沢の右岸に柱状節理の岩場が見える。



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足元にはこんな可愛いらしいベル形の花が咲いている。   056.gif 056.gif
こんな可愛い花を咲かせるのだから絶対にバカ者!・・じゃなくて・・アカモノだね。



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そして、下り終えたコルに建つのが峰の茶屋跡(昔は本当に茶屋があったらしい)の避難小屋。
強風で知られる那須連山では頼りになる避難小屋であるが、今は補修工事らしく鉄パイプに囲われていた。



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峰の茶屋跡からロープウェイ山麓駅までは、東側のトレイルを降り1時間弱である。
左手に朝日岳南面の迫力ある姿を見ながらの降りとなる。



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ゴロゴロした石が多いので、それらを避けながら歩かなくてはならないが、
最後までマルバシモツケなどの高山植物が見られるトレイルだった。



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最後に鳥居をくぐれば、峰の茶屋の売店がありパーキングからは飯盛山、鬼面山がよく見える。



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ロープウェイ山麓駅から黒磯駅の最終バスは16:33 なので要注意。

2日間の那須ハイキングは、全体的にドウダンツツジ満開の路であった。
那須周辺を歩くなら、やはり花の咲くこの時期か紅葉シーズンが良いだろう。


本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆

 
私のこのトレイルへの評価: 4★ 中級者向け
距離:約10km/ 所要時間:休憩込で約7.5時間(三斗小屋温泉 7:30 ‐峠沢 8:30‐大峠9:20-/9:45‐稜線 11:00‐三本槍岳 11:30‐熊見曽根 12:45/13:00‐朝日岳 13:30‐峠の茶屋跡‐那須ロープウェイ山麓駅 15:00/15:08バス=黒磯駅 16:25)
2日間の本ルート標高差: 約700m (累計高低差:約1400m) 


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by dream8sue | 2018-06-25 18:22 | 日光 国立公園 | Trackback | Comments(0)
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