上信越 志賀高原で池めぐり(渋池~大沼池)     Mount Shiga and many lakes in Jōshin'etsu-kōgen National Park

Saturday, July 14, 2018
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湖や沢筋などの水辺ハイキングが大好きな私は、
かねてから気になっていた上信越高原国立公園にある志賀高原の池めぐりハイキングを決行した。 070.gif 

実は、昨年もトレイルヘッドまで行ったのだが、天気のよみがあまく朝から濃霧で何も見えなかった。
3時間ものドライブの結果、パーキング敗退という苦い思い出がある。
なので、今年は絶対にピーカンの天気だけを狙ってこの日に決行!

池めぐりコースは、東側に点在する渋池から四十八池、大沼池までのセクションと、
西側に集中している長池から田ノ原湿原、木戸池までのセクションに分かれる。

その両者をつなぐ林道歩きが大沼池から長池の間にあるのだが、両者を通しで歩くと17kmもある。
“池めぐり” などという癒し系の言葉に騙されないよう、覚悟して歩いた方が良い。 034.gif  



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<マイカーの場合>
2014年あたりから草津白根山の噴火警戒のため、群馬県と長野県の県境を越える国道292号線の交通規制が強まっている。
昨年2017年には一旦、警戒レベルが引き下げられたが、今年に入り再び通行規制され殺生河原から県境に近い万座三差路まで通行止めとなっている。

従って、群馬県側からの迂回路は、万座・鹿沢口から有料道路の万座ハイウェイ(1050円/普通車)を利用し万座温泉経由となる。
万座三差路で国道292号に合流してから約12kmのドライブで、渋峠をこえてリゾートホテルの建ち並ぶ硯川のトレイルヘッドに着く。



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まずは、池めぐりコースを反時計廻りで東側のセクションへ進む。

硯川のトレイルヘッドでは、前山サマーリフト(400円/大人)も朝8時から運行しているが、
右のスキーゲレンデの中を行くトレイルから回っても30分くらいで前山へ登れる。

トレイルには、ニッコウキスゲやヒヨドリバナなどたくさんの高山植物が咲きほこっている。
特に目についたのがイエローのマメ科に花、ミヤコグサ(写真左)が絨毯のようにあたりを埋め尽くしていた。



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ゲレンデを登り上げたところが、広大な 前山湿原 となる。



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湿原を横切り、まずは前山(1796m)の展望台へ行く。

西側には、熊の湯スキー場と岩壁を露出した笠ヶ岳の雄姿が素晴らしい。
う~ん、こんなカッコいい山があったのか! 登りたい山リストに追加だな! 037.gif



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遠くに北アルプスの山並みが横たわっている。



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前山周辺はニッコウキスゲの花園だった。



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そして、前山湿原はワタスゲの花園。 布団が作れるくらいの広大なワタスゲ畑だ。 101.png



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前山湿原から北東方向の山間に入り、左に ひょうたん池方面へのトレイルを分ける。 
ひょうたん池へは最後に寄るつもりだったのだが、現在は路が荒れているらしい。

分岐の先には、池めぐりの最初の池 渋池 がある。
バックには皆がロマンスリフトとかペアリフトで登る横手山が君臨している。
う~ん、ペアリフトに1人で乗るのかい! 登りたい山リストには絶対に加えたくない山だな。 041.gif  



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渋池の水質は酸性で、浮島があり、池畔にはハイマツが生育している。



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渋池から四十八池へは、鉢山のすそ野を巻いている路幅のあるトレイルを行く。



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針葉樹林とササの植生は単調で面白みに欠けるが、トレイル脇には、まだ蕾のイチヤクソウがたくさん生えていた。 056.gif
 


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やがて、四十八池へ続くトレイルと、志賀山へ登るトレイルとの分岐に着く。
志賀山へは、左のトレイルに進み、木道が敷かれたウエットなササ原を行く。



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そして、だんだんと大石が転がる急坂となる。
涼しい高原とはいえ、さすがに急登になると汗が噴き出て、途端に足が重くなる。
ゆっくりゆっくりと急坂を登っていくと、右前方に岩壁が見えてくる。



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そこから、ひと登りで志賀山(2035m)のピークである。
見晴しはあまり良くないが、木陰に山名盤やベンチもあり、休憩するには適地である。 063.gif 



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ピーカンではあるが、遠くの山並みは雲が隠している・・って、ピーカンじゃないじゃん! 105.png
見えたとしても、山名盤に書かれている山名を見る限りでは、聞いたこともない山ばかりだ。 



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休憩場所の少し東に三角点があり、視界が開ける。



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眼下に広がる樹林帯にもいくつもの沼池がある。



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三角点ピークから、ウツボグサなどの花が咲く急坂を降り、鞍部からは沼池のひとつ 小池 が近くに見える。



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鞍部から裏志賀山への登りとなる。 立ち止まって呼吸を整えながら振り返れば、志賀山がもうあんなに高い。



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尾根を登り上げ、四十八池への下り坂に差しかかる所に裏志賀山への分岐がある。
往復10分くらいなので寄ってみることにする。



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裏志賀山(2037m)の山頂は、暗い樹林帯の中に神社の祠があるだけのピークであるが、
ロープの張られた北側へ少し行った場所は大沼池の全景が見えるビューポイントである。 177.png
この景色を見るためだけに、皆な裏志賀山に寄るんだな~って思った。



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引き返して四十八池へ向かおう。
裏志賀山分岐周辺からは、たおやかな山容の鉢山と、そのすそ野に四十八池の湿原、その横には 元池 が見える。
素晴らしい景色に、おのずとテンションが上がるね。 070.gif  060.gif



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四十八池へ向かう足元には、夏の代名詞のようなニガナ(写真はシロバナニガナ)の花や、
早くも赤い実を付けたシロバナノヘビイチゴなど、多くの植物をみることができる。



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そして、裏志賀山から下ること約20分、鳥居をくぐった先の三差路を右に曲がれば 四十八池 の高層湿原(四十八池湿原)に着く。



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四十八池というくらい池塘がいっぱい。 もう田んぼ状態。 041.gif 



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池畔を赤く染めている植物は・・・



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言わずもがな・・こいつです。 たくさんのモウセンゴケ(食虫植物)が虫を取って生存している。



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浮島の周りには水草もいっぱい。 オヒルムシロ?とかフトヒルムシロ?とかいう水草かな~
また、モリアオガエルやクロサンショウウオなども生育する学術的にも貴重な湿原らしい。



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湿原を横断する木道の先には・・



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休憩舎と公衆トイレがあり、渋池からのトレイルと合流している。



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ワタスゲの群落の中にも、よく見れば多くの花が咲いている。 キンコウカも久しぶりに見た。 056.gif 
 


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四十八池で30分ほど散策した後、もっと遊んでいたい気持ちを振り切って大沼池へ向かう。
時々、小沢を横切りながら東へ山腹をトラバースし、その後、北東へ一気に降れば 大沼池 が見えてくる。



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無料休憩所の少し手前にトレイルから外れて、大沼池の中に立つ鳥居へ行く踏み跡がある。
なんか・・この画って、外人が好きそうだな~ 037.gif



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私は、こっちの画のほうが好きだな~



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ということで、神様と親睦を深めた後、大沼池の畔にある無料休憩所に着く。



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休憩所はクローズしていたが、畔にはベンチがたくさんあり、ゆっくり池を見ながら休める。 063.gif 
正面には、先ほど大沼池の全景を見下ろした裏志賀山が見える。

ここからは、大沼池の畔を1kmほど歩き林道終点にでて、さらに林道を3kmほど歩いて西側の沼池群につながる県道まで行かなければならない。



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1kmの池畔歩きで驚いたことは・・大沼池のこの青さだ!! 
久しくこんなに綺麗なスカイブルーの湖を見たことが無かったので感動した。 
これも天気が良いせいかな~・・志賀高原の池めぐりは、絶対に天気の良い日に行くことをお勧めする。



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左側の木立ちの間にチラチラとスカイブルーを見ながらの池畔歩きは楽しい。
脇にはモミジカラマツや、トリアシショウマ?などの地味な花が多い。 056.gif 



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そして、最後に林道終点に飛び出る。
林道終点は広い空き地で30台くらいの車が駐車可能である。


さて、ここまでが池めぐりコースの東側セクションである。
そして、後半は、ここから林道を歩いて西側の長池から田ノ原湿原、木戸池へと続く。


本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆

 
私のこのトレイルへの評価: 4★ 初級者向け
距離:約17km/ 所要時間:休憩込で約8.5時間(硯川登山口 7:30‐渋池‐志賀山 9:00/9:20‐四十八池 10:00/10:30‐大沼池 11:10/11:35‐名水公園 13:00/13:15‐長池‐三角池‐田ノ原湿原‐木戸池‐硯川登山口 16:00)
累計高低差: 約500m

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by dream8sue | 2018-07-14 04:20 | 上信越高原 国立公園 | Trackback | Comments(0)
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