出羽三山 出羽三山の主峰 月山を登る     Mount Gassan in Bandai-Asahi National Park

Wednesday, July 25, 2018
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宗教にはさらさら興味の無い私は、出羽三山(月山・羽黒山・湯殿山)の存在を知らなかった。 
山形県のほぼ中央部、磐梯朝日国立公園の北端に位置する、信仰の山らしい。

そもそも月山が気になったのは、万年雪がもたらす多種多様の高山植物がみられると聞いたからだ。
花狙いならば、本当は弥陀ヶ原の湿原がある羽黒口から登りたかったのだが、
同行者の希望もあり、今回はサマーリフトに乗れる姥沢(志津口)からのアプローチとなった。

前日に鳥海山ですでに多くの高山植物を見ていたので、月山では帰りの駄賃程度の期待しかなかった。
案の定、目新しい花との出合は無かったが、朝日連峰を始めとする周辺の山々の展望が素晴らしかった。



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<マイカーの場合>
関東圏からは、東北自動車道~山形自動車道と乗り継ぎ月山ICで下車。
国道112号で北上し、途中から山形県道114号(月山志津線)に入り、終点の月山スキー場まで走る。
ホテルやロッジの建ち並ぶターミナルの右側に大きなパーキング(無料)がある。

私達は鳥海山ハイキングからの継続だったので、日本海東北自動車道を南下して、山形県鶴岡市で国道112号に合流した。

月山リフトは955mの長いリフトで、ハイキングや残雪を滑る春・夏スキーの基地となっている。
リフト乗場は、パーキングから車道を800mほど登った、姥沢の左岸(川下に向かって左側)に建っている。 
(片道580円 / 往復1030円)

リフトで往復するという方法も良いが、せっかくなので登りのみ姥沢と四ッ谷川の中間尾根の東側のトレイルを登ることにする。



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月山リフト乗場へ向かう途中で、姥沢に架かる橋を渡ったら右に折れ、尾根の東側へ回り込む。
始めは広葉樹林の中だが、すぐに視界が開け、右(南東)方向の山並みが見えてくる。



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程なく右手に四ッ谷川をみながら、山腹をトラバースする路となる。 前方に月山が見えてくる。



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左の斜面からはいくつもの湧水が流れ出している。 



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その水源のお陰で オタカラコウ が大群落をつくっている。



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ノウゴウイチゴ も美味しそうな実をたくさんつけていた。 111.png



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やがて、勾配が緩やかになったかと思うと ニッコウキスゲ が咲く湿原が現れる。



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四ッ谷川の源頭部(西俣沢)は、なだらかな湿地帯で木道が延々と続いている。



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写真では分かりづらいが、小川の縁に群生しているのは・・



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鳥海山で初めて見た ベニバナイチゴ。  056.gif 



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たおやかな山容がいかにも月山、豊北の山って感じだね。



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湿原の緩やかな登りをこなして、牛首下でリフト乗場からのルートと合流する。 と、同時に残雪地帯が始まる。



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雪解けの大地を埋め尽くしているグリーンの絨毯は イワイチョウ。



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イワイチョウ、イワカガミ、チングルマ などのお馴染みの湿原植物たち。  056.gif 056.gif 



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こちらも鳥海山で初めて見た、ヒナザクラ。 ここでも可憐に咲いていた。 056.gif 



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この辺りは春・夏スキーのゲレンデになっていて、この日も夏スキーを楽しむスキーヤーで賑わっていた。

南方に見える青い山脈は朝日連峰で、遠方には吾妻連峰も見えている。 
どちらもまだ登ったことが無いエリアなのでぜひ行ってみたいな~。 070.gif 



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まもなく牛首の分岐にさしかかる。 右は月山へ、左は湯殿山や姥ヶ岳へ行くトレイルだ。



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右(東)へ進み、急な階段状の石を踏みしめながら登ること1時間弱・・ 042.gif



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ツルツル頭の地蔵が出迎える鍛冶神社に着く。 以前はここにも小屋があったようだ。



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鍛冶神社から急坂をひと登りすれば、芭蕉の句が刻まれた碑が立つ台地に着く。
台地を北に行けば円錐状の山頂が現れ、そこには月山神社が鎮座している。 肩に建つ平屋は月山頂上小屋。



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神泉池のある台地には多くの高山植物が咲き乱れ、中でもパープル色の ハクサンフウロ の群落が目をひいた。



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おや、大きなトンボ! オニヤンマかしら?  懐かしい~・・子供の頃に見た以来かも・・



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オニヤンマがとまっていたのは 東北地方の日本海側に分布するという ウゴアザミ。



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山頂を踏むためには、参拝料を払って社内へ入るしかないようだ。  困ったな~・・私 agnostic なんだよな~

いや~、特に参拝は必要ないので、とりあえずピークだけ踏ませてやってくれませんかね~神様!
参拝料は信者からいただき、ハイカーのために粋なはからいをしてもいいのでは? 神様なんだから・・

って、私はピークハンターではないので、どうでもいいけど。 041.gif



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とりあえず、神社の前で展望を楽しもう。 
西側には残雪をまとった出羽の山々と日本海が一望できる。



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神社の東側へ回れば、美しく咲く コバイケイソウ の群落の先に月見ガ原の大草原が広がっている。



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羽黒口から来る北側のトレイルを100mほど行き、左上の尾根に登れば、山頂の北側(標高1980m)地点に三角点がある。 



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山頂小屋方向に戻り、南東方向へ続くトレイルを少しだけ歩いてみた。



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ボルダーが転がる草原の中には・・



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ミヤマリンドウ が群生している。 ブルーが実に鮮やかである。 146.png 056.gif



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こちらも東北地方の日本海側高山限定の ミヤマウスユキソウ(別名:ヒナウスユキソウ) が咲いていたが、
この暑さで干上がっているのか? すでに花期が終わってしまったのか? カサカサだね。 037.gif



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さて、山頂周辺の散策を終え、下山に取りかかる。 牛首までは往路を戻る。
眼下には、これから向かう牛首から姥ヶ岳までの山並みが見えている。



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40分程の下降で牛首に着く。  ここも コバイケイソウ が花盛り。



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牛首の分岐を直進して、左斜面に残る雪渓をみながらトレイルを姥ヶ岳方向へ進む。



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トレイル脇の花々の中で目にとまったのは、久しぶりに見る トモエシオガマ。  



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金姥の分岐では、右に湯殿山へのトレイルを分ける。 



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金姥を過ぎて、さらにその先のピークが姥ヶ岳である。



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姥ヶ岳(1670m)の山頂はラブリーな湿原で高山植物がたくさん咲いている。  056.gif 056.gif 



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池塘の周りをイエローに染めているのは・・



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湿原ではお馴染みの キンコウカ。 この花は4~5年周期で豊凶があるらしい。



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姥ヶ岳東側の木段を降り、姥沢の左岸台地にある月山リフトの山頂ステーションに向かう。
全長約1000mの月山リフトで楽チン下山。

月山リフトの山麓駅からパーキングまでは15分くらいの舗装道路の歩きで着く。


本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆ 


私のこのトレイルへの評価: 4★ 初級者向け
距離:約10km/ 所要時間:休憩込で約7.5時間(姥沢P 5:40‐牛首 7:40/8:10‐山頂 9:10/11:00‐牛首 11:40‐金姥12:00/‐姥ヶ岳 12:30‐リフト山頂駅 12:50‐リフト山麓駅 13:05‐姥沢P 13:20)
標高差: 約820m 

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by dream8sue | 2018-07-25 10:15 | 磐梯朝日国立公園 | Trackback | Comments(0)
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