2018年 08月 26日 ( 1 )

蓼科山麓 東トキンの岩場でクライミング     Rock Climbing at East Tokin in Mount Tateshina

Sunday, August 26, 2018
f0308721_18513924.jpg
マルチのクライミングは今年2018年5月の上州子持山の獅子岩以来。
その後、フリークライミングで肩を痛めてしまって、久しくクライミングは休んでいた。
久しぶりの、しかもマルチ・・・一抹の不安をいだきながらも、初めての岩場に期待感が高まる。

東トキンの岩場は蓼科山麓、双子山の東約1kmに位置する小さな岩場である。
昔から細々と登られてはいたようだが極めてマイナーな岩場で、クライマーの間でも知る人はあまりいない。

近年、諏訪山岳会によりフリークライミングルートとしてリニューアルされたという情報のもとに、
久しぶりに顔を合わせた妙義山(西上州)西大星チーム(下記リンク参照)で登りに行ってきた。




f0308721_20182129.jpg
<マイカーの場合>
群馬からは国道254号で佐久市に入り、県道145線に継続し、“野沢西”の信号を左折。
次の国道141号臼田バイパスの交差点 “洞源湖入口” を右折し大河原峠までひたすら山道を走る。
入山は、大河原峠の少し手前にある大河原峠線というダートの林道からである(一般車通行禁止)

パーキングは、林道入口付近の県道沿いに広い路肩がある。
車止めゲートの前は、許可車の出入りがあるので邪魔にならないように駐車すること。



f0308721_18515117.jpg
Wow! 林道入口のコンクリート溝の中からオコジョが顔を出してる。 
何度も出たり入ったりしている姿が、何とも愛くるしい。 ワ━(〃゚∀゚〃)━オッ♪



f0308721_18515631.jpg
林道を5分くらい歩き、林道が右にカーブする手前のササ藪につけられた切り開きに入る。
ササ藪が茂っていて、この切り開きを探すのは難しいが、写真の大木の右側なので参考にしてほしい。



f0308721_18520177.jpg
カラマツ林の中のササ藪の切り開き路は意外と長く、帰りは登り坂になる。 
また、ササの切り株が足のスネに当たって微妙に歩きづらい。



f0308721_18520718.jpg
ササ薮を10分ほど行くと、展望の良い稜線に出る。
諏訪山岳会によれば、ここは “惑星のコル” と名付けられているようだ。



f0308721_18521201.jpg
稜線の東側にあるケルンから南へ100mほど降り、岩場の基部に沿って東へトラバースする。
踏み跡は、分かり易いとは言い難いが、赤テープなども所々にあるので、本チャン経験のあるクライマーなら分かるだろう。



f0308721_18521701.jpg
樹林がきれて、東トキンの岩場が現れる。 



f0308721_18534345.jpg
フリークライミングのルートが作られている岩場中央。
ルートは3本あり、右から “ホクト(3P)” “オールド(3P)”  “オールドジャック(3P)”


岩はフリクションも良く、まあまあ硬いのだが、アンサウンドな部分も多く浮石、落石に注意が必要。
特にラペルでの下降時には、かなりの落石が発生するので、ルートの下にいてはいけない。



f0308721_18534948.jpg
岩場の東面。 ルートは無さそう・・



f0308721_18535529.jpg
私達はまず “オールド” に取り付いた。
オールド 1P目:5.10b/25m。 出だしの小ハングを越えてフェイスを登る。

私にとっては、この小ハング越えが核心だった。 え~い、AOだ!
ふぅ~・・何とか越えたと思ったら、掴んだB5判くらいの大きさの岩が剥がれて落下していった。
ヒィィ((ll゚゚Д゚゚ll))ィィ!!!  リードでなくてよかった~



f0308721_18540180.jpg
リードのY氏いわく、“小ハングの上のフェイスの方が悪かった。”

なお、25m登った所のハンガーボルト2本はTR用なので、さらに5m上の、“ホクト” ルート1P終了点のテラスまで行くことを推奨している。



f0308721_18540950.jpg
オールド 2P目:5.9/30m。
TR用のアンカーから、リッジの左を登ってそのままフェイスを直上。 とにかく長い!



f0308721_18541571.jpg
ムーブは難しくは無いが、次々に現れるパズルのようなルート取りに負けない気力が必要。
終了点は狭いガリーの中で、上部からの落石が集中する場所なので要注意。



f0308721_18542278.jpg
オールド 3P目:5.7/15m。 ガリーの左側の易しいリッジを登る。



f0308721_18542714.jpg
中央壁の左側にある “オールドジャック” は手ごわい!
オールドジャック 1P目:5.8/10m。 リッジ状を登る。



f0308721_18563026.jpg
一見、緩い傾斜で易しそうに見えるが逆層で悪い。 おまけに岩の表面に苔が生えていて滑り易い。



f0308721_18563621.jpg
オールドジャック 2P目:5.10c/25m
リッジの右の側面からリッジにでるが、勾配も強くバランスも悪い。

私は、AOでフォローするのが精いっぱいだった。 O(*≧д≦) No way!!  



f0308721_18564611.jpg
オールドジャック 2P目を絶妙なバランスでリードするS氏。 さすがサーティーンクライマー!



f0308721_18565182.jpg
オールドジャック 3P目:5.10c/25m。 フェイスからリッジにルートを取る。
ブルースカイに映える高度感のあるピッチだ。 リードはM氏。



f0308721_18565778.jpg
オールドジャック 3P目をフォローするS氏。 登れるクライマーは楽しそうだな~ 060.gif



f0308721_18570221.jpg
“オールド” “オールドジャック” ともに3回ないしは2回のラペルで取付きに降れる。
ラペルのことを考慮し、ダブルロープの使用が無難である。


諏訪山岳会のレポートでは、フリーとアルパインの性格を持っている岩場と書かれてあるが、
浮石や落石も多く、リングボルトなどの支点もあり、どちらかと言えばアルパインの要素が強い岩場だと思う。

したがって、要求されるクライマーのレベルとしては、人口壁や小川山あたりのフリールートの感覚では登れないだろう。
また、フリーのレベルが、私のような5.10マイナスがやっとという人には難しいルートである。 008.gif  

猛暑の夏であるが、この岩場は標高が約1900mなので、比較的さわやかに登れた。
最後に、今回のクライミングに際し、諏訪山岳会の “東トキンの岩場の開拓整備” を参考にさせていただきました。 
諏訪山岳会の皆様 開拓、整備等ありがとうございました。 040.gif 


本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆



距離:約3km/ 所要時間:休憩込で約7時間(林道入口 9:00‐惑星のコル‐東トキン岩取付10:00‐15:00- 惑星のコル‐林道入口 16:00)
標高差: 約200m

f0308721_19033471.jpg

下の “登山” をクリックしていただけたら嬉しいです。 ヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ
↓ Thanks for reading my article. Please click the banner below, so that your access can be counted.

にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へにほんブログ村

by dream8sue | 2018-08-26 18:46 | Rock Climbing | Trackback | Comments(2)